JPH1148022A - フライスカッタ - Google Patents

フライスカッタ

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JPH1148022A
JPH1148022A JP10166467A JP16646798A JPH1148022A JP H1148022 A JPH1148022 A JP H1148022A JP 10166467 A JP10166467 A JP 10166467A JP 16646798 A JP16646798 A JP 16646798A JP H1148022 A JPH1148022 A JP H1148022A
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JP
Japan
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milling cutter
holding member
cutting
tool body
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JP10166467A
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Wolfgang Voetsch
ボルフガング・フェッチ
Thomas Schneider
トマス・シュナイダー
Siegfried Bohnet
ジークフリート・ボーネット
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BARTA AG
Walter AG
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BARTA AG
Walter AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削インサートの取付空間を小さくしかつ切
削インサートを強固に取りつけることが出来るフライス
カッタを提供すること。 【解決手段】 フライスカッタ1は、その円周外周面に
形成された軸方向に延びる凹部41とこれに設けられた
保持部材47を含む軸方向に調節可能な少なくとも1個
のインサート座14とを有する。そして、この保持部材
47に軸方向の調整を行えるように設けられる切削イン
サート25は、切削エッジが形成されている側面の2面
が保持部材47の対応の支承面51,52に支承される
が、その一端面は保持部材47ではなくて凹部41の一
つの側面42に支承されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライスカッタ、
特に、平フライスカッタ、更に特には、軸方向調節形フ
ライスカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】特に、交換可能のインデックス形切削イ
ンサート(Wendeschneidplatten)
が設けられたフライスカッタは、対応のインデック形切
削インサート用の1個以上のインサート座(Platt
ensitze)が形成された工具本体を有する。各イ
ンデックス形切削インサートはその軸位置を調整可能に
なっていることが必要になることがしばしばある。この
ようにする事は、例えば、所望の数の仕上げ切削エッジ
を設置するのに役立つ。円周切削エッジが、例えば、粗
加工エッジとして大きな切削率で操作する平フライス盤
のフライスカッタの場合は、良好な仕上げを得るため
に、例えば、3乃至5個の粗加工エッジにつき1個だけ
の仕上げ加工エッジを設けることが実用的であることが
分かっている。従って、必ずしもすべての切削インサー
トを工具本体に軸方向に調整可能に取り付けることが必
要であるとは限らない。1個又は少数の切削インサート
が対応の調整可能な保持具によって保持されることで十
分である。
【0003】米国特許第3,802,043号は、端
面、自由面又は側面及び切削面を有する切削インサート
を保持する複数のインサート座を具備し、該切削インサ
ートの少なくとも1つが、前記インサート座の1つで複
数の面により仕切られているものに調節方向へ調節可能
に保持されており、該少なくとも1つの切削インサート
を調節可能に支承するために前記工具本体に調節可能に
