JPH1150814A - 動弁用プッシュロッド - Google Patents
動弁用プッシュロッドInfo
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- JPH1150814A JPH1150814A JP9205584A JP20558497A JPH1150814A JP H1150814 A JPH1150814 A JP H1150814A JP 9205584 A JP9205584 A JP 9205584A JP 20558497 A JP20558497 A JP 20558497A JP H1150814 A JPH1150814 A JP H1150814A
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- rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アッパーエンドとロッド部の嵌入固定部位にお
いて、塑性変形部を設けることによって、嵌入固定部位
の密着性を良くして嵌合強度を高くすると共に、カシメ
後のアッパーエンドの端面とパイプの端面との当接を維
持できて破損を防止できる耐久性の高い動弁用プッシュ
ロッドを提供する。 【解決手段】ロッカーアームのアジャスタを受ける受け
皿部と固定部からなるアッパーエンドを、一端側にタペ
ットへの係合部を持つロッド部の筒状端部に嵌入固定す
る動弁用プッシュロッドを、前記固定部の外周に凹部を
設けると共に、前記筒状端部の前記凹部に対向する位置
に、他の部分より変形し易い塑性変形部を設けて、該塑
性変形部を前記凹部に向けて押圧変形して嵌入固定して
形成する。
いて、塑性変形部を設けることによって、嵌入固定部位
の密着性を良くして嵌合強度を高くすると共に、カシメ
後のアッパーエンドの端面とパイプの端面との当接を維
持できて破損を防止できる耐久性の高い動弁用プッシュ
ロッドを提供する。 【解決手段】ロッカーアームのアジャスタを受ける受け
皿部と固定部からなるアッパーエンドを、一端側にタペ
ットへの係合部を持つロッド部の筒状端部に嵌入固定す
る動弁用プッシュロッドを、前記固定部の外周に凹部を
設けると共に、前記筒状端部の前記凹部に対向する位置
に、他の部分より変形し易い塑性変形部を設けて、該塑
性変形部を前記凹部に向けて押圧変形して嵌入固定して
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気弁
や排気弁を開閉する動弁機構における、カムの動きをロ
ッカーアームに伝達する動弁用プッシュロッドに関する
ものであり、詳細には、動弁用プッシュロッドの一端に
設けられるアッパーエンドとロッド部との固定部位の改
良に関するものである。
や排気弁を開閉する動弁機構における、カムの動きをロ
ッカーアームに伝達する動弁用プッシュロッドに関する
ものであり、詳細には、動弁用プッシュロッドの一端に
設けられるアッパーエンドとロッド部との固定部位の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンなどの内燃機関にお
いて、吸気弁や排気弁の開閉に、カムを用いた動弁機構
が用いられており、カムの配置により、オバーヘッドバ
ルブ(OHV)方式とオーバーヘッドカムシャフト(O
HC)方式等がある。このOHV方式では、図3に示す
ように、クランクシャフトからタイミングギヤ若しくは
タイミングチェーンによってカムシャフトを回し、カム
3の回転によって、タペット2を介して動弁用プッシュ
ロッド1を押し上げる。この動きがアジャスタ7を介し
て、ロッカーシャフト4c回りに揺動するロッカーアー
ム4に伝えられる。
いて、吸気弁や排気弁の開閉に、カムを用いた動弁機構
が用いられており、カムの配置により、オバーヘッドバ
ルブ(OHV)方式とオーバーヘッドカムシャフト(O
HC)方式等がある。このOHV方式では、図3に示す
ように、クランクシャフトからタイミングギヤ若しくは
タイミングチェーンによってカムシャフトを回し、カム
3の回転によって、タペット2を介して動弁用プッシュ
ロッド1を押し上げる。この動きがアジャスタ7を介し
