JPH1145627A - 接点構造および開閉器 - Google Patents
接点構造および開閉器Info
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- JPH1145627A JPH1145627A JP21559497A JP21559497A JPH1145627A JP H1145627 A JPH1145627 A JP H1145627A JP 21559497 A JP21559497 A JP 21559497A JP 21559497 A JP21559497 A JP 21559497A JP H1145627 A JPH1145627 A JP H1145627A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で電気絶縁性および耐熱性を確保
しながら、長寿命で接触信頼性が高く安価とする。 【構成】 合成樹脂製の端子ベ−スAと、この端子ベ−
スAに固定された固定接点3a,4aとを具備し、上記
固定接点の近傍における上記端子ベ−スAの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜12を被着した。
しながら、長寿命で接触信頼性が高く安価とする。 【構成】 合成樹脂製の端子ベ−スAと、この端子ベ−
スAに固定された固定接点3a,4aとを具備し、上記
固定接点の近傍における上記端子ベ−スAの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜12を被着した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばリレーやス
イッチなどの熱可塑性合成樹脂からなる端子ベ−スの表
面における固定接点の近傍を耐熱処理した接点構造およ
び開閉器に関するものである。
イッチなどの熱可塑性合成樹脂からなる端子ベ−スの表
面における固定接点の近傍を耐熱処理した接点構造およ
び開閉器に関するものである。
【0002】近年、スイッチやリレーなどに適用される
接点構造は、接点近傍における漏電や接点開閉時に発生
する高温のアーク熱から保護するために高い電気絶縁性
および耐熱性が要求されるばかりでなく、開閉器の小型
軽量化および低コスト化が要求されている。従来、これ
ら各種の要求に応える接点構造における端子ベ−スの基
材として、たとえば機械的および電気的特性に優れたポ
リイミド樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性
樹脂や液晶性樹脂、難燃性を高めたポリエステル樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可塑性
樹脂を採用していた。
接点構造は、接点近傍における漏電や接点開閉時に発生
する高温のアーク熱から保護するために高い電気絶縁性
および耐熱性が要求されるばかりでなく、開閉器の小型
軽量化および低コスト化が要求されている。従来、これ
ら各種の要求に応える接点構造における端子ベ−スの基
材として、たとえば機械的および電気的特性に優れたポ
リイミド樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性
樹脂や液晶性樹脂、難燃性を高めたポリエステル樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可塑性
樹脂を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポリイミド
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂は高
価であり、これを使用して端子ベ−スを構成するとコス
ト高となるために、低コストで難燃性を高めた熱可塑性
樹脂や液晶性樹脂をリレーやスイッチなどの接点構造に
おける端子ベ−スの成形材料としている。
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂は高
価であり、これを使用して端子ベ−スを構成するとコス
ト高となるために、低コストで難燃性を高めた熱可塑性
樹脂や液晶性樹脂をリレーやスイッチなどの接点構造に
おける端子ベ−スの成形材料としている。
【0004】接点構造として、端子ベ−スに合成樹脂を
採用する限りにおいては、合成樹脂自体が基本的に分解
しやすい炭素(C)と他の元素との結合体であるため
に、接点の開閉時に発生する高温のアーク熱で近傍の合
成樹脂が溶融したり変形して、接点構造としての機能を
発揮できないばかりでなく、導電性をもった炭化物を生
成して漏電し、上記接点に最も近い金属部材と導通した
り、アーク熱で発生した炭化物粉が高圧のアーク流で飛
散し、開放状態にある接点間に介在して短絡事故を招来
したり、電子回路に短絡過電流が流れて焼損させるなど
の課題がある。
採用する限りにおいては、合成樹脂自体が基本的に分解
しやすい炭素(C)と他の元素との結合体であるため
に、接点の開閉時に発生する高温のアーク熱で近傍の合
成樹脂が溶融したり変形して、接点構造としての機能を
発揮できないばかりでなく、導電性をもった炭化物を生
成して漏電し、上記接点に最も近い金属部材と導通した
り、アーク熱で発生した炭化物粉が高圧のアーク流で飛
散し、開放状態にある接点間に介在して短絡事故を招来
したり、電子回路に短絡過電流が流れて焼損させるなど
の課題がある。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、簡単な構成で電気絶縁性および耐熱性を確
保しながら、長寿命で接触信頼性の高い安価な接点構造
および開閉器を提供することを目的とする。
れたもので、簡単な構成で電気絶縁性および耐熱性を確
保しながら、長寿命で接触信頼性の高い安価な接点構造
および開閉器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明による接点構造は、合成樹脂製の端
子ベ−スと、この端子ベ−スに固定された固定接点とを
具備した接点構造において、上記固定接点の近傍におけ
る上記端子ベ−スの表面にセラミック系耐熱性被膜を被
着したことを特徴とする。請求項2の発明による接点構
造は、上記端子ベ−スが液晶性樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可
塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の接
点構造。ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などの熱可塑性樹脂からなることを特徴と
する。請求項3の発明による接点構造は、上記耐熱性被
膜がシリコン−アルミニウム合金の溶射層からなること
を特徴とする。請求項4の発明による接点構造は、上記
耐熱性被膜がオルガノシロキサンを主成分とする金属酸
化物ガラスの硬化層からなることを特徴とする。.
