JPH115364A - ノンインパクト記録方法 - Google Patents
ノンインパクト記録方法Info
- Publication number
- JPH115364A JPH115364A JP10058274A JP5827498A JPH115364A JP H115364 A JPH115364 A JP H115364A JP 10058274 A JP10058274 A JP 10058274A JP 5827498 A JP5827498 A JP 5827498A JP H115364 A JPH115364 A JP H115364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- recording medium
- recording
- contact
- common electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノンインパクト方式により3〜4枚以上の複
写をとることができ、かつ、携帯型情報端末機器に搭載
可能な小型のプリンタを形成することができるノンイン
パクト記録方法を提供することである。 【解決手段】 導電性記録媒体31の両面に互いに対向
させて接触配置された個別電極32と共通電極33との
間に通電したときに、前記導電性記録媒体31が発生す
る熱エネルギーにより記録画像を形成するノンインパク
ト記録方法において、前記導電性記録媒体31を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体31の各々
の体積抵抗率が略同一であるか、共通電極33側に向か
うにつれて低くなるようにした。
写をとることができ、かつ、携帯型情報端末機器に搭載
可能な小型のプリンタを形成することができるノンイン
パクト記録方法を提供することである。 【解決手段】 導電性記録媒体31の両面に互いに対向
させて接触配置された個別電極32と共通電極33との
間に通電したときに、前記導電性記録媒体31が発生す
る熱エネルギーにより記録画像を形成するノンインパク
ト記録方法において、前記導電性記録媒体31を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体31の各々
の体積抵抗率が略同一であるか、共通電極33側に向か
うにつれて低くなるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に基づい
て導電性記録媒体又は被記録体に選択的に通電すること
により発生するジュール熱によって文字や画像を形成す
るノンインパクト記録方法に係るもので、特に、重ね合
わせた複数枚の導電性記録媒体に同時に同一の文字や画
像を形成することができるノンインパクト記録方法に関
するものである。
て導電性記録媒体又は被記録体に選択的に通電すること
により発生するジュール熱によって文字や画像を形成す
るノンインパクト記録方法に係るもので、特に、重ね合
わせた複数枚の導電性記録媒体に同時に同一の文字や画
像を形成することができるノンインパクト記録方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚の記録媒体に同時に同一の
文字や画像を形成して複写記録する手段として、インパ
クトドットプリンタが多く用いられている。このインパ
クトドットプリンタは、機械的な衝撃力を記録媒体に印
加して、その記録媒体の基材に塗布された感圧発色剤を
発色させるか、又は感圧転写インクを他の記録媒体に転
写して複写記録を得ている。
文字や画像を形成して複写記録する手段として、インパ
クトドットプリンタが多く用いられている。このインパ
クトドットプリンタは、機械的な衝撃力を記録媒体に印
加して、その記録媒体の基材に塗布された感圧発色剤を
発色させるか、又は感圧転写インクを他の記録媒体に転
写して複写記録を得ている。
【0003】しかしながら、このようなインパクトドッ
トプリンタは、機械的な衝撃により発生する振動や騒音
の軽減化、又、特に携帯用の情報機器に組み込む場合に
要求される、小型化、軽量化及び電池電源の容量的制約
による電力消費量の軽減化に対する課題が残されてい
る。
トプリンタは、機械的な衝撃により発生する振動や騒音
の軽減化、又、特に携帯用の情報機器に組み込む場合に
要求される、小型化、軽量化及び電池電源の容量的制約
による電力消費量の軽減化に対する課題が残されてい
る。
【0004】このようなことから、いわゆるノンインパ
クト方式のプリンタで複数枚重ね合わせた記録媒体又は
被記録体に同時に複写記録を得る手段として、特開昭52
-115229号公報、特開昭56-75894号公報にサーマル方式
の技術が開示されており、特開昭51-24833号公報、特開
昭55-69463号公報、特公平2-37307号公報にインクジェ
ット方式の技術が開示されている。
クト方式のプリンタで複数枚重ね合わせた記録媒体又は
被記録体に同時に複写記録を得る手段として、特開昭52
-115229号公報、特開昭56-75894号公報にサーマル方式
の技術が開示されており、特開昭51-24833号公報、特開
昭55-69463号公報、特公平2-37307号公報にインクジェ
ット方式の技術が開示されている。
【0005】まず、サーマル方式として特開昭52-11522
9号公報に記載された技術は、基材の表面に感熱発色
層、裏面にインクの浸透防止層及び熱溶融性インク層を
設けた第1の記録紙と、この記録紙に重ね合わされた転
写用の第2の記録紙とが設けられ、第1の記録紙の表面
にサーマルヘッドを接触させて感熱発色層を発色させて
画像を形成すると同時に、裏面の熱溶融インクを第2の
記録紙に転写して複写画像を得ているものである。この
ような複写記録方式に使用される記録媒体の改良に関す
る技術が特開昭56-75894号公報に記載されている。
9号公報に記載された技術は、基材の表面に感熱発色
層、裏面にインクの浸透防止層及び熱溶融性インク層を
設けた第1の記録紙と、この記録紙に重ね合わされた転
写用の第2の記録紙とが設けられ、第1の記録紙の表面
にサーマルヘッドを接触させて感熱発色層を発色させて
画像を形成すると同時に、裏面の熱溶融インクを第2の
記録紙に転写して複写画像を得ているものである。この
ような複写記録方式に使用される記録媒体の改良に関す
る技術が特開昭56-75894号公報に記載されている。
【0006】次に、インクジェット方式として特開昭51
-24833号公報に記載された技術は、インク浸透性の高い
第1の記録紙に衝突させた液体インク粒子の一部を、そ
の裏に重ね合わせたインク浸透性の高い第2の記録紙に
浸透吸収させて複写画像を得るようにしているものであ
る。また、特開昭55-69463号公報に記載された技術は、
加熱したインク粒子を第1の記録紙に付着させ、そのイ
ンク粒子が持っている熱エネルギーによりその裏に重ね
合わせた第2の記録紙以降に感熱記録方式によって複写
画像を得ているものである。さらに、特公平2-37307号
公報に記載された技術は、揮発性の発色誘起溶媒の液滴
を、これと反応する発色物質を塗布した第1の記録媒体
に付着させて画像を形成し、反応し残った発色誘起溶媒
を第1の記録媒体を通して第2の記録媒体に到達させ、
第2の記録媒体に塗布した発色物質を発色させて複写画
像を形成するものである。
-24833号公報に記載された技術は、インク浸透性の高い
第1の記録紙に衝突させた液体インク粒子の一部を、そ
の裏に重ね合わせたインク浸透性の高い第2の記録紙に
浸透吸収させて複写画像を得るようにしているものであ
る。また、特開昭55-69463号公報に記載された技術は、
加熱したインク粒子を第1の記録紙に付着させ、そのイ
ンク粒子が持っている熱エネルギーによりその裏に重ね
合わせた第2の記録紙以降に感熱記録方式によって複写
画像を得ているものである。さらに、特公平2-37307号
公報に記載された技術は、揮発性の発色誘起溶媒の液滴
を、これと反応する発色物質を塗布した第1の記録媒体
に付着させて画像を形成し、反応し残った発色誘起溶媒
を第1の記録媒体を通して第2の記録媒体に到達させ、
第2の記録媒体に塗布した発色物質を発色させて複写画
像を形成するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】流通や物流業界等で
は、3〜4枚以上重ねた記録媒体に同時に複写記録する
需要が多い。従来例で示した特開昭52-115229号公報等
のサーマル記録方式では、サーマルヘッドが供給し得る
熱エネルギーに限界があり、記録媒体の熱伝導度、伝導
中の熱の拡散等による画像濃度や精細度の不足、画像形
成速度の低下等、解決しなければならない技術的課題が
多く残されている。
は、3〜4枚以上重ねた記録媒体に同時に複写記録する
需要が多い。従来例で示した特開昭52-115229号公報等
のサーマル記録方式では、サーマルヘッドが供給し得る
熱エネルギーに限界があり、記録媒体の熱伝導度、伝導
中の熱の拡散等による画像濃度や精細度の不足、画像形
成速度の低下等、解決しなければならない技術的課題が
多く残されている。
【0008】また、従来例で示した特開昭51-24833号、
特公昭2-37307号公報記載のインクジェット記録方式
は、液体インク或いは発色誘起溶媒の記録媒体を通して
の浸透性や記録媒体中での拡散の問題があり、又、特開
昭55-69463号公報に記載された記録方式は、インク粒子
が持つ熱エネルギー量に限界があり、いずれも3〜4枚
以上の複写が必要な用途に対しては、その実施の上での
技術的課題が多く残されている。
特公昭2-37307号公報記載のインクジェット記録方式
は、液体インク或いは発色誘起溶媒の記録媒体を通して
の浸透性や記録媒体中での拡散の問題があり、又、特開
昭55-69463号公報に記載された記録方式は、インク粒子
が持つ熱エネルギー量に限界があり、いずれも3〜4枚
以上の複写が必要な用途に対しては、その実施の上での
技術的課題が多く残されている。
【0009】本発明は、ノンインパクト方式で3〜4枚
以上の複写記録が可能であり、且つ、携帯型情報端末機
器に搭載可能な伝票プリンタに適用できるノンインパク
ト記録方法を提供することを目的とする。
以上の複写記録が可能であり、且つ、携帯型情報端末機
器に搭載可能な伝票プリンタに適用できるノンインパク
ト記録方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導電性記録媒体の両面に互いに対向させて接触配置され
た個別電極と共通電極との間に通電したときに、前記導
電性記録媒体が発生する熱エネルギーにより記録画像を
形成するノンインパクト記録方法において、前記導電性
記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記
録媒体の各々の体積抵抗率が略同一であるようにした。
従って、導電性記録媒体は導電性を有するため、それら
が複数枚重ね合わされた状態であっても、その表裏両側
に接触する個別電極と共通電極とにより各導電性記録媒
体の厚さ方向に電流が流れ、その電流流路に当たる部分
が自己発熱して感熱発色層を発色させるか、感熱転写イ
ンク層を他の媒体に転写させることにより同時に同一内
容の記録をすることができ、しかも、各導電性記録媒体
の体積抵抗率が略同一であるため、通電時に電流流路が
導電性記録媒体内で拡散することがなく、鮮明度の高い
記録を行なうことができる。
導電性記録媒体の両面に互いに対向させて接触配置され
た個別電極と共通電極との間に通電したときに、前記導
電性記録媒体が発生する熱エネルギーにより記録画像を
形成するノンインパクト記録方法において、前記導電性
記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記
録媒体の各々の体積抵抗率が略同一であるようにした。
従って、導電性記録媒体は導電性を有するため、それら
が複数枚重ね合わされた状態であっても、その表裏両側
に接触する個別電極と共通電極とにより各導電性記録媒
体の厚さ方向に電流が流れ、その電流流路に当たる部分
が自己発熱して感熱発色層を発色させるか、感熱転写イ
ンク層を他の媒体に転写させることにより同時に同一内
容の記録をすることができ、しかも、各導電性記録媒体
の体積抵抗率が略同一であるため、通電時に電流流路が
導電性記録媒体内で拡散することがなく、鮮明度の高い
記録を行なうことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、導電性記録媒体の
両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共通
電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が発
生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイン
パクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の体
積抵抗率が前記共通電極に向かうにつれて低くなるよう
にした。従って、導電性記録媒体は導電性を有するた
め、それらが複数枚重ね合わされた状態であっても、そ
の表裏両側に接触する個別電極と共通電極とにより各導
電性記録媒体の厚さ方向に電流が流れ、その電流流路に
当たる部分が自己発熱して感熱発色層を発色させるか、
感熱転写インク層を他の媒体に転写させることにより同
時に同一内容の記録をすることができ、しかも、各導電
性記録媒体の体積抵抗率が共通電極に向かうにつれて低
くなるようにしたため、通電時に電流流路が導電性記録
媒体内で拡散することがなく、鮮明度の高い記録を行な
うことができる。
両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共通
電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が発
生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイン
パクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の体
積抵抗率が前記共通電極に向かうにつれて低くなるよう
にした。従って、導電性記録媒体は導電性を有するた
め、それらが複数枚重ね合わされた状態であっても、そ
の表裏両側に接触する個別電極と共通電極とにより各導
電性記録媒体の厚さ方向に電流が流れ、その電流流路に
当たる部分が自己発熱して感熱発色層を発色させるか、
感熱転写インク層を他の媒体に転写させることにより同
時に同一内容の記録をすることができ、しかも、各導電
性記録媒体の体積抵抗率が共通電極に向かうにつれて低
くなるようにしたため、通電時に電流流路が導電性記録
媒体内で拡散することがなく、鮮明度の高い記録を行な
うことができる。
【0012】請求項3記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層を形成
した2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱
発色層との体積抵抗率が略同一であるようにした。従っ
て、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に
対向して接触配置した個別電極及び共通電極により、各
導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することがで
き、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電
流流路に当たる部分の、導電性感熱発色層が発色して同
時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる。
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層を形成
した2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱
発色層との体積抵抗率が略同一であるようにした。従っ
て、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に
対向して接触配置した個別電極及び共通電極により、各
導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することがで
き、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電
流流路に当たる部分の、導電性感熱発色層が発色して同
時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が基材の内層部に至るまで一様に導電性及び感
熱発色性を付与した単層のものであるようにした。従っ
て、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に
対向して接触配置した個別電極及び共通電極により、各
導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することがで
き、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電
流流路に当たる部分が発色して同時に同一内容の複数枚
の記録画像を得ることができる。
記録媒体が基材の内層部に至るまで一様に導電性及び感
熱発色性を付与した単層のものであるようにした。従っ
て、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に
対向して接触配置した個別電極及び共通電極により、各
導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することがで
き、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電
流流路に当たる部分が発色して同時に同一内容の複数枚
の記録画像を得ることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層が形成
され裏面に導電性感熱溶融インク層が形成された3層構
造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱発色層と前
記導電性感熱溶融インク層との各体積抵抗率が略同一で
あるようにした。従って、導電性記録媒体を複数枚重ね
た状態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及
び共通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通
して通電することができ、通電電流による導電性記録媒
体の自己発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発
色し、感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写し
て同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができ
る。
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層が形成
され裏面に導電性感熱溶融インク層が形成された3層構
造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱発色層と前
記導電性感熱溶融インク層との各体積抵抗率が略同一で
あるようにした。従って、導電性記録媒体を複数枚重ね
た状態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及
び共通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通
して通電することができ、通電電流による導電性記録媒
体の自己発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発
色し、感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写し
て同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができ
る。
【0015】請求項6記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が内層部に至るまで一様に感熱発色性を付与さ
れた導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層が形成
された2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感
熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるようにし
た。従って、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもそ
の両側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極に
より、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電する
ことができ、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱
でその流路に当たる部分の導電性記録媒体が発色し、感
熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して同時に
同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる。
記録媒体が内層部に至るまで一様に感熱発色性を付与さ
れた導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層が形成
された2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感
熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるようにし
た。従って、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもそ
の両側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極に
より、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電する
ことができ、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱
でその流路に当たる部分の導電性記録媒体が発色し、感
熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して同時に
同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる。
【0016】請求項7記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層
が形成された2層構造であり、前記導電性基材と前記導
電性感熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるよ
うにした。従って、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態
でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共通
