JPH1153360A - データ変換装置、データ変換方法及びデータ変換プログラムを記録した媒体 - Google Patents

データ変換装置、データ変換方法及びデータ変換プログラムを記録した媒体

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JPH1153360A
JPH1153360A JP9211878A JP21187897A JPH1153360A JP H1153360 A JPH1153360 A JP H1153360A JP 9211878 A JP9211878 A JP 9211878A JP 21187897 A JP21187897 A JP 21187897A JP H1153360 A JPH1153360 A JP H1153360A
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Tomohiko Sawa
倫彦 澤
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誠 松本
Rieko Hijikata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換ルールに基づくデータ変換処理と類推に
基づくデータ変換処理とを併用したデータ変換装置を提
供する。 【解決手段】 変換ルールを記憶する変換ルール記憶手
段1と、ユーザが所望の変換ルールを記述する入力手段
2と、文字列データを変換する文字列変換処理手段とに
よって、予め定められた変換ルールに基づく文字列の変
換処理が実行される。また、照合データ記憶部4aと類
推変換処理部4bを備えた類推手段4と、データベース
6に記憶された2つのテーブル間で文字列の比較を行
い、最も大きい類似度を持つ組み合わせを照合データと
して類推手段4に出力する照合データ検索手段5とによ
って、類推による変換処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多量の文字列の変
換を行うデータ変換装置及びデータ変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】文字列データの集合は様々なアプリケー
ションに利用され、それぞれ所望の加工がなされる。こ
のように異なるアプリケーションで文字列データを扱う
場合、各アプリケーションが必要とする体系の文字列に
変換しなくてはならない場合がある。
【0003】例えば、流体を制御する制御装置のプログ
ラムを作成するA社が、B社が販売している商品コード
“FC−1128”、“BC−1001”、“AC−0
001”である機器をプログラム上で識別するとする。
また、A社の制御装置では、制御対象となる機器の識別
コードを“アルファベット1文字+数字”で表さなけれ
ばならないものとする。この場合、A社のプログラマー
は、制御対象となる機器の識別コードを、A社の制御装
置が読み取れる体系に変換しなければならない。定めら
れた体系でなおかつ機器を識別できる値としては、例え
ば、“F1128”、“B1001”、“A0001”
が候補として挙げられる。
【0004】このように、与えられた文字列データを所
望の体系の文字列データに変換する方法としては、ユー
ザが予め変換ルールを記述し、その変換ルールに従っ
て、与えられた文字列データを変換する方法がある。こ
の変換ルールとしては、例えば、文字列を置換するため
のパターンを表現する正規表現で記述を行うものがあ
る。また、この場合、プログラムについて詳しくないユ
ーザ向けに、記述が容易な入力用GUIが提供されるこ
とが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のデータ変換方法では、データ量が多くな
った場合、ユーザが文字列を調べてすべての変換ルール
を作成するのは非常に困難であり、また、膨大なコスト
がかかる。
【0006】一方、近年、ある問題に対して人間が行う
ような類推のメカニズムについて研究がなされている。
このような類推システムの一つとして、Melanie Mitche
llらが提案したCopycat ("Analogy-Making as Percept
ion: A Computer Model", Melanie Mitchell)がある。
このCopycat は文字列置換問題を題材にした推論システ
ムである。以下、その概略を説明する。
【0007】すなわち、Copycat が目的とするところ
は、与えられた問題に対して正しい答えを返すことでは
なく、与えられた問題を人間がどう捉えるかをモデル化
することである。また、Copycat は、Slipnet, Workspa
ce, Coderack, 温度の4部分からなっており、Slipnet
は長期記憶に相当し、文字に関する意味ネットである。
Workspace は短期記憶に相当し、与えられた文字列に対
する表象が作られる場所である。この表象は、簡単な特
徴や構造を検出する codeletと呼ばれるperceptual age
ntが多数起動されることによって作られる。このcodele
t は、前記Coderackの中に置かれてランダムに起動され
