JPH1148443A - スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 - Google Patents
スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法Info
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- JPH1148443A JPH1148443A JP21062197A JP21062197A JPH1148443A JP H1148443 A JPH1148443 A JP H1148443A JP 21062197 A JP21062197 A JP 21062197A JP 21062197 A JP21062197 A JP 21062197A JP H1148443 A JPH1148443 A JP H1148443A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンタクト印刷方式のスクリーン印刷の印刷用
ペーストの転写性を改善する。 【解決手段】スクリーン1の裏面と印刷対象物3の表面
とを接触させた状態で、スクリーン1の表面でスキージ
7を走行させる。スキージの走行が終了した後、印刷対
象物3の周りを囲んでいるスクリーン変形阻止用部材2
を上昇させて、スクリーン1の裏面にスクリーン変形阻
止用部材2の上面を接触させる。その位置でスクリーン
変形阻止用部材2を停止させる。その後、ステージ4を
下降させて、スクリーン1の裏面と印刷対象物3の表面
とを引き離す。
ペーストの転写性を改善する。 【解決手段】スクリーン1の裏面と印刷対象物3の表面
とを接触させた状態で、スクリーン1の表面でスキージ
7を走行させる。スキージの走行が終了した後、印刷対
象物3の周りを囲んでいるスクリーン変形阻止用部材2
を上昇させて、スクリーン1の裏面にスクリーン変形阻
止用部材2の上面を接触させる。その位置でスクリーン
変形阻止用部材2を停止させる。その後、ステージ4を
下降させて、スクリーン1の裏面と印刷対象物3の表面
とを引き離す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の表面上にス
クリーンパターンを転写するスクリーン印刷技術に関す
る。
クリーンパターンを転写するスクリーン印刷技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】小型化と高速化が強く要求されている電
子装置類、例えば、電子計算機、通信機器等には、熱放
散性に優れ且つ高密度化が容易なセラミック基板が多用
されている。このセラミック基板の1つとして、焼成前
のグリーンシートの段階で配線パターンの印刷と積層化
が行われるセラミック多層配線基板が知られている。そ
して、このグリーンシート上への配線パターンの印刷に
は、通常、大量複製が容易なスクリーン印刷が採用され
ている。スクリーン印刷には、2つの方式、即ち、(1)
スクリーンとグリーンシートとの間にギャップを持たせ
た状態で、スキージによってスクリーンの開口部に導体
ペーストを充填させるギャップ印刷方式と、(2)スクリ
ーンとグリーンシートとを接触させた状態で、スキージ
によってスクリーンの開口部に導体ペーストを充填する
コンタクト印刷方式とがあるが、高密度配線への要求が
一層高まりつつある現状においては、微細でアスペクト
比の高い配線パターンを印刷することができるコンタク
ト印刷方式の方が採用されるのが一般的である。
子装置類、例えば、電子計算機、通信機器等には、熱放
散性に優れ且つ高密度化が容易なセラミック基板が多用
されている。このセラミック基板の1つとして、焼成前
のグリーンシートの段階で配線パターンの印刷と積層化
が行われるセラミック多層配線基板が知られている。そ
して、このグリーンシート上への配線パターンの印刷に
は、通常、大量複製が容易なスクリーン印刷が採用され
ている。スクリーン印刷には、2つの方式、即ち、(1)
スクリーンとグリーンシートとの間にギャップを持たせ
た状態で、スキージによってスクリーンの開口部に導体
ペーストを充填させるギャップ印刷方式と、(2)スクリ
ーンとグリーンシートとを接触させた状態で、スキージ
によってスクリーンの開口部に導体ペーストを充填する
コンタクト印刷方式とがあるが、高密度配線への要求が
一層高まりつつある現状においては、微細でアスペクト
比の高い配線パターンを印刷することができるコンタク
ト印刷方式の方が採用されるのが一般的である。
【0003】また、このスクリーン印刷は、その手軽さ
等の利点が着目され、グリーンシート上への配線パター
ンの印刷のみならず、プリント配線基板上の部品搭載パ
ターンの半田ペースト印刷等、その他の多くの分野にお
いて重用されている。
等の利点が着目され、グリーンシート上への配線パター
ンの印刷のみならず、プリント配線基板上の部品搭載パ
ターンの半田ペースト印刷等、その他の多くの分野にお
いて重用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記コンタ
クト印刷方式には、印刷用のペーストには粘度(例え
ば、半田ペーストは20万ポイズ、Cuペーストは30
万ポイズ)があるため、スクリーンと印刷対象物(グリー
ンシートや部品搭載パターン等)とを引き離す際にスク
リーンの開口部からペーストが完全には抜け切らないこ
とが多く、印刷対象物上へのペーストの転写性に劣ると
いうという欠点があった。
クト印刷方式には、印刷用のペーストには粘度(例え
ば、半田ペーストは20万ポイズ、Cuペーストは30
万ポイズ)があるため、スクリーンと印刷対象物(グリー
ンシートや部品搭載パターン等)とを引き離す際にスク
リーンの開口部からペーストが完全には抜け切らないこ
とが多く、印刷対象物上へのペーストの転写性に劣ると
いうという欠点があった。
【0005】その主な要因は、図7に示すように、ステ
ージ4が一定速度で下降しても、スクリーン1全体を印
刷対象物3から一定速度で引き離すことができないこと
である。即ち、スキージ走行後のスクリーン1は、開口
部に充填されたペーストの粘着力によって印刷対象物3
に貼り付いているため、ステージ4が一定速度で下降し
ても、その外周1b側より印刷対象物3から徐々に引き
離され、あるタイミングに達すると、開口部からペース
トが完全には抜け切らないうちに急激に印刷対象物3か
ら引き離されるためである。例えば、配線パターンの膜
厚のバラツキによる配線抵抗の増大、配線パターンの断
線等は、これに起因する代表的な不具合である。
ージ4が一定速度で下降しても、スクリーン1全体を印
刷対象物3から一定速度で引き離すことができないこと
である。即ち、スキージ走行後のスクリーン1は、開口
