JPH11513440A - 表面構造体を備えた剛毛、該剛毛を製造するための方法および該方法から製造されたブラシまたは歯間クリーナ - Google Patents

表面構造体を備えた剛毛、該剛毛を製造するための方法および該方法から製造されたブラシまたは歯間クリーナ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、モノフィラメントを押出成形することにより、プラスチックから成る表面構造化された剛毛材料を製造するための方法に関する。押出成形の前または押出成形の間に、モノフィラメントの主成分を成す、熱溶融された第1のプラスチック材料に、顆粒が混加される。この顆粒は、第1のプラスチック材料よりも高い熱強度を有する第2のプラスチック材料から成っている。顆粒の粒度は、モノフィラメントが後続のドラフト加工時に、顆粒がほとんど配置されていない横断面または顆粒が全く配置されていない横断面において、顆粒を有する横断面におけるよりも強力な横方向収縮を受けるように設定されている。さらに本発明は、表面構造体を備えた剛毛にも関する。この場合、剛毛は主成分を成す第1のプラスチック材料と、該第1のプラスチック材料にほぼ完全に覆われるように埋め込まれた第2のプラスチック材料から成る顆粒とから成っていて、しかも顆粒は剛毛の表面に所定の構造化パターンを形成している。さらに本発明は、場合によっては剛毛束にまとめられた多数の剛毛を備えたブラシ、特に歯ブラシまたは歯間クリーナにも関する。この場合、少なくとも幾つかの剛毛が前記構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 表面構造体を備えた剛毛、該剛毛を 製造するための方法および該方法か ら製造されたブラシまたは歯間クリーナ 本発明は、表面構造体を備えた剛毛およびモノフィラメントの押出成形によっ てプラスチックから成る、表面構造化された剛毛材料を製造するための方法に関 する。さらに本発明は、少なくとも部分的に、表面構造化された剛毛を備えたブ ラシ、特に歯ブラシまたは歯間クリーナに関する。 以下において本発明を剛毛および剛毛材料との関連において説明するが、しか し本発明は当然ながら織布、マット、フィルタ等に加工することのできるモノフ ィラメントをも包含する。さらに本発明は、刷毛、研磨パッド、研削パッドまた はクリーニング器具、アプリケーション器具、研磨器具または研削器具において も使用され得る。 押出形成されるプラスチックから成る剛毛の表面は、その製造法に基づき通常 、平滑に形成されている。このような剛毛は任意の種類のブラシ製品においては 、まず主として剛毛の自由端部によってそのブラシング作用を発揮する。この自 由端部は汚染された面を裂開させて、掻取り動作および削取り動作によって汚れ を除去する。押圧力が高められると、剛毛は折れ曲がって、剛毛の外周面が有効 となる。剛毛は表面全体をソフトに擦過するように滑らかにスライドする。刷毛 を用いてインキ等を塗布する場合にも、剛毛は湾曲させられるので、剛毛はその 自由端部だけではなく、その外周面でも、処理したい表面に接触する。このよう な理由から、久しく以前より、剛毛の外周面を構造化するか、もしくは異形成形 することにより、剛毛の外周面を表面処理のために利用するという思想が存在し ている。 ドイツ民主共和国特許第32963号明細書および米国特許第642705号 明細書に基づき、剛毛もしくは剛毛材料の外周面に研磨粒子を被着させることが 知られている。この場合、この研磨粒子は表面溶融された剛毛材料に埋め込まれ る。このような方法は極めて手間がかかるだけでなく、外側に位置する研磨粒子 が特に剛毛の使用時に生じる撓みに基づきルーズになることも判っている。さら に、このような剛毛は高い研磨性を有していて、ひいては極めてアグレッシブで あるので、このような剛毛を人間の歯や身体の手入れのために常に使用すること ができるわけではない。 既に挙げた米国特許第2642705号明細書、英国特許第1327329号 明細書および特にドイツ連邦共和国特許出願公開第2037674号明細書に基 づき、剛毛のプラスチック材料に研磨粒子を混入する ことが知られている。この場合、ドイツ連邦共和国特許出願公開第203767 4号明細書の記載によれば、酸化アルミニウム、細断されたガラス繊維、アスベ スト粒子またはセラミック材料から成る無機研磨粒子またはダイヤモンド粒子の 形の研磨粒子が使用される。