JPH1167142A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
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- JPH1167142A JPH1167142A JP9229143A JP22914397A JPH1167142A JP H1167142 A JPH1167142 A JP H1167142A JP 9229143 A JP9229143 A JP 9229143A JP 22914397 A JP22914397 A JP 22914397A JP H1167142 A JPH1167142 A JP H1167142A
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- JP
- Japan
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- wafer
- wafer holder
- ion beam
- ion
- rotating disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオンビームの注入状況に応じてウエハホル
ダの角度を制御すること。 【解決手段】 回転ディスク20上に複数のウエハホル
ダ26を回転自在に配置し、各ウエハホルダ26の底部
側をロッド34を介してカウンタウエイト36に連結
し、ロッド34を門型シャフト40により回転自在に支
持し、イオンビーム46の注入前には、カウンタウエイ
ト36の重量によりウエハホルダ26を水平面とほぼ平
行な状態に保持し、回転ディスク20の回転に伴ってウ
エハホルダ26に遠心力が作用したときには、ウエハホ
ルダ26上のウエハ32が傾斜角γだけ傾斜した状態で
ウエハホルダ26を保持し、傾斜したウエハ32に対し
てイオンビーム46を注入する。
ダの角度を制御すること。 【解決手段】 回転ディスク20上に複数のウエハホル
ダ26を回転自在に配置し、各ウエハホルダ26の底部
側をロッド34を介してカウンタウエイト36に連結
し、ロッド34を門型シャフト40により回転自在に支
持し、イオンビーム46の注入前には、カウンタウエイ
ト36の重量によりウエハホルダ26を水平面とほぼ平
行な状態に保持し、回転ディスク20の回転に伴ってウ
エハホルダ26に遠心力が作用したときには、ウエハホ
ルダ26上のウエハ32が傾斜角γだけ傾斜した状態で
ウエハホルダ26を保持し、傾斜したウエハ32に対し
てイオンビーム46を注入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入装置に
係り、特に、シリコンウエハに酸素イオンを注入するに
好適なSIMOX(Separation by Im
plantedOxygen)用イオン注入装置に関す
る。
係り、特に、シリコンウエハに酸素イオンを注入するに
好適なSIMOX(Separation by Im
plantedOxygen)用イオン注入装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板上に絶縁層を介して
半導体層を形成するに際して、張り合わせによる方法や
SIMOXによる方法によってSOI(Silicon
OnInsulator)を形成することが知られて
いる。張り合わせによる方法においては、2枚のシリコ
ンウエハの間に絶縁膜を挿入し、各シリコンウエハを絶
縁膜を介して互いに張り合わせ、その後一方のシリコン
ウエハを指定の厚さに研磨する工程を採用している。一
方、SIMOXによる方法においては、シリコンウエハ
(シリコン基板)に酸素イオンを注入し、その後シリコ
ンウエハを高温度の炉内に入れて加熱し(アニール処
理)、シリコンウエハ中に絶縁層(SiO2)を形成
し、絶縁層を基準にシリコンウエハを二つの層に分離し
てSOIを形成する工程を採用している。この方法によ
れば、張り合わせ法のように、シリコンウエハを研磨す
る工程が不要となる。この種従来のイオン注入装置とし
ては、例えば特開平1−189845号公報、特開平5
−159738号公報、特開昭62−47940号公報
に記載されているものが提案されている。
半導体層を形成するに際して、張り合わせによる方法や
SIMOXによる方法によってSOI(Silicon
OnInsulator)を形成することが知られて
いる。張り合わせによる方法においては、2枚のシリコ
ンウエハの間に絶縁膜を挿入し、各シリコンウエハを絶
縁膜を介して互いに張り合わせ、その後一方のシリコン
