JPH1162627A - 燃料噴射ポンプの噴射量調整装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプの噴射量調整装置

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Publication number
JPH1162627A
JPH1162627A JP9213199A JP21319997A JPH1162627A JP H1162627 A JPH1162627 A JP H1162627A JP 9213199 A JP9213199 A JP 9213199A JP 21319997 A JP21319997 A JP 21319997A JP H1162627 A JPH1162627 A JP H1162627A
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JP
Japan
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sheet
fuel
hole
shaft
injection amount
Prior art date
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JP9213199A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Takeuchi
克彦 竹内
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急加減速時に燃料噴射量の急変を防止し、緩
加速時の加速性を確保し、アクセル踏力に影響を与え
ず、ポンプ内部に設置可能な燃料噴射ポンプの噴射量調
整装置を提供する。 【解決手段】 ダンパ機構50のカプセル51にはシャ
フト52が摺動自在に嵌挿されており、このシャフト5
2はピン58を介してテンションレバー34に連結され
ている。ストッパ52aとシート54との間にはシート
53がシャフト52の上を移動可能に取り付けられてお
り、シート53とシート54との間には圧縮コイルスプ
リング56が嵌挿されている。また、ストッパ52bと
シート54との間にはシート55がシャフト52の上を
移動可能に取り付けられており、シート55とシート5
4との間には圧縮コイルスプリング57が嵌挿されてい
る。シート53および55には穴部101とオリフィス
とが形成され、シート54には穴部101よりも径方向
内側に穴部103が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関、特にデ
ィーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプに係り、急加減速
時の噴射量増減を緩和した噴射量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジン排気量が小さな乗用車ク
ラスにディーゼルエンジンを搭載した車両が増加する傾
向にある。排気量の小さなエンジンは車体重量の小さな
小型車両に搭載される傾向にある。一般にディーゼルエ
ンジンには、ガソリンエンジンに比較して低速トルクお
よび圧縮比が大きいという特性がある。このため、ディ
ーゼルエンジンは、低速トルクが大きいので急加速時に
車両のサージング(しゃくり)が大きく、また圧縮比が
大きいので急減速時にエンジンブレーキが良く効き、や
はりサージングが大きいことが知られている。したがっ
て、車体重量の小さな小型車両ほど慣性力が小さいた
め、このサージングは顕著になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなディーゼ
ルエンジン特有のサージングを解決するため、ダンパ機
構をもたせた燃料噴射ポンプが特開昭58―10782
0号公報に開示されている。しかし、特開昭58―10
7820号公報に開示される燃料噴射ポンプでは、ポン
プレバー作動速度に無関係にダンピング効果が働き、緩
加速時に加速性が悪化するという問題があった。
【0004】また、燃料噴射ポンプの外部にダンパ機構
を取り付け、ダンピング効果を狙うものが知られてい
る。しかし、このような燃料噴射ポンプにおいては、車
両への搭載上の制約が大きかったり、またはアクセルの
踏力の反力が大きくなるという問題があった。本発明
は、このような問題を解決するためになされたものであ
り、急加減速時に燃料噴射量の急変を防止し、緩加速時
の加速性を確保することができる燃料噴射ポンプの噴射
