JPH11592A - 多色少量塗装制御システム - Google Patents

多色少量塗装制御システム

Info

Publication number
JPH11592A
JPH11592A JP9173038A JP17303897A JPH11592A JP H11592 A JPH11592 A JP H11592A JP 9173038 A JP9173038 A JP 9173038A JP 17303897 A JP17303897 A JP 17303897A JP H11592 A JPH11592 A JP H11592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
coating
cartridge
paint cartridge
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9173038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3766918B2 (ja
Inventor
Kazumasa Yamauchi
一正 山内
Toru Takeuchi
徹 竹内
Norimichi Yamaguchi
徳恭 山口
Shigeki Fujiwara
茂樹 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Trinity Industrial Corp
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Trinity Industrial Corp
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, Trinity Industrial Corp, Hino Motors Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP17303897A priority Critical patent/JP3766918B2/ja
Publication of JPH11592A publication Critical patent/JPH11592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3766918B2 publication Critical patent/JP3766918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ストック装置3にて種々の色の塗料を塗料カー
トリッジ2の形態で貯蔵するとともに、移載装置4を用
いて特定の塗料カートリッジ2を装置3より取り出して
塗装ロボット1に搭載し、次いで搭載された塗料カート
リッジ2内の塗料を塗装機6に供給し、塗装ロボット1
による自動塗装を行なう塗装システムにおいて、個々の
ワークに対して、所要の塗料色の塗料カートリッジ2を
選択使用した自動塗装を、ワークの諸特性に対応する範
囲、条件等にて確実に行ないうるようにする。 【解決手段】情報記録体(バーコードマーク)70を各
塗料カートリッジ2に付し、該記録体が表わす塗料色等
の自動塗装に必要な塗装情報を、読み取り手段(バーコ
ードリーダ)71によって読み取り、制御装置5が、読
み取られた塗装情報に基づいて上記の塗装システム1、
3および4の運転動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の色の塗料を
少量の単位で貯蔵しかつ所要の色の塗料を選択的に塗装
ロボットまたは自動塗装装置の塗装機に供給する塗装シ
ステムにおいて、その塗装プロセスを制御するところの
多色少量塗装制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実公平 4-46846号公報、実公平 4
-46847号公報等に参照されるように、従来より、塗装色
の多様化に対応しかつ多色塗装の作業性の向上を図るべ
く、様々な多種少量塗料供給システムが提案され、開発
されている。そして、近年では、自動車ボディ等の塗装
には塗装ロボットがよく利用されることから、最近で
は、数種ないし十数種の色の塗料を選択的に塗装ロボッ
トに供給できるようにするべく考案されたところのいく
つかの多色塗装システムが提案されている。例えば、特
公平 7-34882号公報は、各塗料色の複数の供給路P1〜P3
をそれぞれ塗装ロボット14の作業域内に導き設け、ボト
ル形の貯槽22を各供給路の固定箇所にて連結し、そし
て、塗装時には、前記ロボット14の動作によって該貯槽
は同ロボット14に担持されそしてロボット内の吹付け器
20と連結されて、吹付け塗装をなしうるところの吹付け
塗装器を開示している。また、特開平 4-83549号公報
は、各塗料色の塗装ガン35a 〜35n および塗料中間タン
ク21a 〜21n を塗装ロボット51の近くに、塗料色別に分
けられた塗料循環系とそれぞれ接続・分離可能に配置
し、そして装着ロボット41を使用して、選択的に塗装ガ
ンおよび塗料中間タンクの一方または両方を塗装ロボッ
ト51に装着・離脱し、定流量手段61により塗料を吐出せ
しめることにより、選択的な多色塗装を可能にする多色
塗装装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の吹付け
塗装器の発明にあっては、次のような問題がある。各塗
料色の供給路を塗装ロボットの作業域内まで導く必要が
あるため、供給できる塗料色の数が一般に数種の程度に
制限され、多色塗装の多様化を図る上で、一定の限界が
ある。その上、各塗料色の供給路を塗装ロボットの作業
域内まで導くために、全体として大変大掛かりな設備を
必要とする。さらに、塗料色の交換を塗装ロボット自体
で行うため、色交換と塗装とを同時進行でなすことがで
きず、しかも、色交換の度に貯槽22内の洗浄を行う必要
があるため、多色塗装の作業効率が大変悪い。また、上
記の多色塗装装置の発明にあっては、塗装作業の効率の
面で上記吹付け塗装器より改良されているが、なお次の
ような問題がある。塗料色の数を増やして一層の多色化
を図る程、装着ロボットの作業域をより広い範囲に拡大
することが必要とされ、設備の大型化とともに、塗装作
業スペースの著しい広域化を招くという弊害が生じる。
また、各塗料色ごとに塗料循環系を備えるため、塗装設
備は全体として大規模なものになる。さらに、上述のよ
うな従来の多色塗装システムは、1色当り比較的大量の
塗料を塗装ロボットに選択的に供給する場合に適するも
のであった。しかし、最近では、自動車の購入者たる各
個人が希望する夫々の塗料色で各自動車ボディを塗装で
きるようにすることが求められている。この状況より、
自動車ボディの塗装に使用されうる塗料の色は数十種な
いしそれ以上の種類にも及び、塗装の多色化が一層進行
し、これに伴い、白色塗料等の大量使用の塗料を除き、
各色の塗料の使用量が相対的により少ないものとなって
きている。したがって、かように数多い色の塗料をより
少量の単位で選択的に塗装ロボット等の塗装機に供給す
ることができる多色塗装システムの開発が求められてい
た。しかし、これまでに開発された従来の多色塗装シス
テムは、いずれも、この要求を十分に満たすことができ
ないものであった。
【0004】そこで、本発明者は、かかる背景の下、従
来の多色塗装技術をさらに改良するべく、数多い色種の
塗料を少量の単位で貯蔵しかつ所要の色の塗料を選択的
に塗装ロボットまたは自動塗装装置(以下において、こ
れら両者をあわせて塗装ロボットと記載する。)の塗装
機に供給することができる新規な多色少量塗装システム
を案出し、それを本願と同日付けもしくは本願より先の
特許出願において開示した。その新規な多色少量塗装シ
ステムは、各々特定の塗料色の少量の塗料が充填された
適当数の塗料カートリッジと、前記適当数の塗料カート
リッジを保持するエンドレスコンベア機構を備え、そし
て所要の色の塗料カートリッジを取出位置まで回し運ぶ
ことができるストック装置と、塗料カートリッジを搭載
することができる構造を備えた塗装ロボットと、前記所
要の色の塗料カートリッジを前記ストック装置より取り
出して運搬し、前記塗装ロボットに搭載する移載装置
と、搭載された塗料カートリッジと結合可能であり、結
合時、該塗料カートリッジ内の塗料を押出して前記塗装
ロボットの塗装機に供給する塗料給送機構とを備えてな
る。
【0005】本発明は、上記の多色少量塗装システムの
運転制御に関するものであり、その課題は、この多色少
量塗装システムを利用して、塗装しようとする塗料色の
塗料カートリッジを選択しそしてこれを使用した自動塗
装をワークに対して確実に為すことができるところの多
