JPH1147655A - ナイフ塗布装置 - Google Patents

ナイフ塗布装置

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JPH1147655A
JPH1147655A JP22315897A JP22315897A JPH1147655A JP H1147655 A JPH1147655 A JP H1147655A JP 22315897 A JP22315897 A JP 22315897A JP 22315897 A JP22315897 A JP 22315897A JP H1147655 A JPH1147655 A JP H1147655A
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Tadashi Nakamura
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Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布剤の塗布量を一定に維持することがで
き、塗布剤の液垂れがなく、均一な製品を歩留まり良く
得ることができるナイフ塗布装置を提供する。 【解決手段】 ドクターナイフを備え、連続的に移動走
行される基材上に液状の塗布剤を塗布するナイフ塗布装
置において、前記ドクターナイフの上流側に、液状の塗
布剤を溜める液溜ボックスを装備するとともに、該ボッ
クスの底部を開閉可能に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に移動走行
される帯状の基材上にドクターナイフを使用して液状の
塗布剤を塗布するナイフ塗布装置に関し、特にドクター
ナイフの構造を改良したナイフ塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ナイフ塗布装置は、連続的に移動走行さ
れる帯状の基材上に糊等の粘性を有する液状塗布剤を塗
布する装置として知られており、ロールまたはブランケ
ット上に基材を支持して、固定したドクターナイフの下
を通過させることにより、液状塗布剤を塗布するように
なっている。
【0003】図3は、従来のロール式ナイフ塗布装置の
一例を示す概略斜視図である。この図に示されるよう
に、この種のナイフ塗布装置11には、主動ロール12
および従動ロール13が備えられており、例えば主動ロ
ール12を回転駆動することにより、布等の帯状の基材
14を支持して移動させるようになっている。
【0004】この主動ロール12上には、所定の間隙を
隔ててドクターナイフ15が固定されており、このドク
ターナイフ15の上方には液状の塗布剤16を供給する
ための複数のノズル17が設けられている。また、ドク
ターナイフ15の両端部には、塗布剤16の塗布幅を規
制するガイド18が設けられている。
【0005】したがって、ロール式ナイフ塗布装置11
は、主動ロール12上に基材14を支持して、固定した
ドクターナイフ15の下を通過させることにより、液状
塗布剤16を基材14の表面に塗布するようになってお
り、その際、ガイド18が塗布剤16の塗布幅を規制す
る。そして、塗布剤16の塗布量は、主に基材14の移
動速度やドクターナイフ15の角度などによって調節さ
れるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のナイ
フ塗布装置11にあっては、高粘土の塗布剤14を帯状
の基材14の表面に順次塗布する作業に適しているが、
基材14の幅方向に沿って一定間隔に配置した複数のノ
ズル17から塗布剤16を直接供給しているので、走行
方向および幅方向の塗布量が経時的に一定しないという
問題が生じていた。
【0007】また、ナイフ塗布装置11を一旦停止する
と、塗布剤16が主動ロール12上の基材14に沿って
液垂れし、かつ基材14中に染み込むので、最終製品の
品質にバラツキが生じたり、液垂れ物の除去作業に多大
の時間を要することとなる。したがって、ナイフ塗布装
置11の起動 停止を繰り返すと、製品の歩留まりが悪
くなり、作業終了時には余分の塗布剤16を取り除く必
要があるという問題があった。
【0008】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、塗布剤の塗布量を一定に
維持することができ、塗布剤の液垂れがなく、均一な製
品を歩留まり良く得ることができるナイフ塗布装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ドクターナイフを備え、連続的に移
動走行される基材上に液状の塗布剤を塗布するナイフ塗
布装置において、前記ドクターナイフの上流側に、液状
の塗布剤を溜める液溜ボックスを装備するとともに、該
ボックスの底部を開閉可能に形成してなるように構成さ
れる。
【0010】また、本発明の好適な態様として、前記ボ
ックスの底部の開閉調整は、底部に沿ってスライド移動
するシャッタにより行われるよう構成される。
