JPH1147653A - シャワーコート塗装システム - Google Patents
シャワーコート塗装システムInfo
- Publication number
- JPH1147653A JPH1147653A JP9227190A JP22719097A JPH1147653A JP H1147653 A JPH1147653 A JP H1147653A JP 9227190 A JP9227190 A JP 9227190A JP 22719097 A JP22719097 A JP 22719097A JP H1147653 A JPH1147653 A JP H1147653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filtrate
- storage tank
- paint
- coating
- collected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/46—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
- B05B14/462—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material and separating the excess material from the washing liquid, e.g. for recovery
- B05B14/463—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material and separating the excess material from the washing liquid, e.g. for recovery by means of ultrafiltration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/46—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
- B05B14/462—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material and separating the excess material from the washing liquid, e.g. for recovery
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸化重合型水性塗料に適用することができ、
リサイクル稼働が可能なシャワーコート塗装システムを
提供する。 【解決手段】 シャワーコート塗装室内の回収された水
性塗料及び洗浄液を第一の貯蔵タンクに集め、限外ろ過
循環路(I)に導いてろ液を抜き取りろ液タンクに集め
るとともに、上記第一の貯蔵タンク内の水性塗料濃度を
塗布時の濃度よりも低い値に維持し、同時に、上記第一
の貯蔵タンクの貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導く
とともに、その貯留液を限外ろ過循環路(II)に導い
て上記第二の貯蔵タンク内の水性塗料濃度を塗布濃度に
し、一方、ろ液を上記ろ液タンクに集め、かくして集め
られたろ液及び必要に応じて補充されたろ液成分を洗浄
液として使用し、上記第二の貯蔵タンク内の回収された
水性塗料及び必要に応じて補充された新たな水性塗料を
シャワーコート塗装に供することを連続的に実行する。
リサイクル稼働が可能なシャワーコート塗装システムを
提供する。 【解決手段】 シャワーコート塗装室内の回収された水
性塗料及び洗浄液を第一の貯蔵タンクに集め、限外ろ過
循環路(I)に導いてろ液を抜き取りろ液タンクに集め
るとともに、上記第一の貯蔵タンク内の水性塗料濃度を
塗布時の濃度よりも低い値に維持し、同時に、上記第一
の貯蔵タンクの貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導く
とともに、その貯留液を限外ろ過循環路(II)に導い
て上記第二の貯蔵タンク内の水性塗料濃度を塗布濃度に
し、一方、ろ液を上記ろ液タンクに集め、かくして集め
られたろ液及び必要に応じて補充されたろ液成分を洗浄
液として使用し、上記第二の貯蔵タンク内の回収された
水性塗料及び必要に応じて補充された新たな水性塗料を
シャワーコート塗装に供することを連続的に実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化重合型水性塗
料に適用可能なシャワーコート塗装システムに関する。
料に適用可能なシャワーコート塗装システムに関する。
【0002】
【従来の技術】シャワーコート塗装法は、ノズルから塗
料をシャワーのように吐出させた中を被塗物を通過させ
て塗装する塗装方法である。この方法は、塗料の吐出量
が多く短時間で塗布が完了するので、金属製品や自動車
部品、例えば、自動車用燃料タンク等の塗装に適した塗
装方法として汎用されている。
料をシャワーのように吐出させた中を被塗物を通過させ
て塗装する塗装方法である。この方法は、塗料の吐出量
が多く短時間で塗布が完了するので、金属製品や自動車
部品、例えば、自動車用燃料タンク等の塗装に適した塗
装方法として汎用されている。
【0003】この塗装方法においては、塗装室の内面に
被塗物に塗着しなかった塗料が付着するので、定期的な
清掃が必要であった。
被塗物に塗着しなかった塗料が付着するので、定期的な
清掃が必要であった。
【0004】一方、酸化重合型水性塗料は、低温タイプ
の塗料として有用であり、硬化過程の省エネルギー化が
可能である利点がある。しかしながら、このものは、付
着後、空気酸化により重合して固まる傾向があり、塗装
室の内面に塗着しやすく放置すると固着して支障を来す
おそれがあるので、従来、シャワーコート塗装法への適
用が困難であった。
の塗料として有用であり、硬化過程の省エネルギー化が
可能である利点がある。しかしながら、このものは、付
着後、空気酸化により重合して固まる傾向があり、塗装
室の内面に塗着しやすく放置すると固着して支障を来す
おそれがあるので、従来、シャワーコート塗装法への適
用が困難であった。
【0005】ところで、スプレーコート塗装分野におい
ては、リサイクルシステムは既に技術開発されており、
例えば、特開平5−228422号公報には、スプレー
しぶきを回収して吹きつけ塗料に再利用する方法が開示
されている。この方法においては、一段階の限外ろ過濃
縮工程のみからなること、及び、洗浄用液はスプレー塗
装に使用された後に水で希釈された濃度4〜20重量%
の希薄塗料水溶液を使用していること等の特徴の故に、
仮に、このような方法をシャワーコート塗装法に応用し
ようとしても、塗料吐出量の多いシャワーコート塗装法
