JPH1147295A - 両開き式の防火ダンパ - Google Patents
両開き式の防火ダンパInfo
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- JPH1147295A JPH1147295A JP28419797A JP28419797A JPH1147295A JP H1147295 A JPH1147295 A JP H1147295A JP 28419797 A JP28419797 A JP 28419797A JP 28419797 A JP28419797 A JP 28419797A JP H1147295 A JPH1147295 A JP H1147295A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 再セット可能で、しかもコンパクトかつ簡易
に設置しうる、両開き式の防火ダンパを提供する。 【解決手段】 ダクト1と、そのダクト1の中心を横切
る軸2によって、開いた状態と閉じた状態との間で回動
自在に設けられる一対の遮蔽板3、4と、それらの遮蔽
板を常時閉じる方向に付勢するネジリコイルバネ6と、
通常の状態ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持する
と共に、火災時に遮蔽板を自由にするトリガー機構7と
を備えている防火ダンパA。トリガー機構7は、一方の
遮蔽板3に設けられる係止金具と、他方の遮蔽板4に半
径方向にスライド自在に設けられるスライド軸11と、
常温時は両者の付勢力の差で離脱側に付勢し、高温時に
は付勢力の差で離脱側にスライド軸を協働的に付勢す
る、一組の復帰バネ19および形状記憶合金バネ20と
を備えている。
に設置しうる、両開き式の防火ダンパを提供する。 【解決手段】 ダクト1と、そのダクト1の中心を横切
る軸2によって、開いた状態と閉じた状態との間で回動
自在に設けられる一対の遮蔽板3、4と、それらの遮蔽
板を常時閉じる方向に付勢するネジリコイルバネ6と、
通常の状態ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持する
と共に、火災時に遮蔽板を自由にするトリガー機構7と
を備えている防火ダンパA。トリガー機構7は、一方の
遮蔽板3に設けられる係止金具と、他方の遮蔽板4に半
径方向にスライド自在に設けられるスライド軸11と、
常温時は両者の付勢力の差で離脱側に付勢し、高温時に
は付勢力の差で離脱側にスライド軸を協働的に付勢す
る、一組の復帰バネ19および形状記憶合金バネ20と
を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両開き式の防火ダン
パに関する。さらに詳しくは、レンジフードや室内用の
換気口などに設置しうる防火ダンパに関する。
パに関する。さらに詳しくは、レンジフードや室内用の
換気口などに設置しうる防火ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両開き式の防火ダンパは、たとえ
ば図8に示すように、換気口に嵌合される円筒状のダク
ト(ケーシング)101と、そのダクトの中心を横切る
軸102によって、それぞれダクト101の中心と平行
な開いた状態と垂直な閉じた状態との間で回動自在に設
けられる一対の半円径の遮蔽板(可動羽根)103、1
04と、それらの遮蔽板を常時閉じる方向に付勢するバ
ネ付き蝶番あるいはネジリコイルバネ105と、通常の
状態ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持すると共
に、火災時に遮蔽板を自由にする温度検出用のストッパ
106とを備えている。ストッパ106はたとえば銅板
などの熱伝導性が高い金属からなる一対の板と、その先
端同士を開かないように固着する温度ヒューズとからコ
字状に形成されている。温度ヒューズはたとえばハンダ
などの、80℃程度で溶融する合金で構成されている。
ば図8に示すように、換気口に嵌合される円筒状のダク
ト(ケーシング)101と、そのダクトの中心を横切る
軸102によって、それぞれダクト101の中心と平行
な開いた状態と垂直な閉じた状態との間で回動自在に設
けられる一対の半円径の遮蔽板(可動羽根)103、1
04と、それらの遮蔽板を常時閉じる方向に付勢するバ
ネ付き蝶番あるいはネジリコイルバネ105と、通常の
状態ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持すると共
に、火災時に遮蔽板を自由にする温度検出用のストッパ
106とを備えている。ストッパ106はたとえば銅板
などの熱伝導性が高い金属からなる一対の板と、その先
端同士を開かないように固着する温度ヒューズとからコ
字状に形成されている。温度ヒューズはたとえばハンダ
などの、80℃程度で溶融する合金で構成されている。
【0003】このものは、一対の遮蔽板103、104
をネジリコイルバネ105の付勢力に抗してダクトの軸
心と平行な状態まで開き、その位置で遮蔽板103、1
04の先端部をストッパ106の2枚の板の間に挿入し
て使用する。それにより、通常の状態ではストッパ10
6が左右の遮蔽板103、104を開いた状態に維持
し、換気口として作用する。そして火災などの異常な高
温時には、温度ヒューズが溶融するので、2枚の板をは
じき飛ばしながら遮蔽板103、104がダクト101
を閉じる。それにより外部から空気が入ることを防止し
て火災の勢いを弱め、延焼などを防止することができ
る。
をネジリコイルバネ105の付勢力に抗してダクトの軸
心と平行な状態まで開き、その位置で遮蔽板103、1
04の先端部をストッパ106の2枚の板の間に挿入し
て使用する。それにより、通常の状態ではストッパ10
6が左右の遮蔽板103、104を開いた状態に維持
し、換気口として作用する。そして火災などの異常な高
