JPH1164403A - 電力測定器における無効電力の積算方法 - Google Patents
電力測定器における無効電力の積算方法Info
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- JPH1164403A JPH1164403A JP9231728A JP23172897A JPH1164403A JP H1164403 A JPH1164403 A JP H1164403A JP 9231728 A JP9231728 A JP 9231728A JP 23172897 A JP23172897 A JP 23172897A JP H1164403 A JPH1164403 A JP H1164403A
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 6
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力の消費/回生別および位相の遅れ/進み
別に、所定象限での無効電力を正確に測定する。 【解決手段】 被測定電路の電圧U、電流Iおよびその
電圧と電流の位相差θにより、有効電力Pおよび無効電
力Qを演算した後、有効電力Pに対しては、その電力の
潮流方向である消費/回生を示す潮流極性として+もし
くは−を付すとともに、無効電力についても電圧位相に
対する電流の遅れ/進みを示す位相極性として+もしく
は−を付し、その潮流極性および位相極性に基づいてベ
クトル座標上の所定の象限についての無効電力を積算す
る。
別に、所定象限での無効電力を正確に測定する。 【解決手段】 被測定電路の電圧U、電流Iおよびその
電圧と電流の位相差θにより、有効電力Pおよび無効電
力Qを演算した後、有効電力Pに対しては、その電力の
潮流方向である消費/回生を示す潮流極性として+もし
くは−を付すとともに、無効電力についても電圧位相に
対する電流の遅れ/進みを示す位相極性として+もしく
は−を付し、その潮流極性および位相極性に基づいてベ
クトル座標上の所定の象限についての無効電力を積算す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力測定器における
無効電力の積算方法に関し、さらに詳しく言えば、電力
の消費/回生別および位相の遅れ/進み別に正確に無効
電力を測定することができる電力測定器における無効電
力の積算方法に関するものである。
無効電力の積算方法に関し、さらに詳しく言えば、電力
の消費/回生別および位相の遅れ/進み別に正確に無効
電力を測定することができる電力測定器における無効電
力の積算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力ラインに発生する有効電力Pと無効
電力Qとの関係は、電源側から負荷に対して流れ込む潮
流方向を「消費」、これとは逆に負荷側から電源に流れ
出す潮流方向を「回生」とすると、各電力の極性は図4
のベクトル座標に示されているようになる。
電力Qとの関係は、電源側から負荷に対して流れ込む潮
流方向を「消費」、これとは逆に負荷側から電源に流れ
出す潮流方向を「回生」とすると、各電力の極性は図4
のベクトル座標に示されているようになる。
【0003】すなわち、ベクトル値で被測定電路の電圧
をU、電流をIとすると、その有効電力PはP=U・I
cosθ、無効電力QはQ=U・Isinθで表され、
電力消費時には有効電力Pは+極性、回生時には−極性
とされる。
をU、電流をIとすると、その有効電力PはP=U・I
cosθ、無効電力QはQ=U・Isinθで表され、
電力消費時には有効電力Pは+極性、回生時には−極性
とされる。
【0004】また、無効電力Qについては、電力消費時
においては電圧位相に対して電流が遅れ位相の場合には
+極性、進み位相の場合には−極性とされる。電力回生
時においては、これとは逆に遅れ位相の場合には−極
性、進み位相の場合には+極性とされる。
においては電圧位相に対して電流が遅れ位相の場合には
+極性、進み位相の場合には−極性とされる。電力回生
時においては、これとは逆に遅れ位相の場合には−極
性、進み位相の場合には+極性とされる。
【0005】JIS規格などで規定されている無効電力
量計では、消費電力の遅れ力率(図4の第4象限)時に
発生する無効電力量を測定するために、片極性のみの積
算を行なうように設計されている。
量計では、消費電力の遅れ力率(図4の第4象限)時に
発生する無効電力量を測定するために、片極性のみの積
算を行なうように設計されている。
【0006】このため、その片極性の積算方法として、
