JPH1158241A - 管内面処理装置及び管内面処理方法 - Google Patents

管内面処理装置及び管内面処理方法

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JPH1158241A
JPH1158241A JP22453397A JP22453397A JPH1158241A JP H1158241 A JPH1158241 A JP H1158241A JP 22453397 A JP22453397 A JP 22453397A JP 22453397 A JP22453397 A JP 22453397A JP H1158241 A JPH1158241 A JP H1158241A
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博徳 鬼塚
Takashi Ueda
剛史 上田
Takeshi Washio
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合空気の軸方向流速と旋回方向流速との割
合を制御して、効果的な研削を行うと共に、装置を小型
化する。 【解決手段】 バルブ6aにより供給量が制御された空
気と研削材とを混合してなる混合空気は、混合空気供給
管2の先端部2aから吐出されて出口ノズル1cに噴射
される。バルブ7aにより供給量が制御された空気は、
渦流型素子1の旋回流生成部1aの接線方向に沿い、円
環状空間1bに吹き込まれて、旋回流RFを形成する。
また、バルブ8aにより供給量が制御された空気は、渦
流型素子1の旋回流形成部1aの半径方向に沿い、円環
状空間1bに吹き込まれて、制御流CFを形成する。旋
回流RFにより旋回運動が付与されると共に、制御流C
Fにより軸方向流速が調節された混合空気は、旋回しつ
つ被研削管3内を軸方向に流通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内面処理装置及
び管内面処理方法に関し、被処理管(配管やパイプ等)
の内表面を研削したり、被処理管の内表面に発生したス
ケールの除去・清掃をしたり、放射性配管の内表面の除
染作業を、小型の機械により効率的に行うことができる
ように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】配管(パイプ)の内表面を研削したり清
掃(研掃)する一手法として、圧縮空気に研削材を混合
してなる混合空気を、配管の内部に流通させる管内面処
理技術(管内面研削技術や管内面清掃(研掃)技術)が
ある。
【0003】前記管内面処理技術の従来の態様として
は、例えば、次の3態様がある。第1の態様では、配管
の内部にノズルを挿入して、圧縮空気に研削材を混合し
てなる混合空気を、前記ノズルから配管の内部に噴出す
る。第2の態様では、圧縮空気に研削材を混合してなる
混合空気を、配管の一端側から配管の内部に高圧噴射し
て、配管の内部を流通させ、配管の他端部から排出させ
る。第3の態様では、圧縮空気に研削材を混合してなる
混合空気に旋回運動を与え、旋回運動する混合空気を、
配管の一端側から配管の内部に高圧噴射して、配管の内
部を旋回しつつ流通させ、配管の他端部から排出させ
る。
【0004】ここで第3の態様により管内面処理(研削
や清掃)を行う従来技術の一例を、図4及び図5を参照
しつつ説明する。両図に示すように、口金01の一端側
(左端側)には、混合空気(研削材が混合された圧縮空
気)を供給する混合空気供給管02が接続されるととも
に、口金01の他端側(右端側)には、被研削管03の
左端部が着脱自在に嵌入・接続される。口金01内には
旋回板04及び噴射ノズル05が内蔵されるとともに、
圧縮空気管06が斜めに取付けられている。
【0005】前記旋回板04は、長方形の板の一端を半
回転捩じった形状としている。したがって、混合空気供
給管02により供給されてきた混合空気は、旋回板04
の設置部分を流通・通過することにより、旋回運動が付
与される。旋回運動が付与された混合空気は、噴射ノズ
ル05から噴射されて被研削管03内に入り、この被研
削管03内を旋回しつつ流通していく。この結果、混合
空気の研削材が被研削管03の内表面に衝突して研削を
するため、被研削管03の内表面を研削・清掃すること
ができる。
【0006】また、前記圧縮空気管06は、図4に示す
ように軸方向断面で検討すると、圧縮空気管06の軸方
向と噴射ノズル05の軸方向とでなす角度が鋭角となる