これらの研磨粒子は、研磨粒子を取り囲む周囲のプ ラスチック材料よりも著しく大きな硬度を有しているので、極めて強力な研削作 用が生ぜしめられるが、このような研削作用は多くの使用事例においては望まし いとされていない。多くの場合、研磨粒子は、剛毛表面にも接するか、もしくは 剛毛表面をも貫通するような高い含有率で組み込まれる。さらに経験によれば、 このような埋め込まれた研磨粒子は時間の経過と共に剛毛の表面における磨滅に よって裸出され、これにより剛毛の研磨性が著しく高められてしまうことが判っ ている。したがって、このような剛毛を人間の歯や身体の手入れのために使用す ることは不可能となる。なぜならば、これによって、使用者の皮膚、歯または粘 膜を損傷させる大きな危険が生じるからである。たとえば歯から歯垢を除去する か、または床面または路面から汚れを除去するためには、研磨材料による研削作 用はほとんど必要とされず、むしろ「掃除作用」が必要とされる。このことは表 面構造体もしくはトポグラフィ(Topographie)によって達成される と思われる。研磨粒子が混入される場合、比較的大き な粒子が使用される場合にしか、このよな表面構造体を達成することができない 。たしかに、このように大きな粒子を有する剛毛の掃除特性は十分となるが、し かし表面に突設された大きな研磨粒子は同時に高い研磨性をも生ぜしめる。さら に、大きな研磨粒子の沈積によって剛毛が著しく弱められるので、このような剛 毛は不十分な強度しか有しない。 さらに、工具を用いて剛毛側縁を構造化することにより、剛毛の表面を機械的 に粗面化することも知られている(米国特許第3325845号明細書、米国特 許第3229347号明細書)。剛毛側縁の粗面化は研削装置を用いるか、また はサンドブラストによって行うことができる。しかしこの場合には、剛毛内に長 手方向で配列された分子が裂開され、これによって剛毛が弱められるという欠点 が生じる。その上、このような方法は極めて手間がかかる。加工後に表面は房状 または繊維状にほつれる。これにより、剛毛材料の一部が剥がれる危険が生じる 。したがって、このようにして規定の表面トポグラフィを得ることは不可能であ ることが判った。 欧州特許出願公開第0360938号明細書には、剛毛材料に膨張材を埋め込 み、この膨張材の膨張によって表面粗さを得ることが提案されている。しかし、 全剛毛ストランドに形成される室もしくは気泡により、剛毛剛性の著しい減少が 生ぜしめられる。さらに、 裂開された気泡に基づき剛毛表面が不均一となるので、剛毛表面は、有効な掃除 のために必要となる規定の構造体深さもしくはトポグラフィを有していない。 本発明の課題は、予め規定された研磨性または極めて僅かな研磨性しか有しな いが、しかし高められた掃除作用を有するような、予め規定された表面トポグラ フィを有する剛毛もしくは剛毛材料を提供することである。さらに本発明の課題 は、このような剛毛が簡単に製造可能となるような、剛毛材料を製造するための 方法を提供することである。 この課題は本発明によれば、押出成形されたモノフィラメントの主成分を成す 、熱溶融された第1のプラスチック材料に、押出成形の前または押出成形の間に 、第1のプラスチック材料よりも高い熱強度を有する第2のプラスチック材料か ら成る顆粒を混加することにより解決される。第2のプラスチック材料として熱 可塑性の材料が使用される場合には、この材料は、比較的高い融点を有する。択 一的に別のプラスチック材料が使用される場合には、このプラスチック材料が液 化しないか、または少なくとも第1のプラスチック材料よりも早く液化しないこ とが確保されていなければならない。顆粒の粒度は、モノフィラメントが後続の ドラフト加工時に、顆粒がほとんど配置されていない横断面または顆粒が全く配 置されていない横断面において、多量の顆粒を有する横断面におけるよりも強力 な横断面減小もしくは横方向収縮を受けるように設定されている。この場合、顆 粒は研磨粒子として働くのではなく、単に横方向収縮を局所的に妨げるための成 形体または抵抗体として働くに過ぎない。 本発明による方法では、良く知られているようにポリアミド、ポリエステル、 ポリオレフィンまたはこれに類するものであってよい第1のプラスチック材料が 、押出成形装置において加熱され、これにより流動性にさせられる。