JPH1166801A - 磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒体

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JPH1166801A
JPH1166801A JP21775197A JP21775197A JPH1166801A JP H1166801 A JPH1166801 A JP H1166801A JP 21775197 A JP21775197 A JP 21775197A JP 21775197 A JP21775197 A JP 21775197A JP H1166801 A JPH1166801 A JP H1166801A
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JP
Japan
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shell
air
recording medium
magnetic recording
air supply
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JP21775197A
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Inventor
Kiyoyuki Miyata
清行 宮田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体のシェル内の塵埃が容易に取除
かれるようにした磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒
体を提供すること。 【解決手段】 互いに組み合わされて一体化されること
により、ライナーで挟むように磁気記録媒体を収容する
内部空間を構成する一対の扁平なシェル20であって、
一体化されたシェルの側縁に設けられた空気供給穴21
及び空気排出穴22と、空気供給時にのみ開放するよう
に、前記空気供給穴に設けられた第一の開閉手段23
と、空気排出時にのみ開放するように、前記空気排出穴
に設けられた第二の開閉手段25とを備えている、磁気
記録媒体用シェル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフロッピー
ディスク等の磁気記録媒体を収容するためのシェル及び
磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体として、フロッピー
ディスクが広く利用されており、このようなフロッピー
ディスクは、例えば図13に示すように構成されてい
る。即ち、図13において、フロッピーディスク1は、
上シェル2及び下シェル3と、これらシェル2,3の間
に、上ライナー4及び下ライナー5で挟んだ状態で収容
された円板状の磁気ディスク6とから構成されている。
上記上シェル2及び下シェルは、互いに組み合わされた
状態にて、その間に、上ライナー4,下ライナー5及び
磁気ディスク6を収容できる内部空間を形成するよう
に、構成されていると共に、図示しない所定の機構部
品、即ちシャッタ及びスプリングから成るシャッタ機
構,ライトプロテクタ機構,リフター機構等の機構部品
が組み込まれている。上記上ライナー4及び下ライナー
5は、例えば円形状の不織布から成り、磁気ディスク6
のシェル2,3の内面への接触を防止することにより、
磁気ディスク6の表面の損傷を排除するようになってい
る。上記磁気ディスク6は、薄い円板状の磁気媒体から
構成されている。
【0003】このような構成のフロッピーディスクは、
図14に示すようにして組み立てられる。図14におい
て、先づステップST1に示すリフター・ライナー組み
込み工程にて、上シェル2及び下シェル3に対して、リ
フター機構(図示せず)が組み込まれると共に、上シェ
ル2及び下シェル3の内面に対して、上ライナー4,下
ライナー5がそれぞれ貼着される。その後、ステップS
T2に示すライトプロテクター・ディスク組み込み及び
超音波溶接工程にて、ライトプロテクター機構(図示せ
ず)が上シェル2及び下シェル3に組み込まれると共
に、ステップST3のシート組立工程で組み立てられた
磁気ディスク6が、上シェル2及び下シェル3の間に収
容される。これにより、磁気ディスク6は、上シェル2
及び下シェル3の内面に貼着された上ライナー4及び下
ライナー5の間に挟持され、保護されることになる。そ
の後、上シェル2及び下シェル3は、その周囲が互いに
