JPH1148023A - 超硬合金製エンドミル及びその製法 - Google Patents
超硬合金製エンドミル及びその製法Info
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- JPH1148023A JPH1148023A JP21931397A JP21931397A JPH1148023A JP H1148023 A JPH1148023 A JP H1148023A JP 21931397 A JP21931397 A JP 21931397A JP 21931397 A JP21931397 A JP 21931397A JP H1148023 A JPH1148023 A JP H1148023A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本願発明は、Co量を低減した超硬合金製エ
ンドミルを、粒抑制材と加圧する熱処理を組み合わせる
ことにより低Coと、巣やミクロ組織上の欠陥を低減し
た超硬合金製エンドミル及びその製法を提供することを
目的とする。 【構成】 平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を0.
5〜4%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部が平
均粒径0.8μm以下のWC及び不可避不純物からなる
超硬合金を用いたエンドミルであって、前記エンドミル
の心部の有孔度がA以下であり、成長粒子の面積比が2
5%以下より構成するとともに、その製法として、加圧
処理により行った超硬合金製エンドミル及びその製法。
ンドミルを、粒抑制材と加圧する熱処理を組み合わせる
ことにより低Coと、巣やミクロ組織上の欠陥を低減し
た超硬合金製エンドミル及びその製法を提供することを
目的とする。 【構成】 平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を0.
5〜4%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部が平
均粒径0.8μm以下のWC及び不可避不純物からなる
超硬合金を用いたエンドミルであって、前記エンドミル
の心部の有孔度がA以下であり、成長粒子の面積比が2
5%以下より構成するとともに、その製法として、加圧
処理により行った超硬合金製エンドミル及びその製法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強度および靱性に優れる
超硬合金製エンドミル及びその製法に関する。より詳細
には、強度、特に耐熱的な強度をを高めた超硬合金製エ
ンドミルに関する。
超硬合金製エンドミル及びその製法に関する。より詳細
には、強度、特に耐熱的な強度をを高めた超硬合金製エ
ンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】WC基超硬合金は強度と靱性を兼ね備え
た優れた材料で広く利用され、特にWCの平均粒径が
0.5μm前後のいわゆる超微粒超硬合金は、硬さがH
RA92〜94で抗折力350Kgf/mm2 以上と極
めて高い値を示す、靱性に優れた材料であり、エンドミ
ルを始め様々な工具に適用されている。また、0.1μ
m以下の超微粒のWCや、より粒度の細かな粉末も市販
されており、粉末そのものの調整は容易なものとなって
いる。また、加圧焼結、高温静水圧プレス法(以下、H
IP法と称する。)等の圧力をかけた焼結や焼結後の後
処理によって、超硬合金中の欠陥、特に巣、ピンホール
等の欠陥は改善されることがわかっている。これらの技
術は耐摩工具をはじめ、欠陥を減少させる方法として一
般に用いられている。
た優れた材料で広く利用され、特にWCの平均粒径が
0.5μm前後のいわゆる超微粒超硬合金は、硬さがH
RA92〜94で抗折力350Kgf/mm2 以上と極
めて高い値を示す、靱性に優れた材料であり、エンドミ
ルを始め様々な工具に適用されている。また、0.1μ
m以下の超微粒のWCや、より粒度の細かな粉末も市販
されており、粉末そのものの調整は容易なものとなって
いる。また、加圧焼結、高温静水圧プレス法(以下、H
IP法と称する。)等の圧力をかけた焼結や焼結後の後
処理によって、超硬合金中の欠陥、特に巣、ピンホール
等の欠陥は改善されることがわかっている。これらの技
術は耐摩工具をはじめ、欠陥を減少させる方法として一
般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンドミルという用途
に限定して説明すると、超微粒子をもちいたWC基超硬