保持され、前記少なくとも1つの切削インサートの少な
くとも2つの側面用の支承手段を有する保持部材を具備
し、前記工具本体に支持され平面で前記切削インサート
の切削面を押圧する緊締手段とを具備する平フライスカ
ッタを含むフライスカッタを開示している。この米国特
許第3,802,043号から、インデックス形切削イ
ンサートを調節可能に保持するように受けるための凹部
を有するフライスカッタが知られている。凹部内に、イ
ンサート座を有するホルダが配設されている。このホル
ダは、インデックス形切削インサートの厚さの2倍を越
える厚さを有し、インデックス形切削インサートの底面
用の支承面と横方向の支承面とを有する。ホルダは、そ
の裏面で、工具本体の凹部の、対応の平坦な支承面に接
している。くさび(Keil)がインデックス形切削イ
ンサートをホルダのインサート座に押入し、それでホル
ダを凹部の対向する壁に押圧する。ホルダを長手方向へ
調節するために、カム面でホルダの端面に接する回転カ
ムが用いられる。
【0004】連続した割り出し切削インサートの間の歯
間間隔(歯ピッチ)がある最小距離よりも少なくなるこ
とがないようにするためにホルダにはある取り付け空間
を必要とする。このことは、可能な歯数と、従ってこれ
によるフライスカッタの切削率とを制約する。
【0005】特に、少しの数の割り出し切削インサート
だけが調節可能に取り付けられるようになっているフラ
イスカッタの場合に、ホルダによって大きくされた歯間
間隔が妨げになる。調整不能に設けられたインデックス
形切削インサートのインサート座を直接に工具本体に設
けると、歯間間隔を比較的小さくし得る。しかし、均一
の歯間間隔を得るためには、インサート座を少ない数の
ホルダによって生じさせられた大きな歯間間隔に合わせ
なければならない。
【0006】同様に、上述の米国特許第3,802,0
43号から、ホルダを用いないでインデックス形切削イ
ンサートを調整可能に設けることが知られる。このため
に、インデックス形切削インサートの底面用の平面を有
するインサート座が工具本体に設けられている。インデ
ックス形切削インサートは、その自由面で直接に上述の
カムに横方向に保持されている。固定のために、インデ
ックス形切削インサートはくさびで平面に付勢されてい
る。
【0007】この工具では、切削インサートを整合させ
る正確さは、カムがどのように整合されているかによ
る。回転軸の回りの小さな遊び又は回転軸の小さな角度
誤差又はインデックス形切削インサートのカムとの接触
位置における磨耗点であると、場合によっては、インデ
ックス形切削インサートがうまく調整出来なくなる。
【0008】ドイツ特許第674 112号から、軸方
向に調整可能に設けられた複数のカッタを有するカッタ
ヘッドが知られている。これらのカッタは、シャンクが
工具本体の孔内に設置された偏心ボルトのヘッドに係合
している。これらのカッタは、これに対応して長く形成
されており、十分な取り付け空間を形成する。しかし、
この手段は、インデックス形切削インサートに容易には
転用され得ないものである。
【0009】ドイツDE 35 30745 A1か
ら、それぞれホルダ内に設けられた複数の切削インサー
トを有するカッタヘッドが知られている。ホルダは調整
可能に保持されている。このために、ホルダは対応のイ
ンサート座を有し、切削力が対応の切削インサートから
まずホルダへ、これから工具本体へ伝達されるようにな
っている。このことは、ホルダに堅牢な構造と、それに
よるかなり大きな取り付け空間を必要とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これに基づいて、本発
明の課題は、小さな歯間隔を有しかつ切削インサートの
正確な調整を可能にする少なくとも1個の調整可能なイ
ンサート座を備えたフライスカッタを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題は、端面、自由
面又は側面及び切削面を有する切削インサートを保持す
る複数のインサート座を具備し、該切削インサートの少
なくとも1つが前記インサート座の1つで複数の面によ
り限定されているものに調節方向へ調節可能に保持され
ており、該少なくとも1つの切削インサートを調節可能
に支承するために前記工具本体に調節可能に保持され、
