JPH11504272A - 一軸収縮性二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

一軸収縮性二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法

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JPH11504272A
JPH11504272A JP8532498A JP53249896A JPH11504272A JP H11504272 A JPH11504272 A JP H11504272A JP 8532498 A JP8532498 A JP 8532498A JP 53249896 A JP53249896 A JP 53249896A JP H11504272 A JPH11504272 A JP H11504272A
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Abstract

(57)【要約】 多層フィルムの少なくとも70重量%を構成するポリプロピレン含有コアー層およびこのコアー層に隣接する少なくとも1つのポリオレフィン含有スキン層を有する一軸熱収縮性二軸延伸多層フィルムは、同時押し出し物を二軸延伸し、その後、この同時押し出し物を縦方向に10〜40%延伸することによって製造される。コアー層は、アイソタクチックポリプロピレン、およびポリプロピレン含有コアーの鎖不完全度を増すことによってあるいはアイソタクチシティを減じることによってポリプロピレンの結晶化度を減じる変性剤を含有する。そのような変性剤はアタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、プロピレン−ブチレンコポリマー、エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー、および線状低密度ポリエチレンよりなる群から選択することができる。スキン層はポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリエチレン、およびエチレン−プロピレン−ブチレンターポリマーよりなる群から選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 一軸収縮性二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法 本発明は、ポリプロピレン含有コアー層およびこのコアー層に隣接する少なく とも1つのポリオレフィン含有スキン層を有する一軸熱収縮性二軸延伸多層フィ ルムに関する。コアー層は、アイソタクチックポリプロピレン、およびポリプロ ピレン含有コアーの鎖不完全度を増すことあるいはアイソタクチシティを減じる ことによってポリプロピレンの結晶化または結晶化度を減じる変性剤を含有して いる。 本発明はさらに、ポリプロピレン含有基層およびこの基層に隣接する少なくと も1つのスキン層を有する一軸熱収縮性多層二軸延伸フィルムであって、第1方 向に110〜130℃で3〜6倍延伸され、第1方向に対して実質的に垂直な第 2方向に130〜160℃で5〜10倍延伸され、その後、例えば100℃以下 に冷却されることによって一次二軸延伸され、そして次に第1方向に100〜1 25℃で1.1〜1.4倍二次延伸されているフィルムに関する。 本発明はまた、上記多層フィルムの少なくとも70重量%を構成するポリプロ ピレン含有コアー層、およびこのコアー層に隣接する少なくとも1つのポリオレ フィン含有スキン層を有する一軸熱収縮性二軸延伸多層フィルムの製造方法に関 する。この方法は、 1) コアー層およびスキン層をフラットダイに通して同時押し出しして同時 押し出し物を得ること、 2) 同時押し出し物を、第1方向に115〜130℃で3〜6倍延伸し、そ して第1方向に対して実質的に垂直な第2方向に130〜160℃で5〜10倍 延伸することによって二軸延伸すること、 3) 二軸延伸同時押し出し物を100℃以下に冷却すること、並びに 4) 冷却した二軸延伸同時押し出し物を第1方向に100〜125℃で1. 0〜40%再延伸すること を含む。 さらに別の態様では、本発明は、加熱時回復(すなわち、縦方向収縮)が13 5℃で少なくとも25%、横断方向(TD)寸法変化が0±1%である、二次縦 方向(MD)延伸が40%までの熱収縮性ポリオレフィンフィルムに関する。本 発明はさらに、先駆体が、引き裂くことなく縦方向に40%まで延伸することに よって二次延伸しうる二軸延伸ポリオレフィンフィルムである、熱収縮性フィル ム先駆体の製造に関する。図面の簡単な説明 図1は、実施例17および33〜37の44.7〜134g/線cm当(0. 25〜0.75pli(線インチ当たりのポンド))のMD伸び(%)を示す。 図2は、実施例12〜20の曇り度(%)対コアー組成を示す。 図3は、40%EP含有コアー(実施例12、15、18および20)を有す るフィルムの135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延 伸(MDO2)を示す。 図4は、20%EP含有コアーを有するフィルムの135℃(275°F)で のMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。 図5は、4%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィルム の135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO 2)を示す。 図6は、8%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィルム の135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO 2)を示す。 図7は、5〜10%線状低密度ポリエチレン(LLDPE)含有コアーを有す るフィルムの135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延 伸(MDO2)を示す。 図8は、10%および20%エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー( Chisso 7880)含有コアーを有するフィルムの135℃(275°F )でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。 図9は、40%EP含有コアーを有するフィルムの60℃(140°F)およ び134g/線cm(0.75pli)でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸( MDO2)を示す。 図10は、20%EP含有コアーを有するフィルムの60℃(140°F)お よび134g/線cm(0.75pli)でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸 (MDO2)を示す。 図11は、4%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィル ムの60℃(140°F)および134g/線cm(0.75pli)でのMD 伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。 