JPH1143840A - シームレスインクリボンおよびその製造法 - Google Patents
シームレスインクリボンおよびその製造法Info
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Abstract
印字寿命を著しく長くすることのできるシームレスイン
クリボンおよびその製造法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 マルチフィラメント糸を経糸および緯糸
とするシームレス織布の静的熱プレス品からなるシーム
レスインクリボンである。このリボンは、経糸および緯
糸としていずれもマルチフィラメント糸を用いて袋織り
することにより得たシームレス織布を、剪断力を加える
ことなく静的に熱プレスして厚みをプレス前の厚みに比
し15〜50%薄くすること、およびその熱プレス前ま
たは後にシームレス織布をリボン巾に溶断することによ
り製造される。
Description
が中国紙のような粗面を有する紙であっても、印字寿命
を著しく長くすることのできるインパクト式印字用のシ
ームレスインクリボンおよびその製造法に関するもので
ある。なお本明細書においては「インクリボン」の用語
を、インキングの前または後を問わず、「印字用リボ
ン」の意味で用いている。
器のワイヤドット式プリンタに用いる単色または多色の
インクリボンとして、エンドレスリボンにインクを含浸
させたものが広く使われている。このエンドレスリボン
は、経糸および緯糸にナイロンマルチフィラメント糸や
ポリエステルマルチフィラメント糸を用いて平織りし、
該平織り織布を経糸方向がリボンの長さ方向となるよう
に所定巾にカットすると共に、両端を接合してエンドレ
スとすることにより作製される。
のない(つまりシームレスの)平織り織布を得た後、こ
れを径方向に溶断したシームレスリボンも知られてい
る。この場合は、前記平織り織布からエンドレスリボン
を得る場合とは逆に、織布の緯糸方向がリボンの長さ方
向(周長方向)となる。シームレスリボンは、エンドレ
スリボンのように接合部を有しないので有利である。本
発明は、このシームレスリボンに関するものである。
いる経糸および緯糸としては、一般にナイロンやポリエ
ステルのマルチフィラメント糸が用いられている。
4fのマルチフィラメント糸を用いた場合、たとえば次
の表1のように設定される。このうち代表的なものは、
経糸密度が146本/inch 、緯糸密度が148本/inch
で、合計密度が294本/inch の準高密度品である。
狭く、色数が多くなるにつれてそれに見合った広巾とな
る。リボンの周長については、任意に設定できるもの
の、ある規格のカセットに装填できるインクリボンの周
長の上限は、おのずから定まることになる。
一周のうちヘッドにさしかかったところでプリンタ針の
打撃を受け、他の部分では含浸インクが拡散均一化す
る。コンパクト化したカセットを用いたときは、インク
リボンは該カセット内にジグザグ状に屈曲された状態で
収容される。
ン、用紙、孔あきマスク、インクリボン、ヘッドをこの
順に配置し、ヘッドから突出させたドットプリンタ針を
インクリボンに向けて突出させると共に、マスクの孔を
通してインクリボンを用紙に打ちつけ、その衝撃をプラ
テンで受けるようにしている。
9号公報(特開昭57−93187号公報)には、経
糸、緯糸とも20〜120デニールの合成繊維マルチフ
ィラメント糸よりなり、経糸密度150〜220本/イ
ンチ、緯糸密度100〜140本/インチの高密度織物
を、精練セット後、加熱下で加圧することにより、フィ
ルム化することなく、精練セット後の織物厚みの2〜1
0%を減少させ、見掛け上リードマークを認めない織物
とすることを特徴とするインクリボン基布の製造方法が
示されており、厚みの減少は、加熱下の加圧を2本以上
のロールを備えた加熱加圧手段により行い、かつその加
熱加圧手段の少なくとも2本のロールの回転数を1:
1.1〜2.0 の範囲で異ならしめることにより行ってい
る。
ンは、国内だけでなく、外国にも輸出されて使われてい
るが、国によっては、たとえば中国紙のようにプリント
対象用紙が粗面を有する紙であることがある(中国紙の
紙質調査をしたところ、表面粗さが縦横共に粗い上、灰
分量が多く、タルク以外にカオリン系の物質が含まれて
いて表面が硬いことが確認された)。また国内において
も、省資源の観点から再生紙のような粗面を有する紙が
用いられることが多くなってきている。
カセット内のインクリボンが印字走行するときに、イン
