JPH1149720A - アズレン誘導体の製造方法 - Google Patents
アズレン誘導体の製造方法Info
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- JPH1149720A JPH1149720A JP9246438A JP24643897A JPH1149720A JP H1149720 A JPH1149720 A JP H1149720A JP 9246438 A JP9246438 A JP 9246438A JP 24643897 A JP24643897 A JP 24643897A JP H1149720 A JPH1149720 A JP H1149720A
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Abstract
する方法の提供。 【解決手段】 シクロヘプタ〔b〕フラン−2−オン誘
導体と活性メチレン化合物とをアミジン骨格を有する有
機塩基の存在下に反応する。
Description
子、電子写真感光体、液晶素子、有機電導体、化粧品、
染料等の原料として有用なアズレン誘導体の改良された
製造方法に関するものである。
されてきたニガヨモギやカミツレ精油の成分として知ら
れているが、最近になって抗炎症剤、高脂血症治療剤、
抗癌剤等の医薬品としての用途、更には電子写真感光
体、液晶素子、有機電導体、化粧品、染料、触媒配位子
としての用途も注目されつつある化合物である。中でも
2位にアルキル基を有するアズレン類は、重要な基本化
合物と目されており、このものの工業的生産に適した製
造方法の開発が要望されている。
成法のひとつとして、例えばTetrahedron,
27,3357(1971)に、2−クロロトロポンと
アセト酢酸エチルを原料とする方法が記載されている。
この方法では、まず2−クロロトロポンとアセト酢酸エ
チルとを反応させて3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オンを合成し、次にこれにシアノ酢
酸エチル又はマロン酸ジエチルを反応させて1−カルボ
キシ−3−シアノ(又はエトキシカルボニル)−2−メ
チルアズレンを合成する。さらにこの1−位と3−位が
置換された2−メチルアズレンを硫酸等とともに加熱す
ることにより、置換基を脱離させて2−メチルアズレン
を得ている。
1−カルボキシ−3−シアノ(又はエトキシカルボニ
ル)−2−メチルアズレンを合成する反応では、反応中
に析出物により反応液が撹拌困難な懸濁状態になること
が判明した。そのため撹拌下に反応を円滑に進めるに
は、原料である3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オンの仕込濃度を著しく低くしなけ
ればならず、この方法は工業的規模で実施するには適当
な方法ではない。
出物の発生がなく、従って高濃度で反応が可能で生産性
に優れ、また、1−位にカルボキシル基を有し、3−位
にもシアノ基やアルコキシカルボニル基などの置換基を
有する2−メチルアズレンなどを工業的に生産可能な製
造法を提供せんとするものである。
(1)で表されるシクロヘプタ[b]フラン−2−オン
誘導体と、
脂肪族若しくは芳香族炭化水素基を示し、R2 〜R
6 は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又は
置換基を有していてもよい脂肪族若しくは芳香族炭化水
素基を示す。なお、R2 〜R6 は任意に結合して環を形
成していてもよい。) 下記式(2)で表される活性メチレン基を有する化合物
とを、
ていてもよい脂肪族若しくは芳香族炭化水素基を示す。
R8 は、シアノ基、アルコキシカルボニル基、アルカノ
イル基又はアミド基を示す。) アミジン骨格を有する有機塩基の共存下に反応させるこ
とにより、下記式(3)で表されるアズレン誘導体を工
業的規模で容易に製造することができる。
式(2)と同義である。)
る式(1)のシクロヘプタ[b]フラン−2−オン誘導
体において、R1 が示す脂肪族炭化水素基としてはメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基などの炭素数1〜5程
度の低級アルキル基が挙げられ、芳香族炭化水素基とし
てはフェニル基、p−トリル基などが挙げられる。ま
た、これらにさらに置換基が結合したものとしては、ト
リフルオロメチル基、p−フルオロフェニル基、メトキ
シメチル基、p−メトキシフェニル基など、上記の炭化
水素基から誘導されるハロ炭化水素基やアルコキシ炭化
水素基などが挙げられる。
部位であり、反応に不活性な任意の置換基であって差支
えない。R2 〜R6 が示す脂肪族炭化水素基としてはメ
チル基、エチル基、イソプロピル基などの炭素数1〜5
程度の低級アルキル基が挙げられ、芳香族炭化水素基と
してはフェニル基、p−トリル基などが挙げられる。ま
た、これらにさらに置換基が結合したものとしては、ト
リフルオロメチル基、メトキシメチル基、p−クロロフ
ェニル基など、ハロゲンやアルコキシ基が結合したもの
が挙げられる。また、R2 〜R6 が任意に結合して形成
する環としては、隣接する2つのRが結合して形成する
