JPH116293A - コンクリート型枠の間隔保持具 - Google Patents

コンクリート型枠の間隔保持具

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JPH116293A
JPH116293A JP15889697A JP15889697A JPH116293A JP H116293 A JPH116293 A JP H116293A JP 15889697 A JP15889697 A JP 15889697A JP 15889697 A JP15889697 A JP 15889697A JP H116293 A JPH116293 A JP H116293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さの高いコンクリート壁等の構造物の形成
に際して、コンクリート型枠の内面に沿って模様板を立
設配置した場合、その模様板が邪魔になることなく、中
間位置のコンクリート型枠間に容易に装着することがで
きるコンクリート型枠の間隔保持具を提供する。 【解決手段】 保持具本体21の一端に、模様板13と
反対側に位置する積み上げ状態の上下コンクリート型枠
11の内外両側縁に係合可能な第1規制部材22を固定
する。保持具本体21の他端に、模様板13上の挿通孔
16を介して模様板13側に位置する積み上げ状態の上
下コンクリート型枠11間に挿入可能な挿入部材24
と、模様板13の内面に接合可能な円錐台形状の接合部
材23とを着脱可能に取付ける。挿入部材24の先端
に、模様板13側に位置する積み上げ状態の上下コンク
リート型枠11の外側縁に係合可能な第2規制部材25
を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば基礎コン
クリートの表面に岩石状の模様を形成するためのコンク
リート型枠の間隔保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高さの高いコンクリート壁等の構
造物を形成する場合には、複数のコンクリート型枠を長
手方向に連結するとともに、高さ方向に積み上げた状態
で、内側及び外側に所定間隔をおいて対向配置してい
た。この場合、最上部に位置する内外側のコンクリート
型枠の上端部間、及び最下部に位置する内外側のコンク
リート型枠の下端部間には、型枠間の間隔を保持するた
めの端部間隔保持具が配設されていた。また、積み上げ
状態の上下コンクリート型枠の接合部において、内外側
のコンクリート型枠間にも、型枠間の間隔を保持するた
めの中間部間隔保持具を配設していた。
【0003】また、この高さの高いコンクリート壁等の
構造物の形成に際して、その構造物の表面に岩石状の凹
凸模様を付与する必要がある場合には、表面に凹凸状の
模様形成面を有する模様板を使用していた。すなわち、
複数のコンクリート型枠を長手方向に連結するととも
に、高さ方向に積み上げた状態で、内側及び外側に所定
間隔をおいて対向配置した後、その内外側のいずれか一
方のコンクリート型枠の内面に沿って模様板を立設配置
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
に高さの高いコンクリート壁等の構造物の形成に際し
て、一方のコンクリート型枠の内面に沿って模様板を立
設配置した場合には、従来構成の中間部間隔保持具を配
設することができないという問題があった。すなわち、
積み上げ状態の上下コンクリート型枠の接合部には模様
板が隣接配置されているため、その模様板が邪魔になっ
て、内外側のコンクリート型枠間に中間部間隔保持具を
装着することが困難であった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、高さの高いコンクリート壁等の構造物の
形成に際して、コンクリート型枠の内面に沿って模様板
を立設配置した場合でも、その模様板が邪魔になること
なく、積み上げ状態の上下コンクリート型枠の接合部に
おいて、内外側のコンクリート型枠間に容易に装着して
使用することができるコンクリート型枠の間隔保持具を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数のコンクリート
型枠を長手方向に連結するとともに、高さ方向に積み上
げた状態で、内側及び外側に所定間隔をおいて対向配置
し、その内外側のいずれか一方のコンクリート型枠の内
面に沿って模様板を立設配置し、積み上げ状態のコンク