るが、今システムが注目している概念や構造に関係のあ
る codeletは、Coderack中に比較的多数置かれるため選
ばれる確率が高くなる。そして codelet選択のランダム
ネスを温度によって制御し、表象の形成に伴って温度を
下げていき、解が収束するようになっている。
【0008】本発明者等は、このような推論システムに
着目し、すでに格納されたデータ集合上の文字列をサン
プルとして類推を行い、その類推結果に従って文字列を
変換することにより、ユーザの負荷を軽減することがで
きるデータ変換方法を開発すべく、鋭意検討を重ねたも
のである。
【0009】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解消するために提案されたもので、その目的は、変
換ルールに基づくデータ変換処理と類推に基づくデータ
変換処理とを併用することにより、変換ルールの登録の
負荷を大幅に削減することを可能としたデータ変換装
置、データ変換方法及びデータ変換プログラムを記録し
た媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、第1のデータを第2の
データに変換するデータ変換装置において、変換ルール
に基いて第1のデータを第2のデータに変換する手段
と、特定の複数のデータ間の組合せに基づいて第1のデ
ータを第2のデータに変換する手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、第1のデータを第2のデータに変換するデータ変換
方法において、変換ルールに基いて第1のデータを第2
のデータに変換するステップと、特定の複数のデータ間
の組合せに基づいて第1のデータを第2のデータに変換
するステップとを含むことを特徴とするものである。
【0012】上記のような構成を有する請求項1に記載
のデータ変換装置及び請求項6に記載のデータ変換方法
によれば、変換の対象となるデータを、所定の変換ルー
ルを用いて所望の体系のデータに変換することができる
だけでなく、すでに格納された変換前後のデータを例題
として類推を行い、この類推に基づいてデータの変換処
理を行うことができるので、ユーザが全ての変換ルール
を構築しなくてもデータの変換が可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明は、第1のデータを
第2のデータに変換するデータ変換装置において、変換
ルールを記憶する記憶手段と、前記変換ルール記憶手段
に変換ルールを登録する手段と、前記変換ルールに従っ
て第1のデータを第2のデータに変換するデータ変換処
理手段と、類推により第1のデータを第2のデータに変
換する類推手段と、前記類推手段に、特定の複数のデー
タ間の組合せである照合データを与える手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項2に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、第1のデータを第2のデータに変換するデータ変換
方法において、変換ルールを記憶する記憶処理と、前記
変換ルールを登録する処理と、前記変換ルールに従って
第1のデータを第2のデータに変換する処理と、類推に
より第1のデータを第2のデータに変換する類推処理
と、前記類推処理に際して、特定の複数のデータ間の組
合せである照合データを与える処理とを含むことを特徴
とするものである。
【0015】上記のような構成を有する請求項2に記載
のデータ変換装置及び請求項7に記載のデータ変換方法
によれば、ユーザにより登録され記憶された変換ルール
に従って、変換の対象となるデータを、所望の体系のデ
ータに変換することができるだけでなく、すでに格納さ
れた変換元データと変換先データの組合せである照合デ
ータに基づいて類推を行い、この類推によってデータの
変換処理を行うことができるので、ユーザが全ての変換
ルールを構築しなくてもデータの変換が可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載のデータ変換装置において、変換されたデー
タの適否を評価する評価手段を備えたことを特徴とする
ものである。また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項6又は請求項7記載のデータ変換方法におい
て、変換されたデータの適否を評価する評価処理を含む
ことを特徴とするものである。上記のような構成を有す
る請求項3に記載のデータ変換装置及び請求項8に記載
のデータ変換方法によれば、変換評価機能を備えること
により、データの変換結果に不具合がある場合には、ユ
ーザに不具合とその原因を提示することができるので、
変換ルールあるいは類推に基づくデータの自動変換によ
る間違いと、その間違いによるデバッグの負荷を軽減す
ることが可能となる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
データ変換装置において、前記類推手段が、前記照合デ
ータを記憶する照合データ記憶部と、類推によってデー
タを変換する類推変換処理部とを備えたことを特徴とす
るものである。また、請求項9に記載の発明は、上記請