クリボンが紙に接触して擦られ、通常のプリント用紙を
用いた場合に比しインクリボンの損傷が著しくなる。つ
まり、用紙がヤスリとなってインクリボンそのものが摩
耗するのである。そのため、中国紙のような粗面を有す
る紙を用いた場合には、インクリボン自体はまだ充分に
インクを含みながらも、1つのインクリボンで印字でき
るキャラクター数(つまり印字可能な用紙の枚数)が上
質紙などを用いた場合に比し著減する。
国紙のように表面が粗の用紙を用いても、印字寿命を著
しく長くすることのできるシームレスインクリボンおよ
びその製造法を提供することを目的とするものである。
49号公報の発明において、高密度織物のリードマーク
を解消しようとしているのは、通常の製織法に従ってフ
ラットな織布を得るときには、オサ羽に経糸を複数本引
き込んで織っていくところ、経糸密度が高いときにはオ
サ羽に相当する織物部分にリードマークと呼ばれる糸間
空隙が経方向(リボンにしたときの長さ方向)に発生す
るからである。すなわち、この公報の発明は、フラット
な織物を得てから経糸方向がリボンの長さ方向となるよ
うに所定巾にカットすると共に、両端を接合してエンド
レスとすることによりリボン基布を作製する方法にかか
るものであることを前提としているため、経糸密度を高
くすると上記のリードマークの存在が無視しえなくな
り、それを解消する課題が生ずるのである。そのためこ
の公報の発明においては、周速を異にした2本のロール
で厚みを元の厚みに比し2〜10%減少させ、見掛け上
リードマークを認めないようにしている。ただし、厚み
減少率が10%以上になると外観が扁平化してフィルム
状になり、インクの吸収性が劣るようになるので、厚み
減少には限界があるとしている。
るものであって、上記公報のようにフラットな織布から
エンドレスリボンを得る場合とは逆に、織布の緯糸方向
がリボンの長さ方向(周長方向)となるので、エンドレ
スリボンのように両端を接合する必要がないことはもと
より、リードマークにかかる課題を有しない。というの
は、エンドレスリボンの場合には製織時の経糸がちょう
ど線路のように周長方向に走っているので、線路間の巾
にむら(リードマーク)があると、ドットプリンタ針の
打撃によっても線路間の巾は均一にはなりがたいが、シ
ームレスリボンの場合には製織時の経糸はちょうど線路
の枕木のように短い長さでリボンの巾方向に配置されて
いるので、たとえ枕木間の間隔に多少むらがあっても、
含浸されているインク量が多い使用当初における印字品
質にはほとんど影響はない上、最初の1,2回のドット
プリンタ針の打撃によって枕木間の間隔のむらは自動修
正されるので、含浸されているインク量が減ってきても
印字むらを生じないのである。
クリボンは、マルチフィラメント糸を経糸および緯糸と
するシームレス織布からなるインクリボンであって、剪
断力を加えることのない静的な熱プレスにより元の厚み
に比し15〜50%薄くされた静的熱プレス品からなる
ものである。
は、経糸および緯糸としていずれもマルチフィラメント
糸を用いて袋織りすることにより得たシームレス織布
を、剪断力を加えることなく静的に熱プレスして厚みを
プレス前の厚みに比し15〜50%薄くすること、およ
びその熱プレス前または後にシームレス織布をリボン巾
に溶断してシームレスインクリボンとなすことを特徴と
するものである。
リボンの組織を構成する経糸および緯糸として、いずれ
もマルチフィラメント糸を用いる。材質は、ナイロン
(ナイロン66やナイロン6)が好適であり、ポリエス
テルも用いられる。
いる40d/34f、30d/26f、30d/12f
をはじめ、種々の太さ、フィラメント数のものが用いら
れる。周知のように、d(デニール)は9000m当り
の糸のグラム数、fはマルチフィラメント糸1本当りの
フィラメント数である。
メント糸を用いて袋織りすることにより、チューブ状の
シームレス織布が得られる。製織後は、必要に応じ、精
練、熱セットなどの後処理を行うことができる。ここで
袋織り法とは、緯糸を往復させる間に両端のみが接結し
た2枚の重なった織物を織る方法である。織り組織は平
織り組織とするのが通常であるが、場合によっては、綾
織り組織、朱子織り組織、あるいはこれらの変化組織と
することもできる。
4fのマルチフィラメント糸を用いた場合を例にとる
と、経糸密度が146本/inch 前後、緯糸密度が148
本/inch 前後で、合計密度が294本/inch 前後とする
こと、つまり準高密度とすることが望ましい。ただし、
経糸および緯糸の密度は、準高密度のほか、普通密度、
