JPH1146424A - 電力ケーブルの端末/接続処理具および端末/接続部の組立方法 - Google Patents

電力ケーブルの端末/接続処理具および端末/接続部の組立方法

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JPH1146424A
JPH1146424A JP9198702A JP19870297A JPH1146424A JP H1146424 A JPH1146424 A JP H1146424A JP 9198702 A JP9198702 A JP 9198702A JP 19870297 A JP19870297 A JP 19870297A JP H1146424 A JPH1146424 A JP H1146424A
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裕士 桜井
Toyoaki Tashiro
豊明 田代
Isao Takaoka
功 高岡
Yoshinari Hane
良成 羽根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの端末部や接続部等の組み立て作業
の省力化およびスキルレス化を図ること。 【解決手段】 端末もしくは接続部本体を構成する自己
収縮性を有する成形体2と接地体11およびシーリング
材15を拡径保持部材3上に担持させ、拡径保持部材3
内の所定位置に段剥ぎされたケーブルを挿入し、拡径保
持部材3を取り除く。これにより、上記成形体2はケー
ブルの段剥部分の上に装着され、接地体11はケーブル
遮蔽層に電気的に接触する。拡径保持部材3を取り除い
た後、シーリング材15をケーブル上になじませて防水
処理を行い、上記成形体2の折り返し端部21を上記接
地体11、シーリング材15の上に被せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電力ケーブ
ル、例えば架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
(CVケーブル)やゴムシースケーブル(以下単にケー
ブルという)の端末処理および接続処理に用いられる電
力ケーブル端末/接続処理具および電力ケーブルの端末
/接続部の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーブルの端末部や接続部等の
組み立てにおいては、ケーブルの段剥ぎは、端末本体の
取り付けに加え静電誘導や電磁誘導等を防止あるいは減
少させるため、ケーブル遮蔽層を接地するとともに、接
続部の中へ水の侵入を防ぐための防水処理が行われてい
る。以下に端末の場合の例を示す。従来、電力ケーブル
の端末部、接続部の組み立ては次のように行われてい
た。 (1)図9(a)に示すように、ケーブル5を所要寸法
に段剥ぎし、ケーブル遮蔽層(しゃへい銅テープ)54
上に接地線(錫めっき軟銅線)55をはんだ付けによっ
て固定する。 (2)図9(b)に示すように、端末本体60を段剥ぎ
されたケーブル5に差し込み、端末本体60の圧縮端子
部61をダイスにより圧縮する。 (3)端末本体60の端部とケーブル遮蔽層54を電気
的に接続するため、図9(c)に示すように、半導電性
テープ62を巻き、その上に防水および絶縁のためのテ
ープ63を巻き付ける。
【0003】なお、上記のようにテープを巻き付ける代
わりに、熱収縮性チューブを被せて防水処理をすること
も行われている。また、上記ハンタ付け作業を省くた
め、特願平08−041260号に記載されるようにケ
ーブルに接地部品を取り付けた後、端末本体を取り付
け、防水のためのテープ巻きを行うものも提案されてい
る。さらに、端末本体として、拡径保持部材上に常温収
縮タイプの成形体を維持し、拡径保持部材を取除いて取
り付ける方法も行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から行われていた
接地線をケーブル遮蔽層にはんだ付けし、テープもしく
は熱収縮性チューブにより防水処理をする構成では次の
ような問題点がある。 (1)接地処理 はんだ付けを行うために火気を使用する必要がある
が、洞道やマンホール内での火気の使用は危険である。 ハンダ付けには高度に熟練した技術が必要であり、
更には、はんだこての熱管理が必要となり接続作業に時
間がかかる。 はんだこてを長時間当て過ぎると、架橋ポリエチレ
ン絶縁層を熱によって損傷する恐れがある。