超音波溶着されることにより、一体化される。最後に、
ステップST4に示すシャッタ組み込み工程において、
シャッタ機構即ちシャッタ7(図15参照)及びスプリ
ング(図示せず)が組み込まれることにより、フロッピ
ーディスク1の組立が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年コンピ
ュータ用の高密度磁気記録媒体の技術は、急速に進歩し
ている。例えば、磁気記録媒体としてのフロッピーディ
スクとして、例えば1MB,2MB,4MBそして21
MB、さらには100MBの記録密度を有するフロッピ
ーディスクが開発され、市場に供給されてきている。か
くして、磁気記録媒体を使用した低コストで且つ高信頼
性のコンピュータ用超高密度磁気記録媒体の競争が激化
している。このような磁気記録媒体の高密度化に伴っ
て、単位記録密度が微小化することから、微小なゴミ,
埃等の塵埃に関して、高密度記録媒体をシェルに組み込
む際の製造工程におけるクリーンルーム等の塵埃対策や
製品を構成する個々の部品の塵埃対策が必要になる。
【0005】このような磁気記録媒体をシェルに組み込
む場合、前述したように従来は磁気記録媒体(磁気ディ
スク6)を不織布から成るライナー4,5により挟持す
るようにしているが、ライナー4,5を構成する不織布
は、その製造,加工工程において環境塵埃や不織布自体
から発生する塵埃等が不織布内に取り込まれることにな
る。このため、不織布内に取り込まれた塵埃が、磁気記
録媒体をシェルに組み込む過程にて不織布から脱落し、
磁気記録媒体の表面に付着したり、傷付けたりすること
になる。例えば、図15に示すように、上シェル2及び
下シェル3の超音波溶着の際に、不織布から成る上ライ
ナー2に付着した塵埃8が、超音波振動によって、磁気
ディスク6の表面に落下して、塵埃8aが磁気ディスク
6の表面に付着してしまう。これにより、この塵埃8a
の上から、磁気記録または磁気再生のために、フロッピ
ーディスクドライブの磁気ヘッドが磁気ディスク6の表
面に当接する際に、この塵埃8aが磁気ディスク6の表
面を傷付けることがある。
【0006】このような磁気ディスク6の表面の損傷
は、磁気記録媒体の書き込み不良または読み出し不良と
いう製品として致命的な欠陥を引き起こすことになり、
フロッピーディスクの信頼性が低下してしまうという問
題があった。このため、従来は、製造工程において、上
述した塵埃を如何に取除くかが重大な課題になってお
り、その対策として莫大な設備投資が必要であるという
問題があった。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、磁気記録媒体
のシェル内の塵埃が容易に取除かれるようにした、磁気
記録媒体用シェル及び磁気記録媒体を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、互いに組み合わされて一体化されることにより、
ライナーで挟むように磁気記録媒体を収容する内部空間
を構成する一対の扁平なシェルであって、一体化された
シェルの側縁に設けられた空気供給穴及び空気排出穴
と、空気供給時にのみ開放するように、前記空気供給穴
に設けられた第一の開閉手段と、空気排出時にのみ開放
するように、前記空気排出穴に設けられた第二の開閉手
段とを備えている、磁気記録媒体用シェルにより、達成
される。
【0009】上記構成によれば、組立が完了した磁気記
録媒体用シェルに対して、その空気供給穴からシェル内
に空気を吹き込むことにより、この空気供給穴に設けら
れた第一の開閉手段がこの空気圧によって開放するの
で、空気は、空気供給穴を通って、シェル内に吹き込ま
れ、シェル内を循環した後、空気排出穴に達する。そし
て、この空気供給穴に設けられた第二の開閉手段がこの
空気圧によって開放するので、シェル内の空気は、この
空気排出穴を通って、シェルから外部に排出される。
これにより、シェル内に吹き込まれてシェル内を循環し
た後シェル外に排出される空気の流れによって、シェル
内に存在する塵埃が、空気と共に外部に排出されること
になり、組立後のシェル内の除塵が行われる。
【0010】前記第一及び第二の開閉手段が、それぞれ
第一及び第二の開閉弁であり、これらがそれぞれ空気流
の上流側に向かって付勢されることにより、閉鎖される
と共に、空気流圧によって下流側に移動することによ
り、開放されるように、構成されている場合には、第一
及び第二の開閉弁は、シェル内に吹き込まれる空気の圧
力によって、自動的に開弁することになる。従って、第
