JPH1148071A - 保持具 - Google Patents

保持具

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JPH1148071A
JPH1148071A JP22117297A JP22117297A JPH1148071A JP H1148071 A JPH1148071 A JP H1148071A JP 22117297 A JP22117297 A JP 22117297A JP 22117297 A JP22117297 A JP 22117297A JP H1148071 A JPH1148071 A JP H1148071A
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JP
Japan
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sliding
yoke portion
magnetic
force generating
yoke
Prior art date
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JP22117297A
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English (en)
Inventor
Kozo Miura
浦 好 三 三
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TOYO JIKI KOGYO KK
Original Assignee
TOYO JIKI KOGYO KK
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Publication date
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  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に被吸着物を所定の位置に磁気的に強固
に吸着して固定することができ、且つ、簡単に吸着力を
解除して被吸着物を取り外すことができる、保持具を提
供する。 【解決手段】 保持具10は、磁石体28a〜28eと
磁性体32a〜32fとが交互に隣接して配置される平
面状の磁力発生ヨーク部22を含む。磁力発生ヨーク部
22の上には、摺動板34が摺動自在に配置される。摺
動板34は、第1,第2の摺動ヨーク部40,48を有
する。第1の摺動ヨーク部40は、磁性体44a〜44
fと非磁性体46a〜46eとが交互に隣接して形成さ
れ、第2の摺動ヨーク部48は、平面状の磁性体で形成
される。磁力発生ヨーク部22の上方には、摺動板34
を間に介して、固定板54が配設される。固定板54に
は、磁力発生ヨーク部22と対応する位置に固定ヨーク
部60が形成される。摺動板34を摺動させることによ
り、第1の摺動ヨーク部40および第2の摺動ヨーク部
48を選択的に磁力発生ヨーク部22上に対向配置させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は保持具に関し、特
にたとえば、鉄、鋼またはその他の磁性材で形成された
ワーク等の物品を磁気的に吸着して所定の位置に着脱自
在に保持することができる、保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はこの発明の背景となる従来の搬送
ジグの一例を示す断面図解図である。この搬送ジグ1
は、たとえば帽子状のホルダー3を含む。ホルダー3
は、その中央上部に平面円形の凹み部5を有する。ま
た、ホルダー3の中央には、ピン7が支持される。ピン
7は、その軸方向の先端部7aがホルダー3の上端面か
ら突出するように、ホルダー3に支持される。さらに、
ホルダー3の凹み部5には、たとえば円環状のゴム磁石
9が装着される。ゴム磁石9は、その表面に磁気を具備
するものであり、ゴム磁石9の孔9aにピン7の先端部
7aを挿通させて、凹み部5に磁気的に吸着される。
【0003】このホルダー3は、その上面に、たとえば
スピーカーの底部材などのワークW(被加工物)が磁気
的に吸着保持され、適宜、加工作業などが施される。そ
して、加工作業などが終了すれば、ゴム磁石9の吸着面
から、ワークWが取り外される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の搬送ジグでは、ゴム磁石9の磁力が大き過ぎ
ると、ゴム磁石9の吸着面に残留磁気が発生し、ワーク
Wを持ち上げて吸着面から取り外す時に、ワークWがピ
ン7を介してホルダー3と共に外れてしまう恐れがあっ
た。一方、ゴム磁石9の磁力が小さ過ぎると、ワークW
を磁気的に吸着する吸着力が低下し、ワークWへの加工
作業を施す際に、ワークWが吸着面からずれてしまい、
ワークWへの作業効率が低下する。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単に被吸着物を所定の位置に磁気的に強固に吸着して固
定することができ、且つ、簡単に吸着力を解除して被吸