図12は、8%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィル ムの60℃(140°F)および134g/線cm(0.75pli)でのMD 伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。 図13は、5〜10%線状低密度ポリエチレン(LLDPE)含有コアーを有 するフィルム、並びに20%エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー(C hisso 7880)含有コアーおよび100%ホモポリマーPPコアーを有 するフィルムの60℃(140°F)および134g/線cm(0.75pli )でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。コアー 本発明の多層フィルムのポリプロピレン含有コアー層の組成は、二軸延伸後の フィルムが、裂けることなくフィルムに一軸収縮性を付与するフィルムの二次延 伸を可能にする程十分に低い結晶化度を示すように、十分な操作適性をもたらす ものでなければならない。コアー層材料は、十分にアタクチックであり、そして 、例えば2℃/分の加熱速度で、DSC(示差走査熱量計)法により測定される 特定の融点を有する、単一ポリプロピレンホモポリマー材料でもよい。あるいは 、コアー層材料は、よりアイソタクチックなポリプロピレンと、鎖不完全度がよ り高かったりあるいはアイソタクティシティがより低いためにそれほど結晶性で はないポリオレフィン材料である変性剤とのブレンドを含んでいてもよい。ブレ ンドされたまたはされていないコアー層の適当なDSC融点は160℃以下、例 え ば150℃以下、さらに140℃以下であってもよい。 本発明で使用するのに適した変性剤にはアイソタクチックポリプロピレン以外 のポリオレフィンが含まれる。変性剤はアタクチックポリプロピレン、シンジオ タクチックポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、プロピレン−ブ チレンコポリマー、エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー、ポリブチレ ン、および線状低密度ポリエチレンよりなる群から選択することができる。 より高い鎖不完全度および望ましい後一次延伸結晶化度を有するポリプロピレ ンコアーを得るいくつかの方法が見いだされている。望ましい結晶化度は、30 %以上または35%以上、例えば40%までのまたはさらに45%までの延伸レ ベルでの二次延伸の際の二軸延伸フィルムの引き裂きを避ける結晶化である。ア イソタクチックポリプロピレン、すなわち、5%未満のアタクチシティ、例えば 3%未満のアタクチシティを有するポリプロピレンを、変性剤、例えばアタクチ ックポリプロピレンと組み合わせると、適したコアー層を提供することができる 。アタクチック含有率は沸騰n−ヘキサン中におけるポリマーの不溶解度によっ て測定することができ、鎖不完全度はNMR試験によって観察される。 本発明の1つの態様では、変性剤、例えばアタクチックポリプロピレンは、全 体のアタクチシティが2%以上、好ましくは4%以上、5%以上、または6%以 上、例えば6〜15%のコアー層をもたらすのに十分な量でコアーに加えられる 。このためには、アタクチックポリプロピレンは、少なくとも10%、好ましく は少なくとも15%、例えば15〜20%または15〜25%のアタクチシティ を有する。アタクチックポリプロピレンは単独でコアー層として用いても、ある いは得られる混合物が10〜99重量%のアタクチックポリプロピレン、例えば 10〜30重量%、好ましくは15〜20重量%のアタクチックポリプロピレン を含むような量でアイソタクチックポリプロピレンに加えてもよい。15重量% のアタクチックポリプロピレン(15%アタクチシティ)および85重量%アイ ソタクチックポリプロピレン(4〜5%アタクチシティ)のブレンドが特に好ま しい。 本発明で使用するのに適したアタクチックポリプロピレンは15%のアタクチ シティを有し、これをアイソタクチックポリプロピレンに加えると15重量%の アタクチックポリプロピレンを含有するコアー混合物が得られ、これによって全 体コアーアタクチシティが2.25重量%増加する。 本発明で使用するのに適した市販のアイソタクチックポリプロピレンにはテキ サス州ダラスのフィナ オイル アンド ケミカル社、化学部門から入手しうる Fina 3371が含まれる。市販のアタクチックポリプロピレンにはニュー ジャージー州パーシパニーのノボレン オブ BASF社から入手しうるL13 00が含まれる。 別の態様では、本発明は、ポリブチレン変性剤と混合した上記のようなポリプ ロピレン、好ましくはアイソタクチックポリプロピレンを含むコアー層を用いて 、2〜15重量%のポリブチレン、好ましくは5〜10重量%のポリブチレンを 含有するコアー層を提供する。適したポリプロピレン/ポリブチレン−1均質ブ ルンドについては米国特許第3,808,304号に記載されており、この記述 は参照することによってここに記載されたものとする。この記述は30〜90重 量部のポリプロピレン、およびこれに応じて70〜10重量部のポリブテン−1 を含有するブレンドを教示している。適したポリブチレンにはテキサス州ヒュー ストンのシェル ケミカル社から入手しうるPB 8430がある。 本発明のさらに別の態様では、コアー層はエチレン−プロピレンコポリマー変 性剤、例えば2〜10重量%のエチレン−プロピレンコポリマー、好ましくは3 〜10重量%のE−Pコポリマーと混合した上記のようなポリプロピレン、好ま しくはアイソタクチックポリプロピレンを含む。適したE−Pコポリマーは2〜 7重量%のエチレンを含み、残部がプロピレンである。コポリマーの230℃で のメルトインデックスは一般に2〜15、好ましくは3〜8である。結晶融点は 通常は125〜150℃であり、数平均分子量は25,000〜100,000 である。密度は0.89〜0.92g/cm3であるのが好ましい。適したE− Pコポリマーにはテキサス州ダラスのフィナ オイル アンド ケミカル社、化 学部門から入手しうるEP 8573がある。 本発明のさらに別の態様では、コアー層は、上記のようなポリプロピレン、好 ましくはアイソタクチックポリプロピレンと0〜10重量%のエチレン−プロピ レンコポリマーとのブレンドであり、このコポリマーは好ましくは50〜100 重量%のE−Pコポリマーであり、これは0.5〜1重量%のエチレンを含み、 残部はプロピレンである。これらのフラクショナルコポリマーは、0.6重量% のエチレンを含有する混合樹脂(フィナ社の4173)として商業的に入手しう る。 本発明の別の態様では、コアー層は上記のようなポリプロピレン、好ましくは アイソタクチックポリプロピレンとプロピレン−ブチレンコポリマーとのブレン ドである。コアー層は5〜20重量%、好ましくは10〜20重量%のプロピレ ン−ブチレンコポリマーを含みうる。適したプロピレン−ブチレンコポリマーに はシェル ケミカル社から入手しうるCefor SRD4−105およびCe for SRD4−104が含まれる。コアー層は5〜20重量%の上記プロピ レン−ブチレンコポリマーを変性剤として含みうる。 