合金は、多様な形状、被覆との組み合わせで様々に実用
化されている。特に、超微粒子超硬合金では、組成的に
はCo含有量が多く、また微細な粉末を用いるため焼結
は進行しやすく、欠陥は少なく安定して高い強度が得ら
れている。焼結中に生じる欠陥としては、前記の巣やピ
ンホール等の他に、組織欠陥として焼結中に生ずる成長
した粒子(以下、α粒子と称する。)がある。この欠陥
はその大きさにより、α1粒子とα2粒子に分けられて
いる。α1粒子はやや成長した粒子、α2粒子は大きく
成長した粒子で数ミクロン〜10数ミクロン程度の大き
なものもある。更に、これら組織欠陥は、WC粒子自体
の接触が多くなるに従い増えるため、超微粒超硬合金製
エンドミルではCo量そのものを低減化することは行わ
れていなかった。
に限定して説明すると、超微粒子をもちいたWC基超硬
合金は、多様な形状、被覆との組み合わせで様々に実用
化されている。特に、超微粒子超硬合金では、組成的に
はCo含有量が多く、また微細な粉末を用いるため焼結
は進行しやすく、欠陥は少なく安定して高い強度が得ら
れている。焼結中に生じる欠陥としては、前記の巣やピ
ンホール等の他に、組織欠陥として焼結中に生ずる成長
した粒子(以下、α粒子と称する。)がある。この欠陥
はその大きさにより、α1粒子とα2粒子に分けられて
いる。α1粒子はやや成長した粒子、α2粒子は大きく
成長した粒子で数ミクロン〜10数ミクロン程度の大き
なものもある。更に、これら組織欠陥は、WC粒子自体
の接触が多くなるに従い増えるため、超微粒超硬合金製
エンドミルではCo量そのものを低減化することは行わ
れていなかった。
【0004】
【発明の目的】本願発明では、これら前述の欠陥を生じ
ないようにCo量を低減したエンドミルを提供するもの
で、具体的には粒抑制材と加圧する熱処理を組み合わせ
ることにより低Co量と、巣やミクロ組織上の欠陥を低
減した超硬合金製エンドミル及びその製法を提供するこ
とを目的とする。
ないようにCo量を低減したエンドミルを提供するもの
で、具体的には粒抑制材と加圧する熱処理を組み合わせ
ることにより低Co量と、巣やミクロ組織上の欠陥を低
減した超硬合金製エンドミル及びその製法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本願発明で
は、平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を0.5〜4
%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部が平均粒径
0.8μm以下のWC及び不可避不純物からなる超硬合
金を用いたエンドミルであって、前記エンドミルの心部
の有孔度がA以下であり、成長粒子の面積比が25%以
下であることを特徴とし、更に、前記粒抑制材としては
Cr、V、Nb、Ta、Zrの金属、炭化物、窒化物、
炭窒化物の1種又は2種以上を用いた超硬合金製エンド
ミルである。また、その製法としては、加圧処理、特に
HIP処理を施したことを特徴とする超硬合金製エンド
ミルの製法である。
は、平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を0.5〜4
%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部が平均粒径
0.8μm以下のWC及び不可避不純物からなる超硬合
金を用いたエンドミルであって、前記エンドミルの心部
の有孔度がA以下であり、成長粒子の面積比が25%以
下であることを特徴とし、更に、前記粒抑制材としては
Cr、V、Nb、Ta、Zrの金属、炭化物、窒化物、
炭窒化物の1種又は2種以上を用いた超硬合金製エンド
ミルである。また、その製法としては、加圧処理、特に
HIP処理を施したことを特徴とする超硬合金製エンド
ミルの製法である。
【0006】
【作用】第1に、超微粒子のWCを用い、結合金属とな
るCo量を減少させていくと、WC粒子同士の接触が多
くなり、焼結等の過程で粒子の成長を起こしやすく、成
長したα1粒子やα2粒子がシャープな切刃を有するエ
ンドミルの刃となると微少なチッピング等を起こし、そ
のチッピングから仕上げ工具等の場合には面粗さが劣化
し、また、中仕上げ等の切削では、更に大きなチッピン
グ、欠損等の原因となり、様々なトラブルを生じる。そ
のため、Co量の低下とともにこれら粒抑制材の添加量
を多くし、またα1粒子やα2粒子を生じないような焼
結が必要となってくる。そのため、本願発明では粒抑制
材(Cr、V、Nb、Ta、Zrの金属、炭化物、窒化
物、炭窒化物)は、その元素により作用の仕方が異なる
ため、複数の材料を組み合わせて、粒抑制効果を大き