部に充填されたペーストの粘着力によって印刷対象物3
に貼り付いているため、ステージ4が一定速度で下降し
ても、その外周1b側より印刷対象物3から徐々に引き
離され、あるタイミングに達すると、開口部からペース
トが完全には抜け切らないうちに急激に印刷対象物3か
ら引き離されるためである。例えば、配線パターンの膜
厚のバラツキによる配線抵抗の増大、配線パターンの断
線等は、これに起因する代表的な不具合である。
【0006】そして、このとき印刷対象物3からスクリ
ーン1を無理に引き上げようとすると、印刷対象物3に
無理な引張り力が加わわり、最悪の場合には、印刷対象
物3側が破損に到ることさえあった。
ーン1を無理に引き上げようとすると、印刷対象物3に
無理な引張り力が加わわり、最悪の場合には、印刷対象
物3側が破損に到ることさえあった。
【0007】また、開口部からペーストが完全には抜け
切らないうちに急激にスクリーン1が印刷対象物3から
引き離されると、ペーストが糸を曳いて、印刷対象物3
上の意図せぬ位置にペーストが転写され、最悪の場合に
は、印刷対象物3上の隣接するペーストの間がつながっ
てしまうこともあった。例えば、半田付け欠陥の1つで
あるブリッジ等は、これに起因する代表的な不具合であ
るが、ファインパターン化に対応して部品搭載用パター
ンの間隔が狭くなるほど頻繁に発生する傾向にあるた
め、これを回避するための対応策が切望されている。
切らないうちに急激にスクリーン1が印刷対象物3から
引き離されると、ペーストが糸を曳いて、印刷対象物3
上の意図せぬ位置にペーストが転写され、最悪の場合に
は、印刷対象物3上の隣接するペーストの間がつながっ
てしまうこともあった。例えば、半田付け欠陥の1つで
あるブリッジ等は、これに起因する代表的な不具合であ
るが、ファインパターン化に対応して部品搭載用パター
ンの間隔が狭くなるほど頻繁に発生する傾向にあるた
め、これを回避するための対応策が切望されている。
【0008】そこで、本発明は、印刷対象物上へのペー
ストの転写性の優れたスクリーン印刷方法及びスクリー
ン印刷装置を提供することを目的とする。また、更に、
スクリーンと印刷対象物とを引き離す際に印刷対象物に
加わる負荷を軽減することを目的とする。
ストの転写性の優れたスクリーン印刷方法及びスクリー
ン印刷装置を提供することを目的とする。また、更に、
スクリーンと印刷対象物とを引き離す際に印刷対象物に
加わる負荷を軽減することを目的とする。
【0009】尚、本発明と同様な課題の解決を目的とし
ているものとしては、スクリーンに振動を与えることに
よってスクリーンの開口部の内壁付近のペーストを液状
化させる特開平6−91845号公報記載のクリーム半
田の印刷装置等が知られている。
ているものとしては、スクリーンに振動を与えることに
よってスクリーンの開口部の内壁付近のペーストを液状
化させる特開平6−91845号公報記載のクリーム半
田の印刷装置等が知られている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、スクリーンの裏面と印刷対象面とを接触
させた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを走行
させることにより、前記スクリーン上の印刷用ペースト
を前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン印刷
方法であって、前記スキージの走行後、前記スクリーン
の表裏面の内の少なくとも一方の面上の前記印刷対象面
の輪郭に沿った領域を押圧しながら前記スクリーンと前
記印刷対象面とを引き離すことを特徴とするスクリーン
印刷方法を提供する。
に、本発明は、スクリーンの裏面と印刷対象面とを接触
させた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを走行
させることにより、前記スクリーン上の印刷用ペースト
を前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン印刷
方法であって、前記スキージの走行後、前記スクリーン
の表裏面の内の少なくとも一方の面上の前記印刷対象面
の輪郭に沿った領域を押圧しながら前記スクリーンと前
記印刷対象面とを引き離すことを特徴とするスクリーン
印刷方法を提供する。
【0011】また、本スクリーン印刷方法を使用するた
めの装置として、スクリーンの裏面と物体の印刷対象面
とを接触させた状態で前記スクリーンの表面上でスキー
ジを走行させて、前記スクリーンの表面上の印刷用ペー
ストを前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン
印刷装置であって、前記スクリーンの裏面と前記物体の
印刷対象面とを引き離すように前記スクリーンと前記物
体とを相対的に移動させる移動手段と、前記スクリーン
の裏面と前記物体の印刷対象面との引き離しの際に、前
記スクリーンの表裏面の内の少なくとも一方の面上の前
記物体の印刷対象面の輪郭に沿った領域を押圧する変形
阻止手段とを備えることを特徴とするスクリーン印刷装
置を提供する。
めの装置として、スクリーンの裏面と物体の印刷対象面
とを接触させた状態で前記スクリーンの表面上でスキー
ジを走行させて、前記スクリーンの表面上の印刷用ペー
ストを前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン
印刷装置であって、前記スクリーンの裏面と前記物体の
印刷対象面とを引き離すように前記スクリーンと前記物
体とを相対的に移動させる移動手段と、前記スクリーン
の裏面と前記物体の印刷対象面との引き離しの際に、前
記スクリーンの表裏面の内の少なくとも一方の面上の前
記物体の印刷対象面の輪郭に沿った領域を押圧する変形
阻止手段とを備えることを特徴とするスクリーン印刷装
置を提供する。
【0012】本スクリーン印刷方法及び本スクリーン印
刷装置によれば、変形阻止手段がスクリーンに与える押
圧力によって、スクリーンと印刷対象面との引き離しの
際のスクリーンの変形が抑制される。そのため、スクリ
ーンを、撓ませることなく、印刷対象面から一定速度で
引き離すことができる。即ち、本スクリーン印刷方法及
び本スクリーン印刷装置によれば、スクリーンの開口部
から印刷用ペーストを完全に抜け切らせることができ、
且つ、印刷対象面に無理な引張り力がかからない適当な
一定速度で、スクリーン全体を印刷対象面から引き離す
ことができる。
刷装置によれば、変形阻止手段がスクリーンに与える押
圧力によって、スクリーンと印刷対象面との引き離しの
際のスクリーンの変形が抑制される。そのため、スクリ
ーンを、撓ませることなく、印刷対象面から一定速度で
引き離すことができる。即ち、本スクリーン印刷方法及
