JPH115844A - 有機樹脂改質剤および有機樹脂 - Google Patents

有機樹脂改質剤および有機樹脂

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JPH115844A
JPH115844A JP17655897A JP17655897A JPH115844A JP H115844 A JPH115844 A JP H115844A JP 17655897 A JP17655897 A JP 17655897A JP 17655897 A JP17655897 A JP 17655897A JP H115844 A JPH115844 A JP H115844A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機樹脂に高い反応性を付与し得る有機樹脂
改質剤および該有機樹脂改質剤により改質された有機樹
脂を提供する。 【解決手段】 分子鎖両末端に、式:−R1−NHR2
たは式:−R1−NH−R1−NHR2(式中、R1は炭素
原子数1〜9の二価炭化水素基であり、R2は水素原子
または炭素原子数1〜6の一価炭化水素基である。)で
示されるアミノ基を有し、側鎖に炭素原子数4以上のア
ルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンを主剤と
する有機樹脂改質剤および該有機樹脂改質剤により改質
された有機樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機樹脂改質剤およ
び有機樹脂に関し、詳しくは有機樹脂に高い反応性を付
与し得る有機樹脂改質剤および該有機樹脂改質剤により
改質された有機樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】有機官能性基を有するオルガノポリシロ
キサンは、各種有機樹脂の撥水性,撥油性,耐溶剤性,
耐候性,耐熱性,離型性,成形加工性,耐衝撃性等の特
性を付与、向上させることから、樹脂改質剤として広く
利用されている。中でもアミノ基を有するオルガノポリ
シロキサンは、ポリイミド樹脂,ポリアミド樹脂等の熱
可塑性樹脂やエポキシ樹脂,フェノール樹脂等の熱硬化
性樹脂の改質剤として好適に使用されている。例えば、
分子鎖両末端にアミノプロピル基を有するジメチルポリ
シロキサンはポリイミド樹脂やポリアミド樹脂等の共重
合反応成分として使用されており(特開平7−2474
26号公報,特開平7−247427号公報,特開平7
−247428号公報参照)、さらに有機樹脂の反応性
を高める目的で、分子鎖両末端にアミノプロピル基を有
するジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重
合体が提案されている(特開平7−268098号公報
参照)。しかしこのジメチルシロキサン・メチルビニル
シロキサン共重合体により改質されたポリイミド樹脂で
あっても、ビニル基の反応性が十分でないため、例えば
ビニル基同士を反応させて架橋させた場合に、反応に長
時間要するという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、有機樹脂に高い反応性を付与し得る有
機樹脂改質剤および該有機樹脂改質剤により改質された
有機樹脂を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子鎖両末端
に、式:−R1−NHR2または式:−R1−NH−R1
NHR2(式中、R1は炭素原子数1〜9の二価炭化水素
基であり、R2は水素原子または炭素原子数1〜6の一
価炭化水素基である。)で示されるアミノ基を有し、側
鎖に炭素原子数4以上のアルケニル基を有するジオルガ
ノポリシロキサンを主剤とする有機樹脂改質剤および該
有機樹脂改質剤により改質された有機樹脂に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の有機樹脂改質剤
について説明する。本発明の有機樹脂改質剤は、分子鎖
両末端に、式:−R1−NHR2または式:−R1−NH
−R1−NHR2(式中、R1は炭素原子数1〜9の二価
炭化水素基であり、R2は水素原子または炭素原子数1
〜6の一価炭化水素基である。)で示されるアミノ基を
有し、側鎖に炭素原子数4以上のアルケニル基を有する
ジオルガノポリシロキサンを主剤とする。上式で示され
るアミノ基として具体的には、アミノプロピル基,アミ
ノエチルイミノプロピル基,t−ブチルイミノプロピル
基,n−ブチルイミノプロピル基,イソプロピルイミノ
プロピル基,フェニルイミノプロピル基,シクロヘキシ
ルアミノプロピル基が挙げられる。炭素原子数4以上の
アルケニル基としては末端に炭素−炭素二重結合を有す
るものが好ましく、具体的には、3−ブテニル基,4−
ペンテニル基,5−ヘキセニル基,6−ヘプテニル基,
7−オクタジエニル基,13−テトラデカジエニル基が
挙げられる。該アルケニル基の含有量はケイ素原子に結
合してなる全有機基中、0.1〜50モル%の範囲であ
ることが好ましく、さらに1〜50モル%の範囲である
ことがより好ましい。また、上記アミノ基およびアルケ
ニル基以外のケイ素原子に結合する基としては、脂肪族
不飽和結合を含まない一価炭化水素基やトリオルガノシ
ロキシ基が挙げられる。このようなジオルガノポリシロ
キサンとして具体的には、一般式:
【化2】 で示される化合物が例示される。上式中、Rは脂肪族不
飽和結合を含まない同種または異種の一価炭化水素基で
あり、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペ
ンチル基,ヘキシル基のようなアルキル基;フェニル
基,トリル基,キシリル基のようなアリール基;ベンジ