く、かつ、添加に伴うマイナス面が抑えられるように選
択する。
るCo量を減少させていくと、WC粒子同士の接触が多
くなり、焼結等の過程で粒子の成長を起こしやすく、成
長したα1粒子やα2粒子がシャープな切刃を有するエ
ンドミルの刃となると微少なチッピング等を起こし、そ
のチッピングから仕上げ工具等の場合には面粗さが劣化
し、また、中仕上げ等の切削では、更に大きなチッピン
グ、欠損等の原因となり、様々なトラブルを生じる。そ
のため、Co量の低下とともにこれら粒抑制材の添加量
を多くし、またα1粒子やα2粒子を生じないような焼
結が必要となってくる。そのため、本願発明では粒抑制
材(Cr、V、Nb、Ta、Zrの金属、炭化物、窒化
物、炭窒化物)は、その元素により作用の仕方が異なる
ため、複数の材料を組み合わせて、粒抑制効果を大き
く、かつ、添加に伴うマイナス面が抑えられるように選
択する。
【0007】次に、その焼結、又は焼結後の熱処理等に
おいて本願発明は特徴を有するもので、前記の巣、ピン
ホールは焼結に関しては未焼結、すなわちより低い温度
域で焼結した場合に生じやすい欠陥であり、前記のα1
粒子やα2粒子の様なミクロ組織上の欠陥は焼結温度を
十分高くした場合に生じやすい欠陥である。一般的にW
C−Co系擬2元系状態図では、液相発生温度は128
0度近辺であり、焼結するには液相発生温度よりも数十
度〜百数十度上の温度域で行わている。本願発明におい
ては焼結を加圧処理をできる程度に終わらせ、その後加
圧焼結やHIP処理を行うことによって巣、ピンホール
等の欠陥を減少させたもので、液相発生温度域よりもす
こし高い温度域で焼結し、類似の温度域で加圧焼結・H
IP処理等を行うため、Co量を低減し、WC粒子同士
の接触が多くなっても、焼結温度そのものが低いため粒
子の成長はごく少なく、またその大きさも小さい。
おいて本願発明は特徴を有するもので、前記の巣、ピン
ホールは焼結に関しては未焼結、すなわちより低い温度
域で焼結した場合に生じやすい欠陥であり、前記のα1
粒子やα2粒子の様なミクロ組織上の欠陥は焼結温度を
十分高くした場合に生じやすい欠陥である。一般的にW
C−Co系擬2元系状態図では、液相発生温度は128
0度近辺であり、焼結するには液相発生温度よりも数十
度〜百数十度上の温度域で行わている。本願発明におい
ては焼結を加圧処理をできる程度に終わらせ、その後加
圧焼結やHIP処理を行うことによって巣、ピンホール
等の欠陥を減少させたもので、液相発生温度域よりもす
こし高い温度域で焼結し、類似の温度域で加圧焼結・H
IP処理等を行うため、Co量を低減し、WC粒子同士
の接触が多くなっても、焼結温度そのものが低いため粒
子の成長はごく少なく、またその大きさも小さい。
【0008】また、こうして得られた超硬合金製エンド
ミルは、微粒子が分散し、また成長した粒子、すなわち
α1粒子やα2粒子が少ないのでシャープな切刃を有す
る本用途には良く適合するものである。また、Co量を
少なめているのでエンドミルのなかでも鋼、特に調質し
た高硬度の鋼用を切削する用途で問題となる耐塑性変形
性に優れた特徴を発揮する。以下、数値を限定した理由
について説明する。
ミルは、微粒子が分散し、また成長した粒子、すなわち
α1粒子やα2粒子が少ないのでシャープな切刃を有す
る本用途には良く適合するものである。また、Co量を
少なめているのでエンドミルのなかでも鋼、特に調質し
た高硬度の鋼用を切削する用途で問題となる耐塑性変形
性に優れた特徴を発揮する。以下、数値を限定した理由
について説明する。
【0009】粒抑制材の平均粒径を2.0μm以下とし
てのは、粉砕・混合により細かくはなるものの粗い粒子
ではWC中に分散しないため2.0μm以下とした。次
に、その添加量を0.5〜4%としたのは、粒抑制材が
0.5%未満では、粒抑制効果が十分ではなく、また4
%を超えると粒抑制材の量が多くなりすぎ、新たな相や
複炭化物相として分散するようになり、強度を低下させ
るため0.5〜4%の範囲とした。また、鉄族金属を1
1%以下としたのは、11%を超えると結合金属の添加
量そのものが多くなるため、エンドミルとして用いた場
合、特に耐塑性変形性に劣ってくるため、結合金属は1
1%以下とした。より好ましくは8%以下である。WC
の平均粒径を0.8μm以下としてのは、超微粒子の特
徴を生かしてシャープな切刃を創生させることができる
大きさであり、0.8μmを超えて大きくなると実質的
に成長粒子と同じ大きさであり、シャープな切刃として
用いた場合にチッピング等を生じやすくなるため、WC
の平均粒径は0.8μm以下とした。
てのは、粉砕・混合により細かくはなるものの粗い粒子
ではWC中に分散しないため2.0μm以下とした。次