て、ロッカーシャフト4c回りに揺動するロッカーアー
ム4に伝えられる。
【0003】そして、2弁式エンジンの場合にはこのロ
ッカーアーム4により、また、4弁式エンジンの場合に
は図3に示したブリッジ5を介して、吸気弁や排気弁の
バルブ6を押し下げて開弁する。また、カム3が更に回
転して、動弁用プッシュロッド1から力が伝達されなく
なると、バルブスプリング7の付勢力により、バルブ6
は元の位置に戻り閉弁するように構成されている。
ッカーアーム4により、また、4弁式エンジンの場合に
は図3に示したブリッジ5を介して、吸気弁や排気弁の
バルブ6を押し下げて開弁する。また、カム3が更に回
転して、動弁用プッシュロッド1から力が伝達されなく
なると、バルブスプリング7の付勢力により、バルブ6
は元の位置に戻り閉弁するように構成されている。
【0004】この動弁用プッシュロッド1は、カム3の
動きをロッカーアーム4を介してバルブ6に伝える働き
をしており、軽量でかつ高い剛性を持つことが要求さ
れ、図4に示すように、ロッカーアーム4のアジャスタ
7に係合する一端側に、当たり面を皿形に形成した受け
皿部11aと固定部11bとからなるアッパーエンド11を設
け、また、タペット2に係合する他端側に、当たり面を
球形に形成したボール部(タペットへの係合部)12を設
けて、炭素鋼管等で形成されたパイプ状のロッド部10で
連結した構造が採用されている。
動きをロッカーアーム4を介してバルブ6に伝える働き
をしており、軽量でかつ高い剛性を持つことが要求さ
れ、図4に示すように、ロッカーアーム4のアジャスタ
7に係合する一端側に、当たり面を皿形に形成した受け
皿部11aと固定部11bとからなるアッパーエンド11を設
け、また、タペット2に係合する他端側に、当たり面を
球形に形成したボール部(タペットへの係合部)12を設
けて、炭素鋼管等で形成されたパイプ状のロッド部10で
連結した構造が採用されている。
【0005】この動弁用プッシュロッド1は、図5に示
すように、金属パイプで形成したロッド部10の端部10b
に、外周面にリング状の凹部9を形成したアッパーエン
ド11を、他端部にボール部12をそれぞれ挿入してカシメ
て嵌入固定して製作している。
すように、金属パイプで形成したロッド部10の端部10b
に、外周面にリング状の凹部9を形成したアッパーエン
ド11を、他端部にボール部12をそれぞれ挿入してカシメ
て嵌入固定して製作している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
エンジンの高出力化と排気ガス規制に対応するために、
吸気、排気の際の抵抗を低減して、新気の充填効率を向
上させるために、一つのシリンダに対して吸気弁2個と
排気弁2個の4弁を設けた4弁式のエンジンを採用する
ことが行われている。
エンジンの高出力化と排気ガス規制に対応するために、
吸気、排気の際の抵抗を低減して、新気の充填効率を向
上させるために、一つのシリンダに対して吸気弁2個と
排気弁2個の4弁を設けた4弁式のエンジンを採用する
ことが行われている。
【0007】この4弁式エンジンの場合では、一本の動
弁用プッシュロッド1で、二本のバルブ(吸気弁あるい
は排気弁)6を作動することになるので、従来の2弁式
エンジンの場合に比較して、動弁用プッシュロッド1に
加わる力は約2倍になる。そのため、アッパーエンド11
側の嵌入固定部位21が緩んで破損に至るという問題があ
る。
弁用プッシュロッド1で、二本のバルブ(吸気弁あるい
は排気弁)6を作動することになるので、従来の2弁式
エンジンの場合に比較して、動弁用プッシュロッド1に
加わる力は約2倍になる。そのため、アッパーエンド11
側の嵌入固定部位21が緩んで破損に至るという問題があ
る。
【0008】即ち、従来のカシメ工法では、図5(a)
に示すように、凹部9を有するアッパーエンド11を動弁
用プッシュロッド1のロッド部10の筒状端部10bに、数
十μmの締代で挿入した後、外側からカシメ具20により
カシメ力Kで押圧変形して嵌入固定している。しかし、
動弁用プッシュロッド1のロッド部10の剛性は、バルブ
6を開弁するための繰り返し発生する駆動力Fに耐える
ために強くする必要があり、そのため、嵌入固定部位21