【0011】また、本発明の好適な態様として、前記ボ
ックス内に、前記塗布剤の塗布幅を規制するガイドを基
材の幅方向に沿って移動調整可能に設けるよう構成され
る。また、本発明の好適な態様として、前記基材は、塗
布剤を含浸しやすい布や紙の材質を含んでなるよう構成
される。
【0012】本発明のナイフ塗布装置によれば、塗布作
業を行う際には、塗布剤が一旦液溜ボックス内に溜めら
れ、その底部を開放することにより基材の表面に供給さ
れる。
【0013】したがって、液溜ボックス内の液面が一定
に維持されることにより、塗布剤の塗布量を一定にする
ことができる。一方、塗布作業の停止する際または終了
する際には、液溜ボックスの底部を閉じて、基材上に塗
布剤の液垂れが生じるのを防止することができるもので
ある。
【0014】また、液溜ボックス内に基材の幅方向に沿
って移動調整可能なガイドを設けたので、これらのガイ
ドを移動調整することにより、塗工幅を自由に変更する
ことができるものである。
【0015】また、基材が、塗布剤を含浸しやすい布や
紙の材質を含んでいても、塗布装置停止中、液溜ボック
スの底部を閉じておけば、塗布剤の染み込みは極力低減
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明のナイフ塗布装置の好適な一例を示す概略斜視図で
あり、図2はその概略側面図である。これらの図面に示
されるように、本実施形態のナイフ塗布装置1の周辺に
は、例えば、帯状の基材2を支持して移動させる移動体
として、モータ等の駆動装置によって回転駆動される主
動ロール3(バックアップロールとも呼ばれる)と、そ
の駆動力に追従して回転動作する従動ロール4が備えら
れている。
【0017】これら主動ロール3および従動ロール4に
帯状の基材2を互い違いに掛け渡して、主動ロール3を
回転駆動することにより、基材2を適当な張力を与えた
状態で主動ロール3上に支持し、一方向へと移動させる
ようになっている。
【0018】主動ロール3上には、これと所定の間隙を
隔ててドクターナイフ5が設置されており、このドクタ
ーナイフ5は、例えば基材2の移動方向へ傾斜させて固
定されている。このドクターナイフ5の上方には、液状
の塗布剤6を供給する複数のノズル7が設けられてお
り、これらのノズル7は、ドクターナイフ5の下を通過
する基材2の幅方向に沿ってほぼ等間隔に配置されてい
る。液状の塗布剤6としては、例えば糊、プラスチック
やゴムなどの溶液、ペースト、ラテックス等のある程度
の粘性を有する液剤が採用される。
【0019】上記ドクターナイフ5は、その断面形状が
刃物状を呈するように形成されており、その上流側(図
1および図2に示されるように基材2が繰り出される側
に近い方向)には、ノズル7から供給される液状の塗布
剤6を溜める液溜ボックス8が一体的に装備されてい
る。すなわち、ドクターナイフ5は、上部が開放された
矩形箱体状の液溜ボックス8の一側壁を構成しており、
この液溜ボックス8の開口部の直上にノズル7が配設さ
れている。なお、本実施形態においては、液溜ボックス
8の断面形状は、底部8aから上縁部8bへ向けて順次
拡幅するように形成されており、塗布剤6の飛散防止等
が考慮されている。
【0020】また、液溜ボックス8の底部8aは開閉調
整可能に形成されており、この底部8aを適度に開放す
ることにより、液溜ボックス8内から塗布剤6を供給す
るようになっている。本実施形態においては、液溜ボッ
クス8の底部8aは、例えばガイドフレーム等を介し
て、基材2の移動方向に沿ってスライド開閉するように
形成されている。すなわち、底部8aが底部に沿ってス
ライド移動するシャッタを備えて構成されている。そし
て、この底部8aには、例えばシリンダ装置等の駆動装
置が具備されており、このシリンダ装置を例えば油圧制
御等することにより、底部8aを開閉操作できるように
なっている。なお、液溜ボックス8の底部8aの開口幅
は、基材2の移動速度やドクターナイフ5の角度等とと
もに、塗布剤6の所望塗布厚に応じて適宜設定される。
【0021】さらに、液溜ボックス8の基材幅方向の両
側壁9a,9bは、塗布剤6の塗布幅を規制するガイド
として機能するものであり、例えばガイドフレーム等を
介して、基材2の幅方向に沿って移動調整可能に形成さ
れ、これらの間隔は手動あるいは自動調整される。自動
調整の場合は、例えばガイド9a,9bにシリンダ装置
等の駆動装置が具備され、このシリンダ装置を例えば油
圧制御等することにより、ガイド9a,9bを移動操作
できるようになっている。
【0022】なお、本実施形態のナイフ塗布装置1の各
構成要素は、例えばステンレス鋼の加工部品により形成
されている。
【0023】なお、帯状の基材2の材質は特に制限がな
く、布、紙、プラスチック等いずれも使用可能である
が、本発明においては、基材2が、塗布剤を含浸しやす
い布や紙の材質を含んでいても、塗布装置停止中、液溜
ボックスの底部を閉じておけば、塗布剤の染み込みは極
力低減できる。
【0024】本実施形態のナイフ塗布装置1は以上のよ