電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通
電することができ、通電電流による自己発熱でその流路
に当たる部分の感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体
に転写されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得る
ことができる。
記録媒体が導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層
が形成された2層構造であり、前記導電性基材と前記導
電性感熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるよ
うにした。従って、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態
でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共通
電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通
電することができ、通電電流による自己発熱でその流路
に当たる部分の感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体
に転写されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得る
ことができる。
【0017】請求項8記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の内層部に至るまで一様に導電性
を付与した単層の導電性記録媒体であるようにした。従
って、他の導電性記録媒体と組み合わせて複数枚重ねた
状態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び
共通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通し
て通電することができ、通電電流による記録媒体の自己
発熱でその流路に当たる部分の感熱溶融インク層が転写
されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることが
できる。
記録媒体が導電性基材の内層部に至るまで一様に導電性
を付与した単層の導電性記録媒体であるようにした。従
って、他の導電性記録媒体と組み合わせて複数枚重ねた
状態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び
共通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通し
て通電することができ、通電電流による記録媒体の自己
発熱でその流路に当たる部分の感熱溶融インク層が転写
されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることが
できる。
【0018】請求項9記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体の体積抵抗率の絶対値が10~2〜102Ω・c
m のオーダ範囲にあり、1枚の導電性記録媒体を構成
する各層の体積抵抗率が略同一であるようにした。従っ
て、導電性記録媒体の体積抵抗率の絶対値を、10~2〜
102Ω・cm のオーダ範囲にすることにより、個別電
極と共通電極間に印加する電圧や、各個別電極に流れる
電流を、実用的な記録装置の電源や駆動回路、とりわ
け、携帯型情報端末機器に搭載する電池電源や、個別電
極群を選択駆動する半導体ICの性能に適合させること
ができ、又、1枚の導電性記録媒体を構成する各層の体
積抵抗率を略同一にすることにより、複数枚重ねられた
記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極
とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができ
る。
記録媒体の体積抵抗率の絶対値が10~2〜102Ω・c
m のオーダ範囲にあり、1枚の導電性記録媒体を構成
する各層の体積抵抗率が略同一であるようにした。従っ
て、導電性記録媒体の体積抵抗率の絶対値を、10~2〜
102Ω・cm のオーダ範囲にすることにより、個別電
極と共通電極間に印加する電圧や、各個別電極に流れる
電流を、実用的な記録装置の電源や駆動回路、とりわ
け、携帯型情報端末機器に搭載する電池電源や、個別電
極群を選択駆動する半導体ICの性能に適合させること
ができ、又、1枚の導電性記録媒体を構成する各層の体
積抵抗率を略同一にすることにより、複数枚重ねられた
記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極
とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができ
る。
【0019】請求項10記載の発明は、それぞれの導電
性記録媒体の各体積抵抗率が略同一であるようにした。
従って、複数枚の各導電性記録媒体を貫通して流れる通
電電流の流路を個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ
直線近傍に集中させることができる。
性記録媒体の各体積抵抗率が略同一であるようにした。
従って、複数枚の各導電性記録媒体を貫通して流れる通
電電流の流路を個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ
直線近傍に集中させることができる。
【0020】請求項11記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を互いに電気的に独立な複数の導電膜で形成
した。従って、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝
導性を低くすることができ、これにより、導電性記録媒
体中で発生した熱が個別電極を介して記録ヘッド側へ流
出するのを抑制することができ、記録ヘッドと接する導
電性記録媒体の記録濃度の低下を防止することができ
る。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を互いに電気的に独立な複数の導電膜で形成
した。従って、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝
導性を低くすることができ、これにより、導電性記録媒
体中で発生した熱が個別電極を介して記録ヘッド側へ流
出するのを抑制することができ、記録ヘッドと接する導
電性記録媒体の記録濃度の低下を防止することができ
る。
【0021】請求項12記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を金属支持体の表面に電気的及び熱的絶縁層
を介して積層した導電膜を複数に分割して形成した。従
って、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低
くすることにより、導電性記録媒体中で発生した熱が個
別電極を介して記録ヘッド側へ流出するのを抑制し、記
録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防
止することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を金属支持体の表面に電気的及び熱的絶縁層
を介して積層した導電膜を複数に分割して形成した。従
って、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低
くすることにより、導電性記録媒体中で発生した熱が個
別電極を介して記録ヘッド側へ流出するのを抑制し、記
録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防
止することができる。
【0022】請求項13記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を電気絶縁性及び断熱性を有する支持体の表
面に積層した導電膜を複数に分割して形成した。従っ
て、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低く
することにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録
ヘッド側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導
電性記録媒体の記録濃度の低下を防止することができ
る。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を電気絶縁性及び断熱性を有する支持体の表
面に積層した導電膜を複数に分割して形成した。従っ
て、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低く
することにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録
ヘッド側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導
電性記録媒体の記録濃度の低下を防止することができ
る。
【0023】請求項14記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を合成樹脂フィルムの表面に積層した導電膜
を分割した導電膜パターンで形成し、この合成樹脂フィ
ルムを支持機構部材に貼り付けるようにした。従って、
導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くする
ことにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッ
ド側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性
記録媒体の記録濃度の低下を防止することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を合成樹脂フィルムの表面に積層した導電膜
を分割した導電膜パターンで形成し、この合成樹脂フィ
ルムを支持機構部材に貼り付けるようにした。従って、
導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くする
ことにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッ
ド側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性
記録媒体の記録濃度の低下を防止することができる。
【0024】請求項15記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る複数の個別電極を合成樹脂フィルムの表面に導電膜を
分割した導電膜パターンにより形成し、前記合成樹脂フ
ィルムを支持機構部材にゴム弾性を有する部材を介して
貼り付けるようにした。従って、導電膜の膜厚を薄くし
て熱容量及び熱伝導性を低くすることにより、導電性記
録媒体中で発生した熱が記録ヘッド側へ流出するのを抑
制し、記録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の
低下を防止すると共に、個別電極と導電性記録媒体との
電気的接触を良好に保つことができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る複数の個別電極を合成樹脂フィルムの表面に導電膜を
分割した導電膜パターンにより形成し、前記合成樹脂フ
ィルムを支持機構部材にゴム弾性を有する部材を介して
貼り付けるようにした。従って、導電膜の膜厚を薄くし
て熱容量及び熱伝導性を低くすることにより、導電性記
録媒体中で発生した熱が記録ヘッド側へ流出するのを抑
制し、記録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の
低下を防止すると共に、個別電極と導電性記録媒体との
電気的接触を良好に保つことができる。
【0025】請求項16記載の発明は、導電膜パターン
により形成された個別電極の少なくとも導電性記録媒体
と接する部分に、互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜
を積層した。従って、導電性記録媒体との接触摺動によ
る個別電極の摩耗を抑制することができる。
により形成された個別電極の少なくとも導電性記録媒体
と接する部分に、互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜
を積層した。従って、導電性記録媒体との接触摺動によ
る個別電極の摩耗を抑制することができる。
【0026】請求項17記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電性材料で形成した。従っ
て、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる
電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近
傍に集中させることができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電性材料で形成した。従っ
て、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる
電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近
傍に集中させることができる。
【0027】請求項18記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電性材料で形成した。従って、複数枚重
ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる電流を、個別
電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させ
ることができると共に、共通電極の熱伝導率が低いた
め、導電性記録媒体中で発生する熱が共通電極側へ流出
するのを抑制し、共通電極と接する導電性記録媒体の記
録濃度の低下を防止することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電性材料で形成した。従って、複数枚重
ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる電流を、個別
電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させ
ることができると共に、共通電極の熱伝導率が低いた
め、導電性記録媒体中で発生する熱が共通電極側へ流出
するのを抑制し、共通電極と接する導電性記録媒体の記
録濃度の低下を防止することができる。
【0028】請求項19記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電層で支持機構部材の表面に形成した。
従って、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流
れる電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直
線近傍に集中させることができると共に、導電性記録媒
体中に発生する熱が共通電極側へ流出するのを抑制し共
通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電層で支持機構部材の表面に形成した。
従って、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流
れる電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直
線近傍に集中させることができると共に、導電性記録媒
体中に発生する熱が共通電極側へ流出するのを抑制し共
通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができる。
【0029】請求項20記載の発明は、導電層を導電性
ゴムにより形成した。従って、複数枚重ねられた導電性
記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極
とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができる
と共に、ゴム弾性により導電性記録媒体と記録ヘッドの
共通電極との良好な電気的接触を保つことができる。
ゴムにより形成した。従って、複数枚重ねられた導電性
記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極
とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができる
と共に、ゴム弾性により導電性記録媒体と記録ヘッドの
共通電極との良好な電気的接触を保つことができる。
【0030】請求項21記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断熱層
を介して体積抵抗率がこれと接する導電性感熱記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電膜により支持機構部材の表
面に形成した。従って、複数枚重ねられた導電性記録媒
体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最
短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共
に、導電膜の熱伝導率が低く断熱層が存在するため、導
電性記録媒体中に発生する熱の共通電極側への流出を抑
制し共通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下
を防止することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断熱層
を介して体積抵抗率がこれと接する導電性感熱記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電膜により支持機構部材の表
面に形成した。従って、複数枚重ねられた導電性記録媒
体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最
短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共
に、導電膜の熱伝導率が低く断熱層が存在するため、導
電性記録媒体中に発生する熱の共通電極側への流出を抑
制し共通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下
を防止することができる。
【0031】請求項22記載の発明は、断熱層をゴム弾
性を有する材料により形成した。従って、ゴム弾性によ
り、記録ヘッドの共通電極と導電性記録媒体との良好な
電気的接触を保つことができる。
性を有する材料により形成した。従って、ゴム弾性によ
り、記録ヘッドの共通電極と導電性記録媒体との良好な
電気的接触を保つことができる。
【0032】請求項23記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る単数又は複数の個別電極が積層された前記導電性記録
媒体の一方の側に圧接しながら移動するようにした。従
って、複数枚重ねられた導電性記録媒体を共通電極に圧
接させながら搬送する機能を個別電極に持たせたもので
あり、共通電極と対向している位置を記録ヘッドが移動
するときに、各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録
画像を形成することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る単数又は複数の個別電極が積層された前記導電性記録
媒体の一方の側に圧接しながら移動するようにした。従
って、複数枚重ねられた導電性記録媒体を共通電極に圧
接させながら搬送する機能を個別電極に持たせたもので
あり、共通電極と対向している位置を記録ヘッドが移動
するときに、各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録
画像を形成することができる。
【0033】請求項24記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極が積層された前記導電性記録媒体の一方の側
に圧接しながら移動するようにした。従って、複数枚重
ねられた導電性記録媒体を個別電極に圧接させながら搬
送する機能を共通電極に持たせたものであり、共通電極
が導電性記録媒体を搬送するときに、個別電極と対向す
る位置で各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録画像
を形成することができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極が積層された前記導電性記録媒体の一方の側
に圧接しながら移動するようにした。従って、複数枚重
ねられた導電性記録媒体を個別電極に圧接させながら搬
送する機能を共通電極に持たせたものであり、共通電極
が導電性記録媒体を搬送するときに、個別電極と対向す
る位置で各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録画像
を形成することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
乃至図9に基づいて説明する。まず、図1に示すものは
プリンタ1であり、このプリンタ1は通電プリントヘッ
ド2とプラテンローラ3とよりなる。このプラテンロー
ラ3の表面には、その全面にわたって連続した共通電極
4が形成されている。また、前記通電プリントヘツド2
は、図示しないばねにより前記プラテンローラ3方向に
付勢されて複数枚重ねられた導電性記録媒体としての記
録媒体5に接触されるものであり、その接触面には多数
の個別電極6が一列状に配列されて設けられている。
乃至図9に基づいて説明する。まず、図1に示すものは
プリンタ1であり、このプリンタ1は通電プリントヘッ
ド2とプラテンローラ3とよりなる。このプラテンロー
ラ3の表面には、その全面にわたって連続した共通電極
4が形成されている。また、前記通電プリントヘツド2
は、図示しないばねにより前記プラテンローラ3方向に
付勢されて複数枚重ねられた導電性記録媒体としての記
録媒体5に接触されるものであり、その接触面には多数
の個別電極6が一列状に配列されて設けられている。
【0035】図2に示すものは、前記通電プリントヘッ
ド2の詳細であり、アルミナよりなる絶縁基板7に多数
の金属の導体パターン群8が形成され、この導体パター
ン群8の一端の前記記録媒体5に接触する前記個別電極
6の部分には、金属タングステンの耐摩耗層9が形成さ
れ、前記導体パターン群8の他端にはスイッチ素子群1
0の一端が接続されている。このスイッチ素子群10の
他端は、接続コネクタ11を経由して外部の通電電流用
の電源(図示せず)に接続されている。また、前記接続
コネクタ11には、文字や画像の信号に対応して前記ス
イッチ素子群10の開閉を制御するIC12が接続され
ている。
ド2の詳細であり、アルミナよりなる絶縁基板7に多数
の金属の導体パターン群8が形成され、この導体パター
ン群8の一端の前記記録媒体5に接触する前記個別電極
