JPH11513248A - 顆粒状培地粒子を含む薄膜培養プレート装置 - Google Patents
顆粒状培地粒子を含む薄膜培養プレート装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本開示は、i)水性結合剤の存在下で、栄養素とゲル化剤混合物とを凝集形成させて顆粒状形態に調製される、微生物を生育するための栄養素とゲル化剤混合物からできている、ユニークな水戻し可能な培地の層を含有する自己支持型耐水性基材と、ii)基材の一部に接着したカバーシートとを含む薄膜培養プレート装置を報告する。凝集した培地粒子の製造方法もまた報告される。
Description
【発明の詳細な説明】
顆粒状培地粒子を含む薄膜培養プレート装置
本発明は、概して、試料中に存在する細菌の検出と計数に使用される薄膜培養
プレート装置に関し、特に、栄養素とゲル化剤混合物からできた顆粒状培地粒子
を含有する薄膜培養プレート装置に関する。
背景
試料中の細菌の存在と数を測定するための伝統的方法は、時間がかかり冗漫で
労働集約的である。典型的に技術者は、試薬および栄養素を調製し、栄養素を寒
天と混合して混合物を加熱し、混合物をペトリ皿に注いで寒天をゲル化させ、試
験試料を入手して試験試料を希釈し、希釈試料のアリコットを寒天に加えて接種
プレートを24〜48時間培養し、最後にペトリ皿中に生育する細菌コロニー数を数
えなくてはならない。調製時間を短縮し、細菌コロニーの計数を容易にする製品
および方法は、この分野で働く人々から明らかに歓迎されるであろう。
上記の調製時間を大きく簡素化する製品の一例は、米国特許第4,565,783号で
述べられた微生物を生育するための薄膜培養プレート装置であり、また米国特許
第5,089,413号、5,137,812号および第5,232,838で述べられたような、この装置
のバリエーションである。典型的な薄膜培養プレート装置においては、ゲル化剤
と微生物生育栄養素とを含有する水戻し可能な乾燥粉末が、耐水性基材上に塗布
される。指示色素と粉末ゲル化剤を含むアクリレート接着剤が表面に塗布された
、透明な透視性カバーシートが、被覆基材に付着される。
上記の装置の使用に際しては、典型的に所定量の水性試料が被覆基材に接して
配置され、カバーシートが試料と基材の上に配置される。水性試料が可溶性乾燥
粉末を水和して、微生物の生育を維持できるゲル化培養液が形成される。生育期
間中、カバーシートに接着した指示色素は生菌の存在下で反応し、培養装置上で
生育する細菌コロニーを視覚化する、検出可能な反応を生じる。薄膜培養プレー
ト装置は市販されており、ミネソタ州セントポールの3MからPETRIFIL
Mプレートの商品名の下に販売されている。
薄膜培養プレート装置は、ユーザーにとって生育培地、寒天、およびその他の
試薬を加熱混合し、混合物をペトリ皿または混釈平板に入れる必要がないので、
概して従来の寒天培地/ペトリ皿システムよりもはるかに使用が簡単である。さ
らにこれらの装置はコンパクトで処分が容易であるので、使用がより簡単で安全
である。
薄膜培養プレート装置は、従来のタイプの培養システムに比して多くの利点を
有するにも関わらず、特定用途に対するこれらの薄膜プレートの有用性が、特定
の条件、微生物、および試料の下では限定される場合もある。例えば、ある種の
微生物を含有する特定試料が接種される場合、装置内の限られたゲル化剤の量は
、半固体状態を保っには不十分かもしれない。簡単に述べると、「液化型菌」と
して一般に知られる特定細菌を含有するある種の試料では、生育コロニーが半固
体ゲル上にあふれるので、このような微生物の検出と計数が妨げられる。
本発明は、薄膜培養プレート装置を使用して、広範な種類の微生物を生育、検
出、および計数する試みに存在する困難性と取り組む。
発明の要約
本発明は、新しい培地粒子を含有する薄膜培養プレート装置を提供する。本発
明の薄膜培養プレート装置は、細菌含有試料中の細菌を検出、計数するための広
い使用範囲を有する。本発明の一部は、i)流動床内の水性結合剤の存在下で、
栄養素とゲル化剤混合物の凝集形成によって顆粒状形態で調製される、微生物を
生育するためのユニークな水戻し可能な(reconstitutable)栄養素培地層と、
ゲル化剤混合物とを含有する自己支持型耐水性基材と、ii)基材の一部に接着す
るカバーシートとを含む薄膜培養プレート装置に向けたものである。
本発明の一実施例では、薄膜培養プレート装置は、ポリエステルのフィルムま
たはシートからできた基材と、透明なポリエチレンのフィルムまたはシートから
できたカバーシートとを含む。この実施例では、凝集した粒状の水戻し可能な培
地または培地粒子は、基材とカバーシートに無毒性接着剤で接着される。