色少量塗装制御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報記録体を
各々の塗料カートリッジ等に付し、該マークに表わされ
た塗料色等の自動塗装に必要な塗装情報を、ストック装
置内の読み取り手段によって読み取り、そしてその読み
取られた塗装情報に基づいて多色少量塗装システムの運
転動作を制御することにより、個々のワークに対して所
定の塗料色の塗料カートリッジを使用した自動塗装を確
実に為しうるようにしたものである。より明確に述べる
と、本発明は、塗料カートリッジを着脱可能に保持する
手段が適当数組み付けられ、種々の塗料色の数多くの塗
料カートリッジを貯蔵しかつ回し運ぶことができるエン
ドレスコンベア機構を備えたストック装置と、特定の塗
料カートリッジを前記ストック装置より取り出して運搬
し、そして塗装ロボットに搭載することができる移載装
置と、搭載された塗料カートリッジ内の塗料を押出して
塗装機に給送することができる機構を備えた塗装ロボッ
トよりなる、塗装システムにおいて、各々の塗料カート
リッジおよび/または上記保持手段に付された、塗料色
等の自動塗装に必要な塗装情報を表わす情報記録体と、
上記ストック装置のエンドレスコンベア機構に付設さ
れ、装入された各塗料カートリッジについて、該情報記
録体より上記の塗装情報を光学的に、磁気的にまたは無
線通信により読み取ることができる読み取り手段と、読
み取られた塗装情報に基づいて、上記ストック装置、移
載装置および塗装ロボットの夫々の運転動作を制御し、
個々のワークに対して、塗装しようとする塗料色の塗料
カートリッジを選択使用した自動塗装を行なう制御装置
とを備えてなる、多色少量塗装制御システムに関する。
上記の塗装情報としては、塗料カートリッジに充填され
る塗料の色種、塗料カートリッジをストック装置に装入
した日付け、塗装しようとするワークの種類、該ワーク
の塗装の範囲、条件そして手順を定める塗装データ、お
よび、これらの任意の組合せが該当する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の多色少量塗装制御システ
ムは、先に提案した多色少量塗装システムにおいて、個
々のワークに対して、所要の塗料色の塗料カートリッジ
を選択使用した自動塗装を可能にする制御系を新たに付
加したものである。まず、先に提案した多色少量塗装シ
ステムの構成から説明すると、この多色少量塗装システ
ムは、種々の色の塗料を少量の単位で貯蔵するととも
に、所要の色の塗料を選択的に塗装機に供給することが
できる塗装システムであり、塗料カートリッジ、ストッ
ク装置、移載装置および塗装ロボットより構成される。
【0008】塗料カートリッジは、相対的に少量の塗料
が入れられた二重構造の容器、例えば筒形の塗料袋(合
成樹脂製)を詰め替え可能に例えば略円筒形のカートリ
ッジ本体内に装填してなり、そして、外からの押圧力に
よって、例えば空気をカートリッジ後端側よりカートリ
ッジ内に圧入することによって、カートリッジ内の塗料
袋を押し潰し、塗料をカートリッジの先端側より外部に
押出すことができる構造を備えてなる。塗料カートリッ
ジには、各々特定の塗料色(例えば、自動車の購入者た
る各個人が希望するそれぞれの塗料色(モスグリーン色
などの特別な色)の少量の塗料が充填される。本発明の
塗装制御システムには、適当な数、通常約20個ないし
100個ぐらいの塗料カートリッジが備えられる。
【0009】ストック装置は、数多くの(例えば20種
ないし100種前後の)塗料色の塗料を塗料カートリッ
ジの形態で貯蔵しかつ塗料カートリッジ内の塗料を攪拌
することを目的とする装置であり、以下に述べるよう
に、所要の色の塗料カートリッジの取り出しと新しい塗
料カートリッジの装入とが可能となっており、さらに、
より好ましくは、ストック装置は、移載装置により運び
戻された使用済みの塗料カートリッジを回収する機構を
備えてなる。より詳しくは、ストック装置は、エンドレ
スコンベア機構を備え、かつその機構に、塗料カートリ
ッジを着脱可能に保持しうる適当な数の保持手段を組み
付けてなり、エンドレスコンベア機構の機構の運転によ
り、数多くの塗料カートリッジを、その装入箇所および
その取出位置を通って回し運ぶことができる装置であ
る。エンドレスコンベア機構は、無端のコンベア経路に
沿って塗料カートリッジを回し運ぶことができるところ
のコンベア機構であり、例えばエンドレスチェーンコン
ベア機構よりなる。その無端のコンベア経路は、塗料カ
ートリッジの装入箇所と塗料カートリッジの取出位置と
を通る。塗料カートリッジの装入箇所は例えばストック
装置の下部に設けられ、塗料カートリッジの取出位置は
例えばストック装置の上面に設けられる。かかる構成に
より、ストック装置は、数多くの塗料色の塗料カートリ
ッジを貯蔵するともに、それらの塗料カートリッジの中
から所要の塗料カートリッジを選択的に取出位置まで回
し運ぶことができ、よって、移載装置による取り出しに
供することができる。しかも、ストック装置は、貯蔵す
る塗料カートリッジを、その軸方向を中心として回転し
ながら、回し運ぶので、回し運びの間において塗料カー
トリッジ内の塗料を攪拌し、より均質に混和することが
できる。従って、本ストック装置は、均質な塗料の安定
した供給に寄与するものである。
【0010】保持手段は、各塗料カートリッジをそれぞ
れ着脱可能に保持する手段であり、上記のエンドレスコ
ンベア機構に組み付けられる。保持手段は、ストック装
置に貯蔵される数多くの(例えば20種ないし100種
前後の)塗料色の塗料カートリッジの数だけ、設けられ
る。保持手段は、ストック装置の非稼働時だけでなく、
エンドレスコンベア機構の運転時においても、即ちその
無端コンベア経路に沿って塗料カートリッジが回し運ば
れている間においても、塗料カートリッジを確実に保持
することができる手段であることが求められ、また同時
に、移載装置の下記のチャック手段による掴持動作によ
り、塗料カートリッジが容易に取り出されうるような構
成のものであることが求められる。さらに、保持手段
は、塗料カートリッジの装入が容易な構成のものである
ことが求められる。この観点より、より好ましい保持手
段は、塗料カートリッジを受け取り収めうる収納枠と、
収納枠の外側にて、屈曲部を中心に回動自在に支持され
た左右一組の屈曲した保持アームと、塗料カートリッジ
が掴持されるように左右の保持アームを内向きに付勢せ
しめるバネ手段より成り、左右の保持アームの各一腕部
が外向きに押し広げられたとき、その他腕部がそれぞ
れ、収納枠内に装入された塗料カートリッジを押し出す
ことにより、塗料カートリッジは、移載装置によってス
トック装置より取り出し可能となるように構成される。
とりわけ好ましい保持手段は、下記のトグル機構のよう
に構成される。収納枠は、塗料カートリッジを受け取
り、収めることができる枠であり、例えば、塗料カート
リッジが円筒形のカートリッジであるとき、収納枠は、
該塗料カートリッジがその中に収められたとき、その前
端面、後端面および外周面のうち適当な部位と当接して
塗料カートリッジを安定に保持するように複数の枠棒を
設けてなる。保持アームは、収納枠の外側において取り
付けられた、左右一組の屈曲したアームであって、その
屈曲部を中心に回動自在に支持される。バネ手段は、少
なくとも、左右の保持アームを内向きに付勢せしめるバ
ネ手段(例えばコイルバネ)であって、その付勢力によ
って、保持アームが収納枠内に装入された塗料カートリ
ッジを押え込むことにより、該塗料カートリッジは収納
枠内に掴持されるように構成される。特に好ましくは、
保持手段は、保持アームの一腕部がある姿勢(例えば直
立の姿勢)より内側に傾くと、左右の保持アームが内向
きに付勢され、反対に、保持アームの一腕部がある姿勢
より外側に傾くと、左右の保持アームが外向きに付勢さ
れるという機構(所謂、トグル機構)を備えてなる。従
って、より好ましい態様にあっては、左右の保持アーム
がそれぞれ外向きに押し回され、左右の一腕部がある姿
勢より外側に傾いたとき、左右の保持アームは、バネ手
段の外向きの作用力によって外向きに勢いよく回動し、
これにより、左右の保持アームの他腕部が収納枠内に装
入された塗料カートリッジを収納枠内より外へ押し出
す。従って、塗料カートリッジの容易な取り出しが可能
である。また、その後、左右の保持アームはそれぞれ外
向きに押し広げられた状態に保たれる。そして、塗料カ
ートリッジを収納枠内に装入する際、装入された塗料カ
ートリッジが左右の保持アームの他腕部を内向きに押し
回し、そして左右の一腕部がある姿勢より内側に傾いた
とき、左右の保持アームは、バネ手段の内向きの作用力
によって内向きに勢いよく回動し、これにより、左右の
保持アームの一腕部が収納枠内に装入された塗料カート