め、請求項1の発明による接点構造は、合成樹脂製の端
子ベ−スと、この端子ベ−スに固定された固定接点とを
具備した接点構造において、上記固定接点の近傍におけ
る上記端子ベ−スの表面にセラミック系耐熱性被膜を被
着したことを特徴とする。請求項2の発明による接点構
造は、上記端子ベ−スが液晶性樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可
塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の接
点構造。ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などの熱可塑性樹脂からなることを特徴と
する。請求項3の発明による接点構造は、上記耐熱性被
膜がシリコン−アルミニウム合金の溶射層からなること
を特徴とする。請求項4の発明による接点構造は、上記
耐熱性被膜がオルガノシロキサンを主成分とする金属酸
化物ガラスの硬化層からなることを特徴とする。.
【0007】請求項5の発明による開閉器は、合成樹脂
製の端子ベ−スと、この端子ベ−スに固定された固定接
点と、この固定接点に接離する可動接触片とを具備し、
上記固定接点の近傍における上記端子ベ−スの表面にセ
ラミック系耐熱性被膜を被着したことを特徴とする。請
求項6の発明による開閉器は、上記端子ベ−スの底部に
鉄心の磁極部を突出させて上記端子ベ−スに埋設された
電磁石ブロックと、上記鉄心の磁極部に隣接して上記端
子ベ−スの底部に突設された固定接点を有する接点機構
と、上記端子ベ−スに回動可能に装着されて上記電磁石
ブロックで駆動される可動ブロックと、この可動ブロッ
クで駆動操作されて上記固定接点に接離する可動接触片
とを具備した有極リレーからなり、少なくとも上記固定
接点と上記鉄心の磁極部とにわたって上記端子ベ−スの
底部の表面にセラミック系耐熱性被膜を被着したことを
特徴とする。請求項7の発明による開閉器は、上記端子
ベ−スに外周壁を一体に形成し、上記耐熱性被膜が上記
端子ベ−スの外周壁の内面まで延出して被着されている
ことを特徴とする。
製の端子ベ−スと、この端子ベ−スに固定された固定接
点と、この固定接点に接離する可動接触片とを具備し、
上記固定接点の近傍における上記端子ベ−スの表面にセ
ラミック系耐熱性被膜を被着したことを特徴とする。請
求項6の発明による開閉器は、上記端子ベ−スの底部に
鉄心の磁極部を突出させて上記端子ベ−スに埋設された
電磁石ブロックと、上記鉄心の磁極部に隣接して上記端
子ベ−スの底部に突設された固定接点を有する接点機構
と、上記端子ベ−スに回動可能に装着されて上記電磁石
ブロックで駆動される可動ブロックと、この可動ブロッ
クで駆動操作されて上記固定接点に接離する可動接触片
とを具備した有極リレーからなり、少なくとも上記固定
接点と上記鉄心の磁極部とにわたって上記端子ベ−スの
底部の表面にセラミック系耐熱性被膜を被着したことを
特徴とする。請求項7の発明による開閉器は、上記端子
ベ−スに外周壁を一体に形成し、上記耐熱性被膜が上記
端子ベ−スの外周壁の内面まで延出して被着されている
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、固定接点の近傍にお
ける合成樹脂製の端子ベ−スの表面に、耐熱性および電
気絶縁性に優れたセラミック系耐熱性被膜を被着したか
ら、接点開閉時に発生する高温のアーク熱で上記固定接
点の近傍における端子ベ−スの表面が炭化して導電性を
有するおそれがなく、したがって、上記固定接点の近傍
における漏電を有効に防止することができる。また、上
記端子ベ−スは、低コストの液晶性樹脂や熱可塑性樹脂
を採用した場合でも、アーク熱で変形して上記固定接点
の設定位置を変位させるおそれがないため、上記固定接
点に接離する可動接点との接触圧を良好に保持して接点
の接触信頼性を高めることができるとともに、経時的な
接点の接触圧の変動を防止して長寿命な接点構造を提供
することができる。
ける合成樹脂製の端子ベ−スの表面に、耐熱性および電
気絶縁性に優れたセラミック系耐熱性被膜を被着したか
ら、接点開閉時に発生する高温のアーク熱で上記固定接
点の近傍における端子ベ−スの表面が炭化して導電性を
有するおそれがなく、したがって、上記固定接点の近傍
における漏電を有効に防止することができる。また、上
