JPH11513449A - リニアプリロード流体動力作動ラッチ - Google Patents
リニアプリロード流体動力作動ラッチInfo
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Abstract
(57)【要約】
リニアプリロード流体動力で作動するラッチ(10)は、2つの同軸ピストン(42と44)を有し、その一方(44)は他方の(42)の内部でスライド可能であり、他方の(42)はシリンダー(40)内でスライド可能になっている。一方のピストン(44)は、ノーズ(28)を受けるキャップのアンダーカット部(29)と係合するように、他方のピストン(42)に固定されたノーズ(28)のスロットにおいてスライド可能なドッグ(30)をカム作動させるように、他方(42)内でスライドする。ラッチ(10)をかけるように、ドッグ(30)がキャップ(20)に係合した後、両ピストン(42と44)は、ラッチを引っ掛けられた2つの本体(14と15)の間でリニアプリロードをかけるように、縮ませられる。1つの実施形態(22:322)において、ピストン(42と44:342と344)は流体圧力を受けて両方向に動かされ、もう1つの実施形態(122:222)においては、両方のピストン(142と144)は、圧縮ばね(170と172と174:270と272と274)によって戻される。いずれの場合も、一定のプリロードを用いてシリンダー(40と140と240と340)が取付けられた第2本体(15)にキャップ(20と320)を取付けられた本体(14)をラッチで留めるように、キャップ(20:320)がそのプリロードを用いて、シリンダー(40と140と240と340)に近付くように引っ張られる。エラストマーの緩衝部材(32と332)は、キャップ(20:320)から本体(14)へ、或いは、その逆の振動の伝達を弱めるように、また、キャップ(20:320)とロッキングユニット(22:122:222:322)が互いに位置ずれを調整する補助となるように、横方向及び縦方向のコンプライアンスをもたらすように、一方の本体(14)とキャップ(20:320)の間に挟まれる。
Description
【発明の詳細な説明】
リニアプリロード流体動力作動ラッチ
発明の背景
発明の分野
本発明は、2つの構造体を確実に連結するためのラッチ(latch)、特に、流体
動力によって作動するラッチに関する。
従来技術の検討
多くの異なるタイプのラッチがよく知られている。例えば、自動車或いはトラ
ックの場合、ボンネットを閉めた状態を保つためのラッチ、トランクを閉めた状
態を保つためのもの、ドアを閉めた状態を保つための複数のラッチがある。これ
らのラッチは、典型的にはばねによって作動し、ボンネット、トランク又はドア
を閉めるユーザーの力によって動かされる。電気的に動力を供給されるものもあ
るが、それらは、典型的には、2つの部分が機械的に連結されるように、十分に
結合された後、閉まる最終段階においてのみ電気的に動力が供給される。
特に、掛け金がかけられていない時、多少ぐらぐらし、或いは、可撓性のある
大きな構造体である場合、ラッチが、連結動作の途中において、或る程度の位置
ずれ(misalignment)を許容できることが好ましい。自動車において、ドア、ボン
ネット及びトランクは、通常小さく、がっちりしているため、この位置ずれの問
題は、余りシビアではない。しかしながら、大きなトラックにおいては、ボンネ
ットが非常に大きく、相当可撓性があるので、それが閉められるとき、それとト
ラック本体との間の位置ずれが問題になることがある。フックによって引っ掛け
られるピンを使用するタイプのラッチは、V型の溝に受けられることによって、
一方向の調整のみ可能である。2つの部材を互いに適切に固定するためにはあら
ゆる方向において、位置の整合(alignment)をもたらすことが好ましい。
また、そのような大きな構造体においては、プリロードが自動的に作動する前
に、ユーザーが1つの或いは複数のラッチを引っ掛けることは難しいので、自動
的にラッチを掛けたりプリロードをかけたり出来ることが好ましい。さらに、ラ
ッチを引っ掛ける仕組みは入手可能な動力源を使用してこれを行うことが好まし
く、そうすれば確実性があり、万一、動力源が故障した場合にも、その部分の間
にあるラッチを維持することができる。
発明の概要
本発明は、内径と外径を有し、外径がシリンダーの内壁にスライドするように
取付けられた環状のピストンを持つ、流体圧力によって作動するシリンダーを具
えた、流体動力によって作動するラッチを提供する。中空シャフトが、環状のピ
ストンに固定され、そこからシリンダーの端を越えて、先端に中空のノーズを有
する中空シャフトの先端まで軸方向に延びる。第2ピストンは、環状ピストンの
内径にスライドするように取付けられ、支柱はそこから軸方向に中空シャフトの
内腔で延びる。支柱は、内腔でスライド可能であり、シリンダーを越えて、ノー
ズの内部にある先端まで延び、その先端に線形のカムを有する。少なくとも、1
つのドッグが、カムが軸方向に動く時に、スロットにおいてスライド可能となり
、ノーズ内のスロットの中で及びスロットを越えて、半径方向にスライドできる
ようになっている。ノーズを受けるためのキャップは、ノーズがキャップから戻
らないように、ドッグがノーズを越えて半径方向に延びた時、ドッグと係合する
ように、アンダーカット部を具えている。このようにして、上記の課題を解決す
る動力ラッチが提供される。
好適な実施形態では、ノーズはその先端に向かってテーパになり、キャップの
底は鐘の形である。そのような形は、係合の初期段階において、ノーズとキャッ
プの位置ずれの調整を容易にする。さらに、位置ずれ調整の間、コンプライアン
ス(弾力性)をもたらし、また振動の伝達を和らげるため、エラストマーの緩衝
部材によって、キャップが柔軟性を具えて設置されることが好ましい。
別の有益な実施形態では、両ピストンの収縮(戻り)位置において、ドッグが
、線形カムに圧接して、アンダーカット部に係合する。カム、ドッグ及びアンダ
ーカット部の間の摩擦は、動力源の故障の場合でも、ラッチ係合を維持させる。
本発明のラッチは、環状ピストンを戻すためのばねと、環状ピストンに連動し
て第2ピストンを戻すためのばねを含む、ばね式のものであってもよい、或いは
、流体圧力による複動式であってもよい。もし、複動式であれば、中空シャフト
の有効面積は、中空シャフトとノーズの収縮が始まる前にラッチを引っ掛けるた
めに、少なくとも、支柱の有効面積の2倍であることが好ましい。
図面の簡単な説明
図1は、セミトラックのボンネットをラッチで引っ掛けるために取付けられた
本発明のラッチの一般的な位置を示す図。
図2は、ボンネットが開いているときの位置で示されたラッチの断面図。
図3は、図2に似ているが、ボンネットが閉じられ、ラッチが引っ掛けられて
いないときの位置を示す図。
図4は、図3に似ているが、ラッチが引っ掛けられた位置のラッチを示す図。
図5は、本発明のラッチのためのロッキングユニットの第2実施形態を示す断
面図。
図6は、図5の6−6線の横断面図。
図7は、図5の実施形態の変形例の部分図。
図8は、本発明のラッチのためのロッキングユニットのもう1つの実施形態を
示す断面図。
好適実施形態の詳細な説明
図1は、本発明の1つ又はそれ以上のラッチ10を取り付けた、大型セミトラ
ック12を示している。トラック12において、ボンネット14は、その前面の
端16でトラックシャーシ15に蝶番で動くように取付けられている。1つのラ
ッチ10がボンネット14を閉じるためにその各側面に具えられ、全部で2つの
ラッチを使用することが好ましい。
図2によれば、ラッチ10は、2つの主な部分を有する。キャップ20とロッ
キングユニット22である。キャップ20は、ボンネット14に固定され、ロッ
キングユニット22は、例えば、ボルト(図示せず。)のような適切な手段によ
って、トラック12のシャーシ又は本体に固定される。
図示されているとおり、キャップ20は、ロッキングユニット22のノーズ2
8を受け入れ、内部が全体的に円筒の形をしたくぼみ26を形成する、スチール
製の本体24を有することが好ましい。本体24の下部は、鐘の形であり、ノー
ズ28の端は、ノーズ28がキャップ20の中に入る際、ノーズ28の側面をキ
ャップ20と一列になるよう本体24の鐘型の底に向かってスライドするように
、先端に向かってテーパになっている。さらに下記に説明されるように、くぼみ
2
6はその内部に、ロッキングユニット22のドッグ30を係合させるために使用
されるアンダーカット部29を有する。
本体24は、トラックのボンネットに直接取付けられてもよい。しかし、より
高い周波数の振動の伝達を弱め、本体24に対して横方向及び軸方向にコンプラ
イアンスを与えるために、エラストマーの緩衝部材32が本体24の周りの間に
挟まれるので、必要であれば、ノーズ28と一列にするために、それは横方向及
び軸方向に限られた値だけ動くことができることが好ましい。スチール製のフラ
ンジ34が、緩衝部材32の軸方向の外側に具えられ、例えば、ボルトのような
適切な手段によってトラックのボンネットに固定される。或いは、トラックのボ
ンネットの壁が符号36の環状スベースにサンドイッチされてキャップ20をト
ラックのボンネットに相対的に拘束するようにしてもよいが、その場合、フラン
ジ34が固定され、本体24が、本体と車体の構造物との間にクリアランスが許
容されている場合より、もたらされるコンプライアンスは小さくなる。
ロッキングユニット22は、シリンダー40、第1・第2同軸ピストン42・
44、第1環状ピストン42に貫通することによって固定された中空シャフト4
6と、第2ピストン44に貫通することによって固定された支支柱48を含む。
支柱48は、シャフト46内腔で、軸方向にスライド可能である。ノーズ28は
、その先端の一部を形成するように、中空シャフト46にねじで締められる。線
形のカム50は、ノーズ28の内部において、支柱48の先端に固定されている
。1つ又はそれ以上のドッグ(等しい角度のスペースを空けた3つが好ましい、
図6参照。)が、線形のカム50によりノーズ28のスロットにおいて軸方向に
スライドできるように取付けられる。ピストン42と44の向かい側で、端部5
2と54はシリンダー40の端を塞ぎ、ポート56と58がシリンダー40から
流体を出入りさせる。
当業界でよく知られているとおり、端部52と54が適当なシールでシリンダ
ー40を塞ぎ、スライドするシールが中空シャフト46と適当なシールを有する
端部52の間で形成される。線形のカム50がノーズ28内でスライドできるの
と同様に、支柱48は中空シャフト46内でスライドできる。図2で示された中
空シャフト46に対する支柱48の位置において、ドッグ30はノーズ28の中
で出入りできるが、反対に、図4で示された中空シャフト46に対する支柱48
の位置においては、ドッグ30は、半径方向の外に向かって押されて、キャップ
20のアンダーカット部29に係合するように、ノーズ28を越えて僅かに延び
る。
環状ピストン42の外径は、ポート56と58のいずれかによってシリンダー
40に入る流体の圧力によりシリンダー40に対して軸方向に往復運動するよう
に、シリンダー40内にスライドするようになっている。滑動シールが、第2ピ
ストン44と環状ピストン42の内径によって形成される室60の壁の間に形成
されるので、ピストン44は、ポート56と58のいずれかを通って入る流体の
圧力により環状ピストン42に対して軸方向に往復運動する。流体が、環状ピス
トン42に形成された通路63を通ってピストン42のロッド側から(或いは、
図2から4で示されているように上側から)室60に出入りする。
圧力がポート58を通って加わり、適切なバルブ(図示せず。)を経由してポ
ート56が排出側になると、ロッキングユニット22は、図2で示されている中
空シャフト46と支柱48が完全に伸ばされた位置になる。キャップ20は、そ
の時、例えば、ボンネットを閉める人によって、ノーズ28のごく近くまで降ろ
される。ノーズ28の先細りした形とキャップ20の底の鐘の形はノーズとキャ
ップが同軸になるように調整するので、図3で示されているように、ノーズがキ
ャップ内で受けられることができる。これが生じるとすぐに、圧力はポート56
から加わり、ポート58が排出側になる。この圧力は、外部の源、すなわち、図
示されていないトラック12の油圧又は空気圧ポンプによって加えられる。好適
実施形態では、流体供給圧力の好適なタイプは油圧である。
ポート56を通じてピストン42と44のロッド側(図2から4で示されてい
るように)に圧力が加えられると、最初にピストン44がピストン42に対して
、線形のカム50が中空シャフト46の上部の端に接触するまで、下方向に動く
。線形のカム50がノーズ28内で下方向に引っ張られる際、それがドッグ30
にカム作動させ、図4で示されたキャップ20のアンダーカット部29にそれら
を係合させる位置までそれらを外に向かって動かす。その結果、ロッキングユニ
ット22、すなわち、ロッキングユニット22のノーズ28とキャップ20が、
キ
ャップ20内でアンダーカット部29とドッグ30が係合することによって、互
いに固定される。ピストン42と44の上部にあるシリンダー40により多くの
流体が加えられると、中空シャフト46と支柱48を収縮させるように、それは
シリンダー40内でピストン42と44を下方向に動かし、それによって、図4
に示されたキャップ20とシリンダー40の相対的な位置になるまで、キャップ
20がシリンダー40に近づくように引っ張られる。
この位置において、キャップ20の底は、シリンダー40内の流体の圧力と流
体が作用するピストン面積によって決定された一定のプリロードで、シリンダー
の端部52に接触する。ロッキングユニット22からキャップ20を外すには、
圧力をポート58から加え、ポート56を排出側にする。そうすると、最初に起
こることは、ドッグ30をノーズ28に戻すために、線形のカム50がドッグ3
0の邪魔にならないように、第2ピストン44が環状ピストン42に対して上方
向に動く。ドッグ30がノーズ28に戻ると、アンダーカット部29がドッグ3
0との係合を外すことができるので、ボンネットが持ち上げられたとき、キャッ
プ20はノーズ28を放す。しかし、ドッグ30がキャップ20から外された後
、より多くの流体がシリンダー40のピストン42と44の下に流れると、シリ
ンダー40から遠くにキャップ20を押しやるように、図2と3で示された位置
までピストン42と44を押し上げ、それにより、ボンネットの、或いは、その
他の構造体の開作動が始まる。
ピストン42と44が両方とも図2と3に示された伸ばされた位置にあり、流
体圧力がその後、ポート56から入ると、ピストン44は、ピストン42が動き
始める前に、(ピストン42に相対的に)縮んだ位置まで動く。これは、流体圧
力とピストン42と44に作用する摩擦力のバランスの結果である。ピストン4
4とピストン42の間のシリンダー状の接触面の摩擦力は、ピストン42に対す
るピストン44の動きに抵抗するように作用し、シリンダー40に対してピスト
ン42を動かすように作用する。もう一方の摩擦力は、シリンダー40に対する
ピストン42の動きに抵抗するように、ピストン42とシリンダー40の間のシ
リンダー状の接触面で作用する。流体圧力が最初にポート56を通って入り、図
2と3で示された伸ばされた位置に両方のピストンがあるとき、流体圧力は、以
下、ピストン側と言及される(図2から4に示されている通り、ピストン側は下
側である。)ロッド側から反対にあるピストン42と44の側面のシリンダー4
0に依然としてかかるであろう。流体がロッド側に加えられた際、流体圧力がピ
ストン側に確実に維持されるように、ピストン42と44のピストン側にあるシ
リンダーから出る流体の流れを制限するよう、一方向オリフィス(図示せず。)
が、ポート8に接続された油圧ラインに採用されることが好ましい。そうすると
、この流量制限が、ピストン42と44を戻す速度を決定する。ピストン42と
44が伸ばされた位置まで進む速度を制限するために、シリンダー40のロッド
側から出る流体の流れを制限するように、ポート56から通じる流体ラインに流
量制限部を作ってもよい。
このようにして、一定の圧力が、ピストンの収縮に抵抗する力を発生させるよ
うに、ピストン側のピストン面積に作用してピストンのピストン側に作用するで
あろう。ピストンのロッド側に作用する圧力は、ピストン側の圧力に等しい。(
或いは、摩擦を埋め合わせるために若干高いが、無視してよい。)もし、A1が
、内部でピストン42と44が往復運動するシリンダー40の室の円形の横断面
面積であり(すなわち、A1はピストン42の環状面積とピストン44の円形面
積の合計と等しい。)、A2がピストン44の円形面積であり、A3が支柱48の
円形の横断面積である支柱48の有効面積であり、A4が好適実施形態において
中空シャフト46の外径と直径が等しい円の面積である中空シャフト46の有効
面積であるならば、ピストン42と44のピストン側(或いは、図2から4に見
られる下部)に作用する圧力はPpであり、ビストン42と44のロッド側(或
いは、図2から4に見られる上部)に作用する圧力はPrであり、ピストン42
の流体力F42は下記のとおりになる(プラスは伸長のための上方への力を意味し
、マイナスは収縮のための下方への力を意味する。):
F42=Pp(A3−A2)+Pr(A2−A3)−Pr(A1−A4); (1)
これは、P=Pp=Prと仮定すれば、次のように簡略化される:
F42=P(A4−A3) (2)
ピストン44に作用する流体力F44は、次のように表される:
F44=PpA2−PR(A2−A3); (3)
これは、再度P=Pp=Prと仮定すれば、次のように簡略化される:
F44=PA2 (4)
ここで、「有効面積」とは、流体圧力が作用する、或いは、作用することを妨
げられる面積を意味する。
ピストン42が流体のポート56への流入時に収縮を始める前に、ピストン4
2が静止し、ピストン44が収縮するために、ピストン42の上方への力はピス
トン44の上方への力より大きくなくてはならない。方程式(2)と(4)を比
べると、ピストン42の上方への力がピストン44の上方への力より大きくなる
ためには、面積A4が少なくとも面積A3の2倍でなくてはならない、すなわち:
A4>2A3 (5)
先の段落では、線形のカム50が中空シャフト46に底を着ける前の状況に必
要な面積A4とA3の関係を説明している。それが起こると、流体がシリンダーの
ピストン側の外に押し出されるので、ピストン44はピストン42に対して収縮
ストロークの端に達し、付加的な力がそれを下方に動かそうとしているピストン
42に働く。収縮ストロークのこの部分において、ピストン42と44は一体に
動き、結合されたピストン42と44の力F42,44を説明する式は:
F42,44=PpA1−Pr(A1−A3); (6)
これは、再度P=Pp=Prと仮定すれば、次のように簡略化される:
F42,44=PA3 (7)
この式は、結合されたピストン42と44の力を、それが図4で示された収縮
ストロークの底に達するまでを引き続き説明している。しかし、図4で示された
位置に達する前に収縮ストロークの底に届いてもよいことに注意すべきである。
例えば、ウエザーストリップ(「バルブシール」と呼ばれることがある。)は、
その間にプリロードを作り出すように、ボンネットと本体の間で圧縮されること
を意図した、典型的な圧縮可能なストリップであり、ボンネットと本体の間のイ
ンターフェイスに貼り付けられることもある。このプリロードは、中空シャフト
46において引っ張りのプリロードになるように、キャップ20とロッキングユ
ニット22の間に伝達される。下記に詳しく説明されるように、キャップ20が
シリンダー40と実際に接している、図4に示されたピストン42と44がとも
に底を着けられた位置に達する前に、このプリロードは、この収縮を止めてもよ
いし、止めなくてもよい。
ラッチングユニット22とキャップ20の間のこのプリロードが生じると、圧
力がピストン42と44のロッド側にかかり、ドッグ30はアンダーカット部2
9の下部の(或いは、近くの)端に向かって、半径方向の外の端でカム作動し、
カム50とドッグ30とアンダーカット部29の間に適切な摩擦を作り出すよう
に、ドッグをカム50に押し込む。この目的のため、アンダーカット部の端近傍
は、丸みを与えたり、或いは、底に向かって半径方向内側にテーパとなるように
形作られることが好ましく、このようにして、ドッグ30の外側の端でカム作動
させるようにする。動力源が故障した場合、大気圧がピストン42と44の両側
でシリンダー40内に作用するので、アンダーカット部29において、ドッグ3
0が内方向にカム作動することによって生じる摩擦的な結合が、ドッグ30とア
ンダーカット部29の係合状態を維持するであろう。さらに、アンダーカット部
29の上部(或いは、遠い)端は、ノーズ28からのキャップ20の除去を妨げ
ないように、ピストン42と44の伸張ストロークにおいて、ドッグ30をすっ
かり内側にカム移動させるべく、伸張ストロークにおいて、ドッグ30を半径方
向内側にカム移動させるように形成されていてもよい。
伸張ストロークが始まると、ピストン44は、上述の引っ張り方向のプリロー
ドが、例えば、バルブシールの圧縮状態を元に戻すように十分に持ち上げること
によって実質的に除去されるまで、ピストン42に対して最初は動かない。これ
は、カム50、ドッグ30及びアンダーカット部29の間の摩擦が、ピストン4
2に対してピストン44を収縮させるのに十分なためである。しかし、それが起
こり、ロッキングユニットがキャップ20を持ち上げ始めた後、ドッグ30は、
アンダーカット部29でカム作動し、それによってピストン44を拘束している
摩擦力を除去する。それぞれ、上記式(2)と(4)によって決定されるように
、ピストン42を上方に動かすために必要な力はピストン44を上方に動かすた
めに必要な力より小さいので、ピストン44はその時ピストン42に対して動く
。キャップ20がロッキングユニット22から外されるために、ピストン44が
ピストン42に対して頂部に達した後、ピストン42と44の両方とも、図3で
示
された完全に伸びた位置まで、一致して動くであろう。
図2から4は、シリンダーの端部54にシールされてスライドするよう取付け
られ、シリンダーの端の下に延びるピン64も開示している。図4は、ピン64
を上方に押すためにシリンダーの端54にピボットのように接続された補助的手
動レバー66を図示している。第2ピストン44が図4で示された位置にあると
き、レバー66を回転させることによってピン64を上方に押すと、手動でピス
トン42に対してピストン44を上方に押すことができ、そうすると、ドッグ3
0を外すことができる。従って、レバー66とピン64は、動力が失われた場合
に、ラッチ10を手動で外せるように設けられている。
ラッチ10は、キャップ20とロッキングユニット22の完全に確実な結合を
もたらす。それは、好適実施形態である、トラックのボンネットに関して説明さ
れたけれども、ラッチ10があらゆる2つの構造体又は本体の間の結合をもたら
すために使用できることに注目すべきである。さらに、このラッチ10は、結合
途中でのかなりの横方向の位置ずれも許容し、また、2つの本体の結合だけでな
く、プリロードもできることに注意すべきである。一定のプリロードを伴って、
ポート56に流れた流体により、キャップ20がシリンダーの端部52に向かっ
て引っ張られるから、キャップ20が端部52に接する前に2つの本体がお互い
に接触すれば、それらを一緒に保持するようにそのプリロードが両本体に働くこ
とになる。このようにプリロードを利用しても、キャップ20は依然として端部
52に接触することができる。例えば、図示されたトラックのボンネットに使用
されたラッチの用法において、ボンネットがしっかりバルブシールと本体に閉じ
られた状態を維持するように、ボンネットはプリロードとともにその周りのバル
ブシールに接触して、圧縮し、キャップ20がシリンダーの端部54に接するま
で、バルブシールを圧縮し続ける。
ユニット10は、開閉の動きを始めるために、2つの本体の間のかなりの軸方
向の伸縮を可能にしている。また、エラストマーの緩衝部材が、それが必要とさ
れるとき、ユニット10によってラッチを掛けられる2つの本体の間の接合部の
横方向及び縦方向のコンプライアンスのために設けられている。さらにまた、動
力がなくなったときでも、ラッチが掛けられた状態は維持される。
図5と6は、下記に説明されることを除いて、第1実施形態22と本質的に同
様である、ロッキングユニット122の第2実施形態を示している。ロッキング
ユニット122において、第1実施形態22に対応する構成要素は、同じ参照番
号に100を足した数字で識別される。
ロッキングユニット122は、流体圧力によっては戻らないのでポート56が
ないという点においてロッキングユニット22と異なるが、一組の同軸圧縮ばね
170と172によって戻されるようになっている。また、ロッキングユニット
22において、線形のカム50が支柱48の端にねじ込まれているのに対し、ロ
ッキングユニット122においては、線形のカム150は支柱148と一体化さ
れている。カム150、支柱148及びピストン144は、第3のばね174に
よって、戻された(或いは、係合した)位置まで動かされるようになっており、
ばね174はノーズ128とカム150の間に延び、ばね170と172よりか
なり弱く設定されているから、ピストン142を押し上げるために必要とされる
力よりかなり弱い力でピストン144を押し上げることができる。ピストン14
2は、ピストン42とは多少異なる形をしており、通路63を具えていない。
ロッキングユニット122がばね170と172によって戻され、ピストン1
44がばね174によってピストン142に対して戻されてから、ピストン14
2と144は流体圧力により一方向、すなわち、伸びる方向にのみ動くので、そ
れはロッキングユニット122を戻す単動式に作用するばねとして知られる。実
施形態22は、流体圧力により両方向に動かされるので、複動式に作用するロッ
キングユニットである。ロッキングユニット122とともに使用されるキャップ
20は、第1実施形態22とともに使用されるキャップ20と同一でもよい。補
助的手動レバー66は図5に示されていないが、図4に示されるように、具えて
もよいことが理解されるはずである。
図7は、ドッグ130が図5及び6で示されている形とは異なるボール230
の形で具えられているが、図5で示されたすべての点において同じである、ユニ
ット122の変形例222を図示している。ボールとして具えられるならば、ボ
ールが受けられる穴の外部の端は、ボールが抜けないように、変形されるか、或
いは、その他の手段で直径を小さくすることになる。ユニット122の構成要素
に対応する実施形態222の構成要素は、同一の参照番号に100を足した数字
で識別される。
図8は、第1実施形態10の構成要素に対応する構成要素が同一の参照番号に
300を足した数字で識別されている、ロッキングユニット322の第4の実施
形態とキャップ320の第2実施形態を図示している。下部の端部354はシリ
ンダー340と一体化して形成され、ポート358は端部354の側面に形成さ
れ、ポート356は端部352の側面に形成され、その端部352にシリンダー
340はねじ込まれている。端部354にはねじ355が形成されており、端部
352にはロッキングユニット322をトラック本体やシャーシやその他の構造
に取付けるための穴353が具えられている。ねじ355は、手動でラッチ31
0を外すため、レバー66に似たレバーがピボットのように取付けられるブラケ
ットの取付け用に使用されてもよい。
キャップ320は、本体324、本体324を包むエラストマー332、及び
フランジ334を含む。エラストマー332は、本体324に延び、本体324
の内部とともにノーズ328を受け、位置ずれ調整を補助するための鐘の形の開
口を形成するため底が広くなっている。従って、シリンダー340のストローク
と、一緒に引っ張られる部品の嵌合い関係が許すならば、図示されたように、エ
ラストマー328は端部352に接触し、それに対して圧縮される。フランジ3
34はキャップ320をボンネット又はその他の構造に取付けられるための2つ
の穴を具えたアーム355を有する。
以上、本発明の好適実施形態が、かなり詳細に説明された。これらの実施形態
に対して、多くの変更と変形が当業者には明らかであり、それらは、本発明の趣
旨と範囲内にあるものである。それ故、本発明は説明された好適実施形態に限定
されるべきでなく、続く請求の範囲によって範囲が定められるべきものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
場合も、一定のプリロードを用いてシリンダー(40と
140と240と340)が取付けられた第2本体(1
5)にキャップ(20と320)を取付けられた本体
(14)をラッチで留めるように、キャップ(20:3
20)がそのプリロードを用いて、シリンダー(40と
140と240と340)に近付くように引っ張られ
る。エラストマーの緩衝部材(32と332)は、キャ
ップ(20:320)から本体(14)へ、或いは、そ
の逆の振動の伝達を弱めるように、また、キャップ(2
0:320)とロッキングユニット(22:122:2
22:322)が互いに位置ずれを調整する補助となる
ように、横方向及び縦方向のコンプライアンスをもたら
すように、一方の本体(14)とキャップ(20:32
0)の間に挟まれる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.流体動力で作動するラッチであって、 流体圧力で作動するシリンダーと、 内径と外径を有し、前記外径が前記シリンダーの内壁に対してシールされなが らスライドするようになっている環状のピストンと、 前記環状のピストンに固定され、前記シリンダーの端を越えて軸方向に延び、 その先端に中空のノーズを有する中空シャフトと、 前記環状ピストンの前記内径に対してシールされてスライドするようになって いる第2のピストンと、 前記第2ピストンに固定され、前記中空シャフトの内腔で軸方向に延び、前記 内腔でスライド可能であり、前記シリンダーを越えて前記ノーズの内部にある先 端まで延び、前記先端に線形のカムを有する支柱と、 前記ノーズ内のスロットの中及び該スロットを越えて半径方向にスライドでき る少なくとも1つのドッグを有し、該ドッグは前記カムが軸方向に動くときに前 記カムによってカム作動することによって前記スロットにおいてスライド可能で あり、そして、 前記ノーズを受け、前記キャップから前記ノーズが戻らないように、前記ドッ グが前記ノーズを越えて半径方向に延びたとき、前記ドッグと係合するためのア ンダーカット部を具えたキャップを有してなる、 ラッチ。 2.前記ノーズがその端に向かって先細りになっている、請求項1のラッチ。 3.前記キャップの底が鐘の形状である、請求項1のラッチ。 4.前記キャップを取付けるために、前記キャップがエラストマーの緩衝部材を 含む、請求項1のラッチ。 5.前記ピストンの収縮位置において、前記ドッグが前記線形のカムに圧接して 前記アンダーカット部と係合している、請求項1のラッチ。 6.さらに、前記環状ピストンを戻すためのばねを含む、請求項1のラッチ。 7.さらに、前記環状ピストンに対して前記第2ピストンを戻すためのもう1つ のばねを含む、請求項6のラッチ。 8.前記その他のばねが、前記カムが前記ドッグを半径方向外側に動かす位置に 前記第2ピストンを付勢している、請求項7のラッチ。 9.前記シリンダーが複動式である、請求項1のラッチ。 10.前記中空シャフトの有効面積が前記支柱の有効面積の少なくとも2倍であ る、請求項9のラッチ。 11.さらに、前記アンダーカット部から前記ドッグを手動で外すため前記シリ ンダーに取付けられたレバーを含む、請求項1のラッチ。
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