JPH1148514A - サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法

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JPH1148514A
JPH1148514A JP21209397A JP21209397A JPH1148514A JP H1148514 A JPH1148514 A JP H1148514A JP 21209397 A JP21209397 A JP 21209397A JP 21209397 A JP21209397 A JP 21209397A JP H1148514 A JPH1148514 A JP H1148514A
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JP
Japan
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heating resistor
bonding pad
electrode
print head
thermal print
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Riyuuichi Utsuka
竜一 兎束
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境中の水分やイオン等に対する抵抗性が高
く、耐久性および生産性に優れたサーマルプリントヘッ
ドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法を提供する
こと。 【解決手段】電極の備えたボンディングパッドの少なく
とも一部が露出するように、該電極を無機の絶縁体にて
被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオプリンタ、
カード印刷機あるいは製版機等に用いられるサーマルプ
リントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のOA機器、
ファクシミリ等の情報通信機器、計測機等の出力用印刷
機器において、サーマルプリントヘッドを利用したハー
ドコピー方式はランニングコストが安価である点、メイ
ンテナンスが容易な点、画像記録が静かな点等の利点を
有することから多用されている。
【0003】ところで、サーマルプリントヘッドは、図
6に示したように、アルミナセラミックス等からなる基
体1上にグレーズ層2および発熱抵抗体3を設け、発熱
抵抗体3に電力を供給する個別電極4のボンディングパ
ッド5とドライバIC6のボンディングパッド7とをボ
ンディングワイヤ8により接続し、発熱抵抗体3を被覆
した保護層9とボンディングパッド5との境界を保護す
るために、スクリーン印刷法にて塗布されたソルダーレ
ジスト10が設けられた構成をとっているが、近年の高
画質化に伴う電極の高密度化により各個別電極4が近接
し、また、ボンディングパッド5の周辺のパターンも複
雑化する傾向にある。したがって、ボンディングパッド
5とボンディングパッド7とを接続する際に生じたボン
ディングワイヤ8のねじれやたれ等により、個別電極4
とボンディングワイヤ8、あるいはボンディングパッド
5やボンディングパッド7とボンディングワイヤ8とが
不用意に接触して配線不良を引き起こす。また、ソルダ
ーレジスト10を設けてはいるものの、ソルダーレジス
ト10はスクリーン印刷法にて塗布されているため、塗
布時の精度および再現性が低く、ボンディングパッド5
の境界までソルダーレジスト10を塗布することは困難
であることから、ボンディングワイヤ8の僅かなずれや
伸張により配線不良が生じ、また、ボンディングワイヤ
8あるいは個別電極4等に傷が生じる。そのため、サー
マルプリントヘッドの実装歩留りが低下するという問題
があった。
【0004】そこで、例えば、特開平6-218969号には、
ボンディングパッドのみを露出するよう絶縁性の樹脂を
コーティングするという提案がなされている。該提案に
よれば、絶縁性の樹脂として感光性樹脂を採用すること
によりフォトリソグラフィが適用できるので、上記問題
の解決には有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁性
の樹脂は水分やイオン等に対する遮蔽が充分でないた
め、サーマルプリントヘッドを長期に渡り使用すると、
絶縁性の樹脂により被覆された電極の腐蝕が進み、配線
不良が生じるという問題があった。
【0006】また、材質が硬くあるいは厚みが大きく、
湾曲しにくい記録媒体11に対して記録を行うために、
図7に示すように、一端面を傾斜面12とするととも
に、主面13上に発熱抵抗体3および該発熱抵抗体3を
保護する保護層9を設けた基体1と、駆動回路基板13
に搭載されたドライバIC6とをボンディングワイヤ8
を介して接続した構造のサーマルプリントヘッドが提案
されている。しかしながら、傾斜面12に樹脂14をコ
ーティングすると、該樹脂14はカード等との接触等に
より摩耗や剥離を起こしやすいため、設計上かなりの変
更を求めたとしても、樹脂14の摩耗や剥離に起因する
配線不良がサーマルプリントヘッドに生じるという問題
があった。
【0007】さらに、樹脂14は、傾斜面12に対しス
クリーン印刷法にて塗布するが、スクリーン印刷法では
傾斜面12に対し樹脂14を均一に塗布することが困難
であり、結果として、樹脂14の塗布面積等のバラツキ
を招くことから、保護層9とボンディングパッド5との