記端子ベ−スは、低コストの液晶性樹脂や熱可塑性樹脂
を採用した場合でも、アーク熱で変形して上記固定接点
の設定位置を変位させるおそれがないため、上記固定接
点に接離する可動接点との接触圧を良好に保持して接点
の接触信頼性を高めることができるとともに、経時的な
接点の接触圧の変動を防止して長寿命な接点構造を提供
することができる。
【0009】その場合、請求項2に記載のように、端子
ベ−スを熱可塑性樹脂で構成することにより、安価な接
点構造とすることができる。また、上記耐熱性被膜とし
て、請求項3および4に記載のようなシリコン−アルミ
ニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成分と
する金属酸化物ガラスの硬化層から構成することによ
り、製造が容易で安価な接点構造を提供することができ
る。
ベ−スを熱可塑性樹脂で構成することにより、安価な接
点構造とすることができる。また、上記耐熱性被膜とし
て、請求項3および4に記載のようなシリコン−アルミ
ニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成分と
する金属酸化物ガラスの硬化層から構成することによ
り、製造が容易で安価な接点構造を提供することができ
る。
【0010】請求項5の発明によれば、リレーやスイッ
チなどの開閉器に組み込まれた端子ベ−スの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜を固定接点の近傍に被着したため、
接点開閉時のアーク熱にもとづく変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な開
閉器を提供することができる。その場合、請求項6の発
明のように、端子ベ−スの底部に鉄心の磁極部を突出さ
せるとともに、上記磁極部に隣接して固定接点を突設し
て有極リレーを構成した場合でも、少なくとも上記固定
接点と上記鉄心の磁極部とにわたって上記端子ベ−スの
底部の表面にセラミック系耐熱性被膜を被着することに
より、変形や漏電の発生のおそれがなく、安価で接点の
接触信頼性が高く長寿命な有極リレーを提供することが
できる。また、請求項7に記載のように、端子ベ−スの
外周壁の内面まで上記耐熱性被膜を延出して被着するこ
とにより、上記端子ベ−スの変形や漏電の発生を有効に
防止して接触信頼性の高い長寿命な開閉器を提供するこ
とができる。
チなどの開閉器に組み込まれた端子ベ−スの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜を固定接点の近傍に被着したため、
接点開閉時のアーク熱にもとづく変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な開
閉器を提供することができる。その場合、請求項6の発
明のように、端子ベ−スの底部に鉄心の磁極部を突出さ
せるとともに、上記磁極部に隣接して固定接点を突設し
て有極リレーを構成した場合でも、少なくとも上記固定
接点と上記鉄心の磁極部とにわたって上記端子ベ−スの
底部の表面にセラミック系耐熱性被膜を被着することに
より、変形や漏電の発生のおそれがなく、安価で接点の
接触信頼性が高く長寿命な有極リレーを提供することが
できる。また、請求項7に記載のように、端子ベ−スの
外周壁の内面まで上記耐熱性被膜を延出して被着するこ
とにより、上記端子ベ−スの変形や漏電の発生を有効に
防止して接触信頼性の高い長寿命な開閉器を提供するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの発明による接点構造および開閉器
の一例を有極リレーについて示す分解斜視図である。同
図において、Aは端子ベ−ス、Bは上記端子ベ−スBに
固定された接点機構、Cは上記端子ベ−スBに埋設され
た電磁石ブロック、Dは可動ブロック、Eは上記端子ベ
−スBに装着されるカバーである。
説明する。図1はこの発明による接点構造および開閉器
の一例を有極リレーについて示す分解斜視図である。同
図において、Aは端子ベ−ス、Bは上記端子ベ−スBに
固定された接点機構、Cは上記端子ベ−スBに埋設され
た電磁石ブロック、Dは可動ブロック、Eは上記端子ベ
−スBに装着されるカバーである。