量調整装置を提供することを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、アクセルの踏力に影
響を与えず、燃料噴射ポンプの内部に設置可能な燃料噴
射ポンプの噴射量調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料噴射ポンプの噴射量調整装置によると、ダンパ機構
は、ハウジングと、このハウジングに摺動自在に嵌挿さ
れるシャフトと、ハウジング内をシャフトとともに移動
可能にシャフトに固定され、燃料が流通可能な穴部を有
する第1のシートと、この第1のシートの軸方向両側に
シャフト上に移動可能に取り付けられ、燃料が流通可能
な穴部と燃料の流通を規制するオリフィスとを有する複
数の第2のシートと、第1のシートと第2のシートとの
間に配設され、第2のシートの軸方向の移動を規制する
複数の移動規制部材とを有し、外部操作部材が急激に作
動されたとき、噴射量制御部材を緩やかに作動させる。
したがって、複数の第2のシートがそれぞれ独立にシャ
フト上を移動可能であるので、加速時と減速時との両方
に噴射量制御部材の急激な作動に伴う噴射量変化を緩衝
することができる。さらに、緩加速時にはダンパ機構が
作動しないので、緩加速時の加速性を確保することがで
きる。さらにまた、ダンパ機構は、アクセルの踏力に影
響を与えることがなく、燃料噴射ポンプの内部に設置す
ることが可能である。
【0007】本発明の請求項2記載の燃料噴射ポンプの
噴射量調整装置によると、ダンパ機構は、ハウジング
と、このハウジングに摺動自在に嵌挿されるシャフト
と、ハウジング内をシャフトとともに移動可能にシャフ
トに固定され、燃料が流通可能な穴部を有する第1のシ
ートと、この第1のシートの軸方向両側にシャフト上に
移動可能に取り付けられ、燃料が流通可能な穴部と燃料
の流通を規制するオリフィスとを有する複数の第2のシ
ートと、第1のシートと第2のシートとの間に配設さ
れ、第2のシートの軸方向の移動を規制する複数の移動
規制部材とを有し、スピルリングが急激に作動されたと
き、このスピルリングを緩やかに作動させる。したがっ
て、複数の第2のシートがそれぞれ独立にシャフト上を
移動可能であるので、加速時と減速時との両方に噴射量
制御部材の急激な作動に伴う噴射量変化を緩衝すること
ができる。さらに、緩加速時にはダンパ機構が作動しな
いので、緩加速時の加速性を確保することができる。さ
らにまた、ダンパ機構は、アクセルの踏力に影響を与え
ることがなく、燃料噴射ポンプの内部に設置することが
可能である。
【0008】本発明の請求項3記載の燃料噴射ポンプの
噴射量調整装置によると、第1のシートの穴部と第2の
シートの穴部とは径方向にずらして形成されるので、急
加減速時に第1のシートと第2のシートとが密着したと
き、ハウジング内の燃料の流通がオリフィスにより規制
される。したがって、急加減速時の急激な噴射量変化を
効果的に緩衝することができる。
【0009】本発明の請求項4記載の燃料噴射ポンプの
噴射量調整装置によると、オリフィスは、第1のシート
と第2のシートとが密着したとき、第1のシートの穴部
と第2のシートの穴部とを連通するので、急加減速時の
急激な噴射量変化を効果的に緩衝することができる。本
発明の請求項5記載の燃料噴射ポンプの噴射量調整装置
によると、移動規制部材は圧縮コイルスプリングである
ので、このスプリングのセット荷重を変えることによ
り、ダンピング効果の発生する領域を適合させることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の噴射量調整装置を分配型燃料噴
射ポンプに適用した第1実施例を図1〜図4に示す。
【0011】図1において、ケーシング1は内部に低圧
燃料室2を形成しており、駆動軸3は図示しないディー
ゼルエンジンのクランク軸等に同期して回転される。駆
動軸3には送油ポンプ4が取り付けられており、この送
油ポンプ4は燃料タンク5の内部の燃料を送油路6を介
して低圧燃料室2へ圧送する。低圧燃料室2の内部の燃
料は所定の低圧状態に保たれるが、所定圧以上になると
戻し通路7を介して燃料タンク5へ還元される。戻し通
路7にはオリフィス8および図示しない逆止弁が設けら
れている。
【0012】駆動軸3にはカップリング9を介してプラ
ンジャ10が連結されている。カップリング9は駆動軸
3の回転をプランジャ10に同期して伝えるが、プラン
ジャ10が軸方向に往復動されることを許容する。プラ
ンジャ10にはフェイスカム11が一体に設けられてい
る。フェイスカム11にはカムローラ12が転接されて
おり、このカムローラ12はローラリング13に支持さ
れている。ローラリング13はロッド14を介してカム