前記少なくとも1つの切削インサートの少なくとも2つ
の側面用の支承手段を有する保持部材を具備し、前記工
具本体に支持され平面で前記切削インサートの切削面を
押圧する緊締手段とを具備し、前記切削インサートがそ
の底面で前記工具本体の前記面の1つを構成する座面に
直接当接することによって構成されるフライスカッタを
設けることによって解決される。
【0012】本発明に基づくフライスカッタは、調整可
能に保持された切削インサートが直接に緊締される工具
本体を有する。このために、工具本体は、切削インサー
トの底面に対面された座面を有する凹部及び半径方向突
出部の双方又は片方が設けられている。切削インサート
は、その端面で座面に当接しており、くさびによって座
面に押圧されている。切削インサートのチップ面(切削
面)に押圧するくさびは対面する面に支持されている。
くさびの代わりに他の固定手段を適用できる。
【0013】切削インサートを所望の位置に調整するた
めに、切削インサートの自由面のみに支承されるがその
端面には支持されない特別のホルダ(保持部材)が用い
られる。切削インサートの端面と工具本体の対応の支承
面とが直接接触することによって、切削インサートから
工具本体内へそしてその逆方向への力の伝達が直接に行
われ、それることがない。これによって、切削力に関し
ては、インデックス形切削インサートの強度が非常に高
くなり、また、インデックス形切削インサートが正確に
設定されることになる。
【0014】インデックス形切削インサートの調節はホ
ルダで正確に行われる。ホルダは、相互に角を成してい
る少なくとも2つの側部又は平面に正確に支承されてイ
ンデックス形切削インサートを導き、調節の際に、イン
デックス形切削インサートが傾いたり回転したりするの
を防止する。ホルダは、工具本体の凹部の対応の底面上
を正確に案内され得る。これに対応して、調整の際、イ
ンデックス形切削インサートの案内が正確になる。調整
可能なインサート座がホルダを持たないと生じ得る角度
誤差がこれによって最小限に減少されるか全くなくな
る。
【0015】適当な構成においては、特別なホルダをも
用いると、別の形状のインデックス形切削インサートに
用いることができる。インデックス形切削インサートと
作動部材、例えば、カムとが直接接触するのを避けるよ
うにすると、ホルダのない従来の調整可能なインサート
座とは反対に、インデックス形の実際の形状は、調節に
当たって、あまり大きな役を果たさなくなる。
【0016】ホルダの支承面とインデックス形切削イン
サートとの側面との間の接触箇所は、切削インサートが
別の取付け(向きを変えた取付け)をされた時に、主と
して切削インサートの、全然磨耗が生じないか、わずか
しか生じない箇所がある小さな平面領域に限定する事が
出来る。これによって、切削インサートはインデックス
形切削インサートとして形成でき、これで、全ての取付
位置で、磨耗の状態に関わりなく正確な調節が確実に行
われる。
【0017】更に、本発明に基づくフライスカッタで
は、歯車間隔を狭くする事が出来る。円周方向では、イ
ンデックス形切削インサートの底面と工具本体の支承面
との間にホルダのための間隔が必要ではない。従って、
切削インサートは、調節可能でないインサート座と違っ
て、円周方向に間隔を必要としない。従って、本発明
は、インサート座及びホルダを特別の構造にすることに
よって、ホルダを用いない場合の取付の利点とホルダに
より得られる利点とを組み合わせて調整の精度を達する
ことができるようにしている。
【0018】保持部材は、特に、軸方向及び半径方向の
両方の各々に少なくとも1つの支承面を有しており、こ
の支承面が、切削インサートの対応の側面又は自由面と
接し、これを所定位置に固定支承する。しかし、この保
持部材は、従来のホルダと異なって、横方向に開放する
か、また、工具本体に対しては、インデックス形切削イ
ンサートのインサート座の領域内において、円周方向に
開放している。従って、保持部材は切削インサートの軸
方向に調整できるように設定する。切削インサートを半
径位置及び回転位置は保持部材によって調整出来ない。
円周方向には、工具本体の座面が切削インサートの位置
を固定する。
【0019】切削インサートが保持部材に回転不能に保
持されているので、回転位置は、保持部材が凹部の底の
実質的に平坦な支承面に係合することによって定められ