【0012】上記端子ベ−スAは、たとえば液晶性樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂などの熱可塑性樹脂から構成された箱形のベ−
ス本体1の上部に外周壁1aを一体に突設して形成され
ている。上記ベ−ス本体1には両側部に接点機構Bが固
定され、この接点機構Bは共通端子2および固定接点端
子3,4を備え、上記各端子2,3,4の上端部2a,
3a,4aを上記外周壁1aで取り囲まれた底部1bに
露出して突設され、上記各固定接点端子3,4の上端部
3a,4aを固定接点としている。
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂などの熱可塑性樹脂から構成された箱形のベ−
ス本体1の上部に外周壁1aを一体に突設して形成され
ている。上記ベ−ス本体1には両側部に接点機構Bが固
定され、この接点機構Bは共通端子2および固定接点端
子3,4を備え、上記各端子2,3,4の上端部2a,
3a,4aを上記外周壁1aで取り囲まれた底部1bに
露出して突設され、上記各固定接点端子3,4の上端部
3a,4aを固定接点としている。
【0013】上記電磁石ブロックCは、図2で示すよう
に、ほぼU字状の鉄心5の中央部にコイルスプール6を
介して電磁コイル7を巻装し、上記端子ベ−スAのベ−
ス本体1にインサート成形にて埋設されるとともに、上
記鉄心5の両端部における磁極部5a,5bが上記固定
接点3a,4aに隣接しかつ上記外周壁1aで取り囲ま
れた底部1bに露出して突設され、上記ベ−ス本体1の
中央部に装着された永久磁石8を上記鉄心5の中央部に
当接させて、上記鉄心5の磁極部5a,5bが互いに異
極に着磁される。
に、ほぼU字状の鉄心5の中央部にコイルスプール6を
介して電磁コイル7を巻装し、上記端子ベ−スAのベ−
ス本体1にインサート成形にて埋設されるとともに、上
記鉄心5の両端部における磁極部5a,5bが上記固定
接点3a,4aに隣接しかつ上記外周壁1aで取り囲ま
れた底部1bに露出して突設され、上記ベ−ス本体1の
中央部に装着された永久磁石8を上記鉄心5の中央部に
当接させて、上記鉄心5の磁極部5a,5bが互いに異
極に着磁される。
【0014】上記可動ブロックDは、可動鉄片9の両側
部に配置された1対の可動接触片10の中央部を合成樹
脂からなる電気絶縁性の端子台11を介し上記可動鉄片
9に固定して構成されるとともに、上記各可動接触片1
0の中央部に突設された導電性接続片10cを上記接点
機構Bにおける共通端子2の上端部2aに電気的に接続
固定するとともに回動可能にヒンジ支持することによ
り、上記共通端子2の上端部2aが上記可動ブロックD
の接続用ヒンジ支持部とされている。
部に配置された1対の可動接触片10の中央部を合成樹
脂からなる電気絶縁性の端子台11を介し上記可動鉄片
9に固定して構成されるとともに、上記各可動接触片1
0の中央部に突設された導電性接続片10cを上記接点
機構Bにおける共通端子2の上端部2aに電気的に接続
固定するとともに回動可能にヒンジ支持することによ
り、上記共通端子2の上端部2aが上記可動ブロックD
の接続用ヒンジ支持部とされている。
【0015】上記接点機構Bにおける可動ブロックDの
接続用ヒンジ支持部2a、固定接点3a,4aおよび上
記鉄心5の磁極部5a,5bを含む上記外周壁1aで取
り囲まれた上記端子ベ−スAの底部1bの表面には、図
1の斜線で示すように、セラミック系耐熱性被膜12が
上記端子ベ−スAの外周壁1aの内面まで延出して被着
されている。なお、上記電磁コイル7のコイル端子13
は上記固定接点端子3,4に隣接して上記端子ベ−スA
のベ−ス本体1にインサート成形にて固定されている。
接続用ヒンジ支持部2a、固定接点3a,4aおよび上
記鉄心5の磁極部5a,5bを含む上記外周壁1aで取
り囲まれた上記端子ベ−スAの底部1bの表面には、図
1の斜線で示すように、セラミック系耐熱性被膜12が
上記端子ベ−スAの外周壁1aの内面まで延出して被着
されている。なお、上記電磁コイル7のコイル端子13
は上記固定接点端子3,4に隣接して上記端子ベ−スA
のベ−ス本体1にインサート成形にて固定されている。
【0016】つぎに、上記セラミック系耐熱性被膜12
およびその被着方法について説明する。まず、上記耐熱
性被膜12はシリコン−アルミニウム合金の溶射層から
形成される。すなわち、上記端子ベ−スAの底部1bの