着物を取り外すことができる、保持具を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁性体と磁
石体とが交互に隣接して形成される面状の磁力発生ヨー
ク部と、磁力発生ヨーク部の一方主面側に配置され、磁
性体と非磁性体とが磁力発生ヨーク部の磁性体および磁
石体と同じ配列で同じ方向に向いて交互に隣接して形成
される第1の摺動ヨーク部および磁石体の磁化力を閉鎖
する第2の摺動ヨーク部を備えた摺動部と、摺動部を摺
動自在に変位させることにより、第1の摺動ヨーク部な
いし第2の摺動ヨーク部を選択的に磁力発生ヨーク部の
一方主面側に対向配置させ、磁石体の磁極が、磁力発生
ヨーク部と対向する摺動部の一方主面側と反対側の他方
主面側におよぼす磁化力の強さを制御する摺動手段とを
含み、摺動部の他方主面側に着脱自在に被吸着物を磁気
的に吸着させるようにした、保持具である。
【0007】また、この発明は、磁性体と非磁性体とが
交互に隣接して配設される面状の固定ヨーク部と、固定
ヨーク部の一方主面側に配置され、磁性体と磁石体とが
固定ヨーク部の磁性体および非磁性体と同じ配列で同じ
方向に向いて交互に隣接して形成される面状の磁力発生
ヨーク部と、固定ヨーク部と磁力発生ヨーク部との間に
摺動自在に配置され、磁性体と非磁性体とが磁力発生ヨ
ーク部の磁性体および磁石体と同じ配列で同じ方向に向
いて交互に隣接して形成される面状の第1の摺動ヨーク
部および第1の摺動ヨーク部と同一面上に形成され、磁
石体の磁化力を閉鎖する第2の摺動ヨーク部を有する摺
動部と、摺動部を摺動自在に変位させることにより、第
1の摺動ヨーク部ないし第2の摺動ヨーク部を選択的に
磁力発生ヨーク部の一方主面上に対向配置させ、磁石体
の磁極が固定ヨーク部の他方主面側におよぼす磁化力の
強さを制御する摺動手段とを含み、固定ヨーク部の他方
主面側に着脱自在に被吸着物を磁気的に吸着させるよう
にした、保持具である。
【0008】第2の摺動ヨーク部は、平面状の磁性体で
形成されることが好ましい。この場合、第2の摺動ヨー
ク部は、例えば平面板に形成できるので、製造しやすい
ものとなる。また、第2の摺動ヨーク部は、磁性体と非
磁性体とを交互に隣接して面状に形成し、しかも、第2
の摺動ヨーク部を磁力発生ヨーク部の一方主面上に対向
配置させた場合に、第2の摺動ヨーク部の磁性体が磁力
発生ヨーク部の磁性体に対して格子状に配置されるよう
に形成することもできる。
【0009】磁力発生ヨーク部と第2の摺動ヨーク部と
の間に、間隙部を形成すると効果的である。この間隙部
は、磁力発生ヨーク部と第2の摺動ヨーク部との対向主
面のいずれか一方の主面に段差部を設けることによって
形成するとよい。
【0010】第1の摺動ヨーク部ないし第2の摺動ヨー
ク部の中心位置が、磁力発生ヨーク部の中心位置と重な
り合うように、第1の摺動ヨーク部ないし第2の摺動ヨ
ーク部を磁力発生ヨーク部の一方主面上に位置決めする
ための位置決め手段をさらに含むとよい。
【0011】また、この発明は、基台と、基台の一方主
面に露出され、磁性体と磁石体とが交互に隣接して形成
される面状の磁力発生ヨーク部と、磁力発生ヨーク部の
一方主面側に摺動自在に配置され、磁性体と非磁性体と
が磁力発生ヨーク部の磁性体および磁石体と同じ配列で
同じ方向に向いて交互に隣接して形成される第1の摺動
ヨーク部および第1の摺動ヨーク部と間隔を隔てて形成
され、磁石体の磁化力を閉鎖する面状の第2の摺動ヨー
ク部を備えた摺動板と、第2の摺動ヨーク部と基台の磁
力発生ヨーク部との対向主面の少なくとも一方に形成さ
れる段差部と、摺動板を間に挟んで基台に固定され、磁
性体と非磁性体とが磁力発生ヨーク部の磁性体および磁
石体と同じ配列で同じ方向に向いて交互に隣接して配設
される面状の固定ヨーク部を備えた固定板と、基台に形
成され、摺動板を摺動させたときに、第1の摺動ヨーク
部ないし第2の摺動ヨーク部の中心位置が磁力発生ヨー
ク部の中心位置と重なりあうように、第1の摺動ヨーク
部ないし第2の摺動ヨーク部を磁力発生ヨーク部の一方
主面上に位置決めするための位置決め手段とを含み、摺
動板を摺動自在に変位させることにより、第1の摺動ヨ
ーク部ないし第2の摺動ヨーク部を選択的に磁力発生ヨ
ーク部の一方主面側に対向配置させ、磁石体の磁極が固
定板の固定ヨーク部の露出面側におよぼす磁化力の強さ
を制御し、固定ヨーク部の露出面側に着脱自在に被吸着
物を磁気的に吸着させるようにした、保持具としてもよ
い。
【0012】磁力発生ヨーク部の複数の磁性体を間に挟
んで隣合う複数の磁石体の磁極は、同じ極性になるよう
に配設されると効果的である。さらに、上述した各発明
に含まれる磁石体には、非磁性体が積層されてもよい。
【0013】
【作用】摺動部の第1の摺動ヨーク部ないし第2の摺動
ヨーク部は、摺動手段で摺動自在に変位されることによ
って、磁力発生ヨーク部の一方主面上に選択的に対向配
置される。
【0014】摺動手段によって、磁力発生ヨーク部の一
方主面上に摺動部の第1の摺動ヨーク部が対向配置され
ると、磁力発生ヨーク部の磁石体の磁極(N極)から出
た磁束は、磁力発生ヨーク部の磁性体から第1の摺動ヨ
ーク部の磁性体および固定ヨーク部の磁性体へと通っ
て、固定ヨーク部の他方主面側に流れ、さらに、固定ヨ
ーク部の磁性体から第1の摺動ヨーク部の磁性体および
