JPH1150559A - 吸放湿性建材 - Google Patents

吸放湿性建材

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JPH1150559A
JPH1150559A JP20814197A JP20814197A JPH1150559A JP H1150559 A JPH1150559 A JP H1150559A JP 20814197 A JP20814197 A JP 20814197A JP 20814197 A JP20814197 A JP 20814197A JP H1150559 A JPH1150559 A JP H1150559A
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卓哉 古賀
Hiroo Ito
啓雄 伊藤
Masahiro Saito
雅弘 斉藤
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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SHINTOUHOKU KAGAKU KOGYO KK
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NIPPON ESUMAALE KK
SHINTOUHOKU KAGAKU KOGYO KK
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた吸放湿性を有し、簡便に製造でき、施
工能率を向上させることができる軽量で大型板状の吸放
湿性建材、更に裏面への透湿性を抑えた吸放湿性建材を
提供する。 【解決手段】 吸放湿性無機質粒子と粉末状熱硬化性樹
脂の混合物の熱圧締物で形成され、下記数式で示される
粒子間隙充填率が0.1〜0.5になるように粉末状熱
硬化性樹脂を配合してなる吸放湿性建材。 粒子間隙充填率 = Vr /(1−Vz ) (式中、Vr は樹脂の体積分率、Vz は無機質粒子の体
積分率を示す)また、上記混合物から形成されたコア層
と、その片面又は両面に繊維補強の表面層とを一体に熱
圧締してなるサンドイッチ構造を有する吸放湿性建材、
及びコア層と一方の表面層との間に防湿層を形成してな
る透湿を抑えた吸放湿性建材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装及び外装建材
として使用される吸放湿性建材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリート構造物である集合住
宅の普及に加えて、火災時の安全性要求、生活様式の変
化、さらに木材の高騰などにより、特に住宅用の内装建
材には木材があまり使用されなくなり、ペンキ仕上やク
ロス張りのようにコンクリート壁に仕上げ材を直に施工
したり、安価で耐火性のあるセッコウボード等の無機系
建材が多用されるようになった。木材は高湿時には空気
中の水分を吸湿して湿度を下げ、低湿時には自ら保有す
る水分を放出して乾燥を抑制する、いわゆる吸放湿性を
有し、湿度の高い我が国に適した建材である。しかし、
コンクリート直仕上げや無機系建材は吸放湿性に乏し
く、壁面が結露したり、結露による濡れやしみが生じた
り、カビによる汚染が生ずるなどの問題がある。
【0003】これを解決するものとして、特開平3−1
09244号公報には、高度活性化処理したゼオライト
粉粒体、セメント及び水溶性樹脂硬化剤、繊維等の補強
材を湿式混練し、任意の性状に圧縮成形した調湿性建築
材料が提案されている。しかしながら、この調湿性建築
材料は優れた吸放湿性を有しているものの、割れやすい
ので小サイズのものしか製造できず、またセメントを結
合材としているために後養生が必要で製造に時間がかか
り、製品の密度も高い。したがって、これを建物等の壁
として施工する場合には、やや重く施工しにくいという
問題があった。また、この調湿性建築材料は同時に透湿
性の大きい材料でもあるので、グラスウール、ロックウ
ール等の断熱材を組み込んだ壁面として用いる場合に