表面には、図1の斜線で示す部分を除く所定個所をマス
キングするとともに、上記端子ベ−スAを約70℃に加
熱したのち、たとえばシリコン(Si)12.0重量%,ア
ルミニウム(Al)87.5重量%および有機材料を主体と
した結合材(バインダ)を0.5 重量%を混合させたシリ
コン−アルミニウム粉末からなる合金原料を上記端子ベ
−スAの底部1bの表面に溶射すると、上記表面にシリ
コン−アルミニウム合金層からなるセラミック系耐熱性
被膜12を形成することができる。
およびその被着方法について説明する。まず、上記耐熱
性被膜12はシリコン−アルミニウム合金の溶射層から
形成される。すなわち、上記端子ベ−スAの底部1bの
表面には、図1の斜線で示す部分を除く所定個所をマス
キングするとともに、上記端子ベ−スAを約70℃に加
熱したのち、たとえばシリコン(Si)12.0重量%,ア
ルミニウム(Al)87.5重量%および有機材料を主体と
した結合材(バインダ)を0.5 重量%を混合させたシリ
コン−アルミニウム粉末からなる合金原料を上記端子ベ
−スAの底部1bの表面に溶射すると、上記表面にシリ
コン−アルミニウム合金層からなるセラミック系耐熱性
被膜12を形成することができる。
【0017】また、上記耐熱性被膜12はオルガノシロ
キサンを主成分とする金属酸化物ガラスの硬化層から形
成される。すなわち、上記端子ベ−スAの底部1bの表
面には、図1の斜線で示す部分を除く所定個所をマスキ
ングしたのち、たとえばオルガノシロキサンを主成分と
し、これと金属有機化合物からなる硬化材(バインダ)
との混合液に上記端子ベ−スAにおける底部1bの表面
を浸漬(ディッピング)して常温で放置すると、上記表
面に金属酸化物ガラスの硬化層からなるセラミック系耐
熱性被膜12を形成することができる。
キサンを主成分とする金属酸化物ガラスの硬化層から形
成される。すなわち、上記端子ベ−スAの底部1bの表
面には、図1の斜線で示す部分を除く所定個所をマスキ
ングしたのち、たとえばオルガノシロキサンを主成分と
し、これと金属有機化合物からなる硬化材(バインダ)
との混合液に上記端子ベ−スAにおける底部1bの表面
を浸漬(ディッピング)して常温で放置すると、上記表
面に金属酸化物ガラスの硬化層からなるセラミック系耐
熱性被膜12を形成することができる。
【0018】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。まず、電磁石ブロックCが無励磁の場合、磁気バラ
ンスの崩れた状態において、たとえば永久磁石8により
着磁された鉄心5における一方の磁極部5aに可動鉄片
9の一端部9aが吸着され、可動ブロックDが導電性接
続片10cのまわりに回動して、上記可動鉄片9の両側
部に配置された1対の可動接触片10の一端部における
可動接点10aが一方の固定接点3aに接触して導通す
るとともに、上記可動接触片10の他端部における可動
接点10bが他方の固定接点4aから開離する。
る。まず、電磁石ブロックCが無励磁の場合、磁気バラ
ンスの崩れた状態において、たとえば永久磁石8により
着磁された鉄心5における一方の磁極部5aに可動鉄片
9の一端部9aが吸着され、可動ブロックDが導電性接
続片10cのまわりに回動して、上記可動鉄片9の両側
部に配置された1対の可動接触片10の一端部における
可動接点10aが一方の固定接点3aに接触して導通す
るとともに、上記可動接触片10の他端部における可動
接点10bが他方の固定接点4aから開離する。
【0019】この状態において、電磁コイル7に通電し
て上記永久磁石8の磁束を打ち消す方向へ上記電磁石ブ
ロックCを励磁すると、上記可動鉄片9の他端部9bが
鉄心5における他方の磁極部5bに吸着されて、上記可
動ブロックDが導電性接続片10cのまわりに回動し、
上記可動接触片10の他端部における可動接点10bが
他方の固定接点4aに接触して導通するとともに、上記
可動接触片10の一端部における可動接点10aが一方
の固定接点3aから開離する。なお、上記電磁コイル7
の励磁を解除すると、上記可動鉄片9は元位置に復帰す
る。
て上記永久磁石8の磁束を打ち消す方向へ上記電磁石ブ
ロックCを励磁すると、上記可動鉄片9の他端部9bが
鉄心5における他方の磁極部5bに吸着されて、上記可
動ブロックDが導電性接続片10cのまわりに回動し、