斜め状態で取付けられている。しかも、図5に示すよう
に径方向断面で検討すると、圧縮空気管06から噴出さ
れた圧縮空気が、口金01の内周面にて旋回するよう、
口金01の内周面の接線方向に沿う状態で、圧縮空気管
06が取付けられている。このため、噴射ノズル05か
ら噴射された旋回流となっている混合空気は、圧縮空気
管06から噴出された圧縮空気により、軸方向流速が増
加するとともに、旋回方向流速が増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の第1の態様では、配管内部にノズルを挿入するた
め、配管の形状により、作業に大きな制約を受けると共
に、研削装置の構造が複雑になるという欠点があった。
【0008】また前述した従来の第2の態様では、配管
の内表面近傍における流速が、管断面中央部分の流速に
比較して減少し、更に、研削材の殆どが、流速の高い管
断面中央部分を通過するため、研削効果が低く研削材の
使用量が多くなるという欠点があった。
【0009】前述した従来の第3の態様では、混合空気
に旋回運動を与えて、配管内部を流通させているため、
第2の態様での問題を軽減することができる。しかし、
第3の態様では、旋回板04を用いて旋回流を発生させ
ているため、大きな旋回流速を発生させることは困難で
ある。また、配管中を流通する混合空気の旋回方向流速
と軸方向流速との割合は、被研削対象に応じて最適な割
合があるが、従来の第3の態様では、配管中を流通する
混合空気の旋回方向流速と軸方向流速との割合を調節す
ることはできなかった。第3の態様では、圧縮空気管0
6から噴出された圧縮空気により、噴射ノズル05から
噴射された混合空気の旋回方向流速と軸方向流速を同時
に増加(減少)させるのみであり、混合空気の旋回方向
流速と軸方向流速との割合を調節することはできなかっ
た。
【0010】また前述した各種従来技術では、何れの技
術においても、極めて高圧の圧縮空気を用いていたた
め、かかる極めて高い圧力に耐える装置構成としなけれ
ばならず、装置構成が大きくなりがちであり、コストア
ップを招来していた。また、極めて高い高圧の圧縮空気
を必要とするために、圧縮空気発生装置を駆動するため
に、大きな駆動源(モータ等)が必要になっていた。
【0011】本発明は、上記従来技術に鑑み、混合流体
(混合空気)の旋回方向流速と軸方向流速との割合を制
御することができ、しかも、低圧の流体(空気)により
十分な処理(研削・清掃・除染)効果を得ることのでき
る管内面処理装置及び管内面処理方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、処理媒体と圧縮された流体とが供給され、
圧縮された流体に処理媒体を混合してなる混合流体を先
端から吐出する混合流体供給管と、圧縮流体源から前記
混合流体供給管の基端側に流体を供給すると共に、供給
する流体の供給量を調節することにより前記混合流体供
給管の先端から吐出される混合流体の吐出量を調節する
混合流体量調節機構と、前記混合流体供給管の先端部が
挿入されると共に前記先端部の軸芯を回転軸芯とする円
環状空間を形成する旋回流形成部と、前記混合流体供給
管の先端部と同軸位置で且つ混合流体供給管の先端に対
向する状態で配置されており出口側には被処理管が接続
される出口ノズルを有する渦流型素子と、圧縮流体源の
流体を、前記旋回流形成部の円周面の接線方向に沿っ
て、前記円環状空間に吹き込むことにより、前記先端部
の軸芯を回転軸芯として流体が前記円環状空間内を旋回
流通してなる旋回流を形成すると共に、吹き込む流体の
供給量を調節する旋回流用流体量調節機構と、圧縮流体
源の流体を、前記旋回流形成部の前記円環状空間に吹き
込むことにより制御流を形成すると共に、吹き込む流体
の供給量を調節する制御流用流体量調節機構と、で構成
したことを特徴とする。
【0013】また本発明の構成は、圧縮された流体に処
理媒体を混合してなる混合流体を混合流体供給管の先端
から吐出し、吐出した混合流体を出口ノズルを流通させ
てから、被処理管の内部に噴出して、被処理管内面を流
通させることにより管内面を処理媒体により処理する管
内面処理方法において、前記混合流体供給管の先端部の
軸芯を回転軸芯として旋回する旋回流を流体により形成
すると共に、前記旋回流と合流して前記被処理管に流入
する制御流を流体により形成し、しかも、旋回流を形成
する流体の供給量と、制御流を形成する流体の供給量の
