JPH1159871A - 部品表裏整列装置 - Google Patents

部品表裏整列装置

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JPH1159871A
JPH1159871A JP21164797A JP21164797A JPH1159871A JP H1159871 A JPH1159871 A JP H1159871A JP 21164797 A JP21164797 A JP 21164797A JP 21164797 A JP21164797 A JP 21164797A JP H1159871 A JPH1159871 A JP H1159871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ確実に部品の表裏を揃えて整列搬送
できる部品表裏整列装置を提供することである。 【解決手段】 2本のシュート14から搬送される部品
の表裏を光電式表裏検出装置15で検出するとともに、
これらを交互に間歇回転する2台のリング状テーブル1
6a、16bの上面に放射状に形成されたスリットに収
納し、前記表裏の検出結果に基づいて、表向きの部品は
そのままの向きで、裏向きの部品は前記間歇回転するテ
ーブル16a、16b上で表裏を反転させたのち排出
し、2つのテーブル16a、16bから排出される部品
を合流シュート17で単列化し、捻じりシュート18で
90度転回することにより、表裏整列された部品を高速
かつ安定して次工程に供給できるようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、部品の表裏を揃
えて、高速度で整列搬送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】製造
ラインや検査ラインに供給される小形の部品には、表裏
の幾何学的寸法形状は同じであるが、その特性が表裏で
異なるものがある。図9は、その一例として、プリント
基盤に用いられるチップ抵抗器1を示す。このチップ抵
抗器1は、表面2と裏面3が同一寸法で長方形形状の薄
肉な直方体である。表面2には抵抗を挟んで2つの電極
が埋め込まれており、裏面3側がプリント基盤に取り付
けられる。
【0003】前記小形部品の供給には、これらの部品を
入れたボウルを振動させることにより、部品を所望の姿
勢に揃えて整列供給する振動式パーツフィーダがよく用
いられる。しかしながら、上述したチップ抵抗器1のよ
うに、表裏の幾何学的寸法形状は同じで、特性のみが表
裏で方向性を有する部品は、振動式パーツフィーダで整
列させることはできるが、表裏を揃えることができない
問題がある。
【0004】上記の課題に対して、特公平1−3489
4号公報には、振動式パーツフィーダのボウルにV字状
断面のトラックを設け、このトラックの一方の傾斜面に
沿って整列搬送される部品の表裏を検出して、この検出
信号に基づいて裏向きの部品をエアー等で他方の傾斜面
に反転させて表向きにし、両傾斜面を搬送される部品を
1列に合流させる方法が開示されている。
【0005】また、特開平7−206143号公報に
は、同じくV字状断面のトラックで部品の表裏を検出
し、裏向きの部品を対向する傾斜面に横滑りさせ、これ
をもとの傾斜面に反転して、この傾斜面上に部品を表向
き1列に整列させる方法も開示されている。
【0006】上述した、振動式パーツフィーダのボウル
にV字状断面のトラックを設け、このトラックで部品を
反転させる従来の方法は、以下の問題がある。
【0007】チップ抵抗器等、対象部品が非常に小さい
ものが多いので、部品の踊りを少なくするため、ボウル
の振幅を小さくする必要があり、そうすると部品の搬送
速度が低下する。搬送速度を上げるため、振動式パーツ
フィーダを高周波方式のものとしても、現状得られる最
大搬送速度は約5〜6m/分であり、この速度ではチッ
プ抵抗器の場合、毎分1500個程度しか部品を供給で
きない。
【0008】前記エアー等による部品の反転動作は、表
裏検出装置や反転装置の応答時間遅れを伴うため、高速
で移動する部品にエアー等が当たる位置がずれ、反転動
作を確実に行えない。この反転動作の確実性は搬送速度
が速くなるほど低下する。また、前述した部品の踊りに
より、部品検査面の位置や角度が変動し、光学式センサ
ー等の表裏検出装置が表裏を誤って検出する場合もあ
る。
【0009】そこで、この発明の課題は、高速かつ確実
