JPH1164024A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH1164024A
JPH1164024A JP9363379A JP36337997A JPH1164024A JP H1164024 A JPH1164024 A JP H1164024A JP 9363379 A JP9363379 A JP 9363379A JP 36337997 A JP36337997 A JP 36337997A JP H1164024 A JPH1164024 A JP H1164024A
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三喜雄 大橋
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完 宍戸
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3407Route searching; Route guidance specially adapted for specific applications
    • G01C21/3415Dynamic re-routing, e.g. recalculating the route when the user deviates from calculated route or after detecting real-time traffic data or accidents

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  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフルート時に再計算によって求められる経
路から車両の現在位置が逸脱することがなく、もとの誘
導経路上のリターンポイントまたは目的地への誘導を適
切に行わせることができるようにする。 【構成】 車両が誘導経路から外れたことを検出するオ
フルート検出手段と、そのオフルート検出手段がオフル
ートを検出したときに、車両の現在位置から目的地また
は誘導経路上のリターンポイントまでの経路を計算する
経路計算手段とを設けて、その経路計算手段が、誘導経
路を計算するときのリンクコストを修正するための重み
を決定する重み決定手段、その重み値にもとづいてオフ
ルート中に走行しているリンクのリンクコストを低下さ
せる修正手段、その修正されたリンクコストの関数を用
いて、車両の現在位置から目的地または誘導経路上のリ
ターンポイントまでの経路を計算する計算手段からなる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面に写し出された道
路地図上に車両の現在位置を表示しながら、その道路地
図上に設定された誘導経路にしたがって車両を目的地へ
誘導するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行誘導の案内を行い、自車が所
望の目的地に容易に到達できるようにしたナビゲーショ
ン装置は、車両の位置を検出してCD−ROMから車両
位置周辺の地図データを読み出し、地図画像をディスプ
レイ画面に描画するとともに、その地図画像上の所定箇
所に車両位置マーク(自車位置マーク)を重ねて表示す
る。そして、車両の移動により現在位置が変化するにし
たがい、画面の自車位置マークを移動したり、あるいは
自車位置マークを画面中央等の所定位置に固定した状態
で地図をスクロールして、常に車両位置周辺の地図情報
が一目でわかるようになっている。
【0003】このようなナビゲーション装置は、出発地
から目的地までの誘導経路を設定し、その誘導経路を地
図上に表示するとともに、交差点案内(交差点拡大図、
進行方向の表示)を行う経路誘導機能をそなえている。
出発地と目的地を入力すると、ナビゲーション装置の誘
導経路制御部は自動的に最適な誘導経路を決定し、その
誘導経路上におげる各ノード(節点)の経緯度値を誘導
経路メモリに連続して記憶する。そして、実際の走行時
には、誘導経路メモリに記憶されたノード列の中から画
面の地図表示エリアに入っている誘導経路をサーチし、
その誘導経路を他の道路と識別可能に表示するととも
に、接近中の交差点より所定距離内に入ると交差点案内
図(交差点拡大図とその交差点での進行方向を示す矢
印)を表示し、いずれの道路を走行すれば良いか、交差
点でどの方向に進んだらよいかがわかるようになってい
る。また、誘導経路を外れると(オフルート)、車両の
現在位置から誘導経路上の所定ポイント(リターンポイ
ント)までの経路を探索(計算)し、そのリターンポイ
ントを介して目的地に車両を案内するようになってい
る。
【0004】図19は誘導経路表示例の説明図であり、
CMは自車マーク、RT(点線)は誘導経路、ELIは
交差点Qにおける交差点拡大図である。交差点拡大図E
LIは交差点構成リンクB1〜B4を所定太さのリンク
図形で表現し、しかる後、透視変換して表示したもので
あり、各リンクにはその方向の行先名(大宮、所沢、浦
和駅、日本橋)が表示され、また、誘導経路方向を示す
矢印APRが表示される。交差点拡大図を描画するに
は、図20に示すように交差点進入方向(交差点進入リ
ンクL1の方向)を基準にして、交差点Qの回り360
゜を8等分して8個の角度領域(進入逆方向領域A1、
左斜め下領域A2、左折領域A3、左斜め上領域A4、
直進領域A5、右斜め上領域A6、右折領域A7、右斜
め下領域A8)を求める。そして、交差点構成リンクが
どの領域に属するか調べ、交差点構成リンクが属する角
度領域に応じた方向に分岐を有する交差点拡大図を作成
して描画する。
【0005】図21は音声で交差点案内するメッセージ
の説明図であり、交差点を通過するリンク方向が右折の
場合には「この先を右です。」、右斜め上の場合には
「この先をななめ右です。」などのように案内する。な