高密度、高々密度など種々に選択しうる。
レス織布を、剪断力を加えることなく静的に熱プレスし
て、該織布の厚みをプレス前の厚みに比し15%以上、
好ましくは17%以上、さらに好ましくは20%以上薄
くする。厚み減の上限は50%まで、好ましくは40%
まで、さらに好ましくは35%までである。厚み減が1
5%未満では印字寿命の向上が顕著には望みえず、一方
厚み減が50%を越えるように過度に熱プレスすると、
生地そのものが損傷したり、インクの含浸に支障を来た
したりすることがある。ここで厚みとは、厚み測定機に
よりシームレス織布の径方向の多数の点で厚みを測定し
たときの平均値を言う。
は、平板熱プレス機により行うことが好ましい。
ようにして行うことが望ましい(図1参照)。すなわ
ち、扁平状態のチューブ状のシームレス織布をプレス機
で処理できる巾に裁断し、これを1枚ないし適当枚数重
ね合わせてプレス機の下板上に置き、上下のプレス板に
熱を掛けてプレスを行う。ついで一旦プレスを解いて、
重ね合わされているシームレス織布を上下反転させてか
ら、もう一度同様の熱プレスを行う。なおこの方法によ
る場合は、下板上に置く扁平状態のシームレス織布の製
織時の両耳端部が、端にならずに中央寄りになるように
することが望ましい。また扁平状態のチューブ状のシー
ムレス織布に台紙を挟み込んでおいてもよい。
もできる(図3参照)。すなわち、適当巾に裁断した扁
平状態のシームレス織布を1枚ないし適当枚数重ね合わ
せてプレス機の下板上に置いて上から熱板でプレスし、
ついでその1回目のプレス時のシームレス織布の端が中
央寄りになるようずらしてから再度熱板でプレスする操
作を1回または数回行う。扁平状態のチューブ状のシー
ムレス織布には、台紙を挟み込んでおいてもよい。
うこともできる(図2参照)。すなわち、適当巾に裁断
したシームレス織布をプレス機の下板を包むように設置
して上から熱板でプレスし、ついでその1回目のプレス
後のシームレス織布を径方向にずらしてから再度熱板で
プレスする操作を1回または数回行うことにより、該織
布の全周にわたって熱プレスする。この場合、下板の方
は加熱する必要はないが、適当温度にまで加熱しても差
し支えない。
する場合も、プレス機の上板(または上板および下板)
の加熱は、迅速性および均一性の観点から、スチームや
電熱板による加熱方式を採用することが好ましい。プレ
ス操作は、油圧により行うことが多い。
が重要である。上下のロール間にシームレス織布を挟
み、両ロールを回転させて熱プレスする方法は、シーム
レス織布に剪断力がかかって、目ずれ、しわ寄りなどの
原因となるので避けるべきである。
たは後において、必要に応じ熱セットを行う場合もあ
る。そして織布をリボン巾に溶断する。これにより、単
層構造のシームレスリボンが得られる。ただし、セット
やリボン巾への溶断は、熱プレス操作の前に行うことも
できる。
ン収容個所のスペースに依存する。通常は特定の規格の
カセットを用いるので、そのスペースに装填できる範囲
で、できるだけ周長を長くする。従来と同じ糸密度のシ
ームレスリボンを用いても、本発明においてはプレス処
理によりリボンの厚みが薄くなっているので、より周長
の長いものをカセットに装填することができる。
うことにより製品インクリボンが得られる。インクの色
は任意であるが、多色インクリボンとするときは、ブラ
ックおよびレッドの2色のほか、ブラック、シアン、マ
ゼンダおよびイエローの計4色とすることが多い。多色
インクリボンとするときは、予めリボンの長手方向にボ
ーダーラインを設け、各ボーダーラインではさまれた領
域にそれぞれの色のインクを含浸させる。
ピュータ、ワードプロセッサ等のプリンタに用いるイン
クリボンとして有用である。
糸としていずれもマルチフィラメント糸を用いて袋織り
することにより得たシームレス織布を、剪断力を加える
ことなく静的に熱プレスして厚みをプレス前の厚みに比
し15〜50%薄くするという特別の手段を講じてい
る。すなわち、リボンの織り密度は変更せず、厚みのみ
を大巾に薄くするという工夫を行っている。一般にイン
クリボンは薄いものの方が強度が弱く、従って寿命も短
いという常識が働くが、本発明においては織り密度は変
更しないので薄いインクリボンを用いているにかかわら
ず、強度が保たれている。
ンは、強度を保持しながらも厚みが大巾に薄くなってい
る(表面も滑らかになっている)ので、より周長の長い
ものをカセットの限られたスペースに装填できる。そし
て厚みの薄さ(および表面状態)と周長の延長とが相ま
