JPH1153828A - 光学的記憶装置 - Google Patents

光学的記憶装置

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JPH1153828A
JPH1153828A JP9210441A JP21044197A JPH1153828A JP H1153828 A JPH1153828 A JP H1153828A JP 9210441 A JP9210441 A JP 9210441A JP 21044197 A JP21044197 A JP 21044197A JP H1153828 A JPH1153828 A JP H1153828A
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正哉 岸波
Toru Ikeda
亨 池田
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0953Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for eccentricity of the disc or disc tracks

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CD再生時等の線速度一定制御(CLV制御)
のために媒体回転数を変化させても1種類の偏心メモリ
のアクセスで偏心補正ができる。 【解決手段】偏心測定部214で媒体の偏心振幅と1回
転の開始位置に対する偏心位相を測定し、偏心メモリ2
00に媒体の1回転の開始位置から終了位置までを、所
定回転角毎に複数の領域に分割してアドレスを順次割り
当て、各アドレスに所定回転角ずつ増加した回転角の正
弦値を格納している。読出制御部220は、媒体の1回
転の開始位置を基準に、現在光ビームが照射されている
媒体の回転位置に対応した偏心メモリ200のアドレス
aを生成し、アドレスaの指定により偏心メモリ200
から対応する正弦値sinθaを読み出す。偏心補正部
222は、偏心メモリ200から読み出した正弦値と偏
心測定部214で測定した測定値に基づいて偏心量Lを
求め、この偏心量Lを相殺するようにVCMポジショナ
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやMOカート
リッジ等の掛け替え可能な媒体を用いた光学的記憶装置
に関し、特に、CD再生時に線速度一定(CLV)のた
めに媒体回転数を可変制御し同時に偏心メモリを用いて
偏心補正を行う光学的記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、近年急速に発展するマル
チメディアの中核となる記憶媒体として注目されてお
り、例えば3.5インチのMOカートリッジでは、旧来
の128MBや230MBに加え、近年にあっては、5
40MBや640MB、更にダイレクトオーバライト型
といった高密度記録の媒体も提供されつつある。このた
め、光ディスクドライブとしては、現在入手できる18
0MB、230MB、540MB及び640MB、更に
ダイレクトオーバライト型といった多様な媒体を使用で
きることが望まれる。
【0003】また近年、急速に普及しているパーソナル
コンピュータにあっては、再生専用として知られたコン
パクトディスク(CD)の再生機能が不可欠であり、C
D用の光ディスクドライブに加え、掛け替え可能な光デ
ィスク装置であるMOカートリッジの光ディスクドライ
ブを実装することは、スペース的及びコスト的に無理が
ある。
【0004】このため近年にあっては、MOカートリッ
ジとCDの両方を使用できる光ディスクドライブも開発
されている。このCD/MO共用型の光ディスクドライ
ブは、光学系、機構構造及びコントローラ回路部につ
き、可能な限りCD用とMOカートリッジ用の共用化を
図っている。さらに近年にあっては、デジタル・ビデオ
・ディスク(DVD)の普及も始まっており、CDと同
様に、可能な限りDVD用とMOカートリッジ用の共用
化を図っている。
【0005】このようにMO、CD、DVD等の掛け替
え可能な媒体を使用する光ディスクドライブにあって
は、ローディングした媒体のトラック偏心量は媒体毎に
異なっており、ローディング後の初期化処理の段階で媒
体の偏心量を測定し、この測定した偏心量を相殺するよ
うに媒体回転に同期してVCMに偏心オフセット電流を
流すようにしている。
【0006】この媒体偏心は、トラックを直線と見做し
た場合、sin カーブを描くことから、所定の分解能の回
転角をアドレスとした正弦値を予め格納したRAM等の
所謂偏心メモリを準備し、偏心情報として測定した振幅
と回転基準位置に対する位相から、実際の媒体回転位置
に同期して偏心メモリから対応する余弦値を読み出して
偏心量を求め、この偏心量を相殺するようにオフセット
電流を流している。
【0007】この場合、MOカートリッジにあっては、
面速度一定(CAV)により媒体回転数は常に一定であ
るため、回転位置をアドレスとして各位置での正弦値を
格納した偏心メモリは1種類準備すればよい。しかし、
CDやDVD等の媒体にあっては、線速度一定(CL
V)を採用しており、媒体半径方向のアクセストラック
の位置に応じ線速度を一定に保つために媒体回転数を変
化させなければならない。このように媒体半径方向で回
転数が異なると、媒体1回転に要する時間(回転周期)
も回転数によって変化し、偏心メモリの1アドレスの幅
は1回転に要する時間をアドレス数で割った値をもち、
1アドレスの幅は媒体回転数によって変化する。
【0008】このため媒体回転数の変化に応じて偏心メ
モリを複数種類準備しなければならず、偏心メモリの容
量が膨大となり、装置の低価格化を妨げる要因となって
いる。また、媒体回転数が変化するたびに異なる偏心メ
モリをアクセスしなければならず、メモリのアクセス回
数も増加して処理の高速化の弊害となっている。本発明
は、線速度一定(CLV)のために媒体回転数を変化さ
せても、1種類の偏心メモリのアクセスで偏心補正が効
率良くできるようにした光学的記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明の光学的記憶装置(以下「光ディ
スクドライブ」という)は、MPU等に設けたアクセス
制御部210により、光ビームを媒体に照射するレンズ
を媒体トラックの横切る方向に移動させるVCM64を
用いたポジショナの駆動制御により、光学ユニットから
の光ビームを目標トラックに移動させてオントラックさ
せ、更に、光ビームの照射位置での円周方向の線速度を
一定値とするように、媒体半径位置に応じてスピンドル
モータ40による媒体の回転数を可変制御する線速度制
御部212を備える。
【0010】このような光学的記憶装置につき本発明に
あっては、媒体1回転の偏心振幅Aと1回転の開始位置
に対する偏心位相φを測定する偏心測定部214、媒体
の1回転の開始位置から終了位置までを所定回転角毎に
複数の領域に分割してアドレスを順次割り当て、各アド
レスに所定回転角ずつ増加した各回転角の正弦値を格納
した偏心メモリ200、媒体の1回転の開始位置を基準
に現在光ビームが照射されている媒体の回転位置に対応
した偏心メモリ200のアドレスaを生成し、アドレス
aの指定により偏心メモリ200から対応する正弦値s
inθaを読み出す読出制御部220、及び読出制御部
220で読み出した正弦値と偏心測定部214で測定し
た測定値に基づいて偏心量Lを求め、この偏心量Lを相
殺するようにポジショナを制御する偏心補正部222を
設けたことを特徴とする。
【0011】この結果、偏心メモリは1種類で済み、線
速度一定(CLV)のために媒体半径方向の再生位置に
よって媒体回転数が異なっても、一種類の偏心メモリの
アクセスで現在光ビームが照射されている媒体の現在回
転位置に対応した偏心メモリの正弦値を読み出すことが
でき、偏心メモリのメモリ容量を大幅に低減して装置コ
ストを下げることができる。
【0012】読出制御部220は、現在光ビームが照射
されている媒体の半径方向の位置に応じた媒体回転周期
(媒体回転数)を検出する回転周期検出部、回転周期を
偏心メモリのアドレス数で除して1アドレス分の媒体回
転時間を示す1アドレス回転時間を検出する1アドレス
回転時間検出部、媒体の1回転の開始位置を基準に現在
光ビームが照射されている媒体の回転位置を示す媒体現
在位置を検出する媒体現在位置検出部、1アドレス回転
時間で表現された偏心メモリ200の現在の読アドレス
のアドレス上限値と現在光ビームが照射されてる媒体現
在位置とを比較し、アドレス上限値未満の場合は同じア
ドレスaを指定して偏心メモリ200から正弦値を読み
出し、アドレス上限値に達した場合は、現在アドレスに
1を加算したアドレスに更新して偏心メモリ200から
正弦値を読み出すメモリ読出部を備える。
【0013】より具体的には、回転周期検出部は、媒体
1回転に亘る所定周波数のサンプルクロックパルスのカ
ウントにより現在光ビームが照射されている媒体の半径
方向の位置に応じた媒体回転周期を示す回転周期パルス
数Xを検出し、1アドレス回転時間検出部は、回転周期
パルス数Xを前記偏心メモリのアドレス数Cで除して1
アドレス分の媒体回転時間を示す1アドレス回転パルス
数ΔXを検出する。また媒体現在位置検出部は、1回転
の開始位置を基準にサンプルクロックパルスのカウント
を繰り返し、現在光ビームが位置する媒体回転位置を示
す媒体現在位置パルス数cntを検出する。
【0014】更に、メモリ読出部は、1アドレス回転パ
ルス数ΔXで表現された偏心メモリ200の現在の読出
アドレスaのアドレス上限値ΔX(a+1)と現在光ビ
ームが照射されてる媒体現在位置パルス数cntとを比
較し、 アドレス上限値未満の場合、即ち{cnt<ΔX(a
+1)}の場合は、同じアドレスaを指定して偏心メモ
リ200から正弦値を読み出し、 アドレス上限値に達した場合、即ちcnt=ΔX(a
+1)の場合は、現在アドレスaに1を加算したアドレ
スa=a+1にに更新して偏心メモリ200から正弦値
を読み出す。
【0015】媒体現在位置検出部は、現在光ビームが位
置する媒体回転位置を示す媒体現在位置パルス数cnt
を検出した際に、偏心測定部214で求めた偏心位相φ
に基づいて媒体現在位置パルス数cntを偏心位相φの
ない値に補正する。具体的に媒体現在位置検出部は、偏
心測定部214で測定した偏心位相φをサンプルクロッ
クパルスのカウント数で表現される偏心位相パルス数X
φに変換し、媒体現在位置パルス数cntが0以上で偏
心位相パルス数Xφ未満の場合(0≦cnt<Xφ)
は、 cnt=(X−Xφ)+cnt (1) として補正する。また媒体現在位置パルス数cntが偏
心位相パルス数Xφ以上で回転周期パルス数X未満の場
合(Xφ≦cnt<X)の場合は、 cnt=cnt−Xφ (2) として補正する。この位相補正は媒体現在位置パルスc
ntの値を、偏心位相をもたない偏心メモリ200のア
ドレスaに対応した値に補正することを意味する。
【0016】読出制御部220は、更に、現在光ビーム
が照射されている媒体現在位置が、偏心メモリ200の
アドレスaに対応した所定回転角の間に位置する場合、
偏心メモリ200から読み出した正弦値の直線補間によ
り媒体現在位置の正弦値を検出する直線補間部を有す
る。直線補間部は、例えば現在光ビームが照射されてい
る媒体現在位置が属するアドレスaを指定して偏心メモ
リ200から正弦値sinθaを読み出し、1アドレス
分の回転角をΔθ、1アドレス内の位置を示す1アドレ
ス内パルス数をbとした場合、 sinθa=sinθa+sinΔθ・(b/ΔX) (3) により直線補間した正弦値を求める。
【0017】偏心補正部222は、読出制御部220で
読み出した正弦値をsinθa、偏心測定部214で測
定した偏心振幅をAとした場合、偏心量Lを L=A・sinθa (4) により算出する。また偏心補正部222は、媒体半径方
向の基準位置での回転周期をクロックパルスのカウント
で表現した基準回転周期パルス数Xrとし、現在光ビー
ムが位置する媒体半径方向の位置での回転周期を示す回
転周期パルス数をXとした場合、偏心振幅Aを A=A/(X/Xr)4 (4) に補正して偏心補正量Lを算出する。即ち、基準回転数
からの変化量の二乗に反比例するように、偏心振幅Aを
補正する。例えば基準回転数に対し現在の回転数が2倍
に増加した場合には、偏心振幅Aを1/4に補正する。
【0018】これは偏心補正にVCM64を使用し、V
CMの加速性能をG、媒体回転の角周波数をω、偏心補
正用の加速電流の振幅をIaとした場合、偏心量Lは、
加速度(G・Ia・sinωt)の積分2回分であるか
