JPH11507376A - 抗真菌性d−アミノ酸ヒスタチン系ペプチド - Google Patents
抗真菌性d−アミノ酸ヒスタチン系ペプチドInfo
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Abstract
(57)【要約】
D−アミノ酸ヒスタチン類及びヒスタチン系ペプチド、並びに真菌感染又は細菌感染の治療方法について記載されている。これらのD−アミノ酸ヒスタチン類及びヒスタチン系ペプチドは、それらのL−鏡像体性アナログに比較してより長期にわたって抗真菌剤又は抗細菌剤として作用する。
Description
【発明の詳細な説明】
抗真菌性D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド 政府の支援
ここに記載の本発明は、本発明の一部の権利を有する米国国立衛生研究所のグ
ラントNo.DE07652によって全体的又は部分的に支援された。関連出願
本出願はl991年11月1月に出願された米国特許出願第07/786,571号(現在は放
棄)の包袋継続出願である1993年10月28日に出願された米国特許出願第08/145,
030号の包袋継続出願(現在は放棄)である1994年8月9日に出願された米国特許
出願第08/287,717号の一部継続出願である1995年6月7日に出願された米国特許
出願第08/485,273号の一部継続出願であって、該出願に基づく優先権を主張す
るものである。上記の出願のすべての内容が本文中に文献の援用により編入され
る。発明の背景
天然のヒトヒスタチン類系統群は、ヒトの顎下及び耳下の唾液分泌液中に見ら
れる、ヒスチジンに富む12種類の低分子量ペプチド群である(Oppenheim ら(198
6),J.Biol.Chem.261: 1177-1182; Oppenheim ら(1988),J.Biol.Chem.26
3: 7472-7477; Troxler ら(1990),J.Dent.Res.69: 2-6)。主要な系統群メ
ンバー(ヒスタチン1、3及び5;全系統群の70〜80%を占める)の一次構造は、
これらのタンパク質がそれぞれ38、32及び24アミノ酸残基から構成されているこ
とを示している。これらの3種類の主要ヒスタチンの間には高い相同性が存在す
る。ヒスタチン5はヒスタチン3の翻訳後切断から生じる。ヒスタチン系統群のさ
らに小さいメンバーの多くも、実際にヒスタチン1、3及び5の翻訳後のタンパク
質分解から生じると思われている(Oppenheim ら(1989),Human
Saliva: Clinical Chemistry and Microbiology Vol.1 CRC Press,Boca Raton
,FL,ed.Tenovuo,J.O.; Lalら(1992),Arch.Oral Biol.37: 7-13)。ヒス
タチン1と3をコードする遺伝子は染色体に局在し(vanderSpekら(1989),Am.J
.Hum.Genet.45: 381-387)、その配列が決定されている(Sabatini,L.M.ら
(1989),Biochem.Biophys.Res.Comm.160:495-502)。ヒスタチン1と3は別々
の遺伝子に由来するように思われる。
これら3種類の主要ヒトヒスタチンは多様な口内微生物相に対する特異的な抗
微生物活性を示す。これらのヒスタチン類は、生理学的濃度で、原口及び菌糸体
の両方の形態のカンジダ アルビカンスを殺すことができる(Pollock,J.J.ら
(1984),Infect.Immun.44:702-707; Xu,T.ら(1991),Infect.Immun.59(8):
2549-2554)。ヒスタチン類は、口内細菌、例えば、ストレプトコッカス ミュ
ータンス(MacKay,B.J.ら(1984),Infect.Immun.44:695-701; Xu,T.ら(1
990),J.Dent.Res.69: 239)、ポルフィロモナス ギンギバリス(Colon ら(
1993),J.Dent.Res.72: 322)及びアクチノマイセス ビスコサス(Kalpidis
ら(1992)J.Dent.Res.72: 305)を殺すこともできる。
酵母カンジダ アルビカンスの感染は、広く起こり、場合によっては生命に危
険な病気であって、さもなければ健康人及び免疫的に損なわれた患者に影響を与
える。カンジダ膣炎は15〜55%の健康な若い女性に影響を与えていると推測され
ている。カンジダの感染は、糖尿病患者において、妊娠中において、及び抗生物
質、ステロイドホルモン、又は経口避妊薬の薬物投与後にしばしば起こる(Tapp
er-Jones,L.M.ら(1981)J.Clin.Pathol.34:706-11; Sobel,J.D.ら(198
4)Infect.Immun.44:576-580)。口内カンジダ症は、ヒト免疫不全ウイルスタ
イプ1に感染した個人における後天性免疫不全症候群(AIDS)の初期日和見感染
、ならびに癌患者における照射及び化学療法の合併症である(Yeh,C.-K.ら(19
88)J.of Acquired Immune Deficiency Syndromes 1:361-366)。さらに、入れ
歯利用者のカンジダ感染は年配者の間に広く起こる口内の問題である歯
口内炎に主要な役割を果たしている(Pollock,J.J.ら(1990)NYS Dental J.56:
36-38)。皮膚及び尿道のカンジダ感染は広範囲に及ぶ問題である。集中管理下
の患者と免疫的に損なわれた患者において、静脈内使用のための安全かつ効果的
な抗真菌剤は少ないので、全身的な真菌感染はしばしば死をもたらす(Burnie,
J.P.ら(1985)British Medical Journal 290:746-748)。同様に、多様な細
菌種による感染は激しい病気の状態及び死さえも引き起こしうる。
いくつかの抗真菌剤(例えば、クロトリマゾール、ミコナゾール、ケトコナゾ
ール及びニスタチン)並びに抗細菌剤(ペニシリン、ストレプトマイシン、テト
ラサイクリン及びクロロヘキシジン)が現在利用することができるが、これらの
薬剤は完全には効果的ではなく、薬剤耐性微生物を導くことがあり、そして多様
な悪い副作用を生じうる。その多くが経口又は全身投与に適当ではない。よって
、効力のある天然の抗真菌又は抗細菌物質は微生物感染の治療を顕著に向上させ
るだろう。発明の要約
本発明は、天然ヒスタチン類と同等か、又はそれよりも高い抗カンジダ又は抗
細菌活性を有するが、それよりもサイズが小さい実質的に純粋なペプチドに基づ
く。これらのペプチドはそのアミノ酸配列中に一つ以上のD-アミノ酸を有する。
これらのペプチドは、ヒスタチン類と呼ばれる、天然のヒトヒスチジンに富む唾
液タンパク質のアミノ酸配列の定義された部分を表わし、本明細書ではD-アミノ
酸ヒスタチン系ペプチドと称される。本発明のヒスタチン系ペプチドは、配列の
特定された部分に特定のアミノ酸置換を有するヒスタチン類のアミノ酸配列の定
