JPH1147218A - 入浴装置 - Google Patents

入浴装置

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JPH1147218A
JPH1147218A JP9204098A JP20409897A JPH1147218A JP H1147218 A JPH1147218 A JP H1147218A JP 9204098 A JP9204098 A JP 9204098A JP 20409897 A JP20409897 A JP 20409897A JP H1147218 A JPH1147218 A JP H1147218A
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Hiroaki Yoshida
Shigeru Shirai
滋 白井
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Keiko Yasui
圭子 安井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体を温水に溶解する際、温水に溶解してい
たため、特に樹脂などを利用した気体溶解手段に温水が
供給され、耐久性に問題があった。 【解決手段】 水を供給する給水管21と、湯を供給す
る給湯管22と、給水管21と給湯管22からの湯水の
混合比を調節する混合弁24を有する入浴装置におい
て、前記混合弁24より上流側の給水管22に水へ炭酸
ガスを溶解する気体溶解手段26を設けた構成としてあ
る。したがって、気体溶解手段26内の樹脂製の中空糸
膜を温水が通過しないので、中空糸膜の熱による劣化を
抑制でき、耐久性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体を水に溶解す
る入浴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシャワー装置(例えば特
開平7−222785号公報)を図8に示す。
【0003】図8は、シャワー装置の概略的な全体構成
図である。温水は配管を通して溶解器1に供給され、炭
酸ガスが溶解された後に多数の孔を有するノズル2より
シャワー状に吐出される。炭酸ガスはボンベ3より配管
を通して溶解器1に供給される。溶解器1に至る温水の
配管の途中には流量検知器4が装備されており、温水が
流れると流量検知器4はこれを検知してボンベ3より溶
解器1への配管途中に装置された開閉弁5に信号を送っ
て開閉弁5を開くようになっている。
【0004】図9は溶解器1の断面図であり、6は容
器、7は中空糸膜、8はポッティング剤、9は温水導入
口、10は炭酸ガス溶解水の導出口、11は炭酸ガス導
入口である。温水導入口9より中空糸膜7の内部に導入
された温水に炭酸ガスが中空糸膜7外部より膜を透過し
て溶解し、温水は炭酸ガス水溶液となり導出口9より溶
解器1外へ流出する。
【0005】温水が流れない状態では、流量検知器4は
開閉弁5に開閉弁を閉じる信号を送るようになってい
る。減圧弁12はボンベ3内の圧力を所定の圧力まで低
下させる機能を有している。ノズル2は直径0.3〜1
mmの細孔を30〜300個有しているというものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シャワー装置では溶解器1の中空糸膜7が樹脂製である
にもかかわらず、溶解器1以前で水は温水になり、温水
が溶解器1内の中空糸膜7を通過したり、使用後に中空
糸膜7内に滞留するので、樹脂の劣化を促進してしまう
可能性があった。特に、ポリオレフィン系やポリエステ
ル系の熱可塑性樹脂製の中空糸膜7を使用する場合に
は、中空糸膜7の長期間の使用が難しいという問題点が
あった。さらに、誤操作や誤動作等により、高温の湯が
溶解器1に供給されると、同様に中空糸膜7の性能が維
持できない可能性があった。また、炭酸溶解水の供給を
必要としない場合でも、中空糸膜7内を温水が通過する
ので、中空糸膜7の性能維持期間が短くなり、溶解器1
の取替などのメンテナンスが短期間のうちに必要となる