【0005】(2)防水処理 熱収縮性チューブによる防水処理の場合は火気を必
要とするが、上記と同様、洞道やマンホール内での火気
の使用は危険である。 防水テープ巻きによる防水処理の場合は高度な熟練
した技術が必要となる。 以上のように従来の端末部、接続部の組み立て作業は、
火気を使用するため安全性に問題があるとともに、多く
の作業時間と熟練を必要とし、近年においては、作業の
省力化、スキルレス化が強く望まれている。本発明は上
記した事情を考慮してなされたものであって、その目的
とするところは、電力ケーブルの端末部や接続部等の組
み立てにおいて、はんだ付け処理および防水テープ巻き
等を不要とし、作業の省力化およびスキルレス化を図る
ことである。そして更に、端末/接続処理具として、整
然とした部品総数の少ないキット化を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のように解決する。 (1)端末もしくは接続部本体を構成する自己収縮性を
有する成形体と接地体とシーリング材とを拡径保持部材
上に担持させる。そして、上記拡径保持部材内の所定位
置に段剥ぎされたケーブルを挿入して拡径保持部材を取
り除き、上記成形体を上記ケーブルの段剥ぎされた部分
の上に装着するとともに、上記接地体をケーブル遮蔽層
に電気的に接触させ、上記シーリング材により上記成形
体とケーブル間の防水処理を行う。 (2)上記(1)において、上記成形体の端部を、上記
接地体、シーリング材が露出するように上記拡径保持部
材上で折り返えしておき、拡径保持部材を取り除いた
後、上記成形体の折り返し部分を接地体とシーリング材
上に被せる。
【0007】本発明の請求項1,3の発明においては、
上記(1)のように構成したので、拡径保持部材を取り
除くだけで、接地用部品、シーリング材をケーブル上の
所定個所に取りつけることができ、はんだ付け処理およ
び防水テープ巻き等をすることなく、電力ケーブルの端
末部もしくは接続部を組立ることができる。このため、
作業の省力化およびスキルレス化を図ることことが可能
となる。本発明の請求項2の発明においては、上記
(2)のように成形体の端部が折り返えされているの
で、更に接地処理およびシーリング材による防水処理を
確認することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について説
明する。以下の実施例では本発明を電力ケーブル端末処
理に適用した場合について説明するが、本発明は電力ケ
ーブルの接続処理にも同様に適用することができる。図
1、図2、図3は本発明の実施例の端末/接続処理具の
構成を示す図である。図1は請求項1の発明に対応し、
図2は請求項2の発明に対応する。図1、図2は本実施
例の端末/接続処理具を側面から見た図であり、同図の
中心線より上の一部は、本実施例の端末/接続処理具の
軸を通る平面で切った断面図を示している。また、図3
(a)は図2において、本実施例の端末/接続処理具を
A方向から見た図、図3(b)は図2において、本実施
例の端末/接続処理具をB方向から見た図を示してい
る。
【0009】図1、図2、図3において、2は自己収縮
性チューブから構成される成形体、3は円筒状の拡径保
持部材であり、プラスチック等の帯をコイル状に巻き付
けたものが使用され、成形体2は上記拡径保持部材3上
に拡張した状態で担持されており、図1ではそのまま、
図2では同図に示すように成形体2の端部21は折り返
されている。なお、拡径保持部材としてすべりやすい表
面を持つ筒状のものを使用し、成形体2を担持させても
よい。1は接地用部品であり、接地用部品1は、導電性
の良い金属からなる接地体11と、接地体11に可撓性
を持って接続された接地線12と、図2の場合のみシリ
コーンゴム等のゴム弾性を有する自己収縮性チューブ1
3から構成され、自己収縮性チューブ13は拡張した状
態で上記拡径保持部材3上に担持されている。また、接
地体11には抜け防止用凸部14が設けられており、該
凸部14により、後述するように拡径保持部材3を取り
除くときに生ずる力で接地体11が押し出されるのを防
止するとともに、接地線12に力が加わったときの接地
体11の引き抜きを防止する。
【0010】15はシーリング材である。シーリング材
15は粘着性を有するパテをシート状に成形したもので
あり、後述するように拡径保持部材3を引き抜いた後、
シーリング材をケーブルシース上に貼り付け、前記成形
体2の折り返し部分をシーリング材上に被せて、成形体
2とケーブルシース間の防水性を確保する。シーリング