境界を確実に保護することが困難であるという問題があ
った。
【0008】さらに、保護層9の形成は、通常、マスク
治具を用いたマスクスパッタ法により実施されている
が、マスクスパッタ法によれば、マスク治具を取扱う際
に個別電極4等に損傷等を生じやすく、また、パーティ
クルが発生してサーマルプリントヘッドの特性を劣化さ
せる場合がある。また、マスクスパッタ法においては、
各サーマルプリントヘッドに対して異なったマスク治具
を用いなければならないため、メンテナンスが煩わしく
なるとともコストが上昇する。さらに、マスクスパッタ
法では、一般に、成膜レイトが3割程度減少してしま
う。したがって、マスクスパッタ法を用いてサーマルプ
リントヘッドを製造した場合には、生産性が低下すると
いうという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、環境中の水分やイオン等に対する抵抗性が高く、
耐久性および生産性に優れたサーマルプリントヘッドお
よびサーマルプリントヘッドの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】また、環境中の水分やイオン等に対する抵
抗性が高く、湾曲しにくい記録媒体に対しても画質の高
い記録が行えるとともに、耐久性および生産性に優れた
サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッド
の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサーマルプ
リントヘッドは、基体と、前記基体に設けられた発熱抵
抗体と、前記発熱抵抗体に接続され、ボンディングパッ
ドを備えた電極と、前記電極を前記ボンディングパッド
の少なくとも一部が露出するよう被覆した無機の絶縁体
とを具備したことを特徴としている。
【0012】本発明のサーマルプリントヘッドによれ
ば、発熱抵抗体に接続されボンディングパッドを備えた
電極を、該ボンディングパッドの少なくとも一部が露出
するよう無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中の
水分やイオン等に対する電極の安定性が著しく向上する
ので、サーマルプリントヘッドの耐久性を向上させるこ
とが可能となる。さらに、ボンディングパッドに対して
ボンディングワイヤを接続した場合であっても、ボンデ
ィングワイヤのねじれやたれ等により、電極とボンディ
ングワイヤとが不用意に接触することが防止されるの
で、配線不良により生じるサーマルプリントヘッドの損
傷を防ぐことが可能になる。
【0013】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドは、第1の面と、前記第1の面に対して傾斜するよう
形成された第2の面とを有する基体と、前記基体の第1
の面に設けられた発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に接続
され、前記第2の面にボンディングパッドを備えた電極
と、前記電極を前記ボンディングパッドの少なくとも一
部が露出するよう被覆した無機の絶縁体とを具備したこ
とを特徴としている。本発明のサーマルプリントヘッド
によれば、発熱抵抗体に接続され基体の第1の面に対し
て傾斜するよう形成された第2の面にボンディングパッ
ドを備えた電極に対して、該ボンディングパッドの少な
くとも一部が露出するよう無機の絶縁体で被覆したこと
により、環境中の水分やイオン等に対する電極の安定性
が著しく向上するので、サーマルプリントヘッドの耐久
性を向上させることが可能となり、また、湾曲しにくい
記録媒体に対しても画質の高い記録を実施することがで
きる。さらに、ボンディングパッドに対してボンディン
グワイヤを接続した場合であっても、ボンディングワイ
ヤのねじれやたれ等により、電極とボンディングワイヤ
とが不用意に接触することが防止されるので、配線不良
により生じるサーマルプリントヘッドの損傷を防ぐこと
が可能になる。
【0014】さらに、本発明に係るサーマルプリントヘ
ッドは、基体と、前記基体に設けられた発熱抵抗体列
と、前記発熱抵抗体列に対応して接続され、前記発熱抵
抗体列との距離が異なる第1および第2のボンディング
パッド列を備えた第1および第2の電極群と、前記第1
および第2の電極群に対し、前記発熱抵抗体列に近接し
た前記第1あるいは第2のボンディングパッド列と前記
発熱抵抗体列との間を被覆した第1の無機の絶縁体とを
具備したことを特徴としている。
【0015】本発明のサーマルプリントヘッドによれ
ば、発熱抵抗体列に対応して接続され、発熱抵抗体列と
の距離が異なる第1および第2のボンディングパッド列
を備えた第1および第2の電極群に対し、第1および第
2のボンディングパッド列のうち発熱抵抗体列に近接し
たボンディングパッド列と発熱抵抗体列との間を第1の
無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中の水分やイ
オン等に対して第1および第2の電極の安定性が著しく
向上するので、サーマルプリントヘッドの耐久性を向上
させることが可能となる。さらに、第1および第2のボ
ンディングパッド列に対してそれぞれボンディングワイ
ヤを接続した場合であっても、ボンディングワイヤのね
じれやたれ等により、第1および第2の電極とボンディ
ングワイヤとが不用意に接触することが防止されるの
で、配線不良により生じるサーマルプリントヘッドの損
傷を防ぐことが可能になる。