ウエハを指定の厚さに研磨する工程を採用している。一
方、SIMOXによる方法においては、シリコンウエハ
(シリコン基板)に酸素イオンを注入し、その後シリコ
ンウエハを高温度の炉内に入れて加熱し(アニール処
理)、シリコンウエハ中に絶縁層(SiO2)を形成
し、絶縁層を基準にシリコンウエハを二つの層に分離し
てSOIを形成する工程を採用している。この方法によ
れば、張り合わせ法のように、シリコンウエハを研磨す
る工程が不要となる。この種従来のイオン注入装置とし
ては、例えば特開平1−189845号公報、特開平5
−159738号公報、特開昭62−47940号公報
に記載されているものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】イオン注入装置のうち
特にSIMOX用イオン注入装置においては、そのSI
MOXという用途からして、酸素イオンの注入分布の均
一性およびパーティクル(ごみ)、金属汚染の極小化が
プロセスの重要な課題となっている。すなわちSIMO
Xウエハでは酸素イオンとして10の17乗〜10の1
8乗個/cm2の打ち込みが必要であり、注入条件のな
かでもウエハに対するイオンビームの入射角は重要な要
素となっている。しかし、従来技術では、イオンビーム
の注入状況(注入条件)に応じてウエハの角度を制御す
ることについては十分に配慮されていない。すなわち、
ウエハをウエハホルダに搭載する際には、ウエハを上向
きにしてウエハホルダに搭載する必要があるが、ウエハ
ホルダに搭載されたウエハに対してイオンビームを注入
(照射)するときには、ウエハを水平面に対して傾斜し
た状態に保持しなければ、ウエハにパーティクルなどが
付着し、パーティクル、金属汚染の影響を受けることに
なる。このため、SIMOX用イオン注入装置において
は、ウエハホルダにウエハを搭載する際には、ウエハを
上向きにしてウエハホルダに搭載することが必要であ
り、ウエハにイオンビームを注入するときにはウエハを
水平面に対して傾斜した角度に保持することが必要であ
る。
特にSIMOX用イオン注入装置においては、そのSI
MOXという用途からして、酸素イオンの注入分布の均
一性およびパーティクル(ごみ)、金属汚染の極小化が
プロセスの重要な課題となっている。すなわちSIMO
Xウエハでは酸素イオンとして10の17乗〜10の1
8乗個/cm2の打ち込みが必要であり、注入条件のな
かでもウエハに対するイオンビームの入射角は重要な要
素となっている。しかし、従来技術では、イオンビーム
の注入状況(注入条件)に応じてウエハの角度を制御す
ることについては十分に配慮されていない。すなわち、
ウエハをウエハホルダに搭載する際には、ウエハを上向
きにしてウエハホルダに搭載する必要があるが、ウエハ
ホルダに搭載されたウエハに対してイオンビームを注入
(照射)するときには、ウエハを水平面に対して傾斜し
た状態に保持しなければ、ウエハにパーティクルなどが
付着し、パーティクル、金属汚染の影響を受けることに
なる。このため、SIMOX用イオン注入装置において
は、ウエハホルダにウエハを搭載する際には、ウエハを
上向きにしてウエハホルダに搭載することが必要であ
り、ウエハにイオンビームを注入するときにはウエハを
水平面に対して傾斜した角度に保持することが必要であ
る。
【0004】本発明の目的は、イオンビームの注入状況
に応じてウエハの角度を制御することができるイオン注
入装置を提供することにある。
に応じてウエハの角度を制御することができるイオン注
入装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、処理室内に配置されて水平面と交差する
回転軸に回転自在に支持されている回転ディスクと、回
転ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、回転ディス
ク上方にその円周方向に沿って分散して配置されてウエ
ハが載置可能に形成された複数のウエハホルダと、回転
ディスク上に固定されて各ウエハホルダを回転自在に支
持する複数のウエハホルダ支持手段と、処理室外に配置
されてイオン源からのイオンビームをウエハホルダ上の
ウエハに向けて照射するイオンビーム照射手段とを備え
ているイオン注入装置を構成したものである。
に、本発明は、処理室内に配置されて水平面と交差する
回転軸に回転自在に支持されている回転ディスクと、回
転ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、回転ディス
ク上方にその円周方向に沿って分散して配置されてウエ
