JPH0974060A - マルチ荷電粒子ビーム露光方法及び装置 - Google Patents

マルチ荷電粒子ビーム露光方法及び装置

Info

Publication number
JPH0974060A
JPH0974060A JP7230176A JP23017695A JPH0974060A JP H0974060 A JPH0974060 A JP H0974060A JP 7230176 A JP7230176 A JP 7230176A JP 23017695 A JP23017695 A JP 23017695A JP H0974060 A JPH0974060 A JP H0974060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle beam
charged particle
scanning
deflector
deflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7230176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544759B2 (ja
Inventor
Takamasa Sato
高雅 佐藤
Soichiro Arai
総一郎 荒井
Kenichi Miyazawa
憲一 宮沢
Yoshihisa Daikyo
義久 大饗
Junichi Kai
潤一 甲斐
Hiroshi Yasuda
洋 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP23017695A priority Critical patent/JP3544759B2/ja
Priority to US08/651,586 priority patent/US5866300A/en
Publication of JPH0974060A publication Critical patent/JPH0974060A/ja
Priority to US09/132,698 priority patent/US6057907A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3544759B2 publication Critical patent/JP3544759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/302Controlling tubes by external information, e.g. program control
    • H01J37/3023Program control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/143Electron beam

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】露光のスループットを向上させる。 【解決手段】副偏向器で偏向させて連続露光可能な1走
査範囲のビットマップデータを単位としてチェックサム
を求める。このチェックサムは、ビットマップ展開前の
図形データの段階で求めることができ、また、ビットマ
ップ展開後に求める場合には、リフォーカス値の途中計
算結果を利用できる。主偏向器の偏向量を固定しステー
ジを定速移動させている状態で、露光データとしてブロ
ック化されたp個の並列セルストライプのうち副偏向器
で走査可能なk個のセルストライプを走査し、主偏向器
の偏向量をステップ変化させ、残りのp−k個のセルス
トライプを走査する。k及びステップ変化量をリアルタ
イムで演算する。副偏向器に駆動電圧を供給する増幅&
ローパスフィルタ回路は、鋸波のフライバック時に増幅
率を変えないでカットオフ周波数が高い方に切り換えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷電粒子ビームをブラ
ンキングアパーチャアレイ板に通してマルチ荷電粒子ビ
ームを形成しかつその断面を所望のドットパターンに
し、このマルチ荷電粒子ビームを、レジストが被着され
た半導体ウェーハやマスク等の被露光体に対し走査して
露光するマルチ荷電粒子ビーム露光方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の素子微細化に伴い、荷
電粒子ビーム露光装置が用いられている。荷電粒子とし
ては、電子が用いられている。この装置によれば、0.
05μm以下の微細加工を、0.02μm以下の位置合
わせ精度で行うことが可能である。しかし、荷電粒子ビ
ームを半導体ウェーハ上又はマスク上で走査させて露光
するので、光露光よりも露光時間が長くなる。そこで、
ブランキングアパーチャアレイ板によりマルチ荷電粒子
ビームの微細パターンを形成し、移動ステージを例えば
100mm/sで連続的に移動させながら主偏向器及び
副偏向器でマルチビームを偏向させて高速に露光する露
光装置が提案されている(例えば、特開昭53−117
387号公報、米国特許第4153843号公報)。こ
の装置を用いても、荷電粒子ビームを走査させるので光
露光よりも露光時間が長くなり、荷電粒子ビーム露光装
置のスループットを向上させる必要がある。
【0003】(1)走査方法による露光のスループット
低下 半導体ウェーハ上での荷電粒子ビームの走査は、ウェー
ハが搭載された移動ステージと、移動ステージの上方に
配置された主偏向器及び副偏向器とにより行われる。通
常、主偏向器は電磁型であり、副偏向器は静電型であ
る。必要な精度で走査可能な範囲の大きい順は、移動ス
テージ、主偏向器及び副偏向器であるが、走査速度の速
い順は副偏向器、主偏向器及び移動ステージである。こ
のような走査の性質を利用して、ウェーハ上での荷電粒
子ビームの走査が図13(A)及び(B)に示すように
行われる。
【0004】図13(A)において、移動ステージによ
り半導体ウェーハ10上の領域111〜115が一点鎖
線L1で示すように連続的に走査される。また、主偏向
器により、サブフィールド12、13、14、15、・
・・の順に、サブフィールドの中心間がステップ走査さ
れる。但し、例えばサブフィールド13とサブフィール
ド16との間のサブフィールド13に露光データが存在
しない場合には、主偏向器によりサブフィールド13か
ら16へジャンプされる。各サブフィールドは、主偏向
が一定にされた状態で、副偏向器により走査される。
【0005】図13(B)において、後述のブランキン
グアパーチャアレイ板30を通ったマルチビームを副偏
向器で偏向可能な範囲は、主偏向器の走査点がQ1のと
き一点鎖線で示すA1である。サブフィールド12は、
セルストライプ121〜125の順に、二点鎖線L3及
び点線L4に沿って副偏向器で走査される。二点鎖線L
3は露光時であり、点線L4はブランキング(フライバ
ック)時である。副走査の間、移動ステージにより半導
体ウェーハ10が連続的に移動しているので、サブフィ
ールド12の走査終了時点では、主偏向器の走査点がQ
2になっている。
【0006】この状態から、主偏向器の走査点がQ3に
ステップ変化されて、副偏向範囲が2点鎖線で示すA2
となり、副偏向器で同様にサブフィールド13がセルス
トライプ131〜135の順に走査される。以上のよう
な走査が繰り返し行われる。例えば、セルストライプ1
31には露光データが存在するが、セルストライプ13
2〜135には露光データが存在しない場合にも、主走
査点をQ2からQ3へ大ステップ変化させなければなら
ず、このため、ステップ変化の際の無駄な制定時間が長
くなり、露光のスループットが低下する原因となる。
【0007】また、必ず副走査範囲A1を越えないよう
に副走査するためにセルストライプを短くすると、セル
ストライプの全本数が多くなるので、副走査中のフライ
バック回数が多くなり、露光のスループットが低下する
原因となる。 (2)副走査における露光のスループット低下 図14(A)は、マルチビームEB2を偏向させる静電
式副偏向器20に対する駆動回路を示す。
【0008】副偏向量QRX2は、D/A変換器21で
アナログ電流QRX3に変換され、図14(B)に示す
如く変化する。電流QRX3は、電流/電圧変換器22
により電圧QRX4に変換される。D/A変換器21の
応答周波数は半導体ウェーハ10〜20MHz程度であ
るが、後述のブランキングアパーチャアレイ板30に供
給するデータの周波数は高速露光のため例えば400M
Hzにされるので、電圧QRX4の波形を滑らかにして
マルチビームEB2を副偏向器20で連続的に走査させ
る必要がある。そこで、電圧QRX4は増幅&ローパス
フィルタ回路23により、増幅されかつ高周波成分がカ
ットされて、図14(B)に示す如く滑らかな電圧QR
X5となる。電圧QRX5のグラフ中の点R1、R2及
びR3はそれぞれ図13(B)中の点R1、R2及びR
3に対応している。
【0009】電流QRX3は、時間t1の間、最小値か
ら最大値まで小ステップ変化し、一方、電圧QRX5
は、直線的に変化する。しかし、電流QRX3が最大値
から最小値に大ステップ変化したとき、電圧QRX5
は、増幅&ローパスフィルタ回路23が高周波成分をカ
ットするので、緩やかに下降し、その時間t2は、t1
にほぼ等しくなる。t1及びt2はいずれも4μS程度
である。t2は無駄時間であり、露光のスループットを
向上させるためには、t2/t1をできるだけ小さくす
る必要がある。
【0010】(3)エラーの検出及び訂正による露光の
スループット低下 図15は、従来のブランキングアパーチャアレイ板30
及びその駆動回路を示す。ブランキングアパーチャアレ
イ板30は、薄い基板31の領域32内に、開口33が
千鳥格子状に形成されている。各開口33に対し、基板
31の上面に一対の共通電極34と電極35とが形成さ
れ、共通電極34がグランド線に接続されている。基板
31の下面には、共通電極34及び電極35にそれぞれ
接続された1対の不図示の偏向電極が突出されている。
【0011】領域32に、略均一の電流密度の荷電粒子
ビームが投射される。開口33を通った荷電粒子ビーム
は、電極35の電位を0Vにすると、下方のアパーチャ
板の開口を通るが、電極35に一定の電位Vsを印加す
ると、偏向されて該アパーチャ板により遮られる。した
がって、例えば、ビットが‘1’/‘0’の露光ドット
データに対応して電極35に0/Vsの電位を印加する
ことにより、所望のドットパターンを半導体ウェーハ1
0上に露光させることができる。
【0012】例えば、1つの開口33は一辺が25μm
の正方形であり、この開口33で半導体ウェーハ10上
に露光される領域は一辺が0.08μmの略正方形であ
る。X方向を開口33の行と称し、開口33の見かけ上
の2行を1行とする。開口33は、図15では簡単化の
ために3行副偏向器20列としているが、実際には、例
えば8行128列である。
【0013】開口33をm行n列とし、第i行第j列の
開口33及び電極35をそれぞれ33(i,j)及び3
5(i,j)と表す。但し、図15中には符号33
(i,j)を省略している(図16についても同様)。
開口領域32のY方向のピッチpは、電極及び配線の領
域を確保するため、例えば開口領域32の一辺の長さa
の3倍となっている。
【0014】BAA駆動回路40には、第j列(j=1
〜n)の電極35に対応して、ドットメモリ41jが備
えられている。ドットメモリ411〜41nは互いに同
一記憶容量である。書き込み・読み出し回路42は、ク
ロックφ0に同期して動作する制御回路43からのクロ
ック及び制御信号に基づき、ドットメモリ411〜41
nに対し共通のアドレスを指定して、供給される露光ド
ットデータの書き込み又は書き込まれている露光ドット
データの読み出しを行わせる。各ドットメモリ411〜
41n内は、複数領域、例えば2領域に分割され、一方
の領域に露光ドットデータの書き込みをダイレクトメモ
リアクセス方法で行うと同時に、他方の領域から露光ド
ットデータの読み出しが行われ、1セルストライプのド