る。切削インサートの調整中に、この切削インサートは
保持部材によって軸方向に移動される。このために、保
持部材に作用する調節装置が用いられる。その際、切削
インサートはその底面で凹部の対応の支承面上を滑る。
しかし、切削インサートは、回転もしなければ傾きもし
ない。何故ならば、保持部材は、その半径方向へ延びる
支承面とその軸方向へ延びかつ切削インサートの背後に
到達する脚部でその位置を定めるからである。
【0020】調整装置としては、偏心ピン、カム、くさ
びなどを使用できる。その際、十分な調整力を比較的敏
感に発生させることが必要である。調節を正確に行うこ
とが出来るようにするために、ここで、保持部材は、調
節力によってその位置が調節され得るが、そうでなけれ
ばそれが維持される位置に保持されることが必要であ
る。このことを、実質的に半径方向に配設され対応の孔
を保持部まで貫通する保持ボルトが行う。保持ボルト
は、弾性手段を介して保持部材に支持される。保持ねじ
が少し緩められて保持部材の保持力が減少すると、この
保持部材は決まった移動をすることになる。
【0021】特に、切削インサートを固定するために
は、切削インサートの端面を工具本体の凹部の側壁に押
圧するくさびを用いる。このくさびは、保持部材の調節
方向に対して横方向に指向された方向に作用する。これ
は、平フライス盤のフライスカッタでは、切削インサー
トとこれに対向する壁面との間で半径方向に駆動される
くさびによって行われる。くさびの引き込み及び保持
は、適当な、特に半径方向に配設されたボルトによって
行われる。
【0022】本発明の更なる詳細と利点は、次の発明の
詳細な説明と関連する図面から明らかになるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、環状の外側領域3を有
し、実質的に点対称に形成された工具本体2を具備する
平フライスカッタ1が示されている。工具本体2は、一
側に、取付壁4が形成されており、この壁4は、更に詳
しくは示されていない工具スピンドルにフライスカッタ
1を結合するために用いられる複数の孔5,6を有す
る。環状の外側領域3は、その全周に、各々が切削イン
サート24,25を保持する一連のインサート座11乃
至22が設けられている。全ての切削インサート24,
25は互いに同じに形成されており、対応のインサート
座11乃至22で、切削インサート24は固定位置に、
切削インサート25は調節可能な位置に保持されてい
る。インサート座11及び12間、それ故に切削インサ
ート24,25間、ないしはこれら切削インサート2
4,25の切削エッジ間の間隔はほぼ等しい。特に、調
節出来ない切削インサート24同士の間の間隔と、調節
可能な切削インサート25と調節できない切削インサー
ト24との間の間隔との間に、本質的な又はそうならざ
るを得なくて付けられた差はない。もっとも、間隔を変
えなければならない場合には、それを行ってもよい。
【0024】切削インサート24,25は、それぞれ、
特に、図2に示すように、円周切削エッジ26と平面切
削エッジ27とを有する。円周切削エッジ26とこれに
対して実質的に直角な平面切削エッジ27との間に、こ
れらと同じ長さの隅部切削エッジ28が設けられ、イン
サートが正面から見て八角になっている。
【0025】調整が出来ないインサート座11から1
3、15乃至19、21及び22は同様に形成されてお
り、これらを次にインサート座12を代表にして説明す
る。工具本体2は、このインサート座12を形成するた
めに、半径方向外側の外形が切削インサート24の外形
にほぼ一致する半径方向突出部31を有する。半径方向
突出部31は、切削インサート24に面しそれの垂線が
円周方向を示す平坦に形成された座面を有する。垂面の
正確な位置及び整合の仕方は、切削インサート24の軸
方向及び半径方向の取付角によって定められる。
【0026】半径方向突出部31の前方に溝32が形成
されており、これによって、半径方向突出部31の座面
がオフセット無しに溝32の側壁に移行して行く。溝3
2内に切削インサート24用のストッパピン33が配設
される。溝32の底とストッパピン33は、切削インサ
ート24の側面用の支承面を形成し、その位置を決定す
る。切削インサート24を緊締するために、対応の凹部
35にボルト36によって保持されるくさび34が用い