【0016】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドは、第1の面と、前記第1の面に対して傾斜するよう
形成された第2の面とを有する基体と、前記基体の第1
の面に設けられた発熱抵抗体列と、前記発熱抵抗体列に
対応して接続され、前記発熱抵抗体列との距離が異なる
第1および第2のボンディングパッド列を前記基体の第
2の面に備えた第1および第2の電極群と、前記第1お
よび第2の電極群に対し、前記発熱抵抗体列に近接した
第1あるいは第2のボンディングパッド列と前記発熱抵
抗体列との間を被覆した第1の無機の絶縁体とを具備し
たことを特徴としている。
【0017】本発明のサーマルプリントヘッドによれ
ば、発熱抵抗体列に対応して接続され、基体の第1の面
に対して傾斜するよう形成された第2の面に発熱抵抗体
列との距離が異なる第1および第2のボンディングパッ
ド列を備えた第1および第2の電極群に対し、第1およ
び第2のボンディングパッド列のうち発熱抵抗体列に近
接したボンディングパッド列と発熱抵抗体との間を第1
の無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中の水分や
イオン等に対して第1および第2の電極の安定性が著し
く向上するので、サーマルプリントヘッドの耐久性を向
上させることが可能となり、また、湾曲しにくい記録媒
体に対しても画質の高い記録を実施することができる。
さらに、第1および第2のボンディングパッド列に対し
てそれぞれボンディングワイヤを接続した場合であって
も、ボンディングワイヤのねじれやたれ等により、第1
および第2の電極とボンディングワイヤとが不用意に接
触することが防止されるので、配線不良により生じるサ
ーマルプリントヘッドの損傷を防ぐことが可能になる。
【0018】次に、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドの製造方法は、基体に発熱抵抗体を配置する工程と、
前記配置した発熱抵抗体とボンディングパッドを備えた
電極とを接続する工程と、前記接続した電極を、前記ボ
ンディングパッドの少なくとも一部が露出するよう無機
の絶縁体により被覆する工程とを具備したことを特徴と
している。
【0019】本発明に係るサーマルプリントヘッドの製
造方法によれば、基体に配置した発熱抵抗体にボンディ
ングパッドを備えた電極を接続し、該電極をボンディン
グパッドの少なくとも一部が露出するよう無機の絶縁体
により被覆することにより、環境中の水分やイオン等に
対する電極の安定性を著しく向上させるので、耐久性の
向上が達成されたサーマルプリントヘッドを製造するこ
とが可能となる。さらに、ボンディングパッドに対して
ボンディングワイヤを接続することで、ボンディングワ
イヤのねじれやたれ等が生じたとしても、電極とボンデ
ィングワイヤとの不用意な接触が防止されるので、サー
マルプリントヘッドの配線不良を防ぐことが可能にな
る。
【0020】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドの製造方法は、第1の面と、該第1の面に対して傾斜
するよう形成された第2の面とを有する基体に対し、前
記第1の面に発熱抵抗体を配置する工程と、前記配置し
た発熱抵抗体とボンディングパッドを備えた電極とを、
該ボンディングパッドが前記第2の面に配置されるよう
接続する工程と、前記接続した電極を前記ボンディング
パッドの少なくとも一部が露出するよう無機の絶縁体に
より被覆する工程とを具備したことを特徴としている。
【0021】本発明に係るサーマルプリントヘッドの製
造方法によれば、基体の第1の面に配置した発熱抵抗体
にボンディングパッドを備えた電極を該ボンディングパ
ッドが第2の面に配置されるよう接続し、該電極をボン
ディングパッドの少なくとも一部が露出するよう無機の
絶縁体により被覆することにより、環境中の水分やイオ
ン等に対する電極の安定性を著しく向上させるので、耐
久性の向上が達成されたサーマルプリントヘッドを製造
することが可能となる。さらに、ボンディングパッドに
対してボンディングワイヤを接続することで、ボンディ
ングワイヤのねじれやたれ等が生じたとしても、電極と
ボンディングワイヤとの不用意な接触すが防止されるの
で、サーマルプリントヘッドの配線不良を防ぐことが可
能になる。また、ボンディングパッドが第2の面に配置
されるよう電極と発熱抵抗体とを接続したので、湾曲し
にくい記録媒体に対して画質の高い記録を与えることが
できる。
【0022】本発明において、サーマルプリントヘッド
は、通常、基体上にグレーズ層を形成し、グレーズ層上
に発熱抵抗体層およびアルミニウム等の導電層を形成し
た後、フォトエングレービングプロセスにより発熱抵抗
体列および発熱抵抗体の各々に接続された電極群を形成
し、さらに、発熱抵抗体列および電極群を保護する保護
膜を形成した後、電極と保護膜との境界や、ボンディン
グパッドの少なくとも一部を露出するよう該電極群を無
機の絶縁体で被覆することにより得ることができる。こ
こで、無機の絶縁体としては、化学的および物理的に安
定なものであるならば特に限定されるものではない。し
かしながら、上記保護膜として、耐久性等の観点から、
例えば、Si−O −N 系の無機の絶縁体が用いられてお
り、該無機の絶縁体は、環境中の水分やイオン等に対す
る遮蔽効果が高いことから、長期に渡る使用において電
極等の腐蝕等を生じる可能性が極めて低く、また、耐摩
耗性に優れていることからカードのような堅い記録媒体
が接触した場合においても破壊されにくい。したがっ
て、上記無機の絶縁体として保護膜を利用し、これを保