上記可動接触片10の他端部における可動接点10bが
他方の固定接点4aに接触して導通するとともに、上記
可動接触片10の一端部における可動接点10aが一方
の固定接点3aから開離する。なお、上記電磁コイル7
の励磁を解除すると、上記可動鉄片9は元位置に復帰す
る。
【0020】上述から明らかように、固定接点3a,4
aの近傍における合成樹脂製の端子ベ−ス1の表面に、
耐熱性および電気絶縁性に優れたセラミック系耐熱性被
膜12を被着したから、接点の開閉時に発生する高温の
アーク熱で上記固定接点3a,4aの近傍における端子
ベ−ス1の表面が炭化して導電性を有するおそれがな
く、したがって、上記固定接点3a,4aの近傍におけ
る漏電を有効に防止することができる。また、上記端子
ベ−ス1は、低コストの熱可塑性樹脂を採用した場合で
も、アーク熱で変形して上記固定接点3a,4aの設定
位置を変位させるおそれがないから、上記固定接点3
a,4aに接離する可動接点10a,10bとの接触圧
を良好に保持して接点の接触信頼性を高めることができ
るとともに、経時的な接点の接触圧の変動を防止して長
寿命な接点構造を提供することができる。
aの近傍における合成樹脂製の端子ベ−ス1の表面に、
耐熱性および電気絶縁性に優れたセラミック系耐熱性被
膜12を被着したから、接点の開閉時に発生する高温の
アーク熱で上記固定接点3a,4aの近傍における端子
ベ−ス1の表面が炭化して導電性を有するおそれがな
く、したがって、上記固定接点3a,4aの近傍におけ
る漏電を有効に防止することができる。また、上記端子
ベ−ス1は、低コストの熱可塑性樹脂を採用した場合で
も、アーク熱で変形して上記固定接点3a,4aの設定
位置を変位させるおそれがないから、上記固定接点3
a,4aに接離する可動接点10a,10bとの接触圧
を良好に保持して接点の接触信頼性を高めることができ
るとともに、経時的な接点の接触圧の変動を防止して長
寿命な接点構造を提供することができる。
【0021】その場合、上記端子ベ−ス1を熱可塑性樹
脂で構成することにより安価な接点構造とすることがで
きるとともに、上記耐熱性被膜12としてシリコン−ア
ルミニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成
分とする金属酸化物ガラスの硬化層から構成することに
より、製造が容易で安価な接点構造を提供することがで
きる。
脂で構成することにより安価な接点構造とすることがで
きるとともに、上記耐熱性被膜12としてシリコン−ア
ルミニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成
分とする金属酸化物ガラスの硬化層から構成することに
より、製造が容易で安価な接点構造を提供することがで
きる。
【0022】また、上記構成によれば、固定接点3a,
4aと可動接点10a,10bとの開閉時に発生するア
ーク熱にもとづくベ−ス本体1の変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な有
極リレーを提供することができる。その場合、上記端子
ベ−ス1の外周壁1aの内面まで上記耐熱性被膜12を
延出して被着することにより、上記端子ベ−ス1の変形
や漏電の発生を一層有効に防止して接触信頼性の高い長
寿命な有極リレーを提供することができる。なお、上記
実施例において、この発明による接点構造および開閉器
を有極リレーを一例に説明したけれども、この発明によ
る接点構造および開閉器は、押釦スイッチ、マイクロス
イッチもしくはリミットスイッチなどのスイッチおよび
他の構成のリレー、ならびにこれらに適用される接点構
造に活用してもよいことはいうまでもない。
4aと可動接点10a,10bとの開閉時に発生するア
ーク熱にもとづくベ−ス本体1の変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な有
極リレーを提供することができる。その場合、上記端子
ベ−ス1の外周壁1aの内面まで上記耐熱性被膜12を
延出して被着することにより、上記端子ベ−ス1の変形
や漏電の発生を一層有効に防止して接触信頼性の高い長
寿命な有極リレーを提供することができる。なお、上記
実施例において、この発明による接点構造および開閉器
を有極リレーを一例に説明したけれども、この発明によ
る接点構造および開閉器は、押釦スイッチ、マイクロス