磁力発生ヨーク部の磁性体を通って磁石体の磁極(S
極)に入る。そのため、固定ヨーク部の他方主面側に
は、磁石体からの磁力が作用して、磁界が発生する。し
たがって、固定ヨーク部の他方主面側にたとえばワーク
などの被吸着物を載置すると、磁石体の磁極(N極)か
ら出た磁束が被吸着物の中を通って磁石体の磁極(S
極)に入るので、固定ヨーク部の他方主面側に被吸着物
が磁気的に吸着されることになる。
【0015】また、摺動手段によって、磁力発生ヨーク
部の一方主面上に摺動部の第2の摺動ヨーク部が対向配
置されると、磁石体の磁極(N極)から出た磁束は、磁
力発生ヨーク部の磁性体から第2の摺動ヨーク部の磁性
体を通って、再び、磁力発生ヨーク部の磁性体に流れ、
磁石体の磁極(S極)に入る。この場合、磁束の流れ
は、磁力発生ヨーク部および第2の摺動ヨーク部内に閉
鎖されるため、固定ヨーク部の他方主面側には、磁化力
が働かない。
【0016】位置決め手段は、第1の摺動ヨーク部ない
し第2の摺動ヨーク部の中心位置が磁力発生ヨーク部の
中心位置と重なり合うように、第1の摺動ヨーク部ない
し第2の摺動ヨーク部を磁力発生ヨーク部の一方主面上
に位置決めする。そのため、摺動部の第1の摺動ヨーク
部ないし第2の摺動ヨーク部を簡単に且つ正確に磁力発
生ヨーク部の一方主面上に対向配置させることができ
る。
【0017】磁力発生ヨーク部と第2の摺動ヨーク部と
の間に間隙部を形成すると、磁力発生ヨーク部と第2の
摺動ヨーク部との間に空気層が形成される。この場合、
磁力発生ヨーク部の磁石体の磁極からでた磁束は、この
空気層を通って第2の摺動ヨーク部の磁性体へと流れ、
再び、この空気層を通って磁力発生ヨーク部の磁石体の
磁極へと流れるが、空気中には磁束が通りにくいため、
摺動部の第2の摺動ヨーク部に作用する磁力発生ヨーク
部の磁気的吸引力が小さくなる。そのため、磁力発生ヨ
ーク部の一方主面上に第2の摺動ヨーク部を対向配置し
たときの摺動部の摺動が容易になる。
【0018】
【発明の効果】この発明にかかる保持具では、簡単に被
吸着物を所定の位置に磁気的に強固に吸着して固定する
ことができ、且つ、簡単に吸着力を解除して被吸着物を
取り外すことができる。特に、この発明にかかる保持具
では、摺動部を摺動手段により摺動変位させ、第2の摺
動ヨーク部を磁力発生ヨーク部上に対向配置させた場
合、磁力発生ヨーク部と第2の摺動ヨーク部との間で、
磁気回路が閉ループを構成するため、被吸着物を磁気的
に吸着して保持する保持面には、磁力発生ヨーク部から
の磁束の流れがほぼ完全に遮断される。すなわち、この
発明にかかる保持具では、従来品と比較して、被吸着物
保持面に残留する残留磁束密度を極端に少なくすること
ができるので、被吸着物保持面からの被吸着物の取り外
しが至極簡単に行われる。
【0019】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の一
例を示す斜視図であり、図2は図1に示す保持具の分解
斜視図である。保持具10は、たとえば矩形状の基台1
2を含む。基台12の一方主面(上面)には、その長さ
方向の一端から他端にかけて、後述する摺動板34が摺
動するた摺動路14が形成される。摺動路14は、摺動
板34の第1の摺動ヨーク部40および第2の摺動ヨー
ク部48を摺動変位させるための摺動通路14aと、摺
動板34の操作部38a,38bを摺動させるための摺
動通路14b,14cとで形成される。
【0021】摺動路14は、基台12の上面の幅方向の
一端側および他端側に、それぞれ、平面視略コ字形の案
内枠16および18を設けることによって形成される。
2つの案内枠16および18は、同形同大に形成され
る。2つの案内枠16および18は同じ構造を有するの
で、一方の案内枠16についてのみ説明する。案内枠1
6は、細長い矩形板状の長辺部16aを含む。長辺部1
6aの長さ方向の一端および他端には、それぞれ、その
端部から直角に延びる矩形板状の短辺部16bおよび1
6cが形成される。短辺部16bおよび16cは、それ
ぞれ、同じ方向に向いて延び設けられる。長辺部16a
の長さ方向の長さは、基台12の長さ方向の長さと同じ
長さに形成される。
【0022】2つの案内枠16および18は、基台12
の幅方向の中央で且つその長さ方向に延びる部分を対称
軸X−Xとしたときに、その対称軸X−Xに関して線対
称に配置される。一方の案内枠16の長辺部16aの端
縁と基台12の長さ方向に延びる一方の端縁とが重なり
合い、他方の案内枠18の長辺部18aの端縁と基台1
2の長さ方向に延びる他方の端縁とが重なり合うよう
に、案内枠16および18が基台12の一方主面上に配
設される。基台12および2つの案内枠16,18は、
たとえばポリアセタール(略号:POM)などの合成樹
脂材料ないしたとえばアルミ合金などの非鉄金属材料で
一体的に形成される。
【0023】2つの案内枠16および18には、それぞ
れ、たとえば3つのねじ孔20a,20bおよび20c
が設けられる。これらのねじ孔20a〜20cは、後述
する固定板54を基台12の上面に取着するときの取り
付け用のねじ孔として設けられる。
【0024】さらに、基台12の上面には、その中央に
平面視略矩形の磁力発生ヨーク部22が形成される。磁
