JPH1159101A - 自動車用ホイールディスクの加工方法 - Google Patents

自動車用ホイールディスクの加工方法

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JPH1159101A
JPH1159101A JP9230130A JP23013097A JPH1159101A JP H1159101 A JPH1159101 A JP H1159101A JP 9230130 A JP9230130 A JP 9230130A JP 23013097 A JP23013097 A JP 23013097A JP H1159101 A JPH1159101 A JP H1159101A
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Satoru Nakamura
悟 中村
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Central Motor Wheel Co Ltd
Chuo Seiki KK
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Central Motor Wheel Co Ltd
Chuo Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの外径接合部分の加工を、従来の切
削工程を省いて、省工程化、設備投資の削減、ディスク
材料原単位の向上、生産性の向上を図る。 【解決手段】 ディスク3の外径接合部分3aに絞り加
工としごき加工を同時に加えて外径接合先端部3dを先
細り形状にする。次いで先細り形状とした外径接合部分
3aに据込加工を施して面3e,3f,3gを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ディスク
ホイールの加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ディスクホイールのうち乗用車
用スチールホイールはホイールディスクとホイールリム
の2つの部品を接合(一般に溶接)して完成品となり様
々な形状のものが実用に供されている。特に、ホイール
ディスクは意匠面を形成する意味合いから、ホイールリ
ムとの接合の態様においてその外径接合部分についても
様々な形状に加工されている。例えば、図10,図11
に示すホイールディスク3とホイールリム2がリムビー
ドシート部で接合される自動車用ホイール1において、
ホイールディスク3の外径接合部分3aは図12の如き
形状に加工されている。図13はその外径接合部分3a
の加工順序を示す説明図で、便宜上ホイールディスク3
の外径部の一部のみを断面で示している。
【0003】しかして、図13において(a)は最初の
プレス加工を示し円筒絞りにより外径接合部分3aを粗
成形する。3bはディスクの意匠面(表)側、3cは裏
面側、3dは外径接合先端部を示す。
【0004】図13(b)は第2段目の据込加工を示
し、外径接合先端部3dを先細り形状に加工する。図1
3(c)は最後の工程である切削加工を示し、3eはデ
ザイン上の必要から形成するテーパー面であり、前工程
の据込加工にて形成されている。3fはリムビードシー
ト部に嵌合するために必要な5°テーパー面であり、前
工程の据込加工で肉厚となった面を所定の外径、テーパ
ーとなる様に切削加工して形成される。3gは図示省略
したハブ取付面からの距離hに長さを決めて切削加工し
た先端面であり、この部位の肉厚tは一般にホイールリ
ムの肉厚にほぼ等しい肉厚に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
プレス加工→据込加工(プレス加工の一種)→切削加工
の3工程を必要とし、就中切削加工は他の加工と異なる
ため専用の加工装置を必要とする他、加工のためのサイ
クルタイムも余分に必要とするため、トータルの生産性
が低い問題がある。
【0006】しかも切削屑発生による材料原単位の低下
と屑処理に要する人件費も必要とする。また、切削加工
を外注で実施する場合には輸送コスト、輸送時間も浪費
することとなり、これらの課題を解決する手段の出現が
望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになしたものであり、その要旨とするとこ
ろは、ホイールディスクとホイールリムがリムビードシ
ート部で接合される自動車用ディスクホイールにおける
ホイールディスクの加工において、該ディスクの外径接
合部分に絞り加工としごき加工を同時に加えて外径接合
先端部を先細り形状とし、次いで先細り形状とした外径
接合部分に据込加工を施し最終形状とすることを特徴と
する自動車用ホイールディスクの加工方法である。
【0008】本発明においては、第1段のプレス加工の
加工内容を単なる円筒絞りだけでなく、同時にしごき加
工を施す加工形態としたので、ホイールディスクの外径
接合先端部を先細り形状にプレス加工できる。
【0009】これによって最終形状に近い形状に加工し
うるので、次の据込加工では目的の最終形状に成形加工
を達成でき、従来採用していた切削加工工程を全廃する
ことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図1乃至図9に示す実施例に
基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0011】図1はホイールディスク3の外径接合部分
を示す部分断面図であり、図中の符号は図13で示した
ものと同じ意味で使用している。先ず、図1(a)は最
初のプレス加工後の形状を示し、絞り加工としごき加工
を同時に加え外径接合先端部3dを先細り形状に加工す
る。このときの先細りの程度は、最先端部において最終
肉厚に近い肉厚となるまで加工する。これによって次の
据込加工で最終形状・寸法に加工することが容易にな
る。
【0012】この最初のプレス加工は絞り加工としごき
加工を同時に行うので加工時間は従来と変わらない利点
が得られる。次に、図1(b)は据込加工後の最終形状
を示し、据込加工においては外径接合先端部3dのうち
デザイン上の好ましさから形成するテーパー面3eと、
リムビードシート部への嵌合のために必要な5°テーパ
ー面3f、及びリムビードシート部とのアーク溶接接合
のためハブ取付面(図示省略)からの距離hまでにその
長さを決めた最先端面3gの3ヶ所を据込加工し最終の
形状・寸法にする。ここに最先端部の肉厚tはホイール
リムの肉厚とほぼ等しい肉厚に加工することが良好な溶
接強度を得る上で好ましい。
【0013】尚、前記デザイン上の好ましさから形成す
るテーパー面3eは必ずしも形成する必要はなくこの部
位の据込加工は省略しても良い。次に図2乃至図9に基
づいて加工方法の詳細について説明する。
【0014】図2は絞り加工としごき加工を行う最初の
プレス加工に用いるプレス機を示す。図2において、プ
レス機4は下型プレート5と上型プレート6とを備え、
それぞれに下型台7、上型台8が固定されている。
【0015】上型台8に固定されているガイドポスト9
は、下型台7のガイドブシュ10に案内されて上下に摺
動するようになっている。下型台5には下型補助プレー
ト11が固着されており、その上に絞りパンチ12とハ
ネ出し13が配置されている。ハネ出し13はクッショ
ンロッド14によって、クッションパッド15と連結さ
れており、クッションピン16を介して上下に動き、デ
ィスク3となるワークW1の成形後、絞りパンチ12か
らハライ出す役目を担っている。
【0016】上型台8には絞りリング17が固着されて
おり、上型台8と同時に下降することにより、ワークW
1の外周端部E3を折り曲げる(絞る)役目を担ってい
る。上型台8に配置されている上型補助プレート18と
フロートダイ19はノックアウトロッド20によってノ
ックアウトパッド21と連結されており、ノックアウト
ピン22を介して上下に動き、ワークW1の外周端部E
3を折り曲げたときにワークW1全体が変形しないよう
に押さえる役目と、ワークW1を絞りリング17からハ
ライ出す役目を担っている。
【0017】次に上記のプレス機4による最初の加工状
態について図3乃至図5により説明する。図3はワーク
W1の外周端部E3を成形する直前の状態を表す。図中
のW2は図1のワークW1の前工程のワークを示す。
【0018】ワークW2は絞りパンチ12とフロートダ
イ19によって矢印b,cの方向に作用力を受けてい
る。絞りリング17は矢印aの方向に働く。図4はワー
クW2の外周端部E1を加工し始めたワークを表す。
【0019】絞りリング17が矢印aの方向へさらに動
くことにより、ワークW2の外周端部E1は絞りパンチ
12の外周部P1を基点とし、絞りリング17の先端部
R1によって折り曲げられる(絞られる)。ワークW3
の外周端部E2は矢印d,eの方向へ作用力を受けてい
る。
【0020】図5はワークW1の外周端部E3が成形完
了した状態を表す。絞りパンチ12の外周部はP1から
P2にかけてテーパーとなっており、絞りリング17と
の空間S1はワークW1の外周端部E3に向かって狭く
なっている。よってワークW1の外周端部E3は矢印
d,e,f,gの作用力によって絞りとしごきの同時加
工を行っている。ワークW1の外周端部E3は矢印d,
g方向へ塑性流動し、先細り粗加工されたことで、後工
程の据込加工での最終成形をし易くしている。
【0021】次に据込加工を行う最終工程に使用するプ
レス機について説明する。図6はそのプレス機を示すも
ので、図6において、プレス機24は、下型プレート2
5と上型プレート26とを備え、それぞれに下型台2
7、上型台28が固定されている。
【0022】上型台28に固定されているガイドポスト
29は下型台27のガイドブシュ30に案内されて上下
に摺動するようになっている。下型台27には下型補助
プレート31が固着されており、その上に据込みパンチ
32と据込みリング33とハネ出し34が配置されてい
る。ハネ出し34はクッションロッド35によってクッ
ションパッド36と連結されており、クッションピン3
7を介して上下に動き、ワークW4の成形後、据込みパ
ンチ32、及び据込みリング33からハライ出す役目を
担っている。
【0023】上型台28には上型補助プレート38と据
込みダイ39が固着されており、上型台28とともに上
下に摺動するようになっている。そして、据込みダイ3
9によってワークW4の外周部のテーパー面E6が成形
され、据込みパンチ32によってワークW4の外周端面
E4の成形、据込みリング33によってワークW4の外
周部のテーパー面E6から外周端面E4にかけてのテー
パ面E7(リムビードシートとの嵌合部:図9参照)が
成形される。
【0024】次に上記のプレス機24による最終の加工
状態について説明する。図7は上記のプレス機4によっ
て成形されたワークW1を据込加工する直前の状態を表
す。
【0025】ハネ出し34に乗ったワークW1は、据込
みダイ39が矢印h方向へ下降することにより、矢印j
の作用力を受けている。それに伴い、ハネ出し34も矢
印i方向へクッション圧力をワークW1にかけながら矢
印h方向へ下降する。ワークW1の外周端部E3は、据
込みリング33のテーパー面R3の入り口R2に接触
し、そのテーパー面R3に沿って下降し始める。
【0026】図8はワークW1の外周端部E3が、据込
みパンチ32の端面成形部P3に到達したときの状態を
表す。ワークW1の外周端部E3は据込リング33によ
って矢印k方向に作用力を受ける。この作用力によって
ワークW1の外周部E5は矢印k,m方向へ塑性流動す
る。
【0027】図9はワークW1を据込加工完了した状態
を示す(図中のW4は据込加工完了したワークを表
す)。図8でのワークW1と据込みパンチ32とのスキ
マS2分を、さらに据込ダイ39を矢印h方向に下降さ
せることにより、ワークW1の外周端部E3は矢印k,
n,o,p方向に作用力を受け、矢印k,n,o方向に
塑性流動し、据込みダイ39のテーパー面D、据込みパ
ンチ32の端面成形部P3とテーパー面P4、据込みリ
ング33の外周テーパー面R3によって保持され、ワー
クW4の外周面E6,E7,E4が成形される。
【0028】上記最終工程により加工された上記外周面
E6,E7,E4は、図1(b)に示すテーパー面3
e,5°テーパー面3f,ハブ取付面3gに該当し、図
1(b)に示す形状の外径接合部分3aが形成される。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明によれ
ば、前記従来の工程に比べて切削工程の省工程化が可能
なため、設備投資の削減の他、ディスク材料原単位の向
上が図られかつ生産性の向上も同時に達成できるため、
ホイールディスク生産コストの削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すホイールディスクの外径
接合部分を示す部分断面図で、(a)は最初のプレス加
工後の形状を示し、(b)は据込加工後の最終形状を示
す。
【図2】本発明の最初のプレス加工を行うプレス機を示
す縦断面図。
【図3】図2のプレス機によってワークを成形する直前
の状態を示す要部断面図。
【図4】図3の状態からワークの外周端面を成形し始め
た状態を示す要部断面図。
【図5】ワークの外周端面の成形完了状態を示す要部断
面図。
【図6】本発明の最終の据込加工を行うプレス機を示す
縦断面図。
【図7】図6のプレス機によって据込加工する直前の状
態を示す要部断面図。
【図8】据込加工の途中を示す要部断面図。
【図9】据込加工完了状態を示す要部断面図。
【図10】本発明を適用するホイールディスクとホイー
ルリムを接合したホイールの縦断面図。
【図11】図10のホイールの正面図。
【図12】従来技術により成形された外径接合部分を示
す断面図。
【図13】(a)〜(c)は従来の成形工程を示す各断
面図。
【符号の説明】
2…リム 3…ディスク 3a…外径接合部分 3d…外径接合先
端部 3e,3f,3g…据込加工を施した面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールディスクとホイールリムがリム
    ビードシート部で接合される自動車用ディスクホイール
    におけるホイールディスクの加工において、該ディスク
    の外径接合部分に絞り加工としごき加工を同時に加えて
    外径接合先端部を先細り形状とし、次いで先細り形状と
    した外径接合部分に据込加工を施し最終形状とすること
    を特徴とする自動車用ホイールディスクの加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316234A (ja) * 2001-04-23 2002-10-29 Chuo Motor Wheel Co Ltd 自動車用ホイールディスクの加工方法
US6839967B2 (en) 2000-07-21 2005-01-11 Topy Kogyo Kabushiki Kaisha Lightened disk for a wheel and a method for manufacturing the same

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US6839967B2 (en) 2000-07-21 2005-01-11 Topy Kogyo Kabushiki Kaisha Lightened disk for a wheel and a method for manufacturing the same
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