駆動用ピストン15に連結されている。カム駆動用ピス
トン15はシリンダ16における受圧室17の油圧とス
プリング18の付勢力とのバランスにより作動される。
そしてカム駆動用ピストン15の作動に基づいて、ロッ
ド14を介してローラリング13が回動され、カムロー
ラ12が進角変位される。
【0013】カムローラ12と転がり接触されるフェイ
スカム11は回転に基づいて軸方向へ往復動され、これ
により、プランジャー10がフェイスカム11と一体に
回転しつつ往復動される。プランジャ10はポンプシリ
ンダ20の内部に嵌挿されており、このプランジャ10
の端面とポンプシリンダ20との間にポンプ室21が形
成されている。プランジャ10の先端部外周面には複数
のスリット22が形成され、このスリット22は、プラ
ンジャ10が所定回転位置および所定往復動位置にある
とき、吸入ポート23と連通する。吸入ポート23はデ
ィスヘッド200に形成された通路24を介して低圧燃
料室2に通じている。
【0014】また、プランジャ10は軸線上に連通孔2
5を有し、周面にはこの連通孔25に各々連通した供給
ポート26およびスピルポート27を有している。供給
ポート26は、プランジャ10が所定回転位置にあると
きに吐出ポート28と連通するようになっており、吐出
ポート28はディスヘッド200に形成された噴射通路
29とデリバリバルブ30とを介してディーゼルエンジ
ンの燃焼室へ通じている。
【0015】スピルポート27はスピルリング31によ
って開閉される。スピルリング31は回転するプランジ
ャ10の外周面に相対的に軸方向へ移動可能となるよう
に液密に嵌合されている。スピルリング31は、スピル
リング31に設けた穴に摺動可能に嵌合されたジョイン
ト32を介してスタートレバー33に連結されている。
スタートレバー33はケーシング1に取り付けられる共
通ピン35によってテンションレバー34とともに回動
自在に枢支されている。スタートレバー33とテンショ
ンレバー34とはこれらの間に設けられたアイドルスプ
リング36によって互に離間する方向へ付勢されてい
る。また、テンションレバー34には突起37が形成さ
れており、この突起37がスタートレバー33に当接す
ると、これらテンションレバー34とスタートレバー3
3とは一体的に回動される。ここで、スピルリング31
とスタートレバー33とテンションレバー34とは、特
許請求の範囲に記載された噴射量制御部材に相当する。
【0016】スタートレバー33にはガバナスリーブ4
0が当接されている。ガバナスリーブ40はフライウエ
イト41の変動にもとづき推力を受けるようになってお
り、フライウエイト41はホルダ42の内部に設けられ
ている。ホルダ42には従動ギア43が取り付けられて
おり、この従動ギア43は駆動ギア44に噛み合ってい
る。駆動ギア44は駆動軸3に取り付けられている。
【0017】テンションレバー34の先端部にはメイン
スプリング45の一端が連結されており、このメインス
プリング45の他端はスロットルレバー46に連結され
ている。スロットルレバー46は軸47を介して外部操
作部材としてのアジャスティングレバー48が連結され
ている。アジャスティングレバー48はケーシング1の
外部に位置され、図示しない車両のアクセルと連結され
ている。
【0018】テンションレバー34の先端には、図2に
拡大して示されたダンパ機構50が設けられている。ダ
ンパ機構50は、シャフト52と、第1のシートとして
のシート54と、第2のシートとしてのシート53およ
び55と、移動規制部材としての圧縮コイルスプリング
56および57と、ハウジングとしてのカプセル51と
から構成され、カプセル51がガバナカバー100に固
定されている。カプセル51にはシャフト52が摺動自
在に嵌挿されており、このシャフト52はピン58を介
してテンションレバー34に連結されている。シャフト
52の軸方向略中央部には大径となったストッパ52a
が設けられ、シャフト52のピン58と反対側の端部に
は大径となったストッパ52bが設けられている。スト
ッパ52aとストッパ52bとの間の軸方向略中央部に
はシート54が固定されている。ストッパ52aとシー
ト54との間にはシート53がシャフト52の上を移動
可能に取り付けられており、シート53とシート54と
の間には圧縮コイルスプリング56が嵌挿されている。
また、ストッパ52bとシート54との間にはシート5
5がシャフト52の上を移動可能に取り付けられてお
り、シート55とシート54との間には圧縮コイルスプ
リング57が嵌挿されている。このため、シート53お
よび55は、圧縮コイルスプリング56および57のセ
ット荷重により静止時にストッパ52aおよび52bに
当接している。
【0019】シート53および55はカプセル51の内
径と同等か、それよりもやや小さな外径を有しており、
シート53および55には、図3に示すように、シャフ
ト52の外径と同等か、それよりもやや大きな穴径の中
心穴104と、中心穴104の周囲に位置し、中心穴1
04よりも小さな穴径を有する4か所の穴部101と、
4か所の穴部101と中心穴104とを連通するオリフ
ィス102とが形成されている。ただし、図3にはシー
ト53を代表して示した。
【0020】シート54はカプセル51の内径と同等
か、それよりもやや小さな外径を有しており、シート5
4には、図4に示すように、シャフト52の外径と略同
等な穴径の中心穴105と、中心穴105の周囲に位置
し、中心穴105よりも小さな穴径を有する4か所の穴
部103とが形成されている。ここで、シート54に形
成された穴部103と、シート53および55に形成さ
れた穴部101との位置関係は、穴部103の方が穴部
101よりも径方向内側である。つまり、穴部103の
方が穴部101よりも中心穴近くに形成されている。
【0021】以上の構成により、シャフト52とシート
54とはカプセル51の内部を滑らかに摺動することが
でき、シート53とシート55とはそれぞれ独立にシャ
フト52上を移動することができる。上記のように構成
された分配型燃料噴射ポンプの作動について説明する。
エンジンの回転に基づいて駆動軸3が回転されると、送
油ポンプ4が駆動され、燃料タンク5から低圧燃料室2
へ燃料が送り込まれ、低圧燃料室2は燃料で満たされ
る。
【0022】駆動軸3の回転はカップリング9を介して
フェイスカム11およびプランジャ10に伝えられ、フ
ェイスカム11がカムローラ12に転接することによ
り、フェイスカム11およびプランジャ10は回転しつ
つ軸方向へ往復動される。プランジャ10が図1の左方
へ移動されてスリット22が吸入ポート23に連通され
ると、低圧燃料室2の内部の燃料は通路24を介してポ
ンプ室21に流入される。そしてプランジャ10の図示
右方への移動に伴ってポンプ室21の燃料が押圧される
ので、この燃料は連通孔25および供給ポート26を経
て、供給ポート26が吐出ポート28と連通したとき、
吐出ポート28、噴射通路29およびデリバリバルブ3
0を通じてエンジンの燃焼室へ圧送、分配される。
【0023】エンジンの回転数が大きい場合、送油ポン
プ4の回転数が増し、低圧燃料室2の油圧が上昇し、こ
の油圧はカム駆動用シリンダ16の受圧室17に作用し
てピストン15を押す。このピストン15の移動によっ
てロッド14を介してローラリング13およびカムロー
ラ12が遅角されるので、フェイスカム11とカムロー
ラ12が相対的に角変位し、フェイスカム11およびプ
ランジャ10の往復動が遅角される。このため、供給ポ
ート26と吐出ポート28との連通タイミングが調整さ
れ、燃料噴射タイミングの制御が行われる。
【0024】一方、駆動軸3の回転は駆動ギア44およ
び従動ギア43を介してホルダ42に伝えられ、フライ
ウエイト41が回転される。フライウエイト41は遠心
力によって回動変位し、ガバナスリーブ40に推力を与
える。ガバナスリーブ40はスタートレバー33を時計
方向に回動させるから、スピルリング31はプランジャ
10の外周を図示左方へ変位させられる。
【0025】スピルリング31がある位置にあるとき、
プランジャ10の往復動に基づいてスピルポート27が
スピルリング31から外れた位置にくると、ポンプ室2
1の内部の燃料は連通孔25を介してスピルポート27
から低圧燃料室2へ戻される。したがって燃料噴射通路
29へは燃料が圧送されない。すなわちスピルリング3
1は、プランジャ10に対してその軸方向位置を調整す
ることにより、燃料の噴射量を制御する。
【0026】(1) アイドル時 エンジンがアイドリング運転中には、ガバナスリーブ4
0の推力と、スプリング36および45との釣り合いに
よりスピルリング31の位置が決定される。 (2) 急加速時 急加速時には、車軸のアクセルペダルを開作動させるの
で、このアクセルペダルに連結されたアジャスティング
レバー48、軸47およびスロットルレバー46を介し
てメインスプリング45が左方へ引かれ、テンションレ
バー34は急激に反時計方向へ回動されようとする。テ
ンションレバー34の反時計方向への回動はアイドルス
プリング36を圧縮し、突起37をスタートレバー33
に当接させてスタートレバー33を反時計方向へ回動さ
せ、スピルリング31を図示右方へ移動させ、スピルポ
ート27の開口タイミングを遅くするので、吐出ポート
26からの燃料噴射量を相対的に多くする。
【0027】ところが、第1実施例においては、テンシ
ョンレバー34の先端にダンパ機構50を連結したの
で、テンションレバー34がメインスプリング45によ
り急激に反時計方向の回動力を受けた場合、シャフト5
2に急激に図5(A)に示す矢印X方向の引張力が作用
する。このため、カプセル51の内部に充満している燃
料の抵抗が圧縮コイルスプリング56のセット荷重に打
ち勝ち、シート53はシート54に密着する。このとき
燃料は、図5(A)に示すように、シート53の穴部1
01からオリフィス102を通り、シート54の穴部1
03へ抜けて流れるため、オリフィス102が燃料の流
通抵抗となり、テンションレバー34の急激な動きを緩
衝し、急激な噴射量ならびにトルクの変化を防ぐ。
【0028】(3) 緩加速時 緩加速時には、アクセルペダルをゆっくり踏み込むの
で、図5(C)に示すように、圧縮コイルスプリング5
6のセット荷重によりシート53は静止しており、燃料
はシート53の穴部101と、シート54の穴部103
と、シート55の穴部101とを通って流れる。このと
き、穴部101と穴部103とは燃料が流れるのに充分
な面積が確保されており、燃料の流通抵抗とならずにテ
ンションレバー34の動きを規制しない。
【0029】(4) 急減速時 減速時にアクセルペダルを急に放すと、テンションレバ
ー34は加速時とは逆に図1の時計方向へ急激に移動す
るため、このため、カプセル51の内部に充満している
燃料の抵抗が圧縮コイルスプリング57のセット荷重に
打ち勝ち、シート55はシート54に密着する。このと
き燃料は、図5(B)に示すように、シート55の穴部
101からオリフィス102を通り、シート54の穴部
103へ抜けて流れるため、オリフィス102の抵抗に
よりテンションレバー34の急激な動きを緩衝し、急激
な噴射量変化を防ぐ。
【0030】(5) 緩減速時 減速時にアクセルペダルをゆっくり放すと、図5(B)
に示すように、圧縮コイルスプリング57のセット荷重
によりシート55は静止しており、燃料はシート55の
穴部101と、シート54の穴部103と、シート53
の穴部101とを通って流れる。このため、テンション
レバー34の動きを規制しない。
【0031】以上をまとめると、第1実施例において
は、以下に述べる効果がある。 シート53とシート55とがそれぞれ独立に可動する
ことができるので、加速および減速の両方においてダン
ピング効果がある。 圧縮コイルスプリング56および57のセット荷重
と、シート53とシート54との間の初期設定の距離
と、シート54とシート55との間の初期設定の距離と
を変えることにより、ダンピング効果の発生する領域を
適合させることができる。
【0032】オリフィス102の形状を変えることに
より、ダンピング効果量を適合させることができる。 圧縮コイルスプリング56および57の荷重はテンシ
ョンレバー34に伝達されない構造であるので、ダンパ
機構50はアクセル踏力や静的なトルク特性に影響を与
えない。
【0033】(第2実施例)本発明の第2実施例を図6
に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を
付す。第2実施例では、図6に示すように、スピルリン
グ31に接続用レバー31aを取り付け、この接続用レ
バー31aとシャフト52とを接続する。また、カプセ
ル51をディスヘッド200に固定する。その他の構成
は第1実施例と同一である。
【0034】スピルリング31は、加速時に図6の右方
向に移動し、減速時に左方向に移動する。このため第2
実施例では、第1実施例と逆にダンパ機構が作動する。
しかし、第2実施例の作用効果は第1実施例と同一であ
る。本発明の複数の実施例では、ダンパ機構50のシー
ト53および55に4か所の穴部101を形成し、シー
ト54に4か所の穴部103を形成したが、本発明で
は、第1のシートと第2のシートとに形成される穴部の
個数や形状に限定されない。
【0035】また上記実施例では、シート53および5
5の穴部101をシート54の穴部103よりも径方向
外側に形成し、穴部101と中心穴104とが連通する
ようにオリフィス102を形成したが、本発明では、第
2のシートの穴部を第1のシートの穴部よりも径方向内
側に形成してもよいし、第1のシートと第2のシートと
が密着したとき、第1のシートの穴部と第2のシートの
穴部とが連通するようにオリフィスを形成してもよい。
【0036】また上記実施例では、分配型燃料噴射ポン
プに本発明の噴射量調整装置を適用したが、本発明で
は、列型燃料噴射ポンプに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴射量調整装置を分配型燃料噴射ポン