可能性があった。特に、炭酸ガスのみを透過し、湯水を
透過しない中空糸膜7においては、樹脂の劣化により水
が漏れるという問題点もあった。
【0007】また、溶解器1とノズル13の間に開閉弁
がないため、溶解器1内が乾燥され、中空糸膜7内にス
ケール等が付着し炭酸ガスの溶解性を低下させる可能性
があった。
【0008】また、供給される温水の水圧または流量を
調節していないため、中空糸膜7に高圧がかかり、過酷
な条件下での使用となるので、耐久性能が悪くなった
り、高圧に対応できるように膜厚等で耐圧性能を向上し
なければならなかった。また、ポッティング剤8や容器
6の耐圧性能を向上しなければならず、溶解器1の大型
化、高コスト化等につながるという問題点もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記する課題を
解決するために、水を供給する給水管と、湯を供給する
給湯管と、給水管と給湯管からの湯水の混合比を調節す
る混合弁と、前記混合弁より上流側の給水管に設けられ
水に気体を溶解する気体溶解手段とを有するものであ
る。
【0010】従って、温水が気体溶解手段を通過するこ
とがなく、気体溶解手段の熱による劣化を抑制でき、耐
久性を向上できる。また、温度が低い水に気体を溶解す
るので、気体の溶解度が高く、水への気体の溶解効率を
向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の入浴装置は、水を供給す
る給水管と、湯を供給する給湯管と、給水管と給湯管か
らの湯水の混合比を調節する混合弁と、前記混合弁より
上流側の給水管に設けられ水に気体を溶解する気体溶解
手段とを有するものである。
【0012】そして、温水が気体溶解手段を通過しない
ので、気体溶解手段の熱による劣化を抑制でき、耐久性
を向上できる。また、温度が低い水に気体を溶解するの
で、気体の溶解度が高く、水への気体の溶解効率を向上
できる。
【0013】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
である中空糸膜を介して気体を水に溶解する構成とした
ものである。
【0014】そして、気体溶解手段を温水が通過しない
ので、気体溶解手段の熱による劣化を抑制でき、耐久性
を向上できる。特に、中空糸膜の主流である熱可塑性樹
脂製のものであれば、熱による劣化が顕著でありその効
果は大きい。
【0015】また、本発明の入浴装置は、溶解する気体
を炭酸ガスとしたものである。そして、温度により溶解
度が大きく変わり揮発しやすい炭酸ガスを水に溶解する
ので、その溶解効率は大幅に向上する。従って、水に炭
酸ガスを飽和状態に溶解しなくても、炭酸ガス溶解水と
湯を混合すると、ほぼ炭酸ガスが飽和した温水を得るこ
とができる。
【0016】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
上流の給水管に供給水圧を調節する圧力調節弁を設けた
ものである。
【0017】そして、給湯器や電気温水器を介して減圧
されて供給される湯とは異なり、高圧で供給される給水
管の気体溶解手段上流に水圧を調整する圧力調節弁を設
けたので、気体溶解手段に高水圧がかかることがなく、
気体溶解手段にかかる圧力を低減でき、耐久性能を向上
できる。特に中空糸膜等の樹脂製の気体溶解手段であれ
ば、その効果は大である。
【0018】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
上流側の給水管に供給流量を調節する流量制御弁を設け
たものである。
【0019】そして、気体溶解手段に所定以上の流量が
流れないので、気体溶解手段への負荷が軽減され、耐久
性能を向上できる。
【0020】また、本発明の入浴装置は、水が気体溶解
手段を介さず前記混合弁に供給されるように前記給水管
にバイパス流路を設けたものである。
【0021】そして、気体を溶解するために最低量の水
しか気体溶解手段に流さないので、水が流れることによ
る気体溶解手段の性能低下までの期間を大幅に延長でき
るとともに、気体溶解手段での圧力損失が最小限に抑え
られるので、十分な流量を確保できる。