お、直進の場合には、交差点案内を行わないナビゲーシ
ョン装置もある。
【0006】以上は日本国内におけるナビゲーション装
置の概略であるが、米国等におけるナビゲーション装置
では、走行時に地図および車両位置マークを有する地図
画面(マップ画面)は表示せず、図22〜図27に示す
ような案内画面を表示し、音声で進行方向を案内するよ
うになっている。それらの各案内画面において、CDS
は交差点までの距離、DDSは目的地までの距離、VC
Dは音声案内サービス中を示すもの、TDLは現時刻、
NVGは進行方向を示す案内画像である。車両現在位置
から所定距離内の誘導経路上に交差点あるいは分岐路が
存在しない場合には、図22に示すように直進を示す案
内画面を表示し、所定距離内に接近中の交差点あるいは
分岐路が存在する場合には、図23〜図26に示すよう
に交差点あるいは分岐路の拡大図とともに進行方向を示
す矢印を表示し、また、Uターンが必要な場合には図2
7に示すUターン図形を表示する。そして、分岐路ある
いは交差点より所定距離に到達すると、音声によって進
行方向を案内するようになっている。
【0007】以上のように、米国等におけるナビゲーシ
ョン装置は、車両位置を検出し、その車両位置に応じた
地図データをCD−ROM等の地図データベースより読
み取り、車両現在位置から所定距離内の誘導経路上に接
近中の交差点あるいは分岐路があれば、日本における交
差点拡大図表示と同様に地図データを用いてその交差点
あるいは分岐路の拡大図形を表示するとともに進行方向
を矢印で表示し、音声で進行方向を案内する。そして、
所定距離内に接近中の交差点あるいは分岐路が存在しな
ければ直進を示す案内画面を表示する。また、誘導経路
を外れると(オフルート)、車両現在位置から誘導経路
上の所定ポイント(リターンポイント)までの経路を探
索し、そのリターンポイントを介して目的地に車両を案
内するようになっている。さらに、誘導経路設定時に
は、マップ画面に切り換えて、出発地や目的地を入力し
て誘導経路を設定するようになっている。
【0008】以上より、日本国内のナビゲーション装置
と米国等のナビゲーション装置は内部的にはほとんど同
じ構成をそなえており、表示画面の制御が異なるだけで
ある。
【0009】ナビゲーション装置において車両の現在位
置を測定する方法として、車両に搭載した自立航法セン
サ(距離センサおよび方位センサ)を用いて車両位置を
測定する測定法(自立航法)と、衛星を用いたGPSに
よる測定法(衛星航法)がある。自立航法による車両位
置測定は、比較的低コストで車両位置の測定ができる
が、センサ誤差により高精度に位置測定ができない対題
があり、マップマッチング等の補正処理が必要になる。
また、衛星航法は絶対的な位置の検出が可能であるが、
測定位置データは種々の要因によるドリフト的な位置誤
差を含んでおり、米国機関の公称精度は100m以下
(精度95%)である。また、衛星航法では、トンネル
やビルなどの衛星電波が遮られる場所で位置検出ができ
ない問題もある。
【0010】そこで、最近の車載ナビゲーション装置は
自立航法と衛星航法を併用しており、通常は、自立航法
により位置、方位を推定するとともに、マップマッチン
グ処理により推定車両位置を修正して走行道路上の実車
両位置を求めるようにしている。そして、何らかの原因
でマップマッチングが不可能になって自立航法による測
定車両位置が実車両位置から大幅にずれ、その測定車両
位置とGPSによる測定車両位置の距離がGPSの誤差
範囲を越えると、車両位置をGPSにより測定された位
置に修正し、しかるのち、マップマッチング処理により
車両位置を走行道路に合せ込んで実車両位置を求めるよ
うにしている。
【0011】自立航法においては、距離センサと相対方
位センサの出力にもとづいて積算により以下のようにし
て車両位置を検出する。図28は自立航法による車両位
置検出方法の説明図であり、距離センサは車両がある処
位距離Lo走行するごとパルスを出力するものとし、ま
た、基準方位(θ=0)をX軸の正方向、基準方位から
反時計回りを+方向とする。前回の車両位置を点P0
(X0,Y0)、点P0での車両進行方向をθ0、単位
距離Lo走行した時点での相対方位センサの出力をΔθ
1とすると、車両位置の変化分は、 ΔX=Lo・cos(θ0+Δθ1) …(1) ΔY=Lo・sin(θ0+Δθ1) …(2) となり、今回の点P1での車両進行方向の推定方位θ1
と推定車両位置(X1,Y1)は、 θ1=θ0+Δθ1 …(3) X1=X0+ΔX=X0+Lo・cos(θ0+Δθ1) …(4) Y1=Y0+ΔY=Y0+Lo・sin(θ0+Δθ1) …(5) としてベクトル合成により計算できる。したがって、ス
タート地点での車両の絶対方位と位置座標を与えれば、
その後、車両が単位走行するごとに、(3)〜(5)式
の計算をくり返すことにより車両位置をリアルタイムで
推定できる。
【0012】しかし、自立航法では走行するにつれて誤
差が累積して推定車両位置が道路から外れる。そこで、
マップマッチング処理によって推定車両位置を道路デー
タと照合して道路上の実車両位置に修正する。図29お
よび図30は、投影法によるマップマッチングの説明図
である。現車両位置が点Pi−l(Xi−l,Yi−
l)にあり、車両方位がθi−lであったとする(図2
9では点Pi−lは道路RDaと一致していない場合を
示す)。点Pi−lより一定距離Lo(例えば10m)
走行したときの相対方位がΔθiであれば、自立航法に
よる推定車両位置Pi′(Xi′,Yi′)と、その位
置Pi′での推定車両方位θiは、次式により求められ
る。 θi=θi−l+Δθi …(6) Xi′=Xi−l+Lo・cosθi …(7) Yi′=Yi−l+Lo・sinθi …(8)
【0013】このとき、(a)推定車両位置Pi′を中
心に200m四方に含まれ、しかも垂線をおろすことの
できるリンク(道路を構成するエレメント、またはセグ
メント)であって、推定車両位置Pi′での推定車両方
位θiとリンクのなす角度が一定値以内(例えば45゜