さらに別の実施例では、薄膜培養プレート装置は要すれば、水戻し可能な培地
に接して試料または液体の一定量を保持するのに適した、基材表面に接着した疎
水性スペーサーを含んでも良い。
また本発明の一部は、流動床内の水性結合剤の存在下で、微生物を生育するた
めの栄養素とゲル化剤混合物との凝集を形成するステップを含む、培地粒子の製
造方法を含む。
本発明の好ましい実施例では、タンパク質、炭水化物および塩などの微生物の
栄養素が、キサンタン、イナゴ豆、およびグアーガムまたはそれらの混合物など
のゲル化剤と混合される。これらの材料の好ましい混合物は、約15〜25重量%の
栄養素と、約75〜85重量%のゲル化剤とを含む。この栄養素とゲル化剤の混合物
は、最初に十分な量の水性結合剤に接触して、約40ミクロンを超える粒子径を有
する粒子が形成され、次に粒子は約40℃未満の温度でさらに乾燥されて、約5重
量%未満の含水量を有する培地粒子が提供される。この方法に従って調製された
好ましい培地粒子は、概して約50〜150ミクロン範囲の粒子径と、約0.5〜0.6g/c
m3範囲の粒子密度とを有する。
本発明の特徴をさらに詳しく述べるさらに別の利点と特徴は、添付図および詳
細な説明で報告し、添付の請求項で述べる。
図の簡単な説明
図1は、部分的に断面図になっている、微生物の生育に使用される乾燥培養装
置の上側斜視図である。
詳細な説明
本発明は、既知の粉末培地に比して特定の利点を提供する、栄養素とゲル化剤
の顆粒状混合物を含む培地粒子を提供する。本発明の培地粒子は、市販されてい
る既知の栄養素、ゲル化剤および試薬を含む。炭水化物、タンパク質および無機
質のなどの成分を含む様々な栄養素が使用できる。好ましい栄養素混合物は、ワ
シントンD.C.の公衆衛生協会によるStandard Methods for the Examinatio
n of Dairy Products第14版で報告される標準栄養素の他に、ピルビン酸ナト
リウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウムなどのその他の塩および
無機質を含んでも良い。
培地粒子を製造するためには、流動床アグロメレーターが使用される。この方
法では、粉末栄養素とゲル化剤が均質になるまで混合される。粉末は、流動床内
の水性結合剤の存在下で凝集されて、比較的均質な顆粒状の粒子になる。結合剤
は典型的に、カリウムまたはナトリウム塩などの二塩基性リン酸塩を含有する。
また緩衝液は、塩化マグネシウムなどのマグネシウム塩を含有しても良い。結合
剤スプレーが管理された方法で粉末に添加され、栄養素とゲル化剤の均質な凝集
物が製造される。凝集物は、流動床内で乾燥される。
特に好ましい実施例では、キサンタンガム、イナゴ豆ガム、およびグアーガム
粉末が2対2対1の比率で混合される。当業者は、その他の培養プレート形式に
おいて、この比率が変化できることを理解するであろう。さらに、カラゲナンな
どのその他の天然および合成親水コロイド材料、またはゲル化材料の混合物を使
用することもできる。
伝統的にこれらのプレートは、「液化型菌」などの自然発生汚染菌の全ては殺
せないエチレンオキシドのみで殺菌できる。結合剤スプレーは、架橋形成におい
てガムを助けると考えられる。培地が架橋していないと、ガンマ線はガムを破壊
するので、この架橋形成によって培地のガンマ線照射が可能になる。
培地粒子の製造規格は、少なくとも70%の粒子が325〜140メッシュ範囲にあり
、水分が5%未満であることを含む。
培地粒子は、実質的に均質な層を塗布するのに適したあらゆる方法で塗布でき
る。好ましい方法としては、シェーカータイプの装置の使用、または粉末コータ
ーの使用が挙げられる。
図1は、本発明の培地粒子と共に使用するのに適した、薄膜培養プレート装置
を示す。簡単に述べると、これらのタイプの装置については、これらのタイプの
薄膜培養プレート装置の製造および使用方法について述べた、米国特許第
4,565,783号および米国特許第5,089,413号で述べられている。
薄膜培養プレート装置10は、自己支持の型耐水性基材12を有する母材を含む。
基材12は、好ましくはポリエステル、ポリプロピレン、またはポリスチレンなど
の水を吸収しない耐水性材料からできた、比較的堅い材料である。例えば、厚さ
およそ100μ〜180μのポリエステルフィルム、厚さおよそ100μ〜200μのポリプ
ロピレンフィルム、および厚さおよそ300μ〜380μのポリスチレンフィルムが、
本発明で良好に機能することが分かった。その他の適切な基材としては、「Sch
oeller Type MIL」印画紙(ニューヨーク州プラスキのSchoeller,Inc.)
などの、ポリエチレンその他で実質的に防水性のコーティングがされた紙が挙げ
られる。さらに基材12を通して微生物コロニーを視覚化し計数したいかどうかに
よって、基材12は透明、半透明、または不透明でも良い。
基材12の上面は、接着剤層14で被覆され、次に本発明の水戻し可能な培地粒子
16でさらに被覆される。基材表面に生育する細菌コロニーが、被覆基材を通して
視覚化できるように、接着剤は水和時に十分に透明でなくてはならない。
また接着剤は、接着剤中に培地粒子が完全に包埋されることなく、基材が培地
粒子で均質に被覆されるような厚さで、基材上に被覆されなくてはならない。適
切な接着剤は、好ましくは接着剤層14に接着する培地粒子16の直径に満たない厚
さで、基材12上に被覆される(好ましくはナイフ塗布される)。接着剤組成物は
、典型的に基材12の上面14に対する培地粒子の接着促進に十分であるが、接着剤
層内に粒子を完全に包埋しないような量で使用される。概して24平方インチ当た
り約0.15g以上(乾燥塗布量)の接着剤塗布量が適切である。
接着剤組成物は、好ましくは感圧接着剤である。より好ましくは接着剤は、ア
ルキルアクリレートモノマーとアルキルアミドモノマーのコポリマーを含む、水
不溶性接着剤などの感圧接着剤である。好ましくは、これらのコポリマーにおけ
るアルキルアクリレートモノマー対アルキルアミドモノマーの重量比は、約90:1
0〜99:1、より好ましくは94:6〜98:2である。アルキルアクリレートモノマーは
、アクリル酸イソオクチル(IOA)、アクリル酸2-エチルヘキシル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソアミル、およびこれらのモノマー
の混
合物などのアクリル酸の低級アルキル(C2〜C10)エステルモノマーでも良い
が、これに限定されるものではなく、一方アルキルアミドモノマーは、アクリル
アミド(ACM)、メタクリルアミド、N-ビニルピロリドン(NVP)、N-ビ
ニルカプロラクタム(NVCL)、N-ビニル-2-ピペリジン、N-(モノまたは
ジ低級アルキル(C2〜C5))(メタ)アクリルアミド、N-メチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、またはこれらのモノマ
ーの混合物でもよいが、これに限定されるものではない。適切な水不溶性接着剤
コポリマーとしては、IOAとACMのコポリマー、または米国特許第5,232,83
8号で述べられるようなIOAとNVPのコポリマーの水性乳濁液が挙げられる
。代案の接着剤としては、米国特許第5,424,122号に述べられたような、水性エ
マルジョン重合によって形成する接着剤が挙げられる。
接着剤組成物が微生物の生育に対して非阻害性であるように、必要に応じて接
着剤のpHが適切に調節される。典型的に、接着剤のpHは約5〜9、より好ましく
は約6〜8に保たれねばならない。
好ましい薄膜培養装置では、使用される(あるいは評価される)試料の定量は
、培地成分のみによって基材上に封じ込められる。代案の実施例では、装置が試
料封入フォーム層を含んでも良い。フォーム中に円形開口部を有するフォームス
ペーサー(図示せず)が、基材12の培地塗布表面に接着される。基材12の周辺を
カバーするフォームスペーサーは、試料が接種される領域を限定して、基材から
の試料漏出を防ぐ役目をする。スペーサー部材のための適切な材料は、シート形
態で容易に入手でき微生物が生育しない、あらゆる中実の非阻害性天然または合
成物質である。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートお
よびポリスチレンが、適切な合成材料のいくつかの例として挙げられる。特に比
較的安価で市販されているポリスチレンフォームおよびポリエチレンフォームが
好ましく、ポリスチレンフォームが現在の所最も好ましい。セルロースシート、
例えばフォイルシートなどの金属、木などの天然物質が、適切な代案である。
カバーシート20は、基材12上面の一端に付着する。カバーシート20は、基材上
に存在する細菌コロニーの計測を容易にするように、好ましくは透明なフィ
ルムまたはシート材料からできている。さらにカバーシート20は、成分の汚染お
よび劣化の危険性を避けるために、好ましくは細菌および水蒸気に対して非透過
性である。カバーシート20として使用するのに好ましい材料は、二軸延伸ポリプ
ロピレンである。
基材12の表面に接着剤と培地粒子をコーティングするのと同様にして、カバー
シート20の表面もまた、接着剤と水戻し可能な培地粒子でコーティングされる。
好ましい実施例では、接着剤層22は、生育する細菌コロニーの検出および計数を
助けるために指示色素を含む。
概してカバーシート20は、透明度および好ましい不透水性など、基材12と同一
の特性を有する。さらにカバーシート20は、微生物コロニーの計測を助け、水性
試験試料の配置目標を提供し、および/または美的外観のために刻印パターンま
たはマスクエッジ(図示せず)を有しても良い。
カバーシート20は、生育したい微生物タイプが必要とする酸素透過量を提供す
るために、選択しても良い。例えばポリエステルフィルムは、低酸素透過性(厚
さ25μあたり0.78g/100cm2/24時間未満)を有し、嫌気性細菌の生育に適する
。それに対して、ポリエチレンの形態によっては、比較的高酸素透過性(厚さ25
μあたりおよそ78g/100cm2/24時間)を有し、空気透過性膜を共に使用してま
たは使用しないで、好気性微生物の生育に適する。カバーシート20のための1つ
の好ましい材料は、1.6ミルの二軸延伸ポリプロピレンフィルムである。別の好
ましいカバーシート材料は、市販されているくもり止め処理ポリエチレンテレフ
タレートである(ニュージャージー州ホワイトハウスのFilm Specialties In
c.からFSI-47として市販されている)。別の好ましい材料は、ゾル-ゲル処理
ポリエチレンテレフタレートである(ミネソタ州セントポールの3MからSCO
TCHPAR商標フィルムNo.FE40492として市販されている)。カバーシー
ト20は、ヒートシール、接着剤、両面テープなどの従来の方法によって固定して
も良い。
本発明で使用するのに適切な指示色素は、生育する微生物によって代謝され、
発育する細菌コロニーが生産する代謝産物の作用のために着色する化合物を含む
。
色の視覚的変化により、生育するコロニーの検出と視覚化が容易になる。好まし
い指示色素としては、塩化トリフェニルテトラゾリウム、p-トリルテトラゾリウ
ムレッド、テトラゾリウムバイオレット、ベラトリルテトラゾリウムブルーおよ
び関連染料などの還元感受性染料が挙げられる。その他の適切な染料としては、
ニュートラルレッドなどのpH変化感受性の染料が挙げられる。
塩化トリフェニルテトラゾリウムは、食品中に検出されるS.aureus、Micro
coccusなどの細菌、あるいは一般にミルクその他の乳製品などの食品中に検出さ
れる、その他のタイプの細菌を培養するために設計された装置で使用するのに、
好ましい染料である。
使用に際してはカバーシート20をめくって、水性試験試料または水を基材12の
中心に入れ、所定量の接種物、典型的には約1mlの接種物を図1に示す装置に入
れる。次にカバーシート20を基材12上に元に戻し、接種物を基材上に均一に広げ
る。この塗り広げを行うのに便利な道具は、重み付き円形テンプレートであり、
これはまた、基材12の特定領域に接種物を閉じこめるためにも使用される。接種
物が基材12に接してその上に広げられると、基材12上の培地は吸水して、生育を
サポートする栄養素ゲルを形成する。次に接種された装置を所定の時間培養して
から、透明なカバーシート20を通して基材上に生育した細菌コロニー数を計数で
きる。
上では、薄膜装置上における本発明の培地粒子の使用について述べられている
が、当業者は、培地粒子が技術分野で既知のその他の培養装置で使用できること
を理解するであろう。
以下の実施例はさらに詳しい説明と、本発明実施に関連した実施例の提供を意
図したものである、これらの実施例は例証目的のために提供され、添付の請求項
で定義される本発明の範囲を制限するものではない。
実施例
実施例1
あらかじめ秤量した3種類の粉末、12.7kgのキサンタンガム(Kelkco.Co.
か
ら入手できるKTLTF)、12.7kgのイナゴ豆ガム(Herculesから入手できる
GENU)および6.4kgの抽出済みグアーガム(Rhone-Poulencから入手できる
)を、60kg容量のGlatt流動床アグロメレーターの装填ボールに入れて、培地粒
子を製造した。流動床アグロメレーターに、シリコーンガスケットおよび名目孔
径2ミクロンのフィルターソックを装着した。流動床アグロメレーターを30秒間
のサイクルにかけてこれらの粉末の混合を促進し、次に糖、タンパク質、および
塩を含む8.0kgの標準栄養素(Acumedia Inc.から入手できる)を装填ボールに
加えた。再度、流動床アグロメレーターを30秒間の混合サイクルにかけた。
リン酸カリウムと塩化マグネシウムを含有する、標準法に従って作った3.5L
の希釈リン酸緩衝液結合スプレー溶液を、流動床アグロメレーターのスプレーポ
ンプに充填した。ブロア、ヒーター、およびスプレーポンプを同時に始動した。
直径1.5mmのトップマウントスプレーポートを通じて、10ml/3分間/粉末1k
gの速度で、結合スプレー溶液を添加した。総サイクル時間55〜65分間の最初の2
5〜30分間内に、全スプレー溶液を添加した。
結果的に得られる培地粒子の規格は、少なくとも70%の粒子が325〜140メッシ
ュ範囲にあり、水分が5%未満であることを含む。
以下の表は、製品の温度、水分%、および密度(立方センチメートル当たりグ
ラム数)、希釈液の添加量、および経過時間を示す。
実施例2
シリコーンコーティングの反対側に格子模様が印刷された、厚さおよそ4〜5ミ
ルのシリコーン被覆紙ウェブ(Schoeller Technical Papersより入手できる
)に、24平方インチあたり約0.15g(乾燥塗布量)の塗布量で、アクリル酸イソ
オクチル/アクリルアミド接着剤の溶液を塗布して乾燥した。格子模様が印刷さ
れた側、すなわちシリコーンコーティングの反対側に接着剤を塗布した。
培地粒子は、実施例1の流動床凝集形成方法によって作られ、懸濁した培地粒
子の雲状物に紙製ウェブを通過させて、これらの培地粒子を接着剤層上に塗布し
た。接着剤に接触した培地粒子は被覆された紙製ウェブに接着し、過剰な培地粒
子はウェブからふるい落とされる。培地粒子の塗布量は、24平方インチあたりお
よそ0.4gであった。このコーティングは、実質的に水分が無く冷水で水戻し可能
であった。
透明なポリプロピレンの第2のウェブに、24平方インチあたり約0.15g(乾燥 塗
布量)の塗布量で、アクリル酸イソオクチル/アクリルアミド接着剤の溶液を塗
布した。この接着剤は、指示色素の塩化トリフェニルテトラゾリウムを含有した
。シリコーン被覆紙に培地粒子を塗布したのと同様にして、ポリプロピレンウェ
ブの接着剤層上に培地粒子を24平方インチあたりおよそ0.4gに塗布した。ポリプ
ロピレンは、実質的に細菌および水蒸気非透過性であった。
培地粒子で被覆された側が向かい合うようにして、2枚のウェブを合わせた。
組み合わせたウェブから3インチx4インチの長方形を切り抜いて、次に一端に
沿ってウェブを蝶番様に共にヒートシールした。
実施例3
1Lメスフラスコ中のおよそ500mlの微生物学的に適切な(MS)水に、34gの
リン酸二水素カリウムを溶解して、原液リン酸緩衝液溶液を調製した。1N水酸
化ナトリウムでpHを7.2に調節して、MS水で容量に満たした。原液緩衝液を12
1℃で15分間加圧滅菌した。保存は0℃で行った。釈標準溶液リン酸緩衝液(以後
単にリン酸緩衝液と称する)は、1.25mlの原液緩衝液を1Lメスフラスコ中のM
S水に入れ、容量に満たして調製した。リン酸緩衝液を121℃で15分間加圧滅菌
した。
11gの新鮮な生乳を99mlのリン酸緩衝液溶液に入れて、最初の1:10希釈液を調
製した。希釈試料を7秒間、およそ30cmの円弧に25回振盪して、試料を混合した
。存在する細菌への余分なストレスを避けるために、希釈液は好ましくは、試料
とほぼ同じ温度である。
よく混ぜた11mlの希釈試料を99mlの希釈液に入れて、最初の1:10希釈液から段
階的に10倍希釈液が作られた。100倍および1000倍に希釈した試料を使用した。
標準寒天(BBL Co.より入手できる)を、製造元の使用法説明に従って調
製した。標準寒天を121℃で15分間加圧滅菌した。次に寒天を溶解して戻すため
に、寒天を湯浴中に入れて温度を45℃にした。1mlの適切に希釈した試料を各ペ
トリ皿にピペットで入れた。溶解して戻した寒天10〜12mlを各ペトリ皿に注いだ
。各ペトリ皿に寒天を注ぐ際、皿をそっと旋回して試料と寒天を混合し、混合物
をプレート全体に均一に分散させた。寒天を固化させた。次にプレートを逆さま
にして32℃で45〜48時間培養した。
標準好気性菌計数PETRIFILMプレート(カタログ番号6400、ミネソタ
州セントポールの3M)、並びに実施例2で作成したプレートを使用して適切に
希釈
した試料を試験した。これらのプレートの双方に、プレートの上側透明フィルム
を持ち上げて、1mlの希釈試料を下側フィルムの中央にピペットで入れた。上側
フィルムを接種物の上に戻した。窪んだ側を下にして、プラスチックのスプレッ
ダーを試料の中央にのせた。スプレッダーの中央を押して、試料を拡散した。ゲ
ルを固化させ、次にプレートを逆さまにして32℃で45〜48時間培養した。
培養後にケベックコロニー計数器でコロニーを数えた。プレートの計数が15以
下だった場合(表1の試料14および30)を除いて、ミルクと培地の各組み合わせ
で平均生計数を計算するのに15〜300の範囲の計数を使用した。試料番号9は、
全てのプレートで「多すぎて計数不能」であったので破棄した。
30個の新鮮な生乳試料からの結果を、以下の表に示した。これらの計数は二連
の平均値である。
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,
CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 1) 微生物を生育するための栄養素と、 2) ゲル化剤混合物とを含み、 流動床内の水性結合剤の存在下で、栄養素とゲル化剤混合物の凝集形成によって 、栄養素およびゲル化剤が顆粒状形態に調製される水戻し可能な培地。 2. 栄養素がタンパク質、炭水化物、塩およびそれらの混合物からなる群よ り選択される請求項1に記載の水戻し可能な培地。 3. ゲル化剤がガムである請求項1に記載の水戻し可能な培地。 4. 約15〜25重量%の栄養素と、約75〜85重量%のゲル化剤とを含む請求項 1に記載の水戻し可能な培地。 5. 流動床内の水性結合剤の存在下で、微生物を生育するための栄養素とゲ ル化剤混合物との凝集を形成するステップを含む培地粒子製造方法。 6. 栄養素が、タンパク質、炭水化物、塩およびそれらの混合物からなる群 より選択される請求項5に記載の培地粒子製造方法。 7. ゲル化剤がガムである請求項5に記載の培地粒子製造方法。 8. 栄養素とゲル化剤の混合物が、十分な量の水性結合剤と接触して、約40 ミクロンを超える直径を有する粒子を形成し、次に粒子が約5重量%未満の含水 量を有するまで、粒子を約40℃未満の温度で乾燥する請求項5に記載の培地粒子 製造方法。 9. 約50〜150ミクロン範囲の直径と、約0.5〜0.6g/cm3の範囲の密度とを有 する粒子を集めるステップをさらに含む、請求項5に記載の培地粒子製造方法。 10. 1) 請求項1に記載の水戻し可能な培地の層を含有する自己支持型 耐水性基材と、 2) 基材の一部に接着したカバーシートと を含む微生物を生育するための薄膜培養プレート装置。
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