JPH1154735A - 回路内蔵受光素子 - Google Patents
回路内蔵受光素子Info
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- JPH1154735A JPH1154735A JP9203621A JP20362197A JPH1154735A JP H1154735 A JPH1154735 A JP H1154735A JP 9203621 A JP9203621 A JP 9203621A JP 20362197 A JP20362197 A JP 20362197A JP H1154735 A JPH1154735 A JP H1154735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受光素子部の光感度を低下させることなく応
答速度を改善する。 【解決手段】 受光素子部21と信号処理回路部22と
を備えた回路内蔵受光素子において、受光素子部21に
おけるN型半導体層5とP型半導体基板1の界面近傍
に、半導体層5の基板1とは反対側表面に達しないよう
にP型埋め込み拡散層41が形成されている。このP型
埋め込み拡散層41は、受光素子部21に印加される逆
バイアスによって埋め込み拡散層41下部の半導体基板
1部分が空乏層化しないように形成されている。
答速度を改善する。 【解決手段】 受光素子部21と信号処理回路部22と
を備えた回路内蔵受光素子において、受光素子部21に
おけるN型半導体層5とP型半導体基板1の界面近傍
に、半導体層5の基板1とは反対側表面に達しないよう
にP型埋め込み拡散層41が形成されている。このP型
埋め込み拡散層41は、受光素子部21に印加される逆
バイアスによって埋め込み拡散層41下部の半導体基板
1部分が空乏層化しないように形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光空間伝送システ
ムや光ファイバリンク等に使用される回路内蔵受光素子
に関する。
ムや光ファイバリンク等に使用される回路内蔵受光素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の光空間伝送システムは、パーソナ
ルコンピュータ装置とモバイル端末機器とのインターフ
ェースに使用されているシステムである。この光空間伝
送システムにおいては、端末機器間のデータのやり取り
が光を媒体としてワイヤレスで行われる。このため、パ
ーソナルコンピュータのユーザは、データをやり取りす
る際にケーブルを付けたり外したりするという煩わしい
作業から解放され、データの転送を短時間に効率良く行
うことができる。
ルコンピュータ装置とモバイル端末機器とのインターフ
ェースに使用されているシステムである。この光空間伝
送システムにおいては、端末機器間のデータのやり取り
が光を媒体としてワイヤレスで行われる。このため、パ
ーソナルコンピュータのユーザは、データをやり取りす
る際にケーブルを付けたり外したりするという煩わしい
作業から解放され、データの転送を短時間に効率良く行
うことができる。
【0003】近年、この光空間伝送システムでは、画像
等の多量のデータを取り扱うようになってきており、光
空間伝送システムの高速化への要求が非常に強くなって
きている。また、端末機器間の距離が離れていてもデー
タの転送を行えるように、光を受け取る側の光検出機器
には高感度化が求められている。このような市場のニー
ズに対応するため、光空間伝送システムに使用される受
光素子には、高速応答性および高感度性が強く求められ
ている。
等の多量のデータを取り扱うようになってきており、光
空間伝送システムの高速化への要求が非常に強くなって
きている。また、端末機器間の距離が離れていてもデー
タの転送を行えるように、光を受け取る側の光検出機器
には高感度化が求められている。このような市場のニー
ズに対応するため、光空間伝送システムに使用される受
光素子には、高速応答性および高感度性が強く求められ
ている。
【0004】図6は、光空間伝送システムに使用されて
いる従来の回路内蔵受光素子の概略構成を示す断面図で
ある。
いる従来の回路内蔵受光素子の概略構成を示す断面図で
ある。
【0005】この回路内蔵受光素子は、一例として、受
光素子部にフォトダイオードを、信号処理回路部にNP
Nトランジスタを用いたものである。図6において、1
はP型半導体基板、2はP型埋め込み拡散層、3はN型
埋め込み拡散層、4はP型第1分離拡散層、5はN型エ
ピタキシャル層、6はP型第2分離拡散層、7はN型拡
散層、8はP型拡散層、9はN型拡散層、10は酸化
膜、11は電極、21は受光素子部(フォトダイオード
部分)、22は信号処理回路部を示す。なお、この図に
おいては、メタル配線の処理工程以降の工程によって形
成される構造、例えば保護膜および多層配線等は省略し
ている。
光素子部にフォトダイオードを、信号処理回路部にNP
Nトランジスタを用いたものである。図6において、1
はP型半導体基板、2はP型埋め込み拡散層、3はN型
埋め込み拡散層、4はP型第1分離拡散層、5はN型エ
ピタキシャル層、6はP型第2分離拡散層、7はN型拡
散層、8はP型拡散層、9はN型拡散層、10は酸化
膜、11は電極、21は受光素子部(フォトダイオード
部分)、22は信号処理回路部を示す。なお、この図に
おいては、メタル配線の処理工程以降の工程によって形
成される構造、例えば保護膜および多層配線等は省略し
ている。
【0006】この回路内蔵受光素子の作製方法を、図7
(a)〜(c)の断面図を参照しながら以下に説明す
る。なお、図6と図7(a)〜(c)とにおいて、同じ
構成要素には同じ参照番号を付している。
(a)〜(c)の断面図を参照しながら以下に説明す
る。なお、図6と図7(a)〜(c)とにおいて、同じ
構成要素には同じ参照番号を付している。
【0007】まず、図7(a)に示すように、その比抵
抗が100Ωcm程度のP型半導体基板1において、信
号処理回路の形成予定領域にP型埋め込み拡散層2を形
成し、次に、NPNトランジスタの形成予定領域の一部
にN型埋め込み拡散層3を形成する。このP型埋め込み
拡散層2は、P型半導体基板1の比抵抗が高いために発
生する信号処理回路のラッチアップを防止するために形
成されるものである。また、N型埋め込み拡散層3は、
NPNトランジスタのコレクタ抵抗を低減するために形
成されるものである。
抗が100Ωcm程度のP型半導体基板1において、信