られる。くさび34は切削インサート24を半径方向突
出部31と側壁に押圧し、これによって切削インサート
24を不動に固定する。
【0027】平フライスカッタ1に全部で4個の調節可
能な切断インサート座が設けられており、この内、図1
にはインサート座14,20が示されている。全ての調
節可能な切断インサート座は同じに形成されており、こ
れらを次にインサート座14を代表にして説明する。
【0028】インサート座14の場合、工具本体2の外
側領域3に、溝状凹部41が形成される。この溝状凹部
41は、ほぼ半径方向に指向された壁(座面)42と、
底を規定する壁(底面)43と、壁42に対して傾いた
別の壁44によって形成されている。壁42,43,4
4は平面である。壁42は座面を形成し、切削インサー
ト25を支持して取り付ける役目をし、半径方向突出部
31にほぼ同様の半径方向突出部45まで延びる。
【0029】凹部41内に、図2に詳細に示された、ホ
ルダとも呼ばれる保持部材47が設けられている。この
保持部材47の断面は、例えば、図4,5に示すように
なっており、凹部41の断面に一致している。但し、保
持部材47は、切削インサート25の領域に、幅が狭ま
った部分48を有している(図3)。保持部材47の厚
さは、ここでは、最大限で、切削インサート25の、切
削面(チップ面)とその反対の側面(底面)との間の厚
さになっている。部分48は、ここでは、切削インサー
ト25を軸方向に支承する半径方向に延びる部分49と
共に、切削インサート25を半径方向に支承する部分5
0とを有する。このために、部分49,50は、切削イ
ンサート25のそれぞれの側面を支承する対応の支承面
(支承手段)51,52が形成されている(図4)。こ
こで、支承面51,52は、直角になっている。切削イ
ンサートの形状がこれと異なる場合は、これらの支承面
は別の角度にされ、これによって、その都度必要なよう
に、使用される切削インサートの対応面を支承するよう
になっていることが必要である。
【0030】図3に示すように、保持部材47の背面は
平面54を規定しているが、切削インサート25と部分
48との領域には、図9乃至12に示されたくさび(緊
締手段)57を受ける凹部56が形成されている。保持
部材47の他の部分には、図5に示されているように、
段付き固定孔58が形成されている。この段付き固定孔
58は、ヘッドが、例えば、スプリング・リングのよう
な付勢手段(付勢要素)を介して、固定孔58の内側の
環状肩部61に支持される固定ボルト59(図1)を受
ける役目をする。
【0031】保持部材47に、固定孔58とわずかな距
離をおいて、図7,8に図示した偏心ピン(調節手段)
63を受ける役目を成す別の孔62が形成されている。
この偏心ピン63は、大径の筒状部64とこれに偏心し
て形成された小径の筒状部65から成る。大径の方の筒
状部64は凹部41の底壁(底面)43に形成された孔
に嵌合され、偏心した小径の方の筒状部65は孔62に
嵌合されている。筒状部65には六角形の盲孔66が設
けられており、これに六角レンチを挿入して回転するこ
とによって偏心ピン63を回転させ、保持部材47を望
む位置まで移動させるようになっている。
【0032】切削インサート25を緊締するために用い
られるくさび57は、切削インサート25側の第1の平
面71と、その反対にありこれと鋭角を成して形成され
た圧力面72とを有する。溝状の凹部41の支承面と切
削インサート25の切削面との間にくさび57を押入で
きるようにするために、くさび57は、半径方向に傾斜
する傾斜ボルト貫通部(ボルト孔)73を有する。固定
ボルト75がこのボルト貫通部73に螺合されると共に
その先端部が対応の保持部材47に螺合可能になってお
り、この固定ボルト75を保持部材47に螺入させるこ
とによってくさび57をこの保持部材47に固定するよ
うになっている。ボルト貫通部73のこの傾斜は、切削
インサート52に掛けられる摩擦力が支承面52への分
力も支承面51への分力も有するように定められる。こ
のことは、ボルト貫通部73の、切削インサート25の
切削面からの間隔が隅部切削エッジ28に近傍における
方が反対の隅部切削エッジ28’の近傍におけるよりも
大きくなるようにされることによって達成される(図
2)。
【0033】フライスカッタ1についての切削インサー
ト25も取り扱い及び調整は次の通りである。
