JPH1150382A - 染色方法 - Google Patents

染色方法

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JPH1150382A
JPH1150382A JP9220743A JP22074397A JPH1150382A JP H1150382 A JPH1150382 A JP H1150382A JP 9220743 A JP9220743 A JP 9220743A JP 22074397 A JP22074397 A JP 22074397A JP H1150382 A JPH1150382 A JP H1150382A
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JP
Japan
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dyeing
pattern portion
ground
pattern
yuzen
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JP9220743A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hashimura
博之 橋村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の友禅染めを発展させ、伝統を超える新
規で多様な彩色を表現することができる染色方法を提供
すること。 【解決手段】 布地1に第一模様部2を彩色形成する彩
色形成工程、前記第一模様部2に伏せのり置きを施すと
共にその部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部
2の防染下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する
地染め工程を含む友禅染め段階と、布地1の前記地染め
域8内に配した第二模様部9の輪郭に糸目のり置きを施
すと共にその部分を周囲に対して堰止めする堰止め工
程、前記第一模様部2と前記地染め域8内における第二
模様部9を囲むように配した第三模様部11とに伏せの
り置きを施すと共にそれらの部分を防染する防染工程、
及び前記第一模様部2及び第三模様部11の防染下に引
染めを施すと共に非防染部分を染色する地染め工程を含
む後染め段階とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の友禅染めを改良
した新規な染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】染色方法として、布地を糸目のりを用い
た防染法や型紙を用いた直接捺染法等により模様部を彩
色形成する彩色形成工程、前記模様部に伏せのり置きを
施すと共にその部分を防染する防染工程、及び前記模様
部の防染下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する
地染め工程を含む友禅染めが周知である。
【0003】しかしながら、従来の前記友禅染めは、歴
史的に古く伝統工芸に属するものであって技術的には既
に成熟の域にあり、伝統を超える新規で多様な彩色を表
現するには限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の友禅染めを発展させると共に伝統を超える新規で多様
な彩色を表現することができる染色方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1に
記載の染色方法は、布地に第一模様部を彩色形成する彩
色形成工程、前記第一模様部に伏せのり置きを施すと共
にその部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部の
防染下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する地染
め工程を含む友禅染め段階と、布地の前記地染め域内に
配した第二模様部の輪郭に糸目のり置きを施すと共にそ
の部分を周囲に対して堰止めする堰止め工程、前記第一
模様部と前記地染め域内における第二模様部を囲むよう
に配した第三模様部とに伏せのり置きを施すと共にそれ
らの部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部及び
第三模様部の防染下に引染めを施すと共に非防染部分を
染色する地染め工程を含む後染め段階とからなるもので
ある。
【0006】前記友禅染め及び後染めの各段階において
は、必要に応じて、彩色や堰止め工程の前に湯通し、絵
羽縫い、下絵描画、豆汁挿し等が常法に従って行なわ
れ、地染め工程の前にふのり等の地入れが常法に従って
行なわれ、また彩色や地染め工程の後に蒸熱や水洗、精
洗工程等が常法に従って行なわれる。
【0007】前記染色方法では、第一模様部及び第三模
様部の外側及び第二模様部に後染め段階における地染め
工程での地色が表れ、また第一模様部は当初の彩色状態
に保持されると共に、第三模様部には友禅染め段階にお
ける地染め工程での地色が残存することになる。
【0008】前記染色方法の場合、第二模様部の輪郭上
における糸目のりの除去跡には第三模様部と一体に友禅
染め段階における地染め工程での地色が表れるので、第