は、室内の湿分が透過して断熱材の結露を引き起こす欠
点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、優れた吸放湿性を有すると共に、簡便に製造で
き、施工能率を向上させることができる軽量で大型板状
の吸放湿性建材を提供することにある。また、本発明
は、前記した性能を満足すると共に裏面への透湿を抑え
た吸放湿性建材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために、ゼオライト、珪藻土、セピオライ
ト等の吸放湿性無機質粒子を用い、その吸放湿性を阻害
することなく、熱硬化性樹脂でこれら無機質粒子を結合
固化させるという視点から誠意検討を重ねた結果、粉末
状の熱硬化性樹脂を使用し、かつ熱硬化性樹脂の配合割
合を調整することにより、この混合物を熱硬化させて得
られる建材板は優れた吸放湿性を保持しており、またこ
の片面又は両面に繊維で補強した表面層を設け一体的に
熱硬化させてなるサンドイッチ構造材は、吸放湿性のあ
る軽量で大型の板状建材となしうることを見出し、本発
明を完成した。さらに、上記サンドイッチ構造材の一方
のコア層と表面層間にプラスチックフィルム等の防湿層
を形成し、これらを一体的に接着することにより、吸放
湿性であるとともに透湿を抑えた板状材となしうること
を見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、吸放湿性無機質粒子
と粉末状熱硬化性樹脂の混合物の熱圧締物で形成され、
下記数式で示される粒子間隙充填率が0.1〜0.5に
なるように粉末状熱硬化性樹脂を配合してなる吸放湿性
建材である。 粒子間隙充填率 = Vr /(1−Vz ) (式中、Vr は樹脂の体積分率、Vz は無機質粒子の体
積分率を示す)
【0007】また、本発明は、吸放湿性無機質粒子と粉
末状熱硬化性樹脂の混合物から形成されたコア層と、そ
の片面又は両面に繊維で補強された表面層とを一体に熱
圧締してなるサンドイッチ構造を有する吸放湿性建材で
ある。
【0008】さらに、本発明は、サンドイッチ構造を有
する吸放湿性建材において、コア層と一方の表面層との
間に防湿層を形成してなる透湿を抑えた吸放湿性建材で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の吸放湿建材の一例を示す
断面模式図であり、図2はサンドイッチ構造を有する吸
放湿建材の断面模式図であり、また図3は透湿を抑えた
吸放湿建材の断面模式図である。図1において、1は吸
放湿性無機質粒子、2はバインダーの熱硬化性樹脂を表
す。また、図2及び図3において、11は吸放湿性無機
質粒子と熱硬化性樹脂からなるコア層であり、12は無
機質繊維で補強された表面層であり、21は防湿層であ
る。
【0010】本発明に用いられる吸放湿性無機質粒子1
としては、多孔質で吸放湿性を有する材料であればよ
く、例えば天然又は合成ゼオライト、珪藻土、セピオラ
イトなどの乾燥粒子が挙げられる。これらは1種でもよ
いし、2種以上を併用してもよい。無機質粒子1の粒径
は特に限定されないが、表面層12用としては0.01
〜0.25mm程度の細粒径のものが材料表面の平滑性
を保つ上で好ましい。また、コア層11用としては細粒
粒子に0.7〜4mm程度の粗粒粒子を1:2〜3:1
程度の割合で混合使用することが、材料の充填構造を低
空隙率とし、強度物性に優れた材料とすることができる
ことから好ましい。また、必要に応じて、吸放湿性無機
質粒子の一部を、吸放湿性がないかあるいは少ない無機
質粒子例えば火山性軽石、人工軽石、軽量骨材などと置
換することも可能である。これらの無機質粒子の置換量
は、製品に要求される吸放湿性を損なうことのないよう
に決めればよい。
【0011】本発明では、吸放湿性無機質粒子1の結合
剤(バインダー)2として粉末状の熱硬化性樹脂を用い
る。このようなバインダーとしては、例えば粉末状のフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
などが使用できる。液状の熱硬化性樹脂をバインダーと
して用いると、これが吸放湿性無機質粒子の多孔質内部