には適用困難であり、比較的塗布濃度が高く塗装室底部
には高濃度の貯留液が溜まり、また、付着後、空気酸化
により重合して固まる傾向がある酸化重合型水性塗料に
適用することは困難である。
ては、リサイクルシステムは既に技術開発されており、
例えば、特開平5−228422号公報には、スプレー
しぶきを回収して吹きつけ塗料に再利用する方法が開示
されている。この方法においては、一段階の限外ろ過濃
縮工程のみからなること、及び、洗浄用液はスプレー塗
装に使用された後に水で希釈された濃度4〜20重量%
の希薄塗料水溶液を使用していること等の特徴の故に、
仮に、このような方法をシャワーコート塗装法に応用し
ようとしても、塗料吐出量の多いシャワーコート塗装法
には適用困難であり、比較的塗布濃度が高く塗装室底部
には高濃度の貯留液が溜まり、また、付着後、空気酸化
により重合して固まる傾向がある酸化重合型水性塗料に
適用することは困難である。
【0006】特開平6−7718号公報には、スプレー
しぶきを回収して吹きつけ塗料に再利用する方法が開示
されている。この方法は、濃度1〜1.5重量%の回収
洗浄水を二段階の限外ろ過装置にかけて濃縮して吹き付
け塗料に再利用するとともに、ろ液を洗浄液に利用する
特徴を有するが、この技術を応用したとしても、塗料の
吐出量が多く高濃度の塗料が塗装室底部に貯留するシャ
ワーコート塗装法に適用して稼働させることは事実上不
可能である。
しぶきを回収して吹きつけ塗料に再利用する方法が開示
されている。この方法は、濃度1〜1.5重量%の回収
洗浄水を二段階の限外ろ過装置にかけて濃縮して吹き付
け塗料に再利用するとともに、ろ液を洗浄液に利用する
特徴を有するが、この技術を応用したとしても、塗料の
吐出量が多く高濃度の塗料が塗装室底部に貯留するシャ
ワーコート塗装法に適用して稼働させることは事実上不
可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の現状
に鑑み、酸化重合型水性塗料に適用することができ、低
温乾燥型塗料に適用可能なシャワーコート塗装システム
を提供することを目的とするものである。
に鑑み、酸化重合型水性塗料に適用することができ、低
温乾燥型塗料に適用可能なシャワーコート塗装システム
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャワーコー
ト塗装後に塗装室内に回収された水性塗料及び前記塗装
室内を洗浄後の洗浄液を、第一の貯蔵タンクに集め、前
記第一の貯蔵タンクから限外ろ過循環路(I)に導いて
ろ液を抜き取り、ろ液タンクに集めるとともに、前記第
一の貯蔵タンク内の水性塗料の固形分濃度を塗布時の濃
度よりも低い値に維持し、同時に、前記第一の貯蔵タン
ク内の貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導くととも
に、前記第二の貯蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循環路
(II)に導いて前記第二の貯蔵タンク内の水性塗料の
固形分濃度を塗布濃度にし、一方、ろ液を前記ろ液タン
クに集め、かくして集められた前記ろ液タンク内のろ液
及び必要に応じて補充されたろ液成分を洗浄液として使
用し、前記第二の貯蔵タンク内の回収された水性塗料及
び必要に応じて補充された新たな水性塗料をシャワーコ
ート塗装に供することを連続的に実行することを特徴と
するシャワーコート塗装システムである。以下、本発明
を詳述する。
ト塗装後に塗装室内に回収された水性塗料及び前記塗装
室内を洗浄後の洗浄液を、第一の貯蔵タンクに集め、前
記第一の貯蔵タンクから限外ろ過循環路(I)に導いて
ろ液を抜き取り、ろ液タンクに集めるとともに、前記第
一の貯蔵タンク内の水性塗料の固形分濃度を塗布時の濃
度よりも低い値に維持し、同時に、前記第一の貯蔵タン
ク内の貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導くととも
に、前記第二の貯蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循環路
(II)に導いて前記第二の貯蔵タンク内の水性塗料の
固形分濃度を塗布濃度にし、一方、ろ液を前記ろ液タン
クに集め、かくして集められた前記ろ液タンク内のろ液
及び必要に応じて補充されたろ液成分を洗浄液として使
用し、前記第二の貯蔵タンク内の回収された水性塗料及
び必要に応じて補充された新たな水性塗料をシャワーコ
ート塗装に供することを連続的に実行することを特徴と
するシャワーコート塗装システムである。以下、本発明
を詳述する。
【0009】本発明においては、シャワーコート塗装後
に塗装室内に回収された水性塗料及び上記塗装室内を洗
浄後の洗浄液を第一の貯蔵タンクに集め、上記第一の貯
蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循環路(I)に導き、ろ
液を抜き取った後、上記第一の貯蔵タンクに戻し、上記
第一の貯蔵タンク内の貯留液の水性塗料の固形分濃度を
塗布時の濃度よりも低い値に維持し、一方、上記ろ液は
ろ液タンクに集められる。
に塗装室内に回収された水性塗料及び上記塗装室内を洗
浄後の洗浄液を第一の貯蔵タンクに集め、上記第一の貯
蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循環路(I)に導き、ろ
液を抜き取った後、上記第一の貯蔵タンクに戻し、上記
第一の貯蔵タンク内の貯留液の水性塗料の固形分濃度を
塗布時の濃度よりも低い値に維持し、一方、上記ろ液は
ろ液タンクに集められる。
【0010】シャワーコート塗装に供された水性塗料、
例えば、酸化重合型水性塗料のうち、被塗物に塗着しな
かったものはそのまま塗装室底部に落下するか又は飛散
して塗装室内面に付着する。この付着した塗料は、その
まま放置すると空気酸化をうけて次第に重合して固まっ
てゆく。従って、塗装室内面に付着した塗料を速やかに
洗い流すために、塗装室内面に沿って洗浄液が流され
る。この洗浄液で洗い流された塗料もまた塗装室の底部
に貯留する。本発明においては、こうして塗装室底部に
落下して回収された水性塗料及び洗浄液で洗い流されて
回収された水性塗料並びに洗浄液は、一旦第一の貯蔵タ
ンクに集められる。上記第一の貯蔵タンク内の水性塗料
の固形分濃度は、上記洗浄液によって希釈されるので、
蒸発量を考慮しても、一般に塗布濃度よりも低濃度であ
る。上記塗布濃度は、酸化重合型水性塗料の場合、組成
や用途によって一般には異なるが、通常、50重量%以
下であり、好ましくは、25〜45重量%である。
例えば、酸化重合型水性塗料のうち、被塗物に塗着しな
かったものはそのまま塗装室底部に落下するか又は飛散
して塗装室内面に付着する。この付着した塗料は、その
まま放置すると空気酸化をうけて次第に重合して固まっ