材15は上記のように粘着性があり、一度接触するとな
かなか取れないので、組み立て前に他の部分に付かない
ようにその両面に図3(b)に示すように離型紙16が
貼られている。なお、前記したように筒状の拡径保持部
材を用いる場合、離型紙16の一端を拡径保持部材に固
定しておくと、これを取り除くときに離型紙16も一緒
に取り除くことができる。
【0011】次に図4〜図8により本実施例の端末/接
続処理具を用いたケーブルの端末処理について説明す
る。なお、図4〜図8において、図2、図3に示したも
のと同一のものには同一の符号が付されており、また、
図4〜図8において中心線の上側の一部は、図2、図3
と同様、本実施例の端末/接続処理具の軸を通る平面で
切った断面図を示している。まず、図4に示すように、
段剥ぎが終わったケーブル4を拡径保持部材3の中に挿
入し、所定取り付け位置に位置させる。なお、その際、
場合によってはケーブル導体41に端子を接続するが、
ここでは説明の簡素化するため端子の接続および上部の
防水処理については説明を省略する。
【0012】ケーブル4を拡径保持部材3の中に挿入し
た後、拡径保持部材3のコイル状の帯のケーブル導体側
の先端部を持って、コイル状の帯3aを図5の矢印に示
すように引っ張る。これにより、拡径保持部材3は、ケ
ーブル導体側からコイルを巻きほどくようにして除去さ
ていく。なお、拡径保持部材3として筒状のものを使用
した場合は、図5の右方向に拡径保持部材3を引き抜
く。図5に示すように、拡径保持部材3が除去されてい
くと、まず成形体2が自己収縮し、ケーブル4の絶縁体
42に取り付く。さらに拡径保持部材3を除去すると、
自己収縮チューブ13が自己収縮を開始し、それに追従
して接地体11がケーブル遮蔽層44に押し付けられ
る。ここで、自己収縮性チューブ13が自己収縮すると
き、図6の矢印に示す方向の力がはたらき、接地体11
を押し出そうとするが、接地体11の凸部14が歯止め
になって、接地体11が押し出されるのを防止する。な
お、この凸部14は前記したように、端末部を組み立て
後に、何らかの力が接地線12に加わったとき、接地体
11の引き抜きを防止する機能も合わせて持つ。
【0013】自己収縮チューブ13の自己収縮が完了す
ると、接地体11はケーブル遮蔽層44に密着する。拡
径保持部材3を引き抜いた後、離型紙16を除去しシー
リング材15をケーブルシース45上になじませる。な
お、シーリング材に離型紙を用いない場合には、防水処
理を損なわない程度の離型処理が必要である。なお、前
記したように筒状の拡径保持部材を用いる場合には、離
型紙16の一端を拡径保持部材に固定しておくと、これ
を引き抜くとき、一緒に離型紙16も取り除かれるの
で、その後、シーリング材15をケーブルシース45上
になじませる。
【0014】ここで、シーリング材15をケーブルシー
ス45になじませる前に、シーリング材15の取り付け
位置の表面状態を確認したり、接地体11の取り付け具
合を確認する等のため、接地線12を持ち上げることが
ある。このとき、例えば接地体として可撓性のない導電
材料を用いると、接地線12を持ち上げたとき、図7
(a)に示すように接地線12が変形し、その後、接地
線12をケーブルシースに沿わせたとき、図7(b)に
示すように接地体17がケーブル遮蔽層44から離れて
しまい、接触不十分となることがある。そこで、本発明
においては、接地体11と接地線12を可撓性のある材
料で接続するか、図2に示したように接地体11自身を
平編銅線のような導電性と可撓性を有する材料から形成
し、上記問題に対処している。
【0015】以上のようにシーリング材15をケーブル
シース45上になじませた後、図8の矢印に示すよう
に、成形体2の折り返し端部21を接地用部品1とシー
リング材15の上に被せて、本実施例の端末/接続処理
具の取り付けを完了する。成形体2の端部21を上記の
ように折り返しおくことにより、接地用部品1とシーリ
ング材15が確実に所定の位置に取り付けられているこ
とを確認することができる。
【0016】なお、上記実施例では、請求項2の発明で
ある図2のケーブルの端末処理を説明したが、請求項1
の発明でもほぼ同様である。本発明では、接地体11を
直接、絶縁成形体2の端部で押さえている。又、シーリ
ング材も同様であり、一度収縮させた後、シーリング部
は絶縁成形体端部21をめくって点検、再処理を行う。
上記実施例では端末処理について説明したが、ケーブル
