JPH1153597A - 紙幣一括払出装置 - Google Patents

紙幣一括払出装置

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JPH1153597A
JPH1153597A JP9220915A JP22091597A JPH1153597A JP H1153597 A JPH1153597 A JP H1153597A JP 9220915 A JP9220915 A JP 9220915A JP 22091597 A JP22091597 A JP 22091597A JP H1153597 A JPH1153597 A JP H1153597A
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guide plate
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Takashi Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構造で、ガイド板を待機位置に確実に
停止させることにより、紙幣を詰まりなどが生じること
なく円滑に蓄積することができる紙幣一括払出装置を提
供する。 【解決手段】 モータ84と、偏心したクランクピン8
8を有する回転体87と、モータ84と回転体88の間
に設けられ、モータ84の正転時に回転体87を回転駆
動するとともに、回転体87の逆方向の回転をロックす
るワンウェイ駆動機構85と、回転体87のクランクピ
ン88が係合する横長のカム溝83を有し、回転体87
の回転により駆動され、複数の紙幣Aを受け入れて蓄積
するための下側の待機位置と、蓄積した複数の紙幣Aを
一括して払い出すための上側の払出位置との間で昇降可
能なガイド板44と、を備え、このガイド板44のカム
溝83は、クランクピン88が上死点を越えて回転する
ときの進角側に、段部83bを介して上方に延びる逃げ
部83cを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるリサイク
ルビルバリデータなどに搭載され、複数の紙幣を一括し
て払い出す紙幣一括払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣一括払出装置として、例えば
図6および図7に示すものが知られている。この紙幣一
括払出装置101は、一括保留部102と、その上下に
それぞれ配置された払出搬送ベルト103およびガイド
板104とを備えている。一括保留部102は、入口側
(図の右側)が図示しない払出搬送路に連なり、出口側
(図の左側)が図示しない紙幣払出口に連なっている。
ガイド板104は、左右一対から成り(手前側の1つの
み図示)、図示しない案内機構により、昇降運動のみ行
うように構成されている。
【0003】ガイド板104には、水平な長円状のカム
溝104aが形成されており、このカム溝104aに、
プーリギヤ105のクランクピン105aが係合してい
る。このプーリギヤ105は、中間ギヤ106およびワ
ンウェイ駆動機構107などを介して、モータ108と
接続されていて、モータ108の正転時に図の矢印B方
向に回転駆動され、ガイド板104を昇降させる一方、
逆方向の回転は、ワンウェイ駆動機構107によりロッ
クされるようになっている。また、ガイド板104の昇
降位置は、上限センサ109および下限センサ110に
よって常時監視されており、これらのセンサ109、1
10の出力に応じてモータ108の作動・停止が制御さ
れることにより、ガイド板104が、図6に示す待機位
置と、図7に示す払出位置との間で、昇降される。
【0004】払出搬送ベルト103も左右一対で構成さ
れ(手前側の1つのみ図示)、それらの各々は、駆動プ
ーリ111aおよび従動プーリ111bと、それらの間
に卷回された無端ベルト112で構成されている。各無
端ベルト112の表面には、互いに対向する位置に2本
のリブ113、113が、外方に突出して設けられ、ガ
イド板104、104の間から、その下側に臨めるよう
になっている。
【0005】この紙幣一括払出装置101によれば、図