てゆく。従って、塗装室内面に付着した塗料を速やかに
洗い流すために、塗装室内面に沿って洗浄液が流され
る。この洗浄液で洗い流された塗料もまた塗装室の底部
に貯留する。本発明においては、こうして塗装室底部に
落下して回収された水性塗料及び洗浄液で洗い流されて
回収された水性塗料並びに洗浄液は、一旦第一の貯蔵タ
ンクに集められる。上記第一の貯蔵タンク内の水性塗料
の固形分濃度は、上記洗浄液によって希釈されるので、
蒸発量を考慮しても、一般に塗布濃度よりも低濃度であ
る。上記塗布濃度は、酸化重合型水性塗料の場合、組成
や用途によって一般には異なるが、通常、50重量%以
下であり、好ましくは、25〜45重量%である。
【0011】本発明においては、上記第一の貯蔵タンク
内の貯留液を限外ろ過循環路(I)に導き、ろ液を抜き
取った後、上記第一の貯蔵タンクに戻す。この過程は、
貯留液からろ液を抜き取ることを主たる目的とする。従
って、第一の貯蔵タンク内の水性塗料の固形分濃度は、
必ずしも上記過程によって上昇させられる必要はなく、
少なくとも流入する洗浄液量に見合う量のろ液を抜き取
ることによって、塗布時の濃度よりも低い値に維持され
る。酸化重合型水性塗料を使用する場合、この値は、好
ましくは塗布時の濃度から5重量%程度低い値に維持さ
れる。そして、この過程によって抜き取られたろ液は、
ろ液タンクに集められる。
内の貯留液を限外ろ過循環路(I)に導き、ろ液を抜き
取った後、上記第一の貯蔵タンクに戻す。この過程は、
貯留液からろ液を抜き取ることを主たる目的とする。従
って、第一の貯蔵タンク内の水性塗料の固形分濃度は、
必ずしも上記過程によって上昇させられる必要はなく、
少なくとも流入する洗浄液量に見合う量のろ液を抜き取
ることによって、塗布時の濃度よりも低い値に維持され
る。酸化重合型水性塗料を使用する場合、この値は、好
ましくは塗布時の濃度から5重量%程度低い値に維持さ
れる。そして、この過程によって抜き取られたろ液は、
ろ液タンクに集められる。
【0012】本発明においては、同時に、上記第一の貯
蔵タンク内の貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導くと
ともに、上記第二の貯蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循
環路(II)に導いて上記第二の貯蔵タンク内の水性塗
料の固形分濃度を塗布濃度にし、一方、ろ液を上記ろ液
タンクに集める。
蔵タンク内の貯留液の一部を第二の貯蔵タンクに導くと
ともに、上記第二の貯蔵タンク内の貯留液を限外ろ過循
環路(II)に導いて上記第二の貯蔵タンク内の水性塗
料の固形分濃度を塗布濃度にし、一方、ろ液を上記ろ液
タンクに集める。
【0013】この過程は、上記第二の貯蔵タンク内の水
性塗料の固形分濃度を塗布濃度に濃縮することを主たる
目的とする。すなわち、本発明のシステムを連続運転し
ている状態では、上記第二の貯蔵タンク内の水性塗料の
固形分濃度は、塗布濃度に達している。従って、この過
程においては、上記第一の貯蔵タンクから導かれた貯留
液によって希釈される分に見合う量のろ液を限外ろ過循
環路(II)から抜き取り、上記第二の貯蔵タンク内の
水性塗料の固形分濃度を塗布濃度にする。この場合、限
外ろ過循環路(II)に導かれる循環液の濃度は、上記
限外ろ過循環路(I)に導かれる循環液の濃度と比べて
高濃度となるので、この過程における濃縮能力は限外ろ
過循環路(I)に比べて、通常、高いものである必要が
ある。この過程で抜き取られたろ液もまた、上記ろ液タ
ンクに集められる。
性塗料の固形分濃度を塗布濃度に濃縮することを主たる
目的とする。すなわち、本発明のシステムを連続運転し
ている状態では、上記第二の貯蔵タンク内の水性塗料の
固形分濃度は、塗布濃度に達している。従って、この過
程においては、上記第一の貯蔵タンクから導かれた貯留
液によって希釈される分に見合う量のろ液を限外ろ過循
環路(II)から抜き取り、上記第二の貯蔵タンク内の
水性塗料の固形分濃度を塗布濃度にする。この場合、限
外ろ過循環路(II)に導かれる循環液の濃度は、上記
限外ろ過循環路(I)に導かれる循環液の濃度と比べて
高濃度となるので、この過程における濃縮能力は限外ろ
過循環路(I)に比べて、通常、高いものである必要が
ある。この過程で抜き取られたろ液もまた、上記ろ液タ
ンクに集められる。
【0014】本発明のシステムを稼働すれば、被塗物に
シャワーコート塗布されて塗着した水性塗料が系外に持
ち出されることになる。そこで、この持ち出された量に
見合う量の新たな水性塗料を系に補充する必要がある
が、本発明においては、これを上記第二の貯蔵タンクに
おいて行うことができる。上記補充塗料の固形分濃度
は、塗布濃度と同一であってもよいが、より高濃度であ
ってもよい。
シャワーコート塗布されて塗着した水性塗料が系外に持
ち出されることになる。そこで、この持ち出された量に
見合う量の新たな水性塗料を系に補充する必要がある
が、本発明においては、これを上記第二の貯蔵タンクに
おいて行うことができる。上記補充塗料の固形分濃度
は、塗布濃度と同一であってもよいが、より高濃度であ
ってもよい。
【0015】なお、上記第二の貯蔵タンクは、上記限外
ろ過循環路(I)における上記第一の貯蔵タンクに戻る
管路と分岐バルブを介して連結されていてもよい。この
場合、上記分岐バルブを操作して上記限外ろ過循環路
(I)のろ過後の循環液を直接上記第二の貯蔵タンクに
導くことができ、上記第一の貯蔵タンク及び上記第二の
貯蔵タンクの貯留液の液量及び濃度を調節することがで
きる。
ろ過循環路(I)における上記第一の貯蔵タンクに戻る
管路と分岐バルブを介して連結されていてもよい。この
場合、上記分岐バルブを操作して上記限外ろ過循環路
(I)のろ過後の循環液を直接上記第二の貯蔵タンクに
導くことができ、上記第一の貯蔵タンク及び上記第二の
貯蔵タンクの貯留液の液量及び濃度を調節することがで
きる。
【0016】本発明においては、かくして集められた上
記ろ液タンク内のろ液及び必要に応じて補充されたろ液
成分を洗浄液として使用し、上記第二の貯蔵タンク内の
回収された水性塗料及び必要に応じて補充された新たな
水性塗料をシャワーコート塗装に供し、その際、上記限
外ろ過循環路(I)による限外ろ過、上記第一の貯蔵タ
ンクから第二の貯蔵タンクへの貯留液の輸送、及び、上
記限外ろ過循環路(II)による限外ろ過を同時に実行
しながら、上記ろ液タンク内のろ液を洗浄液として塗装
室の壁面に、間欠的に又は連続的に流しつつシャワーコ
ート塗装を実行する。上記ろ液は、自然蒸発や被塗物に
塗着して系外に持ち出される量と新たに補充される塗料
によって補充される量とのバランスをとるために、必要
に応じて上記ろ液タンクにろ液成分を注入することによ
り補充される。
記ろ液タンク内のろ液及び必要に応じて補充されたろ液