義された部分をも包含する。本明細書で示されるように、これらのD-アミノ酸ヒ
スタチン系ペプチドは抗カンジダ又は抗細菌活性において天然のヒスタチン類よ
りも優れることが示される。よって、本発明は、一種以上のD-アミノ酸を含有す
る定義されたアミノ酸配列を持つヒスタチン系ペプチドからなる真菌又は細菌感
染の治療のための組成物を提供する。顕著な抗真菌又は抗細菌活性を有するD-ア
ミノ酸ペプチドは少なくとも8個のアミノ酸の配列部分を有し、かつ天然のヒト
ヒスタチン類、又はこれらヒスタチン類に由来するヒスタチン系ペプチドのアミ
ノ酸配列を有する。特に顕著な抗真菌又は抗細菌活性を有するペプチドはペプチ
ド113と称されるペプチドである(配列番号18)。ペプチド中の特定の位置に
アミノ酸置換を有するペプチド13のホモログも顕著な抗真菌又は抗細菌活性を有
する。図面の簡単な説明
図1A−1Cはヒトヒスタチン類とペプチド101、102、103、104、105、113、113
−F4、113−F5、113−F12、113−F4.5、113−F4.5.12、113−K6、113−H8、113
−K6H8、113−F8、113−L4.5.12、113−Y4.5.12、113−Q2.10、113−Q3.9、113
−Q2.3.9.10、117、118、119、120及び129のアミノ酸配列を示す。
図2は、ヒスタチン-5、ペプチド103、ペプチド113、ペプチド113D及びペプチ
ド129の濃度を関数とするカンジダ アルビカンス出芽型分生子の%致死率を示
すグラフである。
図3は、ペプチド113、ペプチド113D及びペプチド129の異なる濃度に関しての
、カンジダ アルビカンス出芽型分生子の%致死率を示す棒グラフである。
図4は、ペプチド103、ペプチド113、ペプチド113D、及びペプチド129の2mM濃
度、ならびにヒスタチン系ペプチドが存在しない場合に、時間を関数とするポル
フィロモナス ギンギバリスの成長阻害の量を示すグラフである。
図5は、ペプチド113Dの異なる濃度に関して、ならびにヒスタチン系ペプチド
が存在しない場合に、時間を関数とするポルフィロモナス ギンギバリスの成長
阻害の量を示すグラフである。
図6は、ペプチド113、ペプチド113D及びヒスタチン5の濃度を関数とするシ
ュードモナス アエルギノサの%致死率を示すグラフである。
図7は、ペプチド113、ペプチド113D及びヒスタチン5の濃度を関数とするスト
レプトコッカス ミュータンスの%致死率を示すグラフである。
図8は、ヒスタチン5、ペプチド101、ペプチド103、ペプチド105、ペプチド118
、ペプチド119、ペプチド120、ペプチド129、ペプチド113及びペプチド113Dの濃
度を関数とする、クロストリパイン活性の阻害率%を示すグラフである。
図9は、ペプチド113D、ペプチド113及びペプチド113-F4.5.12の濃度の関数と
してクロストリパイン活性の阻害率%を示すグラフである。発明の詳細な説明
本発明は抗真菌又は抗細菌活性を有するペプチドに関し、このペプチドにおけ
るアミノ酸配列は、ヒスタチン類と呼ばれる、ヒスチジンに富む天然ヒト唾液タ
ンパク質のアミノ酸配列の定義された部分を表わし、そして該アミノ酸配列の1
個以上のアミノ酸がD型である。(ヒスタチン類は文献中ではヒスチジンに富む
タンパク質又はHRPとも呼ばれている。)ヒスタチン類は、ヒト及び旧世界サ
ルの耳下並びに顎下舌下分泌腺で合成される主要唾液タンパク質である(Azen,
E.A.(1978)Biochem.Genet.16:79-99)。ヒスタチン類は口腔の免疫外防御
システムの一部であると考えられている。幾つかの口内細菌(例えば虫歯の原因
となるストレプトコッカス ミュータンス及び歯周病原菌ポルフィロモナス ギ
ンギバリス)に対するヒスタチン類の抗真菌活性ならびにそれらの抑制効果がイ
ンビトロで示されている。さらに、ポリヒスチジンペプチドが単純ヘルペスウイ
ルスをインビトロで不活性化し、全唾液がヒト免疫不全ウイルスの阻害剤を含有
するとの観察は、ヒスタチン類が抗ウイルス活性を有している可能性を示唆して
いる。これらのインビトロの研究は、局所的又は全身的なカンジダ感染、口内細
菌病、例えば虫歯及び歯周炎、全身細菌感染及びウイルス感染の治療に、一種以
上のD-アミノ酸を含有するヒスタチン類又はヒスタチン系ペプチドを含有する組
成物の潜在的な臨床的利用を支持する。膣、尿道、粘膜、呼吸系、皮膚、耳、口
又は目の真菌又は細菌感染はD-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド治療に特に感受性
がある。D-アミノヒスタチン系ペプチド治療に特にかなう微生物は以下の通りで
ある。
a)カンジダ アルビカンス(Candica albicans)、
b)アクチノマイセス アクチノマイセテムコミタンス(Actinomyces actinomy
cetemcomitans)、
c)アクチノマイセス ビスコサス(Actinomyces viscosus)、
d)バクテロイデス フォーシサス(Bacteroides forsythus)、
e)バクテリオデス フラギリス(Bacteriodes fragilis)、
f)バクテリオデス グラシリス(Bacteriodes gracilis)、
g)バクテリオデス ウレオリチクス(Bacteriodes ureolyticus)、
h)カンピロバクター コンシサス(Campylobacter concisus)、
i)カンピロバクター レクタス(Campylobacter rectus)、
j)カンピロバクター ショワエ(Campylobacter showae)、
k)カンピロバクター スプトラム(Campylobacter sputorum)、
l)カプノサイトファガ ギンギバリス(Capnocytophaga gingivalis)、
m)カプノサイトファガ オカラセア(Capnocytophaga ochracea)、
n)カプノサイトファガ スプチゲナ(Capnocytophaga sputigena)、
o)クロストリジウム ヒストリチカム(Clostridium histolyticum)、
p)エイケネラ コロデンス(Eikenella corrodens)、
q)エウバクテリウム ノダタム(Eubacterium nodatum)、
r)フソバクテリウム ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)、
s)フソバクテリウム ペリオドンテイカ(Fusobacterium periodonticum)
、
t)ペプトストレプトコッカス ミクロス(Peptostreptococcus micros)、
u)ポルフィロモナス エンドドンタリス(Porphyromonas endodontalis)、
v)ポルフィロモナス ギンギバリス(Porphyromonas gingivalis)、
w)プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)、
x)プレボテラ ニグレセンス(Prevotella nigrescens)、
y)プロピオニバクテリウム アクネ(Propionibacterium acnes)、
z)シュードモナス アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)、
aa)セレノモナス ノキア(Selenomonas noxia)、
bb)スタフィロコッカス アウレウス(Staphylococcus aureus)、
cc)ストレプトコッカス コンステラタス(Streptococcus constellatus)、
dd)ストレプトコッカス ゴルドニ(Streptococcus gordonii)、
ee)ストレプトコッカス インターメディアス(Streptococcus intermedius
)、
ff)ストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)、
gg)ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)、
hh)ストレプトコッカス ニューモニア(Streptococcus pneumonia)、
ii)ストレプトコッカス サングイス(treptococcus sanguis)、
kk)トレポネマ デンチコラ(Treponema denticola)、
ll)トレポネマ ペクチノボラム(Treponema pectinovorum)、
mm)トレポネマ ソクランスキー(Treponemasocranskii)、
nn)ベイロネラ パルブラ(Veillonella parvula)及び、
oo)ボリネラ スクシノゲネス(Wolinella succinogenes)。
ヒトヒスタチンタンパク質が単離され、その配列決定がなされた。それらは12
の関連のある低分子量タンパク質の系統群であることが示されている。ヒスタチ
ン類のアミノ酸配列の比較は、ヒスタチン2及びヒスタチン4-12が、ヒスタチン1
とヒスタチン3の特定のタンパク質加水分解切断からそれぞれ得られたことを示
唆する(Oppenheim,F.G.ら(1988),J.Biol.Chem.263:7472-77; Troxler,R
.F.ら(1990),J.Dent.Res.69(1): 2-6)。さらに、ヒスタチンcDNAのクロ
ーニングと配列の分析は、主要産物がヒスタチン1と3である2種類の相同遺伝子
座によってヒスタチン類がコードされていることをさらに示している(Sabatini
,L.M.ら(1989),Biochem.Biophys.Res.Comm.160:495-502; Vanderspek,
J.C.ら(1990),Arch.Oral Biol.35(2): 137-43)。
本発明の抗真菌及び抗細菌ペプチドのアミノ酸配列はペプチド113のアミノ酸
配列(配列番号18)の全ての部分又は定義された部分を表わす。さらに、本発明
の抗真菌及び抗細菌ペプチドは、ペプチドの特定部分にアミノ酸置換を有するペ
プチド113(配列番号18)の全ての部分又は定義された部分を包含する。
本発明の好ましい実施態様は、ペプチド113それ自体(配列番号18);このペ
プチドの少なくとも8個のアミノ酸配列を含有するペプチド113の断片;6位のグ
リシンがリジン、アルギニン又は他の塩基性アミノ酸により置換されたペプチド
113からの少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列;8位のリジンがヒスチジン
、フェニルアラニン又は他の疎水性アミノ酸により置換されたペプチド113から
の少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列;4、5及び12位の一つ以上のヒスチ
ジンがフェニルアラニン、チロシン、ロイシン又は他の疎水性アミノ酸により置
換されたペプチド113からの少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列;2位と10
位のリジンの片方又は両方がグルタミン、アルギニン、又は(両リジンが置換さ
れる場合)グルタミンとアルギニンとの組合せにより置換されたペプチド113か
らの少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列;及び3位と9位のアルギニンの片
方又は両方がグルタミン、リジン、又は(両アルギニンが置換される場合)グル
タミンとリジンとの組合せにより置換されたペプチド113からの少な
くとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列である。2、3、9及び10位が、グルタミ
ン4個の組合せでない場合又はそれ以外のいずれかの非塩基性アミノ酸4個のグ
ループでない場合、ペプチド113からの少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配
列におけるこれらのアミノ酸置換の組合せは、いずれも本発明の好適な態様であ
る。
本発明の特定の好適な実施態様は、ヒスタチン1(配列番号1)、ヒスタチン3
(配列番号3)、ヒスタチン5(配列番号5)、ヒスタチン9(配列番号9)、ペプ
チド101(配列番号13)、ペプチド102(配列番号14)、ペプチド103(配列番号1
5)、ペプチド104(配列番号16)、ペプチド105(配列番号17)、ペプチド113(
配列番号18)、ヒスタチン11(配列番号11)、ペプチド129(配列番号23)、ペ
プチド117(配列番号19)、ペプチド118(配列番号20)、ペプチド119(配列番
号21)、ペプチド120(配列番号22)、ペプチド113−F4(配列番号24)、ペプチ
ド113−F5(配列番号25)、ペプチド113−F12(配列番号26)、ペプチド113-F4.
5(配列番号27)、ペプチド113-F4.5.12(配列番号28)、ペプチド113−K6(配
列番号29)、ペプチド113−H8(配列番号30)、ペプチド113−K6H8(配列番号31
)、ペプチド113-F8(配列番号32)、ペプチド113-L4.5.12(配列番号33)、ペ
プチド113-Y4.5.12(配列番号34)、ペプチド113−Q2.10(配列番号35)、及び
ペプチド113−Q3.9(配列番号36)である。これらの好ましいペプチドのアミノ
酸配列を図1A-1Dに示す。これらのD-アミノ酸ペプチドの二種以上の組合せは抗
真菌又は抗細菌組成物としても効果的であり、本発明の組成物として包含される
。しかし、グルタミンが2、3、9及び10位に存在するこれらのペプチドの組合せ
、すなわちペプチド113-Q2.3.9.10(配列番号37)は特に好適な実施態様ではな
い。
D-アミノ酸ペプチドは化学合成できる。小さい置換基の付加、又はアミノ酸残