本発明のさらに別の態様では、コアー層は上記のようなポリプロピレン、好ま しくはアイソタクチックポリプロピレンと線状低密度ポリエチレン(LLDPE )とのブレンドである。これらのポリマーのメルトインデックスは一般に1〜1 0である。線状低密度ポリエチレンの密度は0.88〜0.94g/cc、好ま しくは0.89〜0.92g/ccである。線状低密度ポリエチレンはエチレン と他の高級コモノマー、例えばブテン−1、ヘキセン−1またはオクテン−1と から誘導しうる。コアー層は2〜15重量%のLLDPE、好ましくは5〜10 重量%のLLDPEを含みうる。市販のLLDPEには、例えばエクソン ケミ カル社から入手しうるExact 2009、Exact 2010およびEx act 3016がある。 特に好ましい態様では、コアー層は上記のようなポリプロピレン、好ましくは アイソタクチックポリプロピレンとシンジオタクチックポリプロピレンおよび任 意のエチレン−プロピレンコポリマーとのブレンドである。コアー層中に、シン ジオタクチックポリプロピレンは2〜10重量%、例えば4〜8重量%、好まし くは4〜6重量%の量で存在し、エチレン−プロピレンコポリマーは0〜40重 量%、好ましくは0〜20重量%の量で存在してもよい。E−Pコポリマーの存 在は、二次延伸工程においてMD引っ張り強さを向上させる。しかしながら、E −Pコポリマーの存在はより低い温度、例えば60℃(140°F)の乾燥温度 でも望ましくないフィルムの伸びを引き起こし、この伸びは印刷のような加工工 程の際の位置合わせ問題の原因となるので、E−Pコポリマーの含有率は注意深 く決定しなければならない。 本発明で変性剤として用いられるシンジオタクチックポリプロピレンは、15 %以下、特に6%以下のアイソタクチシティを有することができる。シンジオタ クチック配列の配列の平均の長さnrは好ましくは20以上、より好ましくは2 5以上である。モル質量分布は次の関係 Mw=k×Mn (式中、Mwはモル質量分布の重量平均を表し、 Mnはモル質量分布の数平均を表し、 kは1〜5、好ましくは2〜3の係数である) に相当する。 重量平均は好ましくは60,000〜250,000、特に90,000〜1 60,000である。平均モル質量は通例の方法(これらの中で、ゲル透過クロ マトグラフィー法が特に適していることが証明されている)により測定すること ができる。 本発明で使用するのに適した商業的に市販のシンジオタクチックポリプロピレ ン樹脂には、フィナ社から入手しうるEOD 9306およびEOD 9502 が含まれる。 本発明のさらに別の態様では、コアー層は上記のようなポリプロピレン、好ま しくはアイソタクチックポリプロピレンと、変性剤としてのエチレン−プロピレ ン−ブチレンターポリマーとのブレンドである。コアー層は5〜20重量%のタ ーポリマーを含む。適したターポリマーには、3〜5重量%のエチレンおよび3 〜6重量%のブチレンを含有するものが含まれる。そのようなターポリマーはC hisso 7700シリーズの登録商標名でチッソ社から入手しうる。他の適 したエチレン−プロピレン−ブチレンターポリマーには、0.5〜3重量%のエ チレンおよび13〜20重量%のブチレンを含有するものが含まれる。そのよう なターポリマーはChisso 7800シリーズの登録商標名でチッソ社から 入手しうる。 本発明の適したコアー層は再循環ポリプロピレン(RPP)、例えば25重量 %までのRPP、好ましくは15重量%までのRPPを含むことができる。 本発明のコアー層は、固体キャビテーション剤の周りのキャビテーションによ って形成される複数のボイドを含んでいてもよい。米国特許第5,288,54 8号、第5,267,277号および第4,632,869号(参照することに よってここに記載されたものとする)に記載のような、直径が0.2〜2ミクロ ンのような球状微粒子として十分に分散された、例えばコアー層の4〜8重量% を構成する量の、ポリブチレンテレフタレートが適したキャビテーション剤であ る。球状粒子は延伸時に微細なボイドを形成して、白色で不透明な製品を生じる 。そのようなコアー層は、コアーの一方の側または両側にポリプロピレンの支持 層をさらに含み、これらの層の少なくとも1つは4〜15重量%のTiO2を含 有していてもよい。TiO2含有層のそのような使用についてのさらなる記載は 米国特許第5,091,236号に見られ、その内容は参照することによってこ こに記載されたものとする。支持層上にスキン層を採用することは研磨性のTi O2を包み込む働きをし、非常に不透明な5層構造物を提供する。多層フィルム は印刷、金属化、接着剤、被覆およびヒートシール性に対する作用性を改善する 。これとは別に、透明な5層構造物は、コアーの両側のポリプロピレンの支持層 を不透明化剤を含まない層に置き換えることによって製造することができる。 フィルムの不透明度および低い光透過度は、コアー層自体に1〜10重量%の 不透明化化合物を加えることによって増すことができ、これらは押し出し前にコ アー層の溶融混合物に加える。使用しうる不透明化化合物には酸化鉄、カーボン ブラック、グラファイト、アルミニウム、TiO2およびタルクが含まれる。 透明フィルムと同等の30ミクロンポリゲージの上記白色不透明フィルムの密 度は0.6〜0.75g/cc、光学的にくぼみのある厚みゲージは36〜45 ミクロン、光透過度は分散されたPBTの百分率、そして延伸の程度並びにMD およびTD延伸温度を含めた延伸条件によって15〜25%である。 上記のプロピレンと他の成分との上記ブレンドは適当な手段、例えば乾燥混合 、溶液混合もしくは溶融状態中の2種のポリマーの混合、またはこれらの組み合 わせによって混合して、均質ブレンドを形成する。スキン層 本発明のスキン層は、従来公知の同時押し出しが可能なおよび二軸延伸が可能 な熱収縮性フィルム形成樹脂のいずれでもよい。そのような材料はコアー層に使 用するのに適した上記材料が含まれ、例えば、ポリブチレン、プロピレン−ブチ レンコポリマー、およびフラクショナルE−Pコポリマーを含めたエチレン−プ ロピレンコポリマーとブレンドしたアイソタクチックポリプロピレン、アタクチ ックポリプロピレン、ポリプロピレンである。さらに、ポリエチレンまたはエチ レン−プロピレン−ブチレンターポリマーがスキン層として用いうる。本発明の スキン層に用いるのに適したエチレン−プロピレン−ブチレンランダムターポリ マーには、1〜5重量%のランダムエチレン、10〜25重量%のランダムブチ レンを含有するものが含まれる。これらのコポリマーのランダムエチレンおよび ブチレン成分の量は、一般に合計して(エチレンとブチレン)10〜25重量% である。この種の一般的なターポリマーには、1〜5重量%のエチレンおよび1 0〜25重量%のブチレンを含有するものが含まれる。 一般に、これらのコポリマーのメルトフロー比は5〜10であり、密度は0. 9、融点は115〜130℃である。 本発明の1つの態様では、スキン層は線状低密度ポリエチレン(LLDPE) から誘導される。一般に、これらのポリマーのメルトインデックスは1〜10で ある。線状低密度ポリエチレンは0.94までの密度、通常は0.90〜0.9 1、例えば0.92または0.91の密度を有し、メルトインデックスは1〜1 0である。線状低密度ポリエチレンはエチレンと他の高級コモノマー、例えばブ テン−1、ヘキセン−1またはオクテン−1とから誘導しうる。 