のパイプ10の凹部9に臨む筒状端部10bのカシメ部分10
aの変形量が不十分になりやすく、図5に示すように浮
きぎみで密着不十分となり、筒状端部10bとアッパーエ
ンド11の固定部11bとの接合力が低下する。
に示すように、凹部9を有するアッパーエンド11を動弁
用プッシュロッド1のロッド部10の筒状端部10bに、数
十μmの締代で挿入した後、外側からカシメ具20により
カシメ力Kで押圧変形して嵌入固定している。しかし、
動弁用プッシュロッド1のロッド部10の剛性は、バルブ
6を開弁するための繰り返し発生する駆動力Fに耐える
ために強くする必要があり、そのため、嵌入固定部位21
のパイプ10の凹部9に臨む筒状端部10bのカシメ部分10
aの変形量が不十分になりやすく、図5に示すように浮
きぎみで密着不十分となり、筒状端部10bとアッパーエ
ンド11の固定部11bとの接合力が低下する。
【0009】そして、更に、カシメを行った際に、図5
(b)に示するように、凹部9に臨む筒状端部10bのカ
シメ部分10aが塑性変形して窪むが、カシメ部分10aの
剛性が強いと塑性変形量が不十分になり、筒状端部10b
の端面A部分が凹部9側に引っ張られて、アッパーエン
ド11側の受け皿部11aの端面Dと離れてその間に微小の
隙間Lが発生する。
(b)に示するように、凹部9に臨む筒状端部10bのカ
シメ部分10aが塑性変形して窪むが、カシメ部分10aの
剛性が強いと塑性変形量が不十分になり、筒状端部10b
の端面A部分が凹部9側に引っ張られて、アッパーエン
ド11側の受け皿部11aの端面Dと離れてその間に微小の
隙間Lが発生する。
【0010】この隙間Lが発生すると、バルブ6を開弁
するために、ロッド部10の軸方向に加わる駆動力Fを、
ロッド部10の端面Aでは受け持つことができなくなるの
で、この駆動力Fを締代部Bと凹部9のエッジCに当接
する部分だけで受け持つことになり、この嵌入固定部位
21が駆動力Fに耐えられなくなり、微少の動きを発生
し、やがて、軸方向のガタや回転方向のガタとなり、破
損に至る。
するために、ロッド部10の軸方向に加わる駆動力Fを、
ロッド部10の端面Aでは受け持つことができなくなるの
で、この駆動力Fを締代部Bと凹部9のエッジCに当接
する部分だけで受け持つことになり、この嵌入固定部位
21が駆動力Fに耐えられなくなり、微少の動きを発生
し、やがて、軸方向のガタや回転方向のガタとなり、破
損に至る。
【0011】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、アッパーエンドとロッ
ド部の嵌入固定部位において、塑性変形部を設けること
によって、嵌入固定部位の密着性を良くして嵌合強度を
高くすると共に、カシメ後のアッパーエンドの受け皿部
の端面とロッド部の端面との当接を維持できて破損を防
止できる耐久性の高い動弁用プッシュロッドを提供する
ことにある。
されたものであり、その目的は、アッパーエンドとロッ
ド部の嵌入固定部位において、塑性変形部を設けること
によって、嵌入固定部位の密着性を良くして嵌合強度を
高くすると共に、カシメ後のアッパーエンドの受け皿部
の端面とロッド部の端面との当接を維持できて破損を防
止できる耐久性の高い動弁用プッシュロッドを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するための動弁用プッシュロッドは、ロッカーアームの
アジャスタを受ける受け皿部と固定部からなるアッパー
エンドを、一端側にタペットへの係合部を持つロッド部
の筒状端部に嵌入固定する動弁用プッシュロッドにおい
て、前記固定部の外周に凹部を設けると共に、前記筒状
端部の前記凹部に対向する位置に、他の部分より変形し
易い塑性変形部を設けて、該塑性変形部を前記凹部に向
けて押圧変形して嵌入固定して形成するように構成した
ものであり、嵌入固定部位の密着性を良くして嵌合強度
を強くすると共に、カシメ後もアッパーエンドの端面と
ロッド部の端面との当接を維持することができる。
するための動弁用プッシュロッドは、ロッカーアームの
アジャスタを受ける受け皿部と固定部からなるアッパー
エンドを、一端側にタペットへの係合部を持つロッド部
