JPH11507727A - 抗tshレセプター自己抗体の測定方法 - Google Patents
抗tshレセプター自己抗体の測定方法Info
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Abstract
(57)【要約】
試料中の測定されるべき自己抗体が可溶化されたTSHレセプターの結合場所について適当に標識化されていてもよいTSH競争剤と競争させられ測定されるべき自己抗体の量がこのTSHレセプター又は液相から抽出された競争剤の量から計算されそして反応混合物の製造の為に、該試料、存在してもよい標識化されたTSH競争剤及びTSHレセプターが本質的に同時に一緒にされこのようにして得られた反応混合物が1段階培養にかけられ次にそれ自体は知られた方法でワークアップされるヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体を測定する方法。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称 抗TSHレセプター自己抗体の測定方法
技術分野
本発明は甲状腺の自己免疫病の臨床診断方法、特にいわゆるレセプターアッセ
イの助けをかりるヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体の測
定の為の改良方法に関する。
発明の背景
甲状腺の病気の診断に於ては、TSHレセプターに対する自己抗体(「抗TS
Hレセプター自己抗体」)の測定はかなり重要である。TSHレセプターは甲状
腺の機能の調節に於て重要な役割を果たす。事実、脳下垂体の分泌線によって分
泌されるホルモンTSH(チロトロピン)を甲状腺膜に固定されたTSHレセプ
ターに結合させることによって、最も重要な甲状腺ホルモンのチロキシン(T4
)の形成と分泌が刺激される。
しかしながら、ある種の病気に於て形成される自己抗体も、このTSHレセプ
ターに結合できる。上記自己抗体はそれら全部が以下には抗TSHレセプター自
己抗体として命名されている。これらの自己抗体の種類に依存して、TSH分子
のTSHレセプターへの結合が遮蔽され、そしてそれによってチロキシンの形成
と分泌が抑制されるか、又は逆に、TSHレセプターに結合すると抗TSHレセ
プター自己抗体がTSHの作用を真似し、そして甲状腺ホルモンの合成と分泌を
刺激するので、その甲状腺ホルモンが制御されないで分泌されてしまうかのいず
れである。後者の場合に於て生じる甲状腺ホルモンの過剰は、なかでもバセドウ
氏病のかたちで甲状腺機能充進症としてあらわれる。
自己抗体のTSHレセプターに対する重要性は多くの科学文献に詳細に議論さ
れており、典型的な文献として、バーナード リース スミス(Bernard Rees Sm
ith)らによるレビュー記事「チロトロピンレセプターに対する自己抗体」Endocr
ine Reviews,第9巻 No.1,1988,106〜121頁を参照することが出来る。
臨床現場に於ける抗TSHレセプター自己抗体の検出の重要性の為、キットの
形態におけるこの種の測定方法が種々の診断会社によって提供されている。抗T
SHレセプター自己抗体の測定の為に現在市販されているそのような方法の全て
は、いわゆるラジオレセプターアッセイ(RRA)の原理に基づくものであり、
その原理では、血清試料又は場合によっては血漿試料中のもとめる自己抗体を測
定するために、血清又は血漿試料中に存在する自己抗体が、添加されるTSHレ
セプターの結合場所について、添加される125I標識化TSH製剤と競争させら
れる。このTSHレセプターは通常、ブタの甲状腺物質からヒト又は動物の甲状
腺材料から抽出及び可溶化によって得られたものである。
全ての測定方法は本質的に次の段階からなっている。1つのそして同じ培養ス
キームに従って実施される。
1.試料(患者の血清試料)を試験管にピペットで入れる。
2.それぞれのキットで考えられている形態で可溶化されたTSHレセプターを
添加しそして十分に攪拌する。
3.試料成分とTSHレセプターを含有している生じた反応混合物を室温で通常
15〜20分間の期間予備培養する。
4.トレーサーとして標識化されたTSH製剤をその後に添加する。
5.室温で2時間±30分程度の期間、全ての試験成分を含有している反応混合
物を培養する。
6.TSHレセプターに結合しているトレーサーの一部分、また場合によっては
自己抗体を有するTSHレセプターを沈殿させるために、沈殿試薬、通常はポリ