一及び第二の開閉弁を開閉するための機構が不要であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図12を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0012】図1は、本発明をフロッピーディスクのシ
ェルに適用した第一の実施形態の構成を示している。図
1において、フロッピーディスク用のシェル10は、基
本的には図13に示した従来のフロッピーディスク1の
上シェル2及び下シェル3により構成されるシェルとほ
ぼ同じ構成であって、上シェル及び下シェル(図示せ
ず)が超音波溶着により一体化されることにより、構成
されている。さらに、シェル10は、その一側縁にてほ
ぼ両端で開口した二つの穴、即ち空気供給穴11と、空
気排出穴12とを備えている。
【0013】空気供給穴11は、図2に示すように、シ
ェルの外側から内部空間に通じる通路を形成していると
共に、第一の開閉弁としての弁体13を有している。こ
の弁体13は、板バネ状に形成されており、その幅が、
空気供給穴11の高さにほぼ等しく選定されている。さ
らに、弁体13は、その一端13aが、空気供給穴11
の側壁を形成するシェル内部に固定保持されていると共
に、その他端13bが、その弾性に基づいて、空気供給
穴11の反対側の側壁に形成されたリブ11aに当接し
た閉鎖位置にあって、空気供給穴11を閉鎖するように
なっている。これにより、この弁体13は、空気供給穴
11内に空気が吹き込まれたとき、この空気の圧力によ
って、上述した他端13bがリブ11aに当接した閉鎖
位置から、内側の開放位置(符号13cで示す位置)ま
で揺動できるように、構成されている。尚、この弁体1
3は、開放位置にて、シェル10内に収容される磁気デ
ィスク14に当接しないように、構成されている。
【0014】また、空気排出穴12は、図3に示すよう
に、空気供給穴11と同様に、シェルの外側から内部空
間に通じる通路を形成していると共に、第二の開閉弁と
しての弁体15を有している。この弁体15は、同様に
板バネ状に形成されており、一端15aが、空気排出穴
12の側壁を形成するシェル内部に固定保持されている
と共に、他端15bが、その弾性に基づいて、空気排出
穴12の反対側の側壁に形成されたリブ12aに当接し
た閉鎖位置にあって、空気排出穴12を閉鎖するように
なっている。これにより、この弁体15は、シェル内か
ら空気排出穴11内に空気が進入したとき、この空気の
圧力によって、上述した他端15bがリブ12aに当接
した閉鎖位置から、外側の開弁位置(符号15cで示す
位置)まで揺動できるように、構成されている。
【0015】尚、上記弁体12,15は、それぞれ弾性
を有するように、金属または樹脂材料から構成されてい
る。さらに、上記空気排出穴12は、好ましくは、図4
に示すように、磁気ディスク14の回転時に、磁気ディ
スク14の回転に伴って発生する空気流が誘導されやす
いように、シェル内側部分が形成されている。
【0016】本実施形態によるシェル10は、以上のよ
うに構成されており、このシェル10に対して、従来と
同様に、ライナー(図示せず)及び磁気ディスク14が
組み込まれると共に、シャッタ機構等の図示しない機構
部品が取り付けられる。さらに、シェル10は、上下に
分割された二つの部分が、超音波溶着等によって互いに
一体化されることにより、磁気記録媒体の製品の組立が
完了する。
【0017】組立が完了したシェル10に対して、その
空気供給穴11からシェル10内に空気が吹き込まれ
る。これにより、この空気供給穴11に設けられた弁体
12は、空気圧によって開放位置に揺動するので、空気
は、空気供給穴11を通って、シェル10内に供給され
ることになる。そして、シェル10内に吹き込まれた空
気は、シェル10内を循環した後、空気排出穴12に達
し、この空気供給穴12に設けられた弁体15がこの空
気圧によって開放位置に揺動するので、シェル10内の
空気は、この空気排出穴12を通って、シェル10から
外部に排出される。その際、不織布であるライナー(図
示せず)や他の構成部品に付着した塵埃等は、シェル1
0内にて、シェル10内を循環して空気排出穴12から
外部に排出される空気の流れによって、空気と共に外部
に排出されることになる。かくして、組立後のシェル1
0内の除塵が行なわれることになる。
【0018】次に、図5乃至図9に基づいて、図1のシ
ェルをフロッピーディスク用のシェルに適用したより具
体的な態様について説明する。図5及び図6において、
フロッピーディスク用のシェル20は、基本的には図1
に示した実施形態によるシェル10と同じ構成であっ