リッジを押え付け、よって該塗料カートリッジは収納枠
内に強固に掴持される。従って、塗料カートリッジの容
易な装入が可能であり、また、その後において、塗料カ
ートリッジを収納枠内に安定に保持することができる。
したがって、本発明においては、より好ましくは、移載
装置のチャック手段が塗料カートリッジを掴持すると同
時に、例えばチャック手段の押し広げ部材が、例えば保
持アームの一腕部に設けたピンに当接しながら、左右の
一腕部をそれぞれ外向きに押し回すことによって、左右
の保持アームの一腕部がそれぞれ所定の姿勢より外側に
傾いたとき、左右の保持アームの他腕部がそれぞれ収納
枠内に装入された塗料カートリッジを外へ押し出す(例
えば上方へ押し上げる)ことにより、該塗料カートリッ
ジが上記チャック手段によって容易に掴持され運ばれる
ように、即ち、移載装置によって容易に取り出し可能と
なるように構成される。
【0011】以上のように、ストック装置は、数多くの
塗料色の塗料カートリッジを貯蔵するとともに、それら
をその中の塗料を攪拌しながら回し運び、そして、特定
の塗料カートリッジを、移載装置により取り出されると
ころの取出位置まで回し運ぶことができるものである。
本システムに備えられる制御装置は、ストック装置に関
して、上記のエンドレスコンベア機構の駆動装置を動作
せしめることにより、貯蔵される数多くの塗料カートリ
ッジ群の中から、所要の(次に塗装しようとする塗料色
の)塗料カートリッジを選択し、移載装置による取出位
置まで正確に回し運び、移載装置による取り出しに供す
るという制御動作をなすものである。
【0012】移載装置は、特定の、つまり所要の色の塗
料カートリッジをストック装置より取り出して運搬し、
塗装ロボットに搭載する装置であり、そして、塗装後に
使用済みの塗料カートリッジを塗装ロボットより取り出
してストック装置に回収する機能を併せて有するものが
より好ましい。移載装置には、移載の動作に関して自由
度がより高く、塗料カートリッジを運搬する軌跡が自在
に変更されうるところの移載ロボットと、移載の動作に
関して自由度がより低く、塗料カートリッジを運搬する
軌跡が予め定まっているところの自動移載装置との双方
が含まれる。移載装置としては、例えば、塗料カートリ
ッジを吊持しながらストック装置と塗装ロボットとの間
で往復運搬し、そして、塗料カートリッジをストック装
置より取り出して塗装ロボットに搭載するとともに、使
用済みの塗料カートリッジを塗装ロボットより取り出し
てストック装置に回収することができる構造のものが利
用され、例えば、装置本体の他、移動体、チャック手段
(より好ましくは2つのチャック手段)、および、駆動
装置を備えてなる。
【0013】移載装置、特にその本体は、塗料カートリ
ッジのストック装置および塗装ロボットの近くに、例え
ばそれらの上方または側方に配置される。移動体は、ス
トック装置と塗装ロボットとにわたって往復移動自在
に、例えば装置本体に敷設された案内レールに沿って往
復摺動自在に、支持された治具あるいは構造体などより
構成される。チャック手段は上記の移動体に取り付けら
れ、特に、2つのチャック手段は上記の移動体に一緒に
取り付けられる。各々のチャック手段は、チャック対を
開閉する機構と、移動体がストック装置側に位置すると
き、該チャック対をストック装置内の塗料カートリッジ
に接近させそしてそれより離隔し、また移動体が塗装ロ
ボット側に位置するとき、該チャック対を搭載された塗
料カートリッジに接近させそしてそれより離隔する機構
とを備え、これらの動作により、各々、塗料カートリッ
ジを掴持および解放することができるものである。塗料
カートリッジへの接近・離隔をなす機構は、例えば、移
載装置がストック装置および塗装ロボットの上方に配置
される場合には、チャック対をストック装置内の塗料カ
ートリッジに向けておよび塗装ロボットに搭載された塗
料カートリッジに向けて、上下動させる機構よりなる。
駆動装置は、上記の移動体の往復運動と(好ましくは2
つの)チャック手段の動作とを行なう駆動手段であっ
て、必ずしも一体の装置である必要はない。例えば、移
動体を往復運動させるコンベア機構と、チャック対を上
下動させるモータ装置、好ましくは防爆ACサーボモー
タと、チャック対を開閉させるシリンダ装置との組合せ
よりなる。
【0014】従って、移載装置は、以上の構成より、チ
ャック手段で以て塗料カートリッジを掴持しながら、そ
れを移動体の往復動によりストック装置と塗装ロボット
との間で運搬し、その後、必要なときに、それを解放す
るという動作をなすことができる。本システムに備えら
れる制御装置は、移載装置に関して、その動作全体を制
御し、とりわけ、より好ましくは、移動体がストック装
置側に位置するときには、使用済みの塗料カートリッジ
を運搬してきた一方のチャック手段が、ストック装置内
の回収口(塗料カートリッジを回収するための投入口)
に接近し、続いてその使用済み塗料カートリッジを解放
してストック装置の回収口に投入するとともに、他方の
チャック手段が、ストック装置内の取出位置に接近し、
続いてその取出位置に予め運ばれている次に塗装しよう
とする塗料色の塗料カートリッジを掴持してストック装
置より取り出し、また、移動体が塗装ロボット側に位置
するときには、一方のチャック手段が、塗装ロボットの
搭載部(塗料カートリッジを搭載する箇所)に接近し、
既にそこに搭載されそして塗装に利用された使用済みの
塗料カートリッジを掴持して塗装ロボットより取り出
し、これに続いて、所要の塗料色の塗料カートリッジを
運搬してきた他方のチャック手段が、塗装ロボットの搭
載部に接近し、その所要の塗料カートリッジを解放して
塗装ロボットに搭載するという一連の動作の制御を為す
ものである。この場合、かかる一連の動作で以て、塗装
しようとする塗料色の塗料カートリッジのストック装置
から塗装ロボットへの搭載と、使用済みの塗料カートリ
ッジの塗装ロボットからストック装置への回収とを、同
時に為すことができる。
【0015】塗装ロボットは、塗料カートリッジを例え
ばロボットの頭部、即ち第1アームの先端部または第2
アームの後端部において搭載することができるととも
に、搭載された塗料カートリッジを、装備された塗装機
(例えばベル型静電塗装機)と接続することができる構
造を有する。その上、塗装ロボットは、一般に、塗装機
の他に、塗料色替装置(CCV)および流量調節手段
(ギアポンプ)などを備え、さらに、通常、シンナーお
よびエアの供給源とも接続され、これらの圧入により、
塗料カートリッジの搭載部から塗装機に通じる塗料流路
を洗浄することができる機構を備えてなる。そして、本
発明における塗装ロボットは、上記の塗料流路を備える
とともに、例えばエアシリンダ装置の動作によって、搭
載された塗料カートリッジを該塗料流路と接続し、続い
て例えば加圧エアを該塗料カートリッジ内に注入して内
部の塗料袋を押し潰すことにより、塗料カートリッジ内
の塗料を外部に押出し、上記塗料流路を経て、塗装機に
供給することができるという機構(塗料給送機構)を備
えてなる。塗装ロボットのその他の構成、例えばアーム
の回動、変向等の動作を為す機構については、特に限定
されない。本システムに備えられる制御装置は、塗装ロ
ボットに関して、ロボット全体の動作の制御、とりわ
け、上記の塗料給送機構の作動の制御を為すものであ
る。
【0016】本システムにおける制御系は、読み取り手
段と、制御装置からなる。読み取り手段は、情報記録体
より、塗料色等の自動塗装に必要な塗装情報を光学的
に、磁気的にまたは無線通信により読み取ることができ
る手段であり、例えば、情報記録体がバーコードマーク
であるときには、バーコードリーダがこの手段に相当す
る。この読み取り手段は、ストック装置のエンドレスコ
ンベア機構に付設され、例えばエンドレスコンベア機構
のコンベア経路沿いに、該コンベア機構により回し運ば
れる塗料カートリッジと対向するような位置に配備され
る。従って、読み取り手段は、装入された各塗料カート
リッジについて、情報記録体より、そこに表された塗装
情報を読み取ることができるものである。かかる読み取
り手段としては、上記のバーコードリーダの他、磁気ス
トライプリーダ、ICカード読み取り装置、OCR装置
などが利用されうる。
【0017】情報記録体は、塗料色等の、自動塗装に必
要な塗装情報を表わす記録体であって、各々の塗料カー
トリッジの外表面(例えば周面)にそれぞれ付され、ま
た必要により、装入された塗料カートリッジのアドレス
を表わすために、その各々の保持手段に、例えば保持枠
に、それぞれ付される。情報記録体は、塗装情報を符号
化して表わすかまたは塗装情報を内蔵メモリ等に記録す
ることができる記録体であって、光学的に、磁気的にま
たは無線通信により機械読み取り可能なものであればよ