に、その添加量を0.5〜4%としたのは、粒抑制材が
0.5%未満では、粒抑制効果が十分ではなく、また4
%を超えると粒抑制材の量が多くなりすぎ、新たな相や
複炭化物相として分散するようになり、強度を低下させ
るため0.5〜4%の範囲とした。また、鉄族金属を1
1%以下としたのは、11%を超えると結合金属の添加
量そのものが多くなるため、エンドミルとして用いた場
合、特に耐塑性変形性に劣ってくるため、結合金属は1
1%以下とした。より好ましくは8%以下である。WC
の平均粒径を0.8μm以下としてのは、超微粒子の特
徴を生かしてシャープな切刃を創生させることができる
大きさであり、0.8μmを超えて大きくなると実質的
に成長粒子と同じ大きさであり、シャープな切刃として
用いた場合にチッピング等を生じやすくなるため、WC
の平均粒径は0.8μm以下とした。
【0010】更に、焼結体のミクロ組織で、その心部の
有孔度をA以下としたのは、完全無欠陥で有れば良いの
であるが、ASTM B−276−29に記載されてい
るあらわしかたで、Aは直径が10ミクロンより小さい
細孔サイズを表し、Bが直径が40ミクロンより小さい
細孔サイズを表すので、本願ではエンドミル自体片持ち
バリ同様な使い方をするため折損等を生じない強度が要
求されるのでAタイプ以下とした。また、ミクロ組織の
α1粒子やα2粒子は電子顕微鏡における観察で、成長
した粒子の大きさにもよるが1000〜10000倍程
度で観察し、平均的な粒子より大きな粒子をマーキング
し、その面積を求めた。成長した粒子の面積の合計が2
5%を超えるとシャープな切刃に成長した粒子がくるた
め、偶発的なチッピング等も含め欠損を生じやすく、よ
り好ましくは15%以下である。最後に、その製法とし
ては、加圧処理、特にHIP処理を施す理由は、超硬で
HIP処理が用いられる理由は、超硬の焼結体がほぼ真
密度であり、焼結体をそのままHIP処理することがで
きるためである。粉末等のプレス体を直接HIP処理す
るにはキャニングし、脱気しなければならないが、超硬
合金ではHIP処理が可能な真密度が得られる温度は、
液相発生温度の前後で有るため、本願発明では、この特
長を生かし、HIP処理を行える程度の焼結を低温又は
ごく短い時間で行った後、HIP処理を行い、巣等の欠
陥をほぼなくす製法である。以下、実施例に基づき本願
発明を詳細に説明する。
有孔度をA以下としたのは、完全無欠陥で有れば良いの
であるが、ASTM B−276−29に記載されてい
るあらわしかたで、Aは直径が10ミクロンより小さい
細孔サイズを表し、Bが直径が40ミクロンより小さい
細孔サイズを表すので、本願ではエンドミル自体片持ち
バリ同様な使い方をするため折損等を生じない強度が要
求されるのでAタイプ以下とした。また、ミクロ組織の
α1粒子やα2粒子は電子顕微鏡における観察で、成長
した粒子の大きさにもよるが1000〜10000倍程
度で観察し、平均的な粒子より大きな粒子をマーキング
し、その面積を求めた。成長した粒子の面積の合計が2
5%を超えるとシャープな切刃に成長した粒子がくるた
め、偶発的なチッピング等も含め欠損を生じやすく、よ
り好ましくは15%以下である。最後に、その製法とし
ては、加圧処理、特にHIP処理を施す理由は、超硬で
HIP処理が用いられる理由は、超硬の焼結体がほぼ真
密度であり、焼結体をそのままHIP処理することがで
きるためである。粉末等のプレス体を直接HIP処理す
るにはキャニングし、脱気しなければならないが、超硬
合金ではHIP処理が可能な真密度が得られる温度は、
液相発生温度の前後で有るため、本願発明では、この特
長を生かし、HIP処理を行える程度の焼結を低温又は
ごく短い時間で行った後、HIP処理を行い、巣等の欠
陥をほぼなくす製法である。以下、実施例に基づき本願
発明を詳細に説明する。
【0011】
【実施例】表1に示す組成となるように、以下に示す原
料を用いて配合した。市販のWC粉末(平均粒度0.4
μm〜0.1μm) 、VC粉末(同1.5μm) 、C
rC粉末(同1.5μm)、TaC粉末(同1.5μ
m)、ZrC粉末(同1.5μm) 、VN粉末(同
1.5μm)、CrN粉末(同1.5μm)、TaN粉
末(同1.5μm) 、ZrN粉末(同1.5μm)及
び、上記粉末中のWCとVC粉末を用いてWC−VCの
複合粉末を作成した。この複合粉末はWC自体の製造工
程での粒成長を抑制するためである。
料を用いて配合した。市販のWC粉末(平均粒度0.4
μm〜0.1μm) 、VC粉末(同1.5μm) 、C
rC粉末(同1.5μm)、TaC粉末(同1.5μ
m)、ZrC粉末(同1.5μm) 、VN粉末(同
1.5μm)、CrN粉末(同1.5μm)、TaN粉