って、プリント時のインクリボン表面と用紙との間の接
触が少なくなるようになっている。その結果、同じ糸密
度のシームレスリボンを用いた従来品に比し、中国紙の
ような粗面を有する用紙であっても、リボンの印字可能
量をたとえば 1.3〜 1.8倍程度増大することができる。
また通常の用紙を用いた場合にも、従来のインクリボン
に比し印字可能量を増大することができる。
る方法を採用しているので、ロールを回転させて熱プレ
スを行うときのように剪断力がかかることがなく、目ず
れ、しわ寄りなどを生じない。
の両耳端部が他の領域より若干厚くなることを免かれな
いが、本発明においては静的に熱プレスしているので、
製織時の耳端部の他の領域に対する厚み差が著減し、リ
ボンの全周にわたり厚みが一定になる結果、リボンの走
行や印字操作がより円滑になるという利点もある。
を用いているにもかかわらず、インクリボンの印字寿命
が著しく増大するという予期せぬ好ましい作用効果が奏
される。
る。
例を模式的に示した説明図である。
イロン66マルチフィラメント糸(後述の表2〜3では
N40dと表示)を用いて、袋織り法により周長160
0mm(実施例1,4用)および2200mm(実施例2,
5用)の平織り組織のシームレス織布(3) を製織し、精
練後、湿熱セットした。
(3) をプレス機で処理できる巾に裁断し、これを所定枚
数重ね合わせてプレス機の下板(1) 上に置き(図1の
(イ)参照)、下板(1) および上板(2) の双方に電熱板
方式により加熱して静止状態にて油圧プレスを行った
(図1の(ロ)参照)。ついで一旦プレスを解いて、重
ね合わされているシームレス織布(3) を上下反転させて
から(図1の(ハ)参照)、もう一度同様の熱プレスを
行った(図1の(ニ)参照)。
(3) をロール間に懸架して熱刃によりリボン巾に溶断
し、単層構造のシームレスリボンを得た。
の一例を模式的に示した説明図である。リボンのうち、
まだ熱プレスを行っていない部分は点線で、熱プレスを
行った部分は破線で示してある。
イロン66マルチフィラメント糸(後述の表2ではN4
0dと表示)を用いて、袋織り法により周長2800mm
の平織り組織のシームレス織布(3) を製織し、精練後、
湿熱セットした。
ほかは上述の実施例を繰り返した。すなわち、扁平状態
のチューブ状のシームレス織布(3) をプレス機で処理で
きる巾に裁断してからプレス機の下板(1) を包むように
通し(図2の(イ)参照)、スチーム加熱方式により加
熱した上板(2) を上から押し当てて、静止状態にて熱プ
レスした(図2の(ロ)参照)。続いてシームレス織布
(3) を周長の1/3ほど径方向にずらし、同様にして静
止状態にて熱プレスを行った(図2の(ハ)参照)。さ
らにシームレス織布(3) を周長の1/3ほど径方向にず
らし、同様にして静止状態にて熱プレスを行った(図2
の(ニ)参照)。
(3) をロール間に懸架して熱刃によりリボン巾に溶断
し、単層構造のシームレスリボンを得た。
してシームレスインクリボンを得た。
および比較例1〜2で得たシームレスリボンをカセット
に収容すると共にインキングを行った。24ピンのワイ
ヤドットプリンター2種類(Pr.A、Pr.Bとする)を用い
てドラフトモードで超高速印字を行い、インクリボン性
能を調べた。厚みは、マイクロゲージを用いて、リボン
の中心線に沿って全周にわたり32個所で測定したとき
の平均値である。
印字可能なキャラクター数の欄の比率は、比較例を基準
(1.00)としたときの比率である。
例1−実施例1、比較例2−実施例4)では、熱プレス
により厚みを薄くしても印字可能なキャラクター数(リ
ボン強度も)は低下しないことがわかる。このことは、
熱プレスを行った場合は、厚みを薄くすることができる
ので、定格のカセットに、より周長の長いリボンを収容
できることを意味する。
2,3や実施例5のように、印字可能なキャラクター数
が大きく増えることがわかる。さらに詳しく述べると、
比較例1と実施例2,3との対比では、周長は、比較例
1が1600mm、実施例2が2200mm、実施例3が2
800であるので、実施例2は2200/1600=1.375 倍、
実施例3は2800/1600=1.75倍となっており、一方印字
可能なキャラクター数は、実施例2が 121/85=1.42
倍、実施例3が 139/85=1.64倍となっている。比較例
2と実施例5との対比では、周長は、比較例2が160
0mm、実施例5が2200mmであるので、実施例5は22
00/1600=1.375 倍となっており、一方印字可能なキャ