護膜と同時に形成すれば、形成された膜は化学的および
物理的に安定なだけでなく、保護膜を形成する工程と、
電極群と保護膜との境界やボンディングパッドを除いた
電極群の少なくとも一部を無機の絶縁体により被覆する
工程とを同時に実行できることから工程数を省略するこ
とができるので、生産性の向上をも達成することができ
る。また、無機の絶縁体として保護膜を利用すると、膜
の生成に際して、基体の全面にマスク治具を用いること
なくスパッタを行うことが可能となる。そして、基体の
全面にスパッタを行った後は、RΙΕ(reactive ion e
ching )等を用いたフォトリソグラフィにより、電極群
における各々の電極が備えたボンディングパッドに生成
した膜の少なくとも一部を除去することで、保護膜と一
体で、高精度のパターニングが施された無機の絶縁体を
得ることができる。このとき、スパッタに際してマスク
治具が不要であるから、マスク治具の取扱い時に発生し
ていた電極の傷やパーティクルの発生も防止することが
でき、製造時の歩留まりが向上する。さらに、サーマル
プリントヘッドの型に合わせて固有の治具を用いたり、
治具等に対するメンテナンスの実施も不要になるととも
に成膜レートも向上するから、ターゲット材の過剰な消
費も抑制でき、生産性の向上および低コスト化を達成す
ることができる。したがって、基体上に、保護膜と無機
の絶縁体とをそれぞれ別個に形成することも可能である
が、保護膜と無機の絶縁体とを一体とし、同時に形成す
ることが望ましい。また、無機の絶縁体の形成に際し、
上記フォトリソグラフィを適用すれば高精度のパターニ
ングを施すことができるので、例えば、電極群の備えた
ボンディングパッド列のみをほぼ正確に露出させたり、
複数のボンディングパッド列が存在する場合には、ボン
ディングパッド列を露出させるとともに各ボンディング
パッド列の間隙を無機の絶縁体で被覆する等、無機の絶
縁体をほぼ任意の形態で得ることができる。また、Si−
O −N系の無機の絶縁体を用いた場合、該Si−O −N 系
の絶縁体は耐酸化性、耐摩耗性、耐クラック性、成膜の
容易性およびエッチング性等に優れているものの、帯電
する可能性もあるので、特に、静電防止対策として、Si
−O −N 系の絶縁体の上に、例えば、Ta SiOや TaOから
なる層を設けることもできる。また、例えば、電極群と
発熱抵抗体列との段差部では、環境中の水分やイオン等
による腐食がおこりやすいので、耐腐蝕性を向上させる
ために、Si−O −N 系の絶縁体の下に、例えば、 SiO2
からなる層を設けることができる。なお、電極群に備え
られたボンディングパッドには、通常、ボンディングワ
イヤが接続されることから、特に、ボンディングパッド
の近傍においては、無機の絶縁体の厚さを、ボンディン
グワイヤのステッチ厚の 5倍〜 1/5倍とすることが望ま
しい。ボンディングパッドの近傍において、無機の絶縁
体の厚さが上記ステッチ厚の 5倍を越えた場合には、ボ
ンディングワイヤのカッティングが困難となり、また、
無機の絶縁体の厚さが上記ステッチ厚の 1/5倍より薄く
なる場合には、ステッチが無機の絶縁体上にまで形成さ
れやすいことから、配線不良を招く確率が高くなる。し
たがって、より好ましくは、ボンディングパッドの近傍
においては、無機の絶縁体の厚さを、ボンディングワイ
ヤのステッチ厚の 2倍〜 1/2倍とする。
【0023】また、本発明において、基体としては、通
常、アルミナセラミックス等の基体が使用されるが、特
に限定されるものではない。基体上の発熱抵抗体を設け
た面には、カード等の硬質の記録媒体への印刷に対応す
るために、発熱抵抗体を設けた面に対して傾斜したテー
パー面を形成することができる。該テーパー面を形成す
る方法としては、例えば、基体に対しセラミックスから
なる砥石による研磨を施してテーパー面を形成すること
ができる。このとき、電極群は、該電極群の各々が備え
たボンディングパッドがテーパー面に配置されるように
発熱抵抗体列に接続される。
【0024】さらに、基体上にグレーズ層を形成するこ
とは必須ではないが、サーマルプリントヘッドの蓄熱性
を高め、基体の表面を円滑にして発熱抵抗体を均質に形
成するために、基体上には、印刷法あるいはスプレー法
を適宜用いることによりグレーズ層を形成することが望
ましい。グレーズ層としては、例えば、 SiO2 あるいは
SiO2 にCa、Ba、Al、Sr等が混合したものが使用される
が、特に限定されるものではない。ただし、サーマルプ
リントヘッドの抵抗値の上昇を防止することから、グレ
ーズ層のガラス転移点は 670℃以上であることが望まし
い。また、グレーズ層は、通常、10〜70μm程度の膜厚
を備えるように形成される。なお、カード等の硬質の記
録媒体への印刷に対応する場合には、サーマルプリント
ヘッドと記録媒体との接触を確実にするために、発熱抵
抗体列の発熱部に相当する領域を該記録媒体側に突出さ
せる部分グレーズを採用することができる。
【0025】また、発熱抵抗体列としては、Ni、Ti、Ta
等の安定性の高い金属材料の窒化物や、Ta− SiO2 、Nb
− SiO2 、Ti− SiO2 等の各種サーメット材料を適宜用
いることができる。一方、発熱抵抗体列と接続される電
極材としては、Al、Al−SiおよびAl−Si−Cu等を好適に
用いることができる。また、一般に、発熱抵抗体列およ
び電極群は、スパッタリング法等の各種成膜方法とフォ
トエングレービングプロセスを組み合わせることにより
形成され、発熱抵抗体の膜厚は0.03〜 0.1μm、電極の