炭化水素環や、この炭化水素環の炭素に隣接するRがさ
らに結合して形成する環などが挙げられる。式(1)で
表されるシクロヘプタ[b]フラン−2−オン誘導体の
いくつかを次に例示する。
フラン−2−オン 3−プロパノイル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−
2−オン 5−イソプロピル−3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 5−イソプロピル−3−プロパノイル−2H−シクロヘ
プタ[b]フラン−2−オン 3−トリフルオロアセチル−2H−シクロヘプタ[b]
フラン−2−オン 3−メトキシアセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラ
ン−2−オン 3−ベンゾイル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2
−オン 3−(p−メチルベンゾイル)−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 3−(p−フルオロベンゾイル)−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 3−(p−メトキシベンゾイル)−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 3−アセチル−6,7−ベンゾ−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 3−プロパノイル−6,7−ベンゾ−2H−シクロヘプ
タ[b]フラン−2−オン 3−アセチル−5,6−ベンゾ−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン 3−プロパノイル−5,6−ベンゾ−2H−シクロヘプ
タ[b]フラン−2−オン
−オン誘導体は、Tetrahedron,27,33
57及び6023(1971)に記載の方法によって製
造することが出来る。例えば、アルコール等の溶媒中、
2−クロロトロポン、2−メトキシトロポン又は2−ア
レーンスルホニルオキシトロポン等のトロポン誘導体
と、アセト酢酸エステル、3−オキシブタン酸エステル
等のβ−ケトカルボン酸エステル類とを、ナトリウムア
ルコキシドや第3ブチルアミン等の強塩基の存在下に反
応させればよい。
る化合物において、R7 が示す脂肪族炭化水素基として
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基などの炭素数
1〜5程度の低級アルキル基が挙げられ、芳香族炭化水
素基としてはフェニル基、p−トリル基などが挙げられ
る。またこれらに置換基が結合したものとしては、トリ
フルオロメチル基、p−フルオロフェニル基、p−メト
キシフェニル基など、ハロゲンやアルコキシ基が結合し
たものが挙げられる。R7 で示される基は反応途中で脱
落して、生成物には含まれない。式(2)で表わされる
活性メチレン基を有する化合物のいくつかを例示する
と、R8 がシアノ基であるものとしては、シアノ酢酸、
シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、シアノ酢酸フェ
ニル、シアノ酢酸p−フルオロフェニルなどが挙げられ
る。
としては、マロン酸、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエ
チル、マロン酸ジフェニル、マロン酸ジ(p−フルオロ
フェニル)、マロン酸tert−ブチルエチル、メルド
ラム酸などが挙げられる。R8 がアルカノイル基である
ものとしては、アセト酢酸、アセト酢酸メチル、アセト
酢酸エチル、アセト酢酸フェニル、アセト酢酸p−フル
オロフェニル、3−ケトペンタン酸、3−ケトペンタン
酸メチル、3−ケトペンタン酸エチル、3−ケトペンタ
ン酸フェニル、3−ケトペンタン酸p−フルオロフェニ
ルなどが挙げられる。R8 がアミド基であるものとして
は、メトキシカルボニルアセトアミド、エトキシカルボ
ニルアセトアミドなどが挙げられる。これらの活性メチ
レン基を有する化合物は、式(1)のシクロペンタ
[b]フラン−2−オン誘導体に対して通常1〜10倍
モル、好ましくは1〜4倍モルとなるように用いる。
フラン−2−オン誘導体と、式(2)の活性メチレン基
を有する化合物とを反応させるに際し、反応系にアミジ
ン骨格を有する有機塩基を存在させる。本発明者らの検
討によれば、前述のTetrahedron,27,3
357(1971)に記載の方法において反応系が撹拌
困難な懸濁状態となるのは、反応助剤としてナトリウム
アルコキシドを用いているため、反応生成物のナトリウ
ム塩及び副生した炭酸ナトリウムが析出することによ
る。従ってこのような析出物を生じない反応助剤を用い
れば、工業的に有利な高濃度の反応系で反応を行うこと
ができると考えられる。
トリウムアルコキシドに代る反応助剤を検討した結果、
アミジン骨格を有する有機塩基が反応助剤として優れて
おり、かつ反応途中において反応系を懸濁状態としない
ことを見出したものである。アミジン骨格を有する有機
塩基としては、通常は下記式(4)で表されるものが用