の筒状端部に嵌入固定する動弁用プッシュロッドにおい
て、前記固定部の外周に凹部を設けると共に、前記筒状
端部の前記凹部に対向する位置に、他の部分より変形し
易い塑性変形部を設けて、該塑性変形部を前記凹部に向
けて押圧変形して嵌入固定して形成するように構成した
ものであり、嵌入固定部位の密着性を良くして嵌合強度
を強くすると共に、カシメ後もアッパーエンドの端面と
ロッド部の端面との当接を維持することができる。
【0013】更に、前記塑性変形部は、嵌入固定部位に
細い切り欠き溝であるスリットを設けて容易に形成する
ことができるので、製造コストを低く抑えながら、耐久
性の高い動弁用プッシュロッドを提供することができ
る。この塑性変形部は、前記したようにスリットを設け
て形成してもよいが、薄肉部を設けても、溝孔、小溝孔
群、貫通穴や貫通小穴群を設けて形成してもよい。即
ち、カシメ部分の筒状端部の凹部に対向する部分の塑性
変形量を増加できるようにパイプの部分的な剛性を弱く
して塑性変形し易くすればよく、機械的、構造的なもの
の他に、局部的に熱処理して金属組成を局所的に変化さ
せてもよい。また、含浸処理等の処理を行って剛性を高
めるロッド部であれば、局部的にこの処理を行わない
で、塑性変形部を形成してもよい。
細い切り欠き溝であるスリットを設けて容易に形成する
ことができるので、製造コストを低く抑えながら、耐久
性の高い動弁用プッシュロッドを提供することができ
る。この塑性変形部は、前記したようにスリットを設け
て形成してもよいが、薄肉部を設けても、溝孔、小溝孔
群、貫通穴や貫通小穴群を設けて形成してもよい。即
ち、カシメ部分の筒状端部の凹部に対向する部分の塑性
変形量を増加できるようにパイプの部分的な剛性を弱く
して塑性変形し易くすればよく、機械的、構造的なもの
の他に、局部的に熱処理して金属組成を局所的に変化さ
せてもよい。また、含浸処理等の処理を行って剛性を高
めるロッド部であれば、局部的にこの処理を行わない
で、塑性変形部を形成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。動弁用プッシュロッド1は、炭素
鋼管などで形成され、図3、図4に示すように、ロッカ
ーアーム4のアジャスタ7が当接し、受け皿部11aと固
定部11bとからなるアッパーエンド11を、カム3によっ
て動くタペット2に当接するボール部(タペットへの係
合部)12を一端側に有したロッド部10の筒状端部10bに
嵌入固定して形成される。
施の形態を説明する。動弁用プッシュロッド1は、炭素
鋼管などで形成され、図3、図4に示すように、ロッカ
ーアーム4のアジャスタ7が当接し、受け皿部11aと固
定部11bとからなるアッパーエンド11を、カム3によっ
て動くタペット2に当接するボール部(タペットへの係
合部)12を一端側に有したロッド部10の筒状端部10bに
嵌入固定して形成される。
【0015】本発明に係る動弁用プッシュロッド1は、
図1(a)に示すように、アッパーエンド11の固定部11
bとロッド部10の筒状端部10bの嵌入固定部位21におい
て、内側となる固定部11bの外周の一部または全周に凹
部9を設け、更に、ロッド部10の筒状端部10bの凹部9
に対向する位置に、ロッド部10の他の部分より変形し易
い塑性変形部8を形成する。
図1(a)に示すように、アッパーエンド11の固定部11
bとロッド部10の筒状端部10bの嵌入固定部位21におい
て、内側となる固定部11bの外周の一部または全周に凹
部9を設け、更に、ロッド部10の筒状端部10bの凹部9
に対向する位置に、ロッド部10の他の部分より変形し易
い塑性変形部8を形成する。
【0016】そして、この塑性変形部8を凹部9に向け
てカシメ力Kで押圧変形して、固定部11bを筒状端部10
bに固定する。この時に、図1(b)に示すように、塑
性変形部8が塑性変形して延びて凹部9に嵌入して密着
すると共に、筒状端部10bの端面Aは凹部9側に移動せ
ずにアッパーエンド11の受け皿部11aの端面Dと当接を
維持する。
てカシメ力Kで押圧変形して、固定部11bを筒状端部10
bに固定する。この時に、図1(b)に示すように、塑
性変形部8が塑性変形して延びて凹部9に嵌入して密着
