JPH1161577A - 多重撚糸機 - Google Patents

多重撚糸機

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JPH1161577A
JPH1161577A JP22591897A JP22591897A JPH1161577A JP H1161577 A JPH1161577 A JP H1161577A JP 22591897 A JP22591897 A JP 22591897A JP 22591897 A JP22591897 A JP 22591897A JP H1161577 A JPH1161577 A JP H1161577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pot
yarn
rotating
pots
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP22591897A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nagao
勲 長尾
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1161577A publication Critical patent/JPH1161577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同心回転する内外の回転ポットを備える撚糸
機において、回転ポットの回転時の風損を低減化する。 【解決手段】内外の回転ポット10,20を同心回転す
るように設けると共に、外側回転ポット10の回転駆動
力を内側回転ポット20へ伝達する磁石Q,qを設け
る。内外の回転ポット10,20の間に、磁石N,nの
引力により静止保持される導糸機構部50を設け、内側
回転ポット20内に配置した給糸パッケージPを保持す
るパッケージカバー30を磁石M,mの引力により静止
状態に保持する。外側回転ポット10を回転駆動する
と、内側回転ポット20が同速・同方向に回転し、糸X
に4重の撚りを掛ける。内外の回転ポット10,20は
同方向へ回転するので、風損が減少し、エネルギー効率
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同心回転する内外の
回転ポットを備えた多重撚糸機の改良に関し、詳しくは
回転ポットの高速回転を可能にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】内外同心に配設した二つの回転ポットを
用いる四重撚糸機が、本発明者らによって開発され、現
在その実用化に向けて鋭意研究が進められている。
【0003】この四重撚糸機は、内外二重の回転ポット
が、それぞれ互いに逆方向へ同心回転するように構成さ
れ、内側の回転ポット内に収納した給糸パッケージを静
止状態に保持することにより、1工程で糸条に四重の撚
りをかけることができるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記四重撚糸機にあっ
ては、内外の回転ポットを互いに反対方向へ回転させる
ため、両者の間で風損が発生し、エネルギーロスが大き
いという問題がある。これは、回転する回転ポットの表
面付近の空気は、その粘性により回転ポットに随伴して
周回流動しようとするが、内側の回転ポット付近の空気
と外側の回転ポット付近の空気とは流動方向が反対であ
るため、両者の境界付近で摩擦を生じるためである。そ
の結果、内外の回転ポットの回転抵抗が大きくなり、高
速回転の実現が難しい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、同心回転し得
る内外の回転ポットを備える撚糸機において、ポットの
回転を高速化できる手段を提供するものであって、その
特徴とするところは、前記内外の回転ポットの回転方向
を同方向としたことである。
【0006】この場合、回転ポットの回転駆動機構を、
内外いずれか一方の回転ポットを回転駆動するものと
し、前記一方の回転ポットから他方の回転ポットへ回転
駆動力を伝達する機構を設け、当該回転駆動力伝達機構
を、磁石を用いて構成することができる。
【0007】さらに、内側の回転ポットと外側の回転ポ
ットとの間に、静止状態に保持される導糸機構を設ける
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に係る多重撚糸機
(以下、単に「撚糸機」と言う)Tの一例を示す。この
撚糸機Tは、四重撚糸が可能なものであって、その構造
及び動作を簡単に説明すると次の如くである。
【0009】当該撚糸機Tは、外側から順に外側の回転
ポット10,内側の回転ポット20及びパッケージカバ
ー30を同心軸上に配置した構成を有しており、パッケ
ージカバー30内に給糸パッケージPが収納されてい
る。外側回転ポット10と内側回転ポット20との間に
は、導糸機構部50が設けられる。外側回転ポット10
のさらに外側にはフードHが設けられる。
【0010】内外の各回転ポット10,20及びパッケ
ージカバー30はいずれも無蓋有底の筒状である。回転
ポット10,20の素材は、高速回転に耐え得る強度と
糸との摩擦に耐え得る耐磨耗性とを備え、しかも軽量で
且つ非磁性であることが要求される。これには、例えば
アルミやステンレス鋼等の非磁性金属を用いてもよい
が、合成樹脂又はセラミック等の非導電性材料を用いる
のが望ましい。これは、磁石M,m及びN,n間に形成
される磁界内で高速回転させても、ポットに渦電流が生
起するのを阻止して、発熱や逆トルクを発生させないよ
うにするためである。なお加工性・コスト等を勘案する
と、合成樹脂がより好ましいと考えられ、特に熱硬化性
のフェノール樹脂,ユリア樹脂,ポリエステル樹脂等
は、機械加工性が良好であり、糸状との摩擦係数を減ら
すためバフ等による研磨処理を表面に施して滑面化する
のが容易であるという利点を有している。また強度をよ
り高めるため、ガラスクロスその他の布を芯材とした
り、ガラス繊維を樹脂材料に混入したりして、回転ポッ
トをFRP製とすることも妨げない。
【0011】外側回転ポット10の底部中央には、導糸
路12が形成されたディスク部11が設けられ、ディス
ク部11の下部にはプーリー部13及び中空のスピンド
ル部14が設けられている。スピンドル部14は、フレ
ームF等へナット61で固定した軸受具60により、ベ
アリングを介して回転自在に支持されており、プーリー
部13に、ベルトBを通じて回転駆動力を与えることに
より、外側回転ポット10が回転する。スピンドル部1
4内の通気路15へは、軸受具60の下端開口部62か
ら圧縮空気が供給されるようになされており、該通気路
15は前記導糸路12へ連通するように形成されてい
る。
【0012】内側回転ポット20は、底部中央の上面側
に、導糸路22が形成されたシャフト部21が立設さ
れ、底部中央の下面側にディスク部23が設けられてい
る。導糸路22は、シャフト部21からディスク部23
の径方向外側へ延びるように形成されている。ディスク
部23には、後述する導糸機構部50を間に挟んで、外
側回転ポット10のディスク部11に取り付けた磁石Q
と引き合う磁石qが設けられている。
【0013】内側回転ポット20内に配設されるパッケ
ージカバー30の中央部には、給糸パッケージPのボビ
ン33を保持するボビンホルダー31が立設され、当該
ボビンホルダー31の中心軸に沿って、上半部に導糸路
32、下半部に収納凹部34がそれぞれ形成されてい
る。パッケージカバー30は、この収納凹部34内へ挿
入した前記内側回転ポット20のシャフト部21によ
り、ベアリングを介して、内側回転ポット20に対し相
対回転自在に保持される。パッケージカバー30の底部
外周側には、フードHに取着した磁石Mと引き合う磁石
mが取り付けられ、これら磁石M,mの引力により、パ
ッケージカバー30は通常静止状態に保持される。ボビ
ンホルダー31の上端には、テンサーキャップ40及び
テンションリング41が装着され、これらにより給糸パ
ッケージPより解舒した糸Xに適度の張力を付与する。
テンサーキャップ40内には、前記ボビンホルダー31
内の導糸路32と連通する導糸路42が形成されてい
る。
【0014】導糸機構部50は、給糸パッケージPの上
方に設けたガイドAの位置から、外側回転ポット10と
内側回転ポット20との間を通って、それぞれのディス
ク部11,23の間隙位置へ至る中空のパイプ部51
と、各ディスク部11,23間へ介装される中空のシャ
フト部52と、該シャフト部52から側方へ延設された
腕部53とから成る。なお前記ガイドAはパイプ部51
と一体に設けてもよい。前記シャフト部52は、上下に
位置する内外回転ポット10,20のディスク部11,
23それぞれに形成した凹部16,24内で、ベアリン
グにより、各回転ポット10,20に対して相対回転自
在に保持される。パイプ部51及びシャフト部52内の
中空部は、外側回転ポット10のディスク部11に形成
した導糸路12と連通している。前記腕部53の先端に
はフードHに取着した磁石Nと引き合う磁石nが取り付
けられ、これら磁石N,nの引力により、導糸機構部5
0は通常静止状態に保持される。なお、内外の回転ポッ
ト10,20が高速回転するに伴い、磁石Q,qによっ
て形成される磁界が移動することになるから、磁力線が
パイプ部51及び腕部53を横切ることになる。依って
渦電流の発生を阻止するため、パイプ部51及び腕部5
3は、非導電体で形成することが望ましい。
【0015】以上説明した本実施形態の撚糸機Tは、外
側回転ポット10により導糸機構部50をシャフト部5
2において保持し、該導糸機構部50のシャフト部52
により内側回転ポット20が保持され、該内側回転ポッ
ト20のシャフト部21によってパッケージカバー30
が保持され、該パッケージカバー30のボビンホルダー
31によって給糸パッケージPを保持するように構成さ
れている。そして、磁石M,m及びN,nの引力によ
り、給糸パッケージP及びパッケージカバー30並びに
導糸機構部50は静止状態に保持され、これらに対し外
側回転ポット10及び内側回転ポット20は、回転自在
であって、磁石Q,qの引力により、同速で同方向へ回
転するように構成されている。
【0016】本実施形態の撚糸機Tにおける糸掛け作業
は次の通りである。給糸パッケージPから解舒した糸X
は、テンサーキャップ40とテンションリング41との
間を通過させて適度の張力を付与したのち、テンサーキ
ャップ40の導糸路42及びボビンホルダー31の導糸
路32を通し、内側回転ポット20におけるシャフト部
21の導糸路22を経由させたのち、内側回転ポット2
0の内表面に沿って立ち上げてガイドAへ導く。ガイド
Aから、導糸機構部50のパイプ部51及びシャフト部
52内を挿通させた糸Xは、外側回転ポット10の導糸
路12を通過させて、外側回転ポット10の内表面に沿
って立ち上げたのち、最上部のガイドDへ導き、巻取機
等へ送給する。
【0017】導糸機構部50のパイプ部51及びシャフ
ト部52から、外側回転ポット10におけるディスク部
11の導糸路12へ至る糸Xの挿通作業は、前記軸受部
60の下端からスピンドル部14の通気路15内へ圧縮
空気を吹き込むことにより、簡単に行うことができる。
上記通気路15は、ディスク部11の導糸路12におけ
る湾曲部から径方向部へ移行するあたりの部位に、噴き
出し方向がディスク部11の外周方向となるように接続
されている。従って、圧縮空気を、通気路15から導糸
路12へ吹き込むことにより、導糸路12の上流側と下
流側の間に圧力差を生じさせる。その結果、パイプ部5
1及びシャフト部52内が負圧となり、導糸機構部50
の上端からディスク部11の導糸路12末端へ至る径路
に糸通し用空気の流れを生み出すことができる。
【0018】なお、スピンドル部14の通気路15への
圧縮空気の供給は、普通、糸通し作業の終了後、撚糸工
程の開始前に停止させるが、糸Xの種類その他の条件に
よっては、撚糸工程中にも適当圧力の空気を供給して、
糸Xの通過時に生ずる摩擦を軽減すると共に、空冷を行
って発熱を抑制することも妨げない。
【0019】本実施形態における撚糸機Tは、以上の如
く糸掛けされているため、ベルトBを通じて外側回転ポ
ット10を回転駆動すると、磁石Q,q間の引力により
内側回転ポット20が同速で同方向へ回転するが、給糸
パッケージP及び給糸機構部50は静止状態に保持され
るため、外側及び内側の回転ポット10,20の1回転
あたり、4重の撚りを糸に与えることできる。
【0020】内外の回転ポット10,20は、同速で同
方向へ回転するから、両者の間の空気は一定方向へ流動
するので、風損及び騒音の低減化がもたらされる。
【0021】なお本発明の実施形態は、前述するもの以
外に、状況に応じて適宜変更することを妨げない。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る撚糸機は、内側及び外側の
回転ポットを同方向へ回転させるようにしたので、風損
が減少し、高速回転が可能となる。また風損の減少によ
り、回転ポットを保持するベアリング等に対する負荷が
低下するので、長寿命化がもたらされる。さらに、エネ
ルギー効率が向上し、騒音も低下する。
【0023】回転ポットの回転駆動機構を、内外いずれ
か一方の回転ポットを回転駆動するものとし、前記一方
の回転ポットから他方の回転ポットへ回転駆動力を伝達
する機構を磁石を用いて構成することにより、駆動力の
伝達機構を簡単にすることができる。また、内外いずれ
か一方の回転ポットだけを回転駆動すればよいので、駆
動力伝達用のベルトが一本だけで済む。さらに、回転ポ
ットを回転自在に保持するためのベアリング等の機構が
簡単になる。
【0024】内側の回転ポットと外側の回転ポットとの
間に、静止状態に保持される導糸機構を設けた場合に
は、従来の撚糸機、すなわち内外ポットの回転方向が異
なる四重撚糸機には不可欠であった糸の案内に用いるフ
ライヤーを、省略することが可能となる。また導糸機構
は回転させないから、撚糸機のバランスを安定に保つの
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多重撚糸機の一例を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
T…撚糸機 B…ベルト M,m…磁石 N,n…磁石 Q,q…磁石 P…給糸パッケージ X…糸 10…外側回転ポット 12…導糸路 20…内側回転ポット 22…導糸路 30…パッケージカバー 32…導糸路 42…導糸路 50…導糸機構部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心回転する内外の回転ポットを備える
    撚糸機において、前記内外の回転ポットの回転方向を同
    方向としたことを特徴とする多重撚糸機。
  2. 【請求項2】 内外いずれか一方の回転ポットを回転駆
    動する機構と、前記一方の回転ポットから他方の回転ポ
    ットへ回転駆動力を伝達する機構とが設けられ、当該回
    転駆動力伝達機構は、磁石を用いて構成されている請求
    項1に記載の多重撚糸機。
  3. 【請求項3】 内側の回転ポットと外側の回転ポットと
    の間に、静止状態に保持される導糸機構が設けられてい
    る請求項1又は2に記載の多重撚糸機。
JP22591897A 1997-08-22 1997-08-22 多重撚糸機 Pending JPH1161577A (ja)

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JP22591897A JPH1161577A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 多重撚糸機

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JP22591897A JPH1161577A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 多重撚糸機

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JPH1161577A true JPH1161577A (ja) 1999-03-05

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JP22591897A Pending JPH1161577A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 多重撚糸機

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