イッチもしくはリミットスイッチなどのスイッチおよび
他の構成のリレー、ならびにこれらに適用される接点構
造に活用してもよいことはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、固定接点の近傍における合成樹脂製の端子ベ−
スの表面にセラミック系耐熱性被膜を被着したから、接
点開閉時のアーク熱で端子ベ−スの表面が炭化して導電
性を有するおそれがなく、接点近傍の漏電を有効に防止
することができ、接点の接触信頼性を高め、長寿命な接
点構造を提供することができる。
よれば、固定接点の近傍における合成樹脂製の端子ベ−
スの表面にセラミック系耐熱性被膜を被着したから、接
点開閉時のアーク熱で端子ベ−スの表面が炭化して導電
性を有するおそれがなく、接点近傍の漏電を有効に防止
することができ、接点の接触信頼性を高め、長寿命な接
点構造を提供することができる。
【0024】その場合、請求項2に記載のように、端子
ベ−スを液晶性樹脂や熱可塑性樹脂で構成することによ
り安価な接点構造とすることができ、上記耐熱性被膜と
して、請求項3および4に記載のようなシリコン−アル
ミニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成分
とする金属酸化物ガラスの硬化層から構成することによ
り、製造が容易な接点構造を提供することができる。
ベ−スを液晶性樹脂や熱可塑性樹脂で構成することによ
り安価な接点構造とすることができ、上記耐熱性被膜と
して、請求項3および4に記載のようなシリコン−アル
ミニウム合金の溶射層や、オルガノシロキサンを主成分
とする金属酸化物ガラスの硬化層から構成することによ
り、製造が容易な接点構造を提供することができる。
【0025】請求項5の発明によれば、リレーやスイッ
チなどの開閉器に組み込まれた端子ベ−スの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜を固定接点の近傍に被着したので、
接点開閉時のアーク熱にもとづく変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な開
閉器を提供することができる。その場合、請求項6の発
明のように、端子ベ−スの底部に突出させた鉄心の磁極
部に隣接して固定接点を突設させた有極リレーを構成し
た場合でも、少なくとも上記固定接点と鉄心の磁極部と
にわたって上記端子ベ−スの底部の表面にセラミック系
耐熱性被膜を被着することにより、変形や漏電の発生の
おそれがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な
有極リレーを提供することができる。また、請求項7に
記載のように、端子ベ−スの外周壁の内面まで上記耐熱
性被膜を延出して被着することにより、上記端子ベ−ス
の変形や漏電の発生を有効に防止して接触信頼性の高い
長寿命な開閉器を提供することができる。
チなどの開閉器に組み込まれた端子ベ−スの表面にセラ
ミック系耐熱性被膜を固定接点の近傍に被着したので、
接点開閉時のアーク熱にもとづく変形や漏電の発生のお
それがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な開
閉器を提供することができる。その場合、請求項6の発
明のように、端子ベ−スの底部に突出させた鉄心の磁極
部に隣接して固定接点を突設させた有極リレーを構成し
た場合でも、少なくとも上記固定接点と鉄心の磁極部と
にわたって上記端子ベ−スの底部の表面にセラミック系
耐熱性被膜を被着することにより、変形や漏電の発生の
おそれがなく、安価で接点の接触信頼性が高く長寿命な
有極リレーを提供することができる。また、請求項7に
記載のように、端子ベ−スの外周壁の内面まで上記耐熱
性被膜を延出して被着することにより、上記端子ベ−ス
の変形や漏電の発生を有効に防止して接触信頼性の高い
長寿命な開閉器を提供することができる。
【図1】この発明による接点構造および開閉器の一例を
有極リレーについて示す分解斜視図である。
有極リレーについて示す分解斜視図である。
【図2】同有極リレーの断面図である。
A 端子ベ−ス B 接点機構 C 電磁石ブロック D 可動ブロック 1a 端子ベ−スの外周壁 1b 端子ベ−スの底部 3a 固定接点 4a 固定接点 5 鉄心 5a 磁極部 5b 磁極部 8 永久磁石 10 可動接触片 12 セラミック系耐熱性被膜
