JPH11509257A - 高められた耐食性および改良された塗料接着性を有する金属基材 - Google Patents

高められた耐食性および改良された塗料接着性を有する金属基材

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JPH11509257A
JPH11509257A JP9506619A JP50661997A JPH11509257A JP H11509257 A JPH11509257 A JP H11509257A JP 9506619 A JP9506619 A JP 9506619A JP 50661997 A JP50661997 A JP 50661997A JP H11509257 A JPH11509257 A JP H11509257A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は熱硬化性樹脂及び固体の加水分解されていない低分子量オルガノシランカップリング剤を含有するブレンドされた粉末混合物である。粉末混合物は、腐食からスチール基材を保護するための複合被覆を形成させるために使用し得る。複合被覆は、珪酸塩のような無機層で基材を被覆し、無機層の上に粉末混合物を沈着させ、該基材を該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し;該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間、該温度に基材を維持し、それにより架橋された層がオルガノシランにより無機層とカップリングすることにより、形成される。粉末混合物は樹脂の硬化温度より高くない融点を有するオルガノシランを0.01〜10重量%含有する。好ましい熱硬化樹脂としては、エポキシ、ポリエステル、エポキシ−ポリエステル、アクリル、アクリル−ウレタン又はフロロビニルがある。

Description

【発明の詳細な説明】 高められた耐食性および改良された塗料接着性を有する金属基材 発明の背景 本発明は、有機粉末組成物、および腐食から金属基材を保護するために該基材 にカップリングした架橋塗料を形成するための粉末組成物を使用する方法に関す る。特に、該粉末組成物は熱硬化性樹脂と、固体の、加水分解されていない、官 能性オルガノシランカップリング剤との均一混合物を含有するものである。 防食性を与えるためにスチールシートに複合被覆を形成させることは公知であ る。ここに参考として合体される米国特許第5,108,793号には、スチールシート を珪酸塩含有アルカリ性溶液で洗浄し、該スチールシートを乾燥して不溶性無機 珪酸塩被覆を形成させ、被覆されたシートを有機シランカップリング剤を含有す る水溶液中で洗浄し、ついで珪酸塩被覆の外面上にシラン膜が形成しているシー トを乾燥することが開示されている。該珪酸塩被覆はスチールシートに優れた防 食性を与える。シートが塗装されている場合は、シランの膜は珪酸塩被覆と塗料 との強力な共有結合を形成するカップリング剤として働く。上記米国特許の態様 は、まずリン酸塩転換被覆で処理し、ついで珪酸塩/シラン洗浄被覆の2つの工 程で処理し、最後に複合被覆を形成させるために陰極で塗料を電気被覆させた又 は粉末塗料で静電塗装させた冷間圧延及びガルバナイズされたスチールシートを 包含する。珪酸塩/シラン層は防食性を改良し、且つ内部リン酸塩層と外部塗料 層の結合を強化する。この方法の欠点は、珪酸塩の一部が必然的にシラン洗浄タ ンクに移行し、それによってシラン溶液が汚染されるようになることである。こ の汚染はカップリング剤としてのシランの効果を減少させる。もう一つの欠点は 加水分解されたシラン溶液の貯蔵寿命が比較的短いことである。オルガノシラノ ール溶液は縮合及び重合する傾向があり、それによって塗料との化学的相互作用 が最小となる。 オルガノシランカップリング剤を含有する液状樹脂で被覆することによりスチ ールシートへ防食性を与えることもよく知られている。これらの液状樹脂は、加 水分解されたシランがカップリング剤としての効果を減少させるという上記した のと同じ欠点を有する。 最近、シリコーン樹脂を含有する粉末でスチールシートを被覆することにより シートを防食することが公知となった。米国特許第5,077,354号は粉末塗料中に 高分子バインダーとして使用されたシリコーン樹脂のアクリルグラフト共重合体 を含有する、その場で形成された高分子混合物を開示している。シリコーン樹脂 及びエチレン系単量体は50〜150℃に加熱された溶媒中に溶解され、重合が 完結するまで混合される。ついで、該溶媒が除去され、ゲル化していない重合し たバインダーが残る。この粉末塗料使用の欠点は、塗料とスチール基材との良好 な結合が形成されないことにあると信じられる。シリコーン樹脂は、アクリル重 合体を形成させる場合に、エチレン系単量体とその場で結合させるときに既に反 応しているので、シリコーン樹脂は外部アクリル層とスチール基材とのカップリ ング剤として働かないようである。 従って、架橋された被覆を形成させるときのカップリング剤として使用するこ とができる、長い貯蔵寿命を有するオルガノシランを提供する必要性がある。さ らに、冷間圧延及びガルバナイズされたスチールのような金属基材へカップリン グした接着性架橋被覆を形成する、低コストで環境上安全な方法の開発の必要性 がある。 発明の簡単な要約 本発明は、有機粉末組成物、および腐食から金属基材を保護するために該基材 にカップリングした架橋塗料を形成するための粉末組成物を使用する方法に関す る。本発明の粉末組成物は、熱硬化性樹脂と、固体の、加水分解されていない、 官能性低分子量オルガノシランカップリング剤との均一混合物を含有する。オル ガノシランは周囲温度で固体であり、該樹脂の硬化温度よりも高くない融点を有 し、基材上で架橋中に樹脂に容易に溶解される。 本発明のもう一つの特徴は、被覆がオルガノシランにより基材とカップリング されることにより、上記の粉末混合物を使用して金属基材に耐食性被覆が形成さ れることを包含する。この被覆は、粉末混合物が基材に沈着した後その場で硬化 して形成された反応生成物である。架橋層は少なくとも10μmの厚さを有する ことが好ましい。 本発明の他の特徴は、オルガノシランにより外部架橋層にカップリングした非 毒性の無機内部層を包含する複合被覆である上記の耐食性被覆についてのもので ある。 本発明のさらなる特徴は、金属基材上に耐食性被覆を形成することにあり、そ れは、熱硬化性樹脂と、固体の、加水分解されていない、官能性低分子量オルガ ノシランカップリング剤との均一な粉末混合物を用意し;該粉末混合物の層を基 材上に沈着させ:該基材を該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し; そして該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間その温度を維持する ;工程を包含する。樹脂は硬化され、そして架橋層を形成し、オルガノシランに より、基材にしっかりと結合されるようになる。 本発明の他の特徴は、前記粉末混合物が0.01〜10重量%のオルガノシラ ン濃度を有することである。 本発明の他の特徴は、粉末層を沈着させる前に、基材に無機層を沈着させる付 加工程を包含することにある。 本発明の他の特徴は、前記架橋層が少なくとも10μmの厚さを有することに ある。 本発明の他の特徴は、前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有することに ある。 本発明の他の特徴は、前記無機層が珪酸塩を含有することにある。 本発明の他の特徴は、前記樹脂がエポキシ、ポリエステル、エポキシ−ポリエ ステル、アクリル、アクリル−ウレタン又はフロロビニルからなる群からなるも のであることにある。 本発明の目的は、長い貯蔵寿命を有するオルガノシランカップリング剤を使用 して金属基材上に耐食性接着性被覆を形成させることにある。 本発明の他の目的は、拡大した貯蔵寿命を有する洗浄液から形成された無機内 部層を有する金属基材上に耐食性の接着性複合被覆を形成させることにある。 本発明の他の目的は、オルガノシランカップリング剤を使用して冷間圧延又は ガルバナイズされたスチールシート上に耐食性の接着性被覆を形成させる、低コ ストで、環境上安全な方法を提供することにある。 本発明の利点としては、オルガノシランカップリング剤の貯蔵寿命が長いこと 、環境上危険な廃棄物、例えばクロム塩リンスを使用することなく、種々の金属 基材との良好な接着性を有する耐食性被覆が形成されること、および無機被覆物 質を含有する洗浄液の汚染がないことが挙げられる。 好ましい態様の詳細な記載 本発明は、熱硬化性樹脂及びそれに可溶な、固体の、加水分解されていない、 官能性低分子量のオルガノシランカップリング剤を含む、均一にブレンドされた 粉末組成物、即ち、塗料を用意することを包含する。有機樹脂は、エポキシ、ポ リエステル、エポキシ−ポリエステル、アクリル、アクリル−ウレタン又はフロ ロビニルのような、いかなる熱硬化性重合体でもよい。シランは、それが周囲温 度で固体であり、樹脂の硬化温度より高くない融点を有し、樹脂への溶解性があ り且つOH基を含まないものであるかぎり、いかなる有機化合物であってもよい 。低分子量シランとは、単量体、二量体又はオリゴマー分子、即ちR(SiOX)3 を意味する。 NH2-(CH2)3Si(OH)3のような加水分解されたオルガノシランは、周囲 温度で液状であり且つすぐに重合する傾向があるので、望ましくない。固体の、 加水分解されていないオルガノシランは、加水分解されたオルガノシランよりも ゆっくりと反応するが、加水分解されていないものは素早く重合しない。エポキ シ、ポリエステル及びアクリル樹脂については、下記の商業的に入手可能なアル コキシシラン及びクロロシランが使用され得る:トリフェニルエトキシシラン、 トリフェニルフルオロシラン、フェニルアリルジクロロシラン、N−フェニルア ミノプロピルトリメトキシシラン、ネオフィルメチルジエトキシシラン(又はジ メトキシ変型)、n−オクタデシルジメチルメトキシシラン、n−オクタデシル ジメチル[3−トリメトキシシリル−プロピル]アンモニウムクロリド、2−( 3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、t−ブチルジフ ェニルメトキシシラン、フェネチルトリメトキシシラン及びスチリルエチルトリ メトキシシラン。PVDF又はPTFEのようなフロロビニル樹脂については、 下記の商業的に入手可能なアルコキシシラン及びクロロシランが使用され得る: [2−(パーフルオロヘキシル)エチル]トリクロロシラン、[2−(パーフル オロオクチル)エチル]トリクロロシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオ ロアルキルトリエトキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリエトキ シシラン又は(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン。 好ましいシランは、下記の構造を有する3−(N−スチリルメチル−2−アミノ エチルアミノ)−プロピルトリメトキシシランヒドロクロリドである: ブレンドされた樹脂/オルガノシラン混合物は、顔料及び充填剤のような付加 的粉末添加物の1種又はそれ以上を包含する混合物と共に、塗料として使用する ことが好ましい。例えば、1種又はそれ以上の酸化チタン、酸化鉛、酸化亜鉛、 シリカ、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、カーボンブラック、及 びそれらの混合物を顔料として使用することができる。1種又はそれ以上のクレ イ、シリカ、タルク、マイカ、ウールアストマイト、及び木粉を充填剤として使 用することができる。混合物の粉末は325メッシュ未満の粒度を有することが 好ましい。樹脂の硬化温度は約100〜250℃の範囲内であることが好ましい 。添加物を含む混合物の組成は、オルガノシランが0.01〜10重量%である ことが好ましく、少なくとも約0.2重量%であることがより好ましい。オルガ ノシランの濃度は少なくとも0.01重量%であるべきであり、それはシリカが 金属基材の界面に拡散するのに必要な量であるからである。オルガノシランの濃 度は10重量%を越えるべきではない。それは塗料特性に逆影響を及ぼし、塗料 が可塑化され且つ弱結合層効果により塗料層と金属基材の共有結合が弱くなるか らである。 ブレンドされた樹脂/オルガノシラン混合物は、シランにより金属基材がカッ プリングされた、非常に接着性の耐食性の架橋被覆又は塗料を形成する。被覆は 、次のものに限定されないが、熱間圧延及び酸洗いスチールシート、冷間圧延ス チールシート、ステンレススチールシート、溶融メッキ金属被覆スチールシート 、電気メッキ金属被覆スチールシート、アルミニウムシート、アルミニウム合金 シートを含む種々の金属表面上に形成させることができる。金属被覆は、鉛、鉛 合金、ニッケル、ニッケル合金、ニッケルターンプレート、亜鉛、亜鉛合金、ア ルミニウム、アルミニウム合金などの1種以上を包含することができる。リン酸 塩転換被覆も、樹脂/オルガノシラン粉末混合物で被覆する前に、これらのスチ ールシートに適用することができる。金属基材は連続ストリップ及びホイル、長 尺、バー、アングル、チューブ及びビームにシートカットしたものを包含する。 樹脂/オルガノシラン粉末混合物を金属基材に塗布した後、基材は樹脂の少な くとも硬化温度に加熱される。樹脂及びオルガノシランは溶融し、シランが液状 樹脂に溶解される。樹脂が架橋され、固体状となる前に、シランは樹脂と相互作 用し、基材の表面に移行するようである。シランは基材の表面でOH基と反応し て下記タイプの強固な共有結合を形成する: 上記式中、Xは無機層又は基材の表面の金属酸化物てある。いくつかの金属の 酸化物はOH基を含有している。金属基材がアルミニウム、アルミニウム合金、 又はアルミニウム、或いはアルミニウム合金で被覆されたスチールシートである 場合は、シランは基材のアルミニウム酸化物表面に存在するOH基と反応し、M e-O-Si-タイプの共有結合を形成する。金属基材がスチール、又はアルミニ ウム或いはアルミニウム合金以外の金属で被覆されたスチール基材である場合は 、樹脂/オルガノシラン粉末混合物の沈着前に、基材を先ず、OH基を有する内 部無機珪素含有層で被覆することが好ましい。無機層は珪酸塩又はシリカである ことができる。後者の場合、シランは無機珪素含有層に存在するOHと反応して 、Si-O-Si-タイプの強固な共有結合を形成し、これは上記のMe-O-Si- 結合よりも好ましい。 シランは樹脂の硬化中に金属基材の表面のOH基と反応するが、シランの官能 基は樹脂中の官能基または樹脂中の架橋剤と、例えば (式中、Rは-(CH2)3Si(OCH3)3であることができ、R'は熱硬化性樹脂、 例えば、エポキシである)のように相互作用しているであろう。 好ましい態様においては、耐食性被覆は上記した内部無機層と外部架橋塗料層 の複合体である。内部層はここに参考として合体される米国特許第5,108,793号 に記載されているような方法で形成される珪酸塩であることが好ましい。水ガラ スは水、例えばBa(NO3)3添加剤を含有するアルカリ性溶液に溶解される。こ の溶液は加温、例えば55〜60℃に維持して、洗浄時間を短縮させることが好 ましい。スチールストリップは、これを珪酸塩溶液に少なくとも20秒間浸漬す ることにより該溶液で洗浄することが好ましい。浸漬の後、ストリップは洗浄さ れ、乾燥される。珪酸塩被覆はスチールストリップに優れた防食性を与える。 珪酸塩で被覆されたストリップは、ついで熱硬化性粉末及びオルガノシラン粉 末のブレンドされた粉末混合物の均一な厚みを有する層で被覆される。有機粉末 は、ここに参考として合体される米国特許第5,059,446号に記載されているよう な静電スプレーガンによるか、又はストリップを静電負荷流動床を通過させるこ とにより、ストリップに塗布される。流動床が静電負荷されていない場合は、ス トリップは予熱しなければならない。まず粉末被覆されたストリップを好ましく は誘導コイルを通すことにより、ストリップは少なくとも熱硬化性樹脂の硬化温 度に加熱される。ついで、加熱されたストリップは、もう一つのヒーター、例え ばオルガノシランが溶解され且つスチールストリップの表面に拡散されるように なるように十分な時間、溶融された樹脂を維持するための赤外線ヒーターを通過 させる。本発明の重要な特徴はオルガノシランが熱硬化性樹脂に可溶であるとい うことである。即ち、オルガノシランは溶融され得るもの並びに溶融された樹脂 と溶液を造るものでなければならない。この期間中に、オルガノシランは無機内 部層、例えば珪酸塩へ移行し、それにより無機層と架橋外部塗料層とのしっかり した共有結合が達成される。 本発明のブレンドされた樹脂/オルガノシラン混合物の詳細については下記実 施例からよりよく理解されよう。熱硬化性樹脂及び場合により1種以上の充填剤 又は顔料を含有する粉末は慣用の手法で調製される。その後、固体の、加水分解 されていない低分子量オルガノシランは、少なくとも0.01重量%のシランを 含有する均一な粉末樹脂/オルガノシラン塗料被覆が形成されるまで、極低温粉 砕により粉末混合物とブレンドされる。 上記のブレンド樹脂/オルガノシラン粉末から形成された本発明の接着耐食性 複合被覆により被覆された金属基材の好ましい態様を記載する。スチールストリ ップは、溶剤でごみ、油及び他の汚染物から奇麗にされる。ついで、ストリップ は0.005Mの水ガラス、珪酸ナトリウム又はメタ珪酸ナトリウム及び0.0 05MのBa(NO3)2又はCa(NO3)2の1種を含有する約12のpHの溶液で 20〜30秒間、約55〜60℃の温度で洗浄される。乾燥後、シリカ又は珪酸 塩で被覆されたストリップは、ついで静電スプレーガンによるか、又はストリッ プを静電負荷流動床を通過させることにより、本発明の上記ブレンド樹脂/オル ガノシラン混合物で被覆される。静電ガンを用いて被覆する場合は、ストリップ は周囲温度であることが好ましい。流動床を用いて被覆する場合は、予熱して昇 温することが好ましい。ついで、粉末被覆されたストリップは誘導、赤外などに よるのような慣用の手法で少なくとも熱硬化性樹脂の硬化温度に加熱される。ス トリップは樹脂中のシランに溶解し、シランを無機珪素被覆の表面へ拡散する。 ストリップはオルガノシランにより内部無機層に結合した外部架橋塗料層を有す る接着性の耐久性耐食性複合被覆で被覆される。この被覆されたスチールは、ス チールと塗料、即ち珪素含有無機層との相互作用が湿気に対して非常に抵抗性が あるために、通常の塗装スチールよりも特別な利点を有している。従って、本発 明の複合被覆ストリップは湿った環境下で使用するのに有利である。 本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の改変が本発明になされ得る ものと理解すべきである。従って、本発明の限定は下記請求の範囲から決められ るべきものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月30日 【補正内容】 請求の範囲 1.熱硬化性樹脂と、固体の、加水分解されていない低分子量オルガノシラン カップリング剤との均一な粉末混合物を含有し、その際該オルガノシランは溶融 したとき 該樹脂と可溶であり、該オルガノシランは周囲温度で固体であり且つ該 樹脂の硬化温度よりも高くない融点を有し、そしてその際該混合物中のオルガノ シランの濃度は0.2〜10重量%であり且つ該混合物は325メッシュ未満の 粒度を有する、 腐食から金属基材を保護するための有機粉末末組成物。 2.前記オルガノシランが3−(N−スチリルメチル−2−アミノエチルアミ ノ)−プロピルトリメトキシシランヒドロクロリドである請求項1記載の混合物 。 3.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項1記載の混合物。 .前記樹脂がエポキシ、ポリエステル、エポキシ−ポリエステル、アクリル 、アクリル−ウレタン又はフロロビニルからなる群から選ばれる請求項1記載の 混合物。 .1種又はそれ以上の顔料及び充填剤を含有する請求項1記載の混合物。 .金属基材にカップリングした架橋層、その際該架橋層は粉末の硬化により 形成される反応生成物であり、該粉末は325メッシュ未満の粒度を有し且つ熱 硬化性樹脂と0.2〜10重量%の固体の、加水分解されていない低分子量オル ガノシランとのブレンド混合物であり、該オルガノシランは周囲温度で固体であ り且つ該樹脂の硬化温度よりも高くない融点を有し、該架橋層は該オルガノシラ ンにより基材にカップリングしている; ことを包含する耐食性被覆を有する金属。 .前記被覆が非毒性の無機内部層を包含し、該架橋層がオルガノシランによ り該内部層にカップリングしている請求項記載の金属。 .前記内部層が珪酸塩である請求項記載の金属。 .前記架橋層が少なくとも10μmの厚みを有する請求項記載の金属。 10.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項9記載の金属。 11.熱硬化性樹脂及び加水分解されていない低分子量オルガノシランカップ リング剤 を含有する均一な粉末混合物を用意し、その際該オルガノシランは溶融 しとき該樹脂と可溶であり、該オルガノシランは周囲温度で固体であり且つ該樹 脂の硬化温度より高くない融点を有し ; 金属基材上に該混合物の層を沈着させ; 該基材を該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し;そして 該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間、該温度に基材を維持し て、該オルガノシランを該樹脂に溶解させ; 該樹脂は架橋され、そして該オルガノシランは基材の表面に拡散し、それによ り架橋被覆がオルガノシランにより基材とカップリングされる; 工程を包含する耐食性被覆を金属上に形成する方法。 12.前記混合物の沈着前に、無機層を基材に沈着させる付加工程を包含する 請求項11記載の方法。 13.前記無機層が少なくとも2nmの厚みを有する珪酸塩である請求項12 記載の方法。 14.前記粉末混合物を静電的に沈着させる請求項11記載の方法。 15.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項11記載の方法 。 16.前記混合物中のオルガノシランの濃度が0.2〜10重量%である請求 項11記載の方法。 17.洗浄液及び均一な粉末混合物を用意し、該洗浄液はアルカリ性無機珪酸 塩及び金属塩を含有し、該混合物は100〜250℃の硬化温度を有する熱硬化 性樹脂及び固体の加水分解されていない低分子量オルガノシランカップリング剤 を含有し、その際該オルガノシランは溶融しとき該樹脂と可溶であり、該オルガ ノシランは周囲温度で固体であり且つ該樹脂の硬化温度より高くない融点を有し 、該混合物中のオルガノシランの濃度は0.2〜10重量%であり; スチールストリップを該溶液で洗浄し; スチールストリップを乾燥して、比較的に不溶性の珪酸塩層を形成させ; 該珪酸塩層上に該混合物の層を静電沈着させ; 該スチールストリップを該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し; そして 該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間、基材を該温度に維持し 、それにより該樹脂が架橋層を形成し、該架橋層がオルガノシランにより珪酸塩 にカップリングされている; 工程を包含する耐食性被覆をスチールストリップ上に形成する方法。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱硬化性樹脂と、固体の、加水分解されていない低分子量オルガノシラン カップリング剤との均一な粉末混合物を含有し、その際該オルガノシランは該樹 脂と可溶であり、該オルガノシランは周囲温度で固体であり且つ該樹脂の硬化温 度よりも高くない融点を有する、腐食から金属基材を保護するための有機粉末組 成物。 2.前記オルガノシランが3−(N−スチリルメチル−2−アミノエチルアミ ノ)−プロピルトリメトキシシランヒドロクロリドである請求項1記載の混合物 。 3.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項1記載の混合物。 4.前記オルガノシランの濃度が0.01〜10重量%である請求項1記載の 混合物。 5.前記オルガノシランが少なくとも0.2重量%である請求項4記載の混合 物。 6.前記樹脂がエポキシ、ポリエステル、エポキシ−ポリエステル、アクリル 、アクリル−ウレタン又はフロロビニルからなる群からのものである請求項1記 載の混合物。 7.325μm未満の粒度を有する請求項1記載の混合物。 8.1種又はそれ以上の顔料及び充填剤を含有する請求項1記載の混合物。 9.金属基材にカップリングした架橋層、その際該架橋層は粉末の硬化により 形成される反応生成物であり、該粉末は熱硬化性樹脂と固体の、加水分解されて いない低分子量オルガノシランとのブレンド混合物であり、該オルガノシランは 周囲温度で固体であり且つ該樹脂の硬化温度よりも高くない融点を有し、該架橋 層はオルガノシランにより基材にカップリングしている; ことを包含する耐食性被覆を有する金属。 10.前記混合物中のオルガノシランの濃度が0.01〜10重量%である請 求項9記載の金属。 11.前記被覆が非毒性の無機内部層を包含し、前記架橋層がオルガノシラン により前記内部層にカップリングしている請求項9記載の金属。 12.前記内部層が珪酸塩である請求項11記載の金属。 13.前記架橋層が少なくとも10μmの厚みを有する請求項9記載の金属。 14.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項9記載の金属。 15.熱硬化性樹脂及び加水分解されていない低分子量オルガノシランを含有 する均一な粉末混合物を用意し; 金属基材上に該混合物の層を沈着させ; 該基材を該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し;そして 該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間、基材を該温度に維持し て、該オルガノシランを該樹脂に溶解させ; 該樹脂は架橋され、そして該オルガノシランは基材の表面に拡散し、それによ り架橋被覆がオルガノシランにより基材とカップリングされる; 工程を包含する耐食性被覆を金属上に形成する方法。 16.前記混合物の沈着前に、無機層を基材に沈着させる付加工程を包含する 請求項15記載の方法。 17.前記無機層が少なくとも2nmの厚みを有する珪酸塩である請求項16 記載の方法。 18.前記粉末混合物が静電的に沈着される請求項15記載の方法。 19.前記樹脂が100〜250℃の硬化温度を有する請求項15記載の方法 。 20.前記混合物中のオルガノシランの濃度が0.01〜10重量%である請 求項15記載の方法。 21.洗浄液及び均一な粉末混合物を用意し、該洗浄液はアルカリ性無機珪酸 塩及び金属塩を含有し、該混合物は100〜250℃の硬化温度を有する熱硬化 性樹脂及び固体の、加水分解されていない低分子量オルガノシランカップリング 剤を含有し、該混合物中のオルガノシランの濃度は0.01〜10重量%であり ; スチールストリップを該溶液で洗浄し; スチールストリップを乾燥して、比較的不溶性の珪酸塩層を形成させ; 該珪酸塩層上に該混合物の層を静電沈着させ; 該スチールストリップを該樹脂の硬化温度に少なくとも等しい温度に加熱し; そして 該樹脂及びオルガノシランが溶融するのに十分な時間、スチールストリップを 該温度に維持し、それにより該樹脂が架橋層を形成し、該架橋層がオルガノシラ ンにより珪酸塩にカップリングされている; 工程を包含する耐食性被覆をスチールストリップ上に形成する方法。
JP9506619A 1995-07-14 1995-07-14 高められた耐食性および改良された塗料接着性を有する金属基材 Pending JPH11509257A (ja)

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