末(同1.5μm) 、ZrN粉末(同1.5μm)及
び、上記粉末中のWCとVC粉末を用いてWC−VCの
複合粉末を作成した。この複合粉末はWC自体の製造工
程での粒成長を抑制するためである。
【0012】
【表1】
【0013】これらの粉末を混合した後、乾燥し、試験
片とエンドミルをプレスにて成形し、液相発生温度域や
や上の1280度にて焼結し、冷却後、HIP処理を1
300度で行った後、所定の形状に加工した。尚、比較
例として通常の焼結のみで行った場合を同様に示す。ま
た、有孔度、ミクロ組織上の変化を確認するため、上記
試験片を研磨、ラップした後、有孔度、ミクロ組織を測
定した。また、成長粒子は電子顕微鏡による組織観察を
行い、その写真よりその面積を測定し、その比率で表し
た。本発明例1は、焼結後では、温度が十分高くないた
め巣が多く、ASTMの表し方ではB06程度と大きな
巣が多数分散しているが、ミクロ組織を観察すると極め
て微細な粒子が分散し、成長した粒子は極めて少なかっ
た。
片とエンドミルをプレスにて成形し、液相発生温度域や
や上の1280度にて焼結し、冷却後、HIP処理を1
300度で行った後、所定の形状に加工した。尚、比較
例として通常の焼結のみで行った場合を同様に示す。ま
た、有孔度、ミクロ組織上の変化を確認するため、上記
試験片を研磨、ラップした後、有孔度、ミクロ組織を測
定した。また、成長粒子は電子顕微鏡による組織観察を
行い、その写真よりその面積を測定し、その比率で表し
た。本発明例1は、焼結後では、温度が十分高くないた
め巣が多く、ASTMの表し方ではB06程度と大きな
巣が多数分散しているが、ミクロ組織を観察すると極め
て微細な粒子が分散し、成長した粒子は極めて少なかっ
た。
【0013】次に本発明例1、2、6〜12はCo量が
多いため加圧処理を行い、本発明例3〜5はCo量その
ものが少ないためより圧力の高いHIP処理したものを
同様な方法で測定した結果、有孔度はA02と巣、ピン
ホールがHIP処理によりほぼ消滅し、更に電子顕微鏡
による組織観察でも成長した粒子は少なく、微粒子が分
散したミクロ組織の焼結体が得られた。HIP後の有孔
度、ミクロ組織についても表1に併記する。さらに、φ
10のエンドミルを製作し、特に高硬度材切削に適する
切削性能を確認するため、強ねじれ・高剛性の刃型で下
記の諸元でおこなった。 切削速度 50 m/min 送り 0.02mm/刃 軸方向切込み量 8.0 mm 切込み 0.5 mm 被削材 SKD61(H) 寿命基準 VB=0.2mmまでの切削時間(min) その結果、も表1に併せて併記する。
多いため加圧処理を行い、本発明例3〜5はCo量その
ものが少ないためより圧力の高いHIP処理したものを
同様な方法で測定した結果、有孔度はA02と巣、ピン
ホールがHIP処理によりほぼ消滅し、更に電子顕微鏡
による組織観察でも成長した粒子は少なく、微粒子が分
散したミクロ組織の焼結体が得られた。HIP後の有孔
度、ミクロ組織についても表1に併記する。さらに、φ
10のエンドミルを製作し、特に高硬度材切削に適する
切削性能を確認するため、強ねじれ・高剛性の刃型で下
記の諸元でおこなった。 切削速度 50 m/min 送り 0.02mm/刃 軸方向切込み量 8.0 mm 切込み 0.5 mm 被削材 SKD61(H) 寿命基準 VB=0.2mmまでの切削時間(min) その結果、も表1に併せて併記する。
【0014】表1の結果より、本発明例ではCoを低減
しても、巣、α1粒子を抑えることができるのに対し、
硬さと破壊靱性値の関係がWC粒度の違いより、ある程
度の差があるが、これらの切削試験においては、粒度の
影響が現れ、比較例は使用初期〜中期にチッピングによ
り寿命に達したのに対し、本発明例は正常摩耗により長
寿命化が達成されている。また切削面の粗さも良好であ
る。
しても、巣、α1粒子を抑えることができるのに対し、
硬さと破壊靱性値の関係がWC粒度の違いより、ある程
度の差があるが、これらの切削試験においては、粒度の
影響が現れ、比較例は使用初期〜中期にチッピングによ
り寿命に達したのに対し、本発明例は正常摩耗により長
寿命化が達成されている。また切削面の粗さも良好であ
る。
【0015】
【発明の効果】超微粒子超硬合金において、結合金属量
を低減しても超微粒子を保持できる製法により得られた
超硬合金製エンドミルでは鋼切削等、特に調質材の切削
において耐チッピング性、耐摩耗性に優れた性能を示し
た。
を低減しても超微粒子を保持できる製法により得られた
超硬合金製エンドミルでは鋼切削等、特に調質材の切削
において耐チッピング性、耐摩耗性に優れた性能を示し
た。
Claims (4)