以内)で、かつ推定車両位置Pi′からリンクにおろし
た垂線の長さが一定距離(例えば100m)以内となっ
ているものを探す。ここでは道路RDa上の方位θa1
のリンクLKa1(ノードNa0とNa1を結ぶ直線)
と道路RDb上の方位θb1のリンクLKb1(ノード
Nb0とNb1を結ぶ直線)となる。
【0014】(b)次いで、推定車両位置Pi′からリ
ンクLKa1、LKb1におろした垂線RLia、PL
ibの長さを求める。(c)しかる後、次式によって係
数Zを算出する。 Z=dL・20+dθ・20 (dθ≦35゜) …(9) または Z=dL・20+dθ・40 (dθ>35゜) …(10) なお、dLは推定車両位置Pi′からリンクにおろした
垂線の長さ(推定車両位置からリンクまでの距離)、d
θは推定車両方位θiとリンクのなす角度であり、角度
dθが大きいほど重み係数を大きくしている。
【0015】(d)係数Zが求まれば、以下の条件
(1)、(2)、(3)を満足するリンクを求め、係数
値が最小のリンクをマッチング候補(最適道路)とす
る。 (1)距離dL≦75m(最大合せ込み距離75m) (2)角度差d0≦30゜(最大合せ込み角度30゜) (3)係数値Z≦1500 ここでは、条件(1)、(2)、(3)を満足するリン
クがLKa1となる。
【0016】(e)そして、点Pi−lと点Pi′を結
ぶ走行軌跡SHiを垂線RLiaの方向に点Pi−lが
リンクLKa1上(またはリンクLKa1の延長線上)
にくるまで平行移動して、点Pi−lと点Pi′の移動
点PTi−lとPTi′を求める。
【0017】(f)最後に、点Ti−lを中心としてP
Ti′がリンクLKa1上(またはリンクLKa1の延
長線上)にくるまで回転移動して移動点を求め、実車両
位置Pi(Xi,Yi)とする。なお、実車両位置Pi
での車両方位はθiのままとされる。また、図27に示
すように、前回の車両位置である点Pi−lが道路RD
a上にあるときは、移動点PTi−lは点Pi−lと一
致する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ナビゲーション装置で
は、マップマッチング処理により求まった最適道路が誘
導経路を構成するか常時チェックし、誘導経路を構成し
ないと、車両が誘導経路から外れたものとみなす(オフ
ルート)。オフルートになると、ナビゲーション装置は
自動経路探索モードになっていれば、直ちに車両位置か
ら誘導経路上の末通過ノードであって、車両位置からの
直線距離が最短のノード(リターンポイント)を求め、
車両位置からそのリターンポイントへ車両を誘導する経
路を探索し、その探索した経路にしたがって車両を誘導
経路に案内する。また、自動経路探索モードになってい
なければ、ドライバがリモコン等を操作して経路探索を
指示すると、リターンポイントを求め、車両位置がらそ
のリターンポイントへ車を誘導する経路を探索し、その
探索した経路にしたがって車両を誘導経路に案内する。
【0019】しかし、オフルート時における従来の経路
探索には種々の問題がある。第1の問題点は、誘導経路
に戻るための最短経路を選択できない場合があるこどで
ある。図31は、かかる状況の説明図である。車両が実
線で示す誘導経路NVRT上を走行しできてポイントC
Pでオフルートすると、自動経路探索モードがオンの場
合は直ちに、また、自動経路モードがオフの場合は経路
探索が指示されたときに、経路探索が開始される。この
ような経路探索において、ナビゲーション装置は車両位
置(A地点)から直線距離が最も近い誘導経路上の末通
過ノードCをリターンポイントとして求める。しかる
後、ナビゲーション装置は点線で示すように車両位置A
からリターンポイントCに至る経路の探索を行い、車両
をその経路に沿って誘導する。しかし、その経路よりも
A→Bに沿った経路RTで誘導経路NVRTに戻った方
が目的地までの距離は短い。すなわち、従来方法では、
誘導経路に戻るために最短距離を選択できない場合が生
ずる。なお、最初の誘導経路の探索時にCP→A→Bの
ルートが選ばれない理由は、幅員の大きな道路が優先的
に選択されるからである。
【0020】第2の問題点は、リターンポイントまでの
経路が陳腐化することである。従来の経路探索では、走
行しながら車両位置およびリターンポイントの両方から
経路探索を行い、両方から経路が交差したとき、両経路
を合成して車両位置からリターンホイントへ戻る経路
(点線)を得ている。しかし、そのような方法では、車
両が走行しているため、経路が求まったときには既に車
両は相当距離移動している。そのため、オフルートにな
って探索した経路を使用できなくなってしまう。
【0021】第3の問題点は、目的地でオフルートする
と、目的地に対して遠ざかる経路あるいは目的地を大回
りする経路が探索されることである。図32および図3
3は、かかる場合の説明図であり、NVRT(斜線)は
誘導経路、CRは車両、DSPは目的地である。図32
において、誘導経路NVRTよりオフルートしたとき、
自動経路探索モードになっていると、直ちに経路探索が
開始される。この場合、A地点から最も近い誘導経路上
のノードはB地点であるため、車両位置Aより進行方向
にB地点に向かう経路を探索すると、点線で示す経路を
探索してしまい、目的地から遠ざかる経路となってしま
う。また、図33において、誘導経路NVRTよりオフ
ルートしたとき、自動経路探索モードになっていない場
合、地点Aまで進行してから経路探索をリモコンより指
示すると、最も近い誘導経路上のノードはBであるため
(目的地はノード上にない)、地点Aから地点Bへの大
回りの経路が探索されてしまう。
【0022】本発明は、以上の点を考慮したうえで、誘
導経路から車両が外れても(オフルート)、目的地まで
の走行距離が短くなるように車両を誘導経路に戻す経路
を探索できるようにするものである。
【0023】また、本発明は、オフルート後に探索され
た経路が陳腐化しておらず、その経路に沿って車両を誘
導経路に戻すように誘導できるようにするものである。
【0024】さらに、本発明は、目的地付近でオフルー
トしても、最短走行距離で車両を目的地に誘導する経路
を探索し、その誘導経路にしたがって車両を目的地へ誘
導できるようにするものである。
【0025】その際、特に本発明では、オフルート時に
もとの誘導経路上のリターンポイントに戻すための経路
または目的地へ直接誘導するための経路を再計算する場
合、その再計算によって求められる経路から車両の現在
位置が外れることがないように、現在走行中の道路がそ
の再計算によって求められる経路中に含まれるようにす
ることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、誘導経
路にしたがって車両を目的地へ誘導するナビゲーション
装置において、車両が誘導経路から外れたことを検出す
るオフルート検出手段と、そのオフルート検出手段がオ
フルートを検出したときに、車両の現在位置から目的地
または誘導経路上のリターンポイントまでの経路を計算
する経路計算手段とを設けて、その経路計算手段が、誘
導経路を計算するときのリンクコストを修正するための
重みを決定する重み決定手段、その重み値にもとづいて
オフルート中に走行しているリンクのリンクコストを低
下させる修正手段、その修正されたリンクコストの関数
を用いて、車両の現在位置から目的地または誘導経路上
のリターンポイントまでの経路を計算する計算手段から
なるようにすることによって達成される。
【0027】
【実施例】図1は、本発明によるナビゲーション装置の
全体の構成図を示している。1はナビゲーション制御装
置、2はナビゲーション制御装置に対する各種指令の入
力、誘導経路設定操作、各種データの設定操作等を行う
操作部(例えばリモコン)、3は試図、誘導経路、交差
点案内図、各種メニュー等を表示するディスプレイ装
置、4は地図情報を記憶するCD−ROM(地図データ
ベース)、5はCD−ROMドライブ、6は衛星からの
電波を受信して車両の現在位置、方位を測定するGPS
受信機、7は各衛星からの電波を受信するマルチビーム
アンテナ、8は自立航法用センサ、9は交差点での案内
音声を出力するオーディオ部であり、カーオーディオ装
置が利用できる。
【0028】GPS受信機6は、3次元測位あるいは2
次元測位の処理を行って車両位置、方位を計算し(方位
は現自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置を
結んだ方向となる)、これらを測位時刻とともに出力す
る。
【0029】自立航法センサ8は、図示しないが、車両
の進行方向変化の角度を検出する振動ジャイロ等の相対
方位センサ(角度センサ)、所定走行距離ごとに1個の
パルスを発生する距離センサをそなえている。
【0030】CD−ROM4に記憶される地図情報は、
(1)地図上の道路成分を表示するための道路レイヤ、
(2)地図上のオブジェクトを表示するための背景レイ
ヤ、(3)市町村名などの文字を表示するための文字レ
イヤ、(4)IIS(Integrated Info
rmation Service)情報を記憶するII
Sレイヤなどから構成されている。このうち、道路レイ
ヤは、図2に示すように、道路リンクデータRLDT、
ノードデータNDDT、交差点データCRDTを有して
いる。
【0031】道路リンクデータRLDTは該当道路の属
性情報を与えるもので、道路リンク上の全ノード数、道
路を構成する各ノードの番号、道路番号(道路名)、道
路の種別(高速道路、国道、県道、その他の区別)等の
データにより構成されている。
【0032】交差点データCRDTは、地図上の各交差
点に連結するリンク上のノードのうち、交差点に最も近
いノード(交差点構成ノードという)の集合である。
【0033】また、ノードデータNDDTは、道路を構
成する全ノードのリストであり、ノードごとの位置情報
(緯度、経度)、ノードが交差点であるか否かの交差点
識別フラグ、ノードが交差点であれば交差点データを示
し、交差点でなければそのノードが属する道路リンクを
示すポインタ等で構成される。
【0034】図3は、リモコンの外観図である。2a
は、カーソル(フォーカスという)や自車マーク等を地
図に対して相対的に8方向に移動させたり、所望のメニ
ュー項目を選択するためにメニュー選択バーを上下左右
に移動したり、フォーカス位置を設定入力する際あるい
はメニューを選択する際などに押下されるジョイスティ
ックキーである。2bは詳細レベルの地図を表示する際
に操作される拡大キー、2cは広域地図を表示する際に
操作される縮小キー、2dはメニューを表示する際に操
作されるメニューキーである。2eは自車位置が存在す
る地図を自車マークとともに表示するためのナビゲージ
ョンキー(NVキー)、2fは所望の地点を記憶する際
に操作されるメモリキー(MEMOキー)、2gは頻繁
に使用する機能を設定しておくことによってその機能を
選択できるファンクションキー、2hは電源キーであ
る。
【0035】ジョイスティックキー2aを操作して自動
経路探索モードのオン・オフ項目をディスプレイ両面に
表示し、オン選択することにより、ナビゲーション装置
を自動経路探索オンモードにすることができ、また、オ
フ操作することにより自動経路探索オフモードにするこ
とができる。
【0036】ナビゲーション装置は、自動経路探索オン
モードにおいて、オフルートすると、自動的に経路を探
索する。また、自動経路探索オフモードにおいては、走
行時にNVキー2eを押下することにより、経路探索開
始をナビゲーション装置に指示することができる。
【0037】図4はナビゲーション装置の具体的な構成
図であり、1はナビゲーション制御装置、2はリモコ
ン、3はディスプレイ装置、4は地図情報を記憶するC
D−ROM、6はGPS受信機、7はマルチビームアン
テナ、8は自立航法分センサ、9はオーディオ部であ
る。自立航法センサ8は、車両の進行方向の変化の角度
を検出する振動ジャイロ等の相対方位センサ(角度セン
サ)8a、所定走行距離ごとに1個のパルスを発生する
距離センサ8bをそなえている。
【0038】ナビゲーション制御装置1において、11
は地図読出制御部であり、(1)ジョイスティックキー
や地図の縮小/拡大キー等で地図の移動操作や地図選択
操作がなされたときにフォーカス位置(画面中心の経緯
度値)を計算するとともに、(2)自車位置あるいはフ
ォーカス位置等にもとづいてCD−ROM4から所定の
地図情報を読み出すものである。12は、CD−ROM
4から読み出された地図情報を記憶する地図バッファで
ある。地図バッファ12には、後述する地図スクロール
ができるように、自車位置あるいはフォーカス位置周辺
の複数枚(複数ユニット)の地図情報、例えば3×3ユ
ニットの地図情報が読み出される。13は地図描画部で
あり、地図バッファ12に記憶された地図情報を用いて
地図画像を発生する。14は地図画像を記憶するVRA
M、15は画面中心位置(自車位置、フォーカス位置)
にもとづいてVRAM14から切り出す1画面分の位置
を変えて自車位置の移動あるいはフォーカス移動にした
がって地図をスクロール表示する読出制御部である。
【0039】また、ナビゲーション制御装置1におい
て、16は接近中の交差点における案内をディスプレィ
画像および音声で行う交差点案内部であり、実際の経路
誘導に際して、自車が接近中の交差点より所定範囲内に
接近したときに、その交差点の案内図(交差点拡大図、
行先、進行方向矢印)をディスプレイ画面に表示すると
ともに、進行方向を音声で案内する。17はリモコン2
の操作に応じた信号を受信して各部に指示するリモコン
制御部、18はGPS受信機6からのGPSデータを記
憶するGPSデータ記憶部、19は自立航法センサ出力
にもとづいて自車位置(推定車両位置)および車両方位
を計算する車両位置・方位計算部である。20はマップ
マッチング制御部であり、地図バッファ12に読み出さ
れている地図情報と推定車両位置および車両方位とを用
いて所定走行距離(例えば10m)ごとに投影法による
マップマッチング処理を行って自車位置を走行道路上に
位置修正する。マップマッチング制御部20は、車両位
置を所定道路上に位置修正したとき、その道路が誘導経
路を構成していない場合には、車両が誘導経路から外れ
たものとみなしてオフルート信号を出力する。
【0040】また、ナビゲーション制御装置1におい
て、21は誘導経路制御部であり、入力された出発地か
ら目的地までの誘導経路の計算処理、および車両が誘導
経路より外れたとき(オンルート)に後述する経路の探
索処理を行う。22は誘導経路を記憶する誘導経路メモ
リ、23ば誘導経路描画部である。
【0041】誘導経路メモリ22には、誘導経路制御部
21により計算された誘導経路IRT(図5参照)上の
全ノードNs,Ni(i=1、2、3、…)、Noの位
置データが出発地から目的地まで図6に示すように記憶
される。誘導経路描画部23は、走行時、誘導経路メモ
リ22より誘導経路情報(ノード列)を読み出して地図
上に描画する。
【0042】さらに、ナビゲーション制御装置1におい
て、24は各種メニュー画面(操作画面)を表示する操
作画面発生部、25は自車マークやカーソル(フォーカ
ス)などの各種マークを出力するマーク発生部、26は
画像合成部である。
【0043】図7は、誘導経路制御部の構成図である。
21は誘導経路制御部、22は誘導経路メモリ、31は
誘導経路制御プロセッサ、32は誘導経路計算プログラ
ムNVPIやオンルート時の経路計算プログラムNVP
2を記憶するプログラムメモリである。
【0044】以下に、誘導経路制御部1における誘導経
路計算処理について述べる。誘導経路計算プログラムN
VP1は出発地がら目的地までの誘導経路を計算するも
ので、最短距離経路を誘導経路とする場合にはダイクス
トラ法が知られている。ダイクストラ法は、出発地と目
的地を結ぶ直線を半径とする領域、あるいはその領域よ
り大きめの領域内に存在する全交差点を考慮して、出発
地から目的地までの距離を最短にする経路を探索するも
のである。図8はダイクストラ法の概略説明図で、道路
を直線、交差点を直線の交点としてグラフ化したもので
あり、各交差点間の距離は既知である。図中、STPは
出発地、DSPは目的地である。
【0045】ダイクストラ法においては、出発地STP
に隣接する1次交差点A1〜A4を求め、各1次交差点
A1〜A4に対応させて0次交差点(出発地)からの距
離を記憶する。次いで、各1次交差点A1〜A4につい
て2次交差点Bijを求め、各2次交差点に対応させて
1次交差点および出発地からの距離を求める。
【0046】その際、例えば、1次交差点A2について
は3つの2次交差点B11、B12、B13が求まり、
各2次交差点B11、B12、B13に対応させて、 B11:1次交差点A2と出発地からの距離d11 B12:1次交差点A2と出発地からの距離d12 B13:1次交差点A2と出発地からの距離d13 を記憶する。
【0047】また、1次交差点A3について3つの2次
交差点B21、B22、B23が求まり、各2次交差点
B21、B22、B23に対応させて、 B21:1次交差点A3と出発地からの距離d21 B22:1次交差点A3と出発地からの距離d22 B23:1次交差点A3と出発地からの距離d23 を記憶する。他の一次交差点A1、A4についても同様
に、2次交差点を求めて所定のデータを記憶する。
【0048】ところで、交差点B13とB21とは同一
の交差点である。このように、データを記憶すべき交差
点が重複すると、出発地からの距離d13とd21の大
小を比較し、小さい方のデータのみを記憶する。例え
ば、d13>d21であれば、交差点B13(=B2
1)のデータとしてB21のデータが最終的に記憶さ
れ、B13のデータは削除される。
【0049】以後、同様に、各2次交差点について3次
交差点Cijを求め、各3次交差点に対応させて2次交
差点および出発地がらの距離を求めて記憶し、一般に各
第i次交差点について第(i+j)次交差点を求め、各
第(i+j)次交差点に対応させて第i次交差点と出発
地からの距離を求めて記憶していけば、最終的目的地D
SPに到達する。
【0050】目的地DSPに到達すれば、その目的地
(m次の交差点とする)に対応させて記憶してある(m
−1)次の交差点、その(m−1)次の交差点に対応さ
せて記憶してある(m−2)次の交差点、…、2次の交
差点に対応させて記憶してある1次交差点、その1次交
差点に対応させて記憶してある0の交差点(出発地)を
順次結んでなる経路が最短経路となる。なお、実際には
高速道路優先、幅員の広い道路優先などの条件を加味し
て最適な誘導経路が決定される。
【0051】以下に、誘導経路制御部1におけるオフル
ート時の経路計算処理について述べる。オフルート時の
経路計算プログラムNV2はオフルート時に誘導経路を
再計算するものであり、図9はそのときのプログラムに
よる処理のフローチャートを示している。
【0052】図9において、誘導経路制御部21か誘導
経路制御プロセッサ31は、マップマッチング制御部2
0(図4)からの信号にもとづいてオフルートになった
か否かを監視し(ステップ101)、オフルートでない
場合には、それまでの誘導経路にしたがって車両を誘導
する(ステップ102)。
【0053】しかし、オフルート信号がマップマッチン
グ制御部20より入力されると、誘導経路制御プロセッ
サ31はオフルート時の経路計算プログラムNVP2に
したがって処理を開始する。
【0054】その際、まず、自動経路探索がオンである
か否かをチェックし(ステップ103)、オンモードの
場合には、図10に示すように、誘導経路NVRT上の
末通過の全ノード(×印)について、車両位置Pcから
各ノードまでの直線距離D1ど、各ノードから目的地D
SPまでの誘導経路NVRTに沿った道なり距離D2と
をそれぞれ求める。
【0055】次いで、次式 D=α・D1+β・D2 …(11) により、D1,D2に補正係数α,βをそれぞれ乗じた
和Dを演算する。ここで、α<βであり、例えばα=
0.3、β=0.7である。すなわち、道なり距離D2
の重み係数βを直線距離D1の重み係数αより大きくし
て、各距離を補正したときの補正距離α・D1,β・D
2の和を求める。しかるのち、補正距離の和Dが最小と
なるノードをリターンポイントとして決定する(ステッ
プ104)。
【0056】リターンポイントが決まれば、車両位置か
らリターンポイントに向けて進行方向に1方向からダイ
クストラ法等により経路を探索し(ステップ105)、
以後、その探索した経路を表示する。そして、そのリタ
ーンポイントに向けて車両を誘導し、リターンポイント
に戻った後は当初の誘導経路にしたがって車両を目的地
に向けて誘導する(ステップ106)。
【0057】一方、ステップ103において、自動経路
探索モードがオフの場合には、誘導経路制御プロセッサ
31は、マップマッチング制御部20からの信号にもと
づいて、経路探索がリモコン2から指示されたか否かを
監視し(ステップ107)、指示されなければそれまで
の誘導経路を表示する(ステップ102)。また、オフ
ルート後にリモコン2から経路探索が指示された場合に
は、ステップ104以降の処理により経路探索を行う。
【0058】以上のように、(11)式により求まる補
正距離の和Dが最小のノードをリターンポイントとする
ことにより、直線距離D1より道なり距離D2に重きを
おいてリターンポイントを決定する。その結果、車両位
置から目的地までのトータルの走行距離が短い経路を探
索することができる。
【0059】例えば、図11に示すように、車両は実線
で示す誘導経路NVRT上を走行してきてポイントCP
でオフルートすると、自動経路探索モードがオンの場合
は直ちに、また、自動経路探索モードがオフの場合は経
路探索が指示されたときに経路探索を開始する。かかる
経路探索において、ナビゲーション装置は前述した処理
によりノードBをリターンポイントと決定し、A地点よ
りB地点に至る経路RTを探索する。その結果、目的地
までの走行距離が短い経路RTに沿って車両を誘導する
ことができる。
【0060】なお、以上では末通過の全ノードについて
(11)式の演算を行う場合について説明したが、オフ
ルート時の経路計算プログラムNV2は、誘導経路順に
各ノードについて(11)式の演算を行い、Dの値が減
小から増大に変化したときのノードをリターンポイント
とし、以後の演算を打つ切るようにすることも可能であ
る。
【0061】以下に、誘導経路制御部1におけるオフル
ート時の別の経路計算処理について述べる。図12はオ
フルート時の別の経路計算処理のフローである。前述し
た経路計算処理では経路探索時点における車両位置から
目的地までの直線距離を考慮しなかったが、この経路計
算処理では車両位置から目的地までの直線距離を考慮し
て誘導経路の計算を行う。
【0062】誘導経路制御プロセッサ31(図7)は、
マップマッチング制御部20(図4)からの信号にもと
づいて、車両がオフルートになったか否かを監視し(ス
テップ111)、オフルートでない場合にはそれまでの
誘導経路にしたがって車両を誘導する(ステップ11
2)。
【0063】しかし、オフルート信号がマップマッチン
グ制御部20(図4)より入力されると、誘導経路制御
プロセッサ31(図7)はオフルート時の経路計算プロ
グラムNVP2にしたがって処理を開始する。
【0064】まず、自動経路探索オンモードであるか否
かをチェックし(ステップ113)、オンモードの場合
には、車両位置から目的地までの直線距離D3を演算に
よって求め、その直線距離D3が設定値、例えば10K
m以下か否かを判断する(ステップ114)。そハ直線
距離D3が設定値以上の場合には、換言すれば、目的地
から離れている場合には、前述の経路計算処理と同様に
リターンポイントを求めて、そのリターンポイントに至
る経路を探索する。すなわち、誘導経路NVRT(図1
0)上の末通過の全ノードについて、車両位置Pcから
各ノードまでの直線距離D1と、対応の各ノードから目
的地DSPまでの誘導経路NVRTに沿った道なり距離
D2を求め、(11)式により補正距離の和Dを算出
し、その算出された補正距離の和Dが最小のノードをリ
ターンポイントとして決定する(ステップ115)。
【0065】リターンポイントが求まれば、再計算サブ
ルーチンにおいて、ダイクストラ法等により車両位置か
らリターンポイントに向けて進行方向に1方向から経路
が探索される(ステップ116)。詳細は後述するが、
再計算サブルーチンによって、走行中の道路における車
両の進行方向における交差点間距離を、探索される経路
ができるだけ直線経路となるように補正する。サブルー
チンによる探索の後、そのように探索された経路を表示
し、リターンポイントに向けて車両を誘導し、車両がリ
ターンポイントに戻った後は、当初の誘導経路にしたが
って車両を目的地に向けて誘導する(ステップ11
7)。
【0066】一方、車両位置が雷宗吉芽学摘脳岡嘉憂D
1が設定値以下の場合には、車両位置から目的地までの
誘導経路を前述の再計算サブルーチンによって再計算す
る(ステップ119)。しかる後、再計算された誘導経
路を表示し、その誘導経路に沿って車両を案内する(ス
テップ117)。
【0067】再計算サブルーチンについて;オフルート
時の誘導経路再計算処理におけるステップ116または
ステップ119において、再計算サブルーチンが実行さ
れ、具体的には図13のフローに示される処理が行われ
る。
【0068】図13に示されるサブルーチンにおいて、
走行中のオフルート道路OFRTにおける距離の重みを
減少させる補正値αを決定する処理を行う(ステップS
1201)。次いで、走行中の道路における前方の交差
点間距離を、それに補正値(例えばα=0.6)を乗ず
ることによって、前方の交差点間距離が実際の交差点間
距離よりも短くなるように補正する(ステップS120
2)。ここでは、補正をオフルート道路OFRT以外の
道路がない状態で行うので、実際の交差点間距離が誘導
経路の再計算に用いられる。
【0069】次いで、ステップS1203において、現
在位置からリターンポイント(または目的地)までの誘
導経路をダイクストラ法を用いて計算する。図14は、
ダイクストラ法を用いる誘導経路再計算処理を概略的に
示す図である。
【0070】図14において、車両の現在位置STPは
円の中心にあり、車両の進行方向は図の右方向である。
ここでは、オフルート道路OFRTは、現在位置STP
−A2−B12−C22である。また、誘導経路再計算
の対象となるリターンポイントはRPで示され、現在位
置からそのリターンポイントRPに至る誘導経路を再計
算によって求める。ここでは、オフルート道路OFRT
は図13のステップS1201において求めにれた補正
係数で補正されているので、交差点間距離d01とd1
2はそれぞれ実際の距離よりも短いと判定され、したが
って誘導経路が直進道路となる傾向が大きくなる。しか
し、もし現在位置付近の交差点(例えば交差点A2)の
後のかなりの距離内においてオフルート道路に交差点が
存在せず、次の交差点が交差点C22またはそれに続く
交差点であるなら、誘導経路は交差点A2で折れるよう
な経路となる傾向が強くなる。
【0071】なお、図13のステップS1201におけ
る補正値αは、図15または図16に示される車速と補
正値αとの関係からわかるように、誘導経路再計算の開
始時における車速に応じて変化する。補正値αがこのよ
うに変化する場合、車両が再びオフルートになる可能性
が大きくなる。
【0072】以上説明した実施例においては誘導経路探
索を交差点間の距離にもとづいて行ったが、本発明はそ
れに限定されることなく、道路データが交差点間の平均
走行時間などのコストとして与えられる場合、そのコス
トを減少させるような補正を、距離に対する補正と同じ
ような補正値αを用いて行うことも可能である。
【0073】車両がオフルートすると、そのオフルート
道路OFRTの誘導経路計算において交差点間距離がよ
り短い距離に補正されるので、車両を現在位置に近いオ
フルート道路の交差点でターンさせるように誘導する可
能性が少なくなる。その結果、車両をリターンポイント
に誘導するための経路探索において、車両がオフルート
する可能性が少なくなり、経路探索を有効に行うことが
できる。
【0074】以上のように、目的地付近でオフルートし
た場合、目的地までの誘導経路を再計算し、その誘導経
路にしたがって車両を案内するようにしながら、従来の
ように目的地から遠ざかる方向に経路が設定されたり、
目的地を大回りするような経路が探索されることがなく
なる。
【0075】図17および図18はかかる場合の説明図
であり、NVRTは誘導経路(斜線)、CRは車両、D
SPは目的地である。
【0076】図17において、誘導経路NVRTよりオ
フルートしたとき、自動経路探索モードになっている
と、直ちに経路探索が開始する。この場合、オフルート
したA地点から目的地までの距離が設定値以下であるた
め、A地点から目的地DSPまでの誘導経路の再計算を
行い、図中点線で示す誘導経路を求め、その誘導経路に
沿って車両を案内する。
【0077】また、図18において、誘導経路NVRT
よりオフルートし(自動経路探索モードになっていな
い)、A地点まで進行してから経路探索をリモコンより
指示すると、オフルートしたA地点から目的地までの距
離が設定値以下であるため、A地点から目的地DSPま
での誘導経路の再計算を行い、図中点線で示す誘導経路
を求め、その誘導経路に沿って車両を案内する。
【0078】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は特許請求の範囲に記載した構成にもとづいて種
々の変形実施が可能であり、本発明はそれら全てを包含
するものである。
【0079】
【発明の効果】以上、本発明によれば、誘導経路にした
がって車両を目的地へ誘導するナビゲーション装置にお
いて、車両が誘導経路から外れたこどを検出するオフル
ート検出手段と、そのオフルート検出手段がオフルート
を検出したときに、車両の現在位置から目的地または誘