い。光学的に機械読み取り可能な情報記録体としては、
例えばバーコードマーク、切り欠きマーク等が挙げら
れ、また、磁気的に機械読み取り可能な情報記録体とし
ては、例えば磁気ストライプ等が挙げられ、さらに、無
線通信により機械読み取り可能な情報記録体としては、
例えばICカード(例えば、ICチップがプラスチック
カード本体にはめ込まれているもの)等が挙げられる。
本発明で用いるICカードは、メモリ機能(ROM機能
もしくはRAM機能)を備えるものであるが、このメモ
リ機能に加え、演算機能を備えるICカードも使用され
うる。そして、塗装情報としては、塗料カートリッジに
充填される塗料の色種の他、塗料カートリッジをストッ
ク装置に装入した日付け、塗装しようとするワークの種
類、該ワークの塗装の範囲、条件そして手順を定める塗
装データなどが挙げられる。これらの情報の中、いずれ
を組合せて一つの塗装情報にまとめるかは、任意であ
る。塗料の色種の情報は、所要の塗料色の選択を可能に
するために必要とされ、例えば塗料製品の番号、あるい
は、使用塗料の色相、明度、彩度並びにメタリック塗料
・非メタリック塗料の区別により決定される。日付けの
情報は、同じ色種の中、より古い塗料カートリッジが順
に使用されるように選択するために、つまり、塗料カー
トリッジがストック装置内に貯蔵される期間をより短縮
するために必要とされる。ストック装置への塗料カート
リッジの装入日に代えて、塗料カートリッジの製造日あ
るいは内部の塗料の調製日を基準として、塗料カートリ
ッジの使用期限および使用順序などの制御を行ってもよ
い。さらに、ワークの種類情報および塗装データの情報
は、塗装ロボットによる自動塗装を、塗装しようとする
個々のワークに対して各々の諸特性に適切に対応するも
のにするために、必要とされるものであり、塗装の対象
とされる各ワークの種類、並びに、その各々のワークに
ついて、その外表面のうち塗装すべき範囲、塗装の条件
(例えば、塗装機の印加電圧(静電塗装機の場合)、塗
装機への塗料流量(霧化エア、パターンエアのエア
圧))、そして塗装の手順(例えば、ワークに対する塗
装機の侵入方向)を定めるものである。
【0018】制御装置は、上記のストック装置、移載装
置および塗装ロボットのそれぞれの運転制御を営む装置
であり、上記の読み取り手段と接続され、これと連係し
て動作する。すなわち、この制御装置は、該手段によっ
て読み取られた塗装情報に基づいて、ストック装置、移
載装置および塗装ロボットのそれぞれの運転動作を制御
し、個々のワークに対して、塗装しようとする塗料色の
塗料カートリッジを選択使用した自動塗装を、しかも各
ワークの諸特性に対応するように行なうものである。例
えば、本システムが、ストック装置内の各々の保持手段
についてそのアドレスを表わすバーコードマークが付さ
れ、そしてバーコードリーダがストック装置のエンドレ
スコンベア機構に付設されているものであるとき、作業
者は、塗装の段階において、塗料色、日付けおよび塗装
データ等を表わすバーコードマークが付された塗料カー
トリッジを、ストック装置に適宜装入し、バーコードマ
ークが各々付された数多くの塗料カートリッジが常にス
トック装置内に貯蔵されているようにする。あるいは、
例えば、本システムがICカード読み取り装置、特にそ
の送受信機をストック装置のエンドレスコンベア機構に
付設するものであるとき、作業者は、塗装の段階におい
て、塗料色、日付けおよび塗装データ等の情報を表わす
ICカードが付された塗料カートリッジを、ストック装
置に適宜装入し、ICカードが各々付された数多くの塗
料カートリッジが常にストック装置内に貯蔵されている
ようにする。これらの場合などにおいて、制御装置は、
装入された各々の塗料カートリッジについて、例えばバ
ーコードリーダまたはICカード読み取り装置により読
み取られたアドレス、塗料色および塗装データ等の塗装
情報を集積し、そして、この塗装情報に基づいて、ま
ず、ストック装置のエンドレスコンベア機構の運転を制
御し、次に塗装しようとする塗料色の塗料カートリッジ
を取出位置まで回し運び、その位置に停止させ、続い
て、移載装置の運転を制御し、その塗料色の塗料カート
リッジをストック装置より取り出して運搬し、塗装ロボ
ットに搭載し、次いで、塗装ロボットの運転を制御し、
搭載された塗料カートリッジ内の塗料を押出して塗装機
に供給し、続いて、塗装対象のワークに対して塗装ロボ
ットによる自動塗装を塗装データに従って行ない、これ
により、その塗料色の塗膜をワーク表面の所定の部位に
所定の厚さにて形成するものである。さらに、好ましく
は、制御装置は、ある塗料カートリッジについて塗装が
完了した後、移載装置等の運転を制御し、その使用済み
の塗料カートリッジを塗装ロボットより取り出し、スト
ック装置まで運搬して同装置に回収するという動作をも
営む。
【0019】以上述べたように、本発明の多色少量塗装
制御システムは、ストック装置にて数多い塗料色の塗料
を塗料カートリッジの形態で貯蔵し、そして移載装置を
用いて、特定の塗料カートリッジをストック装置より取
り出して運搬し、塗装ロボットに搭載し、次いで、搭載
された塗料カートリッジ内の塗料を塗装機に供給しなが
ら、塗装ロボットによる自動塗装を行なうところの塗装
システムにおいて、個々のワークに対して、所要の塗料
色の塗料カートリッジを選択使用した自動塗装を、ワー
クの諸特性に対応する範囲、条件等にて確実に行ないう
るようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。この実施例は、非制限的な例であって、本発明がこ
れに限定されないことは、言うまでもない。
【0021】本実施例の多色少量塗装制御システムは、
図1に示すように、塗装ロボット1と、その側方に配置
された塗料カートリッジ2・・のストック装置3と、こ
のストック装置3の上方に配備された移載装置4と、そ
して、塗装ロボット1、ストック装置3および移載装置
4の夫々の運転動作を制御する制御装置5よりなる。言
い換えると、本システムは、図2に示す多色少量塗装シ
ステムに制御系を加えたものである。本例の多色少量塗
装制御システムは、図3に示す水平に搬送されるワーク
(自動車ボディ)Aの塗装をなすために、図2、図3に
示すように種々の色の塗料を少量の単位で(つまり塗料
カートリッジ2の形態で)ストック装置3に貯蔵すると
ともに、移載装置4が塗装しようとする塗料色の塗料カ
ートリッジ2をストック装置3より取り出して塗装ロボ
ット1に搭載し、そして塗料カートリッジ2内の塗料を
塗装ロボット1の塗装機6に供給することにより、所要
の色の塗料を選択的に使用した塗装ロボット1による自
動塗装を為すことができる塗装制御システムである。な
お、図3中、fはワークAの搬送方向を示し、cは塗装
ロボット1の旋回中心を示す。
【0022】塗料カートリッジ2は、円筒形の金属また
はプラスチック容器であって、図12に示すように、そ
の内部に、筒状の可撓性の塗料袋(合成樹脂チューブ)
7を装填し、かつ、その先端側に、塗料袋7と連通する
結合部8を備え、さらに、その後端側に、エア流入口部
9を設けてなる。本システムにおいては、適当な数、例
えば、各々塗料色が異なる約20個ないし約100個の
塗料カートリッジ2・・が準備される。つまり、塗料カ
ートリッジ2の塗料袋7には、各々特定の塗料色の少量
の塗料、例えばワーク1台の塗装においてその色につい
て必要とされる量の塗料が充填されている。そして、本
システムに使用される各塗料カートリッジ2は、その外
表面に、情報記録体、例えば図12に示すようなバーコ
ードマーク70あるいは図15に示すようなICカード
80が付されている。この情報記録体70は、自動塗装
に必要な塗装情報を符号化したバーコードマークであ
り、また、この情報記録体80は、自動塗装に必要な塗
装情報をICチップ81に記録するICカードである。
これらの情報記録体70、80はともに、塗料カートリ
ッジ2に充填される塗料の色種、ストック装置3への塗
料カートリッジ2の装入日あるいは塗料カートリッジ2
の調製日、塗装しようとするワークAの種類、および、
ワークAの外表面のうち塗装すべき範囲、ワークAの塗
装の条件(例えば、塗装機6での印加電圧(静電塗装機
の場合)、塗装機6への塗料流量または塗料吐出量(言
い換えると霧化エアのエア圧もしくはパターンエアのエ
ア圧))並びにその塗装の手順(例えば、ワークAに対
する塗装機6の進入ルート)などの塗装データを、符号
化データ(バーコード)として表わすかまたはICチッ
プ81の内蔵メモリに記録するものである。なお、塗装
の範囲、塗装の条件および塗装の手順等は、一般にワー
クAの種類によって相違するので、塗装データは、ワー
クAの種類により個々に定まる。
【0023】ストック装置3は、適当数の塗料カートリ