び本スクリーン印刷装置によれば、スクリーンの開口部
から印刷用ペーストを完全に抜け切らせることができ、
且つ、印刷対象面に無理な引張り力がかからない適当な
一定速度で、スクリーン全体を印刷対象面から引き離す
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0014】まず、本実施の形態に係るスクリーン印刷
装置の基本構成について説明する。
装置の基本構成について説明する。
【0015】本スクリーン印刷装置は、コンタクト印刷
方式のスクリーン印刷を行うために必要とされる構成を
備えている。具体的には、図1に示すように、印刷対象
物3を装着するためのステージ4、ステージ4をZ軸方
向に往復移動させるステージ移動機構11、スクリーン
1が張り付けられたスクリーン枠5、導体ペースト等の
印刷用ペースト6をスクリーン1上に吐出するディスペ
ンサ装置(不図示)、スクリーン1上に載置されたスキー
ジ7、スキージ7をY方向に往復移動させるスキージ移
動機構12、各移動機構11,12の動力源(通常、サー
ボモータ)の出力及びディスペンサ装置の動力源(例え
ば、シリンダ)の出力を制御する制御装置13を備えて
いる。但し、図1においては、便宜上、スクリーン1の
一部を省略してある。
方式のスクリーン印刷を行うために必要とされる構成を
備えている。具体的には、図1に示すように、印刷対象
物3を装着するためのステージ4、ステージ4をZ軸方
向に往復移動させるステージ移動機構11、スクリーン
1が張り付けられたスクリーン枠5、導体ペースト等の
印刷用ペースト6をスクリーン1上に吐出するディスペ
ンサ装置(不図示)、スクリーン1上に載置されたスキー
ジ7、スキージ7をY方向に往復移動させるスキージ移
動機構12、各移動機構11,12の動力源(通常、サー
ボモータ)の出力及びディスペンサ装置の動力源(例え
ば、シリンダ)の出力を制御する制御装置13を備えて
いる。但し、図1においては、便宜上、スクリーン1の
一部を省略してある。
【0016】そして、スクリーン1には、当然、予め定
められた形状のステンシルが配置されている。
められた形状のステンシルが配置されている。
【0017】尚、本実施の形態では、印刷対象物3とス
クリーン1とを相対的に移動させるために、スクリーン
枠5を停止させたままステージ4側に運動を与えること
としているが、必ずしも、このようにする必要はない。
例えば、スクリーン枠5側に運動を与えるようにしても
構わない。
クリーン1とを相対的に移動させるために、スクリーン
枠5を停止させたままステージ4側に運動を与えること
としているが、必ずしも、このようにする必要はない。
例えば、スクリーン枠5側に運動を与えるようにしても
構わない。
【0018】また、本スクリーン印刷装置は、更に、図
2に示すように、印刷対象物3の外形を囲むスクリーン
変形阻止用部材2を備えている。ステージ4の面積より
も印刷対象物3の方が相当小さいような場合等には、図
3に示すように、ステージ4側に、スクリーン変形阻止
用部材2を収容するための溝4aを設ければよい。尚、
このスクリーン変形阻止用部材2の形状に特別な制限は
ないが、本実施の形態では、便宜上、枠形状のもの使用
することとする。
2に示すように、印刷対象物3の外形を囲むスクリーン
変形阻止用部材2を備えている。ステージ4の面積より
も印刷対象物3の方が相当小さいような場合等には、図
3に示すように、ステージ4側に、スクリーン変形阻止
用部材2を収容するための溝4aを設ければよい。尚、
このスクリーン変形阻止用部材2の形状に特別な制限は
ないが、本実施の形態では、便宜上、枠形状のもの使用
することとする。
【0019】そして、このスクリーン変形阻止用部材2
には、揺動軸9の一端が固定されている。この揺動軸9
は、サーボモータ(不図示)の出力によってZ軸方向に往
復移動する移動台(不図示)の軸受部で回転可能に支持さ
れている。従って、制御装置13の制御によってサーボ
モータ(不図示)が駆動されると、このスクリーン変形阻
止用部材2は、スクリーン1の裏面に向かって移動す
る。また、この揺動軸9には、サーボモータ15の出力
が伝達されるようになっている。従って、制御装置13
の制御によってサーボモータ15が駆動されると、この
スクリーン変形阻止用部材2は、揺動軸9を支点として
揺動して、印刷対象物3の表面に対して傾斜する。尚、
本実施の形態では、サーボモータ15の出力を揺動軸9
に伝達することよってスクリーン変形阻止用部材2を自
動的に揺動させるようにしているが、必ずしも、このよ
うにする必要はない。例えば、特別な駆動源を設けずに
手動によってスクリーン変形阻止用部材2を揺動させて
から、適当な固定具を利用して揺動軸9を固定するよう
にしても構わない。
には、揺動軸9の一端が固定されている。この揺動軸9
は、サーボモータ(不図示)の出力によってZ軸方向に往
復移動する移動台(不図示)の軸受部で回転可能に支持さ
れている。従って、制御装置13の制御によってサーボ
モータ(不図示)が駆動されると、このスクリーン変形阻
止用部材2は、スクリーン1の裏面に向かって移動す
る。また、この揺動軸9には、サーボモータ15の出力
が伝達されるようになっている。従って、制御装置13
の制御によってサーボモータ15が駆動されると、この
スクリーン変形阻止用部材2は、揺動軸9を支点として
揺動して、印刷対象物3の表面に対して傾斜する。尚、
本実施の形態では、サーボモータ15の出力を揺動軸9
に伝達することよってスクリーン変形阻止用部材2を自
動的に揺動させるようにしているが、必ずしも、このよ
うにする必要はない。例えば、特別な駆動源を設けずに
手動によってスクリーン変形阻止用部材2を揺動させて
から、適当な固定具を利用して揺動軸9を固定するよう
にしても構わない。
【0020】また、このスクリーン変形阻止用部材2の
一部には、電源装置14から印加された電圧に応じて振
動する圧電素子8が貼り付けられている。従って、制御
装置13の制御によって、電源装置14から圧電素子8
に電圧が印加されると、圧電素子8と共にスクリーン変
形阻止用部材2が振動を始める。尚、本実施の形態で
は、スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えるために
圧電素子8を利用しているが、必ずしも、これを利用す
る必要はない。例えば、圧電素子8の代りに超音波振動
子等を利用したとしても一向に構わない。
一部には、電源装置14から印加された電圧に応じて振
動する圧電素子8が貼り付けられている。従って、制御
装置13の制御によって、電源装置14から圧電素子8
に電圧が印加されると、圧電素子8と共にスクリーン変
形阻止用部材2が振動を始める。尚、本実施の形態で
