JPH1156893A - パラフィン浴装置 - Google Patents

パラフィン浴装置

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JPH1156893A
JPH1156893A JP24209497A JP24209497A JPH1156893A JP H1156893 A JPH1156893 A JP H1156893A JP 24209497 A JP24209497 A JP 24209497A JP 24209497 A JP24209497 A JP 24209497A JP H1156893 A JPH1156893 A JP H1156893A
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paraffin
bathtub
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drain pipe
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Akinobu Tomono
昭宣 友野
Kazuo Fujimura
和夫 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で取り扱いが良好なパラフィン浴装置を
提供することにある。 【解決手段】 パラフィン(1)を収納する浴槽(2)
に、パラフィン(1)が加熱された時に生ずる膨張圧を
減圧する減圧手段(3)を設け、前記減圧手段(3)
を、浴槽(2)の側壁(2b)に接するパラフィン
(1)を溶融させる側壁加熱手段(6)とし、溶融した
パラフィン(1)内をパラフィン(1)及び水蒸気が通
り抜け減圧するものとし、該側壁加熱手段(6)は、人
の患部が側壁(2b)に接触しても火傷をしない温度に
調節されるパラフィン浴装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラフィン浴槽内
のパラフィンを融解した時に生じるパラフィンの膨張圧
を減圧するパラフィン浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、実公平3−4764
1号公報に、パラフィン温浴槽、循環経路、フィルタ、
吸込口、排出口、筒体、搬送手段、駆動手段、着脱手段
等からなる濾過装置付きパラフィン温浴槽が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記実公平3−476
41号公報に記載された装置は、長期間にわたって清浄
に保たれ、悪臭の発生も極力抑制されるという効果を有
する。
【0004】通常、パラフィン浴槽は腕を入れることが
できる程度に深いものであり、溶融したパラフィンが好
適に対流するように、底壁裏面にヒーターが取着されて
いる。パラフィンは熱伝導が悪く、溶かし初めの時に
は、収納パラフィンのうち底部にあるパラフィンだけが
溶ける。パラフィンの融解時の体積は固形時に比べて約
20%増加することから底部には高圧力が加わる。更
に、パラフィンに混入する水分及び底部に溜った水が水
蒸気に気化し膨張し、底部に高圧力が発生する場合もあ
る。
【0005】このような状態下で、パラフィン浴槽内の
上部位置にあるパラフィンの層の弱い箇所があればそこ
から、パラフィンや蒸気が一挙に噴出し、パラフィンが
飛散する。前述の噴出が起きると、高熱の溶融したパラ
フィンがパラフィン浴槽の近辺にいる患者や施療者にか
かり、火傷を負わせる危険があり、又、衣服や床を汚す
という不都合が生ずる。
【0006】又、前記公報には、浴槽からパラフィンを
好適に排出するための手段が開示されていない。従来の
パラフィン浴槽には、内部のパラフィンを排出する時
に、該パラフィンが、排出時に冷えて固まり排出管路内
で詰まる為、確実に排出できないことがあり、不都合で
あった。
【0007】本発明の目的は、安全で取り扱いが良好な
パラフィン浴装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】即ち本発明は、パラフ
ィン(1)を収納する浴槽(2)に、パラフィン(1)
が加熱された時に生ずる膨張圧を減圧する減圧手段
(3)を設けたパラフィン浴装置である。又、前記減圧
手段(3)を、浴槽(2)の側壁(2b)に接するパラ
フィン(1)を溶融させる側壁加熱手段(6)とする。
更に、前記側壁加熱手段(6)を、浴槽(2)の底壁
(2a)から側壁(2b)にわたって添着される高熱伝
導率部材(9)とし、該高熱伝導率部材(9)は、浴槽
(2)の底壁(2a)に設けられたメインヒーター
(4)で加熱される。更に又、浴槽(2)に取着された
排液パイプ(10)に該パイプ(10)を加熱する排液
パイプヒーター(11)が設けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】浴槽2で温熱療法用のパラフィン
1を溶融する。浴槽2に設けられた減圧手段3はパラフ
ィン1が加熱される時に生ずる膨張圧を減圧する。
【0010】減圧手段3である側壁加熱手段6は、浴槽
2の側壁2bに接するパラフィン1を溶融させる。溶融
したパラフィン1内を膨張したパラフィン1及び水蒸気
が通り抜け、浴槽2の底部2aに発生した前記パラフィ
ン1及び水蒸気の圧力を減圧する。
【0011】側壁加熱手段6であって、浴槽2の底壁2