次いで、押 出成形時または押出成形前に、第2のプラスチック材料から成る顆粒が、剛毛材 料の全重量の有利には5〜30%の量で混加される。顆粒粒子の寸法および形状 は、所望の表面構造に関連している。寸法は変動してよいが、しかし過度に小さ く設定されないことが望ましい。本発明の有利な実施態様では、1つの顆粒粒子 の大きさが、剛毛材料の直径の10〜50%である。 顆粒の第2のプラスチック材料は、主成分を成す第1のプラスチック材料より も高い熱強度もしくは高い融点を有しているので、第2のプラスチック材料は第 1のプラスチック材料の熱を受けても溶融しないか、またはせいぜい表面溶融す るに過ぎないので、顆粒粒子は押出成形時にそれ自体固形の封入物として、流動 性の第1のプラスチック材料内に含まれていることになる。 本発明によれば、顆粒もプラスチックから成ってい る。これによって次のような利点が得られる。すなわち、たとえば押出成形され たモノフィラメントを製造して、所望の長さに分断することにより、顆粒を簡単 に製造することができる。この場合、顆粒粒子の長さをモノフィラメントの直径 に等しく設定するか、またはモノフィラメントの直径よりも長く設定すると有利 であることが判っている。しかしこれに対して択一的に、顆粒をプラスチックの 粉砕によって製造することも可能である。比較的均一な粒度を得るためには、汎 用の方法で顆粒を篩過程によって選別することができる。 顆粒がばり取りされると有利であることが判った。特にモノフィラメントを所 望の長さに分断することによって製造された顆粒では、比較的鋭利な縁部が生じ て、剛毛摩耗時に外方に突出する恐れがある。ばり取りによって、このような鋭 利な縁部が取り除かれる。ばり取りは、熱的にかつ/または機械的に行うことが できる。熱によるばり取りの場合、顆粒が表面溶融されるので、鋭利な縁部は消 滅する。択一的には、顆粒を第1のプラスチック材料に混加する前にこの顆粒を バレル内で表面処理し、これにより鋭利な縁部を除去することも可能である。 顆粒としては、その分子構造に基づきこれまで剛毛製造のためには使用するこ とのできなかったような、比較的高い耐熱性を有するプラスチックを使用するこ ともできることが判った。なぜならば、本発明により製造された剛毛材料の工業 的価値は、顆粒の材料によって大きな影響を受けるものではないからである。 第1のプラスチック材料が、混加された顆粒と共に押出し機のノズルを通じて プレスされて、流出するモノフィラメントが、ノズルからの流出速度よりも高い 速度で引き出されると、モノフィラメントの第1のドラフト加工、つまり延伸加 工が行われる。しかし、引張力は第1のプラスチック材料においてしか有効にな らない。なぜならば、顆粒粒子は第1のプラスチック材料中に、ほぼ自由に運動 可能に含有されているからである。ドラフト加工によって、第1のプラスチック 材料のもつれた分子は長手方向に配列され、モノフィラメントの直径は横方向収 縮によって減径される。ただし、直径の減径が全長にわたって均一に行われるの ではなく、顆粒粒子が横方向収縮を妨げるので、顆粒粒子が存在する範囲では、 顆粒粒子が配置されていない範囲におけるよりも小さな横断面減小しか生じない 。したがって、ドラフト加工により、モノフィラメントの所定の表面構造が得ら れる。 表面構造体を備えた、まだ流動性のモノフィラメントは、引き続き公知の形式 で冷却され、これによりモノフィラメントは強固にされる。モノフィラメントは 引き続き別のドラフト加工に施されると有利である。このドラフト加工により、 モノフィラメントは数倍の 長さにまで延伸され、特に一層減径される。このとき、第1のプラスチック材料 の長手方向配列された分子は破壊されない。最後に、汎用の手段でモノフィラメ ントもしくは剛毛材料の安定化を行うことができる。 本発明のさらに別の有利な実施態様では、顆粒の第2のプラスチック材料の研 磨性が最大でも、第1のプラスチック材料の研磨性に等しい。これにより、モノ フィラメントの外周面に顆粒粒子が配置されているのかどうか、あるいは場合に よってはどの程度に配置されているのか、またはモノフィラメントの外周面で顆 粒粒子が作用しているのかどうか、あるいは場合によってはどの程度に作用して いるのか、という条件に関連して剛毛材料の研磨性が決定されることが信頼性良 く阻止されている。剛毛側縁もしくは外周面が時間の経過と共に磨耗し、これに よって顆粒粒子が外周面に接するような場合でも、剛毛は最大でも、主成分を成 す第1のプラスチック材料と同じ磨耗性しか有していない。 