力発生ヨーク部22は、基台12の上面に設けられた摺
動通路14aの長さ方向の中央に形成される。基台12
の上面の中央には、たとえば円板状の凹部24が設けら
れる。磁力発生ヨーク部22は、凹部24内に収納保持
される。この場合、凹部24の底部には、その直径方向
に間隔を隔てて、2つのばか穴24aおよび24bが設
けられている。この2つのばか穴24aおよび24b
は、後述の保持板26に設けられるねじ孔26a,26
bおよびビス(図示せず)と協働して、磁力発生ヨーク
部22を凹部24内に保持するための穴である。
【0025】磁力発生ヨーク部22は、たとえばポリア
セタール(略号:POM)などの合成樹脂材料ないした
とえばアルミ合金などの非鉄金属材料で形成される円板
状の保持板26で支持される。保持板26は、凹部24
の大きさに対応する大きさに形成される。保持板26に
は、その表面が露出するように、磁力発生ヨーク部22
が埋設される。この場合、保持板26の中央には、磁力
発生ヨーク部22とほぼ同じ大きさの矩形の孔(図示せ
ず)が設けられる。そして、磁力発生ヨーク部22は、
孔に嵌め込まれ、たとえばエポキシ系接着剤で固着され
る。保持板26には、その直径方向に間隔を隔てて、2
つのねじ孔26aおよび26bが設けられる。ねじ孔2
6aおよび26bは、基台12の凹部24の2つのばか
穴24a,24bの形成位置と対応して設けられる。こ
れらのばか穴24a,24bおよびねじ孔26a,26
bには、磁力発生ヨーク部22を凹部24内に保持する
ために、たとえば取り付け用ビス(図示せず)などが基
台12の他方主面(下面)側から挿通され螺合される。
【0026】磁力発生ヨーク部22は、特に、図5
(A)および図5(B)に示すように、磁力発生源とし
て、たとえば矩形の5つの磁石体28a,28b,28
c,28dおよび28eを含む。5つの磁石体28a〜
28eは、それぞれ、たとえば磁石鋼からなる矩形の5
つの磁石片で形成される。また、5つの磁石体28a〜
28eの上端面には、たとえば矩形の非磁性体からなる
5つの非磁性部材30a,30b,30c,38dおよ
び30eがそれぞれ形成される。
【0027】さらに、5つの磁石体28a〜28eの幅
方向の両側には、たとえば矩形の6つの磁性体からなる
磁性部材32a,32b,32c,32d,32eおよ
び32fが、それぞれ、交互に隣接するように配置され
る。この発明の実施の形態例では、磁性部材32a〜3
2fは、たとえば鋳鉄や鋳鋼などの磁性体で形成され
る。また、非磁性部材30a〜30eは、たとえばアル
ミ合金,ステンレス鋼,黄銅,ジュラルミンなどの非鉄
金属材料、合成樹脂材料、その他の非磁性体で形成され
る。
【0028】磁力発生ヨーク部22は、5つの磁石体2
8a〜28eと6つの磁性部材32a〜32fとが、そ
れぞれ、その幅方向に交互に隣接して縞状に配置され
る。この場合、磁性部材32b〜32eを間に挟んで隣
合う5つの磁石体28a〜28eの磁石体28a〜28
eの極性が同じになるように、5つの磁石体28a〜2
8eと6つの磁性部材32a〜32fとが縞状に配設さ
れる。
【0029】また、1つの磁石体28aの幅方向の一端
面および他端面には、磁石体28aの磁力によって、そ
れぞれ、磁性部材32aおよび32bが磁気的に吸着さ
れる。同様にして、磁石体28b,28c,28dおよ
び28eには、それらの磁石体28b,28c,28d
および28eと交互に隣接して配置される磁性部材32
c,32d,32eおよび32fが磁気的に吸着され
る。
【0030】基台12の上には、たとえば図1,図2,
図4および図5に示すように、摺動路14内を摺動自在
に変位する摺動板34が配置される。摺動板34は、た
とえば方形板状の支持部36を含む。支持部36の幅
は、基台12の摺動通路14aの幅方向の長さとほぼ同
じに形成される。支持部36の対向する2辺の端部から
は、それぞれ、反対方向に延びて、矩形帯板状の操作部
38aおよび38bが形成される。操作部38aおよび
38bの幅は、それぞれ、基台12の摺動通路14bお
よび14cの幅方向の長さとほぼ同じに形成される。支
持部36および操作部38a,38bは、たとえば鋳
鉄,鋳鋼,その他の金属材料などの磁性体で一体的に形
成される。
【0031】支持部36の中央には、平面視略矩形の第
1の摺動ヨーク部40が支持される。第1の摺動ヨーク
部40は、たとえばポリアセタール(略号:POM)な
どの合成樹脂材料ないしたとえばアルミ合金などの非鉄
金属材料で形成される円板状の保持板42により保持さ
れる。保持板42には、その表面が露出するように、第
1の摺動ヨーク部40が埋設される。この場合、保持板
42の中央には、第1の摺動ヨーク部40とほぼ同じ大
きさの矩形の孔(図示せず)が設けられる。そして、第
1の摺動ヨーク部40は、孔に嵌め込まれ、たとえばエ
ポキシ系接着剤で固着される。
【0032】第1の摺動ヨーク部40は、特に、図5
(A)および図5(B)に示すように、たとえば矩形の
6つの磁性体からなる磁性部材44a,44b,44
c,44d,44eおよび44fと、たとえば矩形の5
つの非磁性体からなる非磁性部材46a,46b,46
c,46dおよび46eとで構成される。6つの磁性部
材44a〜44fと5つの非磁性部材46a〜46eと