接続処理についても同様に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)端末もしくは接続部本体を構成する自己収縮性を
有する成形体と接地体とシーリング材とを拡径保持部材
上に担持させ、上記拡径保持部材内の所定位置に段剥ぎ
されたケーブルを挿入して拡径保持部材を取り除くこと
により、接地用部品、シーリング材をケーブル上の所定
個所に取りつけることができるので、はんだ付け処理お
よび防水テープ巻き等をすることなく、電力ケーブルの
端末部もしくは接続部を組立ることができる。このた
め、作業の省力化およびスキルレス化を図ることが可能
となる。 (2)成形体の端部を折り返えしておくことにより、接
地処理およびシーリング材による防水処理を確認するこ
とができ、作業の確実性を保証することができる。 (3)拡径保持部材上にケーブル端子以外の端末/接続
処理具をほぼ全て載置してしまえるので、準備が簡単で
忘れ物が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例の電力ケーブル端末/
接続処理具の構成を示す図である。
【図2】請求項2の発明の実施例の電力ケーブル端末/
接続処理具の構成を示す図である。
【図3】請求項2の発明の実施例の電力ケーブル端末/
接続処理具の構成を示す図である。
【図4】段剥ぎした電力ケーブルを電力ケーブル端末/
接続処理具内へ挿入した状態を示す図である。
【図5】拡径保持部材を取り除いたとき、接地用部品が
ケーブル遮蔽層上に取り付く状態を示す図である。
【図6】自己収縮チューブが収縮する際に、接地用部品
に作用する力を説明する図である。
【図7】接地体として可撓性のない部材を用いた場合、
接地線を持ち上げた後、接地線を戻したとき接地体がケ
ーブル遮蔽層から離れる様子を説明する図である。
【図8】端末部の組み立て完了の状態を示す図である。
【図9】従来の端末の組立方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 接地用部品 11 接地体 12 接地線 13 自己収縮性チューブ 14 抜け防止用凸部 15 シーリング材 16 離型紙 2 成形体 21 成形体の端部 3 拡径保持部材 3a コイル状帯 4 ケーブル 41 ケーブル導体 42 ケーブル絶縁体 43 外部導電層 44 ケーブル遮蔽層 45 ケーブルシース
フロントページの続き (72)発明者 羽根 良成 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末もしくは接続部本体を構成する自己
    収縮性を有する成形体と接地体とシーリング材とを拡径
    保持部材上に担持させた電力ケーブルの端末/接続処理
    具であって、 上記拡径保持部材内の所定位置に段剥ぎされたケーブル
    を挿入して拡径保持部材を取り除き、上記成形体を上記
    ケーブルの段剥ぎされた部分の上に装着するするととも
    に、上記接地体をケーブル遮蔽層に電気的に接触させ、
    上記シーリング材により上記成形体とケーブル間の防水
    処理を行うことを特徴とする電力ケーブルの端末/接続
    処理具。
  2. 【請求項2】 上記成形体の端部は、上記接地体、シー
    リング材が露出するように上記拡径保持部材上で折り返
    えされており、拡径保持部材を取り除いた後、上記成形
    体の折り返し部分を接地体とシーリング材上に被せるこ
    とを特徴とする請求項1の電力ケーブルの端末処理およ
    び接続処理具。
  3. 【請求項3】 端末もしくは接続部本体を構成する自己
    収縮性を有する成形体と接地体およびシーリング材を拡
    径保持部材上に担持させ、 上記拡径保持部材内の所定位置に段剥ぎされたケーブル
    を挿入し、拡径保持部材を取り除くことにより、上記成
    形体を上記ケーブルの段剥ぎされた部分の上に装着する
    とともに上記接地体をケーブル遮蔽層に電気的に接触さ
    せ、上記シーリング材によりケーブルと上記成形体間の
    防水処理を行うことを特徴とする電力ケーブルの端末/
    接続部の組み立て方法。
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JP2023162993A (ja) * 2022-04-27 2023-11-09 古河電気工業株式会社 電力ケーブル用中間接続ユニットおよび電力ケーブルの接続方法

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