レチレングリコール(PEG)を添加する。
7.遠心分離して固相から上澄み液を分離する。
8.固相中の放射能を測定する。
キットに供給されている標準物質又は対照が血清試料の代わりに使用されるこ
とを除いて、ちょうど同じ方法に従ってつくられる検量曲線が測定の結果の評価
の為に使用される。この標準物質又は対照は、既知の組成の試料としてみなし得
る。
本出願で「試料」という用語が使用される場合には、これは患者から得られた
血清又は血漿試料を意味するのみならず、その試料に関してなされる全ての宣言
は標準溶液及び対照試料の測定にも同じように適用可能である。
記載された手順が抗TSHレセプター自己抗体の測定の為のラジオレセプター
検定のこの分野の現在の技術水準に於て例外なく使用できることは、我々が知っ
ている全ての関連する試験キットの実施の為の指示書(マニュアル)から明らか
である。即ちベルリンのB.R.A.H.M.S. ディアグノスティカ ゲー
エムベーハーからのTRAK検定(登録商標)に対する実施指示書(マニュアル
)1995年1月、特に表紙裏の頁に従う測定原理及び試験手順のセクション。
セルチョウ(Selchow)のメディパン ディアグノスティカ エントウィックル
ングス ウント フェル トリーブス ゲーエムベーハー(Medipan Diagnostika
Entwicklungs- und Vertriebs Gmbh)からのTSH REZAK(登録商標)
に対する実施指示書。セクション「試験手順」(1994年12月1日)
ディエッツェンバッハのビーワイケー−サングテック ディアグノスティカ
ゲーエムベーハー アンド カンパニーケージー(Byk-Sangetec Diagnostica Gm
bh & Co.KG,)、1993年、からのTHYBIA検定の使用情報、セクション
「試験手順」。
アメリカ合衆国 サン クレメンテのクロナス(登録商標)からのTSHレセ
プター抗体(TRAb)キットに対する製造業社の情報1993年、特に6頁「
検定プロトコル」。
ハンブルグのゲゼルシャフトフュア イミュンケミイ ウント イミュンバイ
オロギー エムベーハーからの「チロトロピンレセプター自己抗体」に対する製
造業社の情報,1993年1月、特にセクション6。
ベルギーのスクレッシン(Sclessin)のバイオコードs.a.,からのTDIA
b RRAに対する製造業社の情報,1991年4月、特にセクション4.2及
び8.2。
英国のカルディッフの アールエスアール リミテッドからの「TRAb」の
使用の為の日本語指示書,1994年、特にセクション2 ナンバー4。
フランスのイミュノテックからの抗R−TSHの為の製造業社の情報、特にセ
クション7,SCHEMA OPERATOIRE DU DOSAGE。
テックランドからのTRAB 125I の為の製造業社の情報,1992年9月
、特に5及び8頁。
記載された全ての方法に於て、実際の競争的な試験反応を実施するためには、
反応混合物が2段階で製造されることが必要とみなされている。即ちTSHレセ
プターと求めようとする自己抗体との予備反応を可能とするために、第1段階と
して、TSHレセプター製剤を試料と一緒にしてそして反応系の一部を含有して
いる反応溶液を予備培養することにより、そして第2段階として、予備培養の完
了後、トレーサーとして加えられる競争するTSH製剤を遅れて添加することに
よって行われる。
トレーサーも加えられた後には、全ての反応体を含有している反応混合物は、
再度比較的長時間、通常は室温で2時間、又は37℃で1時間、培養される。
述べられた種類の予備培養が全ての先行技術で実施されており、そして例えば
次の刊行物を参照することが出来る。
エス クアシム メディ(S.Qasim Mehdi et al.)等、Biochem. J
.(1975)145,105〜111頁、特に107頁、セクション「ヒトの
血清又はIgG中のLATSの検定の為の標準手順」。
H.シュロイゼナー(Schleusener)等、J.Endocrinol. Inv
est.2:155〜161頁、(1978)。
J.ハベルマン(Haberman)、C.R.ピッカード(Pickardt)及びP.C.スク
ライバ(Scriba)、Acta Endocrinol.(コペンハーゲン)Sup
pl.234,26(1980)。
バーナード リース スミス及びレギナルド ホール、「チロトロピンレセプ
ター抗体の測定」Methods in Enzymology,74巻(19
81),405〜420頁、特に415頁「検定手順」、417頁1〜5行の以