6に示す待機状態では、プーリギヤ105のクランクピ
ン105aが下死点に位置することにより、ガイド板1
04が待機位置に下降していて、紙幣Aは、払出搬送路
から1枚ずつ一括保留部102に送り込まれ、ガイド板
104上に積み重ねられる。所定枚数の紙幣Aが蓄積さ
れた後、モータ108が所定角度、正転することによ
り、ワンウェイ駆動機構107および中間ギヤ106な
どを介して、プーリギヤ105が図6から上死点の若干
手前の図7の角度位置まで、時計方向に回転する。これ
に伴い、ガイド板104は、図7に示す払出位置まで上
昇し、無端ベルト112との間に紙幣Aを挟み込む。こ
の状態では、ガイド板104が自重により下がろうとす
るが、プーリギヤ105の反転がワンウェイ駆動機構1
07で阻止されるため、ガイド板104は払出位置に保
持される。
【0006】次いで、無端ベルト112が図7の矢印C
の方向に半回転することにより、リブ113で紙幣Aの
後端を押しながら、紙幣Aを、矢印Dの方向に一括して
移動させ、紙幣払出口から払い出す。その後、モータ1
08が所定角度、正転することにより、プーリギヤ10
5が、上死点を越えて、図6の角度位置まで時計方向に
回転し、ガイド板104は待機位置まで下降して、待機
状態に復帰する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような紙幣一括払
出装置101では、紙幣Aを詰まりなどが生じることな
く円滑に蓄積するためには、待機状態において、ガイド
板104を待機位置付近に確実に保持して、ガイド板1
04と無端ベルト112の間に所要の間隔を確保するこ
とが必要である。しかし、上記の紙幣一括払出装置10
1では、プーリギヤ105が上死点から下死点に戻る際
に、ガイド板104が自重によって駆動側よりも早く落
下することにより、下死点で大きくバウンドしてしま
う。そして、このバウンドが下死点を過ぎた側に生じる
と、ワンウェイ駆動機構107の作用により、プーリギ
ヤ105が下死点に戻れなくなり、ガイド板104は、
待機位置よりもかなり高い位置で待機した状態になるた
め、無端ベルト112との間に所要の間隔を確保できな
くなってしまう。
【0008】この問題を解消するために、ガイド板10
4やプーリギヤ105を下死点付近で制動するばねを設
けることにより、ガイド板104のバウンドを防止する
ようにしたものも知られている。しかし、このバウンド
時の機械的負荷は装置ごとに異なり、ばねの特性も製造
時のばらつきや経年的劣化によって変化するため、その
調整が難しいとともに、ガイド板104を待機位置付近
に安定して停止させることは困難である。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、単純な構造で、ガイド板を待機
位置に確実に停止させることにより、紙幣を詰まりなど
が生じることなく円滑に蓄積することができる紙幣一括
払出装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の紙幣一括払出装置は、モータと、偏心した
クランクピンを有する回転体と、モータと回転体の間に
設けられ、モータの正転時に回転体を回転駆動するとと
もに、回転体の逆方向の回転をロックするワンウェイ駆
動機構と、回転体のクランクピンが係合する横長のカム
溝を有し、回転体の回転により駆動され、複数の紙幣を
受け入れて蓄積するための下側の待機位置と、蓄積した
複数の紙幣を一括して払い出すための上側の払出位置と
の間で昇降可能なガイド板と、を備え、このガイド板の
カム溝は、クランクピンが上死点を越えて回転するとき
の進角側に、段部を介して上方に延びる逃げ部を有する
ことを特徴としている。
【0011】この紙幣一括払出装置によれば、待機状態
では、回転体のクランクピンが下死点に位置することに
より、ガイド板が下側の待機位置に位置しており、紙幣
は、1枚ずつガイド板上に積み重ねられる。所定枚数の
紙幣が蓄積された後、モータが所定角度、正転すること
により、ワンウェイ駆動機構を介して、回転体が所定角
度、回転する。これに伴い、回転体のクランクピンにカ
ム溝を介して係合しているガイド板は、上側の払出位置
まで上昇する。この状態では、ガイド板が自重により下