成分を洗浄液として使用し、上記第二の貯蔵タンク内の
回収された水性塗料及び必要に応じて補充された新たな
水性塗料をシャワーコート塗装に供し、その際、上記限
外ろ過循環路(I)による限外ろ過、上記第一の貯蔵タ
ンクから第二の貯蔵タンクへの貯留液の輸送、及び、上
記限外ろ過循環路(II)による限外ろ過を同時に実行
しながら、上記ろ液タンク内のろ液を洗浄液として塗装
室の壁面に、間欠的に又は連続的に流しつつシャワーコ
ート塗装を実行する。上記ろ液は、自然蒸発や被塗物に
塗着して系外に持ち出される量と新たに補充される塗料
によって補充される量とのバランスをとるために、必要
に応じて上記ろ液タンクにろ液成分を注入することによ
り補充される。
【0017】本発明のシステムを円滑に連続稼働するた
めには、系の物質収支が単位作業期間、例えば、1日あ
たり、均衡している必要がある。すなわち、まず、塗装
室の壁面に流す洗浄液の量を上記限外ろ過循環路(I)
によって抜き取られるろ液の量と均衡するように調節
し、しかも、水性塗料のシャワー吐出量と被塗物への塗
着量及び第一の貯蔵タンクから第二の貯蔵タンクへの貯
留液の移動液量とが均衡するように調節する。こうし
て、上記第一の貯蔵タンク内の貯留液量は、単位作業期
間あたり実質的に変化しないように制御されることが好
ましい。
めには、系の物質収支が単位作業期間、例えば、1日あ
たり、均衡している必要がある。すなわち、まず、塗装
室の壁面に流す洗浄液の量を上記限外ろ過循環路(I)
によって抜き取られるろ液の量と均衡するように調節
し、しかも、水性塗料のシャワー吐出量と被塗物への塗
着量及び第一の貯蔵タンクから第二の貯蔵タンクへの貯
留液の移動液量とが均衡するように調節する。こうし
て、上記第一の貯蔵タンク内の貯留液量は、単位作業期
間あたり実質的に変化しないように制御されることが好
ましい。
【0018】かくして、本発明のシャワーコート塗装シ
ステムを稼働することにより、被塗物に塗着して系外に
持ち出される物質量に見合う量の塗料やろ液成分を補充
しながら、系外に洗浄液を排出することなく連続的に酸
化重合型等の水性塗料をシャワーコート塗装に供するこ
とができる。
ステムを稼働することにより、被塗物に塗着して系外に
持ち出される物質量に見合う量の塗料やろ液成分を補充
しながら、系外に洗浄液を排出することなく連続的に酸
化重合型等の水性塗料をシャワーコート塗装に供するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の好まし
い実施の形態を詳述する。本発明のシャワーコート塗装
システムは、典型的には図1に示す構成により実現する
ことができる。塗装室1には塗料吐出口2が設置されて
おり、ここから被塗物3に酸化重合型水性塗料がシャワ
ーコート塗装される。被塗物3に塗布されなかった塗料
は、塗装室1の底部に落下するとともに、一部は塗装室
1の内壁面に付着する。一方、塗装室1には洗浄液の流
出口4が設置されており、ろ液タンク5と送液ポンプ
(図示せず)を介して管路6により接続されている。
い実施の形態を詳述する。本発明のシャワーコート塗装
システムは、典型的には図1に示す構成により実現する
ことができる。塗装室1には塗料吐出口2が設置されて
おり、ここから被塗物3に酸化重合型水性塗料がシャワ
ーコート塗装される。被塗物3に塗布されなかった塗料
は、塗装室1の底部に落下するとともに、一部は塗装室
1の内壁面に付着する。一方、塗装室1には洗浄液の流
出口4が設置されており、ろ液タンク5と送液ポンプ
(図示せず)を介して管路6により接続されている。
【0020】上記塗装室1の内壁面は、プラスチック、
ステンレス鋼板、表面をフッ素樹脂等により樹脂加工さ
れた金属板等の素材からなることが好ましい。上記被塗
物3としては特に限定されず、例えば、各種金属製品、
自動車用燃料タンク等の自動車部品等に好適に適用する
ことができる。
ステンレス鋼板、表面をフッ素樹脂等により樹脂加工さ
れた金属板等の素材からなることが好ましい。上記被塗
物3としては特に限定されず、例えば、各種金属製品、
自動車用燃料タンク等の自動車部品等に好適に適用する
ことができる。
【0021】本発明のシステムの稼働時には、洗浄液の
流出口4から毎分V4 リットルのろ液をろ液タンク5か
ら送液ポンプ(図示せず)によって送りだして塗装室1
の内壁面に流しながら、固形分濃度C1 の酸化重合型水
性塗料を毎分V1 ′リットルの割合で塗料吐出口2から
被塗物3にシャワーコート塗装する。上記固形分濃度C
1 は、例えば、30重量%とすることができる。被塗物
3には、固形分濃度C1 の酸化重合型水性塗料が1日あ
たりV2 リットル塗着されて、系外に持ち出される。被
塗物3に塗着しなかった塗料は、一部がそのまま塗装室
1の下部に装備された第一の貯蔵タンク7に集められ、
残部は、飛沫等となって塗装室1の内壁面に付着する
が、この壁面に付着した塗料は、洗浄液によって洗い流
されて、やはり第一の貯蔵タンク7に集めらる。
流出口4から毎分V4 リットルのろ液をろ液タンク5か
ら送液ポンプ(図示せず)によって送りだして塗装室1
の内壁面に流しながら、固形分濃度C1 の酸化重合型水
性塗料を毎分V1 ′リットルの割合で塗料吐出口2から
被塗物3にシャワーコート塗装する。上記固形分濃度C
1 は、例えば、30重量%とすることができる。被塗物
3には、固形分濃度C1 の酸化重合型水性塗料が1日あ
たりV2 リットル塗着されて、系外に持ち出される。被
塗物3に塗着しなかった塗料は、一部がそのまま塗装室
1の下部に装備された第一の貯蔵タンク7に集められ、
残部は、飛沫等となって塗装室1の内壁面に付着する
が、この壁面に付着した塗料は、洗浄液によって洗い流
されて、やはり第一の貯蔵タンク7に集めらる。
【0022】第一の貯蔵タンク7内の貯留液は、吐出さ
れた酸化重合型水性塗料と流入した洗浄液が含まれてい
るので、自然蒸発によるろ液の減少を考慮にいれても、
一般的には、その固形分濃度C2 は、塗布時の濃度C1
よりも低濃度である。上記第一の貯蔵タンク7内の貯留
液は、毎分V3 リットルの割合で限外ろ過装置8に導か
れ、洗浄液の流出量に等しい毎分V4 リットルの割合で
ろ液が抜き取られ、固形分濃度C2 ′に濃縮されて毎分
V3 ′=V3 −V4 リットルの割合で上記第一の貯蔵タ
ンク7に戻される。なお、この場合、上記第一の貯蔵タ
ンク7内の貯留液の固形分濃度は、上記貯留液の量が上
記V3 ′の量に比べて充分大きい値であり、かつ、希釈
された塗料がタンクに流入するので、実質的にC2 に維
持される。上記濃縮された固形分濃度C2 ′は、このよ
うな条件を充たすように制御される。第一の貯蔵タンク
7は、管路12によって第二の貯蔵タンク11と接続し
ている。第一の貯蔵タンク7内の貯留液の一部は、毎分
V1 リットルの割合で、送液ポンプ(図示せず)によっ
て上記第二の貯蔵タンク11に送られる。