に部品の表裏を揃えて整列搬送できる部品表裏整列装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の部品表裏整列装置は、搬送される部品
の表裏を検出する手段と、前記部品を表裏面を横向きの
姿勢で収納して間歇回転するリング状テーブルと、この
テーブルのリング内側を貫通する1本の通路と、前記テ
ーブルに収納された部品を前記横向きの姿勢で、各々表
裏を揃えて一方向に排出する手段とからなり、前記リン
グ状テーブルに、前記横向きの姿勢の部品を1つづつ放
射状に収納し、その内周面と外周面に貫通する複数の空
間を設け、前記テーブルのリング内側を貫通する通路の
底面の高さ位置と断面形状を前記空間に合わせて形成
し、前記テーブルに収納された部品を各々表裏を揃えて
一方向に排出する手段を、前記表裏検出手段の信号に対
応する部品を収納した空間が、前記テーブルのリング内
側を貫通する通路の両端に連なる2つの位置のいずれか
に来たときに、前記信号に基づいてこの部品を排出する
構成を採用したのである。
【0011】すなわち、搬送される部品の表裏を検出す
るとともに、これらの各部品を間歇回転するリング状テ
ーブル上に放射状に設けた複数の空間に1つづつ収納
し、前記表裏検出手段で表と判定された場合は、この部
品を収納した空間が、前記リング状テーブルのリング内
側を貫通する通路の所定の一端に連なる位置に来たとき
に、裏と判定された場合は、この通路の他端に連なる位
置に来たときに、この部品をリング状テーブルから排出
することにより、各部品の表裏を揃えて次工程に供給す
るようにしたのである。
【0012】前記リング状テーブルを2台並列に配置
し、これらのテーブルを交互に間歇回転し、前記各テー
ブルの部品排出口に互いに合流する合流シュートを接続
することにより、この合流シュートで2台のリング状テ
ーブルから排出される部品を1列に整列させ、次工程へ
の部品の供給速度を倍増することができる。
【0013】前記2台のリング状テーブルを交互に間歇
回転させる手段としては、連続回転する回転軸に取り付
けられた偏心軸と、この偏心軸に軸受を介して回動自在
に取り付けられた2つのラチェット爪と、前記2台のリ
ング状テーブルと同軸上に取り付けられた2つのラチェ
ットホイールから成り、前記各ラチェット爪の先端を互
いに反対方向に向けて、前記各ラチェットホイールの歯
に押し付け可能に形成し、前記2つのラチェット爪の往
復運動で前記各ラチェットホイールを交互に間歇回転運
動させ、この運動を前記2台のリング状テーブルの回転
軸に伝達する方法を採用することができる。
【0014】すなわち、前記回転軸を連続回転すること
により、この回転軸に偏心軸を介して取り付けられた2
つのラチェット爪が左右に往復運動し、この各ラチェッ
ト爪の先端が左右に配置された2つのラチェットホイー
ルに交互に係合し、この各ラチェットホイールをその歯
のピッチ分だけ交互に間歇回転させることができる。
【0015】このラチェットホイールの間歇回転運動
は、キーやピン等の係合でも同軸上の前記リング状テー
ブルに容易に伝達することができるが、この伝達手段と
して、各ラチェットホイールの歯に係合するボールと、
このボールを前記歯に押圧するばねから成り、このばね
を前記各リング状テーブルの回転部に固定する方法を採
用することにより、リング状テーブルの回転軸に過負荷
が加わったとき、前記ボールがばね側へ逃げて、前記ラ
チェットホイールの歯との係合が外れてラチェットホイ
ールのみが回転し、リング状テーブルに過負荷がかかる
のを防止することができる。
【0016】また、前記リング状テーブルの各空間を上
方に開口させ、この各空間の開口部に、蓋を締結部品な
しで着脱自在に取り付けることにより、前記リング状テ
ーブルのメインテナンスを容易にすることができる。
【0017】さらに、前記リング状テーブルの部品排出
口もしくは前記合流シュートの出口に、前記横向きの姿
勢の部品を90度転回し、部品の表面を上向きに整列す
る捻じりシュートを接続することにより、部品を表向き
にして次工程に供給することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。図1および図2は、振動
式パーツフィーダに部品表裏整列装置を組み込んだ状態
を示す。図1は平面図、図2は正面図である。
【0019】この表裏整列装置6は、高周波振動式パー
ツフィーダ4の部品供給口に配置された高周波直進フィ
ーダ5の出口側に配置され、この表裏整列装置6の出口
側には、表裏整列された部品を次工程に送るコンベア9