逆回転防止や−極性は積算しないなどの方法が採用され
ている。ちなみに、電力料金の算定においては、消費電
力時の有効電力量と遅れ力率時の無効電力量からのデー
タに基づいて、契約力率を算定している。
逆回転防止や−極性は積算しないなどの方法が採用され
ている。ちなみに、電力料金の算定においては、消費電
力時の有効電力量と遅れ力率時の無効電力量からのデー
タに基づいて、契約力率を算定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】無効電力Qは有効電力
Pの消費/回生に関わらず、力率=1のとき以外は必ず
発生しており、発生する無効電力Qの極性は図4に示さ
れているとおり各象限内で異なるが、有効電力Pの消費
時の位相、回生時の位相によっては同極性となる場合が
ある。
Pの消費/回生に関わらず、力率=1のとき以外は必ず
発生しており、発生する無効電力Qの極性は図4に示さ
れているとおり各象限内で異なるが、有効電力Pの消費
時の位相、回生時の位相によっては同極性となる場合が
ある。
【0008】したがって、上記従来の片極性の積算方法
による無効電力量計を用いて、例えばエレベータや太陽
光発電の場合など回生電力が発生する電路の測定を行な
う場合には、消費/回生を問わず同一極性の無効電力が
積算されることがあるため、電力消費時の遅れ力率のみ
に発生する無効電力量の正確な測定ができないという問
題が生ずる。
による無効電力量計を用いて、例えばエレベータや太陽
光発電の場合など回生電力が発生する電路の測定を行な
う場合には、消費/回生を問わず同一極性の無効電力が
積算されることがあるため、電力消費時の遅れ力率のみ
に発生する無効電力量の正確な測定ができないという問
題が生ずる。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、電力の消費/回生別お
よび位相の遅れ/進み別に、所定象限での無効電力を正
確に測定することができるようにした電力測定器におけ
る無効電力の積算方法を提供することにある。
になされたもので、その目的は、電力の消費/回生別お
よび位相の遅れ/進み別に、所定象限での無効電力を正
確に測定することができるようにした電力測定器におけ
る無効電力の積算方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被測定電路の電圧および電流をそれぞれ
同時にディジタル信号に変換するA/D変換部と、その
ディジタル信号に基づいて有効電力Pと無効電力Qとを
算出する制御手段としてのCPUとを含み、上記CPU
は上記有効電力Pに対して電力の潮流方向である消費/
回生を示す潮流極性を付すとともに、上記無効電力Qに
ついては電圧位相に対する電流の遅れ/進みを示す位相
極性を付し、上記潮流極性および上記位相極性に基づい
てベクトル座標上の所定の象限についての無効電力Qを
積算することを特徴としている。
め、本発明は、被測定電路の電圧および電流をそれぞれ
同時にディジタル信号に変換するA/D変換部と、その
ディジタル信号に基づいて有効電力Pと無効電力Qとを
算出する制御手段としてのCPUとを含み、上記CPU
は上記有効電力Pに対して電力の潮流方向である消費/
回生を示す潮流極性を付すとともに、上記無効電力Qに
ついては電圧位相に対する電流の遅れ/進みを示す位相
極性を付し、上記潮流極性および上記位相極性に基づい
てベクトル座標上の所定の象限についての無効電力Qを
積算することを特徴としている。
【0011】本発明において、上記電力が消費時の場
合、上記有効電力Pの潮流極性は+とされるとともに、
上記無効電力Qの位相極性は遅れのとき+、進みのとき
−とされ、上記電力が回生時の場合、上記有効電力Pの
潮流極性は−とされるとともに、上記無効電力Qの位相
極性は遅れのとき−、進みのとき+とされることが好ま
しい。
合、上記有効電力Pの潮流極性は+とされるとともに、
上記無効電力Qの位相極性は遅れのとき+、進みのとき
−とされ、上記電力が回生時の場合、上記有効電力Pの
潮流極性は−とされるとともに、上記無効電力Qの位相
極性は遅れのとき−、進みのとき+とされることが好ま
しい。
【0012】これによれば、有効電力Pおよび無効電力
Qの極性に基づいて、次の〜のように各象限ごとの
無効電力量が積算される。 有効電力Pおよび無効電力Qの極性がともに+である
ときには、消費時の遅れ力率による無効電力量(第4象
限)。 有効電力Pの極性が+で、無効電力Qの極性が−であ
るときには、消費時の進み力率による無効電力量(第1
象限)。 有効電力Pの極性が−で、無効電力Qの極性が+であ