ル基,フェニチル基のようなアラルキル基が例示され
る。Xは上式で示されるアミノ基であり、Yは前記した
炭素原子数4以上のアルケニル基である。mは0〜1,
000の整数であり、好ましくは0〜500の整数であ
る。nは1〜1,000の整数であり、好ましくは1〜
500の整数である。
【0006】このようなジオルガノポリシロキサンとし
ては、下記式で示される化合物が例示される。
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【0007】このジオルガノポリシロキサンは、例え
ば、一般式:
【化9】 (式中、RおよびYは前記と同じであり、rは3〜6の
整数である。)で示される環状のオルガノシロキサン、
または一般式:
【化10】 (式中、RおよびYは前記と同じであり、pは1〜80
の整数である。)で示される直鎖状のオルガノポリシロ
キサンと、一般式:
【化11】 (式中、RおよびXは前記と同じであり、qは0〜60
の整数である。)で示されるオルガノポリシロキサン
と、一般式:
【化12】 (式中、Rおよびrは前記と同じである。)で示される
環状のオルガノシロキサンとを、塩基性触媒存在下に再
平衡化反応させることにより製造することができる。こ
のとき必要に応じて、一般式:
【化13】 (式中、Rおよびpは前記と同じである。)で示される
オルガノポリシロキサンを加えてもよい。またこの反応
は、反応速度の点から、非プロトン系の極性溶媒の存在
下に行うことが好ましい。
【0008】以上のような本発明の有機樹脂改質剤は、
ポリイミド樹脂やポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂やエ
ポキシ樹脂,フェノール樹脂,マレイミド樹脂等の熱硬
化性樹脂の樹脂改質剤として有用である。例えば、分子
鎖両末端のアミノ基の反応性を利用してポリイミド樹脂
やポリアミド樹脂の共重合反応成分として使用でき、さ
らに側鎖の長鎖アルケニル基の高い反応性を利用して、
該アルケニル基同士を反応させて有機樹脂を架橋させた
り、オルガノハイドロジェンポリシロキサンを付加反応
させたり、炭素−炭素二重結合を有する有機化合物を過
酸化物の存在下で反応させることができる。これにより
本発明の有機樹脂改質剤は有機樹脂に高い反応性を付与
し、かつ、優れた撥水性,撥油性,耐溶剤性,耐熱性,
離型性,耐衝撃性,接着性等の様々な特性を付与するこ
とができるという利点を有する。このような本発明の有
機樹脂改質剤は、例えば、塗料,成形材料,コーテイン
グ材料等に使用される各種有機樹脂の改質剤として好適
に使用される。
【0009】次に、本発明の有機樹脂について説明す
る。本発明の有機樹脂は、上記した本発明の有機樹脂改
質剤により改質されたものであり、該有機樹脂改質剤の
主剤であるジオルガノポリシロキサンが各種有機樹脂モ
ノマーと反応してシロキサン単位が樹脂中に導入された
共重合体や、該有機樹脂改質剤を単に添加配合してなる
有機樹脂組成物が挙げられる。使用される有機樹脂は特
に限定されないが、ポリイミド樹脂,ポリアミド樹脂,
ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂,フ
ェノール樹脂,マレイミド樹脂等の熱硬化性樹脂が例示
される。これらの有機樹脂を単独で使用してもよく、ま
た2種類以上の混合物を使用してもよい。
【0010】このような本発明の有機樹脂としては、例
えば、式:
【化14】 で示される構成単位0.1〜100モル%と式:
【化15】 {上式中、Ar1およびAr2は少なくとも1個の芳香族
環を有する四価の有機基であり、Ar3は少なくとも1
個の芳香族環を有する二価の有機基であり、Bは式:−
1−または式:−R1−NH−R1−で示される基(式
中、R1は前記と同じである。)であり、R,Y,mお
よびnは前記と同じである。}で示される構成単位9
9.9〜0モル%からなるポリイミド樹脂や、式:
【化16】 で示される構成単位0.1〜100モル%と式:
【化17】 (上式中、R3,R4,R5は二価の有機基であり、R,
Y,m,nおよびBは前記と同じである。)で示される
構成単位99.9〜0モル%からなるポリアミド樹脂
や、一般のエポキシ樹脂に上記有機樹脂改質剤を添加配
合してなるエポキシ樹脂組成物が挙げられる。上式中、
Ar1およびAr2で示される四価の有機基としては、下
記式で示される基が例示される。
【化18】 Ar3で示される二価の有機基としては、下記式で示さ
れる基が例示される。
【化19】 また、後者のエポキシ樹脂組成物の場合、エポキシ樹脂
100重量部に対して本発明の有機樹脂改質剤が0.1
〜200重量部の範囲で配合されることが好ましい。
【0011】さらに本発明の有機樹脂には補強性充填剤
や各種添加剤を配合することができる。補強性充填剤と
しては、ガラス繊維,炭素繊維,ガラスクロス,炭酸カ
ルシウム,マイカ,タルクが例示される。各種添加剤と
しては、例えば、強度改良剤,酸化防止剤,紫外線吸収
剤,耐光安定剤,耐熱安定剤,可塑剤,発泡剤,結晶核
剤,滑剤,帯電防止剤,導電性付与剤,顔料や染料など
の着色剤,相溶化剤,架橋剤,難燃剤,防カビ剤,低収
縮剤,増粘剤,離型剤,防曇剤,ブルーイング剤,カッ
プリング剤が挙げられる。
【0012】このような本発明の有機樹脂は反応性が高
く、かつ、撥水性,撥油性,耐溶剤性,耐熱性,離型
性,耐衝撃性,接着性,寸法安定性等に優れるという利
点を有する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。
実施例中、粘度は25℃における測定値である。
【0014】
【参考例1】攪拌機,還流器,温度計を備えた200ミ
リリットルフラスコに、式:
【化20】 で示されるジシロキサン20.0グラム,式:
【化21】 で示される環状シロキサン80.2グラムを投入した。
これに触媒として水酸化カリウム200ppmを添加し
て、140〜150℃で8時間反応させた。反応終了
後、酢酸300ppmを添加して触媒を中和して100
℃で30分間攪拌した。次いでこの反応混合物から、低
分子化合物を150℃/10mmHgで留去した後、濾
過により酢酸を除去して、粘度35センチストークスの
淡黄色透明の液体95グラムを得た。この液体をゲル透
過クロマトグラフィー(以下、GPC),核磁気共鳴分
析(以下、NMR)および赤外分光分析(以下、IR)
により分析したところ、下記平均組成式で示されるジオ
ルガノポリシロキサンであることが判明した。
【化22】
【0015】
【参考例2】攪拌機,還流器,温度計を備えた200ミ
リリットルフラスコに、式:
【化23】 で示されるジシロキサン28.0グラム,式:
【化24】 で示される環状シロキサン41.8グラム,式:
【化25】 で示される環状シロキサン32.0グラムを投入した。
これに触媒として水酸化カリウム200ppmを添加し
て、140〜150℃で8時間反応させた。反応終了
後、酢酸300ppmを添加して触媒を中和して100
℃で30分間攪拌した。次いでこの反応混合物から、低
分子化合物を150℃/10mmHgで留去した後、濾
過により酢酸を除去して、粘度15センチストークスの
淡黄色透明の液体93グラムを得た。この液体を、GP
C,NMRおよびIRにより分析したところ、下記平均
組成式で示されるジオルガノポリシロキサンであること
が判明した。
【化26】
【0016】
【実施例1】窒素気流下、撹拌機,滴下ロート,温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、参考例1で
得られたジオルガノポリシロキサン16.80gを徐々
に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次いで
これに、3−アミノフェニルサルホン9.06gを乾燥
したN−メチルピロリドン80gに溶解したものを、氷
冷下にて徐々に滴下した。滴下終了後、氷冷下で1時間
攪拌し、さらに室温下で4時間撹拌して、下記式(A−
1)および(B−1)で表される構成単位からなるポリ
アミック酸のN−メチルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化27】 式(B−1):
【化28】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=27:73であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化29】 式(B−2):
【化30】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=27:73であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.45dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン12.42gと、塩化白金酸−オレフィン錯
体をポリイミド樹脂に対する白金金属量が50ppmと
なる量配合し、50℃にて加熱撹拌した。2時間および
4時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出
し、ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの
消費量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追
跡した。その結果を表1に示した。
【0017】
【実施例2】窒素気流下、撹拌機,滴下ロート,温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、参考例1で
得られたジオルガノポリシロキサン20.04gを徐々
に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次いで
これに、2,2'−ビス(4−アミノフェノキシフェニ
ル)プロパン13.92gを乾燥したN−メチルピロリ
ドン80gに溶解したものを、氷冷下にて徐々に滴下し
た。滴下終了後、氷冷下で1時間攪拌し、さらに室温下
で4時間撹拌して、下記式(A−1)および(B−1)
で表される構成単位からなるポリアミック酸のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化31】 式(B−1):
【化32】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=32:68であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化33】 式(B−2):
【化34】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=32:68であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.42dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン14.81gと、塩化白金酸−オレフィン錯
体をポリイミド樹脂に対する白金金属量が50ppmと
なる量配合し、50℃にて加熱撹拌した。2時間および
4時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出
し、ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの
消費量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追
跡した。その結果を表1に示した。
【0018】
【実施例3】窒素気流下、撹拌機、滴下ロート、温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、参考例2で
得られたジオルガノポリシロキサン18.71gを徐々
に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次いで
これに、2,2'−ビス(4−アミノフェノキシフェニ
ル)プロパン12.03gを乾燥したN−メチルピロリ
ドン80gに溶解したものを、氷冷下にて徐々に滴下し
た。滴下終了後、氷冷下で1時間撹拌し、さらに室温下
で4時間撹拌して、下記式(A−1)および(B−1)
で表される構成単位からなるポリアミック酸のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化35】 式(B−1):
【化36】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=41:59であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化37】 式(B−2):
【化38】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=41:59であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.47dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン5.44gと、塩化白金酸−オレフィン錯体
をポリイミド樹脂に対する白金金属量が20ppmとな
る量配合し、60℃にて加熱撹拌した。2時間および4
時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出し、
ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの消費
量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追跡し
た。その結果を表1に示した。
【0019】
【比較例1】窒素気流下、撹拌機,滴下ロート,温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、式:
【化39】 で表わされるジオルガノポリシロキサン15.93gを
徐々に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次
いでこれに、3−アミノフェニルサルホン7.77gを
乾燥したN−メチルピロリドン80gに溶解したもの
を、氷冷下にて徐々に滴下した。滴下終了後、氷冷下で
1時間撹拌し、さらに室温下で4時間撹拌して、下記式
(A−1)および(B−1)で表される構成単位からな
るポリアミック酸のN−メチルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化40】 式(B−1):
【化41】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=37:63であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化42】 式(B−2):
【化43】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=37:63であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.47dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン5.44gと、塩化白金酸−オレフィン錯体
をポリイミド樹脂に対する白金金属量が50ppmとな
る量配合し、50℃にて加熱撹拌した。2時間および4
時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出し、
ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの消費
量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追跡し
た。その結果を表1に示した。
【0020】
【比較例2】窒素気流下、撹拌機,滴下ロート,温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、式:
【化44】 で表されるジオルガノポリシロキサン18.49gを徐
々に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次い
でこれに、2,2'−ビス(4−アミノフェノキシフェニ
ル)プロパン11.62gを乾燥したN−メチルピロリ
ドン80gに溶解したものを、氷冷下にて徐々に滴下し
た。滴下終了後、氷冷下で1時間撹拌し、さらに室温下
で4時間撹拌して、下記式(A−1)および(B−1)
で表される構成単位からなるポリアミック酸のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化45】 式(B−1):
【化46】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=43:57であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化47】 式(B−2):
【化48】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=43:57であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.47dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン5.44gと、塩化白金酸−オレフィン錯体
をポリイミド樹脂に対する白金金属量が50ppmとな
る量配合し、50℃にて加熱撹拌した。2時間および4
時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出し、
ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの消費
量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追跡し
た。その結果を表1に示した。
【0021】
【比較例3】窒素気流下、撹拌機,滴下ロート,温度計
を備えた500mlの4つ口フラスコに、3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物16.1
1gを投入し、乾燥したN−メチルピロリドン120g
を加えて溶解した。次いでこれに、室温下、式:
【化49】 で表わされるジオルガノポリシロキサン18.13gを
徐々に滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を行った。次
いでこれに、2,2'−ビス(4−アミノフェノキシフェ
ニル)プロパン11.12gを乾燥したN−メチルピロ
リドン80gに溶解したものを、氷冷下にて徐々に滴下
した。滴下終了後、氷冷下で1時間撹拌し、さらに室温
下で4時間撹拌して、下記式(A−1)および(B−
1)で表される構成単位からなるポリアミック酸のN−
メチルピロリドン溶液を得た。 式(A−1):
【化50】 式(B−1):
【化51】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−1):
(B−1)=46:54であった。次に、フラスコにD
ean Stark還流管を取り付けて、キシレン10
0gを追加した。この反応溶液を130〜190℃で6
時間還流脱水して、下記式(A−2)および(B−2)
で表される構成単位からなるポリイミド樹脂のN−メチ
ルピロリドン溶液を得た。 式(A−2):
【化52】 式(B−2):
【化53】 上記構成単位の共重合比(モル%)は、(A−2):
(B−2)=46:54であった。このようにして得ら
れたポリイミド樹脂のN−メチルピロリドン溶液の固有
粘度を測定したところ、0.47dl/gであった。ま
た、得られたポリイミド樹脂に、窒素気流下、トリエト
キシシラン5.44gと、塩化白金酸−オレフィン錯体
をポリイミド樹脂に対する白金金属量が20ppmとな
る量配合し、60℃にて加熱撹拌した。2時間および4
時間経過後にガラスシリンジを用いて試料を抜き出し、
ガスクロマトグラフィーにてトリエトキシシランの消費
量を測定して、反応率(付加反応の進行度合)を追跡し
た。その結果を表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】以上のような本発明の有機樹脂改質剤は
分子鎖両末端にアミノ基を有し、側鎖に長鎖アルケニル
基を有するジオルガノポリシロキサンを主剤とするもの
であり、これにより該有機樹脂改質剤により改質された
有機樹脂は高い反応性を示すという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は参考例1で得られたジオルガノポリシ
ロキサンのIRチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08L 101/00 C08L 101/00 (72)発明者 森田 好次 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子鎖両末端に、式:−R1−NHR2
    たは式:−R1−NH−R1−NHR2(式中、R1は炭素
    原子数1〜9の二価炭化水素基であり、R2は水素原子
    または炭素原子数1〜6の一価炭化水素基である。)で
    示されるアミノ基を有し、側鎖に炭素原子数4以上のア
    ルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンを主剤と
    する有機樹脂改質剤。
  2. 【請求項2】 ジオルガノポリシロキサンが、一般式: 【化1】 {式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種または異
    種の一価炭化水素基であり、Xは式:−R1−NHR2
    たは式:−R1−NH−R1−NHR2で示されるアミノ
    基(式中、R1は炭素原子数1〜9の二価炭化水素基で
    あり、R2は水素原子または炭素原子数1〜6の一価炭
    化水素基である。)であり、Yは炭素原子数4以上のア
    ルケニル基であり、mは0〜1,000の整数であり、
    nは1〜1,000の整数である。}で示される請求項
    1記載の有機樹脂改質剤。
  3. 【請求項3】 Yがヘキセニル基である請求項2記載の
    有機樹脂改質剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の有機樹脂改質剤により改
    質された有機樹脂。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の有機樹脂改質剤により改
    質されたポリイミド樹脂。
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