が配置されている。これらは一体の基台7に設置され、
この基台7には、前記各装置全体の動作を制御する制御
盤8も取り付けられている。
【0020】前記振動式パーツフィーダ4は、板ばねで
結合した振動体をマグネットで回転振動させる通常のタ
イプのものであり、この振動体に図9に示したチップ抵
抗器1を入れるボウル10が取り付けられている。チッ
プ抵抗器1は、このボウル10の中央部底11に入れら
れ、ボウル10の振動につれて、ボウル10の外周側壁
に設けられた螺旋状のトラック12に沿って上方に移動
する。このボウル10には、前記底11から分岐する2
条のトラック12が設けられており、各チップ抵抗器1
は、この2条のトラック12に分かれて移動し、この各
トラック12に繋がる2つの供給口13から、表裏面を
横向きにした姿勢で前記直進フィーダ5に受け渡され
る。
【0021】前記直進フィーダ5は、同じく板ばねで結
合した振動体をマグネットで往復振動させるタイプのも
のであり、この振動体に2本のシュート14が取り付け
られている。チップ抵抗器1は幅方向に立って、表裏面
を横向きの姿勢でこのシュート14を移動し、前記表裏
整列装置6に受け渡される。
【0022】図3は前記表裏整列装置6を拡大して示
す。この表裏整列装置6は、前記各シュート14の終端
近くに設けられた検出孔に向けて設置された光電式表裏
検出装置15と、この各シュート14の出口側に設置さ
れ、交互に間歇回転する2台のリング状テーブル16
a、16bと、この各テーブル16a、16bのリング
内側を貫通する各1本の通路と、前記各テーブル16
a、16bの各出口側に接続され、互いに合流する合流
シュート17と、この合流シュート17に接続され、9
0度転回する捻じりシュート18とで基本的に構成され
ている。
【0023】前記の各要素は、前記基台7に固定された
取り付け台19の上側にボルト20で取り付けられたベ
ースプレート21面内の同一平面上に配置されている。
【0024】前記合流シュート17は、このベースプレ
ート21の上面に直接彫り込まれ、その直線部と合流部
が別々の蓋22、23でカバーされている。なお、前記
各シュート14の出口と前記各リング状テーブル16
a、16bの間のベースプレート21にも、この間を接
続するための2本の接続シュート24が彫り込まれ、後
述する蓋25でカバーされている。
【0025】前記捻じりシュート18は、ベースプレー
ト21に嵌め込まれ、金具28で固定された細長のピー
ス26に、その断面が徐々に90度転回するように彫り
込まれている。このピース26の先端は、前記コンベア
9のガイドプレート27の入口まで延長されている。
【0026】前記取り付け台19の下面側には、前記2
台のリング状テーブル16a、16bを前記間歇回転さ
せるためのモーター29も取り付けられ、このモーター
29の回転が角ベルト30とプーリー31で回転軸32
に伝達されている。
【0027】図4および図5は、前記2台のリング状テ
ーブル16a、16bと、これらを交互に間歇回転させ
る機構の詳細を示す。図4は平面図、図5はその縦断面
図である。
【0028】前記各リング状テーブル16a、16b
は、円筒状の形に形成され、その上端面には、前記チッ
プ抵抗器1を1つづつ横向きの姿勢で収納できる12個
のスリット33が30度間隔で放射状に設けられてい
る。この各リング状テーブル16a、16bは、前記取
り付け台19にナット34で固定された軸35に回転自
在に嵌合され、その下端面は摩擦係数の小さい樹脂製の
座36で受けられている。前記各リング状テーブル16
a、16bの外周面には、フランジ付きのリング37、
ラチェットホイール38a、38b、ブレーキシュー3
9が下側から順に取り付けられている。
【0029】前記各リング状テーブル16a、16bの
各スリット33は、その上面側を各々蓋25でカバーさ
れている。この各蓋25の下面中央部には、リング状テ
ーブル16a、16bのリング内側に嵌まり込む円形断
面のボス40が形成され、ここに前記リング内側を貫通
するスリット41が設けられている。このスリット41
は、前記リング状テーブル16a、16bのスリット3
3の断面と等しく形成され、前記各リング状テーブル1
6a、16bが嵌合された軸35の上面を床として、前
記チップ抵抗器1の通路を形成している。
【0030】前記各蓋25は、前記ベースプレート21
の孔に圧入されたピン42で回り止めを施され、前記ボ
ス40をリング状テーブル16a、16bのリング内側
に嵌め込んで載置されているのみであり、容易に着脱で
きる。また、この各蓋25には、チップ抵抗器1を排出
するための、後述するエアーノズル等も設けられてい
る。
【0031】この実施形態では、前記リング内側を貫通
するスリット41を蓋25側に設けたが、前記軸35を
上方に延長し、ここにスリットを設けてもよい。この場
合は、前記蓋25の位置決めをするピン等をもう一箇所
別に取り付ける必要がある。
【0032】前記各リング37は、ねじピン43でリン
グ状テーブル16a、16bに押し付け固定されて、リ
ング状テーブル16a、16bと一体で回転し、そのフ
ランジには30度間隔で12個の小孔44が設けられて
いる。また、各リング37の外周面には、半円リング状
の板ばね45がねじ46で取り付けられ、その先端部に
ボール47が固定されている。
【0033】前記小孔44は、各リング状テーブル16
a、16bの回転位置を検出するためのものであり、前
記取り付け台19に取り付けられた光学式センサー48
で、検出孔49上の前記小孔44の有無と、この検出孔
49上を通過した小孔44の数を検出する。このリング
状テーブル16a、16bの回転位置検出手段として
は、高周波誘導式センサーと突起状鉄片の組み合わせ
等、各種の方法を採用することができる。
【0034】前記各ラチェットホイール38a、38b
は、各々後述するラチェット爪50a、50bと噛み合
う各12個の歯を有し、この各1つの歯に、前記板ばね
45に固定されたボール47が押し付けられている。前
記リング状テーブル16a、16bは、このラチェット
ホイール38a、38bと回動自在に嵌合し、前記ボー
ル47とラチェットホイール38a、38bの歯との係
合で、前記板ばね45とリング37を介して、ラチェッ
トホイール38a、38bの回転を伝達される。したが
って、リング状テーブル16a、16bに過負荷がかか
った場合は、前記ボール47が板ばね45を押し拡げ
て、前記ラチェットホイール38a、38bの歯を乗り
越え、ラチェットホイール38a、38bのみが空回り
するようになっている。
【0035】前記ブレーキシュー39は、その基部をボ
ルト51で回転不能に固定され、先端の2つ割り部をコ
イルばね52を介してボルト53で前記リング状テーブ
ル16a、16bの外周面に締め付けられ、後述するラ
チェット爪50a、50bがラチェットホイール38
a、38bから後退する際に、リング状テーブル16
a、16bがラチェットホイール38a、38bに連れ
て逆転するのを防止している。
【0036】前記モーター29の駆動軸に角ベルト30
とプーリー31で連結された回転軸32は、軸受54を
介して前記取り付け台19に取り付けられ、その上端部
に偏心軸55が設けられている。この偏心軸55に前記
2つのラチェット爪50a、50bが軸受56を介し
て、互いに反対方向に向けて取り付けられている。この
各ラチェット爪50a、50bは、2つのコイルばね5
7で各々前記ラチェットホイール38a、38bの歯に
押し付けられている。
【0037】前記回転軸32の回転に伴って偏心軸55
が回動し、前記2つのラチェット爪50a、50bが、
図5の左右方向に往復運動して、左右のラチェットホイ
ール38a、38bの歯を交互に押し付ける。したがっ
て、右側のラチェットホイール38aは反時計回りに、
左側のラチェットホイール38bは時計回りに、それぞ
れその歯の1ピッチ分、すなわち30度づつ交互に間歇
回転する。
【0038】前記左右のリング状テーブル16a、16
bは、前述したボール47と板ばね45およびリング3
7を介してこの回転を伝達され、各ラチェットホイール
38a、38bと同一方向に30度づつ間歇回転する。
なお、前記ラチェット爪50a、50bが後退する際に
は、ラチェットホイール38a、38bの歯との摩擦
で、各ラチェットホイール38a、38bをわずかに逆
転させるが、各リング状テーブル16a、16bは、前
記ブレーキシュー39で制動されているため逆転しな
い。
【0039】図6乃至図8は、図5の左側のリング状テ
ーブル16bについて、その近傍の主要断面を示す。
【0040】図6は図4のVI−VI断面である。前記シュ
ート14には、前記直進フィーダ5で送り込まれるチッ
プ抵抗器1が、横向きの姿勢で充填されており、このシ
ュート14の終端近くには、チップ抵抗器1の表裏を検
出する前記光電式表裏検出装置15のための検出孔58
が設けられている。なお、この光電式表裏検出装置15
は、スイッチの切り替えで容易に表裏の判定を逆にで
き、必要に応じて、後述の次工程に供給するチップ抵抗
器1の向きを裏向きにすることもできる。
【0041】各チップ抵抗器1は、前記光電式表裏検出
装置15で表裏を検出記憶されたのち、前記シュート1
4の出口から前記接続シュート24を通って、この接続
シュート24に連なったリング状テーブル16bのスリ
ット33aに1つづつ収納される。
【0042】この実施形態では、光電式表裏検出装置1
5の検出孔58を直進フィーダ5のシュート14に設け
たが、この検出孔58は直進フィーダ5の振幅よりも十
分大きく形成されており、高い表裏検出精度を確保でき
る。この検出部は検出機能のみであり、表裏の整列は振
動しない前記表裏整列装置6で行われるため、確実にチ
ップ抵抗器1の表裏を整列することができる。なお、前
記検出孔58は振動しない接続シュート24側に設けて
もよく、検出、整列とも振動部分から切り離した構成と
することもできる。
【0043】前記各スリット33をカバーする蓋25に
は、チップ抵抗器1を前記スリット33aに的確かつ素
早く取り込むために、図示はしない真空発生装置に接続
される管継手59が取り付けられ、この管継手59の取
り付け穴60とスリット33aに連通する孔61が設け
られている。
【0044】図7は、図4のVI−VI断面から時計方向に
30度回転したVII −VII 断面を示す。この断面でリン
グ状テーブル16bの2つのスリット33b、33c
が、前記蓋25に設けられたスリット41と軸35の上
面で形成されるリング内側を貫通する通路の両端に連な
っている。
【0045】前記接続シュート24から30度回転した
スリット33b背面の前記ベースプレート21と、前記
通路の他端に連なる210度回転したスリット33c背
面の前記蓋25には、各々エアーノズル62、63が設
けられている。この蓋25には、前記スリット41に連
なり、蓋25の上面に開口する孔64も設けられてい
る。
【0046】前記エアーノズル62は、図5に示した管
継手65を通じてエアー源に接続されており、前記スリ
ット33bに収納されたチップ抵抗器1が、前記光電式
表裏検出装置15で表と判定された場合にエアーを噴出
し、このチップ抵抗器1を前記リング内側の通路からス
リット33cを通して、前記リング状テーブル16bの
出側に接続された合流シュート17の方へ排出する。
【0047】前記エアーノズル62からのエアー噴射の
制御は、前記表裏検出装置15の検出信号をシフトレジ
スタを組み込んだ電子回路で適当な回数遅延させること
により行われる。すなわち、表裏検出装置15の検出位
置から前記スリット33bの位置までに収納されている
チップ抵抗器1の個数は既知であるため、この個数に基
づいて前記信号の遅延回数が決められる。また、エアー
ノズル62からのエアーの噴射タイミングは、前記光学
式センサー48の出力に基づいて決定され、この光学式
センサー48が、前記リング状テーブル16bと一体で
回転するリング37に設けられた小孔44を検出したと
きにエアーが噴出される。
【0048】前記エアーノズル63は、前記蓋25に取
り付けられた管継手66を通じて、常時エアーを噴出す
る別のエアー源に接続されている。したがって、前記光
電式表裏検出装置15で裏と判定され、前記スリット3
3bの位置で排出されなかったチップ抵抗器1は、この
位置から前記合流シュート17の方へ排出される。前記
管継手66の取り付け穴67には、後述するリジェクト
用エアーノズル68も連通されている。
【0049】前記蓋25の上面に開口する孔64は、前
記スリット33bに収納されたチップ抵抗器1が、ノズ
ル63から常時噴出されるエアーで、前記リング内側の
通路に負圧によって吸い出されるのを防止するためのも
のである。
【0050】上述したエアーノズル62、63で排出さ
れるチップ抵抗器1は、前記合流シュート17と捻じり
シュート18の断面が大略チップ抵抗器1の断面と等し
く形成されているため、噴出されるエアーで一気にこの
合流シュート17と捻じりシュート18を通過し、前記
コンベア9のガイドプレート27の入口まで到達する。
なお、前記リング状テーブル16bが回転して、この断
面のスリット33bに表向きのチップ抵抗器1が、スリ
ット33cに裏向きのチップ抵抗器1が同時に収納され
ている場合は、2つのチップ抵抗器1が連なって前記各
シュート17、18を通過し、前記ガイドプレート27
の入口まで到達する。
【0051】前記右側のリング状テーブル16aに送り
込まれるチップ抵抗器1も、全く同様の方法でリング状
テーブル16aから排出され、前記合流シュート17と
捻じりシュート18を通過して、前記コンベア9まで到
達する。前述したように、リング状テーブル16aは、
前記リング状テーブル16bと交互に間歇回転するの
で、2つの対向するスリット33が前記リング内側の通
路に連なる位置に来るタイミングが、前記リング状テー
ブル16bのタイミングと交互にずれるため、このとき
排出されるチップ抵抗器1が前記合流シュート17で、
リング状テーブル16bから排出されるチップ抵抗器1
と衝突することはない。
【0052】図8は、図4のVII −VII 断面と直交する
VIII−VIII断面を示す。前記接続シュート24から30
0度回転したスリット33d背面の前記ベースプレート
21には、このスリット33dに万一残存するチップ抵
抗器1をリジェクトするためのシュート69が彫り込ま
れている。また、前記蓋25には、このシュート69に
チップ抵抗器1を排出するためのエアーノズル68が設
けられ、このエアーノズル68は、前記常時エアーを噴
出するエアー源に接続された管継手66に連通されてい
る。このリジェクト用シュート69は、万一前述のスリ
ット33bもしくはスリット33cの位置で排除できな
かったチップ抵抗器1がある場合に、これを排除し、前
記接続シュート24に連なる位置に来るスリット33a
に、次の新たなチップ抵抗器1を常に受入れ可能とする
ためのものである。
【0053】上述した表裏整列装置6は、前記リング状
テーブル16a、16bに収納された各チップ抵抗器1
を、表向きのものは前記スリット33bからそのままの
向きで排出し、裏向きのものは前記スリット33cか
ら、表裏を反転して排出するようにしたので、リング状
テーブル16a、16bから排出される全てのチップ抵
抗器1の向きを、確実に同一方向に揃えることができ、
これらのチップ抵抗器1は、前記合流シュート17で1
列に整列され、前記捻じりシュート18で90度転回さ
れて、表面を上向きにして前記コンベア9に供給され
る。
【0054】この実施形態の部品整列装置では、例えば
幅1.6mm、長さ3.2mmのチップ抵抗器1を、毎
分3000個の割合で安定して供給することができる。
【0055】上述した実施形態では、前記モーター29
では、前記リング状テーブル16a、16bのみを駆動
する構成としたが、前記コンベア9の駆動も兼用させる
構成とすることもできる。また、前記リング状テーブル
16a、16bを間歇回転させる手段として、これらの
回転軸を直接サーボモータ等で駆動する方法も採用する
ことができる。ただし、この場合は、制御装置が複雑に
なり、かなりのコストアップになる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明の部品表裏整列
装置は、その入側で部品の表裏を判定するとともに、間
歇回転するリング状テーブルのスリットに、部品の表裏
面を横向きの姿勢で収納し、前記表裏の判定結果に基づ
いて、裏向きの部品を前記テーブル上で反転させたのち
排出するようにしたので、このテーブルから排出される
部品の向きを確実に揃えて次工程に供給することができ
る。また、前記リング状テーブルを2台並列に配置し
て、この2台のリング状テーブルを交互に間歇回転さ
せ、前記各テーブルからの部品の排出タイミングを極め
て短いピッチで確実にずらすようにしたので、各テーブ
ルの排出口に互いに合流する合流シュートを接続するこ
とにより、これらの排出される部品を衝突させることな
く、合流シュートでスムーズに単列化でき、部品の次工
程への供給速度を倍増させることができる。さらに、前
記リング状テーブルの排出口もしくは前記合流シュート
の出口に、前記横向きの姿勢の部品を90度転回する捻
じりシュートを接続することにより、部品の表面を上向
きに揃えて次工程に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の部品表裏整列装置を振動式パーツフ
ィーダに組み込んだ状態を示す平面図
【図2】図1の正面図
【図3】図1の部品表裏整列装置を示す平面図
【図4】図3の要部を拡大して示す一部断面平面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【図6】図4のVI−VI線に沿った断面図
【図7】図4のVII −VII 線に沿った断面図
【図8】図4のVIII−VIII線に沿った断面図
【図9】チップ抵抗器の外観斜視図
【符号の説明】
1 チップ抵抗器 2 表面 3 裏面 4 振動式パーツフィーダ 5 直進フィーダ 6 表裏整列装置 7 基台 8 制御盤 9 コンベア 10 ボウル 11 底 12 トラック 13 供給口 14 シュート 15 表裏検出装置 16a、16b テーブル 17 合流シュート 18 捻じりシュート 19 取り付け台 20 ボルト 21 ベースプレート 22、23 蓋 24 接続シュート 25 蓋 26 ピース 27 ガイドプレート 28 金具 29 モーター 30 角ベルト 31 プーリー 32 回転軸 33、33a、33b、33c、33d スリット 34 ナット 35 軸 36 座 37 リング 38a、38b ラチェットホイール 39 ブレーキシュー 40 ボス 41 スリット 42 ピン 43 ねじピン 44 小孔 45 板ばね 46 ねじ 47 ボール 48 センサー 49 検出孔 50a、50b ラチェット爪 51 ボルト 52 コイルばね 53 ボルト 54 軸受 55 偏心軸 56 軸受 57 コイルばね 58 検出孔 59 管継手 60 取り付け穴 61 孔 62、63 エアーノズル 64 孔 65、66 管継手 67 取り付け穴 68 エアーノズル 69 シュート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される部品の表裏を検出する手段
    と、前記部品を表裏面を横向きの姿勢で収納して間歇回
    転するリング状テーブルと、このテーブルのリング内側
    を貫通する1本の通路と、前記テーブルに収納された部
    品を前記横向きの姿勢で、各々表裏を揃えて一方向に排
    出する手段とからなり、前記リング状テーブルは、前記
    横向きの姿勢の部品を1つづつ放射状に収納し、その内
    周面と外周面に貫通する複数の空間が設けられ、前記テ
    ーブルのリング内側を貫通する通路は、その底面の高さ
    位置と断面形状を前記空間に合わせて形成され、前記テ
    ーブルに収納された部品を各々表裏を揃えて一方向に排
    出する手段は、前記表裏検出手段の信号に対応する部品
    を収納した空間が、前記テーブルのリング内側を貫通す
    る通路の両端に連なる2つの位置のいずれかに来たとき
    に、前記信号に基づいてこの部品を排出するように形成
    された部品表裏整列装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状テーブルが2台並列に配置
    され、これらのテーブルが交互に間歇回転し、前記各テ
    ーブルの部品排出口に互いに合流する合流シュートが接
    続された請求項1に記載の部品表裏整列装置。
  3. 【請求項3】 前記2台のリング状テーブルを交互に間
    歇回転させる手段が、連続回転する回転軸に取り付けら
    れた偏心軸と、この偏心軸に軸受を介して回動自在に取
    り付けられた2つのラチェット爪と、前記2台のリング
    状テーブルと同軸上に取り付けられた2つのラチェット
    ホイールから成り、前記各ラチェット爪の先端が互いに
    反対方向を向いて、前記各ラチェットホイールの歯に押
    し付け可能に形成され、前記2つのラチェット爪の往復
    運動で前記各ラチェットホイールが交互に間歇回転運動
    し、この運動が前記2台のリング状テーブルに伝達され
    るものである請求項2に記載の部品表裏整列装置。
  4. 【請求項4】 前記各ラチェットホイールの間歇回転運
    動をリング状テーブルに伝達する手段が、このラチェッ
    トホイールの各歯に係合するボールと、このボールを前
    記歯に押圧するばねから成り、このばねが前記各リング
    状テーブルの回転部に固定されたものである請求項3に
    記載の部品表裏整列装置。
  5. 【請求項5】 前記リング状テーブルの各空間が上方に
    開口され、この各空間の開口部に、蓋が締結部品なしで
    着脱自在に取り付けられた請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の部品表裏整列装置。
  6. 【請求項6】 前記リング状テーブルの部品排出口もし
    くは前記合流シュートの出口に、前記横向きの姿勢の部
    品を90度転回し、部品の表面を上向きに整列する捻じ
    りシュートが接続された請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の部品表裏整列装置。
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