ラクター数は、実施例5が 125/91=1.37倍となってい
る。つまり、周長を長くした分だけ、印字可能量が順調
に増大することがわかる。
らに他の一例を模式的に示した説明図である。
1600mmのシームレスインクリボン(経糸および緯糸
として40d/34fのナイロン66マルチフィラント
糸を使用)を標準リボン(比較例3とする)として準備
した。
下板(1) 上に置いて、その上から加熱した上板(2) で熱
プレスし、ついでその1回目のプレス時のシームレスイ
ンクリボンを径方向に半周ずらしてから再度熱プレスを
した。
クリボンが得られたので、マイクロゲージを用いて、リ
ボンの中心線に沿って全周にわたり等間隔で32個所の
厚みを測定した。測定に際しては、製織時の片方の耳端
が測定位置1、他方の耳端が測定位置17となるように
した。
おける厚み測定の結果は、次の通りであった。単位はmm
である。
3, 0.113, 0.112, 0.113, 0.114, 0.111, 0.113, 0.11
3, 0.112, 0.114, 0.114, 0.114, 0.112, 0.124,0.112,
0.113, 0.114, 0.112, 0.115, 0.114, 0.113, 0.114,
0.113, 0.114, 0.114, 0.113, 0.113, 0.110, 0.112。
測定位置1における厚みは 0.128、測定位置17におけ
る厚みは 0.124である。32個所の単純平均は 0.114、
測定位置1および17を除く残りの30個所の平均は
0.113である。
0, 0.100, 0.098, 0.100, 0.101, 0.098, 0.097, 0.09
6, 0.097, 0.098, 0.099, 0.100, 0.099, 0.106,0.099,
0.098, 0.097, 0.097, 0.096, 0.101, 0.101, 0.099,
0.099, 0.100, 0.101, 0.099, 0.100, 0.100, 0.100。
測定位置1における厚みは 0.107、測定位置17におけ
る厚みは 0.106である。32個所の単純平均は 0.099、
測定位置1および17を除く残りの30個所の平均は
0.099である。
= 0.018mmであり、最大値は測定位置1および17を除
く残りの30個所の平均 0.113mmよりも 0.015mm厚い。
一方、実施例6における最大値と最小値との差は 0.107
-0.096= 0.011mmであり、最大値は測定位置1および1
7を除く残りの30個所の平均 0.099mmよりも 0.008mm
厚い。これらのことから、静的熱プレス品である実施例
6にあっては、製織時の両耳端部とそれ以外の領域との
厚み差が小さくなり、リボン全周にわたって厚みが均一
化されていることがわかる。
ームレスインクリボンは、強度を保持しながらも厚みが
大巾に薄くなっている(表面も滑らかになっている)の
で、より周長の長いものをカセットの限られたスペース
に装填できる。そして厚みの薄さ(および表面状態)と
周長の延長とが相まって、プリント時のインクリボン表
面と用紙との間の接触が少なくなるようになっている。
その結果、同じ糸密度のシームレスリボンを用いた従来
品に比し、中国紙のような粗面を有する用紙であって
も、リボンの印字可能量をたとえば 1.3〜 1.8倍程度増
大することができる。また通常の用紙を用いた場合に
も、従来のインクリボンに比し印字可能量を増大するこ
とができる。
る方法を採用しているので、ロールを回転させて熱プレ
スを行うときのように剪断力がかかることがなく、目ず
れ、しわ寄りなどを生じない。加えて、シームレス織布
にあっては製織時の両耳端部が他の領域より若干厚くな
ることを免かれないが、本発明においては静的に熱プレ
スしているので、製織時の耳端部の他の領域に対する厚
み差が著減し、リボンの全周にわたり厚みが一定になる
結果、リボンの走行や印字操作がより円滑になるという
利点もある。
一例を模式的に示した説明図である。
他の一例を模式的に示した説明図である。
さらに他の一例を模式的に示した説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】マルチフィラメント糸を経糸および緯糸と
するシームレス織布からなるインクリボンであって、剪
断力を加えることのない静的な熱プレスにより元の厚み
に比し15〜50%薄くされた静的熱プレス品からなる
シームレスインクリボン。 - 【請求項2】経糸および緯糸としていずれもマルチフィ