は、その幅方向に交互に隣接して縞状に配設される。こ
の場合、第1の摺動ヨーク部40の6つの磁性部材44
a〜44fと5つの非磁性部材46a〜46eとは、磁
力発生ヨーク部22の6つの磁性部材32a〜32fお
よび5つの非磁性部材30a〜30eと同じ配列で同じ
方向に向くように、交互に隣接して縞状に配設される。
【0033】さらに、摺動板34には、第1の摺動ヨー
ク部40と間隔を隔てて、第2の摺動ヨーク部48が形
成される。第2の摺動ヨーク部48は、磁性体で平面状
に形成される。第2の摺動ヨーク部48は、詳しくは後
述するが、磁力発生ヨーク部22の磁石体28a〜28
eのおよぼす磁化力を閉鎖するためのものである。この
考案の実施の形態例では、第2の摺動ヨーク部48に相
当する部分に段差部50が設けられている。つまり、支
持部36の長さ方向の一端側から一方の操作部38bに
かけて形成された平面状の第2の摺動ヨーク部48の全
域にわたって、段差部50が設けられている。
【0034】摺動板34を基台12の摺動路14に摺動
自在に配置する場合、摺動通路14a内には、位置決め
手段としての位置決め部材52aおよび52bが配置さ
れる。この考案の実施の形態例では、位置決め部材52
aおよび52bが、それぞれ、非磁性材料で矩形の小片
体に形成され、一方の位置決め部材52aは他方の位置
決め部材52bよりも長く形成される。そして、位置決
め部材52aおよび52bは、摺動通路14aの幅方向
の一端側でその長さ方向の一端側および他端側に、それ
ぞれ配置される。
【0035】摺動板34を基台12の摺動路14に配置
したとき、摺動板34の第1の摺動ヨーク部40および
第2の摺動ヨーク部48は、それぞれ、摺動通路14a
内の位置決め部材52aおよび52b間で位置決めされ
る。この場合、摺動板34を摺動路14の長さ方向の一
方から他方へ摺動変位させ、支持部36の長さ方向の一
端を位置決め部材52aの一端に当接させたとき、摺動
板34の第1の摺動ヨーク部40の中心位置と、基台1
2の上面側に露出した磁力発生ヨーク部22の中心位置
とが重なり合うように、磁力発生ヨーク部22上に第1
の摺動ヨーク部40が位置決めされる。反対に、摺動板
34を摺動路14の長さ方向の他方から一方へ摺動変位
させ、支持部36の長さ方向の他端を位置決め部材52
bの一端に当接させたとき、摺動板34の第2の摺動ヨ
ーク部48の中心位置と、基台12の上面側に露出した
磁力発生ヨーク部22の中心位置とが重なり合うよう
に、磁力発生ヨーク部22上に第2の摺動ヨーク部48
が位置決めされる。
【0036】基台12の上面側には、図2に示すよう
に、摺動板34を間に挟んで、たとえば矩形の固定板5
4が配設される。固定板54の長さ,幅は、基台12の
長さ,幅と同じに形成される。固定板54は、たとえば
ポリアセタール(略号:POM)などの合成樹脂材料な
いしたとえばアルミ合金などの非鉄金属材料で形成され
る。固定板54の幅方向の一端側および他端側には、そ
の長さ方向に間隔を隔てて、それぞれ、3つのねじ孔5
6a,56b,56cが設けられる。ねじ孔56a〜5
6cは、基台12の2つの案内枠16,18に設けられ
たねじ孔20a〜20cに対応する位置に設けられる。
固定板54は、固定板54のねじ孔56a〜56cと案
内枠16,18のねじ孔20a〜20cとが重なり合う
ように、摺動板34の上から基台12に重ね合わせられ
る。そして、それらのねじ孔20a〜20cおよび56
a〜56cには、それぞれ、固定ビス58a,58bお
よび58cが挿通され螺合される。
【0037】さらに、固定板54の中央には、平面視略
矩形の固定ヨーク部60が形成される。固定ヨーク部6
0は、たとえばポリアセタール(略号:POM)などの
合成樹脂材料ないしたとえばアルミ合金などの非鉄金属
材料で形成される円板状の保持板62により保持され
る。保持板62には、その表面が露出するように、固定
ヨーク部60が埋設される。この場合、保持板62の中
央には、固定ヨーク部60とほぼ同じ大きさの矩形の孔
(図示せず)が設けられる。そして、固定ヨーク部60
がその孔に嵌め込まれ、たとえばエポキシ系接着剤で固
着される。
【0038】固定ヨーク部60は、特に、図5(A)お
よび図5(B)に示すように、たとえば矩形の6つの磁
性体からなる磁性部材64a,64b,64c,64
d,64eおよび64fと、たとえば矩形の5つの非磁
性体からなる非磁性部材66a,66b,66c,66
dおよび66eとで構成される。6つの磁性部材64a
〜64fと5つの非磁性部材66a〜66eとは、その
幅方向に交互に隣接して縞状に配設される。この場合、
固定ヨーク部60の6つの磁性部材64a〜64fと5
つの非磁性部材66a〜66eとは、磁力発生ヨーク部
22の6つの磁性部材32a〜32fおよび5つの非磁
性部材30a〜30eと同じ配列で同じ方向に向くよう
に、交互に隣接して縞状に配設される。
【0039】この発明の実施の形態例で示した保持具1
0では、たとえば図1および図5(A)などに示すよう
に、被吸着物Wを固定ヨーク部60の上面に磁気的に吸
着させる場合、摺動板34の操作部38aないし38b
を操作して、第1の摺動ヨーク部40を摺動通路14a
の長さ方向の一方から他方へ摺動変位させることによっ
て、基台12の磁力発生ヨーク部22の上面に摺動板3