号処理回路の形成予定領域にP型埋め込み拡散層2を形
成し、次に、NPNトランジスタの形成予定領域の一部
にN型埋め込み拡散層3を形成する。このP型埋め込み
拡散層2は、P型半導体基板1の比抵抗が高いために発
生する信号処理回路のラッチアップを防止するために形
成されるものである。また、N型埋め込み拡散層3は、
NPNトランジスタのコレクタ抵抗を低減するために形
成されるものである。
【0008】次に、P型半導体基板1において、受光素
子部(例えばフォトダイオード部分)と信号処理回路部
とを電気的に分離すると共に、信号処理回路部の各デバ
イスどうしを電気的に分離するために、P型第1分離拡
散層4を形成する。
子部(例えばフォトダイオード部分)と信号処理回路部
とを電気的に分離すると共に、信号処理回路部の各デバ
イスどうしを電気的に分離するために、P型第1分離拡
散層4を形成する。
【0009】続いて、図7(b)に示すように、P型半
導体基板1の表層部全面にN型エピタキシャル層5を形
成し、次に、N型エピタキシャル層5におけるP型第1
分離拡散層4に対応する部分にP型第2分離拡散層6を
形成する。このP型第2分離拡散層6は、N型エピタキ
シャル層5の表面からP型第1分離拡散層4に達するよ
うに形成される。よって、4と6とからなるP型分離拡
散層は、N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体
基板1の表面よりも下まで達するように形成される。
導体基板1の表層部全面にN型エピタキシャル層5を形
成し、次に、N型エピタキシャル層5におけるP型第1
分離拡散層4に対応する部分にP型第2分離拡散層6を
形成する。このP型第2分離拡散層6は、N型エピタキ
シャル層5の表面からP型第1分離拡散層4に達するよ
うに形成される。よって、4と6とからなるP型分離拡
散層は、N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体
基板1の表面よりも下まで達するように形成される。
【0010】その後、図7(c)に示すように、N型エ
ピタキシャル層5の表層の受光素子部(フォトダイオー
ド部分)に、N型拡散層7を形成する。このN型拡散層
7は、フォトダイオードのカソード側の直列抵抗を低減
するものであり、これによりCR時定数を低減してフォ
トダイオードの高速応答性が得られることとなる。
ピタキシャル層5の表層の受光素子部(フォトダイオー
ド部分)に、N型拡散層7を形成する。このN型拡散層
7は、フォトダイオードのカソード側の直列抵抗を低減
するものであり、これによりCR時定数を低減してフォ
トダイオードの高速応答性が得られることとなる。
【0011】次に、N型エピタキシャル層5の表層にお
いて、NPNトランジスタの形成予定領域の一部にベー
スとなるP型拡散層8を形成し、次に、P型拡散層8の
一部にエミッタとなるN型拡散層9を形成する。
いて、NPNトランジスタの形成予定領域の一部にベー
スとなるP型拡散層8を形成し、次に、P型拡散層8の
一部にエミッタとなるN型拡散層9を形成する。
【0012】その後、図6に示すように、このN型エピ
タキシャル層5の上に、部分的に貫通孔を有する酸化膜
10を形成し、この酸化膜10の上に電極11を形成す
る。以上により、図6に示した従来の回路内蔵受光素子
が得られる。
タキシャル層5の上に、部分的に貫通孔を有する酸化膜
10を形成し、この酸化膜10の上に電極11を形成す
る。以上により、図6に示した従来の回路内蔵受光素子
が得られる。
【0013】この従来の回路内蔵受光素子においては、
比抵抗が高い半導体基板1を使用することによりフォト
ダイオードの接合容量が低減される。このため、フォト
ダイオードの応答速度を律速するCR時定数が低減され
て、フォトダイオードの応答速度を高速化することがで
きる。
比抵抗が高い半導体基板1を使用することによりフォト
ダイオードの接合容量が低減される。このため、フォト
ダイオードの応答速度を律速するCR時定数が低減され
て、フォトダイオードの応答速度を高速化することがで
きる。
【0014】しかし、フォトダイオードの応答速度をさ
らに高速化するために、基板の比抵抗をさらに高くして
いくと、逆に基板比抵抗に起因するアノード側の直列抵
抗(図6中、R1で示す)が増大するため、R成分が大
きくなってこの成分が応答速度を律速してしまい、充分
な高速化を達成することができない。
らに高速化するために、基板の比抵抗をさらに高くして
いくと、逆に基板比抵抗に起因するアノード側の直列抵
抗(図6中、R1で示す)が増大するため、R成分が大
きくなってこの成分が応答速度を律速してしまい、充分
な高速化を達成することができない。
【0015】すなわち、基板比抵抗を高くしていくと、
フォトダイオードの応答速度を律速するCR時定数のう
ちのC成分を低減できるので、図8に示すように、基板
比抵抗がある値になるまでは、フォトダイオード遮断周
波数を高くして応答速度を高速化することができる。し
かし、さらに基板比抵抗を高くしていくと、特にアノー
ド抵抗に起因するR成分が増大してしまうので、図8に
示すように、フォトダイオード遮断周波数が低くなって
フォトダイオードの高速化が妨げられる。
フォトダイオードの応答速度を律速するCR時定数のう
ちのC成分を低減できるので、図8に示すように、基板
比抵抗がある値になるまでは、フォトダイオード遮断周
波数を高くして応答速度を高速化することができる。し
かし、さらに基板比抵抗を高くしていくと、特にアノー
ド抵抗に起因するR成分が増大してしまうので、図8に
示すように、フォトダイオード遮断周波数が低くなって
フォトダイオードの高速化が妨げられる。
【0016】この問題を解決するため、従来、図9およ
び図10に示すような構造の回路内蔵受光素子が提案さ
れている。
び図10に示すような構造の回路内蔵受光素子が提案さ
れている。
【0017】この回路内蔵受光素子においては、フォト
ダイオード部分を分離拡散層で分割することにより、基
板比抵抗に起因する抵抗成分を低減してCR時定数を低
減するようにしている。なお、この図9の断面図におい
て、上記図6と同じ構成要素には同じ参照番号を付して
いる。また、図10は受光素子部の平面図であり、点線
で示した13はカソード側の電極を結線するための2n
dメタル配線を示す。なお、図9および図10におい
て、点線12a〜12eは各々の図の間での対応する部
分を示すためのものである。
ダイオード部分を分離拡散層で分割することにより、基
板比抵抗に起因する抵抗成分を低減してCR時定数を低