るときには、回生時の進み力率による無効電力量(第3
象限)。 有効電力Pおよび無効電力Qの極性がともに−である
ときには、回生時の遅れ力率による無効電力量(第2象
限)。
Qの極性に基づいて、次の〜のように各象限ごとの
無効電力量が積算される。 有効電力Pおよび無効電力Qの極性がともに+である
ときには、消費時の遅れ力率による無効電力量(第4象
限)。 有効電力Pの極性が+で、無効電力Qの極性が−であ
るときには、消費時の進み力率による無効電力量(第1
象限)。 有効電力Pの極性が−で、無効電力Qの極性が+であ
るときには、回生時の進み力率による無効電力量(第3
象限)。 有効電力Pおよび無効電力Qの極性がともに−である
ときには、回生時の遅れ力率による無効電力量(第2象
限)。
【0013】本発明において、上記CPUは、上記A/
D変換部にて同時にサンプリングされた電圧データ、電
流データの瞬時値を乗算し、その瞬時値電力を所定の周
期ごとに平均化することにより上記有効電力Pを求める
ようにしている。
D変換部にて同時にサンプリングされた電圧データ、電
流データの瞬時値を乗算し、その瞬時値電力を所定の周
期ごとに平均化することにより上記有効電力Pを求める
ようにしている。
【0014】また、無効電力Qについては、上記A/D
変換部にてサンプリングされた電圧データの瞬時値に対
して1/4周期ずらした電流データの瞬時値を乗算し、
その瞬時値電力を所定の周期ごとに平均化することによ
り求めるようにしている。
変換部にてサンプリングされた電圧データの瞬時値に対
して1/4周期ずらした電流データの瞬時値を乗算し、
その瞬時値電力を所定の周期ごとに平均化することによ
り求めるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するうえで、図1ないし図3を参照しながら、
その好適な実施例について説明する。
よく理解するうえで、図1ないし図3を参照しながら、
その好適な実施例について説明する。
【0016】まず、図1のブロック線図において、被測
定電路の電圧Uおよび電流I(ともにベクトル値)は、
それぞれ変圧器PTと変流器CTを介してこの電力計内
に波形として取り込まれ、レンジアンプ11,12にて
同電力計のレンジ構成に合わせて所定のレベルに変換さ
れる。
定電路の電圧Uおよび電流I(ともにベクトル値)は、
それぞれ変圧器PTと変流器CTを介してこの電力計内
に波形として取り込まれ、レンジアンプ11,12にて
同電力計のレンジ構成に合わせて所定のレベルに変換さ
れる。
【0017】レベル変換された電圧波形と電流波形は、
波形整形回路21、PLL(Phase Locked
Loop)回路22および2つのA/Dコンバータ2
3,24からなるA/D変換部20に入力される。
波形整形回路21、PLL(Phase Locked
Loop)回路22および2つのA/Dコンバータ2
3,24からなるA/D変換部20に入力される。
【0018】A/D変換部20においては、入力された
電圧波形を波形整形回路21で波形整形した後、PLL
回路22にて被測定電路周波数の2n倍のクロックを生
成し、各A/Dコンバータ23,24に1周期あたりの
サンプリングクロックmとして出力する。ここで、nは
無効電力演算時に波形を1/4周期ずらせて乗算するた
め2以上とする。
電圧波形を波形整形回路21で波形整形した後、PLL
回路22にて被測定電路周波数の2n倍のクロックを生
成し、各A/Dコンバータ23,24に1周期あたりの
サンプリングクロックmとして出力する。ここで、nは
無効電力演算時に波形を1/4周期ずらせて乗算するた
め2以上とする。
【0019】各A/Dコンバータ23,24は、このサ
ンプリングクロックmに基づいて電圧波形と電流波形を
同時にそれぞれA/D変換し、その各瞬時値のディジタ
ル信号を制御手段としてのCPU(中央演算処理ユニッ
ト)30に送出する。
ンプリングクロックmに基づいて電圧波形と電流波形を
同時にそれぞれA/D変換し、その各瞬時値のディジタ
ル信号を制御手段としてのCPU(中央演算処理ユニッ
ト)30に送出する。
【0020】CPU30においては、A/Dコンバータ
23,24からの電圧・電流のサンプリングポイントデ
ータを順次メモリに格納し、電力演算を行なう。
23,24からの電圧・電流のサンプリングポイントデ
ータを順次メモリに格納し、電力演算を行なう。
【0021】通常、電力は電圧U、電流Iおよびその電
圧と電流の位相差θにより、有効電力PはP=U・Ic
osθにより求められ、また、無効電力QはQ=U・I
sinθにより求められるが、この実施例では、次の数