コアー層に隣接する各スキン層の厚さは0.5〜3ミクロン(0.02〜0. 12ミル)、好ましくは0.5〜1.0ミクロン(0.02〜0.04ミル)、 例えば0.5〜0.75ミクロン(0.02〜0.03ミル)である。 フィルムに組入れる前に、例えば押し出しの前に、スキン層の少なくとも1つ を粘着防止に有効な量の粘着防止剤、例えばシリカ、クレー、タルク等と共に配 合してもよく、これらの粘着防止剤はほぼ球状の粒子の形で提供するのが好まし い。これらの粒子の過半量部、例えば、どのような場合にも半分ないし90重量 %以上までは、表面積のかなりの部分、例えばその10〜70%がスキン層の露 出面から突き出る大きさのものである。好ましい態様では、粘着防止剤は非溶融 性シリコーン樹脂、例えば粒状架橋ヒドロカルビル置換ポリシロキサンを含む。 特に好ましい粒状架橋ヒドロカルビル置換ポリシロキサンにはポリモノアルキル シロキサンが含まれる。最も好ましいのは、0.5〜20.0ミクロンの平均粒 子サイズおよびシロキサン結合の三次元構造を有する特徴をもつ非溶融性ポリモ ノアルキルシロキサンである。そのような材料は世界的なトーシバ シリコーン 社および米国のゼネラル エレクトリック社から入手することができ、Tosp earlという登録商標名で販売されている。適した類似材料の他の販売元があ ることも公知である。そのような材料は米国特許第4,769,418号で非溶 融性架橋オルガノシロキサン樹脂粉末としてさらに記載されている。粒状架橋ヒ ドロカルビル置換ポリシロキサン粘着防止剤の有効量は、上層(C)が製造され る樹脂の添加量に基づいて、100〜5000ppm、好ましくは1000〜3 000ppm、例えば2500〜3000ppmである。 スキン層(1層または複数層)表面の摩擦係数および帯電特性は、多層フィル ム中に移行性スリップ剤および帯電防止剤を使用することが記されている米国特 許第5,264,277号の記載に従って減少させることができる。COFは、 一方のまたは両方のスキンを2000〜15000ppmのシリコーン油で処理 することによって減少させうる。 望ましいならば、スキン層(1層または複数層)の露出面を公知で一般的な方 法、例えばコロナ放電によって処理すると、印刷インク、被覆、接着剤定着に対 する受容性および/またはラミネーションのようなその後の製造操作に対する適 性を改善することができる。 本発明の多層フィルム構造物の全ての層を同時押し出しし、その後、フィルム を二軸延伸(一次延伸)し、次いで、収縮性が望まれる方向に二次延伸するのが 好ましい。同時押し出しは多層溶融形態でフラットダイに通して実施することが できる。一次延伸 多層同時押し出しフィルムをまず二軸延伸しうる。二軸延伸フィルムは第1方 向、好ましくは縦方向(MD)に3〜6倍、好ましくは4〜5倍、第1方向に実 質的に垂直な第2方向、好ましくは横断方向(TD)に5〜10倍、好ましくは 7〜8倍延伸することができる。二軸延伸は延伸温度100〜140℃、例えば 130℃で一般的なテンターまたはテンター機を使用して行うことができる。一 般に、二軸延伸温度はMD延伸(115〜130℃、例えば120℃)、および TD延伸(130〜160℃、例えば150℃)で異なる。この段階でのフィル ムの厚さは25〜75ミクロン(1〜3ミル)、好ましくは25〜50ミクロン (1〜2ミル)である。フィルムの100℃以下の温度への冷却は、第2延伸の 前に行う。二次延伸 次に、一次延伸フィルムを、好ましくは熱シリンダーを用いることによって、 100〜125℃、例えば110〜115℃に再加熱し、延伸の第1方向、例え ば縦方向(MD)にさらに10〜40%、好ましくは25〜30%延伸する。第 2方向の熱安定性、例えばTD熱安定性に悪影響を及ぼす圧縮応力をできるだけ 少なくするために、二次延伸で使用される再加熱ロールおよび冷却/延伸ロール 間の距離をできるだけ少なく維持するのが望ましい。そのような距離は30cm 以下、例えば5〜10cmにしうる。 二次延伸後に得られる一軸収縮性フィルムの厚さは10〜60ミクロン(0. 4〜2.4ミル)、好ましくは20〜40ミクロン(0.8〜1.6ミル)にし うる。同時延伸 本発明のフィルムは、リニアーモーターを用いて相対する対のテンタークリッ プを直接同時推進し、これによって同時二軸延伸による一次延伸が、フィルムを 保持する正反対の位置にある対のテンタークリップが相離路に沿って加速するこ とによって行われる、ライン上での操作により、製造することもできる。換言す ると、フィルムはフィルムを保持する正反対の位置にある対のテンタークリップ を相離路に沿って同時加速することによって一次延伸することができる。 同じライン上での二次縦方向延伸は、相離路の後に続く平行路に沿って、正反 対の位置にある対のテンタークリップを平行路の一部に沿い同時加速することに より行うことができる。換言すると、フィルムはフィルムを保持する正反対の位 置にある対のテンタークリップを真っすぐな路に沿って同時加速することによっ て二次延伸される。 フィルムは熱硬化およびアニーリングし、その後、テンターフレームを離れる 前に冷却することによってさらに安定化することができ、得られるフィルムは、 100℃以下での縦方向安定性が優良であり、縦方向に135℃以上で25%以 上の収縮率を有し、そして135℃以下でのTD方向安定性は優良、例えば5% 以下である。 リニアーモーターをテンタークリップの直接推進に用いて同時二軸延伸を行う ことは、Hommes等の米国特許第4,853,602号にさらに記載されて いる。 二次延伸後に得られる一軸収縮性フィルムの厚さは10〜60ミクロン(0. 4〜2.4ミル)、好ましくは20〜40ミクロン(0.8〜1.6ミル)とな る。寸法安定性 二次延伸後に得られる一軸収縮性フィルムは、100〜145℃、例えば13 5℃で、二次延伸方向、例えば縦方向に15%以上、好ましくは18%、20% 、またはさらに25%以上の収縮率を示す。収縮率は、135℃のオーブンに7 分間、試料を無拘束状態で置いた前後の試料の長さの差を測定することによって 判定される。 二次延伸方向の収縮は、二次延伸に対して垂直な方向、例えば横断方向におけ る変化ができるだけ少ない状態で生じる。そのような変化または安定性は、二次 延伸に対して垂直な方向における多層フィルムの長さの変化に換算して記載する ことができ、これらには熱にさらされる前の寸法の百分率としての膨張および収 縮が含まれる。本発明のフィルムは二次延伸方向に対して垂直な方向において± 5%、好ましくは±3%、さらに±1%の安定性を示すことができる。±5%の 安定性は、135℃(275°F)に加熱した後の二次延伸方向に対して垂直な フィルム寸法の収縮または膨張が、室温でのフィルム本来の寸法の5%以下であ ることを意味する。より低温での伸び率 別の重要なパラメーターは、一般的な処理条件、例えば54〜66℃(130 〜150°F)、好ましくは60℃(140°F)の印刷乾燥温度下での二次延 伸方向における二次延伸(伸び率、%)後のフィルムの引っ張り抵抗または寸法 安定性である。張力17.8〜178g/cm(0.10〜1.0pli(線イ ンチ当たりのポンド))、好ましくは134g/線cm(0.75pli)およ び熱収縮前の工程、例えば印刷後の乾燥の際にフィルムが通常出会う温度の下で の伸びに対して抵抗力を有する一軸収縮性フィルムを提供することが望ましい。 印刷の際の位置合わせ問題を避けるには、134g/線cm(0.75pli) でのMD伸び率は60℃(140°F)で0.6%以下、好ましくは0.4%以 下にすべきである。