は、スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えるために
圧電素子8を利用しているが、必ずしも、これを利用す
る必要はない。例えば、圧電素子8の代りに超音波振動
子等を利用したとしても一向に構わない。
【0021】次に、図4により、本スクリーン印刷装置
を用いたスクリーン印刷方法について説明する。尚、以
下に示す一連の処理は、制御装置13の制御によって実
行されるものである。
を用いたスクリーン印刷方法について説明する。尚、以
下に示す一連の処理は、制御装置13の制御によって実
行されるものである。
【0022】まず、S400において、所定の位置まで
ステージ4を上昇させることによって、スクリーン1の
裏面の所定の領域に印刷対象物3の表面を接触させる。
そして、ディスペンサ装置から印刷用ペースト6を吐出
させることによって、スクリーン1上に印刷用ペースト
6を供給する。その後、スクリーン1上でスキージ7を
走行させることによって、スクリーン1の開口部(隣接
するステンシルの間)に印刷用ペースト6を充填させ
る。
ステージ4を上昇させることによって、スクリーン1の
裏面の所定の領域に印刷対象物3の表面を接触させる。
そして、ディスペンサ装置から印刷用ペースト6を吐出
させることによって、スクリーン1上に印刷用ペースト
6を供給する。その後、スクリーン1上でスキージ7を
走行させることによって、スクリーン1の開口部(隣接
するステンシルの間)に印刷用ペースト6を充填させ
る。
【0023】その後、S401において、所定の位置ま
でスクリーン変形阻止用部材2を上昇させることによっ
て、図5(a)に示すように、スクリーン1の裏面にスク
リーン変形阻止用部材2の上面を接触させる。また、こ
のとき、更に、所定の方向にスクリーン変形阻止用部材
2を揺動させることによって、図5(b)に示すように、
印刷対象物3の表面に対してスクリーン変形阻止用部材
2の上面を僅かに傾けておくことが望ましい。スクリー
ン1の裏面から印刷対象物3の表面を引き離す際に、ス
クリーン1や印刷対象物3に加わる無理な引張り力を軽
減することができるためである(後述)。具体的には、印
刷対象物3の表面とスクリーン変形阻止用部材2の上面
とのなす角θが、約0.5度以上3度以下の範囲におさ
まっていることが望ましい。
でスクリーン変形阻止用部材2を上昇させることによっ
て、図5(a)に示すように、スクリーン1の裏面にスク
リーン変形阻止用部材2の上面を接触させる。また、こ
のとき、更に、所定の方向にスクリーン変形阻止用部材
2を揺動させることによって、図5(b)に示すように、
印刷対象物3の表面に対してスクリーン変形阻止用部材
2の上面を僅かに傾けておくことが望ましい。スクリー
ン1の裏面から印刷対象物3の表面を引き離す際に、ス
クリーン1や印刷対象物3に加わる無理な引張り力を軽
減することができるためである(後述)。具体的には、印
刷対象物3の表面とスクリーン変形阻止用部材2の上面
とのなす角θが、約0.5度以上3度以下の範囲におさ
まっていることが望ましい。
【0024】その後、S402において、圧電素子8を
振動させることによって、スクリーン変形阻止用部材2
に振動を与える。このときのスクリーン変形阻止用部材
2の振動は、スクリーン1を介して、スクリーン1の開
口部に充填された印刷用ペースト6にも伝達する。これ
により、スクリーン1の開口部の内壁付近の印刷用ペー
スト6が液状化する。このような状態にしておくと、ス
クリーン1の裏面を印刷対象物3の表面から引き離す際
に、スクリーン1の開口部から印刷用ペースト6が抜け
出やすくなる。従って、スクリーン1の開口部からスム
ーズに印刷用ペースト6が抜け出てきそうな場合等に
は、このS402における処理を実行する必要はない。
振動させることによって、スクリーン変形阻止用部材2
に振動を与える。このときのスクリーン変形阻止用部材
2の振動は、スクリーン1を介して、スクリーン1の開
口部に充填された印刷用ペースト6にも伝達する。これ
により、スクリーン1の開口部の内壁付近の印刷用ペー
スト6が液状化する。このような状態にしておくと、ス
クリーン1の裏面を印刷対象物3の表面から引き離す際
に、スクリーン1の開口部から印刷用ペースト6が抜け
出やすくなる。従って、スクリーン1の開口部からスム
ーズに印刷用ペースト6が抜け出てきそうな場合等に
は、このS402における処理を実行する必要はない。
【0025】その後、S403において、図6(a)に示
すように、スクリーン変形阻止用部材2を停止させたま
まステージ4を下降させることによって、スクリーン1
の裏面を印刷対象物3の表面から引き離す。このように
すれば、印刷用ペースト6の粘着力でスクリーン1が印
刷対象物3側に引っ張られても、スクリーン変形阻止用
部材2がスクリーン1のストッパとして機能するため、
印刷対象物3側へのスクリーン1の変形を阻止すること
ができる。従って、印刷対象物3の表面からスクリーン
1の裏面全域をほぼ同時に引き離すことができる。即
ち、印刷対象物3の表面からスクリーン1の裏面を一定
速度で引き離される。尚、S401においてスクリーン
変形阻止用部材2を傾けておいた場合には、印刷対象物
3の表面の一端から他端に向けて徐々にスクリーン1の
裏面が引き離すことができる。即ち、この場合にも、経
時的にではあるが、印刷対象物3の表面からスクリーン
1の裏面を一定速度で引き離される。
すように、スクリーン変形阻止用部材2を停止させたま
まステージ4を下降させることによって、スクリーン1
の裏面を印刷対象物3の表面から引き離す。このように
すれば、印刷用ペースト6の粘着力でスクリーン1が印
刷対象物3側に引っ張られても、スクリーン変形阻止用
部材2がスクリーン1のストッパとして機能するため、
印刷対象物3側へのスクリーン1の変形を阻止すること
ができる。従って、印刷対象物3の表面からスクリーン
1の裏面全域をほぼ同時に引き離すことができる。即
ち、印刷対象物3の表面からスクリーン1の裏面を一定
速度で引き離される。尚、S401においてスクリーン
変形阻止用部材2を傾けておいた場合には、印刷対象物
3の表面の一端から他端に向けて徐々にスクリーン1の
裏面が引き離すことができる。即ち、この場合にも、経
時的にではあるが、印刷対象物3の表面からスクリーン
1の裏面を一定速度で引き離される。
【0026】或るいは、図6(b)に示すように、ステー
ジ4を停止させたままスクリーン変形阻止用部材2だけ
を上昇させることによって、スクリーン1の裏面から印
刷対象物3の表面から引き離すようにしても構わない
し、図6(c)に示すように、スクリーン変形阻止用部材
2を上昇させながら、ステージ4を下降させることによ
って、スクリーン1の裏面から印刷対象物3の表面から
引き離すようにしても構わない。何れの場合にも、スク