6の部分には、金属タングステンの耐摩耗層9が形成さ
れ、前記導体パターン群8の他端にはスイッチ素子群1
0の一端が接続されている。このスイッチ素子群10の
他端は、接続コネクタ11を経由して外部の通電電流用
の電源(図示せず)に接続されている。また、前記接続
コネクタ11には、文字や画像の信号に対応して前記ス
イッチ素子群10の開閉を制御するIC12が接続され
ている。
【0036】ついで、前記記録媒体5は、図3に示すよ
うに、導電性を有する基材13の表面に導電性感熱発色
層14を形成したものである。前記基材13は、図4に
示すように、表層から内層に至るまで抄紙されて堆積し
た各セルロース15の表面にPd(パラジウム)を触媒
にして金属Ni(ニッケル)を無電解メッキ法により付
着させて導電性を持たせた無電解メッキ紙によるもので
ある。そのため、図5に示すように各セルロース15の
接触点16(図面において丸印で囲んだ部分)は、ニッ
ケルのメッキ層で電気的に接続されている。前記基材1
3は、メッキ液に浸す時間やその他の条件にもよるが、
体積固有抵抗率で概略10〜10~2Ω・cm程度の導電
性を得ることができる。
うに、導電性を有する基材13の表面に導電性感熱発色
層14を形成したものである。前記基材13は、図4に
示すように、表層から内層に至るまで抄紙されて堆積し
た各セルロース15の表面にPd(パラジウム)を触媒
にして金属Ni(ニッケル)を無電解メッキ法により付
着させて導電性を持たせた無電解メッキ紙によるもので
ある。そのため、図5に示すように各セルロース15の
接触点16(図面において丸印で囲んだ部分)は、ニッ
ケルのメッキ層で電気的に接続されている。前記基材1
3は、メッキ液に浸す時間やその他の条件にもよるが、
体積固有抵抗率で概略10〜10~2Ω・cm程度の導電
性を得ることができる。
【0037】このようにして得られた基材13は、着色
されており、その表面に直接文字や画像を形成する場合
は、図示しないが、例えば溶剤にアクリル系樹脂を溶か
したバインダーに導電性を付与するためのAg(銀)の
微粉末及び表面を白く見せるためのTiO2(酸化チタ
ン)の微粉末を混練したものを基材13の表面に塗布
し、乾燥させ、白色に近い導電層を追加形成したものを
使用することが望ましい。この場合、基材13と白色導
電層との関係は、一般的には、白色導電層の体積固有抵
抗率が基材13の体積固有抵抗率とほぼ同等であること
が望ましく、白色導電層の体積固有抵抗率の方が低い場
合には、通電電流が拡散して印刷の精細度に悪影響を及
ぼすことがある。また、複数枚重ねた場合には、白色導
電層の体積固有抵抗率の方が高い場合であっても印刷の
精細度に悪影響を及ぼすことがある。
されており、その表面に直接文字や画像を形成する場合
は、図示しないが、例えば溶剤にアクリル系樹脂を溶か
したバインダーに導電性を付与するためのAg(銀)の
微粉末及び表面を白く見せるためのTiO2(酸化チタ
ン)の微粉末を混練したものを基材13の表面に塗布
し、乾燥させ、白色に近い導電層を追加形成したものを
使用することが望ましい。この場合、基材13と白色導
電層との関係は、一般的には、白色導電層の体積固有抵
抗率が基材13の体積固有抵抗率とほぼ同等であること
が望ましく、白色導電層の体積固有抵抗率の方が低い場
合には、通電電流が拡散して印刷の精細度に悪影響を及
ぼすことがある。また、複数枚重ねた場合には、白色導
電層の体積固有抵抗率の方が高い場合であっても印刷の
精細度に悪影響を及ぼすことがある。
【0038】次に、前記導電性感熱発色層14は、導電
性微粉末を混入することにより導電性を持たせた感熱発
色剤である。例えば、無色染料としてCVL(クリスタ
ルバイオレットラクトン)、顕色剤としてビスフェノー
ルA、接着剤としてPVA(ポリビニールアルコー
ル)、及び増感剤等を溶媒に分散あるいは溶解させたも
のに、導電性を付与するためのAg(銀)の微粉末を添
加したものが用いられ、このような材料が基材13の表
面に塗布されて乾燥されることにより導電性感熱発色層
14が形成される。この導電性感熱発色層14の体積固
有抵抗率も基材の体積固有抵抗率とほぼ同等であること
が望ましい。また、導電性感熱発色層14を透して見え
る基材13の色が問題となる用途に対しては、導電性感
熱発色層14にチタン白を追加混入したものを使用す
る。
性微粉末を混入することにより導電性を持たせた感熱発
色剤である。例えば、無色染料としてCVL(クリスタ
ルバイオレットラクトン)、顕色剤としてビスフェノー
ルA、接着剤としてPVA(ポリビニールアルコー
ル)、及び増感剤等を溶媒に分散あるいは溶解させたも
のに、導電性を付与するためのAg(銀)の微粉末を添
加したものが用いられ、このような材料が基材13の表
面に塗布されて乾燥されることにより導電性感熱発色層
14が形成される。この導電性感熱発色層14の体積固
有抵抗率も基材の体積固有抵抗率とほぼ同等であること
が望ましい。また、導電性感熱発色層14を透して見え
る基材13の色が問題となる用途に対しては、導電性感
熱発色層14にチタン白を追加混入したものを使用す
る。
【0039】このような構成において、記録媒体5に文
字や画像を印刷する場合には、図6に示すように、三枚
の記録媒体5を重ね合わせて通電プリントヘッド2とプ
ラテンローラ3との間にセットする。そのため、三枚の
記録媒体5の表面側には通電プリントヘッド2の個別電
極6が接触し、裏面側には共通電極4が接触している。
そこで、印刷すべき文字や画像に従って個別電極6への
電圧印加がIC12、スイッチ素子群10で制御され、
電圧が印加された個別電極6部分、例えば、図6におい
ては、個別電極6bと共通電極4との間に破線で示すよ
うな電流が流れる。この個別電極6bに隣接する個別電
極6a,6cには電圧が印加されていないので、個別電
極6bと共通電極4との間に流れた電流により記録媒体
5の基材13、導電性感熱発色層14が発熱し、この熱
エネルギーにより導電性感熱発色層14が発色して図7
に示すようにドット17が形成される。このドット17
は、隣接する個別電極6a,6cに干渉することはない
が、それらの個別電極6a,6c部分にもドットを形成
する必要がある場合には、個別電極6bへの電圧印加の
タイミングとずらせて電圧を印加する。しかして、実用
的な範囲を例示すると、基材13を構成するセルロース
15の平均長さは約1mm、通電プリントヘッド2の個
別電極6のピッチを約0.17mm(150dpi相当)
とし、個別電極6の記録媒体5と接触する部分の形状を
円形とし、その直径を約0.1mm とした場合、実験結
果によると前述のように通電による発色は、図7のドッ
ト17に示す状態であり、このレベルの印刷の精細度に
悪影響を与える程には周辺に広がっていないことが判っ
た。このことは、図8(a)に示すように、個別電極6か
ら流入した通電電流は、無電解メッキされた各セルロー
ス15及びその相互の各接触点16を介してその合成抵
抗が最も低くなるように分布して共通電極4に達してい
るものと考えられる。そのため、図8(b)に示すよう
に、発熱の分布があり、この発熱分布に基づいてドット
17が形成される。
字や画像を印刷する場合には、図6に示すように、三枚
の記録媒体5を重ね合わせて通電プリントヘッド2とプ
ラテンローラ3との間にセットする。そのため、三枚の
記録媒体5の表面側には通電プリントヘッド2の個別電
極6が接触し、裏面側には共通電極4が接触している。
そこで、印刷すべき文字や画像に従って個別電極6への
電圧印加がIC12、スイッチ素子群10で制御され、
電圧が印加された個別電極6部分、例えば、図6におい
ては、個別電極6bと共通電極4との間に破線で示すよ
うな電流が流れる。この個別電極6bに隣接する個別電
極6a,6cには電圧が印加されていないので、個別電
極6bと共通電極4との間に流れた電流により記録媒体
5の基材13、導電性感熱発色層14が発熱し、この熱
エネルギーにより導電性感熱発色層14が発色して図7
に示すようにドット17が形成される。このドット17
は、隣接する個別電極6a,6cに干渉することはない
が、それらの個別電極6a,6c部分にもドットを形成
する必要がある場合には、個別電極6bへの電圧印加の
タイミングとずらせて電圧を印加する。しかして、実用
的な範囲を例示すると、基材13を構成するセルロース
15の平均長さは約1mm、通電プリントヘッド2の個
別電極6のピッチを約0.17mm(150dpi相当)
とし、個別電極6の記録媒体5と接触する部分の形状を
円形とし、その直径を約0.1mm とした場合、実験結
果によると前述のように通電による発色は、図7のドッ
ト17に示す状態であり、このレベルの印刷の精細度に
悪影響を与える程には周辺に広がっていないことが判っ
た。このことは、図8(a)に示すように、個別電極6か
ら流入した通電電流は、無電解メッキされた各セルロー
ス15及びその相互の各接触点16を介してその合成抵
抗が最も低くなるように分布して共通電極4に達してい
るものと考えられる。そのため、図8(b)に示すよう
に、発熱の分布があり、この発熱分布に基づいてドット
17が形成される。
【0040】つぎに、図9に基づいて、本実施の形態の
応用例を説明する。この場合は、三枚の記録媒体5によ
り形成された重ね伝票18を用いたものである。この重
ね伝票18は、伝票用紙の作成時に予め共通事項を印刷
しておくプレ印刷領域19、使用時にプリンタ1により
印字する印刷領域20、署名等を手書きにて行う手書き
領域21を備えている。そして、三枚の記録媒体5は、
いずれも基材13の表面に導電性感熱発色層14が形成
されているものであり、かつ、最上層を除いた二枚目と
三枚目との記録媒体5には、感圧発色層22が設けられ
て手書き領域21が形成されている。そのため、プリン
タ1により印刷領域20に必要な文字や画像を印刷し、
かつ、手書き領域21にボールペン等で手書きを行うこ
とにより、同時に同一内容の文字や画像が三枚の記録媒
体5に記録される。
応用例を説明する。この場合は、三枚の記録媒体5によ
り形成された重ね伝票18を用いたものである。この重
ね伝票18は、伝票用紙の作成時に予め共通事項を印刷
しておくプレ印刷領域19、使用時にプリンタ1により
印字する印刷領域20、署名等を手書きにて行う手書き
領域21を備えている。そして、三枚の記録媒体5は、
いずれも基材13の表面に導電性感熱発色層14が形成
されているものであり、かつ、最上層を除いた二枚目と
三枚目との記録媒体5には、感圧発色層22が設けられ
て手書き領域21が形成されている。そのため、プリン
タ1により印刷領域20に必要な文字や画像を印刷し、
かつ、手書き領域21にボールペン等で手書きを行うこ
とにより、同時に同一内容の文字や画像が三枚の記録媒
体5に記録される。
【0041】本発明の第二の実施の形態を図10乃至図
13に基づいて説明する。本実施の形態における記録媒
体23は、基材24の裏面に感熱転写インクを塗布して
導電性感熱転写インク層25を形成したものである。そ
して、三層構造の重ね伝票26を形成するには、最下層
の記録媒体23は基材24のみであり、第二層の記録媒
体23は基材24の下面に導電性感熱転写インク層25
を形成したものを用い、最上層の記録媒体23は基材2
4の下面に導電性感熱転写インク層25を形成し上面に
前記実施の形態で用いた導電性感熱発色層14を形成し
たものを用いる。ここで、図11に示すものが第二層の
記録媒体23であり、図12に示すものが最上層の記録
媒体23である。
13に基づいて説明する。本実施の形態における記録媒
体23は、基材24の裏面に感熱転写インクを塗布して
導電性感熱転写インク層25を形成したものである。そ
して、三層構造の重ね伝票26を形成するには、最下層
の記録媒体23は基材24のみであり、第二層の記録媒
体23は基材24の下面に導電性感熱転写インク層25
を形成したものを用い、最上層の記録媒体23は基材2
4の下面に導電性感熱転写インク層25を形成し上面に
前記実施の形態で用いた導電性感熱発色層14を形成し
たものを用いる。ここで、図11に示すものが第二層の
記録媒体23であり、図12に示すものが最上層の記録
媒体23である。
【0042】前記導電性感熱転写インク層25は、導電
性微粉末を混入することで導電性を持たせた感熱転写イ
ンクにより形成されているものである。例えばバインダ
剤としてカルナウバワックス及びエステルワックス、柔
軟剤として潤滑油を加熱溶融したものに着色剤及び導電
性付与剤としてカーボンブラックの粉末を混練し、基材
24の表面に塗布して冷却硬化させて形成したものであ
る。この導電性感熱転写インク層25の体積固有抵抗率
も、やはり基材24の体積固有抵抗率とほぼ同等である
ことが望ましい。
性微粉末を混入することで導電性を持たせた感熱転写イ
ンクにより形成されているものである。例えばバインダ
剤としてカルナウバワックス及びエステルワックス、柔
軟剤として潤滑油を加熱溶融したものに着色剤及び導電
性付与剤としてカーボンブラックの粉末を混練し、基材
24の表面に塗布して冷却硬化させて形成したものであ
る。この導電性感熱転写インク層25の体積固有抵抗率
も、やはり基材24の体積固有抵抗率とほぼ同等である
ことが望ましい。
【0043】しかして、重ね伝票26として具体的な形
状は、図13に示すものであり、前述の図6に示したも
のと同様にプレ印刷領域19、印刷領域20、手書き領
域21を有する。但し、手書き領域21に関しては、図
6と同様に感圧発色層22により形成しても良いが、本
実施の形態においては、感圧転写インク層27を最上層
と第二層との記録媒体23の裏面に形成する。
状は、図13に示すものであり、前述の図6に示したも
のと同様にプレ印刷領域19、印刷領域20、手書き領
域21を有する。但し、手書き領域21に関しては、図
6と同様に感圧発色層22により形成しても良いが、本
実施の形態においては、感圧転写インク層27を最上層
と第二層との記録媒体23の裏面に形成する。
【0044】このような構成において、重ね伝票26は
プリンタ1によりその印刷領域20に文字や画像が印刷
されるが、個別電極6と共通電極4との間の通電により
記録媒体23の基材24、導電性感熱発色層14及び導
電性感熱転写インク層25が発熱し、これにより、導電
性感熱発色層14が発色すると共に導電性感熱転写イン
ク層25のインクが対面する基材24にドット状に溶着
し、文字や画像を形成する。そして、手書き領域21に
対しては、ボールペン等で手書きにより文字等を記録す
る。これにより、感圧転写インク層27のインクが対面
する基材24に転写されて記録がなされる。
プリンタ1によりその印刷領域20に文字や画像が印刷
されるが、個別電極6と共通電極4との間の通電により
記録媒体23の基材24、導電性感熱発色層14及び導
電性感熱転写インク層25が発熱し、これにより、導電
性感熱発色層14が発色すると共に導電性感熱転写イン
ク層25のインクが対面する基材24にドット状に溶着
し、文字や画像を形成する。そして、手書き領域21に
対しては、ボールペン等で手書きにより文字等を記録す
る。これにより、感圧転写インク層27のインクが対面
する基材24に転写されて記録がなされる。
【0045】本発明の第三の実施の形態を図14乃至図
17に基づいて説明する。図1乃至図9について説明し
た部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。本
実施の形態におけるプリンタ28は、個別電極6を備え
た通電プリントヘッド2を両面に対向配置したものであ
る。そのため、互いに対向する一対の通電プリントヘッ
ド2では記録媒体5の送り能力がないため、別個に一対
の送りローラ29が配設されている。そして、記録媒体
5としては、導電性感熱発色層14が設けられたものの
みならず、図10に示すように、導電性感熱転写インク
層25が設けられた記録媒体23を使用することも可能
である。
17に基づいて説明する。図1乃至図9について説明し
た部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。本
実施の形態におけるプリンタ28は、個別電極6を備え
た通電プリントヘッド2を両面に対向配置したものであ
る。そのため、互いに対向する一対の通電プリントヘッ
ド2では記録媒体5の送り能力がないため、別個に一対
の送りローラ29が配設されている。そして、記録媒体
5としては、導電性感熱発色層14が設けられたものの
みならず、図10に示すように、導電性感熱転写インク
層25が設けられた記録媒体23を使用することも可能
である。
【0046】このような構成において、二個の通電プリ
ントヘッド2がバネ圧で圧接されて対向している部分を
記録媒体5が通過するとき、制御信号に基づき個別電極
6によって選択的に通電し、文字や図形を形成する。こ
の場合、個別電極6の互いに対向する位置にある個別電
極6に接続されているスイッチ素子群10は、少なくと
も隣接位置にある個別電極6に対しては同時に閉じない
ように制御している。すなわち、図16に示すように、
隣接する個別電極6に同時に電圧印加をすると、記録媒
体5を流れる電流が混流するため、精細度等に悪影響を
及ぼす。そのため、図16に示すような電圧印加を行う
ことはせず、図17に示すように、離反した対となる個
別電極6に電圧印加をしてドット形成時に干渉が生じる
ことがないようにしている。そして、隣り合った部分に
ドットを形成する必要がある場合には、タイミングを変
えて通電する。
ントヘッド2がバネ圧で圧接されて対向している部分を
記録媒体5が通過するとき、制御信号に基づき個別電極
6によって選択的に通電し、文字や図形を形成する。こ
の場合、個別電極6の互いに対向する位置にある個別電
極6に接続されているスイッチ素子群10は、少なくと
も隣接位置にある個別電極6に対しては同時に閉じない
ように制御している。すなわち、図16に示すように、
隣接する個別電極6に同時に電圧印加をすると、記録媒
体5を流れる電流が混流するため、精細度等に悪影響を
及ぼす。そのため、図16に示すような電圧印加を行う
ことはせず、図17に示すように、離反した対となる個
別電極6に電圧印加をしてドット形成時に干渉が生じる
ことがないようにしている。そして、隣り合った部分に
ドットを形成する必要がある場合には、タイミングを変
えて通電する。
【0047】なお、前記各実施の形態において、記録媒
体5,23の重ね合わせ枚数は、三枚に限られるもので
はなく、さらに多数枚の積み重ねが可能である。
体5,23の重ね合わせ枚数は、三枚に限られるもので
はなく、さらに多数枚の積み重ねが可能である。
【0048】本発明の第四の実施の形態を図18乃至図
32に基づいて説明する。まず、図18に示すものは、
本実施の形態のノンインパクト記録方法の基本構成図で
ある。まず、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の一
方の側には複数の個別電極32が接触し、他の側にはこ
れと対向して共通電極33が接触している。各個別電極
32はそれぞれ制御用スイッチ34を介して電源35の
一方の極に、共通電極33は直接電源35の他の極に接
続されている。制御用スイッチ34は制御信号に基づい
て選択的に個別電極32と電源35の一方の極との接続
をON−OFFする。制御用スイッチ34で選択された
個別電極32と共通電極33との間に通電されたとき、
導電性記録媒体31に発生するジュール熱により、重ね
られた各導電性記録媒体31のそれぞれに同時に文字や
画像が記録される。
32に基づいて説明する。まず、図18に示すものは、
本実施の形態のノンインパクト記録方法の基本構成図で
ある。まず、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の一
方の側には複数の個別電極32が接触し、他の側にはこ
れと対向して共通電極33が接触している。各個別電極
32はそれぞれ制御用スイッチ34を介して電源35の
一方の極に、共通電極33は直接電源35の他の極に接
続されている。制御用スイッチ34は制御信号に基づい
て選択的に個別電極32と電源35の一方の極との接続
をON−OFFする。制御用スイッチ34で選択された
個別電極32と共通電極33との間に通電されたとき、
導電性記録媒体31に発生するジュール熱により、重ね
られた各導電性記録媒体31のそれぞれに同時に文字や
画像が記録される。
【0049】図19に示すものは、本実施の形態の記録
方法における導電性記録媒体31中の通電電流の流れに
関するもので、重ね合わされた導電性記録媒体31に相
当する積層された2つの抵抗体層31a、31bの一方
の側に個別電極32に相当する点電極を、他の側に共通
電極33に相当する面電極を接触配置して通電した場
合、2つの抵抗体層31a、31bの体積抵抗率の相対
値と、その中を流れる電流との関係をコンピュータシミ
ュレーション結果に基づき模式的に示した説明図であ
る。図では電流密度を段階的な画像濃度で簡略的に示し
ているが、実際には連続的な分布である。
方法における導電性記録媒体31中の通電電流の流れに
関するもので、重ね合わされた導電性記録媒体31に相
当する積層された2つの抵抗体層31a、31bの一方
の側に個別電極32に相当する点電極を、他の側に共通
電極33に相当する面電極を接触配置して通電した場
合、2つの抵抗体層31a、31bの体積抵抗率の相対
値と、その中を流れる電流との関係をコンピュータシミ
ュレーション結果に基づき模式的に示した説明図であ
る。図では電流密度を段階的な画像濃度で簡略的に示し
ているが、実際には連続的な分布である。
【0050】そこで、図19(A)は、2つの抵抗体層
31a、31bの体積抵抗率が同一の場合、図19
(B)は、点電極側の抵抗体層31aの体積抵抗率が、
面電極側の抵抗体層31bの体積抵抗率よりも高い場
合、図19(C)は、点電極側の抵抗体層31aの体積
抵抗率が、面電極側の抵抗体層31bの体積抵抗率より
も低い場合の通電電流の流れを示す。
31a、31bの体積抵抗率が同一の場合、図19
(B)は、点電極側の抵抗体層31aの体積抵抗率が、
面電極側の抵抗体層31bの体積抵抗率よりも高い場
合、図19(C)は、点電極側の抵抗体層31aの体積
抵抗率が、面電極側の抵抗体層31bの体積抵抗率より
も低い場合の通電電流の流れを示す。
【0051】本実施の形態の記録方法では、複数枚重ね
合わせた導電性記録媒体31中を流れる通電電流を、各
個別電極32と共通電極33とを最短距離で結ぶ直線の
近傍に集中させる必要があるが、図示の状態からも明ら
かなように、図19(A)及び図19(B)に示す状態
は適するが、図19(C)に示す状態は適さない。即
ち、本実施の形態の記録方法では、個別電極32と共通
電極33との間にある複数枚重ねられた導電性記録媒体
31中に、図19(C)に相当するような体積抵抗率の
相対値の関係が存在することは不都合である。具体的に
は、単層の導電性記録媒体31と他の導電性記録媒体3
1との間、複数層で構成された導電性記録媒体31自身
の各層間及びその構成層と他の導電性記録媒体31の構
成層との間、或いは、共通電極33とこれに接する導電
性記録媒体31の構成層との間にこのような関係が存在
すると、流れる電流が導電性記録媒体31中で各個別電
極32と共通電極33とを最短距離で結ぶ直線の近傍に
集中せず、複数枚同時に鮮明な記録画像を得ることがで
きない。従って、導電性記録媒体31の厚さや目標とす
る画像精細度にもよるが、基本的には個別電極32と共
通電極33との間の電流経路においては、体積抵抗率の
相対値が、図19(A)又は図19(B)に示した関係
を保つことが必要である。然し、図19(B)に示す状
態は、製造時の導電性記録媒体31の体積抵抗率のバラ
ツキや、体積抵抗率の値順に導電性記録媒体31を複数
枚組み合わせなければならない煩わしさがあり、実用的
には図19(A)に示した1枚の導電性記録媒体31を
構成する各層、或いは、各導電性記録媒体相互間の体積
抵抗率が略同一であり、又共通電極33の体積抵抗率は
これと接する導電性記録媒体31の層の体積抵抗率より
