JPH1161767A - 凍結防止剤散布装置 - Google Patents

凍結防止剤散布装置

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JPH1161767A
JPH1161767A JP21732797A JP21732797A JPH1161767A JP H1161767 A JPH1161767 A JP H1161767A JP 21732797 A JP21732797 A JP 21732797A JP 21732797 A JP21732797 A JP 21732797A JP H1161767 A JPH1161767 A JP H1161767A
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JP
Japan
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spraying
agent
sprayed
storage section
spraying mechanism
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Application number
JP21732797A
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English (en)
Inventor
Tomiaki Habasaki
富章 羽場崎
Koji Ito
康志 伊藤
Shinya Tokutome
慎哉 徳留
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Maeda Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maeda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手のよい凍結防止剤散布装置を提案す
ること。 【解決手段】 凍結防止剤散布装置1において、移動物
センサ6は、移動物の検出範囲を調整して誤検出を低減
するために、マイクロ波の強弱を調整するボリュームを
備えている。凍結防止剤の散布機構5では、メインモー
タの出力軸に直結された歯車減速機構54を介して回転
円盤52を回転させ、Vベルトなどを用いていない。凍
結防止剤の散布を警告するための警報灯30は、本体ケ
ース21から直立したポール29の先端に取り付けられ
ており、雪で隠れにくくなっている。バッテリー71は
本体ケース21の外側に配置されているので、本体ケー
スを小型化・軽量化できる。また、散布状況記録装置を
備えているので、後日、散布状況を点検でき、便利であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路面等が凍
結することを防止するために自動的に凍結防止剤を散布
可能な凍結防止剤散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷地、多雪地域あるいは高地を通って
いる道路等においては、路面が凍結あるいは積雪によっ
て走行が危険な状態に陥り易い。このため、特開平9−
100521号公報には、路面等の凍結、積雪が予想さ
れる時期に凍結防止剤を自動的に散布することのできる
凍結防止剤散布装置が開示されている。この公報に開示
されている凍結防止剤散布装置は、凍結防止剤の収納部
(ホッパー)と、収納部に投入された凍結防止剤を散布
する散布機構と、凍結防止剤を散布すべきか否かを判別
する判別部と、凍結防止剤を散布することを警報する警
報機と、これらを制御する制御部とを有している。
【0003】この凍結防止剤散布装置において、その本
体ケースには凍結防止剤の収納口が形成されており、そ
こからホッパー内に凍結防止剤を投入できる。また、本
体ケースにはバッテリーが内蔵されており、このバッテ
リーから散布機構などの駆動装置に電力を供給してい
る。散布機構は、モータと、凍結防止剤が供給される表
面に複数枚の羽根が起立している回転円盤を備えてお
り、モータの回転をVベルトによって回転羽根に伝動し
ている。
【0004】本体ケースの側面には凍結防止剤の散布口
が開口しており、散布機構と散布口との間は角筒状のカ
バーでつながっている。従って、回転羽根によって吹き
飛ばされた凍結防止剤は、カバー内を通過して散布口か
ら散布される。
【0005】判別部は、凍結防止剤を散布すべき時間帯
に気温が設定温度を下回ると、路面が凍結する可能性が
高いとして、凍結防止剤を散布すべきと判別する。ま
た、判別部は、凍結防止剤を散布する範囲に人や車など
の移動物が存在するか否かを検出する移動物検出手段を
備えており、気温の低下により凍結防止剤を散布すべき
と判別しても、移動物を検出している間は凍結防止剤の
散布を停止する。
【0006】警報機は、ブザーと、本体ケースの側面に
取り付けられた警報灯とを備えており、凍結防止剤を散
布する際には、周囲にその旨を知らせることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の凍結防止剤散布装置には、さらに使い勝手を向上
するという観点からすれば、以下のような解決すべき課
題がある。
【0008】すなわち、移動物検出手段は、検出できる
範囲が決まっているので、装置の設置場所の道路幅等に
よっては、検出範囲が狭すぎて路面全体を検出すること
ができない。逆に、検出範囲が広すぎて路面以外の範囲
まで検出してしまうこともあり、適切な範囲の検出をす
ることができない。また、装置を設置する場所の周囲に
木などがあると、その木の枝や葉が風で揺れているだけ
でも移動物が存在するものと判別してしまう。従って、
気温が設定温度よりも低下し、凍結防止剤を散布すべき
時でも、木の枝や葉を通行人と誤認して凍結防止剤が散
布されない恐れがある。
【0009】また、通行人やドライバーの中にはこの装
置を知らない人も多い。このような人は、凍結防止剤を
散布する際にブザーと警報灯が作動しても、実際には何
が起こるのかわからず、凍結防止剤の散布範囲に侵入し
てしまう恐れがある。さらに、本体ケースの表面には比
較的雪が積もりやすい。従って、本体ケースの側面に取
り付けられている警報灯が雪で隠れてしまう恐れがあ
る。
【0010】一方、散布機構は、モータの動力を回転円
盤に伝えるのにVベルトを用いているので、それほど耐
久性が高くない。従って、メンテナンスの頻度を高めな
くては安定した動作が見込まれないが、凍結防止剤散布
装置は路上に数多く設置されるのでそれほど頻繁にメン
テナンスを行うことはできない。
【0011】また、散布機構によって吹き飛ばされた凍
結防止剤は、筒状のカバー内を通過して、散布口から散
布されるが、凍結防止剤の一部は、カバー壁面にぶつか
り、跳ね返され、散布機構の周囲に溜まり固まってしま
う。
【0012】さらに、本体ケースの内部にバッテリーを
内蔵しているので、装置が重く、移動に不便であった。
また、バッテリーの収納スペースを形成した分、本体ケ
ースの全高が高くなってしまう。その結果、凍結防止剤
の投入口の位置が高くなってしまい、本体ケースの横に
踏み台を置かなければ凍結防止剤の投入が困難である。
【0013】さらにまた、上記の凍結防止剤散布装置
は、気温等を検出して凍結防止剤を自動的に散布するの
で、散布した日時がわからず、不便である。
【0014】本発明の課題は、以上の問題を解決するこ
とにあり、使い勝手のよい凍結防止剤散布装置を提案す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
納した収納部と、この収納部から供給される凍結防止剤
を装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部
および前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍
結防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、当該
判別部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別
が出た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍
結防止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する
凍結防止剤散布装置において、以下のように構成したこ
とに特徴を有する。
【0016】まず、本発明では、前記判別部は、凍結防
止剤が散布される被散布面の範囲内に、人、車等の移動
物が存在するか否かを検出する移動物検出手段を備えて
おり、当該移動物検出手段は、マイクロ波発信器と、当
該マイクロ波発信器から発信したマイクロ波の反射波を
受信する受信器と、前記マイクロ波発信器から発信する
マイクロ波の強弱を調整する調整手段とを備えている。
【0017】本発明では、移動物検出手段がマイクロ波
の強弱を調整する調整手段を備えているので、移動物検
出手段の検出範囲を変えることができる。従って、装置
の設置場所の道路幅等に合わせて検出範囲を適切に設定
でき、便利である。また、マイクロ波の強弱を調整する
ことにより、木の枝や葉などの元からそこにあった移動
物を検出しないように検出範囲を設定できるので、誤検
出が少なく、信頼性の高い検出が可能である。
【0018】本発明において、前記警報機は、音声によ
り前記散布機構の動作状態を警告可能な音声警報器を備
えている。このため、この装置を知らない人でも音声で
何が行われるのか認識できる。例えば、凍結防止剤の散
布が行われる際に、散布範囲に侵入しないように音声で
周囲に警報を促すことができるので、凍結防止剤の散布
を安全に行うことができる。それ故、歩行者に誤って凍
結防止剤をかけてしまうことがないので、便利である。
【0019】本発明において、前記警報機は、前記本体
ケースに立てられたポールと、このポールの先端に取り
付けられた警報灯とを備えている。このように構成する
と、警報灯の上または周囲に雪が積もりにくくなる。従
って、本体ケースの表面が雪で覆われてしまっても警報
灯まで隠れてしまうことがない。それ故、雪が降るたび
に警報灯を覆う雪を除く必要がないので、便利である。
【0020】本発明において、前記散布機構は、モータ
と、前記収納部から凍結防止剤が供給される表面に複数
枚の羽根が起立している回転円盤と、前記モータの出力
軸に直結し、該出力軸回転を減速して前記回転円盤に伝
動する歯車減速機構とを用いている。このように構成す
ると、歯車減速機構は、Vベルトを用いるよりも寿命が
長く、作動不良が起こりにくい。従って、頻繁にメンテ
ナンスを行う必要がないので、保守が容易であり、便利
である。
【0021】本発明において、さらに、前記判別部、前
記制御部、前記警報機、および前記散布機構のうちの少
なくともいずれかに電力を供給するバッテリーは、前記
本体ケースの外側に配置したバッテリーケースに収納す
る。このように構成すると、バッテリーを本体ケースに
内蔵する場合と比べて本体ケースを小型化・軽量化でき
る。従って、本体を設置する際に、トラック等に積み込
むなどの移動作業が容易となる。また、バッテリーケー
スを本体ケースの横に置けば、その分、本体ケースの全
高を低く抑えることができるので、凍結防止剤の投入口
を低い位置に構成できる。また、本体ケースの全高が高
い場合でも、凍結防止剤を収納部に投入する際にバッテ
リーケースを踏み台とすることができる。従って、踏み
台を別に用意しなくても、凍結防止剤の投入を容易に行
うことができる。さらに、バッテリーが外部に配置され
ているので、バッテリーのメンテナンスが容易であり、
便利である。
【0022】本発明において、さらに、前記散布機構が
作動した日時を記録する散布状況記録装置を備えてい
る。従って、後日、保守員等が凍結防止剤の散布記録を
点検でき、便利である。
【0023】本発明において、前記本体ケースに開口す
る凍結防止剤の散布口から、前記散布機構が直接露出し
ている。このように構成すると、散布機構と散布口の間
を筒状のカバーでつないだ場合と異なり、散布機構で吹
き飛ばされた凍結防止剤はすべて散布口から排出され
る。従って、散布機構の周囲に凍結防止剤が溜まって固
まってしまうことがないので、作動不良を誘発すること
がない。また、固まった凍結防止剤を保守員が掃除する
必要もないので、便利である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の凍結防止剤散布装置を説明する。
【0025】(全体構成)図1、図2、図3(a)はそ
れぞれ、本発明の凍結防止剤散布装置を示す正面図、凍
結防止剤散布装置の平面図、凍結防止剤散布装置の散布
機本体を示す側面図である。
【0026】図1および図2において、凍結防止剤散布
装置1は、散布機本体2と、凍結防止剤を散布するか否
かを判別するための検出器6(判別部)と、散布機本体
2に電力を供給するバッテリーユニット7を備えてお
り、これらの間はケーブル35を介して電気的に接続さ
れている。
【0027】散布機本体2の装置本体ケース21は略直
方体をしており、粒状の塩化カルシウム等の凍結防止剤
を収納するホッパー38(収納部)と、ホッパー38か
ら供給された凍結防止剤を外部に散布する散布機構5が
収納されている。本体ケース21の上面には、凍結防止
剤を補給するための投入口22が形成されており、通常
はカバー23で覆われている。また、本体ケース21の
正面21aには凍結防止剤の散布口24が開口してい
る。
【0028】図3(a)に示すように、本体ケース21
の散布口24が開口している部分はその上側よりも後退
しており、本体ケース21の散布口24が形成された部
分から下側が抉れた状態となっている。散布機構5は、
この抉れた部分に配置されており、正面から見ると散布
口24から直接露出している。すなわち、散布機構5と
散布口24とが直結されている。散布口24の前方には
扉25が配置されており、扉25を上方に開けた状態で
散布機構5を作動すると、散布口24から凍結防止剤が
散布される。
【0029】本体ケース21の側面21bには制御ボッ
クス27が形成されており、この制御ボックス27に
は、散布機構5の駆動や扉25の開閉などの制御を行う
ために、マイクロコンピュータ等で構成された制御装置
(図示せず。)が収納されている。制御ボックス27の
背面27bはコントロール部となっており、図3(b)
に示すように、各種設定を入力する制御パネル28と、
散布機本体2の動作モードを切り換えるための手動散布
モードスイッチ31および自動散布モードスイッチ32
が配置されている。自動散布モードスイッチ32を押し
ておくと自動散布モードに設定され、検出器6によって
検出した外気温などの情報に基づいて、制御装置が散布
機構5を自動的に作動して凍結防止剤を散布する。ま
た、手動モードスイッチ31を押すと、周囲の状況に関
わらず、散布機構5を駆動して凍結防止剤を散布するこ
とができる。
【0030】また、制御ボックス27には、凍結防止剤
を散布した日時を記録する散布状況記録装置270が内
蔵されており、制御パネル28を操作すれば、制御パネ
ル28に散布日時が表示されるようになっている。
【0031】制御ボックス27の正面27aからはポー
ル29が立てられており、ポール29の先端に赤色の警
報灯30が取り付けられている。警報灯30は、凍結防
止剤を散布する際に点灯して、周囲に注意を促すことが
できる。本例では、警報灯30がポール29の先端に取
り付けられているので、警報灯30の上または周囲に雪
が積もりにくい。従って、本体ケース21の表面が雪で
覆われても、警報灯30はそのようなことがなく、はっ
きりと認識できるようになっている。このため、凍結防
止剤の散布を安全に行うことができる。
【0032】(散布機本体の内部構造)図4は散布機本
体2の本体ケースの一部を切断して示す正面図である。
図5は散布機本体2の内部構造を上からみた様子を示す
平面図、図6は図5におけるIX−IX線で切断した部分を
示す断面図である。
【0033】図4ないし図6に示すように、散布機本体
2の本体ケース21内には、投入口22から投入された
凍結防止剤が収納されるホッパー38と、ホッパー38
から供給された凍結防止剤を散布口24から噴出する散
布機構5が収納されている。ホッパー38はホッパー取
付台39の上に取り付けられ、散布機構5はホッパー取
付台39の下に配置されており、ホッパー取付台39に
よって本体ケース21の内部が上下に仕切られた状態と
なっている。
【0034】ホッパー取付台39の中央付近には、ホッ
パー38に収納された凍結防止剤を下側に落下させるた
めの供給孔39cが2つ形成されている。各供給孔39
cの周縁からは、下側に向けてパイプ状にガイド42が
延びており、散布機構5の上に凍結防止剤を確実に落下
させるようになっている。また、ホッパー38の底部
(ホッパー取付台39の上面)には、ホッパー取付台3
9に形成された供給孔39cを開閉するシャッタープレ
ート41が取り付けられている。シャッタープレート4
1は円板状に形成されており、シャッターストロークモ
ータ44を駆動することにより、図5に矢印Cで示すよ
うに、その中心を軸に一定角度範囲内で回転させること
ができる。シャッタープレート41には2つの孔41a
が形成されており、シャッタープレート41を回転させ
ると、この孔41aと供給孔39cとを重ねることがで
きる。このようにすると、ホッパー38に収納されてい
る凍結防止剤は供給孔39cから落下して散布機構5に
供給される。また、シャッタープレート41を回転させ
て孔41aを供給孔39cからずらせば、ホッパー38
に収納された凍結防止剤の散布機構5への供給を遮るこ
とができる。
【0035】ホッパー取付台39の後方端縁39bから
は、下側に向けてモータ取り付け板48が延びており、
そこにはシャッタープレート41を回転するためのシャ
ッターストロークモータ44が取り付けられている。ま
た、ホッパー取付台39の前方端縁39aからは、上側
に向けてモータ取り付け板49が延びており、そこには
散布口24の前方に配置された扉25を開閉するための
扉ストロークモータ46が取り付けられている。
【0036】図7は図6における矢印Xの方向からシャ
ッターストロークモータ44を示す正面図である。シャ
ッターストロークモータ44の出力軸44aはリンクプ
レート45に取り付けられている。リンクプレート45
の一方の端部45aはモータ取り付け板48に回転可能
に支持されており、リンクプレート45の他方の端部4
5bは、図5に示すように、取付具41cを介してシャ
ッター41の外周縁から延びた延設部41bに取り付け
られている。従って、図7に矢印Dで示すように、シャ
ッターストロークモータ44を駆動してリンクプレート
45を左右に振らせると、図5に矢印Cで示すように、
シャッター41を回転させることができる。また、図7
に示すように、シャッターストロークモータ44の出力
軸44aには2つの突起44bが取り付けられており、
モータ取り付け板48には、リンクプレート45の回転
角度範囲の両側でそれぞれ突起44bに当たるように2
つのシャッターマイクロスイッチ17が取り付けられて
いる。従って、シャッターマイクロスイッチ17の状態
を検出することにより、シャッタープレート41の回転
角度位置がわかるので、凍結防止剤の供給口39cの開
閉状態がわかる。
【0037】図8は図6における矢印XIの方向から扉ス
トロークモータ46を示す正面図である。
【0038】図8に示すように、扉ストロークモータ4
6の出力軸46aは、L字型に構成されたアングルレバ
ー47の一方の端部47bに取り付けられている。アン
グルレバー47のコーナー47aはモータ取り付け板4
9に回転可能に支持されており、アングルレバー47の
他方の端部47cは扉25に取り付けられている。扉ス
トロークモータ46を駆動すると、矢印Eに示すよう
に、アングルレバー47を一定の角度範囲内で回転させ
ることができる。これに連動して、扉25は、矢印Fに
示すように、上下に移動して散布口24を開閉すること
ができる。また、アングルレバー47のコーナー47a
からはボルト等が取り付けられた突起47dが延びてお
り、モータ取り付け板49には、アングルレバー47の
回転角度範囲の両側でそれぞれ突起47dに当たるよう
に2つの扉マイクロスイッチ16が取り付けられてい
る。従って、扉マイクロスイッチ16の状態を検出する
ことにより、扉25の開閉状態がわかる。
【0039】図9は散布機構5を示す平面図、図10は
散布機構5を示す正面図である。
【0040】図9および図10に示すように、散布機構
5は、メインモータ51と、2枚の回転円盤52と、メ
インモータ51の出力軸510に直結して、その動力を
回転円盤52に伝動する歯車減速機54を備えている。
歯車減速機54からは3本のシャフト55a、55b、
55cが延びており、そのうちの2本のシャフト55
a、55cに回転円盤52が取り付けられている。各回
転円盤52の表面にはそれぞれ2枚の羽根53が起立し
て取り付けられている。メインモータ51を駆動する
と、歯車減速機54によって2枚の回転円盤52に動力
が伝動され、図9に矢印Aで示すように、回転円盤52
を回転させることができる。従って、回転円盤52の表
面に凍結防止剤が供給されると、その凍結防止剤を吹き
飛ばすことができる。
【0041】残りの1本のシャフト55bは、図4に示
すように、ホッパー取付台39を貫通してホッパー38
の内側に突き出しており、そこには2枚の攪拌羽根56
が取り付けられている。メインモータ51が駆動する
と、回転円盤52の回転と同時に、図9に矢印Bに示す
ように攪拌羽根56が回転する。従って、ホッパー38
に収納された凍結防止剤を攪拌羽根56によって攪拌す
ることができる。
【0042】また、図5および図6からわかるように、
メインモータ51と歯車減速機構54の上面から前面に
かけてはカバー34で覆われている。さらに、回転円盤
52の後方には、回転円盤52に沿って湾曲したカバー
40が直立して取り付けられている。従って、回転円盤
52によって吹き飛ばされた凍結防止剤は、前方の散布
口24から外部に散布される。
【0043】このように構成された本例の散布機構5
は、散布機構5と散布口24の間が筒状のカバーでつな
がっておらず、扉25が開口すると本体ケース21の正
面から回転円盤52が直接露出する。従って、散布機構
5と散布口24の間を筒状のカバーでつないだ場合と異
なり、散布機構5で吹き飛ばされた凍結防止剤はすべて
散布口24から排出されるので、散布機構5の周囲に凍
結防止剤が溜まることがない。
【0044】また、本例の散布機構5は、メインモータ
51の出力を回転円盤52に伝動するために、メインモ
ータ51に直結した歯車減速機構54を用いているの
で、Vベルトを用いるよりも寿命が長く、作動不良が起
こりにくい。従って、頻繁にメンテナンスを行う必要が
ないので、保守が容易である。
【0045】(検出器)図11(a)は検出器6を示す
横断面図、図11(b)は検出器6を示す縦断面図であ
る。
【0046】図11(a)、(b)に示すように、検出
器6は、略直方体の検出器ケース61を備えており、こ
の検出器ケース61には、外気温を検出するための温度
センサ(図示せず。)と、凍結防止剤の散布範囲内に人
や車などの移動物が存在するか否かを検出する移動物セ
ンサ62が収納されている。
【0047】散布機本体2を自動散布モードに設定する
と、制御装置には凍結防止剤を散布できる時間帯と、凍
結防止剤を散布すべき温度をあらかじめ設定できる。従
って、その設定時間帯に、検出器6の温度センサによる
検出温度が設定温度を下回ると、制御装置は凍結防止剤
の散布動作に移行する。
【0048】一方、移動物センサ62は、マイクロ波発
信器63(ドプラーモジュール)と、マイクロ波発信器
63で生成されたマイクロ波を送受信するアンテナ64
と、アンテナ64で受信したマイクロ波を解析する回路
が構成された受信波解析基板65とを有している。マイ
クロ波発信器63で生成されたマイクロ波は、アンテナ
64によって凍結防止剤の散布面に向けて発信される。
マイクロ波は散布面に反射して、その反射波がアンテナ
64に受信される。また、散布面に人や車などの移動物
がある場合には、その移動物に反射してアンテナ64に
受信される。アンテナ64に受信された反射波は解析基
板65によって解析され、発信波と受信波を比較し、そ
の変動によって移動物の有無を判断できる。凍結防止剤
を散布する際に、移動物センサ62が移動物を検出した
場合には、制御装置は凍結防止剤の散布を停止させるよ
うになっている。
【0049】本例では、受信波解析基板65に、ボリュ
ームなどに接続された出力調整回路(図示せず。)が構
成されており、ボリュームを操作することにマイクロ波
発信器63の発信するマイクロ波の発信強度を調整する
ことができる。このため、図2に示す検出器6から発信
するマイクロ波を照射する範囲36(以下、検出範囲3
6という。)を変えることができる。従って、装置1の
設置場所の道路幅等に合わせて検出範囲36を適切に設
定できる。また、木の枝や葉などの元からそこにあった
移動物を検出しないように検出範囲36を設定できるの
で、誤検出が少なく、信頼性の高い検出が可能である。
【0050】また、本例では、検出器6の検出結果は、
発声回路およびスピーカ(音声警報器/図示せず。)に
出力されるようになっており、凍結防止剤を散布する際
に、移動物センサ62が移動物を検出した場合に、音声
によって警告することができる。例えば、凍結防止剤を
散布する際に、移動物を検出した場合には、スピーカか
ら、「凍結防止剤の散布を行います。散布範囲に侵入し
ないでください」などと警告することができる。従っ
て、散布範囲から人等の移動物を避難させることがで
き、その後、移動物が避難したと移動物センサ62が検
出してから凍結防止剤を散布することができる。また、
凍結防止剤を散布している最中には、「凍結防止剤散布
中です。散布範囲に侵入しないで下さい」と警告し続
け、周囲に注意を促すことができる。従って、この凍結
防止剤散布装置1について何も知らない人でも、何が行
われるのかが音声によってわかるので、凍結防止剤の散
布を安全に行うことができる。なお、音声警告は、どち
らか片方を選択してもよい。
【0051】このように形成された検出器6は、図1お
よび図2に示すように、ポール33に取り付けることが
できる。図1および図2では、1本のポール33に3つ
の検出器6がそれぞれ凍結防止剤の散布面に向けて取り
付けられている。なお、温度センサおよび前記スピーカ
も検出器6とともにポール33に取り付けておけばよ
い。ここで、検出器6を取り付けるポール33と、図1
ないし図3を参照して説明したポール29(警報灯30
を先端に取り付けたポール)とを1本のポールで兼用し
てもよい。
【0052】図12は検出器6をポール33へ取り付け
る方法を示す正面図、図13は検出器6の取り付け方法
を示す平面図、図14は検出器6の取り付け方法を示す
側面図である。
【0053】図12ないし図14において、検出器6
は、ポール33に対して取り付け具83によって取り付
けられており、取り付け具83のボルト83aを緩める
ことにより、ポール33を中心に検出器6の回転角度を
調整したり、高さを調整できるようになっている。ま
た、検出器6を取り付けたポール33は、地面に直接立
ててもよいが、取り付け具82を用いてガードレール8
1などに取り付けることもできる。
【0054】このように、マイクロ波発信器63の出力
の強弱をボリュームによって調整するだけでなく、検出
器6の角度調整および高さ調整をすることにより、移動
物の検出範囲36を設定できる。また、ポール33に複
数の検出器6を取り付けることにより、移動物の検出範
囲36を設定することもできる。
【0055】また、図15(a)に示すように、1本の
ポール33に3つの検出器6をそれぞれ異なる向きに取
り付ければ、散布機本体2から散布される凍結防止剤の
散布範囲37のほぼ全体を検出範囲36とすることがで
きる。従って、道路84を通行している歩行者85や車
36が凍結防止剤の散布範囲37に侵入しているかを確
実に検出できる。さらに、図15(b)に示すように、
道路84のカーブに凍結防止剤散布1を設置する場合に
は、カーブの入口と出口に1本ずつポール33を設置
し、1本のポール33に2つの検出器6を取り付ければ
よい。このようにすると、凍結防止剤の散布範囲37だ
けでなく、カーブの入口と出口の移動物も検出できる。
カーブを曲がる手前では、歩行者85や車36の運転者
には凍結防止剤の散布が行われていることに気付きにく
いが、カーブの入口と出口の移動物を検出することによ
り、歩行者85や車86の接近を早めに察知して散布動
作を停止することができる。さらにまた、図15(c)
に示すように、凍結防止剤散布装置1を設置する道路8
4がT字路となっている場合には、1本のポール33に
3つの検出器6を取り付けて散布範囲37の移動物を検
出すると共に、もう1本のポール33に1つの検出器6
を取り付けて凍結防止剤の散布が行われていない別の道
路84bの移動物を検出する。このようにすると、凍結
防止剤の散布が行われている道路84aに別の道路84
bから歩行者85や車86が接近することを察知して散
布動作を停止することができる。これに対して、図15
(d)に示すように、凍結防止剤散布装置1を設置する
道路84が十字路となっている場合には、1本のポール
33に3つの検出器6を取り付けて散布範囲37の移動
物を検出すると共に、別の2本のポール33にそれぞれ
1つずつ検出器6を取り付け、凍結防止剤の散布が行わ
れていない別の道路84b、84cの移動物を検出すれ
ばよい。このように構成すると、移動物の有無を正確に
検出できるので、誤って歩行者等に散布剤をかけてしま
うことがない。
【0056】なお、本例では、温度センサが検出器ケー
ス61に収納されているが、この場所に限らず、制御ボ
ックス27と本体ケース21の間の隙間に取り付けた
り、本体ケース21の下部内面などに取り付けてもよ
い。このように、外気が温度センサに直接触れる場所に
取り付けることにより、外気温をより正確に求めること
ができる。
【0057】(制御系)図16は本例の凍結防止剤散布
装置1の制御系の概略ブロック図である。本例の制御系
は、一般的な制御系と同様に、制御装置11と、入力装
置12と、出力装置13から構成されており、これらの
各装置にはバッテリー71から電力が供給されている。
【0058】入力装置12は、検出器6に搭載された移
動物センサ62と、外気温を検出する温度センサ19
と、扉25の開閉を検出する扉マイクロスイッチ16
と、ホッパー38の底部に形成された凍結防止剤の供給
口39cを開閉するシャッタープレート41の状態を検
出するシャッターマイクロスイッチ17と、散布機本体
2の制御ボックス27に取り付けられた自動散布モード
スイッチ32、手動散布モードスイッチ31、および制
御パネル28とを有している。
【0059】また、出力装置13は、扉25を開閉する
扉ストロークモータ46と、シャッタープレート41を
作動するシャッターストロークモータ44と、凍結防止
剤の散布を警報する警報灯30と、凍結防止剤の散布を
音声により警告するスピーカ18と、散布機構5を駆動
するメインモータ51とを有している。
【0060】制御装置11は、散布機本体2の制御ボッ
クス27に内蔵されており、マイクロコンピュータを中
心としてコントロール部14とタイムスイッチ部15が
構成されている。コントロール部14には、移動物セン
サ62、温度センサ19、扉マイクロスイッチ16、お
よびシャッターマイクロスイッチ17の状態が入力され
る。また、タイムスイッチ部15には、自動散布モード
スイッチ32、手動散布モードスイッチ31、および制
御パネル28など、手動で操作されるスイッチの状態が
入力される。コントロール部14およびタイムスイッチ
部15は、これらの入力装置12からの情報に基づいて
各出力装置13の駆動制御を行う。また、タイムスイッ
チ部15にはタイマも内蔵されており、現在時刻および
出力装置13の動作時間等の計測を行うことができる。
【0061】次に、図17に示すフローチャートを参照
して、本例の凍結防止剤散布装置1の散布動作を説明す
る。このような動作は、ROM等に格納されているプロ
グラムに基づいて行われる。まず、装置電源がオンされ
ると(ステップST1)、制御装置11では、内蔵され
たタイマを用いて、凍結防止剤散布用の時間帯であるか
否かを判別する(ステップST2)。例えば、散布用の
時間帯としては、午前4時から6時までの2時間と、午
後5時から8時までの3時間が予め設定されている。こ
のような散布用の時間帯になると、ステップST3に進
み、温度センサ19の出力を読み込み、ステップST4
において、読み取った外気温Tが、予め設定した散布設
定温度T0を下回ったか否かを判別する。例えば、散布
設定温度T0は、摂氏マイナス3度に設定される。
【0062】外気温Tが散布設定温度T0を下回ってい
る場合には、ステップST5に進み、移動物センサ62
で移動物検出を行い、人、車等の移動物が凍結防止剤散
布範囲内に存在しているか否かを検出する。この結果、
ステップST6において、移動物が存在していなけれ
ば、ステップST7においてスピーカ18によって音声
警告を行い、ステップST8に進み、凍結防止剤の散布
動作を開始する。移動物が検出されると、ステップST
9に進み、スピーカ18によって音声警告を行い、ステ
ップST2に戻る。なお、音声警告は、どちらか片方を
選択してもよい。
【0063】図18には、図17に示す各動作のうち、
移動物検出ST5の動作を詳細に示してある。
【0064】移動物検出においては、まず、ステップS
T11においてマイクロ発生器63によってマイクロ波
を生成し、ステップST12においてそのマイクロ波を
アンテナ64から発信する。ステップST13におい
て、マイクロ波は検出範囲内の物体に反射し、その反射
波はステップST14においてアンテナ64で受信され
る。受信された反射波は、ステップST15において受
信波解析基板65で受信した反射波を解析する。ステッ
プST16において、解析した反射波と発信した元のマ
イクロ波とを比較して、その変動により移動物の有無を
判断する。
【0065】また、図19には、凍結防止剤散布動作の
タイムチャートを示してある。散布動作においては、ま
ず、警報灯30を点灯すると共にこの警報灯30に連動
してブザーが鳴り、その2秒後に扉ストロークモータ4
6を駆動して扉25を開けて散布口24を開口する。扉
25を開けてから8秒後に、メインモータ51を駆動し
て、攪拌羽根56によってホッパー38に収納された凍
結防止剤を攪拌すると共に、回転円盤52を回転させ
る。メインモータ51の駆動を開始してから2秒後に、
シャッターストロークモータ44を駆動してシャッター
プレート41を回転させ、凍結防止剤の供給口39cを
開口して回転円盤52の上に凍結防止剤を供給する。供
給口39cが開口している間は、回転円盤52によって
散布口24から凍結防止剤が散布される。
【0066】このようにして、凍結防止剤の散布を6秒
間行った後は、散布動作の停止を行う。まず、シャッタ
ープレート41によって供給口39cを塞ぎ、凍結防止
剤の供給を停止する。その2秒後に、メインモータ51
を停止して回転円盤52の回転を停止する。その8秒後
に、扉25を閉じ、さらに2秒後に警報灯30を消灯す
る。
【0067】なお、上記における各装置の待ち時間(警
報灯30が点灯してからストロークモータ46が作動す
るまでの時間等)や作動時間(警報灯30が点灯してい
る時間等)はそれぞれ任意の時間に変更することが可能
であり、上記の時間に限らない。
【0068】(散布状況記録装置)散布機本体2の制御
ボックス27には、散布状況記録装置270(図3
(a)参照)が収納されており、上記のように凍結防止
剤が散布された日時を記録し、後で読み出せるようにな
っている。例えば、凍結防止剤の散布を行った時刻を6
4回分保存することができる。従って、例えば1ヶ月ご
とに散布結果の読み出しを行い、別に用意した記録表な
どに書き写しておけば、凍結防止剤の散布結果を確実に
記録することができる。散布状況記録装置に記録された
内容は、散布機本体2に取り付けられた制御パネル28
を操作して読みとることができる。
【0069】図20は散布機本体2に取り付けられた制
御パネル28を示す正面図である。制御パネル28に
は、制御パネル28の電源をON・OFFするウェイク
アップキー101と、表示窓110に散布記録を表示さ
せる記録キー103と、表示窓110に表示する散布記
録を切り換えるHキー105およびMキー106と、記
録されている散布結果を消去する取消キー109が取り
付けられている。
【0070】散布状況記録装置270の記録を読み出す
には、まず、ウェイクアップキー101を押して制御パ
ネル28の電源を投入する。このようにすると、ウェイ
クアップ表示ランプ102が点灯し、表示窓110に現
在の時刻が表示される。
【0071】この状態で、記録キー103を押すと、記
録状態表示ランプ103が点灯し、表示窓110に散布
記録が表示される。このとき、表示窓110には、
「1」というように、一番最初の散布実施が何日前であ
ったかが表示される。例えば、「1」と表示された場合
には、一番最初の散布実施は1日前であることを示して
いる。もし、散布記録が全くない場合には、表示窓11
0には「−−:−−」と表示される。
【0072】次に、Mキー106を押すと、Mキー10
6を押すごとに、表示窓110に「4:10」というよ
うに、前述の散布日における散布時刻が新しい順に順次
表示される。この表示を別に用意した記録表などに書き
写す。これと同時にONタイマ表示ランプ107が点灯
している場合は、表示された時刻が自動散布によって行
われたことを示し、OFFタイマ表示ランプ108が点
灯している場合は手動散布によって行われたことを示
す。Mキー106を押して、最初に表示された時刻と同
じ時刻が表示されると、その日に行われた散布時刻が全
て表示されたことになる。
【0073】Hキー105を押すと、次に行われた散布
日が何日前であったかが表示窓110に表示され、さら
にMキー106を押すごとに、その散布日における散布
時刻が表示される。
【0074】上記を繰り返すことにより、記録された散
布日時を全て読み出すことができる。この後は、表示窓
110に散布時刻が表示された状態で、取消キー109
を長い時間(例えば3秒間)押し続ければ、散布記録が
全て消去される。そして、ウェイクアップキー101を
押して制御パネル28の電源を切り、記録の読み出し作
業を終了する。
【0075】このように、本例では、散布機構5が作動
した日時を記録する散布状況記録装置270を備えてい
るので、後日、保守員等が凍結防止剤の散布記録を点検
でき、便利である。
【0076】(バッテリーユニット)図21(a)は、
バッテリーユニット7を上面からみた部分断面図、図2
1(b)は、バッテリーユニット7を側面からみた部分
断面図である。
【0077】図1からわかるように、バッテリーユニッ
ト7は、2つのバッテリーケース71を備えており、図
21(a)、(b)に示すように、その中にはバッテリ
ー72が断熱材73で覆われて収納されている。このバ
ッテリー72の電力がケーブル35を介して散布機本体
2および検出器4に供給される。バッテリーケース71
は上蓋74が取り外し可能となっており、そこからバッ
テリー72のメンテナンス等を行うことができる。ま
た、バッテリーケース71は、上蓋74の上に人が乗っ
ても壊れない強度に形成されている。さらに、上蓋74
の表面には滑り止めシート75が接着されており、滑り
にくくなっている。
【0078】このように、本例では、バッテリー72が
散布機本体2に内蔵されているのではなく、外部に配置
されたバッテリーケース71に収納されている。従っ
て、散布機本体2を小型化・軽量化できるので、散布機
本体2をトラック等に積み込むなどの移動作業が容易と
なる。また、バッテリーケース71は散布機本体2の横
に置いてあるので、凍結防止剤を散布機本体2に投入す
る際に、バッテリーケース71を踏み台として使用する
ことができる。例えば、積雪量の多いところでは、図2
2に示すように、散布機本体2の脚26を長く設定し、
散布機本体2が雪に埋まらないようにすることがある。
このような場合でも、踏み台を別に用意する必要がな
く、バッテリーケース71を踏み台として使用して凍結
防止剤の投入を容易に行うことができる。また、バッテ
リー72は、バッテリーケース71に収納されているの
で、バッテリーケース71の上蓋74を取り外すだけで
簡単にメンテナンス等を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の凍結防止
剤散布装置は、マイクロ波発信器と、マイクロ波発信器
から発信したマイクロ波の反射波を受信する受信器とを
有する移動物検出手段を備えており、マイクロ波発信器
から発信するマイクロ波の強弱を調整手段によって調整
できる。従って、移動物の検出範囲を変えることができ
るので、装置の設置場所の道路幅等に合わせて検出範囲
を適切に設定できる。また、木の枝や葉などの元からそ
こにあった移動物を検出しないように検出範囲を設定す
れば、誤検出が少なく、信頼性の高い検出が可能であ
る。
【0080】本発明の凍結防止剤散布装置は、音声によ
り散布機構の動作状態を警告できる音声警報器を備えて
いるので、この装置の動作を知らない人でも、音声によ
り凍結防止剤が散布されていることがわかる。このた
め、凍結防止剤の散布が行われる際に、散布範囲に侵入
しないように周囲に確実に知らせることができ、凍結防
止剤の散布を安全に行うことができる。
【0081】本発明の凍結防止剤散布装置は、本体ケー
スに立てられたポールの先端に警報灯が取り付けられて
いるので、警報灯には雪が積もりにくい。また、本体ケ
ースの表面が雪で覆われてしまっても、警報灯まで隠れ
てしまうことを防止できるので、はっきりと周囲に注意
を促すことができる。
【0082】本発明の凍結防止剤散布装置は、モータの
出力軸に直結された歯車減速機構を介して回転円盤を回
転させるので、Vベルトを用いるよりも寿命が長く、作
動不良が起こりにくい。従って、頻繁にメンテナンスを
行う必要がなく、保守が容易である。
【0083】本発明の凍結防止剤散布装置は、バッテリ
ーが本体ケースの外側に配置したバッテリーケースに収
納されている。従って、散布機本体の本体ケースを小型
化・軽量化できるので、散布機本体を設置する際に、ト
ラック等に積み込むなどの移動作業が容易となる。ま
た、バッテリーケースを本体ケースの横に置けば、凍結
防止剤を収納部に投入する際に、バッテリーケースを踏
み台とすることができる。従って、踏み台を別に用意し
なくても、凍結防止剤の投入を容易に行うことができ
る。さらに、バッテリーはバッテリーケースに収納され
ているので、バッテリーのメンテナンス等をバッテリー
ケースを開けるだけで容易に行うことができる。
【0084】本発明の凍結防止剤散布装置は、散布機構
が作動した日時を記録する散布状況記録装置を備えてい
るので、後日、保守員等が凍結防止剤の散布記録を点検
できる。
【0085】本発明の凍結防止剤散布装置は、凍結防止
剤の散布口から散布機構が直接露出しているので、散布
機構と散布口の間を筒状のカバーでつないだ場合と異な
り、散布機構で吹き飛ばされた凍結防止剤はすべて散布
口から排出される。従って、散布機構の周囲に凍結防止
剤が溜まり固まることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した凍結防止剤散布装置を示す正
面図である。
【図2】凍結防止剤散布装置を示す平面図である。
【図3】(a)は凍結防止剤散布装置の散布機本体を示
す側面図、(b)は散布機本体のコントロール部を示す
拡大図である。
【図4】散布機本体の本体ケースの一部を部分的に切断
した正面図である。
【図5】散布機本体の内部構造を示す平面図である。
【図6】図5のIX−IX線で切断した部分を示す断面図で
ある。
【図7】散布機本体に内蔵されたシャッターストローク
モータの正面図である。
【図8】散布機本体に内蔵された扉ストロークモータの
正面図である。
【図9】散布機本体に内蔵された散布機構の平面図であ
る。
【図10】散布機本体に内蔵された散布機構の正面図で
ある。
【図11】(a)は、検出器の横断面図、(b)は、検
出器の縦断面図である。
【図12】検出器の取り付け方法を示す正面図である。
【図13】検出器の取り付け方法を示す平面図である。
【図14】検出器の取り付け方法を示す側面図である。
【図15】(a)〜(d)は、検出器の設置例を示す模
式図である。
【図16】凍結防止剤散布装置の制御系を示すブロック
図である。
【図17】凍結防止剤散布装置の散布動作を示す概略フ
ローチャートである。
【図18】移動物検出方法を示すフローチャートであ
る。
【図19】散布動作を示すタイムチャートである。
【図20】制御パネルの正面図である。
【図21】(a)は、バッテリーユニットの一部を断面
にして示す平面図、(b)は、バッテリーユニットの一
部を断面にして示す正面図である。
【図22】バッテリーユニットを踏み台として用いた様
子を示す模式図である。
【符号の説明】
1 凍結防止剤散布装置 2 散布機本体 5 散布機構 6 検出器 7 バッテリーユニット 11 制御装置 12 入力装置 13 出力装置 18 スピーカ 19 温度センサ 21 本体ケース 22 投入口 24 散布口 25 扉 28 制御パネル 29 警報灯のポール 30 警報灯 31 手動散布モードスイッチ 32 自動散布モードスイッチ 33 検出器のポール 36 移動物検出範囲 37 散布範囲 38 ホッパー 41 シャッタープレート 44 シャッターストロークモータ 46 扉ストロークモータ 51 メインモータ 52 回転円盤 53 羽根 56 攪拌羽根 61 検出器ケース 62 移動物センサ 63 マイクロ波発生器 64 アンテナ 65 受信波解析基板 71 バッテリーケース 72 バッテリー 270 散布状況記録装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記判別部は、凍結防止剤が散布される被散布面の範囲
    内に、人、車等の移動物が存在するか否かを検出する移
    動物検出手段を備えており、当該移動物検出手段は、マ
    イクロ波発信器と、当該マイクロ波発信器から発信した
    マイクロ波の反射波を受信する受信器と、前記マイクロ
    波発信器から発信するマイクロ波の強弱を調整する調整
    手段とを備えていることを特徴とする凍結防止剤散布装
    置。
  2. 【請求項2】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記警報機は、音声により前記散布機構の動作状態を警
    告可能な音声警報器を備えていることを特徴とする凍結
    防止剤散布装置。
  3. 【請求項3】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記警報機は、前記本体ケースに立てられたポールと、
    該ポールの先端部に取り付けられた警告灯とを備えてい
    ることを特徴とする凍結防止剤散布装置。
  4. 【請求項4】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記散布機構は、モータと、前記収納部から凍結防止剤
    が供給される表面に複数枚の羽根が起立している回転円
    盤と、前記モータの出力軸に直結し、該出力軸の回転を
    減速して前記回転円盤に伝動する歯車減速機構とを備え
    ていることを特徴とする凍結防止剤散布装置。
  5. 【請求項5】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記判別部、前記制御部、前記警報機、および前記散布
    機構のうちの少なくともいずれかに電力を供給するバッ
    テリーを有し、該バッテリーは、前記本体ケースの外側
    に配置されたバッテリーケース内に収納されていること
    を特徴とする凍結防止剤散布装置。
  6. 【請求項6】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 さらに、前記散布機構が作動した日時を記録する散布状
    況記録装置を有していることを特徴とする凍結防止剤散
    布装置。
  7. 【請求項7】 路面等の凍結を防止する凍結防止剤を収
    納した収納部と、該収納部から供給される凍結防止剤を
    装置外に散布する散布機構と、少なくとも前記収納部お
    よび前記散布機構が収納されている本体ケースと、凍結
    防止剤を散布すべきか否かを判別する判別部と、該判別
    部によって凍結防止剤の散布が必要である旨の判別が出
    た場合に前記散布機構を駆動制御する制御部と、凍結防
    止剤が散布中である旨を警報する警報機とを有する凍結
    防止剤散布装置において、 前記本体ケースに開口する凍結防止剤の散布口から、前
    記散布機構が直接露出していることを特徴とする凍結防
    止剤散布装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094450A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 East Nippon Expressway Co Ltd 凍結防止剤散布装置
KR101140768B1 (ko) 2011-01-26 2012-05-03 (주)즐거운미래 원격 제설 방재 시스템
JP2014521854A (ja) * 2011-08-12 2014-08-28 クァンジュ ナンーグ オフィス 車両用除雪装置
JP2020153165A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社前田製作所 定置式凍結防止剤散布装置および凍結防止剤散布システム

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