て、上シェル及び下シェル(図示せず)が超音波溶着に
より一体化されることにより、構成されている。さら
に、シェル20は、その一側縁にてほぼ両端で開口した
二つの穴、即ち空気供給穴21と、空気排出穴22とを
備えている。ここで、シェル20は、具体的には例えば
全長94mm,全幅90mm,両端の高さ3.5mmそ
して中央付近の高さ3.0mmで形成されており、上記
空気供給穴21及び空気排出穴22は、シェル20の側
縁における開口部が、例えば幅約8mm,高さ約2.0
mm強に選定されている。
【0019】空気供給穴21は、図5に示すように、シ
ェル21の外側から内部空間に通じる通路を形成してい
ると共に、第一の開閉弁としての弁体23を有してい
る。この弁体23は、板バネ状に形成されており、その
幅が、空気供給穴11の高さより僅かに小さく選定され
ている。さらに、弁体23は、その一端23aが、空気
供給穴21の側壁を形成するシェル内部に固定保持され
ていると共に、その他端23bが、その弾性に基づい
て、空気供給穴21の反対側の側壁に形成されたリブ2
1aに当接した閉鎖位置にあって、空気供給穴21を実
質的に閉鎖するようになっている。これにより、この弁
体23は、図5にて矢印Aで示すように、空気供給穴2
1内に空気が吹き込まれたとき、この空気の圧力によっ
て、上述した他端23bがリブ21aに当接した閉鎖位
置から、内側の開放位置(点線図示位置)まで揺動でき
るように、構成されている。尚、この弁体23は、開放
位置にて、シェル20内に収容される磁気ディスク24
に当接しないように、構成されている。
【0020】また、空気排出穴22は、図5に示すよう
に、空気供給穴21と同様に、シェル20の外側から内
部空間に通じる通路を形成していると共に、第二の開閉
弁としての弁体25を有している。この弁体25は、同
様に板バネ状に形成されており、一端25aが、空気排
出穴22の側壁を形成するシェル内部に固定保持されて
いると共に、他端25bが、その弾性に基づいて、空気
排出穴22の反対側の側壁に形成されたリブ22aに当
接した閉鎖位置にあって、空気排出穴22を閉鎖するよ
うになっている。これにより、この弁体25は、シェル
内から空気排出穴21に空気が進入したとき、この空気
の圧力によって、上述した他端15bがリブ12aに当
接した閉鎖位置から、外側の開弁位置(点線図示位置)
まで揺動できるように、構成されている。
【0021】尚、上記弁体22,25は、それぞれ弾性
を有するように、金属または例えばPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)等の樹脂材料から構成されており、
例えば幅約2mmの細長い板バネ状に形成され、図9に
示すように約45度の位置にて、所定のバネ圧、例えば
空気供給側の弁体22では10g以下、また空気排出側
の弁体25では3g以下のバネ圧となるように、構成さ
れている。さらに、上記空気排出穴22は、好ましく
は、図5に示すように、磁気ディスク24の回転時に、
磁気ディスク24の回転に伴って発生する空気流(矢印
C)が空気排出穴22に向かって誘導されやすいよう
に、シェル内側部分が形成されている。
【0022】そして、このシェル20に対して、従来と
同様に、ライナー(図示せず)及び磁気ディスク24が
組み込まれると共に、シャッタ機構等の図示しない機構
部品が取り付けられる。さらに、シェル20は、上下に
分割された二つの部分が、超音波溶着等によって互いに
一体化されることにより、磁気記録媒体の製品の組立が
完了する。
【0023】組立が完了したシェル20に関して、その
内部の除塵は、具体的には以下のようにして行なわれ
る。先づ、図10に示すように、シェル20の空気供給
穴21及び空気排出穴22を有する側縁に対して、治具
30が当接される。この治具30は、シェル20の空気
供給穴21及び空気排出穴22に対応する位置に、それ
ぞれ貫通穴31,32を備えており、この貫通穴31,
32を介して、図11に示すように、空気供給穴21に
は、空気供給装置33が接続され、また空気排出穴22
には、フィルタ34を介して、排気装置35が接続され
る。
【0024】ここで、上記治具30は、その貫通穴3
1,32が比較的大きく選定されていることにより、各
種寸法のシェル20に対して対応できるようになってい
る。また、上記空気供給装置33は、例えば3kg/c
m2で、図12に示すように、例えば3回/秒で3秒
間、間欠的に空気を供給するように、構成されている。
【0025】これにより、空気供給装置33から、空気
が、治具30の貫通穴31を介して、シェル20の空気
供給穴21に間欠的に供給される。そして、空気供給穴