二模様部外周には糸目のりを用いた防染法による通常の
友禅染めに見られる輪郭線が表れない。なお、糸目のり
がその除去後に前記第二模様部における輪郭線を着色し
て輪郭線の前記不可視状態を阻害しないように、赤糸目
のりの着色成分として使用される蘇枋等に代って亜鉛末
を配合することが好ましい。
【0009】前記染色方法の変形である請求項2に記載
の染色方法は、布地に第一模様部を彩色形成する彩色形
成工程、前記第一模様部に伏せのり置きを施すと共にそ
の部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部の防染
下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する地染め工
程を含む前記と同様の友禅染め段階と、布地の前記地染
め域内に配した第四模様部の輪郭に糸目のり置きを施す
と共にその部分を周囲に対して堰止めする堰止め工程、
及び前記第四模様部に彩色を施す彩色工程を含む後染め
段階とからなるものである。
【0010】前記染色方法では、第一模様部及び第四模
様部の外側に友禅染め段階における地染め工程での地色
が残存し、また第一模様部は当初の彩色状態に保持され
ると共に、第四模様部には後染め段階における彩色工程
での彩色状態が表れることになる。
【0011】前記染色方法の場合、第四模様部の輪郭上
における糸目のりの除去跡には第四模様部の外側と一体
に友禅染め段階における地染め工程での地色が表れるの
で、第四模様部外周には糸目のりを用いた防染法による
通常の友禅染めに見られる輪郭線が表れない。なお、こ
の場合も前記と同様に、糸目のりがその除去後に前記第
四模様部における輪郭線を着色して輪郭線の前記不可視
状態を阻害しないように、赤糸目のりの着色成分として
使用される蘇枋等に代って亜鉛末を配合することが好ま
しい。
【0012】前記友禅染め段階の彩色形成工程は、赤糸
目のりやゴム糸目のり等の糸目のりを用いた公知の防染
法により行なわれてもよく、また型紙を用いた公知の直
接捺染法により行なわれてもよい。前者の場合、第一模
様部外周に糸目のりの除去跡に対応する輪郭線が表れる
ので、輪郭線の表れる第一模様部と輪郭線の表れない第
二模様部或は第四模様部とが一枚の構図の中で対比的に
表現された状態となる。
【0013】請求項1及び2に記載の前記染色方法で
は、必要に応じて、前記後染め段階の後にさらにそれと
同じか他方の後染め段階の各工程を繰り返してもよく、
或はそれら以外の染色方法を組み合わせてもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0015】[実施例1]図1は本発明の実施例1に係
る染色方法の各工程を説明する布地の平面図である。
【0016】同図に示す染色方法は友禅染め段階とそれ
に続く後染め段階とから構成され、各段階は各々複数の
工程からなる。
【0017】先ず、友禅染め段階における彩色形成工程
では、図1(A)に示すように、布地1は、湯通し及び
絵羽縫い等の処理を経た後、その上に描画された第一模
様部2の下絵の輪郭に赤糸目のり3による糸目のり置き
が施され、糸目間への豆汁挿しを経て第一模様部2に彩
色染料4による彩色が施されると共に蒸熱に供され、そ
れらにより布地1に第一模様部2が彩色形成される。前
記赤糸目のり3としては、例えば、糯粉及びぬか粉から
なる原糊に石灰及び蘇枋煎汁を加えてなる従来公知のも
のを使用することができる。
【0018】次いで、防染工程では、図1(B)に示す
ように、前記第一模様部2に伏せのり5による伏せのり
置きが施されると共にその部分が防染される。前記伏せ
のり5としては、例えば、糯粉及びぬか粉からなる原糊
に粘弾性を与えてのりの亀裂の発生を防ぐための食塩を
添加してなる従来公知のねばのりを使用することができ
る。
【0019】さらに、地染め工程では、図1(C)に示
すように、布地1は、伏せのり5の密着性向上のために
第一模様部2へのふのり地入の後、第一模様部2の防染
下に地染め染料6による引染めが施されると共に非防染
部分が染色され、蒸熱及び水洗に供される。これによ
り、友禅染め段階が終了し、第一模様部2外周に赤糸目
のり3の除去跡に対応する輪郭線7が表れ、その外側周
囲に地染め域8が形成される。
【0020】なお、前記友禅染め段階における彩色形成
工程は、前記のように赤糸目のりを用いた防染法により
行なわれる代りに、ゴム糸目のりを用いた防染法や型紙
を用いた直接捺染法等により行なわれてもよい。
【0021】続いて、後染め段階における堰止め工程で
は、図1(D)に示すように、前記布地1は、湯通し及
び絵羽縫い等の処理を経た後、地染め染料6による前記
地染め域8内に描画された第二模様部9の下絵の輪郭に
白糸目のり10による糸目のり置きが施されると共にそ
の部分が周囲に対して堰止めされる。前記白糸目のり1
0としては、例えば、糯粉、ぬか粉及び石灰からなる原
糊にのりを強化するための亜鉛末及びのりの亀裂の発生
を防ぐための食塩を加えてなるものを使用することがで
きる。
【0022】次いで、防染工程では、図1(E)に示す
ように、前記第一模様部2と前記地染め域8内における
第二模様部9を囲むように配した地色の第三模様部11
とに伏せのり12による伏せのり置きが施されると共に
それらの部分が防染される。前記伏せのり12として
は、前記友禅染め段階での防染工程と同様のねばのりを
使用することができる。