も1桁以上低くすることが望ましい。
合わせた導電性記録媒体31中を流れる通電電流を、各
個別電極32と共通電極33とを最短距離で結ぶ直線の
近傍に集中させる必要があるが、図示の状態からも明ら
かなように、図19(A)及び図19(B)に示す状態
は適するが、図19(C)に示す状態は適さない。即
ち、本実施の形態の記録方法では、個別電極32と共通
電極33との間にある複数枚重ねられた導電性記録媒体
31中に、図19(C)に相当するような体積抵抗率の
相対値の関係が存在することは不都合である。具体的に
は、単層の導電性記録媒体31と他の導電性記録媒体3
1との間、複数層で構成された導電性記録媒体31自身
の各層間及びその構成層と他の導電性記録媒体31の構
成層との間、或いは、共通電極33とこれに接する導電
性記録媒体31の構成層との間にこのような関係が存在
すると、流れる電流が導電性記録媒体31中で各個別電
極32と共通電極33とを最短距離で結ぶ直線の近傍に
集中せず、複数枚同時に鮮明な記録画像を得ることがで
きない。従って、導電性記録媒体31の厚さや目標とす
る画像精細度にもよるが、基本的には個別電極32と共
通電極33との間の電流経路においては、体積抵抗率の
相対値が、図19(A)又は図19(B)に示した関係
を保つことが必要である。然し、図19(B)に示す状
態は、製造時の導電性記録媒体31の体積抵抗率のバラ
ツキや、体積抵抗率の値順に導電性記録媒体31を複数
枚組み合わせなければならない煩わしさがあり、実用的
には図19(A)に示した1枚の導電性記録媒体31を
構成する各層、或いは、各導電性記録媒体相互間の体積
抵抗率が略同一であり、又共通電極33の体積抵抗率は
これと接する導電性記録媒体31の層の体積抵抗率より
も1桁以上低くすることが望ましい。
【0052】次に、図20に基いて本実施の形態の記録
方法において導電性記録媒体31に求められる体積抵抗
率の絶対値について説明する。実用的な記録装置は、図
20に示すように、複数枚重ねられた導電性記録媒体3
1の一方の側には、多数の個別電極32、及び、これら
に対する通電を個々にON−OFFする制御用スイッチ
34及びその制御回路を集積した半導体ICチップ等が
一つの外囲器に収納された記録ヘッド36が、又、他の
側には、導電性記録媒体31の保持、或いは、搬送機能
に加えて、共通電極33の機能を兼ねたプラテン37が
対向して接触配置される。
方法において導電性記録媒体31に求められる体積抵抗
率の絶対値について説明する。実用的な記録装置は、図
20に示すように、複数枚重ねられた導電性記録媒体3
1の一方の側には、多数の個別電極32、及び、これら
に対する通電を個々にON−OFFする制御用スイッチ
34及びその制御回路を集積した半導体ICチップ等が
一つの外囲器に収納された記録ヘッド36が、又、他の
側には、導電性記録媒体31の保持、或いは、搬送機能
に加えて、共通電極33の機能を兼ねたプラテン37が
対向して接触配置される。
【0053】しかして、通電により導電性記録媒体31
中に発生する熱で感熱発色層を発色させたり、感熱溶融
インク層を転写させたりする記録装置においては、導電
性記録媒体31の体積抵抗率の絶対値が高すぎると、記
録に必要な電力を供給するために高い電圧が必要となる
が、記録ヘッド36の個別電極32群や半導体ICと外
囲器との間の絶縁距離、半導体IC自身の耐電圧、プラ
テン37の共通電極33と他の機構部材との間の絶縁距
離、或いは、使用者の安全等を考慮すると、導電性記録
媒体31に印加できる電圧は、高くても数百V以内、と
りわけ、この複数枚同時記録機能の需要が多い携帯型機
器においては、電池電源の関係から数10V以内が好ま
しい。
中に発生する熱で感熱発色層を発色させたり、感熱溶融
インク層を転写させたりする記録装置においては、導電
性記録媒体31の体積抵抗率の絶対値が高すぎると、記
録に必要な電力を供給するために高い電圧が必要となる
が、記録ヘッド36の個別電極32群や半導体ICと外
囲器との間の絶縁距離、半導体IC自身の耐電圧、プラ
テン37の共通電極33と他の機構部材との間の絶縁距
離、或いは、使用者の安全等を考慮すると、導電性記録
媒体31に印加できる電圧は、高くても数百V以内、と
りわけ、この複数枚同時記録機能の需要が多い携帯型機
器においては、電池電源の関係から数10V以内が好ま
しい。
【0054】又、導電性記録媒体31の体積抵抗率が低
すぎると、感熱発色層を発色させたり、感熱溶融インク
層の転写に必要な電力を供給するための電流が大きくな
り、半導体IC駆動に適さないという問題がある。この
電圧に関係する主たる要因としては、導電性記録媒体3
1の厚さと重ね枚数、体積固有抵抗率、記録感度、及び
画像記録速度がある。例として、厚さ50μmの導電性
感熱発色紙による導電性記録媒体31を三枚重ねた伝票
に、電源電圧が12V、ドットサイズが縦横それぞれ1
25μm、1ドット当たり5msの速度で通電記録する
場合を想定する。この導電性感熱発色紙は、現時点の技
術レベルでは標準的な、縦横125μmのドットサイズ
で、1ドット当たり0.1watt、5msの印加電力
で適正濃度に達する発色感度を有するものとする。電池
電源の電圧低下や制御回路等の途中経路での電圧降下が
なく、又、個別電極32、共通電極33の体積抵抗率が
導電性記録媒体31に比べて無視できる程度に低く、且
つ、通電電流が縦横125μmの個別電極32の先端か
ら共通電極33に向けて拡散せずに、導電性記録媒体3
1中を直進すると仮定すれば、三枚重ねの伝票用紙1枚
当たりの電圧は4Vであるから、それぞれの用紙に1ド
ット当たり0.1wattの電力を供給するためには、
その1ドットに相当する部分に求められる厚さ方向の抵
抗値は約160Ωであり、これから導電性記録媒体31
の体積抵抗率を算出すると、5Ω・cmとなる。又、こ
の時流れる電流は1ドット当たり25mAで、半導体I
C駆動に適する範囲である。
すぎると、感熱発色層を発色させたり、感熱溶融インク
層の転写に必要な電力を供給するための電流が大きくな
り、半導体IC駆動に適さないという問題がある。この
電圧に関係する主たる要因としては、導電性記録媒体3
1の厚さと重ね枚数、体積固有抵抗率、記録感度、及び
画像記録速度がある。例として、厚さ50μmの導電性
感熱発色紙による導電性記録媒体31を三枚重ねた伝票
に、電源電圧が12V、ドットサイズが縦横それぞれ1
25μm、1ドット当たり5msの速度で通電記録する
場合を想定する。この導電性感熱発色紙は、現時点の技
術レベルでは標準的な、縦横125μmのドットサイズ
で、1ドット当たり0.1watt、5msの印加電力
で適正濃度に達する発色感度を有するものとする。電池
電源の電圧低下や制御回路等の途中経路での電圧降下が
なく、又、個別電極32、共通電極33の体積抵抗率が
導電性記録媒体31に比べて無視できる程度に低く、且
つ、通電電流が縦横125μmの個別電極32の先端か
ら共通電極33に向けて拡散せずに、導電性記録媒体3
1中を直進すると仮定すれば、三枚重ねの伝票用紙1枚
当たりの電圧は4Vであるから、それぞれの用紙に1ド
ット当たり0.1wattの電力を供給するためには、
その1ドットに相当する部分に求められる厚さ方向の抵
抗値は約160Ωであり、これから導電性記録媒体31
の体積抵抗率を算出すると、5Ω・cmとなる。又、こ
の時流れる電流は1ドット当たり25mAで、半導体I
C駆動に適する範囲である。
【0055】一般に導電性記録媒体31の厚さをt、重
ね枚数をn、体積抵抗率をρ、記録感度(所定の記録濃
度に達するために必要な単位面積当たりの電力×時間)
をs、求められる記録速度をvとすると、印加電圧Eと
の間に E2 ∝ n・t・ρ・s・v の関係があるので、導電性記録媒体31に印加可能な電
圧Eが数Vから数100Vの2桁の幅の範囲とすると、
n、t、ρ、s、vの積は4桁の範囲となる。
ね枚数をn、体積抵抗率をρ、記録感度(所定の記録濃
度に達するために必要な単位面積当たりの電力×時間)
をs、求められる記録速度をvとすると、印加電圧Eと
の間に E2 ∝ n・t・ρ・s・v の関係があるので、導電性記録媒体31に印加可能な電
圧Eが数Vから数100Vの2桁の幅の範囲とすると、
n、t、ρ、s、vの積は4桁の範囲となる。
【0056】前記計算例で、導電性記録媒体31の感度
sは、標準的な値なのでこれを固定値として扱い、実現
可能な記録装置で使える導電性記録媒体31の体積抵抗
率ρの範囲を求めると以下の通りとなる。
sは、標準的な値なのでこれを固定値として扱い、実現
可能な記録装置で使える導電性記録媒体31の体積抵抗
率ρの範囲を求めると以下の通りとなる。
【0057】体積抵抗率ρの上限は、印加可能な電圧E
の最大値、導電性記録媒体31の厚さt、重ね枚数n、
記録速度vの最小値によって決まる。前記計算例の条件
に対して、印加電圧Eが10倍の120V、記録媒体の
厚さtが2分の1の25μm、重ね枚数nが本来の目的
から2枚、記録速度vが10分の1の2.5mm/se
cと仮定して体積抵抗率ρを計算すると、1.5×10
4Ω・cm となる。然し、実際的な記録装置を想定した
場合、前記計算例の条件に対して、印加電圧Eは通電電
流を制御するLSIのON−OFFする電流値やチップ
サイズ及びこれに伴うデバイスの価格を考慮する必要が
あり、この複写機能に対する需要が多い携帯型情報機器
の電池電源等を考慮すれば3倍の36V以内にするのが
妥当である。又、記録媒体の厚さtは強度や取り扱い易
さを考えると2分の1の25μmが実用的な下限値に近
いと考えられ、記録速度vは2分の1の12.5mm/
secは最低必要と考えられる。以上の条件で記録媒体
の体積抵抗率ρを計算すると、2.7×102Ω・cm
以下となる。体積抵抗率ρの下限は、通電電流を制御す
るLSIの動作電圧Eの最小値、ON−OFF可能な電
流の最大値、記録媒体の厚さt、重ね枚数nの最大値、
及びドットの大きさ(面積)aの最小値によって決ま
る。このLSIの動作に必要な電圧Eの最小値は、現在
市販されているSi半導体では3Vが下限値に近い値で
あり、ON−OFF可能な電流の最大値は集積度やチッ
プサイズにもよるが最大100mAと考えるのが妥当で
ある。従ってこのLSIが制御可能な負荷抵抗値Rは3
0Ω以上になる。
の最大値、導電性記録媒体31の厚さt、重ね枚数n、
記録速度vの最小値によって決まる。前記計算例の条件
に対して、印加電圧Eが10倍の120V、記録媒体の
厚さtが2分の1の25μm、重ね枚数nが本来の目的
から2枚、記録速度vが10分の1の2.5mm/se
cと仮定して体積抵抗率ρを計算すると、1.5×10
4Ω・cm となる。然し、実際的な記録装置を想定した
場合、前記計算例の条件に対して、印加電圧Eは通電電
流を制御するLSIのON−OFFする電流値やチップ
サイズ及びこれに伴うデバイスの価格を考慮する必要が
あり、この複写機能に対する需要が多い携帯型情報機器
の電池電源等を考慮すれば3倍の36V以内にするのが
妥当である。又、記録媒体の厚さtは強度や取り扱い易
さを考えると2分の1の25μmが実用的な下限値に近
いと考えられ、記録速度vは2分の1の12.5mm/
secは最低必要と考えられる。以上の条件で記録媒体
の体積抵抗率ρを計算すると、2.7×102Ω・cm
以下となる。体積抵抗率ρの下限は、通電電流を制御す
るLSIの動作電圧Eの最小値、ON−OFF可能な電
流の最大値、記録媒体の厚さt、重ね枚数nの最大値、
及びドットの大きさ(面積)aの最小値によって決ま
る。このLSIの動作に必要な電圧Eの最小値は、現在
市販されているSi半導体では3Vが下限値に近い値で
あり、ON−OFF可能な電流の最大値は集積度やチッ
プサイズにもよるが最大100mAと考えるのが妥当で
ある。従ってこのLSIが制御可能な負荷抵抗値Rは3
0Ω以上になる。
【0058】この負荷抵抗Rと、記録媒体の厚さt、重
ね枚数n、体積抵抗率ρ、及び記録するドットの大きさ
(面積)aとの間には ρ=R・a/n・t の関係がある。
ね枚数n、体積抵抗率ρ、及び記録するドットの大きさ
(面積)aとの間には ρ=R・a/n・t の関係がある。
【0059】ここでも、この重ね複写記録に要求される
実際的な条件を想定した場合、前記計算例の条件に対し
て、導電性記録媒体31の厚さtは取り扱い易さや価格
を考慮すれば2倍の100μmが上限に近く、重ね枚数
nは3倍の9枚より多い需要はほとんどなく、三枚から
7枚が一般的である。又、ドットの大きさaが4分の1
(精細度が2倍)の縦横62.5μmは、この重ね複写
記録が使われる分野では十分な精細度である。これらの
条件で体積抵抗率ρを計算すると、2.0×10~2Ω・
cm以上となる。
実際的な条件を想定した場合、前記計算例の条件に対し
て、導電性記録媒体31の厚さtは取り扱い易さや価格
を考慮すれば2倍の100μmが上限に近く、重ね枚数
nは3倍の9枚より多い需要はほとんどなく、三枚から
7枚が一般的である。又、ドットの大きさaが4分の1
(精細度が2倍)の縦横62.5μmは、この重ね複写
記録が使われる分野では十分な精細度である。これらの
条件で体積抵抗率ρを計算すると、2.0×10~2Ω・
cm以上となる。
【0060】図21は、本実施の形態に基くノンインパ
クト記録方法に用いる各種導電性記録媒体31の説明図
である。
クト記録方法に用いる各種導電性記録媒体31の説明図
である。
【0061】まず、図21(A)は、填材や結着剤を含
まない普通紙に導電性微粒子を混合・分散させた液状の
水溶性高分子の液体を含浸・乾燥させて導電性を付与し
た基材31aの表面に、白色又は淡色の導電性微粒子を
混合・分散させた液状の感熱発色剤を塗布、乾燥させて
感熱発色層31bを形成した2層構造の導電性記録媒体
31で、2層共に導電性があるので表面から裏面に至る
まで貫通して通電することができ、通電電流による自己
発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色して記
録画像を得ることができる。
まない普通紙に導電性微粒子を混合・分散させた液状の
水溶性高分子の液体を含浸・乾燥させて導電性を付与し
た基材31aの表面に、白色又は淡色の導電性微粒子を
混合・分散させた液状の感熱発色剤を塗布、乾燥させて
感熱発色層31bを形成した2層構造の導電性記録媒体
31で、2層共に導電性があるので表面から裏面に至る
まで貫通して通電することができ、通電電流による自己
発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色して記
録画像を得ることができる。
【0062】図21(B)は、填材や結着剤を含まない
普通紙に、白色又は淡色の導電性微粒子を混合、分散さ
せた液状の感熱発色剤を含浸、乾燥させた単層構造の導
電性感熱記録媒体31cで、表面から裏面に至るまで一
様に導電性と感熱発色性があり、通電電流による自己発
熱でその流路に当たる部分が発色して記録画像を得るこ
とができる。
普通紙に、白色又は淡色の導電性微粒子を混合、分散さ
せた液状の感熱発色剤を含浸、乾燥させた単層構造の導
電性感熱記録媒体31cで、表面から裏面に至るまで一
様に導電性と感熱発色性があり、通電電流による自己発
熱でその流路に当たる部分が発色して記録画像を得るこ
とができる。
【0063】図21(C)は、図21(A)に示した導
電性記録媒体31の裏面に、導電性微粒子を混合、分散
させた感熱転写インクを塗布、乾燥させて感熱溶融イン
ク層31dを形成した3層構成の導電性記録媒体31
で、3層共に導電性があるので表面から裏面に至るまで
貫通して通電することができ、通電電流による自己発熱
でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色し、又、感
熱転写層が他の導電性記録媒体に転写して記録画像を得
ることができる。
電性記録媒体31の裏面に、導電性微粒子を混合、分散
させた感熱転写インクを塗布、乾燥させて感熱溶融イン
ク層31dを形成した3層構成の導電性記録媒体31
で、3層共に導電性があるので表面から裏面に至るまで
貫通して通電することができ、通電電流による自己発熱
でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色し、又、感
熱転写層が他の導電性記録媒体に転写して記録画像を得
ることができる。
【0064】図21(D)は、図20(B)に示した導
電性記録媒体31の裏面に、導電性微粒子を混合、分散
させた感熱転写インクを塗布、乾燥させて感熱溶融イン
ク層31dを形成した2層構造の導電性記録媒体31
で、2層共に導電性があるので表面から裏面に至るまで
貫通して通電することができ、通電電流による自己発熱
でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色し、又感熱
転写層が他の導電性記録媒体に転写して記録画像を得る
ことができる。
電性記録媒体31の裏面に、導電性微粒子を混合、分散
させた感熱転写インクを塗布、乾燥させて感熱溶融イン
ク層31dを形成した2層構造の導電性記録媒体31
で、2層共に導電性があるので表面から裏面に至るまで
貫通して通電することができ、通電電流による自己発熱
でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色し、又感熱
転写層が他の導電性記録媒体に転写して記録画像を得る
ことができる。
【0065】図21(E)は、予め導電性を付与した基
材31aの裏面に、導電性微粒子を混合、分散させた感
熱溶融インクを塗布・乾燥させて感熱溶融インク層31
dを形成した2層構造の導電性感熱記録媒体で、2層共
に導電性があるので表面から裏面に至るまで貫通して通
電することができ、図21(C)、図21(D)の導電
性記録媒体31と重ねて通電したとき、その導電性記録
媒体31の感熱溶融インクが転写されると共に、この導
電性記録媒体31の感熱溶融インク層が他の導電性記録
媒体31に転写して記録画像を得ることができる。
材31aの裏面に、導電性微粒子を混合、分散させた感
熱溶融インクを塗布・乾燥させて感熱溶融インク層31
dを形成した2層構造の導電性感熱記録媒体で、2層共
に導電性があるので表面から裏面に至るまで貫通して通
電することができ、図21(C)、図21(D)の導電
性記録媒体31と重ねて通電したとき、その導電性記録
媒体31の感熱溶融インクが転写されると共に、この導
電性記録媒体31の感熱溶融インク層が他の導電性記録
媒体31に転写して記録画像を得ることができる。
【0066】図21(F)は、導電性を付与した基材3
1aそのものの単層の導電性記録媒体31で、図21
(C)、図21(D)、図21(E)の導電性記録媒体
31に重ねて通電したとき、その流路に当たる部分の感
熱溶融インク層がこの導電性記録媒体31に転写されて
記録画像を得ることができる。
1aそのものの単層の導電性記録媒体31で、図21
(C)、図21(D)、図21(E)の導電性記録媒体
31に重ねて通電したとき、その流路に当たる部分の感
熱溶融インク層がこの導電性記録媒体31に転写されて
記録画像を得ることができる。
【0067】図22、及び図23は、本実施の形態に基
く記録装置に用いる通電記録ヘッドの説明図で、プラテ
ン37に保持された導電性記録媒体31の表面に接触し
ながら移動するか、或いは、静止した状態でプラテン3
7に保持、搬送される導電性記録媒体31に接触して記
録画像を得る。
く記録装置に用いる通電記録ヘッドの説明図で、プラテ
ン37に保持された導電性記録媒体31の表面に接触し
ながら移動するか、或いは、静止した状態でプラテン3
7に保持、搬送される導電性記録媒体31に接触して記
録画像を得る。
【0068】図22は、記録ヘッド36の平面図で、支
持体36aの表面、又は、その表面に形成した電気的及
び熱的絶縁層36bの表面に積層した導電層36cをパ
ターン化して多数の個別電極32群、及びこの個別電極
32群への通電を個別にON−OFFする制御用スイッ
チ34群及びその制御回路を集積した半導体ICチップ
36p、或いは、外部へ接続するコネクタ36qとの配
線回路が形成されている。
持体36aの表面、又は、その表面に形成した電気的及
び熱的絶縁層36bの表面に積層した導電層36cをパ
ターン化して多数の個別電極32群、及びこの個別電極
32群への通電を個別にON−OFFする制御用スイッ
チ34群及びその制御回路を集積した半導体ICチップ
36p、或いは、外部へ接続するコネクタ36qとの配
線回路が形成されている。
【0069】図23は、記録ヘッド36の支持体、及
び、その表面に積層された絶縁層及び導電層の厚さ方向
の断面構造を示す説明図である。
び、その表面に積層された絶縁層及び導電層の厚さ方向
の断面構造を示す説明図である。
【0070】図23(A)は、記録ヘッド36の支持体
36aが電気伝導性及び熱伝導性の高い金属の場合で、
その表面に形成された合成樹脂の電気的及び熱的な絶縁
層36bの上に積層した導電層36cをパターン化して
個別電極32群が形成される。金属支持体との間は絶縁
層36bにより熱伝導性が低いので、導電層36cを薄
くすれば個別電極32自体の熱容量が小さくなり、又、
その面方向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録媒体3
1中に発生した熱が個別電極32を介して記録ヘッド3
6の構成部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッド36
と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止す
ることができる。
36aが電気伝導性及び熱伝導性の高い金属の場合で、
その表面に形成された合成樹脂の電気的及び熱的な絶縁
層36bの上に積層した導電層36cをパターン化して
個別電極32群が形成される。金属支持体との間は絶縁
層36bにより熱伝導性が低いので、導電層36cを薄
くすれば個別電極32自体の熱容量が小さくなり、又、
その面方向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録媒体3
1中に発生した熱が個別電極32を介して記録ヘッド3
6の構成部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッド36
と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止す
ることができる。
【0071】図23(B)は、記録ヘッド36の支持体
36aが、電気絶縁性及び熱抵抗の高い合成樹脂やガラ
スの場合で、その表面に直接形成された導電層36cを
パターン化して個別電極32群が形成される。支持体3
6aの熱伝導性が低いので、導電層36cを薄くすれば
個別電極32自体の熱容量が小さくなり、又、その面方
向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録媒体31中に発
生した熱が個別電極32を介して記録ヘッド36の構成
部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッド36と接する
導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止することが
できる。
36aが、電気絶縁性及び熱抵抗の高い合成樹脂やガラ
スの場合で、その表面に直接形成された導電層36cを
パターン化して個別電極32群が形成される。支持体3
6aの熱伝導性が低いので、導電層36cを薄くすれば
個別電極32自体の熱容量が小さくなり、又、その面方
向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録媒体31中に発
生した熱が個別電極32を介して記録ヘッド36の構成
部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッド36と接する
導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止することが