膜厚は 0.5〜 1.0μm程度となるように制御される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて詳細に説明する。なお、各図面において、同一
の構成には同一の符号を付すことにより、各図面におけ
る説明を省略することにする。
【0027】図1および図2は、本発明に係るサーマル
プリントヘッドの一実施形態を示した断面図および平面
図である。
【0028】図1および図2に示したように、アルミナ
セラミックからなる基体1上には、グレーズ層2が部分
的に設けられるとともに発熱抵抗体3に給電するための
個別電極4および共通電極15が形成されており、個別
電極4のボンディングパッド5のみを露出しつつ、発熱
抵抗体3、個別電極4および共通電極15を保護するSi
−O −N 系の絶縁体16が設けられている。一方、駆動
回路基板13上にはドライバIC6が配置されており、
基体1および駆動回路基板13はアルミニウムからなる
放熱板17上に固定され、ボンディングパッド5とボン
ディングパッド7とはボンディングワイヤ8により接続
されている。そして、ドライバIC6およびボンディン
グワイヤ8はシリコーン樹脂からなる封止部材18によ
り封止されている。
【0029】次に、図3を用いて、図1および図2に示
したサーマルプリントヘッドの製造工程を説明する。
【0030】はじめに、基体1上に、厚さが60μmとな
るようにグレーズ層2を部分的に形成し、 TaSiOからな
る発熱抵抗体膜19およびAlからなる電極膜20を、そ
れぞれ厚さが0.07μm、 0.8μmとなるようにスパッタ
リングを用いて形成した(図3(a))。次に、フォト
リソグラフィによるパターニングを実施し、発熱抵抗体
3と、該発熱抵抗体3に接続された個別電極4および共
通電極15とを形成した(図3(b))。次いで、発熱
抵抗体3、個別電極4および共通電極15に対し、Si−
O −N からなる絶縁膜21を厚さが 4μmとなるように
スパッタリングを用いて全面に形成した(図3
(c))。その後、絶縁膜21上にフォトレジストを塗
布してフォトマスクによる露光現像を行い、CF4 の雰囲
気中でRIEを施して、個別電極4のボンディングパッ
ド5のみを露出させた絶縁体16を形成した(図3
(d))。次に、放熱板17上に、レーヨン不織物にア
クリル系接着剤を塗布した不図示の両面接着を介して、
基体1とドライバIC6が配置された駆動回路基板13
とを固定し、ボンディングパッド5とボンディングパッ
ド7とをボンディングワイヤ8により接続した後、ドラ
イバIC6およびボンディングワイヤ8をシリコーン樹
脂からなる封止部材18により封止してサーマルプリン
トヘッドを構成した(図3(e))。
【0031】なお、上述したように、絶縁体16は記録
媒体との接触により帯電し、自身の静電破壊を導くこと
があるので、絶縁体16上に TaSiO等からなる導電性の
膜を形成するようにしてもよい。この場合には、 TaSiO
等からなる導電性の膜は、ニップ幅を被覆するよう形成
してあればよく、ボンディングパッドの周辺にまで形成
する必要はない。また、物理的な接触等により絶縁体1
6に損傷部が生じた際、該損傷部を介した腐蝕を阻止す
るために、絶縁体16の下に、例えば、 SiO2からなる
層を設けてもよい。
【0032】こうして、サーマルプリントヘッドを製造
した結果、製造工程中、個別電極4とボンディングワイ
ヤ8等が不用意に接触することに起因する配線不良およ
びボンディングワイヤ8あるいは個別電極4等に生じる
傷がほぼ防止され、従来のソルダーレジストを用いてサ
ーマルプリントヘッドを製造する場合と比較して製造歩
留まりが大幅に向上した。また、絶縁体16の形成に際
して、マスク治具を用いる必要がないことから製造時に
おけるメンテナンスが容易となり、また、成膜レイトも
向上したのでコストを大幅に削減でき、生産性の向上を
達成することができた。
【0033】次に、本実施の形態に係るサーマルプリン
トヘッドと、比較のために、ボンディングパッド5のみ
を露出するよう個別電極4をソルダーレジストおよびポ
リイミド樹脂で被覆した以外は、本実施の形態に係るサ
ーマルプリントヘッド全く同様に構成されたサーマルプ
リントヘッドとを準備し、これらを用いて実機走行試験
を行った。なお、実機走行試験は、銀行等のキャシュカ
ードに用いられているカードを記録媒体とし、1万枚の
該カードに連続して印刷を行うことにより実施された。
【0034】その結果、本実施の形態に係るサーマルプ
リントヘッドにおいては、1万枚のカードに連続して印
刷を行った後にも何等損傷は認められず、さらに印刷を
行うことができた。しかしながら、比較のために用意し
たサーマルプリントヘッドにおいては、1万枚のカード
に連続して印刷を行う以前に、カードとの接触によりソ
ルダーレジストおよびポリイミド樹脂が摩耗して損傷
し、該ガードが個別電極4に衝突することによる断線が
生じて印刷を行うことが不能となった。したがって、本
実施の形態に係るサーマルプリントヘッドは、従来のサ
ーマルプリントヘッドと比較して耐久性が大きく向上し
たことが実証された。
【0035】また、経時劣化を調べるため、相対湿度90
%、温度60℃の環境下に、本実施の形態に係るサーマル
プリントヘッドと、上記比較のために用意したサーマル
プリントヘッドとを 500時間に渡り放置した。その結
果、本実施の形態に係るサーマルプリントヘッドにおい
ては、電極等の腐食は認められず配線不良は認められな
かったが、比較のために用意したサーマルプリントヘッ
ドによれば、絶縁性の樹脂により被覆された電極の腐蝕
が進み配線不良が認められた。
【0036】次に、図4および図5を用いて、本発明に