がろうとするが、回転体の反転がワンウェイ駆動機構で
阻止されるため、ガイド板は払出位置に保持される。
【0012】紙幣の一括払出を終了した後、モータが再
び正転することにより、回転体が前記と同じ方向に回転
し、クランクピンの上死点を越えて下死点に向かう。こ
の回転体の回転の途中、クランクピンが、上死点を越え
たときに、カム溝の逃げ部に入り込むことにより、逃げ
部の段部の分、ガイド板が自重で下がる。回転体の回転
がさらに進むと、ガイド板の下降速度が回転体の回転速
度を上回るようになることによって、逆にガイド板が回
転体を駆動する状態になる。そして、クランクピンが、
下死点の手前でカム溝の中心側に向かうときに、カム溝
の段部に当接することによって、回転体が制動される。
その結果、回転体は、下死点を大きく行き過ぎることが
なくなり、下死点の付近で停止する。したがって、ガイ
ド板を、待機位置付近に確実に停止させることができ
る。
【0013】この場合、ガイド板のカム溝は、逃げ部に
対向する下側の部位に、カム溝の中心に向かって下り傾
斜の傾斜ガイド面をさらに有することが好ましい。
【0014】この構成によれば、回転体のクランクピン
は、下死点の手前でカム溝の段部で制動されるととも
に、逃げ部に対向する下り傾斜の傾斜ガイド面によっ
て、カム溝の中心側に案内される。したがって、回転体
を、がたつきなどを生じることなく、下死点付近に円滑
に案内することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係る紙幣一括払出装置を、いわゆるリ
サイクルビルバリデータに適用した場合について説明す
る。なお、以降の説明では、発明の理解を容易にするた
め、リサイクルビルバリデータの全体構成をまず説明
し、その後、本発明に係る紙幣一括払出装置を詳細に説
明するものとする。
【0016】このリサイクルビルバリデータは、千円
札、五千円札および一万円札を受け入れる機能を有する
とともに、千円札を払い出す機能を有し、例えばパチン
コ店の両替機や両替・玉貸機に搭載されるものである。
図5に示すように、このリサイクルビルバリデータ1の
キャビネット2内には、上側から順に、高額紙幣収納部
3、紙幣識別部4、紙幣払出部5および低額紙幣収納部
6が設けられている。
【0017】紙幣識別部4の前部には、紙幣Aを受け入
れる紙幣投入口8が、紙幣払出部5の前部には、紙幣A
を払い出す紙幣払出口9が、それぞれ形成されている。
これらの紙幣投入口8および紙幣払出口9は一体に形成
され、キャビネット2から前方に突出している。
【0018】高額紙幣収納部3、紙幣識別部4、紙幣払
出部5および低額紙幣収納部6を結ぶ紙幣搬送路は、紙
幣投入口8から紙幣Aを受入れ搬送する受入搬送路10
と、受入搬送路10の下流端から分岐して高額紙幣収納
部3に連なる高額紙幣搬送路11および低額紙幣収納部
6に連なる低額紙幣搬送路12と、低額紙幣搬送路12
から分岐して紙幣払出部5に連なる払出搬送路13とで
構成されている。
【0019】高額紙幣搬送路11と低額紙幣搬送路12
との分岐部には第1ゲート14が設けられ、低額紙幣搬
送路12と払出搬送路13との分岐部には第2ゲート1
5が設けられている。これら第1ゲート14および第2
ゲート15は、図6に示す千円札を受け入れる状態を待
機状態として、五千円札または一万円札を受け入れた場
合には、第1ゲート14が同図の2点鎖線位置に回動し
て、受け入れた紙幣Aを受入搬送路10から高額紙幣搬
送路11に導く。また、千円札を払い出す場合には、第
2ゲート15が2点鎖線位置に回動して、低額紙幣収納
部6から搬送されてきた紙幣Aを、低額紙幣搬送路12
から払出搬送路13に導く。
【0020】高額紙幣収納部3は、高額紙幣搬送路11
の下流端に連なる待機通路21と、待機通路21を挟む
ように設けた紙幣送り込み装置22と、紙幣送り込み装
置22を挟むように設けた上側の五千円金庫23および
下側の一万円金庫24とを備えている。紙幣送り込み装
置22は高額紙幣スタック板25を有し、この高額紙幣
スタック板25により、高額紙幣搬送路11から待機通
路21に送り込まれた紙幣Aを、それが五千円札であれ
ば五千円金庫23内に、一万円であれば一万円金庫24
内にそれぞれ送り込む。
【0021】なお、図中の符号26は、紙幣送り込み装
置22を作動させる高額紙幣スタックモータであり、符
号27は、高額紙幣収納部3の高額紙幣搬送路11に臨
むローラ11aなどの搬送装置、および紙幣識別部4の
搬送装置(図示せず)を作動させる上部搬送モータであ
る。また、図中の符号28は、待機通路21への紙幣A
の送込み完了を検出する第1通過センサである。さら
に、符号29および30は、高額紙幣スタック板25が
上限位置および下限位置にあるか否かをそれぞれ検出す
る第1位置センサおよび第2位置センサである。また、
符号31は、五千円金庫23および一万円金庫24の前
面に位置する上ドアに設けた第1スイッチであり、この
第1スイッチ31により上ドアの開放が検出されたとき
に、リサイクルビルバリデータ1の作動を停止させるよ
うになっている。そして、図示していないが、五千円金
庫23および一万円金庫24には、紙幣Aが満杯か否か
を検出する第3位置センサおよび第4位置センサが、そ
れぞれ設けられている。
【0022】紙幣識別部4は、外部から紙幣Aを受け入
れる紙幣投入口8と、紙幣投入口8から受け入れた紙幣
Aの真偽、正損および金種を識別する識別機構(図示省
略)と、受け入れた紙幣Aを受入搬送路10の待機位置
まで搬送した後、識別機構の識別結果を待って、先方へ
の搬送または返却のための逆搬送を行う搬送機構(図示
省略)とを備えている。なお、図中の符号35は、紙幣
投入口8からの紙幣Aの受入れ完了を検出する第2通過
センサである。また、両図では省略されているが、第2
通過センサ35の上流側には、受入搬送路10に臨み、
受け入れた紙幣Aの引き抜きを防止する機構が組み込ま
れている。
【0023】紙幣払出部5は、両替用などの紙幣Aを、
内部で所定枚数、揃え、これを一括して払い出す、本発
明に係る一括払出装置16と、紙幣Aを揃える際、紙幣
Aが重なって送られたときに、これを払い出すことなく
保留するリジェクト装置17とを有している。これらの
構成については、詳細に後述するものとする。
【0024】低額紙幣収納部6は、紙幣識別部4から搬
送されてきた千円札を収納するとともに、収納した千円
札を紙幣払出部5の一括払出装置16に送り出す機能を
有している。このため、低額紙幣収納部6は、千円金庫
61と、低額紙幣搬送路12から送り込まれた紙幣Aを
千円金庫61内に送り込む送込みスタック板(図示省
略)と、千円金庫61内の紙幣を押さえる低額紙幣スタ
ック板62と、千円金庫61から紙幣Aを紙幣払出部5
に送り出す低額紙幣搬送ベルト63とを備えている。
【0025】低額紙幣搬送路12から送り込まれた紙幣
Aは、低額紙幣搬送ベルト63と低額紙幣スタック板6
2との間に導かれ、低額紙幣搬送ベルト63の走行によ
り収納待機位置まで搬送される。ここで、送込みスタッ
ク板が下降し、紙幣Aを、低額紙幣スタック板62をす
り抜けさせて千円金庫61に送り込む。一方、紙幣Aを
送り出す場合には、低額紙幣スタック板62が低額紙幣
搬送ベルト63に隠れる位置まで上昇し、低額紙幣搬送
ベルト63が、紙幣Aを最上位のものから1枚ずつ低額
紙幣搬送路12に送り出す。千円金庫61の出入口の近
傍には分離ローラ61aが設けられており、この分離ロ
ーラ61aで最上位の紙幣Aを低額紙幣搬送ベルト63
から受け渡して送るとともに、次の紙幣Aを低額紙幣搬
送ベルト63に並べて設けた分離爪64で押さえること
によって、紙幣Aを1枚ずつ低額紙幣搬送路12に確実
に送り出す。
【0026】図中の符号66は、低額紙幣搬送ベルト6
3および後述する払出搬送ベルト43を作動させる下部
搬送モータであり、符号67は、低額紙幣スタック板6
2および送込みスタック板を昇降させる低額紙幣スタッ
クモータである。また、符号68は、紙幣Aの千円金庫
61への送込み完了および送出し完了を検出して、低額
紙幣搬送ベルト63を起動・停止させる第5通過センサ
である。さらに、符号69および符号70は、低額紙幣
スタック板62が上限位置および下限位置にあるか否か
を検出する第10位置センサおよび第11位置センサで
あり、符号71は、下部搬送モータ66の回転角度を検
出する第12位置センサである。さらに、図中の符号7
2および73は、千円金庫61の満杯およびエンプティ