【0034】図1に示されたように設定された平フライ
スカッタ1について、切削インサート25の軸方向位置
を変えなければならない場合、まず、切削インサート2
5が最早緊締されなくなるようにくさび57の固定ボル
ト75を若干緩める。次いで、固定ボルト59を緩め
る。そうすると、この固定ボルトのヘッドと保持部材4
7との間に設けられた付勢手段が若干拘束を開放されて
延び、その付勢力だけで保持部材47を底壁43に押圧
する。この状態で、偏心ピン63を回転させると、保持
部材47が軸方向にだけ位置が変えられる。これによっ
て、保持部材47が切削インサート25を、切削インサ
ート25の底面及び壁42の間ないしは切削インサート
25の切削面及びくさび57の間に作用する摩擦力に抗
して、例えば、軸方向外側へ押してその軸方向の位置調
節が行われる。この場合、切削インサート25は支承面
51,52にしっかりと押圧されるから、該切削インサ
ート25はそれの所定の位置から回転することが確実に
避けられる。切削インサート25がこの所定の位置に達
すると、固定ボルト75,59は緊締され、切削インサ
ート25は、所望の位置に設定される。
【0035】
【発明の効果】フライスカッタ1は、その円周外周面に
形成された軸方向に延びる凹部41とこれに設けられた
保持部材47を含む軸方向に調節可能な少なくとも1個
のインサート座14とを有する。そして、この保持部材
47に軸方向の調整を行えるように設けられる切削イン
サート25は、切削エッジが形成されている側面の2面
が保持部材47の対応の支承面51,52に支承される
が、その一端面は保持部材47ではなくて凹部41の一
つの側面42に支承されるようになっている。このため
に、保持部材47の組立空間が特に小さくなり(歯間隔
が狭くなり)、切削インサート25の取付が強固になる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】フライスカッタの一部を斜視図で表したもので
ある。
【図2】図1の基づくフライスカッタ用の、切削インサ
ートを備えた保持部材の正面図である。
【図3】図2に基づく、切削インサートが設けられた保
持部材の平面図である。
【図4】切削インサートを取り付けない状態での、図2
及び図3に基づく保持部材の右側面図である。
【図5】図2に基づく保持部材の、図2の線V−Vに沿
って取られた断面図である。
【図6】図2に基づく保持部材の、図2の線VI−VIに沿
って取られた断面図である。
【図7】図1に示されている工具本体の位置決めのため
の偏心ピンの側面図である。
【図8】図7に基づく偏心ピンの平面図である。
【図9】切削インサートを工具本体の固定するための取
付けくさびの正面図である。
【図10】図9に基づく取付けくさびの左側面図であ
る。
【図11】図9に基づく取付けくさびの右側面図であ
る。
【図12】図8乃至11に基づく取付けくさびの平面図
である。
【符号の説明】
1 フライスカッタ(平フライスカッタ) 2 工具本体 11−22 インサート座 24,25 切削インサート 41 凹部 42−44 壁(面) 47 保持部材 51,52 支承面(支承手段) 57 くさび(緊締手段) 59 固定ボルト 62 孔 63 偏心ピン(調節手段) 71 平面 72 圧力面(面) 73 ボルト貫通部
フロントページの続き (72)発明者 トマス・シュナイダー ドイツ連邦共和国、デー−72145 ヒルリ ンゲン、アイヒェンベルクシュトラーセ 51 (72)発明者 ジークフリート・ボーネット ドイツ連邦共和国、デー−72116 メッシ ンゲン、グスタフ−ベルナー−シュトラー セ 48

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面、自由面又は側面及び切削面を有す
    る切削インサート(24,25)を保持する複数のイン
    サート座(11乃至22)を具備し、該切削インサート
    の少なくとも1つ(25)が、前記インサート座(11
    乃至22)の1つで複数の面(42,51,52)によ
    り仕切られているものに調節方向へ調節可能に保持され
    ており、 該少なくとも1つの切削インサート(25)を調節可能
    に支承するために前記工具本体(2)に調節可能に保持
    され、前記少なくとも1つの切削インサート(25)の