下のものからのテキスト。
ケイ ソースゲイト(Kay Southgate)等、クリニカル エンドクリノロジー(C
linical Endocrinology)(1984)、20、539〜548頁、特に541
頁、セクション「抽出されない血清の為の検定手順」。
ハルオ タマキ等、J.Clin.Lab.Immunol.(1986),
20,1〜6頁、特に2頁セクション「抽出されない血清の為の検定手順」。
エス コスタグリオラ(S.Costagliola)等、「組替えレセプター蛋白質を使用
するチロトロピンレセプター自己抗体の為の結合検定」Journal of Clinical En
docrinology and Metabolism,78巻 No.6(1992)1540〜1544
頁、特に1541頁、セクション「自己抗体測定の為の結合検定」。
マンジュラ ケー グプタ(Manjula K.Gupta) Clin. Bioche
m.,25巻1992 193〜199頁、特に194頁左欄。
述べられた刊行物は20年間の期間をカバーするものであり、より古い刊行物
も抗TSHレセプター自己抗体をLATS(long-acting thyroid stimulator長
期間作用する甲状腺刺激剤)又はTBII(TSH結合阻害剤免疫グロブリン)
と命名している。文献中で見出される別の略号はTRAb(チロトロピン(TS
H)レセプター抗体)である。
最も早い関連する方法は全てレセプター製剤として甲状腺膜を使用しており、
そして好ましくは試料物質として単離された免疫グロブリン フラクションを使
用している。上記の手順の最も古いものでさえも23〜25℃で3時間の予備培
養を実施している。J.ハーバーマン、C.R.ピッカード及びP.C.スクラ
イバ、によるActa Endocrinol.(コペンハーゲン)Suppl
.234,26(1980)による上記の刊行物は、60分間の予備培養がその
ような予備培養なしの手順と比較して実質的に改良された測定結果につながるこ
とを示すことによって、予備培養の重要性を明白に述べている。バーナード リ
ース スミス及びレジナルド ホールによる上記の著名な記事「チロトロピンレ
セプター抗体の測定」において417頁には、測定方法が信頼できる為には予備
培養が重要であることが同様に強調されている。
抗TSHレセプター自己抗体の測定の為のラジオレセプター検定の為に改良さ
れた試薬が導入され、そして測定の原理が単離されたIgGフラクションの代わ
りに血清試料を含めるよう拡張されたとしても、予備培養を有する基本的な反応
計画においては何も変っていない。この意味で、過去10年間に生じた、全ての
実施指示書(マニュアル)を含めた上の刊行物について参照することが出来る。
1995年からTRAK検定(登録商標)の為の実施指示書(マニュアル)に
おいて、室温に於て通常の15〜20分の予備培養を出願人も規定している。そ
のような予備培養は又、抗TSHレセプター自己抗体の測定に関する出願人の特
許の全てに於て実施されている。即ちドイツ特許DE42 37 430、4頁
の62行の後の試験手順の記載、及びドイツ特許DE43 28 070、にお
いて成されている。後者は標識されないコンペティター(bTSH)が使用され
る修正方法に関するものであり、即ち最後に述べた特許の実験3に於て行われて
いる。
ドイツ特許DE 42 37 430は放射性標識化TSHの形態のトレーサ
ーに関するものである。このトレーサーは、蛋白質ミリグラムあたり40IU
TSHを越える生物活性を有し、抗TSH抗体カラム上でのアフィニティー ク
ロマトグラフィー及びその後の末端カルボキシル基を有しそしてポリアミド被覆
シリカゲルをもとにした弱酸性陽イオン交換樹脂上でのイオン交換クロマトグラ
フィーによって市販の粗製ウシTSHの精製から得ることが出来る、粗製ウシT
SHから精製されることによって得られるTSH製剤の直接放射性よう素化によ
って得られる。このトレーサーは又ラジオトレーサー検定としてのその変形にお
いて本発明に従う方法の為に好ましいトレーサーでもある。
しかしながら、中間の15〜60分の予備培養を用いる、実際の反応混合物を
2段階調製法で実施するという当業者に認められた必要性は、診断研究所の通常
の実施においては、試験手順に於けるかなりの困難性をもたらし、そして、誤差
の追加的な原因となる可能性となり得るものである。
本発明は、市販の改良された試薬を使用する現在の試験方法に今日まで満場一