ら L=(G・Ia/ω2 )sinωt (5) 但し、偏心振幅A=G・La/ω2 となり、偏心量Lは回転数の二乗に反比例している。従
って、任意の時刻tにおけるωt=θaの偏心量Lは一
定であるため、基準の回転数からの変化量の二乗に反比
例する補正係数{1/(X/Xr)2 }を(5)式の右
辺に乗ずることで、任意の回転数に対し最適な偏心補正
が可能となる。
【0019】この場合、偏心補正部222は、基準回転
周期パルス数Xrに対する現在光ビームが位置する媒体
半径方向の位置での回転周期パルス数Xの変化が大きい
場合に、振幅ゲインGを補正する。読出制御部220
は、スパイラル状に形成された媒体トラックに光ビーム
をオントラック制御することで1回転毎に連続的に回転
周期が変化する場合は、最初の媒体トラックについて偏
心メモリ200の読出しに必要なパラメータを求め、そ
の後は1トラック分の回転周期の変化に基づいて各パラ
メータを比例的に変化させて偏心メモリ200の読出制
御を行う。
【0020】例えば読出制御部220は、スパイラル状
に形成された媒体トラックに光ビームをオントラック制
御することで1回転毎に連続的に回転周期が変化する場
合は、最初の媒体トラックについてサンプルクロックパ
ルスのカウントによる回転周期パルス数Xを検出し、そ
の後は1トラック分の回転周期の変化パルス数ずつ回転
周期パルス数Xを変化させて偏心メモリ200の読出制
御を行う。
【0021】このため媒体回転数が連続的に変化する場
合は、2回転目以降は実際に回転周期を検出する必要が
なく、回転周期の実測には最大で媒体一周分待つ必要が
あるため、処理時間を短縮できる。アクセス制御部21
0による光ビームを目標トラックにシークする場合、線
速度制御部212によってシーク開始前に目標トラック
での線速度を一定とする回転数に変化させ、この状態で
偏心測定部214による測定処理を行った後に目標トラ
ックにシークさせる。
【0022】またシーク時の偏心補正の別の形態とし
て、アクセス制御部210により光ビームを目標トラッ
クにシークする場合、線速度制御部212は目標トラッ
クにシークした後に目標トラックでの線速度を一定とす
る回転数に変化させ、この状態で偏心測定部214によ
る測定処理を行う。この目標トラックにシークした際の
線速度を一定とする媒体回転数は上位装置から与える。
【0023】偏心測定部214は、媒体を装置にロード
してレディ状態になる前に、媒体の特定ゾーン又は任意
ゾーンで偏心情報を測定する。このとき偏心測定部21
4は、キャリッジ及びレンズの駆動を停止した状態で、
光学ユニットで得られた媒体戻り光の受光出力に基づい
て作成された光ビームのトラックを横切る方向の位置に
応じたトラッキングエラー信号のゼロクロス検出に基づ
いて、偏心振幅Aと偏心位相φを測定する。
【0024】偏心測定部214は、媒体の1回転を表わ
す回転検出信号(インデックス信号)に同期して求めた
媒体1回転のトラッキングエラー信号のゼロクロス数N
の半分にトラックピッチを乗じて偏心振幅Aを求め、回
転検出信号の1回転の開始位置からトラッキングエラー
信号の最大ゼロクロス間隔時間の中点までの時間を偏心
位相φとして求める。
【0025】偏心測定部214は、測定された偏心情報
に基づいた偏心補正部222による偏心補正状態で、1
回転のゼロクロス数を測定し、偏心補正によるゼロクロ
ス数が測定時のゼロクロス数を越えていた場合、測定処
理で求めた偏心位相φを逆位相に修正する。この場合、
偏心測定部214は、逆位相として測定位相φに1/2
回転角を加えた偏心逆位相(φ+180°)に修正す
る。
【0026】更に、偏心測定部214は、偏心情報の測
定と測定後の偏心補正を2回行って各々の偏心補正後の
1回転のゼロクロス数を比較し、その差が所定の閾値を
越えていた場合は、該閾値以下となるまで偏心の測定と
補正を繰り返す。
【0027】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.装置構成 2.偏心量の測定と補正 (1)基本機能 (2)偏心測定 (3)偏心補正 1.装置構成 図2は本発明の光学的記憶装置である光ディスクドライ
ブの回路ブロック図である。本発明の光ディスクドライ
ブは、コントローラ10とエンクロージャ12で構成さ
れる。コントローラ10には光ディスクドライブの全体
的な制御を行うMPU14、上位装置との間でコマンド
及びデータのやり取りを行うインタフェースコントロー
ラ16、光ディスク媒体に対するデータのリード、ライ
トに必要な処理を行うフォーマッタ18、MPU14,
インタフェースコントローラ16及びフォーマッタ18
で共用されるバッファメモリ20を備える。
【0028】フォーマッタ18に対してはライト系統と
してエンコーダ22とレーザダイオード制御回路24が
設けられ、レーザダイオード制御回路24の制御出力は
エンクロージャ12側の光学ユニットに設けたレーザダ
イオード30に与えられている。レーザダイオード30
を使用して記録再生を行う光ディスク、即ち掛け替え可
能なMOカートリッジ媒体として、この実施形態にあっ
ては128MB、230MB、540MB、640MB
のMOカートリッジ媒体、更に540MB、640MB
オーバーライトサポートMOのカートリッジ媒体のいず
れかを使用することができる。このうち128MB及び
230MBのMOカートリッジ媒体については、媒体上
のマークの有無に対応してデータを記録するピットポジ
ション記録(PPM記録)を採用している。
【0029】一方、高密度記録となる540MB及び6
40MBのMOカートリッジ媒体については、マークの
エッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させるパルス幅記
録(PWM記録)を採用している。ここで、640MB
と540MBの記憶容量の差はセクタ容量の違いによる
もので、セクタ容量が2KBのとき640MBとなり、
一方、セクタ容量が512Bのときは540MBとな
る。
【0030】このように本発明の光ディスクドライブ
は、128MB、230MB、540MBまたは640
MBの各記憶容量のMOカートリッジ、更に540M
B,640MBオーバーライトサポートMOカートリッ
ジに対応可能である。したがって光ディスクドライブに
MOカートリッジをローディングした際には、まず媒体
のID部の間隔をピットの存在を示す信号から測定し、
そのID間隔からMPU14において媒体の種別を認識
し、種別結果をフォーマッタ18に通知することで、1
28MBまたは230MB媒体であればPPM記録に対
応したフォーマッタ処理を行い、540MBまたは64
0MB媒体であればPWM記録に従ったフォーマッタ処
理を行うことになる。
【0031】フォーマッタ18に対するリード系統とし
ては、デコーダ26、リードLSI回路28が設けられ
る。リードLSI回路28に対しては、エンクロージャ
12に設けたディテクタ32によるレーザダイオード3
0からのビームの戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ3
4を介してID信号及びMO信号として入力されてい
る。
【0032】リードLSI回路28にはAGC回路、フ
ィルタ、セクタマーク検出回路、シンセサイザ及びPL
L等の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO
信号よりリードクロックとリードデータを作成し、デコ
ーダ26に出力している。またスピンドルモータ40に
よる媒体の記録方式としてゾーンCAVを採用している
ことから、リードLSI回路28に対してはMPU14
より、内蔵したシンセサイザに対しゾーン対応のクロッ
ク周波数の切替制御が行われている。
【0033】ここでエンコーダ22の変調方式及びデコ
ーダ26の復調方式は、フォーマッタ18による媒体種
別に応じ、128MB及び230MBについてはPPM
記録の変調及び復調方式に切り替えられる。一方、54
0及び640MBの媒体については、PWM記録の変調
及び復調方式に切り替えられる。MPU14に対して
は、エンクロージャ12側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU14は、温度センサ3
6で検出した装置内部の環境温度に基づき、レーザダイ
オード制御回路24におけるリード、ライト、イレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。MPU14は、ド
ライバ38によりヘッド部12側に設けたスピンドルモ
ータ40を制御する。
【0034】MOカートリッジの記録再生はゾーンCA
Vであることから、スピンドルモータ40を例えば36
00rpmの一定速度で回転させる。またMPU14
は、ドライバ42を介してヘッド部12側に設けた電磁
石44を制御する。電磁石44は装置内にローディング
されたMOカートリッジのビーム照射側と反対側に配置
されており、記録時及び消去時に媒体に外部磁界を供給
する。
【0035】DSP15は、媒体に対しレーザダイオー
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を実現する。このため、エンクロージャ12側の光学ユ
ニットに媒体からのビームモードの光を受光する2分割
ディテクタ46を設け、FES検出回路(フォーカスエ
ラー信号検出回路)48が、2分割ディテクタ46の受
光出力からフォーカスエラー信号E1を作成してDSP
15に入力している。
【0036】またTES検出回路(トラッキングエラー
信号検出回路)50が2分割ディテクタ46の受光出力
からトラッキングエラー信号E2を作成し、DSP15
に入力している。トラッキングエラー信号E2はTZC
回路(トラックゼロクロス検出回路)45に入力され、
トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP15に
入力している。
【0037】更にエンクロージャ12側には、媒体に対
しレーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検
出するレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位
置検出信号(LPOS)E4をDSP15に入力してい
る。DSP15は、ビーム位置決めのため、ドライバ5
4,58,62を介してフォーカスアクチュエータ5
6、レンズアクチュエータ60及びVCM64を制御駆
動している。
【0038】ここで光ディスクドライブにおけるエンク
ロージャの概略は図3のようになる。図3において、ハ
ウジング66内にはスピンドルモータ40が設けられ、
スピンドルモータ40の回転軸のハブに対しインレット
ドア68側よりMOカートリッジ70を挿入すること
で、内部のMO媒体72がスピンドルモータ40の回転
軸のハブに装着されるローディングが行われる。
【0039】ローディングされたMOカートリッジ70
のMO媒体72の下側には、VCM64により媒体トラ
ックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けら
れている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭載
され、固定光学系78に設けている半導体レーザからの
ビームをプリズム81を介して入射し、MO媒体72の
媒体面にビームスポットを結像している。
【0040】対物レンズ80は図2のヘッド部12に示
したフォーカスアクチュエータ56により光軸方向に移
動制御され、またレンズアクチュエータ60により媒体
トラックを横切る半径方向に例えば数十トラックの範囲
内で移動することができる。このキャリッジ76に搭載
している対物レンズ80の位置が、図2のレンズ位置セ
ンサ52により検出される。レンズ位置センサ52は対
物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置でレンズ位
置検出信号を0とし、アウタ側への移動とインナ側への
移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応じたレン
ズ位置検出信号E4を出力する。
【0041】本発明の光ディスクドライブは、光ディス
ク媒体としてMOカートリッジ以外に再生専用のCDを
使用することもできる。図4は、図3のMOカートリッ
ジ70の代わりにCDをローディングした状態である。
CDを使用する場合には、この実施形態にあっては、予
め準備されたトレイ84にCD媒体82を搭載してイン
レットドア68よりハウジング66内にローディングす
る。
【0042】トレイ84は、予めスピンドルモータ40
にCD媒体82を装着するためのターンテーブル86を
備えている。このためターンテーブル86にCD媒体8
2の中心部の穴を嵌め入れた状態でトレイ84に搭載
し、光ディスクドライブにローディングする。トレイ8
4に使用しているターンテーブル86としては、CD媒
体82側はCD媒体82の中心の穴に対応した通常のC
Dディスクドライブと同じCD装着構造をもち、ターン
テーブル86のスピンドルモータ40側は図3のMOカ
ートリッジ70に使用しているハブ構造と同じものを使
用している。このようなターンテーブル86を使用する
ことで、全く別の形状寸法をもつ露出媒体であるCD媒
体82であっても、トレイ84を使用してMOカートリ
ッジ70と同様にスピンドルモータ40にローディング
することができる。
【0043】CD媒体82のローディングに対応するた
め、図2のコントローラ10にあっては、MPU14で
ローディングされた媒体がCD媒体82であることを認
識した場合には、フォーマッタ18、リードLSI回路
28及びデコーダ26をCD対応の回路機能に切り替え
る。またCD媒体専用のリード系統の回路を設け、MO
カートリッジのリード系統からCD媒体のリード系統に
切り替えるようにしてもよい。同時にMPU14は、C
D媒体82にあっては、スピンドルモータ40による媒
体回転制御が線速度一定(CLV)となることから、C
Dのリード系統から得られたリードクロックが基準の一
定線速度となるように、ドライバ38を介してスピンド
ルモータ40をトラック位置に応じて回転数を変える線
速度一定制御(CLV制御)を実行する。
【0044】図5は図2のコントローラ10に設けたD
SP15により実現されるフォーカスサーボ、レンズサ
ーボ、VCMサーボの機能ブロック図である。まずフォ
ーカスサーボ系はフォーカスエラー信号E1をADコン
バータ88でディジタルデータに変換して取り込み、加
算点90でレジスタ92にセットしたFESオフセット
による補正を施し、位相補償器94で所定の高域帯域に
ついてゲインアップを行う位相補償を施し、PID演算
器96で比例積分微分演算をフォーカスエラー信号に対
し行う。
【0045】更に位相補償器100で位相補償を施した
後、加算点104でレジスタ102のフォーカスオフセ
ットを補償し、リミッタ106を介してDAコンバータ
108でアナログ信号に変換し、フォーカスアクチュエ
ータ56に電流指示値を出している。PID演算器96
と位相補償器100の間にはサーボスイッチ98が設け
られ、フォーカスサーボのオンオフを制御できるように
している。
【0046】次にレンズアクチュエータ60に対するレ
ンズサーボ系を説明する。レンズサーボ系は速度制御
系、トラックサーボ系及びレンズ位置サーボ系の3つに
分けられる。まず速度制御系はトラックゼロクロス信号
E3をカウンタ110に入力し、トラックゼロクロス間
隔の時間をクロックカウントにより求め、速度計算器1
12でビーム速度を求める。
【0047】速度計算器112の出力は加算点114で
レジスタ116からの目標速度との偏差が取られ、サー
ボスイッチ118を介して位相補償器120で速度偏差
についての位相補償が施された後、加算器122に与え
られている。レンズサーボのトラックサーボ系は、トラ
ッキングエラー信号E2をADコンバータ124でディ
ジタルデータに変換して取り込み、加算点128でレジ
スタ126によりセットされたTESオフセットの補正
を施し、位相補償器130で位相補償を施した後、PI
D演算器140で比例積分、微分演算を行った後、サー
ボスイッチ142を介して加算器122に入力してい
る。
【0048】更にレンズ位置サーボ系としてレンズ位置
検出信号E4をADコンバータ144でディジタルデー
タとして取り込み、加算器146でレジスタ148によ
るLPOSオフセットの補正を施し、位相補償器150
を位相補償を施した後、PID演算器152で比例積分
微分演算を行い、サーボスイッチ156を介して加算器
122に入力している。なおサーボスイッチ156の入
力側にはレジスタ154によりTESオフセットキャン
セルを加えることができる。
【0049】このような速度サーボ系の速度偏差信号、
トラッキングサーボ系のトラッキングエラー信号、更に
レンズ位置サーボ系のレンズ位置偏差信号は、加算器1
22で加算され、位相補償器158で位相補償が施され
た後、加算点160でレジスタ162によるトラックオ
フセットの補正を受けた後、DAコンバータ166でア
ナログ信号に変換され、レンズアクチュエータ60に対
する電流指示値としてドライバ側に出力する。
【0050】次にVCM64のサーボ系を説明する。V
CM64のサーボ系は、シーク時の目標トラック位置と
現在トラック位置との偏差に基づいたフィードフォワー
ド制御のサーボ系を構成している。まずトラックゼロク
ロス信号E3に基づいてカウンタ110で検出されたビ
ームのレジスタ168による現在位置は、加算器170
でレジスタ172の目標トラック位置と比較され、目標
トラック位置に対する残りトラック数に応じた位置偏差
信号が生成される。
【0051】この加算器170の出力は、位相補償器1
74で位相補償が施された後、PID演算器176で比
例、積分、微分演算を受け、サーボスイッチ178を介
して位相補償器180で更に位相補償を受け、加算器1
82を介してIIR188に与えられ、更に位相補償器
190で位相補償を施した後、加算器192でレジスタ
194によるVCMオフセットによる補正を受け、リミ
ット196を介して加算器198に与えられる。
【0052】加算器198では偏心メモリ200からの
読み出しによる媒体の偏心補正を行う。この偏心メモリ
200を用いた偏心補正は後の説明で明らかにされる。
加算器198による偏心補正を受けたVCMサーボの位
置偏差信号に対しては、レジスタ202によりインナ方
向のシークとアウタ方向のシークに応じた異なった極性
がセットされ、更に絶対値化回路204で絶対値化が施
され、DAコンバータ206でアナログ信号に変換さ
れ、VCM64でVCM電流指示値に変換されてドライ
バ側に出力される。
【0053】更にVCMサーボ系の加算器182に対し
ては、レンズサーボ系に設けているレンズ位置サーボ系
の位相補償器150の出力が分岐され、PID演算器1
84及びサーボスイッチ186を介して入力されてい
る。サーボスイッチ186のオン状態でレンズアクチュ
エータ60により対物レンズを駆動してレンズシークを
行うと、このときのレンズ位置検出信号に基づいて加算
器146で生成されるレンズ位置偏差信号がPID演算
器184及びサーボスイッチ186を介してVCM位置
サーボ系の加算器182に位置偏差信号として加わる。
【0054】このためVCM64は、レンズアクチュエ
ータ60の駆動によりレンズ位置オフセットを0とする
ようにキャリッジを位置制御することになる。このよう
なレンズアクチュエータによるレンズ位置検出信号の偏
差信号に基づくサーボ制御がVCM64のサーボ系に加
わることから、これを二重サーボと呼んでいる。図6は
図5のサーボ系における制御モードとサーボスイッチ9
8,118,142,156,178及び186のオン
オフ状態を示す。サーボ系の制御モードはフォーカスオ
フモード、トラックオフモード、トラックオンモード、
ファインシークモード、位置シークモードの5つに分け
られる。
【0055】各モードの制御内容は図7に示すようにな
る。まずフォーカスオフモードはビームのトラックアク
セスを停止している状態であり、サーボスイッチ98の
オフによりフォーカスサーボをオフし、サーボスイッチ
156のみをオンすることでレンズアクチュエータ60
によりキャリッジ上の対物レンズを0位置に制御してい
る。
【0056】トラックオフモードは、サーボスイッチ9
8のオンによりフォーカスサーボを有効とし、且つサー
ボスイッチ156をオンしてレンズアクチュエータ60
による対物レンズの0位置への制御を行っている。この
ためトラックオフモードにあっては、ビームを停止した
状態でビームの媒体に対するフォーカシングのみが可能
となる。
【0057】トラックオンモードは、サーボスイッチ9
8をオンしてフォーカスサーボを有効とし、サーボスイ
ッチ142をオンとすることでトラッキングエラー信号
によるレンズアクチュエータ60の駆動によるオントラ
ック制御を行う。更にサーボスイッチ186をオンとす
ることでVCMサーボ系にレンズ位置検出信号による位
置サーボを掛けて、VCMオフセットや偏心オフセット
を補償できるようにしている。
【0058】ファインシークモードは、上位装置から目
標シリンダへのアクセスが指示された場合に、レンズア
クチュエータ60の速度制御とVCM64のフィードフ
ォワード制御によりビームを目標位置に移動させる制御
である。即ち、サーボスイッチ98のオンによりフォー
カスサーボを有効とした状態で、サーボスイッチ118
のオンによりレンズアクチュエータ60の速度制御を行
う。
【0059】更にサーボスイッチ178のオンにより目
標トラックに対する現在トラック位置の偏差に応じたフ
ィードフォワード制御を行う。更にサーボスイッチ18
6をオンすることにより、レンズ位置信号E4の位置偏
差に基づいてVCM64の駆動でレンズ0位置に制御す
る二重サーボを掛ける。位置シークモードはレンズアク
チュエータ60によるレンズ位置制御であり、レンズを
0位置に保持した状態で、VCM64を目標トラック位
置に対する現在トラック位置のトラック数に応じた位置
偏差信号によりビームが目標トラックに移動するように
位置制御する。
【0060】即ち、サーボスイッチ98のオンによりフ
ォーカスサーボを有効とした状態でサーボスイッチ15
6をオンしてレンズアクチュエータ60によりレンズを
0位置に保持するレンズロックを行う。この状態でサー
ボスイッチ178のオンにより目標トラック位置に対す
る偏差を0とするようにVCM64によりキャリッジを
移動し、ビームを目標トラックに位置制御する。 2.偏心量の測定と補正 (1)基本機能 図8は図2の光ディスクドライブに媒体をローディング
した後の初期化処理において、媒体の偏心を測定し、測
定結果に基づいて偏心補正を行う機能ブロックであり、
図4のように再生専用のCD媒体をローディングした場
合の機能ブロックである。
【0061】図8において、まずMPU10側には、ア
クセス制御部210、線速度制御部212、偏心測定部
214が設けられる。またDSP15側には、偏心メモ
リ200、図5の機能をもつサーボ部216、スピンド
ル制御部218、読出制御部220、及び偏心量補正部
222が設けられる。アクセス制御部210は、光ビー
ムをCDに照射する対物レンズをトラックを横切る方向
に移動させるVCM64を用いたポジショナの駆動制御
により、光学ユニットからの光ビームを目標トラックに
シーク移動させてオントラックさせる。線速度制御部2
12は、CDの光ビームの照射位置での円周方向の線速
度を一定値とするように、CD半径位置に応じてスピン
ドルモータ40の回転数を可変制御する。
【0062】偏心測定部214は、キャリッジ及び対物
レンズの駆動を停止した状態でトラッキングエラー信号
のゼロクロスの検出に基づいて1回転の偏心振幅(最大
偏心量)Aと1回転の開始位置に対する偏心位相φを偏
心情報として測定する。偏心メモリ200は、CDの1
回転の開始位置から終了位置までを、アドレス分割数
C、例えばC=16分割で決まる所定の回転角Δθ=3
60°/16=22.5°毎の複数領域に分割し、アド
レスaをa=00〜15として順次割り当て、各アドレ
スa=00〜15に所定回転角Δθ毎の正弦値sinθ
a(但し、θa=0,Δθ,2Δθ,・・・・15Δ
θ)を格納している。
【0063】読出制御部220は、CDの1回転の開始
位置を基準に、現在光ビームが照射されているCDの回
転位置に対応した偏心メモリ200のアドレスaを生成
し、このアドレスaの指定により偏心メモリ200から
対応する正弦値sinθaを読み出す。偏心補正部22
2は、読出制御部220で読み出した正弦値sinθa
と偏心測定部214で測定した測定値である偏心振幅A
と偏心位相φに基づき偏心量Lを求め、この偏心量Lを
相殺するようにポジショナ、例えばVCMを制御する。
具体的には、図5のVCM64のサーボ系におけるリミ
ット196の出力段の加算器198に入力するVCM6
4に対する電流指示値に対し、偏心量Lを相殺するよう
な偏心オフセットが加えられる。
【0064】図9は、図8のスピンドル制御部218で
あり、MOカートリッジの記録再生に使用する角速度一
定制御(CAV制御)とCDの再生時に使用する線速度
一定制御(CLV制御)を選択切替えによりに実行す
る。図9において、まずCAV制御を行うため、クロッ
ク発生器240、プログラマブル分周器241、プログ
ラマブル分周器241の分周比を設定するレジスタ24
2、CAV誤差検出回路244が設けられる。クロック
発生器240は、所定の基準周波数のクロックパルスを
出力する。
【0065】プログラマブル分周器241は、レジスタ
242による分周比の設定を受けて、クロック周波数を
分周比に従って分周した周波数の目標回転速度を与える
目標クロックパルスをCAV誤差検出回路244に出力
する。プログラマブル分周器241による目標速度を与
える目標周波数クロックは、媒体の記録密度で決まるC
AV制御のスピンドル回転数に応じて、MPU14の指
示で分周比が設定変更される。
【0066】CAV誤差検出回路244に対しては、ス
ピンドルモータ40に設けたパルスジェネレータ248
からの回転検出パルスが入力している。パルスジェネレ
ータ248の代わりにホール素子や、モータ逆起電力か
ら回転数を検出してもよい。CAV誤差検出回路244
は、プログラマブル分周器241からの目標周波数クロ
ック(基準速度クロック)とパルスジェネレータ248
からの回転検出パルスとの位相差を誤差として検出し、
マルチプレクサ228を介してフィルタ回路230に出
力し、ゲイン制御回路232で所定のゲイン制御を受け
た後、ドライバ234より誤差に応じた電流をスピンド
ルモータ40に流し、CAV制御を行う。
【0067】一方、CLV制御のため、CD用スピンド
ル制御回路224、倍速指定を行うレジスタ226が設
けられる。CD用スピンドル制御回路244は、光学ユ
ニット236及びCD用信号処理回路(CDデコーダ)
238にて復調されたCDのフレーム同期信号を、レジ
ス226の倍速指定に従って基本クロックを分周して得
た基準フレーム同期信号と比較して位相差を検出し、マ
ルチプレクサ228、フィルタ回路230、ゲイン制御
回路232、ドライバ234により誤差に応じた電流を
スピンドルモータ40に流し、線速度一定制御(CLV
制御)を行う。
【0068】標準速指定の場合、CDから復調されるフ
レーム同期信号の周波数は7.35KHzとなる。また
CD用スピンドル制御回路224にあっては、CDの半
径方向のトラック位置に応じて一定の線速度を保つよう
にスピンドルモータ40の回転数を可変制御する。CL
V制御におけるトラック位置に対するスピンドルモータ
40の回転数は、トラック位置の如何に拘らず媒体上の
線速度を一定とするため、インナ側で最高速度VH 、ア
ウタ側で最低速度VL となる直線特性を設定し、トラッ
ク位置に応じ、この直線特性に従った回転速度となるよ
うにスピンドルモータを制御する。
【0069】例えば標準速指定の場合、最インナトラッ
クで500rpm、最アウタトラックで200rpmと
いうように直線的に変化させる。このためレジスタ22
6による2倍速指定では、最インナトラックで1000
rpm、最アウタトラックで400rpmとなり、4倍
速指定では、最インナトラックで2000rpm、最ア
ウタトラックで800rpmとなり、更に6倍速指定で
は、最インナトラックで3000rpm、最アウタトラ
ックで1200rpmとなる。
【0070】レジスタ246に対しては、そのときロー
ディングされている媒体に対応したCAV制御かCLV
制御かの切替情報がセットされている。したがってマル
チプレクサ228は、レジスタ246のCAVまたはC
LVの選択情報に従ってCAV誤差検出回路244また
はCD用スピンドル制御回路224のいずれかを選択し
て、選択した速度制御系の制御ループを確立する。
【0071】更に、フィルタ回路230、ゲイン制御回
路232は、外部よりフィルタ定数及びゲインの設定を
行うことができ、同様にレジスタ246に対するMPU
の最適フィルタ定数と最適ゲインの設定を受けて制御さ
れる。 (3)偏心測定 図10は、図8の偏心測定補正処理の概略フローチャー
トである。ステップS1で媒体ロードを認識すると、ス
テップS2に進み、偏心測定処理と偏心補正処理を上位
装置に対しレディ信号を発行する前に行う。この媒体ロ
ードに対する偏心測定処理と偏心補正処理は、MOカー
トリッジであってもCDであっても実行され、MOカー
トリッジのスピンドル制御がCAVであり、CDのスピ
ンドル制御がCLVとなる点が相違する。
【0072】またステップS3でオントラック状態が判
別された場合には、ステップS4のオントラック偏心補
正処理を実行する。この場合、媒体ロード時の偏心測定
処理は行われず、ステップS2の測定結果を使用した偏
心補正が行われる。またオントラック中にあっては、C
D及びMOカートリッジのスパイラル状のトラックをイ
ンナからアウタに向けて連続的にトレースしている。
【0073】この場合、トラック変化に対し媒体回転数
を変化させるCDについては、最初の1トラック目は1
回転周期(回転数)を実測するが、2トラック以降は最
初の実測値を比例的に変化させ、実測を不要にして処理
時間を短縮させる。更に、ステップS5で光ビームを任
意のトラックにジャンプさせるシークを判別した場合に
は、ステップS6でシーク偏心補正処理を実行する。こ
のシーク偏心補正処理は、シーク前に目標トラックの回
転数に変化させてからシークする方法と、目標トラック
にシークした後に目標トラックの回転数に制御する方法
との2つがある。このような偏心補正処理はステップS
7で媒体がアンロードされるまで行われる。
【0074】次に図8のMPU14に設けた偏心測定部
214の偏心測定処理を説明する。図11は、本発明の
光ディスクドライブにローディングされるCD媒体82
を取り出している。CD媒体82は、媒体中心にスピン
ドルモータ回転軸に装着する装着穴88を備えており、
装着穴88の回転中心274に対し媒体面に形成してい
るトラック中心276は、通常数十ミクロン程度の偏心
を持っている。
【0075】このためCD媒体82がローディングされ
てスピンドルモータの回転中心274に装着されたと
き、トラック中心276との間の偏心量に応じた1回転
で1サイクルとなる偏心がトラック上で発生する。図1
2は、キャリッジ及びレンズアクチュエータを停止した
状態で任意のトラック位置にビームスポット278を固
定したときのCD媒体の1回転に対するビーム軌跡28
0を表わしている。ここで説明を簡単にするため、実際
には偏心するCD媒体面側を固定して相対的にビームス
ポット278の動きをビーム軌跡280として表わして
いる。
【0076】図11のように、CD媒体82にあって
は、機械的な回転中心274とトラック中心276との
間に数十ミクロン近い偏心があることから、ビームスポ
ット278を固定して媒体を回転したときのビーム軌跡
280は、オフセットの2倍の振幅により1回転で1サ
イクルとなる位置の変化を起こす。このような光ディス
ク媒体における偏心量を測定するため、図8の偏心測定
部214にあっては、VCM64及びレンズアクチュエ
ータ60を停止した状態でフォーカスサーボのみをオン
し、図13(A)のようにトラッキングエラー信号E2
ゼロクロス数Nを1回転について計数する。このとき図
13(B)のように、CD媒体上のインデックスを基準
位置、即ち1回転の開始位置290として変化するイン
デックス信号(回転検出信号)E4を使用する。
【0077】即ち、時刻t1でインデックス信号E4が
立ち上がって1回転の開始位置を認識した状態からトラ
ッキングエラー信号E2のゼロクロスの回数Nを計数
し、時刻t6で再度インデックス信号E4が立ち上がる
までのゼロクロス数Nを求める。このように1回転周期
Tに亘るゼロクロス数Nが計数できれば、トラックピッ
チをTPとした場合、偏心振幅Aは A=(N/2)TP として算出することができる。
【0078】一方、図12のように1回転で1サイクル
の正弦波としてのプロフィールを持つ偏心量の1回転開
始位置290に対する位相φは、インデックス信号E4
の1回転の開始位置290を基準としてトラッキングエ
ラー信号E2のゼロクロス間隔の最大時間Tmax を求
め、その中点までの時間Tφを偏心位相φとする。即
ち、図13(A)にあっては、時刻t3からt5のゼロ
クロス時間間隔が最大時間Tmax となることから、その
中間の時刻t4までを偏心位相φと決定する。
【0079】図13のようにトラッキングエラー信号E
2のゼロクロスに基づいて偏心振幅A及び位相φが測定
できたならば、この測定結果を図8のDSP15の読出
制御部220にセットし、CD媒体の回転に同期して各
回転位置に対応した正弦値を偏心メモリ200から読み
出して、偏心量補正部222で偏心振幅Aを掛け合わせ
ることで偏心量Lを求め、サーボ部216で偏心量Lに
よるオフセット補正を行いながら再度トラッキングエラ
ー信号E2の1回転当たりのゼロクロス数Nを測定す
る。
【0080】図14は、図13の測定で得られた偏心位
相φが実際の偏心位相に一致していた場合の偏心補正時
のトラッキングエラー信号E2を回転検出信号E4及び
VCM64に流す偏心補正用のオフセット電流Ivと共
に表わしている。このように測定された偏心位相φが正
しければ、VCM64に偏心補正の電流Ivを流すこと
によってビームのトラックに対する偏心が補正される。
【0081】このとき1回転周期Tに得られるトラッキ
ングエラー信号E2のゼロクロス数Nは、例えば6回と
いうように大幅に減少し、ゼロクロス数Nは偏心補正後
の残留している偏心振幅であることから、適切な偏心測
定結果に基づく補正が行われることが確認できる。これ
に対し図13で測定した偏心位相φが実際の偏心位相に
対し180度ずれていた場合には、測定結果に基づいた
偏心補正を行っても逆に偏心量を増やしてしまう結果と
なる。このような場合には図15(A)のように、回転
検出信号E4の1回転周期Xで得られるトラッキングエ
ラー信号E2のゼロクロス数Nが極端に増加する。
【0082】このように測定値に対しゼロクロス数が増
加した場合には、測定偏心位相φが180度ずれている
ことから、測定偏心位相φに回転周期Tの半分の(T/
2)を加えた位相(φ+T/2)に修正する。このよう
に正しい位相に修正できれば、修正した位相による偏心
補正で図14(A)のように回転周期Tのゼロクロス数
を最初の測定時に比べ大幅に低減した最適な偏心補正状
態とすることができる。
【0083】図16は図8のMPU14に設けた偏心測
定部214による偏心測定処理の概略フローチャートで
ある。本発明の光ディスク装置にあっては、MOカート
リッジまたはCDをローディングした初期化処理の際
に、ステップS1に示す1回目の測定処理に続いて、ス
テップS2で2回目の測定処理を行う。ステップS1,
ステップS2におけるそれぞれの測定処理の内容は、図
13に示したように、トラッキングエラー信号のゼロク
ロスから偏心振幅Aと偏心位相φを測定し、続いて測定
結果を用いて偏心補正を行い、ゼロクロス数Nが増えれ
ば逆位相に修正する処理であり、更に各測定処理ごとに
偏心補正を行った際の1回転当たりのゼロクロス数Nを
保持しておく。
【0084】ステップS2で2回目の測定処理が終了し
たならば、ステップS3に進み、1回目と2回目、即ち
前回と今回の測定処理における測定結果に基づいた偏心
補正の1回転当たりのゼロクロス数の差の絶対値を求め
る。この差の絶対値が予め定めた閾値TH、例えば許容
される偏心補正量の範囲内、具体的にはTH=10以下
であれば測定結果は正しいものとし、例えば1回目と2
回目のうち補正後のゼロクロス数が少ない方の測定結果
を偏心補正に使用する。
【0085】これに対し前回と今回の差の絶対値が所定
の閾値THを超えていた場合には、再びステップS2に
戻り、再度測定処理を行う。この場合には3回目の測定
処理となる。そしてステップS3で前回と今回即ち2回
目と3回目の差の絶対値が閾値TH以下かどうかチェッ
クする。この場合、もし1回目の測定処理で振動などに
より異常な偏心測定が行われていた場合には、3回目の
測定時における前回と今回の差の絶対値の比較で閾値T
H以下に収まり、正しい測定結果を偏心補正に使用する
ことができる。このため光ディスク媒体をローディング
した後の初期化処理における偏心測定の段階で振動やノ
イズなどが加わって誤った測定処理が行われても、前回
と今回の差の絶対値が所定の閾値に収まるまで測定処理
を繰り返すことで、誤った偏心量の測定結果の使用を自
動的に排除することができる。
【0086】図17は図16のステップS1またはステ
ップS2のそれぞれで行われる偏心測定処理のフローチ
ャートである。まずステップS1で、インデックス信号
が立ち上がる1回転検出、即ち回転開始位置の有無を検
出している。1回転が検出されるとステップS2に進
み、トラッキングエラー信号のゼロクロスを判別し、ゼ
ロクロスが得られれば、ステップS3でカウンタNを1
つカウントアップする。
【0087】続いてステップS4で、ゼロクロス時間間
隔がそれまでの最大値MAXより大きいか否かチェック
する。それまでの最大値MAXより大きければ、ステッ
プS5で、新たに得られたTZC時間間隔を最大値MA
Xとする。そして、この最大値MAXとしたTZC時間
間隔について、ステップS6で1回転検出からの時間を
位相Tφに入れる。以上の処理をステップS7で次の1
回転検出が行われるまで繰り返す。
【0088】ステップS7で1回転検出により1回転分
のカウンタN及びその中でのTZC時間間隔の最大値か
ら位相Tφが得られたならば、ステップS8で偏心振幅
Aを算出する。そしてステップS9で偏心位相φを求め
る。続いてステップS10で、測定された振幅Aと偏心
位相φにより偏心補正動作を行う。そしてステップS1
1で、偏心補正動作を行いながら1回転の偏心量による
ゼロクロスの数をカウンタNで測定する。
【0089】ステップS12では、測定前と測定後のカ
ウンタNの値、即ちゼロクロスの値と比較し、補正後が
減っていれば正しい測定結果として処理を終了する。も
し補正後増えていれば、ステップS13で偏心位相φを
180度ずらした*φに修正して偏心補正動作を行う。 (3)偏心補正 図18は図8のDSP15側に設けた読出制御部220
及び偏心量補正部222の機能ブロックであり、偏心メ
モリ200及びサーボ部216と共に示している。
【0090】読出制御部220には、媒体現在位置検出
部250、回転周期検出部252、1アドレス回転時間
検出部254、偏心位相変換部256、媒体現在位置補
正部258、メモリ読出部260及び偏心メモリ200
が設けられている。メモリ読出部260はアドレス生成
部262、アドレスレジスタ264、メモリリード部2
66及び直線補間部268を備える。
【0091】また偏心補正部222は、偏心補正量演算
部270と振幅ゲイン補正部272で構成される。更に
サーボ部216にあっては、図5に示したVCM64に
対するサーボループのうちの偏心メモリ200から求め
た偏心補正量をオフセットとして加える加算器198
を、前後のリミット196及び絶対値化部204と共に
示している。
【0092】読出制御部220に設けた偏心メモリ20
0は、図19に示す記憶内容を備える。図19(A)は
偏心メモリ200に格納される媒体1回転分の正弦値s
inθaであり、所定の回転角Δθごとに離散的な正弦
値を格納している。図19(B)は偏心メモリ200で
あり、この実施形態にあっては媒体1回転をアドレス数
C=16に従って16アドレスに分割しており、各アド
レスは図19(C)のようにアドレスaとしてa=00
〜15の16アドレスが割り当てられている。もちろ
ん、アドレスaは図示のa=00〜15の絶対アドレス
に限られず、実際には任意のメモリのオフセットを加え
た相対アドレスとなる。
【0093】このように偏心メモリ200を16アドレ
スに分けた場合には、1アドレス当たりの回転角Δθ
は、 Δθ=360°/C=360°/16=22.5° となる。したがって偏心メモリ200のアドレスa=0
0〜15のそれぞれには、回転角0°〜360°を1ア
ドレス回転角Δθ=22.5ずつ増加させた回転角0
°,22.5°,45°,・・・359.5°の正弦値
sin0°,sin22.5°,・・・sin359.
5°が2進データとして格納されている。なお回転角3
60°はアドレス00の回転角0°と同じになる。
【0094】このため偏心メモリ200のリードアクセ
スは、図19(A)の回転角0°の1回転の開始位置を
基準に現時点の回転角θaを求め、現時点の回転角θa
を1アドレス当たりの単位回転角Δθで割った商に1を
加えることで図19(C)のアドレスaを求め、このア
ドレスaによる偏心メモリ200の読出しで、対応する
正弦値sinθaを読み出すことができる。
【0095】図18に示した本発明の実施形態にあって
は、回転角θ=0°の回転開始位置を基準とした現在の
回転角の検出に図2のMPU14及びDSP15の動作
サイクルを決めているサンプルクロックのカウントによ
るパルス数を使用する。図19(C)は、基準となるサ
ンプルクロックのサンプルパルス数cntを媒体1回転
について示しており、回転角0°でサンプルパルス数c
ntのカウントを開始して回転角360°、即ち1回転
に達したときの1回転サンプル数をXとしている。この
1回転サンプルパルス数Xは、例えば媒体回転数を36
00rpmとすると1回転周期は16msとなり、この
ときサンプルクロックの周波数として17MHzを使用
していたとすると、1回転のサンプルパルス数X=27
2000パルスとなる。
【0096】この1回転サンプルパルス数Xに対し、1
6アドレスa=00〜15をもつ偏心メモリ200の1
アドレス分のサンプルパルス数ΔXは ΔX=X/C (6) となる。例えばX=272000パルスの場合には、Δ
X=17000パルスとなる。
【0097】また偏心メモリ200のアドレス数は、分
解能を高めるために更に大きくしてもよく、例えばC=
32アドレスとした場合には、1アドレス分のサンプル
パルス数ΔCはΔC=8500パルスとなる。偏心メモ
リ200のアドレス数は、あまり大きくするとメモリ容
量が増加することから、例えば最大でも64アドレス程
度に抑える必要がある。以下の説明にあっては、説明を
簡単にするため、C=16アドレスを例にとる。
【0098】このように媒体1回転がサンプルクロック
のカウントによるサンプルパルス数Xとして検出される
場合、サンプルパルスを計数するカウンタを回転角0°
でリセットスタートしてサンプルパルス数cntのカウ
ントを開始し、現時点のサンプルパルス数cntを1ア
ドレス分のサンプルパルス数ΔXで割り、その商に1を
加えたアドレスaを求め、このアドレスaにより偏心メ
モリ200をリードすればよい。
【0099】しかしながら、偏心メモリ200を1回転
16アドレスとした正弦値の読出しでは、正弦値の分解
能が極めて低いことから、図18の実施形態にあって
は、現在の回転位置を示すサンプルパルス数cntが偏
心メモリ200の16アドレスを与える回転角の間にあ
る場合には、このときのアドレスaで読み出している偏
心メモリ200の正弦値sinθaと1アドレス当たり
の正弦値変化量sinΔθを用いた直線補間により、偏
心メモリ200に格納した正弦値の間の現時点のサンプ
ルパルス数cntに対する正弦値を求める。
【0100】この図19に示した構成をもつ偏心メモリ
200を使用した図18の読出制御部220の機能を詳
細に説明すると、次のようになる。まず媒体現在位置検
出部250は、例えば17MHzのサンプルクロックS
CLKと媒体1回転ごとに得られるインデックス信号を
入力し、インデックス信号が得られたときに内蔵したカ
ウンタをリセットスタートしてサンプルクロックのカウ
ントを行い、このカウント結果を現在光ビームが照射さ
れているインデックスが得られた回転開始位置を基準と
した媒体現在位置パルス数cntとして出力する。
【0101】したがって、媒体現在位置検出部250か
らのサンプルパルス数cntを見ることで、インデック
スを基準とした1回転の開始位置に対し現在光ビームが
照射されている媒体回転位置を認識することができる。
回転周期検出部252は、媒体現在位置パルス数cnt
をインデックス信号が得られたタイミングでラッチし、
媒体1回転の回転周期を示す回転周期パルス数Xを検出
する。この回転周期検出部252による回転周期パルス
数Xの検出は、任意のタイミングで読出制御部220が
起動したとすると、最大で媒体1回転分の回転待ちを必
要とする。
【0102】1アドレス回転時間検出部254は、回転
周期検出部252で回転周期パルス数Xが検出される
と、予め設定した図19に示す偏心メモリ200のアド
レス数Cにより回転周期パルス数Xを割り、即ち ΔX=X/C (6) として1アドレス回転パルス数ΔXを検出する。
【0103】偏心位相変換部256は、図8のMPU1
4側に設けている偏心測定部214による測定処理で求
められた偏心位相φを入力し、これをサンプルクロック
数のカウントによるパルス数で表現される偏心位相パル
ス数Xφに変換する。即ち、 Xφ=X(φ/360°) としてサンプルクロックのパルス数で表現された偏心位
相Xφに変換する。なお、図13,図14及び図15の
偏心位相の測定において、サンプルクロックのパルス数
で表現された偏心位相Xφを用いて表わしている場合に
は、偏心位相変換部256は不要である。
【0104】偏心位相変換部256でサンプルクロック
のパルス数に変換された偏心位相Xφは媒体現在位置補
正部258に与えられ、媒体現在位置検出部250から
得られた媒体現在位置パルス数cntの偏心位相による
ずれを補正する。図20は図18の媒体現在位置補正部
258における偏心位相Xφを用いた媒体現在位置パル
ス数cntの補正処理であり、図20(A)が媒体1回
転を示すインデックス信号、図20(B)が媒体の1回
転の偏心、図20(C)が媒体現在位置カウント数cn
tの補正の内容である。
【0105】まず図20(A)のインデックス信号が立
ち上がる媒体1回転の開始位置に対し、図20(B)の
偏心量が0となる偏心開始点265が位相φ分ずれてい
たとする。このように媒体の偏心軌跡に位相φのずれが
あった場合には、インデックス信号がHレベルに立ち上
がる1回転の開始位置から図18の媒体現在位置検出部
250でサンプルクロックのカウントによる媒体現在位
置パルス数cntを求めてアドレス変換しても、実際の
偏心量に対応する図19の偏心メモリ200の正弦値を
読み出すことができない。
【0106】そこで媒体の現在位置パルス数cntを、
この偏心位相φをもたない状態、即ちφ=0となるよう
に補正した後にアドレスaを求めて、図19の偏心メモ
リ200を実際の偏心に対応して正確にリードできるよ
うにする。この補正は、媒体の現在位置パルス数cnt
と偏心位相Xφを比較し、現在位置パルス数cntが0
〜Xφにある場合とXφ〜Xにある場合とに分けて求め
る。まず現在位置パルス数cntが図20(C)のよう
に 0≦cnt<Xφ にある場合をcntとすると、この場合には次式によ
り現在位置パルス数cntを補正する。
【0107】 cnt=(X−Xφ)+cnt (7) 一方、現在位置パルス数cntが Xφ≦cnt<X の範囲にある場合には、図20(C)のcntのよう
に、次式により現在位置パルス数cntを補正する。
【0108】 cnt=cnt−Xφ (8) このような(7)式、(8)式の補正により、図20の
ような偏心位相φをもつ場合についても現在位置パルス
数cntは、図19のように、インデックス信号で検出
される媒体1回転の回転開始位置でcnt=0となる偏
心位相φ=0となる値に補正される。
【0109】再び図18を参照するに、メモリ読出部2
60にあっては、アドレス生成部262で図19に示し
た偏心メモリ200をリードするためのアドレスaを生
成する。例えば、アドレス生成部262は、媒体現在位
置補正部258で補正された偏心位相φ=0に相当する
媒体現在位置パルス数cnt、回転周期検出部252で
検出された現在の媒体回転数に対応した回転周期パルス
数X、及び1アドレス回転時間検出部254で検出され
た1アドレス回転パルス数ΔXからアドレスを生成す
る。
【0110】具体的には、インデックス信号による媒体
1回転の開始位置から偏心メモリ200のアドレスを生
成するため、インデックス信号が得られたタイミングで
アドレスaはa=00となっている。この最初のアドレ
スa=00の状態でアドレス生成部262は、現在のア
ドレスa=00のアドレス上限値を求め、現在位置パル
ス数cntと比較している。
【0111】現在アドレスaのサンプルパルス数のカウ
ント表現によるアドレス上限値は、 アドレス上限値=ΔX(a+1) (9) となる。そしてアドレス生成部262にあっては、この
アドレス上限値と現在位置パルス数cntを比較し、 cnt<ΔX(a+1) となっている間、即ち現在位置パルス数cntがアドレ
ス上限値に達していない場合は、現在アドレスaを維持
する。これに対し cnt≧ΔX(a+1) となると、即ち現在位置パルス数cntがアドレス上限
値に達すると、アドレスaを1つ更新して、a=a+1
とする。
【0112】このようにしてアドレス生成部262で生
成されたアドレスaはアドレスレジスタ264に保持さ
れ、メモリリード部266による偏心メモリ200のリ
ードでアドレスaに対応する正弦値sinθaを読み出
し、直線補間部268に出力する。直線補間部268
は、アドレス生成部262で生成されたアドレスレジス
タ264のアドレスaにより現在位置パルスcntが
(9)式で与えられるアドレス上限値に達したか否か判
別している。アドレス上限値に達していない場合には、
そのとき偏心メモリ200より得られているアドレスa
の正弦値sinθaと現在アドレスの1アドレス範囲内
での1パルス数b、更に1アドレス分の正弦値変化分s
inΔθに基づいた直線補間により、現在位置パルス数
cntに対応した正弦値sinθaを演算する。
【0113】図21は図18の直線補間部268の演算
処理を説明する。図21において、今、偏心メモリ20
0の生成アドレスがアドレスaであり、sinθaが読
み出されていたとする。この状態でアドレスaを起点に
1アドレス範囲内のパルス数bを求め、パルス数bで決
まる現在位置Pの回転角の正弦値を直線補間により求め
る。
【0114】このとき1つ先のアドレスa+1の正弦値
は、1アドレス分の回転角Δθの正弦値sinΔθだけ
増加したsinθa+1となっている。したがって、ア
ドレスaの正弦値sinθa、1アドレス内でのパルス
数b、及び1アドレス分の正弦値の変化sinΔθが求
まれば、次式によりパルス数bの現在位置Pにおける正
弦値sinθaを直線補間で算出できる。
【0115】 sinθa=sinθa+sinΔθ・(b/ΔX) (10) 再び図18を参照するに、直線補間部268で補間処理
により求められた現在位置パルス数cntに対応した正
弦値sinθaは、偏心量補正部222に設けている偏
心補正量演算部270に与えられる。偏心補正量演算部
270にあっては、図8のMPU14側に設けた偏心測
定部214で測定した偏心振幅Aと読出制御部220に
より偏心メモリ200から得られた正弦値sinθaに
基づき、次式により偏心補正量Lを演算する。
【0116】 L=A・sinθa (11) 更に偏心補正部222にあっては、偏心補正量演算部2
70に対し、媒体回転数の変化に応じて振幅Aのゲイン
を補正するための補正係数を振幅ゲイン補正部272で
算出して乗じている。この振幅Aのゲイン補正は次のよ
うになる。この実施形態にあっては、VCMのサーボル
ープにより偏心補正を行っており、この正弦波状の偏心
に追従させるためのVCMの加速度αは次式で与えられ
る。
【0117】 α=G・Ia・sinωt (12) 但し、G :VCMの加速性能 [G/アンペア] Ia:加速電流の振幅 [アンペア] ω :媒体回転の角周波数[rad/sec] このようなVCMの正弦波状の偏心に追従する加速度α
に対し、偏心量Lは加速度αの積分2回分であることか
ら、次式で与えられる。
【0118】
【0119】即ち、偏心量Lは媒体の回転数の二乗に反
比例していることが分かる。したがって媒体の回転数が
変化しても偏心量Lは一定であることから、光ビームも
例えば最インナの最高回転数の位置にセットした状態を
基準回転数、即ち基準回転周期パルス数Xrとして、そ
のときのゲインを1とすると、基準回転数からの変化
量、即ち現在回転数の回転周期Xを基準回転数の回転周
期Xrで割った値(X/Xr)の二乗に反比例するゲイ
ン補正係数 {1/(X/Xr)2 } を(13)式の右辺に乗ずれば、基準回転数に対する任
意の回転数への変化に対し、VCMの駆動による偏心補
正のための追従制御ができる。
【0120】この結果、偏心補正量演算部270にあっ
ては、 L=A・{1/(X/Xr)2 }・sinθa (14) として偏心量Lを求め、これをサーボ部216の加算部
198にオフセットとして加えて、媒体の偏心と逆の動
きをVCMの与えて偏心を補正する。なお(14)式に
おける振幅Aのゲイン補正は、基準回転数の回転周期X
rに対する現在時点の回転数の検出周期Xの変化量が予
め定めた閾値以上となったときに補正することが望まし
い。
【0121】図22,図23及び図24は、図18の読
出制御部220及び偏心量補正部222による偏心補正
処理のフローチャートである。偏心補正処理が起動する
と、まずステップS1で、偏心メモリ200のアドレス
数C、基準回転数の1回転サンプルパルス数Xr、偏心
測定で得られた振幅A、及び位相φを読み込む。続いて
ステップS2で媒体1回転ごとに得られるインデックス
信号をチェックしており、インデックス信号が得られる
とステップS3に進み、媒体現在位置を示す現在位置パ
ルス数cntを0にリセットする。
【0122】続いてステップS4でサンプルクロックパ
ルスをチェックし、サンプルクロックパルスがあると、
ステップS5で現在位置パルス数cntを1つカウント
アップする。この現在位置パルス数cntのカウントア
ップをステップS6で再度インデックスが得られるまで
続け、ステップS6でインデックスが得られたときの現
在位置パルス数cntをラッチすることで、1回転サン
プルパルス数Xを検出することができる。
【0123】1回転サンプルパルス数Xが検出できたな
らば、ステップS8で1アドレス当たりのサンプル数Δ
Xを算出する。またステップS9で測定位相φをパルス
数Xφに換算する。このステップS9までの処理によ
り、偏心メモリ200のアドレス生成のためのパラメー
タの算出が完了する。続いて図23のステップS10に
進み、インデックスが得られたタイミングでステップS
11に進み、現在位置パルス数cnt、アドレスa及び
アドレス内のパルス数bをそれぞれ0にリセットする。
【0124】続いてステップS12でサンプルクロック
パルスを検出し、サンプルクロックパルスが得られるご
とにステップS13に進んで、現在位置パルス数cnt
のカウントアップを行う。次にステップS14で、現在
位置パルス数cntが0以上で偏心位相Xφ未満の範囲
にあるか否かチェックする。この範囲にあればステップ
S15に進み、現在位置パルス数cntを(7)式、即
ち図20(C)におけるcntの条件に従って補正す
る。
【0125】ステップS14で現在位置パルス数cnt
が偏心位相Xφ以上で1回転パルス数X未満の場合に
は、ステップS16に進み、図20(C)のcntの
条件に従った(8)式により現在位置パルス数cntの
偏心位相による補正を行う。次にステップS17で現在
のアドレスaの上限アドレスΔX(a+1)を算出し、
ステップS18で現在位置パルス数cntとの大小関係
を比較する。
【0126】現在位置パルス数がアドレス上限値に達し
ていない場合にはステップS19に進み、アドレスaの
正弦値sinθaを偏心メモリ200から読み出し、ス
テップS20で(10)式に従った直線補間により現在
位置パルス数cntに対応する正弦値sinθaを演算
する。続いてステップS21で1アドレス内のパルス数
bが1アドレス分のパルス数ΔXに達したか否かチェッ
クし、ΔX未満であれば、ステップS22でパルス数b
を1つカウントアップし、ΔXに達したら、ステップS
23でパルス数bを0にリセットする。
【0127】一方、ステップS18で現在位置パルス数
cntがアドレス上限値に達した場合には、ステップS
24に進み、アドレスaを1つカウントアップして更新
し、アドレス内パルス数bをb=0にリセットする。そ
してステップS25で、更新後のアドレスaの正弦値s
inθaを偏心メモリ200から読み出す。次に図24
のステップS26に進み、偏心測定で得られている振幅
Aを基準回転数の基準回転周期Xrと現在の媒体回転数
の回転周期Xとの比の二乗に反比例する係数を乗じてゲ
イン補正する。そしてステップS27で、ゲイン補正の
済んだ振幅Aと偏心メモリ200から得られた正弦値s
inθaにより偏心補正量Lを算出し、サーボ部216
の加算部198にオフセットとして与えてVCMに偏心
量と逆の動きを与えることで媒体偏心の補正を行う。
【0128】このような図23のステップS10から図
24のステップS27までの補正処理は、ステップ29
で偏心補正のオフが判別されるまで、サンプルクロック
が得られるごとに繰り返し行われる。図25は図10の
ステップS4のオントラック偏心補正処理の具体的なフ
ローチャートである。CD媒体の再生動作となるオント
ラック状態では、CD媒体のスパイラル状のトラックに
光ビームを追従させることでCD媒体の1回転ごとに媒
体回転数が連続的に変化する。
【0129】即ちCD媒体にあっては、インナからアウ
タに向けてスパイラル状のトラックに光ビームを追従さ
せており、その結果、オントラック状態での最初の媒体
1回転にあっては、図22〜図24のフローチャートに
示したように、媒体1回転の回転周期パルス数Xを実測
してそのときの媒体回転数を求めた偏心補正を必要とす
るが、2回転目以降については、最初の1回転で実測し
た媒体回転数を表わす回転周期パルス数Xが次のトラッ
クでは固定的に決まった速度変化即ち周期変化となるパ
ルス数Xt増加することが予め分かっている。
【0130】したがってオントラック偏心補正にあって
は、ステップS1で最初の1回転目の偏心補正処理につ
いては図22〜図24に示したと同じ処理を行うが、ス
テップS2でインデックスが検出されて次のトラックに
移動した場合には、ステップS3で、ステップS1で実
測された回転周期パルス数Xに固定的に決められた1ト
ラック分アウタ側に移動したときの速度変化に対応する
変化パルス数Xtを加算し、現時点の媒体回転数を示す
回転検出周期XとしてステップS1に戻り、図22〜図
24に示した偏心補正処理を実行する。
【0131】もちろん、ステップS4でオントラックが
オフされれば、一連の処理は終了して、メインルーチン
にリターンする。このステップS3で使用する1トラッ
ク分変化したときの媒体回転数の変化に対応するパルス
数Xtは、次式で一義的に求められる。 Xt=(Xmax −Xmin )/TA (15) 但し、Xmax :最アウター回転周期(最アウター最低回
転数) Xmin :最インナー回転周期(最インナー最高回転数) TA :媒体トラック総数 このようにオントラック偏心補正処理にあっては、スパ
イラル状に光ビームを追従させることから、1回転目に
ついては媒体回転速度に対応した回転周期パルス数Xの
実測を必要とするが、2回転目以降については固定値X
tを1回目の実測値Xに加算するだけで直ちに現在の媒
体回転数に対応した回転周期Xが求まり、回転周期Xを
実測する場合には最大で1回転分の待ち時間を必要とす
るが、この回転待ち時間が不要となり、その分、偏心補
正に要する時間を短縮することができる。
【0132】図26は図10のステップS6におけるシ
ーク偏心補正処理の具体的なフローチャートであり、こ
のシーク偏心補正処理にあっては、上位装置からシーク
コマンドが発行された際に、シーク制御を開始する前に
シーク先のディスク回転数に制御して偏心測定を行い、
その後にシークを行ってシーク引込み完了で偏心補正を
行うようにしたことを特徴とする。
【0133】即ちステップS1でシーク制御が行われる
と、上位装置から与えられたシーク先のトラック番号に
対応したディスク回転数に制御し、この状態でステップ
S2で偏心測定処理を実行する。偏心測定処理は、図1
6及び図17のフローチャートと同じである。偏心測定
処理が終了すると、ステップS3でシーク制御を起動し
て目標となるシーク済みのトラックにジャンプし、ステ
ップS4でシーク引込み完了を判別すると、ステップS
5で偏心補正処理を実行する。この偏心補正処理は図2
2〜図24に示したとおりである。
【0134】図26はシーク偏心補正処理の他の実施形
態であり、この実施形態にあっては、シーク制御の場合
には元の媒体回転数のまま目標トラックにジャンプし、
シーク引込み完了後に目標トラックの回転数にディスク
回転数を変化させて、偏心測定とその補正処理を行うよ
うにしたことを特徴とする。即ち、ステップS1でシー
ク命令に基づき目標トラックに光ビームをジャンプする
シーク制御を行い、ステップS2で目標トラックに対す
る光ビームのシーク引込み完了を判別すると、ステップ
S3でシーク先のディスク回転数に制御した後、ステッ
プS4で偏心測定及び補正処理を行う。
【0135】尚、上記の実施形態にあっては、線速度一
定制御(CLV制御)をとるCD媒体でビーム位置が半
径方向で変化したときの媒体回転数の可変制御に伴う偏
心測定と偏心補正を例にとっているが、角速度一定制御
(CAV制御)をとるMOカートリッジ媒体にあって
は、装置にMOカートリッジをローディングした後のレ
ディ信号を上位装置に立ち上げるまでの初期化状態で固
定的に決まっている一定の媒体回転速度において1回偏
心測定を行い、それ以降については媒体回転速度は変化
しないことから、最初に測定した偏心情報に基づいた偏
心補正処理を一義的に行えばよい。
【0136】このMOカートリッジ媒体の偏心補正につ
いては、CD媒体用に使用している偏心メモリ200を
共用してもよいし、MOカートリッジ偏心補正用の例え
ばアドレス数がより大きな偏心メモリを別途使用しても
よい。また上記の実施形態は、MOカートリッジ媒体と
CD媒体の両方を使用可能な光ディスクドライブを例に
とるものであったが、CD媒体再生専用の光ディスクド
ライブについてもそのまま適用できる。またMOカート
リッジ以外にDVD媒体とCD媒体の両方を使用可能な
光ディスクドライブについてもそのまま適用できる。
【0137】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、線速度一定(CLV)のために媒体半径方向の位置
によって媒体回転数が異なっても、1種類の偏心メモリ
を準備するだけで現在光ビームが照射されている媒体の
回転位置に対応した偏心補正のための正弦値を偏心メモ
リから読み出すことができ、線速度一定制御(CLV制
御)のための媒体回転数の変化に応じた種類の多数の偏
心メモリが不要となり、その結果、偏心メモリのメモリ
容量を大幅に低減して装置コストを下げることができ
る。
【0138】また、媒体を装置にローディングした際に
偏心量を測定して偏心補正を行っているため、偏心が大
きい媒体に対しても、トラック追従性やシーク引込み時
の性能を向上し、アクセス性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による光ディスクドライブのブロック図
【図3】MOカートリッジを使用した本発明の装置構造
の概略説明図
【図4】CDを使用した本発明の装置構造の概略説明図
【図5】図2のDSPで実現されるサーボ部の機能ブロ
ック図
【図6】図5のアナログスイッチのサーボ制御のオン・
オフの説明図
【図7】図6のサーボ制御モードの説明図
【図8】図2のMPU及びDSPで実現される本発明の
偏心測定補正機能のブロック図
【図9】図6のスピンドル制御部の機能ブロック図
【図10】図6の偏心測定補正処理の概略フローチャー
【図11】CD媒体の偏心説明図
【図12】媒体偏心に応じてトラックを横切るビーム軌
跡の説明図
【図13】偏心測定時のトラッキングエラー信号、イン
デックス信号及びVCM電流のタイムチャート
【図14】偏心測定結果を用いた偏心補正時のトラッキ
ングエラー信号、インデックス信号及びVCM電流のタ
イムチャート
【図15】偏心位相が反転していた場合の偏心補正によ
るトラッキングエラー信号、インデックス信号及びVC
M電流のタイムチャート
【図16】図6の偏心測定部による測定処理の概略フロ
ーチャート
【図17】図16の偏心測定処理の詳細フローチャート
【図18】図6の読取制御部及び偏心量補正部の機能ブ
ロック図
【図19】図8の偏心メモリの説明図
【図20】偏心位相とメモリアドレス補正の説明図
【図21】直線補間処理の説明図
【図22】本発明の偏心補正処理のフローチャート
【図23】本発明の偏心補正処理のフローチャート(続
き)
【図24】本発明の偏心補正処理のフローチャート(続
き)
【図25】図10のオントラック偏心補正処理のフロー
チャート
【図26】図10のシーク偏心補正処理のフローチャー
【図27】図10のシーク偏心補正処理の他の実施形態
のフローチャート
【符号の説明】
10:コントローラ 12:エンクロージャ 14:MPU 15:DSP 16:インタフェースコントローラ 18:フォーマッタ 20:バッファメモリ 22:エンコーダ 24:レーザダイオード制御回路 26:デコーダ 28:リードLSI回路 30:レーザダイオード 32:ディテクタ 34:ヘッドアンプ 36:温度センサ 38,42,54,58,62:ドライバ 40:スピンドルモータ 44:電磁石 46:2分割ディテクタ 48:FES検出回路 50:TES検出回路 52:レンズ位置センサ 56:フォーカスアクチュエータ 60:レンズアクチェータ 64:VCM(キャリッジアクチュエータ) 66:ハウジング 68:インレットドア 70:MOカートリッジ 72:MO媒体 76:キャリッジ 78:固定光学系 80:対物レンズ 81:プリズム 82:CD媒体 84:トレイ 86:ターンテーブル 88,124,144:A/Dコンバータ 94,100,130,158,150,174,18
0,190:位相補償器 96,140,152,176,184:PID演算器 98,118,142,156,178,186:サー
ボスイッチ 108,166,206:D/Aコンバータ 200:偏心メモリ 210:アクセス制御部 212:線速度制御部 214:偏心測定部 216:サーボ部 218:スピンドル制御部 220:読出制御部 222:偏心補正部 224:CD用スピンドル制御回路 226:レジスタ 228:マルチプレクサ 230:フィルタ回路 232:ゲイン制御回路 234:ドライバ 236:光学ユニット 238:CD用信号処理回路 240:クロック発生器 242:プログラマブル分周器 244:CAV誤差検出回路 246:レジスタ 248:パルスジェネレータ 250:媒体現在位置検出部 252:回転周期検出部 254:1アドレス回転時間検出部 256:偏心位相変換部 258:媒体現在位置補正部 260:メモリ読出部 262:アドレス生成部 264:アドレスレジスタ 266:メモリリード部 268:直線補間部 270:偏心補正量演算部 272:振幅ゲイン補正部 274:回転中心 276:偏心回転中心 278:ビームスポット 280:ビーム軌跡
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】偏心補正部222は、読出制御部220で
読み出した正弦値をsinθa、偏心測定部214で測
定した偏心振幅をAとした場合、偏心量Lを L=A・sinθa (4A) により算出する。また偏心補正部222は、媒体半径方
向の基準位置での回転周期をクロックパルスのカウント
で表現した基準回転周期パルス数Xrとし、現在光ビー
ムが位置する媒体半径方向の位置での回転周期を示す回
転周期パルス数をXとした場合、偏心振幅Aを A=A/(X/Xr)4 4B) に補正して偏心補正量Lを算出する。即ち、基準回転数
からの変化量の二乗に反比例するように、偏心振幅Aを
補正する。例えば基準回転数に対し現在の回転数が2倍
に増加した場合には、偏心振幅Aを1/4に補正する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】対物レンズ80は図2のエンクロージャ
2に示したフォーカスアクチュエータ56により光軸方
向に移動制御され、またレンズアクチュエータ60によ
り媒体トラックを横切る半径方向に例えば数十トラック
の範囲内で移動することができる。 このキャリッジ7
6に搭載している対物レンズ80の位置が、図2のレン
ズ位置センサ52により検出される。レンズ位置センサ
52は対物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置で
レンズ位置検出信号を0とし、アウタ側への移動とイン
ナ側への移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応
じたレンズ位置検出信号E4を出力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】読出制御部220は、CDの1回転の開始
位置を基準に、現在光ビームが照射されているCDの回
転位置に対応した偏心メモリ200のアドレスaを生成
し、このアドレスaの指定により偏心メモリ200から
対応する正弦値sinθaを読み出す。偏心量補正部2
22は、読出制御部220で読み出した正弦値sinθ
aと偏心測定部214で測定した測定値である偏心振幅
Aと偏心位相φに基づき偏心量Lを求め、この偏心量L
を相殺するようにポジショナ、例えばVCMを制御す
る。具体的には、図5のVCM64のサーボ系における
リミット196の出力段の加算器198に入力するVC
M64に対する電流指示値に対し、偏心量Lを相殺する
ような偏心オフセットが加えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】一方、CLV制御のため、CD用スピンド
ル制御回路224、倍速指定を行うレジスタ226が設
けられる。CD用スピンドル制御回路244は、光学ユ
ニット236及びCD用信号処理回路(CDデコーダ)
238にて復調されたCDのフレーム同期信号を、レジ
スタ226の倍速指定に従って基本クロックを分周して
得た基準フレーム同期信号と比較して位相差を検出し、
マルチプレクサ228、フィルタ回路230、ゲイン制
御回路232、ドライバ234により誤差に応じた電流
をスピンドルモータ40に流し、線速度一定制御(CL
V制御)を行う。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】次に図8のMPU14に設けた偏心測定部
214の偏心測定処理を説明する。図11は、本発明の
光ディスクドライブにローディングされるCD媒体82
を取り出している。CD媒体82は、媒体中心にスピン
ドルモータ回転軸に装着する装着穴88を備えており、
装着穴85の回転中心274に対し媒体面に形成してい
るトラック中心276は、通常数十ミクロン程度の偏心
を持っている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】図11のように、CD媒体82にあって
は、機械的な回転中心274とトラック中心276との
間に数十ミクロン近い偏心があることから、ビームスポ
ット278を固定して媒体を回転したときのビーム軌跡
280は、オフセットの2倍の振幅により1回転で1サ
イクルとなる位置の変化を起こす。このような光ディス
ク媒体における偏心量を測定するため、図8の偏心測定
部214にあっては、VCM64及びレンズアクチュエ
ータ60を停止した状態でフォーカスサーボのみをオン
し、図13(A)のようにトラッキングエラー信号E
のゼロクロス数Nを1回転について計数する。このとき
図13(B)のように、CD媒体上のインデックスを基
準位置、即ち1回転の開始位置290として変化するイ
ンデックス信号(回転検出信号)E4を使用する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】このとき1回転周期Tに得られるトラッキ
ングエラー信号E2のゼロクロス数Nは、例えば6回と
いうように大幅に減少し、ゼロクロス数Nは偏心補正後
の残留している偏心振幅であることから、適切な偏心測
定結果に基づく補正が行われることが確認できる。これ
に対し図13で測定した偏心位相φが実際の偏心位相に
対し180度ずれていた場合には、測定結果に基づいた
偏心補正を行っても逆に偏心量を増やしてしまう結果と
なる。このような場合には図15(A)のように、回転
検出信号E4の1回転周期で得られるトラッキングエ
ラー信号E2のゼロクロス数Nが極端に増加する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】この1回転サンプルパルス数Xに対し、1
6アドレスa=00〜15をもつ偏心メモリ200の1
アドレス分のサンプルパルス数ΔXは ΔX=X/ なる。例えばX=272000パルスの場合には、Δ
X=17000パルスとなる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】このようにしてアドレス生成部262で生
成されたアドレスaはアドレスレジスタ264に保持さ
れ、メモリリード部266による偏心メモリ200のリ
ードでアドレスaに対応する正弦値sinθaを読み出
し、直線補間部268に出力する。直線補間部268
は、アドレス生成部262で生成されたアドレスレジス
タ264のアドレスaによ現在位置パルス数cntが
10)式で与えられるアドレス上限値に達したか否か
判別している。アドレス上限値に達していない場合に
は、そのとき偏心メモリ200より得られているアドレ
スaの正弦値sinθaと現在アドレスの1アドレス範
囲内でのパルス数b、更に1アドレス分の正弦値変化分
sinΔθに基づいた直線補間により、現在位置パルス
数cntに対応した正弦値sinθaを演算する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正内容】
【0116】 L=A・sinθa (11) 更に偏心補正部222にあっては、偏心補正量演算部2
70から得られた偏心補正量に対し、媒体回転数の変化
に応じて振幅Aのゲインを補正するための補正係数を振
幅ゲイン補正部272で算出して乗じている。この振幅
Aのゲイン補正は次のようになる。この実施形態にあっ
ては、VCMのサーボループにより偏心補正を行ってお
り、この正弦波状の偏心に追従させるためのVCMの加
速度αは次式で与えられる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】この結果、偏心補正量演算部270にあっ
ては、 L=A・{1/(X/Xr)2 }・sinθa (14) として偏心量Lを求め、これをサーボ部216の加算部
198にオフセットとして加えて、媒体の偏心と逆の動
きをVCM与えて偏心を補正する。なお(14)式に
おける振幅Aのゲイン補正は、基準回転数の回転周期X
rに対する現在時点の回転数の検出周期Xの変化量が予
め定めた閾値以上となったときに補正することが望まし
い。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを媒体に照射する対物レンズを媒
    体トラックの横切る方向に移動させるポジショナと、 前記ポジショナの駆動制御により、光学ユニットからの
    光ビームを目標トラックに移動させてオントラックさせ
    るアクセス制御部と、 前記光ビームの照射位置での円周方向の線速度を一定値
    とするように、媒体半径位置に応じて前記媒体の回転数
    を可変制御する線速度制御部と、を備えた光学的記憶装
    置に於いて、 前記媒体1回転の偏心振幅と1回転の開始位置に対する
    偏心位相を測定する偏心測定部と、 前記媒体の1回転の開始位置から終了位置までを、所定
    回転角毎に複数の領域に分割してアドレスを順次割り当
    て、前記各アドレスに前記所定回転角ずつ増加する各回
    転角の正弦値を格納した偏心メモリと、 前記媒体の1回転の開始位置を基準に、現在光ビームが
    照射されている媒体の回転位置に対応した前記偏心メモ
    リのアドレスを生成し、該アドレスの指定により前記偏
    心メモリから対応する正弦値を読み出す読出制御部と、 前記読出制御部で読み出した正弦値と前記偏心測定部で
    測定した測定値に基づいて偏心量を求め、該偏心量を相
    殺するように前記ポジショナを制御する偏心補正部と、
    を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記読出制御部は、 現在光ビームが照射されている媒体の半径方向の位置に
    応じた媒体回転周期を検出する回転周期検出部と、 前記回転周期を前記偏心メモリのアドレス数で除して1
    アドレス分の媒体回転時間を示す1アドレス回転時間を
    検出する1アドレス回転時間検出部と、 前記媒体の1回転の開始位置を基準に、現在光ビームが
    照射されている媒体の回転位置を示す媒体現在位置を検
    出する媒体現在位置検出部と、 前記1アドレス回転時間を使用して表現された現在読み
    出している前記偏心メモリのアドレス上限値と現在光ビ
    ームが照射されてる前記媒体現在位置とを比較し、前記
    アドレス上限値未満の場合は同じアドレスを指定して前
    記偏心メモリから正弦値を読み出し、前記アドレス上限
    値に達した場合は、現在のアドレスに1を加算したアド
    レスに更新して前記偏心メモリから正弦値を読み出すメ
    モリ読出部と、を備えたことを特徴とする光学的記憶装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学的記憶装置に於いて、 前記回転周期検出部は、媒体1回転に亘る所定周波数の
    クロックパルスのカウントにより現在光ビームが照射さ
    れている媒体の半径方向の位置に応じた媒体回転周期を
    示す回転周期パルス数Xを検出し、 前記1アドレス回転時間検出部は、前記回転周期パルス
    数Xを前記偏心メモリのアドレス数Cで除して1アドレ
    ス分の媒体回転時間を示す1アドレス回転パルス数ΔX
    を検出し、 前記媒体現在位置検出部は、1回転の開始位置を基準に
    前記サンプルクロックパルスのカウントを繰り返し、現
    在光ビームが位置する媒体回転位置を示す媒体現在位置
    パルス数cntを検出し、 前記メモリ読出部は、前記1アドレス回転パルス数ΔX
    を用いて表現された現在読み出している前記偏心メモリ
    のアドレス上限値ΔX(a+1)と現在光ビームが照射
    されている前記媒体現在位置パルス数cntとを比較
    し、前記アドレス上限値未満の場合は同じアドレスaを
    指定して前記偏心メモリから正弦値を読み出し、前記ア
    ドレス上限値に達した場合は、現在アドレスに1を加算
    したアドレスに更新して前記偏心メモリから正弦値を読
    み出すことを特徴とする光学的記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記媒体現在位置検出部は、現在光ビームが位置する媒
    体回転位置を示す媒体現在位置パルス数cntを検出し
    た際に、前記偏心測定部で求めた偏心位相φに基づいて
    前記媒体現在位置パルス数を偏心位相φのない値に補正
    することを特徴とする光学的記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記媒体現在位置検出部は、前記偏心測定部で測定した
    偏心位相を前記基準クロックパルスのカウント数で表現
    される偏心位相パルス数Xφに変換し、前記媒体現在位
    置パルス数cntが0以上で前記偏心位相パルス数Xφ
    未満の場合、 cnt=(X−Xφ)+cnt として補正し、前記媒体現在位置パルス数cntが前記
    偏心位相パルス数Xφ以上で1回転周期パルス数X未満
    の場合は、 cnt=cnt−Xφ として補正することを特徴とする光学的記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記読出制御部は、更に、現在光ビームが照射されてい
    る媒体現在位置が、前記偏心メモリのアドレスに対応し
    た所定回転角の間に位置する場合、偏心メモリから読み
    出した正弦値の直線補間により媒体現在位置の正弦値を
    検出する直線補間部を設けたことを特徴とする光学的記
    憶装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記直線補間部は、現在光ビームが照射されている媒体
    現在位置が属するアドレスaを指定して前記偏心メモリ
    から正弦値sinθaを読み出し、1アドレス分の回転
    角をΔθ、1アドレス回転パルス数ΔX内の媒体現在位
    置を示す1アドレス内パルス数をbとした場合、 sinθa+sinΔθ・(b/ΔX) により直線補間した正弦値を求めることを特徴とする光
    学的記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記偏心補正部は、前記読出制御部で読み出した正弦値
    をsinθa、前記偏心測定部で測定した偏心振幅A、
    光ビームが位置する媒体半径方向の基準位置での1回転
    基準周期Trついて定めたゲインをGとした場合、前記
    偏心補正量Lを L=A・sinθa により算出することを特徴とする光学的記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記偏心補正部は、前記ゲインGを決めた媒体半径方向
    の基準位置での回転周期を基準クロックパルスのカウン
    ト値で表現した基準回転周期パルス数Xrとし、現在光
    ビームが位置する媒体半径方向の位置での回転周期を示
    す回転周期パルス数をXとした場合、前記偏心振幅Aを A=A/(X/Xr)4 に補正して前記偏心補正量Lを算出することを特徴とす
    る光学的記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心補正部は、基準回転周期パルス数Xrに対
    する現在光ビームが位置する媒体半径方向の位置での回
    転周期パルス数Xの変化が大きい場合に、前記ゲインを
    補正することを特徴とする光学的記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記読出制御部は、スパイラル状に形成された媒体
    トラックに光ビームをオントラック制御することで1回
    転毎に連続的に回転周期が変化する場合は、最初の媒体
    トラックについて偏心メモリの読出しに必要なパラメー
    タを求め、その後は1トラック分の回転周期の変化に基
    づいて前記各パラメータを比例的に変化させて偏心メモ
    リの読出制御を行うことを特徴とする光学的記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記読出制御部は、スパイラル状に形成された媒体
    トラックに光ビームをオントラック制御することで1回
    転毎に連続的に回転周期が変化する場合は、最初の媒体
    トラックについて基準クロックパルスのカウントによる
    回転周期パルス数Xを検出し、その後は1トラック分の
    回転周期の変化パルス数ずつ前記回転周期パルス数Xを
    変化させて偏心メモリの読出制御を行うことを特徴とす
    る光学的記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記アクセス制御部による光ビームを目標トラック
    にシークする場合、前記線速度制御部はシーク開始前に
    目標トラックでの線速度を一定とする回転数に変化さ
    せ、この状態で前記偏心測定部による測定処理を行った
    後に目標トラックにシークさせることを特徴とする光学
    的記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記アクセス制御部による光ビームを目標トラック
    にシークする場合、前記線速度制御部は目標トラックに
    シークした後に目標トラックでの線速度を一定とする回
    転数に変化させ、この状態で前記偏心測定部による測定
    処理を行うことを特徴とする光学的記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項13又は14記載の光学的記憶装
    置に於いて、目標トラックにシークした際の線速度を一
    定とする媒体回転数は上位装置から与えること特徴とす
    る光学的記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、前記媒体を装置にロードしてレ
    ディ状態になる前に、前記媒体の特定ゾーン又は任意ゾ
    ーンで偏心情報を測定することを特徴とする光学的記憶
    装置。
  17. 【請求項17】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、前記キャリッジ及びレンズの駆
    動を停止した状態で、前記光学ユニットで得られた媒体
    戻り光の受光出力に基づいて作成された前記光ビームの
    トラックを横切る方向の位置に応じたトラッキングエラ
    ー信号のゼロクロス検出に基づいて前記偏心振幅と偏心
    位相を測定することを特徴とする光学的記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、前記媒体の1回転を表す回転検
    出信号に同期して求めた媒体1回転の前記トラッキング
    エラー信号のゼロクロス数の半分にトラックピッチを乗
    じて前記偏心振幅Aを求め、前記回転検出信号の1回転
    の開始位置から前記トラッキングエラー信号の最大ゼロ
    クロス間隔時間の中点までの時間を前記偏心位相φとし
    て求めることを特徴とする光学的記憶装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、測定された偏心情報に基づいた
    前記偏心補正部による偏心補正状態で、1回転のゼロク
    ロス数を測定し、偏心補正によるゼロクロス数が測定時
    のゼロクロス数を越えていた場合、測定処理で求めた偏
    心位相φを逆位相に修正することを特徴とする光学的記
    憶装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、逆位相として測定位相φに1/
    2回転角を加えた偏心逆位相(φ+180°)に修正す
    ることを特徴とする光学的記憶装置。
  21. 【請求項21】請求項17記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記偏心測定部は、偏心情報の測定と測定後の偏心
    補正を2回行って各々の偏心補正後の1回転のゼロクロ
    ス数を比較し、その差が所定の閾値を越えていた場合
    は、該閾値以下となるまで偏心の測定と補正を繰り返す
    ことを特徴とする光学的記憶装置。
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