aから側壁2bにわたって添着される高熱伝導率部材9
は、浴槽2の底壁2aから側壁2bにわたる部位を浴槽
2の外面から加熱し、浴槽2内の底部及び側部のパラフ
ィン1を溶融する。浴槽2の底壁2aに設けられたメイ
ンヒーター4は、浴槽2の底壁2aを加熱すると共に、
前記高熱伝導率部材9を加熱する。
【0012】浴槽2に取着された排液パイプ10は浴槽
2内のパラフィン1を外部に排出し、排液パイプ10に
設けられた排液パイプヒーター11は、パラフィン1の
排出時に流出するパラフィン1が凝固しないように排液
パイプ10を加熱する。
【0013】
【実施例】図1、2、3、4に示す本発明の第1実施例
は、パラフィン1を収納する浴槽2に、パラフィン1が
加熱された時に生ずる膨張圧を減圧する減圧手段3を備
えたものである。浴槽2は、収納したパラフィン1を加
熱し溶融させるものであり、該浴槽2の底壁2a外面
に、浴槽2を加熱し、パラフィン1を加熱のうえ溶融さ
せるメインヒーター4が添着される。メインヒーター4
は、メイン通電部5に接続され通電制御される。
【0014】減圧手段3は具体的には、浴槽2の側壁2
bに接するパラフィン1を溶融させる側壁加熱手段6で
ある。前記側壁加熱手段6は、側面ヒーター7と、側面
ヒーター7を通電し制御する側面通電部8とで構成され
る。側面通電部8は、患者が側壁2bに接触しても火傷
をしないように側面ヒーター7を通電制御し側壁2bの
温度を調節するものである。側壁2bは温度調節したも
のであるから、患者が側壁2bに当っても安全であり高
熱に驚愕するということもない。
【0015】浴槽2に設けられる排液パイプ10は、パ
ラフィン1を外部へ排出させるものである。該排液パイ
プ10には該パイプ10を加熱する排液パイプヒーター
11が設けられる。前記排液パイプヒーター11は、排
液パイプ通電部12に接続され通電制御される。
【0016】図4に、電気的構成のブロック図を示して
おり、メイン通電部5は、メインヒーター4に電源電力
19を通電し制御するもので、電源電力19をメインヒ
ーター4に通電し制御するメインヒーター制御回路13
と、浴槽2内の温度を検出しその検出値をメインヒータ
ー制御回路13に与える槽内温度測定用センサ14とか
らなる。
【0017】側面通電部8は、側面ヒーター7に電源電
力19を通電し制御するもので、電源電力19を側面ヒ
ーター7に通電し制御する側面ヒーター制御回路15
と、側壁2bの温度を検出しその検出値を側面ヒーター
制御回路15に与える側面温度測定用センサ16とから
なる。
【0018】排液パイプ通電部12は、電源電力19を
排液パイプヒーター11に通電し制御するもので、排液
パイプヒーター11に通電し制御する排液パイプヒータ
ー制御回路17と、排液パイプ10の温度を検出しその
検出値を排液パイプヒーター制御回路17へ与える排液
パイプ温度測定用センサ18とからなる。
【0019】尚、図1中、21は弁、24は脚、25は
ヒーター押え板、図3中、23はヒーター取付金具、図
4中、20は電源スイッチである。
【0020】第1実施例の使用に際しては、先ず、電源
スイッチ20を入れ、メインヒーター制御回路13を作
動させ、メインヒーター4に電源電力19を通電し、浴
槽2内のパラフィン1を加熱し溶融する。
【0021】メインヒーター4の発熱により底壁2aが
昇温し、パラフィン1が溶融し、温熱治療に使用できる
状態に至る。槽内温度測定用センサ14の検出温度が設
定値に達すると、メインヒーター制御回路13が作用し
メインヒーター4の通電を停止する。メインヒーター4
の通電が遮断された後は、浴槽2内のパラフィン1が外
気温により冷却する。
【0022】パラフィン1の温度が設定温度より下がる
と、槽内温度測定用センサ14がその事象を検出し、メ
インヒーター制御回路13から通電開始の指示が出、メ
インヒーター4の通電を再開する。このようにメイン通
電部5によってメインヒーター4は通電のオンオフを繰
返し、浴槽2内の温度を設定温度に維持する。
【0023】又、前述のメインヒーター4が通電され発
熱すると底壁2aが加熱される。この時、浴槽2内のパ
ラフィン1と共にパラフィン1に混入される空気、水
分、浴槽2内の底部に溜る水等が加熱され、パラフィン
1が膨張すると共に、水は水蒸気となって高圧になる。
【0024】メインヒーター4に通電する時、同時に側
面ヒーター7も通電し、底部2a部分のパラフィン1と
共に側壁2b部分のパラフィン1が溶融するので、前述
の高圧になった底部2aのパラフィン1及び水蒸気等
は、側壁2b部分の溶融したパラフィン1内を通り抜け
て外気中へ排出し、該底部2a部分の圧力は減圧され
る。
【0025】側面ヒーター7への通電に係る他の実施例
では、パラフィン浴槽の使用の当初時のみ側面ヒーター
7へ通電し、浴槽2内のパラフィン1が溶融した後は通
電を停止するものとし、次回の、パラフィン1を溶融開
始する時まで停止のままとする。
【0026】パラフィン1を排出する時は、排液パイプ
10の弁21を手動で開け、パラフィン1を排出する。
排液パイプヒーター11は通電されて、排液パイプ10
が熱せられているので、パラフィン1は、排液パイプ1
0内で液化しており弁21を開けるだけで排出する。排
液パイプ10の外側温度は排液パイプ温度測定用センサ
18で検出し所定温度に制御する。
【0027】図5に示す第2実施例は、減圧手段3の実
施例である側面ヒーター7の代わりに、底壁2aにヒー
ター付きの安全弁22を設ける。安全弁22は、内部圧
力が設定した圧力を越えると該弁22が一時開き、圧縮
気体を排出して減圧し、当該内部圧力を設定値に維持す
るものである。
【0028】上記構成では、浴槽1を加熱開始後、底部
2aに設定圧力値以上の高圧が発生すると、その高圧部
分が安全弁22から排出され減圧される。即ち、安全弁
22からパラフィン1及び水蒸気が排出され、底部2a
の昇圧が解消される。尚、安全弁22から出るパラフィ
ン1は適宜な容器で受ける。
【0029】図6に示す第3実施例は、前記側壁加熱手
段6の側面ヒーター7を、浴槽2の底壁2aから側壁2
bにわたって添着される高熱伝導率部材9に代え、該高
熱伝導率部材9を、底壁2aに設けられたメインヒータ
ー4で加熱する。
【0030】図7に示す第4実施例は、第2実施例にお
ける高熱伝導率部材9を蓋26に垂下状に取り付けたも
のである。浴槽2の加熱の当初、底壁2aの熱が、周辺
のパラフィン1より先に高熱伝導率部材9に伝導し該部
材9が昇温する。該部材9が該部材9周辺のパラフィン
1を底部のパラフィン1の溶解とほぼ同時期に融解させ
その融解した部分を、底部のパラフィン1の膨張圧分の
発散通路となって、該圧力を減圧できる。第4実施例
は、浴槽2の側壁2bが熱くない為火傷の心配がない。
【0031】図8に示す第5実施例は、側壁2bに浴槽
2の上部と下部を連結するバイパス27を設け、該バイ
パス27にバイパスヒーター28を取り付ける。浴槽2
を使用開始する際、メインヒーター4と同時にバイパス
ヒーター28を通電し、底部のパラフィン1の膨張圧を
バイパス27で減圧する。第5実施例では、浴槽2の側
壁2bが熱くない為火傷の心配がない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、膨張圧を減圧する減圧手段3
が浴槽2に設けられているので、パラフィン1が加熱さ
れた時に生ずる膨張圧は逐次徐々に減圧され、パラフィ
ン1の飛散は起こらず、安全であり、好都合である。
【0033】又、本発明は、減圧手段3を、浴槽2の側
壁2bに接するパラフィン1を溶融させる側壁加熱手段
6としたので、底部のパラフィン1の溶解により発生し
たパラフィン1の膨張圧及び水蒸気を、側壁2bに接す
る溶融パラフィン1の中から徐々に抜き、底部の圧力を
減圧でき、パラフィン1が一挙に噴出せず飛散せず、好
都合である。
【0034】又、本発明は、側壁加熱手段6を、熱伝導
率の高い高熱伝導率部材9とし、該部材9を浴槽2の底
壁2aから側壁2bにわたって添着し、高熱伝導率部材
9を底壁2aに設けられたメインヒーター4で加熱する
ので、側壁2bを加熱する手段の構成が簡素になり、そ
れ故に当該手段の故障を少なくでき、好都合である。
【0035】又、本発明は、浴槽2に取着された排液パ
イプ10に該パイプ10を加熱する排液パイプヒーター
11が設けられたので、パラフィン1を排出する時、パ
ラフィン1が、排液パイプ10中に凝固せず詰まること
はなく、確実に容易に排出でき、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における左側面断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例における排液パイプを示す
部分図である。
【図4】本発明の第1実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る安全弁を用いたもの
の正面断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る高熱電動率部材を示
す正面断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る高熱電動率部材を示
す左側面断面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る減圧手段を示す正面
断面図である。
【符号の説明】
1 パラフィン 2 浴槽 2a 底壁 2b 側壁 3 減圧手段 4 メインヒーター 6 側壁加熱手段 9 高熱伝導率部材 10 排液パイプ 11 排液パイプヒーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラフィン(1)を収納する浴槽(2)
    に、パラフィン(1)が融解された時に生ずる膨張圧を
    減圧する減圧手段(3)を設けたパラフィン浴装置。
  2. 【請求項2】 減圧手段(3)を、浴槽(2)の側壁
    (2b)に接するパラフィン(1)を溶融させる側壁加
    熱手段(6)とすることを特徴とする請求項1記載のパ
    ラフィン浴装置。
  3. 【請求項3】 側壁加熱手段(6)を、浴槽(2)の底
    壁(2a)から側壁(2b)にわたって添着される高熱
    伝導率部材(9)とし、 該高熱伝導率部材(9)は、浴槽(2)の底壁(2a)
    に設けられたメインヒーター(4)で加熱されることを
    特徴とする請求項2記載のパラフィン浴装置。
  4. 【請求項4】 浴槽(2)に取り付けられた排液パイプ
    (10)に該パイプ(10)を加熱する排液パイプヒー
    ター(11)が設けられたことを特徴とするパラフィン
    浴装置。
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