JPH1168104A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
電界効果トランジスタ及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホットキャリアによるトランジスタ特性の劣
化を抑え、デバイスの信頼性を向上させるMISFET
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1に異なる面方位(01
1,001)が現れるように段差部を形成し、この段差
部の酸化速度の面方位依存性を利用し、ドレイン2近傍
のゲート酸化膜5の膜厚をチャネル領域の膜厚に対して
薄く形成し、前記ドレイン2近傍における反転閾値電圧
が、前記チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、ゲート
酸化膜5の容量を増加させ、負方向にシフトするように
構成してなる。
化を抑え、デバイスの信頼性を向上させるMISFET
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1に異なる面方位(01
1,001)が現れるように段差部を形成し、この段差
部の酸化速度の面方位依存性を利用し、ドレイン2近傍
のゲート酸化膜5の膜厚をチャネル領域の膜厚に対して
薄く形成し、前記ドレイン2近傍における反転閾値電圧
が、前記チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、ゲート
酸化膜5の容量を増加させ、負方向にシフトするように
構成してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタ及びその製造方法に係り、特に極微細なMISFE
T(Metal−Insulator Semicon
ductor Field Effect Trans
istor:金属−絶縁体半導体 電界効果型トランジ
スタ)において、ホットキャリア劣化耐性を向上させる
構造及びその製造方法に関するものである。
スタ及びその製造方法に係り、特に極微細なMISFE
T(Metal−Insulator Semicon
ductor Field Effect Trans
istor:金属−絶縁体半導体 電界効果型トランジ
スタ)において、ホットキャリア劣化耐性を向上させる
構造及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の先行技術として
は、例えば、 (1)「ホットキャリア効果」武田 英次著 日経マグ
ロウビル社発行、pp.63〜71 (2)K.Taniguchi et al.;Mat
er.Res.Proc.105(1988)pp.1
39〜144などに記載されるものがある。
は、例えば、 (1)「ホットキャリア効果」武田 英次著 日経マグ
ロウビル社発行、pp.63〜71 (2)K.Taniguchi et al.;Mat
er.Res.Proc.105(1988)pp.1
39〜144などに記載されるものがある。
【0003】MOS(Metal−Oxide Sem
iconductor)FETは、超LSI技術の中で
も中心的なデバイスとして使用されているが、素子の微
細化が進むにつれて、その信頼性の確保は重要な課題と
なっている。中でも、上記文献(1)に開示されている
ように、ゲート酸化膜へのホットキャリア注入によるト
ランジスタ特性の劣化は、素子の長期信頼性を大きく劣
化させることが知られており、これを抑制することが必
要である。
iconductor)FETは、超LSI技術の中で
も中心的なデバイスとして使用されているが、素子の微
細化が進むにつれて、その信頼性の確保は重要な課題と
なっている。中でも、上記文献(1)に開示されている
ように、ゲート酸化膜へのホットキャリア注入によるト
ランジスタ特性の劣化は、素子の長期信頼性を大きく劣
化させることが知られており、これを抑制することが必
要である。
【0004】かかるホットキャリアによる劣化現象につ
いて簡単に説明する。ホットキャリア注入機構は数多く
存在するが、ここでは通常の動作温度領域において、最
も激しい劣化を引き起こす注入機構について説明する。
図13はかかる従来のMOSFETのホットキャリア劣
化の概念図である。この図において、21はシリコン基
板、22は高濃度不純物層(ドレイン)、23は高濃度
不純物層(ソース)、24は低濃度不純物層、25はゲ
ート酸化膜、26はゲート電極、27はサイドウォール
である。
いて簡単に説明する。ホットキャリア注入機構は数多く
存在するが、ここでは通常の動作温度領域において、最
も激しい劣化を引き起こす注入機構について説明する。
図13はかかる従来のMOSFETのホットキャリア劣
化の概念図である。この図において、21はシリコン基
板、22は高濃度不純物層(ドレイン)、23は高濃度
不純物層(ソース)、24は低濃度不純物層、25はゲ
ート酸化膜、26はゲート電極、27はサイドウォール
である。
【0005】この図に示すように、素子の微細化により
ドレイン接合近傍22Aには高電界が印加される。この
電界によりキャリアは加速され、ドレイン近傍でシリコ
ン原子と衝突電離を起こす。この時、発生する電子と正
孔がゲート酸化膜25中に注入され、ゲート酸化膜25
中でトラップとして働くことにより、MOSFETのト
ランジスタ特性を変動させる。
ドレイン接合近傍22Aには高電界が印加される。この
電界によりキャリアは加速され、ドレイン近傍でシリコ
ン原子と衝突電離を起こす。この時、発生する電子と正
孔がゲート酸化膜25中に注入され、ゲート酸化膜25
中でトラップとして働くことにより、MOSFETのト
ランジスタ特性を変動させる。
【0006】ホットキャリア30はドレイン接合近傍2
2Aの高電界により発生するため、図13に示すよう
に、ドレイン接合近傍22Aの不純物濃度を下げた低濃
度不純物層24を有するLDD(Lightly Do
ped Drain)−MOSFET構造にすることに
より、電界を緩和することができ、ホットキャリア30
の発生を抑制することができる。このため、LDD−M
OSFET構造がホットキャリア抑制に広く用いられて
きた。なお、図13において、28は空乏層、29はチ
ャネル電流を示している。
2Aの高電界により発生するため、図13に示すよう
に、ドレイン接合近傍22Aの不純物濃度を下げた低濃
度不純物層24を有するLDD(Lightly Do
ped Drain)−MOSFET構造にすることに
より、電界を緩和することができ、ホットキャリア30
の発生を抑制することができる。このため、LDD−M
OSFET構造がホットキャリア抑制に広く用いられて
きた。なお、図13において、28は空乏層、29はチ
ャネル電流を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
素子の微細化に伴い、LDD−MOSFET構造におい
ても、ドレイン近傍に高電界が加わるようになり、ホッ
トキャリアによるトランジスタ特性の劣化が問題となっ
ている。図14はホットキャリアによるnチャネルトラ
ンジスタ特性の劣化の様子を示す図であり、図14
(a)はゲート電圧VG (V)に対する基板電流I
BB(A)を示す図、図14(b)はゲート電圧V
G (V)に対する伝達コンダクタンス劣化の変化量(Δ
Gm /Gm0)を示す図である。
素子の微細化に伴い、LDD−MOSFET構造におい
ても、ドレイン近傍に高電界が加わるようになり、ホッ
トキャリアによるトランジスタ特性の劣化が問題となっ
ている。図14はホットキャリアによるnチャネルトラ
ンジスタ特性の劣化の様子を示す図であり、図14
(a)はゲート電圧VG (V)に対する基板電流I
BB(A)を示す図、図14(b)はゲート電圧V
G (V)に対する伝達コンダクタンス劣化の変化量(Δ
Gm /Gm0)を示す図である。
【0008】この図14(b)から、ドレイン電圧(V
D )の増加に伴って、伝達コンダクタンスの劣化が大き
くなっていることが分かるが、最も劣化が大きいのはゲ
ート電圧がVG =1/2VD 付近であることが分かる。
この時、図14(a)に示すように、基板電流(IBB)
が最大となることから、ホットキャリアの発生量は、こ
の条件で最大となっていることが分かる。
D )の増加に伴って、伝達コンダクタンスの劣化が大き
くなっていることが分かるが、最も劣化が大きいのはゲ
ート電圧がVG =1/2VD 付近であることが分かる。
この時、図14(a)に示すように、基板電流(IBB)
が最大となることから、ホットキャリアの発生量は、こ
の条件で最大となっていることが分かる。
【0009】また、それ以上のゲート電圧では、むしろ
特性の劣化は少なくなることから、VG =1/2VD 程
度の低いゲート電圧時での劣化が、デバイスの信頼性を
下げる原因となっていることが分かる。本発明は、上記
問題点を除去し、ホットキャリアによるトランジスタ特
性の劣化を抑え、デバイスの信頼性を向上させる電界効
果トランジスタ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
特性の劣化は少なくなることから、VG =1/2VD 程
度の低いゲート電圧時での劣化が、デバイスの信頼性を
下げる原因となっていることが分かる。本発明は、上記
問題点を除去し、ホットキャリアによるトランジスタ特
性の劣化を抑え、デバイスの信頼性を向上させる電界効
果トランジスタ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕電界効果トランジスタにおいて、半導体基板上に
形成された段差部と、この段差部に形成されたゲート絶
縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を有する電界効果トランジスタにおいて、前記ゲート絶
縁膜のドレイン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチャネ
ル領域の膜厚よりも薄く形成されるようにしたものであ
る。
成するために、 〔1〕電界効果トランジスタにおいて、半導体基板上に
形成された段差部と、この段差部に形成されたゲート絶
縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を有する電界効果トランジスタにおいて、前記ゲート絶
縁膜のドレイン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチャネ
ル領域の膜厚よりも薄く形成されるようにしたものであ
る。
【0011】〔2〕電界効果トランジスタにおいて、半
導体基板上に形成された溝部と、この溝部内面に形成さ
れたゲート絶縁膜と、前記溝部内に形成されたゲート電
極とを有する電界効果トランジスタにおいて、前記ゲー