うに構成されており、主動ロール3上に基材2を支持し
て、固定したドクターナイフ5の下を通過させることに
より、液状塗布剤6を基材2の表面に順次塗布するよう
になっている。塗布作業を行う際は、ガイド9a,9b
をシリンダ装置等によって移動調整することにより、塗
布剤6の塗布幅が規制され、液溜ボックス8内にノズル
7から塗布剤6が供給される。そして、液溜ボックス8
内が所望の液面高さになったときに、その底部8aを例
えばシリンダ装置等によって開放することにより、基材
2の表面に塗布剤6が供給され、ドクターナイフ5によ
って所定の厚さで塗布される。塗布剤6の塗布量は、液
溜ボックス8の底部8aの開口幅をシリンダ装置等によ
って適宜調整することにより設定され、この塗布量は、
前述したように、基材2の移動速度やドクターナイフ5
の角度等にも依存している。
【0025】このようにナイフ塗布作業において、ノズ
ル7から供給される塗布剤6は一旦液溜ボックス8内に
溜められ、その底部8aを開放することにより基材2の
表面に供給される。したがって、液溜ボックス8内の液
面が一定の高さに維持されることにより、塗布剤6の塗
布量が一定になる。なお、液溜ボックス8内の液面の調
整は、例えば液溜ボックス8内に液面センサ等を設置し
これとノズル7からの供給量を同期制御することにより
行われる。
【0026】また、ガイド9a,9bを移動調整するこ
とにより、塗工幅を自由に変更することができる。
【0027】一方、塗布作業の停止する際または終了す
る際には、液溜ボックス8の底部8aを例えばシリンダ
装置等により閉じればよい。これにより、基材2上に塗
布剤6の液垂れが生じるのを防止することができ、塗布
作業の停止時または終了時に生じていた余分な塗布剤6
を取り除く作業を廃止することができる。すなわち、本
発明の装置によれば、装置の起動・停止を繰り返しても
均一な製品を歩留まり良く得ることができ、塗布量コン
トロールの精度を著しく向上させることができるもので
ある。
【0028】なお、本実施形態においては、本発明のナ
イフ塗布装置1の使用形態をロール式ナイフ塗布装置
(バックアップロール式)として説明したが、これに限
定されれるものではなく、本発明のナイフ塗布装置1
は、すべてのナイフ塗布の使用形態に適用できるもので
ある。例えば、無端状ベルトでバックアップし、ベルト
の途中に本発明のナイフ塗布装置1を設置したベルト式
ナイフ塗布の使用形態としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のナイフ塗布
装置によれば、塗布作業を行う際に、塗布剤が一旦液溜
ボックス内に溜められ、その底部を開放することにより
基材の表面に供給されるので、液溜ボックス内の液面が
一定に維持されることにより、塗布剤の塗布量を一定に
することができる。一方、塗布作業の停止する際または
終了する際には、液溜ボックスの底部を閉じることによ
り、基材上に塗布剤の液垂れが生じるのを防止すること
ができる。したがって、装置の起動・停止を繰り返して
も均一な製品を歩留まり良く得ることができ、塗布量コ
ントロールの精度を著しく向上させることができるとう
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナイフ塗布装置の一実施形態を示す概
略斜視図である。
【図2】本実施形態のナイフ塗布装置を示す概略側面図
である。
【図3】従来のナイフ塗布装置の一形態を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1…ナイフ塗布装置 2…基材 3…主動ロール 5…ドクターナイフ 6…塗布剤 8…液溜ボックス 9a,9b…ガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクターナイフを備え、連続的に移動走
    行される基材上に液状の塗布剤を塗布するナイフ塗布装
    置において、 前記ドクターナイフの上流側に、液状の塗布剤を溜める
    液溜ボックスを装備するとともに、該ボックスの底部を
    開閉可能に形成したことを特徴とするナイフ塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記ボックスの底部の開閉調整が、底部
    に沿ってスライド移動するシャッタにより行われる請求
    項1に記載のナイフ塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記ボックス内に、前記塗布剤の塗布幅
    を規制するガイドを基材の幅方向に沿って移動調整可能
    に設けた請求項1または請求項2に記載のナイフ塗布装
    置。
  4. 【請求項4】 前記基材が、塗布剤を含浸しやすい布や
    紙の材質を含んでなる請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載のナイフ塗布装置。
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