4の第1の摺動ヨーク部40を対向配置させた状態にす
る。この場合、磁力発生ヨーク部22の中心位置と第1
の摺動ヨーク部40の中心位置とが重なり合う状態にな
る。すなわち、特に、図5(A)に示すように、磁力発
生ヨーク部22の磁性部材32a〜32fの上端面全面
と、第1の摺動ヨーク部40の磁性部材44a〜44f
の下端面全面とが重なり合い、且つ、磁力発生ヨーク部
22の非磁性部材30a〜30eの上端面全面と、第1
の摺動ヨーク部40の非磁性部材46a〜46eの下端
面全面とが重なり合う。さらに、第1の摺動ヨーク部4
0の磁性部材44a〜44fの上端面全面と、固定ヨー
ク部60の磁性部材64a〜64fの下端面全面とが重
なり合い、且つ、第1の摺動ヨーク部40の非磁性部材
46a〜46eの上端面全面と、固定ヨーク部60の非
磁性部材66a〜66eの下端面全面とが重なり合う。
【0040】この場合、磁力発生ヨーク部22の磁石体
28a〜28eの各N極から出た磁束は、特に、図5
(A)の2点鎖線で示すように、それぞれ、磁力発生ヨ
ーク部22の磁性部材32a〜32fから第1の摺動ヨ
ーク部40の磁性部材44a〜44fおよび固定ヨーク
部60の磁性部材64a〜64fを通って、固定ヨーク
部60の上面側に流れ、さらに、固定ヨーク部60の磁
性部材64a〜64fから第1の摺動ヨーク部40の磁
性部材44a〜44fおよび磁力発生ヨーク部22の磁
性部材32a〜32fを通って、磁石体28a〜28e
の各S極に入る。そのため、固定ヨーク部60の上面側
には、磁石体28a〜28eからの磁力が作用して、磁
界が発生する。したがって、固定ヨーク部60の上面側
にたとえばワークなどの被吸着物Wを載置すると、磁石
体28a〜28eの各N極から出た磁束が被吸着物Wの
中を通って磁石体の磁極(S極)に入るので、固定ヨー
ク部60の上面側に被吸着物Wが磁気的に吸着されるこ
とになる。
【0041】この発明の実施の形態例で示した保持具1
0では、磁力発生ヨーク部22の磁性部材32b〜32
eを間に挟んで隣合う5つの磁石体28a〜28eの磁
極が同じ極性であるため、磁石体28a〜28eの各N
極から出る磁束のほとんど全部を有効的に固定ヨーク部
60の上面に作用させることができ、つまり、磁束密度
を大きくして、磁気的な吸着力を高めることができる。
そのため、固定ヨーク部60の上面に載置されたワーク
などの被吸着物Wは、磁気的に強固に吸着される。
【0042】また、この発明の実施の形態例で示した保
持具10では、固定ヨーク部60の上面から被吸着物W
を取り外す場合、たとえば図1および図5(B)などに
示すように、摺動板34の操作部38aないし38bを
操作して、第2の摺動ヨーク部48を摺動通路14aの
長さ方向の他方から一方へ摺動変位させることによっ
て、基台12の磁力発生ヨーク部22の上面に摺動板3
4の第2の摺動ヨーク部48を対向配置させた状態にす
る。すなわち、磁力発生ヨーク部22の中心位置と第2
の摺動ヨーク部48の中心位置とが重なり合う状態にな
る。また、磁力発生ヨーク部22の磁性部材32a〜3
2fおよび非磁性部材30a〜30eの上端面全面と第
2の摺動ヨーク部48の下端面全面との間には、摺動板
34の段差部50によって、空気層としての間隙部68
が形成される。
【0043】この場合、磁力発生部22の磁石体28a
〜28eの各N極から出た磁束は、磁力発生ヨーク部2
2の磁性部材32a〜32fから、間隙部68を介し
て、第2の摺動ヨーク部48へと流れ、再び、間隙部6
8を介して、磁力発生ヨーク部22の磁性部材32a〜
32fに流れ、磁石体の28a〜28eの各S極へと入
る。このとき、磁束の流れは、磁力発生ヨーク部22お
よび第2の摺動ヨーク部48内に閉鎖されるため、固定
ヨーク部60の上面側には磁化力が働かない。つまり、
固定ヨーク部60の上面側に作用していた磁化力を零に
して、磁気的な吸着力を解放することができる。したが
って、摺動板34を操作するだけで、簡単に、固定ヨー
ク部60の上面に吸着している被吸着物Wを取り外すこ
とができる。
【0044】この発明の実施の形態例で示した保持具1
0では、特に、磁力発生ヨーク部22と第2の摺動ヨー
ク部48との間に間隙部68が形成されているため、磁
力発生ヨーク部22と第2の摺動ヨーク部48との間に
空気層が形成される。この場合、磁力発生ヨーク部22
の磁石体28a〜28eのN極からでた磁束は、この空
気層を通って第2の摺動ヨーク部48へと流れ、再び、
この空気層を通って磁力発生ヨーク部22の磁石体28
a〜28eのS極へと流れるが、空気中には磁束が通り
にくいため、第2の摺動ヨーク部48に作用する磁力発
生ヨーク部22の磁気的吸引力が小さくなる。そのた
め、磁力発生ヨーク部22の上面に第2の摺動ヨーク部
48を配置したときの摺動板34の摺動が容易になる。
【0045】この発明にかかる保持具10では、簡単に
被吸着物Wを所定の位置に磁気的に強固に吸着して固定
することができ、且つ、簡単に吸着力を解除して被吸着
物Wを取り外すことができる。特に、この発明にかかる
保持具10では、摺動板34を摺動変位させ、第2の摺
動ヨーク部48を磁力発生ヨーク部22上に配置させた
場合、磁力発生ヨーク部22と第2の摺動ヨーク部48