割合を、調節することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態にかかる管内面
処理装置を示す構成図、図2はそのうちの渦流型素子を
中心に示す断面図(図1のII−II断面図)である。
両図に示すように、渦流型素子1は中空の部材であり、
混合空気供給管2の先端部(図1では右端部)2aが渦
流型素子1の内部にまで挿入されている。前記渦流型素
子1の旋回流形成部1aは、混合空気供給管2の先端部
2aの軸芯を回転軸芯とする円環状空間1bを形成して
いる。また、渦流型素子1に備えられた出口ノズル1c
は、その軸芯が混合空気供給管2の先端部2aの軸芯と
一致し、かつ、先端部2aに対向する状態で配置されて
いる。また内周面が処理(研削や清掃や除染)される被
研削管(被処理管)3は、処理の際には、その一端側
(図1では左端側)が、出口ノズル1cの出口側に着脱
自在に接続される。
【0016】圧縮空気源(圧縮流体源)であるコンプレ
ッサ4により圧縮した高圧の空気(流体)は、ヘダー5
を介して、3本の供給管6,7,8に供給される。
【0017】供給管6は、混合空気供給管2の基端側
(図1では左端側)に接続されているため、供給管6に
送られた高圧の空気は、混合空気供給管2に送り込まれ
る。この混合空気供給管2の途中には研削材供給装置9
が介装されており、研削材ホッパー10に蓄えてある研
削材(処理媒体)が、研削材供給装置9により、混合空
気供給管2内に供給される。このため、研削材供給装置
9よりも下流側の混合空気供給管2内には、研削材が混
合された高圧の空気(つまり混合空気)が流通し、混合
空気(混合流体)が先端部2aの端から吐出される。
【0018】なお、供給管6には流量調節用のバルブ6
aが介装されており、このバルブ6aの開度調節をする
ことにより、供給空気量、ひいては混合空気供給管2の
先端部2aから吐出する混合空気量を調節することがで
きる。つまり、後述する供給管7,8から供給される空
気量(空気圧)を考慮して、最適な研削材供給圧が得ら
れるように、バルブ6aの開度調節がされている。この
ように、供給管6及びバルブ6aにより、混合空気量及
び研削材供給圧を調節するための、混合空気量調節機構
(混合流体量調節機構)が形成されている。
【0019】供給管7には、流量調節用のバルブ7aが
介装されており、供給管7の先端は、渦流型素子1の旋
回流発生用供給口1dに接続されている。しかも、旋回
流発生用供給口1dは、図2に示すように半径方向断面
において、旋回流形成部1aの内周面の接線方向に延び
る状態で配置されている。また旋回流発生用供給口1d
の軸方向と、出口ノズル1cや先端部2aの軸方向とが
直交する状態で配置されている。ちなみに、図4に示す
従来技術では、圧縮空気管06の軸方向と、噴射ノズル
05の軸方向とは、斜め(鋭角)に交差している。
【0020】このためヘダー5を介してコンプレッサ4
から供給管7に供給された高圧の空気は、旋回流発生用
供給口1dから、旋回流形成部1aの内周面の接線方向
に沿い、円環状空間1b内に吹き出されるため、接線方
向に吹き出された空気により、円環状空間1b内には強
力な旋回流RFが発生する。この旋回流RFは、混合空
気供給管2の先端部2aの軸芯を回転軸芯とし、旋回流
形成部1aの円環上空間1b内を旋回流通する。混合空
気供給管2の先端部2aから吐出されて出口ノズル1c
に入射される混合空気には、旋回流RFにより旋回力が
付与される。
【0021】このときバルブ7aの開度を調節すること
により、供給管7から旋回流形成部1aに吹き込む空気
量を調節することができる。このように、供給管7から
旋回流形成部1aに吹き込む空気量を調節することによ
り、旋回流RFの旋回方向流速を調節することができ
る。このように、供給管7及びバルブ7aにより、旋回
流RFを形成する空気の供給量を調節するための、旋回
流用空気量調節機構(旋回流用流体量調節機構)が形成
されている。
【0022】供給管8には、流量調節用のバルブ8aが
介装されており、供給管8の先端は、渦流型素子1の制
御流発生用供給口1eに接続されている。しかも、制御
流発生用供給口1eは、図2に示すように半径方向断面
において、旋回流形成部1aの半径方向に沿う方向に配
置されている。
【0023】このためヘダー5を介してコンプレッサ4
から供給管8に供給された高圧の空気は、制御流発生用
供給口1eから、旋回流形成部1aの外周側から中心側
に向かう半径方向に沿い、円環状空間1b内に吹き出さ
れる。このため、半径方向に吹き出された空気により、