導経路上のリターンポイントまでの経路を計算する経路
計算手段とを設けて、その経路計算手段が、誘導経路を
計算するときのリンクコストを修正するための重みを決
定する重み決定手段、その重み値にもとづいてオフルー
ト中に走行しているリンクのリンクコストを低下させる
修正手段、その修正されたリンクコストの関数を用い
て、車両の現在位置から目的地または誘導経路上のリタ
ーンポイントまでの経路を計算する計算手段からなるよ
うにしているので、オフルート時にもとの誘導経路上の
リターンポイントに戻すための経路または目的地へ直接
誘導するための経路を再計算するに際して現在走行中の
道路がその再計算によって求められる経路中に含まれる
ようになり、再計算中の車両走行によってもその再計算
によって求められる経路から車両の現在位置が逸脱する
ことがなく、リターンポイントまたは目的地への誘導を
適切に行わせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナビゲーション装置のブロック構
成図である。
【図2】地図データ中における道路データの構成例を示
す図である。
【図3】リモコンの外観図である。
【図4】本発明によるナビゲーション装置の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図5】誘導経路を構成するノード列を示す図である。
【図6】誘導経路メモリにおける誘導経路データの記憶
状態を示す図である。
【図7】本発明のナビゲーション装置における誘導経路
制御部および誘導経路メモリ部分の具体的な構成を示す
ブロック図である。
【図8】ダイクストラ法の説明図である。
【図9】オフルート時の誘導経路再計算処理のフローを
示す図である。
【図10】誘導経路からオフルートしたときの車両位置
と誘導経路上の各ノードとの位置関係の一例を示す図で
ある。
【図11】オフルート位置から誘導経路上に復帰する経
路の探索状態の一例を示す図である。
【図12】オフルート時における別の誘導経路再計算処
理のフローを示す図である。
【図13】オフルート時の誘導経路再計算サブルーチン
のフローを示す図である。
【図14】誘導経路再計算時におけるダイクストラ法の
説明図である。
【図15】車速と補正値αとの関係の一例を示す特性図
である。
【図16】車速と補正値αとの関係の他の例を示す特性
図である。
【図17】本発明による経路探索の状態の一例を示す図
である。
【図18】本発明による経路探索の状態の他の例を示す
図である。
【図19】従来のナビゲーション装置における誘導経路
案内の表示両面の一例を示す図である。
【図20】交差点拡大図形描画法の説明図である。
【図21】音声案内メッセージの内容の一例を示す表図
である。
【図22】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面の一例を示す図である。
【図23】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面の他の例を示す図である。
【図24】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面のさらに他の例を示す図である。
【図25】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面のさらに他の例を示す図である。
【図26】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面のさらに他の例を示す図である。
【図27】米国におけるナビゲーション装置における目
的地への誘導画面のさらに他の例を示す図である。
【図28】自立航法による車両の位置および方位計算の
説明図である。
【図29】投影法によるマップマッチングの一例を示す
図である。
【図30】投影法によるマップマッチングの他の例を示
す図である。
【図31】従来の経路探索の状態の一例を示す図であ
る。
【図32】従来の経路探索の状態の他の例を示す図であ
る。
【図33】従来の経路探索の状態のさらに他の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション制御装置 2 リモコン 3 ディスプレイ装置 4 CD−ROM(地図データベース) 5 CD−ROMドライブ 6 GPS受信機 8 自立航法センサ 9 オーディオ部 20 マップマッチング制御部 21 誘導経路制御部 22 誘導経路メモリ 23 誘導経路描画部 NVRT 誘導経路 DSP 目的地
フロントページの続き (72)発明者 谷本 敏 東京都品川区西反田1丁目1番8号 アル パイン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導経路にしたがって車両を目的地へ誘
    導するナビゲーション装置において、車両が誘導経路か
    ら外れたことを検出するオフルート検出手段と、そのオ
    フルート検出手段がオフルートを検出したときに、車両
    の現在位置から目的地または誘導経路上のリターンポイ
    ントまでの経路を計算する経路計算手段とを設けて、そ
    の経路計算手段が、誘導経路を計算するときのリンクコ
    ストを修正するための重みを決定する重み決定手段、そ
    の重み値にもとづいてオフルート中に走行しているリン
    クのリンクコストを低下させる修正手段、その修正され
    たリンクコストの関数を用いて、車両の現在位置から目
    的地または誘導経路上のリターンポイントまでの経路を
    計算する計算手段からなることを特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】 重み値が車両速度に応じて変更されるこ
    とを特徴とする請求項1の記載によるナビゲーション装
    置。
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