との間で、磁気回路が閉ループを構成するため、被吸着
物Wを磁気的に吸着して保持する固定ヨーク部60上面
には、磁力発生ヨーク部22からの磁束の流れがほぼ完
全に遮断される。この場合、固定ヨーク部60上面に残
留する残留磁束密度を極端に少なくすることができるの
で、固定ヨーク部60上面からの被吸着物Wの取り外し
が至極簡単に行われる。
【0046】図6は、この発明の他の実施の形態の例を
示す要部拡大分解斜視図である。図6に示す保持具10
では、図1〜図5に示す保持具10と比べて、特に、摺
動板34の第2の摺動ヨーク部48の構成が相違するも
のである。図1〜図5に示す保持具10では、第2の摺
動ヨーク部48が磁性体で平面状に形成されたが、図6
に示す保持具10では、第2の摺動ヨーク部70が磁性
体と非磁性体とが交互に隣接して縞状に形成されてい
る。すなわち、図6に示す保持具10では、第2の摺動
ヨーク部70が、たとえば矩形の6つの磁性体からなる
磁性部材72a,72b,72c,72d,72eおよ
び72fと、たとえば矩形の5つの非磁性体からなる非
磁性部材74a,74b,74c,74dおよび74e
とで構成される。6つの磁性部材72a〜72fと5つ
の非磁性部材74a〜74eとは、その幅方向に交互に
隣接して縞状に配設される。この第2の摺動ヨーク部7
0は、その磁性部材72a〜72fおよび非磁性部材7
4a〜74eが、磁力発生ヨーク部22の磁性部材32
a〜32fおよび非磁性部材30a〜30eに対して、
平面的に見て、格子状に配置されるように形成される。
【0047】図6に示す保持具10では、固定ヨーク部
60の上面に被吸着物Wを磁気的に吸着保持する場合に
は、たとえば図1および図5(A)などで示したよう
に、図1〜図5に示す実施の形態例と同様の作用効果を
有するものである。また、図6に示す保持具10におい
て、固定ヨーク部60の上面から被吸着物Wを取り外す
場合には、図6および図7に示すように、摺動板34の
操作部38aないし38bを操作して、第2の摺動ヨー
ク部70を基台12の磁力発生ヨーク部22の上面に対
向配置させた状態にするものである。すなわち、磁力発
生ヨーク部22の中心位置と第2の摺動ヨーク部48の
中心位置とが重なり合う状態となり、このとき、第2の
摺動ヨーク部70の磁性部材72a〜72fおよび非磁
性部材74a〜74eは、磁力発生ヨーク部22の磁性
部材32a〜32fおよび非磁性部材30a〜30eに
対して、平面的に見て、格子状に配置される。
【0048】この場合、磁力発生ヨーク部22の磁石体
28a〜28eの各N極から出た磁束は、特に、図7の
2点鎖線で示すように、それぞれ、磁力発生ヨーク部2
2の各磁性部材32a〜32fから、間隙部68を介し
て、第2の摺動ヨーク部70の各磁性部材72a〜72
fへ流れ、再び、間隙部68を介して、磁力発生ヨーク
部22の各磁性部材32a〜32fを通って、磁石体2
8a〜28e各S極へ入る。そのため、磁力発生ヨーク
部22で発生した磁力は、固定ヨーク部60の上面には
作用することがない。
【0049】上述の発明の実施の各形態例では、第1の
摺動ヨーク部40および第2の摺動ヨーク部48を備え
た摺動板34を磁力発生ヨーク部22上で摺動させるこ
とによって磁力を調整していたが、反対に、摺動板34
の方を固定し、磁力発生ヨーク部22の方を摺動させる
ことによって磁力を調整するようにしてもよい。
【0050】また、上述の発明の実施の各形態例では、
磁力を調整するために、第1の摺動ヨーク部40および
第2の摺動ヨーク部48を摺動させる摺動手段が、たと
えば基台12、案内枠16,18および摺動板34など
の組み合わせにより構成されたが、摺動手段はこれらに
限定されるものではなく、第1の摺動ヨーク部40およ
び第2の摺動ヨーク部48を摺動自在に変位させるもの
であれば、他の方法の構成により摺動手段を構成しても
よい。
【0051】上述の発明の実施の各形態例では、基台1
2および案内枠16,18によって、摺動板34が摺動
する摺動路14を形成したが、この摺動路14は、基台
12の一方主面上に、摺動路14に相当する溝部を設け
ることにより形成してもよい。また、上述の発明の実施
の各形態例では、摺動路14内に配置される位置決め部
材52a,52bが、別体として形成されたが、これら
の位置決め部材52a,52bは、案内枠16,18と
一体成形されるよにしてもよい。
【0052】さらに、上述の発明の実施の各形態例で
は、第2の摺動ヨーク部48に相当する部分に段差部5
0を設けることによって、磁力発生ヨーク部22と摺動
板34の第2の摺動ヨーク部48との間に間隙部68を
形成したが、この段差部50は、磁力発生ヨーク部22
と摺動板34の第2の摺動ヨーク部48との対向主面の
いずれか一方の主面に形成されればよく、たとえば磁力
発生ヨーク部22が配置される基台12の該当部分に段
差部を形成するようにしてもよい。
【0053】上述の発明の実施の各形態例に示した保持
具10では、磁石体28a〜28eがたとえば5つ設け
られたが、この磁石体の数は、それぞれ、たとえば3
つ,2つまたは1つ設けるようにしてもよく、その数は
任意に変更可能である。また、上述の発明の実施の各形
態例に示した保持具10では、磁力発生ヨーク部22の
磁性部材を挟んで隣合う磁石体の磁極の極性が同じにな