れた酸化重合型水性塗料と流入した洗浄液が含まれてい
るので、自然蒸発によるろ液の減少を考慮にいれても、
一般的には、その固形分濃度C2 は、塗布時の濃度C1
よりも低濃度である。上記第一の貯蔵タンク7内の貯留
液は、毎分V3 リットルの割合で限外ろ過装置8に導か
れ、洗浄液の流出量に等しい毎分V4 リットルの割合で
ろ液が抜き取られ、固形分濃度C2 ′に濃縮されて毎分
V3 ′=V3 −V4 リットルの割合で上記第一の貯蔵タ
ンク7に戻される。なお、この場合、上記第一の貯蔵タ
ンク7内の貯留液の固形分濃度は、上記貯留液の量が上
記V3 ′の量に比べて充分大きい値であり、かつ、希釈
された塗料がタンクに流入するので、実質的にC2 に維
持される。上記濃縮された固形分濃度C2 ′は、このよ
うな条件を充たすように制御される。第一の貯蔵タンク
7は、管路12によって第二の貯蔵タンク11と接続し
ている。第一の貯蔵タンク7内の貯留液の一部は、毎分
V1 リットルの割合で、送液ポンプ(図示せず)によっ
て上記第二の貯蔵タンク11に送られる。
【0023】このように、本発明の好ましい実施の形態
においては、上記限外ろ過循環路(I)から抜き取られ
るろ液量と洗浄液として使用されるろ液量とを均衡させ
ている。このことから、上記限外ろ過循環路(I)は、
回収された塗料からろ液を抜き取ることを主たる目的と
するものであることがわかる。また、上記限外ろ過循環
路(I)を循環する固形分は再び第一の貯蔵タンク7に
もどされる。従って、塗装室1に関する物質収支は、以
下にようになる。塗装室1に入る物質量 : (a)洗浄水(毎分V4 リットル) (b)シャワーコート塗装に供される塗料(固形分濃度
C1 、毎分V1 ′リットル)塗装室1から出る物質量 : (c)被塗物3に塗着した塗料(固形分濃度C1 、1日
あたりV2 リットル) (d)第二の貯蔵タンク11に送られる塗料(固形分濃
度C2 、毎分V1 リットル) (e)蒸発量(毎分VX リットル)
においては、上記限外ろ過循環路(I)から抜き取られ
るろ液量と洗浄液として使用されるろ液量とを均衡させ
ている。このことから、上記限外ろ過循環路(I)は、
回収された塗料からろ液を抜き取ることを主たる目的と
するものであることがわかる。また、上記限外ろ過循環
路(I)を循環する固形分は再び第一の貯蔵タンク7に
もどされる。従って、塗装室1に関する物質収支は、以
下にようになる。塗装室1に入る物質量 : (a)洗浄水(毎分V4 リットル) (b)シャワーコート塗装に供される塗料(固形分濃度
C1 、毎分V1 ′リットル)塗装室1から出る物質量 : (c)被塗物3に塗着した塗料(固形分濃度C1 、1日
あたりV2 リットル) (d)第二の貯蔵タンク11に送られる塗料(固形分濃
度C2 、毎分V1 リットル) (e)蒸発量(毎分VX リットル)
【0024】本発明の好ましい実施の形態においては、
この塗装室1に関する物質収支が、単位作業期間、例え
ば、1日あたり、均衡するようにシステムが稼働され
る。このためには、先ず、システムが稼働状態にあると
きに第一の貯蔵タンク7内の貯留液量が実質的に変化し
ないように塗装室1への流入量と流出量を制御する必要
があり、特に、流量の大きいV1 ′とV1 とが略等しく
なるように制御する必要がある。従って、第一の貯蔵タ
ンク7内の水性塗料の固形分濃度は、略一定に維持され
うる。本発明の好ましい実施の形態においては、システ
ムの稼働開始時に第一の貯蔵タンク内7に予め、塗布濃
度よりも低い所定の固形分濃度、例えば、25〜30重
量%の塗料を貯留しておき、システムが稼働状態にある
あいだ、その濃度を維持するように稼働される。しかし
ながら、塗装室1に関する物質収支を均衡させるために
は、他の要因を考慮する必要があり、特に、被塗物3に
塗着して系外に持ち出される物質量を補充する必要があ
り、また、蒸発量に相当するろ液を補充する必要もあ
る。このために、本発明においては、以下に説明する第
二の貯蔵タンク11を設けて、必要な制御をすることを
可能としている。
この塗装室1に関する物質収支が、単位作業期間、例え
ば、1日あたり、均衡するようにシステムが稼働され
る。このためには、先ず、システムが稼働状態にあると
きに第一の貯蔵タンク7内の貯留液量が実質的に変化し
ないように塗装室1への流入量と流出量を制御する必要
があり、特に、流量の大きいV1 ′とV1 とが略等しく
なるように制御する必要がある。従って、第一の貯蔵タ
ンク7内の水性塗料の固形分濃度は、略一定に維持され
うる。本発明の好ましい実施の形態においては、システ
ムの稼働開始時に第一の貯蔵タンク内7に予め、塗布濃
度よりも低い所定の固形分濃度、例えば、25〜30重
量%の塗料を貯留しておき、システムが稼働状態にある
あいだ、その濃度を維持するように稼働される。しかし
ながら、塗装室1に関する物質収支を均衡させるために
は、他の要因を考慮する必要があり、特に、被塗物3に
塗着して系外に持ち出される物質量を補充する必要があ
り、また、蒸発量に相当するろ液を補充する必要もあ
る。このために、本発明においては、以下に説明する第
二の貯蔵タンク11を設けて、必要な制御をすることを
可能としている。
【0025】本発明においては、第二の貯蔵タンク11
に接続された限外ろ過装置13は管路14及び15とと
もに限外ろ過循環路(II)を形成する。上記限外ろ過
装置13は、第二の貯蔵タンク11内の貯留液を濃縮し
て酸化重合型水性塗料の固形分濃度を塗布濃度とするこ
とを主たる目的とする。このために、毎分V5 リットル
の貯留液を限外ろ過装置13に導き、濃度C4 に濃縮し
た循環液を毎分V5 ′リットルの割合で第二の貯蔵タン
ク11に戻すとともに、毎分V6 リットルの割合でろ液
をろ液タンク5に送りだす。この濃度C4 は、一般的に
は、塗布濃度C1 よりも大であって、本発明のシステム
が稼働中は、上記循環液が第二の貯蔵タンク11内の貯
留液と混じて、上記タンク内の水性塗料の固形分濃度が
実質的に塗布濃度C1 となるように制御される。本発明
の好ましい実施の形態においては、システムの稼働開始
時に第二の貯蔵タンク11内に予め所定の塗布濃度、例
えば、30重量%の塗料を貯留しておき、その濃度を維
持するようにシステムが稼働される。なお、限外ろ過循
環路(II)を循環する循環液は限外ろ過循環路(I)
を循環する循環液と比較して高濃度であるため、限外ろ
過装置13は限外ろ過装置8よりも、高濃度領域での特
性に優れたものである必要がある。塗布濃度に濃縮され
た回収塗料は、管路17をとおして毎分V1 ′の割合で
上記塗料吐出口2に輸送される。上記第二の貯蔵タンク
11には、上記限外ろ過循環路(I)の管路7から分岐
弁18を介して限外ろ過装置8で濃縮された循環液が直
接送られることも可能であり、第一の貯蔵タンク7と第
二の貯蔵タンクの貯留液量を調節することができる。
に接続された限外ろ過装置13は管路14及び15とと