リーン変形阻止用部材2を停止させたままステージ4だ
けを下降させる場合と同様に、押当用部材2によって、
印刷対象物3側へのスクリーン1の変形が阻止されるか
らである。但し、このように、スクリーン1に対してス
クリーン変形阻止用部材2を積極的に押し当てるように
すれば、スクリーン1の張力の増加によるスクリーン1
の変形の抑制効果も期待できる。
ジ4を停止させたままスクリーン変形阻止用部材2だけ
を上昇させることによって、スクリーン1の裏面から印
刷対象物3の表面から引き離すようにしても構わない
し、図6(c)に示すように、スクリーン変形阻止用部材
2を上昇させながら、ステージ4を下降させることによ
って、スクリーン1の裏面から印刷対象物3の表面から
引き離すようにしても構わない。何れの場合にも、スク
リーン変形阻止用部材2を停止させたままステージ4だ
けを下降させる場合と同様に、押当用部材2によって、
印刷対象物3側へのスクリーン1の変形が阻止されるか
らである。但し、このように、スクリーン1に対してス
クリーン変形阻止用部材2を積極的に押し当てるように
すれば、スクリーン1の張力の増加によるスクリーン1
の変形の抑制効果も期待できる。
【0027】そして、最終的に、S405において、ス
テージ4上から印刷対象物3を取り外すため、ステージ
4を始期位置に復帰させておく。
テージ4上から印刷対象物3を取り外すため、ステージ
4を始期位置に復帰させておく。
【0028】このように、本スクリーン印刷装置を利用
すれば、印刷対象物3の表面からスクリーン1の裏面を
一定速度で引き離すことができる。従って、スクリーン
1の開口部から印刷用ペーストを完全に抜け切らせるこ
とができ、且つ、印刷対象物3に無理な引張り力がかか
らない適当な一定速度で、スクリーン1の裏面全体を印
刷対象物3の表面から引き離すことが可能である。
すれば、印刷対象物3の表面からスクリーン1の裏面を
一定速度で引き離すことができる。従って、スクリーン
1の開口部から印刷用ペーストを完全に抜け切らせるこ
とができ、且つ、印刷対象物3に無理な引張り力がかか
らない適当な一定速度で、スクリーン1の裏面全体を印
刷対象物3の表面から引き離すことが可能である。
【0029】また、スクリーン1と印刷対象物3との引
き離しに先立って、スクリーン1の開口部の内壁付近の
印刷用ペースト6を液状化させておけば、スクリーン1
と印刷対象物3との引き離しの際にスクリーン1の開口
部から印刷用ペースト6がスムーズに抜け出てくるよう
になる。従って、スクリーン1と印刷対象物3との引き
離しの際に印刷用ペースト6が糸を曳くこともなくなる
し、印刷対象物3に無理な引張り力が加わることもなく
なる。
き離しに先立って、スクリーン1の開口部の内壁付近の
印刷用ペースト6を液状化させておけば、スクリーン1
と印刷対象物3との引き離しの際にスクリーン1の開口
部から印刷用ペースト6がスムーズに抜け出てくるよう
になる。従って、スクリーン1と印刷対象物3との引き
離しの際に印刷用ペースト6が糸を曳くこともなくなる
し、印刷対象物3に無理な引張り力が加わることもなく
なる。
【0030】即ち、本スクリーン印刷装置及び本スクリ
ーン印刷方法によれば、印刷対象物3の表面への印刷用
ペースト6の転写性を大幅に改善することができ、更
に、スクリーン1と印刷対象物3との引き離しの際に印
刷対象物3に加えられる負荷を大幅に軽減することがで
きる。
ーン印刷方法によれば、印刷対象物3の表面への印刷用
ペースト6の転写性を大幅に改善することができ、更
に、スクリーン1と印刷対象物3との引き離しの際に印
刷対象物3に加えられる負荷を大幅に軽減することがで
きる。
【0031】尚、本実施の形態では、スクリーン1と印
刷対象物3との引き離しの際に、スクリーン変形阻止用
部材2との接触によって、スクリーン1の裏面を押圧す
る力を発生させているが、スクリーン1の表面を押圧す
る力を発生させても、同様な効果を得ることができる。
即ち、スクリーン変形阻止用部材2をスクリーン1の上
側に配置しておき、スクリーン変形阻止用部材2をスク
リーン1の表面に積極的に押し当てながらステージ4を
下降させるようにすれば、印刷対象物3側へのスクリー
ン1の変形を張力によって抑制することができるからで
ある。
刷対象物3との引き離しの際に、スクリーン変形阻止用
部材2との接触によって、スクリーン1の裏面を押圧す
る力を発生させているが、スクリーン1の表面を押圧す
る力を発生させても、同様な効果を得ることができる。
即ち、スクリーン変形阻止用部材2をスクリーン1の上
側に配置しておき、スクリーン変形阻止用部材2をスク
リーン1の表面に積極的に押し当てながらステージ4を
下降させるようにすれば、印刷対象物3側へのスクリー
ン1の変形を張力によって抑制することができるからで
ある。
【0032】
【実施例】以下、上記スクリーン印刷方法の具体的な実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0033】尚、ここでは、スクリーン印刷が利用され
る代表的な2つの工程(セラミック多層配線基板の製造
工程、電子部品の半田付け工程)を挙げることとする。
る代表的な2つの工程(セラミック多層配線基板の製造
工程、電子部品の半田付け工程)を挙げることとする。
【0034】最初に、セラミック多層配線基板の製造工
程について説明する。
程について説明する。
【0035】まず、ドクターブレイド法によって、予
め、グリーンシートを作成しておく。具体的には、ボー
ルミルによって有機バインダ等とセラミック粉末とを十
分に混合してスラリーを再生した後、脱泡処理及び粘度
調整処理を経てから、ドクターブレイド型キャスティン
グ装置によって、これを適当な厚さ(通常、0.2mm程
度)のシート状にする。このシート状にしたスラリーを
乾燥させるとグリーンシートが完成する。
め、グリーンシートを作成しておく。具体的には、ボー
ルミルによって有機バインダ等とセラミック粉末とを十
分に混合してスラリーを再生した後、脱泡処理及び粘度
調整処理を経てから、ドクターブレイド型キャスティン
グ装置によって、これを適当な厚さ(通常、0.2mm程
度)のシート状にする。このシート状にしたスラリーを
乾燥させるとグリーンシートが完成する。
【0036】尚、信号伝送速度の高速化を達成するに
は、セラミック粉末として、ホウケイ酸ガラス粉末とム
ライト粉末との混合物を使用し、有機バインダとして、
ポリブチルメタクリレートを主成分とする水系バインダ
を使用することによって、誘電率の低いガラスセラミッ
クのグリーンシートを作成することを推奨する。
は、セラミック粉末として、ホウケイ酸ガラス粉末とム
ライト粉末との混合物を使用し、有機バインダとして、
ポリブチルメタクリレートを主成分とする水系バインダ