いられる。
い脂肪族若しくは芳香族炭化水素基、又は1級ないし3
級アミノ基を示し、R10〜R12は、それぞれ独立して、
水素原子又は置換基を有していてもよい脂肪族若しくは
芳香族炭化水素基を示す。但し、R9 〜R12は任意に結
合して環を形成していてもよい)。
族炭化水素基としてはメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基など炭素数1〜5程度の低級アルキル基が挙げら
れ、芳香族炭化水素基としてはフェニル基、p−トリル
基などが挙げられる。また、これらにさらに置換基が結
合したものとしては、トリフルオロメチル基、メトキシ
メチル基、p−フルオロフェニル基、p−メトキシフェ
ニル基などが挙げられる。
は、上述の脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基がア
ミノ基の窒素原子に結合したものが挙げられる。また、
R9〜R12が任意に結合して形成する環としては、R9
〜R12のいずれか2つが結合した部分が2〜6個の炭素
原子から成る炭素鎖を形成するものが挙げられる。式
(4)で表されるアミジン構造を有する有機塩基のいく
つかを例示すると、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]−7−ウンデセン、1,1,3,3−テトラメチル
グアニジン、1,3−ジフェニルグアニジン等が挙げら
れる。アミジン構造を有する有機塩基はそれぞれ単独で
用いても良いが、2種以上の混合物として用いても良
い。これらの有機塩基は、シクロヘプタ[b]フラン−
2−オン誘導体に対して、通常1から10倍モル、好ま
しくは1から4倍モルとなるように使用する。
ル、イソプロパノール等のアルコール類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、テトラヒドロフラン、水など常用の
溶媒を用いることができる。好ましくはメタノール、エ
タノール等のアルコール類が用いられる。所望ならば2
種以上の溶媒の混合物を用いることもできる。溶媒は反
応原料のシクロヘプタ[b]フラン−2−オン誘導体に
対して、通常0.5〜20重量倍、好ましくは1〜10
重量倍用いる。また、溶媒は添加しなくてもよい場合が
ある。溶媒の使用量が少くて反応開始時に反応系がスラ
リー状を呈しても、良好な撹拌が行ない得る状態であれ
ば、反応途中で逐次溶解していくので反応は円滑に進行
させることができ、これが本発明の大きな特徴である。
反応溶媒へのシクロヘプタ[b]フラン−2−オン誘導
体、活性メチレン基を有する化合物及びアミジン骨格を
有する有機塩基の添加順序は任意であり、例えばシクロ
ヘプタ[b]フラン−2−オン誘導体を含む溶媒に活性
メチレン基を有する化合物及びアミジン骨格を有する有
機塩基を順次加えてもよく、又はアミジン骨格を有する
有機塩基を含む溶媒に、シクロヘプタ[b]フラン−2
−オン誘導体と活性メチレン基を有する化合物とを順次
加えてもよい。
ましくは−10ないし20℃で行われる。これより低温
では反応速度が十分でないため、反応に長時間を要する
し、またこれより高温では、副反応により、目的物の収
率を著しく損なう傾向にある。反応時間は、反応温度や
仕込み組成などにより異なるが、通常は10時間以下で
十分である。反応終了後は、塩酸又は硫酸を添加して反
応液を酸性にすると、生成したアズレン誘導体が結晶と
して析出してくる。濾過してこれを分取し、アルコール
や水などで洗浄して乾燥すると、目的物のアズレン誘導
体が高純度で取得できる。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
ス製セパラブルフラスコに、エタノール274mlを入
れ、これに2−(p−トルエンスルホニルオキシ)トロ
ポン91.18g及びアセト酢酸エチル128.84g
を加えて懸濁させた。約5℃まで冷却したのち、これに
ナトリウムエトキシド53.90gをエタノール274
mlに溶解させた液を約40分かけて滴下した。引続き
約5℃で約30分反応させたのち、反応液を室温まで昇
温し、さらに約1時間反応させた。反応液に水684m
lを添加したのち約5℃まで冷却し、約1時間撹拌し
た。析出した結晶を濾別し、水228mlで2回洗浄し
たのち真空乾燥した。得られた結晶は、高速液体クロマ
トグラフィー及びNMRスペクトロスコピーにより分析
した結果、3−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フ
ラン−2−オンであった。収量56.81g、純度9
9.5%、収率92%。
製フラスコに、エタノール100mlを入れ、これに3
−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オ
ン 5.70g及びシアノ酢酸エチル6.85gを加え
て懸濁させた。これにナトリウムエトキシドのエタノー
ル溶液(1.0mol/L)100mlを約50分かけ
て滴下し、さらに室温で約7時間反応させた。反応液中
の3−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2
−オンの仕込濃度は約3.3重量%である。反応液は析