ト絶縁膜のドレイン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチ
ャネル領域の膜厚よりも薄く形成されるようにしたもの
である。
導体基板上に形成された溝部と、この溝部内面に形成さ
れたゲート絶縁膜と、前記溝部内に形成されたゲート電
極とを有する電界効果トランジスタにおいて、前記ゲー
ト絶縁膜のドレイン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチ
ャネル領域の膜厚よりも薄く形成されるようにしたもの
である。
【0012】〔3〕上記〔2〕記載の電界効果トランジ
スタにおいて、前記ゲート絶縁膜は高誘電体膜である。 〔4〕電界効果トランジスタにおいて、半導体基板上に
形成された溝部と、この溝部内面に形成されたゲート酸
化膜と、このゲート酸化膜上に形成されたゲート絶縁膜
と、前記溝部内に形成されたゲート電極とを有する電界
効果トランジスタにおいて、前記ゲート絶縁膜のドレイ
ン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチャネル領域の膜厚
よりも薄く形成されるようにしたものである。
スタにおいて、前記ゲート絶縁膜は高誘電体膜である。 〔4〕電界効果トランジスタにおいて、半導体基板上に
形成された溝部と、この溝部内面に形成されたゲート酸
化膜と、このゲート酸化膜上に形成されたゲート絶縁膜
と、前記溝部内に形成されたゲート電極とを有する電界
効果トランジスタにおいて、前記ゲート絶縁膜のドレイ
ン近傍の膜厚はこのゲート絶縁膜のチャネル領域の膜厚
よりも薄く形成されるようにしたものである。
【0013】〔5〕電界効果トランジスタの製造方法に
おいて、半導体基板上に段差部を形成する工程と、酸化
速度の面方位依存性を利用し、前記段差部の底部のゲー
ト酸化膜の膜厚と前記段差部の側壁部の膜厚とが異なる
ようにゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化
膜上にゲート電極を形成する工程とを有するようにした
ものである。
おいて、半導体基板上に段差部を形成する工程と、酸化
速度の面方位依存性を利用し、前記段差部の底部のゲー
ト酸化膜の膜厚と前記段差部の側壁部の膜厚とが異なる
ようにゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化
膜上にゲート電極を形成する工程とを有するようにした
ものである。
【0014】〔6〕電界効果トランジスタの製造方法に
おいて、半導体基板表面に溝部を形成する工程と、酸化
速度の面方位依存性を利用し、前記溝部内面に前記溝部
の側壁部のゲート酸化膜の膜厚が前記溝部の底部の膜厚
よりも薄くなるようにゲート酸化膜を形成する工程と、
前記溝部内にゲート電極を形成する工程とを有するよう
にしたものである。
おいて、半導体基板表面に溝部を形成する工程と、酸化
速度の面方位依存性を利用し、前記溝部内面に前記溝部
の側壁部のゲート酸化膜の膜厚が前記溝部の底部の膜厚
よりも薄くなるようにゲート酸化膜を形成する工程と、
前記溝部内にゲート電極を形成する工程とを有するよう
にしたものである。
【0015】〔7〕電界効果トランジスタの製造方法に
おいて、半導体基板表面に溝部を形成する工程と、前記
溝部内面にスパッタ法により、高誘電体膜からなるゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記溝部内にゲート電極を
形成する工程とを有するようにしたものである。 〔8〕電界効果トランジスタの製造方法において、半導
体基板表面に溝部を形成する工程と、前記溝部内面にゲ
ート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化膜上にス
パッタ法により、高誘電体膜からなるゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記溝部内にゲート電極を形成する工程
とを有するようにしたものである。
おいて、半導体基板表面に溝部を形成する工程と、前記
溝部内面にスパッタ法により、高誘電体膜からなるゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記溝部内にゲート電極を
形成する工程とを有するようにしたものである。 〔8〕電界効果トランジスタの製造方法において、半導
体基板表面に溝部を形成する工程と、前記溝部内面にゲ
ート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化膜上にス
パッタ法により、高誘電体膜からなるゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記溝部内にゲート電極を形成する工程
とを有するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実
施例を示すMOSFETの断面図である。この図におい
て、1はシリコン基板、2はドレイン(高濃度不純物
層)、3はソース(高濃度不純物層)、4は低濃度不純
物層(LDD)、5はゲート酸化膜、6はゲート電極、
8はサイドウォールである。
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実
施例を示すMOSFETの断面図である。この図におい
て、1はシリコン基板、2はドレイン(高濃度不純物
層)、3はソース(高濃度不純物層)、4は低濃度不純
物層(LDD)、5はゲート酸化膜、6はゲート電極、
8はサイドウォールである。
【0017】この図に示すように、シリコン基板1に段
差部を形成し、この段差部にMOSFETを形成する。
この時、段差部の側壁a及び底部bに現れるシリコン基
板の面方位を異なるものに選択する。シリコン基板1の
酸化速度は、一般に次式、 xo 2 +Axo =Bt …(1) に従うことが知られている。ここで、xo は酸化膜の膜
厚、tは酸化時間、AおよびBは定数である。しかし、
特に、ゲート酸化のように酸化膜厚が薄い場合には、 Axo =Bt …(2) のような直線の比例則となることが知られている。
差部を形成し、この段差部にMOSFETを形成する。
この時、段差部の側壁a及び底部bに現れるシリコン基
板の面方位を異なるものに選択する。シリコン基板1の
酸化速度は、一般に次式、 xo 2 +Axo =Bt …(1) に従うことが知られている。ここで、xo は酸化膜の膜
厚、tは酸化時間、AおよびBは定数である。しかし、
特に、ゲート酸化のように酸化膜厚が薄い場合には、 Axo =Bt …(2) のような直線の比例則となることが知られている。
【0018】図2はこの比例則の係数(B/A)を示す
ものであるが、この図から900℃程度の低温では酸化
速度はシリコン基板1の面方位に依存し、大きく変化す
ることが分かる。この特性を利用し、ドレイン近傍のゲ
ート酸化膜5の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚Tchに
対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲート酸化
膜5が薄くなる領域は、ドレイン接合2Aとゲート電極
6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度で
良い。
ものであるが、この図から900℃程度の低温では酸化
速度はシリコン基板1の面方位に依存し、大きく変化す
ることが分かる。この特性を利用し、ドレイン近傍のゲ
ート酸化膜5の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚Tchに
対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲート酸化
膜5が薄くなる領域は、ドレイン接合2Aとゲート電極
6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度で
良い。
【0019】ドレイン近傍でのゲート酸化膜5の膜厚は
チャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規定
するものではないが、効果の大きさから1/2程度にす
ることが望ましい。これにより、ゲート酸化膜5の容量
が増加することで、ドレイン近傍における反転閾値電圧
が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、負方向にシ
フトするようなMOSFETの構造となる。
チャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規定
するものではないが、効果の大きさから1/2程度にす
ることが望ましい。これにより、ゲート酸化膜5の容量
が増加することで、ドレイン近傍における反転閾値電圧
が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、負方向にシ
フトするようなMOSFETの構造となる。
【0020】次に、この第1実施例のMOSFETの動
作について説明する。ここではnチャネルのMOSFE
Tの場合について説明する。理想的なMOS構造におい
て、反転閾値電圧(Vth)は、p型半導体のフェルミポ
テンシャル(φf )を用いて次式で表すことができる。 Vth=2φf +〔√2Kε0 qNA (2φf )〕/C0 …(3) ここで、Kは半導体の比誘電率であり、NA はp型半導
体の不純物濃度、C0は単位面積当たりゲート酸化膜5
の容量である。さらに、ゲート酸化膜5の中に電荷が存
在したり、ゲート電極6とシリコン基板1の間で仕事関
数に差が存在する場合には、その分だけ表面ポテンシャ
ルはずれることになる。このずれをフラットバンド電圧
(VFB)と呼び、上記式(3)は次式のように書き直さ
れる。
作について説明する。ここではnチャネルのMOSFE
Tの場合について説明する。理想的なMOS構造におい
て、反転閾値電圧(Vth)は、p型半導体のフェルミポ
テンシャル(φf )を用いて次式で表すことができる。 Vth=2φf +〔√2Kε0 qNA (2φf )〕/C0 …(3) ここで、Kは半導体の比誘電率であり、NA はp型半導
体の不純物濃度、C0は単位面積当たりゲート酸化膜5
の容量である。さらに、ゲート酸化膜5の中に電荷が存
在したり、ゲート電極6とシリコン基板1の間で仕事関
数に差が存在する場合には、その分だけ表面ポテンシャ
ルはずれることになる。このずれをフラットバンド電圧
(VFB)と呼び、上記式(3)は次式のように書き直さ
れる。
【0021】 Vth=2φf +|VFB|+〔√2Kε0 qNA (2φf )〕/C0 …(4) 第1実施例ではドレイン近傍では、ゲート酸化膜5の膜
厚が薄くなっていることから、ゲート酸化膜5の容量は
それに反比例して増加する。ゲート酸化膜5の容量C0
は、上記式(4)から明らかなように、反転閾値電圧の
関数の1つであるから、これを変えることにより閾値電
圧をシフトさせることが可能である。
厚が薄くなっていることから、ゲート酸化膜5の容量は
それに反比例して増加する。ゲート酸化膜5の容量C0
は、上記式(4)から明らかなように、反転閾値電圧の
関数の1つであるから、これを変えることにより閾値電
圧をシフトさせることが可能である。
【0022】図3は第1実施例におけるゲート電極のチ
ャネル領域およびドレイン近傍におけるMOS構造のバ
ンド図である。この図では、ゲート電圧VG =0Vの場
合を示している。チャネル領域のゲート電極の材質6の
仕事関数がシリコン基板1の仕事関数に比べて小さい場
合、図3(a)に示すように、シリコン基板1表面は空
乏化する。これに対し、ドレイン近傍ではゲート酸化膜
5の膜厚が薄いために、それに対応するだけの高い電圧
が印加されていることになるので、図3(b)に示すよ
うに、シリコン基板表面は、より強く空乏化することに
なる。
ャネル領域およびドレイン近傍におけるMOS構造のバ
ンド図である。この図では、ゲート電圧VG =0Vの場
合を示している。チャネル領域のゲート電極の材質6の
仕事関数がシリコン基板1の仕事関数に比べて小さい場
合、図3(a)に示すように、シリコン基板1表面は空
乏化する。これに対し、ドレイン近傍ではゲート酸化膜
5の膜厚が薄いために、それに対応するだけの高い電圧
が印加されていることになるので、図3(b)に示すよ
うに、シリコン基板表面は、より強く空乏化することに
なる。
【0023】今、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍でのゲート酸化膜5の容量は、チャネル領域
の容量の倍になる。通常のMOSFETにおいて、上記
式(4)の第3項は1V程度であるから、ドレイン近傍
では第3項は0.5V程度となり、反転閾値はそれに対
応するだけ負方向にシフトすることになる。換言する
と、ドレイン近傍ではチャネル領域に比べてゲート酸化
膜5の膜厚が薄くなっていることにより、高いゲート電
圧が加えられていることと等価な状況になっている。
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍でのゲート酸化膜5の容量は、チャネル領域
の容量の倍になる。通常のMOSFETにおいて、上記
式(4)の第3項は1V程度であるから、ドレイン近傍
では第3項は0.5V程度となり、反転閾値はそれに対
応するだけ負方向にシフトすることになる。換言する
と、ドレイン近傍ではチャネル領域に比べてゲート酸化
膜5の膜厚が薄くなっていることにより、高いゲート電
圧が加えられていることと等価な状況になっている。
【0024】図4は、ゲート酸化膜厚(TOX)が10n
m、トランジスタの実効長(Leff)が0.9μm、幅
10mmのnチャネルMOSFETのドレイン電圧(V
D )5.5Vの際のドレイン電流(ID )(○印)及び
基板電流(IBB)(●印)のゲート電圧(VG )依存性
を示す図である。この図に示されるように、ドレイン電
流(ID )はゲート電圧の上昇と共に増加するが、基板
電流(IBB)はVG =1/2VD 付近をピークにその
後、減少していくことが分かる。ホットキャリアの発生
は、ドレイン電流(ID )に依存し、基板電流(IBB)
はホットキャリアの発生量に比例するものであることか
ら、基板電流(IBB)をドレイン電流(ID )で割るこ
とにより、ホットキャリアの発生確率が得られる。
m、トランジスタの実効長(Leff)が0.9μm、幅
10mmのnチャネルMOSFETのドレイン電圧(V
D )5.5Vの際のドレイン電流(ID )(○印)及び
基板電流(IBB)(●印)のゲート電圧(VG )依存性
を示す図である。この図に示されるように、ドレイン電
流(ID )はゲート電圧の上昇と共に増加するが、基板
電流(IBB)はVG =1/2VD 付近をピークにその
後、減少していくことが分かる。ホットキャリアの発生
は、ドレイン電流(ID )に依存し、基板電流(IBB)
はホットキャリアの発生量に比例するものであることか
ら、基板電流(IBB)をドレイン電流(ID )で割るこ
とにより、ホットキャリアの発生確率が得られる。
【0025】図5はホットキャリアの発生確率とゲート
電圧依存性を示す図である。この図から明らかなよう
に、ホットキャリアはゲート電圧が低い程、発生確率が
高く、ゲート電圧の上昇に伴って指数関数的にその発生
確率が減少することが分かる。第1実施例のMOSFE
Tの構造では、シリコン基板の酸化速度の面方位依存性
を利用することにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜5
の膜厚を、チャネル領域のそれよりも、精度良く薄く形
成することができる。これにより、ドレイン近傍にはチ
ャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されるのと等価
な状況を達成することができるため、ホットキャリアの
発生確率は図5に点線で示すように、左側にシフトす
る。ホットキャリアの発生量は、これにドレイン電流を
掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影響す
るので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変
化しない。
電圧依存性を示す図である。この図から明らかなよう
に、ホットキャリアはゲート電圧が低い程、発生確率が
高く、ゲート電圧の上昇に伴って指数関数的にその発生
確率が減少することが分かる。第1実施例のMOSFE
Tの構造では、シリコン基板の酸化速度の面方位依存性
を利用することにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜5
の膜厚を、チャネル領域のそれよりも、精度良く薄く形
成することができる。これにより、ドレイン近傍にはチ
ャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されるのと等価
な状況を達成することができるため、ホットキャリアの
発生確率は図5に点線で示すように、左側にシフトす
る。ホットキャリアの発生量は、これにドレイン電流を
掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影響す
るので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変
化しない。
【0026】今、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して0.5V程度高くなっている状況となり、ホ
ットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減でき
ることが分かる。同時にドレイン近傍では、ゲート酸化
膜5の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減することが
でき、両方の効果を併せるとホットキャリアによる劣化
は約1/3に低減することができる。
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して0.5V程度高くなっている状況となり、ホ
ットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減でき
ることが分かる。同時にドレイン近傍では、ゲート酸化
膜5の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減することが
でき、両方の効果を併せるとホットキャリアによる劣化
は約1/3に低減することができる。
【0027】次に、本発明の第1実施例のMOSFET
の製造方法について説明する。図6は本発明の第1実施
例を示すMOSFETの製造工程断面図である。 (1)まず、図6(a)に示すように、シリコン基板1
の表面に犠牲膜10を形成した後、ホトリソおよびエッ
チング技術により、段差部を形成する。この段差部の底
部が、例えば、シリコン(001)面であれば、側壁部
は(011)面となるように作製する。
の製造方法について説明する。図6は本発明の第1実施
例を示すMOSFETの製造工程断面図である。 (1)まず、図6(a)に示すように、シリコン基板1
の表面に犠牲膜10を形成した後、ホトリソおよびエッ
チング技術により、段差部を形成する。この段差部の底
部が、例えば、シリコン(001)面であれば、側壁部
は(011)面となるように作製する。
【0028】(2)次に、図6(b)に示すように、ゲ
ート酸化膜5(例えば、0.2μm以下レベルの極微細
なMOSFETを作製するために、ゲートを0.2μm
とすると、ゲート酸化膜の膜厚は8nm、ドレイン領域
でのそれは4nm程度にする)を900℃程度の熱酸化
工程により形成した後、ゲート電極6をスパッタ等の技
術により堆積する。その後、ゲート電極6と犠牲膜10
のエッチングレートの違いを利用し、ゲート電極6(ゲ
ート電極のサイズは、ここでは、段差部の高さから段差
上側の接合深さを引くことで決まり、例えば、その値を
0.2μmとなるようにする)を段差部にサイドウォー
ル状に形成する。
ート酸化膜5(例えば、0.2μm以下レベルの極微細
なMOSFETを作製するために、ゲートを0.2μm
とすると、ゲート酸化膜の膜厚は8nm、ドレイン領域
でのそれは4nm程度にする)を900℃程度の熱酸化
工程により形成した後、ゲート電極6をスパッタ等の技
術により堆積する。その後、ゲート電極6と犠牲膜10
のエッチングレートの違いを利用し、ゲート電極6(ゲ
ート電極のサイズは、ここでは、段差部の高さから段差
上側の接合深さを引くことで決まり、例えば、その値を
0.2μmとなるようにする)を段差部にサイドウォー
ル状に形成する。
【0029】(3)次に、犠牲膜10を剥離した後、図
6(c)に示すように、低濃度不純物層4をイオン注入
することにより形成する。 (4)その後、図6(d)に示すように、段差部にサイ
ドウォール8を形成した後、これを利用して高濃度不純
物層2,3を形成する。 これにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚を精
度良く薄く形成することができ、チャネル領域に比べ、
閾値電圧が低い状態になり、第1実施例の構造を有する
MOSFETを形成することが可能である。
6(c)に示すように、低濃度不純物層4をイオン注入
することにより形成する。 (4)その後、図6(d)に示すように、段差部にサイ
ドウォール8を形成した後、これを利用して高濃度不純
物層2,3を形成する。 これにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚を精
度良く薄く形成することができ、チャネル領域に比べ、
閾値電圧が低い状態になり、第1実施例の構造を有する
MOSFETを形成することが可能である。
【0030】このように、第1実施例によれば、従来の
MOSFETの製造方法からマスク1枚で、第1実施例
の構造を有するMOSFETの形成が可能となる。この
ようにして形成されたMOSFETの構造では、シリコ
ン基板の酸化速度の面方位依存性を利用することによ
り、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜厚を、チャネル領
域のゲート酸化膜の膜厚よりも、精度良く薄く形成する
ことができる。
MOSFETの製造方法からマスク1枚で、第1実施例
の構造を有するMOSFETの形成が可能となる。この
ようにして形成されたMOSFETの構造では、シリコ
ン基板の酸化速度の面方位依存性を利用することによ
り、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜厚を、チャネル領
域のゲート酸化膜の膜厚よりも、精度良く薄く形成する
ことができる。
【0031】これにより、ドレイン近傍にはチャネル領
域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な状
況を達成することができるため、ホットキャリアの発生
確率は、図5に点線で示すように左側にシフトする。ホ
ットキャリアの発生量は、発生確率×ドレイン電流に比
例するが、これはチャネル領域が支配的に影響するの
で、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変化し
ない。
域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な状
況を達成することができるため、ホットキャリアの発生
確率は、図5に点線で示すように左側にシフトする。ホ
ットキャリアの発生量は、発生確率×ドレイン電流に比
例するが、これはチャネル領域が支配的に影響するの
で、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変化し
ない。
【0032】今、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜厚
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2低減することがで
き、両方の効果を併せるとホットキャリアによる劣化は
約1/3に低減することができる。
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2低減することがで
き、両方の効果を併せるとホットキャリアによる劣化は
約1/3に低減することができる。
【0033】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図7は本発明の第2実施例を示すMOSFETの断
面図である。この図に示すように、この実施例では、シ
リコン基板に溝部を形成し、この溝部にMOSFETを
形成する。この時、溝部の側壁bおよび底部aに現れる
シリコン基板の面方位を異なるものに選択する。シリコ
ン基板の酸化速度の面方位依存性を利用し、ドレイン近
傍のゲート酸化膜5の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚
Tchに対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲー
ト酸化膜5が薄くなる領域は、ドレイン接合とゲート電
極6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度
で良い。
る。図7は本発明の第2実施例を示すMOSFETの断
面図である。この図に示すように、この実施例では、シ
リコン基板に溝部を形成し、この溝部にMOSFETを
形成する。この時、溝部の側壁bおよび底部aに現れる
シリコン基板の面方位を異なるものに選択する。シリコ
ン基板の酸化速度の面方位依存性を利用し、ドレイン近
傍のゲート酸化膜5の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚
Tchに対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲー
ト酸化膜5が薄くなる領域は、ドレイン接合とゲート電
極6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度
で良い。
【0034】ドレイン近傍でのゲート酸化膜5の膜厚は
チャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規定
するものではないが、効果の大きさから1/2程度にす
ることが望ましい。これにより、ゲート酸化膜5の容量
が増加することで、ドレイン近傍における反転閾値電圧
が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、負方向にシ
フトするようなMOSFETの構造となる。
チャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規定
するものではないが、効果の大きさから1/2程度にす
ることが望ましい。これにより、ゲート酸化膜5の容量
が増加することで、ドレイン近傍における反転閾値電圧
が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、負方向にシ
フトするようなMOSFETの構造となる。
【0035】第2実施例のMOSFETの構造では、シ
リコン基板1の酸化速度の面方位依存性を利用すること
により、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚を、チャ
ネル領域のゲート酸化膜5の膜厚よりも、精度良く薄く
形成することができる。これにより、ドレイン近傍には
チャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているの
と等価な状況を達成することができるため、ホットキャ
リアの発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフ
トする。ホットキャリアの発生量は、これにドレイン電
流を掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影
響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとん
ど変化しない。
リコン基板1の酸化速度の面方位依存性を利用すること
により、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚を、チャ
ネル領域のゲート酸化膜5の膜厚よりも、精度良く薄く
形成することができる。これにより、ドレイン近傍には
チャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているの
と等価な状況を達成することができるため、ホットキャ
リアの発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフ
トする。ホットキャリアの発生量は、これにドレイン電
流を掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影
響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとん
ど変化しない。
【0036】今、ドレイン近傍のゲート酸化膜5の膜厚
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧は、チャネル部のゲート
電圧に対して0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜5の容量が膜厚に反比例して増加するのであるか
ら、ホットキャリアの寄与は低減することができ、膜厚
が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減
することができ、両方の効果を併せるとホットキャリア
による劣化は約1/3に低減することができる。
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧は、チャネル部のゲート
電圧に対して0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜5の容量が膜厚に反比例して増加するのであるか
ら、ホットキャリアの寄与は低減することができ、膜厚
が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減
することができ、両方の効果を併せるとホットキャリア
による劣化は約1/3に低減することができる。
【0037】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。次
に、本発明の第2実施例のMOSFETの製造方法につ
いて説明する。図8は本発明の第2実施例を示すMOS
FETの製造工程断面図である。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。次
に、本発明の第2実施例のMOSFETの製造方法につ
いて説明する。図8は本発明の第2実施例を示すMOS
FETの製造工程断面図である。
【0038】まず、図8(a)に示すように、シリコン
基板1上にイオン注入により低濃度不純物層4および高
濃度不純物層2,3を形成する。次に、図8(b)に示
すように、シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成し
た後、ホトリソ・エッチングにより溝部を形成する。こ
の時、溝部の底部が、例えば、シリコン(011)面で
あれば、側壁部は(001)面となるように作製する。
基板1上にイオン注入により低濃度不純物層4および高
濃度不純物層2,3を形成する。次に、図8(b)に示
すように、シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成し
た後、ホトリソ・エッチングにより溝部を形成する。こ
の時、溝部の底部が、例えば、シリコン(011)面で
あれば、側壁部は(001)面となるように作製する。
【0039】その後、図8(c)に示すように、ゲート
酸化膜5(ここでも、例えば、0.2μm以下レベルの
極微細なMOSFETを作製するために、ゲートを0.
2μmとすると、ゲート酸化膜の膜厚は8nm、ドレイ
ン領域でのそれは4nm程度にする)を900℃程度の
熱酸化工程で形成した後、ゲート電極6をスパッタ等の
技術により堆積する。その後、CMP(chemica
l mechanical polishing:化学
・機械的研磨)技術を用いて、溝部以外のゲート電極6
を削り取る。この時、犠牲膜10にエッチングストップ
のモニターとして用いることができる材質(例えば、シ
リコン窒化膜)を利用することにより、図8(d)に示
すように、精度良く溝部埋め込み型のゲート電極6を形
成することができる。
酸化膜5(ここでも、例えば、0.2μm以下レベルの
極微細なMOSFETを作製するために、ゲートを0.
2μmとすると、ゲート酸化膜の膜厚は8nm、ドレイ
ン領域でのそれは4nm程度にする)を900℃程度の
熱酸化工程で形成した後、ゲート電極6をスパッタ等の
技術により堆積する。その後、CMP(chemica
l mechanical polishing:化学
・機械的研磨)技術を用いて、溝部以外のゲート電極6
を削り取る。この時、犠牲膜10にエッチングストップ
のモニターとして用いることができる材質(例えば、シ
リコン窒化膜)を利用することにより、図8(d)に示
すように、精度良く溝部埋め込み型のゲート電極6を形
成することができる。
【0040】これにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜
5の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネル
領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第2実施例の
構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように、第2実施例によれば、従来のMOSF
ETの製造方法からマスク1枚で、第2実施例の構造を
有するMOSFETの形成が可能となる。
5の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネル
領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第2実施例の
構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように、第2実施例によれば、従来のMOSF
ETの製造方法からマスク1枚で、第2実施例の構造を
有するMOSFETの形成が可能となる。
【0041】このようにして形成されたMOSFETの
構造では、シリコン基板の酸化速度の面方位依存性を利
用することにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜
を、チャネル領域のそれよりも、精度良く薄く形成する
ことができる。これにより、ドレイン近傍にはチャネル
領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な
状況を達成することができるため、ホットキャリアの発
生確率は、図5に点線で示すように左側にシフトする。
ホットキャリアの発生量は、発生確率×ドレイン電流に
比例するが、これはチャネル領域が支配的に影響するの
で、ドレイン電流はゲート電圧に介してほとんど変化し
ない。
構造では、シリコン基板の酸化速度の面方位依存性を利
用することにより、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜
を、チャネル領域のそれよりも、精度良く薄く形成する
ことができる。これにより、ドレイン近傍にはチャネル
領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な
状況を達成することができるため、ホットキャリアの発
生確率は、図5に点線で示すように左側にシフトする。
ホットキャリアの発生量は、発生確率×ドレイン電流に
比例するが、これはチャネル領域が支配的に影響するの
で、ドレイン電流はゲート電圧に介してほとんど変化し
ない。
【0042】今、ドレイン近傍のゲート酸化膜の膜厚
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減することが
でき、両方の効果を併せると、ホットキャリアによる劣
化は、約1/3に低減することができる。
が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、ド
レイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電
圧に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、
ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減で
きることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート酸
化膜の容量が膜厚に反比例して増加するので、ホットキ
ャリアの寄与は低減することができる。膜厚が1/2な
らば、ホットキャリアの寄与は1/2に低減することが
でき、両方の効果を併せると、ホットキャリアによる劣
化は、約1/3に低減することができる。
【0043】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極を埋め込む構造であることから、段差
部を小さくすることができるという利点を有する。次
に、本発明の第3実施例について説明する。図9は本発
明の第3実施例を示すMOSFETの断面図である。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極を埋め込む構造であることから、段差
部を小さくすることができるという利点を有する。次
に、本発明の第3実施例について説明する。図9は本発
明の第3実施例を示すMOSFETの断面図である。
【0044】この図に示すように、シリコン基板1に溝
部を形成し、この溝部にMOSFETを形成する。この
時、溝部の側壁bおよび底部aに現れるシリコン基板1
の面方位は特に限定するものではないが、側壁と底部成
す角度θが直角に近くなるように形成する。これにゲー
ト絶縁膜41として、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパ
ッタ技術により形成する。スパッタ技術では、溝部の底
部に比較して溝部の側壁部の膜厚が薄く堆積されるた
め、ドレイン近傍のゲート絶縁膜41の膜厚TDを、チ
ャネル領域の膜厚Tchに対して薄くすることを特徴とす
る。
部を形成し、この溝部にMOSFETを形成する。この
時、溝部の側壁bおよび底部aに現れるシリコン基板1
の面方位は特に限定するものではないが、側壁と底部成
す角度θが直角に近くなるように形成する。これにゲー
ト絶縁膜41として、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパ
ッタ技術により形成する。スパッタ技術では、溝部の底
部に比較して溝部の側壁部の膜厚が薄く堆積されるた
め、ドレイン近傍のゲート絶縁膜41の膜厚TDを、チ
ャネル領域の膜厚Tchに対して薄くすることを特徴とす
る。
【0045】この時、ゲート絶縁膜41が薄くなる領域
は、ドレイン接合とゲート電極6が重なり合う領域より
も若干広めに形成される程度で良い。ドレイン近傍での
ゲート絶縁膜41の膜厚はチャネル領域に対して薄くな
るようであれば、特に規定するものではないが、効果の
大きさから1/2程度にすることが望ましい。これによ
り、ゲート絶縁膜41の容量が増加することにより、ド
レイン近傍における反転閾値電圧が、チャネル領域の反
転閾値電圧に比べて、負方向にシフトするようなMOS
FETの構造となる。
は、ドレイン接合とゲート電極6が重なり合う領域より
も若干広めに形成される程度で良い。ドレイン近傍での
ゲート絶縁膜41の膜厚はチャネル領域に対して薄くな
るようであれば、特に規定するものではないが、効果の
大きさから1/2程度にすることが望ましい。これによ
り、ゲート絶縁膜41の容量が増加することにより、ド
レイン近傍における反転閾値電圧が、チャネル領域の反
転閾値電圧に比べて、負方向にシフトするようなMOS
FETの構造となる。
【0046】この第3実施例のMOSFETの構造で
は、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術により形
成することで、ドレイン近傍のゲート絶縁膜41の膜
を、チャネル領域のゲート絶縁膜41よりも薄く形成す
ることができる。これにより、ドレイン近傍には、チャ
ネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等
価な状況を達成することができるため、ホットキャリア
の発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフトす
る。ホットキャリアの発生量はこれにドレイン電流を掛
ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影響する
ので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変化
しない。
は、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術により形
成することで、ドレイン近傍のゲート絶縁膜41の膜
を、チャネル領域のゲート絶縁膜41よりも薄く形成す
ることができる。これにより、ドレイン近傍には、チャ
ネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと等
価な状況を達成することができるため、ホットキャリア
の発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフトす
る。ホットキャリアの発生量はこれにドレイン電流を掛
ければよいが、これはチャネル領域が支配的に影響する
ので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほとんど変化
しない。
【0047】今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜41の膜
厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、
ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート
電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況とな
り、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低
減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲー
ト絶縁膜41の容量が膜厚に反比例して増加するのであ
るから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとすると、
ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート
電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況とな
り、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低
減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲー
ト絶縁膜41の容量が膜厚に反比例して増加するのであ
るから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
【0048】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから、段
差部を小さくすることができるという利点を有する。さ
らに、第2実施例と比較すると、ゲート絶縁膜41の誘
電率が大きいことから、極微細なMOSFETの作製が
可能となる。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから、段
差部を小さくすることができるという利点を有する。さ
らに、第2実施例と比較すると、ゲート絶縁膜41の誘
電率が大きいことから、極微細なMOSFETの作製が
可能となる。
【0049】次に、本発明の第3実施例のMOSFET
の製造方法について説明する。図10は本発明の第3実
施例を示すMOSFETの製造工程断面図である。ま
ず、図10(a)に示すように、シリコン基板1上にイ
オン注入により低濃度不純物層4および高濃度不純物層
2,3を形成する。次に、図10(b)に示すように、
シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成した後、ホト
リソおよびエッチング技術により溝部を形成する。この
時、方向性の高いエッチング法を用いて、溝部の底部と
側壁部のなす角度が直角に近くなるように作製する。
の製造方法について説明する。図10は本発明の第3実
施例を示すMOSFETの製造工程断面図である。ま
ず、図10(a)に示すように、シリコン基板1上にイ
オン注入により低濃度不純物層4および高濃度不純物層
2,3を形成する。次に、図10(b)に示すように、
シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成した後、ホト
リソおよびエッチング技術により溝部を形成する。この
時、方向性の高いエッチング法を用いて、溝部の底部と
側壁部のなす角度が直角に近くなるように作製する。
【0050】その後、図10(c)に示すように、Ta
2 O5 等の高誘電体膜をゲート絶縁膜41としてスパッ
タ技術により形成し、ゲート電極6をスパッタ技術によ
り堆積する。その後、CMP技術を用いて、溝部以外の
ゲート電極6を削り取る。この時、犠牲膜10にエッチ
ングストップのモニターとして用いることができる材質
(例えば、シリコン窒化膜)を利用することにより、図
10(d)に示すように、精度良く埋め込み型のゲート
電極6形成することができる。
2 O5 等の高誘電体膜をゲート絶縁膜41としてスパッ
タ技術により形成し、ゲート電極6をスパッタ技術によ
り堆積する。その後、CMP技術を用いて、溝部以外の
ゲート電極6を削り取る。この時、犠牲膜10にエッチ
ングストップのモニターとして用いることができる材質
(例えば、シリコン窒化膜)を利用することにより、図
10(d)に示すように、精度良く埋め込み型のゲート
電極6形成することができる。
【0051】これにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
41の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネ
ル領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第3実施例
の構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように第3実施例によれば、従来のMOSFE
Tの製造方法からマスク1枚で、第3実施例の構造を有
するMOSFETの形成が可能となる。
41の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネ
ル領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第3実施例
の構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように第3実施例によれば、従来のMOSFE
Tの製造方法からマスク1枚で、第3実施例の構造を有
するMOSFETの形成が可能となる。
【0052】このようにして形成されたMOSFETの
構造では、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術に
より形成することにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
の膜をチャネル領域のそれよりも、薄く形成することが
できる。なお、スパッタ技術により膜を形成した場合、
その膜種が絶縁膜か金属膜かによらず、側壁部に薄く形
成される。
構造では、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術に
より形成することにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
の膜をチャネル領域のそれよりも、薄く形成することが
できる。なお、スパッタ技術により膜を形成した場合、
その膜種が絶縁膜か金属膜かによらず、側壁部に薄く形
成される。
【0053】これにより、ドレイン近傍にはチャネル領
域よりも高いゲート電圧が加えられているのと等価な状
況が達成できるため、ホットキャリアの発生確率は、図
5に点線で示すように左側にシフトする。ホットキャリ
アの発生量は、発生確率×ドレイン電流に比例するが、
これにドレイン電流を掛ければよいが、これはチャネル
領域が支配的に影響するので、ドレイン電流はゲート電
圧に対してほとんど変化しない。
域よりも高いゲート電圧が加えられているのと等価な状
況が達成できるため、ホットキャリアの発生確率は、図
5に点線で示すように左側にシフトする。ホットキャリ
アの発生量は、発生確率×ドレイン電流に比例するが、
これにドレイン電流を掛ければよいが、これはチャネル
領域が支配的に影響するので、ドレイン電流はゲート電
圧に対してほとんど変化しない。
【0054】今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜の膜厚
が、チャネル領域に比べ1/2であったとすると、ドレ
イン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電圧
に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、ホ
ットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減でき
ることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート絶縁
膜41の容量が膜厚に反比例して増加するのであるか
ら、ホットキャリアの寄与は低減することができる。膜
厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/2に低
減することができ、両方の効果を併せると、ホットキャ
リアによる劣化は約1/3に低減することができる。
が、チャネル領域に比べ1/2であったとすると、ドレ
イン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲート電圧
に対して、0.5V程度高くなっている状況となり、ホ
ットキャリアの発生量は、図5から約2/3に低減でき
ることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲート絶縁
膜41の容量が膜厚に反比例して増加するのであるか
ら、ホットキャリアの寄与は低減することができる。膜
厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/2に低
減することができ、両方の効果を併せると、ホットキャ
リアによる劣化は約1/3に低減することができる。
【0055】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極を埋め込む構造であることから、段差
部を小さくできるという利点を有する。さらに、第2実
施例と比較すると、ゲート絶縁膜41の誘電率が大きい
ことから、極微細なMOSFETの作製が可能となる。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極を埋め込む構造であることから、段差
部を小さくできるという利点を有する。さらに、第2実
施例と比較すると、ゲート絶縁膜41の誘電率が大きい
ことから、極微細なMOSFETの作製が可能となる。
【0056】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図11は本発明の第4実施例を示すMOSFETの
断面図である。まず、この図に示すように、シリコン基
板1に溝部を形成し、この溝部にMOSFETを形成す
る。この時、溝部の側壁b及び底部aに現れるシリコン
基板1の面方位は特に規定するものではないが、側壁と
底部が成す角度θが直角に近くなるように作製する。
る。図11は本発明の第4実施例を示すMOSFETの
断面図である。まず、この図に示すように、シリコン基
板1に溝部を形成し、この溝部にMOSFETを形成す
る。この時、溝部の側壁b及び底部aに現れるシリコン
基板1の面方位は特に規定するものではないが、側壁と
底部が成す角度θが直角に近くなるように作製する。
【0057】溝部の側壁及び底部に薄いゲート酸化膜5
1を形成した後、Ta2 O5 等の高誘電体膜52をスパ
ッタ技術により堆積することで、図に示すように積層構
造を形成する。ここで、スパッタ技術では溝部の底部に
比較して膜厚が薄く堆積されるため、ドレイン近傍のゲ
ート絶縁膜50の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚T ch
に対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲート絶
縁膜50が薄くなる領域は、ドレイン接合とゲート電極
6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度で
良い。
1を形成した後、Ta2 O5 等の高誘電体膜52をスパ
ッタ技術により堆積することで、図に示すように積層構
造を形成する。ここで、スパッタ技術では溝部の底部に
比較して膜厚が薄く堆積されるため、ドレイン近傍のゲ
ート絶縁膜50の膜厚TD を、チャネル領域の膜厚T ch
に対して薄くすることを特徴とする。この時、ゲート絶
縁膜50が薄くなる領域は、ドレイン接合とゲート電極
6が重なり合う領域よりも若干広めに形成される程度で
良い。
【0058】ドレイン近傍でのゲート絶縁膜50の膜厚
はチャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規
定するものではないが、効果の大きさから1/2程度に
することが望ましい。また、シリコン基板表面の界面準
位を低減させるために、ゲート絶縁膜50は薄いシリコ
ン酸化膜51とTa2 O5 等の高誘電体膜52の堆積構
造にすることも可能である。これにより、ゲート絶縁膜
50の容量が増加することで、ドレイン近傍における反
転閾値電圧が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、
負方向にシフトするようなMOSFETの構造である。
はチャネル領域に対して薄くなるようであれば、特に規
定するものではないが、効果の大きさから1/2程度に
することが望ましい。また、シリコン基板表面の界面準
位を低減させるために、ゲート絶縁膜50は薄いシリコ
ン酸化膜51とTa2 O5 等の高誘電体膜52の堆積構
造にすることも可能である。これにより、ゲート絶縁膜
50の容量が増加することで、ドレイン近傍における反
転閾値電圧が、チャネル領域の反転閾値電圧に比べて、
負方向にシフトするようなMOSFETの構造である。
【0059】第4実施例のMOSFETの構造では、T
a2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術により形成する
ことにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜50の膜厚を
チャネル領域のゲート絶縁膜50のそれよりも、薄く形
成することができる。これにより、ドレイン近傍にはチ
ャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと
等価な状況を達成することができるため、ホットキャリ
アの発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフト
する。
a2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術により形成する
ことにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜50の膜厚を
チャネル領域のゲート絶縁膜50のそれよりも、薄く形
成することができる。これにより、ドレイン近傍にはチ
ャネル領域よりも高いゲート電圧が印加されているのと
等価な状況を達成することができるため、ホットキャリ
アの発生確率は、図5に点線で示すように左側にシフト
する。
【0060】ホットキャリアの発生量はこれにドレイン
電流を掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に
影響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほと
んど変化しない。今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜50
の膜厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとする
と、ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲ
ート電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況と
なり、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に
低減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲ
ート絶縁膜50の容量が膜厚に反比例して増加するので
あるから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
電流を掛ければよいが、これはチャネル領域が支配的に
影響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほと
んど変化しない。今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜50
の膜厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとする
と、ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲ
ート電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況と
なり、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に
低減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲ
ート絶縁膜50の容量が膜厚に反比例して増加するので
あるから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
【0061】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。さら
に、第2及び第3実施例と比較すると、ゲート酸化膜5
1と高誘電体膜52の積層構造を用いていることから、
誘電率が大きく、界面準位の少ない、極微細なMOSF
ETの作製が可能となる。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。さら
に、第2及び第3実施例と比較すると、ゲート酸化膜5
1と高誘電体膜52の積層構造を用いていることから、
誘電率が大きく、界面準位の少ない、極微細なMOSF
ETの作製が可能となる。
【0062】次に、本発明の第4実施例を示すMOSF
ETの製造方法について説明する。図12は本発明の第
4実施例を示すMOSFETの製造工程断面図である。
まず、図12(a)に示すように、シリコン基板1上に
イオン注入により低濃度不純物層4および高濃度不純物
層2,3を形成する。次に、図12(b)に示すよう
に、シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成した後、
ホトリソ及びエッチング技術により溝部を形成する。こ
の時、溝部の側壁部と底部のなす角度が直角になるよう
に作製する。その後、例えば、RTO(rapid t
hermal oxidation)等の技術により、
溝部の底部及び側壁部に薄いゲート酸化膜51を形成す
る。
ETの製造方法について説明する。図12は本発明の第
4実施例を示すMOSFETの製造工程断面図である。
まず、図12(a)に示すように、シリコン基板1上に
イオン注入により低濃度不純物層4および高濃度不純物
層2,3を形成する。次に、図12(b)に示すよう
に、シリコン基板1の表面に犠牲膜10を形成した後、
ホトリソ及びエッチング技術により溝部を形成する。こ
の時、溝部の側壁部と底部のなす角度が直角になるよう
に作製する。その後、例えば、RTO(rapid t
hermal oxidation)等の技術により、
溝部の底部及び側壁部に薄いゲート酸化膜51を形成す
る。
【0063】その後、図12(c)に示すように、Ta
2 O5 等の高誘電体膜52をゲート絶縁膜50としてス
パッタ技術により形成し、ゲート電極6をスパッタ技術
により堆積する。その後、CMP技術を用いて、溝部以
外のゲート電極6を削り取る。この時、犠牲膜10にエ
ッチングストップのモニターとして用いることができる
材質を利用することにより、図12(d)に示すよう
に、精度良く溝部埋め込み型のゲート電極6を形成する
ことができる。
2 O5 等の高誘電体膜52をゲート絶縁膜50としてス
パッタ技術により形成し、ゲート電極6をスパッタ技術
により堆積する。その後、CMP技術を用いて、溝部以
外のゲート電極6を削り取る。この時、犠牲膜10にエ
ッチングストップのモニターとして用いることができる
材質を利用することにより、図12(d)に示すよう
に、精度良く溝部埋め込み型のゲート電極6を形成する
ことができる。
【0064】これよにり、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
50の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネ
ル領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第4実施例
の構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように、第4実施例によれば、従来のMOSF
ETの製造方法から、マスク1枚で第4実施例の構造を
有するMOSFETの形成が可能となる。
50の膜厚を精度良く薄く形成することができ、チャネ
ル領域に比べ、閾値電圧が低い状態になり、第4実施例
の構造を有するMOSFETを形成することが可能であ
る。このように、第4実施例によれば、従来のMOSF
ETの製造方法から、マスク1枚で第4実施例の構造を
有するMOSFETの形成が可能となる。
【0065】このようにして形成されたMOSFETの
構造では、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術に
より形成することにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
の膜厚を、チャネル領域のそれよりも薄く形成すること
ができる。これにより、ドレイン近傍にはチャネル領域
よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な状況
が達成できるため、ホットキャリアの発生確率は図5に
点線で示すように、左側にシフトする。
構造では、Ta2 O5 等の高誘電体膜をスパッタ技術に
より形成することにより、ドレイン近傍のゲート絶縁膜
の膜厚を、チャネル領域のそれよりも薄く形成すること
ができる。これにより、ドレイン近傍にはチャネル領域
よりも高いゲート電圧が印加されているのと等価な状況
が達成できるため、ホットキャリアの発生確率は図5に
点線で示すように、左側にシフトする。
【0066】ホットキャリアの発生量は、発生確率×ド
レイン電流に比例するが、これはチャネル領域が支配的
に影響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほ
とんど変化しない。今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜の
膜厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとする
と、ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲ
ート電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況と
なり、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に
低減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲ
ート絶縁膜50の容量が膜厚に反比例して増加するので
あるから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
レイン電流に比例するが、これはチャネル領域が支配的
に影響するので、ドレイン電流はゲート電圧に対してほ
とんど変化しない。今、ドレイン近傍のゲート絶縁膜の
膜厚が、チャネル領域に比べて1/2であったとする
と、ドレイン近傍におけるゲート電圧はチャネル部のゲ
ート電圧に対して、0.5V程度高くなっている状況と
なり、ホットキャリアの発生量は、図5から約2/3に
低減できることが分かる。同時に、ドレイン近傍ではゲ
ート絶縁膜50の容量が膜厚に反比例して増加するので
あるから、ホットキャリアの寄与は低減することができ
る。膜厚が1/2ならば、ホットキャリアの寄与は1/
2に低減することができ、両方の効果を併せると、ホッ
トキャリアによる劣化は約1/3に低減することができ
る。
【0067】また、第1実施例と比較すると、MOSF
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。さら
に、第2及び第3実施例と比較すると、ゲート酸化膜と
ゲート絶縁膜の積層構造を用いていることから、誘電率
が大きく、界面準位の少ない、極微細なMOSFETの
作製が可能となる。
ETの形状が左右対称であることから、設計の自由度が
高く、ゲート電極6を埋め込む構造であることから段差
部を小さくすることができるという利点を有する。さら
に、第2及び第3実施例と比較すると、ゲート酸化膜と
ゲート絶縁膜の積層構造を用いていることから、誘電率
が大きく、界面準位の少ない、極微細なMOSFETの
作製が可能となる。
【0068】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0069】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)請求項1又は5記載の発明によれば、ホットキャ
リアによるトランジスタ特性の劣化を抑え、トランジス
タの信頼性を向上させることができる。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)請求項1又は5記載の発明によれば、ホットキャ
リアによるトランジスタ特性の劣化を抑え、トランジス
タの信頼性を向上させることができる。
【0070】(B)請求項2又は6記載の発明によれ
ば、特に、MOSFETの形状が左右対称であることか
ら、設計の自由度が高く、ゲート電極を埋め込む構造で
あることから、溝部を小さくすることができるという利
点を有する。 (C)請求項3、7又は8記載の発明によれば、特に、
ゲート絶縁膜の誘電率が大きいことから、極微細なMO
SFETの作製が可能となる。
ば、特に、MOSFETの形状が左右対称であることか
ら、設計の自由度が高く、ゲート電極を埋め込む構造で
あることから、溝部を小さくすることができるという利
点を有する。 (C)請求項3、7又は8記載の発明によれば、特に、
ゲート絶縁膜の誘電率が大きいことから、極微細なMO
SFETの作製が可能となる。
【0071】(D)請求項4又は8記載の発明によれ
ば、特に、ゲート酸化膜とゲート絶縁膜の積層構造を用
いていることから、誘電率が大きく、界面準位の少な
い、極微細なMOSFETの作製が可能となる。
ば、特に、ゲート酸化膜とゲート絶縁膜の積層構造を用
いていることから、誘電率が大きく、界面準位の少な
い、極微細なMOSFETの作製が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例を示すMOSFETの断面
図である。
図である。
【図2】酸化速度の面方位依存性を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるゲート電極のチャ
ネル領域およびドレイン近傍におけるMOS構造のバン
ド図である。
ネル領域およびドレイン近傍におけるMOS構造のバン
ド図である。
【図4】本発明の第1実施例のドレイン電流と基板電流
のゲート電圧依存性を示す図である。
のゲート電圧依存性を示す図である。
【図5】ホットキャリアの発生確率とゲート電圧依存性
を示す図である。
を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すMOSFETの製造
工程断面図である。
工程断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すMOSFETの断面
図である。
図である。
【図8】本発明の第2実施例を示すMOSFETの製造
工程断面図である。
工程断面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示すMISFETの断面
図である。
図である。
【図10】本発明の第3実施例を示すMISFETの製
造工程断面図である。
造工程断面図である。
【図11】本発明の第4実施例を示すMISFETの断
面図である。
面図である。
【図12】本発明の第4実施例を示すMISFETの製
造工程断面図である。
造工程断面図である。
【図13】従来のMOSFETのホットキャリア劣化の
概念図である。
概念図である。
【図14】ホットキャリアによるnチャネルトランジス
タ特性の劣化の様子を示す図である。
タ特性の劣化の様子を示す図である。
1 シリコン基板 2 ドレイン(高濃度不純物層) 2A ドレイン接合 3 ソース(高濃度不純物層) 4 低濃度不純物層(LDD) 5 ゲート酸化膜 6 ゲート電極 8 サイドウォール 10 犠牲膜 41 ゲート絶縁膜 50 ゲート絶縁膜(薄い酸化膜+高誘電体膜) 51 薄いシリコン酸化膜 52 高誘電体膜(Ta2 O5 )
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された段差部と、該
段差部に形成されたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上
に形成されたゲート電極とを有する電界効果トランジス
タにおいて、 前記ゲート絶縁膜のドレイン近傍の膜厚は該ゲート絶縁
膜のチャネル領域の膜厚よりも薄く形成されていること
を特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】 半導体基板上に形成された溝部と、該溝
部内面に形成されたゲート絶縁膜と、前記溝部内に形成
されたゲート電極とを有する電界効果トランジスタにお
いて、 前記ゲート絶縁膜のドレイン近傍の膜厚は該ゲート絶縁
膜のチャネル領域の膜厚よりも薄く形成されていること
を特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】 請求項2記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記ゲート絶縁膜は高誘電体膜であることを特
徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】 半導体基板上に形成された溝部と、該溝
部内面に形成されたゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜上
に形成されたゲート絶縁膜と、前記溝部内に形成された
ゲート電極とを有する電界効果トランジスタにおいて、 前記ゲート絶縁膜のドレイン近傍の膜厚は該ゲート絶縁
膜のチャネル領域の膜厚よりも薄く形成されていること
を特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項5】(a)半導体基板上に段差部を形成する工
程と、(b)酸化速度の面方位依存性を利用し、前記段
差部の底部のゲート酸化膜の膜厚と前記段差部の側壁部
の膜厚とが異なるようにゲート酸化膜を形成する工程
と、(c)前記ゲート酸化膜上にゲート電極を形成する
工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタ
の製造方法。 - 【請求項6】(a)半導体基板表面に溝部を形成する工
程と、(b)酸化速度の面方位依存性を利用し、前記溝
部内面に前記溝部の側壁部のゲート酸化膜の膜厚が前記
溝部の底部の膜厚よりも薄くなるようにゲート酸化膜を
形成する工程と、(c)前記溝部内にゲート電極を形成
する工程とを有することを特徴とする電界効果トランジ
スタの製造方法。 - 【請求項7】(a)半導体基板表面に溝部を形成する工
程と、(b)前記溝部内面にスパッタ法により、高誘電
体膜からなるゲート絶縁膜を形成する工程と、(c)前
記溝部内にゲート電極を形成する工程とを有することを
特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項8】(a)半導体基板表面に溝部を形成する工
程と、(b)前記溝部内面にゲート酸化膜を形成する工
程と、(c)前記ゲート酸化膜上にスパッタ法により、
高誘電体膜からなるゲート絶縁膜を形成する工程と、
(d)前記溝部内にゲート電極を形成する工程とを有す
ることを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP9229533A JPH1168104A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP9229533A JPH1168104A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
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| JPH1168104A true JPH1168104A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16893668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9229533A Withdrawn JPH1168104A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US6075270A (ja) |
| JP (1) | JPH1168104A (ja) |
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