求項4に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項7記載のデータ変換方法において、前記類推
処理が、前記照合データを記憶する照合データ記憶ステ
ップと、類推によってデータを変換する類推変換処理ス
テップとを含むことを特徴とするものである。上記のよ
うな構成を有する請求項4に記載のデータ変換装置及び
請求項9に記載のデータ変換方法によれば、類推手段に
照合データを記憶する照合データ記憶部を設けたことに
より、類推処理のたびに照合データを検索する必要がな
くなるので、この照合データに基づく類推変換処理を効
率よく実行することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2記載の
データ変換装置において、前記類推手段に照合データを
与える手段が、変換元データの集合と変換先データの集
合を比較して、変換元データと変換先データであると予
想される組合せを検索する照合データ検索手段であるこ
とを特徴とするものである。また、請求項10に記載の
発明は、上記請求項5に記載の発明を方法の観点から捉
えたものであって、請求項7記載のデータ変換方法にお
いて、前記類推処理に際して照合データを与える処理
が、変換元データの集合と変換先データの集合を比較し
て、変換元データと変換先データであると予想される組
合せを検索する照合データ検索処理であることを特徴と
するものである。上記のような構成を有する請求項5に
記載のデータ変換装置及び請求項10に記載のデータ変
換方法によれば、変換元データの集合と変換先データの
集合を比較して、変換元データと変換先データであると
予想される最適な組合せを検索し、これを照合データと
して類推手段に提供できるので、より精度の高い類推処
理が実行される。
【0019】請求項11に記載の発明は、コンピュータ
によってデータの変換を行うデータ変換プログラムを記
録した記録媒体であって、あるデータを所望の体系のデ
ータに変換するに際し、変換ルールに基いてデータを変
換させ、また、変換元のデータと変換先のデータの組合
せサンプルに基づく類推によってデータを変換させるこ
とを特徴とするものである。
【0020】また、請求項12に記載の発明は、コンピ
ュータによってデータの変換を行うデータ変換プログラ
ムを記録した記録媒体であって、あるデータを所望の体
系のデータに変換するに際し、変換ルールを記憶させ、
前記変換ルールに従ってデータを変換させ、また、類推
によりデータを変換させ、前記類推によりデータを変換
させるに際して、変換元のデータと変換先のデータの組
合せである照合データを付与させることを特徴とするも
のである。
【0021】上記のような構成を有する請求項11及び
請求項12に記載のデータ変換プログラムを記録した記
録媒体によれば、変換ルールに基づくデータ変換処理及
び類推に基づくデータ変換処理を実行させることができ
るデータ変換プログラムを、容易にユーザに提供するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図14を用いて具体的に説明する。
【0023】[1.構成]図1は本発明の一実施形態の
構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態の
データ変換装置には、与えられた文字列を所望の文字列
に変換するための変換ルールを記憶する変換ルール記憶
手段1が設けられている。また、前記変換ルール記憶手
段1には入力手段2が接続され、この入力手段2を用い
てユーザが所望の変換ルールを記述し、その変換ルール
を前記変換ルール記憶手段1に格納することができるよ
うに構成されている。なお、前記変換ルールには、例え
ば図2に示したように、検索パターン、置換する文字及
び転送文字が記述されている。また、図3は、前記入力
手段2を用いて変換ルールを入力するGUIの例を示し
たものである。
【0024】また、本実施形態のデータ変換装置には、
前記変換ルール記憶手段1に記憶された変換ルールの中
から適用する変換ルールを選択し、その変換ルールに付
された優先度に従って、与えられた文字列データの変換
を行う文字列変換処理手段3が設けられている。
【0025】そして、前記変換ルール記憶手段1、入力
手段2及び文字列変換処理手段3によって、予め定めら
れた変換ルールに基づく文字列の変換処理が実行され
る。
【0026】次に、類推により文字列を変換する手段に
ついて説明する。すなわち、本実施形態のデータ変換装
置には、照合データ記憶部4aと類推変換処理部4bを
備えた類推手段4が設けられている。なお、類推手段4
は、すでに変換処理がなされた変換元の文字列と変換先
の文字列の組み合わせを入力し、これに基づいて類推を
行い、与えられた文字列を変換するものである。この類
推手段4には前記入力手段2が接続され、ユーザが変換
元の文字列と変換先の文字列の組み合わせ(照合デー
タ)を入力することができるように構成されている。な
お、図4は、前記入力手段2を用いて照合データを入力
するGUIの例を示したものである。
【0027】また、前記類推手段4には、照合データ検
索手段5を介して、データベース6が接続されている。
この照合データ検索手段5は、データベース6に記憶さ
れた2つのテーブル間で文字列の比較を行い、それらの
類似度を計算し、最も大きい類似度を持つ組み合わせを
照合データ(例題)として、類推手段4に出力するもの
である。
【0028】そして、前記入力手段2を介してユーザが
入力した照合データと、前記照合データ検索手段5を介
して入力された照合データの双方が、照合データ記憶部
4aに記憶され、これらの照合データに基づいて、類推
変換処理部4bにおいて類推変換処理がなされるように
構成されている。これら類推手段4,入力手段2、照合
データ検索手段5及びデータベース6によって、類推に
基づく文字列の変換処理が実行される。
【0029】なお、類推変換処理部4bにおける類推の
アルゴリズムは種々考えられるが、本実施形態では、類
推に上述したMelanie Mitchellらが提案したCopycat
("Analogy-Making as Perception : A Computer Mode
l", Melanie Mitchell )という類推システムのアルゴ
リズムを利用するものとする。
【0030】さらに、本実施形態のデータ変換装置には
変換評価手段7が設けられ、前記文字列変換処理手段3
あるいは類推手段4の類推変換処理部4bによって実行
された変換処理に矛盾がないか、変換後の文字列に重複
するものがないかといった評価を行い、その評価結果を
表示部8に表示するように構成されている。
【0031】[2.作用]以下、本実施形態のデータ変
換装置の作用を、各処理ごとに例を用いて説明する。
【0032】[2−1.変換ルールに基づく文字列変換
処理]まず、文字列変換処理手段3によって実行され
る、変換ルールに基づく文字列変換処理について、図5
に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここで
は、変換ルールとして図2に示すルールが変換ルール記
憶手段1に登録され、この変換ルールの登録および適用
のGUIは図3に示すものとする。また、図6に示すデ
ータベースの客先データの属性値から、“アルファベッ
ト1文字+数字4桁”の制限がある制御コードを作成す
るものとする。
【0033】(ステップ501)まず、文字列変換に適
用する変換ルールを図3に示すGUIで選択し、変換ル
ール記憶手段1から指示された優先度順に変換ルールを
取り出す。図3では、ルール3→ルール1→ルール2の
順で処理を行うように優先順位が指示されている。
【0034】(ステップ502)ステップ501で取り
出した変換ルールの内、未処理のものがあるか否かを調
べ、未処理のものがあれば次のステップ503に進み、
なければ文字列の変換処理を終了する。ここでは、変換
処理が開始されたばかりなので、ルール3が適用される
と仮定する。なお、ルール3は「1番目の文字が数字、
2番目の文字が英字、3番目の文字が“−”の場合、H
$4$5$6$1に変換する」というものである。
【0035】(ステップ503)変換元となる文字列を
取り出す。例えば、図6に示す表から、FC−112
8、BC−1001、AC−0001、63FC−1、
65FC−5、FC−6301、8C−112を取り出
す。
【0036】(ステップ504)ステップ503で取り
出した文字列の内、未処理のものがあるか否かを調べ、
未処理のものがあれば次のステップ505に進み、すべ
ての文字列の処理が済んでいる場合には、ステップ50
2に戻り、次の変換ルールを適用する。図6の例では、
FC−1128、BC−1001、AC−0001、6
3FC−1、65FC−5、FC−6301、8C−1
12のすべての文字列について処理が終わっていれば、
ステップ502に戻る。
【0037】(ステップ505)ステップ503で取り
出した文字列が、変換ルールの検索パターンにマッチす
るか否かを調べる。今、ルール3と上記6つの文字列と
を照合すると、8C−112がマッチするので、ステッ
プ506に進み、ルール3に従って文字列を変換する。
一方、それ以外の文字列はルール3の条件にマッチしな
いので、ステップ508に進み、次の文字列が選択さ
れ、ステップ504〜ステップ508の処理が繰り返さ
れる。
【0038】(ステップ506)変換ルールの転送文字
に従い、文字列を変換する。ルール3と8C−112の
場合、ルール3の転送文字より“H1128”に変換さ
れる。 (ステップ507)変換元の文字列と変換先の文字列、
および適用した変換ルールを記録する。上記の例では変
換元“8C−112”、変換先“H1128”、適用ル
ール“ルール3”という記録が作成される。
【0039】(ステップ508)ステップ505〜ステ
ップ507によって、ある文字列について変換処理が終
了すると、次の文字列が選択され、ステップ504に戻
る。今、ルール3について、すべての文字列の処理が終
了したとすると、ステップ502に戻り、次のルールと
して、優先順位に基づいてルール1が選択され、また、
ステップ503において、文字列としてFC−1128
が選択されたと仮定する。なお、ルール1は「2番目の
文字が“C”、3番目の文字が“−”の場合、$1$4
$5$6$7に変換する」というものである。
【0040】(ステップ505)今、ルール1とFC−