プに適用した第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のダンパ機構の断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例のダンパ機構の第1のシー
トの平面図である。
【図4】本発明の第1実施例のダンパ機構の第2のシー
トの平面図である。
【図5】本発明の第1実施例のダンパ機構の断面図であ
って、(A)は急加速時を示し、(B)は急減速時を示
し、(C)は緩加減速時を示す。
【図6】本発明の第2実施例のダンパ機構の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 低圧燃料室 3 駆動軸 10 プランジャ 21 ポンプ室 31 スピルリング(噴射量制御部材) 31a 接続用レバー 33 スタートレバー(噴射量制御部材) 34 テンションレバー(噴射量制御部材) 48 アジャスティングレバー(外部操作部材) 50 ダンパ機構 51 カプセル(ハウジング) 52 シャフト 53 シート(第2のシート) 54 シート(第1のシート) 55 シート(第2のシート) 56 圧縮コイルスプリング(移動規制部材) 57 圧縮コイルスプリング(移動規制部材) 100 ガバナカバー 200 ディスヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射ポンプに設けられる
    噴射量制御部材と、前記噴射量制御部材と連結し、前記
    噴射量制御部材を作動させて噴射量を調整する外部操作
    部材と、 ハウジングと、前記ハウジングに摺動自在に嵌挿される
    シャフトと、前記ハウジング内を前記シャフトとともに
    移動可能に前記シャフトに固定され、燃料が流通可能な
    穴部を有する第1のシートと、前記第1のシートの軸方
    向両側に前記シャフト上に移動可能に取り付けられ、燃
    料が流通可能な穴部と燃料の流通を規制するオリフィス
    とを有する複数の第2のシートと、前記第1のシートと
    前記第2のシートとの間に配設され、前記第2のシート
    の軸方向の移動を規制する複数の移動規制部材とを有
    し、前記外部操作部材が急激に作動されたとき、前記噴
    射量制御部材を緩やかに作動させるダンパ機構と、 を備えたことを特徴とする燃料噴射ポンプの噴射量調整
    装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の燃料噴射ポンプ内を往復動
    し、前記内燃機関の燃焼室へ燃料を圧送するとともに、
    燃料を溢流させるスピルポートを有するプランジャと、 前記プランジャ上を摺動し、位置に応じて前記スピルポ
    ートから溢流する燃料の溢流量を変化させるスピルリン
    グと、 ハウジングと、前記ハウジングに摺動自在に嵌挿される
    シャフトと、前記ハウジング内を前記シャフトとともに
    移動可能に前記シャフトに固定され、燃料が流通可能な
    穴部を有する第1のシートと、前記第1のシートの軸方
    向両側に前記シャフト上に移動可能に取り付けられ、燃
    料が流通可能な穴部と燃料の流通を規制するオリフィス
    とを有する複数の第2のシートと、前記第1のシートと
    前記第2のシートとの間に配設され、前記第2のシート
    の軸方向の移動を規制する複数の移動規制部材とを有
    し、前記スピルリングが急激に作動されたとき、前記ス
    ピルリングを緩やかに作動させるダンパ機構と、 を備えたことを特徴とする燃料噴射ポンプの噴射量調整
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のシートの穴部と前記第2のシ
    ートの穴部とは、径方向にずらして形成されたことを特
    徴とする請求項1または2記載の燃料噴射ポンプの噴射
    量調整装置。
  4. 【請求項4】 前記オリフィスは、前記第1のシートと
    前記第2のシートとが密着したとき、前記第1のシート
    の穴部と前記第2のシートの穴部とを連通することを特
    徴とする請求項1、2または3記載の燃料噴射ポンプの
    噴射量調整装置。
  5. 【請求項5】 前記移動規制部材は、圧縮コイルスプリ
    ングであることを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載の燃料噴射ポンプの噴射量調整装置。
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