係るサーマルプリントヘッドの他の実施形態を説明す
る。
【0037】図4に示したサーマルプリントヘッドにお
いては、個別電極4のボンディングパッド5のみが露出
するよう、サーマルプリントヘッドの走査方向に平行に
Si−O −N 系の絶縁体16が設けられている。また、図
5に示したサーマルプリントヘッドにおいては、個別電
極4のボンディングパッド5のみが露出し、かつサーマ
ルプリントヘッドの副査方向に生じた各ボンディングパ
ッド5間の間隙を、サーマルプリントヘッドの走査方向
に平行となるようSi−O −N 系の絶縁体16が設けられ
ている。なお、図4および図5に示したサーマルプリン
トヘッドにおいて、製造工程および他の構成は、図1お
よび図2に示したサーマルプリントヘッドと全く同様で
ある。
【0038】こうして、図4および図5に示したサーマ
ルプリントヘッドを製造した結果、製造工程中、個別電
極4とボンディングワイヤ8等が不用意に接触すること
に起因する配線不良およびボンディングワイヤ8あるい
は個別電極4等に生じる傷がほぼ防止され、従来のソル
ダーレジストを用いてサーマルプリントヘッドを製造す
る場合と比較して製造歩留まりが大幅に向上した。ま
た、絶縁体16の形成に際して、マスク治具を用いる必
要がないことから製造時におけるメンテナンスが容易と
なり、また、成膜レイトも向上したのでコストを大幅に
削減でき、生産性の向上を達成することができた。
【0039】次に、図4および図5に示したサーマルプ
リントヘッドと、比較のための上記サーマルプリントヘ
ッドとを準備し、これらを用いて実機走行試験を行っ
た。なお、実機走行試験は、銀行等のキャシュカードに
用いられているカードを記録媒体とし、1万枚の該カー
ドに連続して印刷を行うことにより実施された。
【0040】その結果、図3および図4に示したサーマ
ルプリントヘッドにおいては、1万枚のカードに連続し
て印刷を行った後にも何等損傷は認められず、さらに印
刷を行うことができた。しかしながら、比較のために用
意したサーマルプリントヘッドにおいては、1万枚のカ
ードに連続して印刷を行う以前に、カードとの接触によ
りソルダーレジストおよびポリイミド樹脂が摩耗して損
傷し、該ガードが個別電極4に衝突することによる断線
が生じて印刷を行うことが不能となった。したがって、
本実施の形態に係るサーマルプリントヘッドは、従来の
サーマルプリントヘッドと比較して耐久性が大きく向上
したことが実証された。なお、図4および図5に示した
サーマルプリントヘッドにおいて、図1および図2に示
したサーマルプリントヘッドとほぼ同等の結果が得られ
たことから、絶縁体16は、少なくとも図4に示すよう
に形成すれば十分であることも確認することができた。
【0041】また、経時劣化を調べるため、相対湿度90
%、温度60℃の環境下に、本実施の形態に係るサーマル
プリントヘッドと、上記比較のために用意したサーマル
プリントヘッドとを 500時間に渡り放置した。その結
果、本実施の形態に係るサーマルプリントヘッドにおい
ては、電極等の腐食は認められず配線不良は認められな
かったが、比較のために用意したサーマルプリントヘッ
ドによれば、絶縁性の樹脂により被覆された電極の腐蝕
が進み配線不良が認められた。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係るサ
ーマルプリントヘッドによれば、発熱抵抗体に接続され
ボンディングパッドを備えた電極を、該ボンディングパ
ッドの少なくとも一部が露出するよう無機の絶縁体で被
覆したことにより、環境中の水分やイオン等に対する電
極の安定性が著しく向上する。さらに、ボンディングパ
ッドに対してボンディングワイヤを接続した場合であっ
ても、ボンディングワイヤのねじれやたれ等により、電
極とボンディングワイヤとが不用意に接触して配線不良
を生じることが防止される。したがって、環境中の水分
やイオン等に対する抵抗性が高く、耐久性に優れたサー
マルプリントヘッドを提供することができる。また、マ
スクスパッタ法を用いることなくボンディングパッドが
露出するよう、電極を無機の絶縁体で被覆することがで
きるので、生産性に優れたサーマルプリントヘッドを提
供することができる。
【0043】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドによれば、基体の第1の面に対して傾斜するよう形成
された第2の面にボンディングパッドを備えた電極に対
して、該ボンディングパッドの少なくとも一部が露出す
るよう無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中の水
分やイオン等に対する電極の安定性が著しく向上する。
また、ボンディングパッドに対してボンディングワイヤ
を接続した場合であっても、ボンディングワイヤのねじ
れやたれ等により、電極とボンディングワイヤとが不用
意に接触して配線不良を生じることが防止される。した
がって、環境中の水分やイオン等に対する抵抗性が高
く、耐久性に優れたサーマルプリントヘッドを提供する
ことができる。また、マスクスパッタ法を用いることな
くボンディングパッドが露出するよう、電極を無機の絶
縁体で被覆することができるので、生産性に優れたサー
マルプリントヘッドを提供することができる。また、ボ
ンディングパッドを備えた第2の面が基体の第1の面に
対して傾斜するよう形成されていることから、カード等
の湾曲しにくい記録媒体に対しても画質の高い記録を実
施可能なサーマルプリントヘッドを提供することができ
る。
【0044】さらに、本発明に係るサーマルプリントヘ
ッドによれば、発熱抵抗体列に対応して接続され、発熱
抵抗体列との距離が異なる第1および第2のボンディン
グパッド列を備えた第1および第2の電極群に対し、第
1および第2のボンディングパッド列のうち発熱抵抗体
列に近接したボンディングパッド列と発熱抵抗体列との
間を第1の無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中
の水分やイオン等に対して第1および第2の電極群の安
定性が向上する。さらに、第1および第2のボンディン
グパッド列に対してそれぞれボンディングワイヤを接続
した場合であっても、ボンディングワイヤのねじれやた
れ等により、第1および第2の電極群とボンディングワ
イヤとが不用意に接触して配線不良を生じることが防止
される。したがって、環境中の水分やイオン等に対する
抵抗性が高く、耐久性に優れたサーマルプリントヘッド
を提供することができる。また、マスクスパッタ法を用
いることなく、発熱抵抗体列に近接したボンディングパ
ッド列と発熱抵抗体列との間を第1の無機の絶縁体で被
覆することができるので、生産性に優れたサーマルプリ
ントヘッドを提供することができる。
【0045】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドによれば、発熱抵抗体列に対応して接続され、基体の
第1の面に対して傾斜するよう形成された第2の面に発
熱抵抗体列との距離が異なる第1および第2のボンディ
ングパッド列を備えた第1および第2の電極群に対し、
第1および第2のボンディングパッド列のうち発熱抵抗
体列に近接したボンディングパッド列と発熱抵抗体との
間を第1の無機の絶縁体で被覆したことにより、環境中
の水分やイオン等に対して第1および第2の電極群の安
定性が著しく向上する。さらに、第1および第2のボン
ディングパッド列に対してそれぞれボンディングワイヤ
を接続した場合であっても、ボンディングワイヤのねじ
れやたれ等により、第1および第2の電極群とボンディ
ングワイヤとが不用意に接触して配線不良を生じること
が防止される。したがって、環境中の水分やイオン等に
対する抵抗性が高く、耐久性に優れたサーマルプリント
ヘッドを提供することができる。また、マスクスパッタ
法を用いることなく、発熱抵抗体列に近接したボンディ
ングパッド列と発熱抵抗体列との間を第1の無機の絶縁
体で被覆することができるので、生産性に優れたサーマ
ルプリントヘッドを提供することができる。さらに、第
1および第2のボンディングパッド列を備えた第2の面
が基体の第1の面に対して傾斜するよう形成されている
ことから、カード等の湾曲しにくい記録媒体に対しても
画質の高い記録を実施可能なサーマルプリントヘッドを
提供することができる。
【0046】さらに、本発明に係るサーマルプリントヘ
ッドの製造方法によれば、基体に配置した発熱抵抗体に
ボンディングパッドを備えた電極を接続し、該電極をボ
ンディングパッドの少なくとも一部が露出するよう無機
の絶縁体により被覆することにより、環境中の水分やイ
オン等に対する電極の安定性を著しく向上させることが
できる。さらに、ボンディングパッドに対してボンディ
ングワイヤを接続した場合に、ボンディングワイヤのね
じれやたれ等が生じたとしても、電極とボンディングワ
イヤとが不用意に接触して配線不良を生じることが防止
される。したがって、環境中の水分やイオン等に対する
抵抗性が高く、耐久性に優れたサーマルプリントヘッド
の製造方法を提供することができる。また、マスクスパ
ッタ法を用いることなくボンディングパッドが露出する
よう、電極を無機の絶縁体で被覆することができるの
で、生産性に優れたサーマルプリントヘッドの製造方法
を提供することができる。
【0047】また、本発明に係るサーマルプリントヘッ
ドの製造方法によれば、基体の第1の面に配置した発熱
抵抗体にボンディングパッドを備えた電極を該ボンディ
ングパッドが第2の面に配置されるよう接続し、該電極
をボンディングパッドの少なくとも一部が露出するよう
無機の絶縁体により被覆することにより、環境中の水分
やイオン等に対する電極の安定性を著しく向上させるこ
とができる。さらに、ボンディングパッドに対してボン
ディングワイヤを接続することで、ボンディングワイヤ
のねじれやたれ等が生じたとしても、電極とボンディン
グワイヤとが不用意に接触して配線不良を生じることが
防止される。したがって、環境中の水分やイオン等に対
する抵抗性が高く、耐久性に優れたサーマルプリントヘ
ッドの製造方法を提供することができる。また、マスク
スパッタ法を用いることなくボンディングパッドが露出
するよう、電極を無機の絶縁体で被覆することができる
ので、生産性に優れたサーマルプリントヘッドの製造方
法を提供することができる。また、ボンディングパッド
が第2の面に配置されるよう電極と発熱抵抗体とを接続
したので、湾曲しにくい記録媒体に対して画質の高い記
録を与えることが可能なサーマルプリントヘッドの製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリントヘッドの一実施
形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係るサーマルプリントヘッドの一実施
形態を示した平面図である。
【図3】図1および図2に示したサーマルプリントヘッ
ドの製造工程を示した図である。
【図4】本発明に係るサーマルプリントヘッドの他の実
施形態を示した平面図である。
【図5】本発明に係るサーマルプリントヘッドの他の実
施形態を示した平面図である。
【図6】一般的なサーマルプリントヘッドの構成を示し