ハが載置可能に形成された複数のウエハホルダと、回転
ディスク上に固定されて各ウエハホルダを回転自在に支
持する複数のウエハホルダ支持手段と、処理室外に配置
されてイオン源からのイオンビームをウエハホルダ上の
ウエハに向けて照射するイオンビーム照射手段とを備え
ているイオン注入装置を構成したものである。
【0006】前記イオン注入装置を構成するに際して
は、回転ディスクとして、処理室内に配置されて水平面
より傾斜した傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持
されているものを用いることができる。
は、回転ディスクとして、処理室内に配置されて水平面
より傾斜した傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持
されているものを用いることができる。
【0007】また、前記各イオン注入装置を構成するに
際しては、以下の要素を付加することができる。
際しては、以下の要素を付加することができる。
【0008】(1)複数のウエハホルダ支持手段は、イ
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホルダ
に作用する遠心力に応じて水平面に対して傾斜した角度
で各ウエハホルダを支持してなる。
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホルダ
に作用する遠心力に応じて水平面に対して傾斜した角度
で各ウエハホルダを支持してなる。
【0009】(2)複数のウエハホルダ支持手段は、イ
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には回転ディスクの
回転数に応じて水平面に対して傾斜した角度の位置に各
ウエハホルダを駆動する駆動機構を有してなる。
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には回転ディスクの
回転数に応じて水平面に対して傾斜した角度の位置に各
ウエハホルダを駆動する駆動機構を有してなる。
【0010】(3)回転ディスクをその径方向に沿って
往復運動させる往復駆動手段を備えている。
往復運動させる往復駆動手段を備えている。
【0011】(4)イオンビーム照射手段は、イオン源
からのイオンビームをウエハホルダ上のウエハに対して
上下または左右方向にスキャンするスキャン手段を有し
てなる。
からのイオンビームをウエハホルダ上のウエハに対して
上下または左右方向にスキャンするスキャン手段を有し
てなる。
【0012】また、本発明は、処理室内に配置されて水
平面と交差する回転軸に回転自在に支持されている回転
ディスクの上方にその円周方向に沿って複数のウエハホ
ルダを分散して配置し、イオンビーム注入停止時にはウ
エハが載置された各ウエハホルダを上向き状態で回転自
在に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホルダ
に作用する遠心力に応じて各ウエハホルダを水平面に対
して傾斜した状態で支持し、傾斜したウエハホルダ上の
ウエハに対してイオン源からのイオンビームを照射して
なるイオン注入装置を構成したものである。
平面と交差する回転軸に回転自在に支持されている回転
ディスクの上方にその円周方向に沿って複数のウエハホ
ルダを分散して配置し、イオンビーム注入停止時にはウ
エハが載置された各ウエハホルダを上向き状態で回転自
在に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホルダ
に作用する遠心力に応じて各ウエハホルダを水平面に対
して傾斜した状態で支持し、傾斜したウエハホルダ上の
ウエハに対してイオン源からのイオンビームを照射して
なるイオン注入装置を構成したものである。
【0013】前記イオン注入装置を構成するに際して
は、回転ディスクとして、処理室内に配置されて水平面
に傾斜した傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持さ
れているものを用いることができる。
は、回転ディスクとして、処理室内に配置されて水平面
に傾斜した傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持さ
れているものを用いることができる。
【0014】前記した手段によれば、イオンビーム注入
停止時には回転ディスク上の各ウエハホルダは水平面と
並行に支持されるため、各ウエハホルダ上にウエハを上
向きにした状態で搭載することができる。一方回転ディ