できる。
【0072】図23(C)は、記録ヘッド36の個別電
極32群が、電気絶縁性及び断熱性を有する合成樹脂フ
ィルムの絶縁層36bの表面に積層した導電膜36cを
パターン化して形成され、これを取り付ける支持体36
aとの間は合成樹脂フィルムにより熱伝導性が低いの
で、導電層36cを薄くすれば個別電極32自体の熱容
量が小さくなり、又、その面方向の熱抵抗が高くなるの
で、導電性記録媒体31中に発生した熱が個別電極32
を介して記録ヘッド36の構成部材側へ流出するのを抑
制し、記録ヘッド36と接する導電性記録媒体31の記
録濃度の低下を防止することができる。
極32群が、電気絶縁性及び断熱性を有する合成樹脂フ
ィルムの絶縁層36bの表面に積層した導電膜36cを
パターン化して形成され、これを取り付ける支持体36
aとの間は合成樹脂フィルムにより熱伝導性が低いの
で、導電層36cを薄くすれば個別電極32自体の熱容
量が小さくなり、又、その面方向の熱抵抗が高くなるの
で、導電性記録媒体31中に発生した熱が個別電極32
を介して記録ヘッド36の構成部材側へ流出するのを抑
制し、記録ヘッド36と接する導電性記録媒体31の記
録濃度の低下を防止することができる。
【0073】図23(D)は、記録ヘッド36の個別電
極32群が形成された前記合成樹脂フィルムの絶縁層3
6bと、これを取り付ける支持体36aとの間に、ゴム
弾性を有する部材36b’を配置したもので、導電層3
6cを薄くすれば個別電極32自体の熱容量が小さくな
り、又その面方向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録
媒体31中に発生した熱が個別電極32を介して記録ヘ
ッド36の構成部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッ
ド36と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を
防止すると共に、ゴム弾性部材36b’により導電性記
録媒体31と個別電極32群との接触を確実にすること
ができる。
極32群が形成された前記合成樹脂フィルムの絶縁層3
6bと、これを取り付ける支持体36aとの間に、ゴム
弾性を有する部材36b’を配置したもので、導電層3
6cを薄くすれば個別電極32自体の熱容量が小さくな
り、又その面方向の熱抵抗が高くなるので、導電性記録
媒体31中に発生した熱が個別電極32を介して記録ヘ
ッド36の構成部材側へ流出するのを抑制し、記録ヘッ
ド36と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を
防止すると共に、ゴム弾性部材36b’により導電性記
録媒体31と個別電極32群との接触を確実にすること
ができる。
【0074】図23(E)は、記録ヘッド36の個別電
極32群を形成する導電層36cの導電性記録媒体31
と接する部分に互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜3
6dを積層したもので、導電性記録媒体31との接触摺
動による個別電極32群の摩耗を抑制することができ
る。
極32群を形成する導電層36cの導電性記録媒体31
と接する部分に互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜3
6dを積層したもので、導電性記録媒体31との接触摺
動による個別電極32群の摩耗を抑制することができ
る。
【0075】図24、図25は、本実施の形態に基く実
用的な記録装置に用いるプラテン37の説明図で、導電
性記録媒体31の保持、或いは、搬送機能に加えて、共
通電極33の機能を併せ持つ。
用的な記録装置に用いるプラテン37の説明図で、導電
性記録媒体31の保持、或いは、搬送機能に加えて、共
通電極33の機能を併せ持つ。
【0076】図24(A)は、平板型のプラテン37、
図24(B)は、円柱型のプラテン37で、導電性記録
媒体31の保持、搬送機能と共通電極33の機能とを併
せ持つ。
図24(B)は、円柱型のプラテン37で、導電性記録
媒体31の保持、搬送機能と共通電極33の機能とを併
せ持つ。
【0077】図24(A)(B)共通に、37aはプラ
テンの機構部材、37bは電気的、熱的絶縁層、37c
は共通電極となる導電体層である。
テンの機構部材、37bは電気的、熱的絶縁層、37c
は共通電極となる導電体層である。
【0078】図25は、プラテン37の断面構造を示す
説明図である。図25(A)は、プラテン37の機構部
材37a全体が導電体になっている場合で、その体積抵
抗率が、これと接する導電性記録媒体31の体積抵抗率
と同等以下であれば、前述のように、通電電流は導電性
記録媒体31の個別電極32と共通電極33との間の最
短距離の部分を集中して流れる。又、プラテン37の機
構部材37aの熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の場合
は、導電性記録媒体31中で発生する熱の共通電極32
側への流出を抑制し、これと接する導電性記録媒体31
の記録濃度の低下を防止することができる。
説明図である。図25(A)は、プラテン37の機構部
材37a全体が導電体になっている場合で、その体積抵
抗率が、これと接する導電性記録媒体31の体積抵抗率
と同等以下であれば、前述のように、通電電流は導電性
記録媒体31の個別電極32と共通電極33との間の最
短距離の部分を集中して流れる。又、プラテン37の機
構部材37aの熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の場合
は、導電性記録媒体31中で発生する熱の共通電極32
側への流出を抑制し、これと接する導電性記録媒体31
の記録濃度の低下を防止することができる。
【0079】図25(B)は、プラテン37の機構部材
37aに支持された導電層37cを、体積抵抗率がこれ
と接する導電性記録媒体31の体積抵抗率よりも低く、
且つ、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の導電層で形成
したもので、導電性記録媒体31の厚さ方向に流れる電
流の、共通電極33と接する導電性記録媒体31中での
拡散を防止すると共に、導電性記録媒体31中に発生す
る熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極33と
接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を抑制する
ことができる。
37aに支持された導電層37cを、体積抵抗率がこれ
と接する導電性記録媒体31の体積抵抗率よりも低く、
且つ、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の導電層で形成
したもので、導電性記録媒体31の厚さ方向に流れる電
流の、共通電極33と接する導電性記録媒体31中での
拡散を防止すると共に、導電性記録媒体31中に発生す
る熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極33と
接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を抑制する
ことができる。
【0080】図25(C)は、プラテン37の機構部材
37aに支持された導電層37cを導電性ゴム37c’
で形成したもので、複数枚重ねられた導電性記録媒体3
1の厚さ方向に流れる電流の共通電極33と接する導電
性記録媒体31中での拡散を防止すると共に、導電性ゴ
ム層の熱伝導率が低いため、導電性記録媒体31中に発
生する熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極3
3と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止
することができ、さらに、そのゴム弾性により、記録ヘ
ッド36の個別電極32群及び共通電極33と導電性記
録媒体31との良好な電気的接触を保つと共に、共通電
極33に導電性記録媒体31の搬送機能を持たせた場合
には導電性記録媒体31の搬送を円滑に行うことができ
る。
37aに支持された導電層37cを導電性ゴム37c’
で形成したもので、複数枚重ねられた導電性記録媒体3
1の厚さ方向に流れる電流の共通電極33と接する導電
性記録媒体31中での拡散を防止すると共に、導電性ゴ
ム層の熱伝導率が低いため、導電性記録媒体31中に発
生する熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極3
3と接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止
することができ、さらに、そのゴム弾性により、記録ヘ
ッド36の個別電極32群及び共通電極33と導電性記
録媒体31との良好な電気的接触を保つと共に、共通電
極33に導電性記録媒体31の搬送機能を持たせた場合
には導電性記録媒体31の搬送を円滑に行うことができ
る。
【0081】図25(D)は、プラテン37の機構部材
37aの表面に、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断
熱層37bを介して、体積抵抗率がこれと接する導電性
記録媒体31の体積抵抗率よりも低い導電膜で形成した
もので、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の厚さ方
向に流れる電流の、共通電極33と接する導電性記録媒
体31中での拡散を防止すると共に、導電膜の熱伝導率
が低いため、導電性記録媒体31中に発生する熱の共通
電極33側への流出を抑制し共通電極33と接する導電
性記録媒体31の記録濃度の低下を防止することができ
る。
37aの表面に、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断
熱層37bを介して、体積抵抗率がこれと接する導電性
記録媒体31の体積抵抗率よりも低い導電膜で形成した
もので、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の厚さ方
向に流れる電流の、共通電極33と接する導電性記録媒
体31中での拡散を防止すると共に、導電膜の熱伝導率
が低いため、導電性記録媒体31中に発生する熱の共通
電極33側への流出を抑制し共通電極33と接する導電
性記録媒体31の記録濃度の低下を防止することができ
る。
【0082】図25(E)は、図25(D)の断熱層3
7bをゴム弾性を有する材料37b’で形成したもの
で、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の厚さ方向に
流れる電流の、共通電極33と接する導電性記録媒体3
1中での拡散を防止や、導電性記録媒体31中に発生す
る熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極33と
接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止する
ことに加え、さらに、そのゴム弾性により、記録ヘッド
36の個別電極32群及び共通電極33と導電性記録媒
体31との良好な電気的接触を保つと共に、共通電極3
3に導電性記録媒体31の搬送機能を持たせた場合には
導電性記録媒体31の搬送を円滑に行うことができる。
7bをゴム弾性を有する材料37b’で形成したもの
で、複数枚重ねられた導電性記録媒体31の厚さ方向に
流れる電流の、共通電極33と接する導電性記録媒体3
1中での拡散を防止や、導電性記録媒体31中に発生す
る熱の共通電極33側への流出を抑制し共通電極33と
接する導電性記録媒体31の記録濃度の低下を防止する
ことに加え、さらに、そのゴム弾性により、記録ヘッド
36の個別電極32群及び共通電極33と導電性記録媒
体31との良好な電気的接触を保つと共に、共通電極3
3に導電性記録媒体31の搬送機能を持たせた場合には
導電性記録媒体31の搬送を円滑に行うことができる。
【0083】次に、本実施の形態に基くノンインパクト
記録方法に関して実施した各種基礎実験に関して説明す
る。図26は、本実施の形態に関して実施した基礎実験
装置の説明図である。図示したように、連結部材38で
結合された上下2枚のABS樹脂板による天板39と台
板40があり、導電性記録媒体31の上面に接触する記
録ヘッド36は、ヘッド抑え軸41とそのヘッド抑え軸
41が長さ方向に摺動自在な貫通穴を持つ天板39とコ
イルばね42とによって共通電極33側に付勢されてい
る。導電性記録媒体31の下面に接触するプラテン37
は、ABS樹脂の台板40の上に載せて使用する。
記録方法に関して実施した各種基礎実験に関して説明す
る。図26は、本実施の形態に関して実施した基礎実験
装置の説明図である。図示したように、連結部材38で
結合された上下2枚のABS樹脂板による天板39と台
板40があり、導電性記録媒体31の上面に接触する記
録ヘッド36は、ヘッド抑え軸41とそのヘッド抑え軸
41が長さ方向に摺動自在な貫通穴を持つ天板39とコ
イルばね42とによって共通電極33側に付勢されてい
る。導電性記録媒体31の下面に接触するプラテン37
は、ABS樹脂の台板40の上に載せて使用する。
【0084】記録ヘッド36とプラテン37との接触圧
力は、ヘッド抑え軸41のコイルばね42の圧力調節機
構により調節する。又、導電性記録媒体31に印加する
電圧及び印加時間は、電源43及び制御スイッチ44で
設定する。
力は、ヘッド抑え軸41のコイルばね42の圧力調節機
構により調節する。又、導電性記録媒体31に印加する
電圧及び印加時間は、電源43及び制御スイッチ44で
設定する。
【0085】図27は、図26に示した実験装置を使っ
た導電性記録媒体31に関する基礎実験の説明図であ
る。図示したように、記録ヘッド36は、直径12m
m、高さ10mmの円柱状のABS樹脂の中心に、前記
ヘッド抑え軸41と嵌合する穴を設け、その周辺にφ
0.5mmの銅線を8本埋め込んだものを、実験装置の
ヘッド抑え軸41に取付け、プラテン37は、大きさ1
00mm×100mm、厚さ1mmのアルミ板の表面
に、厚さ90μm、体積抵抗率4.5Ω・cmの導電性
ゴム層を形成したものを使用した。記録ヘッド36とプ
ラテン37との接触圧力は、導電性記録媒体31を取り
去った状態で約1.2Kgになるように調節した。
た導電性記録媒体31に関する基礎実験の説明図であ
る。図示したように、記録ヘッド36は、直径12m
m、高さ10mmの円柱状のABS樹脂の中心に、前記
ヘッド抑え軸41と嵌合する穴を設け、その周辺にφ
0.5mmの銅線を8本埋め込んだものを、実験装置の
ヘッド抑え軸41に取付け、プラテン37は、大きさ1
00mm×100mm、厚さ1mmのアルミ板の表面
に、厚さ90μm、体積抵抗率4.5Ω・cmの導電性
ゴム層を形成したものを使用した。記録ヘッド36とプ
ラテン37との接触圧力は、導電性記録媒体31を取り
去った状態で約1.2Kgになるように調節した。
【0086】この実験に使用した導電性記録媒体31は
次の通りである。 導電性記録媒体(A):填材や結着剤を含まない大きさ
60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙に、白色導
電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を含浸・乾燥
させた導電性感熱発色紙で、導電性微粉末の添加量を増
減して、体積抵抗率が同じもの、異なるものを作成しそ
れらを組み合わせて通電試験した。
次の通りである。 導電性記録媒体(A):填材や結着剤を含まない大きさ
60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙に、白色導
電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を含浸・乾燥
させた導電性感熱発色紙で、導電性微粉末の添加量を増
減して、体積抵抗率が同じもの、異なるものを作成しそ
れらを組み合わせて通電試験した。
【0087】表1(A)はその試験結果を纏めたもので
ある。
ある。
【0088】
【表1A】
【0089】導電性記録媒体(B):填材や結着剤を含
まない大きさは60mm×90mm、厚さ約80μmの
基紙に、白色導電性微粉末を分散させた水溶性樹脂液を
含浸・乾燥させたものの表面に、前記記録媒体(A)と
同じ白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を
塗布・乾燥させた2層構造の導電性感熱発色紙で、導電
性微粉末の添加量を増減して、2層の体積抵抗率が同じ
もの、異なるものを作成しそれらを組み合わせて通電試
験した。
まない大きさは60mm×90mm、厚さ約80μmの
基紙に、白色導電性微粉末を分散させた水溶性樹脂液を
含浸・乾燥させたものの表面に、前記記録媒体(A)と
同じ白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を
塗布・乾燥させた2層構造の導電性感熱発色紙で、導電
性微粉末の添加量を増減して、2層の体積抵抗率が同じ
もの、異なるものを作成しそれらを組み合わせて通電試
験した。
【0090】表1(B)はその試験結果を纏めたもので
ある。
ある。
【0091】
【表1B】
【0092】表1(A)及び表1(B)から得られる知
見について説明する。図19で説明したことと重なる
が、重ねられた導電性記録媒体31の単層、2層を問わ
ず、導電性記録媒体31を構成する各層の体積抵抗率
が、全て同一か、或いは、個別電極32側から共通電極
33側に向けて相対的に順次低くなっている場合は問題
ないが、これが大きく逆転している場合は問題がある。
この実験結果では体積抵抗率の相対値の逆転の度合いが
2桁以上になると鮮明な記録ドットが得られなかった。
又、各実験に共通して、記録ヘッド36に接する1枚目
の紙の発色が2枚目に比べて薄い現象が見られた。
見について説明する。図19で説明したことと重なる
が、重ねられた導電性記録媒体31の単層、2層を問わ
ず、導電性記録媒体31を構成する各層の体積抵抗率
が、全て同一か、或いは、個別電極32側から共通電極
33側に向けて相対的に順次低くなっている場合は問題
ないが、これが大きく逆転している場合は問題がある。
この実験結果では体積抵抗率の相対値の逆転の度合いが
2桁以上になると鮮明な記録ドットが得られなかった。
又、各実験に共通して、記録ヘッド36に接する1枚目
の紙の発色が2枚目に比べて薄い現象が見られた。
【0093】図28は、図26に示した実験装置を使っ
た記録ヘッド36に関する基礎実験の説明図である。こ
の実験で導電性記録媒体31は、填材や結着剤を含まな
い大きさ60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙
に、白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を
含浸・乾燥させた、体積抵抗率が約5〜8×102Ω・
cmの導電性感熱発色紙を3枚重ねたものを使用した。
プラテン37は前記導電性記録媒体31の基礎実験で使
用した、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmの
アルミ板の表面に、厚さ90μm、体積抵抗率4.5Ω
・cmの導電性ゴム層を形成したものを使用した。記録
ヘッド36とプラテン37との接触圧力は、導電性記録
媒体31を取り去った状態で約1.2Kgになるように
調節し、DC40Vの電圧を50ms印加した。
た記録ヘッド36に関する基礎実験の説明図である。こ
の実験で導電性記録媒体31は、填材や結着剤を含まな
い大きさ60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙
に、白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を
含浸・乾燥させた、体積抵抗率が約5〜8×102Ω・
cmの導電性感熱発色紙を3枚重ねたものを使用した。
プラテン37は前記導電性記録媒体31の基礎実験で使
用した、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmの
アルミ板の表面に、厚さ90μm、体積抵抗率4.5Ω
・cmの導電性ゴム層を形成したものを使用した。記録
ヘッド36とプラテン37との接触圧力は、導電性記録
媒体31を取り去った状態で約1.2Kgになるように
調節し、DC40Vの電圧を50ms印加した。
【0094】この実験に使用した記録ヘッド36は次の
通りである。 記録ヘッド(A):図27に示した円柱状のABS樹脂
にφ0.5mmの銅線を8本埋め込んだもので、導電性
記録媒体31に関する基礎実験で使用した記録ヘッド3
6そのものである。
通りである。 記録ヘッド(A):図27に示した円柱状のABS樹脂
にφ0.5mmの銅線を8本埋め込んだもので、導電性
記録媒体31に関する基礎実験で使用した記録ヘッド3
6そのものである。
【0095】記録ヘッド(B):図28に示した形状の
記録ヘッド36で、大きさ20mm×50mm、厚さ1
mmのガラス基板に蒸着した、厚さ1μmの金属アルミ
の薄膜をエッチングにより幅0.5mmの帯状にパター
ン化し、その先端から0.5mmの部分と端子部を残し
てアルミナをスパッタリングして絶縁膜を形成したもの
である。
記録ヘッド36で、大きさ20mm×50mm、厚さ1
mmのガラス基板に蒸着した、厚さ1μmの金属アルミ
の薄膜をエッチングにより幅0.5mmの帯状にパター
ン化し、その先端から0.5mmの部分と端子部を残し
てアルミナをスパッタリングして絶縁膜を形成したもの
である。
【0096】記録ヘッド(C):記録ヘッド(B)と同
様な形状の記録ヘッド36で、金属アルミ基板の表面に
厚さ約4μmポリイミド樹脂の絶縁膜を形成し、その上
にスパッタリングで厚さ1μmの銅の薄膜を積層し、エ
ッチングにより、幅0.5mmの帯状にパターン化し、
その先端から0.5mmの部分と端子部を残してアルミ
ナをスパッタリングして絶縁膜を形成したものである。
様な形状の記録ヘッド36で、金属アルミ基板の表面に
厚さ約4μmポリイミド樹脂の絶縁膜を形成し、その上
にスパッタリングで厚さ1μmの銅の薄膜を積層し、エ
ッチングにより、幅0.5mmの帯状にパターン化し、
その先端から0.5mmの部分と端子部を残してアルミ
ナをスパッタリングして絶縁膜を形成したものである。
【0097】記録ヘッド(B)、記録ヘッド(C)は、
記録ヘッド(A)のように円形ではないが、図28に示
したように、導電性記録媒体31との位置をずらせて接
触させ、コイルばね42の調節機構で単位面積当たりの
接触圧力を記録ヘッド(A)と同じになるように調節し
た。表2はその試験結果を纏めたものである。
記録ヘッド(A)のように円形ではないが、図28に示
したように、導電性記録媒体31との位置をずらせて接
触させ、コイルばね42の調節機構で単位面積当たりの
接触圧力を記録ヘッド(A)と同じになるように調節し
た。表2はその試験結果を纏めたものである。
【0098】
【表2】
【0099】表2から得られる知見について説明する。
記録ヘッド(A)を使用した場合に、1枚目の導電性感
熱発色紙の発色が2枚目の発色紙に対して薄かった点に
ついての考察として、この記録ヘッド(A)の個別電極
32材料である銅の熱伝導率が約400W・m~1・K~1
と高く、又、φ0.5mmの銅線の熱容量も大きいの
で、通電電流により1枚目の感熱発色紙中で発生した熱
が個別電極32に吸収されているものと推測される。
記録ヘッド(A)を使用した場合に、1枚目の導電性感
熱発色紙の発色が2枚目の発色紙に対して薄かった点に
ついての考察として、この記録ヘッド(A)の個別電極