本発明のさらに別の有利な実施態様では、顆粒が第1のプラスチック材料に埋 め込まれて、この第1のプラスチック材料によってほぼ完全に覆われる。このこ とは、顆粒を押出機中で第1のプラスチック材料によって湿らし、しかもこの場 合、ノズルからの流出時に顆粒が第1のプラスチック材料によってほぼ完全に覆 われるようにすることによって達成される。したがっ て、モノフィラメントは、ほぼ完全に第1のプラスチック材料によって形成され た外周面を有している。 範囲毎に横方向収縮の程度を異ならせることによって生ぜしめられる表面トポ グラフィは顆粒粒子の形状に関連し、しかもこの形状に模倣することが判った。 顆粒は種々異なるトポグラフィを得るために球状、直方体状または角柱状に形成 されているか、または種々異なる形状の粒子の混合物を有していてもよい。 既に述べたように、顆粒を押出成形過程において溶融させないようにすること ができるので、顆粒粒子は第1のプラスチック材料内で、それ自体固形の形状安 定的な封入物を形成する。これに対して択一的に、プラスチックから成る顆粒を 押出成形時に表面溶融させることも可能である。その場合、この顆粒は周囲の第 1のプラスチック材料と共に固い結合を形成して、表面溶着される。しかしこの 場合、顆粒が完全に溶融しないことが確保されていなければならない。なぜなら ば、さもないと顆粒が第1のプラスチック材料と混合してしまうからである。表 面溶融によって、他方においてはばり取りを達成することができる。 第1のプラスチック材料および第2のプラスチック材料のためには、互いに良 好に溶着する熱可塑性のプラスチックから成る材料組合せが使用されると有利で ある。特に歯ブラシの場合には、剛毛の第1のプラスチック材料のためにナイロ ン6.12をポリフェニレ ンスルフィドから成る顆粒と組み合わせることが有利であることが判った。この 場合、ナイロン6.12の融点(218℃)とポリフェニレンスルフィドの融点 (260℃)との間の融点差が特に有利であることが判った。 第1のプラスチック材料も、顆粒の第2のプラスチック材料も、充填材で充填 されているか、または充填されていなくてもよい。 第1のプラスチック材料に比較的少量の顆粒が混加されると、表面構造化パタ ーンが最も良く見えることが判った。しかしこれによって他方においては、表面 隆起部の数が減少することに基づき研磨性も減少する。このような場合には、第 1のプラスチック材料に充填材を添加することにより、研磨性を再び増大させる ことができる。こうして、充填材によって軽度の研磨性を付与された、良好な表 面構造を備えた剛毛を得ることができる。 特定の使用事例においては、顆粒が、第1のプラスチック材料よりも硬い材料 から成っていると有利となる。この場合には、表面構造の形成が助成されて、永 続的に維持されるので有利である。しかしこれに対して択一的に、顆粒が第1の プラスチック材料よりも軟らかい材料から成ることも可能である。これにより、 特に敏感な範囲、たとえば歯茎や歯間隙を処理するための装置において好都合と なるような、よりフレキシ ブルな表面構造が形成される。この目的のためには、顆粒がゴムに似た材料から 成っていることが可能である。 特定の使用領域に関しては、本発明による剛毛が掃除作用を発揮するものであ ることを使用者が十分に認識し、本発明による剛毛の誤った使い方をしないこと が確保されていなければならない。このことは本発明のさらに別の有利な実施態 様によれば、第1のプラスチック材料を透明または半透明に形成することにより 達成することができる。したがって、使用者は第1のプラスチック材料を通じて 、有利には第1のプラスチック材料とは異なる色を有する覆われた顆粒に気づく ことができる。また、場合によっては形状、大きさおよび作用の点で種々異なる タイプの顆粒を視覚化するためにも、顆粒を種々異なる色で、透明または半透明 な第1のプラスチック材料に埋め込むことができる。 さらに、上記課題を解決するために本発明の剛毛の構成では、該剛毛が、主成 分を成す第1のプラスチック材料と、該第1のプラスチック材料にほぼ完全に覆 われるように埋め込まれた第2のプラスチック材料から成る顆粒とから成ってお り、該顆粒が、剛毛の表面に所定の構造化パターンを形成しているようにした。 