を使用することによって、誘電率の低いガラスセラミッ
クのグリーンシートを作成することを推奨する。
【0037】その後、金型等によって、このグリーンシ
ートに、スルーホールとなる貫通穴を打ち抜く。その
後、図1に示したスクリーン印刷装置を用い、通常の印
刷手順に従って、この貫通穴の内部に導体ペーストを充
填させる。同様に、図1に示したスクリーン印刷装置を
用い、図4に示した手順に従って、グリーンシート上の
配線エリア(約200mm×200mm)に、配線パター
ン(配線幅約50μm)を形成する。但し、本実施例で
は、グリーンシート上の配線エリアを囲むことができる
ように、内寸約250mm×250mmの枠形のスクリ
ーン変形阻止用部材2を使用した。また、約600mm
×600mmのスクリーン1を使用した。
ートに、スルーホールとなる貫通穴を打ち抜く。その
後、図1に示したスクリーン印刷装置を用い、通常の印
刷手順に従って、この貫通穴の内部に導体ペーストを充
填させる。同様に、図1に示したスクリーン印刷装置を
用い、図4に示した手順に従って、グリーンシート上の
配線エリア(約200mm×200mm)に、配線パター
ン(配線幅約50μm)を形成する。但し、本実施例で
は、グリーンシート上の配線エリアを囲むことができる
ように、内寸約250mm×250mmの枠形のスクリ
ーン変形阻止用部材2を使用した。また、約600mm
×600mmのスクリーン1を使用した。
【0038】尚、信号伝送速度の高速化を達成するに
は、導体ペーストとして、電気抵抗の低いCuペースト
を使用することを推奨する。
は、導体ペーストとして、電気抵抗の低いCuペースト
を使用することを推奨する。
【0039】この段階で、グリーンソート上に印刷され
た配線パターンの膜厚及び幅を検査したところ、(1)ス
クリーン変形阻止用部材2に振動を与えずに、スクリー
ン変形阻止用部材2を水平に上昇させた場合には、膜厚
30±8μm、幅50±6、(2)スクリーン変形阻止用
部材2に振動を与えてから、スクリーン変形阻止用部材
2を水平に上昇させた場合には、膜厚28±5μm、幅
53±9、(3)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与
えずに、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾け
て上昇させた場合には、膜厚26±10μm、幅50±
8、(4)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えてか
ら、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾けて上
昇させた場合には、膜厚28±9μm、幅53±10で
あった。これらの検査結果を、従来のコンタクト印刷方
式によってグリーンソート上に印刷された配線パターン
の検査結果(膜厚23±15μm、幅55±12μm)と
比較すれば、図1のスクリーン印刷装置の導入によっ
て、グリーンソート上の配線パターンの高アスペクト
化、膜厚バラツキの抑制、及び、輪郭の鮮明化が達成さ
れたことは明白である。
た配線パターンの膜厚及び幅を検査したところ、(1)ス
クリーン変形阻止用部材2に振動を与えずに、スクリー
ン変形阻止用部材2を水平に上昇させた場合には、膜厚
30±8μm、幅50±6、(2)スクリーン変形阻止用
部材2に振動を与えてから、スクリーン変形阻止用部材
2を水平に上昇させた場合には、膜厚28±5μm、幅
53±9、(3)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与
えずに、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾け
て上昇させた場合には、膜厚26±10μm、幅50±
8、(4)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えてか
ら、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾けて上
昇させた場合には、膜厚28±9μm、幅53±10で
あった。これらの検査結果を、従来のコンタクト印刷方
式によってグリーンソート上に印刷された配線パターン
の検査結果(膜厚23±15μm、幅55±12μm)と
比較すれば、図1のスクリーン印刷装置の導入によっ
て、グリーンソート上の配線パターンの高アスペクト
化、膜厚バラツキの抑制、及び、輪郭の鮮明化が達成さ
れたことは明白である。
【0040】そして、このような処理を施したグリーン
シートを所定の枚数積層し、適当な温度(通常、130
℃程度)及び適当な圧力(通常、180kg/cm2程度)
で、この積層体を加熱圧縮する。このようにすると、積
層されたグリーンシートが、グリーンシートに含有され
ているバインダによって接着する(以下、これをグリー
ンシート積層体と呼ぶ)。
シートを所定の枚数積層し、適当な温度(通常、130
℃程度)及び適当な圧力(通常、180kg/cm2程度)
で、この積層体を加熱圧縮する。このようにすると、積
層されたグリーンシートが、グリーンシートに含有され
ているバインダによって接着する(以下、これをグリー
ンシート積層体と呼ぶ)。
【0041】その後、電気炉内部の雰囲気中で、このグ
リーンシート積層体を焼成する。具体的には、このグリ
ーンシート積層体を、窒素と水蒸気の約850℃の混合
雰囲気中に約10時間放置し、導体ペースト中の溶剤等
を除去してから、1000℃の窒素雰囲気中で焼成す
る。
リーンシート積層体を焼成する。具体的には、このグリ
ーンシート積層体を、窒素と水蒸気の約850℃の混合
雰囲気中に約10時間放置し、導体ペースト中の溶剤等
を除去してから、1000℃の窒素雰囲気中で焼成す
る。
【0042】以上の製造工程により製造されたセラミッ
ク多層配線基板を検査したところ、(1)スクリーン変形
阻止用部材2に振動を与えずに、スクリーン変形阻止用
部材2を水平に上昇させた場合には、配線抵抗が0.3
6〜0.58、断線が0/枚、短絡が0/枚、(2)スク
リーン変形阻止用部材2に振動を与えてから、スクリー
ン変形阻止用部材2を水平に上昇させた場合には、配線
抵抗が0.32〜0.48、断線が0/枚、短絡が0/
枚、(3)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えず
に、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾けて上
昇させた場合には、配線抵抗が0.36〜0.61、断線
が0/枚、短絡が0/枚、(4)スクリーン変形阻止用部
材2に振動を与えてから、スクリーン変形阻止用部材2
を約1.5度傾けて上昇させた場合には、配線抵抗が0.
