JPH1161741A - プレキャスト型枠及びそれを用いた床版の構造 - Google Patents

プレキャスト型枠及びそれを用いた床版の構造

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JPH1161741A
JPH1161741A JP21681097A JP21681097A JPH1161741A JP H1161741 A JPH1161741 A JP H1161741A JP 21681097 A JP21681097 A JP 21681097A JP 21681097 A JP21681097 A JP 21681097A JP H1161741 A JPH1161741 A JP H1161741A
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JP
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precast
concrete
floor slab
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mold
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JP21681097A
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Teruo Naruse
輝男 成瀬
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NARUSE KYORYO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋桁上における床版の構築を容易にかつ迅速
に行うとともに、床版の強度を確実に確保する。 【解決手段】 平板状に形成された型枠本体部31と、
型枠本体部31の両側部に長手方向へ沿って下方側へ突
出したリブ部32と、リブ部32から側方へ型枠本体部
31と平行に突出された設置部33とをコンクリートに
よって一体成形してプレキャスト型枠21を構成する。
型枠本体部31に、格子状に組まれた下側配力鉄筋5を
埋設し、この下側配力鉄筋5を構成する下筋3の一部を
型枠本体部31の両側部から突出させて下筋連結部3a
とする。橋桁22上に橋軸方向へ複数併設させて連結部
3a同士を橋軸方向へラップさせ、上面側に上側配力鉄
筋6を配設した状態にてコンクリートCを打設し、硬
化、養生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速道路等の高
架路を構成するプレキャスト型枠及びそれを用いた床版
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速道路等の高架路の施工期
間の短縮化、施工作業の高効率化を図るために、プレキ
ャスト型枠が用いられている。ここで、このプレキャス
ト型枠の従来例を図によって説明する。図7において、
符号1は、プレキャスト型枠である。このプレキャスト
型枠1は、予めコンクリート等で成形した板材からなる
もので、このプレキャスト型枠1を橋桁上に支持させ、
その上部に主筋2に下筋3、上筋4をそれぞれ組み合わ
せた下側配力鉄筋5及び上側配力鉄筋6を配設し、その
後、プレキャスト型枠1の上面側に現場打ちにてコンク
リートCを打設して床版7を構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プレキ
ャスト型枠1にあっては、プレキャスト型枠1の上方に
下側配力鉄筋5及び上側配力鉄筋6が埋設されたコンク
リートCからなる床版部7aが設けられた構造、つま
り、プレキャスト型枠1を床版7の一部とした構造では
ないので、このプレキャスト型枠1に床版7としての機
能をほとんど期待することができなかった。したがっ
て、床版7としては、プレキャスト型枠分だけ重量が重
くなり、橋脚、橋桁等の強度を高めなければならず、コ
ストアップを招いてしまうという問題があった。このた
め、図8に示すように、内部に主筋2及び下筋3からな
る下側配力鉄筋5を予め埋設させて、床版7の一部とし
ての機能を持たせたプレキャスト型枠11が用いられて
いる。即ち、このプレキャスト型枠11を橋桁上に支持
させ、その上部に上側配力鉄筋6を配設し、その後、プ
レキャスト型枠11の上面側に現場打ちにてコンクリー
トCを打設して床版7を構築していた。
【0004】なお、このプレキャスト型枠11同士の接
合箇所では、それぞれのプレキャスト型枠11の端面か
ら突出させた下筋3を互いにラップさせるとともに、そ
の接合箇所の下方側に型枠12を設置した状態にてコン