出物により終始懸濁状態であったが、辛うじて撹拌する
ことが出来た。反応液に水500mlを加えたのち、ク
ロロホルム200mlで2回抽出した。水層に濃塩酸1
6mlを加え、析出した結晶を濾別し、水10mlで2
回洗浄したのち真空乾燥した。得られた淡赤色結晶は、
高速液体クロマトグラフィー、NMR及びIRスペクト
ロスコピーにより分析した結果、1−カルボキシ−3−
シアノ−2−メチルアズレンであった。収量5.39
g、純度84%、収率71%。
O、400MHz、δ/ppm]:12.9(br,C
OOH,1H),9.64(d,J=10Hz,CH,
1H),8.66(d,J=10Hz,CH,1H),
8.17(t,J=10Hz,CH,1H),7.97
(t,J=10Hz,CH,1H),7.94(t,J
=10Hz,CH,1H),2.85(s,CH3 ,3
H) IR(KBr disk,ν/cm-1):2217(C
N),1658(COOH)
フラスコに、エタノール7.68mlを入れ、これに3
−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オ
ン 0.50g及びシアノ酢酸エチル0.60gを加え
て懸濁させた。これにナトリウムエトキシド0.54g
を約5分かけて添加し、さらに室温で約3時間反応させ
た。反応液中の3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オンの仕込み濃度は約6.5重量%
である。反応液は析出物により終始懸濁状態であり、撹
拌は全く出来ない状態であった。反応液を少量分取し、
高速液体クロマトグラフィーにより分析した結果、1−
カルボキシ−3−シアノ−2−メチルアズレンの収率
は、64%であった。
フラスコに、エタノール3mlを入れ、これに3−アセ
チル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン
0.15g及びマロン酸ジエチル0.26gを加えて懸
濁させた。これにナトリウムエトキシドのエタノール溶
液(約1.0mol/L)3.2mlを約5分かけて滴
下し、さらに室温で約4時間反応させた。反応液中の3
−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オ
ンの仕込み濃度は約5.1重量%である。反応液は析出
物により懸濁状態であり、撹拌は全く出来ない状態であ
った。反応液を少量分取し、高速液体クロマトグラフィ
ーにより分析した結果、3−アセチル−2H−シクロヘ
プタ[b]フラン−2−オンの転化率は、93%、1−
カルボキシ−3−エトキシカルボニル−2−メチルアズ
レンの収率は、41%であった。
23及び50℃と変化させて、下記の方法に従って実施
した結果を表−1に示した。但し、15℃での反応の場
合のみ、下記の方法の3.6倍のスケールで実施した。
30mlのガラス製フラスコに、エタノール6.3ml
を入れ、これに3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オン1.00g及びシアノ酢酸エチ
ル1.41gを加えて懸濁させた。この懸濁液に1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン2.
43gをエタノール2.5mlに溶解した液を、所定の
温度で、約30分かけて滴下した。反応液中の3−アセ
チル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オンの仕
込み濃度は約8.5重量%である。滴下途中から原料が
溶解し始め、滴下終了時には溶液は濃赤色の均一状態と
なった。滴下終了後、さらに所定の温度で、約5時間反
応させた。反応液に濃塩酸1.99gを加え、析出した
結晶を濾別し、水約3mlで2回、エタノール約3ml
で3回洗浄したのち真空乾燥した。得られた淡赤色結晶
は、高速液体クロマトグラフィーにより分析した結果、
目的とする1−カルボキシ−3−シアノ−2−メチルア
ズレンであった。
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ンのかわりに、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]
−5−ノネン1.98gを用いる他は、実施例1と同様
に反応を行った。その結果、反応は同様に進行し、1−
カルボキシ−3−シアノ−2−メチルアズレンの収率
は、83%であった。なおこの実験における反応液中の
3−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−
オンの仕込み濃度は、約8.8重量%であった。
媒として、エタノールのかわりに、メタノール(全使用
量6.97g)を用いる他は、実施例1と同様に反応を
行った。その結果、反応は同様に進行し、1−カルボキ
シ−3−シアノ−2−メチルアズレンの収率は、82%
であった。なおこの実験における反応液中の3−アセチ
ル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オンの仕込
み濃度は、約8.5重量%であった。
媒として、エタノールのかわりに、水(全使用量1.5