もに限外ろ過循環路(II)を形成する。上記限外ろ過
装置13は、第二の貯蔵タンク11内の貯留液を濃縮し
て酸化重合型水性塗料の固形分濃度を塗布濃度とするこ
とを主たる目的とする。このために、毎分V5 リットル
の貯留液を限外ろ過装置13に導き、濃度C4 に濃縮し
た循環液を毎分V5 ′リットルの割合で第二の貯蔵タン
ク11に戻すとともに、毎分V6 リットルの割合でろ液
をろ液タンク5に送りだす。この濃度C4 は、一般的に
は、塗布濃度C1 よりも大であって、本発明のシステム
が稼働中は、上記循環液が第二の貯蔵タンク11内の貯
留液と混じて、上記タンク内の水性塗料の固形分濃度が
実質的に塗布濃度C1 となるように制御される。本発明
の好ましい実施の形態においては、システムの稼働開始
時に第二の貯蔵タンク11内に予め所定の塗布濃度、例
えば、30重量%の塗料を貯留しておき、その濃度を維
持するようにシステムが稼働される。なお、限外ろ過循
環路(II)を循環する循環液は限外ろ過循環路(I)
を循環する循環液と比較して高濃度であるため、限外ろ
過装置13は限外ろ過装置8よりも、高濃度領域での特
性に優れたものである必要がある。塗布濃度に濃縮され
た回収塗料は、管路17をとおして毎分V1 ′の割合で
上記塗料吐出口2に輸送される。上記第二の貯蔵タンク
11には、上記限外ろ過循環路(I)の管路7から分岐
弁18を介して限外ろ過装置8で濃縮された循環液が直
接送られることも可能であり、第一の貯蔵タンク7と第
二の貯蔵タンクの貯留液量を調節することができる。
【0026】上記第二の貯蔵タンク11においては、ま
た、単位作業期間内、例えば、1日に、被塗物に塗着さ
れる酸化重合型水性塗料の全固形分量に相当する量の酸
化重合型水性塗料が、補充塗料タンク(図示せず)から
補充される。補充される塗料の固形分濃度は、塗布濃度
と等しくてもよいが、一般にはより高濃度のものとして
補充されうる。
た、単位作業期間内、例えば、1日に、被塗物に塗着さ
れる酸化重合型水性塗料の全固形分量に相当する量の酸
化重合型水性塗料が、補充塗料タンク(図示せず)から
補充される。補充される塗料の固形分濃度は、塗布濃度
と等しくてもよいが、一般にはより高濃度のものとして
補充されうる。
【0027】本発明においては、回収塗料溶液から、限
外ろ過循環路(I)及び(II)によって抜き取ったろ
液を使用して洗浄しつつ、システムを単位作業期間のあ
いだ連続して稼働することが可能であるが、蒸発量や被
塗物への塗着等による系外への持ち出し量等を考慮し
て、必要に応じて水系溶媒からなるろ液成分をろ液タン
ク5に補充することができる。また、ろ液による洗浄
は、上述の物質収支の条件を充たす限り、連続的に行う
ことも、間欠的に行うことも自由である。
外ろ過循環路(I)及び(II)によって抜き取ったろ
液を使用して洗浄しつつ、システムを単位作業期間のあ
いだ連続して稼働することが可能であるが、蒸発量や被
塗物への塗着等による系外への持ち出し量等を考慮し
て、必要に応じて水系溶媒からなるろ液成分をろ液タン
ク5に補充することができる。また、ろ液による洗浄
は、上述の物質収支の条件を充たす限り、連続的に行う
ことも、間欠的に行うことも自由である。
【0028】この場合において、比較的少量の洗浄液を
使用して効率的に洗浄効果を発揮させるために、塗装室
1の壁面には水ぬれ性に優れた素材を使用することが好
ましい。また、洗浄水の流出口は、ろ液を壁面に均一に
誘導することができる構造であることが好ましく、例え
ば、刷毛状の構造物を装着した横長形状等にすることが
できる。
使用して効率的に洗浄効果を発揮させるために、塗装室
1の壁面には水ぬれ性に優れた素材を使用することが好
ましい。また、洗浄水の流出口は、ろ液を壁面に均一に
誘導することができる構造であることが好ましく、例え
ば、刷毛状の構造物を装着した横長形状等にすることが
できる。
【0029】本発明のシステムを構成するための限外ろ
過装置8及び13は、必要なろ液量等を考慮して公知の
ものから選択して使用することができ、例えば、旭化成
社製ACV3010又は同等性能を有するもの、デザリ
ネーションシステムズ社製(DESARINATION
SYSTEMS)EW4026又は同等性能を有する
もの等を好適に使用することができる。
過装置8及び13は、必要なろ液量等を考慮して公知の
ものから選択して使用することができ、例えば、旭化成
社製ACV3010又は同等性能を有するもの、デザリ
ネーションシステムズ社製(DESARINATION
SYSTEMS)EW4026又は同等性能を有する
もの等を好適に使用することができる。
【0030】なお、本発明において使用される水性塗料
としては特に限定されず、一般に使用される酸化重合型
水性塗料を好適に使用することができる。
としては特に限定されず、一般に使用される酸化重合型
水性塗料を好適に使用することができる。
【0031】本発明において、水性塗料の固形分濃度の
調節は、脱塩水とブチルジグリコール、ブチロセロソル
ブ等の親水性有機溶剤とを、脱塩水/親水性有機溶剤=
98/2〜80/20、好ましくは95/5〜90/1
0の割合で混合したものにより行うことができる。
調節は、脱塩水とブチルジグリコール、ブチロセロソル
ブ等の親水性有機溶剤とを、脱塩水/親水性有機溶剤=
98/2〜80/20、好ましくは95/5〜90/1
0の割合で混合したものにより行うことができる。
【0032】上記酸化重合型水性塗料は、塗装後に被塗
物を60〜100℃程度の低温で乾燥させることにより
硬化させることができる。
物を60〜100℃程度の低温で乾燥させることにより
硬化させることができる。
【0033】本発明のシャワーコート塗装システムは、
第一の貯蔵タンク内の希釈された回収塗料溶液からろ液
を抜き取る限外ろ過循環路(I)、及び、第一の貯蔵タ
ンク内よりも高濃度に維持された第二の貯蔵タンク内の
塗料を塗布濃度にする限外ろ過循環路(II)を設けた
ことにより、ろ液の回収と回収塗料の濃縮とを限外ろ過
装置に過度の負担をかけることなく実行することがで
き、洗浄液として必要な量のろ液を確保しながら酸化重
合型水性塗料のシャワーコート塗装を実施するリサイク
ルシステムを構築することが可能となる。
第一の貯蔵タンク内の希釈された回収塗料溶液からろ液
を抜き取る限外ろ過循環路(I)、及び、第一の貯蔵タ
ンク内よりも高濃度に維持された第二の貯蔵タンク内の
塗料を塗布濃度にする限外ろ過循環路(II)を設けた
ことにより、ろ液の回収と回収塗料の濃縮とを限外ろ過
装置に過度の負担をかけることなく実行することがで
き、洗浄液として必要な量のろ液を確保しながら酸化重
合型水性塗料のシャワーコート塗装を実施するリサイク
ルシステムを構築することが可能となる。
【0034】また、物質収支の維持を効率的に実現する
ことができ、単位作業期間を通じて連続して酸化重合型
水性塗料をシャワーコート塗装に供することが可能とな
る。