    少なくとも2つの側面用の支承手段(51,52)を有
    する保持部材(47)を具備し、 前記工具本体(2)に支持され平面(71)で前記切削
    インサート(25)の切削面を押圧する緊締手段(5
    7)とを具備する平フライスカッタを含むフライスカッ
    タ(1)において、 前記切削インサート(25)がその一端面で前記工具本
    体(2)の前記複数の面の1つを構成する座面(42)
    に直接当接することを特徴とするフライスカッタ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材(47)は、前記工具本体
    (2)の、前記切削インサート(25)の端面用の前記
    座面(42)を形成する平坦な側壁(42)を有する凹
    部(41)内に設けられることを特徴とする請求項1に
    記載のフライスカッタ。
  3. 【請求項3】 前記保持部材(47)は、前記切削イン
    サート(25)を、半径方向に支承する支承面(52)
    と、軸方向に担持する支承面(51)とを有する請求項
    1に記載のフライスカッタ。
  4. 【請求項4】 前記保持部材(47)は、円周方向に前
    記切削インサート(25)を支承すべき面を有しないこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフライスカッタ。
  5. 【請求項5】 前記切削インサート(25)は、円周方
    向に作用する力に関して前記保持部材(47)から分離
    されていることを特徴とする請求項1に記載のフライス
    カッタ。
  6. 【請求項6】 前記保持部材(47)は、特に、前記工
    具本体(2)の円周方向の回転に関して前記切削インサ
    ート(25)の調整が拘束されていることを特徴とする
    請求項1に記載のフライスカッタ。
  7. 【請求項7】 前記保持部材(47)は、前記工具本体
    (2)の前記凹部(41)の前記座面(42)に支承さ
    れる平面を有する請求項2に記載のフライスカッタ。
  8. 【請求項8】 前記保持部材(47)は、調節移動を許
    容する遊びを持って該保持部材(47)を貫通する固定
    ボルト(59)によって保持されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のフライスカッタ。
  9. 【請求項9】 前記固定ボルト(59)はヘッドを有
    し、付勢要素がその一端で該ヘッドに支持され、他端で
    該保持部材(47)に支持されいる請求項8に記載のフ
    ライスカッタ。
  10. 【請求項10】 前記保持部材(47)は、調節手段
    (63)によって長手方向に調整可能になっていること
    を特徴とする請求項1に記載のフライスカッタ。
  11. 【請求項11】 前記調節手段は偏心ピン(63)であ
    ることを特徴とする請求項10に記載のフライスカッ
    タ。
  12. 【請求項12】 前記調節装置はカム装置であることを
    特徴とする請求項10に記載のフライスカッタ。
  13. 【請求項13】 前記偏心ピン(63)は、保持部材
    (47)の孔(62)に対して偏心して設けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載のフライスカッタ。
  14. 【請求項14】 前記緊締手段は、1つの平面(71)
    で前記切削インサート(25)に当接し、反対側の面
    (72)で前記凹部(41)に当接するくさび(57)
    であることを特徴とする請求項1に記載のフライスカッ
    タ。
  15. 【請求項15】 前記工具本体(2)は、前記切削イン
    サート(25)の前記端面に当接する前記座面(42)
    と、該座面(42)と対向し前記くさび(57)を保持
    する面とを含み、両面は鋭角を成すことを特徴とする請
    求項14に記載のフライスカッタ。
  16. 【請求項16】 前記くさび(57)は、半径方向に配
    置されたボルト(75)によって保持されることを特徴
    とする請求項15に記載のフライスカッタ。
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