- 【請求項1】 平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を
0.5〜4%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部
が平均粒径0.8μm以下のWC及び不可避不純物から
なる超硬合金を用いたエンドミルであって、前記エンド
ミルの心部の有孔度がA以下であり、成長粒子の面積比
が25%以下であることを特徴とする超硬合金製エンド
ミル。 - 【請求項2】 請求項1記載の超硬合金製エンドミルに
おいて、粒抑制材がCr、V、Nb、Ta、Zrの金
属、炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上から
なることを特徴とする超硬合金製エンドミル。 - 【請求項3】 平均粒径が2.0μm以下の粒抑制材を
0.5〜4%、鉄族金属を11%以下含み、かつ、残部
が平均粒径0.5μm以下のWC及び不可避不純物から
なる超硬合金を用いたエンドミルであって、前記エンド
ミルの心部の有孔度がA以下であり、かつ、加圧処理を
施したことを特徴とする超硬合金製エンドミルの製法。 - 【請求項4】 請求項3記載の超硬合金製エンドミルの
製法において、前記加圧処理がHIPであることを特徴
とする超硬合金製エンドミルの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21931397A JPH1148023A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 超硬合金製エンドミル及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21931397A JPH1148023A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 超硬合金製エンドミル及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148023A true JPH1148023A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16733536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21931397A Pending JPH1148023A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 超硬合金製エンドミル及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148023A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108555533A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-09-21 | 上海复合材料科技有限公司 | 碳纤维复合材料立体桁架的胶接装配方法 |
| CN117020283A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-11-10 | 珩星电子(连云港)股份有限公司 | 一种pcd内冷反镗铣刀及其制备工艺 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP21931397A patent/JPH1148023A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108555533A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-09-21 | 上海复合材料科技有限公司 | 碳纤维复合材料立体桁架的胶接装配方法 |
| CN117020283A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-11-10 | 珩星电子(连云港)股份有限公司 | 一种pcd内冷反镗铣刀及其制备工艺 |
| CN117020283B (zh) * | 2023-07-20 | 2024-03-08 | 珩星电子(连云港)股份有限公司 | 一种pcd内冷反镗铣刀及其制备工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041104 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
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