32材料である銅の熱伝導率が約400W・m~1・K~1
と高く、又、φ0.5mmの銅線の熱容量も大きいの
で、通電電流により1枚目の感熱発色紙中で発生した熱
が個別電極32に吸収されているものと推測される。
【0100】記録ヘッド(B)、記録ヘッド(C)を使
用した場合は、記録ヘッド(A)のような現象が顕著に
現れなかった点についての考察として、記録ヘッド
(B)、記録ヘッド(C)の個別電極32は、熱伝導性
の低いガラス板、又は、ポリイミド膜の上に積層された
薄膜パターンで、その材料である金属アルミの熱伝導率
は約230〜240W・m~1・K~1、銅の熱伝導率は前
記したように約400W・m~1・K~1と高いが、いずれ
も厚さが1μmなので、個別電極32自体の熱容量が小
さく、又、膜面方向の熱抵抗が高いので、導電性感熱発
色紙中に発生した熱が個別電極32及びその帯状パター
ンを伝達して記録ヘッド36の構成部材側へ流出するの
を抑制しているものと推察される。
用した場合は、記録ヘッド(A)のような現象が顕著に
現れなかった点についての考察として、記録ヘッド
(B)、記録ヘッド(C)の個別電極32は、熱伝導性
の低いガラス板、又は、ポリイミド膜の上に積層された
薄膜パターンで、その材料である金属アルミの熱伝導率
は約230〜240W・m~1・K~1、銅の熱伝導率は前
記したように約400W・m~1・K~1と高いが、いずれ
も厚さが1μmなので、個別電極32自体の熱容量が小
さく、又、膜面方向の熱抵抗が高いので、導電性感熱発
色紙中に発生した熱が個別電極32及びその帯状パター
ンを伝達して記録ヘッド36の構成部材側へ流出するの
を抑制しているものと推察される。
【0101】図29は、図26に示した実験装置を使っ
たプラテン37に関する基礎実験の説明図である。この
実験で導電性記録媒体31は、填材や結着剤を含まない
大きさ60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙に、
白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を含浸
・乾燥させた、体積抵抗率が約5〜8×10Ω・cmの
導電性感熱発色紙を3枚重ねて使用した。記録ヘッド3
6は、図27に示した円柱状のABS樹脂にφ0.5m
mの銅線を8本埋め込んだもので、導電性記録媒体31
に関する基礎実験で使用した記録ヘッド36そのものを
使用した。記録ヘッド36とプラテン37との接触圧力
は、導電性記録媒体31を取り去った状態で約1.2k
gになるように調節し、DC40Vの電圧を50ms印
加した。
たプラテン37に関する基礎実験の説明図である。この
実験で導電性記録媒体31は、填材や結着剤を含まない
大きさ60mm×90mm、厚さ約80μmの基紙に、
白色導電性微粉末を分散させた水系感熱発色剤液を含浸
・乾燥させた、体積抵抗率が約5〜8×10Ω・cmの
導電性感熱発色紙を3枚重ねて使用した。記録ヘッド3
6は、図27に示した円柱状のABS樹脂にφ0.5m
mの銅線を8本埋め込んだもので、導電性記録媒体31
に関する基礎実験で使用した記録ヘッド36そのものを
使用した。記録ヘッド36とプラテン37との接触圧力
は、導電性記録媒体31を取り去った状態で約1.2k
gになるように調節し、DC40Vの電圧を50ms印
加した。
【0102】この実験に使用したプラテンは次の通りで
ある。 プラテン(A):図29(A)に示したような金属の単
層構造のプラテン37で、アルミ板、アルミ箔、ステン
レス板(SUS304)を、図26に示した実験装置の
ABS樹脂の台板40に載せ、これらに直接電源を接続
して実験した。
ある。 プラテン(A):図29(A)に示したような金属の単
層構造のプラテン37で、アルミ板、アルミ箔、ステン
レス板(SUS304)を、図26に示した実験装置の
ABS樹脂の台板40に載せ、これらに直接電源を接続
して実験した。
【0103】プラテン(B):図29(B)に示したよ
うな、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmのア
ルミ板の表面に、金属以外の導電材料を配置した2層構
造のプラテン37で、導電材料として導電ゴム、導電
紙、導電布をアルミ板に重ねるか、塗布したものを前記
台板40に載せ、このアルミ板に電源43を接続して実
験した。
うな、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmのア
ルミ板の表面に、金属以外の導電材料を配置した2層構
造のプラテン37で、導電材料として導電ゴム、導電
紙、導電布をアルミ板に重ねるか、塗布したものを前記
台板40に載せ、このアルミ板に電源43を接続して実
験した。
【0104】プラテン(C):図29(B)に示したよ
うな、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmのガ
ラス板の表面に、金属又は導電性のある金属酸化物の薄
膜を形成したもので、この薄膜は厚さ1μmの金属アル
ミ及びITO(Indium Tin Oxide)で、前記台板40に
載せて電源43を接続して実験した。表3はその結果を
纏めたものである。
うな、大きさ100mm×100mm、厚さ1mmのガ
ラス板の表面に、金属又は導電性のある金属酸化物の薄
膜を形成したもので、この薄膜は厚さ1μmの金属アル
ミ及びITO(Indium Tin Oxide)で、前記台板40に
載せて電源43を接続して実験した。表3はその結果を
纏めたものである。
【0105】
【表3A】
【0106】
【表3B】
【0107】
【表3C】
【0108】表3から得られる知見について説明する。
プラテン(A)を使用した場合に、共通電極33と接す
る感熱発色紙の発色が2枚目の発色紙に対して薄かった
点についての考察として、金属は熱伝導率が高いためこ
れと接する3枚目の感熱発色紙中で発生した熱が共通電
極33に吸収されているものと推測される。前記した熱
伝導率が約230〜240W・m~1・K~1のアルミの場
合は厚さが17μmの箔を使用しても顕著な改善は見ら
れなかった。金属の中では熱伝導率が低いステンレス板
(SUS304は約15W・m~1・K~1)で実験した結
果も若干の改善が見られたが満足できるレベルには達し
なかった。
プラテン(A)を使用した場合に、共通電極33と接す
る感熱発色紙の発色が2枚目の発色紙に対して薄かった
点についての考察として、金属は熱伝導率が高いためこ
れと接する3枚目の感熱発色紙中で発生した熱が共通電
極33に吸収されているものと推測される。前記した熱
伝導率が約230〜240W・m~1・K~1のアルミの場
合は厚さが17μmの箔を使用しても顕著な改善は見ら
れなかった。金属の中では熱伝導率が低いステンレス板
(SUS304は約15W・m~1・K~1)で実験した結
果も若干の改善が見られたが満足できるレベルには達し
なかった。
【0109】これに対してプラテン(B)の場合は、ア
ルミ板の表面の導電性記録媒体31と接する導電層が金
属以外の材料で形成されていて、その導電層を構成して
いる材料の熱伝導率は全て1W・m~1・K~1以下で金属
に比べて1桁乃至3桁低いため、これと接する導電性感
熱紙中で発生した熱がプラテン37側へ流出するのを抑
制しているものと推測される。液状の導電ゴムをアルミ
板に塗布・乾燥したプラテン37を使用した実験では、
塗布厚さを30μmまで薄くしても良好な発色を示し
た。
ルミ板の表面の導電性記録媒体31と接する導電層が金
属以外の材料で形成されていて、その導電層を構成して
いる材料の熱伝導率は全て1W・m~1・K~1以下で金属
に比べて1桁乃至3桁低いため、これと接する導電性感
熱紙中で発生した熱がプラテン37側へ流出するのを抑
制しているものと推測される。液状の導電ゴムをアルミ
板に塗布・乾燥したプラテン37を使用した実験では、
塗布厚さを30μmまで薄くしても良好な発色を示し
た。
【0110】一方、プラテン(C)の場合は、ガラス板
の表面に形成した導電性記録媒体31と接する導電層が
金属又は金属酸化物の薄膜で、熱伝導性は高いが厚さ1
μmの薄膜のため、熱容量が小さく、又、膜面方向の熱
伝導性が低いので、導電性記録媒体31中で発生した熱
が導電層を伝達して広がるのが抑制されているものと推
測される。
の表面に形成した導電性記録媒体31と接する導電層が
金属又は金属酸化物の薄膜で、熱伝導性は高いが厚さ1
μmの薄膜のため、熱容量が小さく、又、膜面方向の熱
伝導性が低いので、導電性記録媒体31中で発生した熱
が導電層を伝達して広がるのが抑制されているものと推
測される。
【0111】図30は、以上の基礎実験で得た知見に基
づく実用的な記録装置の主要部の構成図である。31は
複数枚重ね合わせた導電性記録媒体で、三枚重ねた状態
を示す。この複数枚重ね合わされた導電性記録媒体31
は、上面に接する通電式の記録ヘッド36と下面に接す
るローラ状のプラテン37とにより挟持されていて、導
電性記録媒体31はプラテン37の回転により記録ヘッ
ド36に接触しながら矢印の方向に搬送され、文字や画
像信号に対応して記録ヘッド36とプラテン37との間
に通電することにより、導電性記録媒体31に所望の複
写記録を得るようになっている。
づく実用的な記録装置の主要部の構成図である。31は
複数枚重ね合わせた導電性記録媒体で、三枚重ねた状態
を示す。この複数枚重ね合わされた導電性記録媒体31
は、上面に接する通電式の記録ヘッド36と下面に接す
るローラ状のプラテン37とにより挟持されていて、導
電性記録媒体31はプラテン37の回転により記録ヘッ
ド36に接触しながら矢印の方向に搬送され、文字や画
像信号に対応して記録ヘッド36とプラテン37との間
に通電することにより、導電性記録媒体31に所望の複
写記録を得るようになっている。
【0112】図31は、通電式の記録ヘッド36の実施
例で、先ずアルミナ基板36aの表面の個別電極32を
形成する部分Aに蒲鉾形状のガラスグレーズ層36eを
形成し、その上に体積抵抗率の高い金属酸化物(例とし
てTaSiO2 )の薄膜36c’、体積抵抗率の低い金
属(Alに若干のSi、Cuを添加したもの)の薄膜3
6c、耐摩耗性の高い導電性材料(例としてTix N
y)の薄膜36dを順次重ねて形成する。この積層され
た3層の膜をエッチングにより帯状の多数のパターンに
分割し、そのパターンの片端に近いAの部分が個別電極
32群となり、中間には選択エッチングにより最下層の
金属酸化物の薄膜36c’だけを残した部分Bがあり、
他端の耐摩耗層36dを除去した部分Cが個別電極32
群への通電をON−OFFする制御用スイッチ34群及
びこの制御用スイッチ34群を制御する回路が集積され
たLSIチップ36pに接続され、さらに、このLSI
チップは外部接続用のコネクタ36qを介して通電記録
用電源43の片側の極に接続されている。前述の帯状パ
ターンの中間にある抵抗の高い部分Bは、通電記録の安
定化と回路の保護に寄与する。
例で、先ずアルミナ基板36aの表面の個別電極32を
形成する部分Aに蒲鉾形状のガラスグレーズ層36eを
形成し、その上に体積抵抗率の高い金属酸化物(例とし
てTaSiO2 )の薄膜36c’、体積抵抗率の低い金
属(Alに若干のSi、Cuを添加したもの)の薄膜3
6c、耐摩耗性の高い導電性材料(例としてTix N
y)の薄膜36dを順次重ねて形成する。この積層され
た3層の膜をエッチングにより帯状の多数のパターンに
分割し、そのパターンの片端に近いAの部分が個別電極
32群となり、中間には選択エッチングにより最下層の
金属酸化物の薄膜36c’だけを残した部分Bがあり、
他端の耐摩耗層36dを除去した部分Cが個別電極32
群への通電をON−OFFする制御用スイッチ34群及
びこの制御用スイッチ34群を制御する回路が集積され
たLSIチップ36pに接続され、さらに、このLSI
チップは外部接続用のコネクタ36qを介して通電記録
用電源43の片側の極に接続されている。前述の帯状パ
ターンの中間にある抵抗の高い部分Bは、通電記録の安
定化と回路の保護に寄与する。
【0113】図32は、共通電極33の機能と導電性記
録媒体31の搬送機能を有するローラ状のプラテン37
の実施例で、金属の円柱状軸心部37aの表面に、黒鉛
を添加した導電性ブチルゴム層37b’が形成されてい
る。円柱状軸心部37aは摺動ブラシを介して、通電記
録用電源35の記録ヘッド36と逆側の極に接続されて
いる。
録媒体31の搬送機能を有するローラ状のプラテン37
の実施例で、金属の円柱状軸心部37aの表面に、黒鉛
を添加した導電性ブチルゴム層37b’が形成されてい
る。円柱状軸心部37aは摺動ブラシを介して、通電記
録用電源35の記録ヘッド36と逆側の極に接続されて
いる。
【0114】以上の構成による通電記録装置で、複数枚
の重ね複写記録を試みた結果、記録ヘッド36の個別電
極32が薄膜で形成されているため、これと接する1枚
目の導電性記録媒体31からの熱の吸収が少なく発色も
良好であり、また、プラテン37側の共通電極33の外
周表面が熱伝導性の低い導電性ゴムで形成されているた
め、これと接する導電性記録媒体31からの熱の吸収も
少なく、またその発色も良好であった。
の重ね複写記録を試みた結果、記録ヘッド36の個別電
極32が薄膜で形成されているため、これと接する1枚
目の導電性記録媒体31からの熱の吸収が少なく発色も
良好であり、また、プラテン37側の共通電極33の外
周表面が熱伝導性の低い導電性ゴムで形成されているた
め、これと接する導電性記録媒体31からの熱の吸収も
少なく、またその発色も良好であった。
【0115】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の
体積抵抗率が略同一であるようにしたので、それらが複
数枚重ね合わされた状態であっても、その表裏両側に接
触する個別電極と共通電極とにより各導電性記録媒体の
厚さ方向に電流が拡散することなく流れ、その電流流路
に当たる部分が自己発熱して感熱発色層を発色させる
か、感熱転写インク層を他の媒体に転写させることによ
り同時に同一内容の記録をすることができ、しかも、各
導電性記録媒体の体積抵抗率が略同一であるため、通電
時に電流流路が導電性記録媒体内で拡散することがな
く、鮮明度の高い記録を行なうことができると云う効果
を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の
体積抵抗率が略同一であるようにしたので、それらが複
数枚重ね合わされた状態であっても、その表裏両側に接
触する個別電極と共通電極とにより各導電性記録媒体の
厚さ方向に電流が拡散することなく流れ、その電流流路
に当たる部分が自己発熱して感熱発色層を発色させる
か、感熱転写インク層を他の媒体に転写させることによ
り同時に同一内容の記録をすることができ、しかも、各
導電性記録媒体の体積抵抗率が略同一であるため、通電
時に電流流路が導電性記録媒体内で拡散することがな
く、鮮明度の高い記録を行なうことができると云う効果
を有する。
【0116】請求項2記載の発明は、導電性記録媒体の
両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共通
電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が発
生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイン
パクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の体
積抵抗率が前記共通電極に向かうにつれて低くなるよう
にしたので、それらが複数枚重ね合わされた状態であっ
ても、その表裏両側に接触する個別電極と共通電極とに
より各導電性記録媒体の厚さ方向に電流が拡散すること
なく流れ、その電流流路に当たる部分が自己発熱して感
熱発色層を発色させるか、感熱転写インク層を他の媒体
に転写させることにより同時に同一内容の記録をするこ
とができ、しかも、各導電性記録媒体の体積抵抗率が共
通電極に向かうにつれて低くなるようにしたため、通電
時に電流流路が導電性記録媒体内で拡散することがな
く、鮮明度の高い記録を行なうことができると云う効果
を有する。
両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共通
電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が発
生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイン
パクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数枚
重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体の各々の体
積抵抗率が前記共通電極に向かうにつれて低くなるよう
にしたので、それらが複数枚重ね合わされた状態であっ
ても、その表裏両側に接触する個別電極と共通電極とに
より各導電性記録媒体の厚さ方向に電流が拡散すること
なく流れ、その電流流路に当たる部分が自己発熱して感
熱発色層を発色させるか、感熱転写インク層を他の媒体
に転写させることにより同時に同一内容の記録をするこ
とができ、しかも、各導電性記録媒体の体積抵抗率が共
通電極に向かうにつれて低くなるようにしたため、通電
時に電流流路が導電性記録媒体内で拡散することがな
く、鮮明度の高い記録を行なうことができると云う効果
を有する。
【0117】請求項3記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層を形成
した2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱
発色層との体積抵抗率が略同一であるようにしたので、
導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に対向
して接触配置した個別電極及び共通電極により、各導電
性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することができ、
通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電流流
路に当たる部分の、導電性感熱発色層が発色して同時に
同一内容の複数枚の記録画像を得ることができると云う
効果を有する。
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層を形成
した2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱
発色層との体積抵抗率が略同一であるようにしたので、
導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に対向
して接触配置した個別電極及び共通電極により、各導電
性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することができ、
通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電流流
路に当たる部分の、導電性感熱発色層が発色して同時に
同一内容の複数枚の記録画像を得ることができると云う
効果を有する。
【0118】請求項4記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が基材の内層部に至るまで一様に導電性及び感
熱発色性を付与した単層のものであるようにしたので、
導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に対向
して接触配置した個別電極及び共通電極により、各導電
性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することができ、
通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電流流
路に当たる部分が発色して同時に同一内容の複数枚の記
録画像を得ることができると云う効果を有する。
記録媒体が基材の内層部に至るまで一様に導電性及び感
熱発色性を付与した単層のものであるようにしたので、
導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両側に対向
して接触配置した個別電極及び共通電極により、各導電
性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電することができ、
通電電流による導電性記録媒体の自己発熱でその電流流
路に当たる部分が発色して同時に同一内容の複数枚の記
録画像を得ることができると云う効果を有する。
【0119】請求項5記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層が形成
され裏面に導電性感熱溶融インク層が形成された3層構
造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱発色層と前
記導電性感熱溶融インク層との各体積抵抗率が略同一で
あるようにしたので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状
態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共
通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して
通電することができ、通電電流による導電性記録媒体の
自己発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色
し、感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して
同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる
と云う効果を有する。
記録媒体が導電性基材の表面に導電性感熱発色層が形成
され裏面に導電性感熱溶融インク層が形成された3層構
造であり、前記導電性基材と前記導電性感熱発色層と前
記導電性感熱溶融インク層との各体積抵抗率が略同一で
あるようにしたので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状
態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共
通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して
通電することができ、通電電流による導電性記録媒体の
自己発熱でその流路に当たる部分の感熱発色層が発色
し、感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して
同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることができる
と云う効果を有する。
【0120】請求項6記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が内層部に至るまで一様に感熱発色性を付与さ
れた導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層が形成
された2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感
熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるようにし
たので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両
側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極によ