式1により有効電力P無効電力Qとを求めるようにして
いる。
圧と電流の位相差θにより、有効電力PはP=U・Ic
osθにより求められ、また、無効電力QはQ=U・I
sinθにより求められるが、この実施例では、次の数
式1により有効電力P無効電力Qとを求めるようにして
いる。
【0022】
【数1】 ただし、Mはデータサンプル数、Sはサンプルポイント
番号、mは1周期あたりのデータサンプル数である。
番号、mは1周期あたりのデータサンプル数である。
【0023】すなわち、有効電力演算では、電圧・電流
波形の同時にサンプリングされたサンプリングポイント
データごとにその瞬時値を乗算することにより瞬時値電
力を求め、1周期ないし2周期と言った周期ごとの平均
化処理により有効電力Pを求めている。
波形の同時にサンプリングされたサンプリングポイント
データごとにその瞬時値を乗算することにより瞬時値電
力を求め、1周期ないし2周期と言った周期ごとの平均
化処理により有効電力Pを求めている。
【0024】また、無効電力演算においては、電圧サン
プリングポイントデータに対して電流のサンプリングポ
イントデータとして1/4周期分(90゜)後の瞬時値
を乗算し、平均化処理により無効電力Qを求めている。
プリングポイントデータに対して電流のサンプリングポ
イントデータとして1/4周期分(90゜)後の瞬時値
を乗算し、平均化処理により無効電力Qを求めている。
【0025】この電力演算は電圧位相を基準に行ない、
消費電力測定時の有効電力Pの測定結果が+極性となる
ようにこの電力計の結線を行なう。
消費電力測定時の有効電力Pの測定結果が+極性となる
ようにこの電力計の結線を行なう。
【0026】次に、有効電力Pおよび無効電力Qの各象
限における極性を図2の電圧ベクトルを基準とした電流
ベクトルのなす角度θから、有効電力P=U・Icos
θ、無効電力Q=U・Isinθから求める。なお、位
相角θは電圧に対して遅れ位相の電流(遅れ力率)を+
極性として扱う。
限における極性を図2の電圧ベクトルを基準とした電流
ベクトルのなす角度θから、有効電力P=U・Icos
θ、無効電力Q=U・Isinθから求める。なお、位
相角θは電圧に対して遅れ位相の電流(遅れ力率)を+
極性として扱う。
【0027】第1象限では電圧、電流の位相角θは0〜
−90゜までをとる。これにより、有効電力Pはcos
θ=0〜−90゜で演算され、その結果+U・I〜0の
範囲内の+極性となり、消費電力であることを意味す
る。また、無効電力Qはsinθ=0〜−90゜で演算
され、その結果0〜−U・Iの範囲内の−極性となり、
消費電力時の進み力率による無効電力であることを意味
する。
−90゜までをとる。これにより、有効電力Pはcos
θ=0〜−90゜で演算され、その結果+U・I〜0の
範囲内の+極性となり、消費電力であることを意味す
る。また、無効電力Qはsinθ=0〜−90゜で演算
され、その結果0〜−U・Iの範囲内の−極性となり、
消費電力時の進み力率による無効電力であることを意味
する。
【0028】第2象限では電圧、電流の位相角θは−9
0〜−180゜までをとる。これにより、有効電力Pは
cosθ=−90〜−180゜で演算され、その結果0
〜−U・Iの範囲内の−極性となり、回生電力であるこ
とを意味する。また、無効電力Qはsinθ=−90〜
−180゜で演算され、その結果−U・I〜0の範囲内
の−極性となるが、有効電力Pの極性が反転して回生電
力となっているため、回生電力時における力率の遅れに
よる無効電力であることを意味する。
0〜−180゜までをとる。これにより、有効電力Pは
cosθ=−90〜−180゜で演算され、その結果0
〜−U・Iの範囲内の−極性となり、回生電力であるこ
とを意味する。また、無効電力Qはsinθ=−90〜
−180゜で演算され、その結果−U・I〜0の範囲内
の−極性となるが、有効電力Pの極性が反転して回生電
力となっているため、回生電力時における力率の遅れに
よる無効電力であることを意味する。
【0029】ここで、一般的に無効電力の取扱いは、有
効電力が同一極性内で電圧に対して電流位相角±90゜
までの範囲を扱い、力率の進み/遅れによる無効電力と
している。
効電力が同一極性内で電圧に対して電流位相角±90゜
までの範囲を扱い、力率の進み/遅れによる無効電力と
している。
【0030】したがって、位相角が±90゜を超えた場
合、すなわち、有効電力が消費から回生へとその極性が
反転した場合には、電圧ベクトルの基準を180゜反転
した−Uを基準に力率の進み/遅れによる無効電力を考
える。このように、第2象限を−Uを基準に電流位相を