をそれぞれ検出する第13位置センサおよび第14位置
センサである。また、符号74は、千円金庫61の前面
に位置する下ドア2dに設けた第3スイッチであり、こ
の第3スイッチ74が下ドアの開放を検出したときに、
リサイクルビルバリデータ1の作動を停止させるように
なっている。
【0027】次に、図1〜図4を参照しながら、本発明
に係る一括払出装置16を詳細に説明する。これらの図
に示すように、一括払出装置16は、払出搬送路13の
下流側に配置され、下側の待機位置と上側の払出位置と
の間で昇降自在に設けられたガイド板44と、ガイド板
44の上方に配置された払出搬送ベルト43と、払出搬
送ベルト43の先方に位置する前記紙幣払出口9と、ガ
イド板44を昇降させるための駆動機構46とを備えて
いる。ガイド板44は、払出搬送ベルト43との間に一
括保留部41を画成し、待機位置にあるときに、一括保
留部41に紙幣Aを順次、積み重ねて保留するととも
に、その後、払出位置まで駆動され、積み重ねた紙幣A
を払出搬送ベルト43に押し付けて、その払出しを案内
する。
【0028】ガイド板44は、互いに間隔を存する左右
一対のもので構成されており(手前側のもののみ図
示)、各々が、図示しない案内機構によって、昇降運動
のみ行うように構成されている。各ガイド板44は、一
括保留部41に臨み、紙幣Aを支持するガイド板本体8
1と、ガイド板本体81から下方に延びる支持板部82
とで構成されている。各ガイド板44の支持板部82に
は、横長のカム溝83が形成されている。図2に示すよ
うに、カム溝83は、左端から中心よりも若干右側まで
の部分が水平部83aになっており、この水平部83a
の右側には、段部83bを介して上方に延びる逃げ部8
3cが形成され、さらに、逃げ部83cに対向する下側
の部位には、カム溝83の中心に向かって下り傾斜の傾
斜ガイド面83dが形成されている。
【0029】駆動機構46は、払出スタックモータ84
(モータ)と、この払出スタックモータ84に複数のギ
ヤ(図示せず)を介して連結されたワンウェイ駆動機構
85と、ワンウェイ駆動機構85に中間ギヤ86を介し
て連結されたプーリギヤ87(回転体)とを備えてい
る。ワンウェイ駆動機構85は、図示しないベアリング
クラッチなどを備え、払出スタックモータ84の正転時
には、その回転をプーリギヤ87に伝達して、これを図
の矢印Bの方向に回転駆動する一方、プーリギヤ87の
逆方向の回転をロックするように構成されている。ま
た、プーリギヤ87は、左右一対で構成され(手前側の
もののみ図示)、左右のものが、図示しない同期機構を
介して、互いに同期して回転駆動されるようになってい
る。
【0030】各プーリギヤ87には、クランクピン88
が偏心して設けられており、このクランクピン88が、
ガイド板44の前記カム溝83に係合している。以上の
構成により、払出スタックモータ84の正転時に、ワン
ウェイ駆動機構85および中間ギヤ86などを介して、
プーリギヤ87、87が回転駆動され、これらのプーリ
ギヤ87、87の回転に伴い、両ガイド板44、44が
互いに同期して、待機位置と払出位置の間で昇降駆動さ
れる。なお、ガイド板44にはL形金具44aが取り付
けられていて、このL形金具44aと、所定の高さにそ
れぞれ設けられた光センサから成る第6位置センサ50
および第7位置センサ51とによって、ガイド板44が
払出位置および待機位置にあるか否かをそれぞれ検出す
るようになっている。
【0031】一方、払出搬送ベルト43も、ガイド板4
4と同様に左右一対で構成され(手前側のもののみ図
示)、互いの間に所定の間隔を存して、配置されてい
る。各払出搬送ベルト43は、無端ベルト89と、無端
ベルト89を掛け渡した後ろ側の駆動プーリ90aおよ
び前側の従動プーリ90bとを備えている。無端ベルト
89は、各駆動プーリ90aが、前述した下部搬送モー
タ66の回転により、図示しない動力伝達機構を介し
て、駆動され、走行する。
【0032】また、各無端ベルト89は、硬質ゴムなど
で構成されており、その表面には、2個のリブ91、9
1が一体に突出して設けられている。リブ91、91
は、無端ベルト89が半周走行したときに、一方のリブ
91の元の位置に他方のリブ91が位置するように、無
端ベルト89に半周ピッチで配置されている。また、各
リブ91は、両ガイド板44、44の間の位置に配置さ
れており、ガイド板44の下側に臨んで紙幣Aの後端に
当たるような十分な突出長さを有している。
【0033】図5に示すように、リジェクト装置17
は、上記ガイド板44と、ガイド板44の下側に配置さ
れたリジェクト保留部42と、昇降自在のリジェクトス
タック板45とを備えている。リジェクト装置17は、
一括保留部41に紙幣Aが重なって送られた場合、ガイ
ド板44が上昇した後、リジェクトスタック板45が下
降することによって、紙幣Aを、ガイド板44、44間
をすり抜けさせて、一括保留部41からリジェクト保留
部42に送り込み、保留させる。なお、リジェクトスタ
ック板45は、図示しないワンウェイ駆動機構を介し
て、ガイド板44を駆動する払出スタックモータ84と
連結されており、払出スタックモータ84の逆回転時に
のみ、駆動される。
【0034】なお、図5中の符号47は、紙幣Aの一括
保留部41への送込み完了(兼枚数のカウント)を検出
する第3通過センサ、符号48は、紙幣Aの一括払出し
の完了を検出する第4通過センサである。さらに、符号
49は、払出搬送ベルト43の走行停止位置を検出する
第5位置センサ、符号52および符号53は、リジェク
トスタック板45が上限位置および下限位置にあるか否
かを検出する第8位置センサおよび第9位置センサであ
る。また、符号54は、リジェクト保留部42内に紙幣
Aが保留されているか否かを検出する第2スイッチであ
る。
【0035】次に、図1〜図4を参照しながら、上記構
成の一括払出装置16の動作を説明する。図1および図
2に示す待機状態では、各プーリギヤ87のクランクピ
ン88が下死点付近に位置しており(両図の実線位
置)、それにより、ガイド板44は待機位置に位置して
いる。この待機状態で、紙幣Aは、払出搬送路13から
1枚ずつ一括保留部41に送り込まれ、積み重ねられ
る。
【0036】所定枚数の紙幣Aが蓄積された後、払出ス
タックモータ84が正転駆動される。これに伴い、ワン
ウェイ駆動機構85および中間ギヤ86などを介して、
プーリギヤ87が図の矢印Bの方向に回転することによ
り、プーリギヤ87のクランクピン88にカム溝83を
介して係合しているガイド板44が、上昇し、図3に示
すように、払出搬送ベルト43との間に紙幣Aを挟み込
む。このときのガイド板44の高さは、第6位置センサ
50によって監視され、ガイド板44が図3に示す払出
位置まで上昇したときに、払出スタックモータ84が停
止される。この払出位置は、図3および図4に示すよう
に、プーリギヤ87のクランクピン88の上死点の若干
下側の位置に相当する。したがって、この状態では、ガ
イド板44が自重により下がろうとするが、プーリギヤ
87の反転がワンウェイ駆動機構85によって阻止され
るため、ガイド板44は払出位置に保持される。
【0037】次いで、下部搬送モータ66が回転するこ
とにより、無端ベルト89が図3の矢印Cの方向に走行
する。この無端ベルト89の走行により、後側のリブ9
1が駆動プーリ90aの下側に回り込んで、紙幣Aの後
端に当たり、紙幣Aを前方に押し出す(図3の矢印
D)。そして、無端ベルト89の走行が進むにつれて、
紙幣Aは、紙幣払出口9から外部に押し出され、一括し
て払い出される。
【0038】紙幣Aの一括払出しを終了した後、払出ス
タックモータ84が再び正転することにより、プーリギ
ヤ87が前記と同じ方向に回転し、クランクピン88の
上死点を越えて下死点側に向かう。このプーリギヤ87
の回転の途中、クランクピン88が上死点を越えたとき
にカム溝83の逃げ部83cに入り込むことにより、逃
げ部83cの段部83bの分、ガイド板44が自重で下
がる。プーリギヤ87の回転がさらに進むと、ガイド板
44の下降速度がプーリギヤ87の回転速度を上回るよ
うになることによって、逆にガイド板44がプーリギヤ
87を駆動する状態になる。
【0039】そして、クランクピン88が下死点の手前
側の所定位置(図1および図2の2点鎖線位置)に達し
たときに、払出スタックモータ84の作動が停止され
る。ガイド板44およびプーリギヤ87は、その後も慣
性で下降し、クランクピン88が、カム溝83の中心側
に向かうときにその段部83bに当接することによっ
て、プーリギヤ87が制動される。その結果、プーリギ
ヤ87を、下死点を大きく行き過ぎることなく、その付
近に確実に停止させることができ、したがって、ガイド
板44を、待機位置付近に確実に停止させることができ
る。また、この場合、クランクピン88がカム溝83の
傾斜ガイド面83dに沿って案内されるので、プーリギ
ヤ87を、がたつきなどを生じることなく、より円滑に
案内することができる。
【0040】以上のように、本実施形態の一括払出装置
16によれば、下死点に近づいたプーリギヤ87を、ガ
イド板44のカム溝83の段部83bによって、制動す
ることにより、プーリギヤ87を下死点付近に停止させ
て、ガイド板44を待機位置付近に確実に停止させるこ
とができ、したがって、紙幣を詰まりなどが生じること
なく円滑に蓄積することができる。また、一括払出装置
16は、従来と比較して、カム溝83の形状を変更した
だけの非常に単純な構造であるとともに、ばねなどの面
倒な調整作業を必要とすることなく、また、ばねの特性
や装置の機械的負荷のばらつきに影響されることなく、
ガイド板44を待機位置付近に安定して停止させること
ができる。
【0041】なお、説明した実施形態は、本発明をリサ
イクルビルバリデータに適用した例であるが、本発明
を、他のタイプの紙幣一括払出装置に適用できること
は、もちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の紙幣一括払出装
置は、単純な構造で、ガイド板を待機位置に確実に停止
させることにより、紙幣を詰まりなどが生じることなく
円滑に蓄積することができるなどの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による紙幣一括払出装置の
待機状態における断面図である。
【図2】図1の紙幣一括払出装置の要部の拡大断面図で
ある。
【図3】図1の紙幣一括払出装置の払出状態における断
面図である。
【図4】図3の紙幣一括払出装置の要部の拡大断面図で
ある。
【図5】図1の紙幣一括払出装置を搭載したリサイクル
ビルバリデータの側断面図である。
【図6】従来の紙幣一括払出装置の待機状態における断
面図である。
【図7】従来の紙幣一括払出装置の払出状態における断
面図である。
【符号の説明】
16 一括払出装置 44 ガイド板 83 カム溝 83b カム溝の段部 83c カム溝の逃げ部 83d カム溝の傾斜ガイド面 84 払出スタックモータ 85 ワンウェイ駆動機構 87 プーリギヤ 88 クランクピン A 紙幣

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、 偏心したクランクピンを有する回転体と、 前記モータと前記回転体の間に設けられ、前記モータの
    正転時に前記回転体を回転駆動するとともに、当該回転
    体の逆方向の回転をロックするワンウェイ駆動機構と、 前記回転体の前記クランクピンが係合する横長のカム溝
    を有し、前記回転体の回転により駆動され、複数の紙幣
    を受け入れて蓄積するための下側の待機位置と、蓄積し
    た複数の紙幣を一括して払い出すための上側の払出位置
    との間で昇降可能なガイド板と、を備え、 このガイド板の前記カム溝は、前記クランクピンが上死
    点を越えて回転するときの進角側に、段部を介して上方
    に延びる逃げ部を有することを特徴とする紙幣一括払出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板の前記カム溝は、前記逃げ
    部に対向する下側の部位に、前記カム溝の中心に向かっ
    て下り傾斜の傾斜ガイド面をさらに有することを特徴と
    する、請求項1に記載の紙幣一括払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100314433B1 (ko) * 1999-12-30 2001-11-15 구자홍 지폐자동지급기의 지폐인도장치

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