減するようにしている。なお、この図9の断面図におい
て、上記図6と同じ構成要素には同じ参照番号を付して
いる。また、図10は受光素子部の平面図であり、点線
で示した13はカソード側の電極を結線するための2n
dメタル配線を示す。なお、図9および図10におい
て、点線12a〜12eは各々の図の間での対応する部
分を示すためのものである。
【0018】この図9および図10に示した回路内蔵受
光素子において、図6に示したものと大きく異なる点
は、受光素子部の一部にP型第1分離拡散層4、P型第
2分離拡散層6および電位取り出し用電極71が形成さ
れていることである。
光素子において、図6に示したものと大きく異なる点
は、受光素子部の一部にP型第1分離拡散層4、P型第
2分離拡散層6および電位取り出し用電極71が形成さ
れていることである。
【0019】このように、受光素子部の一部にP型第1
分離拡散層4、P型第2分離拡散層6および電位取り出
し用電極71を設けてフォトダイオード部分を分割する
ことにより、フォトダイオードの直列抵抗、特にアノー
ド側の抵抗成分が低減してCR時定数が低減するため、
フォトダイオードの高速化が可能となる。
分離拡散層4、P型第2分離拡散層6および電位取り出
し用電極71を設けてフォトダイオード部分を分割する
ことにより、フォトダイオードの直列抵抗、特にアノー
ド側の抵抗成分が低減してCR時定数が低減するため、
フォトダイオードの高速化が可能となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した図9および図
10に示した回路内蔵受光素子によれば、図6に示した
ものに比べて応答速度を高速化することはできるもの
の、以下のような問題が生じる。
10に示した回路内蔵受光素子によれば、図6に示した
ものに比べて応答速度を高速化することはできるもの
の、以下のような問題が生じる。
【0021】まず、P型第1分離拡散層4、P型第2分
離拡散層6および電位取り出し用電極71でフォトダイ
オード部分を分割しているため、分割部に照射された光
が電位取り出し用電極71に反射されて受光素子部に入
射することができず、フォトダイオードの光感度を低下
させてしまう。
離拡散層6および電位取り出し用電極71でフォトダイ
オード部分を分割しているため、分割部に照射された光
が電位取り出し用電極71に反射されて受光素子部に入
射することができず、フォトダイオードの光感度を低下
させてしまう。
【0022】また、図6に示した回路内蔵受光素子と同
様の光感度を得ようとすると、受光素子部を大きくする
必要があるため、チップサイズが増大してコストの上昇
を招くことになる。
様の光感度を得ようとすると、受光素子部を大きくする
必要があるため、チップサイズが増大してコストの上昇
を招くことになる。
【0023】また、図10に示すように、P型第1分離
拡散層4、P型第2分離拡散層6および電位取り出し用
電極71でフォトダイオード部分を分割しているため、
カソード側の電極を結線するための2ndメタル配線1
3を形成して多層配線とする必要があり、配線が煩雑に
なって受光素子部が狭くなるので、さらにフォトダイオ
ードの光感度が低下する。
拡散層4、P型第2分離拡散層6および電位取り出し用
電極71でフォトダイオード部分を分割しているため、
カソード側の電極を結線するための2ndメタル配線1
3を形成して多層配線とする必要があり、配線が煩雑に
なって受光素子部が狭くなるので、さらにフォトダイオ
ードの光感度が低下する。
【0024】さらに、分割部に設けられた電位取り出し
用電極71によって反射された光が迷光として信号処理
回路部に入射されるため、信号処理回路部の誤動作を引
き起こすという問題もある。
用電極71によって反射された光が迷光として信号処理
回路部に入射されるため、信号処理回路部の誤動作を引
き起こすという問題もある。
【0025】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、光感度を低下させること
なく応答速度を改善することができる回路内蔵受光素子
を提供することを目的とする。
決すべくなされたものであり、光感度を低下させること
なく応答速度を改善することができる回路内蔵受光素子
を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の回路内蔵受光素
子は、第1導電型の半導体基板の上に第2導電型の半導
体層が設けられ、該第2導電型の半導体層の基板とは反
対側表面から該半導体基板の表面下に達するように第1
導電型の分離拡散層が設けられ、該第1導電型の分離拡
散層で囲まれた領域が受光素子部、その近傍であって該
第1導電型の分離拡散層で囲まれた領域が信号処理回路
部となっている回路内蔵受光素子において、該受光素子
部における該半導体層と該半導体基板との界面近傍に、
該半導体層の基板とは反対側表面に達しない状態で、か
つ、基板部分の抵抗成分を低減する状態に、第1導電型
の埋め込み拡散層が設けられ、そのことにより上記目的
が達成される。
子は、第1導電型の半導体基板の上に第2導電型の半導
体層が設けられ、該第2導電型の半導体層の基板とは反
対側表面から該半導体基板の表面下に達するように第1
導電型の分離拡散層が設けられ、該第1導電型の分離拡
散層で囲まれた領域が受光素子部、その近傍であって該
第1導電型の分離拡散層で囲まれた領域が信号処理回路
部となっている回路内蔵受光素子において、該受光素子
部における該半導体層と該半導体基板との界面近傍に、
該半導体層の基板とは反対側表面に達しない状態で、か
つ、基板部分の抵抗成分を低減する状態に、第1導電型
の埋め込み拡散層が設けられ、そのことにより上記目的
が達成される。
【0027】本発明の回路内蔵受光素子において、前記
第1導電型の埋め込み拡散層は、前記受光素子部に印加
される逆バイアスによって該第1導電型の埋め込み拡散
層下部の前記半導体基板が空乏層化しないように、広幅
に、または拡散深さを深くして、形成されている構成と
するのが好ましい。
第1導電型の埋め込み拡散層は、前記受光素子部に印加
される逆バイアスによって該第1導電型の埋め込み拡散
層下部の前記半導体基板が空乏層化しないように、広幅
に、または拡散深さを深くして、形成されている構成と
するのが好ましい。
【0028】以下に、本発明の作用について説明する。
【0029】本発明にあっては、受光素子部における第
2導電型の半導体層と第1導電型の半導体基板との界面