クリートCを打設して一体化していた。ところで、この
プレキャスト型枠11にあっては、その継ぎ目にて、下
筋3の応力を十分に伝達させるために、下筋3を十分に
ラップさせなければならず、これにより、プレキャスト
型枠11相互間の空間が広くなってしまい、この部分で
は、その下面側に現場打ちコンクリートCのために特別
に型枠12を用いなければならなくなる。つまり、この
継ぎ目では、プレキャスト型枠11を用いない従来から
の現場打ちコンクリート床版と同じ状態となり、プレキ
ャスト型枠11を用いる利点が損なわれてしまう。ま
た、プレキャスト型枠11相互間の空間を狭くすると、
下筋3の応力伝達が不十分となり、この継ぎ目における
床版7の強度が大幅に低下してしまうという問題があっ
た。しかも、このプレキャスト型枠11の端面11aと
現場打ちコンクリートCとの打ち継ぎ目では、互いのな
じみが悪いため、輪荷重が加わった際に、この打ち継ぎ
目に沿って亀裂、割れ等が発生する恐れがあった。
【0005】また、上記のプレキャスト型枠1、11に
あっては、いずれも、特に、橋桁間つまり支間が大きい
場合に撓んでしまい、床版7の上面の仕上がり面がその
分だけ下がり越しとなってしまう。ここで、この床版7
上面の仕上がり面の精度を優先して構築すると、プレキ
ャスト型枠1、11の撓みの分だけ床版7が不必要に厚
くなり、大重量化してしまう。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易に橋桁上に床版を構築することができ
るとともに、コンクリート打設時に撓みが生じず、さら
に、輪荷重による亀裂、割れ等の生じることのない、軽
量化可能なプレキャスト型枠及びそれを用いた床版の構
造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のプレキャスト型枠は、予めコンクリ
ートによって成形されて桁上に橋軸方向へ併設され、そ
の上部にコンクリートを打設することにより、打設コン
クリートとともに高架路を構成する床版を構築するプレ
キャスト型枠であって、平板状に形成された型枠本体部
と、該型枠本体部の両側部に長手方向へ沿って下方側へ
突出したリブ部と、このリブ部の端部から側方へ前記型
枠本体部と略平行に突出された設置部とを有してなり、
前記型枠本体部には、格子状に組まれた鉄筋が埋設さ
れ、その一部が両側部から突出されて連結部とされ、該
連結部は、前記桁上に併設した際に隣り合うプレキャス
ト型枠の連結部と互いにラップされることを特徴として
いる。
【0008】請求項2記載のプレキャスト型枠は、請求
項1記載のプレキャスト型枠において、前記型枠本体部
と、前記リブ部と、前記設置部とがコンクリートによっ
て一体成形されていることを特徴としている。請求項3
記載のプレキャスト型枠を用いた床版の構造は、請求項
1または請求項2記載の複数の前記プレキャスト型枠が
前記桁上に併設され、その上面側に格子状に組まれた鉄
筋が配設され、さらに、前記鉄筋が埋設されるように上
面側にコンクリートが打設されてなることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレキャスト型枠
及びそれを用いた床版の構造の実施の形態を図によって
説明する。なお、従来技術と同一構造部分には、同一符
号を付して説明を省略する。図1において、符号21
は、予めコンクリートによって一体成形されたプレキャ
スト型枠である。これらプレキャスト型枠21は、橋桁
22に掛け渡されており、これら橋桁22の軸方向に複
数並列に配設されている。そして、これらプレキャスト
型枠21の上面に、上側配力鉄筋6を配設してコンクリ
ートCを打設することにより、橋桁22上に床版23が
構築されている。
【0010】プレキャスト型枠21は、図2にも示すよ
うに、平板状に形成された型枠本体部31を有してお
り、この型枠本体部31の両側部には、長手方向へ沿っ
て下方へ屈曲されて突出されたリブ部32が形成され、
さらにこれらリブ部32の端部から側方へ型枠本体部3
1と略平行に設置部33が延在されている。即ち、この
プレキャスト型枠21は、型枠本体部31の両端部近傍
が、前記リブ部32及び設置部33を有する断面Z字形
状に形成されている。
【0011】また、このプレキャスト型枠21の内部に
は、下側配力鉄筋5が埋設されており、この下側配力鉄
筋5を構成する下筋3が、型枠本体部31の両側部から
側方へ突出されている。そして、この型枠本体部31か
ら突出された下筋3が、下筋連結部(連結部)3aとさ
れており、その先端部は、上方へ屈曲されている。ま
た、リブ部32の端部から側方へ延在された設置部33
には、その内部に主筋2が埋設されており、これら主筋
2及び型枠本体部31の最外方の主筋2には、設置部3
3及びリブ部32内に埋設された連結補強筋34が固定
されている。なお、これら連結補強筋34は、型枠本体
部31側の端部が型枠本体部31の上面から斜め上方へ
突出されている。
【0012】このプレキャスト型枠21には、幅方向に
間隔をあけて複数のプレテン用ピアノ線35が長手方向
へ沿って配設されており、これらプレテン用ピアノ線3
5を、プレキャスト型枠21の成形時において緊張させ
ておくことによりプレストレスが導入されている。設置
部33には、橋桁22との当接箇所に複数の挿通孔36
が形成されており、これら挿通孔36には、図3に示す
ように、橋桁22との連結用のボルト37が挿通される
ようになっている。即ち、橋桁22上にプレキャスト型
枠21を配設して、その設置部33に形成された挿通孔
36と橋桁22に形成された孔部22aとを連通させて
ボルト37を挿通させ、このボルト37にナット38を
締結することにより、このプレキャスト型枠21が橋桁
22上に固定されるようになっている。
【0013】また、設置部33には、図4に示すよう
に、その端部に、側面視L字状に形成された位置決め継
手板41がボルト等によって固定されている。この位置
決め継手板41は、孔部42が形成された位置決め板部
43を有するもので、プレキャスト型枠21を橋桁22
上に設置した際に、隣り合うプレキャスト型枠21の位
置決め継手板41の位置決め板部43と当接するように
なっている。つまり、プレキャスト型枠21を橋桁22
上に設置した状態にて、互いに当接する位置決め板部4
3の孔部42へドリフトピン44を挿通させることによ
り、これら位置決め板部43の上下左右の位置が一致さ
れ、これにより、隣り合うプレキャスト型枠21同士が
位置決めされるようになっている。
【0014】また、型枠本体部31には、橋桁22上に
配設した際に、橋桁22の上方位置となる箇所に注入口
45が形成されており、プレキャスト型枠21の上面側
に打設したコンクリートCが、この注入口45から下面
側へ流れ込むようになっている。即ち、図5に示すよう
に、このプレキャスト型枠21を橋桁22上に配設した
際に、このプレキャスト型枠21と橋桁22の上面に形
成される隙間における橋桁22の両側部に堰板46を配
設し、この状態にてプレキャスト型枠21の上面側にコ
ンクリートCを打設すると、このコンクリートCが注入
口45からプレキャスト型枠21、橋桁22及び堰板4
6によって囲われた空間S内に流れ込み、この空間S内
にコンクリートCが充填され、橋桁22上に立設された
スタッド47と一体化するようになっている。
【0015】なお、プレキャスト型枠21としては、全
長にわたって同一断面として、所定長さ(例えば100
m前後)の長尺で一体成形して、必要に応じてピアノ線
35を設けてプレテンションを与え、硬化後所定長さに
切断して製造される。ただし、プレテンションは、細か
くかける必要はない。
【0016】次に、上記構成のプレキャスト型枠21に
よって床版23を構築する場合について説明する。 (1)まず、橋桁22上にプレキャスト型枠21を配設
し、ボルト37及びナット38によって橋桁22とプレ
キャスト型枠21の設置部33とを連結する。 (2)次いで、各プレキャスト型枠21の設置部33の
端部に設けられた位置決め継手板41の位置決め板部4
3の孔部42へドリフトピン44を挿通させ、隣り合う
プレキャスト型枠21同士を特に上下方向へ位置決めす
る。このようにすると、これらプレキャスト型枠21の
両側部から突出された下筋連結部3aが互いにラップし
た状態となる。
【0017】(3)この状態において、図3に示すよう
に、隣り合うプレキャスト型枠21の設置部33の端面
同士の隙間からなる目地に目地材51を充填して封鎖す
るとともに、互いにラップした状態の下筋連結部3a
に、プレキャスト型枠21の長手方向へ沿って複数の補
強鉄筋52を配設し、下筋連結部3aと溶接等によって
固定する。また、プレキャスト型枠21と橋桁22との
間における橋桁22の両側部には、堰板46を取り付け
ておく。 (4)上記のようにプレキャスト型枠21を配設した
ら、図6に示すように、これらプレキャスト型枠21の
上方側に上側配力鉄筋6を配設し、その後、所定高さと
なるようにコンクリートCを打設し、硬化、養生させ
る。ここで、上記のようにコンクリートCを打設する
と、このコンクリートCが型枠本体部31の注入口45
からプレキャスト型枠21の下方側へ流れ込み、プレキ
ャスト型枠21、橋桁22及び堰板46によって囲われ
た空間S内にコンクリートCが充填される。そして、こ
のコンクリートCが硬化すると、プレキャスト型枠21
と橋桁22との隙間SがコンクリートCによって塞がれ
るとともに、橋桁22上に設けられたスタッド47と一
体化して、完成した床版23と橋桁22とが合成され
る。なお、上記プレキャスト型枠21と橋桁22とをコ
ンクリートCによって合成させたが、非合成としても良
い。
【0018】以上、説明したように、上記の例のプレキ
ャスト型枠21によれば、平板状の型枠本体部31の両
側部が、リブ部32及び設置部33を有するZ型とされ
て全体としてπ型とされているので、従来の平面状のプ
レキャスト型枠1、11と比較して長手方向の曲げ剛性
が高く、これにより、強度を考慮せずに運搬することが
でき、また、大支間の床版を構築する場合でも撓みが極
力小さくされ、プレキャスト型枠21の撓みによって床
版23の上面が下がり越しとなるようなこともなく、ま
た、下がり越しをなくすために余分にコンクリートCを
打設する必要もなく、したがって、床版23の重量の増
大化及び余分にコンクリートCを使用することによるコ
ストアップもなくすことができる。
【0019】また、設置部33の端面を突き合わせて用
いるものであるので、従来の下側配力鉄筋5が埋設され
たプレキャスト型枠11と比較して、継ぎ目にて大きな
隙間が形成されるようなことがない。つまり、橋桁22
上に敷設すると橋床全体を覆う形となるので、現場施工
に際してプレキャスト型枠21の上面での作業のみとな
り、作業が効率的かつ安全である。しかも、鉄筋の組み
立ては上側配力鉄筋6だけであるので、迅速に施工する
ことができる。
【0020】また、上記プレキャスト型枠21を用いて
構築された床版23によれば、下筋連結部3a同士が橋
軸方向に互いにラップされてコンクリートCによって一
体化されているので、プレキャスト型枠21を床版23
の構造体として機能させることができ、これにより、強
度確保のために床版23を必要以上に厚くすることもな
い。つまり、単なるプレキャスト型枠1と異なり、この
プレキャスト型枠21を床版23の一部として無駄なく
機能させることができる。さらには、従来のプレキャス
ト型枠11のように、その端面11aとコンクリートC
との打ち継ぎ目がないので、輪荷重が加わっても打ち継
ぎ目に沿った亀裂、割れ等が生じるようなことがない。
【0021】また、リブ部32及び設置部33からなる
下方へ突出したZ字形状の部分が横梁としての機能をも
って、床版23を支間方向に補剛することにより、床版
23が異方性(方向によって強度が異なる)床版を形造
ることとなる。つまり、支間方向の曲げモーメント(図
1中Mx)は増大し、橋軸方向の曲げモーメント(図1
中My)は減少することとなり、これにより、プレキャ
スト型枠21の不連続部(継ぎ目部)に作用する曲げモ
ーメントが減少する。つまり、強度的に比較的不利な不
連続部が、リブ部32及び設置部33によって、高強度
化されるとともに橋軸方向の曲げモーメントが減少され
るので、二重に有利な状態とされる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のプレキ
ャスト型枠及びそれを用いた床版の構造によれば、下記
の効果を得ることができる。請求項1記載のプレキャス
ト型枠によれば、両端部にリブ部及び設置部を有するZ
型とされているので、平面のプレキャスト型枠と比較し
て長手方向の曲げ剛性が大きく、これにより、強度を考
慮せずに運搬することができ、また、大支間の床版を構
築する場合でも撓みが極力小さくされ、これにより、プ
レキャスト型枠の撓みによって床版上面が下がり越しと
なるようなこともなく、また、下がり越しをなくすため
に余分にコンクリートを打設する必要もなく、床版の重
量の増大化及び余分にコンクリートを使用することによ
るコストアップもなくすことができる。また、端面を突
き合わせて用いるものであるので、従来の下側配力鉄筋
が埋設されただけのプレキャスト型枠と比較して、継ぎ
目にて隙間が形成されるようなことがない。つまり、橋
桁上に敷設すると橋床全体を覆う形となるので、現場施
工に際してプレキャスト型枠の上面の作業のみとなり、
作業が効率的かつ安全である。しかも、鉄筋の組み立て
は上側配力鉄筋だけであるので、迅速に施工することが
できる。
【0023】請求項2記載のプレキャスト型枠によれ
ば、型枠本体部と、リブ部と、設置部とがコンクリート
によって一体成形されているので、さらに剛性を高める
ことができる。請求項3記載のプレキャスト型枠を用い
た床版の構造によれば、連結部同士が互いにラップされ
てコンクリートによって一体化されているので、プレキ
ャスト型枠を床版の構造体として機能させることがで
き、これにより、強度確保のために床版を必要以上に厚
くすることもない。つまり、単なるプレキャスト型枠と
異なり、床版の一部として無駄なく機能させることがで
きる。さらには、従来のプレキャスト型枠のように、端
面とコンクリートとの打ち継ぎ目がないので、輪荷重が
加わっても打ち継ぎ目に沿った亀裂、割れ等が生じるよ
うなことがない。また、リブ部及び設置部からなる下方
へ突出したZ字形状の部分が横梁としての機能をもっ
て、床版を支間方向に補剛することにより、床版が異方
性(方向によって強度が異なる)床版を形造ることとな
る。つまり、支間方向の曲げモーメントは増大し、橋軸
方向の曲げモーメントは減少することとなり、これによ
り、プレキャスト型枠の不連続部(継ぎ目部)に作用す
る曲げモーメントが減少する。つまり、強度的に比較的
不利な不連続部が、リブ部及び設置部によって、高強度
化されるとともに橋軸方向の曲げモーメントが減少され
るので、二重に有利な状態とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠及び
それを用いた床版の構造を説明する高架路の分解斜視図
である。
【図2】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠の構
成及び構造を説明するプレキャスト型枠の側面図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠の構
造及びその設置の仕方を説明するプレキャスト型枠の継
ぎ目部分における側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠に設
けられた位置決め継手板の形状及び機能を説明する位置
決め継手板の側面図及び正面図である。
【図5】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠を用
いた床版の橋桁上における設置構造を説明する床版の幅
方向の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態のプレキャスト型枠を用
いた床版の構造を説明するプレキャスト型枠の継ぎ目部
分における床版の橋軸方向の断面図である。
【図7】 従来のプレキャスト型枠を用いて構築された
床版の断面図である。
【図8】 従来の配力鉄筋が埋設されたプレキャスト型
枠を用いて構築された床版の断面図である。
【符号の説明】
3a 下筋連結部(連結部) 5 下側配力鉄筋(鉄筋) 6 上側配力鉄筋(鉄筋) 21 プレキャスト型枠 22 橋桁(桁) 23 床版 31 型枠本体部 32 リブ部 33 設置部 C コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めコンクリートによって成形されて桁
    上に橋軸方向へ併設され、その上部にコンクリートを打
    設することにより、打設コンクリートとともに高架路を
    構成する床版を構築するプレキャスト型枠であって、 平板状に形成された型枠本体部と、該型枠本体部の両側
    部に長手方向へ沿って下方側へ突出したリブ部と、この
    リブ部の端部から側方へ前記型枠本体部と略平行に突出
    された設置部とを有してなり、 前記型枠本体部には、格子状に組まれた鉄筋が埋設さ
    れ、その一部が両側部から突出されて連結部とされ、該
    連結部は、前記桁上に併設した際に隣り合うプレキャス
    ト型枠の連結部と互いにラップされることを特徴とする
    プレキャスト型枠。
  2. 【請求項2】 前記型枠本体部と、前記リブ部と、前記
    設置部とがコンクリートによって一体成形されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のプレキャスト型枠。
  3. 【請求項3】 複数の前記プレキャスト型枠が前記桁上
    に併設され、その上面側に格子状に組まれた鉄筋が配設
    され、さらに、前記鉄筋が埋設されるように上面側にコ
    ンクリートが打設されてなることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のプレキャスト型枠を用いた床版の
    構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101298581B1 (ko) * 2013-02-06 2013-08-23 이성우 섬유보강 복합소재 데크 튜브 간의 스냅-핏과 접착 혼합 조립에 의한 바닥판과 거더의 연결구조 및 연결방법
JP5282161B1 (ja) * 2012-10-18 2013-09-04 黒沢建設株式会社 Spc桁橋構造
KR20240167149A (ko) * 2023-05-19 2024-11-26 (주)포스코이앤씨 교량용 프리캐스트 바닥판, 이를 포함하는 바닥판 구조체, 바닥판 구조체를 포함하는 교량 및 바닥판 구조체 시공 방법

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