21に設けられた弁体22は、空気圧によって開放位置
に揺動するので、空気は、空気供給穴21を通って、シ
ェル20内に供給されることになる。
【0026】これに対して、シェル20内に吹き込まれ
た空気は、シェル20内を循環した後、空気排出穴22
に達すると共に、この空気排出穴22には、フィルタ3
4及び治具30の貫通穴32を介して、排気装置35の
負圧が加えられるので、この空気供給穴22に設けられ
た弁体25がこの空気圧及び排気装置35の負圧によっ
て開放位置に揺動するので、シェル20内の空気は、こ
の空気排出穴22を通って、さらに治具30の貫通穴3
2とフィルタ34を介して、強制的に外部に排出される
ことになる。その際、不織布であるライナー(図示せ
ず)や他の構成部品に付着した塵埃等は、シェル20内
にて、シェル20内を循環して空気排出穴22から外部
に排出される空気の流れによって、空気と共に外部に排
出され、フィルタ34によって捕捉されることになる。
かくして、組立後のシェル20内の除塵が行なわれるこ
とになる。ここで、空気供給装置33から供給される空
気は、前述したように間欠的に供給されるようになって
いるので、シェル20内を流れる空気流自体が振動を有
することになり、シェル20内にライナーや磁気ディス
ク24の表面に付着した塵埃等が確実に脱落して、外部
に排出されることになる。
【0027】このように上述の実施形態によれば、空気
供給穴からシェル内に吹き込まれてシェル内を循環した
後空気排出穴からシェル外に排出される空気の流れによ
って、シェル内に存在する塵埃が、空気と共に外部に排
出されることになり、組立後のシェル内の除塵が行われ
る。従って、簡単な構成によって、シェル内の除塵が効
果的に行われるので、磁気記録媒体の製品の信頼性が向
上すると共に、歩留まりが改善されることになる。さら
に、製造工程における除塵のための設備投資が不要とな
り、コストが著しく低減されることになる。
【0028】尚、上述した実施形態においては、本発明
をフロッピーディスク用シェルに適用した場合について
説明したが、これに限らず、他の磁気記録媒体用シェル
に本発明を適用できることは明らかである。また、上述
したシェル20については、シェル20内の除塵は、治
具330を使用すると共に、空気排出穴22に対して、
フィルタ34を介して排気装置35を接続することによ
り、強制的に排気を行なうように構成されているが、こ
れに限らず、フィルタ34及び排気装置35が省略され
ることにより、シェル10の場合と同様に、空気供給穴
21に吹き込まれた空気流が空気排気穴22から自然排
気されることにより、除塵が行なわれるようにしてもよ
い。さらに、上述した実施形態においては、シェル1
0,20は、それぞれ上下二つのシェルが互いに超音波
溶着によって一体化されるようになっているが、これに
限らず、ネジ止め等の他の手段によって一体化される構
成のものであってもよいことは明らかである。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、磁
気記録媒体のシェル内の塵埃が容易に取除かれるように
した磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒体を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したフロッピーディスク用シェル
の第一の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1のシェルにおける空気供給穴付近を詳細に
示す拡大斜視図である。
【図3】図1のシェルにおける空気排出穴付近を詳細に
示す拡大斜視図である。
【図4】図1のシェルにおける空気排出穴付近での空気
流を示す拡大斜視図である。
【図5】図1のシェルをフロッピーディスク用のシェル
に適用したより具体的な態様を示す概略平面図である。
【図6】図5のシェルの正面図である。
【図7】図5のシェルの空気供給穴付近を示す拡大正面
図である。
【図8】図5のシェルの空気排出穴付近を示す拡大正面
図である。
【図9】図5のシェルで使用される弁体のバネ圧測定時
の状態を示す拡大斜視図である。
【図10】図5のシェルの除塵時の内部を示す概略平面
図である。
【図11】図10の除塵を行なうための装置構成を示す
概略ブロック図である。
【図12】図10の除塵を行なうための空気供給装置か
らの空気供給を示すグラフである。
【図13】従来のフロッピーディスクの概略構成を示す
分解斜視図である。
【図14】図13のフロッピーディスクの組立工程を示
す工程図である。
【図15】図13のフロッピーディスクの組立時の磁気
ディスクへの塵埃付着を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10,20・・・シェル、11,21・・・空気供給
穴、11a,12a,21a,22a・・・リブ、1
2,22・・・空気排出穴、13,15,23,25・
・・弁体、14,24・・・磁気ディスク、30・・・
治具、33・・・空気供給装置、34・・・フィルタ、
35・・・排気装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに組み合わされて一体化されること
    により、ライナーで挟むように磁気記録媒体を収容する
    内部空間を構成する一対の扁平なシェルであって、 一体化されたシェルの側縁に設けられた空気供給穴及び
    空気排出穴と、 空気供給時にのみ開放するように、前記空気供給穴に設
    けられた第一の開閉手段と、 空気排出時にのみ開放するように、前記空気排出穴に設
    けられた第二の開閉手段とを備えていることを特徴とす
    る磁気記録媒体用シェル。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二の開閉手段がそれぞれ
    第一及び第二の開閉弁であり、この第一及び第二の開閉
    弁が、それぞれ空気流の上流側に向かって付勢されるこ
    とにより、閉鎖されると共に、空気流圧によって下流側
    に移動することにより、開放されるように、構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体用
    シェル。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二の開閉弁が、それぞれ
    上記一対のシェルの間に固定保持された板バネであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の磁気記録媒体用シェ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記第一及び第二の開閉弁が、金属及び
    /又は樹脂材料から構成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の磁気記録媒体用シェル。
  5. 【請求項5】 互いに組み合わされて一体化されること
    により、磁気記録媒体を収容する内部空間を構成する一
    対の扁平なシェルと、各シェルの内面に貼着される磁気
    記録媒体保護用のライナーと、シェルの内部空間に収容
    される磁気ディスクとを有していて、 前記シュルは、 一体化された側縁に設けられた空気供給穴及び空気排出
    穴と、 空気供給時にのみ開放するように、前記空気供給穴に設
    けられた第一の開閉手段と、 空気排出時にのみ開放するように、前記空気排出穴に設
    けられた第二の開閉手段とを備えていることを特徴とす
    る、磁気記録媒体。
JP21775197A 1997-08-12 1997-08-12 磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒体 Pending JPH1166801A (ja)

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JP21775197A Pending JPH1166801A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 磁気記録媒体用シェル及び磁気記録媒体

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JP (1) JPH1166801A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271992B1 (en) * 1997-06-06 2001-08-07 Sony Corporation Disk cartridge
JP2002186719A (ja) * 2000-12-22 2002-07-02 Heiwa Corp 遊技盤の盤面部品
US6781793B2 (en) * 2001-10-11 2004-08-24 Samsung Electronics, Co., Ltd. Disc cartridge

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