ラメント糸を用いて袋織りすることにより得たシームレ
ス織布を、剪断力を加えることなく静的に熱プレスして
厚みをプレス前の厚みに比し15〜50%薄くするこ
と、およびその熱プレス前または後にシームレス織布を
リボン巾に溶断してシームレスインクリボンとなすこと
を特徴とするシームレスインクリボンの製造法。 - 【請求項3】剪断力を加えることのない静的な熱プレス
を、平板熱プレス機により行うことを特徴とする請求項
2記載の製造法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10116483A JPH1143840A (ja) | 1997-05-27 | 1998-04-27 | シームレスインクリボンおよびその製造法 |
| US09/083,384 US5984547A (en) | 1997-05-27 | 1998-05-22 | Steamless ink ribbon and manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-136946 | 1997-05-27 | ||
| JP13694697 | 1997-05-27 | ||
| JP10116483A JPH1143840A (ja) | 1997-05-27 | 1998-04-27 | シームレスインクリボンおよびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143840A true JPH1143840A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=26454806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10116483A Pending JPH1143840A (ja) | 1997-05-27 | 1998-04-27 | シームレスインクリボンおよびその製造法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5984547A (ja) |
| JP (1) | JPH1143840A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4437185B2 (ja) | 1999-05-19 | 2010-03-24 | フジコピアン株式会社 | 複層インクリボンおよびその製造法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS5798382A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-18 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Ink ribbon |
| JPS61284476A (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-15 | Toray Ind Inc | インクリボン |
| GB2205001B (en) * | 1987-05-08 | 1991-05-22 | Aisin Seiki | Permanent magnet rotor for a dynamo-electric machine |
| JP2840143B2 (ja) * | 1991-09-04 | 1998-12-24 | 篤識 北村 | シームレスチューブ製品の製造法 |
| KR100248858B1 (ko) * | 1992-02-13 | 2000-04-01 | 히라이 가쯔히꼬 | 잉크리본용 기포 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10116483A patent/JPH1143840A/ja active Pending
- 1998-05-22 US US09/083,384 patent/US5984547A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5984547A (en) | 1999-11-16 |
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| JPH0261915B2 (ja) |
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