【0023】さらに、地染め工程では、図1(F)に示
すように、布地1は、伏せのり12の密着性向上のため
に第一模様部2へのふのり地入の後、第一模様部2及び
第三模様部11の防染下に地染め染料13による引染め
が施されると共に非防染部分が染色され、蒸熱及び水洗
に供される。それらにより、布地1には、第一模様部2
及び第三模様部11の外側周囲及び第二模様部9が地染
め染料13による地色に彩色されると共に第二模様部9
外周に輪郭線の表れない状態で後染め段階が終了する。
【0024】[実施例2]図2は本発明の実施例2に係
る染色方法の各工程を説明する布地の平面図である。
【0025】実施例1と同様の友禅染め段階において、
図2(A)に示すように、布地1には第一模様部2が彩
色染料4により彩色形成され、次いで第一模様部2の防
染下に地染め染料6による引染めが施されると共に非防
染部分が染色され、その外側周囲に地染め域8が形成さ
れる。
【0026】前記友禅染め段階が終了した後、後染め段
階における堰止め工程では、図2(B)に示すように、
前記布地1は、湯通し及び絵羽縫い等の処理を経た後、
地染め染料6による前記地染め域8内に描画された第四
模様部21の下絵の輪郭に実施例1と同様の白糸目のり
22による糸目のり置きが施されると共にその部分が周
囲に対して堰止めされる。
【0027】次いで、彩色工程では、図2(C)に示す
ように、糸目間への豆汁挿しを経て第四模様部21に彩
色染料23による彩色が施されると共に蒸熱及び水洗に
供され、それらにより布地1には第四模様部21が外周
に輪郭線の表れない状態で彩色形成され、後染め段階が
終了する。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る染色方法は以上のように構
成されるので、従来の友禅染めにより形成された第一模
様部とその友禅染めにおける地染め域の中に形成された
輪郭線の表れない第二模様部或は第四模様部とが互いに
融合されたものとなり、従来の友禅染めを発展させると
共に伝統を超える新規で多様な彩色を表現することがで
きる。請求項1に記載の方法では、第二模様部に後染め
段階における地染め工程での地色が表れ、また請求項2
に記載の方法では、第四模様部に後染め段階における彩
色工程での彩色状態が表れることになる。
【0029】友禅染め段階の彩色形成工程が糸目のりを
用いた防染法により行なわれる場合は、第一模様部外周
に糸目のりの除去跡に対応する輪郭線が表れる。また、
友禅染め段階の彩色形成工程が型紙を用いた直接捺染法
により行なわれる場合は、外周に輪郭線のない第一模様
部が直接彩色形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る染色方法の各工程を説
明する布地の平面図である。
【図2】本発明の実施例2に係る染色方法の各工程を説
明する布地の平面図である。
【符号の説明】
1 布地 2 第一模様部 8 地染め域 9 第二模様部 11 第三模様部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地に第一模様部を彩色形成する彩色形
    成工程、前記第一模様部に伏せのり置きを施すと共にそ
    の部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部の防染
    下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する地染め工
    程を含む友禅染め段階と、 布地の前記地染め域内に配した第二模様部の輪郭に糸目
    のり置きを施すと共にその部分を周囲に対して堰止めす
    る堰止め工程、前記第一模様部と前記地染め域内におけ
    る第二模様部を囲むように配した第三模様部とに伏せの
    り置きを施すと共にそれらの部分を防染する防染工程、
    及び前記第一模様部及び第三模様部の防染下に引染めを
    施すと共に非防染部分を染色する地染め工程を含む後染
    め段階とからなる染色方法。
  2. 【請求項2】 布地に第一模様部を彩色形成する彩色形
    成工程、前記第一模様部に伏せのり置きを施すと共にそ
    の部分を防染する防染工程、及び前記第一模様部の防染
    下に引染めを施すと共に非防染部分を染色する地染め工
    程を含む友禅染め段階と、 布地の前記地染め域内に配した第四模様部の輪郭に糸目
    のり置きを施すと共にその部分を周囲に対して堰止めす
    る堰止め工程、及び前記第四模様部に彩色を施す彩色工
    程を含む後染め段階とからなる染色方法。
  3. 【請求項3】 友禅染め段階の彩色形成工程が糸目のり
    を用いた防染法により行なわれる請求項1又は2記載の
    染色方法。
  4. 【請求項4】 友禅染め段階の彩色形成工程が型紙を用
    いた直接捺染法により行なわれる請求項1又は2記載の
    染色方法。
JP9220743A 1997-07-31 1997-07-31 染色方法 Pending JPH1150382A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2025133570A (ja) * 2024-03-01 2025-09-11 株式会社青柳 染め加工方法

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