JPH1151800A - シール治具 - Google Patents

シール治具

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JPH1151800A
JPH1151800A JP21506297A JP21506297A JPH1151800A JP H1151800 A JPH1151800 A JP H1151800A JP 21506297 A JP21506297 A JP 21506297A JP 21506297 A JP21506297 A JP 21506297A JP H1151800 A JPH1151800 A JP H1151800A
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cylindrical pressing
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Takenori Takechi
壮図 武市
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク試験に使用されるシール冶具のシール
用Oリングの磨耗を防止すること。 【解決手段】 治具本体5の外周に嵌着したOリング
を、治具本体5の先端の凸段部6の後端の段面mと、治
具本体5の外周に軸方向移動可能に配設した筒状押圧体
7の先端面nとの間に挟む。平常時のOリング4の外径
をワーク穴2の内径より少し小さく設定する。冶具本体
5をワーク穴2に挿入後、筒状押圧体7だけを前進移動
させて弾性Oリング4を圧縮する。これによりOリング
4の外径を拡げてワーク穴2に弾圧接触させワーク穴4
をシールする。リーク試験の後、筒状押圧体7を後退さ
せてOリング4を元の外径に戻してから冶具本体5をワ
ーク穴4から引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール性を要求さ
れる中空部分を有するワークの前記中空部分のリーク試
験に使用されるシール治具に係り、特にシール治具に嵌
着されたシール用Oリングがワークと擦れるのを防止し
たシール冶具に関する。
【0002】
【従来の技術】中空ワークのリーク試験に使用されるシ
ール治具として、図4(A)、(B)に示すような丸棒
状の軸部材20が用いられている。軸部材20の先端部
の外周に溝21が形成され、この溝21に弾性のOリン
グ22が嵌着される。Oリング22の外径は軸部材20
の外径より大きく、また図4(A)に示すように平常時
のOリング22の外径は、リーク試験されるワーク1に
形成された円形のワーク穴2の内径より少し大きく設定
されている。
【0003】図4(B)に示すように軸部材20をワー
ク穴2に挿入するとき、Oリング22の外周がワーク穴
2の内周面に押圧されてOリング22が若干圧縮され、
この状態でOリング22がワーク穴2の内周面を軸方向
に摺動する。ワーク穴2の定位置まで軸部材20が挿入
されると、Oリング22がワーク穴2の内周面に弾圧接
触してワーク穴2をシールして、所望のリーク試験が行
われる。リーク試験が終了すると、ワーク穴2の内周面
に沿ってOリング22を摺動させてワーク穴2から軸部
材20が抜き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなシール治
具は構造簡単であるが、軸部材20のワーク穴2での挿
脱時にOリング22がワーク穴2の内周面および軸部材
20の溝21によって強く擦られて磨耗し、Oリング2
2によるワーク穴2のシール性が早期に劣化していた。
そこで、Oリング22のシール性が劣化してくると新し
いものと交換するようにしているが、この交換頻度が高
くて不経済である問題や、Oリング交換に伴う部品管理
や交換の手間が面倒である問題があった。
【0005】本発明の目的は、Oリングの摩耗が少ない
シール治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リーク試験さ
れるワークに形成されたワーク穴に嵌挿され、ワーク穴
の内周面に弾性のOリングを弾圧接触させてワーク穴を
シールするシール治具であって、以下の治具本体、凸段
部、筒状押圧体でOリングを支持した構造にすることで
前記目的を達成するものである。
【0007】前記治具本体は、ワーク穴の穴径より小さ
い外径のOリングを先端部外周に嵌着する丸棒状の軸で
ある。前記凸段部は、治具本体の先端の外周にワーク穴
の穴径より小さい外径で突設されて、治具本体に嵌着さ
れたOリングが接触する段面を後端に有するキャップ状
のものである。前記筒状押圧体は、治具本体の外周に軸
方向摺動可能に嵌挿されて先端面がOリングに対向する
筒体で、その外径はワーク穴の穴径より小さい。
【0008】本発明のシール治具においては、Oリング
を装着した治具本体を凸段部を先にワーク穴に挿入した
後、治具本体に対して筒状押圧体を凸段部側に前進移動
させてOリングを凸段部の段面に押圧し、この押圧力で
弾性Oリングをその外径を拡大させるよう圧縮して、拡
径したOリングの外周をワーク穴の内周面に弾圧接触さ
せてシールする。また、ワーク穴に挿入された治具本体
をワーク穴から抜き出す場合は、Oリングを押圧してい
た筒状押圧体を後退させてOリングの外径を元の大きさ
まで縮径させてから行う。このようにワーク穴に対して