リート型枠の接合部にて、内外側のコンクリート型枠間
の間隔を保持するコンクリート型枠の間隔保持具におい
て、保持具本体の一端には、模様板と反対側に位置する
積み上げ状態の上下コンクリート型枠の内外両側縁に係
合可能な第1規制部材を固定し、保持具本体の他端に
は、模様板上の挿通孔を介して模様板側に位置する積み
上げ状態の上下コンクリート型枠間に挿入可能な挿入部
材と、模様板の内面に接合可能な円錐台形状の接合部材
とを着脱可能に取付け、挿入部材の先端には、模様板側
に位置する積み上げ状態の上下コンクリート型枠の外側
縁に係合可能な第2規制部材を着脱可能に取付けたもの
である。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のコンクリート型枠の間隔保持具において、前記挿入
部材の幅を接合部材の外径よりも小さくなるように設定
したものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いて、前記第2規制部材は、挿入部材上のスリットに着
脱可能な楔部材から構成したものである。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載のコンクリート型枠の間隔
保持具において、前記接合部材は合成樹脂により形成し
たものである。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載のコンクリート型枠の間隔
保持具において、前記保持具本体を金属棒により形成す
るとともに、第1規制部材を金属板により形成し、第1
規制部材上の嵌合溝に保持具本体の一端を嵌合した状態
で、第1規制部材を保持具本体に溶接固定したものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すよう
に、コンクリート型枠11は所定厚さの横長四角板状に
形成され、その外面の一側縁には複数の連結ピン12が
所定間隔をおいて配設されている。そして、高さの高い
コンクリート壁等の構造物を形成する場合には、このコ
ンクリート型枠11が連結ピン12により長手方向に複
数個連結されるとともに、高さ方向に複数段積み上げら
れた状態で、内側及び外側に所定間隔をおいて対向配置
される。
【0012】模様板13は合成樹脂により平板状に形成
され、その上端には折曲部13aが形成されるととも
に、表面には凹凸状の模様形成面13bが設けられてい
る。そして、コンクリート壁等の構造物の外表面または
内表面に、石目模様等の凹凸模様を付与する場合には、
外側または内側のコンクリート型枠11の上端縁に模様
板13の折曲部13aを係止することにより、模様板1
3がコンクリート型枠11の内面に沿って高さ方向の全
長に亘って立設配置される。
【0013】連結具14は金属板により側面ほぼH字状
に形成されている。そして、図1及び図3に示すよう
に、前記模様板13を立設配置する側のコンクリート型
枠11を高さ方向に積み上げる際に、一対の連結具14
が上下コンクリート型枠11間の両側部に介装される。
これにより、上下両コンクリート型枠11が内側及び外
側へ位置ずれしないように連結されるとともに、上下コ
ンクリート型枠11間の接合部に所定の隙間15が形成
される。
【0014】横長スリット状の挿通孔16は前記上下コ
ンクリート型枠11間の隙間15と対応するように、模
様板13の中間部に形成されている。間隔保持具17は
積み上げ状態にある上下コンクリート型枠11の接合部
において、内外側のコンクリート型枠11間に模様板1
3の挿通孔16を介して装着される。そして、この間隔
保持具17によって、内外側のコンクリート型枠11の
中間部が所定間隔に保持されるようになっている。
【0015】なお、積み上げ状態の最上部に位置する内
外側のコンクリート型枠11の上端部間、及び最下部に
位置する内外側のコンクリート型枠11の下端部間に
は、図示しない端部間隔保持具が装着されている。そし
て、これらの端部間隔保持具によって、内外側のコンク
リート型枠11の上端部及び下端部が所定間隔に保持さ
れるようになっている。
【0016】図2〜図5に示すように、前記間隔保持具
17は、保持具本体21と、その保持具本体21の一端
に固定された第1規制部材22とを備えている。さら
に、間隔保持具17は、保持具本体21の他端に着脱可
能に取付けられた接合部材23と、その接合部材23の
外側に突設された挿入部材24と、その挿入部材24の
先端に着脱可能に取付けられる第2規制部材25とを備
えている。