ことができ、単位作業期間を通じて連続して酸化重合型
水性塗料をシャワーコート塗装に供することが可能とな
る。
【0035】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるもの
ではない。
【0036】実施例1 図1に示す構成の装置を使用した。容量1000Lの第
一の貯蔵タンクに、固形分濃度約25重量%に調節した
水性アクリル変性エポキシ樹脂塗料(オーデリサイクル
F−1000、日本ペイント社製)を約1000kg入
れ、同じく容量1000Lの第二の貯蔵タンクに、固形
分濃度約30重量%に調節した水性アクリル変性エポキ
シ樹脂塗料(オーデリサイクルF−1000、日本ペイ
ント社製)を約1000kg入れた。固形分濃度の調節
は、脱塩水/ブチルジグリコール=95/5の割合で混
合したものを使用して行った。第一の限外ろ過装置には
ACV3010(透過量4m3 /日、旭化成社製)を6
本使用し、また、第二の限外ろ過装置には EW402
6(透過量4m3 /日、デザリネーションシステムズ社
製(DESARINATION SYSTEMS))を
6本使用した。シャワーコート塗装システムの各部にお
けるパラメータを以下の値に設定して自動車用燃料タン
クのシャワーコート塗装を実行した。 C1 =30% V1 =150L/分 C2 =25% V2 =400L/日 V3 =400L/分 V4 =10L/分 V5 =400L/分 V6 =2.5L/分
一の貯蔵タンクに、固形分濃度約25重量%に調節した
水性アクリル変性エポキシ樹脂塗料(オーデリサイクル
F−1000、日本ペイント社製)を約1000kg入
れ、同じく容量1000Lの第二の貯蔵タンクに、固形
分濃度約30重量%に調節した水性アクリル変性エポキ
シ樹脂塗料(オーデリサイクルF−1000、日本ペイ
ント社製)を約1000kg入れた。固形分濃度の調節
は、脱塩水/ブチルジグリコール=95/5の割合で混
合したものを使用して行った。第一の限外ろ過装置には
ACV3010(透過量4m3 /日、旭化成社製)を6
本使用し、また、第二の限外ろ過装置には EW402
6(透過量4m3 /日、デザリネーションシステムズ社
製(DESARINATION SYSTEMS))を
6本使用した。シャワーコート塗装システムの各部にお
けるパラメータを以下の値に設定して自動車用燃料タン
クのシャワーコート塗装を実行した。 C1 =30% V1 =150L/分 C2 =25% V2 =400L/日 V3 =400L/分 V4 =10L/分 V5 =400L/分 V6 =2.5L/分
【0037】本発明のシステムは、1日連続稼働が可能
であった。なお、1日の稼働における被塗物への水性ア
クリル変性エポキシ樹脂塗料の塗着量は約400Lであ
り、50重量%の水性アクリル変性エポキシ樹脂補充塗
料を200L、及び、補充ろ液成分として脱塩水/ブチ
ルジグリコール=95/5の割合で混合したものを20
0L使用した。
であった。なお、1日の稼働における被塗物への水性ア
クリル変性エポキシ樹脂塗料の塗着量は約400Lであ
り、50重量%の水性アクリル変性エポキシ樹脂補充塗
料を200L、及び、補充ろ液成分として脱塩水/ブチ
ルジグリコール=95/5の割合で混合したものを20
0L使用した。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述の構成であるので、酸化
重合型水性塗料を使用してリサイクル稼働が可能なシャ
ワーコート塗装を実施することができる。
重合型水性塗料を使用してリサイクル稼働が可能なシャ
ワーコート塗装を実施することができる。
【図1】本発明のシャワーコート塗装システムの概略
図。
図。
1.塗装室 2.塗料吐出口 3.被塗物 4.洗浄液流出口 5.ろ液タンク 6、9、10、12、14、15、17、19.管路 7.第一の貯蔵タンク 8、13.限外ろ過装置 11.第二の貯蔵タンク 18.分岐バルブ
Claims (6)
- 【請求項1】 シャワーコート塗装後に塗装室内に回収
された水性塗料及び前記塗装室内を洗浄後の洗浄液を、
第一の貯蔵タンクに集め、前記第一の貯蔵タンクから限
外ろ過循環路(I)に導いてろ液を抜き取り、ろ液タン
クに集めるとともに、前記第一の貯蔵タンク内の水性塗
料の固形分濃度を塗布時の濃度よりも低い値に維持し、
同時に、前記第一の貯蔵タンク内の貯留液の一部を第二
の貯蔵タンクに導くとともに、前記第二の貯蔵タンク内
の貯留液を限外ろ過循環路(II)に導いて前記第二の
貯蔵タンク内の水性塗料の固形分濃度を塗布濃度にし、
一方、ろ液を前記ろ液タンクに集め、かくして集められ
た前記ろ液タンク内のろ液及び必要に応じて補充された
ろ液成分を洗浄液として使用し、前記第二の貯蔵タンク
内の回収された水性塗料及び必要に応じて補充された新
たな水性塗料をシャワーコート塗装に供することを連続
的に実行することを特徴とするシャワーコート塗装シス
テム。 - 【請求項2】 水性塗料が、酸化重合型水性塗料である
請求項1記載のシャワーコート塗装システム。 - 【請求項3】 第一の貯蔵タンク内の貯留液量は、単位
作業期間あたり実質的に変化しない請求項1又は2記載
のシャワーコート塗装システム。 - 【請求項4】 前記ろ液タンク内のろ液及び必要に応じ
て補充されたろ液成分を、間欠的に、又は、連続的に洗
浄液として塗装室の壁面に流しながら、前記第二の貯蔵
タンク内の回収された水性塗料及び必要に応じて補充さ
れた新たな水性塗料をシャワーコート塗装に供する請求
項1、2又は3記載のシャワーコート塗装システム。 - 【請求項5】 塗装室の壁面は、プラスチック、ステン
レス鋼板、及び、表面を樹脂加工された金属板からなる
群から選択される素材からなる請求項1、2、3又は4
記載のシャワーコート塗装システム。 - 【請求項6】 シャワーコート塗装の被塗物が、自動車
用燃料タンクである請求項1〜5のいずれかに記載のシ
ャワーコート塗装システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227190A JPH1147653A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シャワーコート塗装システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227190A JPH1147653A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シャワーコート塗装システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147653A true JPH1147653A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16856910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9227190A Pending JPH1147653A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シャワーコート塗装システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1147653A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2802448A1 (fr) | 1999-12-21 | 2001-06-22 | Nippon Paint Co Ltd | Procede de recyclage de peinture a base d'eau |