シール治具の挿脱を行えば、挿脱時にOリングがワーク
穴の内周面に強く擦られることが無くなり、Oリングの
磨耗が軽減される。
【0009】また、本発明においては、前記筒状押圧体
の先端面と凸段部の段面の少なくとも一方を、筒状押圧
体でOリングを凸段部に押圧したときにOリングの内径
を拡げるようにOリングを内径側から押圧する円錐状の
テーパ押圧面にして、Oリングの拡縮動作をより大きく
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1乃至図3を参照して説明すると、この実施形態は
図4のワーク1のリーク試験時にワーク穴2をシールす
るシール治具3に適用したもので、丸棒状の治具本体5
の先端に凸段部6が一体に形成され、治具本体5の先端
部外周に弾性のOリング4が嵌着され、治具本体5のO
リング4から後方の外周に筒状の押圧体7が軸方向摺動
可能に嵌挿された構造である。
【0011】治具本体5はワーク穴2の内径より小さな
外径の丸棒であり、その先端に円錐台形のキャップ状の
凸段部6が同軸一体に形成される。凸段部6の外径は治
具本体5の外径より大きく、ワーク穴2の内径より小さ
く設定されて、凸段部6の後端に治具本体5の外周と直
交する段面mが形成される。
【0012】なお、凸段部6や筒状押圧体7の外径は、
望ましくはOリング4の外径と同程度か、またはOリン
グ4の外径よりも若干小さ目に設定する。
【0013】治具本体5の先端部外周と凸段部6の段面
mの間にOリング4が嵌着される。Oリング4は断面円
形のゴムリング等であって、その平常時の外径はワーク
穴2の内径より少し小さ目に設定される。Oリング4の
平常時の状態が、図1(A)に示される。このOリング
4を凸段部6の段面mとの間で挾むように、筒状押圧体
7が治具本体5に嵌挿される。筒状押圧体7の先端面n
が段面mと平行に対向し、この先端面nと段面mでOリ
ング4が両側から挾圧されるようにしてある。筒状押圧
体7の軸方向の移動は、例えば筒状押圧体7の後端に連
結された駆動筒8を介して自動、或いは、手動で行われ
る。
【0014】前記実施形態のシール治具3は、図1
(A)及び(B)のように使用される。ワーク1のリー
ク試験の開始段階において、図1(A)に示すように凸
段部6と筒状押圧体7でOリング4を軽く挾持した状態
で、シール治具3をワーク穴2に挿入する。このとき、
Oリング4は、その外径がワーク穴2の内径より小さい
平常状態に在り、従って、Oリング4はワーク穴2の内
周面に擦られること無くワーク穴2に挿入される。
【0015】シール治具3がワーク穴2の定位置まで挿
入されると、図1(B)に示すように、治具本体5に対
して筒状押圧体7を駆動筒8を使って前進移動させ、筒
状押圧体7の先端面nでOリング4を段面mに押圧す
る。これにより弾性のOリング4が凸段部6と筒状押圧
体7で両側から強く押圧されて断面略楕円形に変形して
Oリング4の外径が拡がり、この拡径変形したOリング
4の外周がワーク穴2の内周面に弾圧接触してワーク穴
2をシールする。また、このようにシールするようにO
リング4の平常時の外径とワーク穴2の内径の関係が設
定される。
【0016】図1(B)の状態でワーク1のリーク試験
が行われ、このリーク試験が終了すると筒状押圧体7を
元の後方位置まで後退させる。これによりOリング4が
その弾性復帰力で図1(A)の平常時の状態に戻り、こ
の状態でシール治具3をワーク穴2から抜き出す。この
ときもOリング4は、ワーク穴2の内周面に擦られるこ
と無くワーク穴2から抜き出される。
【0017】以上のようにワーク穴2に対するシール治
具3の挿脱時において、Oリング4がワーク穴2の内周
面に擦られず、また、擦られても軽く摺接する程度であ
るからOリング4の磨耗が軽減され、Oリング4の交換
頻度が大幅に低減される。実際、図4の従来品と同条件
でOリング交換頻度を比較調査したところ、従来品が約
250回のリーク試験でOリング交換が必要となったの
に対して、本発明品は1000回程度のリーク試験でや
っとOリング交換が必要となった。つまり本発明品のO
リングの寿命は従来品の約4倍に延長されることが分か
った。また、ワーク穴2に対するシール治具3の挿脱時
に、Oリング4がワーク穴2の内周面に強く擦られ無い
ので、シール治具3の挿脱時の摩擦抵抗が軽減されて、
シール治具の挿脱作業性が改善される。
【0018】図2(A)及び(B)に示される実施形態
は、筒状押圧体7の先端面nを、Oリング4の内径Rを
拡げるような円錐状のテーパ押圧面n’にしたものであ
る。このテーパ押圧面n’は、筒状押圧体7の先端から
後方に拡がる円錐面で、平常時は図2(A)に示すよう
にテーパ押圧面n’の先端部が断面円形のOリング4の
内径側に食い込むように接触する。この状態で筒状押圧
体7を治具本体5に対して前進移動させてOリング4を
押圧すると、図2(B)に示すようにテーパ押圧面n’
がOリング4の内径R’を広げるようにOリング4を押
圧してOリング4の外径を広げる。従って、Oリング4
の外径の拡径動作がより確実に、より大きな拡径幅で行
われて、Oリング4がより確実、強固にワーク穴2の内
周面に弾圧接触してワーク穴2をシールする。
【0019】尚、凸段部6の段面mも筒状押圧体7のテ
ーパ押圧面n’と同様に、Oリング4を内径側から拡げ
る円錐状のテーパ面としてもよい。或いは、段面mだけ
をOリング4を内径側から拡げる円錐状のテーパ面とし
てもよい。
【0020】図3(A)及び(B)の実施形態は、筒状
押圧体7をばね材10で後退させるようにしたものであ
る。この場合の治具本体5は円筒で、内部に駆動軸11
が軸方向移動可能に挿入され、駆動軸11と筒状押圧体
7が連結ピン12で一体に連結される。駆動軸11と治
具本体5との間に軸方向に圧縮されたばね材10が装着
される。ばね材10は、駆動軸11に常時後方に弾力を
付勢して、図3(A)に示すように筒状押圧体7がOリ
ング4に軽く接触する平常位置に駆動軸11と筒状押圧
体7を保持する。
【0021】図3(A)の状態でシール治具3がワーク
穴2に挿入されると、図3(B)に示すように治具本体
5に対して駆動軸11を自動或いは手動で前進移動させ
る。これによりばね材10を圧縮して駆動軸11が前進
し、連結ピン12を介して筒状押圧体7が前進移動して
Oリング4を圧縮し、Oリング4の外径を拡げてワーク
穴2に弾圧接触させる。駆動軸11を前進移動させる外
力を解除すると、ばね材10の弾力で駆動軸11、連結
ピン12、筒状押圧体7が元の平常位置に自動復帰す
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載のシール治具によれば、ワ
ーク穴に対するシール治具の挿脱時でのOリングの外径
はワーク穴の内径より小さいので、シール治具挿脱時に
Oリングがワーク穴で擦られず、従って、Oリングの磨
耗が大幅に軽減されてOリングの長寿命化が可能とな
り、Oリングの交換頻度を大幅に低減できる。また、ワ
ーク穴に対するシール治具の挿脱時にOリングがワーク
穴に擦られ無いので、シール治具の挿脱時の摩擦抵抗が
軽減されて、シール治具挿脱の作業性が改善される。
【0023】請求項2記載のシール治具によれば、Oリ
ングを押圧して拡径させる筒状押圧体と凸段部の少なく
とも一方を、Oリングを内径側から拡げるテーパ押圧面
としたので、Oリングの拡径動作がより大きくなり、ワ
ーク穴を確実にシールする高信頼度のシール治具が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すシール治具の部
分断面図で、(A)はワーク穴に挿入したとき、(B)
はワーク穴をシールしたときの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すシール治具の部
分断面図で、(A)はワーク穴に挿入したとき、(B)
はワーク穴をシールしたときの断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すシール治具の部
分断面図で、(A)はワーク穴に挿入したとき、(B)
はワーク穴をシールしたときの断面図である。
【図4】従来のシール治具の部分断面図で、(A)はワ
ーク穴に挿入する前のとき、(B)はワーク穴に挿入し
てシールしたときの断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 ワーク穴 3 シール治具 4 Oリング 5 治具本体 6 凸段部 7 筒状押圧体 n’ テーパ押圧面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーク試験されるワークに形成されたワ
    ーク穴に嵌挿されて、ワーク穴の内周面に弾性Oリング
    を弾圧接触させてワーク穴をシールするシール治具であ
    って、 ワーク穴の穴径より小さい外径のOリングを先端部外周
    に嵌着する軸状治具本体と、 この治具本体の先端の外周にワーク穴の穴径より小さい
    外径で突設されて、治具本体に嵌着されたOリングが当
    接する段面を後端に有する凸段部と、 前記治具本体の外周に軸方向に摺動可能に嵌挿されて先
    端面がOリングに対向する、Oリングの外径より小さい
    外径の筒状押圧体とを具備し、 Oリングを装着した治具本体を凸段部を先にワークの穴
    に挿入した後、治具本体に対して前記筒状押圧体を凸段
    部側に前進移動させて前記筒状押圧体の先端面でOリン
    グを凸段部の段面に押圧し、この押圧力で弾性Oリング
    をその外径を拡大させるよう圧縮して、拡径したOリン
    グをワーク穴の内周面に弾圧接触させることを特徴とす
    るシール治具。
  2. 【請求項2】 前記筒状押圧体の先端面と凸段部の段面
    の少なくとも一方を、筒状押圧体でOリングを凸段部に
    押圧したときにOリングの内径を拡げるようにOリング
    を内径側から押圧する円錐状のテーパ押圧面にしたこと
    を特徴とする請求項1記載のシール治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205185A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Daihatsu Motor Co Ltd エアリーク検査装置
KR101334400B1 (ko) * 2012-07-30 2013-12-06 주식회사 한국공업엔지니어링 튜브의 누설탐상 검사시 액체 또는 기체의 공급과 밀폐를 위한 장치
CN112798194A (zh) * 2020-10-27 2021-05-14 贵州天义电器有限责任公司 一种检漏夹具及其使用方法

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