【0017】前記保持具本体21は金属棒により形成さ
れ、その中央部には平面横くの字状をなす折り曲げ部2
1bが形成され、コンクリート壁内に埋設される鉄筋の
うちの縦筋29を避けるようになっている。また、保持
具本体21の端部にはネジ部21aが形成されている。
第1規制部材22は金属板により形成され、その上面及
び下面には模様板13と反対側に位置する積み上げ状態
の上下コンクリート型枠11の内外両側縁と係合可能な
各一対の規制片22a,22bが突設されるとともに、
基部には薄肉状の折取り部22cが幅方向に延長形成さ
れている。
【0018】係止孔30は外側の規制片22a,22b
に透設され、コンクリート打設、硬化後に上コンクリー
ト型枠11を取り外したとき、図示しない操作棒を挿通
し、てこの作用により折取り部22cから第1規制部材
22を折取りやすくしている。凹状の嵌合溝26は第1
規制部材22の幅方向の中央部に形成され、この嵌合溝
26に保持具本体21のネジ部21aと反対側の端部を
嵌合させた状態で、第1規制部材22が保持具本体21
に溶接固定されている。
【0019】前記接合部材23は合成樹脂により、外側
に向かって次第に拡径した円錐台形状に形成され、その
内側中央にはネジ孔23aが形成されるとともに、外側
中央にはボス部23bが形成されている。そして、この
ネジ孔23aを保持具本体21のネジ部21aに螺合す
ることにより、接合部材23が保持具本体21に着脱可
能に取付けられている。また、図3に示すように、間隔
保持具17を内外側のコンクリート型枠11間に装着す
る際には、この接合部材23が模様板13の内面に接合
されるようになっている。
【0020】前記挿入部材24は金属板により形成さ
れ、その基端にはローレット軸27が突設されるととも
に、先端にはスリット28が長手方向に延長形成されて
いる。そして、ローレット軸27を接合部材23のボス
部23bに圧入およびかしめることにより、挿入部材2
4が接合部材23の外側面に突出固定されている。
【0021】また、図2に示すように、前記挿入部材2
4の幅W1は、接合部材23の最大径部の外径D1より
も小さくなるように設定されている。そして、図3に示
すように、間隔保持具17を内外側のコンクリート型枠
11間に装着する際には、この挿入部材24が模様板1
3上の挿通孔16を介して、上下コンクリート型枠11
間の隙間15に挿入されるようになっている。
【0022】前記第2規制部材25は金属板製の楔部材
から構成されている。そして、図3に示すように、間隔
保持具17を内外側のコンクリート型枠11間に装着す
る際には、第2規制部材25を挿入部材24上のスリッ
ト28に嵌入することにより、その第2規制部材25が
模様板13側に位置する上下コンクリート型枠11の外
側縁に係合するようになっている。
【0023】次に、前記のようなコンクリート型枠の間
隔保持具の作用を説明する。さて、高さの高いコンクリ
ート壁等の構造物を形成する場合には、図1に示すよう
に、コンクリート型枠11を連結ピン12により長手方
向に複数個連結するとともに、高さ方向に複数段積み上
げた状態で、所定間隔をおいて対向配置する。また、構
造物の外表面または内表面に、石目模様等の凹凸模様を
付与する場合には、外側または内側のコンクリート型枠
11の内面に沿って、模様板13を立設配置する。
【0024】この場合、下側の一対のコンクリート型枠
11を対向配置した状態で、模様板13を立設配置する
側のコンクリート型枠11上に一対の連結具14を配設
した後、その上部にコンクリート型枠11を積み上げ
る。これにより、上下コンクリート型枠11間の接合部
には所定の隙間15が形成される。そして、この状態で
模様板13を上下コンクリート型枠11の内面に沿って
立設配置する。
【0025】次に、間隔保持具17の挿入部材24を、
模様板13上の挿通孔16を介して模様板13側の上下
コンクリート型枠11間の隙間15に挿入するととも
に、その間隔保持具17の第1規制部材22を、模様板
13と反対側の下コンクリート型枠11上に載置する。
すると、間隔保持具17の接合部材23が模様板13の
内面に接合される。
【0026】この状態で、模様板13と反対側の下コン
クリート型枠11上に上コンクリート型枠11を積み上
げると、第1規制部材22の規制片22a,22bが上
下コンクリート型枠11の内外両側縁に係合して、それ
らのコンクリート型枠11の位置が規制される。その
後、間隔保持具17の挿入部材24上のスリット28に
第2規制部材25を嵌入すると、その第2規制部材25
が模様板13側の上下コンクリート型枠11の外側縁に
係合される。そして、この第2規制部材25と接合部材
23との間で、模様板13側の上下コンクリート型枠1
1の位置が規制される。
【0027】この状態で、コンクリート型枠11間にコ
ンクリートを打設すると、高さの高いコンクリート壁等
の構造物が形成される。また、模様板13の模様形成面
13bにより、構造物の外表面または内表面に岩石状等
の凹凸模様が転写される。そして、このコンクリート構
造物内には、間隔保持具17の保持具本体21を含む中
間部分が埋設される。
【0028】一方、コンクリート構造物の形成後に、コ
ンクリート型枠11を離型する場合には、まず模様板1
3と反対側に位置する上コンクリート型枠11を取り外
す。この状態で、間隔保持具17の第1規制部材22を
折取り部22cにおいて折取って、コンクリート構造物
上からの第1規制部材22の突出部分を除去する。その
後、模様板13と反対側の下コンクリート型枠11を取
り外す。
【0029】次に、第2規制部材25を挿入部材24の
スリット28から抜き取る。この状態で、模様板13側
に位置する上下コンクリート型枠11をそれぞれ取り外
すとともに、模様板13をコンクリート構造物の表面か
ら離型する。その後、挿入部材24及び接合部材23を
回転させて、接合部材23のネジ孔23aを保持具本体
21のネジ部21aから螺退させ、挿入部材24及び接
合部材23を保持具本体21の端部から取り外す。
【0030】そして、この接合部材23の取り外しによ
り、コンクリート構造物の表面に形成された凹所にモル
タルを充填して、コンクリート構造物の表面を補修すれ
ば、コンクリート構造物の形成作業が完了する。
【0031】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、保持具本体21の一端に、模様板13と反対側
に位置する積み上げ状態の上下コンクリート型枠11の
内外両側縁に係合可能な第1規制部材22が固定されて
いる。また、保持具本体21の他端には、模様板13上
の挿通孔16を介して模様板13側に位置する積み上げ
状態の上下コンクリート型枠11間に挿入可能な挿入部
材24と、模様板13の内面に接合可能な円錐台形状の
接合部材23とが着脱可能に取付けられている。さら
に、挿入部材24の先端には、模様板13側に位置する
積み上げ状態の上下コンクリート型枠11の外側縁に係
合可能な第2規制部材25が着脱可能に取付けられてい
る。
【0032】このため、高さの高いコンクリート壁等の
構造物の形成に際して、コンクリート型枠11の内面に
沿って模様板13を立設配置した場合でも、その模様板
13が邪魔になることなく、積み上げ状態の上下コンク
リート型枠11の接合部において、内外側のコンクリー
ト型枠11間に間隔保持具17を容易に装着することが
できる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、挿入部材24の幅W1が接合部材23の外径D
1よりも小さくなるように設定されている。このため、
模様板13上に挿入部材24を挿通するための大きな挿
通孔16を形成する必要がなくて、構造物の表面上で模
様が欠損する部分を少なくすることができる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、第2規制部材25が、挿入部材24上のスリッ
ト28に着脱可能な楔部材から構成されている。このた
め、挿入部材24上のスリット28に楔部材よりなる第
2規制部材25を打ち込むという簡単な操作により、模
様板13側に位置するコンクリート型枠11を確実に位
置規制することができる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、接合部材23が合成樹脂により形成されてい
る。このため、模様板13に対する接合部材23の接合
により、模様板13の表面が傷付くおそれを防止するこ
とができるとともに、製造コストの低減を図ることがで
きる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、保持具本体21が金属棒により形成されるとと
もに、第1規制部材22が金属板により形成されてい
る。そして、第1規制部材22上の嵌合溝26に保持具
本体21の一端を嵌合した状態で、第1規制部材22が
保持具本体21に溶接固定されている。
【0033】このため、間隔保持具17の構造が簡単で
あるとともに、所定の強度を確保することができ、しか
も、保持具本体21と第1規制部材22とを所定位置に
正確に位置決めして、捩じれ等が生じることなく確実に
固定することができる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、保持具本体21の中央部に平面横くの字状の折
り曲げ部21bが形成されていることから、間隔保持具
17を内外側のコンクリート型枠11間に装着する場
合、保持具本体21に縦筋29が接触するのを防止する
ことができる。 ・ この実施形態のコンクリート型枠の間隔保持具にお
いては、外側の規制片22a,22bに係止孔30が設
けられていることから、コンクリートを打設して、その
コンクリートの硬化後に上コンクリート型枠11を取り
外したとき、図示しない操作棒を係止孔30に挿通する
ことにより折取り部22cから第1規制部材22を容易
に折取ることができる。
【0034】なお、前記実施形態を次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図6に示すように、保持具本体21の中間部に保持
具本体21が変形クランク状をなすように折り曲げ部2
1bを形成すること。
【0035】このように構成した場合、保持具本体21
に縦筋29が接触するのを回避することができる。 ・ 図7に示すように、保持具本体21を丸棒により直
線状をなすように構成すること。
【0036】このように構成した場合、間隔保持具17
の強度を良好に保持することができる。 ・ 模様板13を内側に位置するコンクリート型枠11
の内面に沿って立設配置して、コンクリート壁等の構造
物の内表面に凹凸模様を形成するように構成すること。
【0037】・ 保持具本体21、第1規制部材22、
接合部材23、挿入部材24及び第2規制部材25を、
全て同一の金属で構成したり、接合部材23のみをアル
ミニウムで構成したりすること。
【0038】このようにした場合、間隔保持具17の製
造コストの低減を図ったり、模様板13の表面が傷付く
のを抑制することができる。 ・ 保持具本体21に対する第1規制部材22の固定構
造として、保持具本体21の端部の両側に係合穴を設け
るとともに、第1規制部材22の内端部に切欠きを設
け、その切欠きを保持具本体21の係合穴に係合させて
溶接する構造とすること。
【0039】このように構成しても、保持具本体21と
第1規制部材22とを所定位置に正確に位置決めして、
捩じれ等が生じることなく確実に固定することができ
る。 ・ 保持具本体21に対する接合部材23及び挿入部材
24の着脱構造をピンを打ち込む構造など適宜に変更し
て構成すること。
【0040】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記挿入部材の基端をローレット軸とし、そのロー
レット軸を接合部材に圧入およびかしめた請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載のコンクリート型枠の間隔
保持具。
【0041】このようにした場合、接合部材に対して挿
入部材を回転することなく、確実に固着させることがで
きる。 ・ 前記保持具本体の端部に雄ネジを形成するととも
に、接合部材に保持具本体の雄ネジが螺合される雌ネジ
孔を形成した請求項5に記載のコンクリート型枠の間隔
保持具。
【0042】このようにした場合、保持具本体を接合部
材に容易かつ確実に一体化することができる。 ・ 前記第1規制部材は、上下にそれぞれ逆の対角線の
位置で折曲げ形成した各一対の規制片により構成したも
のである請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコ
ンクリート型枠の間隔保持具。
【0043】このようにした場合、間隔保持具の第1規
制部材を、模様板と反対側に位置する積み上げ状態の上
下コンクリート型枠の内外両側縁に回転不能に固定する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、高さの高いコンクリート壁等の構造物の形
成に際して、コンクリート型枠の内面に沿って模様板を
立設配置した場合でも、その模様板が邪魔になることな
く、積み上げ状態の上下コンクリート型枠の接合部にお
いて、内外側のコンクリート型枠間に中間の間隔保持具
を容易に装着でき、中間におけるコンクリート型枠間の
間隔を確実に保持することができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、模様板上
に挿入部材を挿通するための大きな挿通孔を形成する必
要がなくて、構造物の表面上で模様が欠損する部分を少
なくすることができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、挿入部材
上のスリットに楔部材を打ち込むという簡単な操作によ
り、模様板側に位置するコンクリート型枠を確実に位置
規制することができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、模様板に
対する接合部材の接合により、模様板の表面が傷付くお
それを防止することができる。請求項5に記載の発明に
よれば、間隔保持具の構造が簡単であるとともに、所定
の強度を確保することができ、しかも、保持具本体と第
1規制部材とを所定位置に正確に位置決めして、捩じれ
等が生じることなく確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンクリート型枠の間隔保持具の使用状態を
示す分解斜視図。
【図2】 その間隔保持具を拡大して示す分解斜視図。
【図3】 間隔保持具の使用状態を示す要部断面図。
【図4】 図3の4−4線における拡大断面図。
【図5】 間隔保持具の保持具本体を示す平面図。
【図6】 間隔保持具の保持具本体の別例を示す平面
図。
【図7】 間隔保持具の保持具本体の別例を示す平面
図。
【符号の説明】
11…コンクリート型枠、13…模様板、13b…模様
形成面、16…挿通孔、17…間隔保持具、21…保持
具本体、21a…ネジ部、22…第1規制部材、22
a,22b…規制片、23…接合部材、23a…ネジ
孔、24…挿入部材、25…第2規制部材、26…嵌合
溝、28…スリット、W…幅、D1…外径。
フロントページの続き (72)発明者 真鍋 勝重 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス 株式会社内 (72)発明者 鈴木 捷也 岐阜県中津川市千旦林189番地 株式会社 エヌ・エス・ピー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンクリート型枠を長手方向に連
    結するとともに、高さ方向に積み上げた状態で、内側及
    び外側に所定間隔をおいて対向配置し、その内外側のい
    ずれか一方のコンクリート型枠の内面に沿って模様板を
    立設配置し、積み上げ状態のコンクリート型枠の接合部
    にて、内外側のコンクリート型枠間の間隔を保持するコ
    ンクリート型枠の間隔保持具において、 保持具本体の一端には、模様板と反対側に位置する積み
    上げ状態の上下コンクリート型枠の内外両側縁に係合可
    能な第1規制部材を固定し、保持具本体の他端には、模
    様板上の挿通孔を介して模様板側に位置する積み上げ状
    態の上下コンクリート型枠間に挿入可能な挿入部材と、
    模様板の内面に接合可能な円錐台形状の接合部材とを着
    脱可能に取付け、挿入部材の先端には、模様板側に位置
    する積み上げ状態の上下コンクリート型枠の外側縁に係
    合可能な第2規制部材を着脱可能に取付けたコンクリー
    ト型枠の間隔保持具。
  2. 【請求項2】 前記挿入部材の幅を接合部材の外径より
    も小さくなるように設定した請求項1に記載のコンクリ
    ート型枠の間隔保持具。
  3. 【請求項3】 前記第2規制部材は、挿入部材上のスリ
    ットに着脱可能な楔部材から構成した請求項1または請
    求項2に記載のコンクリート型枠の間隔保持具。
  4. 【請求項4】 前記接合部材は合成樹脂により形成した
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンクリー
    ト型枠の間隔保持具。
  5. 【請求項5】 前記保持具本体を金属棒により形成する
    とともに、第1規制部材を金属板により形成し、第1規
    制部材上の嵌合溝に保持具本体の一端を嵌合した状態
    で、第1規制部材を保持具本体に溶接固定した請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載のコンクリート型枠の
    間隔保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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