た図である。
【図7】一端面を傾斜面としたサーマルプリントヘッド
の構成を示した図である。
【符号の説明】
1……基体 2……グレーズ層 3……発熱抵抗体 4……個別電極 5……ボンディングパッド 6…
…ドライバΙC 7……ボンディングパッド 8……ボンディングワイ
ヤ 9……保護層 10……ソルダーレジスト 11……記録媒体 1
2……傾斜面 13……主面 14……樹脂 15……共通電極 16……絶縁体 17……放熱板 18……封止部材 19……発熱抵抗体膜 20……電極膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 前記基体に設けられた発熱抵抗体と、 前記発熱抵抗体に接続され、ボンディングパッドを備え
    た電極と、 前記電極を前記ボンディングパッドの少なくとも一部が
    露出するよう被覆した無機の絶縁体と、を具備したこと
    を特徴とするサーマルプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 第1の面と、前記第1の面に対して傾斜
    するよう形成された第2の面とを有する基体と、 前記基体の第1の面に設けられた発熱抵抗体と、 前記発熱抵抗体に接続され、前記第2の面にボンディン
    グパッドを備えた電極と、 前記電極を前記ボンディングパッドの少なくとも一部が
    露出するよう被覆した無機の絶縁体と、を具備したこと
    を特徴とするサーマルプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 基体と、 前記基体に設けられた発熱抵抗体列と、 前記発熱抵抗体列に対応して接続され、前記発熱抵抗体
    列との距離が異なる第1および第2のボンディングパッ
    ド列を備えた第1および第2の電極群と、 前記第1および第2の電極群に対し、前記発熱抵抗体列
    に近接した前記第1あるいは第2のボンディングパッド
    列と前記発熱抵抗体列との間を被覆した第1の無機の絶
    縁体と、を具備したことを特徴とするサーマルプリント
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 第1の面と、前記第1の面に対して傾斜
    するよう形成された第2の面とを有する基体と、 前記基体の第1の面に設けられた発熱抵抗体列と、 前記発熱抵抗体列に対応して接続され、前記発熱抵抗体
    列との距離が異なる第1および第2のボンディングパッ
    ド列を前記基体の第2の面に備えた第1および第2の電
    極群と、 前記第1および第2の電極群に対し、前記発熱抵抗体列
    に近接した第1あるいは第2のボンディングパッド列と
    前記発熱抵抗体列との間を被覆した第1の無機の絶縁体
    と、を具備したことを特徴とするサーマルプリントヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極群の備えた第1のボンデ
    ィングパッド列と前記第2の電極群の備えた第2のボン
    ディングパッド列との間を被覆した第2の無機の絶縁体
    をさらに具備したことを特徴とする請求項3または4に
    記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 【請求項6】 基体に発熱抵抗体を配置する工程と、 前記配置した発熱抵抗体とボンディングパッドを備えた
    電極とを接続する工程と、 前記接続した電極を、前記ボンディングパッドの少なく
    とも一部が露出するよう無機の絶縁体により被覆する工
    程と、 を具備したことを特徴とするサーマルプリントヘッドの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 第1の面と、該第1の面に対して傾斜す
    るよう形成された第2の面とを有する基体に対し、前記
    第1の面に発熱抵抗体を配置する工程と、 前記配置した発熱抵抗体とボンディングパッドを備えた
    電極とを、該ボンディングパッドが前記第2の面に配置
    されるよう接続する工程と、 前記接続した電極を前記ボンディングパッドの少なくと
    も一部が露出するよう無機の絶縁体により被覆する工程
    と、を具備したことを特徴とするサーマルプリントヘッ
    ドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記被覆する工程は、フォトリソグラフ
    ィにより実行されることを特徴とする請求項6または請
    求項7に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406265C (zh) * 2005-02-07 2008-07-30 阿尔卑斯电气株式会社 具有通过使基底层凹凸来使表面凹凸的结合区的热敏头
JP2016028903A (ja) * 2015-10-28 2016-03-03 ローム株式会社 サーマルプリントヘッド
JP2019014233A (ja) * 2017-06-08 2019-01-31 ローム株式会社 サーマルプリントヘッド
WO2023210426A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 ローム株式会社 サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ

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