致で於て必須であるとみなされていた予備培養が、もはや全く必要とされず、予
備培養なしで済ますことが出来、そしてこれに関連し、得られる測定結果に悪影
響を与えること無く、ピペッティング段階の順序を変更することができるという
驚くべき発見に基づくものである。
従って、次の発明は、特許請求の範囲第1項の特徴となる事項の前の事項(pre
characterizing clause)に従うそれ自体は知られている抗TSHレセプター自己
抗体の測定の為の方法に於て反応混合物の製造の為に、試料、標識化TSH製剤
、及びTSHレセプターが本質的に同時に一緒にされ、そしてこのようにして得
られた反応混合物が1段階培養にかけられることを特徴とする方法に関し、そし
て手動のピペッティングの場合においては、反応混合物は好ましくは試料と標識
化TSH製剤をまず一緒にし、そしてTSHレセプターのその後の添加によって
反応を出発させ、その後培養とワークアップを慣用のやり方で実施することによ
って製造するのが好ましい。
しかしながら自動ピペッティング装置の助けによる試験手順においては、例え
ば試料、TSHレセプター、及び標識化TSH製剤が順次述べられた順序でプロ
ーブのはりによって吸い上げられ、そして慣用の試料容器中に一緒に導入される
ことも可能である。
新規な培養及びピペット計画も、記載したように特許DE 43 28 07
0の出願人の方法で、使用することが出来、ここでは実際の競争反応が標識され
ないTSH製剤で実施され、そして試料中の自己抗体の存在と量の測定について
は、液相中に残っている変換されないTSH分子が次にサンドイッチ法によって
測定される。
この方法の変法が特に2次的な請求項7に記載されている。
出願人自身が驚いたことには、全ての反応体の単一の同時培養による新規な「
1段階測定法」は、出願人自身のTRAK検定(登録商標)に対する市販キット
での対応する試験に於て、慣用の手順による同じ試薬で得られた結果と同等の結
果が与えられる。
予備培養がはっきりと最近の刊行物で必要なものとして選ばれているので当業
者には本方法が可能であるとは考えられることがないはずにもかかわらず、例え
ば、甲状腺膜及び免疫グロブリンフラクションを使用する元々の手順と比較した
時に改良が達成されていることによって、そしてトレーサーの製法が改良されて
いることによって、予備培養が不必要なものとなったと推定される。
しかし1段階培養が可能であることは実施上かなり有利であり、そして1段階
試験手順の可能性は当業者にとって極めて驚くべきことである。
以下に本発明に従う方法が出願人の市販のTRAK検定(登録商標)の同じ成
分を用いる伝統的な方法と比較されている。
ここで2つの図を参照する。図1は、慣用方法及び新規な方法により同じ10
0人の患者の血清で測定した結果を示している。図2は手順が一方では既知の方
法でそして他方では本発明に従う方法によるものである、TRAK検定(登録商
標)試薬を使用する測定方法に対する標準曲線を示している。
試験の記載
1.試薬
全て出願人のTRAK検定(登録商標)の慣用の試薬が用いられた。これら
は特定して述べると以下の物である。
A: 5.5ミリリットル40kBqのビン中のすぐに使用できる形態のキット
として、特許DE 42 37 430に従ってウシの脳下垂体から単離され、
そして精製され、放射性よう素化された、TSH製剤の形態の、トレーサーとし
ての125I−TSH製剤。
B: Cに従う緩衝液1.5ミリリットル中でもどされるべき凍結乾燥物を有す
るビン中に存在する、TSHレセプター(特許DE 42 37 430により
、又はバーナード リース スミスとレジナルド ホール Methods i
n Enyzmology74巻(1981)405〜420頁による上記記事
の操作方法により、ブタの甲状腺から単離されたもの)。
C: 緩衝液 10.5ミリリットルのビンのすぐに使用できる、凍結乾燥TS
Hレセプター(試薬B)をもどすための緩衝液(燐酸緩衝塩溶液)。
D: 16%ポリエチレングリコール溶液の形態における105ミリリットルの
ビンのすぐに使用が出来る沈殿試薬。
このキットは又標準曲線を造るための6個のすぐに使用できる0.5ミリリッ
トルのビンの形態のヒトの血清中の標準物質(bTSH)及びヒトの血清中の2
つの対照血清も含有している。
2.測定方法
100人の患者の血清を上記試薬を使用して測定したが、各場合に於て、規定
された予備培養を含んでいる慣用の実施指示書に記載されたピペッティングと培
養段階に従う測定を1回と、そして別の時間に単一培養のみの本発明に従うピペ
ティング計画に従う測定を行った。
より詳細には本発明に従う方法により実施される各測定に於ては、血清試料又
は標準及び対照血清が、まず慣用の試験管中にピペットで入れられ、次にトレー
サー溶液(A)が直接ピペットで入れられ、そしてもどされ可溶化されたTSH
レセプター(B/C)が次にピペットで入れられる。
2つの場合において得られる結果が実質的に同じであるとみなされることが解
った。
結果は図1にグラフで示される。
慣用の2段階方法と本発明に従う1段階方法の相関関係として、0.96の勾
配を有する0.97の相関係数が測定された。
図2は、慣用の試験手順を用いる測定法用の、及び本発明に従う試験手順に於
ける標準曲線が、実質的に同じであるとみなすことができることを示している。
出願人のTRAK検定の特定の成分を使用する本発明に従う方法の実施可能性
が実証されたが、出願人は本発明に従う方法が、修正された手順によって得られ
る試薬を用いて、実施出来、同様の結果が得られると思っている。例えばTRA
K検定(登録商標)に於て使用される可溶化されたブタのTSHレセプターの代
わりにエス.コスタグリオラ等による上記の刊行物に記載された可溶化組替えT
SHレセプターを使用することも可能であり、そしてTRAK検定の可溶化ブタ
TSHレセプターと同等であることが示される。
反応混合物の培養後に、変換されたTSHレセプターが液体反応混合物から分
離される方法も、本発明に従う方法にとって重要ではない。従って、慣用のPE
G沈殿の代わりに、反応混合物の中のその前の反応に影響することなくそれ自体
知られている他の固相−液相分離方法を用いることも可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年6月19日
【補正内容】
請求の範囲
1. 試料中の測定されるべき自己抗体が、溶解されたTSHレセプターの結合
場所につき、適当に標識されたTSH製剤と競争させられ、そして測定されるべ
き自己抗体の量がこのTSHレセプターに結合された標識の量から計算される、
ヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体を測定する方法に於て
、
TSHレセプター、標識化TSH、及び試料を含有している反応混合物を培養
し、
抗TSHレセプター自己抗体とこれに結合した標識化TSHのフラクションを
有しているTSHレセプターを固相に変換し、そして後者を液相から分離し、そ
して
使用された標識について典型的な物理的な又は化学的検出方法によって、固相
中の結合された標識化TSHの量を測定し、
使用されるTSHレセプターが、ヒト又は動物の甲状腺材料から抽出及び溶解
によって得られたTSHレセプター製剤であるか、または溶解された組替えTS
Hレセプターであり、
使用される標識化TSHが、粗製ウシTSHの精製によって得られたTSH製
剤の直接放射性ヨウ素化によって得られた放射性標識化TSHであり、蛋白質ミ
リグラムあたり40IU TSUを越える生物活性を有しており、そして抗TS
H抗体カラム上のアフィニティークロマトグラフィ、そしてその後の末端カルボ
キル基を有し、ポリアミド被覆シリカゲルに基づいている弱酸性陽イオン交換樹
脂上でのイオン交換クロマトグラフィーによって、市販の粗製ウシTSHの精製
により得ることができるものであり、
該反応混合物の調製の為に、該試料、該標識化TSH製剤、及び該TSHレセ
プターが本質的に同時に一緒にされ、そしてこのようにして得られた反応混合物
が1段階培養にかけられることを特徴とする方法。
2. 反応混合物の調製のために、該試料及び標識化TSH製剤がまず一緒にさ
れ、そしてこの反応がTSHレセプターのその後の添加によって開始させられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
3. ブタのTSHレセプター製剤又は組替えヒトTSHレセプターが使用され
る請求項1に記載の方法。
4. 抗TSHレセプター自己抗体を一部有するTSHレセプターと、それに結
合している標識化TSHとが、それ自身知られているPEG沈殿及びその後の遠
心分離によって反応混合物の液相から分離される、前記請求項の何れか1に記載
の方法。
5. TSHレセプター、TSH製剤、及び試料を含有している反応混合物を、
適当な条件下で培養することによって、試料中の測定されるべき自己抗体が、可
溶化されたTSHレセプターの結合場所について、TSH製剤と競争させられ、
TSHレセプターに結合していないTSH製剤のフラクションが固相に結合さ
せられそして標識化され、そして
試料中の測定されるべき自己抗体の量が固相に結合している標識の量から計算
される、ヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体を測定する方
法であって、
反応混合物の調製の為に、該試料、該標識化TSH製剤、及び該TSHレセプ
ターが本質的に同時に一緒にされ、そしてこのようにして得られた反応混合物が
1段階培養にかけられることを特徴とする方法。
6. 培養するための反応混合物の製造の為に、試料及び標識化TSH製剤がま
ず一緒にされ、そして反応がTSHレセプターのその後での添加によって開始さ
れる請求項5に記載の方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 試料中の測定されるべき自己抗体が、溶解されたTSHレセプターの結合 場所につき、適当に標識されたTSH製剤と競争させられ、そして測定されるべ き自己抗体の量がこのTSHレセプターに結合された標識の量から計算される、 ヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体を測定する方法に於て 、 TSHレセプター、標識化TSH、及び試料を含有している反応混合物を培養 し、 抗TSHレセプター自己抗体とこれに結合した標識化TSHのフラクションを 有しているTSHレセプターを固相に変換し、そして後者を液相から分離し、そ して 使用された標識について典型的な物理的な又は化学的検出方法によって、固相 中の結合された標識化TSHの量を測定する段階、を含んでいる方法であって、 該反応混合物の調製の為に、該試料、該標識化TSH製剤、及び該TSHレセ プターが本質的に同時に一緒にされ、そしてこのようにして得られた反応混合物 が1段階培養にかけられることを特徴とする方法。 2. 反応混合物の調製のために、該試料及び標識化TSH製剤がまず一緒にさ れ、そしてこの反応がTSHレセプターのその後の添加によって開始させられる ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 使用されるTSHレセプターが、ヒト又は動物の甲状腺材料から抽出及び 溶解によって得られたTSHレセプター製剤であるか、または溶解された組替え TSHレセプターである請求項1又は2に記載の方法。 4. ブタのTSHレセプター製剤又は組替えヒトTSHレセプターが使用され る請求項3に記載の方法。 5. 使用される標識化TSHが、粗製ウシTSHの精製によって得られたTS H製剤の直接放射性ヨウ素化によって得られた放射性標識化TSHであり、蛋白 質ミリグラムあたり40IU TSUを越える生物活性を有しており、そして抗 TSH抗体カラム上のアフィニティークロマトグラフィ、そしてその後の末端カ ルボキル基を有し、ポリアミド被覆シリカゲルに基づいている弱酸性陽イオン交 換樹脂上でのイオン交換クロマトグラフィーによって、市販の粗製ウシTSHの 精製により得ることができるものである請求項1〜4の何れか1に記載の方法。 6. 抗TSHレセプター自己抗体を一部有するTSHレセプターと、それに結 合している標識化TSHが、それ自身知られているPEG沈殿及びその後の遠心 分離によって反応混合物の液相から分離される、前記請求項の何れか1に記載の 方法。 7. TSHレセプター、TSH製剤、及び試料を含有している反応混合物を、 適当な条件下で培養することによって、試料中の測定されるべき自己抗体が、可 溶化されたTSHレセプターの結合場所について、TSH製剤と競争させられ、 TSHレセプターに結合していないTSH製剤のフラクションが固相に結合さ せられそして標識化され、そして 試料中の測定されるべき自己抗体の量が固相に結合している標識の量から計算 される、ヒトの血清又は血漿試料中の抗TSHレセプター自己抗体を測定する方 法であって、 反応混合物の調製の為に、該試料、該標識化TSH製剤、及び該TSHレセプ ターが本質的に同時に一緒にされ、そしてこのようにして得られた反応混合物が 1段階培養にかけられることを特徴とする方法。 8. 培養するための反応混合物の製造の為に、試料及び標識化TSH製剤がま ず一緒にさせられ、そして反応がTSHレセプターのその後の添加によって、開 始される請求項7に記載の方法。
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