すると共に、筒状端部10bの端面Aは凹部9側に移動せ
ずにアッパーエンド11の受け皿部11aの端面Dと当接を
維持する。
【0017】この塑性変形部8は、図1に示すように筒
状端部10bにスリット8aを設けたり、図2(a)に示
すように筒状端部10bの肉厚を薄くした薄肉部8bを形
成したり、図2(b)に示すように複数の小溝孔8cを
形成したり、あるいは、複数の貫通する小穴を形成した
りして設けることができる。また、各凹部9に対向する
位置に単一の溝孔や貫通穴を設けて形成してもよい。
状端部10bにスリット8aを設けたり、図2(a)に示
すように筒状端部10bの肉厚を薄くした薄肉部8bを形
成したり、図2(b)に示すように複数の小溝孔8cを
形成したり、あるいは、複数の貫通する小穴を形成した
りして設けることができる。また、各凹部9に対向する
位置に単一の溝孔や貫通穴を設けて形成してもよい。
【0018】要するに、筒状端部10bのカシメ部分10a
に剛性の弱く、塑性変形し易い部分、即ち塑性変形部8
を形成し、押圧変形(カシメ)時にこの部分8を塑性変
形させて、凹部9に嵌入させ易いように構成できればよ
い。これらの凹部9やスリット8a等は、筒状端部10b
の円周方向には全周に渡って形成しても、数カ所に分け
て形成してもよい。また、筒状端部10bの軸方向に関し
ては、凹部9に重なるカシメ部分10aの全部に設けてよ
いが、所望の強度が得られればよく、筒状端部10bの端
面A側の凹部9に対向するカシメ部分10aの一列のみに
対して設けてもよい。
に剛性の弱く、塑性変形し易い部分、即ち塑性変形部8
を形成し、押圧変形(カシメ)時にこの部分8を塑性変
形させて、凹部9に嵌入させ易いように構成できればよ
い。これらの凹部9やスリット8a等は、筒状端部10b
の円周方向には全周に渡って形成しても、数カ所に分け
て形成してもよい。また、筒状端部10bの軸方向に関し
ては、凹部9に重なるカシメ部分10aの全部に設けてよ
いが、所望の強度が得られればよく、筒状端部10bの端
面A側の凹部9に対向するカシメ部分10aの一列のみに
対して設けてもよい。
【0019】以上の構成による動弁用プッシュロッド1
においては、アッパーエンド11をロッド部10に嵌入し、
剛性の弱くなったこの塑性変形部8を含めたカシメ部分
10aをカシメて押圧変形させて、筒状端部10bを固定部
11bの凹部9に密着させる。この時に、スリット8aな
どで形成された塑性変形部8は剛性が弱く形成されてい
るために、塑性変形して延びるので、カシメ後の筒状端
部10bの弾性変形で発生するスプリングバック量を大幅
に減らすことができる。そのため、筒状端部10bの端面
Aをアッパーエンド11側の受け皿部11aの端面Dに当接
したままに維持することができ、隙間Lが発生すること
を防止できる。
においては、アッパーエンド11をロッド部10に嵌入し、
剛性の弱くなったこの塑性変形部8を含めたカシメ部分
10aをカシメて押圧変形させて、筒状端部10bを固定部
11bの凹部9に密着させる。この時に、スリット8aな
どで形成された塑性変形部8は剛性が弱く形成されてい
るために、塑性変形して延びるので、カシメ後の筒状端
部10bの弾性変形で発生するスプリングバック量を大幅
に減らすことができる。そのため、筒状端部10bの端面
Aをアッパーエンド11側の受け皿部11aの端面Dに当接
したままに維持することができ、隙間Lが発生すること
を防止できる。
【0020】また、凹部9に対しても塑性変形部8によ
って筒状端部10bの塑性変形量が大きくなり、筒状端部
10bのカシメ部位10aが凹部9に十分に密着するので、
この部分による嵌合強度もアップする。従って、以上の
ような構成によれば、凹部9に重なるカシメ部分10aに
塑性変形部9を設けて、押圧変形の際に延びを発生させ
て、動弁用プッシュエンド1の端面Aとアッパーエンド
11の受け皿部11aの端面Dとの当接を維持できて、隙間
Lの発生を防止できると共に、凹部9への密着性を良く
できるので、嵌合強度を向上できる。
って筒状端部10bの塑性変形量が大きくなり、筒状端部
10bのカシメ部位10aが凹部9に十分に密着するので、
この部分による嵌合強度もアップする。従って、以上の