円環状空間1b内には、半径方向に沿い外周側から円中
心側に向かう制御流CFが発生する。この制御流CFを
強くすることにより、即ち、供給管8から渦流型素子1
への空気の供給量を増加させると、被研削管3に流入す
る空気量も増加し、結果として、軸方向の流速を増加さ
せることができる。逆に、制御流CFを弱くすることに
より、即ち、供給管8から渦流型素子1への空気の供給
量を減少させると、被研削管3に流入する空気量も減少
し、結果として、軸方向の流速を減少させることができ
る。
【0024】このときバルブ8aの開度を調節すること
により、供給管8から旋回流形成部1aに吹き込む空気
量を調節することができる。このように、供給管8から
旋回流形成部1aに吹き込む空気量を調節することによ
り、制御流CFの強さを調節することができる。このよ
うに、供給管8及びバルブ8aにより、制御流CFを形
成する空気の供給量を調節するための、制御流用空気量
調節機構(制御流用流体量調節機構)が形成されてい
る。
【0025】混合空気供給管2の先端部2aから吐出さ
れた混合空気には、渦流型素子1内に発生した旋回流R
Fにより旋回運動が付与される。このとき、旋回流RF
の流速が大きい程、混合空気に付与される旋回運動は強
くなる。また旋回流RFの流速が同一である場合には、
制御流CFが大きい程、混合空気に付与される軸方向流
速は大きくなる。旋回運動が付与された混合空気は、旋
回しつつ軸方向に流通して出口ノズル1cに入射され、
この出口ノズル1cを通過することにより圧縮されて、
被研削管3の内部に噴射される。噴射された混合空気
は、旋回運動をしつつ軸方向に流通して、被研削管3の
内面を研削処理する。
【0026】混合空気の軸方向流速は、バルブ8aの開
度を調節することにより制御することができる。つま
り、バルブ8aの開度を大きくすることにより、軸方向
流速を増加でき、バルブ8aの開度を小さくすることに
より、軸方向流速を減少することができる。また、混合
空気の旋回方向流速は、バルブ7aの開度を調節するこ
とにより制御することができる。つまり、バルブ7aの
開度を大きくすることにより、旋回方向流速を増加で
き、バルブ7aの開度を小さくすることにより旋回方向
流速を減少することができる。
【0027】よって、バルブ6a,7a,8aの開度調
節をすることにより、被研削管3の内部を流通する混合
空気の旋回方向流速と軸方向流速との割合を、処理(研
削)状況や被研削管3の特性に応じて、最適に設定する
ことができる。よって、効率的な処理(研削等)を行う
ことができる。
【0028】また、渦流型素子1の旋回部形成部1aの
内周面の接線方向に沿い、空気を円環状空間1aに吹き
出しているため、空気圧力がさほど大きくなくても、強
力な旋回流RFが発生する。つまり、軸方向流速に対し
て大きな旋回方向流速を持つ旋回流を、簡単に発生させ
ることができる。したがって、供給する空気の圧力は、
従来に比べて低圧であっても、十分な旋回運動を混合空
気に付与することができる。かかる点から、空気源は、
従来に比べて簡易な構成ですみ、コストダウンを図るこ
ともできる。また、混合空気の旋回方向流速を大きくす
ることができるので、効果的に研削をすることができ、
研削材の使用量を減少することができる。
【0029】図3は渦流型素子1の他の例を示すもので
ある。この例の渦流型素子1では、混合空気供給管2に
対して同心状に配置したリング部1fが、旋回流形成部
1aの側面に連通状態で同軸に取付けられている。した
がって、旋回流形成部1aにより形成した円環状空間1
bと、リング部1fの内部空間とが一体となった一体円
環状空間となる。そして、制御流発生用供給口1eは、
リング部1fを介して旋回流形成部1aに取付けられて
いる。他の部分の構成ならびに動作は、図1及び図2の
ものと同様である。
【0030】ここで、図1,図2に示す実施の形態によ
り、各種の状態における研削を行ったときの挙動を説明
する。
【0031】被研削管3をSUS管として、コンプレッ
サ4により発生する空気の圧力を、0.5Kg/cm2
としたところ、SUS管である被研削管3の内部を旋回
しつつ軸方向に流通する混合空気(研削材が混合してい
る空気)により、被研削管3の内部を良好に研削するこ
とができた。ちなみに、従来では、3〜7Kg/cm 2
程度の圧力の圧縮空気を用いていた。
【0032】また、被研削管3を透明なアクリル管にし
て研削動作を行わせたときに、研削材がアクリル管の内
面を螺旋軌道を描きながら管内面を進行して研削してい
ることを、管外部から観察できた。しかも、制御流CF
の強度を変更することにより、螺旋軌道のピッチを任意
に変更させることができることを確認した。つまり、制
御流CFの強度を変更することにより、管内を流通する
混合空気の旋回方向流速と軸方向流速との割合、即ち螺
旋軌道のピッチを任意に変更できることを確認した。
【0033】被研削管3が長い場合には、研削材の螺旋
ピッチが短いと、管終端部において研削効果が減衰して
弱くなるが、研削材の螺旋ピッチを長くすると、つま
り、混合空気の軸方向流速を速くするよう制御すると、
管終端部においても良好な研削ができることを確認し
た。
【0034】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明は、処理媒体と圧縮された流体とが供給
され、圧縮された流体に処理媒体を混合してなる混合流
体を先端から吐出する混合流体供給管と、圧縮流体源か
ら前記混合流体供給管の基端側に流体を供給すると共
に、供給する流体の供給量を調節することにより前記混
合流体供給管の先端から吐出される混合流体の吐出量を
調節する混合流体量調節機構と、前記混合流体供給管の
先端部が挿入されると共に前記先端部の軸芯を回転軸芯
とする円環状空間を形成する旋回流形成部と、前記混合
流体供給管の先端部と同軸位置で且つ混合流体供給管の
先端に対向する状態で配置されており出口側には被処理
管が接続される出口ノズルを有する渦流型素子と、圧縮
流体源の流体を、前記旋回流形成部の円周面の接線方向
に沿って、前記円環状空間に吹き込むことにより、前記
先端部の軸芯を回転軸芯として流体が前記円環状空間内
を旋回流通してなる旋回流を形成すると共に、吹き込む
流体の供給量を調節する旋回流用流体量調節機構と、圧
縮流体源の流体を、前記旋回流形成部の前記円環状空間
に吹き込むことにより制御流を形成すると共に、吹き込
む流体の供給量を調節する制御流用流体量調節機構とを
備えた構成とした。
【0035】また本発明は、圧縮された流体に処理媒体
を混合してなる混合流体を混合流体供給管の先端から吐
出し、吐出した混合流体を出口ノズルを流通させてか
ら、被処理管の内部に噴出して、被処理管内面を流通さ
せることにより管内面を処理媒体により処理する管内面
処理方法において、前記混合流体供給管の先端部の軸芯
を回転軸芯として旋回する旋回流を流体により形成する
と共に、前記旋回流と合流して前記被処理管に流入する
制御流を流体により形成し、しかも、旋回流を形成する
流体の供給量と、制御流を形成する流体の供給量の割合
を、調節する構成とした。
【0036】このように、本発明では、渦流型素子にお
いて、旋回流形成部の円周面の接線方向に沿って、流体
を円環状空間に吹き込むようにしているため、強力な旋
回流を発生でき、この強力な旋回流により、混合流体
(空気)に大きな旋回運動を付与することができる。つ
まり、軸方向流速に対して大きな旋回方向流速をもつ混
合流体(空気)を発生させることができる。この結果、
軸方向流速に対して大きな旋回方向流速をもつ混合流体
(空気)を被処理管の内部に流通させることができ、被
処理管の内面を効果的に処理(研削・清掃・除染)でき
ると共に、処理媒体(研削材)の使用料を減少させるこ
とができる。
【0037】渦流型素子の旋回流形成部に対して接線方
向に旋回流発生用流体(空気)を供給するため、旋回流
発生用流体(空気)の圧力が低くても強力な旋回流が発
生する。このため、流体(空気)源としては、従来にく
らべて圧力の低い流体(空気)を発生するものを用いる
ことができ、流体(空気)源の駆動源(モータ)を小さ
くすることができる。
【0038】また、圧縮流体源の流体を、渦流型素子の
旋回流形成部の円周面の接線方向に沿って、円環状空間
に吹き込むことにより、旋回流を形成し、また、圧縮流
体源の流体を、別途、渦流型素子の円環状空間に吹き込
むことにより、制御流を形成するようにし、しかも、吹
き込む流体(空気)量を調節するようにしたので、旋回
流の強さと制御流の強さを調節できる。このため、混合
流体(空気)の旋回方向流速と軸方向流速との割合を変
化させることができ、処理(研削等)対象に応じて良好
な処理(研削等)を行うことができる。
【0039】即ち、被処理管(被研削管)が短い場合
は、旋回方向流速を速くして処理媒体が描く螺旋軌道の
ピッチを小さくすることにより高速の処理(研削)を行
い、被処理管(被研削管)が長い場合は、旋回方向流速
を遅くして処理媒体が描く螺旋軌道のピッチを長くする
ことにより、管の終端部まで一様に処理(研削)をする
ことができる。また、被研削管にエルボなど、旋回流が
減衰すると考えられる部位が存在する場合や、その他の
様々な条件下においても、処理媒体が描く螺旋軌道のピ
ッチを変化させることにより、それぞれ最適な処理(研
削)条件を得ることができる。
【0040】流体として空気等を用いる場合には、研削
前に被処理管の内部を乾燥させて処理媒体やダストの残
留を防ぐ作業を、処理媒体の供給を止めることにより、
同一の装置により簡単に行うことができる。
【0041】さらに、混合流体は出口ノズルを介して被
処理管内に供給され、しかも、旋回流用流体量調節機構
や制御流用流体量調節機構から旋回流形成部に供給され
た流体も出口ノズルを介して被処理管内に供給されるた
め、旋回流形成部内の円環状空間内に処理媒体が入り込
むことはなく、渦流型素子が摩耗することはない。ま
た、騒音も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる管内面処理装置を
示す構成図。
【図2】実施の形態にかかる管内面処理装置のうち渦流
型素子の部分を示す断面図。
【図3】渦流型素子の他の例を示す断面図。
【図4】従来技術の一例を示す構成図。
【図5】図4のV−V断面を示す断面図。
【符号の説明】
01 口金 02 混合空気供給管 03 被研削管 04 旋回板 05 噴射ノズル 06 圧縮空気供給管 1 渦流型素子 1a 旋回流形成部 1b 円環状空間 1c 出口ノズル 1d 旋回流発生用供給口 1e 制御流発生用供給口 1f リング部 2 混合空気供給管 3 被研削管 4 コンプレッサ 5 ヘダー 6,7,8 供給管 6a,7a,8a バルブ 9 研削材供給装置 10 研削材ホッパー RF 旋回流 CF 制御流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 剛史 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 鷲尾 雄 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 原子力サービスエンジニアリング株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理媒体と圧縮された流体とが供給さ
    れ、圧縮された流体に処理媒体を混合してなる混合流体
    を先端から吐出する混合流体供給管と、 圧縮流体源から前記混合流体供給管の基端側に流体を供
    給すると共に、供給する流体の供給量を調節することに
    より前記混合流体供給管の先端から吐出される混合流体
    の吐出量を調節する混合流体量調節機構と、 前記混合流体供給管の先端部が挿入されると共に前記先
    端部の軸芯を回転軸芯とする円環状空間を形成する旋回
    流形成部と、前記混合流体供給管の先端部と同軸位置で
    且つ混合流体供給管の先端に対向する状態で配置されて
    おり出口側には被処理管が接続される出口ノズルを有す
    る渦流型素子と、 圧縮流体源の流体を、前記旋回流形成部の円周面の接線
    方向に沿って、前記円環状空間に吹き込むことにより、
    前記先端部の軸芯を回転軸芯として流体が前記円環状空
    間内を旋回流通してなる旋回流を形成すると共に、吹き
    込む流体の供給量を調節する旋回流用流体量調節機構
    と、 圧縮流体源の流体を、前記旋回流形成部の前記円環状空
    間に吹き込むことにより制御流を形成すると共に、吹き
    込む流体の供給量を調節する制御流用流体量調節機構
    と、 で構成したことを特徴とする管内面処理装置。
  2. 【請求項2】 圧縮された流体に処理媒体を混合してな
    る混合流体を混合流体供給管の先端から吐出し、吐出し
    た混合流体を出口ノズルを流通させてから、被処理管の
    内部に噴出して、被処理管内面を流通させることにより
    管内面を処理媒体により処理する管内面処理方法におい
    て、 前記混合流体供給管の先端部の軸芯を回転軸芯として旋
    回する旋回流を流体により形成すると共に、前記旋回流
    と合流して前記被処理管に流入する制御流を流体により
    形成し、 しかも、旋回流を形成する流体の供給量と、制御流を形
    成する流体の供給量の割合を、調節することを特徴とす
    る管内面処理方法。
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