Claims (7)
- 【請求項1】 合成樹脂製の端子ベ−スと、この端子ベ
−スに固定された固定接点とを具備した接点構造におい
て、上記固定接点の近傍における上記端子ベ−スの表面
にセラミック系耐熱性被膜を被着したことを特徴とする
接点構造。 - 【請求項2】 上記端子ベ−スは液晶性樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂など
の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1に記
載の接点構造。 - 【請求項3】 上記耐熱性被膜はシリコン−アルミニウ
ム合金の溶射層からなることを特徴とする請求項1また
は2に記載の接点構造。 - 【請求項4】 上記耐熱性被膜はオルガノシロキサンを
主成分とする金属酸化物ガラスの硬化層からなることを
特徴とする請求項1または2に記載の接点構造。 - 【請求項5】 合成樹脂製の端子ベ−スと、この端子ベ
−スに固定された固定接点と、この固定接点に接離する
可動接触片とを具備した開閉器において、上記固定接点
の近傍における上記端子ベ−スの表面にセラミック系耐
熱性被膜を被着したことを特徴とする開閉器。 - 【請求項6】 上記端子ベ−スの底部に鉄心の磁極部を
突出させて上記端子ベ−スに埋設された電磁石ブロック
と、上記鉄心の磁極部に隣接して上記端子ベ−スの底部
に突設された固定接点を有する接点機構と、上記端子ベ
−スに回動可能に装着されて上記電磁石ブロックで駆動
される可動ブロックと、この可動ブロックで駆動操作さ
れて上記固定接点に接離する可動接触片とを具備した有
極リレーからなる開閉器において、少なくとも上記固定
接点と上記鉄心の磁極部とにわたって上記端子ベ−スの
底部の表面にセラミック系耐熱性被膜を被着したことを
特徴とする開閉器。 - 【請求項7】 上記端子ベ−スに外周壁を一体に形成
し、上記耐熱性被膜が上記端子ベ−スの外周壁の内面ま
で延出して被着されていることを特徴とする請求項5ま
たは6に記載の開閉器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21559497A JPH1145627A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 接点構造および開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21559497A JPH1145627A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 接点構造および開閉器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1145627A true JPH1145627A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16675024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21559497A Pending JPH1145627A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 接点構造および開閉器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1145627A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101950710A (zh) * | 2010-10-20 | 2011-01-19 | 林晓武 | 陶瓷底板继电器 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP21559497A patent/JPH1145627A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101950710A (zh) * | 2010-10-20 | 2011-01-19 | 林晓武 | 陶瓷底板继电器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |