JPH1162534A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH1162534A JPH1162534A JP21605297A JP21605297A JPH1162534A JP H1162534 A JPH1162534 A JP H1162534A JP 21605297 A JP21605297 A JP 21605297A JP 21605297 A JP21605297 A JP 21605297A JP H1162534 A JPH1162534 A JP H1162534A
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- valve
- engine
- cam
- rotation amount
- intake
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】機関の運転状態に応じて吸気弁や排気弁である
機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置にお
いて、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性を細
密に変更可能とし、回動量規制手段の応答性にかかわら
ず機関弁の作動特性を高精度に制御可能とする。 【解決手段】内輪37、外輪38およびキャリア39を
3つの構成要素として動力伝達手段36が構成され、第
1および第2の構成要素が動弁カム29I および機関弁
VI に連結され、第3の構成要素の回動量を規制する回
動量規制手段48の作動が、動弁カム29I による開弁
開始時期から設定時間前の時期に作動を開始するように
して制御手段Cによって制御される。
機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置にお
いて、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性を細
密に変更可能とし、回動量規制手段の応答性にかかわら
ず機関弁の作動特性を高精度に制御可能とする。 【解決手段】内輪37、外輪38およびキャリア39を
3つの構成要素として動力伝達手段36が構成され、第
1および第2の構成要素が動弁カム29I および機関弁
VI に連結され、第3の構成要素の回動量を規制する回
動量規制手段48の作動が、動弁カム29I による開弁
開始時期から設定時間前の時期に作動を開始するように
して制御手段Cによって制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁装
置に関し、特に、機関の運転状態に応じて吸気弁や排気
弁である機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁
装置に関する。
置に関し、特に、機関の運転状態に応じて吸気弁や排気
弁である機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特公
平7−107368号公報等により既に知られている。
平7−107368号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、機関弁に連なるロッカアームを、カムプロフ
ィルが異なる複数種類の動弁カムで択一的に切換えて駆
動するように構成されており、機関弁の作動特性が機関
の運転状態に応じて2あるいは3段階に切換えられるも
のである。しかるに、機関の出力トルク、燃費および排
気性状等の機関性能をより向上するためには、機関運転
状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に切換え可能
とすることが望ましく、上記従来の動弁装置の構成で
は、カムプロフィルを異ならせたより多くの種類の動弁
カムが必要となって動弁装置が大型化してしまい、実現
が困難である。
ものでは、機関弁に連なるロッカアームを、カムプロフ
ィルが異なる複数種類の動弁カムで択一的に切換えて駆
動するように構成されており、機関弁の作動特性が機関
の運転状態に応じて2あるいは3段階に切換えられるも
のである。しかるに、機関の出力トルク、燃費および排
気性状等の機関性能をより向上するためには、機関運転
状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に切換え可能
とすることが望ましく、上記従来の動弁装置の構成で
は、カムプロフィルを異ならせたより多くの種類の動弁
カムが必要となって動弁装置が大型化してしまい、実現
が困難である。
【0004】そこで、本出願人は、カム軸の動弁カムお
よび機関弁間に遊星ギヤ式もしくは遊星摩擦式の動力伝
達手段が設けられ、該動力伝達手段の1つの構成要素
に、回動量規制手段が連結されており、前記構成要素の
回動量を回動量規制手段で制御することにより、複数の
動弁カムを不要とした小型の構成で機関弁の作動特性を
細密に変更可能とした動弁装置を既に提案(特願平8−
232283号)している。しかるに、機関弁の作動特
性を正確に制御するためには回動量規制手段の応答性が
高いことが要求され、回動量規制手段として用いるアク
チュエータの種類が限られたものとなり、またアクチュ
エータのコストも高いものとなる。
よび機関弁間に遊星ギヤ式もしくは遊星摩擦式の動力伝
達手段が設けられ、該動力伝達手段の1つの構成要素
に、回動量規制手段が連結されており、前記構成要素の
回動量を回動量規制手段で制御することにより、複数の
動弁カムを不要とした小型の構成で機関弁の作動特性を
細密に変更可能とした動弁装置を既に提案(特願平8−
232283号)している。しかるに、機関弁の作動特
性を正確に制御するためには回動量規制手段の応答性が
高いことが要求され、回動量規制手段として用いるアク
チュエータの種類が限られたものとなり、またアクチュ
エータのコストも高いものとなる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性
を細密に変更可能とするとともに、回動量規制手段の応
答性が低くても機関弁の作動特性を高精度に制御可能と
した内燃機関の動弁装置を提供することを目的とする。
のであり、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性
を細密に変更可能とするとともに、回動量規制手段の応
答性が低くても機関弁の作動特性を高精度に制御可能と
した内燃機関の動弁装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、機関の運転状態に応じて機
関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置におい
て、閉弁期間に対応したベース円部と、開弁期間に対応
した高位部とを外周に有する動弁カムが設けられるカム
軸と;回動可能な内輪と、該内輪と同一軸線まわりの回
動を可能として内輪を囲繞する外輪と、内輪および外輪
間に配置される遊星回転体を前記内輪および外輪の軸線
と平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともに該遊
星回転体の前記内輪まわりの公転に連動して回動するキ
ャリアとを構成要素とし、それらの構成要素のうち第1
の構成要素が前記動弁カムに連動、連結され、前記各構
成要素のうち第2の構成要素が機関弁に連結される動力
伝達手段と;該動力伝達手段が備える構成要素のうち第
3の構成要素に連結されるとともに該第3の構成要素の
回動量を規制し得る回動量規制手段と;前記動弁カムで
定まる閉弁期間内であって該動弁カムによる開弁開始時
期から設定時間前の時期に前記回動量規制手段の作動を
開始するようにして該回動量規制手段の作動を機関の運
転状態に応じて制御する制御手段と;を備えることを特
徴とする。
に、請求項1記載の発明は、機関の運転状態に応じて機
関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置におい
て、閉弁期間に対応したベース円部と、開弁期間に対応
した高位部とを外周に有する動弁カムが設けられるカム
軸と;回動可能な内輪と、該内輪と同一軸線まわりの回
動を可能として内輪を囲繞する外輪と、内輪および外輪
間に配置される遊星回転体を前記内輪および外輪の軸線
と平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともに該遊
星回転体の前記内輪まわりの公転に連動して回動するキ
ャリアとを構成要素とし、それらの構成要素のうち第1
の構成要素が前記動弁カムに連動、連結され、前記各構
成要素のうち第2の構成要素が機関弁に連結される動力
伝達手段と;該動力伝達手段が備える構成要素のうち第
3の構成要素に連結されるとともに該第3の構成要素の
回動量を規制し得る回動量規制手段と;前記動弁カムで
定まる閉弁期間内であって該動弁カムによる開弁開始時
期から設定時間前の時期に前記回動量規制手段の作動を
開始するようにして該回動量規制手段の作動を機関の運
転状態に応じて制御する制御手段と;を備えることを特
徴とする。
【0007】上記構成によれば、動力伝達手段の第1の
構成要素がカム軸の動弁カムに連動、連結されるととも
に第2の構成要素が機関弁に連動、連結され、第3の構
成要素の回動量が回動量規制手段で規制されることによ
り、第1の構成要素がカム軸の回転によって回動するこ
とに伴なう第2の構成要素の回動すなわち機関弁の作動
特性が制御されることになり、第3の構成要素の回動量
を回動量規制手段でより細密に規制することにより、機
関弁の作動特性をより細密に制御することが可能とな
る。しかも動力伝達手段は、内輪、外輪およびキャリア
が同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るものであ
ることにより、動力伝達手段をコンパクトに纏めること
ができ、動弁装置の小型化を図ることができる。また回
動量規制手段の作動は、制御手段により制御されるので
あるが、回動量規制手段の作動は動弁カムによる開弁開
始時期から設定時間前に開始するので、回動量規制手段
の応答性が劣るものであったとしても動弁カムによる開
弁開始時期には回動量規制手段の作動が完了している
か、あるいは作動途中にあるものであり、回動量規制手
段の種類にかかわらず第3の構成要素の回動量を規制す
る時期を精度よく定めることができ、機関弁の作動特性
制御を高精度のものとすることが可能となる。
構成要素がカム軸の動弁カムに連動、連結されるととも
に第2の構成要素が機関弁に連動、連結され、第3の構
成要素の回動量が回動量規制手段で規制されることによ
り、第1の構成要素がカム軸の回転によって回動するこ
とに伴なう第2の構成要素の回動すなわち機関弁の作動
特性が制御されることになり、第3の構成要素の回動量
を回動量規制手段でより細密に規制することにより、機
関弁の作動特性をより細密に制御することが可能とな
る。しかも動力伝達手段は、内輪、外輪およびキャリア
が同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るものであ
ることにより、動力伝達手段をコンパクトに纏めること
ができ、動弁装置の小型化を図ることができる。また回
動量規制手段の作動は、制御手段により制御されるので
あるが、回動量規制手段の作動は動弁カムによる開弁開
始時期から設定時間前に開始するので、回動量規制手段
の応答性が劣るものであったとしても動弁カムによる開
弁開始時期には回動量規制手段の作動が完了している
か、あるいは作動途中にあるものであり、回動量規制手
段の種類にかかわらず第3の構成要素の回動量を規制す
る時期を精度よく定めることができ、機関弁の作動特性
制御を高精度のものとすることが可能となる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記設定時間が、回
動量規制手段の作動開始から作動完了までの時間以上の
値に設定されることにより、動弁カムによる開弁開始時
には回動量規制手段の作動を完了させることができ、回
動量規制手段の種類にかかわらず機関弁の作動特性制御
をより高精度のものとすることができる。
求項1記載の発明の構成に加えて、前記設定時間が、回
動量規制手段の作動開始から作動完了までの時間以上の
値に設定されることにより、動弁カムによる開弁開始時
には回動量規制手段の作動を完了させることができ、回
動量規制手段の種類にかかわらず機関弁の作動特性制御
をより高精度のものとすることができる。
【0009】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記制御
手段が、前記動弁カムで定まる開弁期間の途中で前記回
動量規制手段の作動を制御可能であることにより、回動
量規制手段に高い応答性を要求することなく、機関弁の
作動特性をより広範囲に制御することができる。
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記制御
手段が、前記動弁カムで定まる開弁期間の途中で前記回
動量規制手段の作動を制御可能であることにより、回動
量規制手段に高い応答性を要求することなく、機関弁の
作動特性をより広範囲に制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】図1ないし図5は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は内燃機関の要部縦断面図、図2は図
1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は
動弁カムで定まる閉弁期間および開弁期間に対する回動
量規制手段の作動開始タイミングを示す図、図5は機関
弁のリフト量および開弁期間制御特性図である。
ものであり、図1は内燃機関の要部縦断面図、図2は図
1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は
動弁カムで定まる閉弁期間および開弁期間に対する回動
量規制手段の作動開始タイミングを示す図、図5は機関
弁のリフト量および開弁期間制御特性図である。
【0012】先ず図1において、図示しないシリンダブ
ロックにそれぞれ摺動可能に嵌合されるピストンの上面
およびシリンダヘッド14間には燃焼室15が形成さ
れ、シリンダヘッド14には、燃焼室15の天井面に開
口するようにして一対の吸気弁口16…ならびに一対の
排気弁口17…が各気筒毎に設けられ、両吸気弁口16
…は吸気ポート18に連通され、両排気弁口17…は排
気ポート19に連通される。
ロックにそれぞれ摺動可能に嵌合されるピストンの上面
およびシリンダヘッド14間には燃焼室15が形成さ
れ、シリンダヘッド14には、燃焼室15の天井面に開
口するようにして一対の吸気弁口16…ならびに一対の
排気弁口17…が各気筒毎に設けられ、両吸気弁口16
…は吸気ポート18に連通され、両排気弁口17…は排
気ポート19に連通される。
【0013】両吸気弁口16…を個別に開閉可能な一対
の機関弁としての吸気弁VI …のステム20…は、シリ
ンダヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒21…に
摺動可能に嵌合され、各ガイド筒21…から上方に突出
したステム20…の上端部に設けられるリテーナ22…
とシリンダヘッド14との間には各ステム20…を囲繞
するコイル状の弁ばね23…が設けられ、それらの弁ば
ね23…により吸気弁VI …は吸気弁口16…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口17…を個別に開閉
可能な一対の排気弁VE …のステム24…は、シリンダ
ヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒25…に摺動
可能に嵌合され、各ガイド筒25…から上方に突出した
ステム24…の上端部に設けられるリテーナ26…とシ
リンダヘッド14との間には各ステム24…を囲繞する
コイル状の弁ばね27…が設けられ、それらの弁ばね2
7…により排気弁VE …は排気弁口17…を閉じる方向
に付勢される。
の機関弁としての吸気弁VI …のステム20…は、シリ
ンダヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒21…に
摺動可能に嵌合され、各ガイド筒21…から上方に突出
したステム20…の上端部に設けられるリテーナ22…
とシリンダヘッド14との間には各ステム20…を囲繞
するコイル状の弁ばね23…が設けられ、それらの弁ば
ね23…により吸気弁VI …は吸気弁口16…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口17…を個別に開閉
可能な一対の排気弁VE …のステム24…は、シリンダ
ヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒25…に摺動
可能に嵌合され、各ガイド筒25…から上方に突出した
ステム24…の上端部に設けられるリテーナ26…とシ
リンダヘッド14との間には各ステム24…を囲繞する
コイル状の弁ばね27…が設けられ、それらの弁ばね2
7…により排気弁VE …は排気弁口17…を閉じる方向
に付勢される。
【0014】上記両吸気弁VI …および両排気弁VE …
間には、図示しないクランク軸の軸線と平行なカム軸2
8が両吸気弁VI …の上端および両排気弁VE …の上端
よりも下方に位置するようにして回転自在に配置されて
おり、該カム軸28は1/2の減速比で前記クランク軸
に連動、連結される。しかもシリンダヘッド14の上面
にはオイルバス30が形成されており、前記カム軸28
は、該カム軸28が備える吸気側動弁カム29I および
排気側動弁カム29E を、オイルバス30内のオイル中
に浸漬させ得る位置に配置される。
間には、図示しないクランク軸の軸線と平行なカム軸2
8が両吸気弁VI …の上端および両排気弁VE …の上端
よりも下方に位置するようにして回転自在に配置されて
おり、該カム軸28は1/2の減速比で前記クランク軸
に連動、連結される。しかもシリンダヘッド14の上面
にはオイルバス30が形成されており、前記カム軸28
は、該カム軸28が備える吸気側動弁カム29I および
排気側動弁カム29E を、オイルバス30内のオイル中
に浸漬させ得る位置に配置される。
【0015】両吸気弁VI …とカム軸28の吸気側動弁
カム29I との間には、カム軸28の回転運動を吸気弁
VI …の開閉運動に変換可能な吸気側動弁装置31I が
設けられ、両排気弁VE …と前記カム軸28の排気側動
弁カム29E との間には、カム軸28の回転運動を排気
弁VE …の開閉運動に変換可能な排気側動弁装置31 E
が設けられる。
カム29I との間には、カム軸28の回転運動を吸気弁
VI …の開閉運動に変換可能な吸気側動弁装置31I が
設けられ、両排気弁VE …と前記カム軸28の排気側動
弁カム29E との間には、カム軸28の回転運動を排気
弁VE …の開閉運動に変換可能な排気側動弁装置31 E
が設けられる。
【0016】排気側動弁装置31E は、カム軸28と平
行な軸線を有して固定配置されるロッカアーム軸32
と、該ロッカアーム軸32に回動可能に支持されて両排
気弁V E …および排気側動弁カム20E 間に設けられる
ロッカアーム33とを備える。ロッカアーム33の一端
には排気側動弁カム29E に接触するカムスリッパ34
が設けられ、ロッカアーム33の他端には、両排気弁V
E …の上端にそれぞれ接触する一対のタペットねじ35
…が、進退位置を調整可能としてそれぞれねじ込まれ
る。
行な軸線を有して固定配置されるロッカアーム軸32
と、該ロッカアーム軸32に回動可能に支持されて両排
気弁V E …および排気側動弁カム20E 間に設けられる
ロッカアーム33とを備える。ロッカアーム33の一端
には排気側動弁カム29E に接触するカムスリッパ34
が設けられ、ロッカアーム33の他端には、両排気弁V
E …の上端にそれぞれ接触する一対のタペットねじ35
…が、進退位置を調整可能としてそれぞれねじ込まれ
る。
【0017】図2および図3を併せて参照して、吸気側
動弁装置31I は動力伝達手段36を備えるものであ
り、該動力伝達手段36は、カム軸28と平行な軸線ま
わりに回動可能な内輪であるサンギヤ37と、該サンギ
ヤ37と同一軸線まわりに回動可能としてサンギヤ37
を囲繞する外輪であるリングギヤ38と、複数の遊星回
転体である遊星ギヤ40…を前記サンギヤ37およびリ
ングギヤ38の軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支
持するとともにそれらの遊星ギヤ40…のサンギヤ37
まわりの公転に連動して回動するキャリア39とで、遊
星ギヤ式に構成される。
動弁装置31I は動力伝達手段36を備えるものであ
り、該動力伝達手段36は、カム軸28と平行な軸線ま
わりに回動可能な内輪であるサンギヤ37と、該サンギ
ヤ37と同一軸線まわりに回動可能としてサンギヤ37
を囲繞する外輪であるリングギヤ38と、複数の遊星回
転体である遊星ギヤ40…を前記サンギヤ37およびリ
ングギヤ38の軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支
持するとともにそれらの遊星ギヤ40…のサンギヤ37
まわりの公転に連動して回動するキャリア39とで、遊
星ギヤ式に構成される。
【0018】この動力伝達手段36を構成する3つの構
成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39のうちサンギヤ37は、カム軸28と平行な軸
線を有してカム軸28および両吸気弁VI …間に固定配
置された支軸41で回転自在に支持される。
成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39のうちサンギヤ37は、カム軸28と平行な軸
線を有してカム軸28および両吸気弁VI …間に固定配
置された支軸41で回転自在に支持される。
【0019】前記各構成要素のうち第1の構成要素とし
てのリングギヤ38には、カム軸28側に延びる腕42
が一体に設けられており、この腕42の先端部に回転自
在に支持されるローラー43がカム軸28の吸気側動弁
カム29I に接触せしめられる。すなわちリングギヤ3
8は、カム軸28の吸気側動弁カム29I に連動、連結
されるものであり、該カム軸28の回転に応じて吸気側
動弁カム29I によりリングギヤ38が回動駆動され
る。しかもリングギヤ38の吸気側動弁カム29 I への
連動、連結点すなわちローラー43の吸気側動弁カム2
9I への接触点は、吸気弁VI …とカム軸28との間に
配置される。
てのリングギヤ38には、カム軸28側に延びる腕42
が一体に設けられており、この腕42の先端部に回転自
在に支持されるローラー43がカム軸28の吸気側動弁
カム29I に接触せしめられる。すなわちリングギヤ3
8は、カム軸28の吸気側動弁カム29I に連動、連結
されるものであり、該カム軸28の回転に応じて吸気側
動弁カム29I によりリングギヤ38が回動駆動され
る。しかもリングギヤ38の吸気側動弁カム29 I への
連動、連結点すなわちローラー43の吸気側動弁カム2
9I への接触点は、吸気弁VI …とカム軸28との間に
配置される。
【0020】動力伝達手段36を構成する構成要素のう
ち第2の構成要素としてのサンギヤ37には、リングギ
ヤ38の両側で両吸気弁VI …側に延びる連結腕44,
44が固着されており、これらの連結腕44,44の先
端部には、両吸気弁VI …におけるステム20…の上端
にそれぞれ接触するタペットねじ45,45が進退位置
を調整可能としてそれぞれねじ込まれる。これにより、
サンギヤ37は両吸気弁VI …に連動、連結されること
になり、サンギヤ37の回動に応じて両吸気弁VI …が
開閉駆動される。
ち第2の構成要素としてのサンギヤ37には、リングギ
ヤ38の両側で両吸気弁VI …側に延びる連結腕44,
44が固着されており、これらの連結腕44,44の先
端部には、両吸気弁VI …におけるステム20…の上端
にそれぞれ接触するタペットねじ45,45が進退位置
を調整可能としてそれぞれねじ込まれる。これにより、
サンギヤ37は両吸気弁VI …に連動、連結されること
になり、サンギヤ37の回動に応じて両吸気弁VI …が
開閉駆動される。
【0021】動力伝達手段36を構成する構成要素のう
ち第3の構成要素としてのキャリア39は、両端に支持
板39a,39bをそれぞれ有して、サンギヤ37およ
びリングギヤ38間に同軸に挿入される。サンギヤ37
の外周およびリングギヤ38の内周に噛合う遊星ギヤ4
0…は、キャリア39の周方向に等間隔をあけた複数個
所たとえば6個所に配置されるものであり、各遊星ギヤ
40…の両端が両支持板39a,39bでそれぞれ回転
自在に支持される。
ち第3の構成要素としてのキャリア39は、両端に支持
板39a,39bをそれぞれ有して、サンギヤ37およ
びリングギヤ38間に同軸に挿入される。サンギヤ37
の外周およびリングギヤ38の内周に噛合う遊星ギヤ4
0…は、キャリア39の周方向に等間隔をあけた複数個
所たとえば6個所に配置されるものであり、各遊星ギヤ
40…の両端が両支持板39a,39bでそれぞれ回転
自在に支持される。
【0022】キャリア39が備える両支持板39a,3
9bの一方39bには、カム軸28とは反対側に延びる
規制腕46が一体に設けられる。該規制腕46の上方位
置でヘッドカバー47には、回動量規制手段48が配設
される。この回動量規制手段48は、前記規制腕46の
上面に接触可能な規制ロッド49の先端位置を、たとえ
ばステップモータにより自在に変化せしめることを可能
として構成されるものであり、規制腕46から規制ロッ
ド49に作用する力に対抗して規制ロッド49の軸方向
位置を維持することができる。しかも回動量規制手段4
8は、規制ロッド49を最大限伸長せしめたときに吸気
弁VI …が閉弁状態に在るときの規制腕46との間に、
吸気弁VI …および動力伝達手段36の熱膨張を許容す
る程度の間隙を形成するものであることが望ましい。
9bの一方39bには、カム軸28とは反対側に延びる
規制腕46が一体に設けられる。該規制腕46の上方位
置でヘッドカバー47には、回動量規制手段48が配設
される。この回動量規制手段48は、前記規制腕46の
上面に接触可能な規制ロッド49の先端位置を、たとえ
ばステップモータにより自在に変化せしめることを可能
として構成されるものであり、規制腕46から規制ロッ
ド49に作用する力に対抗して規制ロッド49の軸方向
位置を維持することができる。しかも回動量規制手段4
8は、規制ロッド49を最大限伸長せしめたときに吸気
弁VI …が閉弁状態に在るときの規制腕46との間に、
吸気弁VI …および動力伝達手段36の熱膨張を許容す
る程度の間隙を形成するものであることが望ましい。
【0023】ところで、吸気側動弁カム29I で腕42
が押されることによりリングギヤ38は、図1および図
2の矢印50で示す方向に回動するのであるが、両吸気
弁V I …およびサンギヤ37には弁ばね23…によりた
とえば20kgf程度の比較的大きなばね荷重が作用し
ているので、キャリア39の公転が規制されていないと
きには該キャリア39は前記矢印50と同一方向に自由
に公転し、両吸気弁V I …が開閉作動することはない。
しかるに、キャリア39の公転が規制されると、その公
転量規制分だけ各遊星ギヤ40…が自転してリングギヤ
38が回動作動し、両吸気弁VI …が開弁作動すること
になり、キャリア39の公転規制量を無段階に変更する
ことにより両吸気弁VI …の最大リフト量および開弁期
間、すなわち作動特性を無段階に変更することができ
る。
が押されることによりリングギヤ38は、図1および図
2の矢印50で示す方向に回動するのであるが、両吸気
弁V I …およびサンギヤ37には弁ばね23…によりた
とえば20kgf程度の比較的大きなばね荷重が作用し
ているので、キャリア39の公転が規制されていないと
きには該キャリア39は前記矢印50と同一方向に自由
に公転し、両吸気弁V I …が開閉作動することはない。
しかるに、キャリア39の公転が規制されると、その公
転量規制分だけ各遊星ギヤ40…が自転してリングギヤ
38が回動作動し、両吸気弁VI …が開弁作動すること
になり、キャリア39の公転規制量を無段階に変更する
ことにより両吸気弁VI …の最大リフト量および開弁期
間、すなわち作動特性を無段階に変更することができ
る。
【0024】回動量規制手段48は、キャリア39の回
動量すなわち公転量を無段階に制御するものであり、両
吸気弁VI …を閉弁方向に付勢する弁ばね23…のばね
力がサンギヤ37および各遊星ギヤ40…を介してキャ
リア39に作用し、規制腕46が上方に付勢されるのに
対し、規制腕46を下方に向けて押圧する力を無段階に
変更可能なものである。而して弁ばね23…のばね力
は、両吸気弁VI …の開弁方向への作動に応じて大とな
るものであり、規制腕46を上方に向けて押し上げる力
も両吸気弁VI …の開弁作動に応じて大となるので、回
動量規制手段48がその規制ロッド49の先端位置を変
更することにより、両吸気弁VI …が或る開度まで開弁
したときに規制腕46が規制ロッド49に接触して回動
量が規制されることになり、その位置にキャリア39の
公転量が規制され、両吸気弁VI …の最大リフト位置も
上述のように規制腕46が規制ロッド49に接触した位
置に規制されることになる。
動量すなわち公転量を無段階に制御するものであり、両
吸気弁VI …を閉弁方向に付勢する弁ばね23…のばね
力がサンギヤ37および各遊星ギヤ40…を介してキャ
リア39に作用し、規制腕46が上方に付勢されるのに
対し、規制腕46を下方に向けて押圧する力を無段階に
変更可能なものである。而して弁ばね23…のばね力
は、両吸気弁VI …の開弁方向への作動に応じて大とな
るものであり、規制腕46を上方に向けて押し上げる力
も両吸気弁VI …の開弁作動に応じて大となるので、回
動量規制手段48がその規制ロッド49の先端位置を変
更することにより、両吸気弁VI …が或る開度まで開弁
したときに規制腕46が規制ロッド49に接触して回動
量が規制されることになり、その位置にキャリア39の
公転量が規制され、両吸気弁VI …の最大リフト位置も
上述のように規制腕46が規制ロッド49に接触した位
置に規制されることになる。
【0025】ところで、弁ばね23…のばね力は、上述
のように比較的大きなものであり、そのような弁ばね2
3…のばね力に対抗する力を回動量規制手段48のみで
負担すれば、回動量規制手段48の大型化につながるこ
とになる。そこで、キャリア39における前記一方の支
持板39bには、上方に延びる補助規制腕51が一体に
設けられており、この補助規制腕51に補助力付与手段
52が連結される。
のように比較的大きなものであり、そのような弁ばね2
3…のばね力に対抗する力を回動量規制手段48のみで
負担すれば、回動量規制手段48の大型化につながるこ
とになる。そこで、キャリア39における前記一方の支
持板39bには、上方に延びる補助規制腕51が一体に
設けられており、この補助規制腕51に補助力付与手段
52が連結される。
【0026】補助力付与手段52は、ヘッドカバー47
に固定的に支持される支持筒53と、一端を補助規制腕
51に接触させて支持筒53に摺動可能に嵌合されるピ
ストン54と、ピストン54で補助規制腕51を押す方
向のばね力を発揮して支持筒53およびピストン54間
に設けられるばね55とを備える。
に固定的に支持される支持筒53と、一端を補助規制腕
51に接触させて支持筒53に摺動可能に嵌合されるピ
ストン54と、ピストン54で補助規制腕51を押す方
向のばね力を発揮して支持筒53およびピストン54間
に設けられるばね55とを備える。
【0027】このような補助力付与手段52によれば、
ばね55が発揮するばね力を、補助規制腕51すなわち
キャリア39に、回動量規制手段48からの規制力と同
一方向に作用せしめることができ、弁ばね23…のばね
力に対抗する力の一部を補助力付与手段52で負担する
ことができる。
ばね55が発揮するばね力を、補助規制腕51すなわち
キャリア39に、回動量規制手段48からの規制力と同
一方向に作用せしめることができ、弁ばね23…のばね
力に対抗する力の一部を補助力付与手段52で負担する
ことができる。
【0028】回動量規制手段48の作動は制御手段Cで
制御されるものであり、この制御手段Cは、吸気側動弁
カム29I で定まる開弁開始時期よりも前に回動量規制
手段48の作動を開始するようにして該回動量規制手段
48の作動を機関の運転状態に応じて制御する。
制御されるものであり、この制御手段Cは、吸気側動弁
カム29I で定まる開弁開始時期よりも前に回動量規制
手段48の作動を開始するようにして該回動量規制手段
48の作動を機関の運転状態に応じて制御する。
【0029】ところで、前記吸気側動弁カム29I は、
その外周にベース円部56aと、該ベース円部56aよ
りも外方に突出した高位部56bとを有するものであ
り、ベース円部56aが、図4で示す閉弁期間に対応し
て形成されるのに対し、高位部56bは、図4で示す開
弁期間に対応して形成されるものであり、高位部56b
の形状は、回動量規制手段48を非作動状態としてキャ
リア39の回動量を規制しないときの吸気弁VI …の開
弁特性に対応して定められる。
その外周にベース円部56aと、該ベース円部56aよ
りも外方に突出した高位部56bとを有するものであ
り、ベース円部56aが、図4で示す閉弁期間に対応し
て形成されるのに対し、高位部56bは、図4で示す開
弁期間に対応して形成されるものであり、高位部56b
の形状は、回動量規制手段48を非作動状態としてキャ
リア39の回動量を規制しないときの吸気弁VI …の開
弁特性に対応して定められる。
【0030】而して制御手段Cは、吸気側動弁カム29
I で定まる開弁開始時期t1 よりも設定時間Tだけ早
く、しかも吸気側動弁カム29I で定まる閉弁期間の途
中である作動開始時期t2 で回動量規制手段48の作動
を開始せしめるものであり、前記設定時間Tは、回動量
規制手段48が作動を開始してから完了するまでの時間
以上の値に設定されることが望ましい。
I で定まる開弁開始時期t1 よりも設定時間Tだけ早
く、しかも吸気側動弁カム29I で定まる閉弁期間の途
中である作動開始時期t2 で回動量規制手段48の作動
を開始せしめるものであり、前記設定時間Tは、回動量
規制手段48が作動を開始してから完了するまでの時間
以上の値に設定されることが望ましい。
【0031】次にこの実施例の作用について説明する
と、吸気側動弁装置31I において、遊星ギヤ式である
動力伝達手段36を構成する3つの構成要素、すなわち
サンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39のう
ち、リングギヤ38およびサンギヤ37が、カム軸28
の吸気側動弁カム29I および吸気弁VI …に連動、連
結され、キャリア39の回動量すなわち公転量が回動量
規制手段48で無段階に制御されるので、両吸気弁VI
…の作動特性を無段階にかつ細密に制御することができ
る。
と、吸気側動弁装置31I において、遊星ギヤ式である
動力伝達手段36を構成する3つの構成要素、すなわち
サンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39のう
ち、リングギヤ38およびサンギヤ37が、カム軸28
の吸気側動弁カム29I および吸気弁VI …に連動、連
結され、キャリア39の回動量すなわち公転量が回動量
規制手段48で無段階に制御されるので、両吸気弁VI
…の作動特性を無段階にかつ細密に制御することができ
る。
【0032】すなわち、回動量規制手段48によるキャ
リア39の回動量規制を実行しないときには、図5で示
す曲線L1 のように吸気弁VI …のリフト量および開弁
期間が最大となるのに対し、回動量規制手段48によっ
てキャリア39の回動量を最大限に規制したときには図
5で示す曲線L2 のように吸気弁VI …のリフト量およ
び開弁期間が最小となるものであり、キャリア39の回
動量すなわち公転量が回動量規制手段48で無段階に制
御されることにより、曲線L1 ,L2 間に示す複数の曲
線のように吸気弁VI …のリフト量および開弁期間が無
段階に制御されることになる。
リア39の回動量規制を実行しないときには、図5で示
す曲線L1 のように吸気弁VI …のリフト量および開弁
期間が最大となるのに対し、回動量規制手段48によっ
てキャリア39の回動量を最大限に規制したときには図
5で示す曲線L2 のように吸気弁VI …のリフト量およ
び開弁期間が最小となるものであり、キャリア39の回
動量すなわち公転量が回動量規制手段48で無段階に制
御されることにより、曲線L1 ,L2 間に示す複数の曲
線のように吸気弁VI …のリフト量および開弁期間が無
段階に制御されることになる。
【0033】しかも回動量規制手段48の作動開始時期
t2 は、吸気側動弁カム29I によって定まる開弁開始
時期t1 から設定時間T前であるので、回動量規制手段
48の応答性にかかわらず、吸気側動弁カム29I によ
る開弁開始時期t1 には回動量規制手段48の作動が完
了しているか、あるいは作動途中にあるものであり、回
動量規制手段48の応答性の如何にかかわらずキャリア
39の回動量を規制する時期を精度よく定めることがで
き、吸気弁VI …の作動特性制御を高精度のものとする
ことが可能となる。特に、前記設定開始時間Tが回動量
規制手段48の作動開始から作動完了までの時間以上の
値に設定されたときには、吸気側動弁カム29I による
開弁開始時期t1 には回動量規制手段48の作動を確実
に完了させることができ、吸気弁VI …の作動特性制御
をより高精度のものとすることができる。
t2 は、吸気側動弁カム29I によって定まる開弁開始
時期t1 から設定時間T前であるので、回動量規制手段
48の応答性にかかわらず、吸気側動弁カム29I によ
る開弁開始時期t1 には回動量規制手段48の作動が完
了しているか、あるいは作動途中にあるものであり、回
動量規制手段48の応答性の如何にかかわらずキャリア
39の回動量を規制する時期を精度よく定めることがで
き、吸気弁VI …の作動特性制御を高精度のものとする
ことが可能となる。特に、前記設定開始時間Tが回動量
規制手段48の作動開始から作動完了までの時間以上の
値に設定されたときには、吸気側動弁カム29I による
開弁開始時期t1 には回動量規制手段48の作動を確実
に完了させることができ、吸気弁VI …の作動特性制御
をより高精度のものとすることができる。
【0034】また動力伝達手段36は、3つの構成要素
すなわちサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア
39が同一軸線まわりに回動可能に配置されて成る遊星
ギヤ式のものであるので、動力伝達手段36のコンパク
ト化すなわち動弁装置31Iの小型化を図ることがで
き、動力伝達手段36を構成する各構成要素37,3
8,39相互の噛合い連結により、吸気弁VI …の作動
特性を正確に制御することが可能となる。
すなわちサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア
39が同一軸線まわりに回動可能に配置されて成る遊星
ギヤ式のものであるので、動力伝達手段36のコンパク
ト化すなわち動弁装置31Iの小型化を図ることがで
き、動力伝達手段36を構成する各構成要素37,3
8,39相互の噛合い連結により、吸気弁VI …の作動
特性を正確に制御することが可能となる。
【0035】このような動力伝達手段36において、サ
ンギヤ37の回動量に対してリングギヤ38の回動量は
小さなものであり、リングギヤ37がカム軸28の吸気
側動弁カム29I に連動、連結され、サンギヤ37が吸
気弁VI …に連動、連結されるものであるので、吸気弁
VI …で必要とされるリフト量すなわちサンギヤ37の
回動量に対する吸気側動弁カム29I の大きさを比較的
小さく設定することが可能である。したがってリングギ
ヤ38が吸気側動弁カム29I から受ける荷重を比較的
小さくして動弁負荷の軽減に寄与することが可能とな
り、リングギヤ38の腕42に支持されたローラー43
が吸気側動弁カム29I にころがり接触するので動弁負
荷をより一層低減することができる。さらに吸気側動弁
カム29Iが比較的小さくなることから該動弁カム29
I の回転に必要なスペース、ならびにリングギヤ38の
腕42の作動に必要なスペースも比較的小さくなり、し
たがって吸気側動弁装置31I を配置する動弁室のコン
パクト化を図ることが可能となる。
ンギヤ37の回動量に対してリングギヤ38の回動量は
小さなものであり、リングギヤ37がカム軸28の吸気
側動弁カム29I に連動、連結され、サンギヤ37が吸
気弁VI …に連動、連結されるものであるので、吸気弁
VI …で必要とされるリフト量すなわちサンギヤ37の
回動量に対する吸気側動弁カム29I の大きさを比較的
小さく設定することが可能である。したがってリングギ
ヤ38が吸気側動弁カム29I から受ける荷重を比較的
小さくして動弁負荷の軽減に寄与することが可能とな
り、リングギヤ38の腕42に支持されたローラー43
が吸気側動弁カム29I にころがり接触するので動弁負
荷をより一層低減することができる。さらに吸気側動弁
カム29Iが比較的小さくなることから該動弁カム29
I の回転に必要なスペース、ならびにリングギヤ38の
腕42の作動に必要なスペースも比較的小さくなり、し
たがって吸気側動弁装置31I を配置する動弁室のコン
パクト化を図ることが可能となる。
【0036】しかもシリンダヘッド14の上面に形成さ
れたオイルバス30内のオイル中に吸気側および排気側
動弁カム29I ,29E が浸漬されるので、吸気側およ
び排気側動弁カム29I ,29E でオイルをかき上げる
ようにして、動力伝達手段36の潤滑を十分に行なうこ
とができる。
れたオイルバス30内のオイル中に吸気側および排気側
動弁カム29I ,29E が浸漬されるので、吸気側およ
び排気側動弁カム29I ,29E でオイルをかき上げる
ようにして、動力伝達手段36の潤滑を十分に行なうこ
とができる。
【0037】本発明の他の実施例として、制御手段C
が、吸気側動弁カム29I によって定まる開弁開始時期
t1 から設定時間T前に回動量規制手段48の作動を開
始せしめるとともに、吸気側動弁カム29I で定まる開
弁期間の途中に回動量規制手段48の作動制御を行なう
ようにしてもよい。このように吸気側動弁カム29I で
定まる開弁期間の途中に回動量規制手段48の作動制御
を実行するようにすれば、図6の破線で示すように、吸
気弁VI …の開閉時期の位相をクランク角に沿ってずら
せることが可能であり、図5で示したリフト量および開
弁期間の制御と、図6で示す開閉時期の位相制御とを組
み合わせて吸気弁VI …の作動特性制御を行なうことが
できるので、回動量規制手段48に高い応答性を要求す
ることなく、吸気弁VI …の作動特性をより広範囲に制
御することができる。
が、吸気側動弁カム29I によって定まる開弁開始時期
t1 から設定時間T前に回動量規制手段48の作動を開
始せしめるとともに、吸気側動弁カム29I で定まる開
弁期間の途中に回動量規制手段48の作動制御を行なう
ようにしてもよい。このように吸気側動弁カム29I で
定まる開弁期間の途中に回動量規制手段48の作動制御
を実行するようにすれば、図6の破線で示すように、吸
気弁VI …の開閉時期の位相をクランク角に沿ってずら
せることが可能であり、図5で示したリフト量および開
弁期間の制御と、図6で示す開閉時期の位相制御とを組
み合わせて吸気弁VI …の作動特性制御を行なうことが
できるので、回動量規制手段48に高い応答性を要求す
ることなく、吸気弁VI …の作動特性をより広範囲に制
御することができる。
【0038】本発明のさらに他の実施例として、特開平
5−33840号公報、特開平5−79450号公報、
特開平5−157149号公報、特開平6−34005
号公報および特開平6−66360号公報でそれぞれ開
示されるような遊星摩擦式の動力伝達手段(トラクショ
ンドライブ)を用いることも可能である。
5−33840号公報、特開平5−79450号公報、
特開平5−157149号公報、特開平6−34005
号公報および特開平6−66360号公報でそれぞれ開
示されるような遊星摩擦式の動力伝達手段(トラクショ
ンドライブ)を用いることも可能である。
【0039】また動力伝達手段のうち回動量規制手段に
連動、連結される第3の構成要素の回動量を、無段階で
はなく複数段階に制御することも可能であり、その場
合、段階数をより多く設定することにより機関弁の作動
特性を細密に制御することができる。
連動、連結される第3の構成要素の回動量を、無段階で
はなく複数段階に制御することも可能であり、その場
合、段階数をより多く設定することにより機関弁の作動
特性を細密に制御することができる。
【0040】また吸気弁VI の作動特性を変更するにあ
たって、吸気弁VI の開弁リフト量および開弁期間のい
ずれか一方だけを変更することも可能であり、機関弁と
しての排気弁に本発明を適用することも可能である。
たって、吸気弁VI の開弁リフト量および開弁期間のい
ずれか一方だけを変更することも可能であり、機関弁と
しての排気弁に本発明を適用することも可能である。
【0041】さらに、回動量規制手段48の作動開始時
期t2 、すなわち設定時間Tを機関の運転状態に応じ
て、あるいは回動量規制手段48の作動量に応じて変化
させることも可能である。
期t2 、すなわち設定時間Tを機関の運転状態に応じ
て、あるいは回動量規制手段48の作動量に応じて変化
させることも可能である。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、動力伝達手段の構成要素である内輪、外輪およびキ
ャリアのうち2つが、カム軸および機関弁にそれぞれ連
動、連結され、残余の構成要素の回動量が回動量規制手
段で規制されることにより、機関弁の作動特性をより細
密に制御することが可能となる。しかも動力伝達手段
は、それを構成する内輪、外輪およびキャリアが同一軸
線まわりに回動可能に配置されて成るものであることに
より、動力伝達手段をコンパクトに纏めることができ、
動弁装置の小型化を図ることができる。また回動量規制
手段の応答性にかかわらず第3の構成要素の回動量を規
制する時期を精度よく定めることができ、回動量規制手
段として用いるアクチュエータの選択の自由度を増大さ
せつつ機関弁の作動特性制御を高精度のものとすること
が可能となる。
ば、動力伝達手段の構成要素である内輪、外輪およびキ
ャリアのうち2つが、カム軸および機関弁にそれぞれ連
動、連結され、残余の構成要素の回動量が回動量規制手
段で規制されることにより、機関弁の作動特性をより細
密に制御することが可能となる。しかも動力伝達手段
は、それを構成する内輪、外輪およびキャリアが同一軸
線まわりに回動可能に配置されて成るものであることに
より、動力伝達手段をコンパクトに纏めることができ、
動弁装置の小型化を図ることができる。また回動量規制
手段の応答性にかかわらず第3の構成要素の回動量を規
制する時期を精度よく定めることができ、回動量規制手
段として用いるアクチュエータの選択の自由度を増大さ
せつつ機関弁の作動特性制御を高精度のものとすること
が可能となる。
【0044】また請求項2記載の発明によれば、動弁カ
ムによる開弁開始時に回動量規制手段の作動を完了させ
ることができ、回動量規制手段の種類にかかわらず機関
弁の作動特性制御をより高精度のものとすることができ
る。
ムによる開弁開始時に回動量規制手段の作動を完了させ
ることができ、回動量規制手段の種類にかかわらず機関
弁の作動特性制御をより高精度のものとすることができ
る。
【0045】さらに請求項3記載の発明によれば、回動
量規制手段に高い応答性を要求することなく、機関弁の
作動特性をより広範囲に制御することができる。
量規制手段に高い応答性を要求することなく、機関弁の
作動特性をより広範囲に制御することができる。
【図1】一実施例の内燃機関の要部縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】動弁カムで定まる閉弁期間および開弁期間に対
する回動量規制手段の作動開始タイミングを示す図であ
る。
する回動量規制手段の作動開始タイミングを示す図であ
る。
【図5】機関弁のリフト量および開弁期間制御特性図で
ある。
ある。
【図6】機関弁の開閉時期位相制御特性図である。
28・・・カム軸 29I ・・・動弁カム 36・・・動力伝達手段 37・・・内輪としてのサンギヤ 38・・・外輪としてリングギヤ 39・・・キャリア 40・・・遊星回転体としての遊星ギヤ 48・・・回動量規制手段 56a・・・ベース円部 56b・・・高位部 C・・・制御手段 VI ・・・機関弁としての吸気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 3/44 F16H 3/44 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 機関の運転状態に応じて機関弁(VI )
の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置において、
閉弁期間に対応したベース円部(56a)と、開弁期間
に対応した高位部(56b)とを外周に有する動弁カム
(29I )が設けられるカム軸(28)と;回動可能な
内輪(37,)と、該内輪(37)と同一軸線まわりの
回動を可能として内輪(37)を囲繞する外輪(38)
と、内輪(37)および外輪(38)間に配置される遊
星回転体(40)を前記内輪(37)および外輪(3
8)の軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支持すると
ともに該遊星回転体(40)の前記内輪(37)まわり
の公転に連動して回動するキャリア(39)とを構成要
素とし、それらの構成要素(37,38,39)のうち
第1の構成要素(38)が前記動弁カム(29I )に連
動、連結され、前記各構成要素(37〜39)のうち第
2の構成要素(37)が機関弁(VI )に連結される動
力伝達手段(36)と;該動力伝達手段(36)が備え
る構成要素(37〜39)のうち第3の構成要素(3
9)に連結されるとともに該第3の構成要素(39)の
回動量を規制し得る回動量規制手段(48)と;前記動
弁カム(29I )で定まる閉弁期間内であって該動弁カ
ム(29I )による開弁開始時期から設定時間前の時期
に前記回動量規制手段(48)の作動を開始するように
して該回動量規制手段(48)の作動を機関の運転状態
に応じて制御する制御手段(C)と;を備えることを特
徴とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項2】 前記設定時間が、回動量規制手段(4
8)の作動開始から作動完了までの時間以上の値に設定
されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁
装置。 - 【請求項3】 前記制御手段(C)が、前記動弁カム
(29I )で定まる開弁期間の途中で前記回動量規制手
段(48)の作動を制御可能であることを特徴とする請
求項1または2記載の内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21605297A JPH1162534A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21605297A JPH1162534A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1162534A true JPH1162534A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16682537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21605297A Pending JPH1162534A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1162534A (ja) |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21605297A patent/JPH1162534A/ja active Pending
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