【0022】また、本発明の入浴装置は、給水管とバイ
パス流路の切替弁を設けたものである。
【0023】そして、切替弁により必要に応じて給水管
の気体溶解手段に水を流すので、気体溶解手段の水の通
過量を抑制でき、より耐久性を向上できるとともに、気
体溶解手段を使用しないときには通常の入浴装置と変わ
らない圧力損失で湯水を供給できる。
【0024】また、本発明の入浴装置は、気体を気体溶
解手段から供給しないときには切替弁をバイパス流路側
に開成する制御部を設けたものである。
【0025】そして、気体が供給されているときのみ水
が気体溶解手段を通過し、気体が供給されないときには
バイパス流路を水が通過するように制御部が確実に制御
を行うので、気体溶解手段を通過する水量を最低限に抑
制できる。
【0026】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
の下流側、および、給水管とバイパス流路の合流部上流
側に開閉弁を設けたものである。
【0027】そして、気体溶解手段を水が通過しないと
きに開閉弁を閉止すれば、水圧が作用しないので、気体
溶解手段への負荷が軽減できる。また、未使用時におい
ても気体溶解手段前後が密封され、水が満たされた状態
となるので、給水管内が乾いてスケール等が気体溶解手
段に付着することがない。
【0028】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1を図1、図2を基
に説明する。
【0029】図1は本発明の実施例1の入浴装置のブロ
ック図であり、図2は気体溶解手段の断面図である。図
1において、21は水が供給される給水管であり、22
は給湯器23から湯が供給される給湯管であり、それぞ
れから混合弁24に湯水が供給される。給水管21の途
中には炭酸ガスボンベ25から供給される炭酸ガスを水
に溶解する気体溶解手段26が設けられている。炭酸ガ
スボンベ25と気体溶解手段26の間には、炭酸ガスボ
ンベ25からの炭酸ガス供給圧力を調節する気体圧力調
整手段27と、開閉により炭酸ガスの水への溶解を制御
し、水の炭酸ガスボンベ25への逆流を抑制する気体開
閉弁28が設けられている。給水管21の気体溶解手段
26の上流には気体溶解手段26での水圧が所定の圧力
以上とならないように圧力調整弁である減圧弁29が設
けられている。
【0030】図2は気体溶解手段26の断面図であり、
容器30には炭酸ガスが供給される炭酸ガス供給口31
と、水が供給される水流入口32と、水が流出する水流
出口33が設けられている。34は両端がモールド部3
5によりモールドされている熱可塑性樹脂製の中空糸膜
の束であり、モールド部35は容器30と接着され、炭
酸ガス供給口31とつながる気体室36と、水の流路と
なる炭酸ガス溶解室37を形成する。中空糸膜34は炭
酸ガスを透過し水を透過しないものであり、炭酸ガスは
供給される圧力に応じてこの中空糸膜34を透過して水
に溶解される。水流入口32と水流出口33は水が炭酸
ガス溶解室37内の通路とするようにその両端に設けら
れ、炭酸ガスが透過される中空糸膜34に沿って水流が
形成され溶解効率を上げるような構成となっている。
【0031】混合弁24は供給された湯水を設定された
温度となるように混合比を調節する。混合弁24によっ
て設定温度に調節された温水は、流量の調節および、ハ
ンドシャワー38とカラン39の切替および、閉止を行
う制御弁40に供給される。カラン39からは浴槽41
内へ湯を供給できる構成となっている。
【0032】以上の構成において本実施例の作用、動作
について説明する。使用者がハンドシャワー38または
カラン39から炭酸ガスの溶解された温水を供給しよう
とする場合、まず混合弁34の温度設定を行った後、制
御弁40を開成する。給水管21において減圧弁29に
より、水圧が所定の圧力以下となって気体溶解手段26
の水流入口32から炭酸ガス溶解室37に供給される。
このとき、炭酸ガスを供給するため、気体開閉弁28が
開成され、炭酸ガスボンベ25から気体圧力調節手段2
7により圧力を調節された炭酸ガスが気体溶解手段26
の炭酸ガス供給口31から気体室36へ供給される。炭
酸ガスは中空糸膜34の開口端が気体室36に開口して
いるので中空糸膜34も供給される炭酸ガスの圧力がか
かることになる。モールド部35と容器30が接着さ
れ、中空糸膜34はモールド部35により確実に炭酸ガ
ス溶解室37の気体の漏れがない構成となっているの
で、炭酸ガスを透過する中空糸膜34内部から水に炭酸
ガスが溶解される。炭酸ガスの溶解量は水との接触面積
に大きく左右されるため、中空糸膜34は細く多数の束
となって構成され、水はその表面に沿って流れるように
なっている。
【0033】ここで、水圧が所定以下となっているた
め、中空糸膜34にかかる圧力は所定の値以下となり、
中空糸膜34にかかる応力は一定以下とすることができ
るので、細く、かつ、薄膜の中空糸膜を使用することが
でき、溶解効率を向上できるとともに中空糸膜34への
負荷を低減でき、さらに中空糸膜34を透過する炭酸ガ
スの圧力損失を抑えることもできる。また、水圧が調整
できるので、炭酸ガスの圧力も必要以上に高くする必要
がなく、安全な使用圧力とできるとともに、炭酸ガスと
水の差圧を確保でき、炭酸ガスが溶解しやすくなってい
る。
【0034】さらに、炭酸ガス溶解室37に水しか流入
しないので、その供給水温を低く抑制でき、一般に熱可
塑性の樹脂で形成されている中空糸膜34の熱による劣
化を抑制できて、耐久性能を向上できる。
【0035】また、水に炭酸ガスを溶解するので、図3
に示すように水温が低いほど溶解しやすい炭酸ガスにと
っては有効な溶解方法である。
【0036】気体溶解手段26により炭酸ガスが溶解さ
れた水は、給湯器23から給湯管22を介して供給され
る湯と混合弁24で設定された温度となるように混合さ
れる。このときの炭酸ガス濃度は、下記式1で表すこと
ができる。
【0037】 温水炭酸ガス濃度=水の炭酸ガス濃度×水流量/(水流量+湯流量)…(式1 ) ここで、水温20℃、湯温75℃、設定温度40℃とす
ると、水と湯の混合比は1.75:1となる。このと
き、40℃での炭酸ガスの飽和濃度は約1000ppmで
あるから、水の炭酸ガス濃度を1600ppmにしておけ
ばよい。20℃の水の飽和炭酸ガス濃度は約1750pp
mであるから、40℃の温水であれば炭酸ガスを飽和さ
せなければならないが、20℃の水であれば飽和溶解量
の9割の炭酸ガスを溶解すればよく、20℃で溶解する
方が有利であるといえる。このとき、水の流量が多い方
がより炭酸ガスを溶解しやすいことから、給湯機23に
より供給される湯温は、高い方(50℃以上であり好ま
しくは60℃以上)が望ましい。なお、ここでは炭酸ガ
スの溶解を飽和条件で比較しているが、人体の血行促進
効果がある炭酸ガス濃度50〜1000ppmの間であれ
ば特に飽和している必要はない。
【0038】混合弁24により設定温度に混合された炭
酸ガスが溶解された温水は、制御弁40により流量を調
節され、使用者が選択したハンドシャワー38またはカ
ラン39より出湯される。炭酸ガスが溶解された湯水
は、炭酸泉でみられる同様の効果、すなわち、炭酸によ
り血管が拡張するので、血行が促進され、疲労回復、冷
え性など多様な効能を期待できる。
【0039】なお、本実施例では気体溶解手段26での
圧力損失を低減するために、細くて圧力損失の大きい中
空糸膜34内部に水を通さず、中空糸膜34の外側を水
が通過し、中空糸膜34の内側から炭酸ガスが透過し水
に溶解する構成としているが、中空糸膜34の内側を水
が通過し、中空糸膜34の外側から炭酸ガスが透過し水
に溶解する構成としても同様の効果が得られる。
【0040】また、減圧弁29を流量調節弁や定流量弁
としても同様の効果がある。 (実施例2)次に本発明の実施例2を図4を参照にしな
がら説明する。
【0041】図4は本発明の実施例2の入浴装置のブロ
ック図であり、実施例1と相違する点のみ説明し、他は
同一番号を付して省略する。図4において、42は給水
管21に設けられた切替弁で、気体溶解手段26と、気
体溶解手段26を水が通過しないように設けられたバイ
パス流路43とのいずれかに切り替えるようになってい
る。44は制御部で、使用者が炭酸を水に溶解するかど
うかを選択する操作部45からの信号により、気体開閉
弁28と切替弁42を制御するものである。制御部44
は操作部45から炭酸溶解の信号を受けると、気体開閉
弁28を開成すると同時に切替弁42を気体溶解手段2
6側に開成し、水に炭酸を供給する。操作部45からの
信号がないときには、制御部44は気体開閉弁28を閉
止するとともに、切替弁42をバイパス流路43側に開
成し、混合弁24に供給される水が気体溶解手段26を
通過しないようにしている。
【0042】従って、炭酸ガスを供給しない場合には、
水は気体溶解手段26を通過しないので中空糸膜34内
を通過する水の流量を大幅に低減でき、水の通過流量に
より大きく左右される中空糸膜34の耐久性能が大幅に
向上できる。また、炭酸ガスを供給しない場合にはバイ
パス流路43を水が通過するので、圧力損失が最低限に
抑制でき、通常の水栓等と同様に使用するができる。
【0043】さらに、使用者は操作部45を操作するの
みで確実に炭酸ガスが供給されるので、無駄な炭酸ガス
が使用されることがなく、また、浴室内に間違って炭酸
ガスのみが供給されることはない。
【0044】また、炭酸ガスが供給された状態で制御弁
40が閉止されるなど、水が供給されないと切替弁42
は自動的にバイパス流路43側を開成する構成とすれ
ば、より確実に次に使用する際もバイパス流路43から
水が供給されることとなり、必要以外の水を中空糸膜3
4に通すことがなくなる。
【0045】(実施例3)以下、本発明の実施例3を図
5〜図7を参照しながら説明する。
【0046】図5は本発明の実施例3の入浴装置の斜視
図、図6は入浴装置のブロック図であり、図7は気体溶
解手段の断面図である。
【0047】図5において、入浴装置であるシャワー浴
装置46は、浴室47の洗い場48に面した壁面49に
取り付けられている。
【0048】シャワー浴装置46において、50は回転
自在に設けられた着座手段である椅子であり、使用者が
座って湯水を浴びれるようになっており、また、未使用
時には本体側に回転し収納可能となっている。
【0049】また、51は回転自在に設けられたアーム
であり、使用者が座って湯水を浴びる場合には、図5に
示すようにセットされ、未使用時には壁面49の方向に
回転して収納可能であり、シャワー浴装置46を使用し
ない場合には、浴室47の洗い場48を広く使えるとと
もに、視覚的な圧迫感を防止している。
【0050】アーム51には、左右対称に湯水を霧状に
噴霧する噴霧ノズル52が設けられており、それぞれ先
端から脚部、腹部、胸部周辺に湯水を噴出できるように
配置されている。また、シャワー浴装置46のカバー5
3にも左右対称に噴霧ノズル52が設けられており、そ
れぞれ背部、腰部周辺に湯水を噴出できるように配置さ
れている。
【0051】シャワー浴装置46の湯水流路は、図6に
示すようになっており、実施例2と相違する点のみ説明
し、他は同一番号を付して省略する。54は、気体溶解
手段55の下流側で、給水管21とバイパス流路43の
合流部の上流側の給水管21に設けられた開閉弁であ
り、切替弁42と連動して制御部56により開閉される
ようになっている。制御部56は、操作部45により炭
酸の混入が選択されると、切替弁42を気体溶解手段5
5側に開成し、同時に開閉弁54も開成するように制御
を行う。また、炭酸の混入が停止されたり、制御弁40
の閉止が操作部により選択されると、切替弁42をバイ
パス流路43側に開成し、同時に開閉弁54も閉止する
ように制御を行う。特に、制御弁40を閉止する際に
は、まず、切替弁42をバイパス流路43側に開成し、
開閉弁54も閉止した後、制御弁40を閉止するように
制御しており、制御弁40の閉止時の水の一次圧力が気
体溶解手段55に直接かからないようになっている。
【0052】図7は気体溶解手段55の断面図であり、
給水管21と水が漏れないように接合され水流路を形成
する多孔体57(たとえばセラミックや樹脂性の多孔
体)は、水が管内から漏れ出すことがなく、外側から供
給される炭酸ガスのみを透過する程度の孔が多数あいて
いるものである。この多孔体57の孔は数オングストロ
ーム〜数十オングストロームの大きさであり、透過した
炭酸ガスが容易に水に溶解しやすくなっている。
【0053】以上の構成において本実施例の作用、動作
について説明する。制御部56は、操作部45により炭
酸の混入が選択されると、切替弁42を気体溶解手段5
5側に開成し、同時に開閉弁54も開成するように制御
を行う。また、炭酸の混入が停止されたり、制御弁40
の閉止が操作部により選択されると、切替弁42をバイ
パス流路43側に開成し、同時に開閉弁54も閉止する
ように制御を行う。特に、制御弁40を閉止する際に
は、まず、切替弁42をバイパス流路43側に開成し、
開閉弁54も閉止した後、制御弁40を閉止するように
制御しており、制御弁40の閉止時の水の一次圧力が気
体溶解手段55に直接かからないようになっているの
で、多孔体57内部へかかる圧力を抑制でき、多孔体5
7の耐久性を向上できるとともに、多孔体57の必要強
度を抑制し、厚みを減少できる。また、炭酸ガスの圧力
損失を低減できるとともに、低コスト化を図ることがで
きる。
【0054】また、気体溶解手段55の両端が閉止され
るため、常に多孔体57内には水が存在し、乾燥される
ことがなく、スケール等の付着も防止できる。
【0055】シャワー浴装置に使用者が着座し、噴霧ノ
ズル52から炭酸を溶解した湯水を浴びると、全身が炭
酸ガスの溶解した湯水により包み込まれるので、あたか
も炭酸泉に入浴したような血行促進をリラックスした状
態で行うことができる。また、炭酸を溶解しない場合で
も体全体を霧状の温水で包み込むので、あたかも入浴し
たような暖まり感を得ることができる。
【0056】なお、第1から第3の実施例では主にシャ
ワーを有する入浴装置について記載したが、浴槽内に湯
水を供給する入浴装置、局部を洗浄する温水洗浄便座、
通常の手や顔を洗う水栓等に使用することも可能であ
り、用途はこれに限らない。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の入浴装置は、水を
供給する給水管と、湯を供給する給湯管と、給水管と給
湯管からの湯水の混合比を調節する混合弁と、前記混合
弁より上流側の給水管に設けられ水に気体を溶解する気
体溶解手段を有するものであり、気体溶解手段を温水が
通過しないので、気体溶解手段の熱による劣化を抑制で
き、耐久性を向上できる。また、温度が低い水に気体を
溶解するので、気体の溶解度が高く、水への気体の溶解
効率を向上できる。
【0058】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
である中空糸膜を介して気体を水に溶解する構成とした
ものであり、気体溶解手段を温水が通過しないので、気
体溶解手段の熱による劣化を抑制でき、耐久性を向上で
きる。特に、中空糸膜の主流である熱可塑性樹脂製のも
のであれば、熱による劣化が顕著でありその効果は大き
い。
【0059】また、本発明の入浴装置は、溶解する気体
を炭酸ガスとしたものであり、温度により溶解度が大き
く変わり揮発しやすい炭酸ガスを水に溶解するので、そ
の溶解効率は大幅に向上する。従って、水に炭酸ガスを
飽和状態に溶解しなくても、炭酸ガス溶解水と湯を混合
すると、ほぼ炭酸ガスが飽和した温水を得ることができ
る。
【0060】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
上流の給水管に供給水圧を調節する圧力調節弁を設けた
ものであり、給湯器や電気温水器を介して減圧されて供
給される湯とは異なり、高圧で供給される給水管の気体
溶解手段上流に水圧を調整する圧力調節弁を設けたの
で、気体溶解手段に高水圧がかかることがなく、気体溶
解手段にかかる圧力を低減でき、耐久性能を向上でき
る。特に中空糸膜等の樹脂製の気体溶解手段であれば、
その効果は大である。
【0061】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
上流側の給水管に供給流量を調節する流量制御弁を設け
たものであり、気体溶解手段に所定以上の流量が流れな
いので、気体溶解手段への負荷が軽減され、耐久性能を
向上できる。
【0062】また、本発明の入浴装置は、水が気体溶解
手段を介さず前記混合弁に供給されるように前記給水管