近傍に、基板部分の抵抗成分を低減するように第1導電
型の埋め込み拡散層が設けられているため、基板の比抵
抗を高くしても、図6に示した従来の構造のようにアノ
ード側の抵抗が増大することはない。
2導電型の半導体層と第1導電型の半導体基板との界面
近傍に、基板部分の抵抗成分を低減するように第1導電
型の埋め込み拡散層が設けられているため、基板の比抵
抗を高くしても、図6に示した従来の構造のようにアノ
ード側の抵抗が増大することはない。
【0030】また、第1導電型の埋め込み拡散層は、第
2導電型の半導体層の基板とは反対側表面まで達してお
らず、第1導電型の埋め込み拡散層を形成した部分にお
いて、形成していない部分に比べて光感度が低下するこ
とはない。
2導電型の半導体層の基板とは反対側表面まで達してお
らず、第1導電型の埋め込み拡散層を形成した部分にお
いて、形成していない部分に比べて光感度が低下するこ
とはない。
【0031】また、第1導電型の埋め込み拡散層は、第
2導電型の半導体層の基板とは反対側表面まで達してい
ないため、カソード側の電極形成に何等影響を与えない
ので、図9および図10に示した従来の構造のようにカ
ソード側の電極形成が煩雑とならず、受光領域の低下を
引き起こさない。
2導電型の半導体層の基板とは反対側表面まで達してい
ないため、カソード側の電極形成に何等影響を与えない
ので、図9および図10に示した従来の構造のようにカ
ソード側の電極形成が煩雑とならず、受光領域の低下を
引き起こさない。
【0032】さらに、図9および図10に示した従来の
構造のように受光素子部の分割部に電位取り出し用電極
が設けられていないので、その電位取り出し用電極で反
射された光が信号処理回路部に入射されて誤動作を引き
起こすことはない。
構造のように受光素子部の分割部に電位取り出し用電極
が設けられていないので、その電位取り出し用電極で反
射された光が信号処理回路部に入射されて誤動作を引き
起こすことはない。
【0033】この第1導電型の埋め込み拡散層を、受光
素子部に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層
下部の半導体基板部分が空乏層化しないように形成する
ことにより、比抵抗が高い基板を使用しても、第1導電
型の埋め込み拡散層がアノード抵抗の低減に有効に作用
する。例えば、第1導電型の埋め込み拡散層を広幅に形
成したり、拡散深さを深くすることにより、受光素子部
に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層下部の
半導体基板部分が空乏層化されるのを防ぐことができ
る。
素子部に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層
下部の半導体基板部分が空乏層化しないように形成する
ことにより、比抵抗が高い基板を使用しても、第1導電
型の埋め込み拡散層がアノード抵抗の低減に有効に作用
する。例えば、第1導電型の埋め込み拡散層を広幅に形
成したり、拡散深さを深くすることにより、受光素子部
に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層下部の
半導体基板部分が空乏層化されるのを防ぐことができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0035】図1に本発明に係る回路内蔵受光素子の断
面図であり、図2はその受光素子部の平面図である。こ
こでは、信号処理回路の一例としてNPNトランジスタ
を用いた例を示している。なお、この図においては、メ
タル配線の処理工程以降の工程によって形成される構
造、例えば保護膜および多層配線等は省略して示してい
る。なお、図1および図2において、点線12f〜12
iは各々の図の間での対応する部分を示すためのもので
ある。
面図であり、図2はその受光素子部の平面図である。こ
こでは、信号処理回路の一例としてNPNトランジスタ
を用いた例を示している。なお、この図においては、メ
タル配線の処理工程以降の工程によって形成される構
造、例えば保護膜および多層配線等は省略して示してい
る。なお、図1および図2において、点線12f〜12
iは各々の図の間での対応する部分を示すためのもので
ある。
【0036】この回路内蔵受光素子は、例えば100Ω
cm程度のP型半導体基板1の上にN型エピタキシャル
層5が設けられている。そして、受光素子部21と信号
処理回路部22とを電気的に分離すると共に、信号処理
回路部の各デバイスどうしを電気的に分離するために、
N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体基板1の
表面よりも下まで達するように、P型第1分離拡散層4
およびP型第2分離拡散層6からなる分離拡散層が設け
られ、各分離拡散層で囲まれた領域が受光素子部21と
信号処理回路部22とになっている。
cm程度のP型半導体基板1の上にN型エピタキシャル
層5が設けられている。そして、受光素子部21と信号
処理回路部22とを電気的に分離すると共に、信号処理
回路部の各デバイスどうしを電気的に分離するために、
N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体基板1の
表面よりも下まで達するように、P型第1分離拡散層4
およびP型第2分離拡散層6からなる分離拡散層が設け
られ、各分離拡散層で囲まれた領域が受光素子部21と
信号処理回路部22とになっている。
【0037】受光素子部21には、P型半導体基板1の
上にN型エピタキシャル層5が設けられ、その上にN型
拡散層7が設けられている。また、受光素子部21の中
央部には、N型エピタキシャル層5とP型半導体基板1
との界面近傍に、N型エピタキシャル層5の基板1とは
反対側表面まで達しないように、P型埋め込み拡散層4
1が設けられている。
上にN型エピタキシャル層5が設けられ、その上にN型
拡散層7が設けられている。また、受光素子部21の中
央部には、N型エピタキシャル層5とP型半導体基板1
との界面近傍に、N型エピタキシャル層5の基板1とは
反対側表面まで達しないように、P型埋め込み拡散層4
1が設けられている。
【0038】また、信号処理回路部22には、P型半導
体基板1の上にP型埋め込み拡散層2が設けられ、その
上のNPNトランジスタの形成領域の一部にN型埋め込
み拡散層3が設けられている。その上にはN型エピタキ
シャル層5が設けられ、NPNトランジスタの形成領域
の一部にベースとなるP型拡散層8が設けられ、さらに