ような構成によれば、凹部9に重なるカシメ部分10aに
塑性変形部9を設けて、押圧変形の際に延びを発生させ
て、動弁用プッシュエンド1の端面Aとアッパーエンド
11の受け皿部11aの端面Dとの当接を維持できて、隙間
Lの発生を防止できると共に、凹部9への密着性を良く
できるので、嵌合強度を向上できる。
【0021】通常は、上記したようにアッパーエンド11
の固定部11bをロッド部10の筒状端部10bの内側に嵌合
するので、凹部9をアッパーエンド11の固定部11bの外
周側に、また、塑性変形部8を筒状端部10に設ける。し
かし、場合によっては、アッパーエンド11の固定部11b
をパイプ状に形成し、ロッド部10をパイプや棒で形成し
て固定部10bに挿入して嵌合してもよく、この場合に
は、凹部9はロッド部10の端部側に、塑性変形部8はア
ッパーエンド11側に設ける。
の固定部11bをロッド部10の筒状端部10bの内側に嵌合
するので、凹部9をアッパーエンド11の固定部11bの外
周側に、また、塑性変形部8を筒状端部10に設ける。し
かし、場合によっては、アッパーエンド11の固定部11b
をパイプ状に形成し、ロッド部10をパイプや棒で形成し
て固定部10bに挿入して嵌合してもよく、この場合に
は、凹部9はロッド部10の端部側に、塑性変形部8はア
ッパーエンド11側に設ける。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、動弁用
プッシュロッドのアッパーエンドの固定部とロッドの筒
状端部との嵌入固定部位において、固定部の外周にカシ
メ用の凹部を設けると共に、ロッド部の筒状端部の凹部
に対向する嵌入固定部位に塑性変形部を設けたので、押
圧変形時に凹部に嵌入する部分の延びを大きくすること
ができる。
プッシュロッドのアッパーエンドの固定部とロッドの筒
状端部との嵌入固定部位において、固定部の外周にカシ
メ用の凹部を設けると共に、ロッド部の筒状端部の凹部
に対向する嵌入固定部位に塑性変形部を設けたので、押
圧変形時に凹部に嵌入する部分の延びを大きくすること
ができる。
【0023】従って、ロッド部とアッパーエンドとの嵌
入固定部位の密着性を向上できると共に、アッパーエン
ドの受け皿部の端面とロッド部の端面との当接を維持で
きるので、嵌合強度を高くすることができ、動弁用プッ
シュロッドの耐久性を向上することができる。
入固定部位の密着性を向上できると共に、アッパーエン
ドの受け皿部の端面とロッド部の端面との当接を維持で
きるので、嵌合強度を高くすることができ、動弁用プッ
シュロッドの耐久性を向上することができる。
【図1】本発明に係るプッシュロッドのアッパーエンド
との嵌合部を示す部分側断面図で、(a)は押圧変形前
で、(b)は押圧変形後である。
との嵌合部を示す部分側断面図で、(a)は押圧変形前
で、(b)は押圧変形後である。
【図2】本発明に係る他の実施の形態のロッドの端部を
示す部分側断面図で、(a)は薄肉部による塑性変形部
を、(b)は複数の小溝穴による塑性変形部を示す。
示す部分側断面図で、(a)は薄肉部による塑性変形部
を、(b)は複数の小溝穴による塑性変形部を示す。
【図3】内燃機関の動弁機構の模式図である。
【図4】プッシュロッドの一部断面を含む側面図であ
る。
る。
【図5】従来技術に係るプッシュロッドのアッパーエン
ドとの嵌合部を示す部分側断面図で、(a)は押圧変形
前で、(b)は押圧変形後である。
ドとの嵌合部を示す部分側断面図で、(a)は押圧変形
前で、(b)は押圧変形後である。
1 動弁用プッシュロッド 2 タペット 3
カム 4 ロッカーアーム 5 ブリッジ 6
バルブ 7 アジャスタ 8 塑性変形部 8
a スリット 8b 薄肉部 8c 小溝穴 9
凹部 10 ロッド(パイプ) 10a カシメ部分 10
b 筒状端部 11 アッパーエンド 11a 受け皿部 11
b 固定部 12 ボール部(タペットへの係合部) 20
カシメ具 21 嵌入固定部位
カム 4 ロッカーアーム 5 ブリッジ 6
バルブ 7 アジャスタ 8 塑性変形部 8
a スリット 8b 薄肉部 8c 小溝穴 9
凹部 10 ロッド(パイプ) 10a カシメ部分 10
b 筒状端部 11 アッパーエンド 11a 受け皿部 11
b 固定部 12 ボール部(タペットへの係合部) 20
カシメ具 21 嵌入固定部位
Claims (2)
- 【請求項1】 ロッカーアームのアジャスタを受ける受
け皿部と固定部からなるアッパーエンドを、一端側にタ
ペットへの係合部を持つロッド部の筒状端部に嵌入固定
する動弁用プッシュロッドにおいて、前記固定部の外周
に凹部を設けると共に、前記筒状端部の前記凹部に対向
する位置に、他の部分より変形し易い塑性変形部を設け
て、該塑性変形部を前記凹部に向けて押圧変形して嵌入
固定した動弁用プッシュロッド。 - 【請求項2】 前記塑性変形部をスリットを設けて形成
した請求項1記載の動弁用プッシュロッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205584A JPH1150814A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 動弁用プッシュロッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205584A JPH1150814A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 動弁用プッシュロッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150814A true JPH1150814A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16509308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9205584A Pending JPH1150814A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 動弁用プッシュロッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150814A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002257150A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-11 | Yukiyoshi Murakami | Oa機器用中空シャフト部材への端部材装着方法 |
| JP2005121176A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Ntn Corp | ボールねじアクチュエータ |
| JP2013121184A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Nissan Motor Co Ltd | ロータコアの固定方法、および、その方法によって固定された回転電機のロータ |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9205584A patent/JPH1150814A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002257150A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-11 | Yukiyoshi Murakami | Oa機器用中空シャフト部材への端部材装着方法 |
| JP2005121176A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Ntn Corp | ボールねじアクチュエータ |
| JP2013121184A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Nissan Motor Co Ltd | ロータコアの固定方法、および、その方法によって固定された回転電機のロータ |
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