ッジ2・・を保持するエンドレスコンベア機構を備え、
そして所要の色の塗料カートリッジを取出位置まで回し
運ぶことができる装置である(図3中、枠線sはその設
置場所を表わす。)。より詳しく述べると、ストック装
置3は、図4、図5に示すようなエンドレスチェーンコ
ンベア機構10およびこれに組み付けられた約30個の
保持手段11・・を備え、最大約30種の塗料色の塗料
カートリッジ2・・を貯蔵することができ、また同時に
塗料カートリッジ2・・内の塗料を攪拌することもでき
る。また、ストック装置3は、制御装置5とも接続され
ており、これによりコンベア機構10の運転が制御さ
れ、貯蔵された塗料カートリッジ2・・の中より、所要
の塗料カートリッジ2が移載装置4によって選択的に取
り出されうる構成となっている。さらに、図4に示すよ
うに、ストック装置3は、使用済みの塗料カートリッジ
2を回収する回収機構12をエンドレスチェーンコンベ
ア機構10に併設してなる。このエンドレスチェーンコ
ンベア機構10は、左右一対のエンドレスチェーン1
3、13(各チェーン13はそれぞれ5個のスプロケッ
ト14・・に巻き掛けられている)を一定の間隔を開け
て並設し、かつ、一つのスプロケット軸15を防爆イン
バータモータ16および減速機17とカップリング18
を介して接続してなり、これら駆動機構19の運転によ
って、左右のエンドレスチェーン13、13間に保持さ
れた塗料カートリッジ2を回し運ぶことができる(図4
中、矢印T方向)。ストック装置3の上部には、取出位
置(塗料カートリッジ2を取り出す箇所)20が設けら
れ、また、その下部には、塗料カートリッジ2の装入箇
所(新しい塗料カートリッジ2が外部より追加される箇
所)21が設けられており、上記のエンドレスチェーン
コンベア機構10は、塗料カートリッジ2の取出位置2
0および装入箇所21を通る無端のコンベア経路を有す
るものとなっている。
【0024】保持手段11は、各塗料カートリッジ2を
それぞれ着脱可能に保持する手段であり、ストック装置
3に貯蔵される約30種の塗料カートリッジ2・・の数
だけ設けられる。この保持手段11は、図6および図7
に示すように、塗料カートリッジ2を受け取り収めうる
収納枠22と、左右一組の屈曲した保持アーム23、2
3と、該保持アーム23、23に付設されたコイルバネ
24、24よりなる。収納枠22は、塗料カートリッジ
2を囲いうるようにいくつかの直立した枠棒25・・を
枠ベース26に配設してなり、塗料カートリッジ2をそ
の中に収めたとき、枠棒25が塗料カートリッジ2の前
端面、後端面および外周面と隙間なく当接することによ
り、塗料カートリッジ2を安定に保持することができ
る。また、左右の保持アーム23、23はそれぞれ、略
直角に屈曲したアームであって、収納枠22の外側に
て、その屈曲部27を中心に回動自在にそしてそれぞれ
の内角側が対向するように支持されている。保持アーム
23の上腕部28の先端には、押え部材29が取り付け
られ、一方、その下腕部30の先端には、押出し部材3
1が取り付けられている。コイルバネ24、24はそれ
ぞれ、保持アーム23の上腕部28と収納枠22の枠ベ
ース26との間に介装され、これにより上腕部28が直
立の姿勢より内側に傾くと、左右の保持アーム23、2
3はそれぞれ内向きに付勢され、反対に、上腕部28が
直立の姿勢より外側に傾くと、左右の保持アーム23、
23はそれぞれ外向きに付勢されるという機構(所謂、
トグル機構)が備えられている(図5参照)。従って、
左右のコイルバネ24、24の内向きの作用力によっ
て、保持アーム23、23の上腕先端の押え部材29、
29がそれぞれ収納枠22内に装入された塗料カートリ
ッジ2を押圧することにより、該塗料カートリッジ2は
強固に掴持されるようになっている。また、保持アーム
23の上腕部28は、左右それぞれ、図6、図7に示す
ように細長いピン82を水平に植設してなる。一方、下
記に述べる移載装置4のチャック手段32bは、図6、
図7に示すようにそのベース部46の左右両端に、押し
広げ部材33、33をそれぞれ付設してなる。しかし
て、保持手段11が塗料カートリッジ2の取出位置20
に停止するとき、その位置の直上方に到来したチャック
手段32bが下降し、これとともに、押し広げ部材3
3、33が左右のピン82、82に当接しながら、左右
の保持アーム23、23の上腕部28、28をそれぞれ
外向きに押し回し、そして左右の上腕部28、28が直
立姿勢より外側に傾いたとき、左右の保持アーム23、
23は、左右のコイルバネ24、24の外向きの作用力
によって、外向きに勢いよく回動し、よって、その下腕
先端の押出し部材31、31がそれぞれ、収納枠22内
に装入された塗料カートリッジ2を上方へ押し上げる。
かかる構成により、チャック手段32bは、取出位置2
0において塗料カートリッジ2を容易に掴持して運び去
ることができ、つまり、移載装置4による塗料カートリ
ッジ2の容易な取り出しが可能となっている。塗料カー
トリッジ2の取り出し後において、保持手段11は、左
右の保持アーム23、23がそれぞれ外向きに押し広げ
られた状態に保たれる。しかして、この保持手段11が
塗料カートリッジ2の装入箇所21にまで回し運ばれ、
そして作業者が新たな塗料カートリッジ2を装入する
際、装入された塗料カートリッジ2が左右の保持アーム
23、23の押出し部材31、31を下方へ押し、左右
の下腕部30、30を内向きに押し回し、そして、左右
の上腕部28、28が直立姿勢より内側に傾いたとき、
左右の保持アーム23、23は内向きに勢いよく回動
し、よって、その上腕先端の左右の押え部材29、29
がそれぞれ、装入された塗料カートリッジ2を上方より
押え付け、収納枠22に保持する。かかる構成により、
塗料カートリッジ2の容易な装入が可能となっている。
【0025】以上のように、ストック装置3は、数多く
の塗料色の塗料カートリッジ2・・を貯蔵するととも
に、それらを回し運びながら、特定の塗料カートリッジ
2を移載装置4による取出位置20に運ぶことができる
構成となっている。この際、ストック装置3は、貯蔵す
る塗料カートリッジ2をその中心軸の回りに回転しなが
ら回し運ぶので、塗料カートリッジ2内の塗料を攪拌
し、より均質に混和することができる。なお、図中、3
4は、取出位置20において回し運ばれた塗料カートリ
ッジ2の停止を検知する停止確認センサ(近接スイッ
チ)であり、また35は、取出位置20の近上方より、
取出位置20に到来する塗料カートリッジ2の塗料色種
等の塗装データを光学的に読み取るセンサである。ま
た、回収機構12は、図4に示すように、塗料カートリ
ッジ2の回収口36より下方に、略U字形の受けバー3
7・・を左右交互に斜め下がりの姿勢で配置して、塗料
カートリッジ2がジグザグに滑り落ちる通路38を上下
に形成し、さらにこの通路38に続いて、水平に延びる
通路39をストック装置3側面の取出し口40とともに
形成してなり、従って、使用済みの塗料カートリッジ2
は、回収口36より投入されたとき、これらの通路3
8、39を通って、最終的に取出し口40より回収され
るようになっている。
【0026】さらに、ストック装置3は、図1、図2に
示すように、読み取り手段として耐圧防爆構造バーコー
ドリーダ71をコンベア機構10に付設してなる。即
ち、図14に詳細に示すように、箱型のバーコードリー
ダ71はストック装置3の外壁72に固定され、その中
のバーコードリーダ本体73が、エンドレスチェーンコ
ンベア機構10のコンベア経路沿いに、保持手段11に
より保持された塗料カートリッジ2と対向するような位
置に、配備されている。リーダ71は、コンベア機構1
0側にて透明な窓74を設け、また、その反対側にてリ
ーダ本体73と接続する端子75を結合してなる。この
端子75は、図1に示すように、配線iにより制御装置
5と接続されている。従って、バーコードリーダ71
は、レーザー光(例えばHe-Ne レーザ光)をリーダ本
体73より透明な窓74を介して、塗料カートリッジ2
の外周面上に付されたバーコードマーク70に向けて発
射し、そしてそのマーク70からの反射光を受光センサ
(図示せず)に入射することにより、マーク70に表わ
された塗装情報(上述した、塗料色等の自動塗装に必要
な情報)を光学的に読み取ることができる。また、本シ
ステムにおいては、ストック装置3内の各々の保持手段
11・・について、その各々のアドレスを表わすバーコ
ードマーク76が付されており(図14)、上記のバー
コードリーダ71は、マーク76に表わされたアドレス
情報をも光学的に読み取ることができるようになってい
る。要するに、バーコードリーダ71は、装入された各
塗料カートリッジ2についてそれぞれ個別に、情報記録
体のバーコードマーク70、76より、そこに表わされ
た塗装情報を読み取ることができる構成となっている。