ットデータの読み出し及び書き込みが完了する毎に、読
み出し領域と書き込み領域との間で両領域が切り換えら
れる。
【0015】ドットメモリ411〜41nに対するリー
ド・ライト制御信号は、制御回路43から供給される。
ドットメモリ41jから読み出された露光ドットデータ
は、シフトレジスタ44jの最下位ビットに供給され
る。シフトレジスタ44jは、制御回路43からの1ク
ロックで上位側へ1ビットシフトされる。このクロック
は、露光のスループット向上のため例えば400MHz
であり、その周期Tは、出力段に並列/直列変換回路を
備えたドットメモリ41jからのビット読み出し周期と
同一である。
【0016】図16に示すように、電極35(i,j)
は、ドライバ45の無接点スイッチ素子を介して電位V
sの電源配線又はグランド線に接続され、このスイッチ
素子の制御入力端にシフトレジスタ44jの最下位から
k番目(最下位を0番目とする)のビット出力端が接続
されている。ここにkは、上記p及びaを用いると、 jが奇数のとき、k=2(p/a)(i−1) jが偶数のとき、k=(p/a)(2i−1) となる。
【0017】シフトレジスタ44jの第kビットが
‘1’/‘0’のとき、電極35(i,j)に電位0/
Vsが印加され、開口33(i,j)を通った荷電粒子
ビームは、この電位が0のときのみ半導体ウェーハ10
上に照射される。荷電粒子ビームのY方向走査速度は、
時点t=0で開口33(1,j)を通った荷電粒子ビー
ムが半導体ウェーハ10上の点Pを照射するとすると、
時点t=2(p/a)T,4(p/a)T、・・・、2
(m−1)(p/a)Tでそれぞれ開口33(2,
j),開口33(3,j)、・・・、開口33(m,
j)を通った荷電粒子ビームが半導体ウェーハ10上の
同一点Pを照射するように一定に調整されている。
【0018】これにより、半導体ウェーハ10上では、
同一点がm回同一データで露光される。また、開口33
(i,j)、j=1、3、5、・・・、n−1を通って
時点tで露光されたドットの間は、開口33(i,
j)、j=2、4、6、・・・、nを通って時点t+
(p/a)Tで露光される。例えば、ブランキングアパ
ーチャアレイの1開口によって半導体ウェーハ上に露光
される領域は一辺が0.08μmの正方形であり、一辺
が20mmの正方形の半導体チップ上を露光する場合に
は、少なくとも(20000/0.08)2=62.5
Gbitの露光ドットデータが必要である。パターンの
エッジ部分の寸法調整や高精度な近接効果補正を行うた
めには、例えば上記値の4倍の250Gbitの露光ド
ットデータが必要となる。
【0019】図15のBAA駆動回路40及びその前段
のデータ生成回路において、大量のデータの読み出し、
書き込み及び転送が高速に行われるので、ノイズにより
ビット反転した場合にそのエラーを検出して信頼性を向
上させる必要がある。伝送路でのデータ誤りの検出には
一般に、パリティーチェックが用いられるが、8ビット
単位で1ビットのパリティが必要になるので、512ビ
ットの並列データに対しては64個のパリテェィーチェ
ック回路が必要となり、回路規模が大きくなる。また、
ECS(Error Correction System)によれば誤り検出と
その訂正を行うことができるが、回路規模がパリティー
チェック回路の場合よりも大きくなり、かつ、上記40
0MHzの高速処理は困難である。このため、エラー検
出のためにブランキングアパーチャアレイ板30へのデ
ータ転送速度を低下させなけれなならず、露光のスルー
プットが低下する原因となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、露光のスループットを向上させることが
できるマルチ荷電粒子ビーム露光方法及び装置を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明では、荷電粒子ビームを放射する手段と、該荷電粒子
ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷電粒子ビー
ムにするために2次元的に配列された複数の開口が基板
に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の偏向電極が
形成されたブランキングアパーチャアレイと、被露光体
を支持するステージと、供給されるビットマップデータ
に応じて、該ブランキングアパーチャアレイを通った該
マルチ荷電粒子ビームの一部が該被露光体上に到達しな
いように該ブランキングアパーチャアレイの該偏向電極
に電圧を印加することにより、該マルチ荷電粒子ビーム
の断面をドットパターンに整形するブランキングアパー
チャアレイ駆動手段と、整形された該マルチ荷電粒子ビ
ームを該被露光体上の走査位置に照射させるために該マ
ルチ荷電粒子ビームを偏向させる偏向手段とを有するマ
ルチ荷電粒子ビーム露光装置を用いた露光方法であっ
て、該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段へ該ビッ
トマップデータを供給する前の段階において、該マルチ
荷電粒子ビームを該被露光体上に連続して照射可能な帯
状走査範囲の該ビットマップデータを単位とし、該ビッ
トマップデータの‘1’又は‘0’の一方の全個数を第
1チェックサムとして予め求めておく第1工程と、該ブ
ランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力段から順次
取り出される該ビットマップデータについて、該第1チ
ェックサムに対応した第2チェックサムをリアルタイム
で求める第2工程と、該第1チェックサムと該第2チェ
ックサムとを比較する第3工程とを有する。
【0022】この第1発明によれば、該帯状走査範囲の
ビットマップデータを単位としてチェックサムを求める
ので、エラーを検出する構成が簡単になり、エラー検出
のために帯状走査速度を低下させる必要がなくなるの
で、露光のスループットを向上させることができる。第
1発明の第1態様では、上記第1工程は、ビットマップ
展開前の図形データに基づいて、上記帯状走査範囲を単
位として該帯状走査範囲内の図形の全面積を求め、該面
積に対応した上記第1チェックサムを求める。
【0023】この第1態様によれば、ビットマップ展開
前の図形データの段階において、帯状走査範囲内の図形
の全面積を求めることにより容易に第1チェックサムを
求めることができる。第1発明の第2態様では、上記第
1工程は、上記帯状走査範囲を単位として図形データを
ビットマップ展開し、展開されたビットマップの上記第
1チェックサムを求める。
【0024】第1発明の第3態様では、上記第1態様の
第1チェックサムと上記第2態様の第1チェックサムと
を求め、両第1チェックサムを比較し、両第1チェック
サムの値が異なる場合には、上記第2態様の第1工程を
再度行う。この第3態様では、ビットマップ展開処理に
おいてエラーの検出及び訂正を行うので、露光データの
信頼性が向上する。また、ビットマップ展開装置を2系
統備える必要がないので、ビットマップ展開処理におけ
るエラーの検出及び訂正を行う構成が簡単になる。
【0025】第1発明の第4態様では、上記第2態様の
第1工程を同一図形データについて2系統で並列して行
い、両系統の第1チェックサムを比較し、両第1チェッ
クサムの値が異なる場合には再度、両系統の第1工程及
び第1チェックサムの比較を行う。この第4態様では、
ビットマップ展開処理においてエラーの検出及び訂正を
行うので、露光データの信頼性が向上する。
【0026】第1発明の第5態様では、上記第1工程
は、上記ブランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力
段からnビット単位で順次取り出される上記ビットマッ
プデータを読み取り、該nビットに含まれる‘1’又は
‘0’の一方の個数を求め、該個数を累積加算して積算
値を求め、m回前から現在までの(m+1)個の該積算
値を(m+1)個のレジスタのそれぞれに保持させてお
き、現在求めた積算値とm回前に求めた積算値との差
を、上記ブランキングアパーチャアレイを通ったマルチ
荷電粒子ビームの相互間のクーロン力による焦点ぼけを
補正するためのリフォーカス値として求め、上記帯状走
査範囲の該ビットマップデータの読み取りが完了した時
の現在の該積算値を上記第1チェックサムとして得る。
【0027】この第5態様によれば、リフォーカス値の
途中の計算結果をチェックサムの計算に用いることがで
きるので、チェックサムを求める構成が簡単になる。第
2発明では、荷電粒子ビームを放射する手段と、該荷電
粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷電粒子
ビームにするために2次元的に配列された複数の開口が
基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の偏向電
極が形成されたブランキングアパーチャアレイと、被露
光体を支持する移動ステージと、供給されるビットマッ
プデータに応じて、該ブランキングアパーチャアレイを
通った該マルチ荷電粒子ビームの一部が該被露光体上に
到達しないように該ブランキングアパーチャアレイの該
偏向電極に電圧を印加することにより、該マルチ荷電粒
子ビームの断面をドットパターンに整形するブランキン
グアパーチャアレイ駆動手段と、該マルチ荷電粒子ビー
ムを第1偏向範囲内で偏向させる第1偏向器と、該マル
チ荷電粒子ビームを該第1偏向範囲より広い第2偏向範
囲内で偏向させる第2偏向器とを有するマルチ荷電粒子
ビーム露光装置を用いた露光方法であって、露光データ
を第1矩形領域に分割し、各第1矩形領域を、互いに平
行で等しいp個の帯状の第2矩形領域に分割し、該移動
ステージを該第2矩形領域の長手方向又は幅方向に定速
Vで移動させ且つ該第2偏向器による偏向量を一定にし
た副走査状態で、該第1偏向器で該第2矩形領域に沿っ
て1回直線走査することにより各第2矩形領域を露光
し、kVΔt≦AL<(k+1)VΔtを満たすkを求
め、ここに、 AL:該第1矩形領域内での初回の該直線走査の走査開
始点から該第1偏向器の走査可能範囲の境界線までの移
動ステージ移動方向に沿った距離 Δt:該直線走査の走査開始点から次の該直線走査の走
査開始点までの走査時間 であり、該副走査状態を一定にして、該一端から連続し
て並んだk個の該第2矩形領域を、該直線走査をk回繰
り返して露光し、p>kの場合、該k回の繰り返し直線
走査後に、該第1矩形領域内の残りの(p−k)個の該
第2矩形領域の略中心へ該第2偏向器による偏向をジャ
ンプさせ、該ジャンプが整定した後に、残りの該第2矩
形領域を、該副走査状態を一定にして該直線走査を(p
−k)回繰り返すことにより露光する。
【0028】この第2発明によれば、第2偏向器による
偏向量のステップ変化が、p>kの場合にp≦kのとき
よりも小さいので、ステップ変化の際の無駄な制定時間
を短縮することができ、露光のスループットを向上させ
ることができる。また、必ず第1偏向範囲を越えないよ
うに走査するために第2矩形領域を短くして第2矩形領
域の全本数が多くなるのを避けることができるので、第
2矩形領域の走査と次の第2矩形領域の走査との間の無
駄時間の合計が多くなることによるスループットの低下
を防止することができる。
【0029】第2発明の第1態様では、上記第2矩形領
域の各々に対応してジャンプフラグを有し、上記第1矩
形領域の上記一端からk番目の該第2矩形領域に対応し
た該ジャンプフラグの値を他の該ジャンプフラグの値と
異なるようにし、該ジャンプフラグの値に基づいて、上
記第2偏向器による偏向をジャンプさせる。
【0030】この第1態様によれば、露光データ生成段
階でジャンプフラグの値を決定しておくことにより、露
光処理中にリアルタイムでkを計算する必要がない。第
2発明の第2態様では、上記第1矩形領域の走査終了
後、次の該第1矩形領域の走査開始前の間において、上
記kを算出し、該第1矩形領域の走査を開始してから上
記第2矩形領域の走査回数を求め、該回数に基づいて、
上記第2偏向器による偏向をジャンプさせる。
【0031】この第2態様によれば、ジャンプフラグを
用いる必要がないので、露光データ量を低減し、かつ、
露光データの構成を簡単化することができる。第2発明
の第3態様では、上記第1矩形領域の走査開始後の時間
を計測し、該時間が(AL/V−Δt)経過したとき
に、現在走査中の上記第2矩形領域が上記k番目である
と判定し、該判定に基づいて、上記第2偏向器による偏
向をジャンプさせる。
【0032】この第3態様によれば、第2矩形領域の走
査回数を計数する必要がない。第3発明では、荷電粒子
ビームを放射する手段と、該荷電粒子ビームを通して該
荷電粒子ビームをマルチ荷電粒子ビームにするために2
次元的に配列された複数の開口が基板に形成され、該基
板の各開口の縁部に一対の偏向電極が形成されたブラン
キングアパーチャアレイと、被露光体を支持するステー
ジと、供給されるビットマップデータに応じて、該ブラ
ンキングアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビ
ームの一部が該被露光体上に到達しないように該ブラン
キングアパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加する
ことにより、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパ
ターンに整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手
段と、整形された該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体
上の走査位置に照射させるために該マルチ荷電粒子ビー
ムを偏向させる偏向手段とを有するマルチ荷電粒子ビー
ム露光装置を用いた露光方法であって、D/A変換器の
出力を、増幅率を変えないでカットオフ周波数を選択的
に第1値と該第1値より大きい第2値とにできる増幅&
ローパスフィルタ回路を介し、駆動信号として該偏向手
段に供給し、該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に
連続して照射している間、該駆動信号が滑らかに変化す
るように該D/A変換器の出力を第1値から第2値へ向
けて複数回変化させ、かつ、該カットオフ周波数を第1
値にする第1工程と、該マルチ荷電粒子ビームを該被露
光体上に照射しないでいる間、該D/A変換器の出力を
該第2値から該第1値まで1回で変化させて一定にし、
かつ、該カットオフ周波数を第2値にする第2工程とを
有する。
【0033】この第3発明によれば、(第2工程の時
間)/(第1工程の時間)を、カットオフ周波数を第1
値に固定した場合よりも小さくすることができるので、
無駄時間を短縮して露光のスループットを向上させるこ
とができる。第4発明では、荷電粒子ビームを放射する
手段と、該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームを
マルチ荷電粒子ビームにするために2次元的に配列され
た複数の開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部
に一対の偏向電極が形成されたブランキングアパーチャ
アレイと、被露光体を支持するステージと、供給される
ビットマップデータに応じて、該ブランキングアパーチ
ャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの一部が該被
露光体上に到達しないように該ブランキングアパーチャ
アレイの該偏向電極に電圧を印加することにより、該マ
ルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターンに整形する
ブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、整形された
該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走査位置に照
射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏向させる偏
向手段とを有するマルチ荷電粒子ビーム露光装置におい
て、該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段へ該ビッ
トマップデータを供給する前の段階において、該マルチ
荷電粒子ビームを該被露光体上に連続して照射可能な帯
状走査範囲の該ビットマップデータを単位とし、該ビッ
トマップデータの‘1’又は‘0’の一方の全個数を第
1チェックサムとして求めるチェックサム算出手段と、
該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力段から
順次取り出される該ビットマップデータについて、該第
1チェックサムに対応した第2チェックサムをリアルタ
イムで求めるチェックサム検出手段と、該第1チェック
サムと該第2チェックサムとを比較する比較手段とを有
する。
【0034】第5発明では、荷電粒子ビームを放射する
手段と、該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームを
マルチ荷電粒子ビームにするために2次元的に配列され
た複数の開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部
に一対の偏向電極が形成されたブランキングアパーチャ
アレイと、被露光体を支持する移動ステージと、供給さ
れるビットマップデータに応じて、該ブランキングアパ
ーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの一部が
該被露光体上に到達しないように該ブランキングアパー
チャアレイの該偏向電極に電圧を印加することにより、
該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターンに整形
するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、該マル
チ荷電粒子ビームを第1偏向範囲内で偏向させる第1偏
向器と、該マルチ荷電粒子ビームを該第1偏向範囲より
広い第2偏向範囲内で偏向させる第2偏向器とを有する
マルチ荷電粒子ビーム露光装置において、露光データを
第1矩形領域に分割し、各第1矩形領域を、互いに平行
で等しいp個の帯状の第2矩形領域に分割する露光デー
タ分割手段と、kVΔt≦AL<(k+1)VΔtを満
たし、ここに、 AL:該第1矩形領域内での初回の該直線走査の走査開
始点から該第1偏向器の走査可能範囲の境界線までの移
動ステージ移動方向に沿った距離 Δt:該直線走査の走査開始点から次の該直線走査の走
査開始点までの走査時間 である、kを求めるk算出手段と、露光制御手段とを有
し、該露光制御手段は、該移動ステージを該第2矩形領
域の長手方向又は幅方向に定速Vで移動させ且つ該第2
偏向器による偏向量を一定にした副走査状態で、該第1
偏向器で該第2矩形領域に沿って1回直線走査すること
により各第2矩形領域を露光させ、該副走査状態を一定
にして、該一端から連続して並んだk個の該第2矩形領
域を、該直線走査をk回繰り返して露光させ、p>kの
場合、該k回の繰り返し直線走査後に、該第1矩形領域
内の残りの(p−k)個の該第2矩形領域の略中心へ該
第2偏向器による偏向をジャンプさせ、該ジャンプが整
定した後に、残りの該第2矩形領域を、該副走査状態を
一定にして該直線走査を(p−k)回繰り返すことによ
り露光させる。
【0035】第6発明では、荷電粒子ビームを放射する
手段と、該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームを
マルチ荷電粒子ビームにするために2次元的に配列され
た複数の開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部
に一対の偏向電極が形成されたブランキングアパーチャ
アレイと、被露光体を支持するステージと、供給される
ビットマップデータに応じて、該ブランキングアパーチ
ャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの一部が該被
露光体上に到達しないように該ブランキングアパーチャ
アレイの該偏向電極に電圧を印加することにより、該マ
ルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターンに整形する
ブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、整形された
該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走査位置に照
射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏向させる偏
向器と、該偏向器を駆動させる偏向器駆動回路とを有す
るマルチ荷電粒子ビーム露光装置において、該偏向器駆
動回路は、D/A変換器と、増幅率を変えないでカット
オフ周波数を選択的に第1値と該第1値より大きい第2
値とにでき、該D/A変換器の出力を増幅して該偏向器
に供給する増幅&ローパスフィルタ回路と、該マルチ荷
電粒子ビームを該被露光体上に連続して照射している
間、該駆動信号が滑らかに変化するように該D/A変換
器に対し、第1値から第2値へ向けて複数回変化するデ
ータを供給し、かつ、該カットオフ周波数を第1値に
し、該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に照射しな
いでいる間、該D/A変換器に対し該第1値を供給し続
け、かつ、該カットオフ周波数を第2値にする偏向量設
定&カットオフ周波数制御回路とを有する。
【0036】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態
を説明する。 [第1実施形態]図1は、本発明の第1実施形態のマル
チ荷電粒子ビーム露光装置の概略構成を示す。
【0037】(1)マルチ荷電粒子ビーム露光装置の概
略 荷電粒子ビーム放射装置50から放射された荷電粒子ビ
ームEB0は、ブランキングアパーチャアレイ板30を
通ってマルチビームにされ、かつ、その一部EB1が偏
向されてアパーチャ板51で遮られることにより、アパ
ーチャ板51を通過したマルチビームEB2の断面がド
ットパターンに成形される。荷電粒子ビームEB0は連
続的に放射されており、例えば図7のセルストライプ走
査終了点R2からセルストライプ走査開始点R3までの
間では、ブランキングアパーチャアレイ板30とアパー
チャ板51との間に配置されたブランキング偏向器52
によりマルチビーム全体が偏向されてアパーチャ板51
で遮られる。
【0038】マルチビームEB2は、ビーム間クーロン
力により反発し合うので、焦点が半導体ウェーハ10の
下方にずれて像がぼける。このぼけを防止するために、
マルチビームEB2の本数に比例した電流がリフォーカ
スコイル53に供給されて、マルチビームEB2が絞ら
れる。マルチビームEB2は、副偏向器20及び主偏向
器54により偏向され、不図示の電磁レンズで半導体ウ
ェーハ10上に収束される。
【0039】半導体ウェーハ10は移動ステージ55上
に搭載され、移動ステージ55の移動はステージ制御回
路56で制御され、その位置はレーザ干渉測長器57で
測定される。副偏向器20及び主偏向器54への駆動信
号が0のとき、マルチビームEB2は露光装置の光軸と
半導体ウェーハ10との交点(移動ステージ走査位置)
に照射される。レーザ干渉測長器57は、半導体ウェー
ハ10上の固定原点に対する移動ステージ走査位置Pの
座標(PX,PY)を偏向量計算回路58へ供給する。
偏向量計算回路58は、主偏向器54及び副偏向器20
によりマルチビームEB2を半導体ウェーハ10上の目
標位置へ照射させるために、後述の主偏向量PQX2及
び副偏向量QRX2を算出し、それぞれD/A変換器5
9及びD/A変換器21へ供給する。図1では簡単化の
ために、主偏向器54及び副偏向器20の1つの偏向コ
イル及び偏向電極板に対する駆動回路のみを示し、か
つ、主偏向器54及び副偏向器20のY方向偏向成分に
対する駆動回路を図示省略している。
【0040】主偏向量PQX2は、D/A変換器59に
よりアナログ電流PQX3に変換され、さらに増幅器6
0で増幅され、駆動電流PQX4として主偏向器54に
供給される。露光用ビットマップデータ及びリフォーカ
スデータは、データ生成回路61により生成され、BA
A&リフォーカスコイル駆動回路62を介してそれぞれ
ブランキングアパーチャアレイ板30及びリフォーカス
コイル53に供給される。
【0041】(2)副偏向器駆動回路 副偏向量QRX2は、D/A変換器21でアナログ電流
QRX3に変換され、電流/電圧変換器22で電圧QR
X4に変換され、増幅&ローパスフィルタ回路23Aに
より、増幅されかつステップ変化による高周波成分がカ
ットされて駆動電圧QRX5にされ、副偏向器20に供
給される。
【0042】増幅&ローパスフィルタ回路23Aは、演
算増幅回路231の反転入力端に抵抗値R1の抵抗23
2、抵抗値R2の抵抗233及びスイッチ素子SW1の
各々の一端が接続され、抵抗233の他端が演算増幅回
路231の出力端に接続されている。また、スイッチ素
子SW1の他端は、キャパシタ234及びスイッチ素子
SW2を介して演算増幅回路231の出力端に接続され
ている。スイッチ素子SW1及びSW2は、偏向量計算
回路58からの制御信号S2により連動して図6に示す
如くオン/オフ制御される。
【0043】すなわち、電流QRX3が小ステップ変化
する間はスイッチ素子SW1及びSW2がオンにされて
増幅&ローパスフィルタ回路23Aが増幅及び高周波成
分カットの動作をし、電圧QRX4のステップ変化が滑
らかにされる。このとき増幅&ローパスフィルタ回路2
3Aのカットオフ角周波数は1/(R2・C)であり、
増幅&ローパスフィルタ回路23Aの増幅率はR2/R
1となる。
【0044】副偏向量QRX2が最大値から最小値に大
ステップ変化すると、制御信号S2によりスイッチ素子
SW1及びSW2が一定時間オフにされる。これによ
り、点R2と結合される容量は抵抗233及びそのリー
ド線の容量成分となり、カットオフ角周波数が高くなっ
て、電圧QRX5は最大値から最小値へ急速に復帰す
る。このとき、増幅&ローパスフィルタ回路23Aの増
幅率はR2/R1と変わらないので、電圧QRX5の最
大値及び最小値はスイッチ素子SW1及びSW2がオン
のときと同一になる。
【0045】 R1=500Ω、R2=2kΩ、C=800pF としたところ、図6中のt1及びt2はそれぞれ4μS
及び200nSとなり、t2/t1=1/20となり、
露光時間を従来の21/40に短縮することができる。 (3)マルチ荷電粒子ビーム走査方法 図7(A)は、図13(B)に対応しており、マルチ荷
電粒子ビーム走査方法を示す。
【0046】図13(B)中のセルストライプ132〜
135にデータが存在しないことから、図7(A)では
セルストライプ131をセルストライプ126としてサ
ブフィールド12Aに含ませ、サブフィールド13を省
いている。半導体ウェーハ10上の固定原点Oに対する
サブフィールド12Aの走査開始点R1のベクトルOR
1は、 OR1=OP1+P1Q1+Q1R1 ・・・(1) と表される。ここに、 OP1:移動ステージ55による走査ベクトル、P1は
移動ステージ走査位置 P1Q1:主偏向器54による主走査のベクトル、Q1
は主走査位置 Q1R1:副偏向器20による副走査のベクトル、R1
は副走査位置 である。移動ステージ走査位置P1は、露光装置の光軸
と半導体ウェーハ10との交点であり、L1上を矢印方
向へ定速移動する。ベクトルOP1と移動ステージの位
置ベクトルとの和は一定になる。副走査中では、主走査
ベクトルP1Q1は一定であるが、点Q1は、点P1の
移動に追従する。
【0047】サブフィールド12Aは、セルストライプ
121〜126の順に、一点鎖線L3及び点線L4に沿
って副偏向器20で走査される。一点鎖線L3は露光時
であり、点線L4はブランキング時である。ブランキン
グアパーチャアレイ板30を通ったマルチビームEB2
を副偏向器で偏向可能な範囲は、サブフィールド12の
走査開始時点R1において、一点鎖線で示すA1であ
る。
【0048】一つの主偏向量に対し副偏向器20で走査
可能なセルストライプ数kは、 kVΔt≦AL<(k+1)VΔt ・・・(2) を満たす。ここに、 AL:副走査開始点R1からA1の境界線までの距離 Δt:点R1から点R2までのセルストライプ走査時間
と点R2から点R3までのフライバック時間との和 V :ステージ移動速度 である。
【0049】図7(A)は、k=5の場合を示してお
り、主走査ベクトルP1Q1の下で副走査できるのは第
1〜kセルストライプであり、セルストライプ126を
副走査することができない。しかし、露光データには、
データ量が膨大であるため各サブフィールドに1つしか
主走査位置の座標データがない。図9は、階層化された
露光データを示す。
【0050】サブフィールドデータは、各サブフィール
ドについて、セルストライプデータのスタートアドレス
と、セルストライプ数pと、主走査位置のX座標QX1
0と、主走査位置のY座標QY10とを有する。セルス
トライプデータは、各セルストライプについて、ビット
マップデータのスタートアドレス、ワード数及びチェッ
クサムと、上記第kセルストライプであることを示すジ
ャンプフラグJPと、副走査位置の主走査位置(QX1
0,QY10)に対するX座標QRX0とを有する。チ
ェックサムは、そのセルストライプのビットマップデー
タ中の‘1’のビットの全個数である。同一パターンの
セルストライプデータはジャンプフラグを除き同一にな
り、このような階層構造によれば露光データ量が低減さ
れる。
【0051】図9中のビットマップデータにおいて、ハ
ッチングが施された升目は‘1’のビットであり、図1
のブランキングアパーチャアレイ板30及びアパーチャ
板51を通過するビーム(オンビーム)に対応してい
る。ビットマップデータの1ワードのビット数は図15
のnに等しい。セルストライプのビットマップデータの
各ワードには、ブランキングアパーチャアレイ板30を
通過するオンビームの数に等しいリフォーカスデータが
対応している。図9のリフォーカスデータは、図15の
mが3の場合を示しており、オンビーム数を用いて次の
ように計算される。
【0052】 図3は、図2中の設定回路70の要部構成を示す。
【0053】バッファメモリ701には、図9のサブフ
ィールドデータ、及び、チェックサムを除くセルストラ
イプデータが書き込まれており、サブフィールド走査終
了毎に次のサブフィールドの主走査位置のX座標QX1
0及びY座標がそれぞれレジスタ702X及び702Y
に保持され、また、セルストライプ走査開始毎にそのセ
ルストライプのジャンプフラグJFがフリップフロップ
703に保持される。カウンタ704Aは、サブフィー
ルド走査終了毎にゼロクリアされ、図5の制御信号S1
によりセルストライプ走査開始毎にインクリメントされ
る。
【0054】計算部705は、ジャンプフラグJFが
‘1’のとき、サブフィールドのセルストライプ数p、
カウンタ704Aの計数値k、レジスタ704Bに設定
されたセルストライプの幅wを用いて、主走査位置X座
標QX11を、 QX11=QX10+(2p−k)w/2 ・・・(3) として求め、レジスタ702Aに保持させる。
【0055】セレクタ706は、ジャンプフラグJFが
‘0’のとき、レジスタ702Xの出力QX10をQX
1として選択し、ジャンプフラグJFが‘1’のとき、
レジスタ702Aの出力QX11をQX1として選択す
る。QX1は、後述のように次の主走査位置のX座標と
して用いられる。主走査位置のY座標については、ジャ
ンプフラグJFが‘1’のときも変化がないので、バッ
ファメモリ702Yに保持させたQY10をQY1とし
て用いることができる。
【0056】このような処理により、例えば図7(A)
において、セルストライプ125の走査が終了すると、
主走査位置がQ2からQ4にジャンプする。ジャンプ後
のサブフィールド126の主走査位置に対するX座標
は、上式(3)中の(2p−k)w/2だけ差し引く必
要があるので、次のように修正する。セルストライプ走
査終了毎に次のセルストライプの副走査位置の主走査位
置に対するX座標QRX10がレジスタ707Xに保持
される。レジスタ707Aには、通常は0が保持されて
いるが、上記レジスタ702AにQX11が保持される
時に、(2p−k)w/2が保持され、サブフィールド
走査終了時点でゼロクリアされる。レジスタ707Xの
出力とレジスタ707Aの出力との差が、修正後の副走
査位置QRXとして、減算器708で求められる。
【0057】制御回路709は、設定回路70の内外の
構成要素に対し各種制御信号を生成し出力する。以上の
ような走査方法によれば、主走査ベクトルの変化がサブ
フィールド間ジャンプの場合よりも小さいので、ステッ
プ変化の際の無駄な制定時間を短縮することができ、露
光のスループットを向上させることができる。また、必
ず副走査範囲A1を越えないように副走査するためにセ
ルストライプを短くしてセルストライプの全本数が多く
なるのを避けることができるので、副走査中のフライバ
ックの回数が多くなることによるスループットの低下を
防止することができる。
【0058】(4)偏向量計算回路58 図1の偏向量計算回路58の構成例を図2に示す。図2
中に示すデータの関係を図7(B)に示す。図7(B)
は、図7(A)に示す走査に対応しており、点Pは直線
L1上の点P1から点P2までの間の任意の位置を示し
ている。設定回路70は、通常は各サブフィールドの走
査終了時点で、シャンプフラグJFが‘1’のときは、
シャンプフラグJFが‘1’のセルストライプ走査終了
時点で、ラッチパルスS3により、主走査位置Q1のX
座標QX1びY座標QY1をそれぞれレジスタ71X及
び71Yに保持させ、これと同時に、ステージ走査位置
PのX座標PX及びY座標PYをそれぞれPX1及びP
Y1としてレジスタ72X及び72Yに保持させる。
【0059】レジスタ71Xの内容QX1とレジスタ7
2Xの内容PX1との差PQX1が減算器73Xで算出
され、レジスタ71Yの内容QY1とレジスタ72Yの
内容PY1との差PQY1が減算器73Yで算出され
る。補正回路74は、(PQX1,PQY1)に対し、
主偏向器54の偏向方向及び入力電流に対する磁界強度
の、設計値に対するずれを補正し、(PQX2,PQY
2)として出力する。補正回路74は、入力座標に対す
る一次変換回路であり、理想的な場合には単位マトリッ
クスとして機能する。
【0060】各セルストライプの走査終了毎に、設定回
路70によりカウンタ75Yがクリア信号CLRYでク
リアされ、図6に示す制御信号S2が一定時間低レベル
にされた後、クロックCLKYがカウンタ75Yに供給
されて計数される。カウンタ75Yの計数値NYは、ア
ドレス入力として走査メモリ76Yに供給される。ま
た、各セルストライプの走査終了毎に、次のセルストラ
イプのX座標がレジスタ75Xに保持される。
【0061】PXとPX1との差ΔXが減算器77Xで
算出され、PYとPY1との差ΔYが減算器77Yで算
出される。QRXとΔXとの差QRX1が減算器78X
で算出され、QRYとΔYとの差QRY1が減算器78
Yで算出される。補正回路79は、(QRX1,QRY
1)に対し、副偏向器20の偏向方向及び入力電圧に対
する電界強度の、設計値に対するずれを補正し、(QR
X2,QRY2)として出力する。補正回路79は、入
力座標に対する一次変換回路であり、理想的な場合には
単位マトリックスとして機能する。
【0062】主偏向量PQX2及び副偏向量QRX2は
それぞれ図1のD/A変換器59及びD/A変換器21
に供給され、主偏向量PQY2及び副偏向量QRY2は
それぞれ主偏向器54及び副偏向器20のY方向偏向成
分に対する不図示の駆動回路に供給される。 (5)BAA&リフォーカスコイル駆動回路62 図1中のBAA&リフォーカスコイル駆動回路62の構
成例を、図5に示す。
【0063】BAA&リフォーカスコイル駆動回路62
のBAA駆動回路40は、図5では簡略化しているが、
図15のBAA駆動回路40と同一である。BAA駆動
回路40のドットメモリ411〜41nにはそれぞれ、
外部記憶装置801〜80nからのドットデータが書き
込まれる。BAA&リフォーカスコイル駆動回路62
は、チェックサム計算回路81を備えている。この回路
81では、‘1’合計回路82に、各シフトレジスタ4
41〜44nの先端ビットが供給され、‘1’合計回路
82は、‘1’のビットの合計を求め、これを加算器8
3の一方の入力端に供給する。加算器83の出力は、シ
フトレジスタ441〜44nの出力と同一周期でレジス
タ84に保持され、その値が加算器83の他方の入力端
に供給され、これにより‘1’合計回路82の出力の積
算値がレジスタ84に保持される。1セルストライプ分
の積算値がレジスタ84に求まると、これがチェックサ
ムとしてレジスタ85に保持される。
【0064】他方、外部記憶装置86からバッファメモ
リ87に読み込まれたチェックサムデータが、レジスタ
85の出力に対応して順にレジスタ88に保持される。
レジスタ88の出力とレジスタ85の出力とが比較器8
9で比較され、両者の不一致が検出されると、警報器9
0が動作し、かつ、記録装置91にエラーアドレス及び
エラー発生時点が記録される。
【0065】チェックサム計算回路81は、nビット、
例えば512ビットに対し、1つの‘1’合計回路82
と1つの加算器83と2つのレジスタ84、85とで構
成されるので、多数組必要なパリティチェック回路やE
CS回路よりも構成が簡単になり、かつ、複雑なECS
回路よりも高速にエラーチェックができ、ブランキング
アパーチャアレイ板30へのデータ転送速度を低下させ
る必要がないので、露光のスループットの低下を防止で
きるという利点を有する。
【0066】リフォーカスコイル駆動回路部では、外部
記憶装置92からバッファメモリ93にリフォーカスデ
ータが書き込まれ、ドライバ45の入力に対応しバッフ
ァメモリ93からリフォーカスデータが順に読み出され
てレジスタ94に保持され、その値に比例した駆動電流
がドライバ95によりリフォーカスコイル53へ供給さ
れる。
【0067】(6)データ生成回路61 図4は、図1のデータ生成回路61の構成例を示す。設
計データを露光装置用フォーマットに変換した後、図形
データに変換したものがバッファメモリ100を介して
外部記憶装置101に格納される。この図形データは、
セルストライプで区切られており、例えば図8(A)に
示す如く、セルストライプ121内のパターンA1B1
C1D1E1F1G1、A2B2C2D2E2F2G2
及びA3B3C3D3に分割され、さらに、矩形や三角
形などの所定基本図形に分解されている。例えば、パタ
ーンA1B1C1D1E1F1G1は、矩形A1B1C
1G1と、矩形C1D1E1F1とに分割される。図8
(B)において、矩形ABCDの図形データは、矩形を
示すコードFC、点Bの座標(XB,YB)、矩形の幅
W及び高さHで表される。
【0068】したがって、ビットマップ展開前の図形デ
ータの段階において、セルストライプ内の図形の全面積
を求めることにより容易にチェックサムを求めることが
できる。図4において、外部記憶装置101に格納され
た図形データは、セルストライプ単位でバッファメモリ
102を介してビットマップ展開回路103に供給さ
れ、ビットマップ展開回路103はこれをキャンバスメ
モリ104上でビップマップに展開する。このビットマ
ップのデータは、セルストライプの長手方向一端に対応
した部分から、セルストライプの幅に相当するnビット
の単位で順に読み出され、一方では外部記憶装置801
〜80nに格納され、他方ではチェックサム計算回路8
1Aの‘1’合計回路82Aに供給される。チェックサ
ム計算回路81Aは、図5のチェックサム計算回路81
と同一構成であり、構成要素82A〜85Aはそれぞれ
構成要素82〜85に対応している。
【0069】レジスタ84Aの出力は、ワードシフトレ
ジスタ群105に供給されてレジスタ単位でシフトされ
る。ワードシフトレジスタ群105のレジスタ数は図1
5のブランキングアパーチャアレイ板30の行数mに等
しい。レジスタ84Aに保持された値とワードシフトレ
ジスタ群105の先頭から出力された値との差が減算器
106により算出される。この差は、図1のブランキン
グアパーチャアレイ板30及びアパーチャ板51を通過
するビーム数(オンビーム数)に等しく、リフォーカス
データとして外部記憶装置92に格納される。
【0070】チェックサム計算回路81Aは、リフォー
カス計算回路と、‘1’合計回路82A、加算器83A
及びレジスタ84Aを共用しているので、パリティチェ
ック回路やECS回路よりも構成が簡単になるという利
点を有する。図4において、チェックサム計算部107
は、バッファメモリ100に保持された図形データにつ
いて、セルストライプ内の図形の全面積を計算すること
により、チャックサムを求め、これを外部記憶装置86
に格納させる。格納されたチェックサムデータは、レジ
スタ85Aに対応して順にレジスタ108に保持され
る。比較器109は、レジスタ108とレジスタ85A
との内容を比較し、その結果をビットマップ展開回路1
03に供給する。
【0071】ビットマップ展開回路103は、比較器1
09の出力が不一致を示している場合、すなわち、バッ
ファメモリ102、ビットマップ展開回路103及びキ
ャンバスメモリ104等においてデータに誤りが生じた
場合、そのセルストライプについて再度ビットマップ展
開処理を行う。これにより、外部記憶装置801〜81
n、86及び92に格納されたデータが当該セルストラ
イプについて書き換えられ、露光データの信頼性が向上
する。
【0072】図5のBAA&リフォーカスコイル駆動回
路62がリアルタイム処理を行うのに対し、図4のデー
タ生成回路はBAA&リフォーカスコイル駆動回路62
と非同期でバッチ処理を行うので、このような再処理に
よる誤り訂正が可能となる。制御回路140は、図4中
の構成要素に対し、上述の各動作を行うための制御を行
う。
【0073】なお、図9中のサブフィールドデータ、及
び、チェックサムを除くセルストライプデータは、バッ
ファメモリ100の前段階で生成される。 [第2実施形態]上記第1実施形態では、図形データの
段階で上式(2)を演算してジャンプフラグJFを生成
する場合を説明したが、露光の際にリアルタイムで上式
(2)のkを求めるようにすれば、ジャンプフラグ記憶
容量が不要になるので好ましい。図10(A)は、本発
明の第2実施形態のジャンプ判定回路150を示す。
【0074】上式(2)のV、Δt及びALはそれぞれ
レジスタ151、152及び153に設定される。乗算
器154は、V・Δtを求め、除算器155は、AL/
(V・Δt)を求める。除算器155の出力値の整数部
kは、ダウンカウンタ156にロードされる。このロー
ドは、サブフィールド走査開始前の主偏向器駆動回路整
定時間において行われる。
【0075】サブフィールドの走査が開始されると、ダ
ウンカウンタ156のクロック入力端に、図6に示す制
御信号S1が供給され、セルストライプ走査開始毎にダ
ウンカウンタ156の計数値がデクリメントされる。こ
の計数値が0になると、ゼロ検出回路161から出力さ
れるジャンプ準備信号が高レベルになり、図2の設定回
路70でジャンプフラグJFが‘1’の場合と同じ処理
が行われる。
【0076】なお、上式(2)中のkを求める替わり
に、セルストライプ開始後、時間T T=AL/V−Δt ・・・(3) が経過したときに、現在副走査中のセルストライプがk
番目であると判定するように、すなわちジャンプ準備信
号を出力するように構成してもよい。 [第3実施形態]図4では図形データの段階でチェック
サムを計算しているが、バッファメモリ102、ビット
マップ展開回路103、キャンバスメモリ104及びチ
ェックサム計算回路81Aを2組備え、両者のチェック
サムを比較することによりエラーを検出する事も可能で
ある。図11は、このような構成のデータ生成回路を第
3実施形態として示す。
【0077】図11中、バッファメモリ102A、ビッ
トマップ展開回路103A、キャンバスメモリ104
A、チェックサム計算回路81B及びレジスタ85Bは
それぞれ、バッファメモリ102、ビットマップ展開回
路103、キャンバスメモリ104、チェックサム計算
回路81A及びレジスタ85Aと同一構成である。制御
回路140Aは、図11中の構成要素に対し必要な制御
を行う。
【0078】1セルストライプ分の全データがキャンバ
スメモリ104から出力される毎に、レジスタ85Aの
内容がチェックサムとして外部記憶装置86に格納さ
れ、比較器109の出力が不一致を示している場合に
は、そのセルストライプについてビットマップ展開が再
度行われ、外部記憶装置86及び92に格納された対応
する値が書き換えられる。
【0079】この第3実施形態を図4と比較すれば、図
4の構成が簡単であることが明かである。この利点は、
セルストライプを単位としてチェックサムを定義したこ
とにより図形データの段階でチェックサムを容易に求め
ることが可能になったことに由来している。 [第4実施形態]図12は、本発明の第4実施形態の副
偏向器駆動回路を示す。
【0080】この回路では、図1の増幅&ローパスフィ
ルタ回路23Aの代わりに増幅&ローパスフィルタ回路
23Bを用いている。制御信号S2が高レベルで露光中
のときには、スイッチ素子SW3及びSW4がオンにさ
れ、スイッチ素子SW5及びSW6がオフにされ、スイ
ッチ素子SW7及びSW8がオンにされ、スイッチ素子
SW9及びスイッチ素子SW10がオフにされる。制御
信号S2が低レベルでフライバック中のときには、前記
と逆に、スイッチ素子SW3及びSW4がオフにされ、
スイッチ素子SW5及びSW6がオンにされ、スイッチ
素子SW7及びSW8がオフにされ、スイッチ素子SW
9及びスイッチ素子SW10がオンにされる。
【0081】抵抗232A、232B、233A、23
3Bの抵抗値をそれぞれR1A、R1B、R2A、R2
Bとすると、露光中の増幅率R2A/R1Aはフライバ
ック中の増幅率R2B/R1Bに等しくされている。ま
た、R2A<R2Bとなっているので、フライバック時
のカットオフ周波数は露光中のそれよりも小さくなり、
図6中のt2/t1を従来の場合よりも小さくすること
ができる。
【0082】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば、図1の増幅&ローパスフィルタ回路2
3は、反転増幅する構成であるが、非反転増幅する構成
であってもよい。また、演算増幅回路231は、対向す
る1対の偏向電極板に対し1対の互いに反対極性の信号
を出力する差動型の構成であってもよい。これらの点は
図12の増幅&ローパスフィルタ回路についても同様で
ある。
【0083】また、図1の移動ステージ走査位置P(P
X,PY)の替わりに移動ステージ検出位置自体又は移
動距離に比例した数のパルスを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のマルチ荷電粒子ビーム
露光装置の概略図である。
【図2】図1中の偏向量計算回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2中の設定回路の要部構成を示すブロック図
である。
【図4】図1中のデータ生成回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1中のBAA&リフォーカスコイル駆動回路
の構成例を示すブロック図である。
【図6】図1中の副偏向器駆動回路の動作を示す波形図
である。