二次延伸(MD延伸)が増加するにつれて、MD伸び率は一 般に減少し、従ってこれはあまり問題にはならない。 本発明の特に好ましいフィルムは、60℃の処理温度および134g/cm( 0.75pli)で最小のMD伸び率およびTD収縮率を示し、収縮を行うのに 用いる温度、例えば、滞留時間により、127〜141℃(260〜285°F )、好ましくは135℃(275°F)以上のヒートトンネル温度で最大のMD 収縮率を示す。 本発明を次の実施例によって説明するが、本発明はこれらによって限定されな い。実施例中の全ての部は断りがなければ重量によるものである。実施例 実施例1 アイソタクチックポリプロピレン(融点=160℃(320°F)、メルトイ ンテックス=3)を、L/D比率が20/1のスクリューを有する押し出し機中 で溶融して、コアー層を得る。第1押し出し機につながる第2押し出し機は、エ チレン−プロピレンコポリマー(エチレン含有率2%)を供給してスキン層を提 供する。メルト同時押し出しは、コアーポリマー材料のシリンダーを重合体混合 物を溶融するのに十分な温度、すなわち、232〜288℃(450〜550° F)またはそれ以上に維持しながら行う。スキン層として押し出される第2押し 出し機中のE−Pコポリマーは、コアー層の製造に用いられるポリプロピレンと ほぼ同じ温度に維持する。第2押し出し機のE−Pコポリマーは2つの流れに分 けて、コアー層の各面上にスキン層の形成が可能になるようにする。当業者には 明らかなように、第2押し出し機の押し出し量を2つの流れに分けずに、第3押 し出し機を用いて第2スキン層を供給することもできる。そのような配置は、第 2スキン層の形成に用いられる材料を第1スキン層のものと異なるものにすると き、第2スキン層の厚さを第1スキン層の厚さと異なるものにするとき等に望ま れる。 3層フィルムラミネートは、コアー厚さが全体押し出し厚さの95%、スキン 層厚さがフィルム厚さの5%で同時押し出しした。未延伸フィルムの厚さは1. 3mm(50ミル)であった。得られたフィルムシートは、商業的に入手しうる 連続二軸延伸装置を用いて4.5×8倍にその後延伸して、多層フィルム構造物 を得た。縦方向(MD)延伸は127℃(260°F)、横断方向(TD)延伸 は149℃(300°F)で行う。得られるフィルムはその後集めるか、あるい はTD延伸機のすぐ後の加熱ロール110℃(230°F)上で延伸することに よって二次延伸する。試料を集め、二次延伸機設定(ロール速度)に基づいて0 %、10%、20%、25%および30%でMD延伸することによって二次延伸 する。得られた試料は107℃、116℃および135℃(225°F、240 °Fおよび275°F)での寸法安定性、曇り度(光透過率、%)について試験 し、 操作性、すなわち、二次延伸の際にフィルムが分離したりまたは他の破損が生じ る傾向について評価した。試験結果は以下の表1および2に示す。実施例2 コアー層のポリプロピレンを5重量%のエチレン−プロピレンコポリマー(F ina E−P 8573)を加えることによって変えた以外は、実施例1を繰 り返した。実施例3 コアー層のポリプロピレンを10重量%のエチレン−プロピレンコポリマー( Fina E−P 8573)を加えることによって変えた以外は、実施例1を 繰り返した。実施例4 コアー層のポリプロピレンの代わりに高結晶質高アイソタクチシティポリプロ ピレンを用いた以外は、実施例1を繰り返した。高結晶化度ポリプロピレンはF ina 3576Xであった。得られた多層フィルムは二次延伸し難く、操作性 が不良であった。実施例5 コアー層のポリプロピレンを3重量%のポリブテン−1ポリマー(Shell 8430)を加えることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。実施例6 コアー層のポリプロピレンを5重量%のポリブテン−1ポリマー(Shell 8430)を加えることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。実施例7 コアー層のポリプロピレンを10重量%のポリブテン−1ポリマー(Shel l 8430)を加えることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。実施例8 コアー層のポリプロピレンの代わりにエチレンおよびプロピレンのフラクショ ナルコポリマー(エチレン0.6重量%)(Fina 4371)を用いた以外 は、実施例1を繰り返した。実施例9 コアー層のアイソタクチックポリプロピレンを、アタクチックポリプロピレン (アタクチシティ15%)を加えて、25重量%のアタクチックポリプロピレン (Novolen L1300、BASFから入手しうる)を含有する混合物を 得ることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。実施例10 コアー層のアイソタクチックポリプロピレンを、アタクチックポリプロピレン (アタクチシティ15%)を加えて、50重量%のアタクチックポリプロピレン (Novolen L1300、BASFから入手しうる)を含有する混合物を 得ることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。実施例11 コアー層のアイソタクチックポリプロピレンを、アタクチックポリプロピレン (アタクチシティ15%)を加えて、15重量%のアタクチックポリプロピレン (Novolen L1300、BASFから入手しうる)を含有する混合物を 得ることによって変えた以外は、実施例1を繰り返した。 これらの実施例は、より低い結晶化度のコアー層を提供するために、コアー層 が低い固有結晶化度を有するポリプロピレン、あるいはアタクチックポリプロピ レン、ポリブテン−1、E−PコポリマーまたはフラクショナルE−Pコポリマ ーを加えることによって変えたポリプロピレンを含むフィルムを、効果的に二次 延伸すると、他の軸に沿った寸法安定性が許容しうる一軸収縮性フィルムを提供 することができることを証明するものである。実施例12〜37 コアー: この一連の実験では、アイソタクチックポリプロピレン(融点=1 60℃(320°F)、メルトインデックス=3)(フィナ社から入手しうるF ina 3371)をコアー層のアイソタクチックプロピレンホモポリマー成分 として用いる。実施例12〜19、21〜24、および32〜37では、シンジ オタクチックポリプロピレン単独、エチレン−プロピレンコポリマー単独および これらの混合物のような変性剤をコアー層に表3および4(各々、実施例12〜 25および実施例26〜37に関する)に示す量で加える。 実施例12〜19および21〜24では、フィナ社から得られるEOD 93 06をシンジオタクチックポリプロピレンとして用い、実施例32〜37ではフ ィナ社から得られるEOD 9502を用いる。使用されるE−Pコポリマーは Fina 8573であり、やはりフィナ社から入手しうる。 実施例20は、100%アイソタクチックポリプロピレン(アタクチシティ4 〜5%)のコアーを有するフィルムに関する。 実施例25は、変性剤としてアタクチシティが15重量%のアタクチックポリ プロピレン(Novolen 1300L、BASFから入手しうる)15重量 %を含有して、加えた全体コアーアタクチシティが2.25重量%となったコア ーを有するフィルムに関する。 実施例26〜29は、エクソン ケミカル社から入手しうるExxon 20 09またはExxon 3016 線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用 いたLLDPE5〜10重量%を含有するコアーを有するフィルムに関する。 実施例30および31では、コアーに10〜20重量%のエチレン−プロピレ ン−ブチレンターポリマー変性剤(Chisso 7880、チッソ社から入手 しうる)を用いる。 コアー成分を、L/D比率が20/1のスクリューを有する押し出し機中で溶 融して、コアー層を得た。第1押し出し機につながる第2および第3押し出し機 は、エチレン−プロピレン−ブチレン−ターポリマー(Chisso 7701 、(エチレン含有率3.3%、ブチレン含有率3.8%、MFI=5.1))を 供給して2つのスキン層を提供し、それらの一方は2000ppmのTospe arl、ポリメチルシルセスキオキサン非溶融性シリコーン樹脂を粘着防止剤と して含む。メルト同時押し出しは、コアーポリマー材料のシリンダーを重合体混 合物を溶融するのに十分な温度、すなわち、232〜288℃(450〜550 °F)またはそれ以上に維持しながら行った。スキン層として押し出される第2 および第3押し出し機中のターポリマーは、コアー層の製造に用いられる成分と 同 じ温度に維持した。第2および第3押し出し機のE−P−Bターポリマーの2つ の流れで、コアー層の各面上にスキン層を形成することができる。 3層フィルムラミネートは、コアー厚さが全体押し出し厚さの95%、スキン 層厚さがフィルム厚さの5%で同時押し出しした。未延伸フィルムの厚さは12 70ミクロン(50ミル)であった。得られたフィルムシートは、商業的に入手 しうる連続二軸延伸装置を用いて4.5×8倍にその後延伸して、多層フィルム 構造物を得た。縦方向(MD)延伸は127℃(260°F)、横断方向(TD )延伸は149℃(300°F)で行う。得られるフィルムはその後集めるか、 あるいはTD延伸機のすぐ後の110℃(230°F)に加熱されたロール上で 延伸することによって二次延伸する。試料を集め、MD延伸することによって二 次延伸する。二次MD延伸は、二次延伸後のフィルムの長さの増加率(%)とし て測定することができる。そのような二次延伸は、i)二次延伸機のロール速度 (コンピューター)、または好ましくはii)二次延伸帯域前後のローラーのフ ィルム速度を測定する回転速度計によって測定されるフィルム速度の差異によっ て測定される実際の延伸のいずれかとして記録することができる。コンピュータ ー設定は0〜40%であり、実際の二次延伸(滑り誤差は含まれない)はそれよ りいくらか低い(0〜30%)。コンピューターおよび実際二次延伸は表3およ び4に示す。 フィルムの一方の側のターポリマースキンはコロナ放電処理し、他方の側のタ ーポリマースキンは、同時押し出し前に加えた2000ppmのポリメチルシル セスキオキサン材料、Tospearlを含有していた。 得られた試料は、99℃、116℃および135℃(210°F、240°F および275°F)での縦方向(MD)(すなわち、二次延伸方向)並びに横断 方向(TD)の寸法安定性(収縮(−)または膨張(+))について試験した。 試料のMD引っ張りは、ASTM D−882−−モジュラス(100ポンド /インチ2(KSI)、70.4kg/cm2)、引っ張り伸び(%)および極限 (KSI)を用いる3つの方法で測定した。3つの方法全ての結果を表3および 4に示す。 60℃(140°F)でのMD伸びは44.5g/線cm(0.25pli( 線インチ当たりのポンド))、89.0g/線cm(0.50pli)および1 33.5g/線cm(0.75pli)で測定した。結果は表3および4に示す 。図1は、実施例17および33〜37の場合の44.5〜133.5g/線c m(0.25〜0.75pli)でのMD伸び(%)を示す。図1からは、より 高い引っ張り(44.5g/cm(0.75pli))での伸びは、E−Pコポ リマー含有率およびシンジオタクチックポリプロピレン含有率と共に一般に増加 することが分かる。 曇り度(光透過率、%)は、ASTM D−1003により測定し、表3およ び4に示す。図2は、実施例12〜20の場合の曇り度対コアー組成を示す。シ ンジオタクチックポリプロピレン単独の高レベル(8%)では、曇り度は高く、 一方、エチレン−プロピレンコポリマーを加えると曇り度はいくらか減少する。 シンジオタクチックPPコポリマーのレベルがより低い(4%)と、許容される 曇りレベルとなり、EPコポリマーを加えることによって100%ホモポリマー コアー単独のレベルにまでさらに減少する。 図3は、40%EP含有コアーを有するフィルム(各々、8%シンジオタクチ ックPP+40%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP+40%EPコ ポリマー、40%EPコポリマー、および100%ホモポリマーPP(比較)の コアーを有する実施例12、15、18および20)の135℃(275°F) でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。100%ホモ ポリマーの二次延伸(MDO2延伸)は19%に限られる。100%ホモポリマ ーの二次延伸(MDO2延伸)は19%までに限られる。最大MDO2延伸は8 %シンジオタクチックPP+40%EPコポリマーの実施例12の場合に得られ 、135℃(275°F)での最大収縮は40%EPコポリマー単独をコアー中 に変性剤として含有していた実施例18の場合に得られた。 図4は、20%EP含有コアーを有するフィルム(各々、8%シンジオタクチ ックPP+20%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP+20%EPコ ポリマー、20%EPコポリマー、および100%ホモポリマーPP(比較)の コ アーを有するフィルムに関する実施例13、16、19および20)の135℃ (275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す 。最大MDO2延伸およびMD寸法安定性(135℃(275°F)での収縮) は、実施例13(8%シンジオタクチックPP+20%EPコポリマー)および 実施例16(4%シンジオタクチックPP+20%EPコポリマー)の場合に得 られた。全体的に、20%EP含有材料は、40%EP含有材料よりも少ないM DO2延伸を示すが、135℃(275°F)での収縮率は同等またはそれ以上 を示す。 図5は、4%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィルム (各々、4%シンジオタクチックPP+40%EPコポリマー、4%シンジオタ クチックPP+20%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP、および1 00%ホモポリマーPP(比較)のコアーを有する実施例15、16、17およ び20)の135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸 (MDO2)を示す。32%の高い二次延伸(MDO2延伸)は実施例15(4 %シンジオタクチックPP+40%EPコポリマー)の場合に得られたが、4% シンジオタクチックPP単独をコアー変性剤として含有する実施例17ではほぼ 高い(27%)MDO2延伸を示し、同時に実施例15と同じ収縮率(25%) を得た。 図6は、8%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィルム (各々、8%シンジオタクチックPP+40%EPコポリマー、8%シンジオタ クチックPP+20%EPコポリマー、8%シンジオタクチックPP、および1 00%ホモポリマーPP(比較)のコアーを有する実施例12、13、14およ び20)の135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸 (MDO2)を示す。図5の4%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアー に比べて、実施例12および14(8%シンジオタクチックPP+40%EPコ ポリマーおよび8%シンジオタクチックポリプロピレン)の場合、いくらか低い 二次延伸(26%および27%)が得られたが、8%シンジオタクチックPP単 独をコアー変性剤として含有する実施例14では、図5の4%シンジオタクチッ クポリプロピレン含有フィルムと同じくらいほぼ高いMDO2延伸を示た。 図7は、5〜10%線低密度ポリエチレン(LLDPE)含有コアーを有する フィルム(各々、5% Exxon 2009、10% Exxon 2009 、5% Exxon 3016、および10% Exxon 3016のコアー を有する実施例26、27、28、および29)の135℃(275°F)での MD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。高い二次延伸(M DO2延伸)(30%)が実施例28の場合に得られ、全ての実施例は24%の MDO2延伸を示した。 図8は、10%および20%エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー( Chisso 7880)含有コアーを有するフィルム(各々、実施例30およ び31)の135℃(275°F)でのMD寸法安定性対実際の二次縦方向延伸 (MDO2)を示す。高い二次延伸(MDO2延伸)(30%)および26%の MD寸法安定性が実施例31の場合に得られた。 図9は、40%EP含有コアーを有するフィルム(各々、8%シンジオタクチ ックPP+40%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP+40%EPコ ポリマー、40%EPコポリマー、および100%ホモポリマーPP(比較)の コアーを有する実施例12、15、18および20)の60℃(140°F)お よび133.5g/線cm(0.75pli)でのMD伸び対実際の二次縦方向 延伸(MDO2)を示す。全ての40%EPコポリマー含有コアーは、ホモポリ マー含有コアーと比べて、高いMD伸びを示した。 図10は、20%EP含有コアーを有するフィルム(各々、8%シンジオタク チックPP+20%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP+20%EP コポリマー、20%EPコポリマー、および100%ホモポリマーPP(比較) のコアーを有するフィルムに関する実施例13、16、19および20)の60 ℃(140°F)および133.5g/線cm(0.75pli)でのMD伸び 対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。全ての20%EPコポリマー含有 コアーは、ホモポリマー含有コアーと比べて、少し高いMD伸びを示した。 図11は、4%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィル ム(各々、4%シンジオタクチックPP+40%EPコポリマー、4%シンジオ タクチックPP+20%EPコポリマー、4%シンジオタクチックPP、および 100%ホモポリマーPP(比較)のコアーを有する実施例15、16、17お よび20)の60℃(140°F)および133.5g/線cm(0.75pl i)でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。4%シンジオタ クチックポリプロピレンを単独で含有する実施例17のフィルムは、高いMDO 2延伸レベルでも優秀なMD伸び特性を示した。 図12は、8%シンジオタクチックポリプロピレン含有コアーを有するフィル ム(各々、8%シンジオタクチックPP+40%EPコポリマー、8%シンジオ タクチックPP+20%EPコポリマー、8%シンジオタクチックPP、および 100%ホモポリマーPP(比較)のコアーを有する実施例12、13、14お よび20)の60℃(140°F)および133.5g/線cm(0.75pl i)でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を示す。8%シンジオタ クチックポリプロピレンを単独で含有する実施例14のフィルムは、高いMDO 2延伸レベルでも優秀なMD伸び特性を示した。 図13は、5〜10%線状低密度ポリエチレン(LLDPE)含有コアーを有 するフィルム(各々、5% Exxon 2009、10% Exxon 20 09、5% Exxon 3016、および10% Exxon 3016のコ アーを有する実施例26、27、28、および29)、並びに20%エチレン− プロピレン−ブチレンターポリマー(Chisso 7880)含有コアーおよ び100%ホモポリマーPPコアー含有コアーを有するフィルム(各々、実施例 31および実施例20(比較))の60℃(140°F)および133.5g/ 線cm(0.75pli)でのMD伸び対実際の二次縦方向延伸(MDO2)を 示す。図13から、LLDPE含有コアーがターポリマー含有コアーよりも優良 なMD伸び特性を示すことが分かる。 上で述べた特定の態様を、一般的または特定的に上に示したものと同等の成分 および様々な操作条件で都合よく繰り返すことができることは、当業者にとって 明らかなことである。当業者であれば、前記明細書から本発明の本質的な特徴を 突き止めることは容易に可能であり、本発明の精神および範囲から逸脱すること なく本発明を様々に応用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ポリプロピレン含有コアー層およびこのコアー層に隣接する少なくとも1 つのポリオレフィン含有スキン層を有する一軸熱収縮性二軸延伸多層フィルムで あって、コアー層が、アイソタクチックポリプロピレン、およびポリプロピレン 含有コアーの鎖不完全度を増すことあるいはアイソタクチシティを減じることに よってポリプロピレンの結晶化度を減じる変性剤を含有する、上記の多層フィル ム。 2. 変性剤がアイソタクチックポリプロピレン以外のポリオレフィンである、 請求項1に記載の多層フィルム。 3. 変性剤がアタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレ ン、エチレン−プロピレンコポリマー、プロピレン−ブチレンコポリマー、エチ レン−プロピレン−ブチレンターポリマー、ポリブチレン、および線状低密度ポ リエチレンよりなる群から選択される、請求項2に記載の多層フィルム。 