で硬化し、吸放湿性が著しく低下する。
【0012】吸放湿性無機質粒子に対する粉末状熱硬化
性樹脂の配合量は、無機質粒子の全間隙量を超えてはな
らず、また製品の強度を確保するにはある量以上の配合
が必要である。本発明では、前記数式で表される粒子間
隙充填率が0.1〜0.5となるように粉末状熱硬化性
樹脂を吸放湿性無機質粒子に配合する。なお、この値は
バインダーの熱硬化性樹脂が発泡性樹脂である場合には
発泡倍率に相当する。粒子間隙充填量が0.1より少な
いと製品の十分な強度物性が得られず、0.5を超える
と吸放湿性が低下し、また経済性が損なわれる。
【0013】図2に示すサンドイッチ構造を有する吸放
湿建材は、前記の吸放湿建材をコア層11とし、コア層
11の両面に繊維で補強された表面層12を一体に熱圧
締して形成したものである。なお、図2では、コア層1
1の両面に表面層12を形成したものを示したが、片面
のみに表面層12を形成したものでもよい。また、表面
層12とコア層11の厚さ比は、要求される物性や必要
とされる製品の厚さに応じて決められるが、実用的に
は、両面に形成する場合で表面層:コア層の比が1:3
〜1:10程度、片面に形成する場合で表面層:コア層
の比が1:6〜1:20程度でよい。
【0014】この補強用の繊維としては、例えばガラス
繊維、炭素繊維、セラミックス繊維などの無機質繊維で
もよいし、例えばポリエステル繊維、ビニロン等の有機
質繊維ででもよいし、両者を併用することもできる。こ
れらのうち、強度、耐熱性、経済性の面からガラス繊維
が好適である。これら補強用の繊維は、ストランド状又
はクロス状のいずれでもよく、あらかじめ熱硬化性樹脂
を含浸処理したプリプレグとして用いることも可能であ
る。補強用繊維の配合量は特に限定されないが、ストラ
ンド状繊維では無機質粒子100重量部に対し5〜20
重量部程度、クロス状繊維では目付80〜300g/m
2 程度がよい。これらの配合量や目付が少ないと製品の
強度向上が不十分であり、また多くしても強度の向上は
望めず、経済性が損なわれる。
【0015】図3に示す透湿を抑えた吸放湿性建材は、
前記のサンドイッチ構造を有する吸放湿性建材におい
て、コア層11と一方の表面層12との間に防湿層21
を形成したものである。防湿層21はプラスチックフィ
ルム、アルミ箔、ステンレス箔等の耐蝕性フィルムなど
を挿入することにより形成することができる。この耐蝕
性フィルムとしては、厚さ0.1〜0.5mm程度のポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル等の熱可塑
性樹脂フィルムが好ましい。このように、片面だけに防
湿層21を形成すると、反対側の表面層12とコア層1
1を透過した湿気はこの防湿層21で遮断され、防湿層
21側の表面層12には到達できず、背面側に位置する
断熱材に結露が生じることがない。
【0016】次に、本発明の吸放湿性建材の製造方法の
一例として、サンドイッチ構造を有する建材の製造方法
を図4に示す製造フローにより説明する。まず、吸放湿
性無機質粒子と粉末状の熱硬化性樹脂を計量し、ナウタ
ーミキサー、リボンミキサー等の混合装置(表層用3
1、コア層用32)を用いて乾燥状態で混合する。この
混合原料をベルトフィダー、振動フィダー等散布装置
(表層用33、コア層用34)に移し、ベルトコンベア
35によって移動してくる離型用の金属板36上に散布
積層する。複数台の散布装置が離型用の金属板を移送す
るベルトコンベアの走行方向に沿って配置されており、
表層用として細粒の無機質粒子からなる原料混合物を、
コア層用には粗粒の無機質粒子を含む原料混合物をそれ
ぞれ層状に散布積層する。表層散布装置間にはロービン
グ繊維切断用のカッター37が設置されており、ロービ
ングを所定の長さに切断・散布して、表層原料層上にル
ーズなチョップドストランドマットを形成する。ストラ
ンドマット上にさらに次の表層原料混合物を散布する
と、散布原料はストランド繊維間隙中に滑落侵入し、ガ
ラス繊維が原料混合物中に分散している繊維強化構造を
形成することができる。
【0017】図4は補強繊維としてストランド繊維を用
いるものであるが、クロス状の無機質繊維を用いる場合
には、ロービングカッターに代えて無機質クロス巻き出
しロールを設置し、あらかじめ散布成層されている原料
混合物上にクロスを敷き、さらにその上から原料混合物
を散布してクロスを原料混合物間に挟み込み、繊維強化
構造を形成すればよい。
【0018】このようにして得られた積層マットを熱プ
レスに装入して、圧力5〜30kg/cm2 、温度10
0〜200℃で、熱硬化性樹脂を硬化させるのに必要な
時間熱圧締することにより、サンドイッチ構造の吸放湿
性建材を製造することができる。
【0019】また、防湿層を形成する場合には、合成樹
脂フィルム巻き出しロール(図示せず)をいずれかの表
層散布装置とコア層散布装置の間に設置して、合成樹脂
フィルムを挿入積層した後、熱硬化させることにより、
サンドイッチ構造材の一方のコア層と表面層との間に防
湿層が形成され、吸放湿性であるとともに透湿性を抑え
た板状材を製造することができる。
【0020】本発明の吸放湿性建材は、粉体流動特性の
よい乾式原料混合物を使用することにより、製造装置の
制約が少なく、建材板として要求されるほぼ最大サイズ
のもの、例えば横幅900mm〜1200mm、長さ1
800mm〜5000mmが製造可能となる。また、厚
さは5mm〜50mm程度のものが製造可能である。表
面のデザインは平滑な面とすることも、石目調や、煉瓦
・タイル模様等を付けることができる。
【0021】
【作用】一般に、ゼオライト、珪藻土、セピオライト等
の吸放湿性無機質粒子を熱硬化性樹脂で結合固化する
と、粒子表面が樹脂で被覆されたり、粒子内部空隙中に
樹脂が浸透して、水分の吸脱着が著しく阻害される。本
発明に従って粉末状の熱硬化性樹脂を使用すると、当然
のことながら無機質粒子との混合時に粒子内部への樹脂
の浸透は大きく抑制されるが、熱硬化時に樹脂はラメラ
状に発泡し無機質粒子間隙内を充填する。樹脂による粒
子間隙充填率を0.1〜0.5として樹脂発泡倍率を相
対的に大きくすると、発泡層に占める連続空隙の割合が
大きくなり、建材板内で湿分の拡散性は増し、無機質粒
子への湿分の供給を阻害しないために良好な吸放湿性が
得られると考えられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例により本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0023】実施例1 天然ゼオライト(新東北化学工業製)を粉砕乾燥して調
製した粒度0.01〜0.25mmのゼオライト粒子1
00重量部とビスフェノールA変性レゾール型フェノー
ル樹脂(旭有機材工業製、SP115PD)11.1重
量部をブレンダーで混合し、樹脂率10重量%の原料混
合物を調製した。この原料混合物840gを離型用金属
板上に置いた内寸30cm×30cmの発泡スチロール
枠中に均一に散布成層したのち熱プレスに装入し、温度
160℃、圧力10kg/cm2、時間15分間の条件
で熱圧締し、厚さ約8mmの平板を製作した。得られた
平板を30mm×200mmに切り出し、3点曲げによ
り曲げ物性を測定した。また、吸放湿性は底面及び側面
をアルミテープで被覆し、一面のみを露出させた50m
m×200mmの試験片を用いて、恒温恒湿機中で25
℃−RH50%、及び25℃−90%の条件を24時間
毎に繰り返し、それぞれ単位面積当たりの吸湿量率と放
湿量率を求め、その平均値を吸放湿率(g/m2 )とし
た。粒子間隙充填率=Vr /(1−Vz )は下記に従い
計算した。 Vr = So × Wr × Dr Vz = So × Wz × Dz ただし、So は試験板の密度、Wr は樹脂の重量配合
比、Wz はゼオライト粒子の重量配合比、Dr は樹脂の
真比重(1.30)、Dz はゼオライトの粒子密度
(2.44)である。
【0024】実施例2 実施例1のレゾール型フェノール樹脂の配合量を25重
量部(樹脂率20重量%)とし、原料混合物の散布積層
量を905gとした以外は、実施例1と同様の条件で平
板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0025】実施例3 実施例1のレゾール型フェノール樹脂の配合量を33.
5重量部(樹脂率25重量%)とし、原料混合物の散布
積層量を995gとした以外は、実施例1と同様の条件
で平板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0026】実施例4 実施例1のゼオライト粒子を0.01〜0.25mmの
細粒子と0.5〜4mmの粗粒子の等量混合物100重
量部、レゾール型フェノール樹脂配合量を8.3重量部
(樹脂率7.7重量%)とし、原料混合物の散布積層量
を765gとした以外は、実施例1と同様の条件で平板
を製作し、同様に評価試験を行った。
【0027】実施例5 実施例1のゼオライト粒子を0.01〜0.25mmの
細粒子と0.5〜4mmの粗粒子の等量混合物100重
量部、レゾール型フェノール樹脂配合量を11.1重量
部(樹脂率10重量%)とし、原料混合物の散布積層量
を850gとした以外は、実施例1と同様の条件で平板
を製作し、同様に評価試験を行った。
【0028】実施例6 実施例2の天然ゼオライトの代わりに珪藻土(北秋珪藻
土、オプライト、粒度44μm通過分が70〜80%、
真比重2.20)を用いて原料混合物を調製し、この原
料混合物605gを散布積層した以外は、実施例2と同
様の条件で平板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0029】実施例7 実施例2の天然ゼオライトの代わりにセピオライト(中
国産、粒度44μm通過分70〜80%、真比重2.0
0)に用いて原料混合物を調製し、この原料混合物55
0gを散布積層した以外は、実施例2と同様の条件で平
板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0030】比較例1 実施例1のレゾール型フェノール樹脂の配合量を5.3
重量部(樹脂率5重量%)とし、原料混合物の散布積層
量を778gとした以外は、実施例1と同様の条件で平
板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0031】比較例2 実施例1のレゾール型フェノール樹脂の配合量を42.
9重量部(樹脂率30重量%)とし、原料混合物の散布
積層量を1,030gとした以外は、実施例1と同様の
条件で平板を製作し、同様に評価試験を行った。
【0032】比較例3 天然ゼオライト100重量部に、粉末状フェノール樹脂
に代えて固形分60%の水溶液状のレゾール型樹脂(旭
有機材工業製、RG−600)41.7重量部(樹脂率
20重量%)を加え、ホバートミキサーで十分に攪拌混
合した。この原料混合物931gを散布積層した後、実
施例1と同様の条件で平板を製作し、同様に評価試験を
行った。
【0033】上記の実施例1〜7の結果を表1に、また
比較例1〜3の結果を表2に示す。なお、表中の曲げ強
さの単位はkgf/cm2 である。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】実施例8 製造設備として、離型用の金属板移送用のベルトコンベ
アの走行方向に沿って散布幅100cmの4台の表層原
料散布装置と1台のコア層原料散布装置、及び切断ロー
ル幅100cm、繊維切断長さ38mmのロービングカ
ッターが図3に示す状態で配置されているラインを用い
た。実施例2記載の樹脂率20重量%の原料混合物を表
層散布用ベルトフィダーに入れ、実施例4記載の樹脂率
7.7重量%の原料混合物をコア層散布用ベルトフィダ
ーに入れる。また、複数個の繊維径13μm、番手24
00texのガラス繊維ロービング(日東紡績製、RS
−240PR−348CS)をロービングカッターにつ
なぐ。ベルトコンベア上に120×340cmの離型用
の金属板を載せて移送し、その金属板状に前記各原料を
交互に散布積層して約100cm×300cmの積層マ
ットを調製する。各原料の散布順序と散布量は次のとお
りである。 1. 第1表層散布機 280g/m2 2. チョップドストランド 280g/m2 3. 第2表層散布機 835g/m2 4. コア層散布機 9,035g/m2 5. 第3表層散布機 280g/m2 6. チョップドストランド 280g/m2 7. 第4表層散布機 835g/m2 この一連の操作で、チョップドストランドが細粒ゼオラ
イト・樹脂混合物中に分散した表面層と、粗粒のゼオラ
イトを含む細粒ゼオライト・樹脂混合物(コア層)から
なるサンドイッチ構造の積層マットが形成される。次
に、この積層マットを熱プレスに入れて、加熱温度16
0℃、圧力20kg/cm2 の条件で15分間熱圧締し
て、大きさ100cm×300cm、厚さ約10mmの
サンドイッチ構造の建材板を製作した。この建材板につ
いて、実施例1と同様の方法で評価試験を行った。
【0037】実施例9 実施例8のロービングカッターに代えてシート巻き出し
ロールを設置し、チョップドストランドに代えて目付量
100g/m2 、フェノール樹脂含浸率44重量%の平
織りガラスクロスプリプレグ(旭ファイバーグラス製)
を配置した以外は、実施例8と同条件で熱圧締してサン
ドイッチ構造の建材板を製作し、同様に評価試験を行っ
た。
【0038】実施例10 実施例8のコア層散布装置の後にシート巻き出しロール
を設置し、コア層用原料混合物散布後、その散布層の上
に0.2mm厚さのポリスチレン樹脂フィルム(新日鐵
化学製)を置き、その上に第5層目以降の原料を散布積
層する操作を行った以外は、実施例8と同様の条件で積
層マットを作り、得られた積層マットを実施例8と同条
件で熱圧締してサンドイッチ構造の建材板を製作し、同
様に評価試験を行った。
【0039】比較例4 比較のために杉板材の吸放湿性を同様に測定した。
【0040】実施例8〜10及び比較例4の結果を表3
に示す。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】以上、説明した本発明の吸放湿性建材
は、粉末状の熱硬化性樹脂を、ゼオライト、珪藻土、セ
ピオライト等の吸放湿性無機質粒子の粒子間隙の50%
以内の配合量で使用し、連続空隙を有する発泡樹脂層で
該吸放湿性の無機質粒子を固着させてなる、吸放湿性と
強度物性の優れた建材板であり、また、表面層とコア層
との間に防湿層を形成させてなる、裏面への透湿を抑え
た吸放湿性建材である。さらに、従来の吸放湿性建材に
はなかった大型板状製品も容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸放湿建材を示す断面模式図である。
【図2】サンドイッチ構造を有する吸放湿建材の断面模
式図である。
【図3】透湿を抑えた吸放湿建材の断面模式図である。
【図4】サンドイッチ構造を有する吸放湿建材の製造方
法を示す製造フローである。
【符号の説明】
1 : 吸放湿性無機質粒子 2 : バインダー 11 : コア層 12 : 表面層 21 : 防湿層 31、32 : 混合装置 33、34 : 散布装置 36 : 離型用の金属板 37 : カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 卓哉 千葉県君津市八重原1338−1 (72)発明者 伊藤 啓雄 宮城県仙台市太白区長町八丁目7番20号 宮城県工業技術センター内 (72)発明者 斉藤 雅弘 宮城県仙台市太白区長町八丁目7番20号 宮城県工業技術センター内 (72)発明者 鈴木 康夫 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 宮城県庁内 (72)発明者 松本 浩 宮城県仙台市宮城野区東仙台五丁目30番26 号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸放湿性無機質粒子と粉末状熱硬化性樹
    脂の混合物の熱圧締物で形成され、下記数式で示される
    粒子間隙充填率が0.1〜0.5になるように粉末状熱
    硬化性樹脂を配合してなる吸放湿性建材。 粒子間隙充填率 = Vr /(1−Vz ) (式中、Vr は樹脂の体積分率、Vz は無機質粒子の体
    積分率を示す)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸放湿性無機質粒子と粉
    末状熱硬化性樹脂の混合物から形成されたコア層と、そ
    の片面又は両面に繊維で補強された表面層とを一体に熱
    圧締してなるサンドイッチ構造を有する吸放湿性建材。
  3. 【請求項3】 サンドイッチ構造を有する吸放湿性建材
    において、コア層と一方の補強層との間に防湿層を形成
    してなる透湿を抑えた吸放湿性建材。
  4. 【請求項4】 防湿層が、プラスチックフィルムである
    請求項3記載のサンドイッチ構造の吸放湿性建材。
  5. 【請求項5】 吸放湿性無機質粒子が、ゼオライト、珪
    藻土又はセピオライトの1種又は2種以上である請求項
    1〜4のいずれかに記載の吸放湿性建材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003090563A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Chiyonobu Eguchi 調湿パネル及び調湿具

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