この場合にも、顆粒の第2のプラスチック材料の研磨性は最大でも、第1のプラ スチック材料の研磨性に相当していると有利である。このような剛毛を用いると 、所望のマッサージ作用およびクリーニング作用が充填材もしくは顆粒によって 決定されるのではなく、顆粒の粒度設定に基づき得られる剛毛の表面構造体によ って決定される。当該剛毛の別の特徴および利点は、上で説明した方法の場合と 同様である。たとえば幾つかの歯間クリーナにおいて使用されるようなモノフィ ラメントも、上で述べた特徴および利点を有することができる。 剛毛もしくはモノフィラメントは任意の横断面形状を有していてよく、特に円 形、楕円形、三角形、四角形、星形等であってよい。 さらに本発明は、場合によっては剛毛束にまとめられた多数の剛毛を備えたブ ラシ、特に歯ブラシまたは歯間クリーナに関する。この場合、剛毛の少なくとも 幾つかが本発明により形成されている。ブラシの作用を所定の枠条件に適合させ 得るためには、本発明による剛毛を別の配置構成の剛毛と組み合わせて、一緒に 加工することもできる。また、唯一つのモノフィラメントからのみ成る歯間クリ ーナも知られている。本発明はこのような歯間クリーナをも包含していると望ま しい。その場合、このような歯間クリーナでは、モノフィラメントが本発明によ り形成されている。 上記ブラシの他に、本発明は、改善されたインキ保持能力を得るための刷毛、 良好なクリーニング能力および脱脂能力を得るためのヘアブラシ、改善された擦 り作用を有するマッサージブラシ、高められた汚れ収容能力を得るための手動式 および機械作動式のほうき、表面トポグラフィによる高められた効率を有する研 磨および研削のためのパッド、ならびに織り、編みまたはその他の手段によって 剛毛またはモノフィラメントから製造されたマット、クリーニング器具、アプリ ケータ、研磨器具または研削器具において使用することもできる。さらに本発明 は、構造化に基づき増大したモノフィラメント表面積を有するフィルタにおいて 実現することもできる。 以下に、本発明の実施例を第1図〜第3図につき詳しく説明する。 第1図は押出成形後のモノフィラメントの縦断面図であり、 第2図はプレドラフト加工後のモノフィラメントの縦断面図であり、 第3図は別のドラフト加工後のモノフィラメントの縦断面図である。 第1図に示したように、モノフィラメント10は押出機の押出ノズルからの流 出直後に、平滑な外周面13を備え、ほぼ全長にわたって均一な横断面を有して いる。この場合、モノフィラメント10の主成分を成す第1のプラスチック材料 11には、第2のプラスチック材料から成る複数の顆粒粒子12が不規則的な配 置で埋め込まれている。図示の実施例では、顆粒粒子 12の一部は球体形状を有していて、一部は直方体形状を有している。第1のプ ラスチック材料11は流動性であるのに対して、顆粒粒子12はそれ自体安定し た固形の封入物を形成している。モノフィラメント10は押出ノズルからの流出 後にプレドラフト加工(予延伸加工)され(第1図の矢印参照)、これによりモ ノフィラメント10は横方向収縮に基づく横断面減小を受ける。しかし顆粒粒子 12はこの横方向収縮を範囲毎に妨げるので、顆粒粒子12が配置されていない 横断面または少数の顆粒粒子12しか配置されていない横断面は、比較的多数の 顆粒粒子12が存在している横断面よりも大きな横方向収縮を受ける。これによ り、モノフィラメント10の全長にわたって変化する不均一な横断面形状および 横断面寸法が生ぜしめられるので、外側では外周面13に、第2図に示したよう な構造化パターンが形成される。 冷却後に、モノフィラメント10はもう一度ドラフト加工され(第2図の矢印 参照)て、それまでの長さの数倍にまで延伸される。この場合、横方向収縮によ って横断面はさらに減小するが、この場合にも横方向収縮がやはり顆粒粒子によ って妨げられる。第3図には、これによって増幅された、モノフィラメント10 の外周面13の構造化パターンが示されている。この場合、形成される表面トポ グラフィは顆粒粒子の形状に関連していることが判る。球体状の顆粒が使用され ると、たとえば直方体状の顆粒が使用される場合よりも著しく軟らかいトポグラ フィ形状が得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月3日 【補正内容】 さらに、工具を用いて剛毛側縁を構造化することにより、剛毛の表面を機械的 に粗面化することも知られている(米国特許第3325845号明細書、米国特 許第3229347号明細書)。剛毛側縁の粗面化は研削装置を用いるか、また はサンドブラストによって行うことができる。しかしこの場合には、剛毛内に長 手方向で配列された分子が裂開され、これによって剛毛が弱められるという欠点 が生じる。その上、このような方法は極めて手間がかかる。加工後に表面は房状 または繊維状にほつれる。これにより、剛毛材料の一部が剥がれる危険が生じる 。したがって、このようにして規定の表面トポグラフィを得ることは不可能であ ることが判った。 フランス国特許出願公開第2450580号明細書に基づき、液体の貯え能力 を高める目的で剛毛に、隆起部状または真珠状の拡径部と、付加的に剛毛の長手 方向に延びる溝とを設けることが知られている。このことは、モノフィラメント をその最終ドラフト加工の前に洗浄プロセスに施すことによって達成される。こ の場合にも、規定された表面トポグラフィを達成することはできない。 欧州特許出願公開第0360938号明細書には、剛毛材料に膨張材を埋め込 み、この膨張材の膨張によって表面粗さを得ることが提案されている。しかし、 全剛毛ストランドに形成される室もしくは気泡により 、剛毛剛性の著しい減少が生ぜしめられる。さらに、裂開された気泡に基づき剛 毛表面が不均一となるので、剛毛表面は、有効な掃除のために必要となる規定の 構造体深さもしくはトポグラフィを有していない。 本発明の課題は、予め規定された研磨性または極めて僅かな研磨性しか有しな いが、しかし高められた掃除作用を有するような、予め規定された表面トポグラ フィを有する剛毛もしくは剛毛材料を提供することである。さらに本発明の課題 は、このような剛毛が簡単に製造可能となるような、剛毛材料を製造するための 方法を提供することである。 19.主成分を成す第1のプラスチック材料を有する、表面構造体を備えた剛 毛において、第1のプラスチック材料に、第2のプラスチック材料から成る顆粒 が、第1のプラスチック材料にほぼ完全に覆われるように埋め込まれており、第 2のプラスチック材料が、第1のプラスチック材料よりも高い熱強度を有してお り、第2のプラスチック材料から成る顆粒が、剛毛の表面に、剛毛表面の横方向 収縮によって生ぜしめられた所定の構造化パターンを形成していることを特徴と する、表面構造体を備えた剛毛。 20.顆粒の第2のプラスチック材料の研磨性が最大でも、第1のプラスチッ ク材料の研磨性に相当している、請求項19記載の剛毛。 21.顆粒が、剛毛の全重量の5〜30%の量で混加されている、請求項19 または20記載の剛毛。 22.顆粒粒子の厚さが、剛毛の直径の10〜50%である、請求項19から 21までのいずれか1項記載の剛毛。 23.顆粒が、球状および/または角柱状の粒子から成っている、請求項19 から22までのいずれか1項記載の剛毛。 24.顆粒が、第1のプラスチック材料と表面溶着されている、請求項19か ら23までのいずれか1項記載の剛毛。 25.顆粒の第2のプラスチック材料が、第1のプ ラスチック材料よりも硬く形成されている、請求項19から24までのいずれか 1項記載の剛毛。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,BY,C A,CN,CZ,HU,IL,JP,KE,KP,KR ,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SK, TR,TT,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.モノフィラメントを押出成形することにより、プラスチックから成る表面 構造化された剛毛材料を製造するための方法であって、この場合、モノフィラメ ントの主成分を成す、熱溶融された第1のプラスチック材料に、押出成形の前ま たは押出成形の間に、第1のプラスチック材料よりも高い熱強度を有する第2の プラスチック材料から成る顆粒を混加し、しかも該顆粒の粒度を、モノフィラメ ントが後続のドラフト加工時に、顆粒がほとんど配置されていない横断面または 顆粒が全く配置されていない横断面において、多量の顆粒を有する横断面におけ るよりも強力な横方向収縮を受けるように設定することを特徴とする、プラスチ ックから成る表面構造化された剛毛材料を製造するための方法。 2.