JPH1162781A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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Publication number
JPH1162781A
JPH1162781A JP9214838A JP21483897A JPH1162781A JP H1162781 A JPH1162781 A JP H1162781A JP 9214838 A JP9214838 A JP 9214838A JP 21483897 A JP21483897 A JP 21483897A JP H1162781 A JPH1162781 A JP H1162781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
chamber
fuel chamber
cylinder
plunger
Prior art date
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Pending
Application number
JP9214838A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Ota
幹雄 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP9214838A priority Critical patent/JPH1162781A/ja
Publication of JPH1162781A publication Critical patent/JPH1162781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料室6に配されたスピルプロテクタ7の壁
面が侵食されることを防止すること。 【解決手段】 燃料室6に配されたスピルプロテクタ7
は、圧送工程の終了時にプランジャ室21の燃料が高速
噴流となって燃料室6へ逆流した時に、その高速噴流
(スピル燃料)から燃料室6の壁面を保護するために設
けられている。また、このスピルプロテクタ7は、圧送
工程の開始前にプランジャ室21よりフィードホール3
aを通って燃料室6へ流れ込む燃料がスピルプロテクタ
7の壁面に沿って上方へ移動することを抑制する突壁7
aを具備している。この突壁7aは、シリンダ3のフィ
ードホール3aと対向した位置に配され、且つ燃料室6
の上下方向において中央よりやや下側に傾斜した状態で
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンに用いられる燃料噴射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射ポンプでは、圧送工程終
了時にプランジャのリードから燃料室へ逆流(スピル)
した高速噴流が燃料室の壁面に当たるのを防止する手段
として、図8(a)に示す様に、燃料室100の壁面に
沿ってスピルプロテクタ110を配設したものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スピルプロ
テクタ110によって燃料室100の壁面を保護するこ
とはできても、燃料室100へ逆流する高速噴流によっ
てスピルプロテクタ110の壁面が侵食される問題があ
った。本発明者等は、この原因について検討した結果、
以下のことを把握した。即ち、図8(b)に示す様に、
圧送開始直前にプランジャ室120の燃料が高速噴流と
なって燃料室100へ流入する時に、高速噴流の剪断力
によって燃料中の飽和成分や溶存酸素が気泡化してキャ
ビティCが発生する。このキャビティCは、図8(b)
に矢印で示す様に、高速噴流とともに燃料室100へ流
入してスピルプロテクタ110の壁面に沿って上方へ移
動する。その結果、図8(c)に示す様に、圧送工程の
終了時に燃料室100へ逆流した高速噴流がスピルプロ
テクタ110の壁面付近に存在するキャビティCに衝突
してキャビティCが崩壊し、その崩壊時に生じる衝撃に
よってスピルプロテクタ110の壁面が侵食される。本
発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的
は、燃料室に配された保護体(スピルプロテクタ)の壁
面が侵食されることを防止した燃料噴射ポンプを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】燃料室の壁面を覆う保護
体は、圧送工程の開始前にシリンダ内より燃料口を通っ
て燃料室へ流れ込む余剰燃料が燃料室内の壁面に沿って
上方へ移動することを抑制する突壁を具備している。こ
の場合、圧送工程の開始前に燃料とともに燃料室へ流入
したキャビティは、保護体に設けられた突壁によって燃
料室内の上方への移動が阻止される。これにより、圧送
工程の終了時に燃料室へ流入したスピル燃料が当たるス
ピルプロテクタの壁面付近にキャビティが存在しないた
め、スピル燃料がキャビティに衝突することは殆ど無く
なる。その結果、スピル燃料の衝突によるキャビティの
崩壊を防止できるため、保護体壁面の侵食を大幅に低減
することができる。
【0005】また、保護体に設けた突壁は、圧送工程の
終了時にシリンダ内より燃料口を通って燃料室へ流入す
るスピル燃料が直接当たらない位置に設けられている。
具体的には、請求項2に記載した様に、燃料室の上下方
向における略中央部、あるいは中央部より下側に設けら
れている。これにより、保護体の突壁がスピル燃料の衝
突によって侵食されることを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の燃料噴射ポンプを
図面に基づいて説明する。図1は燃料噴射ポンプの断面
図、図2(a)は図1の要部拡大断面図である。本実施
例の燃料噴射ポンプ1は、ポンプハウジング2の上部中
央部に形成されたボア2aにシリンダ3とデリバリバル
ブ4とが嵌入され、ボア2aの上端部にバルブホルダ5
が螺着されている。ポンプハウジング2には、図2
(a)に示す様に、シリンダ3の上部側周囲にリング状
の燃料室6が形成され、その燃料室6に後述のスピルプ
ロテクタ7が配設されている。なお、燃料室6は、各気
筒間で連通していることは言うまでもない。
【0007】シリンダ3には、燃料室6に開口するフィ
ードホール3a(本発明の燃料口)が2か所形成されて
いる。2個のフィードホール3aは、図4に示す様に、
シリンダ3の径方向に対向する位置に設けられ、それぞ
れシリンダ3の管壁を径方向に貫通している。デリバリ
バルブ4は、図2(a)に示す様に、弁孔8aを有する
弁座筒8と、この弁座筒8の弁孔8aに嵌入された弁体
9とから成る。弁座筒8は、シリンダ3の上部に配置さ
れ、ガスケット10を介してバルブホルダ5の締め付け
力によりシリンダ3側へ押し付けられている。弁体9
は、バルブホルダ5の内部に配されたスプリング11に
よって図1の下方へ付勢され、円錐状に形成されたシー
ト面9aが弁孔8aの上端開口周縁部に着座して弁孔8
aを閉じている(図2(a)参照)。なお、スプリング
11は、上端がバルブホルダ5の内部に形成された燃料
通路5aの段差面に係止されている。
【0008】バルブホルダ5は、上端部に噴射管(図示
しない)が接続され、デリバリバルブ4が開弁して圧送
された燃料を噴射管へ供給する。シリンダ3内には、プ
ランジャ12が摺動自在及び回転自在に挿入され、スプ
リング13によって図1の下方へ付勢されている。この
プランジャ12は、カム14の回転がタペット15を通
じて伝達されることにより上下動し、且つコントロール
ラック16によりスリーブ17を回転操作することによ
り回転することができる。なお、スプリング13は、上
端がスリーブ17の外周に固定されたリテーナ18に係
止され、下端がブランジャ12の下端部に固定されたリ
テーナ19に係止されている。また、カム14は、内燃
機関により回転駆動されるカムシャフト20上に設けら
れて、ポンプハウジング2の下部に形成されたカム室2
bに配されている。
【0009】プランジャ12の上部側には、図3に示す
様に、上端面に開口して軸方向に伸びる逃げ孔12aが
形成されるとともに、プランジャ12の有効ストローク
を決定するリード12bが形成されている。リード12
bは、プランジャ12の周方向に沿って斜めに形成さ
れ、且つ逃げ孔12aと連通している。このリード12
bは、プランジャ12が上昇してシリンダ3のフィード
ホール3aに連通した時に、シリンダ3内に形成される
プランジャ室21(プランジャ12と弁体9との間に形
成される空間)の燃料を燃料室6へ溢流させるものであ
る。従って、コントロールラック16の操作によってプ
ランジャ12の回転位置を変えると、リード12bとフ
ィードホール3aとの連通タイミングが変化することに
より、プランジャ12の有効ストロークが変化して、燃
料噴射量を調整することができる。
【0010】前述のスピルプロテクタ7は、圧送工程の
終了時にプランジャ室21の燃料が高速噴流となって燃
料室6へ逆流した時に、その高速噴流(スピル燃料)か
ら燃料室6の壁面を保護するために設けられている。ま
た、このスピルプロテクタ7は、図2(a)、(b)に
示す様に、圧送工程の開始前にプランジャ室21よりフ
ィードホール3aを通って燃料室6へ流れ込む燃料がス
ピルプロテクタ7の壁面に沿って上方へ移動することを
抑制する突壁7aを具備している。この突壁7aは、シ
リンダ3のフィードホール3aと対向した位置に配され
(図4参照)、且つ燃料室6の上下方向において中央よ
りやや下側に傾斜した状態で設けられている(なお、突
壁7aを必ずしも傾斜させる必要はなく、水平状態に配
置しても良い)。
【0011】次に、上記の燃料噴射ポンプ1の作動につ
いて図5〜図7を参照しながら説明する。まず、図5に
示す様に、プランジャ12がシリンダ3内を下降して、
プランジャ室21とフィードホール3aとが連通するこ