見ると、θは0〜+90゜の位相角をとるため、sin
θによる無効電力Qの極性は+となり、回生電力に対し
ては力率の遅れを示す。
合、すなわち、有効電力が消費から回生へとその極性が
反転した場合には、電圧ベクトルの基準を180゜反転
した−Uを基準に力率の進み/遅れによる無効電力を考
える。このように、第2象限を−Uを基準に電流位相を
見ると、θは0〜+90゜の位相角をとるため、sin
θによる無効電力Qの極性は+となり、回生電力に対し
ては力率の遅れを示す。
【0031】第3象限では電圧、電流の位相角θは+9
0〜+180゜までをとる。これにより、有効電力Pは
cosθ=+90〜+180゜で演算され、その結果0
〜−U・Iの範囲内の−極性となり、回生電力であるこ
とを意味する。また、無効電力Qはsinθ=+90〜
+180゜で演算され、その結果+U・I〜0の範囲内
の+極性となる。
0〜+180゜までをとる。これにより、有効電力Pは
cosθ=+90〜+180゜で演算され、その結果0
〜−U・Iの範囲内の−極性となり、回生電力であるこ
とを意味する。また、無効電力Qはsinθ=+90〜
+180゜で演算され、その結果+U・I〜0の範囲内
の+極性となる。
【0032】この場合も第2象限と同じように、極性の
みで判断すると、遅れ力率となるが、有効電力Pの極性
が反転して回生電力となっているため、回生電力におけ
る力率の進みによる無効電力を示す。
みで判断すると、遅れ力率となるが、有効電力Pの極性
が反転して回生電力となっているため、回生電力におけ
る力率の進みによる無効電力を示す。
【0033】第4象限では電圧、電流の位相角θは0〜
+90゜までをとる。これにより、有効電力Pはcos
θ=0〜+90゜で演算され、その結果+U・I〜0の
範囲内の+極性となり、消費電力であることを意味す
る。また、無効電力Qはsinθ=0〜+90゜で演算
され、その結果0〜+U・Iの範囲内の+極性となり、
消費電力時の遅れ力率による無効電力であることを意味
する。
+90゜までをとる。これにより、有効電力Pはcos
θ=0〜+90゜で演算され、その結果+U・I〜0の
範囲内の+極性となり、消費電力であることを意味す
る。また、無効電力Qはsinθ=0〜+90゜で演算
され、その結果0〜+U・Iの範囲内の+極性となり、
消費電力時の遅れ力率による無効電力であることを意味
する。
【0034】このようにして、CPU30では有効電力
Pおよび無効電力Qを演算するとともに、有効電力Pに
ついてはその電力潮流方向としての消費/回生を表す極
性を付し、無効電力については力率の遅れ/進みを表す
極性を付したうえで、それらの各極性に基づいて無効電
力の積算を行なう。
Pおよび無効電力Qを演算するとともに、有効電力Pに
ついてはその電力潮流方向としての消費/回生を表す極
性を付し、無効電力については力率の遅れ/進みを表す
極性を付したうえで、それらの各極性に基づいて無効電
力の積算を行なう。
【0035】すなわち、図3のフローチャートに示され
ているように、まず、ステップS1で有効電力Pおよび
無効電力Qを演算した後、ステップS2でその有効電力
Pの極性が「+」かどうかを判断する。
ているように、まず、ステップS1で有効電力Pおよび
無効電力Qを演算した後、ステップS2でその有効電力
Pの極性が「+」かどうかを判断する。
【0036】YES、すなわち有効電力Pの極性が
「+」であれば、ステップS3で今度は無効電力Qの極
性が「+」かどうかを判断する。YESであれば、ステ
ップS4において、チャンネル1として第4象限での有
効電力Pの消費時における遅れ力率による無効電力Qを
積算する。
「+」であれば、ステップS3で今度は無効電力Qの極
性が「+」かどうかを判断する。YESであれば、ステ
ップS4において、チャンネル1として第4象限での有
効電力Pの消費時における遅れ力率による無効電力Qを
積算する。
【0037】ステップS3でNO、すなわち有効電力P
の極性は「+」であるが、無効電力Qの極性が「−」で
あれば、ステップS5でチャンネル2として、第1象限
での有効電力Pの消費時における進み力率による無効電
力Qを積算する。
の極性は「+」であるが、無効電力Qの極性が「−」で
あれば、ステップS5でチャンネル2として、第1象限
での有効電力Pの消費時における進み力率による無効電
力Qを積算する。
【0038】これに対して、ステップS2でNO、すな
わち有効電力Pの極性が「−」である場合には、ステッ
プS6で無効電力Qの極性が「+」かどうかを判断す
る。YESであれば、ステップS7において、チャンネ
ル3として第3象限での有効電力Pの回生時における進