【0027】また、他の実施例においては、ストック装
置3は、図16に示すように、読み取り手段としてIC
カード読み取り装置をコンベア機構10に付設して、即
ち、ICカード読み取り装置の送受信機(耐圧防爆構造
となっている)79をストック装置3の外壁72に、回
し運ばれる塗料カートリッジ2と対向する位置に固定配
備してなる。このICカード読み取り装置は、配線iに
より制御装置5と接続されている。一方、塗料カートリ
ッジ2には、図15、図16に示すように、プラスチッ
ク主体の薄肉のICカード80が付されている。このI
Cカード80には、塗装情報を記録するICチップ81
がはめ込まれている。従って、ICカード読み取り装置
は、ICカード80との無線送受信により、ICチップ
81に、即ちその内蔵メモリに記録された塗装情報(上
述した、塗料色等の自動塗装に必要な情報)を読み取る
ことができ、また、記録された塗装情報を消去して新し
い別の塗装情報を書き込ませることも可能である。要す
るに、本システムの制御装置5は、装入された各塗料カ
ートリッジ2についてそれぞれ個別に、情報記録体のI
Cカード80より、そこに記録された塗装情報を読み取
り、それを集積することができる構成となっている。
【0028】上記の制御装置5は、配線jにより、スト
ック装置3と接続されている。バーコードリーダ71ま
たはICカード読み取り装置によって読み取られた塗装
情報は、総て制御装置5に集積されるが、制御装置5
は、入力された塗装情報に基づいて、ストック装置3に
関して、エンドレスチェーンコンベア機構10の運転動
作を制御する。すなわち、作業者が、ストック装置3内
に貯蔵された約30種の塗料カートリッジ2・・の中
で、塗装しようとする塗料色を制御装置5に指示する
と、制御装置5は、貯蔵される約30種の塗料カートリ
ッジ2群の中から、塗装しようとする塗料色の塗料カー
トリッジ2を選択し、より好ましくは、同じ塗料色の塗
料カートリッジ2が複数ある場合には、塗料の調製日が
より古い塗料カートリッジ2を選択し、そして、エンド
レスチェーンコンベア機構10を運転せしめ、その選択
された塗料カートリッジ2を取出位置20まで回し運ぶ
という動作を為さしめる。
【0029】また、移載装置4は、塗料カートリッジ2
の塗装ロボット1への搭載および塗装ロボット1からの
回収を同時に為すための装置であって、図8ないし図1
0に示されるように、装置本体41の他、移動体42、
2つのチャック手段32a、32b、駆動装置49より
なる。装置本体41は、案内レール43を水平に、塗装
ロボット1上方とストック装置3上方とにわたって敷設
するところの構造体である。移動体42は、装置本体4
1の案内レール43に往復摺動自在に支持された部品で
あって、コンベア機構44の運転によって案内レール4
3に沿って水平に滑り往復移動することができる。ま
た、移動体42は、左右2つのチャック手段32a、3
2bを一緒に所定の間隔で平行に吊持してなる。各チャ
ック手段32a、32bは、開閉動作自在な2つのチャ
ック対45a、45bをベース部46に取り付け、そし
てシリンダ装置47の運転によって開閉動作をするよう
に備え、これとともに、該ベース部46を防爆ACサー
ボモータ48の運転によって上下動可能に備えてなる。
したがって、各チャック手段32a、32bは、ベース
部46の昇降動作によってチャック対45a、45b
を、下方に位置する塗料カートリッジ2に接近させある
いはそれより離隔させることができ、また、これに伴う
チャック対45a、45bの開閉動作によって塗料カー
トリッジ2を掴持および解放することができる。以上よ
り、移載装置4は、2つのチャック手段32a、32b
により、それぞれ、塗料カートリッジ2を掴持・解放
し、そして塗料カートリッジ2を吊持しながら、移動体
42の往復動により塗装ロボット1とストック装置3と
の間で往復運搬することができる。
【0030】制御装置5は、配線jにより移載装置4と
も接続されており、移載装置4に関して移載動作の全体
を制御する。すなわち、同装置は、移動体42がストッ
ク装置3側に位置するとき、使用済みの塗料カートリッ
ジ2を運搬してきたチャック手段32aが、下降してス
トック装置3の回収口36に接近し、続いて、その使用
済み塗料カートリッジ2を解放して回収口36内に投入
し、その後上昇し、これとともに、チャック手段32b
が、下降してストック装置3の取出位置20に接近し、
続いて、塗装しようとする塗料色の所要の塗料カートリ
ッジ2を掴持してストック装置3より取り出し、その後
上昇し、また、移動体42が塗装ロボット1側に位置す
るとき、チャック手段32aが、下降して塗装ロボット
1の搭載用スペース部50に接近し、既にそこに搭載さ
れている使用済みの塗料カートリッジ2を掴持して塗装
ロボット1より取り出し、その後上昇し、これに続い
て、所要の塗料カートリッジ2を運搬してきたチャック
手段32bが、下降して塗装ロボット1の搭載用スペー
ス部50に接近し、所要の塗料カートリッジ2を解放し
て塗装ロボット1に搭載し、その後上昇するという一連
の動作を制御する。
【0031】なお、本例においては、各チャック手段3
2a、32bはそれぞれ、ベース部46の左右両端に押
し広げ部材33、33を備えており、図6および図7に
示すように、チャック対45a、45bが保持手段11
によって保持された塗料カートリッジ2に接近すると
き、左右の押し広げ部材33、33はそれぞれ、左右の
上腕部28、28のピン82に当接しながら、保持アー
ム23、23(押え部材29、29)を外向きに押し回
し、そして、左右の上腕部28、28が直立の姿勢より
外側に傾いたとき、左右の保持アーム23、23の上腕
部28、28は勢いよく回動し、その下腕部30先端の
押出し部材31、31がそれぞれ、収納枠22内に装入
された塗料カートリッジ2を上方へ押し上げ、従って、
チャック対45a、45bによる塗料カートリッジ2の
掴持が容易になされうるようになっている。なお、図
中、62は、塗料カートリッジ2が掴持されているかど
うかを検知するセンサである。
【0032】塗装ロボット1は、図11および図3に示
すように、トラッキング機構52によりワークAの搬送
方向fに往復移動することができ、また、塗装機6を旋
回、変向する機構を備えており、これらの運動動作によ
り、ワークAに対する自動塗装を為しうる構成となって
いる。さらに、塗装ロボット1は、図11に示すよう
に、その頭部53(第2アームの後端部)の上面に、塗
料カートリッジ2を搭載することができる構造のスペー
ス部50を有する。このスペース部50は、塗料カート
リッジ2が搭載されたとき、その塗料カートリッジ2と
結合するとともに、塗料カートリッジ2内の塗料を押出
して塗装ロボット1の塗装機6に供給することができる
機構(塗料給送機構)77をさらに備えてなる。制御装
置5は、配線jにより塗装ロボット1とも接続されてお
り、塗装ロボット1に関して、水平移動の他、塗装機6
の旋回、変向、そして塗料給送機構77の作動を含むロ
ボット全体の動作を制御する。
【0033】上記の塗料給送機構77の構成を図12お
よび図13の概略図に基づいてさらに説明すると、図1
2は、塗装ロボット1のスペース部50を示し、図13
は、スペース部50から塗装機6までの塗料流路を示
す。搭載された塗料カートリッジ2の先端側には、エア
シリンダ装置54の動作によって結合管55がカートリ
ッジ2の長手方向(図中、矢印p方向)に変位可能に備
えられ、また、塗料カートリッジ2の後端側には、エア
シリンダ装置56の動作によってエア流入管57がカー
トリッジ2の長手方向(図中、矢印q方向)に変位可能
に備えられている。結合管55は、塗料流路Bと接続さ
れており、一方、エア流入管57は、加圧エア源(図示
せず)と接続されている。従って、塗料カートリッジ2
がスペース部50に搭載されたとき、結合管55が塗料
カートリッジ2の結合部8と連結することにより、塗料
カートリッジ2内の塗料袋7が塗料流路Bと連通し、ま
た、エア流入管57が塗料カートリッジ2のエア流入口
部9と結合することにより、加圧エアが塗料カートリッ
ジ2の内部に流入しうるようになっている。結合管55
(塗料流路B)は、塗料色替え(CCV)装置58、流
量調節用ギアポンプ59を経由して、ベル型静電塗装機
6と接続されている。従って、上記の結合動作により、
塗料カートリッジ2内の塗料袋7が塗料流路Bと連通し
た時点で、加圧エアを塗料カートリッジ2の内部に流入
せしめると、そのエア圧力によって塗料カートリッジ2
内の塗料袋7が圧縮され、塗料袋7内の塗料が外へ押出
され、結合管55、色替え(CCV)装置58、ギアポ
ンプ59を通って塗装ロボット1の塗装機6に給送さ
れ、最終的にワークAの塗装に利用される。なお、上記
の結合管55は、その取付け治具60上を横方向(図
中、矢印r方向)に移動することもでき、塗料カートリ
ッジ2の側方に備えられた洗浄用シンナー・エアバルブ
ユニット61と結合することにより、その内部および塗
料流路Bの洗浄が可能となっている。
【0034】制御装置5は、塗装ロボット1、ストック
装置3および移載装置4のそれぞれの運転動作を制御す
る装置で、ディスプレイ装置78を装備してなる。スト
ック装置3内に装入されたそれぞれの塗料カートリッジ
2について、バーコードリーダ71またはICカード読
み取り装置により読み取られたアドレス、塗料色、日付
け、ワークAの種類および塗装データ(塗装の範囲、条
件および手順等)などの塗装情報は、総て制御装置5に
集積され、そしてディスプレイ装置78に表示される。
このディスプレイ装置78には、塗装情報の他、塗装ロ
ボット1、ストック装置3および移載装置4の運転状況
を示す信号が、制御装置5を通じて入力され、そして、
それらがディスプレイパネルに表示されるようになって
いる。例えば、ディスプレイ装置78は、ストック装置
3に貯蔵されている総ての塗料カートリッジ2・・を一
覧形式でパネルに表示することができ、より好ましく
は、キーボード入力により特定の塗料色を指定すると、
表示された塗料カートリッジの一覧の中で、指定された
その塗料色の塗料カートリッジ2についての表示区域の
み、その塗料色で以てカラー表示するという性能を有す
る。そして、制御装置5は、作業者が次に塗装しようと
する塗料の色種またはワークAの種類などを指定する
と、集積された塗装情報に基づいて、まず、ストック装
置3に貯蔵された数多くの塗料カートリッジ2・・の群
の中から、塗装しようとする塗料色の(あるいは当該ワ
ークAに適する塗料色の)塗料カートリッジ2を選択
し、より好ましくは、装入日または調製日がより古い日
付けである塗料カートリッジ2を選択し、続いて、スト
ック装置3のコンベア機構10の運転を開始し、その塗
装しようとする塗料色の塗料カートリッジ2を取出位置
20まで回し運び、次に、移載装置4の運転を開始し、
回し運ばれた塗料カートリッジ2をストック装置3より
取り出して運搬し、塗装ロボット1に搭載し、次いで、
塗装ロボット1の運転を開始し、搭載された塗料カート
リッジ2内の塗料を押出して塗装機6に供給するととも
に、塗装対象のワークAに対して塗装ロボット1による
自動塗装を、選択された塗料カートリッジ2についての
特定の塗装データに従って行なうように、構成されてい
る。従って、本システムを用いた自動塗装により、塗装
しようとする塗料色の塗膜が、ワークAの表面のうちの
所定の部位にかつ所定の厚さにて形成される。さらに、
制御装置5は、ある塗料色の塗料カートリッジ2につい
て塗装が完了した後、移載装置4の運転を制御し、その
使用済みの塗料カートリッジ2を塗装ロボット1より取
り出してストック装置3まで運搬し、そして、使用済み
の塗料カートリッジ2を同装置3の回収機構12に回収
するという動作をも行なうように、構成されている。
【0035】以上述べたように、本実施例の塗装制御シ
ステムは、数多くの塗料色の塗料を少量の単位で(塗料
カートリッジ2の形態で)ストック装置3に貯蔵すると
ともに、それら塗料群の中から、塗装対象のワークAに
より定まる塗料色の塗料カートリッジ2を選択し、移載
装置4がその塗料カートリッジ2をストック装置3より
取り出して塗装ロボット1に搭載し、続いてその塗料色
の塗料を塗装機6に供給して、塗装ロボット1による自
動塗装を、ワークAにより定まる塗装の範囲、条件等に
従って行なうことができるものである。言い換えると、
本システムは、個々のワークAについて、塗料の色を含
め、ワークAの諸特性に対応する多色少量自動塗装を為
すことができるものである。特に、本例の塗装制御シス
テムは、ストック装置3に貯蔵されている総ての塗料カ
ートリッジ2・・を、ディスプレイ装置78に表示(特
に色表示)することにより、目視により塗装プロセスを
モニターしそして制御の操作を為すことができ、塗装作
業の管理が大変容易なものになるという利点を有する。
その上、本例の塗装制御システムは、各塗料色ごとの塗
料供給路(循環系)を塗装ロボット1の作業域内まで導
くという構成でなく、よって、設備が大掛かりなものと
はならない。さらに、本例の塗装制御システムは、塗料
色の交換(移載装置4による塗料カートリッジ2の往
復)を塗装ロボット1による塗装と同時に進行させるこ
とができ、よって、多色塗装の作業効率が大変高いもの
になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制御シス
テムは、数多い塗料色の塗料をそれぞれ少量の単位で貯
蔵するとともに、それら塗料色の群の中から所要の塗料
色の塗料を選択的に塗装ロボットの塗装機に供給して、
ワークに対する塗装ロボットによる塗装を為すところの
多色少量塗装システムの運転制御を営むものである。そ
して、本発明の多色少量塗装制御システムにあっては、
個々のワークに対して、塗装しようとする塗料色の塗料
カートリッジを選択使用した自動塗装を、各ワークの諸
特性に対応するように行なうことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の多色少量塗装制御システムを
示す全体図である。
【図2】図1に示すシステムのうち多色少量塗装システ
ムを示す図である。
【図3】図3に示す多色少量塗装システムを上方より見
た図である。
【図4】実施例の多色少量塗装制御システムに使用され
るストック装置の内部を概略的に示す正面図である。
【図5】図4に示すストック装置を側方より見た側面図
である。
【図6】図4に示すストック装置に備えられる保持手段
および移載装置のチャック手段の下部を示す図である。
【図7】塗料カートリッジの保持(左半図)およびその
取り出し(右半図)の様子を示す図である。
【図8】実施例の多色少量塗装制御システムに使用され
る移載装置の全体を示す正面図である。
【図9】図8に示す移載装置の移動体およびチャック手
段を拡大して示す正面図である。
【図10】図8に示す移載装置のチャック手段を拡大し
て示す側面図である。
【図11】実施例の多色少量塗装制御システムに使用さ
れる塗装ロボットの全体を示す正面図である。
【図12】図11に示す塗装ロボットの頭部における塗
料カートリッジ搭載部の構成を示す概略図である。
【図13】塗料カートリッジ搭載部から塗装機までの塗
料流路を示す図である。
【図14】実施例の多色少量塗装制御システムにおいて
エンドレスコンベア機構に付設される読み取り手段を拡
大して示す図である。
【図15】他の実施例の塗料カートリッジを搭載した塗
装ロボットの搭載部を示す概略図である。
【図16】他の実施例の多色少量塗装制御システムにお
ける読み取り手段を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 塗装ロボット 2 塗料カートリッジ 3 ストック装置 4 移載装置 5 制御装置 6 塗装機 7 塗料袋 10 エンドレスコンベア機構 11 保持手段 20 取出位置 32a,32b チャック手段 42 移動体 50 搭載用スペース部 70 バーコードマーク(情報記録体) 71 バーコードリーダ(読み取り手段) 76 バーコードマーク(情報記録体) 77 塗料給送機構 79 ICカード読み取り装置の送受信機(読み取り
手段) 80 ICカード(情報記録体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 徹 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 山口 徳恭 愛知県豊田市柿本町1丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 (72)発明者 藤原 茂樹 愛知県豊田市柿本町1丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料カートリッジを着脱可能に保持する手
    段が適当数組み付けられ、種々の塗料色の数多くの塗料
    カートリッジを貯蔵しかつ回し運ぶことができるエンド
    レスコンベア機構を備えたストック装置と、 特定の塗料カートリッジを前記ストック装置より取り出
    して運搬し、そして塗装ロボットまたは自動塗装装置に
    搭載することができる移載装置と、 搭載された塗料カートリッジ内の塗料を押出して塗装機
    に給送することができる機構を備えた塗装ロボットまた
    は自動塗装装置よりなる、塗装システムにおいて、 各々の塗料カートリッジおよび/または上記保持手段に
    付された、塗料色等の自動塗装に必要な塗装情報を表わ
    す情報記録体と、 上記ストック装置のエンドレスコンベア機構に付設さ
    れ、装入された各塗料カートリッジについて、該情報記
    録体より上記の塗装情報を光学的に、磁気的にまたは無
    線通信により読み取ることができる読み取り手段と、 読み取られた塗装情報に基づいて、上記ストック装置、
    移載装置および塗装ロボットまたは自動塗装装置の夫々
    の運転動作を制御し、個々のワークに対して、塗装しよ
    うとする塗料色の塗料カートリッジを選択使用した自動
    塗装を行なう制御装置とを備えてなる、多色少量塗装制
    御システム。
  2. 【請求項2】上記の塗装情報としては、塗料カートリッ
    ジに充填される塗料の色種、塗料カートリッジをストッ
    ク装置に装入した日付け、塗装しようとするワークの種
    類、該ワークの塗装の範囲、条件そして手順を定める塗
    装データ、および、これらの任意の組合せが該当すると
    ころの請求項1記載の多色少量塗装制御システム。
JP17303897A 1997-06-13 1997-06-13 多色少量塗装制御システム Expired - Fee Related JP3766918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17303897A JP3766918B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 多色少量塗装制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17303897A JP3766918B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 多色少量塗装制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11592A true JPH11592A (ja) 1999-01-06
JP3766918B2 JP3766918B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=15953061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17303897A Expired - Fee Related JP3766918B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 多色少量塗装制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3766918B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540936A (ja) * 1999-04-08 2002-12-03 マイデータ オートメーション アクチボラグ 分与アセンブリ
JP2006334551A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Trinity Ind Corp 塗料タンク交換装置
JP2008302327A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Honda Motor Co Ltd 塗料カートリッジ保持構造
WO2018020755A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社日立システムズ 回転霧化頭、回転霧化頭管理システム、および、回転霧化頭管理方法
WO2018220111A1 (de) * 2017-05-31 2018-12-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Kleberkit sowie anwendungseinrichtung zur verwendung des kleberkits und verfahren zu seiner verwendung
JP2021159799A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 トリニティ工業株式会社 塗料カートリッジの個体識別システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540936A (ja) * 1999-04-08 2002-12-03 マイデータ オートメーション アクチボラグ 分与アセンブリ
JP2006334551A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Trinity Ind Corp 塗料タンク交換装置
JP2008302327A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Honda Motor Co Ltd 塗料カートリッジ保持構造
WO2018020755A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社日立システムズ 回転霧化頭、回転霧化頭管理システム、および、回転霧化頭管理方法
JPWO2018020755A1 (ja) * 2016-07-28 2019-06-13 株式会社日立システムズ 回転霧化頭、回転霧化頭管理システム、および、回転霧化頭管理方法
US11020757B2 (en) 2016-07-28 2021-06-01 Hitachi Systems, Ltd. Rotary atomizing head, rotary atomizing head managing system, and rotary atomizing head managing method
WO2018220111A1 (de) * 2017-05-31 2018-12-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Kleberkit sowie anwendungseinrichtung zur verwendung des kleberkits und verfahren zu seiner verwendung
JP2021159799A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 トリニティ工業株式会社 塗料カートリッジの個体識別システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3766918B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1422170B1 (en) Multi-color small amount painting system
KR100355333B1 (ko) 자동도장방법 및 그 장치
CN106670043A (zh) 一种智能柔性轮毂喷漆线及工艺
CN114340901A (zh) 自动化印刷机机械臂
CN106040480B (zh) 涂料设备和涂装方法
JPH11506826A (ja) 血液の薄層自動作製装置
WO2008096452A1 (ja) 塗装システム
US7018679B2 (en) Coating installation with an atomizer change station
JPH11592A (ja) 多色少量塗装制御システム
CN110997156A (zh) 涂装系统和涂装方法
JP2000516136A (ja) ラッカー塗装装置および方法
JP3766917B2 (ja) 多色少量塗装システム
CN114714765A (zh) 应用于智能化丝网印刷线的维护设备
JP3595920B2 (ja) 少量塗料供給システム
JP3663532B2 (ja) 少量塗料供給システムに使用される移載装置
JPH1157550A (ja) 粉体塗装方法及び粉体塗装装置
JPH11593A (ja) 多色少量塗装システム
JP3718756B2 (ja) 回収機構を備えた塗料カートリッジのストック装置
JP4099602B2 (ja) 塗料給送制御システム
JPH11590A (ja) 少量塗料給送システム
JPH03184002A (ja) レンズの塗装方法および装置
CN112829438A (zh) 自助制章机及自助制章方法
JPH11591A (ja) 少量多色塗装システムに使用される移載装置
JP2017154096A (ja) 塗装ブース
CN101340982A (zh) 物品标记系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees