JPH1167643A - 電子線描画方法およびその装置 - Google Patents

電子線描画方法およびその装置

Info

Publication number
JPH1167643A
JPH1167643A JP9224916A JP22491697A JPH1167643A JP H1167643 A JPH1167643 A JP H1167643A JP 9224916 A JP9224916 A JP 9224916A JP 22491697 A JP22491697 A JP 22491697A JP H1167643 A JPH1167643 A JP H1167643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
scanning
signal
unit
graphic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9224916A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kosaka
光二 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO TECHNOL KK
Original Assignee
TOKYO TECHNOL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO TECHNOL KK filed Critical TOKYO TECHNOL KK
Priority to JP9224916A priority Critical patent/JPH1167643A/ja
Publication of JPH1167643A publication Critical patent/JPH1167643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 図形が比較的単純で、フィールド内の一部に
図形パターンを全く含まない領域がある場合、ラスター
方式の電子線描画時間を短縮する。 【解決手段】 ラスター画像処理ユニットがマイクロプ
ロセッサμP,RAM記憶器、ROM記憶器、パターン
データ記憶器PDM,図形データ入力操作ユニットから
図形パターンデータをパターンデータ記憶器PDMに送
給して保管するための制御部SCSI,ブランキング信
号送出部26,水平走査信号発生部、垂直走査信号発生
部30を有し、更にラスター画像処理ユニットが、図形
データ入力操作ユニットにより求めた図形パターンのデ
ータとこのデータから走査の開始位置と終了位置を決定
し、所望の走査領域内を走査するために適した走査信号
とブランキング信号を形成するように信号処理する機能
部を保有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子線描画の効
率を高めることのできる電子線描画方法およびこの方法
に適した小型電子線描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線描画装置は、電子線集束系および
電子線偏向系から成る電子線集束・偏向装置と、描画す
べき試料を載置する試料台およびその駆動部から成る試
料移動機構と、図形データを入力するためのCAD機能
を持つ図形入力装置とで構成されている。このような描
画装置は電子線偏向系が静電電極で構成され走査範囲が
広くても歪みの少なく、高精度・高描画効率を達成でき
るので、主に半導体基板上に微細パターンを形成するた
めに使用されている。特に、半導体素子を製造する専用
の電子線描画装置はそれ自体の価格が一台で 10 〜 15
億円にまでなり、歩留りや稼働率を高めるため付随する
設備にも同程度の経費を要する。その外、研究用に一台
が数億円程度の装置も開発されている。
【0003】半導体、電子工学、基礎物性等の分野で比
較的簡単な図形の電極あるいは配線のような微細パター
ンを作成したい研究者は近年益々増加している。そし
て、このような研究者、特に大学、官公庁の研究所で先
進的な仕事を行う研究者の中にあって、上に述べたよう
な装置の入手経費を準備できる者は極めて稀である。微
細パターンの試作研究に適した比較的単純で低価格な電
子線描画装置が近年発表されている。この種の描画装置
では、現在広く販売されている走査電子顕微鏡をベース
にして、所望の図形をCADの助けによりデジタル処理
して作図する図形処理装置を組み合わせたシステムであ
る。このような電子線描画装置は付属装置やプログラム
を含めて一台の価格が 3000 〜 6000 万円程度で提供で
きる。この描画装置では、電子線を走査電子顕微鏡の光
軸に対して傾けたり、光軸から遠くに移動させた時に発
生する歪み(収差)を防止ないしは低減する処置を講じ
ていない(例えば、本出願人が提唱する特開平7−21
1614号公報を参照)。そのため、所望の許容公差
内、つまり所定の収差以内に維持するのに、電子線で試
料表面を広い範囲にわたり無制限に走査できない。従っ
て、図1に示すように試料SPの表面上で比較的狭い領
域に制限された多数のフィールドF1,F2,....F 24を繋
ぎ合わせて全体の図形パターンを作成する。この場合、
個別のフィールドF1,F2,....F24を描画する都度、図
形の中心Cを走査電子顕微鏡の光軸に合うように試料ス
テージを移動させて電子線描画を行う(この場合に必要
な再現性の良い移動ステージとその駆動装置に付いては
本出願人の特願平9−167162号明細書も参照され
たい)。フィールドの大きさは、許容収差を 0.1μm と
する典型的な場合には 500×500 μm2であり、更に大き
な収差を許すならば、これよりも更に広くできる。先に
述べた大型電子線描画装置でも数 mm2以上の領域を描画
するには、このようなフィールドの繋ぎが必要である。
【0004】ラスター方式による電子線走査は1つのフ
レームを二回走査して1つのフレームを形成するTV走
査方式とな異なり、1つのフレームを一回走査して1つ
のフィールドを形成するものであるが、電子線を水平方
向に一定速度で走査し、この走査線を垂直方向に一定幅
ほど順次移動させる電子線の偏向動作を周期的に規則正
し行うので、目標とする走査位置座標と実際に走査した
位置座標の間の相違が非常に少ない。
【0005】例えば、照射電子線の直径を 0.1μm にし
て高分解能のレジスト膜を焼き付ける場合、上に例示し
た 500μm の水平方向の幅を一回走査するのに約 100〜
300msec を要する(ちなみに、通常のTVでは数十μs
ec にすぎない)。従って、ラスター方式の電子描画で
は、 500μm の垂直方向の長さを 10,000 本の分解能で
走査するとすれば、1フィールドの描画を完了するのに
約 30 分〜 90 分を要する。レジスト材料の電子に対す
る感度が高く、パターンが粗く分解能が比較的低い場合
には、これより更に短時間で処理できる。
【0006】研究用として作成される図形パターンに
は、近年極度に微細なもの、つまり描画すべきパターン
の線幅やドットの大きさが所謂サブミクロンの程度より
更に小さいナノメータの程度(数 10 nm)のパターンが
要求されている。このような状況では照射電流値が著し
く低下するため、描画すべき試料面上の個々の画素点に
電子線が滞在する期間を十分長くする必要がある、言い
換えれば走査時間を長くする必要がある。このような状
態では1フィールドの図形を完成するのに上に述べた 3
0 分〜 90 分より更に長い描画時間を必要とする。何故
なら、照射ビームの電流は試料面上の電子ビームの直径
の自乗に比例して減少するからである。
【0007】ところで、このような図形パターンは、図
2に示すように、個々のフィールドFの内の限られた領
域にのみ現れる場合がある。つまり、図2a ではフィー
ルドFのごく限られた二つの領域SQ1 とSQ2 のみ存
在し、これ等の領域内では詳しく図示しないが複雑な模
様がある。そして、これ等の領域SQ1 とSQ2 以外に
は図形パターンが全く存在しない。図2bでは直径が比
較的大きい二つの円C 1,C2 および両者の間に極めて微
細な線LNが配置されている。このような図形パターン
では、通常のラスター方式の走査を適用する限り、全く
パターン情報を持たない領域(図2で白い領域)を長時
間走査することになり、全図形を走査するには著しい時
間の消費を覚悟する必要がある。
【0008】周知のように、描画図形を作成する場合、
必要とする図形を一枚作成すれば十分となるわけではな
い。電子線描画作業とその後の作業を含めた歩留が 100
パーセントではないため、この歩留りを考慮して同じパ
ターンの図形を数枚用意する必要がある。従って、所要
枚数の図形を描画処理するには極度に長時間の電子線露
光が必要となる。特に、多数のフィールドを繋ぎ合わせ
る場合には数日の程度の作業時間を必要とする。このよ
うに長時間の作業を行うには、電子線の電流強度、つま
り電子銃から放出される全電流の強度、電子線の集束
度、および試料を載せる試料ステージの機械的な安定性
等を長時間にわたって一定に維持できなければならな
い。
【0009】図形パターン情報を含まない領域を省き、
描画すべき領域のみを走査する描画方式としてベクトル
方式が知られている。このベクトル方式は、例えば図3
a に示すように点Aから所望の線幅で下方に右周りで真
円を描いたり、図3b に示すようにほぼ正六角形を描く
ものである。ベクトル方式の走査は静電式の電子線偏向
系を備えた大型電子線描画装置で広く使用されている。
しかし、この発明の対象とする走査電子顕微鏡をベース
にする場合には、電子線偏向系が静電式ではなく電磁式
の偏向コイルを用い、加えて電子線集束系が磁界型レン
ズであるため、ベクトル方式を採用すると重大な難点が
生じる。ベクトル方式の描画では、図形が極めて微細な
場合、例えば図3a (直径約 10 μm,で線幅約 0.3μm
)や図3b (対角線の長さ約 10 μm,で線幅約 0.3μm
)の場合、前者では当然合致すべき始点Aと終点Bで
合致が生じないとか、後者の場合、電子線の移動方向が
変わるところで線位置に一定しない不規則性が見られ
る。例えば、角点でC,Dのように割れが生じたり、E
のところのように描画線に所謂オーバーランが生じるこ
とがある。この原因は十分解明されていないが、電子線
偏向系の偏向コイルの組立部品やそれを取り巻く磁界型
レンズの磁性材料の磁化ヒステリシスが主因であると推
定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記事情に鑑み、この
発明の課題は、図形が比較的単純で、フィールド内の一
部に図形パターンを全く含まない領域がある場合、磁界
型レンズと電磁偏向系から成る電子線集束・偏向系と図
形データをコンピュータ処理する入力装置とを含む電子
線描画装置を用いて、簡単な操作によりラスター方式の
電子線描画時間を著しく短縮できる電子線描画方法、お
よびこの方法を実施するのに適した電子線描画装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、電子線源から放出される電子を加速し、磁界型
レンズで微細な電子線に集束して試料に当てる電子線集
束系、この電子線集束系内で電子線を偏向させて試料面
上で二次元走査する電磁偏向系、および図形の濃淡に応
じて電子線を試料に到達させるか否かを決定するため二
つの静電偏向板と両偏向板の間に直流電圧を印加または
非印加するブランキングユニットから成る電子線集束・
走査装置16と、CAD機能を持つ図形データ入力操作
ユニット12と、この図形データ入力操作ユニット12
で求めた図形データから電子線偏向系への走査信号およ
びブランキングユニットへのブランキング信号を形成
し、前記電子線集束・走査装置16に送るラスター画像
処理ユニット10を備え、レジスト膜をラスター方式で
電子線走査して図形パターンを描画する電子線描画方法
にあって、描画すべき図形パターンが基本走査フィール
ド内で局部的に存在する場合、図形データ入力操作ユニ
ット12により図形パターンのデータを求めて、局在す
る図形パターンの走査の開始位置αと終了位置βを決定
し、図形パターンデータと前記開始位置および終了位置
のデータからラスター画像処理ユニット10により走査
領域内の走査信号とブランキング信号を形成して、前記
電子線集束・走査装置16に送り、所望図形領域のみを
電子線走査することによって解決されている。
【0012】更に、上記の課題は、この発明により、電
子線源から放出される電子を加速し、磁界型レンズで微
細な電子線に集束して試料に当てる電子線集束系、この
電子線集束系内で電子線を偏向させて試料面上で二次元
走査する電磁偏向系、および図形の濃淡に応じて電子線
を試料に到達させるか否かを決定するため二つの静電偏
向板と両偏向板の間に直流電圧を印加または非印加する
ブランキングユニットから成る電子線集束・走査装置1
6と、CAD機能を持つ図形データ入力操作ユニット1
2と、この図形データ入力操作ユニット12で求めた図
形データから電子線偏向系への走査信号およびブランキ
ングユニットへのブランキング信号を形成し、前記電子
線集束・走査装置16に送るラスター画像処理ユニット
10を備え、レジスト膜をラスター方式で電子線走査し
て図形パターンを描画する電子線描画装置にあって、ラ
スター画像処理ユニット10がマイクロプロセッサμ
P,RAM記憶器、ROM記憶器、パターンデータ記憶
器PDM,図形データ入力操作ユニット12から図形パ
ターンデータをパターンデータ記憶器PDMに送給して
保管するための制御部SCSI,ブランキング信号送出
部26,水平走査信号発生部、垂直走査信号発生部30
を有し、更にラスター画像処理ユニット10が、図形デ
ータ入力操作ユニット12により求めた図形パターンの
データとこのデータから走査の開始位置αと終了位置β
を決定し、所望の走査領域内を走査するために適した走
査信号とブランキング信号を形成するように信号処理す
る機能部を保有していることによって解決されている。
【0013】この発明による他の有利な構成は特許請求
の範囲の従属請求項に記載されている。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明では、電子線源から放出
される電子を加速し、磁界型レンズで微細な電子線に集
束して試料に当てる電子線集束系、この電子線集束系内
で電子線を偏向させて試料面上で二次元走査する電磁偏
向系、および図形の濃淡に応じて電子線を試料に到達さ
せるか否かを決定するため二つの静電偏向板と両偏向板
の間に直流電圧を印加または非印加するブランキングユ
ニットから成る所謂走査電子顕微鏡である電子線集束・
走査装置と、CAD機能を持つ図形データ入力操作ユニ
ットと用いることを前提としている。
【0015】電子線集束・走査装置と図形データ入力操
作ユニットの間には、図形データ入力操作ユニットで求
めた図形データから電子線偏向系への走査信号およびブ
ランキングユニットへのブランキング信号を形成し、前
記電子線集束・走査装置に送るラスター画像処理ユニッ
トを備え、レジスト膜を所謂TVスキャンに類似するラ
スター方式で電子線走査して図形パターンを描画する。
【0016】この発明による電子線描画方法によれば、
描画すべき図形パターンが基本走査フィールド内で局部
的に存在する場合、図形データ入力操作ユニットにより
図形パターンのデータを求めて、局在する図形パターン
の走査の開始位置と終了位置を決定し、図形パターンデ
ータと前記開始位置および終了位置のデータからラスタ
ー画像処理ユニットにより走査領域内の走査信号とブラ
ンキング信号を形成して、前記電子線集束・走査装置に
送り、所望図形領域のみを電子線走査する。
【0017】更に有利なこの発明の電子線描画方法によ
れば、各図形パターンの走査の開始位置および終了位置
の垂直位置のみをそれぞれ求め、両者の垂直位置の間で
基本走査フィールドの水平走査の全幅にわたり電子線を
走査し、それ以外の垂直位置の水平走査を行わないで描
画を行う。他の有利なこの発明の電子線描画方法によれ
ば、複数個の図形パターンが基本走査フィールド内に散
在する場合、走査の開始位置が最も左にある図形パター
ンと走査の終了位置が最も右にある図形パターンを決定
し、最左の開始位置と最右の終了位置の間で電子線の水
平走査を行う。
【0018】この発明による電子線描画装置によれば、
ラスター画像処理ユニットがマイクロプロセッサ、RA
M記憶器、ROM記憶器、パターンデータ記憶器、図形
データ入力操作ユニットから図形パターンデータをパタ
ーンデータ記憶器に送給して保管するための制御部、ブ
ランキング信号送出部、水平走査信号発生部、垂直走査
信号発生部を有し、更にラスター画像処理ユニットが、
図形データ入力操作ユニットにより求めた図形パターン
のデータとこのデータから走査の開始位置と終了位置を
決定し、所望の走査領域内を走査するために適した走査
信号とブランキング信号を形成するように信号処理する
機能部を保有し、上記の電子線描画方法を実行する。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づきこの発明を
より詳しく説明する。図4はこの発明による電子線描画
装置の機能ブロックを示す。電子線集束・走査装置16
とその操作部14は、電子線描画用のごく一部の特殊部
分を除いて通常の走査電子顕微鏡を成すものである。こ
の走査電子顕微鏡にはラスター画像処理ユニット10が
接続する。更に、このラスター画像処理ユニット10に
は、パーソナルコンピュータとモニターから成り、モニ
ター上で描画すべき図形の二次元位置をパターンデータ
として算出するCAD機能を持っている図形データ入力
操作ユニット12が伝送経路L10を介して接続してい
る。ラスター画像処理ユニット10と図形データ入力操
作ユニット12は描画を司る図形処理装置20を成し、
ビームドロー(Beam Draw ;本出願人により商標登録出
願中)と称している。この外、試料(レジスト膜を付け
た基板)SPを移動させる試料ステージSTGを制御す
るステージ制御部18も含まれている。ステージ制御部
18とそれに付属する機構は本出願人により提唱してい
る超音波モータのステージ駆動装置(特願平9−167
162号明細書)を用いてもよいが、この発明では直接
関連がないので詳しい説明を省く。
【0020】電子線集束・走査装置16では、電子銃G
の電子線源から放出された電子がこの線源と陽極Aの間
に加えた高電圧により加速され、陽極Aの下に設けた静
電偏向板E1,E2 の間と、その下にある絞り板Apの中
心穴を通過する。次いで、集束レンズL1,L2 により試
料SPの表面に電子線源像が所定のビーム径に縮小集束
される。更に、最終集束レンズL2 の光軸近くには、電
子線を偏向させるため、つまり試料面上で電子線をXY
方向に走査するため、一対の偏向コイルDFが設けてあ
る。
【0021】試料面の特定位置のレジスト膜を電子露光
(電子線照射)するか否かは静電偏向板E1 とE2 の間
に加える偏向電圧、つまりブランキング電圧で決定され
る。ブランキング電圧を加えれば電子線は絞り板Apの
中心穴からずれて絞り板Apに当たり、試料SPの表面
に到達できない。ブランキング電圧を加えなければ電子
線は試料面上に到達する。ブランキング電圧はラスター
画像処理ユニット10からパターン信号に応じて供給さ
れ、ブランキング駆動増幅部BLKで最終的に形成され
る。
【0022】試料面の位置等をモニターするため画像検
出器として、例えば二次電子増倍管PMTも設けてあ
る。ラスター画像処理ユニット10と電子線集束・走査
装置16の間の信号の授受は図4の信号導線から理解で
きるのでその説明を省く。図5はラスター画像処理ユニ
ット10の中の主要な回路要素の機能ブロックを示す。
図形データ入力操作ユニット12から供給された所望の
図形パターンのデータはSCSI(small computer sys
tem interface )を介してパターンデータ記憶器PDM
に格納される。図形パターンのデータに基づき偏向信号
により決まる個々の走査位置に対して所望のブランキン
グ信号を形成するため、積分波形発生部22,長さ管理
ユニット24,ブランキング信号送出部26,バイアス
水平走査位置発生部28,垂直走査位置発生部30が配
置されている。これ等の機能要素PDM,22,24,
26,28,30は、マイクロプロセッサμP,所定の
演算処理プログラムや所要定数等を収納する記憶器RO
M,および一時的に演算処理値を保管する記憶器RAM
にバス25を介して接続している。更に、パターンデー
タ記憶器PDM,積分波形発生部22,長さ管理ユニッ
ト24およびブランキング信号送出部26は図形のパタ
ーンデータに関連するデジタル信号を授受する他のバス
27を介しても互いに接続している。
【0023】これ等の回路要素の機能を以下に詳しく説
明する。パターンデータ記憶器PDMに収納されている
パターンデータを基本走査フィールドに結び付けて理解
すると容易である。図6に示すように、一つの基本走査
フィールド内の各画素(ピクセル)のマトリックス状の
二次元位置P, Xi =(i−1) X1, i=1〜M Yi =(j−1) Y1, j=1〜M に対してブランキング値SBLK を割り当てる。ここでM
は基本走査フィールドの水平および垂直方向の最大画素
数に対応する整数である。二次元空間内の一つの画素の
広がり(XとY方向の分解能)はX1,Y1 で表され、水
平方向(X方向)の走査線が垂直方向にY1 間隔で最大
(=M本)掃引される。図6でハッチングを付けた6つ
の領域を露光すべきであるとすれば、これ等の領域では
ブランキング値SBLK はLレベル(電極E1 とE2 の間
に偏向電圧が印加しない)で、それ以外の領域でHレベ
ル(偏向電圧が印加する)である。
【0024】図8に示すように、積分波形発生部22は
抵抗R0 を流れる一定電流をコンデンサC0 で充電した
積分波形(鋸波形)信号を発生する。この信号は後で詳
しく説明するように種々の処理を加えた後、水平走査信
号として最終的に偏向コイルDFに供給され、充電電流
の大きさ(X方向の掃引速度に対応する)はバス25を
介してマイクロプロセッサμpから供給されるデジタル
値に応じてデジタル・アナログ変換器DAC1 により指
定された出力電圧で決まる。この電流値の大きさは使用
するレジストの感度や描画の分解能に応じて決定されR
OMに予め書き込まれている所定のデータとプログラム
から算出される。コンデンサC0 の充電の開始と終了
(放電)はコンデンサC0 に並列に接続されたスイッチ
SWにより決定される。走査線の水平走査の完了を表す
信号を受けて、その都度マイクロプロセッサμPから直
ちに放電開始信号をスイッチSWの制御端子に送ること
によりコンデンサC0 の充電が始まる。積分のスタート
後、非常に短い期間(0.1 〜1 msec)を経過してから積
分を開始させるため、つまりオフセット電圧VR ほど走
査開始を遅らせるためアナログ比較器CP1 が設けてあ
る。この短い期間は、走査終了後の帰線期間と、走査開
始直後に偏向コイルに生じる磁化のヒステリシスによる
遷移変動が落ち着く期間とを加算したものに相当する。
偏向コイルに誘導性負荷があり、この遷移変動の期間で
目標位置へ追従させることができないからこの期間を使
用しないようにしている。
【0025】アナログ比較器CP1 から出力する立ち上
がり信号S1 は長さ管理ユニット24の中の同期ユニッ
トPLLに導入される。このユニットPLLは発振器O
SCから供給された、例えば 160 MHzのクロックパルス
P0 を可変分周器DIVへ供給する。この可変分周器D
IVはバス25を介してマイクロプロセッサμPで指定
される割合でクロックパルスP0 を分周し、所望の繰り
返し周波数のパルスP 1 として出力する。この場合、こ
の分周されたパルスP1 の一つまたはその整数倍が水平
走査の1画素分に相当していると好都合である。このパ
ルスP1 を計数器CNTで計数すると、その時点でのX
方向の走査位置Xi が定まる。計数器CNTに接続する
デジタル比較器CP2 では、その時の計数値とデジタル
基準値の比較が行われる。このデジタル基準値はバス2
5を介して設定されている特定な水平走査位置Xi0に相
当している。従って、計数器CNTの計数値が上記デジ
タル基準値に達すると、そこで一致信号S3 を出力し、
マイクロプロセッサμPに水平走査が終端Xi0に達した
ことを伝え、積分波形発生部22のコンデンサC0の充
電を止める。従って、積分波形発生器22から導線L20
へ出力されるアナログ出力信号は、水平走査線に対応す
る鋸波形の最大出力電圧が所定の走査開始位置から所定
の走査終了位置までの長さを指定する。長さ管理ユニッ
ト24の計数器CNTで積算された計数値は鋸波形が出
現開始位置から始まる水平走査線を表す。更に、この計
数値にはデジタル加算器ADにより所定の水平走査位置
に相当するデジタル値が加算され、加算されたデジタル
計数値はパターンデータ記憶器PDMに供給される。そ
の外、計数器CNTからPDMのブランキング値を読み
出す指令S2 もパターンデータ記憶器PDMに供給され
る。デジタル加算器ADの役割は後で詳しく説明する。
【0026】ブランキング信号送出部26は並列入力・
直列出力型のシフトレジスタREGで構成されている。
このレジスタREGは、長さ管理ユニット24中で発生
する分周パルスP1 の周期に従ってシフト動作し、マイ
クロプロセッサμPで指定された水平走査線位置Yj に
対応し、計数器CNTの計数値で指定される一連の水平
走査位置Xi のブランキング信号値SBLK をシフトレジ
スタREGの並列入力端に並列入力してシリーズに前記
分周パルスP1 の周期で出力する。この出力信号はパル
ス信号となって導線L22とL2 を経由し静電偏向板E1,
E2 に対する駆動回路BLKに供給される。
【0027】この発明によれば、図6に示すように、基
本走査フィールド内でハッチングを付けた領域にのみ図
形パターンを有するので、これ等の領域を選択的に走査
する。例えば対角点α1,β1 で指定される四角形内の領
域 II のみを走査するのであれば、水平走査線の垂直位
置YB1で水平走査位置XA1からXA3までを走査し、終位
置XA3に達したら、垂直位置YB1を1画素分下に移動さ
せて再び水平走査位置XA1からXA3までを走査する。こ
の操作を繰り返し、最後に垂直位置YB2で同様な水平走
査を行って、この領域 II の描画を終了する。図6のよ
うに描画すべき図形パターンが3つの領域 II, III, IV
に散在するならば、領域 II の走査を終えて、対角点α
2,β2 で指定される四角形の領域 IIIを走査し、次いで
対角点α 3,β3 で指定される四角形の領域 IV を走査す
る。つまり、選択的に描画すべき領域 II, III, IVはそ
れぞれ対応する対角点αとβで特徴付けることができ
る。これはCAD機能を持つ図形データ入力操作ユニッ
ト12で図形入力する際に指定できる。上記α,βの座
標値は、 領域 II : α1 ≡(XA1, YB1),β1 ≡(XA3, YB2) 領域 III: α2 ≡(XA4, YB1),β2 ≡(XA2, YB2) 領域 IV : α3 ≡(XA5, YB3),β3 ≡(XA6, YB4) となり、これ等の座標値はラスター画像処理ユニット1
0中のSCSIを介してパターンデータ記憶器PDMあ
るいはRAMに格納され、必要な時に取り出して使用さ
れる。
【0028】他の選択的な走査は領域Iによるものであ
る。即ち、対象する図形パターンが図6で水平走査位置
の左端と右端、 [XA1, XA2] の間で、走査線の垂直位置、 [YB1, YB2] ; [YB3, YB4] ; ..... の間に局在する。この場合、領域Iの水平走査間隔は基
本走査フィールドの水平長さ(YM )より短い。領域I
に対する処理も上記と同じで、図形データ入力操作ユニ
ット12で左右端部の位置 [XA1, XA2] を指定し、走
査線の垂直位置 [YB1, YB2] 等を入力して、ラスター
画像処理ユニット10中のSCSIを介してパターンデ
ータ記憶器PDMあるいはRAMに格納する。
【0029】更に他の選択的な走査は、電子線のスポッ
ト径に等しい幅の水平な直線(図6でX方向に平行な直
線)をフィールド内の一部に描く必要がある場合であ
る。その場合には、パラメータα,βとして個々の直線
の初端と終端のx方向の座標X S,XE を入力する必要が
ある。更に、他の選択的な走査としては、図2a や図2
b の図形パターンの場合、図形パターンの存在する領域
のみで、基本走査フレームの全水平幅ほど走査し、パタ
ーンの存在しない領域で水平走査を行わないものも考え
られる。
【0030】上に述べた4つの例で図形パターンを含ま
ない領域の水平走査を省けば、水平方向に走査すべき走
査線の垂直方向の数が少ない場合、1フィールドを描画
する時間は著しく短縮できる。次に、図6で走査線LH
1 に沿って領域I(XA1, XA2)のみを選択的に走査す
る例に付いて、図7の線図の助けを借りて、図5と図8
に示した主要な回路要素の機能を詳しく説明する。
【0031】図7aに示す鋸波形は水平方向の偏向コイ
ルに印加する励磁電流に対応する電圧を示す。縦軸はこ
の走査電圧Vを、また横軸は掃引時間tを示し、何れも
基本走査フレームの水平方向の位置xに1対1の対応関
係を持っている。つまりt=0とV=0が基本フレーム
の左端(図6のx=0)に相当し、t=tM とV=V M
が基本フレームの右端(x=XM )に相当する。これに
応じて、図6の領域Iの左端(x=XA1)と右端(x=
XA2)が図7の鋸波形SAW2 のt=tS とt=tE に
それぞれ対応する。なお、帰線期間および走査開始時の
遷移変動を加味した待ち時間は実際に実行される走査期
間に比べて著しく短いので図面の中に示していない。
【0032】積分波形発生部22で発生するアナログ出
力信号は鋸波形電圧信号SAW2 で、積分開始時点がt
S で積分終了時点がtE となり、tS とtE の間に相当
する距離、即ち(XA2−XA1)は長さ管理ユニット24
で決定される。この鋸波形SAW2 の電圧信号は導線L
20を介してバイアス水平走査位置発生部28の出力端に
接続するアナログ加算部29に導入される。バイアス水
平走査位置発生部28では、マイクロプロセッサμPに
より領域IをCADで選択した左縁部分の水平位置(図
6のα1 つまりXA1)に応じてx=0からx=XA1の間
の水平走査距離に相当するデジタル変位電圧VS をバイ
アス水平走査位置電圧として発生させ、このデジタル変
位電圧VS をバイアス水平走査位置発生部28に内蔵さ
れているデジタル・アナログ変換器によりアナログ変位
電圧信号VS として出力する。アナログ加算部29で
は、前記鋸波形電圧信号SAW2 に偏向電圧VS を加算
し、鋸波形SAW1 の電圧信号が導線L28に出力され
る。従って、この鋸波形SAW 1 の電圧信号により電子
線は領域Iのみを走査できる。
【0033】長さ管理ユニット24の計数器CNTは図
7aの鋸波形SAW2 の水平走査位置(始点ts,終点t
E )に対するデジタル値を出力し、このデジタル値にデ
ジタル加算器ADにより基本走査フレームの原点から始
点ts までのバイアス水平走査距離に相当する変位電圧
VS のデジタル値(この値はマイクロプロセッサμPか
らバス25を介して供給される)が加算される。その結
果、加算されたデジタル値は鋸波形SAW1 となってバ
ス27に出力され、シフトレジスタREGに送られる。
そこで、長さ管理ユニット24の計数器CNTから導線
S2 を介して供給されるシフトタイミング信号(分周パ
ルスP1 を更にシフトレジスタREGの入力端数で分周
した信号)の助けにより、パターンデータ記憶器PDM
内の所定の垂直位置内の水平走査位置のデータが並列入
力端の数に相当するデータとして順次読み出される。
【0034】これに連動して、シフトレジスタREGに
より読み出されたパターンデータ記憶器PDMの当該水
平走査範囲のブランキング値がブランキング信号送出部
26から対応するブランキング信号VBLK (図7b)と
して導線L22に出力され、ブランキング駆動増幅部BL
Kに導入される。その際、走査線の垂直位置Y1 は垂直
走査位置発生部30により指定される。この垂直走査位
置発生部30は、バイアス水平走査位置発生部28と同
じように、デジタル・アナログ変換器で構成され、マイ
クロプロセッサμPによりバス25を介して導入される
デジタル垂直走査位置信号をアナログ・デジタル変換器
でアナログ垂直走査位置信号に変換し、導線L26を介し
て垂直方向の偏向コイルに供給される。垂直走査位置の
1ステップ移動は、長さ管理ユニット24のデジタル比
較器CP2 から導線S3 を介して出力される一致信号
(計数器CNTの計数値が終端位置tE に達したことを
知らせる信号)により水平走査が完了したことをマイク
ロプロセッサμPが受け取り、垂直方向の移動信号を発
生することにより実行される。なお、図8のフリップフ
ロップFFは単に機能を暗示的に示すもので、実際には
対応する機能をマイクロプロセッサμPが行っている。
【0035】図8に示した水平方向の走査信号の発生は
コンデンサを充電するアナログ積分信号を用いている
が、この信号をデジタル処理で発生し、最後にデジタル
・アナログ変換器によりアナログ値に変換する方法も考
えられる。この方法を実現する回路配置を図9に示す。
この場合、図5の積分波形発生部22やアナログ加算器
29はもはや使用しない。長さ管理ユニット24は図8
のものと殆ど同じ構成である。ただ相違する点は同期ユ
ニットPLLの作動開始信号S1 が模式的に図示するフ
リップ・フロップFF(先に述べたように、この機能は
個別素子として装備されているのでなく、マイクロプロ
セッサμPで実行されている)から供給されるもので、
走査開始のスタート信号をセット入力端に入れると出力
端Qに作動開始信号S1 が発生し、発振器OSCと可変
分周器DIVの間に接続された同期ユニットPLLに供
給される。こうして、発振器OSCの高周波パルスP0
を分周した分周パルスP1 が出力される。このパルスP
1 は水平走査位置に対応するもので、このパルスを計数
して、計数値を所定の水平走査距離に対応するデジタル
基準位置値と比較する比較器CP2 に導入する。図7に
示したバイアス水平走査位置の移動、つまり偏向電位に
電圧VS を加える操作は、既に説明したようにデジタル
加算器ADで行われる。このデジタル加算値は水平走査
信号発生部28′のデジタル・アナログ変換器DAC2
中でバス25から供給されるマイクロプロセッサμPの
制御信号に基づきアナログ値に変換され、導線L28に出
力され、水平偏向コイルに供給される。
【0036】長さ管理ユニット24の他の機能やシフト
レジスタREGを内蔵するブランキング信号送出部26
とデジタル・アナログ変換器DAC3 を内蔵する水平走
査位置発生部30の機能は、既に説明した通りであるの
で、それ等の説明を省く。以上説明した回路構成の具体
例には、種々の変更、改良が考えられる。しかし、特許
請求の範囲に規定する構成の方法および装置は全てこの
発明の範疇に属することは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子線
描画方法およびこの方法を実施するのに適した電子線描
画装置により、図形が比較的単純で、フィールド内の一
部に図形パターンを全く含まない領域がある場合、簡単
な操作によりラスター方式の電子線描画時間を著しく短
縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試料基板上のフィールド配置を示す平面図、
【図2】 図形パターンが局在するフィールドの例を示
す平面図、(a) 離散的な二つの領域を有すパターンの場
合、(b) 一つのパターンの場合、
【図3】 ベクトル方式の走査で描画された典型的な図
形パターンに生じる不整の例、(a) 円の場合、(b) 六角
形の場合、
【図4】 電子線描画装置全体の機能ブロック図、
【図5】 ラスター画像処理ユニット内の主要な処理回
路要素の機能ブロック図、
【図6】 描画すべき図形パターンが局在する場合のフ
レーム内の配置を示す平面図、
【図7】 選択的な走査時の水平掃引位置を決める電圧
(a)と対応するブランキング信号の波形図(b),
【図8】 ラスター画像処理ユニット内の積分波形発生
器、長さ管理ユニットおよびブランキング信号送出部の
一つの具体例の詳細回路図、
【図9】 ラスター画像処理ユニット内の積分波形発生
器、長さ管理ユニットおよびブランキング信号送出部の
他の具体例の詳細回路図。
【符号の説明】
10 ラスター画像処理ユニット 12 図形データ入力操作ユニット 14 電子線集束・走査装置の操作部 16 電子線集束・走査装置 18 ステージ制御部 20 図形処理装置 22 積分波形発生部 24 長さ管理ユニット 25 バス 26 ブランキング信号送出部 27 他のバス 28 バイアス水平走査位置発生部 28′ 水平走査位置発生部 30 垂直走査位置発生部 PDM パターンデータ記憶器 μP マイクロプロセッサ BLK ブランキング駆動増幅部 I, II, III, IV 選択走査領域 X 基本走査フィールド内での水平走査位置 Y 基本走査フィールド内での走査線の垂直
位置 α,β 選択領域の始点と終点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線源から放出される電子を加速し、
    磁界型レンズで微細な電子線に集束して試料に当てる電
    子線集束系、この電子線集束系内で電子線を偏向させて
    試料面上で二次元走査する電磁偏向系、および図形の濃
    淡に応じて電子線を試料に到達させるか否かを決定する
    ため二つの静電偏向板と両偏向板の間に直流電圧を印加
    または非印加するブランキングユニットから成る電子線
    集束・走査装置(16)と、CAD機能を持つ図形デー
    タ入力操作ユニット(12)と、この図形データ入力操
    作ユニット(12)で求めた図形データから電子線偏向
    系への走査信号およびブランキングユニットへのブラン
    キング信号を形成し、前記電子線集束・走査装置(1
    6)に送るラスター画像処理ユニット(10)を備え、
    レジスト膜をラスター方式で電子線走査して図形パター
    ンを描画する電子線描画方法において、 描画すべき図形パターンが基本走査フィールド内で局部
    的に存在する場合、図形データ入力操作ユニット(1
    2)により図形パターンのデータを求めて、局在する図
    形パターンの走査の開始位置(α)と終了位置(β)を
    決定し、図形パターンデータと前記開始位置および終了
    位置のデータからラスター画像処理ユニット(10)に
    より走査領域内の走査信号とブランキング信号を形成し
    て、前記電子線集束・走査装置(16)に送り、所望図
    形領域のみを電子線走査することを特徴とする電子線描
    画方法。
  2. 【請求項2】 各図形パターンの走査の開始位置および
    終了位置の垂直位置のみをそれぞれ求め、両者の垂直位
    置の間で基本走査フィールドの水平走査の全幅にわたり
    電子線を走査し、それ以外の垂直位置の水平走査を行わ
    ないで描画することを特徴とする請求項1に記載の電子
    線描画方法。
  3. 【請求項3】 複数個の図形パターンが基本走査フィー
    ルド内に散在する場合、走査の開始位置が最も左にある
    図形パターンと走査の終了位置が最も右にある図形パタ
    ーンを決定し、最左の開始位置と最右の終了位置の間で
    電子線の水平走査を行うことを特徴とする請求項2に記
    載の電子線描画方法。
  4. 【請求項4】 電子線源から放出される電子を加速し、
    磁界型レンズで微細な電子線に集束して試料に当てる電
    子線集束系、この電子線集束系内で電子線を偏向させて
    試料面上で二次元走査する電磁偏向系、および図形の濃
    淡に応じて電子線を試料に到達させるか否かを決定する
    ため二つの静電偏向板と両偏向板の間に直流電圧を印加
    または非印加するブランキングユニットから成る電子線
    集束・走査装置(16)と、CAD機能を持つ図形デー
    タ入力操作ユニット(12)と、この図形データ入力操
    作ユニット(12)で求めた図形データから電子線偏向
    系への走査信号およびブランキングユニットへのブラン
    キング信号を形成し、前記電子線集束・走査装置(1
    6)に送るラスター画像処理ユニット(10)を備え、
    レジスト膜をラスター方式で電子線走査して図形パター
    ンを描画する電子線描画装置において、 ラスター画像処理ユニット(10)がマイクロプロセッ
    サ(μP),RAM記憶器、ROM記憶器、パターンデ
    ータ記憶器(PDM),図形データ入力操作ユニット
    (12)から図形パターンデータをパターンデータ記憶
    器(PDM)に送給して保管するための制御部(SCS
    I),ブランキング信号送出部(26),水平走査信号
    発生部、垂直走査信号発生部(30)を有し、更にラス
    ター画像処理ユニット(10)が、図形データ入力操作
    ユニット(12)により求めた図形パターンのデータと
    このデータから走査の開始位置(α)と終了位置(β)
    を決定し、所望の走査領域内を走査するために適した走
    査信号とブランキング信号を形成するように信号処理す
    る機能部を保有していることを特徴とする電子線描画装
    置。
JP9224916A 1997-08-21 1997-08-21 電子線描画方法およびその装置 Pending JPH1167643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9224916A JPH1167643A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 電子線描画方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9224916A JPH1167643A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 電子線描画方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1167643A true JPH1167643A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16821181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9224916A Pending JPH1167643A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 電子線描画方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1167643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705228B1 (en) * 1999-09-17 2004-03-16 Basys Print Gmbh Systeme Fuer Druckindustrie Method for synchronizing positioning and exposure processes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705228B1 (en) * 1999-09-17 2004-03-16 Basys Print Gmbh Systeme Fuer Druckindustrie Method for synchronizing positioning and exposure processes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7126140B2 (en) Multi-electron beam exposure method and apparatus
JP2002541623A (ja) 高速大規模並列マスクレスデジタル電子ビーム直接描画リソグラフィおよび走査型電子顕微鏡のための静電集束アドレス可能電界放出アレイチップ(AFEA’s)
JP2001168018A (ja) 荷電粒子線露光装置、荷電粒子線露光方法及び露光補正データの決定方法、該方法を適用したデバイスの製造方法。
JPH07191199A (ja) 荷電粒子ビーム露光システム及び露光方法
JPH0974060A (ja) マルチ荷電粒子ビーム露光方法及び装置
JP2001076990A (ja) 荷電粒子線露光装置及びその制御方法
US6614035B2 (en) Multi-beam shaped beam lithography system
US6605811B2 (en) Electron beam lithography system and method
US7288763B2 (en) Method of measurement accuracy improvement by control of pattern shrinkage
US7476880B2 (en) Writing a circuit design pattern with shaped particle beam flashes
JPH06124681A (ja) 荷電粒子描画装置
JP2901246B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光装置
US6288406B1 (en) Electron beam lithography system having variable writing speed
JP3859388B2 (ja) 電子ビーム描画装置および電子ビームのブランキング方法
WO2022091475A1 (ja) ウィーンフィルタ及びマルチ電子ビーム検査装置
JPH04155739A (ja) 電子ビーム描画装置
JP3316076B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光方法及び露光装置
KR20130090806A (ko) 묘화 장치, 및 물품 제조 방법
JP2914926B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光方法
JPH01278725A (ja) 荷電粒子ビーム露光装置
JP2721190B2 (ja) 電子ビーム露光装置及びその露光方法
JP3357160B2 (ja) 電子線描画方法および電子線描画システム
JP2000182922A (ja) 荷電粒子ビーム描画装置
JP2006066212A (ja) 荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム装置の制御方法並びに走査用デジタル信号の形成方法
CN1625223A (zh) 适用于宽角度阴极射线管的动态聚焦电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024