その一部にエミッタとなるN型拡散層9が設けられてい
る。
体基板1の上にP型埋め込み拡散層2が設けられ、その
上のNPNトランジスタの形成領域の一部にN型埋め込
み拡散層3が設けられている。その上にはN型エピタキ
シャル層5が設けられ、NPNトランジスタの形成領域
の一部にベースとなるP型拡散層8が設けられ、さらに
その一部にエミッタとなるN型拡散層9が設けられてい
る。
【0039】N型エピタキシャル層5の上には、受光素
子部21および信号処理回路部22の上にわたって酸化
膜10が設けられ、その酸化膜10には部分的に貫通孔
が設けられている。その上には電極11が設けられ、酸
化膜10の貫通孔を介して電位を取り出すようになって
いる。
子部21および信号処理回路部22の上にわたって酸化
膜10が設けられ、その酸化膜10には部分的に貫通孔
が設けられている。その上には電極11が設けられ、酸
化膜10の貫通孔を介して電位を取り出すようになって
いる。
【0040】この回路内蔵受光素子の作製方法を、図3
(a)〜(c)の断面図を参照しながら以下に説明す
る。なお、図1、図2および図3(a)〜(c)におい
て、従来技術と同じ構成要素には同じ参照番号を付して
いる。
(a)〜(c)の断面図を参照しながら以下に説明す
る。なお、図1、図2および図3(a)〜(c)におい
て、従来技術と同じ構成要素には同じ参照番号を付して
いる。
【0041】まず、図3(a)に示すように、その比抵
抗が100Ωcm程度のP型半導体基板1において、信
号処理回路の形成予定領域にP型埋め込み拡散層2を形
成し、次に、NPNトランジスタの形成予定領域の一部
にN型埋め込み拡散層3を形成する。このP型埋め込み
拡散層2は、P型半導体基板1の比抵抗が高いために発
生する信号処理回路のラッチアップを防止するために形
成されるものである。また、N型埋め込み拡散層3は、
NPNトランジスタのコレクタ抵抗を低減するために形
成されるものである。
抗が100Ωcm程度のP型半導体基板1において、信
号処理回路の形成予定領域にP型埋め込み拡散層2を形
成し、次に、NPNトランジスタの形成予定領域の一部
にN型埋め込み拡散層3を形成する。このP型埋め込み
拡散層2は、P型半導体基板1の比抵抗が高いために発
生する信号処理回路のラッチアップを防止するために形
成されるものである。また、N型埋め込み拡散層3は、
NPNトランジスタのコレクタ抵抗を低減するために形
成されるものである。
【0042】次に、P型半導体基板1において、受光素
子部(例えばフォトダイオード部分)と信号処理回路部
とを電気的に分離し、また、信号処理回路部の各デバイ
スどうしを電気的に分離するために、P型第1分離拡散
層4を形成する。
子部(例えばフォトダイオード部分)と信号処理回路部
とを電気的に分離し、また、信号処理回路部の各デバイ
スどうしを電気的に分離するために、P型第1分離拡散
層4を形成する。
【0043】続いて、P型半導体基板1において、受光
素子部の形成予定領域の一部にP型埋め込み拡散層41
を形成する。このP型埋め込み拡散層41は、アノード
側の直列抵抗を低減するために形成されるものである。
素子部の形成予定領域の一部にP型埋め込み拡散層41
を形成する。このP型埋め込み拡散層41は、アノード
側の直列抵抗を低減するために形成されるものである。
【0044】その後、図3(b)に示すように、P型半
導体基板1の表面全面にN型エピタキシャル層5を形成
し、次に、N型エピタキシャル層5においてP型第1分
離拡散層4に対応する部分にP型第2分離拡散層6を形
成する。このP型第2分離拡散層6は、N型エピタキシ
ャル層5の表面からP型第1分離拡散層4に達するよう
に形成される。よって、4と6とからなるP型分離拡散
層は、N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体基
板1の表面よりも下まで達するように形成される。
導体基板1の表面全面にN型エピタキシャル層5を形成
し、次に、N型エピタキシャル層5においてP型第1分
離拡散層4に対応する部分にP型第2分離拡散層6を形
成する。このP型第2分離拡散層6は、N型エピタキシ
ャル層5の表面からP型第1分離拡散層4に達するよう
に形成される。よって、4と6とからなるP型分離拡散
層は、N型エピタキシャル層5の表面からP型半導体基
板1の表面よりも下まで達するように形成される。
【0045】次に、N型エピタキシャル層5の表面の受
光素子部(フォトダイオード部分)に、N型拡散層7を
形成する。このN型拡散層7は、フォトダイオードのカ
ソード側の直列抵抗を低減するために形成されるもので
あり、これによりCR時定数を低減してフォトダイオー
ドの高速応答化が可能になる。
光素子部(フォトダイオード部分)に、N型拡散層7を
形成する。このN型拡散層7は、フォトダイオードのカ
ソード側の直列抵抗を低減するために形成されるもので
あり、これによりCR時定数を低減してフォトダイオー
ドの高速応答化が可能になる。
【0046】続いて、N型エピタキシャル層5の表面に
おいて、NPNトランジスタの形成予定領域の一部にベ
ースとなるP型拡散層8を形成し、次に、エミッタとな
るN型拡散層9を形成する。
おいて、NPNトランジスタの形成予定領域の一部にベ
ースとなるP型拡散層8を形成し、次に、エミッタとな
るN型拡散層9を形成する。
【0047】その後、図1に示すように、このN型エピ
タキシャル層5の上に、部分的に貫通孔を有する酸化膜
10を形成し、この酸化膜10の上に電極11を形成す
る。以上により、図1に示した本実施形態の回路内蔵受
光素子が得られる。
タキシャル層5の上に、部分的に貫通孔を有する酸化膜
10を形成し、この酸化膜10の上に電極11を形成す
る。以上により、図1に示した本実施形態の回路内蔵受
光素子が得られる。
【0048】このようにして得られる本実施形態の回路
内蔵受光素子においては、受光素子部21にP型埋め込
み拡散層41が設けられているため、アノード側の直列
抵抗を低減できる。よって、高比抵抗の基板を用いて
も、図6に示した従来の回路内蔵受光素子のように基板
の高比抵抗化に起因するアノード側の直列抵抗の増大が
生じることはなく、応答速度の高速化を達成することが
できる。
内蔵受光素子においては、受光素子部21にP型埋め込
み拡散層41が設けられているため、アノード側の直列
抵抗を低減できる。よって、高比抵抗の基板を用いて
も、図6に示した従来の回路内蔵受光素子のように基板
の高比抵抗化に起因するアノード側の直列抵抗の増大が
生じることはなく、応答速度の高速化を達成することが
できる。
【0049】また、P型埋め込み拡散層41は、P型半
導体基板1とN型エピタキシャル層5とに埋め込まれて
おり、N型エピタキシャル層5の基板と反対側表面に達
していないため、P型埋め込み拡散層41が形成されて
いる部分と形成されていない部分とで光感度が同等であ
る。よって、P型埋め込み拡散層41が形成されている
ことによる光感度の低下は生じず、高感度化を達成する
ことができる。
導体基板1とN型エピタキシャル層5とに埋め込まれて
おり、N型エピタキシャル層5の基板と反対側表面に達
していないため、P型埋め込み拡散層41が形成されて
いる部分と形成されていない部分とで光感度が同等であ
る。よって、P型埋め込み拡散層41が形成されている
ことによる光感度の低下は生じず、高感度化を達成する
ことができる。
【0050】また、P型埋め込み拡散層41は、P型半
導体基板1とN型エピタキシャル層5に埋め込まれてお
り、N型エピタキシャル層5の基板と反対側表面に達し
ていないため、カソード側の電極形成に何等影響を与え
ず、図9および図10に示した従来の回路内蔵受光素子
のようにカソード側の電極形成が煩雑になって受光素子
部が狭くなることはない。よって、光感度の低下は生じ
ず、高感度化を達成することができる。
導体基板1とN型エピタキシャル層5に埋め込まれてお
り、N型エピタキシャル層5の基板と反対側表面に達し
ていないため、カソード側の電極形成に何等影響を与え
ず、図9および図10に示した従来の回路内蔵受光素子
のようにカソード側の電極形成が煩雑になって受光素子
部が狭くなることはない。よって、光感度の低下は生じ
ず、高感度化を達成することができる。
【0051】さらに、図9および図10に示した従来の
構造のように受光素子部21の電位取り出し用電極で光
が反射されて信号処理回路部22に迷光として入射され
ることはない。よって、信号処理回路部に誤動作が起こ
ることはなく、信頼性を向上させることができる。
構造のように受光素子部21の電位取り出し用電極で光
が反射されて信号処理回路部22に迷光として入射され
ることはない。よって、信号処理回路部に誤動作が起こ
ることはなく、信頼性を向上させることができる。
【0052】このP型埋め込み拡散層41は、受光素子
部21に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層
41下部の半導体基板1部分が空乏層化しないように形
成することにより、アノード抵抗の低減に有効に作用さ
せることができる。以下に、その理由について図4およ
び図5を参照しながら説明する。
部21に印加される逆バイアスによって埋め込み拡散層
41下部の半導体基板1部分が空乏層化しないように形
成することにより、アノード抵抗の低減に有効に作用さ
せることができる。以下に、その理由について図4およ
び図5を参照しながら説明する。
【0053】この回路内蔵受光素子をさらに高速化する
ためには、さらに容量を低減させることが必要になり、
これを達成するためには、さらに比抵抗が高い基板を用
いる必要がある。
ためには、さらに容量を低減させることが必要になり、
これを達成するためには、さらに比抵抗が高い基板を用
いる必要がある。
【0054】しかし、高比抵抗な基板を使用すると、受
光素子部に印加される逆バイアスによって広がる空乏層
の幅が広くなる。例えば、基板の比抵抗が500Ωcm
で、受光素子部に印加される逆バイアスが1.5Vであ
る場合、空乏層は約10μm広がる。ここで、P型埋め
込み拡散層41の幅を、通常の半導体プロセスにおける
最小寸法である例えば2μm程度に細く形成した場合、
図4に示すように、逆バイアスで広がる空乏層の幅が広
いため、P型埋め込み拡散層41下部のP型半導体基板
1部分が空乏層化してしまう。このようにP型埋め込み
拡散層41下部のP型半導体基板1部分が空乏層化して
しまうと、P型埋め込み拡散層41とP型半導体基板1
とが空乏層で分離されてしまうので、P型埋め込み拡散
層41がアノード抵抗を低減する効果が得られなくな
る。
光素子部に印加される逆バイアスによって広がる空乏層
の幅が広くなる。例えば、基板の比抵抗が500Ωcm
で、受光素子部に印加される逆バイアスが1.5Vであ
る場合、空乏層は約10μm広がる。ここで、P型埋め
込み拡散層41の幅を、通常の半導体プロセスにおける
最小寸法である例えば2μm程度に細く形成した場合、
図4に示すように、逆バイアスで広がる空乏層の幅が広
いため、P型埋め込み拡散層41下部のP型半導体基板
1部分が空乏層化してしまう。このようにP型埋め込み
拡散層41下部のP型半導体基板1部分が空乏層化して
しまうと、P型埋め込み拡散層41とP型半導体基板1
とが空乏層で分離されてしまうので、P型埋め込み拡散
層41がアノード抵抗を低減する効果が得られなくな
る。
【0055】これに対して、P型埋め込み拡散層41下
部のP型半導体基板1部分が空乏層化しないように、図
5に示すように、P型埋め込み拡散層41の幅を広く形
成すると、P型埋め込み拡散層41がP型半導体基板1
とつながるため、アノード抵抗の低減に有効に作用させ
ることができる。よって、比抵抗が高い基板を用いてC
R時定数のうちのC成分を低減すると共に、P型埋め込
み拡散層41によりR成分を低減することができる。
部のP型半導体基板1部分が空乏層化しないように、図
5に示すように、P型埋め込み拡散層41の幅を広く形
成すると、P型埋め込み拡散層41がP型半導体基板1
とつながるため、アノード抵抗の低減に有効に作用させ
ることができる。よって、比抵抗が高い基板を用いてC
R時定数のうちのC成分を低減すると共に、P型埋め込
み拡散層41によりR成分を低減することができる。
【0056】このP型埋め込み拡散層41の形成工程は
単独で行っても良いが、P型埋め込み拡散層2と同時に
形成したり、またはP型第1分離拡散層4と同時に形成
したりしてもよい。
単独で行っても良いが、P型埋め込み拡散層2と同時に
形成したり、またはP型第1分離拡散層4と同時に形成
したりしてもよい。
【0057】また、P型埋め込み拡散層41は単層で形
成してもよいが、直列抵抗の小さいP型埋め込み拡散層
2と拡散深さが深いP型第1分離拡散層4との2層の拡
散層で形成すれば、受光素子部21に印加される逆バイ
アスによって埋め込み拡散層41下部の半導体基板1部
分での空乏層化を防止できると共に、2層からなるP型
埋め込み拡散層41での2重の拡散により、さらなるフ
ォトダイオードの直列抵抗の低減化が可能となって、フ
ォトダイオードのさらなる高速化を実現することができ
る。
成してもよいが、直列抵抗の小さいP型埋め込み拡散層
2と拡散深さが深いP型第1分離拡散層4との2層の拡
散層で形成すれば、受光素子部21に印加される逆バイ
アスによって埋め込み拡散層41下部の半導体基板1部
分での空乏層化を防止できると共に、2層からなるP型
埋め込み拡散層41での2重の拡散により、さらなるフ
ォトダイオードの直列抵抗の低減化が可能となって、フ
ォトダイオードのさらなる高速化を実現することができ
る。
【0058】なお、埋め込み拡散層41は、図2に示す
平面視において、受光素子部21を4つに分断するよう
に形成しているが、本発明はこれに限らず、2または
3、あるいは5以上に分断するように形成してもよい。
また、埋め込み拡散層41の端は受光素子部21の端に
達していなくてもよく、要は、埋め込み拡散層41を形
成することで基板部分の抵抗成分を低減できればよい。
平面視において、受光素子部21を4つに分断するよう
に形成しているが、本発明はこれに限らず、2または
3、あるいは5以上に分断するように形成してもよい。
また、埋め込み拡散層41の端は受光素子部21の端に
達していなくてもよく、要は、埋め込み拡散層41を形
成することで基板部分の抵抗成分を低減できればよい。
【0059】なお、上記実施形態においては、受光素子
部(フォトダイオード部分)において、N型エピタキシ
ャル層5表面にN型拡散層7を設けた例について説明を
行ったが、受光素子部の構造に制限はなく、他の構造の
フォトダイオードであっても適用可能である。また、信
号処理回路部において、NPNトランジスタを設けた例
について説明を行ったが、受光素子部で発生する光電流
を処理する信号処理回路は、他の構造の回路であっても
よい。
部(フォトダイオード部分)において、N型エピタキシ
ャル層5表面にN型拡散層7を設けた例について説明を
行ったが、受光素子部の構造に制限はなく、他の構造の
フォトダイオードであっても適用可能である。また、信
号処理回路部において、NPNトランジスタを設けた例
について説明を行ったが、受光素子部で発生する光電流
を処理する信号処理回路は、他の構造の回路であっても
よい。
【0060】また、上記実施形態では、半導体基板1お
よび分離拡散層4、6などをP型、エピタキシャル層5
および拡散層7などをN型にしているが、本発明はこれ
に限らず、半導体基板1および分離拡散層4、6などを
N型、エピタキシャル層5および拡散層7などをP型に
してもよい。
よび分離拡散層4、6などをP型、エピタキシャル層5
および拡散層7などをN型にしているが、本発明はこれ
に限らず、半導体基板1および分離拡散層4、6などを
N型、エピタキシャル層5および拡散層7などをP型に
してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、受光素子部における第2導電型の半導体層と第1
導電型の半導体基板との界面近傍に、基板部分の抵抗成
分を低減するように第1導電型の埋め込み拡散層が形成
されているため、従来において基板を高比抵抗化した場
合に生じていたようなアノード側の抵抗増大を防止する
ことができる。よって、受光素子の応答速度を律速する
CR時定数を低減して、応答速度を高速化することがで
きる。また、本発明による場合には、第1導電型の埋め
込み拡散層が、第2導電型の半導体層の基板とは反対側
表面まで達しないように形成されているため、受光素子
部の光感度が低下することはなく、光感度を高くするこ
とができる。
には、受光素子部における第2導電型の半導体層と第1
導電型の半導体基板との界面近傍に、基板部分の抵抗成
分を低減するように第1導電型の埋め込み拡散層が形成
されているため、従来において基板を高比抵抗化した場
合に生じていたようなアノード側の抵抗増大を防止する
ことができる。よって、受光素子の応答速度を律速する
CR時定数を低減して、応答速度を高速化することがで
きる。また、本発明による場合には、第1導電型の埋め
込み拡散層が、第2導電型の半導体層の基板とは反対側
表面まで達しないように形成されているため、受光素子
部の光感度が低下することはなく、光感度を高くするこ
とができる。
【0062】また、本発明による場合には、第1導電型
の埋め込み拡散層が、第2導電型の半導体層の基板とは
反対側表面まで達しないように形成されているため、カ
ソード側の電極形成に何等影響を与えない。よって、カ
ソード側の電極形成が煩雑とならず、受光素子部が狭く
なることはないため、光感度が低下することはない。
の埋め込み拡散層が、第2導電型の半導体層の基板とは
反対側表面まで達しないように形成されているため、カ
ソード側の電極形成に何等影響を与えない。よって、カ
ソード側の電極形成が煩雑とならず、受光素子部が狭く
なることはないため、光感度が低下することはない。
【0063】さらに、本発明による場合には、受光素子
部の電極で光が反射されて信号処理回路部に迷光として
入射されることはない。よって、信号処理回路部に誤動
作が起こることはなく、信頼性を向上させることができ
る。
部の電極で光が反射されて信号処理回路部に迷光として
入射されることはない。よって、信号処理回路部に誤動
作が起こることはなく、信頼性を向上させることができ
る。
【0064】本発明において、第1導電型の埋め込み拡
散層を広幅に形成したり、拡散深さを深くすることによ
り受光素子部に印加される逆バイアスによって埋め込み
拡散層下部の半導体基板部分が空乏層化しないようにす
ることができる。よって、さらに比抵抗が高い基板を使
用しても、第1導電型の埋め込み拡散層をアノード抵抗
の低減に有効に作用させることができる。従って、従来
においては達成できなかったような、応答性の向上と光
感度の低下防止との両方の要求を同時に達成することが
でき、光空間伝送システムの高速化および高感度化に対
応できる回路内蔵受光素子を提供することが可能とな
る。
散層を広幅に形成したり、拡散深さを深くすることによ
り受光素子部に印加される逆バイアスによって埋め込み
拡散層下部の半導体基板部分が空乏層化しないようにす
ることができる。よって、さらに比抵抗が高い基板を使
用しても、第1導電型の埋め込み拡散層をアノード抵抗
の低減に有効に作用させることができる。従って、従来
においては達成できなかったような、応答性の向上と光
感度の低下防止との両方の要求を同時に達成することが
でき、光空間伝送システムの高速化および高感度化に対
応できる回路内蔵受光素子を提供することが可能とな
る。
【図1】本発明に係る回路内蔵受光素子の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明に係る回路内蔵受光素子の構成を示す平
面図である。
面図である。
【図3】本発明に係る回路内蔵受光素子の製造工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】基板の比抵抗をさらに高くした場合に生じる問
題点を説明するための断面図である。
題点を説明するための断面図である。
【図5】本発明に係る回路内蔵受光素子の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図6】従来の回路内蔵受光素子の構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】図6の回路内蔵受光素子の製造工程を示す断面
図である。
図である。
【図8】基板比抵抗とフォトダイオードの遮断周波数と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】従来の他の回路内蔵受光素子の構成を示す断面
図である。
図である。
【図10】図9の回路内蔵受光素子の構成を示す平面図
である。
である。
1 P型半導体基板 2 P型埋め込み拡散層 3 N型埋め込み拡散層 4 P型第1分離拡散層 5 N型エピタキシャル層 6 P型第2分離拡散層 7 N型拡散層 8 P型拡散層 9 N型拡散層 10 酸化膜 11 電極 21 受光素子部 22 信号処理回路部
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板の上に第2導電
型の半導体層が設けられ、該第2導電型の半導体層の基
板とは反対側表面から該半導体基板の表面下に達するよ
うに第1導電型の分離拡散層が設けられ、該第1導電型
の分離拡散層で囲まれた領域が受光素子部、その近傍で
あって該第1導電型の分離拡散層で囲まれた領域が信号
処理回路部となっている回路内蔵受光素子において、 該受光素子部における該半導体層と該半導体基板との界
面近傍に、該半導体層の基板とは反対側表面に達しない
状態で、かつ、基板部分の抵抗成分を低減する状態に、
第1導電型の埋め込み拡散層が設けられている回路内蔵
受光素子。 - 【請求項2】 前記第1導電型の埋め込み拡散層は、前
記受光素子部に印加される逆バイアスによって該第1導
電型の埋め込み拡散層下部の前記半導体基板が空乏層化
しないように、広幅に、または拡散深さを深くして、形
成されている請求項1に記載の回路内蔵受光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20362197A JP3504114B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 回路内蔵受光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20362197A JP3504114B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 回路内蔵受光素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154735A true JPH1154735A (ja) | 1999-02-26 |
| JP3504114B2 JP3504114B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=16477086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20362197A Expired - Fee Related JP3504114B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 回路内蔵受光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3504114B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9029779B2 (en) | 2010-06-15 | 2015-05-12 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Tire surface anomaly detection |
| US9442093B2 (en) | 2009-04-09 | 2016-09-13 | Michelin Recherche Et Techniques S.A. | Tire metallic cable anomaly detection method and apparatus |
| US9569563B2 (en) | 2010-06-14 | 2017-02-14 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Method for prediction and control of harmonic components of tire uniformity parameters |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP20362197A patent/JP3504114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9442093B2 (en) | 2009-04-09 | 2016-09-13 | Michelin Recherche Et Techniques S.A. | Tire metallic cable anomaly detection method and apparatus |
| US9569563B2 (en) | 2010-06-14 | 2017-02-14 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Method for prediction and control of harmonic components of tire uniformity parameters |
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