スクの回転時には各ウエハホルダに作用する遠心力ある
いは駆動機構の駆動によって各ウエハホルダを水平面に
対して傾斜した角度に保持することができるため、水平
面に対して傾斜した状態に保持されたウエハに対してイ
オンビームを照射(注入)することができ、ウエハにイ
オンビームを注入するときに、パーティクル、金属粒子
がウエハに付着するのを防止することができる。
停止時には回転ディスク上の各ウエハホルダは水平面と
並行に支持されるため、各ウエハホルダ上にウエハを上
向きにした状態で搭載することができる。一方回転ディ
スクの回転時には各ウエハホルダに作用する遠心力ある
いは駆動機構の駆動によって各ウエハホルダを水平面に
対して傾斜した角度に保持することができるため、水平
面に対して傾斜した状態に保持されたウエハに対してイ
オンビームを照射(注入)することができ、ウエハにイ
オンビームを注入するときに、パーティクル、金属粒子
がウエハに付着するのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態を示すSIMO
X用イオン注入装置の全体構成図である。図1におい
て、フロア10上には処理室(エンドステーション)1
2が設置されており、処理室12近傍にはイオン源1
4、質量分離器16、30度偏向器18が配置されてい
る。処理室12内には円盤状の回転ディスク20が回転
自在に配置されており、この回転ディスク20は、水平
面と直交する回転軸22に回転自在に支持されている。
回転軸22は、回転駆動手段としてのモータ24の駆動
軸に連結されており、モータ24の回転駆動により、回
転ディスク20が回転軸22を中心として回転するよう
になっている。回転ディスク20の上方には、回転ディ
スク20の円周方向に沿って複数のウエハホルダ26が
分散して配置されている。各ウエハホルダ26は円盤状
の本体28を備えており、本体28の淵に環状の突起3
0が形成されている。そして突起30によって囲まれた
領域内にウエハ(シリコンウエハ)32が載置されるよ
うになっている。そして、ウエハ32に対するイオンビ
ームの注入が停止されているとき、あるいは回転ディス
ク20の停止時に、各ウエハホルダ26を水平面とほぼ
平行に保持するとともに、回転ディスク20の回転時に
はウエハホルダ26に作用する遠心力によってウエハホ
ルダ26を水平面に対して傾斜した状態で保持するため
に、各ウエハホルダ26にはウエハホルダ支持手段が設
けられている。
X用イオン注入装置の全体構成図である。図1におい
て、フロア10上には処理室(エンドステーション)1
2が設置されており、処理室12近傍にはイオン源1
4、質量分離器16、30度偏向器18が配置されてい
る。処理室12内には円盤状の回転ディスク20が回転
自在に配置されており、この回転ディスク20は、水平
面と直交する回転軸22に回転自在に支持されている。
回転軸22は、回転駆動手段としてのモータ24の駆動
軸に連結されており、モータ24の回転駆動により、回
転ディスク20が回転軸22を中心として回転するよう
になっている。回転ディスク20の上方には、回転ディ
スク20の円周方向に沿って複数のウエハホルダ26が
分散して配置されている。各ウエハホルダ26は円盤状
の本体28を備えており、本体28の淵に環状の突起3
0が形成されている。そして突起30によって囲まれた
領域内にウエハ(シリコンウエハ)32が載置されるよ
うになっている。そして、ウエハ32に対するイオンビ
ームの注入が停止されているとき、あるいは回転ディス
ク20の停止時に、各ウエハホルダ26を水平面とほぼ
平行に保持するとともに、回転ディスク20の回転時に
はウエハホルダ26に作用する遠心力によってウエハホ
ルダ26を水平面に対して傾斜した状態で保持するため
に、各ウエハホルダ26にはウエハホルダ支持手段が設
けられている。
【0017】すなわち、図2に示すように、各ウエハホ
ルダ26の本体28の底部側には円筒状のロッド34が
固定されており、ロッド34の先端側にはカウンタウエ
イト36が連結されている。このロッド34の中ほどは
回転ベアリング38を介して門型シャフト40に回転自
在に支持されている。門型シャフト40はボルト42に
よりベース44を介して回転ディスク20の上面に固定
されている。カウンタウエイト36の重量は、回転ディ
スク20の回転停止時にはウエハホルダ26上のウエハ
32が上向きになり、回転ディスク20の回転時には、
図3および図4に示すように、ウエハホルダ26に作用
する遠心力にしたがってウエハホルダ26が水平面に対
して傾斜した状態となるように設定されている。
ルダ26の本体28の底部側には円筒状のロッド34が
固定されており、ロッド34の先端側にはカウンタウエ
イト36が連結されている。このロッド34の中ほどは
回転ベアリング38を介して門型シャフト40に回転自
在に支持されている。門型シャフト40はボルト42に
よりベース44を介して回転ディスク20の上面に固定
されている。カウンタウエイト36の重量は、回転ディ
スク20の回転停止時にはウエハホルダ26上のウエハ
32が上向きになり、回転ディスク20の回転時には、
図3および図4に示すように、ウエハホルダ26に作用
する遠心力にしたがってウエハホルダ26が水平面に対
して傾斜した状態となるように設定されている。
【0018】すなわち、カウンタウエイト36はウエハ
ホルダ26よりも重量が大きく、回転ディスク20の回
転停止時には、門型シャフト40によって回転自在に支
持されたウエハホルダ26を上向きの状態で支持するよ
うになっている。一方、回転ディスクの回転時には、回
転ディスク20の回転に伴ってウエハホルダ26やカウ
ンタウエイト36に作用する遠心力により、シャフト4
0を中心したウエハホルダ26側の重量とカウンタウエ
イト36側の重量との差によってウエハホルダ26が水
平面に対して傾斜角γだけ傾斜するようになっている。
つまりウエハ32が回転ディスク20の回転(回転数)
に応じて起立するようになっている。これは遠心力Fに
よるもので、この遠心力Fは次式によって表わされる。
ホルダ26よりも重量が大きく、回転ディスク20の回
転停止時には、門型シャフト40によって回転自在に支
持されたウエハホルダ26を上向きの状態で支持するよ
うになっている。一方、回転ディスクの回転時には、回
転ディスク20の回転に伴ってウエハホルダ26やカウ
ンタウエイト36に作用する遠心力により、シャフト4
0を中心したウエハホルダ26側の重量とカウンタウエ
イト36側の重量との差によってウエハホルダ26が水
平面に対して傾斜角γだけ傾斜するようになっている。
つまりウエハ32が回転ディスク20の回転(回転数)
に応じて起立するようになっている。これは遠心力Fに
よるもので、この遠心力Fは次式によって表わされる。
【0019】F=mrω2 m:質量 r:回転半径 ω:回転ディスク20の回転数 ウエハ32の傾斜角γは、カウンタウエイト36の質量
と回転ディスク20の回転数によって制御可能であり、
これは、ウエハ32へのビーム入射角θの制御が可能と
いうことができる。またウエハ32の傾斜角γが大きく
なるにしたがってウエハ32自体の遠心力もウエハホル
ダ26に対して垂直方向に押す成分が増加することにな
り、ウエハ保持力の増加、接触抵抗の低下によりチャー
ジアップを防止することができる。
と回転ディスク20の回転数によって制御可能であり、
これは、ウエハ32へのビーム入射角θの制御が可能と
いうことができる。またウエハ32の傾斜角γが大きく
なるにしたがってウエハ32自体の遠心力もウエハホル
ダ26に対して垂直方向に押す成分が増加することにな
り、ウエハ保持力の増加、接触抵抗の低下によりチャー
ジアップを防止することができる。
【0020】ウエハ32に照射(注入)されるイオンビ
ーム46は30度偏向器18から出力されるようになっ
ている。このイオンビーム46は、イオン源14から出
射されたイオンビームを質量分離器16によって所定の
質量を有するよう、例えば酸素イオンのみを分離して取
り出し、30度偏向器18によって酸素イオンの中から
不純物イオンを取り除いた状態で生成されるようになっ
ている。
ーム46は30度偏向器18から出力されるようになっ
ている。このイオンビーム46は、イオン源14から出
射されたイオンビームを質量分離器16によって所定の
質量を有するよう、例えば酸素イオンのみを分離して取
り出し、30度偏向器18によって酸素イオンの中から
不純物イオンを取り除いた状態で生成されるようになっ
ている。
【0021】上記構成によるイオン注入装置を用いてウ
エハ32に酸素イオンによるイオンビーム46を注入す
るに際しては、イオン源14からのイオンビームをウエ
ハ32に注入する前の工程で、処理室12の背面側から
ウエハ32を処理室12内に搬入し、上向きになったウ
エハホルダ26上にウエハ32を順次搭載する。全ての
ウエハホルダ26にウエハ32が搭載された後、モータ
24を駆動してモータ24の回転数を徐々に増加する。
回転ディスク20の回転に伴う遠心力がウエハホルダ2
6、カウンタウエイト36に作用し、ウエハ32が傾斜
角γになった時点で、30度偏向器18から出射された
イオンビーム46をウエハ32に向けて注入する。この
とき、紙面に対して垂直方向に回転ディスク20を往復
駆動する往復駆動手段(図示省略)を用いて回転ディス
ク20全体を往復駆動すると、ウエハ32の全面にわた
ってイオンビーム46を注入することができる。そして
全てのウエハ32に対してイオンビーム46を均一に注
入したあとはモータ24の回転数を徐々に低下させて回
転ディスク20の回転を停止する。回転ディスク20の
停止により、ウエハホルダ26が上向きになったときに
ウエハホルダ26からウエハ32を取り出す。
エハ32に酸素イオンによるイオンビーム46を注入す
るに際しては、イオン源14からのイオンビームをウエ
ハ32に注入する前の工程で、処理室12の背面側から
ウエハ32を処理室12内に搬入し、上向きになったウ
エハホルダ26上にウエハ32を順次搭載する。全ての
ウエハホルダ26にウエハ32が搭載された後、モータ
24を駆動してモータ24の回転数を徐々に増加する。
回転ディスク20の回転に伴う遠心力がウエハホルダ2
6、カウンタウエイト36に作用し、ウエハ32が傾斜
角γになった時点で、30度偏向器18から出射された
イオンビーム46をウエハ32に向けて注入する。この
とき、紙面に対して垂直方向に回転ディスク20を往復
駆動する往復駆動手段(図示省略)を用いて回転ディス
ク20全体を往復駆動すると、ウエハ32の全面にわた
ってイオンビーム46を注入することができる。そして
全てのウエハ32に対してイオンビーム46を均一に注
入したあとはモータ24の回転数を徐々に低下させて回
転ディスク20の回転を停止する。回転ディスク20の
停止により、ウエハホルダ26が上向きになったときに
ウエハホルダ26からウエハ32を取り出す。
【0022】本実施形態によれば、イオンビーム注入前
には、ウエハ32を水平面とほぼ平行な上向き状態に保
持し、イオンビーム注入時にはウエハ32を傾斜角γだ
け傾斜した状態に保持するようにしたため、イオンビー
ムの注入状況に応じてウエハホルダ26およびウエハ3
2の角度を制御することができ、パーティクル、金属汚
染の影響を受けるのを抑制することができる。
には、ウエハ32を水平面とほぼ平行な上向き状態に保
持し、イオンビーム注入時にはウエハ32を傾斜角γだ
け傾斜した状態に保持するようにしたため、イオンビー
ムの注入状況に応じてウエハホルダ26およびウエハ3
2の角度を制御することができ、パーティクル、金属汚
染の影響を受けるのを抑制することができる。
【0023】また本実施形態においては、回転ディスク
20そのものを傾斜させる必要がないため、ウエハ32
を傾斜させるに際しても処理室12の高さを低くするこ
とができる。
20そのものを傾斜させる必要がないため、ウエハ32
を傾斜させるに際しても処理室12の高さを低くするこ
とができる。
【0024】前記実施形態においては、ウエハホルダ2
6を傾斜させるに際して、遠心力を用いることについて
述べたが、ウエハホルダ26に、回転ディスク20の回
転数に応じてウエハホルダ26を水平面に対して傾斜し
た角度の位置に駆動する駆動機構を連結する構成を採用
することもできる。
6を傾斜させるに際して、遠心力を用いることについて
述べたが、ウエハホルダ26に、回転ディスク20の回
転数に応じてウエハホルダ26を水平面に対して傾斜し
た角度の位置に駆動する駆動機構を連結する構成を採用
することもできる。
【0025】また前記実施形態においては、ウエハ32
の全面にわたってイオンビーム46を注入するに際し
て、往復駆動手段を用いるものについて述べたが、質量
分離器16、30度偏向器18を含むイオンビーム照射
手段に、イオン源14からのイオンビームをウエハ32
に対して上下または左右方向にスキャンするスキャン手
段としての機能を持たせることもできる。
の全面にわたってイオンビーム46を注入するに際し
て、往復駆動手段を用いるものについて述べたが、質量
分離器16、30度偏向器18を含むイオンビーム照射
手段に、イオン源14からのイオンビームをウエハ32
に対して上下または左右方向にスキャンするスキャン手
段としての機能を持たせることもできる。
【0026】図5に本発明の他の実施形態を示す。
【0027】本実施形態は、回転ディスク20を、水平
面より傾斜した傾斜面と交差する回転軸22に回転自在
に支持させるとともに、30度偏向器18から水平面と
平行なイオンビーム46を出射させ、さらに処理室12
の側面側からウエハ32の搬入搬出を行うようにしたも
のであり、他の構成は前記実施形態と同様である。
面より傾斜した傾斜面と交差する回転軸22に回転自在
に支持させるとともに、30度偏向器18から水平面と
平行なイオンビーム46を出射させ、さらに処理室12
の側面側からウエハ32の搬入搬出を行うようにしたも
のであり、他の構成は前記実施形態と同様である。
【0028】本実施形態によれば、前記実施形態と同様
な効果を得ることができるとともに回転ディスク20が
あらかじめ水平面に対して傾斜した状態で配置されてい
るため、前記実施形態よりも回転ディスク20の回転速
度が低いときにウエハ32の傾斜角をγにすることがで
きる。
な効果を得ることができるとともに回転ディスク20が
あらかじめ水平面に対して傾斜した状態で配置されてい
るため、前記実施形態よりも回転ディスク20の回転速
度が低いときにウエハ32の傾斜角をγにすることがで
きる。
【0029】さらに、本実施形態においては、回転ディ
スク20があらかじめ水平面に対して傾斜した状態で固
定されているため、水平面と平行なイオンビーム46を
ウエハ32に注入することができる。
スク20があらかじめ水平面に対して傾斜した状態で固
定されているため、水平面と平行なイオンビーム46を
ウエハ32に注入することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イオンビームの注入状況に応じてウエハホルダの角度を
制御するようにしたため、ウエハにイオンビームを注入
する際に、パーティクル、金属汚染の影響を抑制するこ
とができる。
イオンビームの注入状況に応じてウエハホルダの角度を
制御するようにしたため、ウエハにイオンビームを注入
する際に、パーティクル、金属汚染の影響を抑制するこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示すイオン注入装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】イオンビーム注入前におけるウエハホルダ支持
手段の構成を説明するための図である。
手段の構成を説明するための図である。
【図3】イオンビーム注入時におけるウエハホルダ支持
手段の構成を説明するための図である。
手段の構成を説明するための図である。
【図4】ウエハにイオンビームを注入するときの作用を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す要部側面図であ
る。
る。
12 処理室 14 イオン源 16 質量分離器 18 30度偏向器 20 回転ディスク 22 回転軸 24 モータ 26 ウエハホルダ 32 ウエハ 36 カウンタウエイト 38 回転ベアリング 40 門型シャフト 46 イオンビーム
Claims (8)
- 【請求項1】 処理室内に配置されて水平面と交差する
回転軸に回転自在に支持されている回転ディスクと、回
転ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、回転ディス
ク上方にその円周方向に沿って分散して配置されてウエ
ハが載置可能に形成された複数のウエハホルダと、回転
ディスク上に固定されて各ウエハホルダを回転自在に支
持する複数のウエハホルダ支持手段と、処理室外に配置
されてイオン源からのイオンビームをウエハホルダ上の
ウエハに向けて照射するイオンビーム照射手段とを備え
ているイオン注入装置。 - 【請求項2】 処理室内に配置されて水平面より傾斜し
た傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持されている
回転ディスクと、回転ディスクを回転駆動する回転駆動
手段と、回転ディスク上方にその円周方向に沿って分散
して配置されてウエハが載置可能に形成された複数のウ
エハホルダと、回転ディスク上に固定されて各ウエハホ
ルダを回転自在に支持する複数のウエハホルダ支持手段
と、処理室外に配置されてイオン源からのイオンビーム
をウエハホルダ上のウエハに向けて照射するイオンビー
ム照射手段とを備えているイオン注入装置。 - 【請求項3】 前記複数のウエハホルダ支持手段は、イ
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホルダ
に作用する遠心力に応じて水平面に対して傾斜した角度
で各ウエハホルダを支持してなる請求項1または2記載
のイオン注入装置。 - 【請求項4】 前記複数のウエハホルダ支持手段は、イ
オンビーム注入停止時には各ウエハホルダを水平面と平
行に支持し、回転ディスクの回転時には回転ディスクの
回転数に応じて水平面に対して傾斜した角度の位置に各
ウエハホルダを駆動する駆動機構を有してなる請求項1
または2記載のイオン注入装置。 - 【請求項5】 前記回転ディスクをその径方向に沿って
往復運動させる往復駆動手段を備えている請求項1、
2、3または4記載のイオン注入装置。 - 【請求項6】 前記イオンビーム照射手段は、イオン源
からのイオンビームをウエハホルダ上のウエハに対して
上下または左右方向にスキャンするスキャン手段を有し
てなる請求項1、2、3または4記載のイオン注入装
置。 - 【請求項7】 処理室内に配置されて水平面と交差する
回転軸に回転自在に支持されている回転ディスクの上方
にその円周方向に沿って複数のウエハホルダを分散して
配置し、イオンビーム注入停止時にはウエハが載置され
た各ウエハホルダを上向き状態で回転自在に支持し、回
転ディスクの回転時には各ウエハホルダに作用する遠心
力に応じて各ウエハホルダを水平面に対して傾斜した状
態で支持し、傾斜したウエハホルダ上のウエハに対して
イオン源からのイオンビームを照射してなるイオン注入
装置。 - 【請求項8】 処理室内に配置されて水平面より傾斜し
た傾斜面と交差する回転軸に回転自在に支持されている
回転ディスクの上方にその円周方向に沿って複数のウエ
ハホルダを分散して配置し、イオンビーム注入停止時に
はウエハが載置された各ウエハホルダを上向き状態で回
転自在に支持し、回転ディスクの回転時には各ウエハホ
ルダに作用する遠心力に応じて各ウエハホルダを水平面
に対して傾斜した状態で支持し、傾斜したウエハホルダ
上のウエハに対してイオン源からのイオンビームを照射
してなるイオン注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9229143A JPH1167142A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9229143A JPH1167142A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | イオン注入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1167142A true JPH1167142A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16887447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9229143A Pending JPH1167142A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1167142A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017022061A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 日新イオン機器株式会社 | イオンビーム照射装置 |
| CN107256819A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-10-17 | 上海集成电路研发中心有限公司 | 一种离子注入机的靶盘装置 |
| WO2023204912A3 (en) * | 2022-04-23 | 2024-03-14 | Plasma-Therm Nes, Llc | Virtual shutter in ion beam system |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP9229143A patent/JPH1167142A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017022061A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 日新イオン機器株式会社 | イオンビーム照射装置 |
| CN107256819A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-10-17 | 上海集成电路研发中心有限公司 | 一种离子注入机的靶盘装置 |
| CN107256819B (zh) * | 2017-06-16 | 2019-02-12 | 上海集成电路研发中心有限公司 | 一种离子注入机的靶盘装置 |
| WO2023204912A3 (en) * | 2022-04-23 | 2024-03-14 | Plasma-Therm Nes, Llc | Virtual shutter in ion beam system |
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