温時には、温度ヒューズが溶融するので、2枚の板をは
じき飛ばしながら遮蔽板103、104がダクト101
を閉じる。それにより外部から空気が入ることを防止し
て火災の勢いを弱め、延焼などを防止することができ
る。
【0004】他方、実開昭61−103156号公報に
は、温度ヒューズに代えて形状記憶合金バネを用いた防
火ダンパが開示されている。このものは図9に示すよう
に、1枚の円形の遮蔽板110をダクト111の中心線
(紙面に垂直)と平行な状態と垂直な状態との間で回転
自在に設け、遮蔽板110を常時ダクト111を閉じる
側に付勢するためのネジリコイルバネ112を設け、さ
らに遮蔽板110を平行な状態に維持するためのトリガ
ー装置113をダクト111に貫通するように取り付け
ている。このトリガー装置113は、換気ダクト111
の半径方向にスライド自在に設けた作動軸114と、そ
の作動軸114を常時半径方向内向き(矢印K)に付勢
する作動バネ115と、作動軸114に固定したピン1
16と係合する板状のストッパ117と、高温時にその
係合を外すための形状記憶合金バネ118とを備えてい
る。また遮蔽板110と一体の回転軸119にアーム1
20を設け、そのアームが作動軸114の先端と係合す
るようにしている。
は、温度ヒューズに代えて形状記憶合金バネを用いた防
火ダンパが開示されている。このものは図9に示すよう
に、1枚の円形の遮蔽板110をダクト111の中心線
(紙面に垂直)と平行な状態と垂直な状態との間で回転
自在に設け、遮蔽板110を常時ダクト111を閉じる
側に付勢するためのネジリコイルバネ112を設け、さ
らに遮蔽板110を平行な状態に維持するためのトリガ
ー装置113をダクト111に貫通するように取り付け
ている。このトリガー装置113は、換気ダクト111
の半径方向にスライド自在に設けた作動軸114と、そ
の作動軸114を常時半径方向内向き(矢印K)に付勢
する作動バネ115と、作動軸114に固定したピン1
16と係合する板状のストッパ117と、高温時にその
係合を外すための形状記憶合金バネ118とを備えてい
る。また遮蔽板110と一体の回転軸119にアーム1
20を設け、そのアームが作動軸114の先端と係合す
るようにしている。
【0005】この防火ダンパでは、高温時に形状記憶合
金バネ118が伸びてストッパ117を押し上げ、ピン
116との係合を離脱させる。それにより作動軸114
が作動バネ115の付勢力で右側に付勢され、作動軸の
先端が引き込まれる。そのため作動軸114の先端と係
合していたアーム120が外れ、遮蔽板110はネジリ
コイルバネ112の付勢力で回動し、ダクト111を閉
じる。
金バネ118が伸びてストッパ117を押し上げ、ピン
116との係合を離脱させる。それにより作動軸114
が作動バネ115の付勢力で右側に付勢され、作動軸の
先端が引き込まれる。そのため作動軸114の先端と係
合していたアーム120が外れ、遮蔽板110はネジリ
コイルバネ112の付勢力で回動し、ダクト111を閉
じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記両開き式の防火ダ
ンパは、温度ヒューズを利用したストッパを用いている
ので、一旦作動して温度ヒューズが溶融すると、再度使
用することができない。したがって実際に作動させるテ
ストを行うことはできない。他方、形状記憶合金バネを
備えたトリガー装置を用いた防火ダンパでは、形状記憶
合金バネはその温度が下がると再びもとの形状に戻る。
そのため、たとえばヘアドライヤなどで加熱して動作確
認をした後、再度セットすることができる。しかし両開
き式の防火ダンパの場合はこのトリガー機構を2セット
準備する必要があり、しかも換気ダクトにそれぞれトリ
ガー装置を取り付けるのは、きわめて繁雑である。
ンパは、温度ヒューズを利用したストッパを用いている
ので、一旦作動して温度ヒューズが溶融すると、再度使
用することができない。したがって実際に作動させるテ
ストを行うことはできない。他方、形状記憶合金バネを
備えたトリガー装置を用いた防火ダンパでは、形状記憶
合金バネはその温度が下がると再びもとの形状に戻る。
そのため、たとえばヘアドライヤなどで加熱して動作確
認をした後、再度セットすることができる。しかし両開
き式の防火ダンパの場合はこのトリガー機構を2セット
準備する必要があり、しかも換気ダクトにそれぞれトリ
ガー装置を取り付けるのは、きわめて繁雑である。
【0007】本発明は形状記憶合金バネを有するトリガ
ー装置の利点と、温度ヒューズの簡便さとを共に有し、
再セット可能で、しかもコンパクトかつ簡易に設置しう
る、両開き式の防火ダンパを提供することを技術課題と
している。
ー装置の利点と、温度ヒューズの簡便さとを共に有し、
再セット可能で、しかもコンパクトかつ簡易に設置しう
る、両開き式の防火ダンパを提供することを技術課題と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の両開き式の防火
ダンパは、換気口の中心を横切る軸によって、それぞれ
換気口に水平な向きに開いた状態と垂直な閉じた状態と
の間で回動自在に設けられる一対の遮蔽板と、それらの
遮蔽板を常時閉じる方向に付勢する手段と、通常の状態
ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持すると共に、火
災時に遮蔽板を自由にするトリガー機構とを備えてお
り、そのトリガー機構が、一方の遮蔽板に設けられる係
止部と、他方の遮蔽板に、その係止部と係合する位置と
離脱する位置との間で移動自在に設けられる可動部材
と、その可動部材を常温時は両者の付勢力の差で係合側
に付勢し、高温時には付勢力の差で離脱側に付勢するよ
うに協働する、互いに逆向きに可動部材を付勢する一組
の復帰バネおよび形状記憶合金バネとを備えており、そ
の形状記憶合金バネが、閉じた状態における遮蔽板の表
面側に、その表面と平行に張られていることを特徴とし
ている。
ダンパは、換気口の中心を横切る軸によって、それぞれ
換気口に水平な向きに開いた状態と垂直な閉じた状態と
の間で回動自在に設けられる一対の遮蔽板と、それらの
遮蔽板を常時閉じる方向に付勢する手段と、通常の状態
ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持すると共に、火
災時に遮蔽板を自由にするトリガー機構とを備えてお
り、そのトリガー機構が、一方の遮蔽板に設けられる係
止部と、他方の遮蔽板に、その係止部と係合する位置と
離脱する位置との間で移動自在に設けられる可動部材
と、その可動部材を常温時は両者の付勢力の差で係合側
に付勢し、高温時には付勢力の差で離脱側に付勢するよ
うに協働する、互いに逆向きに可動部材を付勢する一組
の復帰バネおよび形状記憶合金バネとを備えており、そ
の形状記憶合金バネが、閉じた状態における遮蔽板の表
面側に、その表面と平行に張られていることを特徴とし
ている。
【0009】前記可動部材は、閉じた状態の遮蔽板の外
面と平行に、係合位置と離脱位置との間で摺動自在に設
けられるスライド部材と、そのスライド部材に設けた、
遮蔽板に形成した開口部を貫通して他方の遮蔽板の係止
部に係止される係合突起とから構成するのが好ましい。
さらに前記復帰バネがそのスライド部材を囲むように設
けられるコイルバネである防火ダンパが一層好ましい。
面と平行に、係合位置と離脱位置との間で摺動自在に設
けられるスライド部材と、そのスライド部材に設けた、
遮蔽板に形成した開口部を貫通して他方の遮蔽板の係止
部に係止される係合突起とから構成するのが好ましい。
さらに前記復帰バネがそのスライド部材を囲むように設
けられるコイルバネである防火ダンパが一層好ましい。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明の防火ダンパは、一対
の遮蔽板を、それぞれ閉じる方向に付勢する手段の付勢
力に抗して開いた状態まで回動させ、一方の遮蔽板の係
止部に他方の遮蔽板に設けた可動部材を係合させてセッ
トする。常温時には、形状記憶合金バネあるいは復帰バ
ネの内の一方が可動部材を他方の付勢力に抗して係合位
置側に付勢するので、そのセットした開いた状態が維持
される。
の遮蔽板を、それぞれ閉じる方向に付勢する手段の付勢
力に抗して開いた状態まで回動させ、一方の遮蔽板の係
止部に他方の遮蔽板に設けた可動部材を係合させてセッ
トする。常温時には、形状記憶合金バネあるいは復帰バ
ネの内の一方が可動部材を他方の付勢力に抗して係合位
置側に付勢するので、そのセットした開いた状態が維持
される。
【0011】そして一旦火災になると、形状記憶合金バ
ネの付勢力が弱く、あるいは強くなるので、可動部材を
離脱位置に移動させる付勢力が係合位置に維持させよう
とする付勢力を上まわり、可動部材を離脱位置まで移動
させる。そのため可動部材と係止部の係合が外れ、一対
の遮蔽板は、それぞれ閉じる方向に付勢する手段によっ
て閉じる位置まで回動し、換気口を塞ぐ。
ネの付勢力が弱く、あるいは強くなるので、可動部材を
離脱位置に移動させる付勢力が係合位置に維持させよう
とする付勢力を上まわり、可動部材を離脱位置まで移動
させる。そのため可動部材と係止部の係合が外れ、一対
の遮蔽板は、それぞれ閉じる方向に付勢する手段によっ
て閉じる位置まで回動し、換気口を塞ぐ。
【0012】このように本発明の防火ダンパにおいて
は、2枚の遮蔽板は、1個の可動部材および1本の形状
記憶合金バネを用いたトリガー機構により制御される。
そのため機構が簡単である。また、可動部材も係止部
も、遮蔽板自体に取り付けているので、トリガー機構を
換気口の壁に取り付ける必要がない。したがって従来の
両開き式の防火ダンパと同じく、単に換気口の内部に挿
入し、固定するだけで取り付けることができる。
は、2枚の遮蔽板は、1個の可動部材および1本の形状
記憶合金バネを用いたトリガー機構により制御される。
そのため機構が簡単である。また、可動部材も係止部
も、遮蔽板自体に取り付けているので、トリガー機構を
換気口の壁に取り付ける必要がない。したがって従来の
両開き式の防火ダンパと同じく、単に換気口の内部に挿
入し、固定するだけで取り付けることができる。
【0013】可動部材を、閉じた状態の遮蔽板の外面と
平行に、係合位置と離脱位置との間で摺動自在に設けら
れるスライド部材と、そのスライド部材に設けた、遮蔽
板に形成した開口部を貫通して他方の遮蔽板の係止部に
係止される係合突起とから構成する場合は、遮蔽板同士
をほぼ重ねた状態でセットすることができる。そのため
換気口の圧損が少ない。またスライド部材の直進運動に
対し、直接復帰バネや形状記憶合金バネの付勢力を作用
させることができる。そのため作動力の効率が高い。
平行に、係合位置と離脱位置との間で摺動自在に設けら
れるスライド部材と、そのスライド部材に設けた、遮蔽
板に形成した開口部を貫通して他方の遮蔽板の係止部に
係止される係合突起とから構成する場合は、遮蔽板同士
をほぼ重ねた状態でセットすることができる。そのため
換気口の圧損が少ない。またスライド部材の直進運動に
対し、直接復帰バネや形状記憶合金バネの付勢力を作用
させることができる。そのため作動力の効率が高い。
【0014】さらに復帰バネがそのスライド部材を囲む
ように設けられるコイルバネとする場合は、コイルバネ
の付勢力がスライド部材の軸心方向に働くので、一層作
動力の効率が高い。しかも必要とするスペースが少ない
ので、コンパクトに構成しうる。なお、形状記憶合金バ
ネをスライド部材と同心状に配置することもできるが、
換気口を通る空気と充分に触れるほうが温度検出作用が
高い。そのため復帰バネをスライド部材と同心にするほ
うが好ましい。
ように設けられるコイルバネとする場合は、コイルバネ
の付勢力がスライド部材の軸心方向に働くので、一層作
動力の効率が高い。しかも必要とするスペースが少ない
ので、コンパクトに構成しうる。なお、形状記憶合金バ
ネをスライド部材と同心状に配置することもできるが、
換気口を通る空気と充分に触れるほうが温度検出作用が
高い。そのため復帰バネをスライド部材と同心にするほ
うが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の両開き式の防火ダンパの好ましい実施の形態を説明す
る。図1は本発明の防火ダンパの一実施形態を示す一部
切り欠き斜視図、図2はその平面断面図、図3は図2の
防火ダンパのトリガー機構の側面断面図、図4および図
5はそれぞれ本発明に関わるトリガー機構の他の実施形
態を示す側面断面図、図6は本発明の防火ダンパのさら
に他の実施形態を示す側面断面図、図7aは本発明に関
わるトリガー機構のさらに他の実施形態を示す側面断面
図、図7bはその平面断面図、図7cはその正面図であ
る。
の両開き式の防火ダンパの好ましい実施の形態を説明す
る。図1は本発明の防火ダンパの一実施形態を示す一部
切り欠き斜視図、図2はその平面断面図、図3は図2の
防火ダンパのトリガー機構の側面断面図、図4および図
5はそれぞれ本発明に関わるトリガー機構の他の実施形
態を示す側面断面図、図6は本発明の防火ダンパのさら
に他の実施形態を示す側面断面図、図7aは本発明に関
わるトリガー機構のさらに他の実施形態を示す側面断面
図、図7bはその平面断面図、図7cはその正面図であ
る。
【0016】図1の両開き式の防火タンパAは、円筒状
のダクト1と、そのダクト1の中心部を直径方向に横切
る軸2と、その軸に回動自在に設けられる一対の半円状
の遮蔽板3、4とを備えている。ダクト1には内向きに
突出する断面矩形状の溝部5が環状に形成され、その溝
部5の内面が遮蔽板3、4のダクトを閉じたときのスト
ッパとなっている。なお図示していないが、遮蔽板3、
4の上端または下端、あるいはその両方に、遮蔽板が実
線で示すようにダクトの軸心と平行な状態に回動してダ
クトを開いたとき、ダクト1の溝部5の内面と係合する
ストッパが設けられている。
のダクト1と、そのダクト1の中心部を直径方向に横切
る軸2と、その軸に回動自在に設けられる一対の半円状
の遮蔽板3、4とを備えている。ダクト1には内向きに
突出する断面矩形状の溝部5が環状に形成され、その溝
部5の内面が遮蔽板3、4のダクトを閉じたときのスト
ッパとなっている。なお図示していないが、遮蔽板3、
4の上端または下端、あるいはその両方に、遮蔽板が実
線で示すようにダクトの軸心と平行な状態に回動してダ
クトを開いたとき、ダクト1の溝部5の内面と係合する
ストッパが設けられている。
【0017】図2に詳細に示すように、遮蔽板3、4の
間の軸2には、遮蔽板3、4をダクトを閉じる方向(矢
印T方向)に常時付勢するネジリコイルバネ6のコイル
部6aが装着され、その両端のアーム部6b、6bは各
遮蔽板3、4に係止されている。さらに遮蔽板3、4の
先端部近辺には、ネジリコイルバネ6の付勢力に抗して
それらを開いた状態に維持するトリガー機構7が設けら
れている。
間の軸2には、遮蔽板3、4をダクトを閉じる方向(矢
印T方向)に常時付勢するネジリコイルバネ6のコイル
部6aが装着され、その両端のアーム部6b、6bは各
遮蔽板3、4に係止されている。さらに遮蔽板3、4の
先端部近辺には、ネジリコイルバネ6の付勢力に抗して
それらを開いた状態に維持するトリガー機構7が設けら
れている。
【0018】図3に詳細に示すように、そのトリガー機
構7は、一方の遮蔽板3に取り付けられる係止金具10
と、他方の遮蔽板4に半径方向に移動自在に取り付けら
れるスライド軸11とを備えている。係止金具10は本
実施形態では自由端をダクトの中心側に曲がる係止突起
10aとした断面コ字状の部材であり、開口側が内向き
になるように一方の遮蔽板3に固定されている。スライ
ド軸11は、他方の遮蔽板4に固定されたブラケット1
2の端部の立ち上がり片13、14を貫通し、それらの
立ち上がり片に13、14によってスライド自在に支持
される軸部11aと、その軸部の端部からT字状に横方
向に延びる横材11bとからなる。
構7は、一方の遮蔽板3に取り付けられる係止金具10
と、他方の遮蔽板4に半径方向に移動自在に取り付けら
れるスライド軸11とを備えている。係止金具10は本
実施形態では自由端をダクトの中心側に曲がる係止突起
10aとした断面コ字状の部材であり、開口側が内向き
になるように一方の遮蔽板3に固定されている。スライ
ド軸11は、他方の遮蔽板4に固定されたブラケット1
2の端部の立ち上がり片13、14を貫通し、それらの
立ち上がり片に13、14によってスライド自在に支持
される軸部11aと、その軸部の端部からT字状に横方
向に延びる横材11bとからなる。
【0019】横材11bの一端は前記他方の遮蔽板4に
形成した開口部15を貫通して、前記一方の遮蔽板3の
係止金具10まで延びており、その先端は係止金具10
の係止突起10aと係合するように、ダクトの外側に向
かって曲がった係合突起11cとしている。さらにスラ
イド軸11には径を大きくした段部18が設けられてい
る。そして段部18とブラケット12の一方の立ち上が
り片(図3の下方)13との間には、スライド軸11を
常時係合する方向(矢印U)に付勢する圧縮コイルバネ
からなる復帰バネ19が介装されている。復帰バネ19
はスライド軸11に巻き付けるように配置されている。
形成した開口部15を貫通して、前記一方の遮蔽板3の
係止金具10まで延びており、その先端は係止金具10
の係止突起10aと係合するように、ダクトの外側に向
かって曲がった係合突起11cとしている。さらにスラ
イド軸11には径を大きくした段部18が設けられてい
る。そして段部18とブラケット12の一方の立ち上が
り片(図3の下方)13との間には、スライド軸11を
常時係合する方向(矢印U)に付勢する圧縮コイルバネ
からなる復帰バネ19が介装されている。復帰バネ19
はスライド軸11に巻き付けるように配置されている。
【0020】また横材11bの他方の端部と下側の立ち
上がり片13との間には、形状記憶合金製のバネ(以
下、形状記憶合金バネという)20が介装されている。
本実施形態では形状記憶合金バネ20は引っ張りバネで
ある。形状記憶合金としては変態温度がたとえば70〜
80℃程度となるチタン・ニッケル系の形状記憶合金が
好ましいが、それ以外の合金であってもよい。また形状
記憶合金バネ20の引っ張り力は、変態温度以上ではス
ライド軸11の全ストロークで復帰バネ19の付勢力
(押圧力)より小さく、変態温度未満では復帰バネ19
の付勢力より大きくなるように設定されている。
上がり片13との間には、形状記憶合金製のバネ(以
下、形状記憶合金バネという)20が介装されている。
本実施形態では形状記憶合金バネ20は引っ張りバネで
ある。形状記憶合金としては変態温度がたとえば70〜
80℃程度となるチタン・ニッケル系の形状記憶合金が
好ましいが、それ以外の合金であってもよい。また形状
記憶合金バネ20の引っ張り力は、変態温度以上ではス
ライド軸11の全ストロークで復帰バネ19の付勢力
(押圧力)より小さく、変態温度未満では復帰バネ19
の付勢力より大きくなるように設定されている。
【0021】上記の実施形態では形状記憶合金バネ20
を引っ張りバネとし、復帰バネ19を圧縮バネとしてい
るが、逆に所定温度以上で押圧力を発揮する圧縮バネの
形状記憶合金バネを採用することもできる。その場合
は、復帰バネ19として引っ張りコイルバネなどの引っ
張りバネを採用すればよい。また、形状記憶合金バネ2
0の押圧力は、変態温度以上ではスライド軸11の全ス
トロークで復帰バネ19の付勢力(引っ張り力)より小
さく、変態温度未満では大きくなるように設定する。
を引っ張りバネとし、復帰バネ19を圧縮バネとしてい
るが、逆に所定温度以上で押圧力を発揮する圧縮バネの
形状記憶合金バネを採用することもできる。その場合
は、復帰バネ19として引っ張りコイルバネなどの引っ
張りバネを採用すればよい。また、形状記憶合金バネ2
0の押圧力は、変態温度以上ではスライド軸11の全ス
トロークで復帰バネ19の付勢力(引っ張り力)より小
さく、変態温度未満では大きくなるように設定する。
【0022】上記のごとく構成される防火ダンパAは、
常温では復帰バネ19の押圧力よりも形状記憶合金バネ
20の引っ張り力が弱いので、スライド軸11は矢印U
方向に移動している。そのため防火ダンパAをセットす
る場合は、まず図2の想像線で示す開いた状態の遮蔽板
3、4をネジリコイルバネ6の付勢力に抗して閉じる位
置の近辺まで矢印T2方向に回動させる。ついでその状
態でスライド軸11を形状記憶合金バネ20の付勢力
(実際は形状記憶合金バネ20と復帰バネ19の付勢力
の差)に抗して矢印U2方向にスライドさせ(想像線参
照)、係合突起11cが係止金具10の係止突起10a
を超えた状態でスライド軸11を離す。それにより、図
3に示すように、係止突起10aにスライド軸11の係
合突起11cが係合した状態になり、セットが完了す
る。
常温では復帰バネ19の押圧力よりも形状記憶合金バネ
20の引っ張り力が弱いので、スライド軸11は矢印U
方向に移動している。そのため防火ダンパAをセットす
る場合は、まず図2の想像線で示す開いた状態の遮蔽板
3、4をネジリコイルバネ6の付勢力に抗して閉じる位
置の近辺まで矢印T2方向に回動させる。ついでその状
態でスライド軸11を形状記憶合金バネ20の付勢力
(実際は形状記憶合金バネ20と復帰バネ19の付勢力
の差)に抗して矢印U2方向にスライドさせ(想像線参
照)、係合突起11cが係止金具10の係止突起10a
を超えた状態でスライド軸11を離す。それにより、図
3に示すように、係止突起10aにスライド軸11の係
合突起11cが係合した状態になり、セットが完了す
る。
【0023】この状態ではスライド軸11は図3の上向
きに復帰バネ19の付勢力を受け、下向きに形状記憶合
金バネ20の付勢力を受けている。しかし常温では復帰
バネ19の付勢力が勝っているので、図3のセット状態
は安定して維持される。
きに復帰バネ19の付勢力を受け、下向きに形状記憶合
金バネ20の付勢力を受けている。しかし常温では復帰
バネ19の付勢力が勝っているので、図3のセット状態
は安定して維持される。
【0024】つぎに火災が発生したとき、あるいはテス
ト用のヘアドライヤの温風などで周囲温度が上昇して形
状記憶合金の変態温度を超えた場合は、形状記憶合金バ
ネ20の下向きの付勢力が急激に増大する。そのため復
帰バネ19の付勢力に抗してスライド軸11を下向き
(矢印U2)に移動させる。そのため係合突起11cが
係止金具10の係止突起10aから離脱し、一対の遮蔽
板3、4は自由になる。そのため遮蔽板3、4はネジリ
コイルバネ6の付勢力により、ダクト1の通路を閉じる
ことになる。それにより火災の場合は室内への新たな空
気の供給が断たれ、火災を鎮火させる方向に向かわせ
る。
ト用のヘアドライヤの温風などで周囲温度が上昇して形
状記憶合金の変態温度を超えた場合は、形状記憶合金バ
ネ20の下向きの付勢力が急激に増大する。そのため復
帰バネ19の付勢力に抗してスライド軸11を下向き
(矢印U2)に移動させる。そのため係合突起11cが
係止金具10の係止突起10aから離脱し、一対の遮蔽
板3、4は自由になる。そのため遮蔽板3、4はネジリ
コイルバネ6の付勢力により、ダクト1の通路を閉じる
ことになる。それにより火災の場合は室内への新たな空
気の供給が断たれ、火災を鎮火させる方向に向かわせ
る。
【0025】火災が鎮火した後、あるいはテスト用のヘ
アドライヤの冷風などで形状記憶合金バネ20の温度を
変態温度よりも低下させると、再び前述の手順で防火ダ
ンパAをセットすることができる。
アドライヤの冷風などで形状記憶合金バネ20の温度を
変態温度よりも低下させると、再び前述の手順で防火ダ
ンパAをセットすることができる。
【0026】つぎに図4を参照しながら本発明の防火ダ
ンパに用いるトリガー機構の他の実施形態を説明する。
図4の防火ダンパBのトリガー機構は、一方の遮蔽板3
に係止金具10が取り付けられ、他方の遮蔽板4にレバ
ー22が軸23によって回動自在に取り付けられてい
る。軸23はブラケット24によって遮蔽板4に取り付
けている。係止金具10の先端は曲がった係止突起10
aとしており、その係止突起10aの背面は傾斜面10
bにしている。さらにレバー22の先端に設けた係合突
起22aは、遮蔽板4の開口部15を貫通して係止金具
10まで延びており、その係合突起11cの背面にも傾
斜面25が形成されている。
ンパに用いるトリガー機構の他の実施形態を説明する。
図4の防火ダンパBのトリガー機構は、一方の遮蔽板3
に係止金具10が取り付けられ、他方の遮蔽板4にレバ
ー22が軸23によって回動自在に取り付けられてい
る。軸23はブラケット24によって遮蔽板4に取り付
けている。係止金具10の先端は曲がった係止突起10
aとしており、その係止突起10aの背面は傾斜面10
bにしている。さらにレバー22の先端に設けた係合突
起22aは、遮蔽板4の開口部15を貫通して係止金具
10まで延びており、その係合突起11cの背面にも傾
斜面25が形成されている。
【0027】本実施形態では、閉じた位置における遮蔽
板4の外面側に形状記憶合金バネ20が配置され、内面
側に復帰バネ19が配置されている。形状記憶合金バネ
20は、遮蔽板4の外面に取り付けた係止ブラケット2
6とレバー22の端部の間に介装されている。またこの
形状記憶合金バネ20は、前述の場合と同じく、高温時
に付勢力(引っ張り力)が弱くなる形状記憶合金バネ
(引っ張りバネ)である。しかし復帰バネ19はレバー
22の先端側と遮蔽版4の内面側に取りつけた係止ブラ
ケット27との間に張った引っ張りコイルバネとしてい
る。形状記憶合金バネ20の付勢力は、変態温度以下で
は、復帰バネ19の引っ張り力に勝ち、変態温度を超え
ると復帰バネ19の付勢力に負けるようにしている。
板4の外面側に形状記憶合金バネ20が配置され、内面
側に復帰バネ19が配置されている。形状記憶合金バネ
20は、遮蔽板4の外面に取り付けた係止ブラケット2
6とレバー22の端部の間に介装されている。またこの
形状記憶合金バネ20は、前述の場合と同じく、高温時
に付勢力(引っ張り力)が弱くなる形状記憶合金バネ
(引っ張りバネ)である。しかし復帰バネ19はレバー
22の先端側と遮蔽版4の内面側に取りつけた係止ブラ
ケット27との間に張った引っ張りコイルバネとしてい
る。形状記憶合金バネ20の付勢力は、変態温度以下で
は、復帰バネ19の引っ張り力に勝ち、変態温度を超え
ると復帰バネ19の付勢力に負けるようにしている。
【0028】この防火ダンパBは、常温時には形状記憶
合金バネ20の付勢力が復帰バネ19の付勢力に打ち勝
つので、レバー22は時計方向(矢印R方向)に回動し
ている。この状態で防火ダンパBをセットするべく、ネ
ジリコイルバネ(図2の符号6参照)の付勢力に抗して
一対の遮蔽板3、4同士を閉じる位置まで回動させる
と、レバー22の先端の係合突起22aの傾斜面25と
係止金具10の係止突起10の傾斜面10bとが当接
し、レバー22を反時計方向に少し回動させる。ついで
係合突起22aが係止突起10aを乗り越えると、レバ
ー22は再び時計方向に回動し、係止突起10aに係合
突起22aが係合する。それによりセットが完了する。
合金バネ20の付勢力が復帰バネ19の付勢力に打ち勝
つので、レバー22は時計方向(矢印R方向)に回動し
ている。この状態で防火ダンパBをセットするべく、ネ
ジリコイルバネ(図2の符号6参照)の付勢力に抗して
一対の遮蔽板3、4同士を閉じる位置まで回動させる
と、レバー22の先端の係合突起22aの傾斜面25と
係止金具10の係止突起10の傾斜面10bとが当接
し、レバー22を反時計方向に少し回動させる。ついで
係合突起22aが係止突起10aを乗り越えると、レバ
ー22は再び時計方向に回動し、係止突起10aに係合
突起22aが係合する。それによりセットが完了する。
【0029】このように本実施形態では、可動部材であ
るレバー22と係止部である係止金具10とが傾斜面2
5、10b同士で当接してレバー22を回動させるの
で、簡単に両者を係合させることができる。なお傾斜面
は一方に設けるだけでもよく、平坦な傾斜面に代えて湾
曲したいわゆるアール面としてもよい。さらに図3のス
ライド軸を用いたトリガー機構においても、係止突起1
0の背面と係合突起11cの背面の両方、あるいは一方
に傾斜面を設けることにより、同様の作用効果を奏させ
ることができる。
るレバー22と係止部である係止金具10とが傾斜面2
5、10b同士で当接してレバー22を回動させるの
で、簡単に両者を係合させることができる。なお傾斜面
は一方に設けるだけでもよく、平坦な傾斜面に代えて湾
曲したいわゆるアール面としてもよい。さらに図3のス
ライド軸を用いたトリガー機構においても、係止突起1
0の背面と係合突起11cの背面の両方、あるいは一方
に傾斜面を設けることにより、同様の作用効果を奏させ
ることができる。
【0030】図4の実施形態では、形状記憶合金バネ2
0と復帰バネ19をそれぞれ引っ張りバネとしている
が、両方とも圧縮バネとすることもできる。その場合
は、形状記憶合金バネ20の付勢力(押圧力)は、変態
温度以下では、復帰バネ19の付勢力(押圧力)に負
け、変態温度を超えると復帰バネ19の付勢力に打ち勝
つようにすればよい。
0と復帰バネ19をそれぞれ引っ張りバネとしている
が、両方とも圧縮バネとすることもできる。その場合
は、形状記憶合金バネ20の付勢力(押圧力)は、変態
温度以下では、復帰バネ19の付勢力(押圧力)に負
け、変態温度を超えると復帰バネ19の付勢力に打ち勝
つようにすればよい。
【0031】図5に示す防火ダンパCのトリガー機構
は、図4の防火ダンパBのレバー機構と、図3の防火ダ
ンパAにおけるバネの配置とを組み合わせたものであ
る。即ちこの実施形態では、遮蔽板4の外側に形状記憶
合金バネ20と復帰バネ19とを並列的に設けている。
この場合は図3の場合と同じく、一方のバネを圧縮バネ
とし、他方のバネを引っ張りバネとする。またレバー2
2は時計方向の回動が離脱側で、反時計方向の回動が係
合側としているが、逆にしてもよい。
は、図4の防火ダンパBのレバー機構と、図3の防火ダ
ンパAにおけるバネの配置とを組み合わせたものであ
る。即ちこの実施形態では、遮蔽板4の外側に形状記憶
合金バネ20と復帰バネ19とを並列的に設けている。
この場合は図3の場合と同じく、一方のバネを圧縮バネ
とし、他方のバネを引っ張りバネとする。またレバー2
2は時計方向の回動が離脱側で、反時計方向の回動が係
合側としているが、逆にしてもよい。
【0032】図6に示す防火ダンパDでは、レバー22
の回動中心となる軸23を遮蔽板4に対して直角にして
いる。そのためレバー22は遮蔽板4と平行な平面内で
回動する。そしてレバー22の係合突起22aは手前側
の遮蔽板4に形成した開口部ないし切り欠き部28を貫
通して向こう側の遮蔽板3の係止金具10の係止突起1
0aに係合している。形状記憶合金バネ20および復帰
バネ19は、図6のようにレバー22の反対側に設けて
もよく、あるいは同じ側に設けてもよい。前者の場合は
両方のバネが同種のもの(一方が引っ張りバネであれば
他方も引っ張りバネなど)であり、後者の場合は両方の
バネが互いに異なる種類のバネ(一方が引っ張りバネで
他方が圧縮バネ)となる。
の回動中心となる軸23を遮蔽板4に対して直角にして
いる。そのためレバー22は遮蔽板4と平行な平面内で
回動する。そしてレバー22の係合突起22aは手前側
の遮蔽板4に形成した開口部ないし切り欠き部28を貫
通して向こう側の遮蔽板3の係止金具10の係止突起1
0aに係合している。形状記憶合金バネ20および復帰
バネ19は、図6のようにレバー22の反対側に設けて
もよく、あるいは同じ側に設けてもよい。前者の場合は
両方のバネが同種のもの(一方が引っ張りバネであれば
他方も引っ張りバネなど)であり、後者の場合は両方の
バネが互いに異なる種類のバネ(一方が引っ張りバネで
他方が圧縮バネ)となる。
【0033】このものはレバー22による力の倍率を大
きくすることができる。また、形状記憶合金バネ20を
空気の流れを横切るように配置することができるので、
温度の検知感度を高くすることができる。
きくすることができる。また、形状記憶合金バネ20を
空気の流れを横切るように配置することができるので、
温度の検知感度を高くすることができる。
【0034】図7a、図7bおよび図7cは図3のトリ
ガー機構とほぼ同じ構成を備えたトリガー機構30を示
している。このトリガー機構30では、図7aに示すよ
うに、スライド軸11を支持するコ字状のブラケット1
2は、開口側が遮蔽板4の側を向くように配置され、ブ
ラケット12の外側を抱くようにケース31が設けられ
ている。ケース31は図7bに示すように平面形状がコ
字状の部分31aと、その自由端から外側に拡がるフラ
ンジ部31bとを備えている。またケース31の下端内
面には、L字状のバネ係止片32が固定されている。バ
ネ係止片32は形状記憶合金バネ20の下端を係止する
ためのものである。
ガー機構とほぼ同じ構成を備えたトリガー機構30を示
している。このトリガー機構30では、図7aに示すよ
うに、スライド軸11を支持するコ字状のブラケット1
2は、開口側が遮蔽板4の側を向くように配置され、ブ
ラケット12の外側を抱くようにケース31が設けられ
ている。ケース31は図7bに示すように平面形状がコ
字状の部分31aと、その自由端から外側に拡がるフラ
ンジ部31bとを備えている。またケース31の下端内
面には、L字状のバネ係止片32が固定されている。バ
ネ係止片32は形状記憶合金バネ20の下端を係止する
ためのものである。
【0035】また横材33はスライド軸11とは別部品
としており、スライド軸11の軸心に対して偏心して配
置されている。すなわち横材33にはスライド軸11に
取り付けるための取付片33aが設けられ、スライド軸
11の上端に設けたネジ34を取付片33aに挿入し、
ナット35で両者を固定している。横材33の先端には
三角形状の係合突起36が設けられ、その傾斜面によ
り、2枚の遮蔽板3、4をセットするときに自動的に係
合突起36と係止金具10とが係止するようにしてい
る。なお本実施形態では、係止金具10はワッシャなど
のリング部材を折り曲げた形状にしている。また図7a
の符号37はスライド軸11に嵌着したEリングであ
り、図3の場合の段部18に相当し、復帰バネ19の上
端と当接するものである。
としており、スライド軸11の軸心に対して偏心して配
置されている。すなわち横材33にはスライド軸11に
取り付けるための取付片33aが設けられ、スライド軸
11の上端に設けたネジ34を取付片33aに挿入し、
ナット35で両者を固定している。横材33の先端には
三角形状の係合突起36が設けられ、その傾斜面によ
り、2枚の遮蔽板3、4をセットするときに自動的に係
合突起36と係止金具10とが係止するようにしてい
る。なお本実施形態では、係止金具10はワッシャなど
のリング部材を折り曲げた形状にしている。また図7a
の符号37はスライド軸11に嵌着したEリングであ
り、図3の場合の段部18に相当し、復帰バネ19の上
端と当接するものである。
【0036】図2の防火ダンパAでは2枚の遮蔽板3、
4を拡げる方向に付勢する手段としてネジリコイルバネ
6を採用しているが、市販のバネ付き蝶番などを採用す
ることもできる。
4を拡げる方向に付勢する手段としてネジリコイルバネ
6を採用しているが、市販のバネ付き蝶番などを採用す
ることもできる。
【図1】 本発明の両開き式の防火ダンパの一実施形態
を示す一部切り欠き斜視図である。
を示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】 図1の防火ダンパの平面断面図である。
【図3】 図2の防火タンパのトリガー機構を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図4】 本発明にかかわるトリガー機構の他の実施形
態を示す側面断面図である。
態を示す側面断面図である。
【図5】 本発明にかかわるトリガー機構のさらに他の
実施形態を示す側面断面図である。
実施形態を示す側面断面図である。
【図6】 本発明の防火ダンパのさらに他の実施形態を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図7】 図7aは本発明にかかわるトリガー機構のさ
らに他の実施形態を示す側面断面図、図7bはその平面
断面図、図7cはその正面図である。
らに他の実施形態を示す側面断面図、図7bはその平面
断面図、図7cはその正面図である。
【図8】 従来の両開き式の防火ダンパの一例を示す一
部切り欠き斜視図である。
部切り欠き斜視図である。
【図9】 従来の形状記憶合金バネを採用した防火ダン
パの一例を示す横断面図である
パの一例を示す横断面図である
A 防火タンパ 1 ダクト 2 軸 3 遮蔽板 4 遮蔽板 6 ネジリコイルバネ 7 トリガー機構 10 係止金具 11 スライド軸 19 復帰バネ 20 形状記憶合金バネ 22 レバー 30 トリガー機構
フロントページの続き (72)発明者 村上 勝美 大阪府東大阪市東鴻池町3丁目5番25号 大東テック株式会社内 (72)発明者 大月 昭弘 大阪府東大阪市東鴻池町3丁目5番25号 大東テック株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 換気口の中心を横切る軸によって、それ
ぞれ換気口に水平な向きに開いた状態と垂直な閉じた状
態との間で回動自在に設けられる一対の遮蔽板と、それ
らの遮蔽板を常時閉じる方向に付勢する手段と、通常の
状態ではそれらの遮蔽板を開いた状態に維持すると共
に、火災時に遮蔽板を自由にするトリガー機構とを備え
ており、そのトリガー機構が、一方の遮蔽板に設けられ
る係止部と、他方の遮蔽板に、その係止部と係合する位
置と離脱する位置との間で移動自在に設けられる可動部
材と、その可動部材を常温時は両者の付勢力の差で係合
側に付勢し、高温時には付勢力の差で離脱側に付勢する
ように協働する、互いに逆向きに可動部材を付勢する一
組の復帰バネおよび形状記憶合金バネとを備えており、
その形状記憶合金バネが、閉じた状態における遮蔽板の
表面側に、その表面と平行に張られている、両開き式の
防火ダンパ。 - 【請求項2】 前記可動部材が、閉じた状態の遮蔽板の
外面と平行に、係合位置と離脱位置との間で摺動自在に
設けられるスライド部材と、そのスライド部材に設け
た、遮蔽板に形成した開口部を貫通して他方の遮蔽板の
係止部に係止される係合突起とからなる請求項1記載の
防火ダンパ。 - 【請求項3】 前記復帰バネがスライド部材を囲むよう
に設けられるコイルバネである請求項2記載の防火ダン
パ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28419797A JPH1147295A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 両開き式の防火ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28419797A JPH1147295A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 両開き式の防火ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147295A true JPH1147295A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=17675431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28419797A Pending JPH1147295A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 両開き式の防火ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1147295A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007535074A (ja) * | 2004-04-26 | 2007-11-29 | オーバーン アイ ピー ホールディングス エルエルシー | コンピュータのディジタルデータ記憶装置用の耐火性の強制空冷式格納装置 |
| RU2470683C1 (ru) * | 2011-05-19 | 2012-12-27 | Общество с ограниченной ответственностью "Морские инновационные технологии" | Противопожарное заграждение |
| CN103161983A (zh) * | 2013-02-01 | 2013-06-19 | 深圳市万居科技股份有限公司 | 导流排气防火阀 |
| CN103244717A (zh) * | 2012-02-08 | 2013-08-14 | 张琦 | 一种止回阀 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP28419797A patent/JPH1147295A/ja active Pending
Cited By (4)
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