4. 変性剤がシンジオタクチックポリプロピレンおよびエチレン−プロピレン コポリマーよりなる群から選択される、請求項3に記載の多層フィルム。 5. ポリプロピレン含有コアー層が変性剤として4〜8重量%のシンジオタク チックポリプロピレンおよび0〜20重量%のエチレン−プロピレンコポリマー を含有する、請求項4に記載の多層フィルム。 6. ポリプロピレン含有コアー層が変性剤として4〜8重量%のシンジオタク チックポリプロピレンおよび0重量%のエチレン−プロピレンコポリマーを含有 する、請求項5に記載の多層フィルム。 7. ポリプロピレン含有コアー層が変性剤として4〜6重量%のシンジオタク チックポリプロピレンおよび0重量%のエチレン−プロピレンコポリマーを含有 する、請求項6に記載の多層フィルム。 8. ポリプロピレン含有コアー層が10〜30重量%のアタクチックポリプロ ピレンを変性剤として含有する、請求項3に記載の多層フィルム。 9. ポリプロピレン含有コアー層が、15〜20%のアタクチシティを有する 15〜30重量%のアタクチックポリプロピレンを変性剤として含有する、請求 項3に記載の多層フィルム。 10. 変性剤がプロピレン−ブチレンコポリマーを含む、請求項3に記載の多 層フィルム。 11. コアー層が5〜20重量%のプロピレン−ブチレンコポリマーを変性剤 として含む、請求項10に記載の多層フィルム。 12. 変性剤が線状低密度ポリエチレンを含む、請求項3に記載の多層フィル ム。 13. コアー層が、5〜10重量%の密度0.89〜0.92g/ccの線状 低密度ポリエチレンを変性剤として含む、請求項12に記載の多層フィルム。 14. 変性剤がエチレン−プロピレン−ブチレンターポリマーを含む、請求項 3に記載の多層フィルム。 15. コアー層が5〜20重量%のターポリマーを含み、ターポリマーが3〜 5重量%のエチレンおよび3〜6重量%のブチレンを含む、請求項14に記載の 多層フィルム。 16. コアー層が5〜20重量%のターポリマーを含み、ターポリマーが0. 5〜2.5重量%のエチレンおよび3〜20重量%のブチレンを含む、請求項1 4に記載の多層フィルム。 17. フィルムが、第1方向に100〜145℃で15%以上の収縮が可能で あり、第1方向に対して実質的に垂直な第2方向における安定性が±5%である 、請求項1に記載の多層フィルム。 18. コアー層が2〜4のMFIを有するポリプロピレンを含み、フィルムが 、第1方向に135℃で25%以上の収縮が可能であり、第1方向に対して実質 的に垂直な第2方向における安定性が±3%である、請求項17に記載の多層フ ィルム。 19. コアー層が2〜15重量%のポリブチレンを含む、請求項1に記載の多 層フィルム。 20. コアー層が、固体キャビテーション剤の周りのキャビテーションによっ て形成される複数のボイドを含む、請求項1に記載の多層フィルム。 21. コアー層が、直径0.2〜2.0ミクロンの粒子として分散される4〜 8重量%のポリブチレンテレフタレート(PBT)を含む、請求項1に記載の多 層フィルム。 22. コアー層が4〜15重量%のTiO2を含有するポリプロピレン支持層 を含む、請求項1に記載の多層フィルム。 23. コアー層が2〜10重量%のエチレン−プロピレンコポリマーを含む、 請求項1に記載の多層フィルム。 24. プロピレン含有コアー層が、0.5〜1.0重量%のエチレンを含有す るエチレン−プロピレンコポリマーを含む、請求項1に記載の多層フィルム。 25. プロピレン含有コアー層の全体アタクチシティが少なくとも4%である 、請求項1に記載の多層フィルム。 26. ポリプロピレンが、アイソタクチックポリプロピレン70〜90重量% とアタクチシティが15〜20%のポリプロピレン10〜30重量%との混合物 を含む、請求項25に記載の多層フィルム。 27. コアー層が25重量%までの再循環ポリプロピレン(RPP)を含む、 請求項1に記載の多層フィルム。 28. 縦方向に3〜6倍および横断方向に5〜10倍二軸延伸することによっ て一次延伸され、そして縦方向にさらに10〜40%再延伸することによって二 次延伸されている、請求項1に記載の多層フィルム。 29. フィルムが、フィルムを保持する正反対の位置にある対のテンタークリ ップを相離路に沿って同時加速することによって一次延伸されている、請求項2 8に記載の多層フィルム。 30. フィルムが、フィルムを保持する正反対の位置にある対のテンタークリ ップを真っすぐな路に沿って同時加速することによって二次延伸されている、請 求項29に記載の多層フィルム。 31. スキン層がポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリエ チレン、プロピレン−ブチレンコポリマー、およびエチレン−プロピレン−ブチ レンターポリマーよりなる群の少なくとも1つから選択され、スキン層の厚さが 0.5〜1.0ミクロンである、請求項1に記載の多層フィルム。 32. スキン層が非溶融性シリコーン樹脂を含有する、請求項31に記載の多 層フィルム。 33. 火炎またはコロナ放電によって少なくとも片側が処理されている、請求 項1に記載の多層フィルム。 34. 多層フィルムの少なくとも70重量%を構成するポリプロピレン含有コ アー層、およびこのコアー層に隣接する少なくとも1つのポリオレフィン含有ス キン層を有する一軸熱収縮性二軸延伸多層フィルムの製造方法であって、 1) コアー層およびスキン層をフラットダイに通して同時押し出しして同時 押し出し物を得ること、 2) 同時押し出し物を、第1方向に3〜6倍延伸し、そして第1方向に対し て実質的に垂直な第2方向に5〜10倍延伸することによって二軸延伸すること 、 3) 二軸延伸同時押し出し物を100℃以下に冷却すること、並びに 4) 冷却した二軸延伸同時押し出し物を第1方向に100〜125℃で1. 0〜40%再延伸すること を含む、上記の方法。 35. 二軸延伸が第1方向に110〜130℃で、そして第2方向に130〜 160℃で行われる、請求項34に記載の方法。 36. 二軸延伸が、フィルムを保持する正反対の位置にある対のテンタークリ ップを相離路に沿って同時加速することによって行われる、請求項34に記載の 方法。 37. 再延伸が、フィルムを保持する正反対の位置にある対のテンタークリッ プを真っすぐな路に沿って同時加速することによって行われる、請求項36に記 載の方法。 38. リニアモーターを使用してテンタークリップを直接推進することをさら に含む、請求項37に記載の方法。 39. コアー層およびスキン層が同時押し出しされ、スキン層がポリプロピレ ン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリエチレン、およびエチレン−プロピ レン−ブチレンターポリマーよりなる群から選択され、スキン層の厚さが0.5 〜1.0ミクロンである、請求項34に記載の方法。 40. a) DSC融点が160℃以下の熱収縮性ポリプロピレン含有コア ー層、および b) 少なくとも1つの熱収縮性ポリオレフィン含有スキン層 を含む一軸熱収縮性多層二軸延伸フィルム構造物であって、フィルムは第1方向 に135℃で20%以上の収縮が可能であり、第1方向に対して実質的に垂直な 第2方向における安定性が±1%である、上記の構造物。
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