基内又はアミノ酸残基間での一以上の共有結合の修飾等の些細な化学的修飾によ
り、ペプチドの抗真菌又は抗細菌活性を顕著に低下させることなくこれらのD-ア
ミノ酸ペプチドを変更することができる。非常に有用な修飾は、ペプチドのアミ
ノ末端かカルボキシル末端又はその両末端への置換基の付加である。これらの置
換基付加修飾は、ペプチドをその活性型で安定化させ、これらのペプチドの酵素
的分解の防止に役立つように思える。これらの置換基はアミノ末端のアミンか、
又はカルボキシル末端のカルボキシル基に付加される。これらの置換基はいくぶ
んか嵩があってもよく、一種以上の天然又は修飾アミノ酸を包含してもよい。特
に有用な修飾は、ペプチドのアミノ末端のアセチル化かカルバニル化、又はペプ
チドのカルボキシル末端のアミド化である。その両方の修飾の組合せが特に有用
である。そのような修飾は、配列構造にD-アミノ酸を導入することにより提供さ
れる半減期を超えて、分解、カプセル化、内面化又は排出が起こる前のペプチド
の生物学的半減期をさらに増加させるように思える。
ここに記載されるペプチドは、カンジダ アルビカンスの出芽型分生子の致死
性、ポルフィロモナス ギンギバリスの成長阻害性及びクロストリパイン活性の
阻害性における効果を別々に測定するように設計されたアッセイで調べられた。
これらのアッセイは、本発明のD-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドの抗真菌及び抗
細菌活性を表わす。驚くことに、これらのアッセイで調べた場合、本発明のD-ア
ミノ酸ヒスタチン系ペプチドは、ヒスタチン系ペプチドの天然のL-アミノ型と比
較して優れた抗カンジダ及び抗細菌活性を有することが見出された(図4を参照
)。これらのD-アミノ酸ペプチドのいくつかのもののサイズと端を切り取ったペ
プチドの型を鑑みれば、これらの抗真菌活性及び抗細菌活性は驚くべきことであ
る。
以下は、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド、カンジダの出芽型分生子の致死性
についてのアッセイで測定されたD-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドの抗真菌活性
、及びポルフィロモナス ギンギバリス成長の阻害性及びクロストリパイン酵素
活性の阻害性に関するアッセイで測定されたヒスタチン系ペプチドの抗細菌活性
の説明である。
この後の説明において、D-アミノ酸ヒスタチン類又はヒスタチン系ペプチドに
ついては、例えば113Dのように、ヒスタチン番号又はヒスタチン系ペプチド番号
の後にDを示すことにする。D- アミノ酸ヒスタチン系ペプチド
ヒスタチン系ペプチド113のD型(そのアミノ酸配列に関しては図1A−1Dを参照
)は標準的な固相ペプチド合成技術を用いて調製した(B.Merrifield,Science
232: 241-247(1986)を参照)。この例において、固体支持体に結合させたカルボ
キシル末端アミノ酸であるヒスチジンはL-鏡像体であった。D-鏡像体は残りの11
残基のそれぞれに用い、これらを固体支持体上のL-ヒスチジンに順番に付加して
全長ペプチドを形成させた。得られたペプチドは113Dと命名した。
固体支持体は共有結合されたDアミノ酸を用いて得ることができる;よって、D
-ペプチドは、カルボキシル末端残基を含めたすべての残基がD-鏡像体であるよ
うに調製することができる。
この合成技術により、当業者はどのアミノ酸をD-鏡像体とすべきかを選択的に
設計することができる。このようにして、D-鏡像型の特定のアミノ酸を用いて、
ヒスタチン系ペプチドならびにヒスタチン類それ自体が合成できる。D- アミノ酸ヒスタチン系ペプチドの抗真菌活性
カンジダ アルビカンスは二形性酵母である。それは発芽の際に、菌糸形又は
発芽形に発達する酵母又は出芽型分生子の形で存在することができる。発芽形が
より侵略的と思われているが、健康な個体の口腔から集めたカンジダ アルビカ
ンス単離物のほとんどが出芽型分生子の型にあるように見える(Arendorf,T.M
.ら(1980),Arch.Oral Biol.25:1-10; Gow,N.A.R.ら(1987),Criti.Rev
.Microbiol.15: 73-78; Odds,F.C.(1988),Candida and Candidosis,2nd
ed.,Bailliere Tindall,London,England)。合成ヒスタチン5、ヒス
タチン系ペプチド113、合成ペプチド113D及びヒスタチン系ペプチド129の抗真菌
活性が、カンジダの出芽型分生子形に対するペプチドの効果を試験するために設
計されたアッセイで測定された。カンジダ アルビカンスの出芽型分生子の致死
性を測定するこれらのアッセイはここで引例として取り込まれるXuらにより記載
されている(Xu,T.ら(1991),Infect.Immun.59(8): 2549-2554)。ペプチド1
13Dはヒスタチン5とほぼ等しく効能があり、ヒスタチン5に比較したその大きさ
にもかかわらず抗真菌活性を示している。ペプチド113及び103はヒスタチン5及
びD-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド113Dに匹敵する殺真菌活性を示した。ヒスタ
チン系ペプチド129はペプチド113よりも小さいにもかかわらず、殺真菌活性を有
している。ヒスタチン系ペプチドの抗真菌効力は各ペプチドの大きさとアミノ酸
配列との両方の関数であるように思える。特に、ヒトヒスタチン類の抗真菌効力
はペプチド113に存在しているように思え、ペプチド113の選択されたサブペプチ
ドは少なくとも部分的な抗真菌活性を保持している。D-アミノ酸によるペプチド
113がペプチド113の抗真菌活性を保持する。特定のタイプのアミノ酸置換をペプ
チド113に行うことによるこのペプチドの修飾は、抗真菌活性を保持するペプチ
ドをもたらす。付加的な修飾は置換基をアミノ末端又はカルボキシル末端に付加
することにより行いうる。治療的応用
本発明のD-アミノ酸ヒスタチン類及びヒスタチン系ペプチドは、真菌感染、特
にカンジダ感染、又は細菌感染の治療のための組成物及び方法に用いることがで
きる。真菌感染又は細菌感染治療のためのこれらの方法は予防処置にも同様に適
用される。本組成物は、真菌のすべての発育形態に対して最大活性を得るために
、ヒスタチン系ペプチドのD-アミノ酸型及び非D-アミノ酸型の組合せを含んでも
よい。Xuらにより記載されたように、組成物のイオン強度、多様な一価及び二価
イオンの存在及びpHを調節して、ヒスタチン系ペプチドの最大の抗真菌又は抗細
菌活性を得てもよい(Xu,T.ら(1991),Infect Immun.59(8): 2549-54)。膣、
尿道、耳、口腔、呼吸器系、目の領域、多様な粘膜領域及び皮膚への抗真菌剤の
適用のための適当なキャリヤーは公知であり、例えば米国第4,725,576号(J.J.
PollockとB.J.MacKayによる L−ヒスチジンを含有する殺真菌性ポリペプチ
ド組成物とその使用方法、1988年2月16日)に記載されている。全身感染の治療
用組成物は多様な経路、例えば静脈内又は皮下に投与することができる。
上記の真菌又は細菌感染の治療のための組成物及び方法はヒトにおける使用に
限定されるものでなく、獣医学的利用のために同様に適用できる。
さらに、真菌感染の治療のための上記組成物と方法は細菌感染の治療(例えば
ストレプトコッカス ミュータンス、シュードモナス アエルギノサ又はポルフ
ィロモナス ギンギバリス)及びウイルス感染(例えば単純ヘルペスウイルス又
はヒト免疫不全ウイルスタイプ1)にも用いることができる。D- アミノ酸ヒスタチン系ペプチドによるクロストリパイン阻害
クロストリパインはクロストリジウム ヒストリチカム(Clostridium histol
yticum)により合成されるエンドペプチダーゼ酵素である。タンパク質分解活性
を有するこの酵素は、ヒスタチン5により、及びヒスタチン系ペプチドにより阻
害されうる(図8と図9を参照)。よって、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドは、
細菌生存のために必須である細菌酵素を阻害することにより細菌機能を阻害する
ことができる。実施例1 材料と方法
A.ヒスタチン系ペプチドの化学合成
ヒスタチン系ペプチドはメリフィールドの固相法により合成された(Merrifie
ld,B.(1986)Science 232: 341-47)。ペプチドは、Fmoc L-アミノ
酸キット(Millipore,Bedford,MA)を用いてMilliGen/Bioresearch Sam-2ペプ
チドシンセサイザーにより合成され、RP-HPLC(Pharmacia-LKB)を用いるTSKODS
-i20T C18カラム(5μm、4.6×250mm)で精製された。精製されたペプチドはBec
kman System 6300アミノ酸アナライザーによるアミノ酸分析により定量された。
B.カンジダ アルビカンスの致死
(1)カンジダ アルビカンス保存物
カンジダ アルビカンスの詳しく記述された株をバイオアッセイに用いた。こ
の株ATCC 44505は、ヒト口腔から最初に単離された。培養物は4℃でサブローデ
キストロース寒天プレート(Difco Laboratories,Detroit,MI)上で使用まで
保存した。サブローデキストロース寒天プレートでの30℃、18時間の培養後に定
常期培養細胞が得られた。コロニーを回収し、10 mMリン酸カリウム緩衝液(PPB
)、pH 7.4に懸濁した。
対数相培養を開始させるために、保存カンジダ アルビカンスのアリコートを
サブローデキストロース肉汁培地(Difco)に懸濁し、30℃で振とう水槽にてイ
ンキュベートした。増殖相は培養物のアリコートを1時間の間隔で採取し、560nm
での光学密度(O.D.)をモニターして決定した。約0.6のO.D.により示される初
期対数相は4〜6時間で得られた。対数相細胞を回収し、静止相細胞について記載
された同じ方法で出芽型分生子致死アッセイに利用した。105個細胞/mlの最終
濃度(静止又は対数相真菌)がすべてのアッセイに用いられた。
(2)懸濁緩衝液
出芽型分生子致死アッセイに用いられた標準懸濁緩衝液は、0.01 M PPB、pH7.
4であった。その代わりの懸濁緩衝液としてN-2-ヒドロキシエチルピペラジン-N'
-2-エタンスルホン酸(HEPES; Sigma Chemical Co.,St.Louis,MO)、pH7.4も
利用できる。
(3)バイオアッセイ
カンジダ アルビカンスの出芽型分生子の致死におけるヒスタチン類の効果を
評価するために以下のアッセイを用いた。
a.出芽型分生子の致死のアッセイのために、懸濁緩衝液に希釈した50 μlの細
胞アリコート(2×105細胞/ml)をポリスチレン96ウエルマイクロタイタープレ
ート(COSTAR,Cambridge MA)に室温で15分間置き、次に懸濁緩衝液中で1時間
、37℃等量のヒスタチン又はヒスタチンペプチドとともにインキュベートした。
コントロールはヒスタチン又はヒスタチンペプチドを存在させずに行った。イン
キュベーション後、ウエルを1,000×gで5分間遠心することにより3回洗浄し、2
%アガロース(Sigma)を含有する溶融サブローデキストロース肉汁培地(Difco
)のアリコートで45℃にて被覆した。次に、プレートを30℃で8時間インキュベ
ートした。そのような条件下で、生存する細胞は分割し、コロニーを形成し始め
る一方で、死んだ細胞は単一細胞として保持される。死滅出芽型分生子の比率を
決定するために、合計100個の単細胞及び/又はコロニーをニコン倒立顕微鏡下
に400×倍率でカウントし、致死率を式:[1−(処理試料中のコロニー数)/(
コントロール中のコロニー数)]×100 %を用いて計算した。
(4)統計学的分析
データは3回のアッセイからの平均及び標準偏差を計算することにより得られ
た。用量応答関係から、50%の致死率を達成する用量(LD50)。
C.細菌成長抑制と細胞致死アッセイ
(1)細菌株と培養条件
(a)一研究に用いられた細菌であるポルフィロモナス ギンギバリス株A7A1-
28は有害な歯周病に関連付けられた典型的な主要な病原微生物である。細菌はEn
riched Todd Hewitt肉汁培地(ETHB,Difco Lab.,Detroit,MI)で増殖継代培
養した。微生物は、20%及び50%グリセロールを含有する同じ肉汁培地に−20℃
及び−70℃でそれぞれ保存した。これらは保存培地として用いられ、これよりす
べての調製物が得られた。
実施用保存培養物は、脳心臓注入嫌気性ヒツジ血液寒天(Brain Heart Infusi
on Anaerobic Sheep Blood Agar)プレート(BHIA,Becton Dickinson and Co.
,Cockeysville,MD)、及びトリプチケース大豆嫌気性ヒツジ血液寒天(Trypti
case Soy Anaerobic Sheep Blood Agar)プレート(TSA,Becton Dickinson and
Co.,Cockeysville,MD)に毎週移すことにより保持した。プレートを3〜4日間
、厳密な嫌気的条件下にインキュベートした。細菌発育阻止アッセイのために、
細菌をプレートから集め、上記の肉汁培地に接種し、37℃で、厳密な嫌気的条件
下に24〜48時間生育させた。
(b)二つの他の細菌種が細菌細胞致死アッセイ系に用いられた。これらの細菌
種はストレプトコッカス ミュータンス株SJ32及びシュードモナス アエルギノ
サATCC寄託番号27853であった。これらの細菌種の冷凍保存物からの一晩の液体
培養物を用いてアッセイを行った(シュードモナス アエルギノサについては栄
養肉汁培地;ストレプトコッカス ミュータンスについてはTodd Hewitt肉汁培
地)。このアッセイにおいて、細菌をアッセイ緩衝液(シュードモナス アエル
ギノサについては20 mM NaClを有する10 mMリン酸カリウム、pH 6.0;ストレプ
トコッカス ミュータンスに関しては20mM NaClを有する10 mMリン酸カリウム、
pH5.2)で2×105cfu/ml (1×109cfu/OD/ml)の濃度まで希釈し、等量(250
μl)のペプチドと一緒にして、最終濃度105cfu/mlの500 μlのインキュベーシ
ョン混合物を作った。コントロールは緩衝液と細菌からなり、ペプチドは含まな
かった。37℃でのインキュベーション後(シュードモナス アエルギノサについ
ては30分間のインキュベーション;及びストレプトコッカス ミ
ュータンスについては60分間のインキュベーション)、混合物を寒天培地(シュ
ードモナス アエルギノサについては栄養寒天;及びストレプトコッカス ミュ
ータンスについては0.5 %グルコースを有するTodd Hewitt培地)に置き、コロ
ニーが発達するまで37℃でインキュベートした。コロニーの平均数を決定し、コ
ントロール培養物から生じたコロニー数に対してペプチド含有アッセイ混合物か
ら生じたコロニ−数を比較することにより4プレートの最小値からの致死率を決
定した。
(2)マイクロ希釈細菌生育阻止アッセイ
抗微生物剤の最小阻害濃度(MIC)の決定のために典型的なマイクロ希釈アッ
セイ(Rotilieら、1975)の改良方法を用いてペプチドの細菌生育阻止活性を調
べた。標準化された微生物(ポルフィロモナス ギンギバリス)接種物を、嫌気
的細菌の培養に適する高栄養化肉汁培地で系列希釈された抗細菌ペプチドにさら
した。この試験は96ウエルマイクロタイタープレートでの利用に適合させた。マ
イクロ希釈法による結果は、希釈法、寒天希釈法、及び肉汁培地ディスク溶出法
等の他の抗細菌感受性についての公知技術に匹敵することが示された(Rosenbla
ttら、1979)。典型的なアッセイにおいて、インキュベーション後の複数の時間
点でマイクロタイタープレート上の成長を可視的に観察した。ここで導入された
方法の改良点はインキュベーション後のマイクロタイタープレートを分光光度計
で読むことに基づくものであった。
上記プレート中に保持された培養物中の微生物を5 mlの上記肉汁培地に接種し
、ミニシェーカーを用いる連続攪拌により厳密な嫌気的条件下に37℃で一晩培養
した(IKA-Labortechnik,Staufen i.Br.,Germany)。細菌を後対数相に達す
るまで培養し、次に560 nmで0.1の光学密度(O.D.)になるまで同一の肉汁培地
に懸濁した。ペプチドを0.01 Mリン酸緩衝塩溶液(PBS)、pH 7に希釈した。ペ
プチド希釈物の40μlのアリコートをU底マイクロタイタープレート(Costar,
Cambridge,MA)の各ウエルに加え、2000、1000、500及び250μMの最終濃度を得
た。20μlの細菌接種物をすべてのウエルに加えた。最後に100 μlの適当な肉汁
培地を各ウエルに加えた。550 nmに設定されたマイクロプレートリーダーを用い
てマイクロタイタープレートのウエルの光学密度を測定し、次にプレートを厳密
な嫌気的条件下に24時間インキュベートした。コントロールはペプチド希釈物を
PBSだけに置き換えることにより作った。インキュベーション後、各ウエルの混
合物を手動で混合することで沈殿細菌を再懸濁し、プレートを再び読んだ。この
実験は常に2回行った。生物学的活性は以下の式に従って計算した:
100−[[(最終実験OD−初期実験OD)/(最終コントロールOD−初期コントロー
ルOD)]×100]
上記式中、
最終実験ODは最終実験グループのODであり;
初期実験ODは初期実験グループのODであり;
最終コントロールOD最終コントロールグループのODであり; そして
初期コントロールODは初期コントロールグループのODである。
さらに、中間対数相培養に到達する時間での増加%を計算した。
データ表示は少なくとも二つの別々の実験の平均(±SEM)で示されている。
。
D.クロストリパインアッセイ
クロストリジウム ヒストリチカム由来のクロストリパイン(Sigma Chemical
Corp.,St.Louis,MO)を1 mg/ml(300単位/mg)の濃度まで脱イオン水に溶
解し、10 mmol/L DTTの添加により活性化した。その加水分解活性を測定するた
めに、5.6μmol/Lのヒスタチンペプチド阻害剤とともに80 μmol/LのBAPNA(
ベンゾイル-アルギニン-p-ニトロアニリド)を含有する50 nmol/LのHepes緩衝
液(pH 7.5)にクロストリパイン(6単位)を加えた。コントロールとして、ヒ
スタチンペプチド阻害剤を存在させずにアッセイを実施した。活
性は405 nmで、Molecular Devices Vmaxマイクロタイタープレートリーダーを用
いて連続的にモニターした。活性は基質の加水分解の最大速度から決定した。ア
ッセイは2回ずつ行い、平均をコントロールに対して標準化した。実施例2.真菌又は細菌生存能力に対するD-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド等の ヒスタチンペプチドの効果
図2−9に、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチド113D及び幾つかの試験されたヒス
タチンペプチドの真菌致死効果、細菌増殖抑制効果、細菌細胞致死効果及び細菌
酵素(クロストリパイン)阻害効果の結果を要約する。比較の目的のために、ペ
プチド113Dと非D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドの抗真菌効果及び抗細菌効果を
、スタンダードとして合成ヒスタチン5を用いて評価した。ペプチド113D及びヒ
スタチン系ペプチド113、118、119、120及び129は、カンジダ アルビカンス出
芽型分生子致死効果、ポルフィロモナス ギンギバリス成長抑制効果、シュード
モナス アエルギノサ致死効果、ストレプトコッカス ミュータンス致死効果及
びクロストリパイン阻害効果を有する。これらの抗微生物効果はヒスタチン5に
ついて及びヒスタチン系ペプチド101〜105について観察された効果と類似する。
試験されたペプチド間に予想されたバラツキが抗真菌及び抗細菌効果において存
在するが、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドの抗微生物効果はヒスタチン5の効
果に匹敵する。これらの結果は、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドが抗真菌又は
抗細菌剤として有効であることを示している。特に、ペプチド113DはそのL鏡像
体同類物よりも長期にわたって効果的であることに注意されたい(図4を参照)
。よって、D-アミノ酸ヒスタチン系ペプチドはL-鏡像体ヒスタチン系ペプチドに
比較して有利に利用し得ることが理解される。D-アミノ酸型が生物学的分解を受
けにくいというのがこの効果性の一つの理由である。均等物
当業者であれば、単なる日常的実験手法により、本明細書に記載された発明の
具体的態様に対する多くの均等物を認識でき、又は確認することができるだろう
。かかる均等物は下記の請求の範囲の範疇に含まれるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK
,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R
U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR
,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 オッペンハイム,フランク ジー.
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
02167 チェストナットヒル,ヒース ウ
ッド レーン 10
(72)発明者 ザウ,タオ
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
02166 ニュートン,ナンバー.9,パイ
ン ストリート 160
(72)発明者 スパッキアポリ,ピーター
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
01951 ニューベリー,ハイ ロード 9
(72)発明者 ロバーツ,エフ.ドナルド
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
02030 ドーヴァー,ブライドル パス
サークル 2
(72)発明者 フリーデン,フィリップ エム.
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
01730 ベドフォード,ワシントン スト
リート 32
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. a)ヒトヒスタチン、 b)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 c)6位のグリシンがリジン、アルギニン又は他の塩基性アミノ酸により置換さ れた、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 d)8位のリジンがヒスチジン、フェニルアラニン又は他の疎水性アミノ酸によ り置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 e)4、5及び12位の少なくとも一つのヒスチジンがフェニルアラニン、チロシン 、ロイシン又は他の疎水性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペ プチド113のアミノ酸配列、 f)2位と10位のリジンの少なくとも一つがグルタミン、アルギニン又は他の塩 基性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸 配列、 g)3位と9位のアルギニンの少なくとも一つがグルタミン、リジン又は他の塩基 性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配 列、及び h)グルタミン又はそれ以外のいずれかの非塩基性アミノ酸が、アミノ酸配列の 2、3、9及び10位を同時に占めることができない場合を除いての、前記c) 〜g)のアミノ酸置換のあらゆる組合せ、 からなる群より選ばれる、少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列を有するペ プチドであって、該ペプチドが1以上のD−アミノ酸を有するペプチドを含有し てなる、真菌感染又は細菌感染の治療用組成物。 2. 該ペプチドが、 a)配列番号1に示されるヒスタチン1のアミノ酸配列、 b)配列番号3に示されるヒスタチン3のアミノ酸配列、 c)配列番号5に示されるヒスタチン5のアミノ酸配列、 d)配列番号9に示されるヒスタチン9のアミノ酸配列、 e)配列番号13に示されるペプチド101のアミノ酸配列、 f)配列番号14に示されるペプチド102のアミノ酸配列、 g)配列番号15に示されるペプチド103のアミノ酸配列、 h)配列番号16に示されるペプチド104のアミノ酸配列、 i)配列番号17に示されるペプチド105のアミノ酸配列、 j)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 k)配列番号11に示されるヒスタチン11のアミノ酸配列、 l)配列番号23に示されるペプチド129のアミノ酸配列、 m)配列番号19に示されるペプチド117のアミノ酸配列、 n)配列番号20に示されるペプチド118のアミノ酸配列、 o)配列番号21に示されるペプチド119のアミノ酸配列、 p)配列番号22に示されるペプチド120のアミノ酸配列、 q)配列番号24に示されるペプチド113−F4のアミノ酸配列、 r)配列番号25に示されるペプチド113−F5のアミノ酸配列、 s)配列番号26に示されるペプチド113−F12のアミノ酸配列、 t)配列番号27に示されるペプチド113−F4.5のアミノ酸配列、 u)配列番号28に示されるペプチド113−F4.5.12のアミノ酸配列、 v)配列番号29に示されるペプチド113−K6のアミノ酸配列、 w)配列番号30に示されるペプチド113−H8のアミノ酸配列、 x)配列番号31に示されるペプチド113−K6H8のアミノ酸配列、 y)配列番号32に示されるペプチド113−F8のアミノ酸配列、 z)配列番号33に示されるペプチド113−L4.5.12のアミノ酸配列、 aa)配列番号34に示されるペプチド113−Y4.5.12のアミノ酸配列、 bb)配列番号35;44に示されるペプチド113−Q2.10のアミノ酸配列、 cc)配列番号36に示される及びペプチド113−Q3.9のアミノ酸配列、及び dd)配列番号37に示されるペプチド113−Q2.3.9.10 のペプチド以外の、上記 の2以上の組合せ、 からなる群より選ばれる請求項1記載の組成物。 3. 該ペプチドのアミノ末端、カルボキシル末端、又はアミノ末端及びカル ボキシル末端の両方への置換基の付加を含む修飾を有するペプチドである請求項 1記載の組成物。 4. ペプチドが、 a)アミノ末端でのアセチル又はカルバミルの付加、 b)カルボキシル末端でのアミドの付加、 からなる群より選ばれる該修飾の少なくとも一つを有する請求項3記載の組成物 。 5. a)ヒトヒスタチン、 b)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 c)6位のグリシンがリジン、アルギニン又は他の塩基性アミノ酸により置換さ れた、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 d)8位のリジンがヒスチジン、フェニルアラニン又は他の疎水性アミノ酸によ り置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 e)4、5及び12位の少なくとも一つのヒスチジンがフェニルアラニン、チロシン 、ロイシン又は他の疎水性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペ プチド113のアミノ酸配列、 f)2位と10位のリジンの少なくとも一つがグルタミン、アルギニン又は他の塩 基性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸 配列、 g)3位と9位のアルギニンの少なくとも一つがグルタミン、リジン又は他の塩基 性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配 列、及び h)グルタミン又はそれ以外のいずれかの非塩基性アミノ酸が、アミノ酸配列の 2、3、9及び10位を同時に占めることができない場合を除いての、前記c) 〜g)のアミノ酸置換のあらゆる組合せ、 からなる群より選ばれる、少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列を有し、1 以上のD−アミノ酸を有するペプチド。 6. 該ヒトヒスタチン又は該ペプチドが、 a)配列番号1に示されるヒスタチン1のアミノ酸配列、 b)配列番号3に示されるヒスタチン3のアミノ酸配列、 c)配列番号5に示されるヒスタチン5のアミノ酸配列、 d)配列番号9に示されるヒスタチン9のアミノ酸配列、 e)配列番号13に示されるペプチド101のアミノ酸配列、 f)配列番号14に示されるペプチド102のアミノ酸配列、 g)配列番号15に示されるペプチド103のアミノ酸配列、 h)配列番号16に示されるペプチド104のアミノ酸配列、 i)配列番号17に示されるペプチド105のアミノ酸配列、 j)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 k)配列番号11に示されるヒスタチン11のアミノ酸配列、 l)配列番号23に示されるペプチド129のアミノ酸配列、 m)配列番号19に示されるペプチド117のアミノ酸配列、 n)配列番号20に示されるペプチド118のアミノ酸配列、 o)配列番号21に示されるペプチド119のアミノ酸配列、 p)配列番号22に示されるペプチド120のアミノ酸配列、 q)配列番号24に示されるペプチド113−F4のアミノ酸配列、 r)配列番号25に示されるペプチド113−F5のアミノ酸配列、 s)配列番号26に示されるペプチド113−F12のアミノ酸配列、 t)配列番号27に示されるペプチド113−F4.5のアミノ酸配列、 u)配列番号28に示されるペプチド113−F4.5.12のアミノ酸配列、 v)配列番号29に示されるペプチド113−K6のアミノ酸配列、 w)配列番号30に示されるペプチド113−H8のアミノ酸配列、 x)配列番号31に示されるペプチド113−K6H8のアミノ酸配列、 y)配列番号32に示されるペプチド113−F8のアミノ酸配列、 z)配列番号33に示されるペプチド113−L4.5.12のアミノ酸配列、 aa)配列番号34に示されるペプチド113−Y4.5.12のアミノ酸配列、 bb)配列番号35に示されるペプチド113−Q2.10のアミノ酸配列、及び cc)配列番号36に示される及びペプチド113−Q3.9のアミノ酸配列、 からなる群より選ばれる請求項5記載のペプチド。 7. 該ペプチドのアミノ末端、カルボキシル末端、又はアミノ末端及びカル ボキシル末端の両方への置換基の付加を含む修飾を有するペプチドである請求項 5記載のペプチド。 8. ペプチドが、 a)アミノ末端でのアセチル又はカルバミルの付加、 b)カルボキシル末端でのアミドの付加、 からなる群より選ばれる該修飾の少なくとも一つを有する請求項7記載のペプチ ド。 9. a)ヒトヒスタチン、 b)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 c)6位のグリシンがリジン、アルギニン又は他の塩基性アミノ酸により置換さ れた、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 d)8位のリジンがヒスチジン、フェニルアラニン又は他の疎水性アミノ酸によ り置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 e)4、5及び12位の少なくとも一つのヒスチジンがフェニルアラニン、チロシン 、ロイシン又は他の疎水性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペ プチド113のアミノ酸配列、 f)2位と10位のリジンの少なくとも一つがグルタミン、アルギニン又は他の塩 基性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸 配列、 g)3位と9位のアルギニンの少なくとも一つがグルタミン、リジン又は他の塩基 性アミノ酸により置換された、配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配 列、及び h)グルタミン又はそれ以外のいずれかの非塩基性アミノ酸が、アミノ酸配列の 2、3、9及び10位を同時に占めることができない場合を除いての、前記c) 〜g)のアミノ酸置換のあらゆる組合せ、 からなる群より選ばれる、少なくとも8個のアミノ酸のアミノ酸配列を有するペ プチドであって、該ヒトヒスタチン及び該ペプチドが1以上のD−アミノ酸を有 するペプチドの少なくとも一つのペプチドの治療有効量を個体に投与することを 含む、個体における真菌感染又は細菌感染の治療方法。 10. 該ヒトヒスタチン又は該ペプチドが、 a)配列番号1に示されるヒスタチン1のアミノ酸配列、 b)配列番号3に示されるヒスタチン3のアミノ酸配列、 c)配列番号5に示されるヒスタチン5のアミノ酸配列、 d)配列番号9に示されるヒスタチン9のアミノ酸配列、 e)配列番号13に示されるペプチド101のアミノ酸配列、 f)配列番号14に示されるペプチド102のアミノ酸配列、 g)配列番号15に示されるペプチド103のアミノ酸配列、 h)配列番号16に示されるペプチド104のアミノ酸配列、 i)配列番号17に示されるペプチド105のアミノ酸配列、 j)配列番号18に示されるペプチド113のアミノ酸配列、 k)配列番号11に示されるヒスタチン11のアミノ酸配列、 l)配列番号23に示されるペプチド129のアミノ酸配列、 m)配列番号19に示されるペプチド117のアミノ酸配列、 n)配列番号20に示されるペプチド118のアミノ酸配列、 o)配列番号21に示されるペプチド119のアミノ酸配列、 p)配列番号22に示されるペプチド120のアミノ酸配列、 q)配列番号24に示されるペプチド113−F4のアミノ酸配列、 r)配列番号25に示されるペプチド113−F5のアミノ酸配列、 s)配列番号26に示されるペプチド113−F12のアミノ酸配列、 t)配列番号27に示されるペプチド113−F4.5のアミノ酸配列、 u)配列番号28に示されるペプチド113−F4.5.12のアミノ酸配列、 v)配列番号29に示されるペプチド113−K6のアミノ酸配列、 w)配列番号30に示されるペプチド113−H8のアミノ酸配列、 x)配列番号31に示されるペプチド113−K6H8のアミノ酸配列、 y)配列番号32に示されるペプチド113−F8のアミノ酸配列、 z)配列番号33に示されるペプチド113−L4.5.12のアミノ酸配列、 aa)配列番号34に示されるペプチド113−Y4.5.12のアミノ酸配列、 bb)配列番号35に示されるペプチド113−Q2.10のアミノ酸配列、及び cc)配列番号36に示される及びペプチド113−Q3.9のアミノ酸配列、 からなる群より選ばれる請求項9記載の真菌感染又は細菌感染の治療方法。 11. 該ペプチドのアミノ末端、カルボキシル末端、又はアミノ末端及びカル ボキシル末端の両方への置換基の付加を含む修飾を有するペプチドである請求項 9記載の真菌感染又は細菌感染の治療方法。 12. ペプチドが、 a)アミノ末端でのアセチル又はカルバミルの付加、 b)カルボキシル末端でのアミドの付加、 からなる群より選ばれる該修飾の少なくとも一つを有する請求項11記載の真菌 感染又は細菌感染の治療方法。 13. 真菌感染又は細菌感染が、 a)口腔感染、 b)膣感染、 c)尿道感染、 d)耳感染、 e)皮膚感染、 f)呼吸器感染、 g)粘膜感染、 h)眼感染、及び、 i)全身感染、 からなる群より選ばれる、請求項9記載の真菌感染又は細菌感染の治療方法。 14. 真菌又は細菌が、 a)カンジダ アルビカンス、 b)アクチノマイセス アクチノマイセテムコミタンス、 c)アクチノマイセス ビスコサス、 d)バクテロイデス フォーシサス、 e)バクテリオデス フラギリス、 f)バクテリオデス グラシリス、 g)バクテリオデス ウレオリチクス、 h)カンピロバクター コンシサス、 i)カンピロバクター レクタス、 j)カンピロバクター ショワエ、 k)カンピロバクター スプトラム、 l)カプノサイトファガ ギンギバリス、 m)カプノサイトファガ オカラセア、 n)カプノサイトファガ スプチゲナ、 o)クロストリジウム ヒストリチカム、 p)エイケネラ コロデンス、 q)エウバクテリウム ノダタム、 r)フソバクテリウム ヌクレアタム、 s)フソバクテリウム ペリオドンティカム、 t)ペプトストレプトコッカス ミクロス、 u)ポルフィロモナス エンドドンタリス、 v)ポルフィロモナス ギンギバリス、 w)プレボテラ インターメディア、 x)プレボテラ ニグレセンス、 y)プロピオニバクテリウム アクネス、 z)シュードモナス アエルギノサ、 aa)セレノモナス ノキア、 bb)スタフィロコッカス アウレウス、 cc)ストレプトコッカス コンステラタス、 dd)ストレプトコッカス ゴルドニ、 ee)ストレプトコッカス インターメディアス、 ff)ストレプトコッカス ミュータンス、 gg)ストレプトコッカス オラリス、 hh)ストレプトコッカス ニューモニア、 ii)ストレプトコッカス サングイス、 kk)トレポネマ デンチコラ、 ll)トレポネマ ペクチノボラム、 mm)トレポネマ ソクランスキー、 nn)ベイロネラ パルブラ、及び、 oo)ボリネラ スクシノゲネス、 からなる群より選ばれる、請求項13記載の真菌感染又は細菌感染の治療方法。
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