【図7】(A)はマルチ荷電粒子ビーム走査方法説明図
であり、(B)は図2中のデータの関係を示すベクトル
図である。
【図8】(A)はセルストライプ内の図形データ説明図
であり、(B)は基本図形説明図である。
【図9】階層化された露光データ説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態のジャンプ判定回路を
示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態のデータ生成回路を示
すブロック図である。
【図12】本発明の第4実施形態の副偏向器駆動回路を
示す図である。
【図13】(A)及び(B)はブランキングアパーチャ
アレイ板を用いた従来のマルチ荷電粒子ビーム露光方法
説明図である。
【図14】(A)は従来の副偏向器駆動回路を示す図で
あり、(B)はこの回路の動作を示す波形図である。
【図15】従来のブランキングアパーチャアレイ板及び
その駆動回路を示す図である。
【図16】図15の回路の一部詳細を示す図である。
【符号の説明】
20 副偏向器 21、59 D/A変換器 22 電流/電圧変換器 23、23A、23B 増幅&ローパスフィルタ回路 231 演算増幅回路 30 ブランキングアパーチャアレイ板 33 開口 40 BAA駆動回路 50 荷電粒子ビーム放射装置 51 アパーチャ板 52 ブランキング偏向器 53 リフォーカスコイル 54 主偏向器 55 移動ステージ 58 偏向量計算回路 61 データ生成回路 62 BAA&リフォーカスコイル駆動回路 70 設定回路 81、81A、81B チェックサム計算回路 82、82A ‘1’合計回路 87、93、100、102、701 バッファメモリ 89、109、157 比較器 103 ビットマップ展開回路 104 キャンバスメモリ 105 ワードシフトレジスタ群 107 チェックサム計算部 110 ジャンプフラグ生成回路 153 乗算器 150、150A ジャンプ判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 憲一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大饗 義久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 甲斐 潤一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 安田 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持するステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 整形された該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走
    査位置に照射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏
    向させる偏向手段とを有するマルチ荷電粒子ビーム露光
    装置を用いた露光方法であって、 該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段へ該ビットマ
    ップデータを供給する前の段階において、該マルチ荷電
    粒子ビームを該被露光体上に連続して照射可能な帯状走
    査範囲の該ビットマップデータを単位とし、該ビットマ
    ップデータの‘1’又は‘0’の一方の全個数を第1チ
    ェックサムとして予め求めておく第1工程と、 該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力段から
    順次取り出される該ビットマップデータについて、該第
    1チェックサムに対応した第2チェックサムをリアルタ
    イムで求める第2工程と、 該第1チェックサムと該第2チェックサムとを比較する
    第3工程とを有することを特徴とするマルチ荷電粒子ビ
    ーム露光方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程は、ビットマップ展開前の
    図形データに基づいて、前記帯状走査範囲を単位として
    該帯状走査範囲内の図形の全面積を求め、該面積に対応
    した前記第1チェックサムを求めることを特徴とする請
    求項1記載のマルチ荷電粒子ビーム露光方法。
  3. 【請求項3】 前記第1工程は、前記帯状走査範囲を単
    位として図形データをビットマップ展開し、展開された
    ビットマップの前記第1チェックサムを求めることを特
    徴とする請求項1記載のマルチ荷電粒子ビーム露光方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の第1チェックサムと請求
    項3記載の第1チェックサムとを求め、両第1チェック
    サムを比較し、両第1チェックサムの値が異なる場合に
    は、請求項3記載の第1工程を再度行うことを特徴とす
    るマルチ荷電粒子ビーム露光方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の第1工程を同一図形デー
    タについて2系統で並列して行い、両系統の第1チェッ
    クサムを比較し、 両第1チェックサムの値が異なる場合には再度、両系統
    の第1工程及び第1チェックサムの比較を行うことを特
    徴とするマルチ荷電粒子ビーム露光方法。
  6. 【請求項6】 前記第1工程は、 前記ブランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力段か
    らnビット単位で順次取り出される前記ビットマップデ
    ータを読み取り、 該nビットに含まれる‘1’又は‘0’の一方の個数を
    求め、 該個数を累積加算して積算値を求め、 m回前から現在までの(m+1)個の該積算値を(m+
    1)個のレジスタのそれぞれに保持させておき、 現在求めた積算値とm回前に求めた積算値との差を、前
    記ブランキングアパーチャアレイを通ったマルチ荷電粒
    子ビームの相互間のクーロン力による焦点ぼけを補正す
    るためのリフォーカス値として求め、 前記帯状走査範囲の該ビットマップデータの読み取りが
    完了した時の現在の該積算値を前記第1チェックサムと
    して得ることを特徴とする請求項3記載のマルチ荷電粒
    子ビーム露光方法。
  7. 【請求項7】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持する移動ステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 該マルチ荷電粒子ビームを第1偏向範囲内で偏向させる
    第1偏向器と、 該マルチ荷電粒子ビームを該第1偏向範囲より広い第2
    偏向範囲内で偏向させる第2偏向器とを有するマルチ荷
    電粒子ビーム露光装置を用いた露光方法であって、 露光データを第1矩形領域に分割し、各第1矩形領域
    を、互いに平行で等しいp個の帯状の第2矩形領域に分
    割し、 該移動ステージを該第2矩形領域の長手方向又は幅方向
    に定速Vで移動させ且つ該第2偏向器による偏向量を一
    定にした副走査状態で、該第1偏向器で該第2矩形領域
    に沿って1回直線走査することにより各第2矩形領域を
    露光し、 kVΔt≦AL<(k+1)VΔtを満たすkを求め、
    ここに、 AL:該第1矩形領域内での初回の該直線走査の走査開
    始点から該第1偏向器の走査可能範囲の境界線までの移
    動ステージ移動方向に沿った距離 Δt:該直線走査の走査開始点から次の該直線走査の走
    査開始点までの走査時間 であり、 該副走査状態を一定にして、該一端から連続して並んだ
    k個の該第2矩形領域を、該直線走査をk回繰り返して
    露光し、 p>kの場合、該k回の繰り返し直線走査後に、該第1
    矩形領域内の残りの(p−k)個の該第2矩形領域の略
    中心へ該第2偏向器による偏向をジャンプさせ、該ジャ
    ンプが整定した後に、残りの該第2矩形領域を、該副走
    査状態を一定にして該直線走査を(p−k)回繰り返す
    ことにより露光することを特徴とするマルチ荷電粒子ビ
    ーム露光方法。
  8. 【請求項8】 前記第2矩形領域の各々に対応してジャ
    ンプフラグを有し、前記第1矩形領域の前記一端からk
    番目の該第2矩形領域に対応した該ジャンプフラグの値
    を他の該ジャンプフラグの値と異なるようにし、 該ジャンプフラグの値に基づいて、前記第2偏向器によ
    る偏向をジャンプさせることを特徴とする請求項7記載
    のマルチ荷電粒子ビーム露光方法。
  9. 【請求項9】 前記第1矩形領域の走査終了後、次の該
    第1矩形領域の走査開始前の間において、前記kを算出
    し、 該第1矩形領域の走査を開始してから前記第2矩形領域
    の走査回数を求め、 該回数に基づいて、前記第2偏向器による偏向をジャン
    プさせることを特徴とする請求項7記載のマルチ荷電粒
    子ビーム露光方法。
  10. 【請求項10】 前記第1矩形領域の走査開始後の時間
    を計測し、該時間が(AL/V−Δt)経過したとき
    に、現在走査中の前記第2矩形領域が前記k番目である
    と判定し、 該判定に基づいて、前記第2偏向器による偏向をジャン
    プさせることを特徴とする請求項7記載のマルチ荷電粒
    子ビーム露光方法。
  11. 【請求項11】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持するステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 整形された該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走
    査位置に照射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏
    向させる偏向手段とを有するマルチ荷電粒子ビーム露光
    装置を用いた露光方法であって、 D/A変換器の出力を、増幅率を変えないでカットオフ
    周波数を選択的に第1値と該第1値より大きい第2値と
    にできる増幅&ローパスフィルタ回路を介し、駆動信号
    として該偏向手段に供給し、 該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に連続して照射
    している間、該駆動信号が滑らかに変化するように該D
    /A変換器の出力を第1値から第2値へ向けて複数回変
    化させ、かつ、該カットオフ周波数を第1値にする第1
    工程と、 該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に照射しないで
    いる間、該D/A変換器の出力を該第2値から該第1値
    まで1回で変化させて一定にし、かつ、該カットオフ周
    波数を第2値にする第2工程とを有することを特徴とす
    るマルチ荷電粒子ビーム露光方法。
  12. 【請求項12】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持するステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 整形された該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走
    査位置に照射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏
    向させる偏向手段とを有するマルチ荷電粒子ビーム露光
    装置において、 該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段へ該ビットマ
    ップデータを供給する前の段階において、該マルチ荷電
    粒子ビームを該被露光体上に連続して照射可能な帯状走
    査範囲の該ビットマップデータを単位とし、該ビットマ
    ップデータの‘1’又は‘0’の一方の全個数を第1チ
    ェックサムとして求めるチェックサム算出手段と、 該ブランキングアパーチャアレイ駆動手段の出力段から
    順次取り出される該ビットマップデータについて、該第
    1チェックサムに対応した第2チェックサムをリアルタ
    イムで求めるチェックサム検出手段と、 該第1チェックサムと該第2チェックサムとを比較する
    比較手段とを有することを特徴とするマルチ荷電粒子ビ
    ーム露光装置。
  13. 【請求項13】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持する移動ステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 該マルチ荷電粒子ビームを第1偏向範囲内で偏向させる
    第1偏向器と、 該マルチ荷電粒子ビームを該第1偏向範囲より広い第2
    偏向範囲内で偏向させる第2偏向器とを有するマルチ荷
    電粒子ビーム露光装置において、 露光データを第1矩形領域に分割し、各第1矩形領域
    を、互いに平行で等しいp個の帯状の第2矩形領域に分
    割する露光データ分割手段と、 kVΔt≦AL<(k+1)VΔtを満たし、ここに、 AL:該第1矩形領域内での初回の該直線走査の走査開
    始点から該第1偏向器の走査可能範囲の境界線までの移
    動ステージ移動方向に沿った距離 Δt:該直線走査の走査開始点から次の該直線走査の走
    査開始点までの走査時間 である、kを求めるk算出手段と、 露光制御手段とを有し、該露光制御手段は、 該移動ステージを該第2矩形領域の長手方向又は幅方向
    に定速Vで移動させ且つ該第2偏向器による偏向量を一
    定にした副走査状態で、該第1偏向器で該第2矩形領域
    に沿って1回直線走査することにより各第2矩形領域を
    露光させ、 該副走査状態を一定にして、該一端から連続して並んだ
    k個の該第2矩形領域を、該直線走査をk回繰り返して
    露光させ、 p>kの場合、該k回の繰り返し直線走査後に、該第1
    矩形領域内の残りの(p−k)個の該第2矩形領域の略
    中心へ該第2偏向器による偏向をジャンプさせ、該ジャ
    ンプが整定した後に、残りの該第2矩形領域を、該副走
    査状態を一定にして該直線走査を(p−k)回繰り返す
    ことにより露光させることを特徴とするマルチ荷電粒子
    ビーム露光装置。
  14. 【請求項14】 荷電粒子ビームを放射する手段と、 該荷電粒子ビームを通して該荷電粒子ビームをマルチ荷
    電粒子ビームにするために2次元的に配列された複数の
    開口が基板に形成され、該基板の各開口の縁部に一対の
    偏向電極が形成されたブランキングアパーチャアレイ
    と、 被露光体を支持するステージと、 供給されるビットマップデータに応じて、該ブランキン
    グアパーチャアレイを通った該マルチ荷電粒子ビームの
    一部が該被露光体上に到達しないように該ブランキング
    アパーチャアレイの該偏向電極に電圧を印加することに
    より、該マルチ荷電粒子ビームの断面をドットパターン
    に整形するブランキングアパーチャアレイ駆動手段と、 整形された該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上の走
    査位置に照射させるために該マルチ荷電粒子ビームを偏
    向させる偏向器と、 該偏向器を駆動させる偏向器駆動回路とを有するマルチ
    荷電粒子ビーム露光装置において、該偏向器駆動回路
    は、 D/A変換器と、 増幅率を変えないでカットオフ周波数を選択的に第1値
    と該第1値より大きい第2値とにでき、該D/A変換器
    の出力を増幅して該偏向器に供給する増幅&ローパスフ
    ィルタ回路と、 該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に連続して照射
    している間、該駆動信号が滑らかに変化するように該D
    /A変換器に対し、第1値から第2値へ向けて複数回変
    化するデータを供給し、かつ、該カットオフ周波数を第
    1値にし、該マルチ荷電粒子ビームを該被露光体上に照
    射しないでいる間、該D/A変換器に対し該第1値を供
    給し続け、かつ、該カットオフ周波数を第2値にする偏
    向量設定&カットオフ周波数制御回路とを有することを
    特徴とするマルチ荷電粒子ビーム露光装置。
JP23017695A 1995-09-07 1995-09-07 マルチ荷電粒子ビーム露光方法 Expired - Fee Related JP3544759B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23017695A JP3544759B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 マルチ荷電粒子ビーム露光方法
US08/651,586 US5866300A (en) 1995-09-07 1996-05-22 Method of and system for exposing pattern on object by charged particle beam
US09/132,698 US6057907A (en) 1995-09-07 1998-08-12 Method of and system for exposing pattern on object by charged particle beam

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23017695A JP3544759B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 マルチ荷電粒子ビーム露光方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0974060A true JPH0974060A (ja) 1997-03-18
JP3544759B2 JP3544759B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=16903803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23017695A Expired - Fee Related JP3544759B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 マルチ荷電粒子ビーム露光方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5866300A (ja)
JP (1) JP3544759B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002367892A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Advantest Corp 電子ビーム露光装置、電子ビーム露光方法、及び半導体素子製造方法
JP2009278021A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置および荷電粒子ビーム描画装置における描画方法
JP2013045876A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Nuflare Technology Inc ショットデータの作成方法、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2015109323A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチ荷電粒子ビーム描画装置及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法
JP2016085966A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 エフ イー アイ カンパニFei Company 荷電粒子顕微鏡における複合走査経路
JP2017152485A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社ニューフレアテクノロジー 診断方法、荷電粒子ビーム描画装置、及びプログラム
JP2024529523A (ja) * 2021-08-05 2024-08-06 シンクロトロン リサーチ インコーポレイテッド プログラム可能なランダム化信号によるキャリア信号変調を使用した疎サンプリング
US12592358B1 (en) 2021-08-05 2026-03-31 Synchrotron Research, Inc. Sparse sampling using a programmatically randomized signal modulating a carrier signal

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5528048A (en) 1994-03-15 1996-06-18 Fujitsu Limited Charged particle beam exposure system and method
JP2000124113A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Nikon Corp 荷電ビーム露光装置及び荷電ビーム露光方法
JP4251784B2 (ja) * 2001-04-09 2009-04-08 株式会社アドバンテスト 電子ビーム露光装置、照射位置算出方法
US6982734B2 (en) * 2003-10-06 2006-01-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing on electrically writable media and electrically writable displays
JP5645335B2 (ja) * 2009-08-28 2014-12-24 エフ・イ−・アイ・カンパニー Fibパターニングを改良するためのパターン変更方式
US20110298760A1 (en) 2010-06-02 2011-12-08 Omer Gila Systems and methods for writing on and using electronic paper
WO2013147772A1 (en) 2012-03-28 2013-10-03 Intel Corporation Projection of a plurality of structured light patterns
EP3100111B1 (en) 2014-01-31 2020-01-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Display device
US10410831B2 (en) 2015-05-12 2019-09-10 Ims Nanofabrication Gmbh Multi-beam writing using inclined exposure stripes
US10325756B2 (en) 2016-06-13 2019-06-18 Ims Nanofabrication Gmbh Method for compensating pattern placement errors caused by variation of pattern exposure density in a multi-beam writer
US10325757B2 (en) 2017-01-27 2019-06-18 Ims Nanofabrication Gmbh Advanced dose-level quantization of multibeam-writers
US10522329B2 (en) 2017-08-25 2019-12-31 Ims Nanofabrication Gmbh Dose-related feature reshaping in an exposure pattern to be exposed in a multi beam writing apparatus
US11569064B2 (en) 2017-09-18 2023-01-31 Ims Nanofabrication Gmbh Method for irradiating a target using restricted placement grids
EP3460825B1 (en) * 2017-09-18 2020-02-19 IMS Nanofabrication GmbH Method for irradiating a target using restricted placement grids
US10651010B2 (en) 2018-01-09 2020-05-12 Ims Nanofabrication Gmbh Non-linear dose- and blur-dependent edge placement correction
US10840054B2 (en) 2018-01-30 2020-11-17 Ims Nanofabrication Gmbh Charged-particle source and method for cleaning a charged-particle source using back-sputtering
US11099482B2 (en) 2019-05-03 2021-08-24 Ims Nanofabrication Gmbh Adapting the duration of exposure slots in multi-beam writers
JP7524730B2 (ja) * 2019-12-20 2024-07-30 株式会社ニューフレアテクノロジー セトリング時間決定方法及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法
WO2021167587A1 (en) 2020-02-18 2021-08-26 Applied Materials, Inc. Data inspection for digital lithography for hvm using offline and inline approach
KR102922552B1 (ko) 2020-04-24 2026-02-04 아이엠에스 나노패브릭케이션 게엠베하 대전 입자 소스
EP4095882A1 (en) 2021-05-25 2022-11-30 IMS Nanofabrication GmbH Pattern data processing for programmable direct-write apparatus
US12154756B2 (en) 2021-08-12 2024-11-26 Ims Nanofabrication Gmbh Beam pattern device having beam absorber structure
JP7604355B2 (ja) * 2021-11-22 2024-12-23 株式会社ニューフレアテクノロジー ブランキングアパーチャアレイシステム及び荷電粒子ビーム描画装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3200503B2 (ja) * 1993-06-25 2001-08-20 富士通株式会社 電子ビーム露光装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002367892A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Advantest Corp 電子ビーム露光装置、電子ビーム露光方法、及び半導体素子製造方法
JP2009278021A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置および荷電粒子ビーム描画装置における描画方法
JP2013045876A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Nuflare Technology Inc ショットデータの作成方法、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2015109323A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチ荷電粒子ビーム描画装置及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法
JP2016085966A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 エフ イー アイ カンパニFei Company 荷電粒子顕微鏡における複合走査経路
JP2017152485A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社ニューフレアテクノロジー 診断方法、荷電粒子ビーム描画装置、及びプログラム
US10109454B2 (en) 2016-02-23 2018-10-23 Nuflare Technology, Inc. Diagnosis method, charged particle beam lithography apparatus, and recording medium
JP2024529523A (ja) * 2021-08-05 2024-08-06 シンクロトロン リサーチ インコーポレイテッド プログラム可能なランダム化信号によるキャリア信号変調を使用した疎サンプリング
US12592358B1 (en) 2021-08-05 2026-03-31 Synchrotron Research, Inc. Sparse sampling using a programmatically randomized signal modulating a carrier signal

Also Published As

Publication number Publication date
JP3544759B2 (ja) 2004-07-21
US6057907A (en) 2000-05-02
US5866300A (en) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3544759B2 (ja) マルチ荷電粒子ビーム露光方法
US6835937B1 (en) Correcting method for correcting exposure data used for a charged particle beam exposure system
US8384048B2 (en) Charged particle beam deflection method with separate stage tracking and stage positional error signals
US7126140B2 (en) Multi-electron beam exposure method and apparatus
US6515409B2 (en) Charged-particle beam exposure apparatus, exposure system, control method therefor, and device manufacturing method
US20010013581A1 (en) Charged-particle-beam exposure device and charged-particle-beam exposure method
JPH07191199A (ja) 荷電粒子ビーム露光システム及び露光方法
US5892237A (en) Charged particle beam exposure method and apparatus
JP2021132065A (ja) マルチ荷電粒子ビーム描画装置及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法
JP2872420B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光の方法と装置
US6175121B1 (en) Block mask and charged particle beam exposure method and apparatus using the same
JP3014380B2 (ja) 複数の可変成形電子ビ―ムを使用してパタ―ンを直接書き込むシステムおよび方法
KR102853236B1 (ko) 멀티 하전 입자 빔 묘화 영역의 실효 온도 산출 방법, 멀티 하전 입자 빔 묘화 방법, 프로그램을 일시적이지 않도록 기록한 판독 가능한 기록 매체, 및 멀티 하전 입자 빔 묘화 장치
JP2901246B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光装置
JP3481017B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光装置および該荷電粒子ビーム露光装置の露光データ処理方法
US6376137B1 (en) Charged-particle-beam microlithography apparatus and methods including correction of stage-positioning errors using a deflector
JPH07312338A (ja) 荷電粒子ビーム露光方法及び装置
JP3291096B2 (ja) 電子ビーム露光装置のビーム制御方法
JP2000223412A (ja) 荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法
KR102857831B1 (ko) 멀티 전자 빔 검사 장치, 다극자 어레이의 제어 방법, 및 멀티 전자 빔 검사 방법
KR102845204B1 (ko) 피복률 산출 방법, 하전 입자 빔 묘화 방법, 피복률 산출 장치, 하전 입자 빔 묘화 장치 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체에 기록된 프로그램
JP3714280B2 (ja) 電子ビーム近接露光装置における電子ビームの傾き測定方法及び傾き較正方法並びに電子ビーム近接露光装置
US20250364208A1 (en) Background waveform acquisition method, mark position detection method, electron beam writing method, and electron beam writing apparatus
JPH06132205A (ja) 荷電粒子ビーム露光装置
WO2026028596A1 (ja) マルチ荷電粒子ビーム描画装置及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees