JPH11514695A - 無彩色のフォトクロミックナフトピラン組成物 - Google Patents

無彩色のフォトクロミックナフトピラン組成物

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JPH11514695A JP9535362A JP53536297A JPH11514695A JP H11514695 A JPH11514695 A JP H11514695A JP 9535362 A JP9535362 A JP 9535362A JP 53536297 A JP53536297 A JP 53536297A JP H11514695 A JPH11514695 A JP H11514695A
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Abstract

(57)【要約】 キャリヤーと、日光紫外線に暴露された時に、CIELABカラーシステムにおいて+10〜−10の範囲のa*及びb*に含まれる灰色又は褐色の無彩色を示すという特別条件の基に選択された少なくとも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物との、新規な組成物が開示されている。また、キャリヤーも開示されており、すなわち、光学的に透明な物品のような有機溶媒及び有機ポリマーホスト材料である。例えば、このナフトピラン化合物を含むか、これで被覆された光学レンズ又は他のプラスチック透明物質である。

Description

【発明の詳細な説明】 無彩色のフォトクロミックナフトピラン組成物 発明の説明 本発明は、活性化されたときに、即ち、日光紫外線に曝されたときに、無彩灰 色または褐色に近い色を示すある種のフォトクロミックナフトピラン化合物の組 成物に関する。より詳しくは、本発明は、有機溶媒または有機ポリマーホストに 組み込まれ、活性化されたときに、CIELABカラーシステムにおいて規定さ れる無彩色(a neutral color)を示し、特定の規準に基づいて選択される少なく とも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物を、含有するフォトクロミック 組成物、およびそのような組成物を含有するフォトクロミック物品に関する。 フォトクロミック化合物は、日光または水銀灯の光の中の紫外線のような紫外 線を含む光照射に曝されたときに、可逆的な変色を示す。種々のフォトクロミッ ク化合物が、合成されており、日光に誘発される可逆的変色または暗色化が所望 される用途における使用が提案されている。最も広義の種類は、オキサジン、ナ フトピラン、およびフルギドである。 可視スペクトルにおける吸収を有する有機フォトクロミック化合物の組み合わ せの使用が、米国特許第4968454号に開示されている。この特許において 、590ナノメートルを上回る可視吸収を有するオキサジンが、400〜590 ナノメートルの可視範囲において少なくとも1つの活性吸収極大を有する第二オ キサジンと混合される。ドイツ特許第4325154 C1号は、その中の少な くとも1つがスピロオキサジンでない多数のフォトクロミック着色料を含有する 重合性混合物を開示している。米国特許第5066818号は、灰色に近い色を 得るための、ジアリール−3H−ナフト(2,1−b)ピランと、ナフトオキサ ジンまたはベンゾオキサジンとの混合物を開示している。米国特許第48180 96号は、黄色/橙色着色アダマンタン2−スピロピラン化合物と、オルトまた はパラ位においてアミノ置換基で置換されたフェニル基を2位に有する紫色/青 色着色ピランとの組み合わせを開示している。米国特許第5466398号は、 灰色または褐色を生じさせるための、2置換−2H−ナフト[1,2−b]ピラ ンと、 オキサジンおよびピラン系の両方からの種々のフォトクロミック化合物との混合 物を開示している。前記の開示物は全て、理想的(主に人工的)条件下において 、活性時に望ましい灰色または褐色を生じるが、レンズ(または他の物品)が日 光曝露(自然条件)下において曝される種々の条件下において、そのような望ま しい灰色または褐色の着色が、ある種のナフトピランの混合物によってのみ生じ うることが意外にも見い出された。 種々の活性および消色速度を有する、種々の化学種、例えば黄色/橙色ナフト ピランと青色オキサジンを組み合わせることによって、活性化および退色の間に 、種々の色調が形成される。例えば、ナフトピランがオキサジンより遅い動態( kinetics)(活性化および消色)を有する場合、2つの化合物の組み合わせは、 活性化された時に、最初に青色に着色し、灰色または褐色に移行し、次に、消色 または退色サイクルの間に最終的に橙色−褐色に変化する。種々の種類のフォト クロミックの組み合わせを試みる場合に通常、そのような動態における不一致が 見られる。 UV中において種々の吸収スペクトルを有する、種々の化学種のフォトクロミ ック化合物、例えばナフトピランおよびオキサジン、を組み合わせることは、種 々の緯度における、日中の種々の時間において、および一年の種々の季節におい て、種々の色を生じさせることもできる。低緯度における濾過されていない昼間 の日光は、高緯度における日光、または日中の早いまたは遅い時刻の日光、ある いは冬期の日光よりも、長波紫外線(即ち、UVA)に対する短波紫外線(UV )(即ち、UVB)をかなり高い割合で含有する。UVB/UBA比は、前記の 条件の全てに大きく依存して、顕著に変化する。レンズのフォトクロミック成分 が、種々の波長において、UVを吸収すると、即ち、活性化すると、種々のフォ トクロミック成分がUVB/UVA比に依存して様々に作用する。例えば、レン ズのナフトピラン成分が346nmにおいてλmax(UV)を有し、オキサジン 成分が365nmにおいてλmax(UV)を有し、並びに成分のモル比が、低緯 度における非濾過の真昼の日光の中で、灰色活性色を与えるようにバランスされ ると、高緯度、または日中の早いまたは遅い時刻の日光(または冬期の日光)に おいて、レンズが青色に見える。UV吸収スペクトルにおけるそのような不一致 は、種々の種類 のフォトクロミックを組み合わせようとするときに、一般に見られる。日光条件 の最も大きい変化の下で、最も一貫した性能を得るためには、組み合わせにおい て使用されるナフトピランが、減衰が最少の、可能な限り可視に近いUVにおい て吸収するのが最も望ましい。 種々の温度依存性を有するフォトクロミック化合物を組み合わせることによっ ても、レンズの温度に依存して、活性状態における種々の色を発生させる。ナフ トピランは、オキサジンと比較して、より優れた温度依存性を有する(即ち、そ れらの暗色化性能が熱によってあまり影響されない)ことが示されている。室温 、即ち72°Fにおける活性状態において、灰色着色を与えるようなモル比でナ フトピランおよびオキサジンを含有する、例えばレンズのような物品は、低温に おいて青色に見え、高温において褐色に見える。ある種のナフトピランの組み合 わせのみを含有するレンズは、広い温度範囲にわたって無彩灰色(または褐色) を維持するだけでなく、非常に望ましいより深い程度の暗色化をも、人が最も多 くの時間を戸外で過ごす暖かい温度において得ることができる。 種々の疲労速度(rates of fatigue)を有するフォトクロミック化合物を、物 品、例えばレンズ中に組み合わせることによっても、レンズの加齢と共に活性色 相における変化を生じる。レンズの非青色成分が青色成分より速く疲労する場合 には、新しいときには灰色に活性化するレンズが、長い使用期間後には青色に活 性化する。このような理由から、オキサジンおよびピラン以外の種類のフォトク ロミック化合物、例えば、急速な疲労速度、即ち光崩壊、を示すフルギドは避け られている。同じ理由により、ピランの酸素に対してα位置の炭素においてC− H含有基を有するナフトピランは、疲労の理由から避けるべきであると考えられ る。例えば、Padwaら、J.Org.Chem.,Vol.40,No 8,1975,p 1142を参照のこ と。アミノ基を含有するナフトピランも、特にフォトクロミック成分が酸化(大 気)条件に曝される膨潤物品において、疲労の理由から避けられている。オキサ ジンおよびナフトピラン(前記の置換基を有さない)は同等の低い疲労速度を有 するが、温度依存性、動態、およびUV吸収におけるそれらの差異が、オキサジ ンとナフトピランとの混合物をあまり望ましくないものにする。 最終的に、フォトクロミック組成物が、最も広範囲な条件下において、物品に 使用され適用されるように処方されるのが最も好ましい。フォトクロミックレン ズは、米国特許第4286957号に開示されているような膨潤法によるか、ま たは米国特許第4851471号に開示されているようにレンズ内に注入する( cast)ことによって、製造することができる。オキサジンフォトクロミック化合 物を、開始剤のレベルを低く維持し、触媒を慎重に選択することによって、キャ スチング法に使用できることが示唆されている。Malatestaらによる、J.Org. Chem.,Vol.60,No 17,1995,p 5446において、オキサジンフォトクロミック化 合物が、キャスチング法に通常使用される緩触媒に対して完全に不活性であるわ けではなく、むしろ反応して濃く着色されたアダクトを形成することが最近報告 されている。 本発明によって、キャリヤー、並びに、可視光線および紫外線λmax値、感度 、光学濃度、および日光シミュレーション条件下における退色速度に基づいて選 択される少なくとも2種のフォトクロミック有機ナフトピランを、含んで成る組 成物が提供される。そのような組成物は、多様な日光条件下で活性化されたとき に、CIELABカラーシステムにおいて規定されるa*およびb*に関して、+ 10〜−10の範囲内の灰色または褐色の近無彩色を示すことが意外にも見い出 された。さらに、ポリマーホストキャリヤー中への選択ナフトピランの膨潤によ って製造される組成物は、0.30未満の温度依存値を示す。 図面の説明 本発明をより充分に理解するために、図面を参照することができる。 図1は、実施例の組成物1、組成物2、および組成物5の、温度に対するΔ光 学濃度のグラフである。 図2は、組成物1および組成物4の、CIELAB色座標b*対a*の色の一致 の図表である。 図3は、組成物3および組成物6の、CIELAB色座標b*対a*の色の一致 の図表である。 発明の詳細な説明 近年、フォトクロミック組成物、特に光学用途のためのフォトクロミックプラ スチック材料が多くの関心を集めている。特に、フォトクロミック眼用プラスチ ックレンズは、ガラスレンズと比較して重量的に有利であるので、研究が行われ ている。さらに、車および飛行機のような乗物用のフォトクロミック透明物は、 そのような透明物が与える潜在的安全性によって、関心を集めている。 50°F〜95°Fの温度範囲内において、および日中の時刻、季節および緯 度に依存して起こる変動紫外線の条件下において、並びに材料の耐用年数にわた って、活性化の間に実質的無彩色を維持し退色する光学用途のための近無彩着色 フォトクロミック材料の開発は、未だ実現していない。一般に、青色着色有機フ ォトクロミック化合物を橙色着色有機フォトクロミック化合物と組み合わせて、 活性化されて無彩色に着色する光学材料、例えばレンズを製造できることが報告 されている。しかし、個々のフォトクロミック化合物の種々の特性、即ち、活性 化および退色速度、疲労速度、温度依存性効果、並びに紫外線吸収波長に依存し て、青色がかった、または橙色の色相の形成がそのようなレンズに生じる場合が ある。 本発明によると、特定の選択基準を満たす少なくとも2種のフォトクロミック 有機ナフトピランを含んで成る組成物が、ナフトピラン化合物のキャリヤー中に 組み込まれ、日光紫外線照射に曝露されたときに、下記の特性を示すことが見い 出された: (a)CIELABカラーシステムにおいてa*およびb*に関して+10〜− 10の範囲内であるとして本明細書において規定される、灰色または褐色の活性 無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定した、最大と最小のa*値の6単位未満の差、最大と最小のb* 値の14単位未満の差。組成物が、最大と最小のa*値の5単位未満の差、最大 と最小のb*値の13単位未満の差を示すのが好ましい。最大と最小のa*値の差 が4単位未満であり、最大と最小のb*値の差が12単位未満であるのがより好 ましい。好ましい組成物は、主要なフォトクロミック物質として、より好ましく は、唯1つのフォトクロミック物質として、ナフトピランを含有する。 実施例以外においては、あるいは他に指定されていない限りは、本明細書に使 用される波長、成分の量、または反応条件は、全ての場合において、「約」とい う語で修飾されるものであると理解すべきものとする。 フォトクロミックナフトピラン化合物のキャリヤーは、有機溶媒または有機ポ リマーホスト物質であってもよい。少なくとも2種のフォトクロミックナフトピ ラン化合物を含んで成るフォトクロミック組成物が、ナフトピラン化合物の有機 ポリマーホスト中に膨潤され、膨潤されたポリマーホストが日光紫外線に曝露さ れたときに、組成物が0.30未満の温度依存性をも示す。温度依存性は、0. 28未満であるのが好ましい。 本明細書において定義される温度依存性は、日光刺激条件下において72°F および95°Fで測定されたフォトクロミックレンズまたは試験サンプルのΔ光 学濃度の差を、これら2つの数値の平均値で割って算出した数値である。温度依 存性は、活性フォトクロミックレンズの着色の程度を、周囲温度と関係付けるも のであり、例えば、0.38の温度依存値を有するフォトクロミックレンズは、 0.27の温度依存値を有するレンズと比較して、72°Fから95°Fへ温度 が上昇するときに、より明るくなる。 本発明のフォトクロミックナフトピラン化合物は、3[H]−ナフト[2,1 −b]ピランおよび2[H]−ナフト[1,2−b]ピランから成る群から選択 される。 そのようなナフトピランは各々、下記構造式IおよびIIによって示される: (R)m、(R')m、B、およびB'によって表される置換基、並びに構造式Iお よびIIに対する追加的修飾について下記特許および特許出願に開示されており、 それらの化合物の構造式に関するそれらの開示は、本発明の一部を構成するもの とする:米国特許第4818096号、第4826977号、第4931221 号、 第4980089号、第5066818号、第5200116号、第52389 81号、第5244602号、第5274132号、第5384077号、第5 395567号、第5451344号、第5458814号、第5464567 号、第5466398号;並びに米国特許出願第08/542993号(1995 年10月13日出願)、第08/542999号(1995年10月13日出願)、 第08/490189号(1995年6月14日出願)、第08/490188号( 1995年6月14日出願)、第08/490258号(1995年6月14日出 願)、第08/490190号(1995年6月14日出願)、第08/35977 3号(1994年12月20日出願)、第08/345095号(1994年11月 28日出願)、および第08/286039号(1994年8月4日出願)。 より詳しくは、フォトクロミック有機ナフトピラン化合物の組成物は、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミック有機ナフトピラン化合物、および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミック有機ナフトピラン化合物、 を含んで成る。 前記(a)群のフォトクロミックナフトピランは、 (1)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−メチル−9−メトキ シ−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−フェニル−2H−ナ フト[1,2−b]ピラン; (3)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカル ボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (4)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H−ナ フト[1,2−b]ピラン; (5)3−(2−フルオロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−8− メトキシ−9−メトキシカルボニル−3H−ナフト[2,1−b]ピラン; (6)3,3−ジ−(4−メトキシフェニル)−6−モルホリノ−3H−ナフ ト[2,1−b]ピラン; (7)3−(2−メチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)−3− (4−メトキシフェニル)−6−モルホリノ−3H−ナフト[2,1−b]ピラ ン; (8)3,3−ジフェニル−8−メトキシ−3H−ナフト[2,1−b]ピラン ; (9)2,2−ジフェニル−4−メトキシカルボニル−5−(2−メチルプロ ピオニルオキシ)−2H−ナフト[1,2−b]ピラン;および (10)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択されるものを含む。 前記(b)群のフォトクロミックナフトピランは、 (1)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3−メチル−4−メトキシフェ ニル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラン ; (2)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−13−ヒドロキシ−13−メチ ル−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラン; (3)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1 −メチルエチル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2− b]ピラン; (4)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル) −6,11−ジメチル−13,13−ジプロピル−インデノ[2,1−f]ナフト [1,2−b]ピラン;および (5)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択されるものを含む。 特に、(a)群のフォトクロミックナフトピラン化合物は、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカル ボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H−ナ フト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択される。 特に、(b)群のフォトクロミックナフトピラン化合物は、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒド ロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである。 (a)および(b)群のナフトピラン化合物は、ある選択基準に基づいて選択 される。選択基準のための数値は、(a)および(b)の各群から1つの化合物 が選択される場合は、個々の値に基づき、あるいは(a)または(b)のどちら かの群から2つ以上の化合物が選択される場合は、個々の値の平均、即ち、個々 の値の合計を個々の値の数で割ったものに基づく。特に、(a)および(b)群 のナフトピランの可視λmax値の差は、150ナノメートル未満であるが75ナ ノメートル以上であり、(a)および(b)群のナフトピランのUVλmax値の 差は50ナノメートル未満であり、345〜400ナノメートルの範囲内である 。好ましくは、(a)および(b)群のナフトピランの可視λmax値の差は、1 30ナノメートル未満であるが100ナノメートル以上であり、(a)および( b)群のナフトピランのUVλmax値の差は30ナノメートル未満であり、35 0〜400ナノメートルの範囲内である。より好ましくは、(a)および(b) 群のナフトピランの可視λmax値の差は、120ナノメートル未満であるが11 0ナノメートル以上であり、(a)および(b)群のナフトピランのUVλmax 値の差は20ナノメートル未満であり、355〜400ナノメートルの範囲内で ある。 フォトクロミック有機ナフトピラン化合物の追加的選択基準は、(a)および (b)群のナフトピランの感度値の差が0.25未満であり;(a)および(b )群のナフトピランの飽和時の光学濃度の差が0.2未満であり;(a)および (b)群のナフトピランの退色速度(T1/2)の差が50秒未満であることで ある。好ましくは、(a)および(b)群のナフトピランの感度値の差が0.2 0未満であり;(a)および(b)群のナフトピランの飽和時の光学濃度の差が 0.1未満であり;(a)および(b)群のナフトピランの退色速度(T1/2) の差が35秒未満である。より好ましくは、(a)および(b)群のナフトピラ ンの感度値の差が0.15未満であり;(a)および(b)群のナフトピランの 飽和時の光学濃度の差が0.05未満であり;(a)および(b)群のナフトピ ランの退色速度(T1/2)の差が25秒未満である。 本発明のナフトピラン化合物の選択基準において、可視λmaxは、キャリヤー 中のフォトクロミック化合物の活性または着色状態の最大吸収が起こる可視スペ クトル中の波長であり;UVλmaxは、キャリヤー中のフォトクロミック化合物 の活性状態の吸収が起こる可視スペクトルに最も近い紫外線範囲中の波長であり ;感度は、紫外線への曝露の最初の5秒間に測定される、キャリヤー中のフォト クロミック化合物の光学濃度の変化であって、分ベースで表され;飽和時の光学 濃度は、UV曝露から20分後に測定されるキャリヤー中のフォトクロミック化 合物の光学濃度であり;および、退色(消色)速度(T1/2)は、キャリヤー 中の活性フォトクロミックの吸収が、活性化光源の除去後に、室温において、極 大吸収の1/2に達するまでの時間(秒)である。 フォトクロミック化合物または化合物の混合物が適用されるかまたはそれらが 組み込まれる有機キャリヤーが、結果として生じる所望の色、例えば、非濾過日 光で活性化されたときの実質的無彩色を示す、即ち、活性フォトクロミック化合 物の色が可能な限り無彩色に近い色になるような量で(および割合で)、本明細 書に開示されるフォトクロミック有機ナフトピランを使用することができる。 無彩灰色は、400〜700ナノメートルの可視範囲において、比較的等しい 吸収を有するスペクトルを示す。無彩褐色は、400〜550ナノメートルの範 囲における吸収が、550〜700ナノメートルの範囲におけるよりも適度に大 きいスペクトルを示す。色を記述する選択的方法は、輝度要素(luminance fact or)に加えて色の質、即ち色度を記述する色度座標である。CIEシステムにお いては、三刺激値のそれらの合計に対する比を求めることによって、色度座標が 得られる、例えば、x=X/(X+Y+Z)およびy=Y/(X+Y+Z)。CI Eシステムにおいて記述される色を、色度図にプロットすることができ、通常は 色度座標xおよびyのプロットである。F.W.Billmeyer,Jr.およびMax Sal tzmanによる、Principles of Color Technology,p.47-52,Second Edition, John Wiley and Sons,N.Y.(1981)を参照のこと。本明細書に使用される近 無彩色とは、その色に関する「x」および「y」の色度座標値が、D65発光体お よび10度観測装置において、下記の範囲内にある色を意味する:日射(気団1 または2)に曝露することによって40%視感透過に活性化後に、x=0.27 4〜0.355、y=0.300〜0.365。CIELAB色空間において表す と、無彩色は、「a*」および「b*」の色度座標値が、前記と同じ条件下におい て、a*に関して−10〜+10であり、 b*に関して−10〜+10である色を意味する。 同様の条件下での近無彩色の以前の定義、例えば米国特許第4968454号 、カラム3、p.24〜30は、色度座標x(0.260〜0.400)およびy(0. 280〜0.400)に関する特定の範囲を設定している。これらの範囲は、a* に関しては−43.6〜54.0であり、b*に関しては−22.5〜33.1であ る、CIELABカラーシステムにおけるa*およびb*の範囲に対応する。 キャリヤーに適用されるかまたは組み込まれるフォトクロミックナフトピラン の量は、活性時に肉眼で認識できるフォトクロミック効果を生じさせるのに充分 な量が使用されることを条件として、限定的ではない。一般に、そのような量を フォトクロミック量として記載することができる。使用される特定量は、照射時 に所望される色の強度、およびフォトクロミック化合物を組む込むかまたは適用 するために使用される方法に依存することが多い。一般に、フォトクロミック化 合物がより多く適用されるか組み込まれるほど、ある限界までの色の純度がより 大きくなる。 使用される前記フォトクロミック化合物の相対量は、そのような化合物の活性 種の色の相対純度、および所望される最終の色に一部依存して変動する。一般に 、フォトクロミック光学ホスト物質に組み込まれるかまたは適用されるフォトク ロミック化合物の合計量は、フォトクロミック化合物が組み込まれるかまたは適 用される容積(volume)または表面1平方センチメートルについて約0.05m g〜約1.0mgであり、例えば0.1mg〜約0.45mgである。 本発明のフォトクロミックナフトピランは、当分野で記載されている種々の方 法によってキャリヤーに適用するかまたは組み込むことができる。そのような方 法は、フォトクロミック化合物を、有機溶媒または有機ポリマーホスト物質に溶 解させるか分散させることによって、例えば、重合の前にフォトクロミック化合 物をモノマーホスト物質に加えることによって、所定の位置にそれをキャスチン グする;ホスト物質をフォトクロミック化合物の熱溶液に浸漬するかまたは熱移 動によって、フォトクロミック化合物をホスト物質中へ吸収させる;ホスト物質 の隣接層間の分離層として、例えば、ポリマーフィルムの一部として、フォトク ロミック化合物を供給する;および、ホスト物質の表面に配置される被膜の一部 として、フォトクロミック化合物を適用する;ことを包含する。「吸収」または 「吸収する」という語は、フォトクロミック化合物単独でのホスト物質への浸透 、多孔質ポリマーへのフォトクロミック化合物の溶媒補助移動、蒸気相移動、お よび他のそのような移動機構を意味し包含する。 適合性(化学的および色的に)の色、即ち染料を、ホスト物質に適用して、医 学的理由から、またはファッション的理由から、より審美的な結果を得ることが できる。選択される特定の染料は、前記の必要性および得るべき結果に依存して 変化する。1つの実施態様においては、活性フォトクロミック化合物から生じる 色を補うように、例えば、より無彩色が得られるように、または入射光の特定の 波長を吸収するように、染料を選択することができる。他の実施態様においては 、フォトクロミック化合物が不活性状態にあるときに、ホストマトリックスに所 望の色相を与えるように、染料を選択することができる。 キャリヤーは通常、透明であるが、半透明さらには不透明であってもよい。フ ォトクロミック物質を活性化させる電磁スペクトルの部分、即ち、該物質の開放 (open)または着色状態を生じる紫外(UV)線の波長、およびUV活性状態、 即ち開放状態の該物質の吸収極大波長を含む可視スペクトルの部分に対してのみ 、キャリヤーが透過性(pervious)であることが要求される。好ましくは、ホス ト物質の色は、フォトクロミック化合物の活性状態の色を遮断する(mask)よう な色であってはならない、即ち、従って、色の変化が観察者に非常に明白である 。 本発明のキャリヤーは、有機溶媒または有機ポリマーホストであってもよい。 有機溶媒は、ベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン、エタノール 、テトラヒドロフルフリルアルコール、N−メチルピロリジノン、2−メトキシ エチルエーテル、キシレン、シクロヘキサン、3−メチルシクロヘキサノン、エ チルアセテート、テトラヒドロフラン、メタノール、メチルプロピオネート、エ チレングルコール、およびそれらの混合物から成る群から選択することができる 。好ましくは、有機溶媒は、アセトン、エタノール、テトラヒドロフルフリルア ルコール、2−メトキシエチルエーテル、3−メチルシクロヘキサノン、N−メ チルピロリジノン、およびそれらの混合物から成る群から選択されるのが好まし い。 好ましくは、有機ポリマーホスト物質は、固体透明または光学的明澄物質であ り、例えば、平面および眼用レンズ、窓、自動車透明物、例えば、フロントガラ ス、航空機透明物、プラスチックシート、ポリマーフィルムなどのような光学用 途に適した物質である。 ポリマー有機ホスト物質の例は、下記の群: (a)構造式III: [式中、R1およびR2は、同じかまたは異なっていてもよく、水素またはメチル であり、Aは(CH2)であり、nは1〜20の整数である。] で示されるジアクリレートまたはジメタクリレート化合物; (b)構造式IV: [式中、DはCH2CR12であり、pは1〜50の整数である。] で示されるジアクリレートまたはジメタクリレート化合物;および (c)構造式V: [式中、R3は水素またはメチルである。] で示されるアクリレートまたはメタクリレート化合物; から選択される個々のモノマーまたはモノマーの混合物から製造されるポリマー である。 構造式III、IV、およびVにおいて、種々の置換基の定義に関して使用される 同じ文字は、同じ意味を有する。 構造式IIIおよびIVで示されるジアクリレートまたはジメタクリレート化合物 の例は、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ タクリレートなど、ブタンジオールジメタクリレートおよびポリ(オキシアルキ レンジメタクリレート)、例えばポリエチレングリコール(600)ジメタクリ レートを包含する。構造式Vで示されるアクリレートまたはメタクリレート化合 物の例は、グリシジルアクリレートおよびグリシジルメタクリレートを包含する 。 本明細書に記載されているフォトクロミック化合物と共に使用することができ るポリマー有機ホスト物質の他の例は、下記のものを包含する: 構造式I、IIおよびIIIで示されるモノマーおよびモノマーの混合物、ビス(ア リルカーボネート)モノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、エトキシル 化ビスフェノールAジメタクリレートモノマー、エチレングリコールビスメタク リレートモノマー、ポリ(エチレングリコール)ビスメタクリレートモノマー、 エトキシル化フェノールビスメタクリレートモノマー、アルコキシル化多価アル コールポリアクリレートモノマー、例えば、エトキシル化トリメチロールプロパ ントリアクリレートモノマー、米国特許第5373033号に記載のようなウレ タンアクリレートモノマー、米国特許第5475074号に記載のようなビニル ベンゼンモノマー、およびスチレン; 多官能性、例えば、モノ−、ジ−、またはマルチ−官能性、アクリレートおよび /またはメタクリレートモノマーのポリマー、即ち、ホモポリマーおよびコポリ マー、ポリ(C1−C12アルキルメタクリレート)、例えば、ポリ(メチルメタ クリレート)、ポリ(アルコキシル化フェノールメタクリレート)、セルロース アセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート 、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニル アル コール)、ポリ(ピニルクロリド)、ポリ(ビニリデンクロリド)、ポリウレタ ン、熱可塑性ポリカーボネートポリエステル、ポリ(エチレンテレフタレート) 、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)、コポリ(スチレン−メチルメタ クリレート)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリビニルブチラール およびジアリリデンペンタエリトリトールのポリマー、即ち、ホモポリマーおよ びコポリマー、特に、ポリオール(アリルカーボネート)モノマー、例えば、ジ エチレングリコールビス(アリルカーボネート)、およびアクリレートモノマー 、例えば、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、とのコポリマー; を包含する。 透明コポリマーおよび透明ポリマーのブレンドも、ホスト物質として好適であ る。好ましくは、ホスト物質は、 熱可塑性ポリカーボネート樹脂、例えば、商標LEXANとして市販されている 、ビスフェノールAおよびホスゲンから誘導されるカーボネート結合樹脂; 商標MYLARとして市販されている物質のようなポリエステル、; 商品名PLEXIGLASとして市販されている物質のようなポリ(メチルメタ クリレート); ポリオール(アリルカーボネート)モノマーの重合体、特に、商標CR-39とし て市販されているジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)モノマーの 重合体、および、 ポリオール(アリルカーボネート)、例えばジエチレングリコールビス(アリル カーボネート)と、他の共重合性モノマー物質とのコポリマー、例えば、ビニル アセテートとのコポリマー、例えば、80〜90%ジエチレングリコールビス( アリルカーボネート)と10〜20%ビニルアセテートとのコポリマー、特に、 80〜85%ビス(アリルカーボネート)と15〜20%ビニルアセテートとの コポリマー、および、米国特許第4360653号および第4994208号に 記載されている末端ジアクリレート官能価を有するポリウレタンとのコポリマー の、重合体; 米国特許第5200483号に記載されている末端部分がアリルまたはアクリル 官能基を有する脂肪族ウレタンとのコポリマー; ポリ(ビニルアセテート)、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、ジエチレン グリコールジメタクリレートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、エ トキシル化ビスフェノールAジメタクリレートモノマー、エチレングリコールビ スメタクリレートモノマー、ポリ(エチレングリコール)ビスメタクリレートモ ノマー、エトキシル化フェノールビスメタクリレートモノマーおよびエトキシル 化トリメチロールプロパントリアクリレートモノマーから成る群から選択される モノマーのポリマー; セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セ ルロースアセテートブチレート、ポリスチレン、並びに、スチレンと、メチルメ タクリレート、ビニルアセテートおよびアクリロニトリルとのコポリマー; から製造される光学的に明澄な重合有機物質である。 特に、本発明のフォトクロミックナフトピランと、光学的に明澄な重合体、即 ち、平面または眼用レンズ、窓、並びに自動車透明物のような光学用途に適した 物質、を製造するために使用される光学有機樹脂モノマーとの組み合わせを使用 することが考えられる。そのような光学的に明澄な重合体は、約1.48〜約1. 75、例えば約1.495〜約1.66の屈折率を有する。特に、PPG Indust ries,Incによって商品名CR-307およびCR-407で市販されている光学樹脂が 考えられる。 本発明を下記実施例においてより詳しく説明するが、本発明において多くの改 質および変更が当業者に明らかであるので、該実施例は単に例示的なものに過ぎ ない。 実施例1 化合物1および2は、400ナノメートル〜525ナノメートルの範囲の可視 λmaxを有するナフトピランである。化合物1は、2,2−ジフェニル−5−(2 −エトキシ−2−オキソエトキシカルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1 ,2−b]ピランであり;化合物2は、2,2−ジフェニル−5−メトキシカル ボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランである。これらの化合 物は、米国特許出願第08/490190号(1995年6月14日出願)およ び米国特許第5458814号に各々記載されている方法によって製造すること ができる。 化合物3は、525ナノメートル以上〜650ナノメートルの範囲の可視λma xを有するナフトピランであり、3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−6,11 −ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2, 1−f]ナフト[1,2−b]ピランである。化合物3は、米国特許出願第08/ 542993号(1995年10月13日出願)に記載されている方法によって 製造することができる。 比較例 比較(CE)化合物1、2および3は、525ナノメートル以上〜650ナノ メートルの範囲の可視λmaxを有するオキサジン系のフォトクロミック化合物で ある。比較例化合物1および2は、米国特許第4637698号に記載されてい る方法によって製造することができ、比較化合物3は、米国特許第540595 8号に記載されている方法によって製造することができる。オキサジン化合物の 同定は下記の通りである: CE化合物1は、1−プロピル−3,3−ジメチル−5−メトキシ−スピロ[ インドリン−2,3'−[3H]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾオキサジン であり; CE化合物2は、1−プロピル−3,3,5,6(または3,3,4,5)−テトラ メチル−スピロ[インドリン−2,3'−[3H]ピリド[3,2−f][1,4] ベンゾオキサジンであり;および CE化合物3は、1,3,3,4,5(または1,3,3,5,6)−ペンタメチル− 9'−メトキシカルボニル−8'−アセトキシ−スピロ[インドリン−2,3'−[ 3H]ナフタ[2,1−b][1,4]オキサジンである。 比較(CE)化合物4、5、6および7は、400ナノメートル〜525ナノ メートルの範囲の可視λmaxを有するナフトピランである。比較化合物4および 5は、米国特許第5066818号および第5238981号に各々記載されて いる方法によって製造することができる。比較化合物6および7は、米国特許第 5458814号に記載されている方法によって製造することができる。ナフト ピラン化合物の同定は下記の通りである: CE化合物4は、3−(4−メトキシフェニル)−3−(2,4−ジメトキシ フェニル)−3H−ナフト[2,1−b]ピランであり; CE化合物5は、8−メトキシ−3−(2−フルオロフェニル)−3−(4− メトキシフェニル)−3H−ナフト[2,1−b]ピランであり; CE化合物6は、2,2−ビス(4−メトキシフェニル)−5−メトキシカル ボニル−6−メチル−9−メトキシ−[2H]−ナフト[1,2−b]ピランで あり; および CE化合物7は、2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−6−(2− メチルプロピオニルオキシ)−[2H]−ナフト[1,2−b]ピランである。 実施例2 パートA 実施例1に記載のフォトクロミック化合物を用いて、下記の方法で試験を行っ た。 1.5×10-3mol溶液を得るため算出された量のフォトクロミック化合物を、4 部のエトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート(BPA 2EO DMA) 、1部のポリ(エチレングリコール)600ジメタクリレート、および0.03 3重量%の2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)(AIBN)のモ ノマーブレンド50gを含有するフラスコに入れた。フォトクロミック化合物を 、攪拌および必要であれば緩慢な加熱によって、モノマーブレンドに溶解させた 。清澄な溶液を得た後、2.2mm×6インチ(15.24cm×6インチ(15. 24cm)の内部寸法を有する平板型に注いだ。型を密封し、温度が5時間で4 0℃から95℃に上昇し、95℃で3時間維持し、次に、少なくとも2時間で6 0℃に低下するようにプログラムした、水平気流プログラム制御炉に入れた。型 を開いた後、ポリマーシートをダイヤモンドブレードのこで、2インチ(5.1 cm)四方の試験片にカットした。 パートB パートAで製造したフォトクロミック四角片を光学台(optical bench)上で フォ トクロミック応答に関して試験した。光学台での試験の前に、フォトクロミック 試験四角片を365ナノメートルの紫外線に約15分間曝露してフォトクロミッ ク化合物を活性化し、次に、76℃の炉に約15分間入れてフォトクロミック化 合物を消色または不活性化した。次に試験四角片を室温に冷まし、75°F(2 3.9℃)に維持した光学台での試験の前に、室内蛍光灯に少なくとも2時間曝 露し、次に少なくとも2時間覆ったままにした。150Wキセノンアーク灯、遠 隔制御シャッター、アーク灯の放熱子として機能する硫酸銅浴、短波輻射線を除 去するSchott WG-320nmカットオフフィルター、無彩色濃度フィルター、およ びその中に試験片が挿入されるサンプルホルダーを、光学台に取り付けた。タン グステン灯からの平行光線が、試験片に対して小角(約30°)標準(normal) で、試験片を通過するようにした。試験片を通過した後、タングステン灯からの 光が、測定されるフォトクロミック化合物の所定の可視λmaxに設定されたSpec tral Energy Corp.GM-200モノクロメーターを経て検出器に向けられた。検 出器からのアウトプットシグナルを、ラジオメーターによって処理した。 消色状態の試験片をサンプルホルダーに挿入し、透過率目盛を100%に調節 し、キセノン灯のシャッターを開いて紫外線を供給して、試験片を消色状態から 活性化(即ち、暗色化)状態に変化させ、活性状態における透過率を測定し、式 :ΔOD=log(100/%Ta)[式中、%Taは、活性状態における%透過 率であり、対数は底を10とする。]によって光学濃度の変化を計算することに よって、光学濃度の変化(ΔOD)を求めた。 紫外線に対するフォトクロミック化合物の応答の感度を表すΔOD/分は、紫 外線曝露の初めの5秒間に測定し、次に分ベースで表した。飽和光学濃度(ΔO D@Sat)をΔOD/分と同じ条件下で求めたが、但し、紫外線曝露を表1の実 施例に関して20分間継続した。λmax(Vis)は、試験片中のフォトクロミッ ク化合物の活性化(暗色化)状態の極大吸収が起こる、可視スペクトルにおける 波長である。表1に示されるλmax(Vis)波長は、Varian Cary 3 UV-Vis ible分光光度計によって、パートAのフォトクロミック試験片重合体を試験する ことによって求めた。ラムダ(λ)max(UV)は、フォトクロミック化合物の 吸収が起こる可視スペクトルに最も近い紫外線範囲における波長である。これら の吸収も、同じ分光光度 計を用いて測定され、表1に示されている。消色速度(T1/2)は、試験片中 のフォトクロミック化合物の活性状態の吸収が、活性光源を除去した後に、室温 (75°F、239℃)において、最も高い吸収の1/2に達するまでの時間( 秒)である。試験されたフォトクロミック化合物の結果を、表1に示す。 パートC 実施例1および比較例に記載されているフォトクロミック化合物の混合物を用 いて、それらを膨潤法によって試験サンプル平面レンズに組み込むことによって 、さらに試験を行った。試験サンプルレンズは、PPG Industries,Inc.によ って商品名CR-307およびCR-407で市販されている直径76mmの光学樹脂か ら製造した。試験組成物1、2、3、4、5および6を、表2に示される光学樹 脂中に所定のフォトクロミック化合物(所定の重量比)の混合物を使用して製造 した。樹脂、安定剤、ならびにn−メチルピロリドン、2−メトキシエチルエー テルおよびテトラヒドロフルフリルアルコールの混合物を含んで成る膨潤配合物 中に、各組成物を溶解して約10重量%の溶液を形成した。次に、溶液を試験サ ンプルにスピンコーティングし、乾燥した。次に、フォトクロミックが試験レン ズ中へ熱移動するのに充分な時間で、サンプルを熱風炉中で135℃〜155℃ において加熱した。冷却後、生じた樹脂フィルムを、水、続いてアセトンで洗浄 して、試験サンプルから除去した。試験サンプルの炉中での滞留時間は、フォト クロミック化合物の同等量を吸収する(imbibe)ように調節された。 パートD パートCで製造されたフォトクロミック試験レンズを、日光条件をシミュレー ションする光学台で、フォトクロミック応答に関して試験した。光学台での試験 の前に、フォトクロミック化合物を活性化および不活性化する、パートBに記載 したのと同様の手順に従った。300Wキセノンアーク灯、遠隔制御シャッター 、短波輻射線を除去するSchott 3mm KG-2カットオフフィルター、および無彩 色濃度フィルターを、光学台に取り付けた。 大コートランド(large quadrants)において戸外で歩く間の、ヒトによって 着用 されたフォトクロミックレンズの戸外応答を、初めに測定することによって、日 光シミュレーション条件を確立した。測定値および条件が、コードラントの各脚 (leg)(即ち約200フィート)後に報告され、平均された。この平均応答が 得られるまで、光学台のアウトプットを調節した。図1に示される、温度依存性 調査のための日光シミュレーション条件は、72°Fに関しては15無彩色濃度 フィルターおよびKG-2フィルターを用いて220Wであり、95°Fに関して は16無彩色濃度カルチャー(culture)およびKG-2フィルターを用いて23 5Wであった。図1の活性%光度透過率値は、明所視光学濃度値を求める計算、 および不活性試験片に関して前に収集した透過率値から導き出された。 図2および図3の色の一致性試験に示されている活性化サイクルは、サンプル に対して15°標準で向かうキセノンアーク灯のアウトプットを制御することと 、続いて光を濾過して日光シミュレーション条件を生じるさせことの組み合わせ によって得た。退色サイクルは、遠隔シャッターを閉じることによって得た。両 サイクルの間に、温度制御石英セル中で、試験サンプルを72°Fで30分間維 持した。さらに、活性化および退色サイクルの間に、タングステン灯からの平行 監視光線を、試験サンプル中に、サンプル表面に−15°標準で通過させた。サ ンプルを通過後、タングステン灯からの光を、検出器に取り付けた明所視フィル ターに向けさせた。検出器からのアウトプットシグナルを、ラジオメーターで処 理した。他の低強度監視光線を、SC Technologies-Model CSE-10分光光 度計から、ファイバー光学ケーブルによって、試験サンプルに垂直に向かわせた 。ファイバー光学ケーブルは、図2および図3に示されている色の一致性試験に おいて、明度の測定のために、分光光度計に戻る目標ファイバー光学ケーブルに 照準が定められた。明度、即ち、CIELAB色空間のa*およびb*を、D65発 光体および10度観測装置の条件下で収集した。試験条件の制御およびデータの 収集は、Labtech Notebook Proソフトウエアおよび推奨I/Oボードによって 行った。 表1の結果は、化合物1および1または2が、化合物3と組み合わせて本発明 の組成物を形成するのに好適であることを示している。化合物CE1、2および 3と、化合物4、5、6および7、または化合物1および2との組み合わせの使 用は、本発明の規準、例えば、λmax可視に関して140nm以上、75nm未 満の差;λmaxUVに関して50nm未満の差;感度0.25;飽和時の光学濃度 0.2単位;および退色速度50秒;の少なくとも1つを満たさない。 日光シミュレーション条件下での、図1における、組成物1および2と、組成 物5との比較は、72°F以上の温度における、組成物1および2のΔ光学濃度 の、より少ない減少を示す。この結果は、フォトクロミック組成物の温度依存性 に関係している。温度依存性は、下記式: によって計算された。 図1に示されているデータに基づいて、組成物1の温度依存性は0.27であ り、組成物2は0.17であり、組成物4は0.38である。図2および図3は各 々、組成物1と組成物4との色の一致、および組成物3と組成物5との色の一致 の比較を示している。 図2において、組成物1の色の一致の、活性/退色サイクルのプロットは、( 3.5,−1.1)および(−7.8,−5)の(b*,a*)座標内である。これは、 b*値の差11.3およびa*値の差3.9に相当する。組成物4の色の一致のプロ ットは、(13.8,12)および(−3.6,−2.7)の(b*,a*)座標内であ り、b*およびa*値の差17.4および14.7に各々相当する。 図3における、組成物3の色の一致の、活性/退色サイクルのプロットは、( 6.8,0.4)および(2.2,−1.2)の(b*,a*)座標内であり、b*および a*値の差4.6および1.6に各々相当する。組成物6のプロットは、(11,1 0.4)および(1.4,−3.2)の(b*,a*)値の範囲内であり、b*およびa* 値の差96および13.6に各々相当する。 本発明を、特定の実施態様の特定の詳細に関して説明した。そのような詳細は 、請求の範囲に含まれる限りは、本発明の範囲を制限するものであると見なすべ きではない。
【手続補正書】 【提出日】1998年10月8日 【補正内容】 請求の範囲 1.少なくとも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物を含んで成る組成 物であって、該ナフトピラン化合物が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原子 上にアミノ置換アリール基を有さず、該組成物が、ナフトピラン化合物のキャリ ヤーに組み込まれ、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、および最大 と最小のb*値の間の14単位未満の差; を示す組成物。 2.フォトクロミックナフトピラン化合物の該キャリヤーが、有機溶媒または 有機ポリマーホストであり、該組成物が、最大と最小のa*値の間の5単位未満 の差、最大と最小のb*値の間の13単位未満の差を示す請求項1に記載の組成 物。 3.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり、最大と最小のb*値の間 の差が12単位未満である請求項2に記載の組成物。 4.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、3[H]−ナフト[2,1− b]ピランおよび2[H]−ナフト[1,2−b]ピランから成る群から選択さ れる請求項1に記載の組成物。 5.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項4に記載の組成物。 6.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、15 0ナノメートル未満であるが75ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、50ナノメートル未満であり、3 45〜400ナノメートルの範囲内である請求項5に記載の組成物。 7.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、13 0ナノメートル未満であるが100ナノメートルを上回り、(a)および(b) のナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、30ナノメートル未満であり、 350〜400ナノメートルの範囲内である請求項6に記載の組成物。 8.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120ナ ノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)のナ フトピランのUVλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、355〜 400ナノメートルの範囲内である請求項7に記載の組成物。 9.該有機溶媒が、ベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン、エ タノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、N−メチルピロリジノン、2− メトキシエチルエーテル、キシレン、シクロヘキサン、3−メチルシクロヘキサ ノン、エチルアセテート、テトラヒドロフラン、メタノール、メチルプロピオネ ート、エチレングルコール、およびそれらの混合物から成る群から選択される請 求項2に記載の組成物。 10.該有機溶媒が、アセトン、エタノール、テトラヒドロフルフリルアルコ ール、2−メトキシエチルエーテル、3−メチルシクロヘキサノン、N−メチル ピロリジノン、およびそれらの混合物から成る群から選択される請求項9に記載 の組成物。 11.該有機ポリマーホスト物質が、 ポリ(C1−C12アルキルメタクリレート)、ポリ(オキシアルキレンジメタク リレート)、ポリ(アルコキシル化フェノールメタクリレート)、セルロースア セテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、 セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルア ルコール)、ポリ(ビニルクロリド)、ポリ(ビニリデンクロリド)、熱可塑性 ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ(エチレンテレフタレー ト)、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)、コポリ(スチレン−メチル メタクリレート)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリビニルブチラ ール、並びに、ビス(アリルカーボネート)モノマー、多官能価アクリレートモ ノマー、多官能価メタクリレートモノマー、ジエチレングリコールジメタクリレ ートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、エトキシル化ビスフェノー ルAジメタクリレートモノマー、エチレングリコールビスメタクリレートモノマ ー、ポリ(エチレングリコール)ビスメタクリレートモノマー、エトキシル化フ ェノールビスメタクリレートモノマー、アルコキシル化多価アルコールポリアク リレートモノマー、スチレンモノマー、ウレンアクリレートモノマー、グリシジ ルアクリレートモノマー、グリシジルメタクリレートモノマー、およびジアリリ デンペンタエリトリトールモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される請求項2に記載の組成物。 12.該ポリマー有機ホスト物質が、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ( エチレングリコールビスメタクリレート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノール Aジメタクリレート)、熱可塑性ポリカーボネート、ポリ(ビニルアセテート) 、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、並びに、ジエチレングリコールビス( アリルカーボネート)モノマー、ジエチレングリコールジメタクリレートモノマ ー、エトキシル化フェノールビスメタクリレートモノマー、ジイソプロペニルベ ンゼンモノマー、およびエトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート モノマーから成る群の成員のポリマー、から成る群から選択される固体透明ポリ マーである請求項11に記載の組成物。 13.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項12に記載の組成物。 14.該光学要素がレンズである請求項13に記載の組成物。 15.該有機ポリマーホストが、光学有機樹脂モノマーの重合体である請求項 2に記載の組成物。 16.重合体の屈折率が1.48〜1.75である請求項15に記載の組成物。 17.重合体の屈折率が1.495〜1.66である請求項16に記載の組成物 。 18.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−メチル−9−メト キシ−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−フェニル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (3)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (4)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (5)3−(2−フルオロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−8 −メトキシ−9−メトキシカルボニル−3H−ナフト[2,1−b]ピラン; (6)2,2−ジフェニル−4−メトキシカルボニル−5−(2−メチルプ ロピオニルオキシ)−2H−ナフト[1,2−b]ピラン;および (7)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、 (1)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3−メチル−4−メトキシフ ェニル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラ ン; (2)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−13−ヒドロキシ−13−メ チル−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラン; (3)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−( 1−メチルエチル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2 −b]ピラン; (4)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル )−6,11−ジメチル−13,13−ジプロピル−インデノ[2,1−f]ナフ ト[1,2−b]ピラン;および (5)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択される; 請求項5に記載の組成物。 19.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項18に記載の組成物。 20.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項19に記載の組成物。 21.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.25未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.2未満であり;そして(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度 (T1/2)の間の差が50秒未満である;請求項6に記載の組成物。 22.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.20未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.1未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T1/ 2)の間の差が35秒未満である;請求項21に記載の組成物。 23.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.15未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.05未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T 1/2)の間の差が25秒未満である; 請求項22に記載の組成物。 24.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項12に記載の組成物。 25.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項24に記載の組成物。 26有機ポリマーホストおよび少なくとも2種のフォトクロミックナフトピ ラン化合物を含んで成るフォトクロミック物品であって、該ナフトピラン化合物 が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原子上にアミノ置換アリール基を有さず 、該物品が、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される、最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、最大と最 小のb*値の間の14単位未満の差;および (c)温度依存性が0.30未満である; を示すフォトクロミック物品。 27.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり;最大と最小のb*値の 間の差が12単位未満であり;および、温度依存性が0.28未満である;請求 項26のフォトクロミック物品。 28.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項26に記載の組成物。 29.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120 ナノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランのUVλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、355 〜400ナノメートルの範囲内である請求項28のフォトクロミック物品。 30.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項29のフォトクロミック物品。 31.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項30の組成物。 32.ポリマー有機ホスト物質が、 ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチレングリコールビスメタクリレート )、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート)、熱可塑性ポリカ ーボネート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリビニルブチラール、ポリウレタン 、並びに、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)モノマー、ジエチ レングリコールジメタクリレートモノマー、エトキシル化フェノールビスメタク リレートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、およびエトキシル化ト リメチロールプロパントリアクリレートモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される固体透明ポリマーである請求項26のフォトクロミッ ク物品。 33.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項32に記載のフォトクロミ ック物品。 34.該光学要素がレンズである請求項33の組成物。 【手続補正書】 【提出日】1998年10月27日 【補正内容】 請求の範囲 1.少なくとも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物を含んで成る組成 物であって、該ナフトピラン化合物が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原子 上にアミノ置換アリール基を有さず、該組成物が、ナフトピラン化合物のキャリ ヤーに組み込まれ、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、および最大 と最小のb*値の間の14単位未満の差; を示す組成物。 2.フォトクロミックナフトピラン化合物の該キャリヤーが、有機溶媒または 有機ポリマーホストであり、該組成物が、最大と最小のa*値の間の5単位未満 の差、最大と最小のb*値の間の13単位未満の差を示す請求項1に記載の組成 物。 3.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり、最大と最小のb*値の間 の差が12単位未満である請求項2に記載の組成物。 4.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、3[H]−ナフト[2,1− b]ピランおよび2[H]−ナフト[1,2−b]ピランから成る群から選択さ れる請求項1に記載の組成物。 5.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項4に記載の組成物。 6.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、15 0ナノメートル未満であるが75ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、50ナノメートル未満であり、3 45〜400ナノメートルの範囲内である請求項5に記載の組成物。 7.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、13 0ナノメートル未満であるが100ナノメートルを上回り、(a)および(b) のナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、30ナノメートル未満であり、 350〜400ナノメートルの範囲内である請求項6に記載の組成物。 8.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120ナ ノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)のナ フトピランのUVλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、355〜 400ナノメートルの範囲内である請求項7に記載の組成物。 9.該有機溶媒が、ベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン、エ タノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、N−メチルピロリジノン、2− メトキシエチルエーテル、キシレン、シクロヘキサン、3−メチルシクロヘキサ ノン、エチルアセテート、テトラヒドロフラン、メタノール、メチルプロピオネ ート、エチレングルコール、およびそれらの混合物から成る群から選択される請 求項2に記載の組成物。 10.該有機溶媒が、アセトン、エタノール、テトラヒドロフルフリルアルコ ール、2−メトキシエチルエーテル、3−メチルシクロヘキサノン、N−メチル ピロリジノン、およびそれらの混合物から成る群から選択される請求項9に記載 の組成物。 11.該有機ポリマーホスト物質が、 ポリ(C1−C12アルキルメタクリレート)、ポリ(オキシアルキレンジメタク リレート)、ポリ(アルコキシル化フェノールメタクリレート)、セルロースア セテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、 セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルア ルコール)、ポリ(ビニルクロリド)、ポリ(ビニリデンクロリド)、熱可塑性 ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ(エチレンテレフタレー ト)、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)、コポリ(スチレン−メチル メタクリレート)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリビニルブチラ ール、並びに、ビス(アリルカーボネート)モノマー、多官能価アクリレートモ ノマー、多官能価メタクリレートモノマー、ジエチレングリコールジメタクリレ ートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、エトキシル化ビスフェノー ルAジメタクリレートモノマー、エチレングリコールビスメタクリレートモノマ ー、ポリ(エチレングリコール)ビスメタクリレートモノマー、エトキシル化フ ェノールビスメタクリレートモノマー、アルコキシル化多価アルコールポリアク リレートモノマー、スチレンモノマー、ウレンアクリレートモノマー、グリシジ ルアクリレートモノマー、グリシジルメタクリレートモノマー、およびジアリリ デンペンタエリトリトールモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される請求項2に記載の組成物。 12.該ポリマー有機ホスト物質が、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ( エチレングリコールビスメタクリレート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノール Aジメタクリレート)、熱可塑性ポリカーボネート、ポリ(ビニルアセテート) 、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、並びに、ジエチレングリコールビス( アリルカーボネート)モノマー、ジエチレングリコールジメタクリレートモノマ ー、エトキシル化フェノールビスメタクリレートモノマー、ジイソプロペニルベ ンゼンモノマー、およびエトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート モノマーから成る群の成員のポリマー、から成る群から選択される固体透明ポリ マーである請求項11に記載の組成物。 13.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項12に記載の組成物。 14.該光学要素がレンズである請求項13に記載の組成物。 15.該有機ポリマーホストが、光学有機樹脂モノマーの重合体である請求項 2に記載の組成物。 16.重合体の屈折率が1.48〜1.75である請求項15に記載の組成物。 17.重合体の屈折率が1.495〜1.66である請求項16に記載の組成物 。 18.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−メチル−9−メト キシ−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−フェニル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (3)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (4)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (5)3−(2−フルオロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−8 −メトキシ−9−メトキシカルボニル−3H−ナフト[2,1−b]ピラン; (6)2,2−ジフェニル−4−メトキシカルボニル−5−(2−メチルプ ロピオニルオキシ)−2H−ナフト[1,2−b]ピラン;および (7)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、 (1)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3−メチル−4−メトキシフ ェニル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラ ン; (2)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−13−ヒドロキシ−13−メ チル−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラン; (3)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−( 1−メチルエチル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2 −b]ピラン; (4)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル )−6,11−ジメチル−13,13−ジプロピル−インデノ[2,1−f]ナフ ト[1,2−b]ピラン;および (5)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択される; 請求項5に記載の組成物。 19.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項18に記載の組成物。 20.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項19に記載の組成物。 21.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.25未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.2未満であり;そして(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度 (T1/2)の間の差が50秒未満である;請求項6に記載の組成物。 22.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.20未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.1未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T1/ 2)の間の差が35秒未満である;請求項21に記載の組成物。 23.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.15未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.05未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T 1/2)の間の差が25秒未満である; 請求項22に記載の組成物。 24.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項12に記載の組成物。 25.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項24に記載の組成物。 26.有機ポリマーホストおよび少なくとも2種のフォトクロミックナフトピ ラン化合物を含んで成るフォトクロミック物品であって、該ナフトピラン化合物 が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原子上にアミノ置換アリール基を有さず 、該物品が、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される、最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、最大と最 小のb*値の間の14単位未満の差;および (c)温度依存性が0.30未満である; を示すフォトクロミック物品。 27.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり;最大と最小のb*値の 間の差が12単位未満であり;および、温度依存性が0.28未満である;請求 項26のフォトクロミック物品。 28.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項26に記載のフォトクロミック物品。 29.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120 ナノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランのUVλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、355 〜400ナノメートルの範囲内である請求項28のフォトクロミック物品。 30.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項29のフォトクロミック物品。 31.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項30のフォトクロミック物品。 32.ポリマー有機ホスト物質が、 ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチレングリコールビスメタクリレート )、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート)、熱可塑性ポリカ ーボネート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリビニルブチラール、ポリウレタン 、並びに、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)モノマー、ジエチ レングリコールジメタクリレートモノマー、エトキシル化フェノールビスメタク リレートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、およびエトキシル化ト リメチロールプロパントリアクリレートモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される固体透明ポリマーである請求項26のフォトクロミッ ク物品。 33.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項32に記載のフォトクロミ ック物品。 34.該光学要素がレンズである請求項33のフォトクロミック物品

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物を含んで成る組成 物であって、該ナフトピラン化合物が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原子 上にアミノ置換アリール基を有さず、該組成物が、ナフトピラン化合物のキャリ ヤーに組み込まれ、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、および最大 と最小のb*値の間の14単位未満の差; を示す組成物。 2.フォトクロミックナフトピラン化合物の該キャリヤーが、有機溶媒または 有機ポリマーホストであり、該組成物が、最大と最小のa*値の間の5単位未満 の差、最大と最小のb*値の間の13単位未満の差を示す請求項1に記載の組成 物。 3.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり、最大と最小のb*値の間 の差が12単位未満である請求項2に記載の組成物。 4.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、3[H]−ナフト[2,1− b]ピランおよび2[H]−ナフト[1,2−b]ピランから成る群から選択さ れる請求項1に記載の組成物。 5.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項4に記載の組成物。 6.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、15 0ナノメートル未満であるが75ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、50ナノメートル未満であり、3 45〜400ナノメートルの範囲内である請求項5に記載の組成物。 7.(a)および(b)のナフトピランの平均可視λmax値の間の差が、13 0ナノメートル未満であるが100ナノメートルを上回り、(a)および(b) のナフトピランの平均UVλmax値の間の差が、30ナノメートル未満であり、 350〜400ナノメートルの範囲内である請求項6に記載の組成物。 8.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120ナ ノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)のナ フトピランのUVλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、355〜 400ナノメートルの範囲内である請求項7に記載の組成物。 9.該有機溶媒が、ベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン、エ タノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、N−メチルピロリジノン、2− メトキシエチルエーテル、キシレン、シクロヘキサン、3−メチルシクロヘキサ ノン、エチルアセテート、テトラヒドロフラン、メタノール、メチルプロピオネ ート、エチレングルコール、およびそれらの混合物から成る群から選択される請 求項2に記載の組成物。 10.該有機溶媒が、アセトン、エタノール、テトラヒドロフルフリルアルコ ール、2−メトキシエチルエーテル、3−メチルシクロヘキサノン、N−メチル ピロリジノン、およびそれらの混合物から成る群から選択される請求項9に記載 の組成物。 11.該有機ポリマーホスト物質が、 ポリ(C1−C12アルキルメタクリレート)、ポリ(オキシアルキレンジメタク リレート)、ポリ(アルコキシル化フェノールメタクリレート)、セルロースア セテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、 セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルア ルコール)、ポリ(ビニルクロリド)、ポリ(ビニリデンクロリド)、熱可塑性 ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ(エチレンテレフタレー ト)、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)、コポリ(スチレン−メチル メタクリレート)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリビニルブチラ ール、並びに、ビス(アリルカーボネート)モノマー、多官能価アクリレートモ ノマー、多官能価メタクリレートモノマー、ジエチレングリコールジメタクリレ ートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、エトキシル化ビスフェノー ルAジメ タクリレートモノマー、エチレングリコールビスメタクリレートモノマー、ポリ (エチレングリコール)ビスメタクリレートモノマー、エトキシル化フェノール ビスメタクリレートモノマー、アルコキシル化多価アルコールポリアクリレート モノマー、スチレンモノマー、ウレンアクリレートモノマー、グリシジルアクリ レートモノマー、グリシジルメタクリレートモノマー、およびジアリリデンペン タエリトリトールモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される請求項2に記載の組成物。 12.該ポリマー有機ホスト物質が、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ( エチレングリコールビスメタクリレート)、ポリ(エトキシル化ビスフェノール Aジメタクリレート)、熱可塑性ポリカーボネート、ポリ(ビニルアセテート) 、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、並びに、ジエチレングリコールビス( アリルカーボネート)モノマー、ジエチレングリコールジメタクリレートモノマ ー、エトキシル化フェノールビスメタクリレートモノマー、ジイソプロペニルベ ンゼンモノマー、およびエトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート モノマーから成る群の成員のポリマー、から成る群から選択される固体透明ポリ マーである請求項11に記載の組成物。 13.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項12に記載の組成物。 14.該光学要素がレンズである請求項13に記載の組成物。 15.該有機ポリマーホストが、光学有機樹脂モノマーの重合体である請求項 2に記載の組成物。 16.重合体の屈折率が1.48〜1.75である請求項15に記載の組成物。 17.重合体の屈折率が1.495〜1.66である請求項16に記載の組成物 。 18.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−メチル−9−メト キシ−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−ヒドロキシメチル−6−フェニル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (3)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (4)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン; (5)3−(2−フルオロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−8 −メトキシ−9−メトキシカルボニル−3H−ナフト[2,1−b]ピラン; (6)2,2−ジフェニル−4−メトキシカルボニル−5−(2−メチルプ ロピオニルオキシ)−2H−ナフト[1,2−b]ピラン;および (7)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、 (1)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3−メチル−4−メトキシフ ェニル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラ ン; (2)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−13−ヒドロキシ−13−メ チル−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピラン; (3)3,3−ジ(4−メトキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−( 1−メチルエチル)−13−ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2 −b]ピラン; (4)3−(4−メトキシフェニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル )−6,11−ジメチル−13,13−ジプロピル−インデノ[2,1−f]ナフ ト[1,2−b]ピラン;および (5)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択される; 請求項5に記載の組成物。 19.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項18に記載の組成物。 20.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項19に記載の組成物。 21.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.25未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.2未満であり;そして(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度 (T1/2)の間の差が50秒未満である;請求項6に記載の組成物。 22.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.20未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.1未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T1/ 2)の間の差が35秒未満である;請求項21に記載の組成物。 23.(a)および(b)のナフトピランの平均感度値の間の差が0.15未 満であり;(a)および(b)のナフトピランの飽和時の平均光学濃度の間の差 が0.05未満であり;(a)および(b)のナフトピランの平均退色速度(T 1/2)の間の差が25秒未満である; 請求項22に記載の組成物。 24.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナ フト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項12に記載の組成物。 25.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項24に記載の組成物。 26.少なくとも2種のフォトクロミックナフトピラン化合物を含んで成る組 成物であって、該ナフトピラン化合物が、ピラン環の酸素原子に隣接する炭素原 子上にアミノ置換アリール基を有さず、該組成物が、ナフトピラン化合物のため の有機ポリマーホスト中に吸収され、日光紫外線に曝露されたときに、下記の特 性: (a)灰色または褐色の活性無彩色;および (b)30%〜90%の光度透過率について、72°Fにおいて、活性化およ び退色の間に測定される、最大と最小のa*値の間の6単位未満の差、最大と最 小のb*値の間の14単位未満の差;および (c)温度依存性が0.30未満である; を示す組成物。 27.最大と最小のa*値の間の差が4単位未満であり;最大と最小のb*値の 間の差が12単位未満であり;および、温度依存性が0.28未満である;請求 項26のフォトクロミック物品。 28.該フォトクロミックナフトピラン化合物が、 (a)400ナノメートル〜525ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン;および (b)525ナノメートル〜650ナノメートルの可視λmaxを有する少なく とも1種のフォトクロミックナフトピラン; を含んで成る請求項26に記載の組成物。 29.(a)および(b)のナフトピランの可視λmax値の間の差が、120 ナノメートル未満であるが110ナノメートルを上回り、(a)および(b)の ナフトピランのUVのλmax値の間の差が、20ナノメートル未満であり、35 5〜400ナノメートルの範囲内である請求項28のフォトクロミック物品。 30.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、 (1)2,2−ジフェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカ ルボニル)−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピラン; (2)2,2−ジフェニル−5−メトキシカルボニル−8−メチル−2H− ナフト[1,2−b]ピラン;および (3)前記ナフトピランの混合物; から成る群から選択され; (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項29のフォトクロミック物品。 31.(i)該フォトクロミックナフトピラン化合物(a)が、2,2−ジフ ェニル−5−(2−エトキシ−2−オキソ−エトキシカルボニル)−8−メチル −2H−ナフト[1,2−b]ピラン、または、2,2−ジフェニル−5−メトキ シカルボニル−8−メチル−2H−ナフト[1,2−b]ピランであり;および (ii)該フォトクロミックナフトピラン化合物(b)が、3,3−ジ(4−メ トキシフェニル)−6,11−ジメチル−13−(1−メチルエチル)−13− ヒドロキシ−インデノ[2,1−f]ナフト[1,2−b]ピランである; 請求項30の組成物。 32.ポリマー有機ホスト物質が、 ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチレングリコールビスメタクリレート )、ポリ(エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート)、熱可塑性ポリカ ーボネート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリビニルブチラール、ポリウレタン 、並びに、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)モノマー、ジエチ レングリコールジメタクリレートモノマー、エトキシル化フェノールビスメタク リレートモノマー、ジイソプロペニルベンゼンモノマー、およびエトキシル化ト リメチロールプロパントリアクリレートモノマーから成る群の成員のポリマー、 から成る群から選択される固体透明ポリマーである請求項26のフォトクロミッ ク物品。 33.該固体透明ポリマーが光学要素である請求項32に記載のフォトクロミ ック物品。 34.該光学要素がレンズである請求項33の組成物。
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