34〜0.55、断線が0/枚、短絡が0/枚であっ
た。これらの検査結果を、従来のコンタクト印刷方式に
よってグリーンソート上に印刷された配線パターンの検
査結果(配線抵抗0.45〜0.75、断線50以上/
枚、短絡5/枚)と比較すれば、図1のスクリーン印刷
装置の導入によって、セラミック多層配線基板の信頼性
の向上が達成されたことは明白である。
ク多層配線基板を検査したところ、(1)スクリーン変形
阻止用部材2に振動を与えずに、スクリーン変形阻止用
部材2を水平に上昇させた場合には、配線抵抗が0.3
6〜0.58、断線が0/枚、短絡が0/枚、(2)スク
リーン変形阻止用部材2に振動を与えてから、スクリー
ン変形阻止用部材2を水平に上昇させた場合には、配線
抵抗が0.32〜0.48、断線が0/枚、短絡が0/
枚、(3)スクリーン変形阻止用部材2に振動を与えず
に、スクリーン変形阻止用部材2を約1.5度傾けて上
昇させた場合には、配線抵抗が0.36〜0.61、断線
が0/枚、短絡が0/枚、(4)スクリーン変形阻止用部
材2に振動を与えてから、スクリーン変形阻止用部材2
を約1.5度傾けて上昇させた場合には、配線抵抗が0.
34〜0.55、断線が0/枚、短絡が0/枚であっ
た。これらの検査結果を、従来のコンタクト印刷方式に
よってグリーンソート上に印刷された配線パターンの検
査結果(配線抵抗0.45〜0.75、断線50以上/
枚、短絡5/枚)と比較すれば、図1のスクリーン印刷
装置の導入によって、セラミック多層配線基板の信頼性
の向上が達成されたことは明白である。
【0043】次に、電子部品の半田付け工程について説
明する。
明する。
【0044】図1に示したスクリーン印刷装置を用い、
図4に示した手順に従って、プリント配線基板上の0.
15mmピッチの部品搭載用パターンに半田ペーストを
印刷する。但し、本実施例では、プリント配線基板を囲
むことができるように、内寸約350mm×350mm
の枠形のスクリーン変形阻止用部材2を使用した。ま
た、約750mm×750mmのスクリーン1を使用し
た。
図4に示した手順に従って、プリント配線基板上の0.
15mmピッチの部品搭載用パターンに半田ペーストを
印刷する。但し、本実施例では、プリント配線基板を囲
むことができるように、内寸約350mm×350mm
の枠形のスクリーン変形阻止用部材2を使用した。ま
た、約750mm×750mmのスクリーン1を使用し
た。
【0045】この段階で、部品搭載用パターン上に印刷
された印刷パターンの膜厚及び幅を検査したところ、膜
厚が80±10μm、幅が75±10であった。この検
査結果を、従来のコンタクト印刷方式によって部品搭載
用パターン上に印刷された印刷パターンの検査結果(膜
厚67±20μm、幅65±30μm)と比較すれば、
図1のスクリーン印刷装置の導入によって、部品搭載用
パターン上の印刷パターンの印刷品質の向上が達成され
たことは明らかである。
された印刷パターンの膜厚及び幅を検査したところ、膜
厚が80±10μm、幅が75±10であった。この検
査結果を、従来のコンタクト印刷方式によって部品搭載
用パターン上に印刷された印刷パターンの検査結果(膜
厚67±20μm、幅65±30μm)と比較すれば、
図1のスクリーン印刷装置の導入によって、部品搭載用
パターン上の印刷パターンの印刷品質の向上が達成され
たことは明らかである。
【0046】その後、これらの部品搭載用パターン上に
電子部品を搭載し、リフロー半田付けを行った。
電子部品を搭載し、リフロー半田付けを行った。
【0047】この段階で半田接合部を検査したところ、
1つのオープン及びブリッジも発見されず、1箇所のシ
ョートも検出されなかった。この検査結果を、従来のコ
ンタクト印刷方式によって形成された半田接合部の検査
結果(オープン30以上、ショート6箇所以上)と比較す
れば、図1のスクリーン印刷装置の導入によって、半田
接合部の信頼性の向上が達成されたことは明白である。
1つのオープン及びブリッジも発見されず、1箇所のシ
ョートも検出されなかった。この検査結果を、従来のコ
ンタクト印刷方式によって形成された半田接合部の検査
結果(オープン30以上、ショート6箇所以上)と比較す
れば、図1のスクリーン印刷装置の導入によって、半田
接合部の信頼性の向上が達成されたことは明白である。
【0048】
【発明の効果】本発明に係るスクリーン印刷方法及びス
クリーン印刷装置によれば、印刷対象物上への印刷用ペ
ーストの転写性が改善される。従って、本スクリーン印
刷方法及び本スクリーン印刷装置によって印刷対象物上
に転写された印刷用ペーストは、その輪郭がシャープで
あり、その膜厚にバラツキが少ない。
クリーン印刷装置によれば、印刷対象物上への印刷用ペ
ーストの転写性が改善される。従って、本スクリーン印
刷方法及び本スクリーン印刷装置によって印刷対象物上
に転写された印刷用ペーストは、その輪郭がシャープで
あり、その膜厚にバラツキが少ない。
【図1】本発明の実施の一形態に係るスクリーン印刷装
置の基本構成を説明するための図である。
置の基本構成を説明するための図である。
【図2】(a)は、ステージ部分の断面図の一例であり、
(b)は、ステージ部分の上面図の一例である。
(b)は、ステージ部分の上面図の一例である。
【図3】ステージの断面図の一例である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るスクリーン印刷方
法の手順を示したフローチャートである。
法の手順を示したフローチャートである。
【図5】(a)は、スクリーン変形阻止用部材を水平に上
昇させた場合のスクリーン変形阻止用部材とスクリーン
との接触状態を説明するための図であり、(b)は、スク
リーン変形阻止用部材を傾けて上昇させた場合のスクリ
ーン変形阻止用部材とスクリーンとの接触状態を説明す
るめの図である。
昇させた場合のスクリーン変形阻止用部材とスクリーン
との接触状態を説明するための図であり、(b)は、スク
リーン変形阻止用部材を傾けて上昇させた場合のスクリ
ーン変形阻止用部材とスクリーンとの接触状態を説明す
るめの図である。
【図6】スクリーンと印刷対象物とへの相対的な運動の
与え方を説明するため図である。
与え方を説明するため図である。
【図7】従来のコンタクト印刷方式の欠点を説明するた
めの図である。
めの図である。
1…スクリーン 2…スクリーン変形阻止用部材 3…印刷対象物 4…ステージ 5…スクリーン枠 6…印刷用ペースト 7…スキージ 8…圧電素子 9…揺動軸 11…ステージ移動機構 12…スキージ移動機構 13…制御装置 14…電源装置 15…サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田島 均 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 鈴木 高道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 田上 文一 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 黒木 喬 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】スクリーンの裏面と印刷対象面とを接触さ
せた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを走行さ
せて、前記スクリーン上の印刷用ペーストを前記スクリ
ーンの開口部に充填させるスクリーン印刷方法であっ
て、 前記スキージの走行後、前記スクリーンの表裏面の内の
少なくとも一方の面上の前記印刷対象面の輪郭に沿った
領域を押圧しながら前記スクリーンと前記印刷対象面と
を引き離すことを特徴とするスクリーン印刷方法。 - 【請求項2】スクリーンの裏面と印刷対象面とを接触さ
せた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを走行さ
せて、前記スクリーン上の印刷用ペーストを前記スクリ
ーンの開口部に充填させるスクリーン印刷方法であっ
て、 前記スキージの走行後、前記印刷対象面の輪郭に沿った
領域で前記スクリーンの移動を阻止しながら前記スクリ
ーンと前記印刷対象面とを引き離すことを特徴とするス
クリーン印刷方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載のスクリーン印刷方
法であって、 前記スクリーンと前記物体との引き離しに先立ち、前記
スクリーンの振動を開始することを特徴とするスクリー
ン印刷方法。 - 【請求項4】請求項1、2及び3何れか1項記載のスク
リーン印刷方法であって、 前記スクリーンの裏面が前記印刷対象面に対して傾斜す
るように前記スクリーンを押圧することを特徴とするス
クリーン印刷方法。 - 【請求項5】スクリーンの裏面と物体の印刷対象面とを
接触させた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを
走行させて、前記スクリーンの表面上の印刷用ペースト
を前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン印刷
装置であって、 前記スクリーンの裏面と前記物体の印刷対象面とを引き
離すように前記スクリーンと前記物体とを相対的に移動
させる移動手段と、 前記スクリーンの表裏面の内の少なくとも一方の面上の
前記物体の印刷対象面の輪郭に沿った領域を押圧する変
形阻止手段とを備えることを特徴とするスクリーン印刷
装置。 - 【請求項6】スクリーンの裏面と物体の印刷対象面とを
接触させた状態で前記スクリーンの表面上でスキージを
走行させて、前記スクリーンの表面上の印刷用ペースト
を前記スクリーンの開口部に充填させるスクリーン印刷
装置であって、 前記スクリーンの裏面と前記物体の印刷対象面とを引き
離すように前記スクリーンと前記物体とを相対的に移動
させる移動手段と、 前記物体の印刷対象面の輪郭に沿った領域で前記スクリ
ーンの移動を阻止するストッパとを備えることを特徴と
するスクリーン印刷装置。 - 【請求項7】請求項5または6記載のスクリーン印刷装
置であって、 前記スクリーンを振動させる振動手段を備えることを特
徴とするスクリーン印刷装置。 - 【請求項8】請求項5、6及び7何れか1項記載のスク
リーン印刷装置であって、 前記変形阻止手段は、前記スクリーンの裏面が前記物体
の印刷対象面に対して傾くように前記スクリーンを押圧
することを特徴とするスクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21062197A JPH1148443A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21062197A JPH1148443A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148443A true JPH1148443A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16592368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21062197A Pending JPH1148443A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148443A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150216058A1 (en) * | 2014-01-29 | 2015-07-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Screen printing apparatus, electronic component mounting system and screen printing method |
| US20180015714A1 (en) * | 2016-07-18 | 2018-01-18 | Asm Assembly Systems Singapore Pte. Ltd. | Screen printing apparatus and method |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21062197A patent/JPH1148443A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150216058A1 (en) * | 2014-01-29 | 2015-07-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Screen printing apparatus, electronic component mounting system and screen printing method |
| US9321076B2 (en) * | 2014-01-29 | 2016-04-26 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Screen printing apparatus, electronic component mounting system and screen printing method |
| US20180015714A1 (en) * | 2016-07-18 | 2018-01-18 | Asm Assembly Systems Singapore Pte. Ltd. | Screen printing apparatus and method |
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