0g)を用いる他は、実施例1と同様に反応を行った。
その結果、反応は同様に進行し、1−カルボキシ−3−
シアノ−2−メチルアズレンの収率は、80%であっ
た。なおこの実験における反応液中の3−アセチル−2
H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オンの仕込み濃度
は、約15.8重量%であった。
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ンのかわりに、1,1,3,3−テトラメチルグアニジ
ン1.84gを用いる他は、実施例1と同様に反応を行
った。その結果、反応は同様に進行し、1−カルボキシ
−3−シアノ−2−メチルアズレンの収率は、82%で
あった。なおこの実験における反応液中の3−アセチル
−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オンの仕込み
濃度は、約8.9重量%であった。
フラスコに、エタノール1.00mlを入れ、これに3
−アセチル−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オ
ン0.20g及びマロン酸ジエチル0.53gを加えて
懸濁させた。この懸濁液に1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセン0.49gをエタノー
ル0.50mlに溶解させた液を約5分かけて滴下し
た。反応液中の3−アセチル−2H−シクロヘプタ
[b]フラン−2−オンの仕込み濃度は約8.3重量%
であった。滴下途中から原料が溶解し始め、滴下終了時
には溶液は濃赤色の均一状態となった。滴下終了後室温
で約4時間反応させたのち、さらに約75℃で約2時間
反応させた。反応液を少量分取し、高速液体クロマトグ
ラフィーにより分析した結果、3−アセチル−2H−シ
クロヘプタ[b]フラン−2−オンの転化率は、68
%、1−カルボキシ−3−エトキシカルボニル−2−メ
チルアズレンの収率は、22%であった。
機塩基を用いることにより、反応液中の原料の濃度を高
くしても反応を円滑に実施することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記式(1)で表されるシクロヘプタ
[b]フラン−2−オン誘導体と、 【化1】 (式中、R1 は置換基を有していてもよい脂肪族若しく
は芳香族炭化水素基を示し、R2 〜R6 は、それぞれ独
立して、水素原子、ハロゲン原子又は置換基を有してい
てもよい脂肪族若しくは芳香族炭化水素基を示す。な
お、R2 〜R6 は任意に結合して環を形成していてもよ
い。) 下記式(2)で表される活性メチレン基を有する化合物
とを、 【化2】 (式中、R7 は水素原子又は置換基を有していてもよい
脂肪族若しくは芳香族炭化水素基を示す。R8 は、シア
ノ基、アルコキシカルボニル基、アルカノイル基又はア
ミド基を示す。) アミジン骨格を有する有機塩基の共存下に反応させるこ
とを特徴とする、下記式(3)で表されるアズレン誘導
体の製造方法。 【化3】 (式中、R1 〜R6 及びR8 は式(1)、式(2)と同
義である。) - 【請求項2】 R2 〜R6 が、全て水素原子であること
を特徴とする請求項1に記載のアズレン誘導体の製造方
法。 - 【請求項3】 式(1)で表されるシクロヘプタ[b]
フラン−2−オン誘導体が、3−アセチル−2H−シク
ロヘプタ[b]フラン−2−オンであることを特徴とす
る請求項1に記載のアズレン誘導体の製造方法。 - 【請求項4】 式(2)で表される活性メチレン基を有
する化合物が、シアノ酢酸エステル又はマロン酸ジエス
テルであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載のアズレン誘導体の製造方法。 - 【請求項5】 アミジン骨格を有する有機塩基が、下記
式(4)で表されるものであることを特徴とする請求項
1ないし4のいずれかに記載のアズレン誘導体の製造方
法。 【化4】 (式中、R9 は置換基を有していてもよい脂肪族若しく
は芳香族炭化水素基、又は1級ないし3級アミノ基を示
し、R10〜R12は、それぞれ独立して、水素原子又は置
換基を有していてもよい脂肪族若しくは芳香族炭化水素
基を示す。但し、R9 〜R12は任意に結合して環を形成
していてもよい)。 - 【請求項6】 アミジン骨格を有する有機塩基が、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン及
び1,1,3,3−テトラメチルグアニジンより成る群
から選ばれたものであることを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載のアズレン誘導体の製造方法。 - 【請求項7】 シクロヘプタン[b]フラン−2−オン
誘導体と活性メチレン基を有する化合物とを、−30〜
30℃の温度で反応することを特徴とする請求項1〜6
いずれかに記載のアズレン誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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