とにより、燃料室6からフィードホール3aを通ってプ
ランジャ室21へ燃料が供給される。この後、図6
(a)に示す様に、カム14の回転によりプランジャ1
2が上昇してプランジャ室21とフィードホール3aと
の間が遮断され、プランジャ室21の燃料が加圧されて
所定圧力まで達すると、スプリング11の付勢力に抗し
てデリバリバルブ4が開弁する。これにより、加圧され
たプランジャ室21の燃料が、バルブホルダ5内の燃料
通路5aを通って噴射管へ圧送される。その後、図7
(a)に示す様に、更にプランジャ12が上昇して、プ
ランジャ12のリード12bがシリンダ3のフィードホ
ール3aに連通すると、プランジャ室21の燃料が逃げ
孔12aからリード12bを通ってフィードホール3a
より燃料室6へ逆流する。この結果、プランジャ室21
の圧力が低下して燃料の圧送が終了する。
【0012】(本実施例の効果)上記の作動で、圧送開
始直前にプランジャ12によってフィードホール3aが
閉じかけると、フィードホール3aの開口面積が徐々に
絞られて、プランジャ室21の余剰燃料が高速噴流Pと
なって燃料室6へ流入する(図6参照)。この時、高速
噴流Pの剪断力によって燃料中の飽和成分や溶存酸素が
気泡化してキャビティCが発生する。このキャビティC
は、高速噴流Pとともに燃料室6へ流入するが、突壁7
aによって上方への移動が抑制されるため、突壁7aよ
り下側に留まる。詳しく説明すると、高速噴流Pは、図
6(a)、(b)の矢印で示す様に、スピルプロテクタ
7の壁面に沿って上方側に巻き込まれるため、キャビテ
ィCも当該壁面に沿って上昇するが、突壁7aに阻まれ
て燃料室6内の上方へは直接流れ込まない。このため、
圧送工程の終了時に高速噴流S(スピル燃料)が燃料室
6へ逆流するまでの短時間で見れば、キャビティCは突
壁7aより下側に閉じ込められている格好になる。
【0013】従って、図7(a)、(b)に示す様に、
圧送工程の終了時に燃料室6へ流入した高速噴流Sが当
たるスピルプロテクタ7の壁面付近には、キャビティC
が殆ど存在しないため、高速噴流SがキャビティCに衝
突することは殆ど無くなる。その結果、高速噴流Sの衝
突によるキャビティCの崩壊を防止できるため、スピル
プロテクタ7の壁面が侵食されることを抑制できる。な
お、突壁7aより下側に閉じ込められたキャビティC
は、次回の圧送工程開始までに略自然消滅するため、閉
じ込められたキャビティCを積極的に排出させる必要は
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴射ポンプの断面図である。
【図2】(a)は図1の要部拡大断面図、(b)は
(a)のA視図である。
【図3】プランジャの上部を示す斜視図である。
【図4】フィードホールで切断した燃料噴射ポンプの断
面図である。
【図5】燃料噴射ポンプの作動を示す要部断面図であ
る。
【図6】(a)は燃料噴射ポンプの作動を示す要部断面
図、(b)は(a)のA視図である。
【図7】(a)は燃料噴射ポンプの作動を示す要部断面
図、(b)は(a)のA視図である。
【図8】燃料噴射ポンプの作動を示す要部断面図である
(従来技術)。
【符号の説明】
1 燃料噴射ポンプ 3 シリンダ 3a フィードホール(燃料口) 6 燃料室 7 スピルプロテクタ(保護体) 7a 突壁 12 プランジャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料口を有するシリンダと、 このシリンダ内に挿入され、外周面にリードが形成され
    たプランジャと、 前記シリンダの周囲に形成された燃料室と、 この燃料室に配されて、前記燃料室の壁面を覆う保護体
    とを備え、 前記燃料室より前記燃料口を通じて前記シリンダ内へ供
    給された燃料を前記プランジャの上昇に伴って圧送し、
    前記リードが前記燃料口に連通した時に圧送工程が終了
    する燃料噴射ポンプにおいて、 前記保護体は、圧送工程の開始前に前記シリンダ内より
    前記燃料口を通って前記燃料室へ流れ込む余剰燃料が前
    記燃料室内の壁面に沿って上方へ移動することを抑制す
    る突壁を具備し、且つこの突壁が、圧送工程の終了時に
    前記シリンダ内より前記燃料口を通って前記燃料室へ流
    入するスピル燃料が直接当たらない位置に設けられてい
    ることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】前記突壁は、前記燃料室の上下方向におけ
    る略中央部、あるいは中央部より下側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載した燃料噴射ポンプ。
JP9214838A 1997-08-08 1997-08-08 燃料噴射ポンプ Pending JPH1162781A (ja)

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