り、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電するこ
とができ、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱で
その流路に当たる部分の導電性記録媒体が発色し、感熱
溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して同時に同
一内容の複数枚の記録画像を得ることができると云う効
果を有する。
記録媒体が内層部に至るまで一様に感熱発色性を付与さ
れた導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層が形成
された2層構造であり、前記導電性基材と前記導電性感
熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるようにし
たので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でもその両
側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極によ
り、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電するこ
とができ、通電電流による導電性記録媒体の自己発熱で
その流路に当たる部分の導電性記録媒体が発色し、感熱
溶融インク層が他の導電性記録媒体に転写して同時に同
一内容の複数枚の記録画像を得ることができると云う効
果を有する。
【0121】請求項7記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層
が形成された2層構造であり、前記導電性基材と前記導
電性感熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるよ
うにしたので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でも
その両側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極
により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電す
ることができ、通電電流による自己発熱でその流路に当
たる部分の感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転
写されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ること
ができると云う効果を有する。
記録媒体が導電性基材の裏面に導電性感熱溶融インク層
が形成された2層構造であり、前記導電性基材と前記導
電性感熱溶融インク層との体積抵抗率が略同一であるよ
うにしたので、導電性記録媒体を複数枚重ねた状態でも
その両側に対向して接触配置した個別電極及び共通電極
により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して通電す
ることができ、通電電流による自己発熱でその流路に当
たる部分の感熱溶融インク層が他の導電性記録媒体に転
写されて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ること
ができると云う効果を有する。
【0122】請求項8記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体が導電性基材の内層部に至るまで一様に導電性
を付与した単層の導電性記録媒体であるようにしたの
で、他の導電性記録媒体と組み合わせて複数枚重ねた状
態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共
通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して
通電することができ、通電電流による記録媒体の自己発
熱でその流路に当たる部分の感熱溶融インク層が転写さ
れて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることがで
きると云う効果を有する。
記録媒体が導電性基材の内層部に至るまで一様に導電性
を付与した単層の導電性記録媒体であるようにしたの
で、他の導電性記録媒体と組み合わせて複数枚重ねた状
態でもその両側に対向して接触配置した個別電極及び共
通電極により、各導電性記録媒体の厚さ方向に貫通して
通電することができ、通電電流による記録媒体の自己発
熱でその流路に当たる部分の感熱溶融インク層が転写さ
れて同時に同一内容の複数枚の記録画像を得ることがで
きると云う効果を有する。
【0123】請求項9記載の発明は、それぞれの導電性
記録媒体の体積抵抗率の絶対値が10~2〜102Ω・cm
のオーダ範囲にあり、1枚の導電性記録媒体を構成する
各層の体積抵抗率が略同一であるようにしたので、導電
性記録媒体の体積抵抗率の絶対値を、10~2〜102Ω
・cm のオーダ範囲にすることにより、個別電極と共通
電極間に印加する電圧や、各個別電極に流れる電流を、
実用的な記録装置の電源や駆動回路、とりわけ、携帯型
情報端末機器に搭載する電池電源や、個別電極群を選択
駆動する半導体ICの性能に適合させることができ、
又、1枚の導電性記録媒体を構成する各層の体積抵抗率
を略同一にすることにより、複数枚重ねられた記録媒体
を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最短
距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると云う効
果を有する。
記録媒体の体積抵抗率の絶対値が10~2〜102Ω・cm
のオーダ範囲にあり、1枚の導電性記録媒体を構成する
各層の体積抵抗率が略同一であるようにしたので、導電
性記録媒体の体積抵抗率の絶対値を、10~2〜102Ω
・cm のオーダ範囲にすることにより、個別電極と共通
電極間に印加する電圧や、各個別電極に流れる電流を、
実用的な記録装置の電源や駆動回路、とりわけ、携帯型
情報端末機器に搭載する電池電源や、個別電極群を選択
駆動する半導体ICの性能に適合させることができ、
又、1枚の導電性記録媒体を構成する各層の体積抵抗率
を略同一にすることにより、複数枚重ねられた記録媒体
を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最短
距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると云う効
果を有する。
【0124】請求項10記載の発明は、それぞれの導電
性記録媒体の各体積抵抗率が略同一であるようにしたの
で、複数枚の各導電性記録媒体を貫通して流れる通電電
流の流路を個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線
近傍に集中させることができると云う効果を有する。
性記録媒体の各体積抵抗率が略同一であるようにしたの
で、複数枚の各導電性記録媒体を貫通して流れる通電電
流の流路を個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線
近傍に集中させることができると云う効果を有する。
【0125】請求項11記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を互いに電気的に独立な複数の導電膜で形成
したので、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性
を低くすることができ、これにより、導電性記録媒体中
で発生した熱が個別電極を介して記録ヘッド側へ流出す
るのを抑制することができ、記録ヘッドと接する導電性
記録媒体の記録濃度の低下を防止することができると云
う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を互いに電気的に独立な複数の導電膜で形成
したので、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性
を低くすることができ、これにより、導電性記録媒体中
で発生した熱が個別電極を介して記録ヘッド側へ流出す
るのを抑制することができ、記録ヘッドと接する導電性
記録媒体の記録濃度の低下を防止することができると云
う効果を有する。
【0126】請求項12記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を金属支持体の表面に電気的及び熱的絶縁層
を介して積層した導電膜を複数に分割して形成したの
で、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低く
することにより、導電性記録媒体中で発生した熱が個別
電極を介して記録ヘッド側へ流出するのを抑制し、記録
ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を金属支持体の表面に電気的及び熱的絶縁層
を介して積層した導電膜を複数に分割して形成したの
で、導電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低く
することにより、導電性記録媒体中で発生した熱が個別
電極を介して記録ヘッド側へ流出するのを抑制し、記録
ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができると云う効果を有する。
【0127】請求項13記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を電気絶縁性及び断熱性を有する支持体の表
面に積層した導電膜を複数に分割して形成したので、導
電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くするこ
とにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッド
側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性記
録媒体の記録濃度の低下を防止することができると云う
効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を電気絶縁性及び断熱性を有する支持体の表
面に積層した導電膜を複数に分割して形成したので、導
電膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くするこ
とにより、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッド
側へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性記
録媒体の記録濃度の低下を防止することができると云う
効果を有する。
【0128】請求項14記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を合成樹脂フィルムの表面に積層した導電膜
を分割した導電膜パターンで形成し、この合成樹脂フィ
ルムを支持機構部材に貼り付けるようにしたので、導電
膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くすること
により、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッド側
へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性記録
媒体の記録濃度の低下を防止することができると云う効
果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る個別電極を合成樹脂フィルムの表面に積層した導電膜
を分割した導電膜パターンで形成し、この合成樹脂フィ
ルムを支持機構部材に貼り付けるようにしたので、導電
膜の膜厚を薄くして熱容量及び熱伝導性を低くすること
により、導電性記録媒体中で発生した熱が記録ヘッド側
へ流出するのを抑制し、記録ヘッドと接する導電性記録
媒体の記録濃度の低下を防止することができると云う効
果を有する。
【0129】請求項15記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る複数の個別電極を合成樹脂フィルムの表面に導電膜を
分割した導電膜パターンにより形成し、前記合成樹脂フ
ィルムを支持機構部材にゴム弾性を有する部材を介して
貼り付けるようにしたので、導電膜の膜厚を薄くして熱
容量及び熱伝導性を低くすることにより、導電性記録媒
体中で発生した熱が記録ヘッド側へ流出するのを抑制
し、記録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低
下を防止すると共に、個別電極と導電性記録媒体との電
気的接触を良好に保つことができる。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る複数の個別電極を合成樹脂フィルムの表面に導電膜を
分割した導電膜パターンにより形成し、前記合成樹脂フ
ィルムを支持機構部材にゴム弾性を有する部材を介して
貼り付けるようにしたので、導電膜の膜厚を薄くして熱
容量及び熱伝導性を低くすることにより、導電性記録媒
体中で発生した熱が記録ヘッド側へ流出するのを抑制
し、記録ヘッドと接する導電性記録媒体の記録濃度の低
下を防止すると共に、個別電極と導電性記録媒体との電
気的接触を良好に保つことができる。
【0130】請求項16記載の発明は、導電膜パターン
により形成された個別電極の少なくとも導電性記録媒体
と接する部分に、互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜
を積層した。従って、導電性記録媒体との接触摺動によ
る個別電極の摩耗を抑制することができると云う効果を
有する。
により形成された個別電極の少なくとも導電性記録媒体
と接する部分に、互いに電気的に独立な耐摩耗性導電膜
を積層した。従って、導電性記録媒体との接触摺動によ
る個別電極の摩耗を抑制することができると云う効果を
有する。
【0131】請求項17記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電性材料で形成したので、複
数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる電流
を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に
集中させることができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電性材料で形成したので、複
数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる電流
を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に
集中させることができると云う効果を有する。
【0132】請求項18記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電性材料で形成したので、複数枚重ねら
れた導電性記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極
と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させるこ
とができると共に、共通電極の熱伝導率が低いため、導
電性記録媒体中で発生する熱が共通電極側へ流出するの
を抑制し、共通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度
の低下を防止することができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電性材料で形成したので、複数枚重ねら
れた導電性記録媒体を貫通して流れる電流を、個別電極
と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近傍に集中させるこ
とができると共に、共通電極の熱伝導率が低いため、導
電性記録媒体中で発生する熱が共通電極側へ流出するの
を抑制し、共通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度
の低下を防止することができると云う効果を有する。
【0133】請求項19記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電層で支持機構部材の表面に形成したの
で、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる
電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近
傍に集中させることができると共に、導電性記録媒体中
に発生する熱が共通電極側へ流出するのを抑制し共通電
極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止する
ことができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を体積抵抗率がこれと接する導電性記録媒体
の体積抵抗率よりも低く、かつ、熱伝導率が1W・m~1
・K~1以下の導電層で支持機構部材の表面に形成したの
で、複数枚重ねられた導電性記録媒体を貫通して流れる
電流を、個別電極と共通電極とを最短距離で結ぶ直線近
傍に集中させることができると共に、導電性記録媒体中
に発生する熱が共通電極側へ流出するのを抑制し共通電
極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止する
ことができると云う効果を有する。
【0134】請求項20記載の発明は、導電層を導電性
ゴムにより形成したので、複数枚重ねられた導電性記録
媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを
最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共
に、ゴム弾性により導電性記録媒体と記録ヘッドの共通
電極との良好な電気的接触を保つことができると云う効
果を有する。
ゴムにより形成したので、複数枚重ねられた導電性記録
媒体を貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを
最短距離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共
に、ゴム弾性により導電性記録媒体と記録ヘッドの共通
電極との良好な電気的接触を保つことができると云う効
果を有する。
【0135】請求項21記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断熱層
を介して体積抵抗率がこれと接する導電性感熱記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電膜により支持機構部材の表
面に形成したので、複数枚重ねられた導電性記録媒体を
貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最短距
離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共に、導
電膜の熱伝導率が低く断熱層が存在するため、導電性記
録媒体中に発生する熱の共通電極側への流出を抑制し共
通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極を熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の断熱層
を介して体積抵抗率がこれと接する導電性感熱記録媒体
の体積抵抗率よりも低い導電膜により支持機構部材の表
面に形成したので、複数枚重ねられた導電性記録媒体を
貫通して流れる電流を、個別電極と共通電極とを最短距
離で結ぶ直線近傍に集中させることができると共に、導
電膜の熱伝導率が低く断熱層が存在するため、導電性記
録媒体中に発生する熱の共通電極側への流出を抑制し共
通電極と接する導電性記録媒体の記録濃度の低下を防止
することができると云う効果を有する。
【0136】請求項22記載の発明は、断熱層をゴム弾
性を有する材料により形成したので、ゴム弾性により、
記録ヘッドの共通電極と導電性記録媒体との良好な電気
的接触を保つことができると云う効果を有する。
性を有する材料により形成したので、ゴム弾性により、
記録ヘッドの共通電極と導電性記録媒体との良好な電気
的接触を保つことができると云う効果を有する。
【0137】請求項23記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る単数又は複数の個別電極が重ね合わされた前記導電性
記録媒体の一方の側に圧接しながら移動するようにした
ので、複数枚重ねられた導電性記録媒体を共通電極に圧
接させながら搬送する機能を個別電極に持たせたもので
あり、共通電極と対向している位置を記録ヘッドが移動
するときに、各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録
画像を形成することができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る単数又は複数の個別電極が重ね合わされた前記導電性
記録媒体の一方の側に圧接しながら移動するようにした
ので、複数枚重ねられた導電性記録媒体を共通電極に圧
接させながら搬送する機能を個別電極に持たせたもので
あり、共通電極と対向している位置を記録ヘッドが移動
するときに、各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録
画像を形成することができると云う効果を有する。
【0138】請求項24記載の発明は、導電性記録媒体
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極が重ね合わされた前記導電性記録媒体の一方
の側に圧接させながら搬送するようにしたので、複数枚
重ねられた導電性記録媒体を個別電極に圧接させながら
搬送する機能を共通電極に持たせたものであり、共通電
極が導電性記録媒体を搬送するときに、個別電極と対向
する位置で各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録画
像を形成することができると云う効果を有する。
の両面に互いに対向させて接触配置された個別電極と共
通電極との間に通電したときに、前記導電性記録媒体が
発生する熱エネルギーにより記録画像を形成するノンイ
ンパクト記録方法において、前記導電性記録媒体を複数
枚重ね合わせ、重ね合わされた導電性記録媒体に接触す
る共通電極が重ね合わされた前記導電性記録媒体の一方
の側に圧接させながら搬送するようにしたので、複数枚
重ねられた導電性記録媒体を個別電極に圧接させながら
搬送する機能を共通電極に持たせたものであり、共通電
極が導電性記録媒体を搬送するときに、個別電極と対向
する位置で各導電性記録媒体に同時に同一内容の記録画
像を形成することができると云う効果を有する。
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すもので、(a)
はプリンタの平面図、(b)はその側面図である。
はプリンタの平面図、(b)はその側面図である。
【図2】通電プリントヘッドの平面図である。
【図3】三枚重ねの記録媒体の縦断側面図である。