み力率による無効電力Qを積算する。
わち有効電力Pの極性が「−」である場合には、ステッ
プS6で無効電力Qの極性が「+」かどうかを判断す
る。YESであれば、ステップS7において、チャンネ
ル3として第3象限での有効電力Pの回生時における進
み力率による無効電力Qを積算する。
【0039】ステップS6で、無効電力Qの極性が
「−」であれば、有効電力Pおよび無効電力Qの極性が
ともに「−」であるとして、ステップS8でチャンネル
4として第2象限での有効電力Pの回生時における遅れ
力率による無効電力Qを積算する。
「−」であれば、有効電力Pおよび無効電力Qの極性が
ともに「−」であるとして、ステップS8でチャンネル
4として第2象限での有効電力Pの回生時における遅れ
力率による無効電力Qを積算する。
【0040】このようにして、本発明によれば、4象限
ごとの無効電力量を正確に測定することができる。ま
た、有効電力についても、消費/回生別にその電力量を
正確に分離測定することができる。
ごとの無効電力量を正確に測定することができる。ま
た、有効電力についても、消費/回生別にその電力量を
正確に分離測定することができる。
【0041】したがって、太陽光発電などのように電力
の売買やエレベータの電力測定など、電力の消費/回生
が発生する電路測定においても1台で電力の詳細を正確
に測定することが可能となる。
の売買やエレベータの電力測定など、電力の消費/回生
が発生する電路測定においても1台で電力の詳細を正確
に測定することが可能となる。
【0042】また、消費/回生、遅れ/進みの各極性を
含めた瞬時値および電力量の測定データを電力計内です
べて持つことにより、その個別データに基づいて各種の
演算処理を行なって、各種の表示を行わせることもでき
る。
含めた瞬時値および電力量の測定データを電力計内です
べて持つことにより、その個別データに基づいて各種の
演算処理を行なって、各種の表示を行わせることもでき
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定電路の電圧、電流およびその電圧と電流の位相差
により、有効電力および無効電力を演算した後、有効電
力に対しては、その電力の潮流方向である消費/回生を
示す潮流極性を付すとともに、無効電力についても電圧
位相に対する電流の遅れ/進みを示す位相極性を付し、
その潮流極性および位相極性に基づいてベクトル座標上
の所定の象限についての無効電力を積算するようにした
ことにより、電力の消費/回生別および位相の遅れ/進
み別に、所定象限での無効電力を正確に測定することが
できる。
被測定電路の電圧、電流およびその電圧と電流の位相差
により、有効電力および無効電力を演算した後、有効電
力に対しては、その電力の潮流方向である消費/回生を
示す潮流極性を付すとともに、無効電力についても電圧
位相に対する電流の遅れ/進みを示す位相極性を付し、
その潮流極性および位相極性に基づいてベクトル座標上
の所定の象限についての無効電力を積算するようにした
ことにより、電力の消費/回生別および位相の遅れ/進
み別に、所定象限での無効電力を正確に測定することが
できる。
【図1】本発明の電力計の要部にかかるブロック線図。
【図2】本発明において、有効電力と無効電力に付され
る極性を説明するためのベクトル座標図。
る極性を説明するためのベクトル座標図。
【図3】本発明の動作説明用フローチャート。
【図4】従来の電力計における有効電力と無効電力との
関係を説明するためのベクトル座標図。
関係を説明するためのベクトル座標図。
11,12 レンジアンプ 20 A/D変換部 21 波形整形回路 22 PLL回路 23,24 A/Dコンバータ 30 CPU(制御手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定電路の電圧および電流をそれぞれ
同時にディジタル信号に変換するA/D変換部と、その
ディジタル信号に基づいて有効電力Pと無効電力Qとを
算出する制御手段としてのCPUとを含み、上記CPU
は上記有効電力Pに対して電力の潮流方向である消費/
回生を示す潮流極性を付すとともに、上記無効電力Qに
ついては電圧位相に対する電流の遅れ/進みを示す位相
極性を付し、上記潮流極性および上記位相極性に基づい
てベクトル座標上の所定の象限についての無効電力Qを
積算することを特徴とする電力測定器における無効電力
の積算方法。 - 【請求項2】 上記電力が消費時の場合、上記有効電力
Pの潮流極性は+とされるとともに、上記無効電力Qの
位相極性は遅れのとき+、進みのとき−とされ、上記電
力が回生時の場合、上記有効電力Pの潮流極性は−とさ
れるとともに、上記無効電力Qの位相極性は遅れのとき
−、進みのとき+とされることを特徴とする請求項1に
記載の電力測定器における無効電力の積算方法。 - 【請求項3】 上記CPUは、上記A/D変換部にて同
時にサンプリングされた電圧データ、電流データの瞬時
値を乗算し、その瞬時値電力を所定の周期ごとに平均化
することにより上記有効電力Pを求めることを特徴とす
る請求項1に記載の電力測定器における無効電力の積算
方法。 - 【請求項4】 上記CPUは、上記A/D変換部にてサ
ンプリングされた電圧データの瞬時値に対して1/4周
期ずらした電流データの瞬時値を乗算し、その瞬時値電
力を所定の周期ごとに平均化することにより上記無効電
力Qを求めることを特徴とする請求項1に記載の電力測
定器における無効電力の積算方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9231728A JPH1164403A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 電力測定器における無効電力の積算方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9231728A JPH1164403A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 電力測定器における無効電力の積算方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164403A true JPH1164403A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16928107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9231728A Pending JPH1164403A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | 電力測定器における無効電力の積算方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1164403A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003161745A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Toshiba Corp | 電力量料金算出方法および装置 |
| JP2004279321A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 電力測定装置、逆潮流検出装置及び系統連系発電装置 |
| JP2006234570A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Toshiba Corp | 複合計器 |
| JP2009288218A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Yokogawa Electric Corp | 電力計 |
| JP2017083217A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 日置電機株式会社 | 測定装置 |
| CN107677886A (zh) * | 2017-08-03 | 2018-02-09 | 上海地铁电子科技有限公司 | 地铁车辆牵引系统运行能耗测量装置及方法 |
-
1997
- 1997-08-13 JP JP9231728A patent/JPH1164403A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003161745A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Toshiba Corp | 電力量料金算出方法および装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040721 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051212 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060719 |
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