1128とを照合すると、マッチするのでステップ50
6の処理を行う。なお、ルール1と65FC−5であれ
ばマッチしないので、ステップ508の処理を行う。 (ステップ506)変換ルールの転送文字に従い、文字
列を変換する。ルール1とFC−1128の場合、ルー
ル1の転送文字より“F1128”に変換される。 (ステップ507)変換元の文字列と変換先の文字列、
および適用した変換ルールを記録する。上記の例では変
換元“FC−1128”、変換先“F1128”、適用
ルール“ルール1”という記録が作成される。
【0041】このように、変換対象となるすべての文字
列について、適用すべきすべての変換ルールを適用し
て、変換処理がなされる。なお、変換ルールに付された
優先度によって変換結果が異なる場合もある。例えば、
“8C−112”という文字列は、上述したように優先
度がルール3→ルール1→ルール2の順であれば、“H
1128”に変換される。しかし、優先度がルール1→
ルール2→ルール3の順であれば、先にルール1によっ
てパターンマッチが起こり、“8112”となる。
【0042】[2−2.類推に基づく文字列変換処理]
次に、類推手段4によって実行される文字列変換処理に
ついて、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0043】(ステップ701)類推手段4において
は、まず、「1.例題入力」か「2.変換」のいずれか
の処理を選択する。
【0044】(ステップ702)ステップ701におい
て、「1.例題入力」が選択された場合、図4に示した
ようなユーザによって入力された文字列の組み合わせ、
あるいは、次項で説明する照合データ検索手段5によっ
て選ばれた文字列の組み合わせを例題として取り出す。
例えば、FC−1128とF1128の組み合わせ、B
C−1001とB1001の組み合わせ、63FC−1
とF6301の組み合わせを照合データとして取得す
る。
【0045】(ステップ703)ステップ702で取り
出した照合データの内、未処理のものがあるか否かを調
べ、未処理の照合データがある場合には、ステップ70
4に進み、すべての照合データについて処理が終了して
いる場合には、例題の入力処理を終了する。 (ステップ704)所定の類推機構に、未処理の照合デ
ータを例題として与える。ここでは、 Copycatのアルゴ
リズムを応用した類推機構に、未処理の照合データを例
題として与える。 (ステップ705)次の照合データを取得し、この照合
データが未処理であった場合には、所定の類推機構に、
この照合データを例題として与える。このようにして、
すべての照合データを所定の類推機構に例題として与え
ると、例題の入力処理は終了する。
【0046】次に、類推手段4における文字列変換処理
について説明する。
【0047】(ステップ706)上述したように例題の
入力処理が終了し、ステップ701において、「2.変
換」が選択されると、変換元のデータが取得される。例
えば、上記ステップ702に示した文字列の組み合わせ
が、所定の類推機構に例題として与えられている場合
に、AC−2223、12FC−3の文字列が変換元の
文字列として入力されたとする。 (ステップ707)ステップ706で取得された変換元
の文字列データの内、未処理のものがあるか否かを調
べ、未処理の文字列があればステップ708に進み、な
ければ文字列の変換処理を終了する。
【0048】(ステップ708)所定の類推機構に変換
元の文字列データを与えて、ステップ704で与えられ
た例題に基づいて、類推により文字列の変換を行う。こ
こでは Copycatのアルゴリズムを応用した類推機構に、
文字列データAC−2223、12FC−3を与えて変
換する。この場合、AC−2223はA2223に、1
2FC−3はF1203に変換されることが期待でき
る。
【0049】(ステップ709)変換元の文字列データ
と変換先の文字列データ、および推論のために与えられ
た例題を記録する。上記の例では、変換元“AC−22
23”、変換先“A2223”、与えられた例題“FC
−1128→F1128”という記録、変換元“12F
C−3”、変換先“F1203”、与えられた例題“6
3FC−1→F6301”という記録が作成される。 (ステップ710)ある文字列について類推変換処理が
終了すると、次の文字列が選択され、ステップ707に
戻り、変換対象となるすべての文字列について類推に基
づく文字列変換処理がなされる。
【0050】[2−3.照合データ検索処理]次に、照
合データ検索手段5によって実行される照合データの検
索処理について、図8に示すフローチャートを用いて説
明する。なお、ここでは、図6に示した表データの「客
先コード」を比較元データ、図9に示す表データの「制
御コード」を比較先データとする。
【0051】(ステップ801)図6の客先コードの文
字列FC−1128、BC−1001、AC−000
1、63FC−1、65FC−5、FC−6301、8
C−112を比較元データとして取得し、図9の制御コ
ードの文字列A0001、F6301、F1128、F
6505、H1128、B1001を比較先データとし
て取り出す。 (ステップ802)ステップ801で取り出した比較元
データの内、未処理のものがあるか否かを調べ、未処理
の比較元データがある場合にはステップ803に進み、
すべてのデータの処理が終了している場合には、後述す
るステップ807に進む。 (ステップ803)ステップ801で取り出した比較先
データの内、未処理のものがあるか否かを調べ、未処理
の比較先データがある場合にはステップ804に進み、
すべての比較先データの処理が終了している場合には、
ステップ802に戻り、次の比較元データについて処理
がなされる。
【0052】(ステップ804)比較元データと比較先
データの類似度が、改良したDPマッチング(以下、D
Pマッチング+αという)により計算される。なお、こ
のDPマッチング+αについては、後述する。このDP
マッチングに基づいて求められた比較元データと比較先
データの類似度は、図10に示したようになる。このう
ち、FC−1128とF1128の類似度は“1”であ
り、また、FC−1128とH1128の類似度も同様
に“1”である。従って、DPマッチングのみでは、い
ずれの類似度がより高いかが不明であるので、両者の
「文字数の差」及び「不一致文字数」を勘案して、類似
度を求める。すなわち、FC−1128とF1128に
おいては、「文字数の差」は“2”、「不一致文字数」
は“C−”の2つである。これに対し、FC−1128
とH1128においては、「文字数の差」は“2”、
「不一致文字数」は“FC−”の3つである。その結
果、FC−1128とF1128の類似度の方が、より
高いと判断される。
【0053】(ステップ805)ステップ804で類似
度を計算した比較元データと比較先データの組み合わせ
と、得られた類似度とを記録する。例えば、図10に示
すような記録が作成される。 (ステップ806)次に、別の比較先データを取り出
し、ステップ803に戻る。そして、その比較先データ
が未処理であるか否かが判断され、未処理の場合には、
ステップ804〜ステップ806の処理が繰り返され
る。また、この類似度の計算が、すべての比較元データ
と比較先データの組み合わせについてなされ、類似度の
記録が作成されると、ステップ807に進み、どの組み
合わせがもっとも類似度が高いかが検索される。
【0054】(ステップ807)まず、ステップ805
で記録された類似度データの中から、一つの比較元デー
タが選択される。 (ステップ808)続いて、この比較元データが未処理
か否かが判断され、未処理であった場合には、ステップ
809に進み、一方、すべての比較元データについて処
理が終了している場合には、照合データ検索処理を終了
する。
【0055】(ステップ809)ある比較元データにつ
いて、ステップ804で求められた類似度が予め設定し
た値以上であるか否かを調べ、設定値以上ならばステッ
プ810に進み、一方、設定値以下ならば、適切な照合
データが得られないので、照合データ検索処理を終了す
る。 (ステップ810)ステップ805で得られた記録を参
照し、最も類似度が高い組み合わせを検索する。図10
の例では、FC−1128とF1128の類似度が最大
値である。
【0056】(ステップ811)ステップ810で検索
した最大の類似度を持つ組み合わせを、照合データとし
て前記類推手段に出力する。図10の例では、FC−1
128とF1128の組み合わせを照合データとして出
力する。 (ステップ812)ある比較元データについて最大類似
度の検索処理が終了すると、次の比較元データが選択さ
れ、ステップ808に戻る。そして、すべての比較元デ
ータについて最大類似度が検索され、最適な照合データ
が類推手段に出力される(図7のステップ702参
照)。
【0057】ここで、DPマッチングについて説明す
る。このDPマッチングは、文字列全体にわたってでき
るだけもっともらしいマッチングが行われるように考え
られた方法であって、タイナミックプログラミングの考
え方を用いる方法である。いま、文字列s…s
とt…tとの照合を行うと仮定する。そして、
文字sとtとの近さ(距離)という概念を導入し
て、これをd(s,t)とし、また、部分文字列s
…sとt…tとがもっとも良くマッチ
したというときのずれの量f(i,j)を導入し、これ
を次のような漸化式によって計算するものである。すな
わち、ずれの量f(i,j)が小さいほど、類似度は高
いということができる。
【0058】
【数1】 [2−4.変換評価処理]次に、変換評価手段7によっ
て実行される、上記変換処理に対する評価処理につい
て、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0059】(ステップ1101)類推手段4あるいは
文字列変換処理手段3に記録された変換の記録を取得す
る。例えば、図12のような記録を取得する。なお、図
12に示した記録においては、例えば、変換元“63F
C−1”は、変換ルール2に基づいて“F6301”に
変換されたことを表し、また、変換元“AC−222
3”は、例題“FC−1128→F1128”に基づい
て“A2223”に変換されたことを表している。
【0060】(ステップ1102)続いて、変換後の文
字列を使用するアプリケーションの文字列制限データベ
ースより、変換後の文字列に対する制限を取得する。例
えば、変換後の文字列は“アルファベット1 文字+数字
4 桁”でなければならないとする。 (ステップ1103)ステップ1101で取り出した変
換記録の内、未処理のものがあるか否かを調べ、未処理
のものがあればステップ1104へ進み、一方、すべて
の変換記録について処理が終了している場合には、変換
評価処理を終了する。
【0061】(ステップ1104)変換先データがステ
ップ1102で取り出した制限を満たしているかどうか
調べ、満たしてない場合にはステップ1106に進み、
エラー表示を行う。一方、制限を満たしている場合に
は、ステップ1105に進む。 (ステップ1105)変換元データが異なるにも関わら
ず、変換先データが同じであるか否かが判断され、変換
先データが同じ場合(すなわち、重複している場合)に
は、ステップ1106に進み、エラー表示を行う。一
方、変換先データが重複していない場合には、ステップ
1107に進む。
【0062】(ステップ1106)変換先データが制限
に違反している場合や、重複している場合には、そのエ
ラー内容及びエラーの状況等をユーザに表示する。例え
ば、図13に示したように、変換元データは異なるのに
(63FC−1、FC−6301)、変換先データが同
一(共に、F6301)となった場合には、重複エラー
として表示される。また、図14に示したように、変換
後の文字列は“アルファベット1 文字+数字4 桁”でな
ければならないのに、変換先データが“AB10”とな
り、与えられた制限に違反している場合には、制限エラ
ーとして表示される。 (ステップ1107)ある変換記録について評価処理が
終了すると、次の変換記録が選択され、ステップ110
3に戻る。そして、すべての変換記録について評価がな
されると、変換評価処理は終了する。
【0063】[3.効果]このように本実施形態におい
ては、膨大な文字列データを、所定の変換ルールを用い
て希望する文字列体系に変換することができる。さら
に、すでに格納されたデータの集合上の文字列を例題と
して類推を行い、この類推に基づいて文字列の変換処理
を可能とすることにより、ユーザが全ての変換ルールを
構築しなくても文字列の変換が可能になる。また、本実
施形態においては、変換評価機能を備えることにより、
変換結果に不具合がある場合には、ユーザに不具合とそ
の原因を提示することができるので、変換ルールあるい
は類推に基づく文字列の自動変換による間違いと、その
間違いによるデバッグの負荷を軽減することが可能とな
る。
【0064】[4.他の実施形態]なお、本発明は上述
した実施形態に限定されるものではなく、文字列データ
の変換に限らず、他のデータ変換処理に適用できること
は言うまでもない。
【0065】また、類推変換処理部における類推のアル
ゴリズムとしては、Melanie Mitchellらが提案したCopy
cat の他に、Holyoak and Thagard らが提案したACME、
Gentner らが提案した SME、 Erman and V.Lesser らが
提案したHearsay-IIなどの手法を適用することができ
る。また、類似度の判断もDPマッチングに限られない
ことは言うまでもない。さらに、本発明に係るデータ変
換方法における処理は、コンピュータプログラムがコン
ピュータを制御することによって実現され、このプログ
ラムは記録媒体に記録されて提供される。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、変
換ルールに基づくデータ変換処理と類推に基づくデータ
変換処理とを併用することにより、変換ルールの登録の
負荷を大幅に削減することを可能としたデータ変換装
置、データ変換方法及びデータ変換プログラムを記録し
た媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図
【図2】変換ルールの一例を示す図
【図3】変換ルールの登録画面の一例を示す図
【図4】照合データの登録画面の一例を示す図
【図5】変換ルールに基づく文字列変換処理の流れを示
すフローチャート
【図6】変換対象のデータベースの一例を示す図
【図7】類推に基づく文字列変換処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図8】照合データ検索処理の流れを示すフローチャー
【図9】照合データベースの一例を示す図
【図10】類似度記録の一例を示す図
【図11】変換評価処理の流れを示すフローチャート
【図12】文字列変換の記録の一例を示す図
【図13】重複エラー表示の一例を示す図
【図14】制限エラー表示の一例を示す図
【符号の説明】
1…変換ルール記憶手段 2…入力手段 3…文字列変換処理手段 4…類推手段 4a…照合データ記憶部 4b…類推変換処理部 5…照合データ検索手段 6…データベース 7…変換評価手段 8…表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 誠 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 土方 理恵子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換装置において、 変換ルールに基いて第1のデータを第2のデータに変換
    する手段と、特定の複数のデータ間の組合せに基づいて
    第1のデータを第2のデータに変換する手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換装置において、 変換ルールを記憶する記憶手段と、 前記変換ルール記憶手段に変換ルールを登録する手段
    と、 前記変換ルールに従って第1のデータを第2のデータに
    変換するデータ変換処理手段と、 類推により第1のデータを第2のデータに変換する類推
    手段と、 前記類推手段に、特定の複数のデータ間の組合せである
    照合データを与える手段と、 を備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  3. 【請求項3】 変換されたデータの適否を評価する評価
    手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 前記類推手段が、前記照合データを記憶
    する照合データ記憶部と、類推によってデータを変換す
    る類推変換処理部とを備えたことを特徴とする請求項2
    記載のデータ変換装置。
  5. 【請求項5】 前記類推手段に照合データを与える手段
    が、変換元データの集合と変換先データの集合を比較し
    て、変換元データと変換先データであると予想される組
    合せを検索する照合データ検索手段であることを特徴と
    する請求項2記載のデータ変換装置。
  6. 【請求項6】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換方法において、 変換ルールに基いて第1のデータを第2のデータに変換
    するステップと、特定の複数のデータ間の組合せに基づ
    いて第1のデータを第2のデータに変換するステップと
    を含むことを特徴とするデータ変換方法。
  7. 【請求項7】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換方法において、 変換ルールを記憶する記憶処理と、 前記変換ルールを登録する処理と、 前記変換ルールに従って第1のデータを第2のデータに
    変換する処理と、 類推により第1のデータを第2のデータに変換する類推
    処理と、 前記類推処理に際して、特定の複数のデータ間の組合せ
    である照合データを与える処理と、 を含むことを特徴とするデータ変換方法。
  8. 【請求項8】 変換されたデータの適否を評価する評価
    処理を含むことを特徴とする請求項6又は請求項7記載
    のデータ変換方法。
  9. 【請求項9】 前記類推処理が、前記照合データを記憶
    する照合データ記憶ステップと、類推によってデータを
    変換する類推変換処理ステップとを含むことを特徴とす
    る請求項7記載のデータ変換方法。
  10. 【請求項10】 前記類推処理に際して照合データを与
    える処理が、変換元データの集合と変換先データの集合
    を比較して、変換元データと変換先データであると予想
    される組合せを検索する照合データ検索処理であること
    を特徴とする請求項7記載のデータ変換方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータによってデータの変換を
    行うデータ変換プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 第1のデータを第2のデータに変換させるに際し、変換
    ルールに基いて第1のデータを第2のデータに変換さ
    せ、また、特定の複数のデータ間の組合せに基づいて第
    1のデータを第2のデータに変換させることを特徴とす
    るデータ変換プログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータによってデータの変換を
    行うデータ変換プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 第1のデータを第2のデータに変換させるに際し、変換
    ルールを記憶させ、前記変換ルールに従って第1のデー
    タを第2のデータに変換させ、 類推により第1のデータを第2のデータに変換させ、 前記類推によりデータを変換させるに際して、特定の複
    数のデータ間の組合せである照合データを付与させるこ
    とを特徴とするデータ変換プログラムを記録した記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11615111B2 (en) 2020-08-18 2023-03-28 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium for storing data processing program, data processing method, and data processing apparatus

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