【図4】記録媒体の基材の側面図である。
【図5】基材のセルロースの説明図である。
【図6】記録媒体を電極間に配設した状態における通電
状態を示す縦断側面図である。
状態を示す縦断側面図である。
【図7】発色した記録媒体の平面図である。
【図8】記録媒体の基材中の通電のための構成を示すも
ので、(a)はセルロースの配置説明図、(b)は発熱状態
を示すグラフである。
ので、(a)はセルロースの配置説明図、(b)は発熱状態
を示すグラフである。
【図9】重ね伝票の構造を示すもので、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態を示す重ね伝票の
側面図である。
側面図である。
【図11】導電性感熱転写インク層が形成された記録媒
体の側面図である。
体の側面図である。
【図12】上下面に導電性感熱発色層と導電性感熱転写
インク層とがそれぞれ形成された記録媒体の側面図であ
る。
インク層とがそれぞれ形成された記録媒体の側面図であ
る。
【図13】重ね伝票の構造を示すもので、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
図、(b)は側面図である。
【図14】本発明の第三の実施の形態を示すもので、
(a)はプリンタの平面図、(b)はその側面図である。
(a)はプリンタの平面図、(b)はその側面図である。
【図15】通電状態を示す一部の断面図である。
【図16】隣接する個別電極に同時に電圧印加した時の
問題点を示す通電状態の縦断側面図である。
問題点を示す通電状態の縦断側面図である。
【図17】離間した個別電極に同時に電圧印加をしてい
る正常な通電状態を示す縦断側面図である。
る正常な通電状態を示す縦断側面図である。
【図18】本発明の第四の実施の形態を示すもので、ノ
ンインパクト記録方法の基本構成図である。
ンインパクト記録方法の基本構成図である。
【図19】記録媒体中の通電電流の流れを模式的に示す
説明図で、(A)は積層された導電性記録媒体の体積抵
抗率が略同一である場合、(B)は共通電極側が低い場
合、(C)は共通電極側が高い場合である。
説明図で、(A)は積層された導電性記録媒体の体積抵
抗率が略同一である場合、(B)は共通電極側が低い場
合、(C)は共通電極側が高い場合である。
【図20】記録装置の基本構成図である。
【図21】各種の導電性記録媒体を示す説明図で、
(A)は基材の表面に感熱発色層を形成したもの、
(B)は単層のもの、(C)は基材の表面に感熱発色層
を形成し裏面に感熱溶融インク層を形成したもの、
(D)は基材の裏面に感熱溶融インク層を形成したも
の、(E)は予め導電性を付与した基材の裏面に感熱溶
融インク層を形成したもの、(F)は導電性を有する基
材の単層のものである。
(A)は基材の表面に感熱発色層を形成したもの、
(B)は単層のもの、(C)は基材の表面に感熱発色層
を形成し裏面に感熱溶融インク層を形成したもの、
(D)は基材の裏面に感熱溶融インク層を形成したも
の、(E)は予め導電性を付与した基材の裏面に感熱溶
融インク層を形成したもの、(F)は導電性を有する基
材の単層のものである。
【図22】記録ヘッドの平面図である。
【図23】記録ヘッドの説明図であり、(A)は支持体
の表面に絶縁層を介して導電層を形成したもの、(B)
は支持体の表面に導電層を形成したもの、(C)は合成
樹脂フィルムの絶縁層の表面に導電膜を形成した上で支
持体に取り付けたもの、(D)は合成樹脂フィルムの絶
縁層の表面に導電膜を形成した上でゴム弾性を有する部
材を介在させて支持体に取り付けたもの、(E)は導電
性記録媒体に接する部分に耐摩耗性導電膜を形成したも
のである。
の表面に絶縁層を介して導電層を形成したもの、(B)
は支持体の表面に導電層を形成したもの、(C)は合成
樹脂フィルムの絶縁層の表面に導電膜を形成した上で支
持体に取り付けたもの、(D)は合成樹脂フィルムの絶
縁層の表面に導電膜を形成した上でゴム弾性を有する部
材を介在させて支持体に取り付けたもの、(E)は導電
性記録媒体に接する部分に耐摩耗性導電膜を形成したも
のである。
【図24】実用的な記録装置の一例を示すもので、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図25】プラテンの説明図であり、(A)は全体が導
電体になっている単層のもの、(B)は機構部材に導電
層を形成したもの、(C)は機構部材に導電性ゴムによ
る導電層を形成したもの、(D)は機構部材の表面に断
熱層を介して導電層を形成したもの、(E)は機構部材
の表面にゴム弾性を有する材料による断熱層を介して導
電層を形成したものである。
電体になっている単層のもの、(B)は機構部材に導電
層を形成したもの、(C)は機構部材に導電性ゴムによ
る導電層を形成したもの、(D)は機構部材の表面に断
熱層を介して導電層を形成したもの、(E)は機構部材
の表面にゴム弾性を有する材料による断熱層を介して導
電層を形成したものである。
【図26】導電性記録媒体に関する基礎実験装置の構造
図であり、(A)は側面図、(B)は回路図である。
図であり、(A)は側面図、(B)は回路図である。
【図27】記録ヘッドに関する基礎実験装置の構造図で
あり、(A)は全体の側面図、(B)は記録ヘッドの断
面図、(C)はその平面図である。
あり、(A)は全体の側面図、(B)は記録ヘッドの断
面図、(C)はその平面図である。
【図28】プラテンに関する基礎実験装置の構造図であ
り、(A)は側面図、(B)は平面図である。
り、(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図29】実験に使用したプラテンを示すもので、
(A)は金属単層のもの、(B)は金属の表面に金属以
外の導電体を形成したもの、(C)はガラス板の表面に
金属箔及び金属薄膜を形成したものである。
(A)は金属単層のもの、(B)は金属の表面に金属以
外の導電体を形成したもの、(C)はガラス板の表面に
金属箔及び金属薄膜を形成したものである。
【図30】実験に使用したプリンタの側面図である。
【図31】その通電ヘッドの説明図であり、(A)は平
面図、(B)は側面図、(C)は一部を拡大した側面図
である。
面図、(B)は側面図、(C)は一部を拡大した側面図
である。
【図32】そのプランテの説明図であり、(A)は縦断
側面図、(B)は正面図である。
側面図、(B)は正面図である。
31 導電性記録媒体 32 個別電極 33 共通電極
Claims (24)
- 【請求項1】 導電性記録媒体の両面に互いに対向させ
て接触配置された個別電極と共通電極との間に通電した
ときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギーに
より記録画像を形成するノンインパクト記録方法におい
て、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合わ
された導電性記録媒体の各々の体積抵抗率が略同一であ
るようにしたことを特徴とするノンインパクト記録方
法。 - 【請求項2】 導電性記録媒体の両面に互いに対向させ
て接触配置された個別電極と共通電極との間に通電した
ときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギーに
より記録画像を形成するノンインパクト記録方法におい
て、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合わ
された導電性記録媒体の各々の体積抵抗率が前記共通電
極に向かうにつれて低くなるようにしたことを特徴とす
るノンインパクト記録方法。 - 【請求項3】 それぞれの導電性記録媒体が導電性基材
の表面に導電性感熱発色層を形成した2層構造であり、
前記導電性基材と前記導電性感熱発色層との体積抵抗率
が略同一であることを特徴とする請求項1又は2記載の
ノンインパクト記録方法。 - 【請求項4】 それぞれの導電性記録媒体が基材の内層
部に至るまで一様に導電性及び感熱発色性を付与した単
層のものであることを特徴とする請求項1又は2記載の
ノンインパクト記録方法。 - 【請求項5】 それぞれの導電性記録媒体が導電性基材
の表面に導電性感熱発色層が形成され裏面に導電性感熱
溶融インク層が形成された3層構造であり、前記導電性
基材と前記導電性感熱発色層と前記導電性感熱溶融イン
ク層との各体積抵抗率が略同一であることを特徴とする
請求項1又は2記載のノンインパクト記録方法。 - 【請求項6】 それぞれの導電性記録媒体が内層部に至
るまで一様に感熱発色性を付与された導電性基材の裏面
に導電性感熱溶融インク層が形成された2層構造であ
り、前記導電性基材と前記導電性感熱溶融インク層との
体積抵抗率が略同一であることを特徴とする請求項1又
は2記載のノンインパクト記録方法。 - 【請求項7】 それぞれの導電性記録媒体が導電性基材
の裏面に導電性感熱溶融インク層が形成された2層構造
であり、前記導電性基材と前記導電性感熱溶融インク層
との体積抵抗率が略同一であることを特徴とする請求項
1又は2記載のノンインパクト記録方法。 - 【請求項8】 それぞれの導電性記録媒体が導電性基材
の内層部に至るまで一様に導電性を付与した単層の導電
性記録媒体であることを特徴とする請求項1又は2記載
のノンインパクト記録方法。 - 【請求項9】 それぞれの導電性記録媒体の体積抵抗率
の絶対値が10~2〜102Ω・cm のオーダ範囲にあ
り、1枚の導電性記録媒体を構成する各層の体積抵抗率
が略同一であることを特徴とする請求項3乃至8のいず
れか一記載のノンインパクト記録方法。 - 【請求項10】 それぞれの導電性記録媒体の各体積抵
抗率が略同一であることを特徴とする請求項3又は5乃
至7のいずれか一記載のノンインパクト記録方法。 - 【請求項11】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する個別電極を互いに電
気的に独立な複数の導電膜で形成したことを特徴とする
ノンインパクト記録方法。 - 【請求項12】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する個別電極を金属支持
体の表面に電気的及び熱的絶縁層を介して積層した導電
膜を複数に分割して形成したことを特徴とするンインパ
クト記録方法。 - 【請求項13】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する個別電極を電気絶縁
性及び断熱性を有する支持体の表面に積層した導電膜を
複数に分割して形成したことを特徴とするノンインパク
ト記録方法。 - 【請求項14】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する個別電極を合成樹脂
フィルムの表面に積層した導電膜を分割した導電膜パタ
ーンで形成し、この合成樹脂フィルムを支持機構部材に
貼り付けるようにしたことを特徴とするノンインパクト
記録方法。 - 【請求項15】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する複数の個別電極を合
成樹脂フィルムの表面に導電膜を分割した導電膜パター
ンにより形成し、前記合成樹脂フィルムを支持機構部材
にゴム弾性を有する部材を介して貼り付けるようにした
ことを特徴とするノンインパクト記録方法。 - 【請求項16】 導電膜パターンにより形成された個別
電極の少なくとも導電性記録媒体と接する部分に、互い
に電気的に独立な耐摩耗性導電膜を積層したことを特徴
とする請求項14又は15記載のノンインパクト記録方
法。 - 【請求項17】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する共通電極を体積抵抗
率がこれと接する導電性記録媒体の体積抵抗率よりも低
い導電性材料で形成したことを特徴とするノンインパク
ト記録方法。 - 【請求項18】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する共通電極を体積抵抗
率がこれと接する導電性記録媒体の体積抵抗率よりも低
く、かつ、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の導電性材
料で形成したことを特徴とするノンインパクト記録方
法。 - 【請求項19】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する共通電極を体積抵抗
率がこれと接する導電性記録媒体の体積抵抗率よりも低
く、かつ、熱伝導率が1W・m~1・K~1以下の導電層で
支持機構部材の表面に形成したことを特徴とするノンイ
ンパクト記録方法。 - 【請求項20】 導電層を導電性ゴムにより形成したこ
とを特徴とする請求項19記載のノンインパクト記録方
法。 - 【請求項21】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する共通電極を熱伝導率
が1W・m~1・K~1以下の断熱層を介して体積抵抗率が
これと接する導電性感熱記録媒体の体積抵抗率よりも低
い導電膜により支持機構部材の表面に形成したことを特
徴とするノンインパクト記録方法。 - 【請求項22】 断熱層をゴム弾性を有する材料により
形成したことを特徴とする請求項21記載のノンインパ
クト記録方法。 - 【請求項23】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する単数又は複数の個別
電極が積層された前記導電性記録媒体の一方の側に圧接
しながら移動するようにしたことを特徴とするノンイン
パクト記録方法。 - 【請求項24】 導電性記録媒体の両面に互いに対向さ
せて接触配置された個別電極と共通電極との間に通電し
たときに、前記導電性記録媒体が発生する熱エネルギー
により記録画像を形成するノンインパクト記録方法にお
いて、前記導電性記録媒体を複数枚重ね合わせ、重ね合
わされた導電性記録媒体に接触する共通電極が積層され
た前記導電性記録媒体の一方の側に圧接させながら搬送
するようにしたことを特徴とするノンインパクト記録方
法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10058274A JPH115364A (ja) | 1997-04-24 | 1998-03-10 | ノンインパクト記録方法 |
| KR1019980014666A KR100327074B1 (ko) | 1997-04-24 | 1998-04-24 | 논임팩트기록방법 |
| US09/065,727 US6215509B1 (en) | 1997-04-24 | 1998-04-24 | Non-impact recording method and conductive recording medium |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-107203 | 1997-04-24 | ||
| JP10720397 | 1997-04-24 | ||
| JP10058274A JPH115364A (ja) | 1997-04-24 | 1998-03-10 | ノンインパクト記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH115364A true JPH115364A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=26399331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10058274A Pending JPH115364A (ja) | 1997-04-24 | 1998-03-10 | ノンインパクト記録方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6215509B1 (ja) |
| JP (1) | JPH115364A (ja) |
| KR (1) | KR100327074B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6913194B2 (en) | 2001-03-14 | 2005-07-05 | Hitachi, Ltd. | Method and system to prevent fraudulent payment in credit/debit card transactions, and terminals therefor |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5273048A (en) * | 1975-12-15 | 1977-06-18 | Tomoegawa Paper Co Ltd | Energize recording paper |
| DE2755242C3 (de) * | 1976-12-13 | 1981-06-25 | Mitsubishi Denki K.K., Tokyo | Schichtmaterial zum elektrothermischen Aufzeichnen |
| JPS55109692A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-23 | Ricoh Co Ltd | Electric sensitive recording material |
| JPS58142206A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-24 | Tokyo Electric Co Ltd | 歪センサ |
| EP0282659A1 (en) * | 1987-03-16 | 1988-09-21 | Tokyo Electric Co., Ltd. | Apparatus for projecting an image |
| DE3868172D1 (de) * | 1987-07-31 | 1992-03-12 | Toshiba Kawasaki Kk | Elektrothermischer drucker mit einem widerstandsfarbband. |
| JP2681935B2 (ja) * | 1987-08-26 | 1997-11-26 | ソニー株式会社 | 通電記録紙 |
| US4967231A (en) * | 1987-12-29 | 1990-10-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for forming an electrophotographic latent image |
| EP0387096B1 (en) * | 1989-03-10 | 1993-11-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming method |
| EP0390599B1 (en) * | 1989-03-31 | 1995-09-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
| EP0390605B1 (en) * | 1989-03-31 | 1994-12-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing method and developing apparatus |
| JP2655930B2 (ja) * | 1989-07-31 | 1997-09-24 | 株式会社テック | 定着装置 |
| KR950013415B1 (ko) * | 1990-10-23 | 1995-11-08 | 가부시키가이샤 도시바 | 전자사진용 감광체 |
| JP2665408B2 (ja) * | 1991-04-10 | 1997-10-22 | 株式会社テック | 接触帯電方法 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP10058274A patent/JPH115364A/ja active Pending
- 1998-04-24 US US09/065,727 patent/US6215509B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-24 KR KR1019980014666A patent/KR100327074B1/ko not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6913194B2 (en) | 2001-03-14 | 2005-07-05 | Hitachi, Ltd. | Method and system to prevent fraudulent payment in credit/debit card transactions, and terminals therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6215509B1 (en) | 2001-04-10 |
| KR100327074B1 (ko) | 2002-06-20 |
| KR19980081693A (ko) | 1998-11-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3744611A (en) | Electro-thermic printing device | |
| US4401881A (en) | Two-dimensional thermal head | |
| JPH115364A (ja) | ノンインパクト記録方法 | |
| US5005993A (en) | Electrothermal printer with a resistive ink ribbon and differing resistance current return paths | |
| EP0203714B1 (en) | Resistive ribbon system for a colour printer | |
| JPS63160855A (ja) | 印刷装置 | |
| EP0289115A1 (en) | Electrothermal transfer-printing apparatus | |
| JPH1199675A (ja) | ノンインパクト記録方法 | |
| JPH11334117A (ja) | ノンインパクト記録方法 | |
| JPH11334116A (ja) | ノンインパクト記録方法 | |
| JPH0220356A (ja) | 通電記録装置 | |
| JPS61185467A (ja) | 通電転写装置 | |
| JPS6219477A (ja) | 通電転写装置 | |
| JPS63214460A (ja) | 通電転写記録式プリンタ | |
| JPS61179764A (ja) | 通電記録装置 | |
| JPS60220764A (ja) | サ−マルヘツド | |
| JPS60192656A (ja) | 印写装置 | |
| JPS6295260A (ja) | 印写装置 | |
| JPS63233859A (ja) | 通電転写記録装置 | |
| JPS63233861A (ja) | 通電転写記録装置 | |
| JPH02136246A (ja) | 通電記録ヘッド及び通電転写記録装置 | |
| JPH0236988A (ja) | 通電転写記録方式 | |
| JPS61261065A (ja) | 通電記録用電極ヘツド | |
| JPH04257457A (ja) | 通電転写記録方式 | |
| JPS61199996A (ja) | 通電転写式記録方法 |