にバイパス流路を設けたものであり、気体を溶解するた
めに最低量の水しか気体溶解手段に流さないので、水が
流れることによる気体溶解手段の性能低下までの期間を
大幅に延長できるとともに、気体溶解手段での圧力損失
が最小限に抑えられるので、十分な流量を確保できる。
【0063】また、本発明の入浴装置は、給水管とバイ
パス流路の切替弁を設けたものであり、切替弁により必
要に応じて給水管の気体溶解手段に水を流すので、気体
溶解手段の水の通過量を抑制でき、より耐久性を向上で
きるとともに、気体溶解手段を使用しないときには通常
の入浴装置と変わらない圧力損失で湯水を供給できる。
【0064】また、本発明の入浴装置は、気体を気体溶
解手段から供給しないときには切替弁をバイパス流路側
に開成する制御部を設けたものであり、気体が供給され
ているときのみ水が気体溶解手段を通過し、気体が供給
されないときにはバイパス流路を水が通過するように制
御部が確実に制御を行うので、気体溶解手段を通過する
水量を最低限に抑制できる。
【0065】また、本発明の入浴装置は、気体溶解手段
の下流側、および、給水管とバイパス流路の合流部上流
側に開閉弁を設けたものであり、気体溶解手段を水が通
過しないときに開閉弁を閉止すれば、水圧が作用しない
ので、気体溶解手段への負荷が軽減できる。また、未使
用時においても気体溶解手段前後が密封され、水が満た
された状態となるので、給水管内が乾いてスケール等が
気体溶解手段に付着することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における入浴装置のブロック
【図2】同入浴装置の気体溶解手段の断面図
【図3】水温と炭酸溶解量の特性図
【図4】本発明の実施例2における入浴装置のブロック
【図5】本発明の実施例3の入浴装置の斜視図
【図6】同入浴装置のブロック図
【図7】同入浴装置の気体溶解手段の断面図
【図8】従来の入浴装置のブロック図
【図9】同入浴装置の気体溶解手段の断面図
【符号の説明】
21 給水管 22 給湯管 24 混合弁 26 気体溶解手段 29 減圧弁(圧力調節弁) 34 中空糸膜 42 切替弁 43 バイパス流路 44 制御部 46 シャワー浴装置(入浴装置) 54 開閉弁 55 気体溶解手段 56 制御部 57 多孔体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 圭子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を供給する給水管と、湯を供給する給湯
    管と、前記給水管と前記給湯管からの湯水の混合比を調
    節する混合弁と、前記混合弁より上流側の給水管に設け
    られ水に気体を溶解する気体溶解手段とを有する入浴装
    置。
  2. 【請求項2】気体溶解手段は、中空糸膜を介して気体を
    水に溶解する構成とした請求項1記載の入浴装置。
  3. 【請求項3】溶解する気体を炭酸ガスとした請求項1ま
    たは2記載の入浴装置。
  4. 【請求項4】気体溶解手段上流の給水管に供給水圧を調
    節する圧力調節弁を設けた請求項1ないし3のいずれか
    1項記載の入浴装置。
  5. 【請求項5】気体溶解手段上流側の給水管に供給流量を
    調節する流量制御弁を設けた請求項1ないし4のいずれ
    か1項記載の入浴装置。
  6. 【請求項6】水が気体溶解手段を介さず前記混合弁に供
    給されるように前記給水管にバイパス流路を設けた請求
    項1ないし5のいずれか1項記載の入浴装置。
  7. 【請求項7】給水管とバイパス流路の切替弁を設けた請
    求項6記載の入浴装置。
  8. 【請求項8】気体を気体溶解手段から供給しないときに
    は切替弁をバイパス流路側に開成する制御部を設けた請
    求項7記載の入浴装置。
  9. 【請求項9】気体溶解手段の下流側、および、給水管と
    バイパス流路の合流部上流側に開閉弁を設けた請求項7
    または8記載の入浴装置。
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