| CN102294312A (zh) * | 2011-07-20 | 2011-12-28 | 李敬 | 货架喷涂机 |
| CN103769550A (zh) * | 2014-01-27 | 2014-05-07 | 无锡锡南铸造机械有限公司 | 铸造流涂系统 |
| CN106040478A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-10-26 | 无锡惠山泵业有限公司 | 一种控制箱喷漆设备 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP9227190A patent/JPH1147653A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2802448A1 (fr) | 1999-12-21 | 2001-06-22 | Nippon Paint Co Ltd | Procede de recyclage de peinture a base d'eau |
| US6497751B2 (en) | 1999-12-21 | 2002-12-24 | Nippon Paint Co., Ltd. | Water-based paint recycling method |
| CN102294312A (zh) * | 2011-07-20 | 2011-12-28 | 李敬 | 货架喷涂机 |
| CN103769550A (zh) * | 2014-01-27 | 2014-05-07 | 无锡锡南铸造机械有限公司 | 铸造流涂系统 |
| CN106040478A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-10-26 | 无锡惠山泵业有限公司 | 一种控制箱喷漆设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6554009B1 (en) | Device at washing apparatus for washing objects, preferably spray guns, with washing liquid, preferably a solvent | |
| US12202042B2 (en) | Finishing of additively manufactured parts with smoothing and color | |
| US5453301A (en) | Process for recovering the overspray of aqueous coating agents during spray application in spray booths | |
| US5292547A (en) | Method for environmentally benign paint spraying using a dispersion of oven cured lacquer enamel in water | |
| US5836321A (en) | Process of recycling a water laden solvent which was used to purge a point supply line of a paint sprayer | |
| AU656810B2 (en) | A method of recovering the overspray from aqueous coating agents used in spray booths | |
| JPH1147653A (ja) | シャワーコート塗装システム | |
| JP3219371B2 (ja) | 金属成型物の塗装方法 | |
| KR20020018968A (ko) | 수성 도료 리사이클 시스템의 운전관리방법 | |
| US6537457B1 (en) | Method for treating circulating water from an enamelling line | |
| WO1996007775A1 (en) | Method of treating waste liquor from final water washing tank used in cation electrodeposition painting | |
| JP3062343B2 (ja) | 吹付け塗装方法 | |
| EP0523415B1 (de) | Lackabscheide- und -rückgewinnungsverfahren für wasserverdünnbare Lacke bei Spritzkabinen sowie Anlagensystem zur Verfahrensdurchführung | |
| JP3942904B2 (ja) | 水性塗料の回収方法および回収システム | |
| US6497751B2 (en) | Water-based paint recycling method | |
| JP3164564B2 (ja) | 水性塗料多色対応回収システム | |
| JP2002079154A (ja) | 水性塗料リサイクルシステムにおけるブース循環水管理方法 | |
| JP2002143737A (ja) | 塗装ブースの洗浄方法 | |
| JPH09164363A (ja) | 塗装方法 | |
| JPS6226456Y2 (ja) | ||
| JP4059426B2 (ja) | 塗料の分離装置 | |
| JPH05214267A (ja) | 水性塗料の濃縮方法 | |
| JPS6151948B2 (ja) | ||
| JPH07268690A (ja) | 電着塗装処理物の水洗装置 | |
| JPS56141875A (en) | Paint recovering and reusing method |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040310 |