顆粒の第2のプラスチック材料の研磨性が、最大でも第1のプラスチック 材料の研磨性に相当している、請求項1記載の方法。 3.モノフィラメントをドラフト加工後に冷却し、引き続きさらにドラフト加 工して、安定化する、請求項1または2記載の方法。 4.顆粒を剛毛材料の全重量の5〜30%の量で混加する、請求項1から3ま でのいずれか1項記載の方法。 5.顆粒粒子の厚さが、剛毛材料の直径の10〜50%である、請求項1から 4までのいずれか1項記載の方法。 6.顆粒を第1のプラスチック材料に埋め込み、該第1のプラスチック材料に よってほぼ完全に覆う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。 7.顆粒が、球状および/または角柱状の粒子から成っている、請求項1から 6までのいずれか1項記載の方法。 8.押出成形されたモノフィラメントを所定の長さに切断することによって顆 粒を製造する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。 9.プラスチックを粉砕することによって顆粒を製造する、請求項1から8ま でのいずれか1項記載の方法。 10.顆粒をばり取りする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。 11.ばり取りを熱的および/または機械的に行う、請求項1から10までの いずれか1項記載の方法。 12.顆粒を押出成形時に溶融させない、請求項1から11までのいずれか1 項記載の方法。 13.顆粒を押出成形時に表面溶融させる、請求項1から11までのいずれか 1項記載の方法。 14.顆粒を、該顆粒を取り囲む第1のプラスチック材料と表面溶着する、請 求項13記載の方法。 15.顆粒の第2のプラスチック材料が、第1のプラスチック材料よりも硬い 、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。 16.顆粒の第2のプラスチック材料が、第1のプラスチック材料よりも軟ら かい、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。 17.第1のプラスチック材料が透明または半透明である、請求項1から16 までのいずれか1項記載の方法。 18.第1のプラスチック材料および/または第2のプラスチック材料が、充 填物で充填されている、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。 19.表面構造体を備えた剛毛において、該剛毛が、主成分を成す第1のプラ スチック材料と、該第1のプラスチック材料にほぼ完全に覆われるように埋め込 まれた第2のプラスチック材料から成る顆粒とから成っており、該顆粒が、剛毛 の表面に所定の構造化パターンを形成していることを特徴とする、表面構造体を 備えた剛毛。 20.顆粒の第2のプラスチック材料の研磨性が最大でも、第1のプラスチッ ク材料の研磨性に相当している、請求項19記載の剛毛。 21.顆粒が、剛毛の全重量の5〜30%の量で混加されている、請求項19 または20記載の剛毛。 22.顆粒粒子の厚さが、剛毛の直径の10〜50 %である、請求項19から21までのいずれか1項記載の剛毛。 23.顆粒が、球状および/または角柱状の粒子から成っている、請求項19 から22までのいずれか1項記載の剛毛。 24.顆粒が、第1のプラスチック材料と表面溶着されている、請求項19か ら23までのいずれか1項記載の剛毛。 25.顆粒の第2のプラスチック材料が、第1のプラスチック材料よりも硬く 形成されている、請求項19から24までのいずれか1項記載の剛毛。 26.顆粒の第2のプラスチック材料が、第1のプラスチック材料よりも軟ら かく形成されている、請求項19から24までのいずれか1項記載の剛毛。 27.第1のプラスチック材料が、透明または半透明に形成されている、請求 項19から26までのいずれか1項記載の剛毛。 28.場合によっては剛毛束にまとめられた多数の剛毛を備えたブラシ、特に 歯ブラシまたは歯間クリーナにおいて、請求項19から27までのいずれか1項 記載の少なくとも幾つかの剛毛を有していることを特徴とするブラシ。 29.請求項19から27までのいずれか1項記載の個々の剛毛を備えた歯間 クリーナ。
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