るように配設されたが、それらの磁石体の極性が異なる
ように配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の保持具の分解斜視図である。
【図3】図1の保持具に適用される摺動板の一例を示す
斜視図である。
【図4】図1,図2および図3に示す保持具における摺
動板の摺動状態を示し、(A)は摺動板の第1の摺動ヨ
ーク部を磁力発生ヨーク部上に対向配置させた状態を示
す要部平面図であり、(B)は摺動板の第2の摺動ヨー
ク部を磁力発生ヨーク部上に対向配置させた状態を示す
要部平面図である。
【図5】図1,図2,図3および図4に示す保持具にお
ける吸着時および非吸着時の磁力発生ヨーク部と、第1
および第2の摺動ヨーク部と、固定ヨーク部との配置を
示す要部拡大図解図であり、(A)は吸着時の配置を示
す要部拡大図解図であり、(B)は非吸着時の配置を示
す要部拡大図解図である。
【図6】この発明の他の実施の形態の例を示す要部拡大
分解斜視図である。
【図7】図6に示す保持具における非吸着時の磁力発生
ヨーク部と、第1および第2の摺動ヨーク部と、固定ヨ
ーク部との配置を示す要部拡大図解図である。
【図8】この発明の背景となる従来の搬送ジグの一例を
示す断面図解図である。
【符号の説明】
10 保持具 12 基台 14 摺動路 14a,14b,14c 摺動通路 16a,18a 長辺部 16b,16c,18b,18c 短辺部 20a〜20c,26a〜26b,56a〜56c ね
じ孔 22 磁力発生ヨーク部 24 凹部 24a,24b ばか穴 26,42,62 保持板 28a〜28e 磁石体 30a〜30e,46a〜46e,66a〜66e,7
4a〜74e 非磁性部材 32a〜32f,44a〜44f,64a〜64f,7
2a〜72f 磁性部材 34 摺動板 36 支持部 38a,38b 操作部 40 第1の摺動ヨーク部 48,70 第2の摺動ヨーク部 50 段差部 52a,52b 位置決め部材 54 固定板 58a〜58c 固定ビス 60 固定ヨーク部 68 間隙部 W 被吸着物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体と磁石体とが交互に隣接して形成
    される面状の磁力発生ヨーク部、 前記磁力発生ヨーク部の一方主面側に配置され、磁性体
    と非磁性体とが前記磁力発生ヨークの磁性体および磁石
    体と同じ配列で同じ方向に向いて交互に隣接して形成さ
    れる第1の摺動ヨーク部と、前記磁石体の磁化力を閉鎖
    する第2の摺動ヨーク部とを備えた摺動部、および前記
    摺動部を摺動自在に変位させることにより、前記第1の
    摺動ヨーク部ないし前記第2の摺動ヨーク部を選択的に
    前記磁力発生ヨーク部の一方主面側に対向配置させ、前
    記磁石体の磁極が、前記磁力発生ヨーク部と対向する前
    記摺動部の一方主面側と反対側の他方主面側におよぼす
    磁化力の強さを制御する摺動手段を含み、 前記摺動部の他方主面側に着脱自在に被吸着物を磁気的
    に吸着させるようにした、保持具。
  2. 【請求項2】 磁性体と非磁性体とが交互に隣接して配
    設される面状の固定ヨーク部、 前記固定ヨーク部の一方主面側に配置され、磁性体と磁
    石体とが前記固定ヨーク部の磁性体および非磁性体と同
    じ配列で同じ方向に向いて交互に隣接して形成される面
    状の磁力発生ヨーク部、 前記固定ヨーク部と前記磁力発生ヨーク部との間に摺動
    自在に配置され、磁性体と非磁性体とが前記磁力発生ヨ
    ーク部の磁性体および磁石体と同じ配列で同じ方向に向
    いて交互に隣接して形成される面状の第1の摺動ヨーク
    部と、前記第1の摺動ヨーク部と同一面上に形成され、
    前記磁石体の磁化力を閉鎖する第2の摺動ヨーク部とを
    有する摺動部、および前記摺動部を摺動自在に変位させ
    ることにより、前記第1の摺動ヨーク部ないし前記第2
    の摺動ヨーク部を選択的に前記磁力発生ヨーク部の一方
    主面上に対向配置させ、前記磁石体の磁極が前記固定ヨ
    ーク部の他方主面側におよぼす磁化力の強さを制御する
    摺動手段を含み、 前記固定ヨーク部の他方主面側に着脱自在に被吸着物を
    磁気的に吸着させるようにした、保持具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314210A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Miraial Kk 載置トレイ及び薄板保持容器
JP2010110979A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Navitas Co Ltd ワーク保持用治具取付装置
CN113581648A (zh) * 2021-08-11 2021-11-02 贾福龙 一种钢材运输装置
JP2023155715A (ja) * 2022-04-11 2023-10-23 キヤノン株式会社 吸着装置、電子機器

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